JP4887931B2 - ファイル管理プログラム、ファイル管理装置、ファイル管理方法 - Google Patents

ファイル管理プログラム、ファイル管理装置、ファイル管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ファイルへのアクセスを管理するファイル管理プログラム、ファイル管理装置、ファイル管理方法に関するものである。
CAD(Computer Aided Design)を使って製品設計を行う場合、複数人での分担作業になる事が多い。分担作業は、派遣社員に任す場合や外注する場合もある。また、1つの製品で大量のCADデータが作成される。作成されたCADデータは、設計部門以外にも、製造部門、購買部門、管理部門、営業部門などにも配布される。このように大量のCADデータが広範囲に配布されることから、セキュリティを保障する技術が必要とされている。現状では、人間系の管理(モラル教育、承認制度、施錠管理など)や、オペレーティングシステムのセキュリティ技術(ドメインやアクセス権など)や、CADデータの暗号化などを用いて、CADデータのセキュリティを実現している。
なお、本発明の関連ある従来技術として、CADデータの暗号化を行い、権限のないメンバーによるデータの利用を制限するCADデータ機密情報保護システムがある(例えば、非特許文献1参照)。
株式会社 電通国際情報サービス、"CAD−Defender CADデータ機密情報保護システム"、INTERFACE 46号、http://www.isid.co.jp/news/pdf/Interface.46−P34−35.pdf
しかしながら、人間系の管理は、人的ミスを完全に排除することができない。特に派遣社員や外注先の末端までルールを徹底する事は難しい。また、CADデータが可搬媒体で持ち出された場合、オペレーティングシステムのセキュリティ技術は、持出し先ではセキュリティを保障できない。また、CADシステムさえ入手すれば第三者がアクセスできてしまう。また、1つの製品の設計において大量のCADデータが作られる上、個々のデータサイズが大きい場合が多いため、暗号化技術は、CADソフトウェアの性能を低下させることからCADデータには向いていないという課題がある。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ファイルが移動する場合でも適切にアクセス権を制御するファイル管理プログラム、ファイル管理装置、ファイル管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理をコンピュータに実行させるファイル管理プログラムであって、少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップとをコンピュータに実行させるものである。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記第1のデータに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記第1のデータへのアクセスを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記第1のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記親ファイルに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記親ファイルまたは前記子ファイルへのアクセスを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルである第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルからなる第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得すると共に、予め設定された少なくとも一つの第3のライセンス情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報と前記第3のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記情報取得ステップは更に、予め設定された前記第2のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理プログラムにおいて、前記第2のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、前記情報取得ステップは更に、予め設定された前記第2のデータ中の親ファイル及び子ファイルへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御ステップは、前記親ファイルに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明は、アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理装置であって、少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得部と、前記情報取得部により前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御部とを備えたものである。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記情報取得部は、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記第1のデータに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御部は、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記第1のデータへのアクセスを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記第1のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、前記情報取得部は、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記親ファイルに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御部は、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記親ファイルまたは前記子ファイルへのアクセスを行うことを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記情報取得部は、少なくとも一つのファイルである第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得し、前記ファイル制御部は、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記情報取得部は、少なくとも一つのファイルからなる第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得すると共に、予め設定された少なくとも一つの第3のライセンス情報を取得し、前記ファイル制御部は、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報と前記第3のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記情報取得部は更に、予め設定された前記第2のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御部は、前記第2のデータに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明に係るファイル管理装置において、前記第2のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、前記情報取得部は更に、予め設定された前記第2のデータ中の親ファイル及び子ファイルへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、前記ファイル制御部は、前記親ファイルに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とする。
また、本発明は、アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理方法であって、少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得ステップと、前記情報取得ステップにより前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップとを実行するものである。
本発明によれば、ファイルが移動する場合でも適切にアクセス権を制御することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態においては、本発明のファイル管理装置を適用したCAD装置について説明する。
まず、本実施の形態に係るCAD装置とそれを用いるCADシステムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るCADシステムの構成の一例を示すブロック図である。CADシステム1は、CAD装置2、記憶装置4、ライセンスサーバ9を備える。CADシステム1内の各装置は、ネットワークを介して接続されている。CAD装置2は、OS(Operating System)11、その上で動作するCAD部12(アプリケーション)及びファイル制御部13(情報取得部とファイル制御部)を備える。OS11は、ファイル操作API(Application Program Interface)21、アクセス制御部22、アクセス制御リスト23を備える。
記憶装置4は、主にCADデータ5を記憶する。
ライセンスサーバ9は、ライセンス管理部31、ライセンス記憶部32を備える。ライセンス記憶部32は、例えば、予めライセンスID(ライセンス情報)が書き込まれたUSBメモリとして、ライセンスサーバ9に組み込まれる。ライセンスIDは、CAD部12の販売会社から購入会社に発行され、一意性が保障されたものである。
なお、本実施の形態においては、CAD装置2の外部にライセンスサーバ9が接続されるとしたが、ライセンスサーバ9の機能がCAD装置2の内部に備えられても良い。また、本実施の形態においては、CAD装置2の外部に記憶装置4が接続されるとしたが、記憶装置4がCAD装置2の内部に備えられても良い。
OS11は、従来のOSと同様の機能を用いる。ファイル操作API21は、ファイル制御部13からの指示に従ってCADデータ5をファイルの読み込みや書き出しを行うインタフェースである。アクセス制御リスト23は、誰に対してどのような操作を許可/拒否するかの設定を保存するリストである。アクセス制御部22は、アクセス制御リスト23に従って、ファイル制御部13からCADデータ5へのアクセスの許可/拒否を制御する。
CAD部12は、設計者の指示に従って形状データの作成を行う。ファイル制御部13は、ファイル操作API21を用いて、CADデータ5の読み込みや書き出しを行う。
次に、CADデータの種類について説明する。
CADデータには、単一のファイルで構成されるCADファイルと複数のCADファイルで構成されるCADアセンブリデータがある。図2は、本実施の形態に係るCADアセンブリデータの構成の一例を示すブロック図である。このCADアセンブリデータ6は、階層構造を持ち、親のCADファイル7x、その子となるCADファイル(部品ファイル)7y,7zからなる。
図3は、本実施の形態に係るCADファイルの構造の一例を示す構造図である。このCADファイルは、アクセス制御データと形状データからなる。アクセス制御データは、ライセンスサーバ9から取得される自社のライセンスID、必要に応じて設計者により追加される外注先のライセンスID、必要に応じて設計者により設定される制限付きアクセス許可テーブル(アクセス制御情報)からなる。
図4は、本実施の形態に係る制限付きアクセス許可テーブルの構造の一例を示す構造図である。制限付きアクセス許可テーブルは、形状データに含まれるデータの種類(通常データ、表示データ、幾何データ等)毎に、読み込みと書き出しのそれぞれのアクセス制限を表す。ここで、通常データとは、設計された全てのデータであり、設計情報とその設計履歴を持つデータである。表示データとは、最終の設計情報の表示に必要なイメージデータである。幾何データとは、設計履歴を含まない最終の設計情報だけのデータである。
次に、CAD装置2によるCADデータ5の保存の動作について説明する。
図5は、本実施の形態に係るCAD装置2によるCADデータ5の保存の動作の一例を示す画面遷移図である。まず、CAD部12は、設計画面を表示し、設計者の操作に従って形状データの作成を行う。設計画面には、ファイルボタンが表示される。
設計画面において設計者によりファイルボタンが押下されると、ファイル制御部13は、ファイルツリー画面を表示する(S1)。ファイルツリー画面には、OKボタン、設定ボタン、保存ボタンが表示される。CADデータ5がCADアセンブリデータである場合、ファイル制御部13は、ファイルツリー画面において、まず、CADアセンブリデータの階層構造とCADアセンブリデータを構成する各CADファイルのファイル名をツリーとして表示する。
設計者によりツリー中のCADファイルが選択された場合、または、CADデータ5が単一のCADファイルである場合、ファイル制御部13は、該当するCADファイルにおけるアクセス制御データを取得し、その内容(全てのライセンスIDなど)を表示する(S2)。ここで、ファイル制御部13は、該当するCADファイルのアクセス制御データに含まれるライセンスIDを全て表示する。
ファイルツリー画面において設計者により設定ボタンが押下されると、ファイル制御部13は、ライセンス設定画面を表示する(S4)。この画面において、ファイル制御部13は、ファイルツリー画面における設定ボタンの押下時に選択されていたCADファイルを対象として、ライセンス設定を行う。ファイルツリー画面における設定ボタンの押下時に特定のCADファイルが選択されていない場合や全てのCADファイルが選択されている場合は、CADデータ5内の全てのCADファイルを対象として共通のライセンス設定を行う。
ライセンス設定画面には、該当するCADファイルに埋め込むライセンスIDの一覧、OKボタンが表示される。該当するCADファイルが既に存在すれば、ファイル制御部13は、アクセス制御データを取得し、ライセンスIDの一覧を表示する。該当するCADファイルが存在しなければ、ファイル制御部13は、ライセンスサーバ9から自社のライセンスIDを取得し、自社のライセンスID欄に表示する。また、設計者は他社(外注先)のライセンスID欄にアクセスを許可する他社のライセンスIDを複数設定することができる。
ライセンス設定画面において設計者によりOKボタンが押下されると、ファイル制御部13は、ライセンス設定の内容を記憶し、制限付きアクセス設定画面を表示する(S5)。この画面において、ファイル制御部13は、ライセンス設定画面の対象と同じCADファイルを対象として制限付きアクセス設定を行う。制限付きアクセス設定画面には、該当するCADファイルに埋め込む制限付きアクセス許可テーブル、制限付きアクセス許可テーブルを該当するCADファイルに埋め込むか否かを入力するチェックボックス、OKボタンが表示される。設計者は、制限付きアクセス許可テーブルとチェックボックスを設定することができる。
制限付きアクセス設定画面において設計者によりOKボタンが押下されると、ファイル制御部13は、制限付きアクセス設定の内容を記憶し、ファイルツリー画面に戻る(S6)。
ファイルツリー画面において設計者によりOKボタンが押下されると、CAD部12は、アクセス制御データの内容を記憶し、設計画面に戻る(S3)。
ファイルツリー画面において設計者により保存ボタンが押下されると、ファイル制御部13は、記憶したアクセス制御データの内容を含むCADデータ5を保存し、設計画面に戻る(S9)。
次に、本実施の形態に係るCADシステムの動作について説明する。
まず、CADシステムの動作の第1の例について説明する。
図6は、本実施の形態に係るCADシステムの動作の第1の例を示すブロック図である。このCADシステムは、A社内のCADシステム1aとB社内のCADシステム1bを含む。CADシステム1aは、CAD装置2と同様のCAD装置2a,2p、記憶装置4と同様の記憶装置4a、ライセンスサーバ9と同様のライセンスサーバ9aを備える。同様に、CADシステム1bは、CAD装置2と同様のCAD装置2b、記憶装置4と同様の記憶装置4b、ライセンスサーバ9と同様のライセンスサーバ9bを備える。
ライセンスサーバ9aには、予めA社のライセンスID(AAA)が登録されている。また、ライセンスサーバ9bには、予めB社のライセンスID(BBB)が登録されている。
A社の設計者はCAD装置2aを使って製品設計を行い、作成したCADデータであるCADファイル7aを記憶装置4aに保存する場合、CAD装置2aはライセンスサーバ9aからライセンスIDを取得し(S11)、取得したライセンスID(AAA)を埋め込んだCADファイル7aを保存する(S12)。次に、A社の誰かがCAD装置2pでCADファイル7aにアクセスする場合、CAD装置2pは、CADファイル7a内のアクセス制御データを取得し(S13)、ライセンスサーバ9aからライセンスID(AAA)を取得し、ライセンスサーバ9aのライセンスID(AAA)とCADファイル7aのライセンスID(AAA)との照合(ライセンスサーバ9aのライセンスIDがCADファイル7aに含まれているか否かの判断)を行い(S14)、これらのライセンスIDが一致するため、CADファイル7aへのアクセスを行う(S15)。
このように、CADシステム1a内のCAD装置2a,2pは、必ずCADファイル7a内のライセンスIDとライセンスサーバ9a内のライセンスIDとが一致するため、CADファイル7aにアクセスすることができる。
一方、CADファイル7aがA社と無関係の会社であるB社に不正に流出し、B社もCADシステム1aと同じCADソフトウェアを用いたCADシステム1bを持っていたとする。しかし、CAD装置2bが記憶装置4bに保存されたCADファイル7aにアクセスする場合、CAD装置2bはCADファイル7a内のアクセス制御データを取得し(S21)、ライセンスサーバ9bからライセンスID(BBB)を取得し、ライセンスサーバ9bのライセンスID(BBB)とCADファイル7aのライセンスID(AAA)との照合を行い(S22)、これらのライセンスIDが一致しないため、CADファイル7aにアクセスすることはできない。
このように、CADファイル7aが不正流出した場合でも、CADファイル7aに埋め込まれたライセンスIDと同一のライセンスIDを持たないCADシステム1bによるCADファイル7bへのアクセスを防ぐことができる。
次に、CADシステムの動作の第2の例について説明する。
図7は、本実施の形態に係るCADシステムの動作の第2の例を示すブロック図である。この図において、図6と同一符号は図6に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。この図は、図6と比較すると、CADシステム1bの代わりにA社の外注先であるC社のCADシステム1cを備える。CADシステム1cは、CADシステム1aと同様、CAD装置2c、記憶装置4c、ライセンスサーバ9cを備える。ライセンスサーバ9cには、予めC社のライセンスID(CCC)が登録されている。
ここでは、CAD装置2aで作成済のCADファイル7cを外注先のCADシステム1cへ送る場合の動作について説明する。CAD装置2pは、CADファイル7cに対してC社のライセンスID(CCC)を追加で埋め込み(S31)、CADシステム1cに送付する(S32)。CADファイル7cは、記憶装置4cに保存される。CAD装置2cが、記憶装置4cのCADファイル7cにアクセスする際の認証手順は、処理S13,S14,S15と同様である(S33,S34,S35)。この場合、CADファイル7cには、A社のライセンスID(AAA)の他にC社のライセンスID(CCC)も埋め込まれているので、CAD装置2cもこのCADファイル7cにアクセスすることができる。
このように、CAD装置2pは、1つのCADファイル7cに複数のライセンスID(AAA、CCC)を埋め込むことができ、認証の際にはCADファイル7cに含まれたライセンスIDのいずれか1つがライセンスサーバ9cに登録されたライセンスIDに一致すればアクセス可能である。
次に、CADシステムの具体的な動作の第3の例について説明する。
図8は、本実施の形態に係るCADシステムの動作の第3の例を示すブロック図である。この図において、図7と同一符号は図7に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。この図は、図7と比較すると、新たにA社の別の外注先であるD社のCADシステム1dを備える。CADシステム1dは、CADシステム1aと同様、CAD装置2d、記憶装置4d、ライセンスサーバ9dを備える。ライセンスサーバ9dには、予めD社のライセンスID(DDD)が登録されている。
ここでは、CAD装置1aにより作成され、記憶装置4aに格納されたCADアセンブリデータ6dを、外注先であるCADシステム1cとCADシステム1dへ送付する場合の動作について説明する。CADアセンブリデータ6dは、親ファイルであるCADファイル7p、その子ファイルであるCADファイル7q,7rからなる。また、A社がCADファイル7p,7qをC社にアクセス許可し、CADファイル7p,7rをD社にアクセス許可するとする。
CAD装置2pは、CADアセンブリデータ6dにおけるCADファイル7p,7qにはC社のライセンスID(CCC)を埋め込み、CADアセンブリデータ6dにおけるCADファイル7p,7rにはD社のライセンスID(DDD)を埋め込み(S41)、CADアセンブリデータ6dをCADシステム1c,1dに送付する(S42)。CADアセンブリデータ6dは、CADシステム1cにおける記憶装置4cとCADシステム1dにおける記憶装置4dに保存される。
CAD装置2cが記憶装置4cのCADアセンブリデータ6d中のCADファイル7p,7q,7rにアクセスする際の認証手順は、処理S13,S14,S15と同様である(S43,S44,S45)。CAD装置2dが記憶装置4dのCADアセンブリデータ6dにアクセスする際の認証手順は、処理S13,S14,S15と同様である(S53,S54,S55)。この場合、CADソフトウェア1cはライセンスIDが一致したCADファイル7p,7qにだけアクセス可能であり、ライセンスIDが不一致のCADファイル7rにはアクセスできない。また、CADソフトウェア1dはライセンスIDが一致したCADファイル7p,7rにだけアクセス可能であり、ライセンスIDが不一致のCADファイル7qにはアクセスできない。
このように、予め、CADアセンブリデータ6d内のCADファイル7p,7q,7rに適切なライセンスIDを埋め込み、外注先へ送付することにより、適切なCADファイルだけを外注先にアクセス許可することができる。
次に、CADシステムの具体的な動作の第4の例について説明する。
図9は、本実施の形態に係るCADシステムの動作の第4の例を示すブロック図である。この図において、図8と同一符号は図8に示された対象と同一又は相当物を示しており、ここでの説明を省略する。この図は、図8と比較すると、CADアセンブリデータ6dの代わりに、CADアセンブリデータ6eを備える。CADアセンブリデータ6eは、CADアセンブリデータ6dと比較すると、親ファイルであるCADファイル7pの代わりにCADファイル7sを備える。
ここでは、上述した第3の例においてCADシステム1cがアクセス不可であったCADファイル7rのセキュリティを緩くして制限付きのアクセスを可能とし、同様に、第3の例においてCADシステム1dがアクセス不可であったCADファイル7tのセキュリティを緩くして制限付きのアクセスを可能とする場合の動作について説明する。
まず、CAD装置2pは、第3の例における処理S41と同様、CADアセンブリデータ6eの各CADファイルにライセンスIDを埋め込む他に、制限付きアクセス許可テーブルをCADアセンブリデータ6eの親ファイルであるCADファイル7sに埋め込み(S61)、CADシステム1c,1dに送付する(S62)。ここで、制限付きアクセス許可テーブルは、ライセンスIDが一致せずにアクセス不可となるCADファイルに対する扱いを定義したものであり、例えば、表示データの読み込みだけを許可する、などを表す。CADアセンブリデータ6eは、CADシステム1cにおける記憶装置4cとCADシステム1dにおける記憶装置4dに保存される。
次に、第3の例と同様、CAD装置2cが記憶装置4cのCADアセンブリデータ6eのライセンスIDの認証を行い(S63,S64)、制限付きアクセス許可テーブルのアクセス制限の下でCADファイル7s,7q,7rへのアクセスを行う(S65)。また、第3の例と同様、CAD装置2dが記憶装置4dのCADアセンブリデータ6dのライセンスIDの認証を行い(S73,S74)、制限付きアクセス許可テーブルのアクセス制限の下でCADファイル7s,7q,7rへのアクセスを行う(S75)。この場合、CAD装置2cは、第3の例においてアクセス不可だったCADファイル7rに、親ファイルの制限付きアクセス許可テーブルに従う制限付きでアクセス可能となる。また、CAD装置2dは、第3の例においてアクセス不可だったCADファイル7qに、親ファイルの制限付きアクセス許可テーブルに従う制限付きでアクセス可能となる。
一般的にCADデータには、形状だけではなく、その設計意図を表す設計履歴やコメント等、製品に関する秘密情報やノウハウも含まれている。本実施の形態によれば、設計意図にどこまでアクセス可能とするかを制限することができる。また、CADアセンブリデータ6eのうち、親ファイルであるCADファイル7sに制限付きアクセス許可テーブルを埋め込むことにより、その子ファイルであるCADファイル7t,7uのライセンスIDが有効でない場合(アクセス不可である場合)に制限付きアクセス許可テーブルの設定が利用される。
なお、情報取得ステップは、実施の形態における処理S11,S13,S14,S21,S22,S33,S34,S43,S44,S53,S54,S63,S64,S73,S74に対応する。また、ファイル制御ステップは、実施の形態における処理S12,S15,S31,S35,S41,S45,S55,S61,S65,S75に対応する。
また、本実施の形態に係るファイル管理装置は、情報処理装置に容易に適用することができ、情報処理装置の性能をより高めることができる。ここで、情報処理装置には、例えばCAD装置、PC(Personal Computer)、ワークステーション等が含まれ得る。
更に、ファイル管理装置を構成するコンピュータにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、ファイル管理プログラムとして提供することができる。上述したプログラムは、コンピュータにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、ファイル管理装置を構成するコンピュータに実行させることが可能となる。ここで、上記コンピュータにより読取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、更に回線上の伝送媒体をも含むものである。
(付記1) アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理をコンピュータに実行させるファイル管理プログラムであって、
少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得ステップと、
前記情報取得ステップにより前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップと
をコンピュータに実行させるファイル管理プログラム。
(付記2) 付記1に記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記第1のデータに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記第1のデータへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記3) 付記1または付記2に記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記第1のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、
前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記親ファイルに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記親ファイルまたは前記子ファイルへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記4) 付記1乃至付記3のいずれかに記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルである第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記5) 付記1乃至付記4のいずれかに記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルからなる第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得すると共に、予め設定された少なくとも一つの第3のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報と前記第3のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記6) 付記1乃至付記5のいずれかに記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記情報取得ステップは更に、予め設定された前記第2のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記7) 付記1乃至付記5のいずれかに記載のファイル管理プログラムにおいて、
前記第2のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、
前記情報取得ステップは更に、予め設定された前記第2のデータ中の親ファイル及び子ファイルへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記親ファイルに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理プログラム。
(付記8) アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理装置であって、
少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得部と、
前記情報取得部により前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御部と
を備えるファイル管理装置。
(付記9) 付記8に記載のファイル管理装置において、
前記情報取得部は、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記第1のデータに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御部は、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記第1のデータへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理装置。
(付記10) 付記8または付記9に記載のファイル管理装置において、
前記第1のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、
前記情報取得部は、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記親ファイルに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御部は、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記親ファイルまたは前記子ファイルへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理装置。
(付記11) 付記8乃至付記10のいずれかに記載のファイル管理装置において、
前記情報取得部は、少なくとも一つのファイルである第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御部は、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理装置。
(付記12) 付記8乃至付記11のいずれかに記載のファイル管理装置において、
前記情報取得部は、少なくとも一つのファイルからなる第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得すると共に、予め設定された少なくとも一つの第3のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御部は、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報と前記第3のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理装置。
(付記13) 付記8乃至付記12のいずれかに記載のファイル管理装置において、
前記情報取得部は更に、予め設定された前記第2のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御部は、前記第2のデータに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理装置。
(付記14) 付記8乃至付記13のいずれかに記載のファイル管理装置において、
前記第2のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、
前記情報取得部は更に、予め設定された前記第2のデータ中の親ファイル及び子ファイルへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御部は、前記親ファイルに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理装置。
(付記15) アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理方法であって、
少なくとも一つのファイルからなる第1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否かの判断を行う情報取得ステップと、
前記情報取得ステップにより前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていると判断された場合、前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップと
を実行するファイル管理方法。
(付記16) 付記15に記載のファイル管理方法において、
前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記第1のデータに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記第1のデータへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理方法。
(付記17) 付記15または付記16に記載のファイル管理方法において、
前記第1のデータは、階層構造を持ち、親ファイル及び子ファイルを含み、
前記情報取得ステップは、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれてないと判断し、且つ、前記第1のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報が前記親ファイルに含まれていると判断した場合、該アクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、該アクセス制限情報に基づくアクセス制限の下で、前記親ファイルまたは前記子ファイルへのアクセスを行うことを特徴とするファイル管理方法。
(付記18) 付記15乃至付記17のいずれかに記載のファイル管理方法において、
前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルである第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理方法。
(付記19) 付記15乃至付記18のいずれかに記載のファイル管理方法において、
前記情報取得ステップは、少なくとも一つのファイルからなる第2のデータの保存を前記アプリケーションにより要求された場合、前記第1のライセンス情報を取得すると共に、予め設定された少なくとも一つの第3のライセンス情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに前記第1のライセンス情報と前記第3のライセンス情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理方法。
(付記20) 付記15乃至付記19のいずれかに記載のファイル管理方法において、
前記情報取得ステップは更に、予め設定された前記第2のデータへのアクセス制限を示すアクセス制限情報を取得し、
前記ファイル制御ステップは、前記第2のデータに該アクセス制限情報を含め、前記第2のデータを保存することを特徴とするファイル管理方法。
本実施の形態に係るCADシステムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るCADアセンブリデータの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るCADファイルの構造の一例を示す構造図である。 本実施の形態に係る制限付きアクセス許可テーブルの構造の一例を示す構造図である。 本実施の形態に係るCAD装置2によるCADデータ5の保存の動作の一例を示す画面遷移図である。 本実施の形態に係るCADシステムの動作の第1の例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るCADシステムの動作の第2の例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るCADシステムの動作の第3の例を示すブロック図である。 本実施の形態に係るCADシステムの動作の第4の例を示すブロック図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d CADシステム、2,2a,2b,2c,2d,2p CAD装置、4,4a,4b,4c,4d 記憶装置、5 CADデータ、6,6d,6e CADアセンブリデータ、7a,7c,7p,7q,7r,7s,7x,7y,7z CADファイル、9,9a,9b,9c,9d ライセンスサーバ、11 OS、12 CAD部、13 ファイル制御部、21 ファイル操作API、22 アクセス制御部、23 アクセス制御リスト、31 ライセンス管理部、32 ライセンス記憶部。

Claims (4)

  1. アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理をコンピュータに実行させるファイル管理プログラムであって、
    1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否か判断し、一致する情報が含まれていないと判断をすると、該第1のデータと関連付けられている他のデータに予め与えられた、ライセンス情報が一致をしないデータに対するアクセス制限を定義したアクセス制限情報の取得を行う情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップにおいて、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていないと判断された場合、前記アクセス制限情報に定義されたアクセス制限に基づいて前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのファイル管理プログラム。
  2. 前記第1のデータが階層構造を持つデータ群の何れかの階層のデータであり、前記第1のデータと関連付けられている他のデータが、前記第1のデータの上位階層のデータであることを特徴とする請求項1に記載のファイル管理プログラム。
  3. アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理装置であって、
    1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否か判断し、一致する情報が含まれていないと判断をすると、該第1のデータと関連付けられている他のデータに予め与えられた、ライセンス情報が一致をしないデータに対するアクセス制限を定義したアクセス制限情報の取得を行う情報取得部と、
    前記情報取得部において、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていないと判断された場合、前記アクセス制限情報に定義されたアクセス制限に基づいて前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御部と
    を備えるファイル管理装置。
  4. アプリケーションによるファイルへのアクセスの管理を行うファイル管理方法であって、
    1のデータへのアクセスを前記アプリケーションにより要求された場合、前記アプリケーションに予め与えられた第1のライセンス情報を取得すると共に、前記第1のデータに予め含められた少なくとも一つのライセンス情報である第2のライセンス情報を取得し、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれているか否か判断し、一致する情報が含まれていないと判断をすると、該第1のデータと関連付けられている他のデータに予め与えられた、ライセンス情報が一致をしないデータに対するアクセス制限を定義したアクセス制限情報の取得を行う情報取得ステップと、
    前記情報取得ステップにおいて、前記第2のライセンス情報に前記第1のライセンス情報と一致する情報が含まれていないと判断された場合、前記アクセス制限情報に定義されたアクセス制限に基づいて前記第1のデータへのアクセスを行うファイル制御ステップと
    コンピュータが実行するファイル管理方法。
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