JP4907638B2 - マイクロナノインプリント工程において使用される均等プレス装置 - Google Patents
マイクロナノインプリント工程において使用される均等プレス装置 Download PDFInfo
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Description
(1) 弾性フィルム501は、高温及び高圧に耐え得る材料で作られることが要求される。かかる材料は高価であり、均等プレス装置の製造コストを増大させる。
(2) 高温及び高圧状態下での均等プレス部材5の使用により、弾性フィルム501の耐用年数が短い。
(3) 駆動ユニット4は、典型的には油圧又は空気圧シリンダとして構成される。かかるシリンダは、限られた圧力のみをモールド2に対して適用し得る。故に、基板6が薄い金属板である際、基板6に対してモールド2をプレスするよう加えられる圧力は、基板6上において完全なインプリントを与えるには不十分であり得る。
(1)均圧液体12は、上述された先行技術において利用されるフィルムの代りに、基板100に接触し且つ基板100対して直接プレスするよう使用される。故に、本発明の均等プレス装置は、より耐久性があり且つ安価である。
(2)大口径ピストンヘッド144の断面積が小口径ピストンヘッド145の断面積より大きいため、小口径ヘッド145によって生成される均圧液体12に対する押付け力は、圧縮液体145によって大口径ピストンヘッド145に対して適用されるものの数倍である。したがって、圧力源に対して求められる出力は、大幅に低減され得る。言い換えれば、たとえ基板100が金属薄板であるとしても、本発明の均等プレス装置は、基板100の上部表面110上において完全なインプリント作業を行なうよう十分な圧力を与え得る。
2 モールド
3 ホルダ
4 駆動ユニット
5 均等プレス部材
6 基板
10 下方加圧ユニット
11 支持容器
12 均圧液体
13 密封部材
14 加圧機器
31 成形表面
100 基板
110 上部表面
111 収容空間
112 環状上部表面
113 環状取付け表面
114 肩部表面
115 大口径ピストン
116 小口径ピストン
120 下部表面
131 金属密封リング
132 ゴム密封リング
133 溝
134 環状内周表面
141 シリンダ
142 ピストン部材
143 圧縮液体
144 大口径ピストンヘッド
145 小口径ピストンヘッド
146 接続部
501 弾性フィルム
502 流体
X 軸方向
Claims (6)
- 対向する上部表面と下部表面とを有する基板上においてナノインプリント作業を行なうよう適合される均等プレス装置であって、
支持容器、均圧液体、及び加圧機器を有する、下方プレスユニットと、
該下方プレスユニットのすぐ上方に配置され、該下方プレスユニットの前記支持容器に対して可動である、上方プレスユニットと、
前記基板の前記上部表面上に配置されるよう適合され、前記基板の前記上部表面が前記下方プレスユニットによってプレスされるよう適合される成形表面を有する、モールドと、
によって特徴付けられ、
前記支持容器は、上方向に開放する収容空間と、該収容空間の上方端部を画定し、且つ該収容空間の上方端部が前記基板によって密封されるよう前記基板の前記下部表面に対して終端するよう適合される環状上部表面と、を有し、
前記均圧液体は、前記支持容器における前記収容空間内において受けられ、
前記加圧機器は、ピストン部材を有し、該ピストン部材は、前記支持容器における前記収容空間へと延在し且つ前記均圧液体を軸方向において上向きに押すよう作動可能である、
均等プレス装置。 - 前記支持容器は更に、前記環状上部表面の下方に配置される環状取付け表面と、前記環状上部表面の内周と前記環状取付け表面の外周との間において接続される円筒形肩部表面と、を有し、
前記下方プレスユニットは更に、前記環状取付け表面上に配置される密封部材を有し、
該密封部材は、前記環状取付け表面上に配置され且つ前記肩部表面に接触する金属密封リングと、前記環状取付け表面上に配置されるゴム密封リングと、を有し、
前記金属密封リングは、その内周に沿って内方向に開放する環状溝を有し、前記ゴム密封リングは、前記金属密封リングにおける前記溝に係合する、
請求項1記載の均等プレス装置。 - 前記支持容器は更に、前記環状上部表面の下方に配置される環状取付け表面と、環状上部表面の内周から前記環状取付け表面の外周に対して内方向及び下方向に延在する裁頭円錐形の肩部表面と、を有し、
前記下方プレスユニットは更に、密封部材を有し、
該密封部材は、前記肩部表面上に配置される金属密封リングと、前記環状取付け表面上に配置されるゴム密封リングと、を有し、
前記金属密封リングは、前記ゴム密封リングと接触する環状内周表面を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の均等プレス装置。 - 前記支持容器における前記収容空間は、円形の断面と、小口径部と、該小口径部の直径より大きな直径を有し、且つ前記基板と前記小口径部との間において位置決めされるよう適合される大口径部と、を有し、
前記加圧機器の前記ピストン部材は、前記収容空間の前記小口径部へと延在する、
ことを特徴とする請求項1記載の均等プレス装置。 - 前記加圧機器は更に、シリンダと、該シリンダ内において受けられる圧縮液体とを有し、
前記ピストン部材は、前記軸方向において前記シリンダに対して可動であり、且つ前記シリンダにおいて可動に配置される大口径ピストンヘッドと、前記収容空間の前記小口径部において可動に配置され、且つ前記大口径ピストンヘッドの直径より小さい直径を有する小口径ピストンヘッドと、を有する、
ことを更に特徴とする請求項4記載の均等プレス装置。 - 前記ピストン部材は更に、前記大口径ピストンヘッド及び前記小口径ピストンヘッドを固定的に相互接続する接続部を有する、
ことを更に特徴とする請求項5記載の均等プレス装置。
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