JP4908212B2 - ブロードキャスト/マルチキャストサービスのためのヘッダー圧縮強化 - Google Patents

ブロードキャスト/マルチキャストサービスのためのヘッダー圧縮強化 Download PDF

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Description

本発明は、概して無線通信に関し、特に、ブロードキャスト及びマルチキャスト サービスにおけるヘッダー圧縮に関する。
ブロードキャスト(broadcast)、又はマルチキャスト(multicast) サービスは、送信機から多重受信機またはマルチユーザーに情報を伝送するように使用される通信システムを言う。ブロードキャスト又は一対多方向 (point-to-multipoint)通信システムの例は、中央ディスパッチャ(central dispatcher)が信号を1以上の車両にブロードキャストする、警察、トラック運送会社、タクシー会社によって使用されるようなディスパッチシステム(dispatch system)、を含む。信号は、特定の車両を対象としているかもしれないし、同時に全ての車両を対象としているかもしれない。
モバイル無線ネットワークが、例えば携帯電話ネットワークなどのようにありきたりのものになって来るにつれ、顧客は、無線通信リンク上でインターネットプロトコル(IP)を使用する、ビデオ、及びマルチメディアのブロードキャストを受信することを願望し始めてきている。例えば、顧客は、自分の携帯電話又は他の携帯無線通信装置でテレビ放送のようなストリーミング(streaming)ビデオを受信できることを望んでいる。顧客が自分の無線通信装置で受信したいと望む他の例のタイプのデータは、マルチメディアブロードキャストインターネットアクセスを含む。
典型的な無線通信チャンネルは、限定帯域幅を有し、深刻なエラーレート(error ratre)を経験するかもしれない。ブロードキャスト及びマルチキャストサービス(broadcast and multicast services)(BCMCS)によるメッセージ伝送のための種々の技術が開発されてきている。概して、これらの技術は、メッセージデータを、パケット内のデータについての情報を含むヘッダー(header)を持ったパケット(packet)にフォーマットすること(formatting)を含む。BCMCS通信において、コンテンツプロバイダ、又はコンテンツサーバーは、多重受信機又はマルチユーザーにブロードキャストされるデータストリーム(data stream)を発生する。データストリームは、ヘッダーを含むデータパケットに変換され、そのあと多重通信装置に同時にブロードキャストされるBCMCSデータストリームを備える。限定帯域幅のような無線リソース不足に起因し、パケットデータヘッダーは、ブロードキャストされる前に普通は圧縮される(compressed)。
ヘッダー圧縮(Header compression)は、種々様々なパケットのヘッダーの中で搬送される情報のために必要な帯域幅使用を最小化する技術を言い;パケットの例はRIP/UDP/IP及びTCP/IPパケットを含む。ヘッダー圧縮は、所定パケットストリーム内の連続するパケット間に存在する冗長度(redundancy)を利用する。パケットヘッダーを圧縮するために、圧縮器(compressor)は、無線ネットワークインフラストラクチャ内、例えばパケットデータサービングノード(Packet Data Serving Node)(PDSN)の中、に常駐してもよい。圧縮器は、コンテンツサーバーから着信BCMCSデータストリームを受け取り、該BCMCSデータストリームを圧縮し、そのあと該データストリームを圧縮されたヘッダーと共に無線ネットワークに転送する。圧縮されたパケットがそのあと、指定された無線通信装置に無線リンクブロードキャストチャンネル上で伝送される。受信する無線通信装置は、圧縮されたパケットを入力として受け取り、元のデータストリームを再現するため解凍されたパケット(uncompressed packets)を再生する、解凍器(decompressor)を含む。
ほとんどのヘッダー圧縮方式は、圧縮器と解凍器の両方で状態情報(コンテクスト)(state information (context))を維持することにより連続パケット間の冗長度を利用する。静的コンテクスト情報(static context information)は最初のみ送られ、一方、動的コンテクスト(dynamic context)は、コンテクスト情報を完全なものにするため動的コンテクストアップデートヘッダー(dynamic contexts update header)の中で解凍された値として、又は、有効な符号化アルゴリズムを使用して普通は符号化されたパケットからパケットへの差として、の何れかで送られる。解凍器が解凍されたパケットを正しく再生するように、解凍器中のコンテクストは、圧縮期間中に圧縮器によって使用されるコンテクストと同期をとられる必要がある。解凍器と圧縮器との間のコンテクストの同期を維持するために開発されてきている技術は、INTERNET ENGINEERING TASK FORCE の the ROHC Working Groupによって開発されたThe Robust Header Compression(ROHC)技術[例えば、インターネットURL www. ietf.org/rfc/rfc3095. txt ?number=3095 での標準規格及び草案を参照]を含み、ここに全体として組み込まれている。ROHCプロトコルは、BCMCSのように、ブロードキャストサービスのためのヘッダー圧縮を改良しているが、無線通信チャンネルの限定された帯域幅のために、ヘッダー圧縮における更なる改良が望まれている。
従って、本技術分野においては、無線通信システムにおけるブロードキャスト及びマルチキャスト サービスのためのヘッダー圧縮技術を改善する必要がある。
[要約]
ここで開示される実施例は、無線通信システムにおいてブロードキャストし、移動局の解凍器で使用のためのコンテクストを初期化することにより、上記説明の必要性に応えるものである。前記初期化の状態に続き、ブロードキャスティング(broadcasting)は、圧縮器が前記解凍器の静的及び動的パラメータを前記ブロードキャストの動作終了までアップデートする状態の中で、前記圧縮器をその後に動作させることを伴う。例えば、前記圧縮器は、前記圧縮器が前記コンテクストの動的及び静的なパラメータを含むデータパケットを送る第一命令状態、又は、前記圧縮器が前記コンテクストの動的パラメータを含むデータパケットを送る第二命令状態、で動作出来る。前記圧縮器は、そのとき、前記初期化の状態に戻ることなく、前記第一命令と前記第二命令との間を変わることができる。
本発明の一面は、前記圧縮器による動作状態間の遷移は周期的間隔で発生する。他の面は、通信チャンネル特性の変化に応じる、リクエストに応じる、又は所定回数のデータ伝送に続く、圧縮器動作状態間の遷移を含む。
別の面は、前記圧縮器は、周期的間隔で、前記第一状態と前記第二状態との間で交互に行う。他の面は、通信チャンネル特性の変化に応じて、リクエストに応じて、又は所定回数のデータ伝送に続いて、前記第一状態と前記第二状態との間で交互に行う前記圧縮器を含む。
更に別の面では、動的及び静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定(establish)する初期化状態のためのパラメータを受け取ることにより、解凍器はブロードキャスト動作を実行する。前記初期化コンテクストを設定後、前記解凍器はそのあと、前記ブロードキャスト動作の終了まで前記解凍器が前記解凍器の前記動的及び静的パラメータのアップデートを受け取るブロードキャストセッションにおいて、動作する。
別の面では、解凍器は、圧縮器によって設定される動的及び静的パラメータを使用して初期コンテクスト生成する初期化状態を含む。前記解凍器は又、前記動的及び静的パラメータを使用しデータを解凍する第一状態と、解凍において使用のため前記動的パラメータを再設定(re-establish)する第二状態と、を備える。初期化に続き、前記解凍器は、所定の方法により前記第一及び第二状態間を交互に行ってもよい。同様に、前記解凍器は、前記第一又は前記第二の何れかの状態に入りそのあと留まることも出来る。更なる面は、前記解凍器は、解凍の期間のエラーに基づき、前記第一及び第二状態間を交互に行なうことが出来る。
別の面では、多重分散型解凍器が圧縮器と通信し、そこでは、フィードバックが、前記解凍器のうちの全て又はいくつかから前記圧縮器に送られる。受け取られた前記一群のフィードバック(the group of feedback)に基づき、前記圧縮器は圧縮状態及び圧縮レベルを調整する。
更なる面では、一群のユーザ間(between a group of users)の無線通信を、例えばプッシュ−ツ−トーク(Push-To-Talk)でマルチキャストする時、データストリームにおけるデスティネーションアドレス(destination address)は、それがマルチキャストアドレスを含んでいるかどうかを決定するために調べられる。もしそうであれば、そのあと、前記データストリームは、前記デスティネーションアドレス及び前記データストリーム内の他のパラメータに基づき分類され(classified)、前記マルチキャストセッションのための単一コンテクストは設定される。他の面は、デスティネーションポート(destination port)、IPバージョン(IP version)、又はIPプロトコルフィールド(IP protocol)に基づく前記データストリームの前記分類を含む。
本発明の他の特徴及び利点は、一例によって本発明の面を例証する、例示的な実施例の以下の説明によって明らかである。
詳細な説明
ここで使用されている用語「例示的な(exemplary)」は、「例(example)、実例(instance)、又は例証(illustration)として役目をしている」を意味している。「例示的な」としてここで説明されるどの実施例も、他の実施例より好ましい、又は有利であるとして必ずしも解釈されるべきではない。
無線通信システムにおけるBCMCSサービスのためのヘッダー圧縮を強化する技術が説明される。フィードバック無しのBCMCSシステムにおいては、静的コンテクスト情報が、WCD又は移動局の中の解凍器で使用のためBCMCSサービス初期化期間中に送られることが出来る。強化(enhancement)は、BCMCSサービスで使用される圧縮器及び解凍器の両方における動作状態の数を減らすことを含む。更に、ヘッダー圧縮の効率性及び堅牢性の両方が増強される。圧縮器が、フィードバックに基づき、効率性及び堅牢性の両方を達成するように圧縮を調整する機構と同様に、一群の分散WCD、又は移動局、解凍器からブロードキャスティング圧縮器へのフィードバックを提供する技術も又説明される。大集団のユーザに対してでさえ、削減された数のコンテクストが、PTTセッションパッケットヘッダーを圧縮/解凍するために使用されることができ、そうすることによって、PDSN及び移動局の両方においてリソースを節約できるように、フロー(flows)を分類するPTTタイプ用の技術も又説明される。
図1は、本発明に従い構成される通信システム100の部分を示す。通信システム100は、インフラストラクチャ-(infrastructure)101と、多重無線通信装置(wireless communication devices)(WCD)又は移動局(MS)104及び105と、陸上通信線通信装置122及び124とを含む。一般に、WCDsは移動又は固定の何れでもよい。
インフラストラクチャー101は、他のコンポーネント、例えば、基地局102、基地局コントローラ106、モバイル交換局108、交換網120、及び同様なもの、も含む。一実施例において、基地局102は基地局コントローラ106と一体となっており、他の実施例においては、基地局102と基地局コントローラ106とは分離されたコンポーネントである。異なるタイプの交換網120が、通信システム100において信号を送るのに使用されることができ、例えば、交換網120は、公衆交換電話網(the public switched telephone network)(PSTN)であってもよい。
用語「フォワードリンク(forward link)」は、インフラストラクチャーからWCDへの信号パスを言い、用語「リバースリンク(reverse link)」は、WCDからインフラストラクチャーへの信号パスを言う。図1において示されるように、WCD104及び105は、信号132及び136をフォワードリンクで受け取り、信号134及び138をリバースリンクで伝送する。一般に、WCD104及び105から伝送された信号は、別の通信装置、例えば、別の遠隔ユニット、又は陸上通信線通信装置122及び124、での受信を意図されており、交換網120を通して送られる。例えば、もし、開始WCD104から伝送された信号134がデスティネーションWCD105によって受信されるように意図されている場合は、信号はインフラストラクチャーを通して送られ、信号136がデスティネーションWCD105にフォワードリンクで送られる。一般的に、通信装置、例えばWCD又は陸上通信線通信装置など、は信号の開始者及びデスティネーションの両方であり得る。
WCD104の例は、携帯電話、無線通信可能パーソナルコンピュータ、及び携帯情報端末(personal digital assistants)(PDA)、及び他の無線装置を含む。通信システム100は、1以上の無線標準規格に対応するように設計されることができる。例えば、標準規格は、TIA/EIA−95−B(IS−95)、TIA/EIA−98−C(IS−98)、cdma2000、広帯域符号分割多元接続(Wideband CDMA)(WCDMA)、及び他のもの、を含んでいるかもしれない。
図2は、BCMCSコンテンツストリームを図1において図示されるようなシステムを通して配信できる、例示的な無線ネットワークのコンポーネントを図示する。図2において示されるように、無線ネットワークインフラストラクチャーは、BCMCSコンテンツサーバー202、BCMCSコントローラ204、パケットデータサービスノード(PDSN)206、基地局コントローラ/パケットコントロール機能(BSC/PCF)、及び加入WCD、例えば移動局(MS)210など、を含むことができる。一般に、BCMCSコントローラ204は、BCMCSセッション情報を管理しPDSN206、MS210、及びBCMCSコンテンツサーバー202に提供することを担当する。BCMCSコンテンツは、BCMCSコンテンツプロバイダ212に源を発し、BCMCSコンテンツサーバー202を経由し、BCMCSコンテンツサーバーはそのあとコンテンツをマルチキャストIPストリーム内で利用できるようにする。BCMCSコンテンツサーバー202は、一般的に、PDSNに206に伝達し、PDSN206は、マルチキャストIPフローをBSC/PCF208に送り、BSC/PCFは、無線チャンネルを選択し(普通は共用される無線チャンネル)マルチキャストIPフローを選択された無線チャンネルで伝送する。MS210は、無線チャンネル上で搬送された所望のフローを受け取る。
無線通信システムにおいては、利用できるのが限定された帯域幅であるため、信号を伝送するために必要とされる帯域幅を減らすことが望ましい。ヘッダーを含むデータパケットが伝送される他のブロードキャストサービスと同様に、BCMCSにおいては、ヘッダー情報を圧縮することは、信号伝送のために必要とされる帯域幅を減らすことができる。ヘッダー圧縮器は、種々様々なパケット、例えば、リアルタイムプロトコル/ユーザデータグラムプロトコル/インターネットプロトコル(RTP/UDP/IP)及び伝送コントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)パケットなど、のヘッダーで搬送される情報のための必要な帯域幅利用を最小化する技術を言う。ヘッダー圧縮は、所定パケットストリーム内の連続するパケット間に存在する冗長度を利用する。典型的には、ヘッダー圧縮技術は、状態情報又はコンテクストを圧縮器及び解凍器の両方で維持することによって、これらの冗長度を利用する。静的コンテクスト情報は最初のみ送られ、一方、動的コンテクストは、コンテクスト情報を完全なものとするために動的コンテクストアップデートヘッダー(dynamic context update header)の中で解凍された値として、又は、有効な符号化アルゴリズムを使用して普通は符号化されたパケットからパケットへの差として、の何れかで送られる。
例示的な実施例において、IPフローのヘッダー圧縮は、PDSN206で圧縮器によって実行されることができる。ヘッダー圧縮は、ブロードキャストされる必要のあるデータの量を減らし、従って、無線リソースを節約するのを助ける。各MS210における解凍器は、圧縮されたヘッダーによってパケットを解凍し、伝送されたIPパケットを再生する。
単方向ROHC(Unidirectional ROHC)
現行のBCMCSサービス動作モードの1つは、解凍器から圧縮器へのリターンパスが無い単方向モードである。ROCHを使用する動作の単方向モードは、深刻なエラーレート(error rate)と限定された又は十分でない帯域幅でブロードキャストリンク上で使用された時、困難な状況に遭遇する。
ROHCにおいては、解凍器から圧縮器への利用可能なリターンパスがないので、単方向モード(Uni-directional mode)(Uモード)と呼ばれる技術がヘッダー圧縮を実行するために使用される。Uモードにおいては、動作期間中に3つの圧縮状態、初期化及びリフレッシュ(Initialization and Refresh)(IR)状態、第一命令(First Order)(FO)状態、及び第二命令(Second Order)(SO)状態がある。
図3は、従来システム用のUモードにおけるROHC圧縮のために使用される状態図を図示する。図3において図示されるように、IR状態302のブロードキャストセッション期間中に、圧縮器は動作を開始する。圧縮器と解凍器との間でメッセージを首尾よく伝送するためにより少ない帯域幅が要求されるように、圧縮器が、より高い圧縮状態FO 304及びSO 306に遷移する(transit)のが望ましい。IR状態302において、完全なコンテクストを含むヘッダーが伝送のために圧縮器から出力される。例えば、セッションの開始時に、圧縮器はIR状態302にあり、解凍を初期化するために使用されることができる完全なコンテクストを備えるメッセージを出力する。もし、セッションが既に進行中であり、解凍器が予め初期化されてしまっていた場合は、IR状態302は、コンテクストの全て又は部分を再設定することにより解凍器をリフレッシュする。コンテクストを初期化しリフレッシュするヘッダー情報を含むデータパケット(DATA packets)は、一般的にIRパケット(IR packets)と呼ばれる。
図3に示されるように、セッション期間中のノーマル動作においては、圧縮器は、IR状態302からFO状態304又はSO状態306の何れかに遷移できる。FO状態及びSO状態においては、完全なものよりも少ないコンテクストが圧縮器によって出力される。コンテクストの部分が静的で、前のデータパケットから変わっていなく、あるいは、コンテクストのどんな変更も予測可能であり得るので、各データパケットの中で完全なコンテクストは送られる必要がないかもしれない。コンテクストの一部分が変わらない場合、あるいは、2データパケット間で予測可能な方法で変わる場合は、そのとき圧縮器は、現在のメッセージを解凍するために、前のメッセージからのコンテクスト値を使用でき、あるいは、予測されるように値を変更できる。
例えば、圧縮されるべきヘッダーが変わらない、又は完全に予測可能である時は、圧縮器はSO状態306に入ることが出来る。予測可能な変更の一例は、送られた各パケットに対し1つインクリメントされるRTPシーケンス番号である。パケット中のヘッダーが前のパターンに沿っていない、即ち、いくつかのコンテクストが予測できない方法で変わる時、圧縮器はFO状態304に入ることが出来る。FO状態304において、圧縮器は、予測されることができない方法で変わる動的フィールドについての情報を送り、送られた情報は普通は圧縮される。
Uモードにおいて、圧縮状態の間をいつ遷移するかの決定は、次の3原則に基づく:楽観的アプローチ、タイムアウト、及びアップデートの必要性。より高い圧縮状態に従って正しくパケットを解凍するために解凍器が十分な情報を受けとっているということに、圧縮器がかなり確信をもっている、又は楽観的であるとき、楽観的アプローチを使い、IR状態からFO又はSO状態へのような、より高い圧縮状態への遷移が実行される。例えば、解凍器が静的コンテクスト情報を受け取ったと圧縮器が推測するまで、圧縮器はIR状態304に留まる。解凍器が静的コンテクスト情報を受け取ったと決定された後に、圧縮器は、パケット中のヘッダーが前のパターンに従っているかどうかに応じて、FO又はSOの何れかの状態、夫々304又は306、に遷移する。
同様に、もし圧縮器がFO状態302にある場合は、一定のパターン(fixed pattern)に従い解凍するために必要とされる全てのパラメータを解凍器が有していることに、圧縮器が確信を持ってから後に、圧縮器はSO状態306に遷移できる。圧縮器は通常、より低い圧縮状態による同じ情報を有する幾つかのパケットを送ることによって解凍器の状態についての確信を得る。
解凍失敗に対し保護するために、圧縮器は、解凍器をリフレッシュするために周期的により低い圧縮状態に遷移しなければならない。FO又はSO状態、夫々304又は306、からIR状態302への周期的遷移は、SO状態306からFO状態304への遷移よりも少ない頻度で実行されるべきである。圧縮されるべきヘッダーが設定されたパターンに従っていない時は、圧縮器はまた直ちにFO状態302に遷移し戻る。
例えば、所定期間後に、圧縮器は、SO状態からFO状態に、又はFO状態からIR状態に遷移するかもしれない。同様に、所定期間後に、圧縮器は、SO状態からIR状態に、又はFO状態からIR状態に遷移するかもしれない。典型的には、圧縮器は、FO状態からIR状態に又はSO状態からIR状態に圧縮器が遷移するよりももっと頻繁に、SO状態からFO状態に遷移する。
図4は、従来システムのU−モードにおけるROHC解凍用に使用される3状態の状態図を図示する。図4において示されるように、解凍器は、最も低い状態、コンテクスト無し(No Context)(NC)状態402、において始動する。成功した解凍に続き、解凍器はフルコンテクスト(Full Context)(FC)状態406に遷移する。繰り返される失敗した解凍は、解凍器に、より低い状態に下がる方向に遷移させる。
典型的には、解凍器は最初、FC状態から静的コンテクスト(SC)状態404に遷移し戻るが、そこでは、動的コンテクスト情報を搬送する圧縮器によって送られるどんなパケットの受信も、解凍器をリフレッシュしFC状態406へ遷移し戻ることを可能にするのに通常は十分である。
FC状態406では、どんな種類のパケットが受信されたかにかかわらずに、解凍が試みられることが出来る。即ち、FC状態406では、受信されたパケットが圧縮器によって任意の状態、例えばIR、FO、又はSO状態、に送られた時に、解凍が試みられることが出来る。NC状態402では、静的情報フィールドを搬送するIR状態において圧縮器によって圧縮されているパケットのみが解凍されることが出来る。同様に、SC状態404にあるときは、7−又は8−ビットCRCを搬送するパケットのみが解凍され得る(即ち、IR、IR−DYN、又はタイプ2パケット)。
例えば、もし、受信されたデータの解凍に際してエラーが所定のレートを超える場合は、解凍器はFC状態から遷移できる。同様に、もし、受信されたデータの解凍に際しエラーが所定のレートを超える場合には、解凍は、SC状態からNC状態に遷移できる。
エラーが発生しやすい単方向リンク、例えば無線ブロードキャストリンクなど、で使用される時、従来のROHC Uモード圧縮技術は、効率性と信頼性との間の非常に重要なトレードオフに直面する。圧縮器においてIR状態への周期的な遷移が長い間隔にセットされる時、より少ない数の大きなパッケットが伝送され、より高い帯域幅効率となる。然しながら、無線リンクは一般的に高いエラーレートを有しているので、伝送されたパケットが壊れ、解凍器において繰り返される解凍失敗の原因となる、ことはほとんど確実である。失敗した解凍のためにNC状態に遷移し戻るか、初期コンテクストを設定できないで、解凍器がNC状態にある時、圧縮器が周期的にIR状態からパッケットを伝送する前に、解凍器は非常に長い期間待たなければならないかも知れず、そうすることによって、解凍器の中のコンテクストを再設定又はリフレッシュする。IR状態において圧縮器によって圧縮されていない、この間隔の期間に解凍器によって受信された全てのパケットは、廃棄処分され、この結果サービスにおいての混乱を招く。一方、もし、圧縮器におけるIR状態への周期的遷移が短い間隔で起こるようにセットされる場合は、解凍器はコンテクストロス(context loss)から即座に回復し、従って高い信頼性を達成する。然しながら、送られた多数のIRパケットは、結局、もっと低い効率を招く。
更に、無線通信装置又は移動局(MS)が、例えばサービス発見の期間に、最初にチューニングを合わせて無線によるブロードキャストチャンネルを受信する時、MS中の解凍器は、初期チューニング時間を最小化するために、「出来るだけ早く(”as soon as possible”)」初期化設定されるべきである。MSはまた、ブロードキャストチャンネルをチューニングして受信したり受信を止めたりする(tune in and out of)かもしれない。MSがその後にチューニングしてブロードキャストチャンネルに戻って受信する時、MS中の解凍器は、再チューニング時間を最小化するために、「出来るだけ早く」アップデートされるべきである。もう一度繰り返すと、頻繁なIRパケット送信と無線チャンネル帯域幅の効率的使用とはトレードオフの関係にある。
本発明に従い、無線通信システムは、周期的アップデート期間(periodic update period)を設定することにより上記のジレンマを減少させる。例えば、解凍器がコンテクスト破壊から迅速にまだ回復できる間に、より少ない情報が周期的リフレッシュ期間中に伝送されることが出来る。静的コンテクストを設定しリフレッシュするためにIR状態の期間中に送られたIRパケットを使用する代わりに、圧縮器と解凍器との間の初期取得プロセスが、静的情報を伝達するために使用される。静的情報が解凍器に多くの異なる方法で送られることが出来る、例えば:
1) MSが他のセッション関連情報、例えば、ヘッダー圧縮器アルゴリズム、等、を取得する時、専用信号チャンネル上で静的情報を送る、又は
2) 無線によるブロードキャスト信号チャンネルに関する静的情報を周期的に送る。
一度解凍器が静的情報を受け取ると、それは該情報をパケットストリームの寿命時間保持する。コンテクストの破損時には、静的コンテクストは変わらないので、解凍器は、コンテクストを再設定するために動的情報を受け取ることを必要とするだけでよい。結果として、静的コンテクストは再度送られる必要がない。圧縮器状態と解凍器状態の両方共、2状態のみを含むように縮小され得る。
図5は、図1及び図2において図示されたシステムのためのUモードにおけるROHC圧縮用の状態図を図示しており、それは2圧縮状態のみで動作する。図5において示されるように、解凍器において使用されるためのコンテクストが初期化される初期取得プロセスに続いて、圧縮器は、FO状態502として呼ばれる第一命令状態で始動する。FO状態502において、圧縮器は、コンテクストの動的部分と解凍器における適切なコンテクスト(proper context)を設定するための他の必要な情報とを含むIR−DYNパケットを送る。解凍器が適切なコンテクストを設定したという確信を、一度、圧縮器が持つと、例えば、楽観的アプローチの原則に従い、圧縮器は、SO状態504として呼ばれている第二命令状態に遷移し、最適圧縮(optimal compression)を実行出来る。一実施例においては、コンテクスト損傷を回復するためにチューニングの最小化又は再チューニング時間を減らすことにより解凍器がFCにすぐに到達するのを、支援するために、圧縮器は、動的コンテクストをリフレッシュするため周期的にFO状態502に遷移できる。
即ち、一実施例においては、初期化に続き、圧縮器は、所定の方法により、第一状態と第二状態との間を交互に行う。例えば、圧縮器は、周期的に、又は通信チャンネルの特性に変化がある場合に、又は所定の回数の遷移に続いて、第一状態と第二状態との間を交互に行うことが出来る。
図6は、図1及び図2において図示されたシステムのためのUモードにおけるROHC解凍用の状態図を、2つの状態のみで図示する。図6において示されるように、解凍器において初期化コンテクストを生成する初期取得プロセスに続いて、解凍器は、SC状態602として呼ばれる第一状態で始動する。SC状態602において、解凍器は、初期化期間中に設定された静的コンテクスト値を使用し7又は8ビットCRCを搬送するパケットの解凍を試みるのみである。解凍が上手くいくと、解凍器はFC状態604として呼ばれる第二状態に遷移する。解凍器は、繰り返される失敗がそれをSC状態602に強制して戻すまで、解凍試みを実行する。
即ち、一実施例においては、初期化に続き、解凍器は、所定の方法により、第一状態と第二状態との間を交互に行う。例えば、解凍器は、解凍プロセスにおいてエラーがある場合は、第一状態と第二状態との間を交互に行うことが出来る。
図7は、図5システムにおける圧縮器の例示的実施例の動作を図示するフローチャートである。フローは、圧縮器及び解凍器が初期化プロセスを受けるブロック702において始まる。例えば、一例示的実施例においては、初期化プロセスは、コンテクスト情報を圧縮器から解凍器に専用信号チャンネルで送ることを含む。情報は、例えば、静的情報、ヘッダー圧縮アルゴリズム、及び他のセッション関連情報を含むことが出来る。別の例示的実施例では、初期化は、無線によるブロードキャスト信号チャンネルに関する静的情報を周期的に送ることを含む。初期化プロセスに続いてフローはブロック704に進む。
ブロック704において、圧縮器は第一命令(FO)状態に入る。一実施例においては、圧縮器はFO状態で始動する。FO状態において、圧縮器は、それほど完全なコンテクストを解凍器に送らない(sends less that the entire context)。例えば、FO状態においては、圧縮器は、ヘッダー圧縮器の動的及び予想の値に関連するコンテクストのみを解凍器に送る。解凍器は静的な値で初期化されているので、それらが変わらないために静的な値を再設定する必要はない。解凍器は適切なコンテクストを設定したと圧縮器が確信してから、フローはブロック706に進む。
ブロック706において、圧縮器は第二命令(SO)状態に入る。SO状態において、圧縮機は、FO状態において送られたほどのコンテクストを解凍器に送らない。例えば、SO状態においては、ヘッダー圧縮の動的な値に関連したコンテクストのみを解凍器の送ってよい。解凍器は静的な値で初期化されており、予想値のパターンを設定しているので、圧縮器は、解凍器のために圧縮コンテクストの動的な値を設定するのを必要とするだけである。フローはブロック708に進む。
ブロック708において、圧縮器は、所定閾値が超えられたかどうかをチェックする。もし所定閾値が超えられていない場合は、フローはブロック706に進み、圧縮器はSO状態に留まる。ブロック708に戻って、もし所定閾値が超えられた場合は、そのときフローはブロック704に進み、圧縮器はFO状態に入り、解凍器コンテクストを再設定する。ブロック708における所定閾値は、例えば、送られているたくさんのデータパケット、期間、であり得、又は、無線チャンネルの予想エラーレートのような無線チャンネルの特性に依存して変わり得る。フローがブロック710に進み終了する時にBCMCSデータストリームが終了するが、それまでフローは続く。
図8は、図6システムにおける解凍器の例示的実施例の動作を図示するフローチャートである。フローは、解凍器及び圧縮器が初期化プロセスを受けるブロック802で始まる。例えば、一例示的実施例においては、初期化プロセスは、コンテクスト情報を圧縮器から解凍器に専用信号チャンネルで送ることを含む。情報は、例えば、静的な情報、ヘッダー圧縮アルゴリズム、及び他のセッション関連情報を含むことが出来る。別の例示的実施例においては、初期化プロセスは、無線によるブロードキャスト信号チャンネルに関する静的情報を周期的に送ることを含む。初期化プロセスに続き、フローはブロック804に進む。
ブロック804において、解凍器はSC状態に入る。SC状態においては、解凍器は静的なコンテクストを設定する。フローはそのあとブロック806に進む。
ブロック806においては、解凍の試みが成功しているかどうかが決定される。解凍が成功していない場合は、そのときフローはブロック804に進み、解凍器はSC状態に留まる。ブロック806に戻って、解凍が成功している場合は、そのときフローはブロック808に進む。
ブロック808において、解凍器はFC状態に入る。FC状態において、解凍器は、圧縮器から受け取った任意の圧縮されたパケットを解凍するために必要とされる全てのコンテクストを設定する。フローはブロック810に進む。
ブロック810において、CRC失敗のようなエラーが所定レートを超えているかどうかが決定される。もしそうでないなら、そのときはフローはブロック808に進み、解凍器はFC状態に留まる。もしCRC失敗が所定レートを超えている場合は、フローはブロック804に進み、解凍器はSC状態に戻る。
ブロック804において、解凍器が、FO状態の中で圧縮器によって送られていたパケットを受け取る時、パケットは、解凍器におけるコンテクストをリフレッシュ又は再設定するに普通は十分な情報を含み、その結果、成功する解凍、及び解凍器によるFC状態に戻る遷移をイネーブルにする。
フローがブロック812まで進み終了する時にBCMCSデータストリームは終了されるが、それまでフローは続く。
このように、静的コンテクストが、確実に、且つ初期取得プロセスの期間のみ、解凍器に伝送されるので、無線の、エラーが発生しやすい、単方向リンク上の、ヘッダー圧縮性能の改善が達成される。大きなIPパケットを使用して解凍器を周期的にリフレッシュすることは必要でない。又、解凍器は、動的コンテクストを高いレートで、又は頻繁に、周期的にアップデートでき、そうすることによって、効率性を維持しながら信頼性を改善する。従って、新しいユーザがブロードキャストサービスに加入する時、彼らはフルコンテクストを短い遅れで取得することが可能である。更に、解凍器は、頻繁に送られる動的コンテクストのアップデートのために、コンテクスト損傷から直ぐに回復することが出来る。従って、解凍器中のコンテクストが壊れ、又は損傷を受けている場合には、解凍器が、受信パケットを正しく解凍することを始めることが出来るように、IR−DYNパケットの受信は解凍器をリフレッシュするであろう。
フィードバック付のROHC
BCMCSサービスにおける別の動作モードは、双方向モード(bi-directional mode)である。双方向モードは、BCMCSにおける解凍器と圧縮器との間のフィードバック プロヴィジョニング及びハンドリング機構(a feedback provisioning and handling mechanism)を含む技術である。フィードバックがあるので、各MS中の解凍器は種々の信号、又はフィードバック信号を圧縮器に送ることが出来、こうすることによって、解凍器のコンテクストをリフレッシュする、又は、同期するように、圧縮器が、送られたアップデートのヘッダーの周波数及びコンテンツを調整することを可能にする。
ROHC Uモードで検討したように、圧縮器は、解凍器からのリクエストに応じ、コンテクストリフレッシングパケット(context refreshing packets) 及び/又は コンテクストアップデートパケット(context update packets)を周期的に送ることによって、
解凍器でのコンテクスト情報がアップデートされることを維持できる。ROHCにおいてフィードバックがある時、一般的に、応答(acknowledgement)(ACK)、否定応答(Negative Acknowledgement)(NACK)及び静的否定応答(Static Negative Acknowledgement)(STATIC−NACK)を含む、3つのタイプのフィードバックメッセージが使用される。ACKは、解凍器でのコンテクストは圧縮器でのコンテクストに同期しており、圧縮されたヘッダー付のパケットは正しく解凍される、ことを示す。NACKは、解凍器での動的コンテクストはアップデートされることを必要とする、ことを示す。STACK−NACKは、解凍器での静的コンテクストが同期されていないことを示す。異なるフィードバックメッセージによって、異なるコンテクストアップデートパケットが圧縮器から解凍器に送られる。
図2は、BCMCSコンテンツストリームを配信できる例示的な無線ネットワークを図示する。例示的実施例においては、IPフローのヘッダー圧縮がPDSN206で圧縮器によって実行されることが出来る。ヘッダー圧縮は、ブロードキャストされるべきデータ量を減らし、その結果、無線リソースを節約して使うのを助ける。各WCD、又はMS、210における解凍器は、圧縮されたヘッダーを備えたパケットを解凍し、伝送されたIPパケットを再生する。
一例では、解凍器においてコンテクストの同期をとるために、各MS210は、最初に、フルコンテクスト情報(full context information)をBCMCSコントローラ204、又はPDSN206から、又は部分的にBCMCSコントローラ204から、又部分的にPDSN206から受け取る。フルコンテクスト情報は、圧縮されたヘッダーを備えたブロードキャスト/マルチキャスト IPフローを解凍器が正しく解凍することを可能にする。その後の動作の期間、解凍器がコンテクストを同期されたままにしておくのを助けるコンテクストリフレッシングパケットを、PDSN206は周期的に送ることが出来る。これらの周期的コンテクストリフレッシングパケットは、フルヘッダーパッケ(full header packets)であるかもしれないし、或いは、ひとたび静的コンテクストが初期化されればMSs210が全セッションのための静的コンテクスト情報を保存する性能を有する場合は動的コンテクストのみを有するパケットであるかもしれない、ということに注意する必要がある。
解凍器が同期ずれ状況(out-of-sync situation)を検知する時、MS210は、PDSN206に否定的フィードバックメッセージを送る。例えば、フィードバックメッセージは、解凍器がコンテクスト同期外れを起こした(lost context synchronization)という圧縮器への簡単な表示を含んでいるかもしれない。あるいは、フィードバックメッセージはまた、動的コンテクストのみが損傷を受けているかどうか又は静的コンテクストが損傷を受けているかどうかを圧縮器に示すかもしれない。例えば、ROHCにおいて、解凍器は、時間のほとんどをフルコンテクスト状態で動作する。例えば、n1解凍エラーのうちのk1がある時、解凍器はNACKを送り静的コンテクスト状態に行く。NACKメッセージは、圧縮器が動的コンテクストをアップデートするのを促す。解凍器が静的コンテクスト状態においてn2解凍失敗のうちのk2を経験する時、それはSTATIC_NACKを送り、コンテクスト無し状態に行く。STATIC_NACKメッセージは、圧縮器が静的及び動的コンテクストの両方をアップデートするのを促す。多くの場合、静的コンテクストのロスはまた、動的コンテクストをアップデートする必要を暗に示している。
オプションとして、各MSはまた、周期的に、解凍が成功する時か、又はある重要なパケット(certain critical packets)の解凍が成功する時の何れかに、肯定的フィードバックメッセージをPDSNに送ってもよい。いくつかの解凍失敗を経験するが、ローカルな修復機構を使ってコンテクスト損傷を回避できるMSは、全パケットを成功のうちに解凍できるMSよりは、望ましくはより少ない肯定的フィードバックメッセージを送る。
一例示的実施例において、肯定的及び否定的な両方のフィードバックメッセージはコンテクストIDを含む。コンテクストIDに基づき、ブロードキャストPDSN206は、どの圧縮コンテクストに関しアクションが実行されるべきかを知る。各MS210からPDSN206へのフィードバックは、次の2つの方法の何れかの1つで送られることが出来る。
第一に、MS210は、無線信号経路及びアクセス−ネットワーク信号経路を経由しブロードキャストPDSNにフィードバックを送ることが出来る。例えば、MSからBSCまでは無線信号メッセージで、そのあとBSCからPCFまではA9信号メッセージで、そのあとPCFからPDSNまではA11信号メッセージで、フィードバックは伝達されることが出来る。ネットワークエンティティ(network entity)PDSN、PCF、及びBSCは、BCMCSコンテンツ伝送の伝達路の中にある。
第二に、MSがPDSNへのポイントツーポイント プロトコル(Point-to-Point Protocol)(PPP)セッションを設定するケースがあるかもしれない。現行PPPセッションに接続されているPDSNは、ブロードキャスト/マルチキャスト IPフローを搬送する同じブロードキャストPDSNであるかもしれないし、そうでないかもしれない。何れのケースにおいても、MSは、フィードバックメッセージを、BCMCSマルチキャストアドレス 及び/又は 含まれているフローIDと共に、PPPセッションにわたって送ることが出来る。PPPセッションがMSとブロードキャストPDSNとの間にある場合は、フィードバックメッセージはブロードキャストPDSNに直接に到達するであろうが、ブロードキャストPDSNはそのあと応答して適切なアクションを実行できる。PPPセッションが、MSとブロードキャストPDSNとは異なるユニキャストPDSNとの間にある場合は、ユニキャストPDSNはフィードバックメッセージをBCMCSコントローラに送ることが出来、BCMCSコントローラはそのあと、BCMCSマルチキャストアドレス 及び/又は フローIDに基づき適切なブロードキャストPDSNにメッセージを転送する。ユニキャストPDSNもまた、フィードバックメッセージを近くのPDSNs全てにブロードキャスト出来る。ブロードキャストPDSNが、BCMCSマルチキャスト アドレス 及び/又は フローIDと一致するブロードキャストされたフィードバックメッセージを認識した時、それはそれに応じてアクションをとるであろう。MSがブロードキャストPDSNのアドレスを知っている稀なケースにおいては、フィードバックメッセージは、直接にブロードキャストPDSN宛向けとされ、ユニキャストPDSN経由でブロードキャストPDSNにそのまま送信されることが出来る。
第二の方法においてはあるいは、MSは、PPPセッションがユニキャスト又はブロードキャストPDSNで設定されているかどうかに拘らずに、BCMCSコントローラ宛のフィーバックメッセージを送ってもよい;BCMCSコントローラはそのあとメッセージを適切なブロードキャストPDSNに送る。コンテクストIDに加え、MSは又、BCMCSマルチキャスト アドレス 及び/又は フローIDをフィードバックメッセージ中に含む。マルチキャスト アドレス 及び/又は フローIDに基づき、BCMCSコントローラは、フィードバックメッセージがどのブロードキャストPDSNに転送されるべきかを知るであろう。
ブロードキャストPDSNは、そのサービスエリア内でサービスを受ける一群のMSから種々のフィードバックメッセージを受ける。受け取られたフィードバックメッセージのタイプ及び量に応じて、PDSNは異なるアクションをとる。例えば、PDSNは、MSから全ての肯定的なフィードバックメッセージを受け取るかもしれない。PDSNが、コンテクストリフレッシングパケットを周期的に送っている場合は、肯定的なフィードバックメッセージを受け取るとすぐに、リフレッシング周波数(refreshing frequency)を減らすことが出来る。肯定的なフィードバックメッセージの量が多ければ多いほど、リフレッシング周波数はより低くすることができ、PDSNは周波数をより迅速に減らすことが出来る。PDSNが、周期的コンテクストリフレッシングパケットをもともと送信していない場合は、更なるアクションは取られる必要がない。
或いは、否定的なフィードバックの受信はPDSNがコンテクストリフレッシング(context refreshing)を実行するのを促すかもしれない。周期的コンテクストリフレッシングパケットを送るようにPDSNがイネーブルにされる場合、それは、否定的フィードバックを受信するとすぐにリフレッシング周波数を増やすことが出来る。例えば、否定的なフィードバックメッセージの量が多ければ多いほど、リフレッシング周波数はより高くなり、周波数はより迅速に増やされる。受け取られた否定的フィードバックメッセージの数が少ない場合は、PDSNは、周期的にリフレッシング期間(周波数)を調整すること無しに直ちに、1以上の連続コンテクストリフレッシングパケットを送ることを選択することが出来る。MSs中の解凍器がコンテクスト損傷から回復して後は、否定的フィードバックはより少なく送られるか全く送られないかであろう。PDSNも又、リフレッシング周波数を減らすことによって応答することが出来る。これは、MSからPDSNに肯定的フィードバックが送られない時、特に必要である。
又、PDSNが、周期的コンテクストリフレッシングパケットを全く送らない(例.圧縮器が周期的アップデート機能を持たない)場合は、1以上の連続するコンテクストリフレッシングパケットを送ることによって否定的フィードバックに応答する。例えば、否定的フィードバックの量が大きければ大きいほど、送られる連続コンテクストリフレッシングパケットの数は大きい。コンテクスト損傷を経験するMSsがそれらのコンテクストを再設定する時、より少ない否定的フィードバックが送られるか、又は否定的フィードバックは送られない。PDSNは、今度は、コンテクストリフレッシングパケットの数を減らすか、又は送ることを完全に止めることが出来る。
典型的に、PDSNはそのサービングエリア中の多重MSsからフィードバック信号を受け取るのであるが、BCMCSが全てのMSのために非常に厳しい質のサービスを要求することが無ければ、それは全てのフィードバックメッセージに対し直ちに応答する必要がない。例えば、PDSNは、フィードバックメッセージを、予め定められた又は可変の数まで、或いは予め定められた又は可変の時間間隔まで蓄積し、そのあと、受け取られた一群のフィードバックメッセージに基づきアクションをとる。
MSsから受け取られた否定的フィードバックが動的コンテクスト損傷か静的コンテクスト損傷かを区別できる時、PDSNはより良い応答手続きを持つことが出来る。例えば、もし全ての否定的フィードバックが動的コンテクスト損失のみを示しているのであれば、コンテクストリフレッシングパケットは、動的コンテクスト以外の情報を必要としない。1以上のMSsが静的コンテクスト損失を示している時のみ、PDSNはフルコンテクスト情報を送る必要がある。
このように、フィードバックが利用可能である携帯電話無線ネットワークのブロードキャスト/マルチキャスト サービス用のヘッダー圧縮技術においては、加入者MSsからPDSNへの種々様々なタイプのフィードバック信号が使用され得る。PDSNが、単一のMSから、又は一群の加入者MSsから肯定的 及び/又は 否定的 フィードバックを受け取り、それに従って対応することを、本技術は可能とする。調整可能な量のコンテクストリフレッシング情報が、強固なヘッダー圧縮/解凍のために、効果的な方法によりPDSNからリクエストしているMSsに送られる。
プッシュ−ツ−トーク タイプ サービスにおけるヘッダー圧縮コンテキストの数を減らすこと(Reducing the Number of Header Compression Contexts in Push-To-Talk Type Services)
第三世代無線ネットワークによってサポートされている別のタイプのサービスはプッシュ−ツ−トーク(PTT)サービスである。PTTグループ(a PTT group)のメンバーがPTTグループの他のメンバーに同時にデータを伝送できるPTTサービスは、ヘッダーを含むデータパケット又はデータストリームを伝送する。PTTデータを搬送するパケットストリームの中のヘッダーは、不足している無線リソースを維持するために、普通は、PDSNで圧縮される。現在、PTTグループの中にたくさんのユーザがいる時、ヘッダー圧縮技術は普通、PTTグループの各ユーザに対応する多重ヘッダー圧縮/解凍コンテクストを発生する。これらの技術においては、PDSNとMSsの両方は、単一のPTTセッションのためにこれらの多重コンテクストを維持する。更に、新しいコンテクストが生成される時はいつも、よりフルなヘッダー(more full headers)がエアーで送られる。携帯電話無線ネットワークのPTTタイプ用のヘッダー圧縮/解凍コンテクストの数を減らす改善された技術が説明される。
第三世代無線ネットワーク、例えばCDMA2000及びWCDMAネットワークなど、はPTT又は他の同様なサービス、例えばオーディオ/ビデオ会議など、を1群のモバイルユーザのために提供する。PTTサービスにおいては、モバイルユーザは、MSに関するボタンを単に押すだけで短期間に一群の他のPTTユーザ(a group of other PTT users)に接続できる。PTTセッションの期間、異なるユーザが順番に話す。しかし、一度の瞬間だけで(at one time instant)、普通は、1ユーザのみが、話し、PTTグループの他のメンバーにブロードキャストする。
一般に、PTTデータは、プロトコル、例えば、RIP、UDP、IPなど、を使用し、無線ネットワークによって提供されるパケットデータサービスオプションで搬送される。不足している無線リソースを効率よく利用するために、パケットデータヘッダーは普通圧縮される。
現在、パケットストリームを識別し、そのためのコンテクストを設定することは、ソース及びデスティネーション ポート数と同様に、ソース及びデスティネーション アドレスを含むヘッダーフィールドの数をチェックすることを伴う。これらのタイプの分類ルールをPTTパケットストリームにおいて適用すれば非能率の結果となる。例えば、各PTTセッションにおいて、デスティネーションアドレス及びデスティネーションポート番号はいつも同じ状態のままでいるが、ソースアドレス及びソースポート番号は必ずしも一定ではない。同じPTTグループの異なるMSsは、異なるソースアドレスと、普通は異なるソースポート数とを使用する。PDSNは、現在のパケットストリーム分類ルールに基づき、同じPTTセッションのための多重コンテクストを設定する。モバイルユーザが非常に短い瞬間話すだけの時でさえ、PTTグループにサービスを行っている全てのPDSN及びPTTグループに属している全てのMSsで、新しいコンテクストが設定されることが必要である。更に、新しいコンテクストが設定される毎に、1以上のフルヘッダーが聴いている全てのMSsにブロードキャストチャンネルで送られる必要があり、結果として非効率の帯域幅使用となる。更に、いつの瞬間も1ユーザのみが話しているので、そのPTTグループ用に生成された全てのコンテクストは、1つを除き、使用されず、PDSN及びMSにおいてリソースをとるだけとなる。
典型的には、PTTサービスで使用されるヘッダー圧縮の実施において、圧縮器と解凍器におけるコンテクストは環状にリンクされたリスト(a circularly linked list)として維持される。リストの大きさは、固定されてもよいし可変であってもよいが、大きさの上限がある。新しいコンテクストが生成されるのが必要な時はいつでも、未使用のリスト項目、又はリストの端の最も古いリスト項目が、新しいコンテクストを含むように初期化される。長時間話をしないでいるユーザのために生成されたコンテクストが他の新コンテクスト用に自動的にリサイクルされるだろうから、ある意味では、これは、PTTサービス用の多重コンテクスト問題を軽減する。然しながら、もし積極的に話をするユーザがPTTセッション中に頻繁に変わるならば、このことはよくあるケースであるが、単一のPTTセッション用に生成されたコンテクストの多くがリストの始まり部分の場所をとり、他のパケットストリーム用に使われることが出来たであろう貴重なリソースを占有するので、制限が依然と存在する。
もし、PDSNが最初に、ユニキャストデスティネーションアドレスに送られたパケットストリームとマルチキャストデスティネーションアドレスに送られたパケットストリームとを区別するならば、PTTサービス用のヘッダー圧縮コンテクストの数を少なくする、現存技術の改良が達成される。デスティネーションアドレスがユニキャストアドレスの時、PDSNは従来のパケットストリーム分類ルールを使用し、ソース及びデスティネーションの両方のアドレスと他の関係フィールドとに基づきコンテクストを設定する。
デスティネーションアドレスがマルチキャストアドレスの時、PDSNは、デスティネーションアドレス、デスティネーションポート番号、IPバージョン及びIPプロトコルフィールドを含む他の静的フィールド、のみに基づきパケットストリームを分類する。この技術では、各PTTセッション用に唯1つのコンテクストが、PDSNで、従って各参加しているMSで設定される。更に、積極的に話すユーザが変わるとき、全てのヘッダーフィールドを送ることによってコンテクストを再起動する必要がない。動的コンテクスト、及び従来のヘッダー圧縮スキームにおいては静的と分類されていたいくつものフィールド、のみがアップデートされる必要がある。例えば、RIP/UDP/IPパケットストリームにおいて、アップデートを必要とする静的フィールドは、ソースIPアドレス、ソースUDPポート、及び、RIPヘッダー中のSSRCフィールド、を含む。1コンテクストを維持することは、アップデートされたものの中で、ソースアドレス、ソースポート番号、及び、SSRC、の追加を必要とするのみである。
図9は、本発明の例示的実施例に従って構成された無線通信装置のブロック図である。通信装置902は、ネットワークインタフェース906、デジタル信号プロセッサ(DSP)908、ホストプロセッサ910、メモリ装置912、プログラム製品914、及びユーザインタフェース916を含む。
インフラストラクチャからの信号はネットワークインタフェース906によって受信され、ホストプロセッサ910に送られる。ホストプロセッサ910は信号を受け取り、信号の内容に応じ、適切なアクションで応答する。例えば、ホストプロセッサ910は、受信信号そのものを解凍するかもしれないし、又は、受信信号を解凍のためにDSP908に送るかもしれない。ホストプロセッサ910はまた、DSP908から圧縮された信号を受け取り、これらの信号を、修正せずに、インフラストラクチャへの伝送のためにネットワークインタフェース906に送るかもしれない。或いは、ホストプロセッサ910は、DSP908出力を遮り(intercept)、データパケットを圧縮し、そのあと圧縮されたデータパケットを、インフラストラクチャへの伝送のためにネットワークインタフェース906に送るかもしれない。
一実施例においては、ネットワークインタフェース906は、無線チャンネル上でインフラストラクチャにインタフェースするトランシーバとアンテナであってもよい。別の実施例では、ネットワークインタフェース906は、陸上通信線上でインフラストラクチャにインタフェースするために使用されるネットワークインタフェースカードであってもよい。
ホストプロセッサ910及びDSP908の両方はメモリ装置912に接続される。メモリ装置912は、ホストプロセッサ910又はDSP908によって実行されるプログラムコードを保存するのと同様に、WCDの動作期間中のデータを保存するために使用されることができる。例えば、ホストプロセッサ、DSP、又は両方は、メモリ装置912中に一時的に保存されるプログラミングインストラクションのコントロール下で動作してもよい。ホストプロセッサ及びDSPは又、それら自体のプログラム記憶メモリを含むことが出来る。プログラミングインストラクションが実行される時、ホストプロセッサ910又はDSP908、又は両方がそれらの機能、例えばデータパケットの圧縮又は解凍を実行する。このように、プログラミングステップは、ホストプロセッサ及びDSPが各々所望の圧縮器及び解凍器の機能を実行する状態にされるように、各ホストプロセッサ又はCPU、及びDSPの機能を組み込む(implement)。プログラミングステップは、プログラム製品914から受け取られることが出来る。プログラム製品914は、ホストプロセッサ、CPU、又は両方によって実行されるために、プログラムステップを保存し、メモリ912に転送される。
プログラム製品914は、半導体メモリチップ、例えば、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ。EEPROMメモリ、レジスタなど、だけではなく、他の保存装置、例えば、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CDROM、又はコンピュータ可読インストラクションを保存できる本技術分野で知られた任意の他の形態の保存媒体など、でもよい。更に、プログラム製品514は、ネットワークから受け取られ、メモリの中に保存され、そのあと実行されるプログラムステップを含むソースファイルであってもよい。このように、本発明に従う動作に必要な処理ステップがプログラム製品914に組み入れられる。図9において、ホストプロセッサが保存媒体から情報を読み、又、に情報を書き込む、ことが出来るように、ホストプロセッサに結合されている例示的な保存媒体が示されている。或いは、保存媒体はホストプロセッサと一体化していてもよい。
ユーザインタフェース916は、ホストプロセッサ910とDSP908の両方に接続されている。例えば、ユーザインタフェースは、ホストプロセッサ910に経路設定されているキーボード、又は特別機能キー又はボタンを含んでもよく、又、装置を起動することによって特定の動作をリクエストするユーザによって使用されることができる。例えば、ユーザは、電話番号をダイアルするために、或いは、ユーザが特別の動作モード、例えばBCMCSサービスを受け取る又はPPT動作に入るなど、を起動することを望んでいることを示すために、キーボードを使用できる。ユーザインタフェース916はまた、DSP910に接続されオーディオデータをユーザに出力するのに使用されるスピーカを、含んでもよい。
当業者は、情報及び信号は、種々様々な異なる技術及び技法の何れかを用いて表されることができることを、理解するであろう。例えば、上記説明をとおして参照されることがある、データ、指示、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又はパーティクル、光場又はパーティクル、或いはこれらの任意の組み合わせ、によって表されることが出来る。
当業者は、更に、ここに開示された実施例に関連して説明された、種々様々な図示された論理ブロック図、モジュール、回路、及びアルゴリズム ステップは、電子ハードウェア、コンピュータ、ソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実施され得ることを、認識するであろう。このハードウェアとソフトウェアとの交換性を明確に例証するために、種々様々な説明のための部品、ブロック図、モジュール、回路、及びステップが、概してそれらの機能性の観点から以上において説明されている。そのような機能性がハードウェア又はソフトウェアとして実施されるかどうかは、特定のアプリケーション及び全体のシステムに課せられる設計上の制限に依存する。熟練した職人は、各特定のアプリケーションのために、説明された機能性を様々な方法で実施するかもしれないが、しかし、そのような実施の決定は、本発明の範囲から逸脱する原因となるものとして解釈されるべきでない。
ここで開示された実施例に関連して説明された、種々の説明のための論理ブロック図、モジュール、及び回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレー(FPGA)、又は他のプログラマブル論理回路、ディスクリートゲート又はトランジスタ ロジック、ディスクリートハードウェア部品、又はここで説明された機能を達成するように設計されたこれらの任意の組み合わせで実施或いは実行されることが出来る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよい、しかし別の方法では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又は状態機械でもよい。プロセッサは又、計算装置の組み合わせ、例えばDSPとマイクロプロセッサーとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用された1以上のマイクロプロセッサ、又は他のそのような構成(configuration)として実施されることが出来る。
ここで開示された実施例と関連して説明された方法又は技術は、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、又は、上記2つの組み合わせで実施されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD−ROM、又は本技術分野で知られている記憶媒体の任意の他の形態、に常駐してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出し、又、に情報を書き込むことが出来るように、プロセッサに結合される。別の方法では、記憶媒体はプロセッサと一体となっていてもよい。プロセッサと記憶媒体はASICに常駐してもよい。ASICはユーザ端末常駐してもよい。別の方法では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末中のディスクリート部品として常駐してもよい。
開示された実施例の以上の説明は、どんな当業者も本発明を作り又は使用できるように提供されている。これら実施例の種々の変形は当業者には容易に明らかであり、ここに定義された包括的な原理は本発明の精神或いは範囲を逸脱することなく他の実施例に適用されることが出来る。従って、本発明は、ここで示された実施例に限定されるように意図されてはおらず、ここに開示された原理及び新規な特徴と整合する最も広い範囲が与えられるべきものである。
以下に、本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]無線通信システムにおける通信チャンネル上でブロードキャストする方法であって、
データパケットの正確な解凍を可能にするコンテクスト初期化情報を解凍器に提供することと、
第一命令状態で圧縮器を動作させ、圧縮器コンテクストの動的及び静的なパラメータを含むデータパケットを送ることと、
第二命令状態で前記圧縮器を動作させ、前記圧縮器コンテクストの動的パラメータを含むデータパケットを送ることと、
前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で前記圧縮器の動作を変更することと、
を備える方法。
[2]前記圧縮器の動作を変更することは周期的な間隔で発生する、前記[1]記載の方法。
[3]前記圧縮器の動作を変更することは前記解凍器からのフィードバックに応じている前記[1]記載の方法。
[4]前記フィードバックは前記解凍器からのリクエストを含む、前記[3]記載の方法。
[5]前記解凍器において使用するためにコンテクスト初期化情報を提供することを更に備える、前記[1]記載の方法。
[6]前記コンテクストは静的パラメータを含む、前記[5]記載の方法。
[7]前記コンテクスト初期化情報はサービスディスカバリの期間に提供される、前記[5]記載の方法。
[8]前記コンテクスト初期化情報は解凍器リクエストに応じ提供される、前記[5]記載の方法。
[9]前記圧縮器の動作を変更することは所定回数のブロードキャストデータ伝送に続いて発生する、前記[1]記載の方法。
[10]無線通信システムにおける通信チャンネル上でブロードキャストする方法であって、
データパケットの正確な解凍を可能にするコンテクスト初期化情報及び静的パラメータを解凍器に提供することと、
圧縮器をそのあと複数の状態のうちの1つで動作させ、前記ブロードキャストの動作終了まで、圧縮器コンテクストのアップデートパラメータを含むデータパケットをおくることと、
を備える方法。
[11]前記アップデートパラメータは静的パラメータである、前記[10]記載の方法。
[12]前記アップデートパラメータは動的パラメータである、前記[10]記載の方法。
[13]解凍器で使用の動的及び静的パラメータを含むブロードキャストセッションのための初期化コンテクストを設定し、その後にブロードキャストセッションにおいて動作する、ことによりブロードキャスト動作を実行し、前記ブロードキャストセッションにおいては前記ブロードキャストセッションの終了まで前記解凍器の前記動的及び静的パラメータをアップデートするプロセッサ、を備える、無線通信チャンネル上で通信するための圧縮器。
[14]前記圧縮機は、少なくとも1つの解凍器から受け取られたフィードバックに応じ前記パラメータをアップデートする、前記[13]記載の圧縮機。
[15]動的及び静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定する初期化状態を受け取り、その後に、ブロードキャストセッションにおいて動作する、ことによりブロードキャストセッションに入り、前記ブロードキャストセッションにおいては前記ブロードキャスト動作の終了まで前記解凍器の前記動的及び静的パラメータのアップデートを受け取るプロセッサ、を備える、無線通信チャンネル上で通信するための解凍器。
[16]前記解凍器は、前記圧縮機からの所望のアップデートパラメータをリクエストするフィードバックを発生する、前記[15]記載の解凍器。
[17]解凍器で使用の動的及び静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定する初期化状態を発生することによってブロードキャストセッションを開始し、その後に、2状態のうちの1つで動作する、プロセッサを備える圧縮器であって、
なお、前記状態は、前記動的及び静的パラメータを使用し解凍される予定のデータを圧縮する第一命令状態と、前記解凍器で使用のため前記動的パラメータを再設定する第二命令状態と、を備え、
前記圧縮器は、前記ブロードキャストセッション開始時には前記初期化状態にあり、そのあとは前記第一命令状態か第二命令状態かの何れかにある、
圧縮器。
[18]前記圧縮器は前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記[17]記載の圧縮器。
[19]前記圧縮器は周期的間隔で交互に動作する、前記[18]記載の圧縮器。
[20]前記圧縮器は、所定回数のデータ伝送に続く、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記[18]記載の圧縮器。
[21]前記圧縮器は、フィードバックに応じ、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記[18]記載の圧縮器。
[22]前記フィードバックは状態を変更するリクエストを含む、前記[21]記載の圧縮器。
[23]解凍器において使用のため前記コンテクストを再初期化することを、更に備える前記[17]記載の圧縮器。
[24]前記コンテクストを再初期化することはリクエストに応じている、前記[24]記載の圧縮器。
[25]圧縮器によって設定される動的及び静的パラメータを使用して初期コンテクスト生成する初期化状態のためのデータを受け取ることによりブロードキャストセッションを開始し、そのあと、前記ブロードキャストセッションの期間、2状態のうちの1つで動作する、プロセッサ、を備える解凍器であって、
前記状態は、前記動的及び静的パラメータを使用しデータを解凍する静的コンテクスト状態と、解凍において使用のため前記動的パラメータを再設定するフルコンテクスト状態と、を備えている、
解凍器。
[26]前記初期コンテクストを再初期化することを更に備える、前記[25]記載の解凍器。
[27]前記解凍器は、前記ブロードキャストセッション全体の期間、使用のために静的パラメータを保存する、前記[25]記載の解凍器。
[28]前記解凍器は、解凍の期間のエラーに基づき、前記静的コンテクスト状態と前記フルコンテクスト状態との間で交互に動作する、前記[25]記載の解凍器。
[29]前記解凍器は、CRCエラーレートに基づき、前記静的コンテクスト状態と前記フルコンテクスト状態との間で交互に動作する、前記[25]記載の解凍器。
[30]前記解凍器はフィードバックを発生する、前記[25]記載の解凍器。
[31]前記フィードバックは、圧縮器に対する、状態を遷移するリクエストである、前記[30]記載の解凍器。
[32]前記リクエストは、解凍の期間のエラーに基づき発生される、前記[31]記載の解凍器。
[33]前記リクエストは、CRCエラーレートに基づき発生される、前記[31]記載の解凍器。
[34]解凍器の中で使用のためコンテクストを初期化し、そのあと、前記コンテクストの動的及び静的パラメータを含むデータパケットを圧縮器が送る第一命令状態と前記コンテクストの動的パラメータを含むデータパケットを前記圧縮器が送る第二命令状態との間で交互に動作する、ように構成された前記圧縮器と、
前記初期化されたコンテクストを受け取り、使用し、そのあと、受け取られたデータパケットが前記コンテクストの動的及び静的パラメータを含む静的コンテクスト状態と受け取られたデータパケットが前記コンテクストの動的パラメータを含むフルコンテクスト状態との間で交互に動作する、ように構成された解凍器と、
を備え、
前記圧縮器と前記解凍器とが所定の方法により状態間で交互に動作する、
無線通信システム。
[35]初期化コンテクストデータを受け取り、使用し、そのあと、受け取られたデータパケットが動的及び静的コンテクストパラメータを含む静的コンテクスト状態と、受け取られたデータパケットが動的コンテクストパラメータを含むフルコンテクスト状態と、の間で交互に動作する、ように構成された解凍器を備え、前記解凍器は、所定の方法により、前記静的コンテクスト状態と前記フルコンテクスト状態との間で交互に動作する、無線通信装置。
[36]前記解凍器は、解凍の期間のエラーに基づき、前記フルコンテクスト状態と前記静的コンテクスト状態との間で交互に動作する、前記[35]記載の無線通信装置。
[37]前記コンテクストを再初期化することを更に備える、前記[35]記載の無線通信装置。
[38]解凍器の中で使用のため動的及び静的コンテクストパラメータを含む初期化コンテクスト状態を設定し、そのあと、前記動的及び静的パラメータを使用して解凍される予定のデータを圧縮する第一命令状態と、前記解凍器の中で使用のため前記動的パラメータを再設定する第二命令状態と、の間で交互に動作する、ように構成された圧縮器を備え、前記圧縮器はブロードキャストセッションのはじめに一度は初期化コンテクスト状態にあり、そのあと前記圧縮器は前記第一命令状態か前記第二命令状態かの何れかにある、無線通信インフラストラクチャ。
[39]
前記圧縮器は前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記[38]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[40]
前記圧縮器は、所定の方法により前記第一命令状態と前記第二命令状態との間を交互に行う、前記[39]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[41]前記圧縮器は、周期的間隔で前記第一命令状態と前記第二命令状態との間を交互に行う、前記[39]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[42]前記圧縮器は、所定回数のデータ伝送に続く、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記[39]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[43]前記圧縮器は、フィードバックに応じ、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間を交互に行う、前記[39]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[44]前記フィードバックは状態を遷移するリクエストを含む、前記[43]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[45]解凍器において使用のため前記コンテクストを再初期化することを、更に備える前記[38]記載の無線通信インフラストラクチャ。
[46]前記コンテクストを再初期化することはリクエストに応じている、前記[45]記載の圧縮器。
[47]一群のユーザー間のマルチキャスト無線通信の方法であって、
データストリームのデスティネーションアドレスはマルチキャストアドレスであることを決定することと、
前記データストリーム内のパラメータに基づいて前記データストリームを分類することと、
マルチキャストセッションのための単一コンテクストを設定することと、
を備える方法。
[48]前記データストリームの分類はデスティネーションアドレスに基づく、前記[47]記載の方法。
[49]前記データストリームの前記分類はデスティネーションポートに基づく、前記[47]記載の方法。
[50]前記データストリームの前記分類はIPバージョンに基づく、前記[47]記載の方法。
[51]前記データストリームの前記分類はIPプロトコルフィールドに基づく、前記[47]記載の方法。
[52]前記マルチキャストセッションはプッシュ−ツ−トークセッションである、前記[47]記載の方法。
[53]圧縮器は、マルチユーザに送るデータパケットを圧縮するために前記単一コンテクストを使用する、前記[47]記載の方法。
[54]解凍器は、マルチユーザから受け取られたデータパケットを解凍するために前記単一コンテクストを使用する、前記[47]記載の方法。
[55]ヘッダー圧縮の方法を具現化するコンピュータ可読媒体であって、
前記方法は、
解凍器の中で使用のため動的及び静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定することと、
解凍器の中で動的及び静的パラメータを再設定する第一命令状態に入ることと、
前記解凍器の中で動的パラメータを再設定する第二命令状態に入ることと、
を備え、
前記の第二命令状態に入るステップでは、圧縮器は、セッションの初めに一度初期状態にあり、そのあと前記圧縮器は、所定の方法により前記第一及び第二状態間を交互に動作する、
コンピュータ可読媒体。
[56]ヘッダー解凍の方法を具現化するコンピュータ可読媒体であって、
前記方法は、
圧縮器によって設定された動的及び静的パラメータと共に初期化コンテクストを受け取ることと、
解凍器コンテクストの中で前記動的及び静的パラメータを受け取り再設定する静的コンテクスト状態に入ることと、
解凍において使用するため前記動的パラメータを受け取り再設定するフルコンテクスト状態に入ることと、
を備え、
前記のフルコンテクスト状態に入るステップでは、解凍器は、そのあと前記静的コンテクスト状態かフルコンテクスト状態かの何れかにある、
コンピュータ可読媒体。
図1は、本発明に従い構成される通信システム100の部分を示す。 図2は、本発明に従う、BCMCSコンテンツストリームを配信できる例示的な無線ネットワークを図示する。 図3は、従来システム用のU−モードにおいてROHC圧縮のために使用される3状態の状態図を図示する。 図4は、従来システムのU−モードにおいてROHC解凍のために使用される3状態の状態図を図示する。 図5は、図1及び図2において図示されたシステムのためのUモードにおけるROHC圧縮のための状態図を、2状態のみで図示する。 図6は、図1及び図2において図示されたシステムのためのUモードにおけるROHC解凍のための状態図を、2状態のみで図示する。 図7は、図5システムにおける、圧縮器動作の例示的実施例を図示するフローチャートである。 図8は、図6システムにおける、解凍器動作の例示的実施例を図示するフローチャートである。 図9は、本発明の例示的実施例に従い構成される無線通信装置のブロック図である。

Claims (22)

  1. 無線通信システムにおける通信チャンネル上でブロードキャストする方法であって、
    データパケットの正確な解凍を可能にするコンテクスト初期化情報を圧縮器から解凍器に提供することと、なお前記コンテクスト初期化情報は静的パラメータを含み、前記解凍器において使用される前記コンテクストは前記静的パラメータの情報を使用して初期化される;
    前記解凍器において使用される前記コンテクストが初期化された後、第一命令状態で圧縮器を動作させ、圧縮器コンテクストの動的パラメータを含むデータパケットを前記圧縮器から前記解凍器に送ることと、なお、前記解凍器が適切なコンテクストを設定したと前記圧縮器が確信してから、前記圧縮器は第二命令状態に遷移する;
    前記第二命令状態で前記圧縮器を動作させ、前記圧縮器コンテクストの動的パラメータを含むデータパケットを前記圧縮器から前記解凍器に送ることと;
    前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で前記圧縮器の動作を変更することと、なお、前記圧縮器は、前記第二命令状態において、送られた複数のデータパケット、期間、または無線チャンネル特性に依存して変わるものの1つが所定閾値を超えたかどうかをチェックし、もし所定閾値を超えていない場合は前記圧縮器は前記第二命令状態に留まり、もし所定閾値を超えた場合は前記圧縮器は前記第一命令状態に遷移し、前記圧縮器が前記第一命令状態へと遷移するとき、前記解凍器のコンテクストは前記第一命令状態において再設定される;
    を備え、
    前記圧縮器は、前記ブロードキャストのはじめには一度初期化状態にあり、そのあとは前記第一命令状態か第二命令状態かの何れかにあり、前記圧縮器は前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、
    方法。
  2. 前記圧縮器の動作を変更することは周期的な間隔で発生する、前記請求項1記載の方法。
  3. 前記圧縮器の動作を変更することは前記解凍器からのフィードバックに応じている前記請求項1記載の方法。
  4. 前記フィードバックは前記解凍器からのリクエストを含む、前記請求項3記載の方法。
  5. 前記コンテクスト初期化情報はサービスディスカバリの期間に提供される、前記請求項1記載の方法。
  6. 前記コンテクスト初期化情報は解凍器リクエストに応じ提供される、前記請求項1記載の方法。
  7. 前記圧縮器の動作を変更することは所定回数のブロードキャストデータ伝送に続いて発生する、前記請求項1記載の方法。
  8. 解凍器で使用の静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定する初期化状態を発生することによってブロードキャストセッションを開始し、その後に、2状態のうちの1つで動作する、プロセッサを備える圧縮器であって、
    前記状態は、
    前記解凍器において使用される前記初期化コンテクストが設定された後、前記圧縮器が動作する第一命令状態であって、前記解凍器において適切なコンテクストを設定するために、前記解凍器で使用のための動的パラメータを設定する前記第一命令状態と;
    前記解凍器が第一命令状態において適切なコンテクストを設定したと前記圧縮器が確信してから、前記圧縮器が前記第一命令状態から遷移する第二命令状態であって、前記解凍器で使用のための前記動的パラメータを再設定し、前記動的及び静的パラメータを使用し解凍される予定のデータを圧縮する前記第二命令状態と、なお、前記圧縮器は、前記第二命令状態において、送られた複数のデータパケット、期間、または無線チャンネル特性に依存して変わるものの1つが所定閾値を超えたかどうかをチェックし、もし所定閾値を超えていない場合は前記第二命令状態に留まり、もし所定閾値を超えた場合は前記第一命令状態に遷移し、前記圧縮器が前記第一命令状態へと遷移するとき、前記解凍器のコンテクストは前記第一命令状態において再設定される;
    を備え、
    前記圧縮器は、前記ブロードキャストセッションのはじめには一度前記初期化状態にあり、そのあとは前記第一命令状態か第二命令状態かの何れかにあり、前記圧縮器は前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、
    圧縮器。
  9. 前記圧縮器は周期的間隔で交互に動作する、前記請求項8記載の圧縮器。
  10. 前記圧縮器は、所定回数のデータ伝送に続く、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記請求項8記載の圧縮器。
  11. 前記圧縮器は、フィードバックに応じ、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記請求項8記載の圧縮器。
  12. 前記フィードバックは状態を変更するリクエストを含む、前記請求項11記載の圧縮器。
  13. 解凍器において使用のため前記コンテクストを再初期化することを、更に備える前記請求項8記載の圧縮器。
  14. 前記コンテクストを再初期化することはリクエストに応じている、前記請求項13記載の圧縮器。
  15. 基地局、基地局コントローラ、モバイル交換局、および交換網を含む無線通信インフラストラクチャであって、前記インフラストラクチャは、
    解凍器において使用のための静的コンテクストパラメータを含む初期化コンテクスト状態を設定し、
    前記解凍器において使用される前記初期化コンテクストが設定された後、前記解凍器において適切なコンテクストを設定するために、前記解凍器で使用のための動的コンテクストパラメータを設定する第一命令状態において動作し、
    前記解凍器が前記第一命令状態において前記適切なコンテクストを設定したと確信してから、前記第一命令状態から、前記解凍器において使用のための前記動的パラメータを再設定し、前記動的及び静的コンテクストパラメータを使用して解凍される予定のデータを圧縮する第二命令状態に遷移する、
    ように構成された圧縮器を備え、
    前記圧縮器は、前記第二状態において、送られた複数のデータパケット、期間、または無線チャンネル特性に依存して変わるものの1つが所定閾値を超える場合は、前記第一命令状態に遷移し、前記圧縮器が前記第一命令状態へと遷移するとき、前記解凍器のコンテクストは前記第一命令状態において再設定され、
    前記圧縮器はブロードキャストセッションのはじめに一度は初期化コンテクスト状態にあり、そのあと前記圧縮器は前記第一命令状態か前記第二命令状態かの何れかにあり、前記圧縮器は、前記の送られた複数のデータパケット、期間、または無線チャンネル特性に依存して変わるものの1つが所定閾値を超えたかどうかにより、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、
    無線通信インフラストラクチャ。
  16. 前記圧縮器は、周期的間隔で前記第一命令状態と前記第二命令状態との間を交互に行う、前記請求項15記載の無線通信インフラストラクチャ。
  17. 前記圧縮器は、所定回数のデータ伝送に続く、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間で交互に動作する、前記請求項15記載の無線通信インフラストラクチャ。
  18. 前記圧縮器は、フィードバックに応じ、前記第一命令状態と前記第二命令状態との間を交互に行う、前記請求項15記載の無線通信インフラストラクチャ。
  19. 前記フィードバックは状態を遷移するリクエストを含む、前記請求項18記載の無線通信インフラストラクチャ。
  20. 解凍器において使用のため前記コンテクストを再初期化することを、更に備える前記請求項15記載の無線通信インフラストラクチャ。
  21. 前記コンテクストを再初期化することはリクエストに応じている、前記請求項20記載の圧縮器。
  22. ヘッダー圧縮の手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、
    前記プログラムは、前記コンピュータに
    解凍器において使用のための静的パラメータを含む初期化コンテクストを設定させるための手順と;
    前記解凍器において使用される前記初期化コンテクストが設定された後、前記解凍器において適切なコンテクストを設定するために、前記解凍器において動的パラメータを再設定する第一命令状態に入らせるための手順と;
    前記第一命令状態において前記解凍器が適切なコンテクストを設定したことを確信してから、前記解凍器において動的パラメータを再設定し、前記動的及び静的パラメータを使用して解凍される予定のデータを圧縮する第二命令状態に入らせるための手順と、なお、圧縮器は、送られた複数のデータパケット、期間、または無線チャンネル特性に依存して変わるものの1つが所定閾値を超えた場合は、前記第二命令状態から前記第一命令状態に遷移し、前記圧縮器が前記第一命令状態へと遷移するとき、前記解凍器のコンテクストは前記第一命令状態において再設定される;
    実行させるなお、前記圧縮器は、セッションのはじめに一度は初期状態にあり、そのあと前記圧縮器は、前記第一命令状態か前記第二命令状態かの何れかにあり、前記圧縮器は、前記第一及び第二状態間を交互に動作する、
    コンピュータ可読記憶媒体。
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