JP4860838B2 - How to disinfect haircutting tools - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出張による散髪作業に使用される散髪用具を、散髪作業者に代わって消毒する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
美、理容院等において、あるいは個人的になされる散髪の1つの技法として、一方の手に持ったくしに毛髪の一部を掛けて他の毛髪から離れるように持ち上げ、次にこれらの毛髪をくしに掛かった状態のまま、あるいはそれまでくしを持っていた指に持ち代えてから、他方の手に持ったはさみによってそれらの毛髪の毛先部分を切る、という技法が広く採用されている。
【0003】
従来、このようにくしとはさみとを用いて散髪をする場合、はさみによって刈られた短い毛髪はそのまま自然落下させていた。すなわちこれらの刈られた毛髪は、散髪を受けている者が首部分から下に着用しているエプロン上に落ちたり、あるいはその上を滑って床上に落ちることになる。そしてこれらの刈られた毛髪は、一般に、散髪終了後床上にすべて落としてから、ほうき等を用いて集めて捨てられる。
【0004】
しかし、刈られた細かい毛髪を入念に集める作業は非常に面倒で、多大な労力と時間を要するものとなっていた。
【0005】
また、刈られた毛髪を上述のようにそのまま自然落下させると、それが散髪を受けている者の着衣内(特に襟回り部分)に侵入して、その者に不快な思いをさせることも多々ある。
【0006】
また、上述の刈られた毛髪は、美容師や理容師等の散髪作業者の指先、手先等に付着して、それら作業者に不快な思いをさせ、さらには散髪作業の能率を低下させることもある。
【0007】
実公平7−25122号公報には、上述したようにくしとはさみとを用いて散髪する際に、刈られた毛髪を自然落下させずに自動捕集しながら散髪作業することを可能にする散髪用具が提案されている。
【0008】
ここに示されている第1の散髪用具は、
一端が空気吸引口とされた筒状部材と、
この筒状部材の他端に一端が連通された空気吸引通路と、
この空気吸引通路の他端に接続された空気吸引源と、
上記空気吸引通路に介設された毛髪捕捉用フィルターと、
上記空気吸引口よりも前方に突出し、一表面が該空気吸引口内に延びるように筒状部材に固定された毛髪受け板と、
この毛髪受け板に対して、歯先側が上記一表面から突出する向きに起立し、かつ歯の根元が上記一表面よりも歯先側に位置する状態で、上記空気吸引口から離して固定されたくしと、
このくしから空気吸引口側に離れ、かつ上記一表面から離れて、くしの長さ方向に延びる毛髪支持部分を有する毛髪支持部材とから構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
またそこに示されている第2の散髪用具は、上述した第1の散髪用具から空気吸引源と、毛髪捕捉用フィルターとが除かれて、上記と同様の筒状部材と、空気吸引通路と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支持部材とから構成され、そして空気吸引通路が特に、その他端が電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可能に形成されたことを特徴とするものである。
【0010】
またそこに示されている第3の散髪用具は、上述した第1の散髪用具から空気吸引通路と、空気吸引源と、毛髪捕捉用フィルターとが除かれて、上記と同様の筒状部材と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支持部材とから構成され、そして筒状部材が特に、その他端が電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可能に形成されたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成の第1の散髪用具は、散髪作業者が例えば筒状部材を一方の手に握って持つことにより、くしを該一方の手に間接的に保持する状態として使用される。このように間接的に保持されたくしを、例えばその歯先が上方を向く状態にして、このくしにより毛髪の一部を下側から梳き上げると、それら一部の毛髪はくし歯の根元部分と毛髪支持部材の毛髪支持面とによって下側から支持される状態となる。くし歯の根元部分は毛髪受け板の一表面よりも歯先側に位置し、また毛髪支持面も上記一表面から離れているから、支持された上記一部の毛髪は、毛髪受け板の一表面から浮いた状態となる。一方、毛髪支持部分はくしと離されているから、これら両者の間において上記のように浮いている毛髪の下側(毛髪受け板側)にはさみの一方の刃(静刃)を挿し入れ、後は通常の場合と同様にこのはさみを操作することにより、毛髪を刈ることができる。
【0012】
このようにして毛髪を刈る際に空気吸入源を作動させておけば、筒状部材の空気吸引口から空気が吸引されるので、刈られた毛髪はこの空気とともに筒状部材から空気吸引通路へと吸引され、自然落下することがない。こうして吸引された毛髪は空気吸引通路に介設された毛髪捕捉用フィルターに捕捉されるので、散髪作業終了後にこのフィルターから除去して、あるいはフィルターごと簡単に処分することができる。
【0013】
上述のように、刈られた毛髪を自然落下させないで捕集しながら散髪を行なえば、刈られた毛髪が散髪を受ける者の着衣内に侵入したり、散髪作業者の指先、手先等に付着することがなくなる。したがって、刈られた毛髪がそれら両者に不快な思いをさせたり、散髪作業の能率を損なうことがなくなる。
【0014】
また、刈られた毛髪を上述のように自動的に捕集すれば、床上や、散髪を受ける者が着用しているエプロン上に落下した毛髪をほうき等で集める作業も不要となり、この点からも散髪作業の能率が高められることになる。
【0015】
なお上述の空気吸引通路、空気吸入源および毛髪捕捉用フィルターとしては、例えば一般的な電気掃除機に使用されているものと同様のものを使用することができる。
【0016】
また、毛髪を刈るのに先立ってくしで梳き上げている間や、くしを単に毛髪を整えるために使用している間は、空気吸引がなされない方が作業がしやすい。したがって空気吸引は、毛髪にはさみが入れられる直前からなされ、毛髪が刈られたところで休止されるのが好ましい。このように空気吸引のタイミングを制御するためには、例えば空気吸引源として電動のものを用い、それに足踏みスイッチ等を接続しておくのが好ましい。つまりそのようにすれば、散髪作業者は両手に散髪用具とはさみとを持ちながら、足踏みスイッチを操作して、空気吸引のタイミングを散髪作業に都合の良いように自由に制御できることになる。
【0017】
以上説明した空気吸引通路と、空気吸引源と、毛髪捕捉用フィルターと同様のものは、例えば家庭用あるいは業務用電気掃除機等も備えているので、これらを適宜流用することにより、上記と同様の作用、効果を得ることもできる。すなわち先に述べた構成を有する第2の散髪用具の空気吸引通路を電気掃除機のホース等に接続すれば、あるいは第3の散髪用具の筒状部材を電気掃除機のホース等に接続すれば、刈られた毛髪を吸引、捕捉する作業をこの電気掃除機等に行なわせつつ、第1の散髪用具を使用する場合と全く同様にして散髪をすることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記実公平7−25122号公報に示された散髪用具は、病院等の医療機関に入院している患者や、介護施設に入居、入院している老人等、体が不自由でベッドから離れるのが不可能あるいは困難な人たちを散髪するのに非常に好適なものであり、出張する美容師や理容師等により、既にそのような現場で実用に供されている。
【0019】
しかし、上述のような患者や老人たちは一般に病原菌に対する抵抗力が弱いこともあって、健常者なら余り気にしないようないわゆる平素無害菌による院内感染に遭う危険性が高いので、そのような人たちを病院内等で散髪するには、毛髪に触れる散髪用具の部分を高度に滅菌、除菌しておくことが望まれる。例えば、上記実公平7−25122号公報に示された散髪用具にあっては、電気掃除機のホース等の空気吸引手段に接続可能とされた筒状部材と、毛髪受け板と、くしと、毛髪支持部材とからなる部分を滅菌、除菌しておくことが望まれる。また、このような特殊な散髪用具を用いずに、通常のはさみやくしを使用して病院内等で散髪をする場合も、事情は同様である。
【0020】
そのためには、病院内等において散髪作業の前に散髪用具を消毒するよりも、外部で散髪用具を入念に消毒しておくことが望まれる。しかし、出張する美容師や理容師等がそれぞれそのような消毒設備を用意するとなると、設備に多大な費用が掛かることから、散髪料金を高く設定せざるを得ないことになってしまう。
【0021】
また、散髪を受ける患者の目の前で散髪用具の消毒作業をすれば、その患者や医師たちの信頼感を得やすいが、本格的な消毒設備を病院等の施設内に持ち込んで消毒作業をするのは、スペースを確保するのが難しい、限られた時間内で散髪作業自体に有効に使える時間が短くなってしまう、等の点から実現困難である。
【0022】
そこで、散髪用具を病院内等の散髪作業現場に持ち込む前に予め消毒しておくのが現実的であるが、その場合は、その事前の消毒がたとえ完璧になされていても、それを簡単には確認できないということから、患者や医師たちの信頼感を得ることが難しくなる。
【0023】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、出張する散髪作業者の経済的負担を少なくして、散髪作業現場外で予め散髪用具を消毒することができ、そして、消毒に対する信頼感を得ることができる散髪用具の消毒代行方法を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
本発明による散髪用具の消毒代行方法は、
出張による散髪作業(つまり美容院や理容院等の固定施設以外でなされる散髪作業)に使用された散髪用具を散髪作業者から回収して消毒し、
消毒済みの散髪用具を、消毒済みであることを証明する証明物とともに前記散髪作業者に引き渡すことを特徴とするものである。
【0025】
なお、この本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、消毒済みの散髪用具を、病原菌の感染を防止する滅菌パックに収納し、この滅菌パックに消毒済みであることを示す表示を付けて前記証明物として散髪作業者に引き渡すようにするのが望ましい。
【0026】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、消毒済みの散髪用具とともに、散髪現場で散髪用具を消毒する消毒薬剤を散髪作業者に付与することが望ましい。そして、そのような消毒薬剤として、消毒薬剤として所定の有効期限を持つものが使用される場合は、散髪作業者の各々毎にこの有効期限を管理することが望ましい。
【0027】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、出張による散髪作業に使用された散髪用具とともに、その散髪用具を用いてなされた散髪作業に関するデータ(散髪を受けた者の氏名、日時、散髪作業がなされた施設名等)を記録した伝票を回収することが望ましい。
【0028】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、出張による散髪作業に使用された散髪用具とともに、散髪作業で刈り取られた毛髪を回収、処分することが望ましい。
【0029】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、散髪用具が、刈り取られた毛髪を補集する機能を有して散髪作業に利用される装置、つまり、先に説明した実公平7−25122号公報に示されるような装置を構成する部品であることが望ましい。そのような部品の好ましいものとしては、毛髪を補集するために空気を吸引するホースの先端部に取り付けられる、くしを含む部品が挙げるれる。
【0030】
【発明の効果】
本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、出張による散髪作業に使用された散髪用具を散髪作業者から回収して消毒するようにしたから、出張する散髪作業者の経済的負担を少なくして、散髪作業現場外で予め散髪用具を消毒することができる。散髪作業現場外で予め散髪用具を消毒しておけば、散髪作業者は病院等の散髪作業現場において限られた時間を、散髪作業自体に有効に使えるようになる。
【0031】
また本発明による散髪用具の消毒代行方法においては、消毒済みの散髪用具を、消毒済みであることを証明する証明物とともに前記散髪作業者に引き渡すようにしたから、散髪作業者は、患者や医師たちにその証明物を見せることによって、消毒に対する信頼感を得ることができる。
【0032】
そして本発明による散髪用具の消毒代行方法において、消毒済みの散髪用具を、病原菌の感染を防止する滅菌パックに収納し、この滅菌パックに消毒済みであることを示す表示を付けて前記証明物として散髪作業者に引き渡すようにした場合は、この滅菌パックによって消毒に対する信頼感を得るとともに、消毒済みの散髪用具が散髪現場に持ち込まれる前に病原菌に感染することも防止される。
【0033】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法において、消毒済みの散髪用具とともに、散髪現場で散髪用具を消毒する消毒薬剤を散髪作業者に付与するようにした場合は、散髪作業終了後に、使用した散髪用具をその消毒薬剤を用いて直ちに消毒することができるから、散髪を受けた者が例えば病院内の患者等である場合に、その者に付着していた病原菌が病院外に持ち出されることを防止可能となる。
【0034】
そして、そのような消毒薬剤として、所定の有効期限を持つものが使用される場合に、散髪作業者の各々毎にこの有効期限を管理すれば、有効期限を過ぎた消毒薬剤が使用されてしまうことを防止できる。
【0035】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法において、出張による散髪作業に使用された散髪用具とともに、その散髪用具を用いてなされた散髪作業に関するデータ(散髪を受けた者の氏名、日時、散髪作業がなされた施設名等)を記録した伝票を回収するようにすれば、消毒代行者および散髪作業者が協会、組合、フランチャイズ等を組織している場合に、消毒代行者がデータを一元管理して、顧客からの苦情や問い合わせ等に迅速に対処することも可能になる。
【0036】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法において、出張による散髪作業に使用された散髪用具とともに、散髪作業で刈り取られた毛髪を回収、処分するようにすれば、病院等の外の人間が、刈り取られた毛髪に付着していた病原菌に感染することも防止できる。
【0037】
また、本発明による散髪用具の消毒代行方法において、散髪用具が、刈り取られた毛髪を補集する機能を有して散髪作業に利用される装置を構成する部品である場合は、元来出張による散髪に適しているその種の装置の衛生面での信頼性を向上させ、出張散髪に対するこの装置の適性をさらに高めることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0039】
本実施の形態では、前述したように刈り取られた毛髪を補集する機能を有して散髪作業に利用される装置を構成する部品を消毒する。まず、この散髪装置について、図1および図2を参照して説明する。
【0040】
図1はこの散髪装置の一部を示すものであり、図2はこの散髪装置の空気吸引源の周辺部分を示している。図1に示されるようにこの散髪装置は、一端が空気吸引口10とされ散髪作業者の一方の手に保持される筒状部材11と、この筒状部材11の他端11aに一端が連通された蛇腹状のフレキシブルホース12と、このフレキシブルホース12の他端が接続されるファンケーシング13と、このケーシング13の内部に配されたファン14と、このファン14を回転させるモータ15と、ケーシング13の内部においてファン14よりもフレキシブルホース12側に配された毛髪捕捉用フィルター16とを有している。
【0041】
上記筒状部材11の空気吸引口10が開口している部分は、一例として2.5 cm×8cm程度のほぼ四角筒状に形成されている。またこの筒状部材11の他端11aは円筒形とされ、フレキシブルホース12の一端12aに対して中心軸回り(矢印A方向)に回転自在に連結されている。そして筒状部材11には、空気吸引口10と他端11aとの間においてジョイント部11bが形成され、空気吸引口10側の部分は他端11a側の部分に対して、ジョイント軸11cを中心にして矢印B方向に回動自在とされている。
【0042】
また筒状部材11の空気吸引口10が開口している部分の底板を構成している部材は、空気吸引口10よりも前方側に突出した形状とされ、この突出した部分は毛髪受け板20とされている。したがってこの毛髪受け板20の一表面(図中上表面)20aは、空気吸引口10内に延びている。そしてこの毛髪受け板20の前端部には、空気吸引口10から離れた状態にしてくし21が固定されている。このくし21は、歯先側が上記一表面20aから図中上方に突出する向きにして、起立状態で固定されている。また筒状部材11の内部には、板状の毛髪支持部材22が固定されている。
【0043】
図3に側断面形状を示すように、くし21はその歯の根元が毛髪受け板20の一表面20aよりも上側(つまり歯先側)に位置するようにして、毛髪受け板20に固定されている。一方毛髪支持部材22は、その上表面22aがくし21の歯の根元とほぼ同じ高さに位置する状態で、毛髪受け板20の一表面20aから離して固定されている。この毛髪支持部材22の上表面22aは毛髪支持部分となるものであり、くし21から空気吸引口10側に離れ、そしてこのくし21の長さ方向にその全長に亘って延びている。なお筒状部材11、毛髪受け板20、くし21および毛髪支持部材22は、通常は合成樹脂により形成するのが便利である。
【0044】
一方ファン14とモータ15は、フレキシブルホース12側から(すなわち筒状部材11側から)空気を吸引する空気吸引源を構成している。またケーシング13はフレキシブルホース12とともに、上記ファン14が回転された際に空気を流通させる空気吸引通路を構成している。本例では、上記ケーシング13、ファン14、モータ15およびフィルター16として、一般的な家庭用あるいは業務用掃除機に用いられるユニットが適用されており、この掃除機ユニット17は図2の立面図に示される通り、美容院においてカット技術者が作業中座るためのいわゆるカッティングチェアー30内に収められている。
【0045】
このカッティングチェアー30は、カット技術者が座るための腰掛け部31と、この腰掛け部31に対して支柱32を介して上下伸縮自在に保持された背もたれ33と、逆L字状に形成された上半部34Aが上記背もたれ33に、下半部34Bが腰掛け部31にそれぞれ保持されたホース保持具34と、移動するための複数のキャスター35とを有している。上記ホース保持具34には、一例として3個のホース止め具36が取り付けられている。
【0046】
なお上記ホース保持具34の下半部34Bは円筒状の内部空間を有する形状とされ、パイプ状とされた上半部34Aの垂直部がこの下半部34B内に摺動可能に収められ、上半部34Aはずり落ちることなく下半部34Bに対して伸縮自在となっている。また上半部34Aの垂直部は、取付具33aを介して背もたれ33に取り付けられており、この取付具33a内でその長手軸回りに回転可能、かつ上下方向に移動可能となっている。
【0047】
また腰掛け部31の後部パネル31aには、内蔵されている掃除機ユニット17のファンケーシング13(図1参照)に連通するホース接続口37が上下に離して計2個取り付けられている。各ホース接続口37も、一般的な電気掃除機の本体に設けられているものと同様のものであり、ここにフレキシブルホース12の先端部12aを挿し込むと図示しないクリック手段により両者が接続され、そしてホース12側に設けられたクリック解除ボタンを押すと両者の接続が解かれるようになっている。
【0048】
また腰掛け部31の後部パネル31aからは、掃除機ユニット17に給電するための電源コード38と、スイッチコード39とが引き出されている。電源コード38には差込みプラグ40が取り付けられ、スイッチコード39には足踏みスイッチ41が取り付けられている。
【0049】
次に、上記構成の散髪装置の作用について説明する。この散髪装置を一例として病院において使用する場合、差込みプラグ40は図示しない電源コンセントに挿し込まれる。そしてカット技術者45は例えばカッティングチェアー30の腰掛け部31上に腰掛け、右肩越しに自身の前までフレキシブルホース12を伸ばし、その先端に接続している筒状部材11の部分を図4に示すように左手51Lで(右利き技術者の場合)保持する。このとき筒状部材11は、くし21の歯先側が上を向くようにして保持される。このようにしてくし21は、カット技術者の左手に間接的に保持されるので、図4に示すようにこのくし21により、カットを受ける者の毛髪50の一部50aを下から梳き上げる。このようにしながら、足踏みスイッチ41を足で操作して、掃除機ユニット17のモータ15をONにすると、空気吸引口10内に空気が吸引される。
【0050】
このとき、くし21の歯の間から出ている毛髪50aが比較的長くて図3に破線で示すように、筒状部材11の上面に掛かっていたとすると、この毛髪50aは上記空気とともに吸引されて先端側から筒状部材11内に引き込まれる。こうして引き込まれた毛髪50aは、同図に実線で示すように、くし21の歯の根元部分と毛髪支持部材22の上表面22aとによって支持される状態となる。一方、くし21の歯の間から出ている毛髪50aが比較的短い場合、それらは同図に1点鎖線で示すように、筒状部材11に掛かることなく最初からくし21の歯の根元部分と毛髪支持部材22の上表面22aとによって支持されることになる。
【0051】
以上のようにして支持された一部の毛髪50aは、毛髪受け板20から浮いた状態となり、そしてくし21と毛髪支持部材22とは互いに離間しているから、カット技術者は右手51Rに持ったはさみ52の一方の刃(静刃)を、図4に示すように毛髪50aの下方に挿し込み、後は通常と同様にはさみ52を操作すれば、毛髪50aを刈ることができる。こうして刈られる毛髪50aは、刈られたとたん空気とともに空気吸引口10内に吸い込まれ、自然落下することがない。したがって、刈られた毛髪50aがカットを受ける者の着衣内に侵入したり、カット技術者の指先、手先に付着することがなくなる。
【0052】
ここで、一般的なはさみ52を使用することを前提とすれば、毛髪受け板20の表面20aから毛髪支持部材22の上表面20aまでの高さH、およびくし21と毛髪支持部材22との間の距離L(図3参照)は、ともに8〜12mm程度に設定するのが望ましい。
【0053】
なお、元より短かった毛髪50aや、一度はさみ52によるカットを受けて短くなった毛髪50aは、くし21の歯の間から僅かの長さしか飛び出さないから、先端が毛髪支持部材22上まで達しないこともあり得る。そのような毛髪50aの毛先部分が例えば数mm程度カットされると、その短くカットされた毛髪50aが毛髪受け板20の表面20a上に落ちることもある。そのようになっても、毛髪受け板20の表面20aが空気吸引口10内に延びていて、該表面20aに沿った空気も吸引されるから、この短くカットされた毛髪50aも空気吸引口10内に吸引され得る。
【0054】
上記のようにして吸引された毛髪50aは、フレキシブルホース12内をファン14側に進み、フィルター16によって捕捉されて、そこに集められる。こうして捕集された毛髪50aは、フィルター16から除去して、あるいはこのフィルター16ごと処分される。このように本装置によれば、カットされた毛髪50aを自動的に捕集することができるから、カット終了後に毛髪50aをほうき等によって集める作業が不要となり、カット作業の能率も向上する。
【0055】
なおこの散髪装置は以上説明したようにして使用する他、図5に示すように、くし21を歯先側が下を向く状態に保持して毛髪50に挿し込んだ後引き上げ、それにより一部の毛髪50aをくし21に掛けてその他の毛髪から浮き上がらせるように使用することもできる。こうして浮き上がった毛髪50aは、はさみ52によってカットすればよい。このようにする場合も、カットされた毛髪50aは空気吸引口10から吸引される。
【0056】
上記のように使用する場合、くし21に掛けられた毛髪50aをカット技術者が目で確認できるように、毛髪受け板20の図5に記号Wで示した範囲の部分は透明部材で形成するのが好ましい。また図4に示したように使用する際に、カットされた細かい毛髪50aが筒状部材11内に付着しているか否かを確認できるように、毛髪支持部材22も透明部材で形成するのが好ましい。またこの確認がより容易にできるように、毛髪受け板20は毛髪を引き立たせるような色、例えば白色に形成するのが望ましい。
【0057】
図4あるいは図5に示すようにしてこの散髪装置を使用する際、カットする部位やカット技法に応じてくし21をいろいろな向きに設定する必要がある。本例の装置においてはフレキシブルホース12を使用しているので、左手による筒状部材11の保持姿勢は変えないで左肘の曲げ状態を種々に変えることにより(このときそれに追随してフレキシブルホース12が屈曲する)、くし21の向きが変えられる得る。さらに本例の散髪装置においては、左手首を動かして筒状部材11をフレキシブルホース12に対して図1の矢印A方向に回転させたり、あるいは筒状部材11のジョイント部11bよりも先端側の部分を矢印B方向に回動させることにより、より機敏かつ微妙にくし21の向きを変えることもできる。
【0058】
なお筒状部材11の先端側の部分を上記のように回動自在に形成する代りに、あるいはそれに加えて、この先端側を、ジョイント軸11cに対して直角な軸11eを中心に矢印C方向(図1参照)に回動自在に形成してもよい。
【0059】
本実施の形態では、図1においてフレキシブルホース12から取り外される、筒状部材11の他端11aより前側の部分を消毒の対象としている。つまりこの部分は、筒状部材11、毛髪受け板20、くし21および毛髪支持部材22から構成される部分であり、以下においてはこの部分全体を「くし部」と称する。
【0060】
次に、本実施の形態による散髪用具の消毒代行方法について説明する。この図6は、本実施の形態における物品およびデータの流れを示すものである。ここでは、例えば協会、組合あるいは会社組織等の消毒代行者70と、出張散髪を行なう美容師あるいは理容師等の散髪作業者71との間でなされる物品およびデータの流れを示している。
【0061】
図示のように消毒代行者70は、散髪作業者71との間の窓口72と、滅菌パック貯蔵部73と、オートクレブ等の消毒設備74と、洗浄液貯蔵部75と、焼却炉76と、管理用コンピュータ77とを備えている。なお消毒設備74や洗浄液貯蔵部75等は、消毒代行者70自身が所有するものではなく、いわゆる下請けや外注業者としての形態で備えていても構わない。
【0062】
上記のくし部2は、出張散髪に使用された後、後述のようにして散髪作業者71から窓口72を通して回収され、消毒設備74において消毒される。消毒済みのくし部2は、滅菌パック貯蔵部73から取り出される滅菌パック1に収納された状態で窓口72に戻され、散髪作業者71が次回窓口72を訪れた際に、その散髪作業者71に引き渡される。なお滅菌パック1は、消毒済みのくし部2が外部から病原菌に感染することを防止するもので、その表面にはくし部2が消毒済みであることを示す「消毒済み」等の表示がなされている。
【0063】
また、滅菌パック1に収納されたくし部2が散髪作業者71に引き渡される際、それと併せて、洗浄液貯蔵部75から取り出された所定量の洗浄液3が散髪作業者71に渡される。この洗浄液3は例えば酸性洗浄液で、スプレーノズルを有するボトル等に詰めた状態で取り扱われる。この洗浄液3は有効期間が一例として2週間、つまり殺菌効果が2週間で低下するものであり、上記ボトル等には、その旨を表示したシールが付けられている。
【0064】
散髪作業者71は、滅菌パック1に収納されたくし部2および洗浄液3を持参して病院等に出張し、そこで入院患者等の散髪を行なう。その際には、まず上記滅菌パック1を破って中からくし部2を取り出し、それを図1に示したフレキシブルホース12に接続する。そして前述した通りの操作により、刈り取られた毛髪を自動的に捕集しながら散髪を行なうことができる。
【0065】
このように、くし部2が散髪作業の直前まで滅菌パック1に収納されていれば、このくし部2が散髪現場に持ち込まれる前に病原菌に感染することも防止される。またこの滅菌パック1には上述の通り「消毒済み」等の表示がなされているので、散髪を受ける患者や医師等にその表示を見せることによって、くし部2の消毒に対する信頼感を得ることができる。
【0066】
また、このようにくし部2が散髪作業現場外で予め消毒されていれば、散髪作業者71は病院等の散髪作業現場において限られた時間を、散髪作業自体に有効に使えるようになる。そして散髪作業者71は、各人で消毒設備を用意する必要がないから、くし部2の消毒に要するコストを低く抑え、ひいては低廉な料金で散髪サービスを提供できるようになる。
【0067】
なお、1人の散髪希望者に対する散髪が終了したならば、散髪作業者71はそこでくし部2をフレキシブルホース12から取り外し、そのくし部2を、持参した所定の収納箱等の内部に収められているくし部用回収紙パック内に収める。そして、複数の散髪希望者がいる場合は、新たな滅菌パック1を破って中からくし部2を取り出し、それを用いて上述と同様に散髪作業を行なう。このように、1人の散髪希望者毎に別個のくし部2を使用すれば、散髪希望者の間で病原菌等による感染が起こることも防止できる。
【0068】
上述のくし部回収紙パック内に例えば10個等の所定数のくし部2が溜まったなら、散髪作業者71はその回収紙パックを収納箱から取り外し、該回収紙パック内のくし部2に前述の洗浄液3を散布し、その出し入れ口を粘着テープによって封印する。
【0069】
また、希望者全員の散髪作業が終了したならば、あるいは希望者が比較的多い場合は所定数の希望者に対する散髪作業が終了したならば、散髪作業者71は図1に示す毛髪捕捉用フィルター16を取り外し、新たな毛髪捕捉用フィルター16をセットする。取り外された毛髪捕捉用フィルター16には刈り取られた毛髪が捕捉されているので、これを毛髪毎、持参した所定のフィルター用回収紙パック内に収める。そして、希望者全員に対する散髪作業が終了した時点で、このフィルター用回収紙パック内の毛髪捕捉用フィルター16にも前述の洗浄液3を散布し、その出し入れ口を粘着テープによって封印する。
【0070】
以上のように回収紙パック内の毛髪捕捉用フィルター16やくし部2に洗浄液3を散布しておけば、該フィルター16が捕捉した毛髪やくし部2に付着した病原菌が病院等の外に持ち出されることを防止できる。
【0071】
散髪作業者71は病院等の散髪現場から離れた後、図6に示した窓口72に立ち寄り、上述のくし部回収紙パックおよびフィルター用回収紙パックを該窓口72に提出する。またそれとともに散髪作業者71は、くし部2を用いてなされた散髪作業に関するデータ(散髪を受けた者の氏名、日時、散髪作業がなされた施設名等)を記録した伝票6を窓口72に提出する。
【0072】
くし部回収紙パック内に収納されていたくし部2は、窓口72から消毒設備74に送られ、そこで消毒処理を受ける。消毒済みのくし部2は、先に述べた通りにして滅菌パック1に収納され、後日散髪作業者71が窓口72を訪れた際に、その散髪作業者71に引き渡される。なお、各くし部2は複数の散髪作業者71間で混用されないようにするのが好ましい。そのためには、各くし部2に、持ち主の散髪作業者71の名前を記入しておくのが効果的である。
【0073】
一方、毛髪捕捉用フィルター16を収めたフィルター用回収紙パックは窓口72から焼却炉76に送られ、そこで直ちにフィルター16毎焼却される。このようにすれば、病院等の外の人間が、刈り取られてフィルター16に捕捉された毛髪に付着していた病原菌に感染することを防止できる。
【0074】
また、散髪作業者71から窓口72に提出された伝票6に記載されていたデータは、電子情報5の形で管理用コンピュータ77に記憶、蓄積される。このようにしておけば、消毒代行者70および散髪作業者71が協会、組合、フランチャイズ等を組織している場合に、消毒代行者70がデータを一元管理して、顧客からの苦情や問い合わせ等に迅速に対処することも可能になる。
【0075】
本実施の形態におけるように、図1の装置を構成するくし部2を消毒代行者70が消毒し、そして消毒済みであることを証明すれば、元来出張による散髪に適している図1の装置の衛生面での信頼性を向上させ、出張散髪に対するこの装置の適性をさらに高めることができる。また、消毒する対象としては上記くし部2に限らず、内部に毛髪が付着し得る図1のフレキシブルホース12等を消毒対象としてもよい。
【0076】
しかし、本発明は刈り取られた毛髪を捕集する機能を有する装置を構成する部品に限らず、通常の散髪作業に使用される鋏やくし、さらには散髪時に毛髪を押さえるクリップ等を消毒の対象としてもよく、その場合でも、基本的に前述した効果を同様に奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によって消毒処理を受ける散髪用具を示す概略図
【図2】上記散髪用具の空気吸引源周辺部を示す立面図
【図3】上記散髪用具の筒状部材の周辺部を示す側断面図
【図4】上記散髪用具の使用状態を示す斜視図
【図5】上記散髪用具の別の使用状態を示す斜視図
【図6】本発明の一実施の形態による散髪用具の消毒代行方法における物品等の流れを示す概略図
【符号の説明】
1 滅菌パック
2 くし部
3 洗浄液
5 電子情報
6 伝票
70 消毒代行者
71 散髪作業者
72 窓口
73 滅菌パック貯蔵部
74 消毒設備
75 洗浄液貯蔵部
76 焼却炉
77 管理用コンピュータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for disinfecting a haircutting tool used for a haircuting operation on a business trip on behalf of a haircuting operator.
[0002]
[Prior art]
One technique for haircuting at beauty, barbershops, etc. or personally is to hang a part of the hair on one hand and lift it away from the other hair, and then comb the hair. A technique is widely adopted in which the tip of the hair is cut with scissors held in the other hand after the finger is held in the state of being attached to the finger or is replaced with a finger having previously had a comb.
[0003]
Conventionally, when hair is cut using combs and scissors in this way, short hair cut by scissors has been allowed to fall naturally. That is, these cut hairs fall onto the apron worn by the person receiving the haircut from the neck or slide down onto the floor. These cut hairs are generally dropped on the floor after the haircut, and then collected and discarded using a broom or the like.
[0004]
However, the work of carefully collecting the finely cut hair is very troublesome and requires a lot of labor and time.
[0005]
In addition, when the cut hair is naturally dropped as described above, it often enters the clothes (particularly around the collar) of the person receiving the haircut, causing the person to feel uncomfortable. is there.
[0006]
In addition, the above-mentioned cut hair adheres to the fingertips, hands, etc. of haircut workers such as hairdressers and barbers, and makes them uncomfortable and further reduces the efficiency of the haircut work. There is also.
[0007]
In Japanese Utility Model Publication No. 7-25122, when hair is cut using combs and scissors as described above, it is possible to perform a haircut while automatically collecting the cut hair without naturally dropping it. Tools have been proposed.
[0008]
The first haircut tool shown here is
A cylindrical member whose one end is an air suction port;
An air suction passage having one end communicating with the other end of the tubular member;
An air suction source connected to the other end of the air suction passage;
A filter for capturing hair interposed in the air suction passage;
A hair receiving plate that protrudes forward from the air suction port and is fixed to the tubular member so that one surface extends into the air suction port;
With respect to this hair receiving plate, the tooth tip side stands up in a direction protruding from the one surface and the root of the tooth is located on the tooth tip side from the one surface, and is fixed away from the air suction port. Takushi,
The hair support member has a hair support portion that is separated from the comb toward the air suction port and that extends from the one surface and extends in the length direction of the comb.
[0009]
In addition, the second haircutting tool shown therein has an air suction source and a hair capturing filter removed from the first haircutting tool described above, and a cylindrical member similar to the above, an air suction passage, Characterized by comprising a hair receiving plate, a comb, and a hair support member, and the air suction passage is formed in particular so that the other end can be connected to air suction means such as a hose of a vacuum cleaner It is.
[0010]
In addition, the third haircut tool shown therein has a cylindrical member similar to the above, except that the air suction passage, the air suction source, and the hair capturing filter are removed from the first haircut tool described above. , Comprising a hair receiving plate, a comb, and a hair support member, and the cylindrical member is particularly characterized in that the other end is formed to be connectable to an air suction means such as a hose of a vacuum cleaner It is.
[0011]
The 1st haircut tool of the said structure is used as a state which hold | maintains a comb indirectly in this one hand, when a haircut operator holds a cylindrical member in one hand, for example. When the comb held indirectly in this way is, for example, with the tip of the tooth facing upward, and a part of the hair is lifted from the lower side by this comb, the part of the hair becomes the root part of the comb tooth and the hair. It will be in the state supported from the lower side by the hair support surface of a supporting member. Since the root part of the comb teeth is located on the tooth tip side with respect to one surface of the hair receiving plate, and the hair supporting surface is also separated from the one surface, the supported part of the hair is part of the hair receiving plate. It floats from the surface. On the other hand, since the hair support part is separated from the comb, one blade of the scissors (static blade) is inserted into the lower side (hair receiving plate side) of the hair floating between them as described above, The hair can be cut by manipulating the scissors as usual.
[0012]
If the air suction source is operated when the hair is cut in this way, air is sucked from the air suction port of the cylindrical member, so that the cut hair is transferred from the cylindrical member to the air suction passage together with this air. And is not sucked and fall naturally. Since the hair sucked in this way is captured by a hair capturing filter interposed in the air suction passage, it can be removed from this filter after the haircutting operation or can be easily disposed of together with the filter.
[0013]
As mentioned above, if you cut hair while collecting the cut hair without letting it fall naturally, the cut hair will enter the clothing of the person receiving the haircut or adhere to the fingertips, hands, etc. of the haircut operator There is no longer to do. Therefore, the cut hair does not make both of them feel uncomfortable or impair the efficiency of the haircut work.
[0014]
In addition, if the cut hair is automatically collected as described above, it is not necessary to collect the hair that has fallen on the floor or on the apron worn by the person receiving the haircut with a broom. Even the efficiency of the haircut work will be improved.
[0015]
As the above-described air suction passage, air suction source, and hair capturing filter, for example, the same filters as those used in a general electric vacuum cleaner can be used.
[0016]
In addition, it is easier to work without air suction while combing up before combing hair, or while comb is being used to simply trim hair. Therefore, the air suction is preferably performed immediately before scissors are put into the hair, and is preferably stopped when the hair is cut. In order to control the timing of air suction in this way, it is preferable to use an electric one as an air suction source, for example, and to which a foot switch or the like is connected. That is, by doing so, the haircut operator can freely control the timing of air suction so as to be convenient for the haircut work by operating the foot switch while holding the haircut tool and scissors in both hands.
[0017]
Since the air suction passage, the air suction source, and the hair capturing filter described above are also equipped with, for example, a household or commercial vacuum cleaner, the same as above by appropriately diverting them. It is also possible to obtain the effects and effects. That is, if the air suction passage of the second haircutting tool having the above-described configuration is connected to a hose or the like of a vacuum cleaner, or if the cylindrical member of the third haircutting tool is connected to the hose or the like of a vacuum cleaner. The haircut can be performed in the same manner as when the first haircutting tool is used while the vacuum cleaner or the like performs the work of sucking and capturing the cut hair.
[0018]
[Problems to be solved by the invention]
The haircutting tool disclosed in the above-mentioned actual fair No. 7-25122 is a patient who is hospitalized in a medical institution such as a hospital, an elderly person who is admitted to a nursing facility or is hospitalized, etc. Is very suitable for haircutting impossible or difficult people, and has already been put to practical use at such sites by hairdressers and barbers on business trips.
[0019]
However, the above-mentioned patients and elderly people generally have a low resistance to pathogenic bacteria, and there is a high risk of encountering nosocomial infections caused by so-called plain harmless bacteria that healthy individuals do not care too much. In order to haircut people in hospitals, etc., it is desirable to highly sterilize and disinfect the parts of haircutting tools that touch the hair. For example, in the haircutting tool shown in the above Japanese Utility Model Publication No. 7-25122, a tubular member that can be connected to air suction means such as a hose of a vacuum cleaner, a hair receiving plate, a comb, It is desirable to sterilize and sterilize the portion comprising the hair support member. Further, the situation is the same when haircut is performed in a hospital or the like using normal scissors and combs without using such special haircutting tools.
[0020]
For this purpose, it is desired to carefully disinfect the haircutting tool outside rather than disinfecting the haircutting tool before the haircuting operation in a hospital or the like. However, if a hairdresser or a barber who travels prepares such disinfection equipment, the equipment costs a great deal of money, and the haircut fee must be set high.
[0021]
In addition, disinfection of haircutting tools in front of the eyes of a patient receiving haircuts can easily gain the trust of the patients and doctors, but bring full-scale disinfection equipment into hospitals and other facilities for disinfection. This is difficult to realize because it is difficult to secure a space, and the time that can be effectively used for the haircutting work within a limited time is shortened.
[0022]
Therefore, it is realistic to disinfect the haircutting tool before bringing it into the haircuting work site such as in a hospital. In that case, even if the previous disinfection is done perfectly, it is easy to do so. Since it cannot be confirmed, it becomes difficult to gain the trust of patients and doctors.
[0023]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and can reduce the economic burden of a haircut operator traveling on a business trip, disinfect haircutting tools in advance outside the haircutting work site, and a sense of confidence in disinfection. An object of the present invention is to provide a method for disinfecting a haircutting tool capable of obtaining the above.
[0024]
[Means for Solving the Problems]
The method for disinfecting haircutting tools according to the present invention includes:
Collect and disinfect haircutting tools used for haircuts on business trips (that is, haircuts performed outside fixed facilities such as hairdressers and barbers) from haircut workers,
The sterilized haircut tool is delivered to the haircut operator together with a proof that proves that the sterilizer has been sterilized.
[0025]
In this method of disinfecting haircutting tools according to the present invention, the disinfected haircutting tools are housed in a sterilization pack that prevents infection by pathogenic bacteria, and the sterilization pack is marked with a display indicating that it has been disinfected. It is desirable to hand it over to the haircut operator as proof.
[0026]
Further, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, it is desirable to provide the haircutting operator with a disinfectant that disinfects the haircutting tools at the haircutting site together with the disinfected haircutting tools. When such a disinfectant having a predetermined expiry date is used, it is desirable to manage this expiry date for each haircut worker.
[0027]
In addition, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, the haircutting tools used for the haircuting work on a business trip and data relating to the haircutting work performed using the haircutting tools (name, date, haircut of the person who received the haircut) It is desirable to collect a slip that records the name of the facility where the work was performed.
[0028]
Moreover, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, it is desirable to collect and dispose of the hair cut by the haircutting work together with the haircutting tool used for the haircuting work on a business trip.
[0029]
Further, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, the haircutting tool has a function of collecting the cut hair and is used for haircutting work, that is, the above-mentioned actual fairness 7-25122. It is desirable that it is a part which comprises an apparatus as shown by gazette. A preferred such component includes a comb-containing component that is attached to the tip of a hose that draws air to collect hair.
[0030]
【Effect of the invention】
In the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, since the haircutting tools used for the haircuting work on a business trip are collected from the haircuting operator and disinfected, the economic burden on the haircuting operator who travels is reduced. The haircut tool can be disinfected in advance outside the haircutting work site. If the haircutting tool is disinfected in advance outside the haircutting work site, the haircuting operator can effectively use the limited time at the haircuting work site in a hospital or the like for the haircuting work itself.
[0031]
Further, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, the disinfected haircutting tools are handed over to the haircuting operator along with the proof that the disinfection has been completed. You can gain confidence in disinfection by showing them the proof.
[0032]
And in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, the disinfected haircutting tools are stored in a sterilized pack that prevents infection by pathogenic bacteria, and the sterilized pack is labeled with the indication that it has been disinfected as the proof. When handed over to a haircut operator, this sterilization pack provides a sense of confidence in disinfection, and prevents the disinfected haircutting tool from being infected with pathogenic bacteria before being brought to the haircutting site.
[0033]
Moreover, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, when the haircutting tool was given to the haircutting operator together with the disinfected haircutting tools, the haircutting tools were used after the haircutting operation was completed. Since the haircut tool can be immediately disinfected using the disinfectant, if the person who received the haircut is, for example, a patient in a hospital, the pathogenic bacteria attached to that person should be taken out of the hospital. It becomes possible to prevent.
[0034]
When such a disinfectant having a predetermined expiration date is used, if this expiration date is managed for each haircut operator, the disinfectant that has passed the expiration date will be used. Can be prevented.
[0035]
In addition, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, along with the haircutting tools used for the haircuting work on a business trip, data on the haircutting work performed using the haircutting tool (name, date, haircuting work of the person who received the haircut) If the voucher that records the name of the facility where the service was made) is collected, when the disinfection agent and the haircut operator organize an association, association, franchise, etc., the disinfection agent centrally manages the data. This makes it possible to quickly deal with customer complaints and inquiries.
[0036]
In addition, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, along with the haircutting tools used for the haircuting work on a business trip, if the hair cut by the haircutting work is collected and disposed of, a person outside the hospital, It is possible to prevent infection with pathogenic bacteria attached to the cut hair.
[0037]
Further, in the method for disinfecting haircutting tools according to the present invention, when the haircutting tool is a component that has a function of collecting cut hair and is used for haircutting work, it is originally based on a business trip. The hygiene reliability of such a device suitable for haircuts can be improved and the suitability of this device for business trip haircuts can be further enhanced.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0039]
In the present embodiment, as described above, parts that constitute a device that has a function of collecting hair that has been cut and that is used for a haircut operation are sterilized. First, the haircut device will be described with reference to FIGS. 1 and 2.
[0040]
FIG. 1 shows a part of the haircut device, and FIG. 2 shows a peripheral portion of the air suction source of the haircut device. As shown in FIG. 1, this haircut device has one end connected to the
[0041]
The portion where the
[0042]
Further, the member constituting the bottom plate of the portion of the
[0043]
As shown in the sectional side view of FIG. 3, the
[0044]
On the other hand, the
[0045]
This cutting
[0046]
The lower half portion 34B of the
[0047]
Further, a total of two
[0048]
A
[0049]
Next, the operation of the haircut device having the above configuration will be described. When this haircut device is used as an example in a hospital, the
[0050]
At this time, if the
[0051]
The part of the
[0052]
Here, assuming that
[0053]
Note that the
[0054]
The
[0055]
In addition to using the haircut device as described above, as shown in FIG. 5, the
[0056]
When used as described above, the portion of the
[0057]
When using this haircut apparatus as shown in FIG. 4 or FIG. 5, it is necessary to set the
[0058]
In addition to or in addition to forming the portion on the distal end side of the
[0059]
In the present embodiment, the part in front of the other end 11a of the
[0060]
Next, a method for disinfecting haircutting tools according to this embodiment will be described. FIG. 6 shows the flow of articles and data in the present embodiment. Here, for example, the flow of articles and data between a
[0061]
As shown in the figure, the
[0062]
After the comb part 2 is used for a haircut on a business trip, it is collected from the
[0063]
In addition, when the comb portion 2 stored in the sterilization pack 1 is delivered to the
[0064]
The
[0065]
Thus, if the comb part 2 is accommodated in the sterilization pack 1 until immediately before the haircut operation, the comb part 2 is also prevented from being infected with pathogenic bacteria before being brought into the haircut site. In addition, since the sterilization pack 1 is labeled as “disinfected” as described above, it is possible to obtain a sense of confidence in disinfection of the comb portion 2 by showing the display to a patient or a doctor who receives a haircut. it can.
[0066]
Moreover, if the comb part 2 is previously sterilized outside the haircut work site, the
[0067]
When the haircut for one haircutting person is completed, the
[0068]
When a predetermined number of comb parts 2 such as ten are collected in the comb part collected paper pack, the
[0069]
In addition, when the haircut work of all the applicants is completed, or when the number of applicants is relatively large, when the haircut work for a predetermined number of applicants is completed, the
[0070]
As described above, if the
[0071]
After leaving the haircut site such as a hospital, the
[0072]
The comb section 2 stored in the comb section collected paper pack is sent from the
[0073]
On the other hand, the filter collection paper pack containing the
[0074]
The data described in the slip 6 submitted from the
[0075]
As in this embodiment, if the
[0076]
However, the present invention is not limited to the components constituting the apparatus having the function of collecting the cut hair, but is used as a disinfection target such as a clip used for normal haircutting and a clip for holding the hair during haircutting. Even in this case, the above-described effects are basically obtained in the same manner.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a haircut device subjected to disinfection treatment according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an elevation view showing the periphery of the air suction source of the haircut device
FIG. 3 is a side sectional view showing a peripheral portion of a tubular member of the haircut device
FIG. 4 is a perspective view showing a state of use of the haircut tool.
FIG. 5 is a perspective view showing another usage state of the haircut tool.
FIG. 6 is a schematic diagram showing the flow of articles and the like in a haircutting device disinfection agent method according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Sterilization pack
2 Comb
3 Cleaning liquid
5 Electronic information
6 slips
70 Disinfection agent
71 Haircut worker
72 Contact
73 Sterilization pack storage
74 Disinfection equipment
75 Cleaning liquid storage
76 Incinerator
77 Administrator computer
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