JP4884352B2 - 投影表示装置及び投影表示方法 - Google Patents

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Description

この発明は、映像を表示面に投影することにより表示する投影表示装置に関する。
タッチセンサを内蔵するテーブルの上に、上方から映像を投影し、利用者がテーブルの上に投影された映像を指で触ることにより、利用者がコンピュータと対話するシステムがある。
利用者が複数いる場合は、映像に触った利用者を識別することにより、各利用者が同時にコンピュータと対話するとともに、複数の利用者が協調して1つの作業を行うこともできる。
特開2003−22158号公報 ポール・ディーツ、ダレン・リー「接触認証技術"ダイヤモンドタッチ"」三菱電機技報Vol.76,No.8、25〜28ページ、2002年8月。
このようなシステムにおいて、利用者が映像に触ろうとして、テーブルの上に腕を伸ばすと、腕の影になってテーブルに映像が投影されない部分ができる場合がある。
利用者が一人であれば、腕を動かすことにより見たい部分の映像を投影させることができるが、利用者が複数の場合、他の利用者の腕の影になった部分を見たい場合もある。
この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、腕などの遮蔽物によって映像が投影されない部分が生じるのを防ぐことを目的とする。
この発明にかかる投影表示装置は、
表示台装置と、主投影装置と、影領域検出装置と、補完投影選択装置と、少なくとも二つの補完投影装置とを有し、
上記表示台装置は、映像を投影される表示面を有し、
上記主投影装置は、上記表示台装置の表示面に対して映像を投影し、
上記影領域検出装置は、上記表示台装置の表示面と上記主投影装置との間に上記主投影装置が投影した映像を遮る遮蔽物が存在することにより、上記表示台装置の表示面に、上記遮蔽物の影になった影領域が発生した場合に、上記影領域を検出し、
上記補完投影選択装置は、上記影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、上記補完投影装置のなかから少なくとも一つの補完投影装置を選択し、
上記補完投影装置は、上記補完投影選択装置が選択した選択結果に基づいて、上記補完投影選択装置が選択した補完投影装置である場合に、上記表示台装置の表示面の少なくとも一部に対して映像を投影することを特徴とする。
この発明にかかる投影表示装置によれば、影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、補完投影選択装置が複数の補完投影装置のなかから補完映像を投影する補完投影装置を選択するので、影領域と、遮蔽物により補完映像に発生する影とが重ならないように、補完投影装置を選択することができ、表示面に、遮蔽物の影になって映像が表示されない部分が生じるのを防ぐことができるという効果を奏する。
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図8を用いて説明する。
図1は、この実施の形態における投影表示装置100の全体構成の一例を示すシステム構成図である。
投影表示装置100は、主投影装置111、補完投影装置112〜115(補完投影装置114,115は図示せず)、接触位置検出装置211、影領域検出装置231、表示台装置120、座席132〜135(座席134,135は図示せず)、表示制御装置140を有する。
表示台装置120は、上面が平らでほぼ水平なテーブル状の形状を有する。表示台装置120は、表示面121を有する。
表示面121は、上側から映像を投影されるスクリーンである。表示面121は、表示台装置120の上面に位置する。座席132〜135に座っている利用者702,703や、表示台装置120の周囲にいる利用者は、表示面121に投影された映像を見ることができる。
接触位置検出装置211は、座席132〜135に座っている利用者702,703が、表示台装置120の表示面121に触れた場合に、利用者702,703が表示面121のどこに触れたかを検出する装置である。例えば、接触位置検出装置211は、特許文献1に記載のマルチユーザタッチシステムのように、表示面121の下側に位置するアンテナを有し、アンテナから放射した微弱電波により、利用者702,703の体内を微弱電流が流れるのを検出することにより、利用者702,703が表示面121に触れた位置(以下「利用者接触位置」と呼ぶ。)を検出する。あるいは、接触位置検出装置211は、圧電素子を用いたタッチセンサであってもよいし、利用者の体温を検出する赤外線センサであってもよいし、既知の他のセンサであってもよい。
主投影装置111は、表示台装置120の上方に位置する。主投影装置111は、表示面121に対して映像を投影する投影機である。
表示面121の裏側には、接触位置検出装置211が利用者接触位置を検出するためのアンテナやセンサなどが配置されているので、主投影装置111は、表示面121の裏側からではなく、表側から映像を投影する。このため、利用者702,703が表示面121に触れるために腕を伸ばすなどして、主投影装置111と表示面121との間に主投影装置111が投影した映像を遮る遮蔽物があると、遮蔽物の影になり表示面121に主投影装置111が投影した映像が投影されない領域(以下「影領域」と呼ぶ。)が発生する。
影領域検出装置231は、表示面121に影領域が発生した場合に、発生した影領域を検出する装置である。例えば、影領域検出装置231は、主投影装置111のすぐ横に設置されたカメラを有し、カメラが表示面121を撮影した映像と、主投影装置111が投影した映像との差分を取ることにより、影領域を検出する。あるいは、影領域検出装置231は、主投影装置111から離れた位置に設置されたカメラを有し、主投影装置111が映像を投影する投影位置と、カメラが表示面121を撮影する撮影位置との違いによる映像の歪みを補正した上で、補正した映像と、主投影装置111が投影した映像とを比較して、影領域を検出してもよい。あるいは、影領域検出装置231は、互いに離れた位置に設置された複数のカメラを有し、複数のカメラが表示面121を撮影した映像を合成することにより、カメラが撮影した映像から腕などの遮蔽物を除去した上で、合成した映像と、主投影装置111が投影した映像とを比較して、影領域を検出してもよい。
もしくは、影領域検出装置231は、表示面121の下側に位置するホトトランジスタなどの受光素子を有し、受光素子が受光した光の強度に基づいて、影領域を検出してもよい。受光素子は、例えば、接触位置検出装置211が利用者接触位置を検出するためのアンテナやセンサの隙間に配置する。
補完投影装置112〜115は、表示台装置120の上方、主投影装置111とは異なる位置に配置され、表示面121に対して映像を投影する。補完投影装置112〜115は、表示面121に影領域が発生した場合に、これを補完する映像を影領域に投影することにより、利用者702,703が映像の一部を見ることができなくなるのを防ぐ。
座席132〜135は、利用者702,703が着席可能な椅子であり、表示台装置120の周囲に位置する。座席132〜135はそれぞれ、着席検出装置222〜225を有する。
着席検出装置222は、座席132に着席している利用者702がいるか否かを検出する装置である。着席検出装置222は、座席132の座面及び足元に位置する。利用者702が座席132にしっかりと座っている場合には、座面の着席検出装置222が利用者702を検出し、利用者702が座席132から少し腰を浮かせた場合には、足元の着席検出装置222が利用者702を検出する。
例えば、着席検出装置222は、利用者702の体内を流れた電流を検出する電極を有し、接触位置検出装置211が利用者接触位置を検出するために放射した微弱電波により利用者702の体内を微弱電流が流れると、これを検出することにより、利用者702が座席132に着席していることを検出する。この構成の場合、接触位置検出装置211が検出した利用者接触位置に触れた利用者が、どの座席132〜135に座っている利用者であるかを判別可能である。
あるいは、着席検出装置222は、圧電素子などを用いたセンサにより、利用者702が座席132に着席していることを検出してもよい。この構成の場合、利用者702が表示面121に触れていない場合でも、座席132に利用者702が着席していることを検出可能である。
もしくは、着席検出装置222は、上述した2つの構成を組み合わせることにより、利用者702が表示面121に触れていない場合でも座席132に利用者702が着席していることを検出し、利用者702が表示面121に触れた場合には、利用者接触位置に触れた利用者がどの座席132〜135に座っている利用者であるかを判別できるものであってもよい。
着席検出装置223〜225は、着席検出装置222と同様、それぞれ座席133〜135に着席している利用者がいるか否かを検出する装置である。着席検出装置223〜225の構成は、着席検出装置222と同様なので、説明を省略する。
表示制御装置140は、利用者702,703の操作を入力して、コンピュータ300に対して出力するとともに、コンピュータ300が生成した映像を表わす映像情報を入力して、主投影装置111、補完投影装置112〜115が投影する映像を生成する。
図2は、この実施の形態における投影表示装置100の各部の配置の一例を示す平面図である。
この図は、表示台装置120、表示台装置120の周囲に位置する座席132〜135、表示台装置120の上方に位置する主投影装置111、補完投影装置112〜115、影領域検出装置231の位置関係の一例を示している。
表示台装置120の表示面121は、正方形である。なお、表示面121は、長方形であってもよいし、円形であってもよいし、他の形状であってもよい。
座席132〜135は、正方形である表示面121の各辺に正対する位置にある。なお、座席132〜135は、着席した利用者が表示面121に触れることのできる範囲内にあればよい。また、投影表示装置100を立って操作する構成としてもよく、その場合、座席132〜135はなくてもよい。
主投影装置111は、表示面121の中心のほぼ真上に位置し、表示面121の中心にほぼ正対している。これは、主投影装置111が投影した映像に生じる歪みを最小限にするためであり、また、利用者702〜705の頭や上半身などにより、表示面121に影領域が発生するのを防ぐためである。したがって、この2つの条件を満たす範囲内であれば、主投影装置111は、表示面121の中心に正対する位置から離れた位置にあってもよい。また、主投影装置111の位置による映像の歪みを考慮して、表示面121に投影された映像が正しい映像となるよう、わざと歪めた映像を主投影装置111が投影する構成とすれば、主投影装置111の位置に関する制限をもっと緩和してもよい。
補完投影装置112は、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)に正対する位置から、A方向(第一方向)に離れた位置に設置する。なお、主投影装置111と補完投影装置112とは、同じ高さに設置してもよいし、異なる高さに設置してもよい。この例では、補完投影装置112を、主投影装置111よりも低い位置に設置している。これは、主投影装置111が画像を投影する投影角と、補完投影装置112が画像を投影する投影角とが等しくなるようにするためであり、また、遮蔽物により補完投影装置112が投影した映像に生じる影が、影領域と重ならないようにするためである。
この例において、A方向は、正方形である表示面121の一組の対辺と平行な方向である。なお、A方向は、表示面121の対角線の一つと平行な方向であってもよいし、表示面121の形状と無関係な方向であってもよい。
しかし、表示面121が正方形あるいは長方形である場合、A方向は、表示面121の一組の対辺と平行な方向であるほうが好ましい。主な遮蔽物が利用者702〜705の腕712〜715であるとすると、利用者702〜705は、表示面121の各辺の外側から表示面121の上に腕712〜715を伸ばすので、腕712〜715は、表示面121の各辺に垂直に近い方向に伸びる場合が多い。遮蔽物が腕712〜715のように細長い形状である場合、主投影装置111は、遮蔽物の長手方向に近い方向にあるので、補完投影装置112は、遮蔽物の長手方向から離れた方向にあるほうが、補完投影装置112が投影した映像に生じる影が影領域と重ならないからである。
補完投影装置113は、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)に正対する位置から、B方向(第二方向)に離れた位置に設置する。B方向は、A方向とほぼ逆の方向である。
補完投影装置114は、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)に正対する位置から、C方向(第三方向)に離れた位置に設置する。C方向は、表示面121と平行な面内でA方向とほぼ垂直な方向である。
補完投影装置115は、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)に正対する位置から、D方向(第四方向)に離れた位置に設置する。D方向は、C方向とほぼ逆の方向である。
なお、補完投影装置113〜115は、主投影装置111と同じ高さに設置してもよいし、異なる高さに設置してもよい。また、補完投影装置112〜115を、同じ高さに設置してもよいし、互いに異なる高さに設置してもよい。この例では、補完投影装置113〜115を、主投影装置111よりも低く、補完投影装置112と同じ高さに設置している。
影領域検出装置231(のカメラ)は、主投影装置111のすぐ横に設置する。このため、主投影装置111から見た表示面121と、影領域検出装置231(のカメラ)から見た表示面121とはほぼ同じである。このため、影領域は影領域検出装置231(のカメラ)から直接見えず、影領域検出装置231が撮影した映像には、影領域となるべき位置に、腕712〜715などの遮蔽物が写る。影領域検出装置231は、主投影装置111が投影した映像と、撮影した映像との差から、影領域を検出する。
なお、上述したように、影領域検出装置231は、他の構成で影領域を検出してもよく、その場合、影領域検出装置231は、主投影装置111のすぐ横に設置されるとは限らない。
次に、表示制御装置140のブロック構成を説明する。
以下に説明する表示制御装置140の機能ブロックは、例えば、論理回路などのデジタル回路により実現してもよいし、トランジスタなどのアナログ回路により実現してもよいし、コンピュータがプログラムを実行することにより実現してもよい。また、各機能ブロックの一部をデジタル回路により実現し、他の一部をアナログ回路により実現し、更に他の一部をコンピュータにより実現してもよい。また、各機能ブロックは、物理的に一つの装置の中で実現してもよいし、それぞれの機能ブロックが物理的に独立した装置において実現され、全体として表示制御装置140として機能するシステムを構成してもよい。
以下の例では、表示制御装置140の機能ブロックを、コンピュータを用いて実現する場合について説明する。
図3は、この実施の形態における表示制御装置140のハードウェア資源の一例を示す図である。
表示制御装置140は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913(Read Only Memory)、RAM914(Random Access Memory)、通信装置915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904(Flexible Disk Drive)、CDD905(Compact Disk Drive)、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信装置915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信装置915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、以下に述べる実施の形態の説明において「〜装置」として説明する機能ブロックを実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、以下に述べる実施の形態の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、以下に述べる実施の形態の説明において「〜装置」として説明するものは、「〜回路」、「〜部」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜装置」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜装置」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜装置」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
図4は、この実施の形態における表示制御装置140の内部ブロックの構成の一例を示すブロック構成図である。
表示制御装置140は、接触位置出力装置219、接触者判定装置226、接触者出力装置229、身振り記憶装置235、身振り判定装置236、身振り出力装置239、長方形領域算出装置241、長辺判定装置242、第一中心位置判定装置243、第二中心位置判定装置244、補完投影選択装置245、補完領域算出装置246、映像入力装置251、主映像生成装置261、補完映像生成装置262、補完映像生成装置263、補完映像生成装置264、補完映像生成装置265を有する。
接触位置出力装置219は、CPU911などの処理装置を用いて、接触位置検出装置211が検出した接触位置を表わす情報(以下「接触位置情報」と呼ぶ。)を入力する。接触位置出力装置219は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報を、コンピュータ300とのプロトコルで定められた形式に変換する。接触位置出力装置219は、CPU911などの処理装置を用いて、変換した情報を、コンピュータ300に対して出力する。
接触者判定装置226は、CPU911などの処理装置を用いて、接触位置検出装置211が検出した利用者接触位置を表わす情報と、着席検出装置222〜225が検出した各座席132〜135に利用者が着席しているか否かを表わす情報とを入力する。接触者判定装置226は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、利用者接触位置に触った利用者が、どの座席132〜135に着席している利用者であるかを判定する。接触者判定装置226は、CPU911などの処理装置を用いて、判定結果を表わす情報を出力する。
接触者出力装置229は、CPU911などの処理装置を用いて、接触者判定装置226が出力した情報を入力する。接触者出力装置229は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報を、コンピュータ300とのプロトコルで定められた形式に変換する。接触者出力装置229は、CPU911などの処理装置を用いて、変換した情報を、コンピュータ300に対して出力する。
身振り記憶装置235は、磁気ディスク装置920などの記憶装置を用いて、身振りデータを記憶している。この例において、利用者が表示面121の上で腕を動かすジェスチャ(動作)の意味をあらかじめ定めてある。身振りデータは、意味が定められているジェスチャを利用者がした場合に、表示面121に発生する影領域の形状がどのように変化するかを、時系列に沿った一連の形状として表わしたデータである。また、利用者が腕を使って取るポーズの意味をあらかじめ定めておいてもよい。その場合、身振り記憶装置235は、身振りデータとして、意味が定められているポーズを利用者がした場合に、表示面121に発生する影領域の形状がどうなるかをワンショットの形状として表わしたデータを記憶する。
身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、影領域検出装置231が検出した影領域を表わす情報を入力する。身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、影領域の形状を算出する。身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、算出した影領域の形状に基づいて、影領域の形状あるいは影領域の一連の形状が、身振り記憶装置235が記憶した身振りデータが表わす形状あるいは一連の形状のうち、どれに似ているかを判定する。
どれにも似ていないと判定した場合、身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、似ている身振りデータがないことを表わす情報を出力する。
どれかに似ていると判定した場合、身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、その身振りをしたのがどの座席132〜135に座っている利用者かを判定する。身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、影領域検出装置231が検出した影領域を表わす情報に基づいて、影領域が、表示面121の輪郭線(辺)のうちどの方向の輪郭線に接続しているかを判別する。身振り判定装置236は、CPU911などの処理装置を用いて、判別した影領域が接続している輪郭線の側にある座席に座っている利用者が、その身振りをした利用者であると判定する。
身振り判定装置236は、似ていると判定した身振りデータを表わす情報(以下「身振り情報」と呼ぶ。)と、その身振りをしたと判定した利用者の座席を表わす情報とを出力する。
身振り出力装置239は、CPU911などの処理装置を用いて、身振り判定装置236が出力した情報を入力する。身振り出力装置239は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報を、コンピュータ300とのプロトコルで定められた形式に変換する。身振り出力装置239は、CPU911などの処理装置を用いて、変換した情報を、コンピュータ300に対して出力する。
コンピュータ300は、接触位置出力装置219が出力した利用者接触位置を表わす情報、接触者出力装置229が出力した利用者接触位置に触れた利用者が座っている座席132〜135を表わす情報、身振り出力装置239が出力した身振り情報などを入力し、入力した情報に基づいて、処理を行う。コンピュータ300は、処理の結果として、映像を生成し、生成した映像を表わす情報(以下「映像情報」と呼ぶ。)を、表示制御装置140に対して出力する。
映像入力装置251は、CPU911などの処理装置を用いて、コンピュータ300が出力した映像情報を入力する。映像入力装置251は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した映像情報を、内部処理に適した形式に変換する。映像入力装置251は、CPU911などの処理装置を用いて、変換した情報を出力する。
主映像生成装置261は、CPU911などの処理装置を用いて、映像入力装置251が出力した情報を入力する。主映像生成装置261は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、主投影装置111が投影すべき映像(以下「主映像」と呼ぶ。)を生成する。主映像生成装置261は、歪み補正などが必要であれば、歪み補正された主映像を生成する。主映像生成装置261は、CPU911などの処理装置を用いて、生成した主映像を出力する。
主投影装置111は、主映像生成装置261が出力した映像を入力し、入力した映像を表示面121に対して投影する。
長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、影領域検出装置231が検出した影領域を表わす情報を入力する。長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、長方形領域を算出する。長方形領域とは、表示面121上の平面において、影領域を囲う長方形の領域であって、長方形領域の各辺がA方向に対してほぼ垂直あるいはほぼ平行である領域のことである。すなわち、長方形領域の一組の対辺(以下「縦辺」と呼ぶ。)は、A方向及びB方向に対してほぼ垂直であり、C方向及びD方向に対してほぼ平行である。また、長方形領域の他の一組の対辺(以下「横辺」と呼ぶ。)は、A方向及びB方向に対してほぼ平行であり、C方向及びD方向に対してほぼ垂直である。なお、影領域が複数の領域に分かれている場合、長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、分かれているそれぞれの影領域について、長方形領域を算出する。長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、算出した長方形領域を表わす情報を出力する。
長辺判定装置242は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域算出装置241が出力した情報を入力する。長辺判定装置242は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、長方形領域の縦辺が、横辺より長いか短いかを判定する。なお、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域が複数ある場合、長辺判定装置242は、複数の長方形領域それぞれについて、縦辺が横辺より長いか短いかを判定する。長辺判定装置242は、CPU911などの処理装置を用いて、判定結果を表わす情報を出力する。
第一中心位置判定装置243は、CPU911などの処理装置を用いて、長辺判定装置242が出力した情報を入力する。第一中心位置判定装置243は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、長方形領域の縦辺のほうが横辺よりも長い(すなわち、長方形領域が縦長である)と長辺判定装置242が判定した場合、長方形領域の中心点を算出する。第一中心位置判定装置243は、CPU911などの処理装置を用いて、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)を通り、表示面121内でA方向(及びB方向)に垂直(すなわち、C方向及びD方向に平行)な直線を基準として、算出した長方形領域の中心点が、A方向(すなわち、補完投影装置112に近い側)にあるか、B方向(すなわち、補完投影装置113に近い側)にあるかを判定する。なお、縦長であると長辺判定装置242が判定した長方形領域が複数ある場合、第一中心位置判定装置243は、複数の長方形領域それぞれについて、中心点がA方向にあるかB方向にあるかを判定する。第一中心位置判定装置243は、CPU911などの処理装置を用いて、判定結果を表わす情報を出力する。
第二中心位置判定装置244は、CPU911などの処理装置を用いて、長辺判定装置242が出力した情報を入力する。第二中心位置判定装置244は、CPU911などの処理装置を用いて、入力した情報に基づいて、長方形領域の縦辺のほうが横辺よりも短い(すなわち、長方形領域が横長である)と長辺判定装置242が判定した場合、長方形領域の中心点を算出する。第二中心位置判定装置244は、CPU911などの処理装置を用いて、表示面121の中心(表示面121上において、主投影装置111が正対している位置)を通り、表示面121内でC方向及びD方向に垂直(すなわち、A方向及びB方向に平行)な直線を基準として、算出した長方形領域の中心点が、C方向(すなわち、補完投影装置114に近い側)にあるか、D方向(すなわち、補完投影装置115に近い側)にあるかを判定する。なお、横長であると長辺判定装置242が判定した長方形領域が複数ある場合、第二中心位置判定装置244は、複数の長方形領域それぞれについて、中心点がC方向にあるかD方向にあるかを判定する。第二中心位置判定装置244は、CPU911などの処理装置を用いて、判定結果を表わす情報を出力する。
補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、第一中心位置判定装置243が出力した情報と、第二中心位置判定装置244が出力した情報とを入力する。補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域が縦長であると長辺判定装置242が判定し、長方形領域の中心点がB方向にあると第一中心位置判定装置243が判定した場合、補完投影装置112を選択する。補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域が縦長であると長辺判定装置242が判定し、長方形領域の中心点がA方向にあると第一中心位置判定装置243が判定した場合、補完投影装置113を選択する。補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域が横長であると長辺判定装置242が判定し、長方形領域の中心点がD方向にあると第一中心位置判定装置243が判定した場合、補完投影装置114を選択する。補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域が横長であると長辺判定装置242が判定し、長方形領域の中心点がC方向にあると第一中心位置判定装置243が判定した場合、補完投影装置115を選択する。なお、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域が複数ある場合、補完投影選択装置245は、複数の長方形領域それぞれについて、補完投影装置112〜115のなかから一つの補完投影装置を選択する。したがって、補完投影選択装置245は、複数の補完投影装置を選択する場合があり、すべての補完投影装置112〜115を選択する可能性もある。補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、選択結果を表わす情報を出力する。
補完領域算出装置246は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域算出装置241が出力した情報と、補完投影選択装置245が出力した情報とを入力する。補完領域算出装置246は、入力した情報に基づいて、各補完投影装置112〜115について、補完領域を算出する。補完領域とは、表示面121のうち、補完投影選択装置245が選択した補完投影装置112〜115が映像を投影する領域のことである。補完領域算出装置246は、CPU911などの処理装置を用いて、補完投影選択装置245が選択した補完投影装置について、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域を含む領域を補完領域とする。長方形領域は、影領域検出装置231が検出した影領域を囲う領域であるから、補完領域は影領域を含む。補完領域算出装置246は、補完投影選択装置245が選択しなかった補完投影装置について、補完領域なしとする。長方形領域算出装置241が算出した長方形領域が複数あり、補完投影選択装置245が複数の長方形領域について同一の補完投影装置を選択した場合、補完領域算出装置246は、複数の長方形領域それぞれを含む領域を補完領域とする。したがって、補完領域算出装置246が算出した補完領域は、1つの補完投影装置について複数ある場合がある。補完領域算出装置246は、CPU911などの処理装置を用いて、各補完投影装置112〜115について、算出した補完領域を表わす情報を出力する。
補完映像生成装置262〜265は、CPU911などの処理装置を用いて、映像入力装置251が出力した情報と、補完領域算出装置246が出力した情報とを入力する。
補完映像生成装置262は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出装置246が補完投影装置112について算出した補完領域に基づいて、映像入力装置251が入力した映像情報が表わす映像のうち、補完投影装置112が補完領域に投影する映像(以下「補完映像」と呼ぶ。)を生成する。補完映像生成装置262は、CPU911などの処理装置を用いて、生成した補完映像を出力する。
補完投影装置112は、補完映像生成装置262が出力した補完映像を入力し、入力した補完映像を表示面121の補完領域に対して投影する。
なお、補完投影装置112について補完領域算出装置246が算出した補完領域がない場合、補完映像生成装置262は、補完映像を生成せず、補完投影装置112は、表示面121に対する投影をしない。
補完映像生成装置263〜265も同様に、補完領域算出装置246が補完投影装置113〜115についてそれぞれ算出した補完領域に基づいて、映像入力装置251が入力した映像情報が表わす映像のうち、補完投影装置113〜115がそれぞれの補完領域に投影する映像(以下「補完映像」と呼ぶ。)を生成し、生成した映像を出力する。
補完投影装置113〜115はそれぞれ、補完映像生成装置263〜265が出力した映像を入力し、入力した映像をそれぞれ表示面121の補完領域に対して投影する。
次に、投影表示装置100の動作について説明する。
図5は、この実施の形態における投影表示装置100が、表示面121に映像を投影する投影処理の流れの一例を示すフローチャート図である。
映像入力工程S511において、映像入力装置251は、CPU911などの処理装置を用いて、コンピュータ300から映像情報を入力する。
主映像生成工程S521において、主映像生成工程S521は、CPU911などの処理装置を用いて、映像入力工程S511で映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、主映像を生成する。
主映像投影工程S522において、主投影装置111は、主映像生成工程S521で主映像生成装置261が生成した主映像を、表示面121に対して投影する。
影領域検出工程S531において、影領域検出装置231は、表示面121に発生した影領域を検出する。
長方形領域算出工程S536において、長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、影領域検出工程S531で影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、長方形領域を算出する。
繰返し工程S541において、長方形領域算出装置241は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域算出工程S536で算出した長方形領域のなかから、未処理の長方形領域を一つ選択する。
長辺判定工程S542において、長辺判定装置242は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域に基づいて、長方形領域が縦長か横長かを判定する。
長方形領域が縦長であると判定した場合、第一中心位置判定工程S543へ進む。
長方形領域が横長であると判定した場合、第二中心位置判定工程S544へ進む。
第一中心位置判定工程S543において、第一中心位置判定装置243は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域に基づいて、長方形領域の中心点がA方向にあるかB方向にあるかを判定する。
長方形領域の中心点がB方向にあると判定した場合、第一選択工程S552へ進む。
長方形領域の中心点がA方向にあると判定した場合、第二選択工程S553へ進む。
第一選択工程S552において、補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域について、補完投影装置112を選択する。その後、繰返し判定工程S556へ進む。
第二選択工程S553において、補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域について、補完投影装置113を選択する。その後、繰返し判定工程S556へ進む。
第二中心位置判定工程S544において、第二中心位置判定装置244は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域に基づいて、長方形領域の中心点がC方向にあるかD方向にあるかを判定する。
長方形領域の中心点がD方向にあると判定した場合、第三選択工程S554へ進む。
長方形領域の中心点がC方向にあると判定した場合、第四選択工程S555へ進む。
第三選択工程S554において、補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域について、補完投影装置114を選択する。その後、繰返し判定工程S556へ進む。
第四選択工程S555において、補完投影選択装置245は、CPU911などの処理装置を用いて、繰返し工程S541で長方形領域算出装置241が選択した長方形領域について、補完投影装置115を選択する。その後、繰返し判定工程S556へ進む。
繰返し判定工程S556において、長方形領域算出装置241は、長方形領域算出工程S536で算出したすべての長方形領域についての処理が終わったか否かを判定する。
すべて長方形領域についての処理が終わったと判定した場合、補完領域算出工程S557へ進む。まだ処理していない長方形領域が残っていると判定した場合、繰返し工程S541からの処理を繰り返す。
補完領域算出工程S557において、補完領域算出装置246は、CPU911などの処理装置を用いて、長方形領域算出工程S536で長方形領域算出装置241が算出した長方形領域それぞれについて、第一選択工程S552〜第四選択工程S555で補完投影選択装置245が選択した補完投影装置に基づいて、補完投影装置112〜115それぞれについて、補完領域を算出する。
その後、補完投影装置112については、第一補完映像生成工程S562へ進む。補完投影装置113については、第二補完映像生成工程S563へ進む。補完投影装置114については、第三補完映像生成工程S564へ進む。補完投影装置115については、第四補完映像生成工程S565へ進む。
第一補完映像生成工程S562において、補完映像生成装置262は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出工程S557で補完領域算出装置246が補完投影装置112について算出した補完領域がある場合、映像入力工程S511で映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置112が投影すべき補完映像を生成する。
第一補完映像投影工程S572において、補完投影装置112は、第一補完映像生成工程S562で補完映像生成装置262が生成した補完映像を、表示面121の補完領域に対して投影する。
第二補完映像生成工程S563において、補完映像生成装置263は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出工程S557で補完領域算出装置246が補完投影装置113について算出した補完領域がある場合、映像入力工程S511で映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置113が投影すべき補完映像を生成する。
第二補完映像投影工程S573において、補完投影装置113は、第二補完映像投影工程S573で補完映像生成装置263が生成した補完映像を、表示面121の補完領域に対して投影する。
第三補完映像生成工程S564において、補完映像生成装置264は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出工程S557で補完領域算出装置246が補完投影装置114について算出した補完領域がある場合、映像入力工程S511で映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置114が投影すべき補完映像を生成する。
第三補完映像投影工程S574において、補完投影装置114は、第三補完映像生成工程S564で補完映像生成装置264が生成した補完映像を、表示面121の補完領域に対して投影する。
第四補完映像生成工程S565において、補完映像生成装置265は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出工程S557で補完領域算出装置246が補完投影装置115について算出した補完領域がある場合、映像入力工程S511で映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置115が投影すべき補完映像を生成する。
第四補完映像投影工程S575において、補完投影装置115は、第四補完映像投影工程S575で補完映像生成装置265が生成した補完映像を、表示面121の補完領域に対して投影する。
以上説明した投影表示装置100の動作について、具体例を用いて更に詳しく説明する。
図6は、この実施の形態における投影表示装置100を利用者702〜705が利用している状態の一例を示す平面図である。
この例において、利用者703は、腕713を表示面121の上に伸ばしている。同様に、利用者704は、腕714を表示面121の上に伸ばしている。利用者705は、腕715を表示面121の上に伸ばしている。利用者702は、表示面121の上に腕を伸ばしていない。
このような状況において、表示面121には、影領域723〜725が発生する。影領域723は腕713の影であり、影領域724は腕714の影であり、影領域725は腕715の影である。
影領域検出装置231は、3つに分かれた影領域723〜725を検出する。
図7は、この実施の形態における投影表示装置100の動作を説明するための模式図である。
図6の状況で影領域検出装置231が検出した影領域723〜725に基づいて、長方形領域算出装置241は、長方形領域733〜735を算出する。影領域検出装置231が検出した影領域723〜725が3つに分かれているので、長方形領域算出装置241は、3つの長方形領域733〜735を算出する。
この例において、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域733〜735は、それぞれが影領域723〜725を囲み、それぞれが影領域723〜725に接している。すなわち、長方形領域算出装置241は、影領域723〜725を囲み、各辺がA方向及びB方向またはC方向及びD方向に垂直または平行な長方形のうち、最も面積の少ない長方形を算出して、長方形領域とする。
長方形領域算出装置241が算出した長方形領域733〜735それぞれについて、長辺判定装置242は、縦長か横長かを判定する。長辺判定装置242は、3つの長方形領域733〜735のうち、長方形領域733及び長方形領域734は横長であると判定し、長方形領域735は縦長であると判定する。
縦長であると長辺判定装置242が判定した長方形領域735について、第一中心位置判定装置243は、中心点745が、表示面121の中心点781を通り、A方向(及びB方向)に垂直な直線782より、A方向にあるかB方向にあるかを判定する。この例において、第一中心位置判定装置243は、中心点745がB方向にあると判定する。
横長であると長辺判定装置242が判定した長方形領域733及び長方形領域734について、第二中心位置判定装置244は、中心点743及び中心点744が、表示面121の中心点781を通り、C方向(及びD方向)に垂直な直線783より、C方向にあるかD方向にあるかをそれぞれ判定する。この例において、第二中心位置判定装置244は、中心点743及び中心点744がともにC方向にあると判定する。
図8は、この実施の形態における投影表示装置100の動作を説明するための模式図である。
図6の状況で長辺判定装置242及び第一中心位置判定装置243及び第二中心位置判定装置244が判定した判定結果に基づいて、補完投影選択装置245は、補完投影装置112〜115のなかから、長方形領域733〜735それぞれについて、補完投影装置を一つずつ選択する。
縦長であると長辺判定装置242が判定し、中心点がB方向にあると第一中心位置判定装置243が判定した長方形領域735について、補完投影選択装置245は、A方向にある補完投影装置112を選択する。
また、横長であると長辺判定装置242が判定し、中心点がC方向にあると第二中心位置判定装置244が判定した長方形領域733及び長方形領域734について、補完投影選択装置245は、D方向にある補完投影装置115を選択する。
補完投影装置112について、補完領域算出装置246は、長方形領域735を含み、長方形領域735よりも一回り広い補完領域755(斜線部分)を算出する。これは、影領域が移動した場合に、影領域が一時的に補完領域の外に出てしまうのを防ぐためのマージンである。このマージンの幅は、補完領域を再計算して更新する周期と、想定される影領域の最大移動速度とに基づいて、あらかじめ設定しておく。なお、運用開始後に、補完領域算出装置246が、影領域の移動速度を学習して、マージンの幅を調整することとしてもよい。また、補完領域を再計算する周期が十分短ければ、マージンがなくてもよい。
なお、この例において、補完領域算出装置246は、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域を基準にして補完領域を算出しているが、影領域検出装置231が検出した影領域を基準にして補完領域を算出してもよい。例えば、補完領域算出装置246は、影領域の周りにマージンを設けた領域を算出して、補完領域とする。そうすれば、後述する重複投影領域が少なくなる。
補完投影装置115について、補完領域算出装置246は、長方形領域733を含む補完領域753と、長方形領域734を含む補完領域754とを算出する。
また、補完投影装置113及び補完投影装置114は、補完投影選択装置245が選択していないので、補完領域算出装置246は、補完投影装置113及び補完投影装置114について、補完領域を算出しない。
補完映像生成装置262は、映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置112が投影する補完映像を生成する。補完映像生成装置262は、主投影装置111が表示面121に投影している映像と同じ映像のうち、補完領域755のなかに投影されるべき映像だけを切り出し、補完領域755以外の部分は真っ黒な補完映像を生成する。なお、補完映像生成装置262は、補完領域の境界付近について、外側へいくほど徐々に暗くなるようぼかした補完映像を生成してもよい。そうすれば、補完領域の境界が目立たなくなるので、好ましい。
補完投影装置112は、補完映像生成装置262が生成した補完映像を、表示面121に対して投影する。補完映像生成装置262が生成した補完映像のうち、補完領域755以外の部分は真っ黒であるから、補完投影装置112が投影した映像は、補完領域755以外の部分には投影されず、補完領域755のなかだけに投影される。このように構成することで、補完投影装置112の向きを物理的に変えることなく、表示面121の任意の範囲に補完映像を投影することができるので、好ましい。しかし、補完投影装置112の向きを変えて補完領域755の方向へ向けて、補完領域755に補完映像を投影する構成としてもよい。例えば、補完映像生成装置262が補完投影装置112の向きを算出し、モーターなどの駆動装置を用いて、算出した向きに補完投影装置112を向ける構成とする。
補完映像生成装置265は、映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、補完投影装置115が投影する補完映像を生成する。補完映像生成装置265は、主投影装置111が表示面121に投影している映像と同じ映像のうち、補完領域753及び補完領域754のなかに投影されるべき映像だけを切り出し、補完領域753及び補完領域754以外の部分は真っ黒な補完映像を生成する。
補完投影装置115は、補完映像生成装置265が生成した補完映像を、表示面121に対して投影する。
補完映像生成装置263及び補完映像生成装置264は、全体が真っ黒な補完映像を生成する。
補完投影装置113及び補完投影装置114はそれぞれ、補完映像生成装置263及び補完映像生成装置264が生成した補完映像を、表示面121に対して投影する。補完映像生成装置263及び補完映像生成装置264が生成した補完映像は、全体が真っ黒なので、補完投影装置113及び補完投影装置114は、表示面121に対して実質的に補完映像を投影していないことになる。これにより、補完投影装置113及び補完投影装置114が補完映像を投影する必要が生じたとき、補完投影装置113及び補完投影装置114が速やかに補完映像を投影することができ、好ましい。なお、補完投影装置が補完映像を投影しない場合、補完投影装置の電源を切るなどして、消費電力を抑える構成としてもよい。
以上のようにして、表示面121には、主投影装置111が投影した主映像と、補完投影装置112及び補完投影装置115が投影した補完映像とが合成された映像が投影される。
表示面121のうち、主投影装置111が投影した映像が投影されない影領域723〜725には、補完投影装置112あるいは補完投影装置115が投影した補完映像が投影されるので、利用者702〜705は、影領域723〜725に投影されるべき映像を見ることができる。
腕713〜715などの遮蔽物の位置によっては、補完投影装置が投影した補完映像も遮られ、補完領域のなかに補完投影装置が投影した映像が投影されない影領域763〜765(以下「補完影領域」と呼ぶ。)が発生する場合がある。
しかし、影領域723〜725と補完影領域763〜765とが重ならないよう、補完投影装置を選択しているので、ほとんどの場合、利用者702〜705は、表示面121に投影されるべき映像全体を見ることができる。遮蔽物が表示面121に触れている場合などには、影領域723〜725と補完影領域763〜765が重なる可能性もあるが、そのような場合は、たとえその位置に映像が投影されたとしても、遮蔽物が邪魔になり、利用者702〜705は、そこに投影された映像を見ることはできない。
また、補完投影装置112及び補完投影装置115は、影領域723〜725よりも広い範囲に補完映像を投影するので、主映像と補完映像とが重複して投影される領域773〜775(以下「重複投影領域」と呼ぶ。)が発生する。主映像と補完映像とは基本的に同じ映像なので、重複投影領域773〜775において映像がダブって見えるようなことにはならないが、2つの映像が重なっているので、他の領域よりも明るく見える。
これを防ぐための構成としては、例えば、次のようなものが考えられる。
主映像生成装置261は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出装置246が算出した補完領域について、補完領域内の明るさを他の領域の半分の明るさにした主映像を生成する。
補完映像生成装置262〜265は、CPU911などの処理装置を用いて、補完領域算出装置246が算出した補完領域のうち、影領域検出装置231が検出した影領域以外の部分について、明るさを影領域内の半分の明るさにした補完映像を生成する。
これにより、重複投影領域では、半分の明るさの主映像と、半分の明るさの補完映像とが重なり、他の領域と同じ明るさになる。
次に、影領域検出装置231が影領域を検出する方式について、補足する。
補完映像生成装置262〜265が補完映像を投影するので、影領域検出装置231は、投影された補完映像による影響を排除する必要がある。
影領域検出装置231が、主投影装置111のすぐ横に設置したカメラが撮影した映像に基づいて影領域を検出する構成である場合、カメラが撮影した映像において、表示面121上の影領域は、遮蔽物の陰になって見えない。したがって、影領域に補完映像が投影されても影響はなく、影領域検出装置231は、主投影装置111が投影した映像とカメラが撮影した映像との差を検出することにより、影領域を検出する。また、カメラが撮影した映像において、表示面121上の重複投影領域は、他の領域よりも明るく見える。遮蔽物は他より暗く見えるので、影領域検出装置231は、重複投影領域と遮蔽物とを容易に区別できる。
また、影領域検出装置231の構成が他の構成である場合には、例えば、主投影装置111が主映像を投影するタイミングと、補完投影装置112〜115が補完映像を投影するタイミングとをずらすことにより、補完映像の影響を排除できる。すなわち、補完投影装置112〜115は、人間の目では識別できない速さ(例えば60分の1秒周期)で点滅する補完映像を投影し、影領域検出装置231は、補完投影装置112〜115が補完映像を投影していないタイミングで表示面121を撮影するなどして、影領域を検出する。
この実施の形態における投影表示装置100は、
表示台装置120と、主投影装置111と、影領域検出装置231と、補完投影選択装置245と、少なくとも二つの補完投影装置112〜113とを有することを特徴とする。
上記表示台装置120は、映像を投影される表示面121を有することを特徴とする。
上記主投影装置111は、上記表示台装置120の表示面121に対して映像(主映像)を投影することを特徴とする。
上記影領域検出装置231は、上記表示台装置120の表示面121と上記主投影装置111との間に上記主投影装置111が投影した映像を遮る遮蔽物(腕712〜715)が存在することにより、上記表示台装置120の表示面121に、上記遮蔽物の影になった影領域が発生した場合に、上記影領域を検出することを特徴とする。
上記補完投影選択装置245は、上記影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、上記補完投影装置112〜113のなかから少なくとも一つの補完投影装置を選択することを特徴とする。
上記補完投影装置112〜113は、上記補完投影選択装置245が選択した選択結果に基づいて、上記補完投影選択装置245が選択した補完投影装置である場合に、上記表示台装置120の表示面121の少なくとも一部(補完領域)に対して映像(補完映像)を投影することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、補完投影選択装置245が複数の補完投影装置112〜115のなかから補完映像を投影する補完投影装置を選択するので、影領域と、遮蔽物により補完映像に発生する補完影領域とが重ならないように、補完投影装置を選択することができ、表示面121に、遮蔽物の影になって映像が表示されない部分が生じるのを防ぐことができるという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100は、更に、長方形領域算出装置241と、第一中心位置判定装置243とを有することを特徴とする。
上記主投影装置111は、上記表示台装置120の表示面121の中心に略正対する位置にあることを特徴とする。
上記補完投影装置112〜113のうち第一の補完投影装置112は、上記表示台装置120の表示面121の中心に正対する位置から所定の第一方向(A方向)に離れた位置にあることを特徴とする。
上記補完投影装置112〜113のうち第二の補完投影装置113は、上記表示台装置120の表示面121の中心に正対する位置から上記第一方向と逆の第二方向(B方向)に離れた位置にあることを特徴とする。
上記長方形領域算出装置241は、上記影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、上記表示台装置120の表示面121のうち、上記影領域を囲む略長方形の領域であって、上記領域の一組の対辺が上記第一方向(A方向)に対して略垂直な領域を算出して、長方形領域とすることを特徴とする。
上記第一中心位置判定装置243は、上記長方形領域算出装置241が算出した長方形領域に基づいて、上記表示台装置120の表示面121の中心(中心点781)を通り、上記第一方向(A方向)に対して垂直な直線782を基準として、上記長方形領域の中心が上記第一方向(A方向)にあるか上記第二方向(B方向)にあるかを判定することを特徴とする。
上記補完投影選択装置245は、上記第一中心位置判定装置243が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第一方向(A方向)にあると上記第一中心位置判定装置243が判定した場合に、上記第二の補完投影装置113を選択し、上記長方形領域の中心が上記第二方向(B方向)にあると上記第一中心位置判定装置243が判定した場合に、上記第一の補完投影装置112を選択することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて長方形領域算出装置241が算出した長方形領域の中心が第一方向にあるか第二方向にあるかを第一中心位置判定装置243が判定し、遠いほうの補完投影装置を補完投影選択装置245が選択するので、影領域と補完影領域とが重ならないように、補完投影装置を選択することができ、表示面121に、遮蔽物の影になって映像が表示されない部分が生じるのを防ぐことができるという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100は、少なくとも四つの補完投影装置112〜115を有し、更に、長辺判定装置242と、第二中心位置判定装置244とを有することを特徴とする。
上記補完投影装置112〜115のうち第三の補完投影装置114は、上記表示台装置120の表示面121の中心に正対する位置から上記第一方向(A方向)と略垂直な第三方向(C方向)に離れた位置にあることを特徴とする。
上記補完投影装置112〜115のうち第四の補完投影装置115は、上記表示台装置120の表示面121の中心に正対する位置から上記第三方向と逆の第四方向(D方向)に離れた位置にあることを特徴とする。
上記長辺判定装置242は、上記長方形領域算出装置241が算出した長方形領域に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち、上記第一方向(A方向)に対して略垂直な一組の対辺(縦辺)が、他の一組の対辺(横辺)よりも長いか短いか(長方形領域が縦長か横長か)を判定することを特徴とする。
上記第二中心位置判定装置244は、上記長方形領域算出装置241が算出した長方形領域に基づいて、上記表示台装置120の表示面121の中心(中心点781)を通り、上記第三方向(C方向)に対して垂直な直線783を基準として、上記長方形領域の中心が上記第三方向(C方向)にあるか上記第四方向(D方向)にあるかを判定することを特徴とする。
上記補完投影選択装置245は、上記長辺判定装置242が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち上記第一方向(A方向)に対して略垂直な一組の対辺(縦辺)が他の一組の対辺(横辺)よりも長い(長方形領域が縦長である)と上記長辺判定装置242が判定した場合、上記第一中心位置判定装置243が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第一方向(A方向)にあると上記第一中心位置判定装置243が判定した場合に、上記第二の補完投影装置113を選択し、上記長方形領域の中心が上記第二方向(B方向)にあると上記第一中心位置判定装置243が判定した場合に、上記第一の補完投影装置112を選択し、上記長辺判定装置242が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち上記第一方向(A方向)に対して略垂直な一組の対辺(縦辺)が他の一組の対辺(横辺)よりも短い(長方形領域が横長である)と上記長辺判定装置242が判定した場合、上記第二中心位置判定装置244が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第三方向(C方向)にあると上記第二中心位置判定装置244が判定した場合に、上記第四の補完投影装置115を選択し、上記長方形領域の中心が上記第四方向(D方向)にあると上記第二中心位置判定装置244が判定した場合に、上記第三の補完投影装置114を選択することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、長方形領域算出装置241が算出した長方形領域が縦長か横長かを長辺判定装置242が判定し、判定結果に基づいて補完投影選択装置245が補完投影装置を選択するので、遮蔽物が腕712〜715のように細長い形状のものである場合、遮蔽物の長手方向から離れた方向にある補完投影装置を選択することができ、影領域と補完影領域とが重ならないようにできるという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100は、更に、補完領域算出装置246を有することを特徴とする。
上記補完領域算出装置246は、上記影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、上記表示台装置120の表示面121のうち、上記影領域を含む領域を算出して、補完領域とすることを特徴とする。
上記補完投影装置112〜115は、上記補完投影選択装置245が選択した選択結果に基づいて、上記補完投影選択装置245が選択した補完投影装置である場合に、上記補完領域算出装置246が算出した補完領域に基づいて、上記補完領域に対して映像(補完映像)を投影することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて補完領域算出装置246が算出した補完領域に対して、補完投影装置112〜115が補完映像を投影するので、不必要な補完影領域が発生するのを防ぐことができ、表示面121に見やすい映像を表示できるという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100は、コンピュータ300と接続可能であり、更に、身振り判定装置236と、身振り出力装置239と、映像入力装置251とを有することを特徴とする。
上記身振り判定装置236は、上記影領域検出装置231が検出した影領域に基づいて、上記影領域の形状または時系列における上記影領域の一連の形状が、所定の形状または所定の一連の形状と似ているか否かを判定し、似ていると判定した場合に、利用者が所定の身振り(ジェスチャ)をしたと判定することを特徴とする。
上記身振り出力装置239は、上記身振り判定装置236が判定した判定結果に基づいて、利用者が所定の身振りをしたと上記身振り判定装置236が判定した場合に、上記所定の身振りを表わす身振り情報を上記コンピュータ300に対して出力することを特徴とする。
上記映像入力装置251は、上記コンピュータ300が上記身振り情報に基づいて生成した映像を表わす映像情報を、上記コンピュータ300から入力することを特徴とする。
上記主投影装置111は、上記映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、上記映像情報が表わす映像(主映像)を投影することを特徴とする。
上記補完投影装置112〜115は、上記映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、上記主投影装置111が投影した映像のうち、上記遮蔽物の影になった部分を補完する映像(補完映像)を投影することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、利用者702〜705の腕712〜715などにより表示面121に発生する影領域に基づいて身振り判定装置236が利用者702〜705の身振りを判定するので、影領域を積極的に利用して、コンピュータ300に情報を入力する手段として活用することができるという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100は、コンピュータ300と接続可能であり、更に、接触位置検出装置211と、接触位置出力装置219と、映像入力装置251とを有することを特徴とする。
上記接触位置検出装置211は、上記表示台装置120の表示面121に利用者702〜705が接触した場合に、上記利用者702〜705が接触した位置を検出して、接触位置とすることを特徴とする。
上記接触位置出力装置219は、上記接触位置検出装置211が検出した接触位置に基づいて、上記接触位置を表わす接触位置情報を上記コンピュータ300に対して出力することを特徴とする。
上記映像入力装置251は、上記コンピュータ300が上記接触位置情報に基づいて生成した映像を表わす映像情報を、上記コンピュータ300から入力することを特徴とする。
上記主投影装置111は、上記映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、上記映像情報が表わす映像(主映像)を投影することを特徴とする。
上記補完投影装置112〜115は、上記映像入力装置251が入力した映像情報に基づいて、上記主投影装置111が投影した映像のうち、上記遮蔽物の影になった部分を補完する映像(補完映像)を投影することを特徴とする。
この実施の形態における投影表示装置100によれば、表示面121に利用者702〜705が接触した接触位置を検出して、コンピュータ300に対して出力するので、利用者702〜705が表示面121に表示された映像に触る感覚で、コンピュータ300を操作することが可能となる。
また、接触位置検出装置211が表示面121の裏側に位置するため、主投影装置111は、表示面121の表側から映像を投影することになり、利用者702〜705が表示面121に触れるため腕712〜715を伸ばすと、主投影装置111が投影した映像を遮ることになるが、補完投影装置112〜115が補完映像を投影するので、表示面121に映像が表示されない部分が生じるのを防ぐことができ、利用者702〜705の操作に支障をきたさないという効果を奏する。
この実施の形態における投影表示装置100が映像を投影する投影表示方法は、以下の工程を有することを特徴とする。
主投影装置111を用いて、表示面121に対して映像(主映像)を投影する。
上記表示面121と上記主投影装置111との間に上記主投影装置111が投影した映像を遮る遮蔽物(腕712〜715)が存在することにより、上記表示面121に、上記遮蔽物の影になった影領域が発生した場合に、上記影領域を検出する。
検出した影領域に基づいて、少なくとも二つの補完投影装置112〜115のなかから少なくとも一つの補完投影装置を選択する。
選択した補完投影装置を用いて、上記表示面121の少なくとも一部(補完領域)に対して映像(補完映像)を投影する。
この実施の形態における投影表示方法によれば、検出した影領域に基づいて、複数の補完投影装置112〜115のなかから補完映像を投影する補完投影装置を選択するので、影領域と、遮蔽物により補完映像に発生する補完影領域とが重ならないように、補完投影装置を選択することができ、表示面121に、遮蔽物の影になって映像が表示されない部分が生じるのを防ぐことができるという効果を奏する。
以上説明した投影表示装置100(情報入出力装置)は、複数のユーザ(利用者702〜705)による協調作業を可能とする下記の機能ブロックを備えている。
・画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)によってマルチユーザ用タッチテーブル(表示台装置120の表示面121)上で影となっている領域(影領域)を検出する画面被服領域検出部(影領域検出装置231)。
・画面被服領域検出部(影領域検出装置231)によって検出した影となっている領域(影領域)の時間変化からユーザのジェスチャ(身振り)を特定するジェスチャ検出部(身振り判定装置236)。
・画面被服領域検出部(影領域検出装置231)によって検出した影となっている領域(影領域)の位置からジェスチャを出したユーザを特定するユーザ特定部(身振り判定装置236)。
・画面被服領域検出部(影領域検出装置231)からの情報を用いて補完用投影機(補完投影装置112〜115)を選択する投影機選択部(補完投影選択装置245)。
・選択された補完用投影機に対しそれぞれの投影領域(補完領域)を決定する補完投影領域決定部(補完領域算出装置246)。
・補完領域が割り当てられた投影機(補完投影装置112〜115)に対して補完投影用の画像を生成する補完投影画像生成部(補完映像生成装置262〜265)。
・補完用投影機(補完投影装置112〜115)への出力を行う出力部(補完映像生成装置262〜265)。
・補完用投影機(補完投影装置112〜115)。
以上説明した投影表示装置100(情報入出力装置)によれば、あるユーザ(利用者702〜705)がマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に手をかざし、それによって単一の投影機(主投影装置111)から投影された映像(主映像)が手や腕の影になり、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に投影されるはずの画面(映像)の一部が影になった場合であっても、協調作業中の他のユーザ(利用者702〜705)から見えなくなることがなく、他のユーザ(利用者702〜705)の操作に支障をきたすことがないという効果を奏する。
すなわち、単一の投影機(主投影装置111)による投影では手などの影になって隠されてしまっていたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の画像(映像)も表示されるようになるので、マルチユーザタッチシステム(投影表示装置100)における複数ユーザ(利用者702〜705)での協調作業において、互いの操作に支障をきたさなくなる。
以上説明した投影表示装置100が情報を入出力する情報入出力方法(投影表示方法)は、単一の投影機(主投影装置111)と異なる場所におかれた2台以上の投影機(補完投影装置112〜115)を用いて、単一の投影機(主投影装置111)では障害物(遮蔽物)によって影となってしまう部分(影領域)への画像を補完することを特徴とする。
これにより、上記ユーザ(利用者702〜705)が本来得られる情報全体を見ることができる。
以上説明した投影表示装置100が情報を入出力する情報入出力方法(投影表示方法)は、画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)を用いた画面被服領域(影領域)検出によって、単一の投影機(主投影装置111)によってできてしまう影(影領域)を最も効率よく補完できる位置にある補完用投影機(補完投影装置112〜115)を選択し、用いることを特徴とする。
これにより、補完用投影機(補完投影装置112〜115)によって生じてしまう新たな影(補完影領域)による投影部分とのコントラストを最小にできる。
以上説明した投影表示装置100が情報を入出力する情報入出力方法(投影表示方法)は、画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)を用いた画面被服領域(影領域)検出によって、検出した影(影領域)の時間変化を事前登録あるいは随時登録しておいた動きと比較し、マッチングが取れた場合にジェスチャ(身振り)として認知することを特徴とする。
これにより、ジェスチャアクションによる高度なユーザインターフェースが実現可能となる。
以上説明した投影表示装置100(情報入出力装置)は、マルチユーザ用タッチテーブル(表示台装置120の表示面121)上で影となっている領域(影領域)を検出する画面被服領域検出部(影領域検出装置231)と、検出した影となっている領域(影領域)の時間変化からユーザ(利用者702〜705)のジェスチャ(身振り)を特定するジェスチャ検出部(身振り判定装置236)と、検出した影となっている領域(影領域)の位置からジェスチャを出したユーザを特定するユーザ特定部(身振り判定装置236)と、画面被服領域検出部(影領域検出装置231)からの情報を用いて補完用投影機(補完投影装置112〜115)を選択する投影機選択部(補完投影選択装置245)と、選択された補完用投影機(補完投影装置112〜115)に対しそれぞれの投影領域(補完領域)を決定する補完投影領域決定部(補完領域算出装置246)と、補完領域が割り当てられた投影機(補完投影装置112〜115)に対して補完投影用の画像(補完映像)を生成する補完投影画像生成部(補完映像生成装置262〜265)と、投影機(補完投影装置112〜115)への出力を行う出力部(補完映像生成装置262〜265)と、4台の補完用投影機(補完投影装置112〜115)と、1台の画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)と、同時刻に複数の人間の接触を独立に検出する同時刻複数人接触独立検出部(接触位置検出装置211)と、複数人による協調作業を描画するための協調作業描画部(主映像生成装置261)と、中央から投影する画像(主画像)を出力する中央画像出力部(主映像生成装置261)と、中央投影機(主投影装置111)とから構成される。
画面被服領域検出部(影領域検出装置231)は、マルチユーザ用タッチテーブル(表示台装置120の表示面121)上で影となっている領域(影領域)を検出する装置であり、画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)によって得られたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の映像のスナップショットと、協調作業描画(主映像生成装置261)から出力される映像のスナップショットの差分を元に、ユーザ(利用者702〜705)の腕712〜715等の遮蔽物によって影となっている領域(影領域)の情報を出力するものである。
ジェスチャ検出部(身振り判定装置236)は、ユーザ(利用者702〜705)のジェスチャ(身振り)を特定する装置であり、画面被服領域検出部(影領域検出装置231)からの入力を元に、検出した影(影領域)の時間変化を事前登録あるいは随時登録しておいた動きと比較し、マッチングが取れた場合にジェスチャ(身振り)として認知し、ユーザ(利用者702〜705)のジェスチャ(身振り)を特定するものである。
ユーザ特定部(身振り判定装置236)は、ジェスチャ(身振り)を出したユーザ(利用者702〜705)を特定する装置であり、ジェスチャ検出部(身振り判定装置236)でジェスチャ(身振り)が特定された際に、画面被服領域検出部(影領域検出装置231)からの入力を元に、検出した影となっている領域(影領域)がマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)と接している辺(輪郭線)を特定し、ジェスチャ(身振り)を出したユーザ(利用者702〜705)を特定するものである。
投影機選択部(補完投影選択装置245)は、画面被服領域検出部(影領域検出装置231)からの情報を用いて補完用投影機(補完投影装置112〜115)を選択する装置であり、検出されたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上で影となっている領域(影領域)の情報を元に、単一の投影機(主投影装置111)による投影によってできる影(影領域)を最もよく補完でき、かつ補完用投影機(補完投影装置112〜115)によって生じてしまう新たな影(補完影領域)による投影部分とのコントラストを最小にするような最適な補完用投影機の選択を行う。
補完投影領域決定部(補完領域算出装置246)は、選択された補完用投影機(補完投影装置112〜115)に対し、それぞれの投影領域(補完領域)を決定する装置であり、どの領域に対し補完を行うかの決定を行う。
補完投影画像生成部(補完映像生成装置262〜265)は、補完領域が割り当てられた投影機(補完投影装置112〜115)に対して補完投影用の画像(補完映像)を生成する装置である。
出力部(補完映像生成装置262〜265)は、補完用投影機(補完投影装置112〜115)への出力を行う装置であり、補完用投影機(補完投影装置112〜115)へ投影領域(補完領域)および投影画像(補完映像)の送信を行う。
補完用投影機(補完投影装置112〜115)は,マルチユーザ用タッチテーブル14(表示面121)上に補完投影画像(補完映像)を投影する装置であり、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)の四辺上方に設置され、出力部(補完映像生成装置262〜265)からの出力を受けて、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に補完画像(補完映像)を投影する。
操作のためにマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上にユーザ(利用者702〜705)が腕712〜715を伸ばすと、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上へ向けられた中央投影機(主投影装置111)からの投影画像(主映像)がユーザの腕712〜715によって遮られることによって、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上にユーザの腕の影(影領域)が発生し、画面被服領域検出カメラ(影領域検出装置231)によって画像として検出される。影領域検出装置231が、影を含んだ画像と中央投影機(主投影装置111)からの投影画像の差分をとると、ユーザの腕によって発生した影(影領域)のみが画像として得られる。
長方形領域算出装置241は、画面被服領域検出部(影領域検出装置231)で検出した影(影領域)に対し、それを囲むように、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)と各辺が平行となるような長方形(長方形領域)を算出する。長辺判定装置242及び第一中心位置判定装置243及び第二中心位置判定装置244は、長方形(長方形領域)の長辺、短辺、対称中心を求める。第一中心位置判定装置243及び第二中心位置判定装置244は、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)の対称中心(中心点781)を通り、算出した長方形の長辺と平行な直線782,783によって、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の領域を分割する。補完投影選択装置245は、直線782,783をはさんで、長方形(長方形領域)の対称中心と反対側にある補完用投影機(補完投影装置112〜115)を選択する。
以上説明した投影表示装置100(情報入出力装置)によれば、ユーザ(利用者702〜705)がマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に手(腕712〜715)をかざした場合に、他のユーザ(利用者702〜705)の操作に支障をきたないものであり、単一の投影機(主投影装置111)による投影では手などの影になって隠されてしまっていたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の画像(映像)を、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上方に設置した画面被覆領域検出カメラ(影領域検出装置231)によって検出された影領域に依存して最適選択された補完用投影機(補完投影装置112〜115)によって補完するので、複数ユーザ(利用者702〜705)での協調作業において、互いの操作に支障をきたさなくなる。
これにより、複数のユーザ(利用者702〜705)による協調作業を可能とするマルチユーザタッチシステム(投影表示装置100)において、あるユーザ(利用者702〜705)がマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に手をかざし、それによって単一の投影機(主投影装置111)から投影された映像(主映像)が手や腕の影になっても、マルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上に投影されるはずの画面(映像)の一部が影になって協調作業中の他のユーザ(利用者702〜705)から見えなくならず、他のユーザ(利用者702〜705)の操作に支障をきたさない。
以上説明した投影表示装置100(情報入出力装置)によれば、単一の投影機(主投影装置111)による投影では手などの影になって隠されてしまっていたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の画像(映像)も表示されるようになり、マルチユーザタッチシステム(投影表示装置100)における複数ユーザ(利用者702〜705)での協調作業において、互いの操作に支障をきたさなくなる。単一の投影機(主投影装置111)による投影では手などの影になって隠されてしまっていたマルチユーザ用タッチテーブル(表示面121)上の画像(映像)を、画面被覆領域検出カメラ(影領域検出装置231)によって検出された影領域に依存して最適選択された複数の補完用投影機によって補完する。これにより、複数ユーザ(利用者702〜705)での協調作業において、互いの操作に支障をきたさなくなる。また、複数手指の多点認識可能なタッチパネル(接触位置検出装置211)による操作に加え、ジェスチャアクションによる高度なユーザインターフェースが実現可能となる。
実施の形態1における投影表示装置100の全体構成の一例を示すシステム構成図。 実施の形態1における投影表示装置100の各部の配置の一例を示す平面図。 実施の形態1における表示制御装置140のハードウェア資源の一例を示す図。 実施の形態1における表示制御装置140の内部ブロックの構成の一例を示すブロック構成図。 実施の形態1における投影表示装置100が、表示面121に映像を投影する投影処理の流れの一例を示すフローチャート図。 実施の形態1における投影表示装置100を利用者702〜705が利用している状態の一例を示す平面図。 実施の形態1における投影表示装置100の動作を説明するための模式図。 実施の形態1における投影表示装置100の動作を説明するための模式図。
符号の説明
100 投影表示装置、111 主投影装置、112〜115 補完投影装置、120 表示台装置、121 表示面、132〜135 座席、140 表示制御装置、211 接触位置検出装置、219 接触位置出力装置、222〜225 着席検出装置、226 接触者判定装置、229 接触者出力装置、231 影領域検出装置、235 身振り記憶装置、236 身振り判定装置、239 身振り出力装置、241 長方形領域算出装置、242 長辺判定装置、243 第一中心位置判定装置、244 第二中心位置判定装置、245 補完投影選択装置、246 補完領域算出装置、251 映像入力装置、261 主映像生成装置、262〜265 補完映像生成装置、300 コンピュータ、702〜705 利用者、712〜715 腕、723〜725 影領域、733〜735 長方形領域、743〜745 中心点、753〜755 補完領域、763〜765 補完影領域、773〜775 重複投影領域、781 中心点、782,783 直線、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信装置、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、S511 映像入力工程、S521 主映像生成工程、S522 主映像投影工程、S531 影領域検出工程、S536 長方形領域算出工程、S541 繰返し工程、S542 長辺判定工程、S543 第一中心位置判定工程、S544 第二中心位置判定工程、S552 第一選択工程、S553 第二選択工程、S554 第三選択工程、S555 第四選択工程、S556 繰返し判定工程、S557 補完領域算出工程、S562 第一補完映像生成工程、S563 第二補完映像生成工程、S564 第三補完映像生成工程、S565 第四補完映像生成工程、S572 第一補完映像投影工程、S573 第二補完映像投影工程、S574 第三補完映像投影工程、S575 第四補完映像投影工程。

Claims (7)

  1. 表示台装置と、主投影装置と、影領域検出装置と、補完投影選択装置と、少なくとも二つの補完投影装置とを有し、
    上記表示台装置は、映像を投影される表示面を有し、
    上記主投影装置は、上記表示台装置の表示面に対して映像を投影し、
    上記影領域検出装置は、上記表示台装置の表示面と上記主投影装置との間に上記主投影装置が投影した映像を遮る遮蔽物が存在することにより、上記表示台装置の表示面に、上記遮蔽物の影になった影領域が発生した場合に、上記影領域を検出し、
    上記補完投影選択装置は、上記影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、上記補完投影装置のなかから少なくとも一つの補完投影装置を選択し、
    上記補完投影装置は、上記補完投影選択装置が選択した選択結果に基づいて、上記補完投影選択装置が選択した補完投影装置である場合に、上記表示台装置の表示面の少なくとも一部に対して映像を投影する
    ことを特徴とする投影表示装置。
  2. 上記投影表示装置は、更に、長方形領域算出装置と、第一中心位置判定装置とを有し、
    上記主投影装置は、上記表示台装置の表示面の中心に略正対する位置にあり、
    上記補完投影装置のうち第一の補完投影装置は、上記表示台装置の表示面の中心に正対する位置から所定の第一方向に離れた位置にあり、
    上記補完投影装置のうち第二の補完投影装置は、上記表示台装置の表示面の中心に正対する位置から上記第一方向と逆の第二方向に離れた位置にあり、
    上記長方形領域算出装置は、上記影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、上記表示台装置の表示面のうち、上記影領域を囲む略長方形の領域であって、上記領域の一組の対辺が上記第一方向に対して略垂直な領域を算出して、長方形領域とし、
    上記第一中心位置判定装置は、上記長方形領域算出装置が算出した長方形領域に基づいて、上記表示台装置の表示面の中心を通り、上記第一方向に対して垂直な直線を基準として、上記長方形領域の中心が上記第一方向にあるか上記第二方向にあるかを判定し、
    上記補完投影選択装置は、上記第一中心位置判定装置が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第一方向にあると上記第一中心位置判定装置が判定した場合に、上記第二の補完投影装置を選択し、上記長方形領域の中心が上記第二方向にあると上記第一中心位置判定装置が判定した場合に、上記第一の補完投影装置を選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影表示装置。
  3. 上記投影表示装置は、少なくとも四つの補完投影装置を有し、更に、長辺判定装置と、第二中心位置判定装置とを有し、
    上記補完投影装置のうち第三の補完投影装置は、上記表示台装置の表示面の中心に正対する位置から上記第一方向と略垂直な第三方向に離れた位置にあり、
    上記補完投影装置のうち第四の補完投影装置は、上記表示台装置の表示面の中心に正対する位置から上記第三方向と逆の第四方向に離れた位置にあり、
    上記長辺判定装置は、上記長方形領域算出装置が算出した長方形領域に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち、上記第一方向に対して略垂直な一組の対辺が、他の一組の対辺よりも長いか短いかを判定し、
    上記第二中心位置判定装置は、上記長方形領域算出装置が算出した長方形領域に基づいて、上記表示台装置の表示面の中心を通り、上記第三方向に対して垂直な直線を基準として、上記長方形領域の中心が上記第三方向にあるか上記第四方向にあるかを判定し、
    上記補完投影選択装置は、上記長辺判定装置が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち上記第一方向に対して略垂直な一組の対辺が他の一組の対辺よりも長いと上記長辺判定装置が判定した場合、上記第一中心位置判定装置が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第一方向にあると上記第一中心位置判定装置が判定した場合に、上記第二の補完投影装置を選択し、上記長方形領域の中心が上記第二方向にあると上記第一中心位置判定装置が判定した場合に、上記第一の補完投影装置を選択し、上記長辺判定装置が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の二組の対辺のうち上記第一方向に対して略垂直な一組の対辺が他の一組の対辺よりも短いと上記長辺判定装置が判定した場合、上記第二中心位置判定装置が判定した判定結果に基づいて、上記長方形領域の中心が上記第三方向にあると上記第二中心位置判定装置が判定した場合に、上記第四の補完投影装置を選択し、上記長方形領域の中心が上記第四方向にあると上記第二中心位置判定装置が判定した場合に、上記第三の補完投影装置を選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の投影表示装置。
  4. 上記投影表示装置は、更に、補完領域算出装置を有し、
    上記補完領域算出装置は、上記影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、上記表示台装置の表示面のうち、上記影領域を含む領域を算出して、補完領域とし、
    上記補完投影装置は、上記補完投影選択装置が選択した選択結果に基づいて、上記補完投影選択装置が選択した補完投影装置である場合に、上記補完領域算出装置が算出した補完領域に基づいて、上記補完領域に対して映像を投影する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の投影表示装置。
  5. 上記投影表示装置は、コンピュータと接続可能であり、更に、身振り判定装置と、身振り出力装置と、映像入力装置とを有し、
    上記身振り判定装置は、上記影領域検出装置が検出した影領域に基づいて、上記影領域の形状または時系列における上記影領域の一連の形状が、所定の形状または所定の一連の形状と似ているか否かを判定し、似ていると判定した場合に、利用者が所定の身振りをしたと判定し、
    上記身振り出力装置は、上記身振り判定装置が判定した判定結果に基づいて、利用者が所定の身振りをしたと上記身振り判定装置が判定した場合に、上記所定の身振りを表わす身振り情報を上記コンピュータに対して出力し、
    上記映像入力装置は、上記コンピュータが上記身振り情報に基づいて生成した映像を表わす映像情報を、上記コンピュータから入力し、
    上記主投影装置は、上記映像入力装置が入力した映像情報に基づいて、上記映像情報が表わす映像を投影し、
    上記補完投影装置は、上記映像入力装置が入力した映像情報に基づいて、上記主投影装置が投影した映像のうち、上記遮蔽物の影になった部分を補完する映像を投影する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の投影表示装置。
  6. 上記投影表示装置は、コンピュータと接続可能であり、更に、接触位置検出装置と、接触位置出力装置と、映像入力装置とを有し、
    上記接触位置検出装置は、上記表示台装置の表示面に利用者が接触した場合に、上記利用者が接触した位置を検出して、接触位置とし、
    上記接触位置出力装置は、上記接触位置検出装置が検出した接触位置に基づいて、上記接触位置を表わす接触位置情報を上記コンピュータに対して出力し、
    上記映像入力装置は、上記コンピュータが上記接触位置情報に基づいて生成した映像を表わす映像情報を、上記コンピュータから入力し、
    上記主投影装置は、上記映像入力装置が入力した映像情報に基づいて、上記映像情報が表わす映像を投影し、
    上記補完投影装置は、上記映像入力装置が入力した映像情報に基づいて、上記主投影装置が投影した映像のうち、上記遮蔽物の影になった部分を補完する映像を投影する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の投影表示装置。
  7. 主投影装置を用いて、表示面に対して映像を投影し、
    上記表示面と上記主投影装置との間に上記主投影装置が投影した映像を遮る遮蔽物が存在することにより、上記表示面に、上記遮蔽物の影になった影領域が発生した場合に、上記影領域を検出し、
    検出した影領域に基づいて、少なくとも二つの補完投影装置のなかから少なくとも一つの補完投影装置を選択し、
    選択した補完投影装置を用いて、上記表示面の少なくとも一部に対して映像を投影する
    ことを特徴とする投影表示方法。
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