JP4905117B2 - 仕様記述支援装置 - Google Patents
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Description
下記特許文献3は、開発するソフトウェアの特徴を入力することにより、非正常の状態とイベントの分析表をつくることで非正常系の仕様を生成する技術を開示している。
抜けがない正確な仕様を記述するには、非機能要件を漏らさない、その中でも非正常ケースを記述する、仕様の条件を明確にする、仕様の文書記述での曖昧さをなくする、記述間の矛盾をなくするなど点において多くの課題が残されている。
そこで本発明の目的は、仕様記述の曖昧さを排除し、誤りや漏れの混入を防止し、手戻り作業の工数を削減する仕様記述支援装置を提供することにある。
仕様ファイルと、分野別に予め作成された仕様記述の雛形を格納するテンプレートファイルと、品質特性およびその下位の品質副特性を定義する品質特性定義ファイルと、仕様記述言語の構文に対応した構文を定義する構文定義ファイルと、仕様記述言語の数型演算子に対応した演算子を定義する数型演算子ファイルと論理型演算子に対応した演算子を定義する論理型演算子ファイルとを含んでなる形式仕様演算子ファイルと、用語の定義を格納する用語辞書ファイルと単語の表記、読み、品詞などを格納する形態素解析辞書ファイルとを含んでなる辞書ファイルと、を有し、
前記仕様ファイルを除く前記ファイルのいずれかを選択し、選択したファイルにデータの登録処理を行うデータ登録処理手段と、仕様記述支援に係る画面表示を行い、当該表示画面上で仕様記述したい項目をプルダウンメニューで選択し、当該選択に係る前記ファイルから必要なデータを読み込んで前記表示画面に表示し、表示された項目へ仕様記述を入力し、入力した仕様記述を前記仕様ファイルに書き込む一連の処理を行う選択、入力処理手段と、該選択、入力処理手段から呼ばれ、前記仕様ファイルに格納されたデータをチェックし、校正し、不適合事項のアラームを出力するチェック,校正,アラーム処理手段と、前記選択、入力処理手段から呼ばれ、前記仕様ファイルに格納されたデータの相互間の矛盾がないかを検証するため条件およびキーワードを指定して検索した条件のリストを出力する検証リスト処理手段と、を備えていることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る仕様記述支援装置の構成を示すブロック図である。図1において本発明の実施形態に係る仕様記述支援装置は、サーバ1内に、
仕様記述されたデータを格納する仕様ファイル2(後述する)と、分野別に予め作成された仕様記述の雛形を格納するテンプレートファイル3(後述する)と、品質特性41およびその下位の品質副特性42を定義する品質特性定義ファイル4(後述する)と、仕様記述言語(VDM−SL)の構文に対応した構文を定義する構文定義ファイル5(後述する)と、仕様記述言語(VDM−SL)の数型演算子に対応した演算子を定義する数型演算子ファイル61と論理型演算子に対応した演算子を定義する論理型演算子ファイル62とを含んでなる形式仕様演算子ファイル6(後述する)と、用語の一貫性を保つために用語の定義を格納する用語辞書ファイル71と形態素解析をするために単語の表記、読み、品詞などを格納する形態素解析辞書ファイル72とを含んでなる辞書ファイル7(後述する)と、上記仕様ファイル2を除くテンプレートファイル3〜辞書ファイル7の各ファイルにデータの登録処理を行うデータ登録処理部8と、仕様記述支援に係る画面表示(後述する)を行い、当該表示画面上で仕様記述したい項目をプルダウンメニューで選択し、当該選択に係るファイル3〜7から必要なデータを読み込んで前記表示画面に表示し、表示された項目へ仕様記述を入力し、入力した仕様記述を仕様ファイル2に書き込む一連の処理を行う選択、入力処理部9と、該選択、入力処理部9から呼ばれ、上記仕様ファイル2に格納されたデータをチェックし、校正し、不適合事項のアラームを出力するチェック,校正,アラーム処理部10と、上記選択、入力処理部9から呼ばれ、上記仕様ファイル2に格納されたデータの相互間の矛盾がないかを検証するため条件およびキーワードを指定して検索した条件のリストを出力する検証リスト処理部11と、を設け、
上述したデータ登録処理部8、選択、入力処理部9、チェック,校正,アラーム処理部10及び検証リスト処理部11における各処理の実行と、上記ファイル2〜7に格納されたデータの読込みに基づいて各種処理を実行して必要なデータを上記仕様ファイル2に格納するとともに上記各処理部の動作を制御するプログラム(図示せず)を格納して仕様記述支援を行うサーバ1と、
サーバ1とクライアント13とを連係するネットワーク12と、
サーバ1とネットワーク12で繋がり、データの設定や処理の起動、データの表示を行うクライアント13と、
により構成される。
仕様名21には、仕様記述の対象としている仕様名を格納する。仕様記述に対して一意に設定する。
項23には、章22を展開した下位の項のデータを格納する。
TAG24には、個々の仕様記述に対して一意に設定した番号を格納する。更に子の記述がある場合はTAG番号の下位に識別番号を追加して当該仕様記述を格納する。
構文26には図3のプルダウンメニュー15の「構文選択」153で選択した項目を格納する。
内容28には、上記「項目」27に対応した図3に示す入力領域16に入力された内容を格納する。
テンプレート名31には、仕様記述の対象としている仕様のテンプレート名を格納する。仕様記述に対して一意に設定する。
項33には、章32を展開した下位の項データの雛形を格納する。
TAG34には、個々の仕様記述の雛形に対して一意に設定した番号を格納する。更に子の記述がある場合はTAG番号の下位に識別番号を追加して当該仕様記述の雛形を格納する。
構文36には図3のプルダウンメニュー15の「構文選択」153で選択した項目の雛形を格納する。
内容38には、上記「項目」37に対応した図3に示す入力領域16に入力された内容の雛形を格納する。
例を示す図である。図6(1)の構文選択プルダウンメニューには、上記した仕様記述言語(VDM−SL)に対応した「状態」511,「操作」512,「出力確定機能」513,「出力不定機能」514の構文が選択可能にされる。また図7は、図6に示した構文選択例において、「状態」511が選択されたときの画面表示例を示す図である。図6(2)にプルダウンメニュー選択により画面表示される項目例が例示されており、そのうち図7では「状態」511を選択した場合を画面表示し、「状態」511に設定されている項目、すなわち、「状態定義」,「コメント」,「状態を表す変数」,「不変条件」,「初期状態」についてその入力例を示すものである。
図9は、上述した形式仕様演算子記入例を示す図である。形式仕様演算子ファイル6に定義された数型演算子又は論理型演算子を使用する場合は、図3のプルダウンメニュー15の「数式」156、「論理式」157のいずれかを選択する。図9においては、図3のプルダウンメニュー15の「数式」156の選択に対応して「数式」プルダウンメニューが表示され、表示された項目のうち項目「小」91を選択して図9の右側のカーソルが指示する位置に選択した演算子を記入する。
9に引継がれ、後述する図14の選択、入力処理フローチャートのいずれかのステップに示す処理を行う。
を終了する。
期限_ 」が雛型として格納されているので、それを利用する。ステップS49では、以上のステップS42,44,45〜47で検出したものを出力する。そして処理を終了する。
2 仕様ファイル
3 テンプレートファイル
4 品質特性定義ファイル
5 構文定義ファイル
6 形式仕様演算子ファイル
7 辞書ファイル
8 データ登録処理部
9 選択、入力処理部
10 チェック,校正,アラーム処理部
11 検証リスト処理部
12 ネットワーク
13 クライアント
14 サブメニュー
15 プルダウンメニュー
16 入力領域
17 用語定義領域
Claims (9)
- 機能特性および非機能特性の仕様の詳細化の支援を行う仕様記述支援装置において、
仕様記述されたデータを格納する仕様ファイルと、
分野別に予め作成された仕様記述の雛形を格納するテンプレートファイルと、
品質特性およびその下位の品質副特性を定義する品質特性定義ファイルと、
仕様記述言語の構文に対応した構文を定義する構文定義ファイルと、
仕様記述言語の数型演算子に対応した演算子を定義する数型演算子ファイルと論理型演算子に対応した演算子を定義する論理型演算子ファイルとを含んでなる形式仕様演算子ファイルと、
用語の定義を格納する用語辞書ファイルと単語の表記、読み、品詞などを格納する形態素解析辞書ファイルとを含んでなる辞書ファイルと、を有し、
前記仕様ファイルを除く前記ファイルのいずれかを選択し、選択したファイルにデータの登録処理を行うデータ登録処理手段と、
仕様記述支援に係る画面表示を行い、当該表示画面上で仕様記述したい項目をプルダウンメニューで選択し、当該選択に係る前記ファイルから必要なデータを読み込んで前記表示画面に表示し、表示された項目へ仕様記述を入力し、入力した仕様記述を前記仕様ファイルに書き込む一連の処理を行う選択、入力処理手段と、
該選択、入力処理手段から呼ばれ、前記仕様ファイルに格納されたデータをチェックし、校正し、不適合事項のアラームを出力するチェック,校正,アラーム処理手段と、
前記選択、入力処理手段から呼ばれ、前記仕様ファイルに格納されたデータの相互間の矛盾がないかを検証するため条件およびキーワードを指定して検索した条件のリストを出力する検証リスト処理手段と、
を備えていることを特徴とする仕様記述支援装置。 - 前記プルダウンメニューに分野別テンプレートを備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記分野別テンプレートを選択した場合には、前記テンプレートファイルから分野別に予め作成された仕様記述の雛形をサブメニューに表示するとともに該サブメニューに表示された雛形を選択することで、当該雛型が画面表示され、当該表示画面に表示された雛型に沿って仕様記述を入力することを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。
- 前記プルダウンメニューに品質特性項目選択を備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記品質特性項目選択を選択した場合には、前記品質特性定義ファイルから品質特性及び品質副特性に係るデータを前記表示画面に表示し、当該表示画面に品質特性及び品質副特性に係る仕様記述を入力することを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。
- 前記プルダウンメニューに構文選択を備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記構文選択を選択した場合には、前記構文定義ファイルから仕様記述言語の構文に対応した構文を前記表示画面に表示し、当該表示画面に前記構文に沿った仕様記述を入力することを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。
- 前記表示画面に表示される仕様記述言語の構文に対応した構文は、状態、操作、出力確定機能、出力不定機能のいずれかであることを特徴とする請求項4記載の仕様記述支援装置。
- 前記プルダウンメニューに数式又は論理式を備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記数式又は論理式を選択した場合には、前記形式仕様演算子ファイルから数式又は論理式に係るデータを前記表示画面のカーソル位置に表示し、当該カーソ
ル位置に数式及び論理式に係る仕様記述を入力することを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。 - 前記プルダウンメニューに構文チェック/校正/アラームを備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記構文チェック/校正/アラームを選択した場合には、前記選択、入力処理手段が前記チェック,校正,アラーム処理手段に処理の引継ぎをさせ、前記チェック,校正,アラーム処理手段は、該当する仕様書名の前記仕様ファイルのデータを読み込むとともに前記用語辞書ファイルの用語と照合をとり、類似語のもの、部分一致のものを検出し、また前記形態素解析辞書ファイルのデータを用いて形態素解析を行い、前記形態素解析で得た助詞について前記論理型演算子ファイルの読みに該当するものを検出するとともに前記形態素解析で得た接尾辞詞について前記数型演算子ファイルの読みに該当するものを検出して、仕様記述された文について構文の記載チェック、用語のチェック及び演算子適用のチェックを行うことを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。
- 前記前記チェック,校正,アラーム処理手段は、入力項目で空欄のものを検出するか、又は、TBDで期限を超過しているものを検出した場合には、アラームを出力することを特徴とする請求項7記載の仕様記述支援装置。
- 前記プルダウンメニューに検証リストを備え、前記選択、入力処理手段が、前記プルダウンメニューの前記検証リストを選択した場合には、前記選択、入力処理手段が前記検証リスト処理手段に処理の引継ぎをさせ、前記検証リスト処理手段は、検証リストプルダウンメニューに設定されたデータを読み込むとともに、該当する仕様書名の前記仕様ファイルのデータを読み込み、データの相互間に矛盾がないかを検証する条件およびキーワードを指定して検索を行い、検索語に一致した言葉を含む項目の一覧リストを出力することを特徴とする請求項1記載の仕様記述支援装置。
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