JP4891707B2 - 電子機器、タイマ処理方法及びタイマ処理プログラム - Google Patents

電子機器、タイマ処理方法及びタイマ処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、タイマ調整技術に関する。
従来から電子機器などの制御には、タイマが利用されている。このタイマは、例えば、図10に示す構成により利用されているのが一般的である。図10は、一般的な電子機器の一例として示すデジタルテレビジョン受信装置のうち時刻管理に関する構成例を示す機能ブロック図である。図10に示すように、一般的な時刻管理機構は、タイマ関連の機構を管理するタイマ管理部111と、装置全体を制御する制御部115と、時刻を取得する時刻取得手段117と、基準時刻を記憶する基準時刻記憶部121と、現在時刻タイマ123と、を有しており、現在時刻タイマ123にはバックアップ電源125が設けられて、現在時刻を消失しないように構成されている。すなわち、通常の現在時刻を使用する電子機器ではRTC(Real Time Clock)、又は、待機時消費電力を使用するなど現在時刻を保持する機構を持っている。動作中に時刻情報を変更するときの処理が抜けない対策としては、下記特許文献1、2に記載されている。
特開2005−337614号公報 特開2006−103151号公報
上記文献中においても記載されている通り、入手した時間をセットすることで、動作中のモジュールの処理が正しく行われない可能性がある。
さらに、稼動中に頻繁に処理すべきイベントが発生するデジタル家電機器などにおいては、時刻のずれによってイベントが発生しなかったり、二重に発生するなど、不正な処理となってしまう場合が多いという問題もある。加えて、時刻情報を保持していないと、時計が正しくない場合があり、誤った時刻表示をユーザに提示するとユーザが混乱することがあるという問題もある。
また、この対策として現在時刻情報を保持するバッテリー、もしくは待機時消費電力が必要となり、コストが高くなるという点に関しては、省資源・省エネルギーが奨励される環境にあるという意味で現代においては改善すべき点である。上記特許文献の技術は手順が煩雑であり、処理が頻繁に発生するデジタル家電などの分野においては適切でないという問題もある。また、家電機器などでは、現在時刻という絶対値ではなく、ある任意の時点からの経過時間を使用して動作する、タイマのある時点からある時点の差分値を使用するシステムが考えられるが、現在時刻情報保持用のバッテリーなどの機構を持たないとすれば、これと現在時刻が同時に必要とする場合には、タイマを複数系統所有するなどの対策の必要があり、これも改善を必要とする点である。本発明は、上記問題点を解決することを目的とする。
本発明の一観点によれば、起動後に現在時刻を刻み続ける現在時刻タイマと、機器動作の基準時間を保持する基準時間記憶部と、外部から時刻情報を取得する少なくとも1つの外部時刻情報取得部と、モジュールからの時刻情報問い合わせに対して時刻情報を返すタイマ管理部であって、前記外部時刻情報取得部が取得した時刻情報を、前記現在時刻タイマと前記基準時間記憶部とに反映するタイマ管理部と、を備えた電子機器が提供される。
また、バックアップ電源を備えておらず、起動後に現在時刻を刻み続ける現在時刻タイマと、機器動作の基準時間を保持する基準時間記憶部と、外部から時刻情報を取得する少なくとも1つの外部時刻情報取得部と、モジュールからの時刻情報問い合わせに対して時刻情報を返すタイマ管理部であって、前記外部時刻情報取得部が取得した時刻情報を、前記現在時刻タイマと前記基準時間記憶部とに反映するタイマ管理部と、を備えた電子機器が提供される。
前記外部時刻取得部は、放送波から時刻情報を取得する第1の外部時刻取得部と、通信により外部から時刻情報を取得する第2の外部時刻取得部と、の少なくともいずれか一方であることが好ましい。さらに、現在時刻タイマと取得した時刻情報とを比較する比較部を有し、該比較部による比較結果に基づいて、現在時刻タイマを更新するか否かを判定することができる。前記現在時刻タイマと取得した時刻情報との差分に基づいて、もしくは任意の時刻と現在時刻タイマの比較に基づいて、更新するか否かを決定するようにすれば良い。
さらに、現在時刻を表示するときに、外部から時刻情報が取得できていないときは時刻表示を行わないように制御することが好ましい。さらに、現在時刻を表示するときに、外部から時刻情報が取得できていないときでもタイマ管理部に時刻を問い合わせた場合には応答されるが、時刻表示を行わないように制御が行われても良い。前記現在時刻タイマが、実際の時刻よりも前のある時刻からカウントされるタイマであっても良い。
本発明の他の観点によれば、バックアップ電源を備えておらず、現在時刻を刻み続ける現在時刻タイマと、機器動作の基準時間を保持する基準時間記憶部と、モジュールからの時刻情報問い合わせに対して時刻情報を返すタイマ管理部であって、外部から取得した時刻情報を、前記現在時刻タイマと前記基準時間記憶部とに反映するタイマ管理部と、を有することを特徴とするタイマ調整装置が提供される。
本発明によれば、新たに機器外部から取得した時刻情報を機器内部のタイマにセットすることによりモジュール動作のタイミングに齟齬が生じるようなずれの発生を防止出来る。現在時刻情報を保持し続けるためのバッテリーが必要ない。
またデジタル放送で時刻情報を取得したときだけでなく、ネットワーク環境から時刻情報を取得したときにも時刻表示を行うことが出来る。
また、その他の手段で時刻情報を取得出来たときにも同様に時刻表示を行うことが出来る。時刻情報を取得出来ていないときには時刻表示を行わないことで、ユーザを混乱させることがないように出来る。
以下、本発明の第1の実施の形態によるタイマ調整機構を備えた電子機器について図面を参照しながら説明を行う。本発明の特徴は、入手した時刻情報を、システムタイマに反映する際に、現在動作しているタイマの基準時刻を同時に修正することにより、他のモジュールの動作への影響を防止することである。
図1は、本実施の形態による電子機器の全体構成例を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施の形態による電子機器システムAは、ネットワーク環境1と、電子機器5と、放送局10と、を有し、電子機器5とネットワーク環境1との間及び電子機器5と放送局10との間には、ネットワーク網3、7が設けられている。
図2は、電子機器5のタイマ機構に関連する部分の基本構成例を示す機能ブロック図であり、図3は、電子機器の略全体の構成例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、本実施の形態による電子機器5のタイマ機構は、タイマ管理を行うタイマ管理部11と、機器全体を制御する制御部15と、時刻取得手段17と、基準時刻記憶部21と、現在時刻タイマ23と、を有している。但し、図10と比較すると明らかなように、現在時刻タイマ23に対するバックアップ電源は設けられていない。
図3に示すように、本実施の形態による電子機器5は、全体として、上記タイマ管理部11、基準時刻記憶部21、現在時刻タイマ23、制御部15の他に、通信インターフェイスI1及び通信装置25と、認証部27及び証明書保存部31と、デコーダ35及び映像・音声信号インターフェイス部I2と、映像処理部37と、画像表示部41と、を有している。
上記電子機器5において、デコーダ部35のみ記載されているが、実際には、デコーダのみではなくチューナまたはチューナ及びアンテナを内蔵していても良い。デコーダ部35は、デジタルコーデックされた情報をデコードして映像処理部37に渡す。この際、MPEG2-TS等の映像圧縮ストリームであれば時刻情報が内包されている。そこで、この時刻情報を取り出してタイマ管理部11に通知する。この通知手段は、映像処理部37と同じバス(もしくは信号線)を使用しても良いし、別のバス(もしくは信号線)を使用しても良い。また、自発的に通知する代わりに、タイマ管理部11から問い合わせがあった時に時刻情報を応答するようにしても良い。
通信インターフェイスI1を介して外部ネットワーク環境と接続する通信装置25は、
LAN端子や無線通信装置、電力線通信を含む通信ポートなどである。ネットワーク環境に接続している場合、NTP(Network Time Protocol)等を用いて取得した時刻情報をタイマ管理部11に通知する。尚、セキュリティを確保するために、ネットワーク接続の直後には、必ず特定のページに接続する方式を取り、そのページの持つ時刻情報を取得するようにしても良い。この場合も、自発的には通知せず、タイマ管理部11から問い合わせがあったときのみ時刻情報を応答するようにしてもよい。
タイマ管理部11は、制御部15や認証部27、図には記載されていない電子機器搭載の各種モジュールからの問い合わせに対して時刻情報を応答したり、任意のタイミングでイベント発生を通知したりする。時刻情報の問い合わせに対する応答は、基準時刻と現在時刻タイマとの差分を用いても良いし、現在時刻タイマの値そのものを用いても良い。いずれにするかは、問い合わせたモジュールまたは使用するAPI(Application Program Interface)によって決められる。この構成では、制御部15からの問い合わせに対しては電子機器5が起動してからの時間を応答し、認証部27からの問い合わせに対しては現在時刻タイマの値を応答するようになっている。デコーダ35や通信装置25で時刻情報を取得した場合に、現在時刻タイマを更新する場合には、更新前の現在時刻タイマと基準時間との差分と同一になる値に基準時刻記憶部に記憶される基準時刻値も更新する。
基準時刻記憶部21は、初期状態では電子機器5が起動したときの時間を保持している。例えばLinuxシステムでは1970/1/1となっている。基準時刻記憶部21は、共通の記憶部上に存在しているが、他の構成ではCPU上のレジスタや特別な構成のハードウェア上に確保されていても良い。
現在時刻タイマ23は、電子機器5の起動後は、常にカウントアップしているタイマである。Linuxシステムでは1970/1/1から時刻のカウントが開始される。デコーダ35や通信装置25で時刻情報を取得した場合、取得した時刻情報に更新される。この記憶部は共通の記憶部上に存在しているが、他の構成ではCPU上のレジスタや特別な構成のハードウェア上に確保されていても良い。図に示す例の場合には、1μs毎に図示していないハードウェアから割り込みが入り、ソフトウェアでカウントアップして記憶部上の現在時刻タイマ23を更新する構成について説明するが、もちろん、このカウントアップ処理がハードウェアで構成されていても良いし、基準時間が1970/1/1とは異なったり、起動するごとに基準時間が変わるなど、別の構成でも良い。
制御部15は、電子機器5の全体の動作を制御する。デコーダ35や通信装置25、映像処理部37、その他の図には記載されていない各種モジュールを適切なタイミングで動作させるための制御を行っている。
認証部27は、SSLなど通信を安全に行うための証明書の認証処理を行う。認証方法はSSLに限らないが、本実施の形態ではSSLを使用する。証明書の有効期限と現在時刻とを比較して証明書の有効性を判断し、有効であればSSL認証手続きや暗号鍵の処理などを行う。
(電子)証明書保存部31は、電子証明書を記憶しておく。サーバから発行されたSSL証明書を保存しておく。或いは、共通の記憶部の一部分を使用する形でも良い。
映像処理部37は、デコーダ35で受信した情報を画像表示部41に表示するための処理を行う。例えば、MPEG−TSで受信した映像、字幕、制御部15で生成した制御情報、メニューやチャネル表示やカーソルなどのUI、などを画像表示部41に適切に表示する処理を行う。
画像表示部41は、ユーザに映像処理部37で処理された情報を表示する。ここでは、機器自身で表示部を備えているが、外部機器(外部ディスプレイ)に表示する電子機器であっても良い。
図4は、本実施の形態によるタイマ調整処理の流れを示すフローチャート図である。まず、ステップS1において時刻通知手段より時刻入手の通知があり、時刻調整のための時刻更新処理を開始する。この時刻情報更新処理開始は定期的に行われる構成や、任意のイベント発生時に行われる構成でも良い。ステップS1とS2の間に、時刻情報が入力されるのを待つ処理が入っていても良い。時刻情報入手待ちは、タイマ管理部が一定時間待つ方法でも、時刻情報を入手する手段、この場合は通信装置やデコーダが時刻情報を取得出来たときにタイマ管理部へ、例えば割り込みやセマフォ(資源を共有して使用するための同期機構)、メールボックス、イベントフラグ、などのイベントを用いた方法で通知する方法でも良い。
ステップS2において、デコーダから時刻取得通知があったかどうかを判定する。Nの場合にはステップS8に進み、Yの場合にはステップS3に進む。ステップS3に進んだ場合には、放送波から入手した時刻情報と現在時刻タイマとの時刻を比較する。一方、放送波から時刻情報を入手できていなければ、ステップS8に進み、現在の現在時刻タイマが放送波から既に設定されたものであるか否かを確認する。放送波から設定済みであれば(Y)ステップS7に進み時刻更新処理を終了する。放送波から設定済みでない場合は(N)ステップS9に進み、ネットワークから時刻情報を入手できているか否かを確認する。ネットワークから時刻情報を入手できていない場合には、ステップS7に進む。ネットワークから取得できている場合には(Y)、ステップS3に進み、ネットワークから取得した時刻情報を用いて、現在時刻タイマと比較して時刻更新処理を行うかの判定を行う。
尚、ここで、放送波からの時刻取得を優先して考慮しているのは、放送波からの取得した時刻情報は、ネットワークから取得した時刻情報よりも一般的に精度が高いためであり、機器の構成によっては必須ではなくネットワークから取得した時刻情報を優先した方が好ましい場合もある。
ステップS3の時刻比較処理では、現在時刻タイマと取得した時刻情報とを比較する。この結果に基づいて、ステップS4において、現在時刻タイマを更新するか否かを判定する。更新するか否かの基準としては、現在時刻タイマと取得した時刻情報との差分が、例えば1s以上という基準を用いる。但し、差分値に異存せずに必ず更新するようにしても良い。或いは、差分値が1ms、1μsなど任意の差分値としても良いし、或いは任意の差分値を設定できるようにしても良い。他にも例えば、現在時刻タイマの値が製造年(例えば2006年)以前であれば更新すると判断するか、もしくは、取得したフラグを格納する取得可否記憶部を設けておきその値により判断する、又は、認証部のSSL証明書の発効日以前であれば更新すると判断しても良いし、単純に1970年、2000年以前という任意に設定した基準で更新すると判断するなど、の更新方法でも良い。
以下では、基準となる差分値を1sとした場合を例に説明する。差分が1s未満であり更新しないという判定の場合には(N)、時刻更新処理を終了する(ステップS7)。
時刻更新処理を行う場合には(Y)、ステップS5に進み、まず更新後の基準時間の計算を行う。更新後の基準時間は、上記各ステップにおいて取得した時刻から現在時刻タイマの値を減算し、この減算値に対して現在の基準時間を加算することで行われる。システムタイマが1sを基準単位にしている場合には、次のステップ(更新処理)中に1sのカウントアップが行われて必要な処理が抜け落ちないように、計算された基準時間から1sを減算した値を使用する。例えばハードウェアで実装時やタイマ設定時に基準時間以下がクリアされるような構成の場合には、このような処理を必要としない場合もある。次いで、ステップS6において時刻設定処理を行う。時刻設定処理は、取得した時刻を現在時刻タイマにセットし、計算した基準時間を基準時間記憶部にセットすることにより行われる。
尚、ここで、上記1sの減算を行っているのは、タイマがソフトウェア制御のときのソフトウェア処理時のずれについて問題になる場合があるためである。ソフトウェアでタイマ制御する場合に、更新前と更新後とで、システムクロックの基準単位以下のタイミングで微妙なずれが存在する可能性がある。しかしながら、もともとソフトウェアでは、割り込みに対する応答時間などは変動するのが一般的であり、この誤差による問題は発生しないと考えられる。従って、基準時間をまたぎ越してイベントの発生が起きないことは問題だが、基準時間以下であれば時間を逆行しても問題は発生しないだろうことを織り込んだ計算値を使用するため、上記の1sの減算を行っている。
上記処理について、図9を参照しながら、より具体的に説明を行う。図9は、タイマ調整処理の詳細を具体的に示すシーケンス図である。現在時刻タイマ23、基準時刻記憶部21、制御部15、タイマ管理部11、時刻取得手段17のそれぞれにおける処理について説明を行う。
まず、2006/8/10日の10時00分に電子機器5が起動する。この際の初期値は、現在時刻タイマ23、基準時刻記憶部21ともに、1970/1/10時00分となっている。現在時刻タイマ23は起動後、カウントアップし続ける。2006/8/10日の10時08分に、制御部15からタイマ管理部11に対して起動後の経過時刻の問い合わせがあった場合は(L1)、タイマ管理部11は、現在時刻タイマ23と基準時刻記憶部21に時刻の提供を要求し(L2、L4)、現在時刻タイマ23から1970/1/1日0時08分(L3)、基準時刻記憶部21から1970/1/1日0時00分の値が応答される(L5)。これより、タイマ管理部11は、起動してから8分が経過していると計算できるので、制御部15に対して0時間08分と応答を返すことができる(L6)。
2006/8/10日10時10分に時刻取得手段(図3におけるデコーダ35又は通信装置25)が現在時刻を入手したとする(L15)。時刻取得手段17は、タイマ管理部11に対して時刻を取得したことを通知する(L17)。タイマ管理部11は、取得した2006/8/10日10時10分という現在時刻と現在時刻タイマ23の値とから、基準時刻記憶部21に更新する値の計算をする。2006/8/10日10時10分から1970/1/1日0時10分を引いた値に1970/1/1日0時0分を足した値が新たな基準時刻となるので、現在時刻タイマ23に2006/8/10日10時10分(L7)、基準時刻記憶部21に2006/8/10日10時00分(L8)の値をセットする。
この後、2006/8/10日10時20分に制御部15からタイマ管理部11に起動後の経過時刻の問い合わせがあった場合は(L9)、タイマ管理部11は現在時刻タイマ23と基準時刻記憶部21に対して時刻を要求し(L10、L12)、現在時刻タイマ23から2006/8/10日10時20分(L11)、基準時刻記憶部21から2006/8/10日10時00分(L13)の値が応答される。これより、タイマ管理部11は起動してから20分が経過していると計算できるので、制御部15に対して0時間20分と応答を返す(L14)。このように、基準時刻記憶部21、現在時刻タイマ23にセットされている絶対時刻の値に関わらず、正しい起動後の経過時刻を示していることがわかる(L15,L16)。
以上に説明したように、本実施の形態によるタイマ調整技術によれば、新たに機器外部から取得した時刻情報を機器内部のタイマにセットすることにより、モジュール動作のタイミングに齟齬が生じるようなずれの発生を防止することができる。また、現在時刻情報を保持し続けるためのバッテリーが必要ないという利点を有する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照しながら説明を行う。上記図3に示す構成例により時刻表示を行うには、タイマ管理部11に対して時刻情報を問い合わせた場合に、時刻情報が外部から取得出来ていない段階では、システム起動時の初期値である1970年代の時刻が返ってくる場合がある。これをそのまま表示することはユーザに混乱が生じるという問題がある。
この点に関しては、図8に示すように、デコーダ部35から取得した時刻情報とタイマ管理部11から取得したシステム内部の時間とを記憶し、図8では一例としてメニュー表示部51とした時刻表示を行う他のモジュールへ時刻情報を与える時刻記憶部55を設けるのが1つの解決手段として存在する。この時刻記憶部55は、起動時の初期状態において無効な値(たとえば00000000)を持つことにより、表示してよい有効な時刻情報か否かを簡単に判別できる。
次に、本発明の第3の実施の形態によるタイマ調整技術について図面を参照しながら説明を行う。上記第2の実施の形態において用いられる時刻記憶部は、デコーダ部35からの時刻情報のみを利用する場合には問題ないが、外部から時刻情報を取得する手段が他に少なくとも1つ以上設けられている場合には、その時刻情報を同様にタイマ管理部11以外のモジュールで管理・使用する方法もあるが、これはタイマ管理を2重に行っていることになる。ユーザから見ても、何らかの手段で時刻情報を得られるのであれば、それを表示する方が便利である。
このように、複数の手段により得られる可能性がある時刻情報について、不適切な時刻情報は表示せずに、外部から取得出来た時刻情報だけを表示するための技術について以下に説明する。図5は、本実施の形態によるタイマ調整機能を備え表示を行う電子機器の表示部の簡単な構成例を示す正面図である。図5に示すように、表示部41には、表示画面41aと、その中に表示されるメニューバー41bとを有し、例えばメニューバー41bの右端に時刻情報表示41cが行われるようになっている。この構成では、時刻を表示する場合に、デコーダ、通信装置から時刻情報が取得できていないときでもタイマ管理部に時刻を問い合わせた場合には応答されるが、画像表示部41aのメニューバー41aには時刻表示を行わないように処理を行うことを特徴とする。これにより、ユーザの混乱を防ぐことができる。具体的な手順について図6に示すフローチャート図に沿って説明する。また、その一構成例を図7に示す。図7に示すように、本実施の形態による電子機器は、タイマ管理部11と、制御部15と、映像処理部37と、画像表示部41と、メニュー表示部51と、時刻表示部53と、を有している。
図6に示すように、まず、ステップS11において、メニュー表示処理部から時刻表示部に処理が渡される。次いで、ステップS12において、タイマ管理部へ時刻を問い合わせる。ステップS13において、外部から時刻情報が取得できているか否かを確認する。この場合の確認方法は、現在時刻タイマが1970/1/1より開始されるシステムである場合には、現在時刻タイマの値が製造年(例えば2006年)以前であれば取得出来ていないと判断するか、もしくは、取得したフラグを格納する取得可否記憶部を設けておいても良い。又は、認証部のSSL証明書の発効日以前であれば取得できていないと判断しても良いし、単純に1970年、2000年以前という任意に設定した基準で取得できていないと判断するようにしても良い。ここで、時刻を取得できている場合は(Y)、ステップS14において時刻表示を行う。時刻を取得できていない場合は(N)、ステップS16において時刻表示を行わないように制御する。このとき、表示がユーザにとって不自然にならないように、予め、表示部をメニューバーと同色で塗りつぶしておくなどの処理をしておいても良い。いずれの場合も、ステップS15に進みメニュー表示処理へ進む。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、システムの関係上、現時刻とは異なる時刻が表示されるのを防止することができるという利点がある。
その他外部機器について説明する。上記実施の形態においては、放送、ネットワーク環境との接続が可能な電子機器を例にして説明したが、これ以外にも、電力線通信網、デジタルテレビジョン受信装置、DVDレコーダ、DVDプレーヤ、テレビチューナ、冷蔵庫、洗濯機、調理器具、電力発電、または貯蓄などの装置またはシステム、などの外部機器、との接続により時刻情報が取得できる機器において利用可能である。
以上に説明したように、本実施の形態においては、デジタル放送で時刻情報を取得した場合のみでなく、ネットワーク環境から時刻情報を取得したときにも時刻表示を行うことができる。また、その他の手段で時刻情報を取得出来たときにも同様に時刻表示を行うことができる。時刻情報を取得出来ていないときには時刻表示を行わないことで、ユーザを混乱させることがないようにすることができるという利点がある。
本発明は、電子機器のタイマ調整に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態による電子機器の全体構成例を示す機能ブロック図である。 電子機器のタイマ機構に関連する部分の基本構成例を示す機能ブロック図である。 電子機器の略全体の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態によるタイマ調整処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の第3の実施の形態によるタイマ調整機能を備え表示を行う電子機器の表示部の簡単な構成例を示す正面図である。 本実施の形態によるタイマ調整処理の流れを示すフローチャート図である。 本実施の形態による電子機器の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施の形態による電子機器の一構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による電子機器におけるタイマ調整処理の流れを示すシーケンス図である。 一般的な電子機器の一例として示すデジタルテレビジョン受信装置のうち時刻管理に関する構成例を示す機能ブロック図である。
符号の説明
A…電子機器システム、1…ネットワーク環境、5…電子機器、10…放送局、3、7…ネットワーク網、11…タイマ管理部、15…機器全体を制御する制御部(CPU)、17…時刻取得手段、21…基準時刻記憶部、23…現在時刻タイマ。

Claims (3)

  1. 起動後にシステムの初期値からカウントアップを開始する時刻タイマと、
    機器の基準時刻を保持する基準時刻記憶部であって、起動時に前記システムの初期値を記憶する基準時刻記憶部と、
    外部から時刻情報を取得する少なくとも1つの外部時刻情報取得部と、
    モジュールからの起動後経過時刻問い合わせに対して、前記時刻タイマの値から前記基準時刻記憶部に記憶されている基準時刻の値を減算した値を起動後経過時刻として返すタイマ管理部であって、前記外部時刻情報取得部が外部から時刻情報を取得すると、取得した前記時刻情報からその時点での時刻タイマの値を減算しさらに基準時刻記憶部に記憶されている基準時刻の値を加算した値を基準時刻記憶部に反映させた後に、取得した前記時刻情報をそのまま前記時刻タイマに反映するタイマ管理部と、を備えた電子機器。
  2. 起動後にシステムの初期値から時刻タイマのカウントアップを開始するステップと、
    機器の基準時刻を保持する基準時刻記憶部に、起動時に前記システムの初期値を記憶させるステップと、
    モジュールからの起動後経過時刻問い合わせに対して、前記時刻タイマの値から前記基準時刻記憶部に記憶されている値を減算した値を起動後経過時刻として返すステップと、
    外部から時刻情報を取得し、取得した前記時刻情報からその時点での時刻タイマの値を減算しさらに基準時刻記憶部に記憶されている値を加算した値を基準時刻記憶部に反映させた後に取得した前記時刻情報をそのまま前記時刻タイマに反映するステップと、を備えた電子機器におけるタイマ処理方法。
  3. 請求項に記載のタイマ処理方法を制御部に実行させるためのプログラム。
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