JP4856212B2 - 拒否コード処理による、データ対応ネットワーク優先化 - Google Patents

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Description

本出願は、概して、移動局および移動局によって用いられるネットワーク選択方法に関する。
移動体通信デバイス、例えば携帯電話移動局等は、無線通信ネットワーク上で、電話の発信と受信、および/またはデータの送信と受信を行うことができる。これが可能になる前に、移動局はその地理的サービスエリア内の複数ある通信ネットワークのうち1つを選択し、登録を行う。選択したネットワークに登録後、移動局は、ネットワークの「キャンプオン」する特定の無線通信チャネルにおいて、電話またはメッセージを監視するため待機モードで作動する。「ネットワーク選択」は、それを介して登録および作動を行う1つの通信ネットワークを選択するために、移動局によって実施される特定のプロセスである。
携帯電話操作およびネットワーク選択スキームは、携帯電話移動局および関連システムの行動を規定する標準仕様書に記録されている。周知の携帯電話標準規格の1つは、世界標準移動体通信(GSM)標準である。GSM03.22/欧州通信標準化機構(ETSI)技術仕様書(TS)100930、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)の技術仕様書(TS)23.122、およびその他の関連標準文書が、携帯電話操作およびネットワーク選択について多くのことを詳細に記載している。これらの文書は、様々な地域および国の間で移動およびローミングする際に、主に連続的な電話サービスを提供することを目的として、ネットワークを持つサービスエリア(公衆陸上移動体ネットワークまたはPLMNと呼ばれる)を維持するため、移動局がどのように行動するかを記載している。
従来、移動局は、最初にその周囲のサービスエリア内で使用可能なすべての通信ネットワークを識別するため、スキャンすることによって、ネットワーク選択を実施する。各ネットワークは、独自の移動国コード(MCC)および移動ネットワークコード(MNC)の一組により識別される。移動局のホームパブリックランドモバイルネットワーク(HPLMN)または「ホームネットワーク」が利用可能な場合、移動局は通常、ホームネットワークを選択し作動するであろう。HPLMNが利用不可能な場合、移動局は通常、移動局のメモリ内に格納されている好ましいネットワークリストの中で最優先事項を有する通信ネットワークを選択し作動するであろう。移動局の加入者識別モジュール(SIM)カードに格納された、通例好ましいPLMNリスト(PPLMNリスト)と称されるいくつかの好ましいネットワークリストがある可能性がある。例えば、PPLMNリストは、ユーザ制御のPPLMN(U−PPLMN)リストおよびオペレータ制御のPPLMN(O−PPLMN)リストを含んでよい。
上述のネットワーク選択方法は、通例「自動」ネットワーク選択方法と称される。この自動選択方法の代替として、移動局に目に見えるように表示されるリストに記された複数の利用可能なネットワークから手動で選択するための能力を、移動局のエンドユーザに提供してもよい。この従来型のネットワーク選択方法は、「手動」ネットワーク選択方法と称されることがある。
音声電話技術のみならず、無線電子メール、インターネットアクセス等のサービスを容易にすることが知られる移動データ通信デバイスは、ますます普及しつつある。音声電話技術のためのGSMに準拠して作動することに加え、これらの移動局は汎用パケット無線サービス(GPRS)に準拠して作動することができる。GPRSは、無線通信ネットワークを介してデータパケットの送受信を可能にする移動局のための、パケットベースの通信プロトコルである。GPRS対応ネットワークを介してデータサービスを受信するため、移動局は最初に「GPRS所属」を実施し、その識別コードおよび無線ネットワークに対するアベイラビリティを提供する。GSM/GPRSに関して、このコードは、通信ネットワークのアカウントまたは加入を識別する国際移動電話加入者識別番号(IMSI)または一時移動電話加入者識別番号(PTMSI)、および移動局ユーザまたは加入者を識別するモバイルステーションISDN/PSTN番号MSISDNの両方を含む可能性がある。ネットワークに所属後、移動局は、「パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト」の確立を試みるであろう。PDPコンテキストは、移動局のアクセスポイント名(APN)およびホームサービスを対象とする。PDPコンテキストは、IPパケットが伝えられるよう、移動局へのIPアドレスの割り当ても行う。
目的どおり完全に作動するように、これらの「データ対応(data−capable)」移動局は、登録している通信ネットワークによりサポートされ、利用可能にされた適切な通信サービスを有していなければならない。理想としては、世界中のすべての通信ネットワークがローミング協定によって接続され、移動局が提供できるすべての異種通信サービスをサポートし可能にするべきである。しかし、実際には、一部の通信ネットワークは、移動局が利用可能な特定の通信サービス(例えば、データ通信サービス)を有していない、または作ることができない。移動局が選択できる通信ネットワークはいくつかあってよいため、所定のサービスエリアにおいてこの問題は部分的に軽減されうる。
しかし、GSMサービスのための従来のネットワーク選択技術は、その意思決定プロセスにおいて、その他のサービス(例えば、データ通信サービス)のアベイラビリティを考慮していない。すなわち、従来のネットワーク選択技術は音声サービス中心である。結果として、そのような移動局により不適正な通信ネットワークが選択し得る。例えば、移動局は、別の適正で利用可能なネットワークが音声およびデータサービスの両方を提供できるにもかかわらず、許可できる音声サービスを提供できるが許可できるデータサービスは提供できない通信ネットワークを選択し得る。そのような従来の動作は、特に、主としてデータ通信サービス(例えば、携帯電子メールサービス)をエンドユーザに提供することを意図された移動局には望ましくない。具体的には、これらの移動局にはGSMのみのネットワークよりもGPRS/GSM対応ネットワークがさらに好ましい。
これらの移動局のための、より優れた従来型でないネットワーク選択技術は、音声のみのネットワーク(例えば、GSM)によって、データ対応通信ネットワーク(例えば、GPRS)の選択を優先することを含むであろう。そのような手順において、移動局は、データサービスが実際にその通信ネットワークによって利用可能になるか否かを判断しなければならない可能性がある。より具体的には、移動局はネットワークにより許可または拒絶されうるデータサービスの要求を作る。データサービスが拒絶されると、移動局は、サービス拒絶の異なる原因に関連した異なるネットワークから、異なる「拒否理由コード」を受信する。拒否コードに応じて、移動局は、データサービスを再度要求するか、タイマーが切れるか、ネットワークが変化するか、またはユーザがモバイルデバイスの電源(オフおよびオン)を入れなおすまで、待たなければならないことがある。エンドユーザが移動局のディスプレイを見ていない場合(例えば、移動局がホルスターに入れて持ち運びされている等)、ユーザはデータサービスのアンアベイラビリティに気づかないであろうし、重要なプッシュデータ(例えば、プッシュ型配信された電子メールメッセージ)をタイミングよく受信することができない。
関連する問題において、GPRS所属またはルーティングエリア更新(RAU)試行がそのネットワークにおいて成功しない場合(例えば、ネットワーク応答がない、または拒否コードの受信等)、移動局は最大5回まで連続的に再試行する。GPRS所属またはRAU試行カウンタが5以上の場合、移動局はそれ自体を「GPRS登録取消」状態に置き、「タイマー3302」として指定されたタイマーを起動しなければならない。タイマー3302は、周期的位置更新タイマーであるGSMタイマー3212から取った値に設定されている。例えば、1997年の3GPP規格リリース4.08を参照のこと。1999年の3GPP規格リリース24.08から、T3302のデフォルト値は、ネットワークにより値が提供されない場合、12分である。従って、移動局は通常、ネットワークにより無線でタイマー3212のための値を受信するか、ネットワークにより値が提供されない場合は、デフォルト値を利用する。ネットワークにより無線で提供された場合、タイマーは最大4時間に設定できる。移動局は、タイマー3302が切れるまで、GPRSサービスを再度試みることができない。明らかなように、これは実質的なデータの遅延を引き起こす場合がある(例えば、「プッシュ型配信された」電子メールメッセージの受信における遅延)。
従って、結果として従来技術の欠陥を克服するネットワーク選択方法および装置の必要性が生じる。
本出願は、移動局に1つ以上の通信サービスを提供するために通信ネットワークを選択する方法および装置について説明する。概して、地理的サービスエリアにおいて音声通信サービスをサポートする1つ以上の通信ネットワークを識別するため、移動局によってスキャニング操作が実施される。移動局は、識別された通信ネットワークのどれがデータ通信サービスを移動局に利用可能にするかを識別する。次いで移動局は、サービスを利用可能にしないネットワークによって音声およびデータ通信サービスを利用可能にする通信ネットワークを選択し、登録を行う。前記方法は1つ以上の優先されるネットワークリストの作成に関連して実施されることが好ましい。この場合、移動局は優先されたネットワークリストにおいて、それを行わない通信ネットワーク上で音声およびデータ通信サービスをそれに対して利用可能にする通信ネットワークに高い優先順位を与える。しかし、いずれにしても、ホームネットワークは、移動局と通信を行うための優先順位の高いネットワークとして維持される。
本出願によると、拒否コード処理はより時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択に利用される。通信のための無線通信ネットワークを選択するのに使用する方法の一具体例は、第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出すことと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行することと、を含む。重大なエラーは、エンドユーザに関連するネットワークまたはサービス加入に永続的な問題または欠点が存在するものと見なされ、重大でないエラーは、重大ではなく、むしろネットワークまたはサービス加入に通過型または一時的な問題または欠点があるもののことである。
無線ネットワークが現在音声およびデータ接続を移動局に利用可能および許容可能にするか否かの指示は、移動局のメモリ内で作ることができる。無線ネットワークへの指示は、データ接続の要求が無線ネットワークに許可された場合「現在利用可能なデータ接続」を示してよく、もしくは、重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合「現在利用不可能なデータ接続」を示してよい。メモリに格納されている現在利用不可能なデータ接続のリストを使用して、同様の結果が得られることがある。重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合、そのようなリストは無線ネットワークを含むが、データ接続の要求がそれによって許可された場合、リストは無線ネットワークを含まない。
(項目1)
通信のための無線通信ネットワークを移動局によって選択する際に使用する方法であって、
第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出すことと、
前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することと、
前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行することと、
を包含する、方法。
(項目2)
前記データ接続の要求が、汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記データ接続の要求が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト要求を有する、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記第1の無線ネットワークによる1回以上のデータ接続要求が成功することなく再試行された後、通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記拒否コードを複数のエラーコードのそれぞれと比較し、前記拒否コードと前記複数のエラーコードの1つとの間の一致を識別することによって、前記拒否コードが重大な/重大でないエラーであることを識別することをさらに包含する、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記第1の無線ネットワークによって前記データ接続の要求を再試行する前記アクトが、所定の回数まで前記要求を再試行することを包含する、項目1に記載の方法。
(項目7)
通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行するアクトが、前記第2の無線ネットワークを引き起こし再試行する前記アクトを繰り返すことを包含する、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記第1の無線ネットワークが、現在、音声およびデータ接続を前記移動局に利用可能にするか否かの指示を維持することをさらに包含し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記データ接続の要求が許可された場合、現在利用可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記重大なエラーを有する前記拒否コードを受信した場合、現在利用不可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された後、現在利用不可能なデータ接続を示す、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記移動局のための現在利用不可能なデータサービスネットワークのリストを維持することをさらに包含し、
前記重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記データ接続の要求が許可された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含まない、項目1に記載の方法。
(項目10)
記憶媒体と、
前記記憶媒体に格納されたコンピュータ命令とを含む、コンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータ命令が、
第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出し、
前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行し、
前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行するために、プロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
(項目11)
前記データ接続の要求が汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求を有する、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目12)
前記データ接続の要求がパケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト要求を有する、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目13)
前記コンピュータ命令が、
前記第1の無線ネットワークによる1回以上のデータ接続要求が成功することなく再試行された後、通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行するためにさらに実行可能である、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目14)
前記コンピュータ命令が、
前記拒否コードを複数のエラーコードのそれぞれと比較し、前記拒否コードと前記複数のエラーコードの1つとの間の一致を識別することによって、前記拒否コードが重大な/重大でないエラーであることを識別するためにさらに実行可能である、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目15)
前記第1の無線ネットワークによる前記データ接続の要求を再試行することが、所定の回数まで前記要求を再試行することを包含する、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目16)
通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行することが、前記第2の無線ネットワークを引き起こし再試行する前記アクトを繰り返すことを包含する、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目17)
前記コンピュータ命令が、前記第1の無線ネットワークが現在、音声およびデータ接続を前記移動局に利用可能にするか否かの指示を維持するためにさらに実行可能であり、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記データ接続の要求が許可された場合、現在利用可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記重大なエラーを有する前記拒否コードを受信した場合、現在利用不可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された後、現在利用不可能なデータ接続を示す、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目18)
前記コンピュータ命令が、前記移動局のための現在利用不可能なデータサービスネットワークのリストを維持するためにさらに実行可能であり、
前記重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記データ接続の要求が許可された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含まない、項目10に記載のコンピュータプログラム製品。
(項目19)
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサに結合されたメモリと、
前記1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバとを備えた、移動局であって、前記1つ以上のプロセッサが、
前記無線トランシーバを使用して、前記第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出し、
前記第1の無線ネットワークを介した前記データ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行し、
前記第1の無線ネットワークを介した前記データ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行するために動作する、移動局。
(項目20)
前記データ接続の要求が汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求を有する、項目19に記載の移動局。
(項目21)
前記データ接続の要求が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト要求を有する、項目19に記載の移動局。
(項目22)
前記1つ以上のプロセッサが、前記第1の無線ネットワークによる1回以上のデータ接続要求が成功することなく再試行された後、通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行するためにさらに動作する、項目19に記載の移動局。
(項目23)
前記1つ以上のプロセッサが、前記拒否コードをメモリ内に格納されている複数のエラーコードのそれぞれと比較し、前記拒否コードと前記複数のエラーコードの1つとの間の一致を識別することによって、前記拒否コードが重大な/重大でないエラーであることを識別するためにさらに動作する、項目19に記載の移動局。
(項目24)
前記第1の無線ネットワークによる前記データ接続の要求を再試行することが、所定の回数まで前記要求を再試行することを包含する、項目19に記載の移動局。
(項目25)
通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行することが、前記第2の無線ネットワークを引き起こし再試行する前記アクトを繰り返すことを包含する、項目19に記載の移動局。
(項目26)
前記1つ以上のプロセッサが、前記第1の無線ネットワークが現在、音声およびデータ接続を前記移動局に利用可能にするか否かの指示を維持するためにさらに動作し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記データ接続の要求が許可された場合、現在利用可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記重大なエラーを有する前記拒否コードを受信した場合、現在利用不可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された後、現在利用不可能なデータ接続を示す、項目19に記載の移動局。
(項目27)
前記1つ以上のプロセッサが、前記移動局のための現在利用不可能なデータサービスネットワークのリストを維持するためにさらに動作し、
前記重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記データ接続の要求が許可された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含まない、項目19に記載の移動局。
(項目28)
第1の無線通信ネットワークと、
第2の無線通信ネットワークと、
前記第1の無線通信ネットワークおよび前記第2の通信ネットワークから通信のために1つを選択するために作動する移動局とを備えた、通信システムであって、
前記移動局が、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサに結合されたメモリと、
前記1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバとを含み、
前記1つ以上のプロセッサが、
前記無線トランシーバを使用して、前記第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出し、
前記第1の無線ネットワークを介して前記データ接続の要求が許可されたとの識別に基づいて、通信のために第1の無線ネットワークを選択させ、
前記第1の無線ネットワークを介した前記データ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行し、
前記第1の無線ネットワークを介した前記データ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を再試行することなく、通信のために前記第2の無線ネットワークの選択を試行するために動作する、通信システム。
(項目29)
前記データ接続の要求が、汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求を有する、項目28に記載の通信システム。
(項目30)
前記データ接続の要求が、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキスト要求を有する、項目28に記載の通信システム。
(項目31)
前記1つ以上のプロセッサが、前記第1の無線ネットワークによる1回以上のデータ接続要求が成功することなく再試行された後、通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行するためにさらに動作する、項目28に記載の通信システム。
(項目32)
前記1つ以上のプロセッサが、前記第1の無線ネットワークを介して前記データ接続の要求が許可されたとの識別に基づいて、通信のために第1の無線ネットワークを選択させる、項目28に記載の通信システム。
(項目33)
前記第1の無線ネットワークによる前記データ接続の要求を再試行することが、所定の回数まで前記要求を再試行することを包含する、項目28に記載の通信システム。
(項目34)
通信のための前記第2の無線ネットワーク選択を試行することが、前記第2の無線ネットワークを引き起こし再試行する前記アクトを繰り返すことを包含する、項目28に記載の通信システム。
(項目35)
前記1つ以上のプロセッサが、前記第1の無線ネットワークが現在、音声およびデータ接続を前記移動局に利用可能にするか否かの指示を維持するためにさらに動作し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記データ接続の要求が許可された場合、現在利用可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記重大なエラーを有する前記拒否コードを受信した場合、現在利用不可能なデータ接続を示し、
前記第1の無線ネットワークへの指示が、前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された後、現在利用不可能なデータ接続を示す、項目28に記載の通信システム。
(項目36)
前記1つ以上のプロセッサが、前記移動局のための現在利用不可能なデータサービスネットワークのリストを維持するためにさらに動作し、
前記重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記第1の無線ネットワークによる1回以上の前記データ接続の要求が成功することなく再試行された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含み、
前記データ接続の要求が許可された場合、前記リストが前記第1の無線ネットワークを含まない、項目28に記載の通信システム。
図1は、グローバルネットワーク相互接続を図示するブロック図である。 図2は、携帯電話移動局である移動体通信デバイスのブロック図である。 図3は、2つのGSM/GPRSネットワークおよびそれらの間でローミングする移動局を示すブロック図である。 図4は、異種の通信ネットワークがいくつかある地域における移動局を図示するブロック図である。 図5は、本出願に従って自動ネットワーク選択のフローチャートである。 図6は、本出願に従って自動ネットワーク選択のフローチャートである。 図7は、本出願に従って自動ネットワーク選択のフローチャートである。 図8は、本出願に従って手動ネットワーク選択のフローチャートである。 図9は、本出願に従って手動ネットワーク選択のフローチャートである。 図10は、本出願に従って手動ネットワーク選択のフローチャートである。
移動体通信デバイスによるネットワーク選択を実施するための方法および装置が本出願において記載されている。所定のサービスエリア内で1つを超える無線ネットワークが利用可能である状況において、サービスを提供しないものよりも、データサービス(または「最良の」サービス)を提供する無線ネットワークを選択しこれに高い優先順位を与える方法が利用される。このような方法は、任意の適合する通信標準規格に準拠して作動するモバイルデバイスに適用できるが、特に改良された汎用パケット無線サービス(GPRS)対応移動局に適用できる。この環境において、前記方法は、世界標準移動体通信(GSM)のみ対応のネットワークよりもGPRS対応ネットワークを選択することに優先順位を置くことができる。
特に、時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択に拒否コード処理が利用される。通信のための無線通信ネットワークを選択するのに使用する方法の一具体例は、第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出すことと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行することと、を含む。重大なエラーは、エンドユーザに関連するネットワークまたはサービス加入に永続的な問題または欠点が存在するものと見なされ、重大でないエラーは、重大ではなく、むしろネットワークまたはサービス加入に通過型または一時的な問題または欠点があるもののことである。通常、第1の無線ネットワークを介したデータ接続の第1の試行(すべての再試行を含む)と第2の無線ネットワークを介したデータ接続の第1の試行との間の時間は、約25分から4時間であってよい。明らかなように、本発明技術は、より時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択を提供するため、この時間を削減する。
さらに、無線ネットワークが音声およびデータ接続を現在移動局に利用可能にするかどうかの指示は移動局のメモリ内で作られる。無線ネットワークへの指示は、データ接続の要求が無線ネットワークに許可された場合「現在利用可能なデータ接続」を示してよく、もしくは、重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合「現在利用不可能なデータ接続」を示してよい。メモリに格納されている現在利用不可能なデータ接続のリストを使用して、同様の結果が得られることがある。重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合、そのようなリストは無線ネットワークを含むが、データ接続の要求がそれによって許可された場合、リストは無線ネットワークを含まない。
ここで図1を参照すると、世界中のネットワークがどのように接続するか概略が描写されている。GSMおよびGPRSネットワークは、無線通信ネットワークの例として示されている。GSMとして知られる音声ネットワークは古いコンポーネントで1992年頃から利用可能なものであり、一方GSMと組み合わされた、またはオーバーレイされたデータコンポーネントであるGPRSは、1999年頃から利用可能になったばかりである。これら2つのネットワークは、現在世界中で共通しており、展開速度の最も速い任意の音声およびデータネットワークをいくつか有する。そのような組み合わせた音声およびデータネットワークとしては、現在開発中のEnhanced Data−rates for Global Evolution(EDGE)およびユニバーサル移動体通信システム(UMTS)のような、最新の符号分割多元接続(CDMA)ネットワークおよび第3世代(3G)ネットワークも挙げられる。
図1には、世界各地で見られる5つのGSMのみのネットワーク10、14、16、22、26および8つのGSM/GPRS複合ネットワーク2、4、8、12、18、20、24、28が示されている。いずれかの時点で、ある国が1つ以上のGSMおよび/またはGSM/GPRSネットワークを有するかもしれない。各ネットワークオペレータは、現存するGSMネットワークにおいていつGPRS機能性を購入し実装するかについて、経済的および実用的な判断を行う。従って、GSM電話の使用者またはGPRS対応移動局は、ある国に入り、GSMのみ、またはGSM/GPRSの複合いずれかをサポートするネットワークに直面するかもしれない。
これらのネットワークは、国間のローミングをサポートしネットワーク間の課金およびローミング通知をサポートするため、互いの相互接続を実装する。図1において物理的に離れたネットワークとして示されているが、13のネットワーク(5つのGSMおよび8つのGSM/GPRS)は、全部で4つのネットワーク、すなわち3つのGSM/GPRSネットワーク1、2、およびN、ならびに1つのGSMネットワーク1を形成するために相互接続する。GSMネットワークは、1つ以上のその他のGSMネットワーク、1つ以上のGSM/GPRSネットワーク、またはその両方と接続する可能性がある。GSM/GPRSネットワークは、同様にその他のGSM/GPRSネットワーク、GSMネットワーク、またはGPRS/GSMネットワークおよびGSMネットワークの両方と接続する可能性がある。GSM/GPRS1 2およびGSM/GPRS2 4として示されるカナダのネットワークは、それぞれ米国で見られるGSM/GPRS1 12およびGSM1 14と接続する。GSM/GPRS2 4は、通信リンク6を経由して英国エリアで見られるGSM/GPRS1 8とも接続する。米国のGSM1 14は、中欧で見られるGSM1 10とも接続する。その他のネットワーク16乃至28は、同様に図示されるように相互接続する。これらの相互接続は、ネットワーク間のトラフィック移動およびローミングサポートを形成する。
移動局は、ある国または通信ネットワークサービスエリアに入ると、データおよび音声信号を受信するため、1つ以上の無線GSMまたはGSM/GPRSネットワークと通信を行うことができる。例えば英国においては、現在4つのGSMまたはGSM/GPRSネットワークが展開されており、接続する移動局に利用可能である。通常、英国で販売される携帯電話または移動局は1つのネットワークでしか機能しないであろう。しかし、フランスから英国へ入った移動局は、そこから選択できる2つまたは3つのネットワークを有するかもしれない。特定ネットワークの選択は現在移動局によって実施されており、その選択は無作為に、その国に到着した際に受信した最も強い信号に基づく。
次に図2を見ると、移動体通信デバイスの一種である携帯電話移動局のブロック図が示されている。移動局115は、好ましくは、少なくとも音声およびデータ通信機能を有する双方向無線通信デバイスである。移動局115は、好ましくはインターネット上のその他のコンピュータシステムと通信を行う機能を有する。提供される厳密な機能性に応じて、モバイルデバイスは、例えばデータメッセージングデバイス、双方向ポケットベル、無線電子メールデバイス、データメッセージング機能付き携帯電話、ワイヤレスインターネット家電、またはデータ通信デバイスと称されることができる。
移動局115が双方向通信を行える場合、1つ以上の関連コンポーネント、好ましくは内蔵または内部のアンテナ要素216および218、局部発振器(LO)213、およびデジタルシグナルプロセッサ(DSP)220のような処理モジュールとともに、受信機212および送信機214を含む通信サブシステム211を組み込むであろう。通信分野の技術者には明らかなように、通信サブシステム211の特定の設計はそのデバイスが動作しようとする通信ネットワークによるであろう。例えば、移動局115は、Mobitex(商標)移動体通信システム、DataTAC(商標)移動体通信システム、またはGPRSネットワーク内で作動するよう設計された通信サブシステム211を含む。
ネットワークアクセス要求は、ネットワーク219の種類によっても変化する。例えばMobitexおよびDataTACネットワークにおいて、移動局115は、各移動局に関連する独自の識別番号を使用してネットワークに登録される。しかし、GPRSネットワークにおいては、ネットワークアクセスは移動局115の加入者またはユーザに関連している。GPRS移動局は従って、GPRSネットワークにおいて作動するために加入者識別モジュール(SIM)カードを要求する。SIMカードがなければ、GPRS移動局は完全には機能しない。ローカルまたはノンネットワーク通信機能は、「911」緊急通報等の法的に要求される機能(もしあるとするならば)と同様に利用可能な場合があるが、移動局115は、ネットワーク219上での通信を含むその他いかなる機能も実行不可能であろう。SIMインターフェイス244は、通常、SIMカードの挿入および取り出しができるカードスロットと類似している。SIMカードは、約64Kのメモリを有し、多くのキー設定、識別、および加入者に関する情報250を保持することができる。O−PPLMN、U−PPLMN、およびForbiddenPLMN(FPLMN)は、SIMカード250から最初に受信される。以下のPPLMNに関する言及は、概してO−PPLMNおよびU−PPLMNの両方に当てはまるであろう。
要求されたネットワーク登録または起動手順が完了した際に、移動局115はネットワーク219上で通信信号の送受信を行うことができる。通信ネットワーク219を介してアンテナ216から受信された信号は、受信機212に入力され、それにより、信号増幅、周波数下方変換、フィルタリング等の通常の受信機機能、および図2に示されるシステムの例においては、アナログからデジタルへの(A/D)変換を実施することができる。受信した信号のA/D変換は、DSP220において実施される復調および復号化のようなより複雑な通信機能を可能にする。同様にして、伝送されるべき信号は、例えばDSP220による変調および符号化を含み、処理され、デジタルからアナログへの変換、周波数上方変換、フィルタリング、増幅、およびアンテナ218を経由してネットワーク219上での伝送のために、送信機214へ入力される。DSP220は通信信号を処理するだけでなく、受信機および送信機制御も提供する。例えば、受信機212および送信機214において通信信号に適用されるゲインは、DSP220において実装されている自動ゲイン制御アルゴリズムにより適応制御されることができる。
移動局115は、好ましくは、デバイスの全体的動作を制御するマイクロプロセッサ238を含む。少なくともデータおよび音声通信を含む通信機能は、通信サブシステム211によって実施される。マイクロプロセッサ238は、ディスプレイ222、フラッシュメモリ224、ランダムアクセスメモリ(RAM)226、補助入出力(I/O)サブシステム228、シリアルポート230、キーボード232、スピーカー234、マイクロフォン236、狭域通信サブシステム240、および概して242と指定されるその他のデバイスサブシステム等、さらなるデバイスサブシステムとも相互に作用する。
図2に示すサブシステムの一部は通信関連機能を実施し、一方その他のサブシステムは「常駐」またはデバイス内蔵機能を提供することができる。とりわけ、キーボード232およびディスプレイ222等の一部のサブシステムは、例えば、通信ネットワーク上で伝送するためのテキストメッセージ入力等の通信関連機能および計算機またはタスクリスト等のデバイス常駐機能の両方に使用されることができる。
マイクロプロセッサ238が使用するオペレーティングシステムソフトウェアは、好ましくは、フラッシュメモリ224等の永続的格納に格納され、これは読み出し専用メモリ(ROM)または同様の格納要素(図示せず)で代用してもよい。当業者は、オペレーティングシステム、特定のデバイスアプリケーション、またはその部分が、一時的にRAM226のような揮発性メモリへ読み込まれることを十分に理解するであろう。受信した通信信号もRAM226へ格納することができる。
マイクロプロセッサ238は、そのオペレーティングシステム機能に加え、移動局においてソフトウェアアプリケーションを実行することができることが好ましい。例えば少なくともデータおよび音声通信アプリケーションを含む、基本動作を制御する所定のアプリケーションセットは、通常、製造中に移動局115にインストールされる。好ましいソフトウェアアプリケーションは、電子メール、カレンダーイベント、ボイスメール、アポイントメント、およびタスク項目等であるがこれらに限定されない、移動局のユーザに関するデータ項目を整理および管理する能力を有する個人情報管理(PIM)アプリケーションであってよい。当然ながら、PIMデータ項目の格納を容易にするため、移動局において1つ以上のメモリ格納が利用可能であろう。そのようなPIMアプリケーションは、無線ネットワーク219を経由してデータ項目を送受信する能力を有するのが好ましいであろう。好適な実施形態において、PIMデータ項目は、無線ネットワーク219を経由してホストコンピュータシステムに格納されたまたは関連する移動局ユーザの関連データ項目とシームレスに統合、同期化、および更新される。ネットワーク219、補助I/Oサブシステム228、シリアルポート230、狭域通信サブシステム240、またはその他の適合するサブシステム242を介してさらなるアプリケーションを移動局115にロードし、マイクロプロセッサ238で実行するため、ユーザによってRAM226または好ましくは不揮発性格納(図示せず)にインストールすることもできる。アプリケーションのインストールにおけるそのような柔軟性は、デバイスの機能性を向上させ、高度なデバイス内蔵機能、通信関連機能、またはその両方を提供することができる。例えば、セキュアな通信アプリケーションは、電子商取引機能および移動局115を使用して実施されるそのようなその他の金融取引を可能にすることがある。
データ通信モードにおいて、テキストメッセージまたはダウンロードしたウェブページ等の受信した信号は、通信サブシステム211によって処理され、好ましくは受信した信号をディスプレイ222または代替として補助I/Oデバイス228へ出力するためさらに処理するマイクロプロセッサ238へ入力されるであろう。移動局115のユーザは、例えば、好ましくはディスプレイ222および可能ならば補助I/Oデバイス228と結合した完全な英数字キーボードまたは電話式テンキーであるキーボード232を使用して、電子メールメッセージ等のデータ項目を作成することもできる。そのように作成された項目は、その後通信ネットワーク上に通信サブシステム211を介して伝送され、フラッシュメモリ224の部分251に格納される。
音声通信に関して、移動局115の全体的動作は、受信した信号が好ましくはスピーカー234へ出力され、伝送する信号がマイクロフォン236により生成されるであろうことを除いては同様である。音声メッセージ録音サブシステムのような代替的な音声またはオーディオI/Oサブシステムを移動局115において実装することもできる。音声またはオーディオ信号出力は、主にスピーカー234によって実現されるのが好ましいが、発呼者の識別の指示、音声通話の継続時間または例示したような情報に関わるその他の音声通話などを提供するためにディスプレイ222も使用できる。
図2のシリアルポート230は通常、携帯情報端末(PDA)型の移動局において実装され、ユーザのデスクトップコンピュータ(図示せず)と同期がとれるため望ましいが、任意選択のデバイスコンポーネントである。そのようなポート230は、ユーザが外付デバイスやソフトウェアアプリケーションによって好みのものを設置することを可能にし、無線通信ネットワークを介する以外にも、移動局115への情報やソフトウェアダウンロードを提供することによって移動局115の機能を拡張するであろう。代替のダウンロードパスは、例えば暗号鍵を最短の、従って信頼および信用できる接続によりセキュアなデバイス通信を提供することができる。
狭域通信サブシステム240は、移動局115と異なるシステムまたはデバイスの間の通信を提供する追加の任意選択コンポーネントであり、類似のデバイスである必要はない。例えば、サブシステム240は赤外線デバイスおよび関連の回路およびコンポーネント、あるいは同様に利用可能なシステムおよびデバイスとの通信を提供するブルートゥース(商標)通信モジュールを含む。
図3は、2つのGSM/GPRSネットワークおよびそれらの間でローミングする移動局を示すブロック図である。図3は、2つのGSM/GPRSネットワーク120および125の間でローミングする移動局115を描写したものである。この種のローミング配置は、GSMのみのネットワークが扱うローミングと類似しているが、些細な相違がある。GSM/GPRS複合ネットワークにおいて、音声のみ、データのみ、または音声とデータの組み合わせをサポートする移動局は、ネットワーク間でローミングする際、同様に扱われる。あるエリアまたは国に入る移動局は、特殊なRFラジオチャネルインタラクションによってGSMおよびGSM/GPRSネットワークを検出することができる。図3の説明図は、そのプロセスがどのように作用するかを説明する簡潔な概要を提供する。オペレータ間のローミング関係は、主に課金問題のために確立される。特別なインターオペレータタリフ(IoT)配置は、GSMトラフィックのみ、またはGSMおよびGPRSトラフィックのためのオペレータ間に確立することができる。移動局SIMカード内のPPLMNおよびFPLMNリストに反映されるのがこれらの関係である。
GSM/GPRSネットワーク1は、移動局115のユーザのためのホームネットワーク120である。ユーザのためのホームネットワークはホームパブリックランドモバイルネットワーク(HPLMN)と称され、当該ネットワークに登録された移動局はホームロケーションレジストリ(HLR)150内において維持される。HLR150はホームネットワークにおいて加入者を照合し、別のネットワークにおいてホーム加入者を確認するために使用される。各無線ネットワークは、それそれのサービスアクセスポイントが無線ベースの接続でなく固定した接続である傾向のサービス範囲をサポートする。固定した接続は概して、単一のアクセスポイント名(ANP)によってサポートされる多数のサービス加入者のために、大容量のデータスループットを可能にしている。図3において、そのようなサービスの1つは、移動局115の一定グループのための主要な通信サービスであると思われるため、ホームサービスプロバイダ100と呼ばれる。一部の移動局115は、単一のホームサービスプロバイダ100を有するかもしれず、アクセスするいくつかのサービス105、110を有するかもしれない。
GSM/GPRSネットワーク125における主なコンポーネントとしては、基地局145、サービングGPRSサポートノード(SGSN)130、ゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)140、ボーダーGGSNノード135、HLR(ホームロケーションレジストリ)150およびVLR(ビジターロケーションレジストリ)155が挙げられる。
通常、移動局115は、ホームネットワーク120のサービスエリア内にある場合、ネットワーク120を介し基地局145を経由してホームサービスプロバイダ100へ伝え返す。移動局115がエリアを探している場合、特にいくつかのネットワークが利用可能であると思われる場合、通常は第一にHPLMNを検討する。ホームネットワーク120がもはや利用不可能である別の国または地域へユーザがローミングする場合、移動局115は、受信した信号の強度、通常は高周波(RF)によって、すべての利用可能な基地局147をスキャンする。当業者には、「十分に強い」RF信号強度の選択には幅広い設定および解釈が可能であることが理解される。例として、GSM標準規格は、−85dBm以上の信号強度を「十分に強い」信号として適切なレベルと見なすことを明記している。しかし、この厳密な信号レベルは本出願に記載のシステムおよび方法に必須ではなく、特定のネットワーク、移動局もしくはネットワークまたは移動局の種類により、その他の値も有効でありうる。
当業者は、そのようなスキャニングプロセスが前もって定義されたパターンを有することを十分に理解するであろう。GSMまたはGPRSネットワークにおいて、例えばスキャニング操作はGSM移動局について規定する標準規格において定義されている。標準規格には若干の柔軟性があり、HPLMN以外に使用するネットワークの選択にユーザが参加することを認めている。各ネットワークはPLMNとして定義され、PLMN間の関係は移動局115内のテーブルにおいて定義される。移動局115は、基地局147、次いでその範囲内のネットワークを識別すると、PPLMNリストのネットワークと一致するネットワークはどれか確認するため、PPLMNリストを参照する。
従来型のGPRS移動局において、移動局115内には2種類のPPLMNリスト、すなわち図2に示すようなO−PPLMNおよびU−PPLMNがある。ユーザ定義のリストは比較的新しい概念であり、現時点での使用に限られている。同様に、移動局115はあるネットワーク接続を実行するために使用されるForbiddenPLMN(FPLMN)リストも有する。スキャニング操作中に見つかったネットワークがこれらのリストのいずれにも該当しない可能性もある。この場合、例えばダイアログボックスによるどのネットワークを使用すべきかについての移動局ユーザの確認を受けて、そのネットワークを使用し続けるのが好ましい。
GPRSネットワークは通常、GPRSルーティング交換(GRX)160ならびにボーダーGGSN135および137によってリンクしている。この交換に含まれるシグナリングについては、本発明の側面を説明するのに必要な程度まで、本出願に記載している。GRX160について、当業者にはより詳しく明らかであると思われ、またGRPSにおけるローミングのサポートを扱ったGSM標準規格文書(3GPP仕様書23.122)にも記載されている。
移動局115が長期にわたってエリア外にある状況になった場合、基地局145または147からのRF信号を探し始める。信号を取得すると、無線プロトコルはどのネットワークが達しているか、および当該ネットワークの機能を移動局115に通知する。各ネットワークは署名を有し、GPRS対応基地局は、そのデータ機能を識別するため、GSMプロトコルよりも拡張されたハンドシェイクプロトコルを有する。GSM/GPRSネットワーク内には、ネットワーク割り当て値およびアクセス技術番号を含む移動国コード(MCC)および移動ネットワークコード(MNC)が存在する。アクセス技術番号は、ネットワークの周波数範囲、すなわち900MHz、1800MHz、1900MHz等を示す。
移動局115は、ネットワークを選択すると、そのネットワークへの「所属」を実施しその識別コードを提供する。GSM/GPRSに関して、このコードは、通信ネットワークのアカウントまたは加入を識別する国際移動電話加入者識別番号(IMSI)または一時移動電話加入者識別番号(TMSI)、および移動局ユーザまたは加入者を識別するモバイルステーションISDN/PSTN番号MSISDNの両方を含む可能性がある。移動局115が、ネットワーク125等、そのホームネットワーク120以外のネットワークに所属しようと試みる場合、その他のネットワーク125は、ホームネットワーク120への加入を照合するためにGRXネットワーク160を使用するであろう。これは、ホームネットワーク120にHLR150を参照させ、加入が有効であるか否かを判断させる。照合が終わると、移動局115は訪問先ネットワーク125のVLRテーブル157に配置される。当業者にとっては、この手順は、ホームおよび訪問先ネットワークの間のリンクがゲートウェイ移動通信交換局(MSC)コンポーネントを介するであろうことを除き、GSMのみのネットワークにおけるものと同様である。
ネットワーク125に所属した後、移動局115は、国2 125内のGSM/GPRSネットワークにおけるローカルSGSN132を介し、パケットデータコンテキスト(PDP)をホームサービスプロバイダ100に公開しようと試みるであろう。PDPコンテキストは、APNおよびホームサービス100を対象としている。PDPコンテキストは、IPパケットがいずれの方向にも伝送できるよう、移動局115へのIPアドレス割り当ても行う。SGSN132は、移動局115を訪問先移動局115として検出し、ボーダーGGSN137を介してGRXネットワーク160内の的確なGRX接続へ向けて前方へ要求を送り、ホームネットワーク120内の対応するボーダーGGSN135へ届ける。上述のように、この判断は所属プロセス中に移動局115によって提供される識別情報により行われる。
GSM/GPRSネットワーク内の各インターフェイスは、どのプロトコルが使用されているか識別するためにラベルが付けられる。すべての基地局145とSGSN130との間はGbインターフェイスである。SGSN130とGGSN140との間はGnインターフェイスであり、これはSGSN130とボーダーGGSN145との間にも使用される。GGSN140とすべてのサービスプロバイダとの間にはGiインターフェイスが使用され、ボーダーゲートウェイ135とGRXネットワーク160との間にはGpインターフェイスが使用される。GRXネットワーク160から、通常GRXネットワークにリンクしていると思われるその他すべてのフォーリンネットワークオペレータ(FNO)システム165に到達可能である。
GSMネットワーク標準規格は、移動局115が国2 125のGSM/GPRSネットワークにおいて基地局147を選択するために実施しなければならない特定の段階を定めている。第一に、移動局115は、その基地局と接続してある最低レベルの信号強度を実現しなければならない。信号強度が確立され、信号強度基準を満たす各基地局に関連するネットワークが識別されると、移動局115は、どれが「最良の」ネットワーク選定であるかを判断するため、SIM上のそのPPLMNおよびFPLMNリストを使用する。移動局115は、新たに位置するネットワークのうちいずれかがPPLMNリスト上のネットワークと一致するか確認するため、PPLMNリストを調べる。同様に移動局115は、どのネットワークが禁じられているかを判断するためにFPLMNリストも調べる。新たに位置するネットワークのいずれかがFPLMNリストに現れた場合、それらのネットワークは、それ以上のいかなる接続動作からも除外される。PPLMNリストと一致するものがない場合、移動局115は、信号強度に基づき最近位置したネットワークのうち1つを選択するよう試みることができる。
図4は、異種のネットワークがいくつかある地域における移動局を図示するブロック図である。図4において、移動局115は、それぞれ基地局212、214、216、218を有する4つのネットワーク210、215、220、225がある地域に示されている。例示を目的として、各基地局212、214、216、218は移動局115の観点から同様のRF強度を有し、移動局115は「十分に強い」信号をローカルネットワーク1 210、ローカルネットワーク2 215、ローカルネットワーク3 220、およびローカルネットワーク4 225から受信すると想定する。210および215の2つのネットワークはGPRS対応であり、220および225の2つのネットワークはGPRS非対応の、GSMのみのネットワークである。
本出願によると、移動局115の機能をマルチ機能移動局として最大(例えば、データおよび音声通信サービス両方可能)にするため、GPRSネットワーク210または215のいずれかを選択すべきである。従来型のGSM動作においては、移動局115は、受信信号が要求される任意の信号強度レベルを超えているすべてのネットワークを比較し、それらをPPLMN内で見つかった最上位のネットワークに一致させるであろう。PPLMNは優先順位順になっているため、GSM移動局は当然このリストの順序に従わなくてはならない。図4において、例えばローカルネットワーク4 225がPPLMNリストの最も高位に記載されているネットワークであれば、移動局115はこのネットワークにキャンプオンしなくてはならない。しかし、このプロセスは、移動局115もデータ対応であるかもしれないという事実を視野に入れていない。従って、データ通信をサポートしていないローカルネットワーク4 225の選定は、移動局115にとって必ずしも最適であるとは限らない。
移動局115の機能を向上させるため、より良いネットワークの探求にはその他の要因も考慮に入れることが好ましい。移動局115は、信号強度が一定のレベルを下回る場合には効果的に通信を行うことができないため、実質上は上述のとおり「十分に強い」信号を持つネットワーク基地局のみが位置している。本発明の一側面によると、次いでGPRSネットワークのようなデータ対応ネットワークが識別される。移動局115はその後識別したデータ対応ネットワークのいずれが、GSM/GPRS移動局においてはPPLMNリストである、好ましいネットワークリストの一番目に記載されているか判断する。次いで移動局115はGPRSネットワークに対するGRXネットワークのような相互接続が、好ましいリスト上にあるこの優先順位最上位のデータ対応ネットワークからホームネットワークに利用可能であることを確実にするために、確認する。優先順位最上位のデータ対応ネットワークからホームネットワークに利用可能な相互接続がない場合、移動局115はホームネットワークに戻るリンクが見つかるまで、好ましいリストにある識別したデータ対応ネットワークを試し続ける。
ホームネットワークに戻るリンクを見つけられない場合、移動局115は、上述のように、従来のGSMネットワークのようなデータ非対応ネットワークの選択に立ち戻ることができる。あるいは、ネットワーク選択方法はホームネットワークにリンクするためにすべてのデータ対応ネットワークをスキャンした後に停止するかもしれない。これは、データ対応ネットワークがデータ非対応ネットワークと比べて多くの機能を有する場合に特に望ましい場合がある。一部の状況においては、ユーザがホームネットワークに到達していない場合であっても、例えば自由にインターネットにアクセスするため、新しいネットワーク上で移動局をより有効に使用できることがある。
再度図4を参照すると、移動局115は通常、SIMカードに格納されているPPLMNの形で好ましいネットワークリストにアクセスできる。データ対応ネットワークはGSM/GPRSローカルネットワーク1および2、210および215を含み、一方GSMローカルネットワーク3および4、220および225は、データ非対応ネットワークの代表的な例である。
移動局115が上記で簡単に説明したネットワーク選択方法を実施し、PPLMNリストが図4に示すネットワークの順序に従うと想定する場合、試行されるべき第1のネットワークはローカルネットワーク1 210である。しかし、ローカルネットワーク1 210はホームPLMN205へ戻るGRX接続を有していないため、ローカルネットワーク2 215が次に試されるであろう。このネットワークはホームPLMN205へ戻るGpリンク240およびホームサービスプロバイダ200を有しているため、移動局115により選択されるであろう。利用可能な最後のデータ対応ネットワークであるローカルネットワーク2 215がホームPLMN205に戻る接続を有していなかった場合、第1のGSMネットワークが試されるであろう。試される第1のGSMネットワークはローカルネットワーク3 220であり、ホームPLMN205においてユーザのアカウント情報を照合するためにリンク230を使用してHLRと通信を行うであろう。それが失敗した場合、ローカルネットワーク4 225がリンク235を経由して試されるであろう。
図4の別の実施形態において、新しいネットワーク210、215、220、225は移動局115上のO−PPLMNリストに含まれない。この状況は、U−PPLMNがフラッシュメモリ224またはRAM226のようなメモリ内に存在すればその効力を生じることができるため、より困難である(図2)。
U−PPLMNリストを作り上げる1つの一般的な方法は、前ユーザまたは「手動」ネットワーク選択によるものである。図4の上記の例のように、移動局115が、4つのネットワーク210、215、220および225から同様の強度の信号を受信する国または地域に入ったことが想定される。しかし、さらにこれらのネットワークがO−PPLMNリストまたはFPLMNリストにおいて見つからず、移動局115がそれらを使用に適していると見なすことができることも想定される。この状況において、これらのネットワークが識別されると、ユーザは試したいネットワークを選定するよう促される。GSM標準規格文書においては、これを手動ネットワーク選択と称する。ユーザがネットワークを選択後、ホームネットワーク205に戻す接続が試され、成功するとU−PPLMNに追加される。
これらの手動ネットワーク選択のためのユーザインターフェイス(UI)は、標準的なダイアログボックス、ピックリスト、スクロールメニュー、または利用可能なその他任意のUI選択モデルである可能性がある。ユーザに対し各ネットワーク選定の傍に「GPRS」または「GSM」等の文字列を識別する機能を示すことにより、UIがネットワーク機能を含む可能性もあることは、当業者には明らかであろう。別の実施形態において、ユーザは「GPRSネットワーク選択」、GPRSネットワークがホームPLMNへの到達に失敗した場合には続いて「GSMネットワーク選択」と題されたダイアログボックスを提示され得る。
この状況におけるネットワーク選択は、代わりにユーザの介入を要求しない自動にすることができる。そのような方法において、移動局115は好ましくはGSMをサポートするネットワークおよびGSM/GPRSをサポートするネットワークを識別し、2種のネットワークを分離する。GSMのみのネットワークはDiscouragedPLMNリスト(DPLMN)に入れられ、すべてのGSM/GPRSネットワークが試され失敗した後にのみ試される。ここまでに言及した唯一の失敗は、ホームPLMN205に到達できないことであった。その他の失敗としては、(1)PLMNが許容しない、(2)このローカルエリア内でローミングが許容されない、(3)GPRSが許容しない、または(4)ホームネットワーク拒否、が挙げられる可能性がある。これらのエラー等により、ネットワークリンクが移動局115のために作動していないと思われる場合、ネットワークがFPLMNに位置するかもしれない。
手動または自動で選択されたネットワークは、移動局115内のフラッシュメモリ224またはRAM226(図2)のような書き込み可能なデータ格納場所に格納されうるU−PPLMNリストに追加されるのが好ましい。その後U−PPLMNリストは、次のネットワーク選択手順の間閲覧されることができる。移動局115は通常、U−PPLMNリストを閲覧する前のネットワーク選択プロセス中に検出された新しいネットワークのためにまずO−PPLMNリストを確認する。例えば、ホームネットワークオペレータ、ホームサービスプロバイダ、または移動局オーナーにより制御される規制に応じて、移動局がO−PPLMNよりも前にU−PPLMNリストを確認するよう構成することも可能な場合がある。
現行のGSM標準規格文書によると、移動局はU‐PPLMNリストまたはO−PPLMNリスト上で優先順位上位のネットワークを再スキャンする限定された能力しか有していない。しかし、音声のみのGSMまたはその他の限定されたサービスが移動局のために確立されている場合、移動局はGSM/GPRSネットワークのような新しいネットワークを定期的に確認するのが望ましいことがある。これは、そのネットワークがO−PPLMNおよびU‐PPLMNリスト中で優先順位が低い場合でも行われうる。この状況は、モバイルデバイスが異なる移動局機能またはサービスをサポートする異種のネットワーク上で通信を行えるその他の種類の移動局およびネットワークに対しても生じる場合がある。
図4において、移動局115は新しい地域または国に入り、ローカルネットワーク4 225に位置するGSMのみの基地局を1つだけ持つサービスエリア(すなわち「十分に強い」信号)を見つける。しかし、移動局115は同国内で移動するため、ローカルネットワーク1 210において別のGSM/GPRS基地局のサービスエリアに入ることがある。GSM標準規格において、移動局115は、PPLMNリストにおいて高い優先順位を有していれば、ネットワーク210にのみキャンプオンする可能性がある。しかし、本出願に関連して、移動局115は、これまで見られなかった、または期間の満了やその他の適合するイベント時に利用可能なその他のデータ対応ネットワークの再スキャンを試みるであろう。これは、O−PPLMNおよびU‐PPLMNリストにおいて優先順位の低い任意のネットワークを含む。この時間間隔は、例として、ネットワークオペレータ、SIMメーカー、ネットワーク標準規格文書、移動局メーカー、または移動局115のユーザ等により特定または構成されてよい。そのような再スキャニングの目的は、移動局115のネットワーク機能を改良することである。この例において、移動局115はローカルネットワーク4 225による音声サポートを有しているが、ネットワーク接続を変更することにより、移動局115はローカルネットワーク1 210を介するデータおよび音声サポートを得る可能性がある。
再スキャニングプロセスは、任意の適合するイベントにより誘発または開始されてよい。例えば、時間間隔について言えば、再スキャンタイマーが切れるといつでも再スキャニングが実行されてもよい。そのようなタイマーは、再スキャニングが周期的に実施されるよう適切にリセットされる。時間間隔を再設定せずに、あるいは再設定するまで、タイマーが同じ値に設定されると、再スキャニングは一定の間隔で発生するであろう。再スキャンのタイミングは、新しいデータ対応ネットワークが見出されない不成功の再スキャン操作が何度かあった後、タイマーを異なる値に再セットすれば、異なる間隔で繰り返される可能性もある。概して高いネットワークトラフィック時の再スキャニングを回避するために、再スキャニングを一日に何度かに制限することも可能である。再スキャニングは、同様に、または代わりに、移動局が地域内における変化を検出した際、または移動局が新しい地域において音声のみの新しいネットワークを取得した際に実施される可能性がある。移動局が、音声およびデータ通信両方の機能を持つ利用可能なネットワークを検出すると、次いで移動局は、好ましくはこのネットワークへのキャンプオンを試みる。受信した信号の強度およびPPLMNリストは、再スキャンプロセス中、実質的に上述したように使用される。再スキャニングプロセスの主要目的は移動局に利用可能なデータ通信サービスを見つけ出すことであるため、移動局が既に利用可能なデータ通信サービスを有するネットワーク内で既に作動している場合、再スキャニングは使用不可能であるのが好ましい。
現在のネットワークがO−PPLMNまたはU−PLMNリスト上にあり、新しく発見されたネットワークがPPLMNリスト上にない場合、移動局は新しいネットワークへ切り替えずに現在のネットワーク上にとどまることができる。ほとんどのGSM/GPRSネットワークはO−PPLMNリストまたは場合によりU−PPLMNリスト上のどこかに含まれていると考えられそうである。再スキャンプロセス中のネットワーク変更は、強いGSMネットワークから著しく弱いGSM/GPRSネットワークへの切換を回避するため、相対的な信号強度にも依存する場合がある。許可できる信号強度の相違は、例えば移動局のメモリ内に格納される。
データ対応モバイルデバイスのための時間効率的なデータ対応ネットワークの選択。従って、データ対応移動局のためのより良く従来型でないネットワーク選択技術は、音声のみのネットワーク(例えば、GSM)よりもデータ対応通信ネットワーク(例えば、GPRS)の選択を優先することを含む。そのような手順において、移動局は、データサービスが実際にその通信ネットワークによって利用可能になるか否かを判断しなければならない可能性がある。通常は、移動局はネットワークにより許可または拒絶されうるデータサービスの要求を作る。データサービスが拒絶されると、移動局は、サービス拒絶の異なる原因に関連した異なるネットワークから、異なる「拒否理由コード」を受信する。拒否コードに応じて、移動局は、データサービスを再度要求するか、タイマーが切れるか、ネットワークが変化するか、またはユーザがモバイルデバイスの電源(オフおよびオン)を入れなおすまで、待たなければならないことがある。エンドユーザが移動局のディスプレイを見ていない場合(例えば、移動局がホルスターに入れて持ち運びされている等)、ユーザはデータサービスのアンアベイラビリティに気づかないであろうし、重要なプッシュデータ(例えば、プッシュ型配信された電子メールメッセージ)をタイミングよく受信することができない。関連する効率問題において、GPRS所属またはルーティングエリア更新(RAU)試行がそのネットワークで成功しない(例えば、ネットワーク応答がない、または拒否コードの受信等)場合、移動局は連続的に最大5回まで再試行する。GPRS所属またはRAU試行カウンタが5以上の場合、移動局はそれ自体を「GPRS登録取消」状態に置き、「タイマー3302」として指定されたタイマーを起動しなければならない。タイマー3302は、周期的位置更新タイマーであるGSMタイマー3212から取った値に設定されている。例えば、1997年の3GPP規格リリース4.08を参照のこと。1999年の3GPP規格リリース24.08から、T3302のデフォルト値は、ネットワークにより値が提供されない場合、12分である。移動局は通常、ネットワークにより無線でタイマー3212のための値を受信するか、ネットワークにより値が提供されない場合は、デフォルト値を利用する。ネットワークにより無線で提供された場合、タイマーは最大4時間に設定できる。移動局は、タイマー3302が切れるまで、GPRSサービスを再度試みることができない。明らかなように、これは実質的なデータの遅延を引き起こす場合がある(例えば、「プッシュ型配信された」電子メールメッセージの受信における遅延)。
図5、6および7は、移動局により実施される自動ネットワーク選択の特定の方法を説明するフローチャートである。この方法は、従来技術の欠陥を克服するよう、本出願に記載のより時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択を含む。本出願のコンピュータプログラム製品は、記憶媒体および前記記憶媒体に格納されたコンピュータ命令を含み、ここで前記コンピュータ命令は移動局の1つ以上のプロセッサにより上記の方法を実施するために実行可能である。本出願の移動局は1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバを含み、ここで前記1つ以上のプロセッサは上記の方法を実施するために作動する。
移動局が電力を供給されるかエリア外の状況から回復する図5のコネクタMから始め、スキャニング操作により移動局のサービスエリア内における利用可能なネットワークを識別する。スキャンリストから、移動局はRegisteredPLMN(RPLMN)があるか否かを識別する(ステップ502)。RPLMNは、データ接続(例えば、GPRS接続)を有している場合のみRPLMNとして認知され、そうでない場合、RPLMNはRPLMNとして認知されない。ステップ502においてRPLMNがある場合、移動局はホームPLMNがあるか否かおよび当該HPLMNがRPLMNと同じであるか否かを識別する(ステップ504)。ステップ504で「はい」であれば、RPLMNが利用可能かつHPLMNが利用可能および許容可能である場合、移動局はHPLMNを選択する(ステップ506)。ステップ504で「いいえ」であれば、移動局はRPLMNを選択する(ステップ508)。ステップ508の後および移動局がHPLMNを選択するステップ506の後、移動局は選択したPLMNへの登録を試みる(ステップ510)。ここで留意すべきは、コネクタP´も同様にステップ510に至る点である。「利用可能」とは、移動局のサービスエリア内においてそのネットワークが利用可能であることを意味し、「許容可能」とは、そのネットワークが少なくともGSMサービス(例えば、GSM所属手順により得られたもの)を提供することを意味する。
ステップ510において登録が不成功であった場合(すなわち、GSM所属拒否)、移動局はネットワークから拒否コードを受信する。拒否コードは検証され、その拒否コードが値2、3、または6を有する場合(ステップ521)、移動局はステップ523へ進む。ステップ523において、移動局は拒否コードが特定の値2を有するか否かを検証する。ステップ523において拒否コード=2であれば、移動局はそのネットワークがGPRSとして好ましい旨を記録し(ステップ527)コネクタOを介して流れを継続する。ステップ523において識別された際に拒否コードが値2を持たない場合、SIMは電源を切るかSIMカードを外すまで無効と指定される(ステップ525)。拒否コードがステップ521において2、3、または6のいずれも持たない場合、フローはステップ522へ進む。ステップ510において登録が成功すると(すなわち、GSM所属許可)、選択されたPLMNが移動局の画像表示に示される(ステップ512)。ステップ512から、移動局はステップ540においてPLMNがGSMのみ(すなわち、データサービスなし)であるか否かを識別する。ステップ540において「はい」であれば、移動局はこのPLMNを介して登録および接続されたままである(状態542)。状態542において、移動局は、動作がコネクタR1を通過するエリア外状況となる場合がある。一方、状態542において移動局はネットワークのユーザマニュアル再選択を受信し、その後コネクタSを通過することができる(図6)。ステップ542においてさらに、コネクタP2による動作はステップ528に至ることができ、ここで移動局はPLMNがHPLMNでなく、かつHPLMNタイマーが6分より長いか否かを識別する。ステップ528において「はい」であれば、移動局はPLMN探索のために内蔵タイマーt1を起動する(ステップ530)。ステップ528において「いいえ」であれば、移動局はHPLMNタイマーがタイムアウトするのを待つ(ステップ532)。ステップ530および532におけるタイムアウト時、移動局はHPLMNまたはデータ対応(例えば、GPRS対応)PLMNが見つかったか否かを識別する(ステップ534)。ステップ534において「はい」であれば、動作がコネクタZを通過する。ステップ534において「いいえ」であれば、動作は状態542のままである。
「いいえ」であれば動作はステップ540からステップ514へ進む。ステップ514において、移動局は選択したネットワークによってGPRS所属要求を試みる(ステップ514)。ステップ514において成功の場合、移動局は選択されたネットワークによってPDPコンテキスト要求を試みる(ステップ516)。ステップ516において成功の場合、移動局はこのPLMNによって登録および接続されたままである(状態518)。ここで留意すべきは、コネクタWも同様に状態518へ至る点である。また、コネクタOがステップ514に至り、コネクタX1がステップ516に至ることにも留意すべきである。ステップ514において、移動局はGPRS所属要求を受けて拒否コードをネットワークから受信し、その後コネクタTを通過することがある(図6)。一方、ステップ514において、T3310タイマーがタイムアウトするか、または動作がコネクタVを通過する低層障害がある場合がある(図6)。ステップ516において、移動局はPDPコンテキストを受けてネットワークから拒否コードを受信し、その後コネクタUを通過することがある(図7)。一方、ステップ516において、T3380タイマーがタイムアウトし動作がコネクタU1を通過する場合がある(図7)。
状態518において、移動局はネットワークのユーザマニュアル再選択を受信し、その後コネクタSを通過することができる(図6)。また状態518において、移動局はルーティングエリア更新(RAU)拒否を経て、その後コネクタTを通過することもできる(図6)。状態518においてさらに、移動局はRAU T3330がタイムアウトするか、または低層障害があり、その後動作がコネクタVを通過する場合がある(図6)。状態518においてさらに言えば、現在のPLMNがHPLMNでない場合、周期的なHPLMNタイマー終了が移動局にHPLMNまたはデータ対応PPLMNが現在利用可能か否かを識別させる(ステップ520)。HPLMNまたはデータ対応PPLMNがステップ520において利用可能である場合、動作はコネクタP´を通過する。HPLMNまたはデータ対応PPLMNがステップ520において利用可能でない場合、移動局は状態518においてPLMNによって登録および接続されたままである。またさらにステップ518において、ネットワークからのPDP不活性化は動作にコネクタU2を通過させる。
状態518において、移動局はPLMNによりエリア外状況を経て、その後ステップ522へ進む場合もある。ステップ522もまた、ステップ502においてRPLMNが識別されない、またはステップ521からGSM所属拒否<>2が識別される、または状態542から無線サービスエリア損失がある場合に(コネクタR1を介して)実施される。ステップ522において、移動局は利用可能および許容可能な任意のPLMNがあるか否か識別する。利用可能および許容可能な任意のPLMNがある場合、動作はコネクタRを通過する(図6)。ステップ522において利用可能および許容可能な任意のPLMNがない場合、移動局は「許容可能なネットワークがありません−緊急サービスのみ」と表示するであろう(ここでその他のネットワークは利用可能であるが許容可能ではない)(ステップ524)。ステップ522において利用可能なネットワークがない場合、移動局はステップ524において「サービスエリア外−圏外」と表示するであろう。ここで留意すべきは、コネクタQも同様にステップ524へ至るという点である。ステップ524の後、移動局はPLMNが利用可能になるのを待つであろう(状態526)。ステップ526においてRPLMNが利用可能および許容可能になると、動作はコネクタP´を通過する。ステップ526においてRPLMNが利用可能および許容可能にならない場合、操作はコネクタRを通過する。
ここで図6を参照すると、自動ネットワーク設定を継続し、特に移動局からのGPRS所属要求を受けてネットワークからの拒否コードの処理を説明している。コネクタTは図5のステップ514からであり、ここでネットワークはGPRS所属要求を受けて拒否コードを移動局へ送信する。拒否コードがステップ601において識別した際に値3、6、または8を有する場合、SIMは電源を切るかSIMカードを外すまで無効と指定される(ステップ603)。ステップ601で識別した際に値3、6、または8のいずれも持たない場合、フローはステップ602へ進む。拒否コードがステップ602において値7、11、12、13、または14を有する場合、拒否は重大であると見なされ、動作は移動局が概して直ちに異なるネットワークを再選択に取り掛かるであろうステップ614へ進む。ステップ602において識別した際に拒否コードがその他(すなわち、7、11、12、13、または14以外)いずれの値も持たない場合、拒否は重大でないと見なされ、操作は移動局が概してそのネットワークで再試行するであろうステップ604へ進む。ここで留意すべきは、重大なエラーは永続的な問題または欠点がネットワークまたはエンドユーザのサービス加入に存在するもの、重大でないエラーは、重大ではなく、むしろネットワークまたはサービス加入に通過型または一時的な問題または欠点があるもののことであると見なされる点である。値3を持つ拒否コードは非合法的な移動局に相当し、値6は非合法なモバイル機器に相当し、値8は許可されていないGPRSサービスおよび非GPRSサービスに相当する。値7を持つ拒否コードは許可されていないGPRSサービスに相当し、値11は許可されていないPLMNに相当し、値12は許可されていないロケーションエリアに相当し、値13は現在のロケーションエリアで許可されていないローミングに相当し、値14は現在のPLMNによって許可されていないGPRSサービスに相当する。
ステップ604において、移動局は所属カウンタ(またはRAUカウンタ)を確認し、その値が5以上であるかを見る。ここで留意すべきは、コネクタVも同様にステップ604に至る点である。所属カウンタ(RAUカウンタ)が5以上でない場合、動作はコネクタO(所属拒否/ネットネットワーク応答なしの場合)またはコネクタW(RAU拒否/ネットワーク応答なしの場合)を通過する(図5)。所属カウンタ(RAUカウンタ)が5以上の場合、移動局はPLMNがHPLMNであるか否かの確認に取り掛かる(ステップ620)。ステップ620においてPLMNがHPLMNである場合、移動局は「データサービスの一時的失敗」と表示し(ステップ622)、タイマーT3302が所定の内蔵タイマーの値より大きい値に設定されているか否かの確認に取り掛かる(ステップ606)。内蔵タイマーの値は一般的に5から30分の間、好ましくは12分よりも長く設定される(例えば、13分から30分の間など)。あるいは、内蔵タイマーの値は5から10分の間、好ましくは約6分に設定される。タイマーT3302がステップ606において内蔵タイマーの値よりも大きい場合、移動局は内蔵タイマーの値に基づいてタイマーを起動する(ステップ608)。タイマーT3302がステップ606において内蔵タイマーの値より大きい場合、移動局はタイマーT3302の値に基づいてタイマーを起動する(ステップ612)。ステップ608およびステップ612のタイマーいずれかのタイムアウト時、動作はコネクタO(所属拒否/ネットネットワーク応答なしの場合)またはコネクタW(RAU拒否/ネットワーク応答なしの場合)を通過する。
ステップ614において、移動局は現在のPLMNがHPLMNであるか否かを検出する。現在のPLMNがHPLMNである場合、動作はステップ616へ進む。ステップ616において、移動局は「このネットワークではデータサービスをご利用いただけません‐サービスプロバイダへご連絡ください」と表示する(ステップ616)。ステップ614において現在のPLMNがHPLMNでない場合、移動局は新しいネットワークをスキャンするために作動する(ステップ618)。ステップ618もまた上述のステップ620における「いいえ」の決定を受けて実施される。ステップ618の後、移動局は、利用可能かつ許容可能な任意のデータ対応(すなわち、GPRS対応)PLMNがあるか否かを識別する(ステップ624)。利用可能かつ許容可能な任意のデータ対応PLMNがある場合、移動局はそれに応じてPLMNリストを構成し印を付ける(ステップ638)。例えば、データ対応のPLMNは、PLMNリスト内で常用としてフラグを付けられることがある。ここで留意すべきは、コネクタZも同様にステップ638へ至る点である。次に、前に選択したPLMNをPLMNリストの前の位置に移動する(ステップ640)(リストの「2番目」に位置するHPLMNの実行とともに)。ここで留意すべきは、コネクタSも同様にステップ640へ至る点である。次いでPLMNリストの1番目のPLMNが移動局によって選択される(ステップ642)。ここで留意すべきは、コネクタRも同様にステップ642へ至る点である。次いで移動局はそのSIMがGSMサービスに対して無効であるか否かを識別する(ステップ643)。ステップ643においてSIMがGSMサービスに対して無効である場合、動作はコネクタOを通過する(図5)。ステップ643においてSIMがGSMサービスに対して無効でない場合、動作はコネクタP´を通過する(図5)。
ステップ624において利用可能なデータ対応PLMNがない場合、移動局は「このネットワークではデータサービスをご利用いただけません」と表示し(ステップ654)、ステップ628へ進む。ステップ628において、移動局はHPLMNタイマーが6分より長いか否かを確認する。HPLMNタイマーが6分より長い場合、移動局はPLMN探索のために内蔵タイマーt1を起動する(ステップ632)。HPLMNタイマーが6分より長くない場合、移動局はHPLMNタイマーがタイムアウトするのを待つ(ステップ630)。ステップ630または632のいずれかからタイムアウトが発生した際、移動局はHPLMNまたはGPRS PLMNが見つかったか否か識別する(ステップ634)。このPLMNは、拒否コード7、12、13、または14によって以前に拒否されたものであってはならない。ステップ634において「はい」の場合、動作はコネクタZを通過する。ステップ634において「いいえ」の場合、移動局はHPLMNタイマーまたは内蔵タイマーt1を起動する(ステップ636)。
ここで図7を参照すると、自動ネットワーク設定を継続し、特に移動局からのPDPコンテキスト要求を受けてネットワークからの拒否コードの処理を説明している。コネクタU2はステップ518からのものであり、ここでネットワークはPDP不活性化(deactivation)を移動局へ送信する。コネクタUは図5のステップ516からのものであり、ここでネットワークはPDPコンテキスト要求を受けて拒否コードを移動局へ送信する。コネクタUおよびU2から、移動局は現在のAPNが「X.net」タイプのAPN(すなわち、所定のアドレス)でないか、または電子メールサービスをサポートしていないか検証を行う(ステップ700)。ステップ700において「はい」の場合、移動局は現在のネットワーク上のままである(ステップ701)。ステップ700において「いいえ」の場合、フローは移動局がネットワークから受信した拒否コードを検証するステップ702へ進む。拒否コードは、ネットワークが何らかの理由によりデータ接続要求を拒否したことを示すものである。拒否コードが重大でないと見なされた場合(ステップ702)、動作は移動局が概してそのネットワークで再試行するであろうステップ704へ進む。ステップ702において拒否コードが重大であると見なされた場合、動作は移動局が概して異なるネットワークを再選択するであろうステップ706へ進む。
本実施形態において、重大でないと見なされる拒否コードは26、31、34、102、38、36、39、および35である。拒否コード26は不十分なリソースに相当し、拒否コード31は不特定の起動拒否に相当し、拒否コード34は一時的に故障しているサービスオプションに相当し、拒否コード102はネットワークからの応答なしによるタイムアウトに相当し、拒否コード38はネットワーク失敗に相当し、拒否コード36は通常PDPコンテキスト不活性化に相当し、拒否コード39は再活性化要求に相当し、拒否コード35は既に使用されているNSAPIに相当する。一方、重大であると見なされる拒否コードは27、29、30、32、33、および25である。拒否コード27は不足のまたは未知のAPNに相当し、拒否コード29はユーザ認証失敗に相当し、拒否コード30はGGSNにより拒否された起動に相当し、拒否コード32はサポートされていないサービスオプションに相当し、拒否コード33は加入されていないサービスオプションに相当し、拒否コード25はLLCまたはSNDCP失敗に相当する。
ステップ704において、移動局はPDP試行カウンタが5以上であるか否かを確認する。ここで留意すべきは、コネクタU1も同様にステップ704に至る点である。PDP試行カウンタが5以上でない場合、動作はコネクタX1を通過する。PDP試行カウンタが5以上の場合、移動局は拒否コードが値「102」を有するか否かを検証する(ステップ705)。拒否コードが値「102」を有する場合、移動局はネットワークに取り外し要求を送信し(ステップ707)、コネクタOを通過する。ステップ705において拒否コードが値「102」を持たない場合、移動局は現在のPLMNがHPLMNであるか否かを確認する(ステップ706)。ステップ706は、ステップ702からの拒否コードが確かに重大なエラーであると移動局が識別する場合にも実施される。ステップ706において「はい」の場合、動作はステップ708へ進む。ステップ708において、移動局は、エラーが重大でない場合には「データ接続が一時的に失敗しました」と表示し、またはエラーが重大である場合には「ネットワークではデータ接続が拒否されました‐サービスプロバイダへご連絡ください」と表示する(ステップ708)。ステップ706において「いいえ」の場合、移動局は利用可能なネットワークを識別するためにスキャンを行う(ステップ710)。次いで移動局は、許容可能かつ不成功のPDPコンテキストを持たない任意のデータ対応(例えば、GPRS対応)PLMNがあるか否かを識別する(ステップ712)。利用可能なデータ対応PLMNがある場合、動作はコネクタZを通過する。利用可能なデータ対応PLMNがない場合、移動局はエラーが重大でなければ「データ接続が拒否されました」と表示し、エラーが重大であれば「データ接続が拒否されました‐サービスプロバイダにご連絡ください」と表示する(ステップ714)。
次に、移動局はHPLMNタイマーが6分より長いか否かを確認する(ステップ720)。HPLMNタイマーが6分より長い場合、移動局はPLMN探索のために内蔵タイマーt1を起動する(ステップ718)。ステップ720から、HPLMNタイマーが6分より長くない場合、移動局はHPLMNタイマーがタイムアウトするのを待つ(ステップ722)。ここで留意すべきは、コネクタW1も同様にステップ722へ至る点である。タイムアウトが発生した場合、移動局はHPLMNまたはデータ対応(例えば、GPRS対応)PLMNが見つかったか否か識別する(ステップ724)。HPLMNまたはデータ対応PLMNが見つかった場合、動作はコネクタZを通過する。HPLMNもデータ対応PLMNも見つからない場合、移動局はHPLMNタイマーまたは内蔵タイマーt1を起動する(ステップ726)。
好ましくは、無線ネットワークが音声およびデータ接続を現在移動局に利用可能にするかどうかの指示は移動局のメモリ内で作られる。無線ネットワークへの指示は、データ接続の要求が無線ネットワークに許可された場合「現在利用可能なデータ接続」を示してよく、もしくは、重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合「現在利用不可能なデータ接続」を示してよい。メモリに格納されている現在利用不可能なデータ接続のリストを使用して、同様の結果が得られることがある。重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合、そのようなリストは無線ネットワークを含むが、データ接続の要求がそれによって許可された場合、リストは無線ネットワークを含まない。
図8、9、および10は、移動局によりエンドユーザに提供される手動ネットワーク選択の特定の方法を説明するフローチャートを形成する。この方法は、従来技術の欠陥を克服するよう、本出願に記載のより時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択も含む。本出願のコンピュータプログラム製品は、記憶媒体および前記記憶媒体に格納されたコンピュータ命令を含み、ここで前記コンピュータ命令は移動局の1つ以上のプロセッサにより上記の方法を実施するために実行可能である。本出願の移動局は1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバを含み、ここで前記1つ以上のプロセッサは上記の方法を実施するために作動する。
移動局が電力を供給されるかエリア外の状況から回復する図8のコネクタAから始め、スキャニング操作により移動局のサービスエリア内における利用可能なネットワークを識別する。スキャンリストから、移動局はRegisteredPLMN(RPLMN)があるか否かを識別する(ステップ802)。RPLMNは、データ接続(例えば、GPRS接続)を有している場合のみRPLMNとして認知され、そうでない場合、RPLMNはRPLMNとして認知されない。ステップ802においてRPLMNがある場合、移動局はホームPLMNがあるか否かおよび当該HPLMNがRPLMNと同じであるか否かを識別する(ステップ804)。ステップ804で「はい」であれば、RPLMNが利用可能であり、HPLMNが利用可能かつ許容可能である場合、移動局は「HPLMNを選択してください」と表示する(ステップ806)。ステップ804で「いいえ」であれば、移動局はRPLMNを選択し(ステップ808)、それに登録(「GSM所属」)を試みる(ステップ810)。HPLMNを選択するステップ806においてエンドユーザが「はい」を選択すると、フローはコネクタFを通過してステップ810へ進む。ステップ806においてエンドユーザが「いいえ」を選択すると、フローはステップ808へ進む。
ステップ810においてGSM所属が許可されると、選択されたPLMNが移動局の画像表示に示される(ステップ812)。ステップ812も同様にコネクタGを介して実施される。次に、移動局はPLMNがGSMのみ(すなわち、データサービスなし)であるか否かを識別する(ステップ850)。ステップ850において「いいえ」であれば、動作は後に説明するステップ814に至る。ステップ850において「はい」であれば、移動局はこのPLMN上で登録されたまま作動する(状態852)。ここで留意すべきは、コネクタG2が状態852に至る点である。状態852において、移動局はネットワークのユーザマニュアル再選択を受信し、その後コネクタCを通過することができる。また状態852において、現在のPLMNはGSMのみであり任意のGPRS PLMNが利用可能になると移動局が識別した場合、動作は移動局が「GPRSネットワークを選択しますか?」と表示するステップ854へ進む。このオプションに対しエンドユーザが「はい」を選択すると動作はコネクタG1を通過し、そうでない場合、動作はコネクタG2を通過する。状態852においてさらに、移動局はPLMNによるエリア外状況を経て、その後コネクタC1を通過することがある。
ステップ810においてGSM所属が拒否された場合、移動局はネットワークから拒否コードを受信する。拒否コードは検証され、拒否コードが値2、3または6を有する場合(ステップ855)、フローはステップ857へ続く。拒否コードがステップ857において識別した際に特定の値2を有する場合、フローはコネクタB2を介して継続する。拒否コードがステップ857において特定の値「2」を持たない場合、SIMは電源を切るかSIMカードを外すまで無効と指定される(ステップ859)。拒否コードがステップ855において識別した際に値2、3、または6を持たない場合、移動局は「緊急サービスのみ」と表示し(ステップ856)ステップ821へ続く。ここで留意すべきは、コネクタH1も同様にステップ856に至る点である。次に、移動局は任意のPLMNが利用可能であるか否かを識別する(ステップ821)。ステップ821において利用可能なPLMNがない場合、移動局は任意のPLMNが現れるのを待ち(ステップ858)、現れた際にコネクタHを通過する。ステップ821において1つ以上のPLMNが利用可能である場合には、移動局は後に説明するステップ828へ進む。
ステップ850において、PLMNがGSMのみでない(すなわち、データサービスを提供できる)と移動局が識別した場合、移動局はその選択したネットワークによってGPRS所属要求を試みる(ステップ814)。ここで留意すべきは、コネクタB2も同様にステップ814へ至る点である。ステップ814において成功の場合、移動局は選択したネットワークによってPDPコンテキスト要求を試行する(ステップ816)。ステップ816において成功の場合、移動局はこのPLMNを介して登録および接続されたままである(状態818)。ここで留意すべきは、コネクタB3も同様にステップ818へ至る点である。
ステップ814において、移動局はGPRS所属要求を受けて拒否コードをネットワークから受信し、その後コネクタBを通過することがある(図9)。一方、ステップ814において、T3310タイマーがタイムアウトし動作がコネクタB´を通過する場合がある(図9)。ステップ816において、移動局はPDPコンテキストを受けてネットワークから拒否コードを受信し、その後コネクタXを通過することがある(図10)。またステップ816において、T3380がタイムアウトし動作がコネクタX2を通過する場合もある。ここで留意すべきは、コネクタX3も同様にステップ816に至る点である。状態818において、移動局はネットワークのユーザマニュアル再選択を受信し、その後コネクタCを通過することがある。また状態818において、移動局はルーティングエリア更新(RAU)を経て、その後コネクタBを通過することがある(図9)。状態818においてさらに、移動局はRAU T3330のタイムアウトを経て、その後コネクタB´を通過する場合がある(図9)。状態818においてさらに、移動局はネットワークによるPDP不活性を受信し、その後コネクタC2を通過する場合がある。状態818においてさらに言えば、移動局はPLMNによりエリア外状況を経て、その後ステップ820へ進む場合もある。ステップ820は、ステップ802においてRPLMNが識別されない場合にも実施される。
ステップ820において、移動局は利用可能な任意のPLMNがあるか否かを識別する。ステップ820において利用可能なPLMNがない場合、移動局は「圏外」と表示する(ステップ826)。移動局はその後任意のPLMNが現れるのを待つであろう(ステップ862)。以前選択したPLMNがステップ862において利用可能になると動作はコネクタFを通過し、そうでなくてその他任意のPLMNが利用可能になると動作はコネクタHを通過する。ステップ820において利用可能な任意のPLMNがある場合、ユーザに手動でネットワークを選択するか否か選定させるため、移動局は「ネットワークを選択してください」と表示する(ステップ828)。ここで留意すべきは、コネクタHも同様にステップ828へ至る点である。ステップ828においてユーザが「はい」を選択すると、移動局は利用可能なPLMNを順にすべて表示し、ユーザにそれらのPLMNから1つを選択するためのオプションを与える(ステップ830)。ここで留意すべきは、コネクタCも同様にステップ830へ至る点である。ステップ830においてユーザがネットワークを選択すると、移動局はその選択したPLMNへの登録を試みる。次いで移動局は、選択したPLMNがForbiddenPLMN(FPLMN)であるか、またはGPRS所属拒否があるか、またはPDPコンテキスト拒否があるかを識別する(ステップ834)。ステップ834において「はい」の場合、動作はステップ838へ進む。ステップ838においてPLMNがFPLMNである場合、移動局は「緊急サービスのみ。『保存』または『キャンセル』を選択してください」と表示する(ステップ838)。PLMNがGPRS所属拒否またはPDPコンテキスト拒否を有する場合、移動局は「音声サービスのみ。『保存』または『キャンセル』を選択してください」と表示する(ステップ838)。ステップ838の後、エンドユーザが『キャンセル』を選択すると、動作はステップ828に戻る。ステップ834において「いいえ」の場合、移動局はPLMNへの登録(「GSM所属」)を試みる(ステップ860)。ここで留意すべきは、コネクタG1もステップ860へ至る点である。ステップ860においてGSM所属が許容されると、動作はコネクタGを通過する。ステップ860においてGSM所属が拒否されると、動作はコネクタB4を通過する。ステップ828においてエンドユーザが「いいえ」を選択すると、移動局は「緊急サービスのみ」と表示し、以前に選択したPLMNが再度利用可能になるのを待つ(ステップ832)。移動局は以前に選択したPLMNを試すか、または以前に選択したPLMNが利用可能になるのを待ち、ここで動作はコネクタFを通過する。
ここで図9を参照すると、手動ネットワークを継続し、特に移動局からのGPRS所属要求に応じたネットワークからの拒否コードの処理を説明している。コネクタBは図8のステップ814からであり、ここでネットワークはGPRS所属要求を受けて拒否コードを移動局へ送信する。拒否コードはネットワークが何らかの理由によりデータ接続を拒否したことを示すものである。拒否コードがステップ901において識別した際に値3、6、または8を有する場合、SIMは電源を切るかSIMカードを外すまで無効と指定される(ステップ903)。拒否コードがステップ901で識別した際に値3、6、または8のいずれも持たない場合、フローはステップ902へ進む。拒否コードがステップ902で識別した際に値7、11、12、13、または14を有する場合、拒否は重大であると見なされ、動作は移動局が概して直ちに異なるネットワークを再選択に取り掛かるであろうステップ914へ進む。ステップ902において識別した際に拒否コードがその他いずれの値も(すなわち、7、11、12、13、または14以外)持たない場合、拒否は重大でないと見なされ、操作は移動局が概してそのネットワークで再試行するであろうステップ904へ進む。ここで留意すべきは、重大なエラーは永続的な問題または欠点がネットワークまたはエンドユーザのサービス加入に存在するもの、重大でないエラーは、重大ではなく、むしろネットワークまたはサービス加入に通過型または一時的な問題または欠点があるもののことであると見なされる点である。値3を持つ拒否コードは非合法的な移動局に相当し、値6は非合法なモバイル機器に相当し、値8は許可されていないGPRSサービスおよび非GPRSサービスに相当する。値7を持つ拒否コードは許可されていないGPRSサービスに相当し、値11は許可されていないPLMNに相当し、値12は許可されていないロケーションエリアに相当し、値13は現在のロケーションエリアで許可されていないローミングに相当し、値14は現在のPLMNによって許可されていないGPRSサービスに相当する。
ステップ904において、移動局は所属/RAUカウンタを確認し、その値が5以上であるかを見る。ここで留意すべきは、コネクタB´も同様にステップ904に至る点である。所属/RAUカウンタが5以上でない場合、動作はコネクタB2(所属拒否/ネットネットワーク応答なしの場合)またはコネクタB3(RAU拒否/ネットワーク応答なしの場合)を通過する(図8)。所属/RAUカウンタが5以上の場合、移動局は直ちに「このネットワークではデータサービスをご利用いただけません」と表示する(ステップ906)。次に、移動局はタイマーT3302が所定の内蔵タイマーの値t2より大きい値に設定されているか否かの確認に取り掛かる(ステップ908)。内蔵タイマーの値t2は一般的に5から30分の間、好ましくは12分よりも長く設定される(例えば、13分から30分の間など)。あるいは、内蔵タイマーの値は5から10分の間、好ましくは約6分に設定される。タイマーT3302がステップ908において内蔵タイマーの値t2よりも大きい場合、移動局は内蔵タイマーの値t2に基づいてタイマーを起動する(ステップ912)。タイマーT3302がステップ908において内蔵タイマーの値より大きい場合、移動局はタイマーT3302の値に基づいてタイマーを起動する(ステップ910)。ステップ910およびステップ912のタイマーいずれかのタイムアウト時、動作はコネクタB2(所属拒否/ネットネットワーク応答なしの場合)またはコネクタB3(RAU拒否/ネットワーク応答なしの場合)を通過する。ステップ910および912の後、ユーザに手動でネットワークを選択するか否か選定させるため、移動局は「ネットワークを選択しますか?」と表示する(ステップ916)。ステップ916においてユーザが「はい」を選択すると、動作はコネクタCを通過する。ステップ916においてユーザが「いいえ」を選択すると、移動局は「このネットワークではデータサービスをご利用いただけません」と表示する(ステップ918)。先のステップ902からステップ914において、移動局は「このネットワークではデータサービスをご利用いただけません」と表示し、エンドユーザにネットワーク選択を促す。ステップ914において、動作は上述のステップ916へ進む。
ここで図10を参照すると、手動ネットワーク設定を継続し、特に移動局からのPDPコンテキスト要求を受けてネットワークからの拒否コードの処理を説明している。コネクタC2は図8のステップ818からのものであり、ここでネットワークはPDP不活性化を移動局へ送信する。コネクタXは図8のステップ816からのものであり、ここでネットワークはPDPコンテキスト要求を受けて拒否コードを移動局へ送信する。拒否コードが重大でないと見なされる場合(ステップ1002)、動作は移動局が概してそのネットワークで再試行するであろうステップ1012へ進む。ここで留意すべきは、コネクタX2も同様にステップ1012へ至る点である。ステップ1002において拒否コードが重大であると見なされる場合、動作は移動局が概して異なるネットワークの手動再選択を促すであろうステップ1004へ進む。
本実施形態において、重大でないと見なされる拒否コードは26、31、34、102、38、36、39、および35である。拒否コード26は不十分なリソースに相当し、拒否コード31は不特定の起動拒否に相当し、拒否コード34は一時的に故障しているサービスオプションに相当し、拒否コード102はネットワークからの応答なしによるタイムアウトに相当し、拒否コード38はネットワーク失敗に相当し、拒否コード36は通常PDPコンテキスト不活性化に相当し、拒否コード39は再活性化要求に相当し、拒否コード35は既に使用されているNSAPIに相当する。一方、重大であると見なされる拒否コードは27、29、30、32、33、および25である。拒否コード27は不足のまたは未知のAPNに相当し、拒否コード29はユーザ認証失敗に相当し、拒否コード30はGGSNにより拒否された起動に相当し、拒否コード32はサポートされていないサービスオプションに相当し、拒否コード33は加入されていないサービスオプションに相当し、拒否コード25はLLCまたはSNDCP失敗に相当する。
ステップ1012において、移動局はPDP試行カウンタが5以上であるか否かを確認する。PDP試行カウンタが5以上でない場合、動作はコネクタX3を通過する。PDP試行カウンタが5以上の場合、移動局は「このネットワークではデータサービスはご利用いただけません」と表示し、ユーザにユーザに手動で「ネットワークを選択」するか否か促す(ステップ1004)。ユーザがステップ1006において手動でネットワークを選択することに対し「はい」を選定すると、動作はコネクタCを通過する。ユーザがステップ1006において手動でネットワークを選択することに対し「いいえ」を選択すると、移動局は「データ接続が拒否されました」と表示する(ステップ1008)。次に、エラーが重大でなければ移動局はタイマーt1を起動し、そうでなければ移動局はユーザが手動でネットワークを選択するのを待つ(ステップ1010)。ステップ1010によりタイマーt1が切れると、動作はコネクタX3を介して継続する。
ここまで、移動局に1つ以上の通信サービスを提供する通信ネットワークを選択するための方法および装置について詳細に説明した。概して、地理的サービスエリアにおいて音声通信サービスをサポートする1つ以上の通信ネットワークを識別するため、移動局によってスキャニング操作が実施される。移動局は、識別された通信ネットワークのどれがデータ通信サービスを移動局に利用可能にするかを識別する。次いで移動局は、サービスを利用可能にしないネットワークよりも音声およびデータ通信サービスを利用可能にする通信ネットワークを選択し、登録を行う。好ましくは、前記方法は1つ以上の優先されるネットワークリストの作成に関連して実施される。この場合、移動局は優先されたネットワークリストにおいて、それを行わない通信ネットワークよりも、音声およびデータ通信サービスをそれに対して利用可能および許容可能にする通信ネットワークに高い優先順位を与える。しかし、いずれにしても、ホームネットワークは、移動局と通信を行うための優先順位の高いネットワークとして維持される。
好都合なことに、本出願の特定の技術はデータ対応移動局に時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択を可能にする。本出願の1つの具体的方法は、第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出すステップと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行するステップと、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行するステップと、を含む。重大なエラーは、エンドユーザに関連するネットワークまたはサービス加入に永続的な問題または欠点が存在するものと見なされる。通常、第1の無線ネットワークを介したデータ接続の第1の試行(すべての再試行を含む)と第2の無線ネットワークを介したデータ接続の第1の試行との間の時間は、約25分から4時間であってよい。明らかなように、本発明技術は、より時間効率のよいデータ対応ネットワークの選択を提供するため、この時間を削減する。ここで留意すべきは、本出願のコンピュータプログラム製品は、記憶媒体および前記記憶媒体に格納されたコンピュータ命令を含み、ここで前記コンピュータ命令は移動局の1つ以上のプロセッサにより上記の方法を実施するために実行可能である点である。
無線ネットワークがデータ接続を現在移動局に利用可能にするかどうかの指示は移動局のメモリ内で作られる。無線ネットワークへの指示は、データ接続の要求が無線ネットワークに許可された場合「現在利用可能なデータ接続」を示してよく、もしくは、重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合「現在利用不可能なデータ接続」を示してよい。無線ネットワークが現在音声およびデータ接続を移動局に利用可能および許容可能にするか否かの指示は、移動局のメモリ内で作ることができる。無線ネットワークへの指示は、データ接続の要求が無線ネットワークに許可された場合「現在利用可能なデータ接続」を示してよく、もしくは、重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合「現在利用不可能なデータ接続」を示してよい。メモリに格納されている現在利用不可能なデータ接続のリストを使用して、同様の結果が得られることがある。重大なエラーを有する拒否コードを受信した場合または1つ以上のデータ接続の要求が無線ネットワークを介して成功せずに再試行された場合、そのようなリストは無線ネットワークを含むが、データ接続の要求がそれによって許可された場合、リストは無線ネットワークを含まない。しかし、いずれにしても、ホームネットワークは、移動局と通信を行うための優先順位の高いネットワークとして維持される。
本出願の移動局は、1つ以上のプロセッサと、前記1つ以上のプロセッサに結合されたメモリと、前記1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバと、を含む。前記1つ以上のプロセッサは、第1の無線ネットワークを介して伝送されるべきデータ接続の要求を出し、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大でないエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行し、前記第1の無線ネットワークを介したデータ接続の要求に応じて、重大なエラーを有する拒否コードが受信された場合に、前記第1の無線ネットワークを介してデータ接続の要求を1回以上再試行することなく、通信のために第2の無線ネットワークの選択を試行するために機能する。本出願の通信システムは、第1の無線通信ネットワークと、第2の無線通信ネットワークと、通信を行うため前記第1の無線通信ネットワークおよび前記第2の無線通信ネットワークから1つを選択するために機能する移動局と、を含む。前記通信システムの移動局は、上述のコンポーネントを含む。
上記説明が好適な実施形態のほんの一例に関するものであることは十分に理解されるであろう。本発明の多くの変形は、当業者にとって明らかであり、そのような変形は明示的に記載されているか否かを問わず、説明および請求のとおり、本発明の特許請求の範囲内である。例えば、詳細な説明では「ネットワーク」という用語を発明の方法(各ネットワーク内において実質的に同質であると仮定する)の文脈において厳格に使用しているが、本発明は、ネットワークサブネットおよび個々のセルをも含むネットワークのサブセクション間における選択も広く含む。別の例として、本発明の実施形態はGSMおよびGSM/GPRSネットワーク、ならびに音声およびデータ対応移動局に重点を置いているが、本発明はそれらのネットワーク、移動局、およびサービスに限定されるものではないことを理解されたい。本発明は、移動局が異なる範囲まで利用可能な通信サービスに有効であるその他のシステムにも適用できる。最後に、モバイルデバイスは多くの場合、その地理的サービスエリア内で利用可能な複数の通信ネットワークを識別するが、それに作用する1つの利用可能なネットワークのみを識別する場合があり、この理解は決して特許請求の範囲の解釈を限定してはならない。

Claims (19)

  1. 無線通信ネットワークのデータサービスおよび音声サービスのうちの少なくとも1つを用いた通信に適合された移動局により使用されるネットワーク選択方法であって、
    該方法は、
    該移動局が、該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有す無線ネットワークのリストを格納することと、
    該移動局が、該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有する無線ネットワークのリストに含まれていない無線ネットワークを選択することと、
    該移動局が、該音声サービスに対する音声接続の要求および該データサービスに対するデータ接続の要求を該選択された無線ネットワークに伝送することと、
    該音声接続の要求が許可された場合に、該移動局が、該無線ネットワークから該音声接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求が許可された場合に、該移動局が、該無線ネットワークから該データ接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求に応答して該無線ネットワークから拒否が受信された場合に、
    該移動局が、データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該無線ネットワークからの該拒否に関連した拒否コードが有しているか否かを識別することと、
    該データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該拒否コードが有していると識別された場合に、該移動局が、該無線ネットワークを該無線ネットワークのリストに含めることと、
    該移動局が、次の無線ネットワークに対して、該選択することおよび該伝送することを繰り返すこと
    を包含する、方法。
  2. 前記データ接続の要求は、所属要求である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記データ接続の要求は、汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記音声接続の要求は、世界標準移動体通信(GSM)所属要求である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ネットワーク選択方法は、自動ネットワーク選択方法である、請求項1に記載の方法。
  6. 前記データ接続の要求は、ルーティングエリア更新(RAU)要求である、請求項1に記載の方法。
  7. 1つ以上のプロセッサと、
    該1つ以上のプロセッサに結合されたメモリと、
    該1つ以上のプロセッサに結合された無線トランシーバと
    を備える、移動局であって、
    該1つ以上のプロセッサは、
    該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有す無線ネットワークのリストを該メモリに格納することと、
    該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有する無線ネットワークのリストに含まれていない無線ネットワークを選択することと、
    音声サービスに対する音声接続の要求およびデータサービスに対するデータ接続の要求を、該無線トランシーバを介して該選択された無線ネットワークに伝送することと、
    該音声接続の要求が許可された場合に、該無線トランシーバを介して該無線ネットワークから該音声接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求が許可された場合に、該無線トランシーバを介して該無線ネットワークから該データ接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求に応答して該無線トランシーバを介して該無線ネットワークから拒否が受信された場合に、
    データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該無線ネットワークからの該拒否に関連した拒否コードが有しているか否かを識別することと、
    該データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該拒否コードが有していると識別された場合に、該無線ネットワークを該メモリ内の該無線ネットワークのリストに含めることと、
    次の無線ネットワークに対して、該選択することおよび該伝送することを繰り返すことと
    によって、ネットワーク選択方法を実行するように動作する、移動局。
  8. 前記データ接続の要求は、所属要求である、請求項に記載の移動局。
  9. 前記データ接続の要求は、汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求である、請求項に記載の移動局。
  10. 非データ接続の要求は、世界標準移動体通信(GSM)所属要求である、請求項に記載の移動局。
  11. 前記1つ以上のプロセッサは、自動ネットワーク選択方を実行するように動作する、請求項に記載の移動局。
  12. 前記データ接続の要求は、ルーティングエリア更新(RAU)要求である、請求項に記載の移動局。
  13. 複数の無線通信ネットワークと、
    該無線通信ネットワークを介して通信するように動作する複数の移動局と
    を備える、通信システムであって、
    各移動局は、
    該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有す無線ネットワークのリストを格納することと、
    該移動局に対して現在利用不可能なデータ接続を有する無線ネットワークのリストに含まれていない無線ネットワークを選択することと、
    声サービスに対する音声接続の要求およびデータサービスに対するデータ接続の要求を該選択された無線ネットワークに伝送することと、
    該音声接続の要求が許可された場合に、該無線ネットワークから該音声接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求が許可された場合に、該無線ネットワークから該データ接続に対する許可メッセージを受信することと、
    該データ接続の要求に応答して該無線ネットワークから拒否が受信された場合に、
    データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該無線ネットワークからの該拒否に関連した拒否コードが有しているか否かを識別することと、
    該データ接続が該無線ネットワークによって許可されていないことを示す値14を該拒否コードが有していると識別された場合に、該無線ネットワークを該無線ネットワークのリストに含めることと、
    次の無線ネットワークに対して、該選択することおよび該伝送することを繰り返すことと
    によって、通信のために該複数の無線通信ネットワークから1つの無線通信ネットワークを選択するネットワーク選択方法を実行するように動作する、通信システム。
  14. 各移動局からの前記データ接続の要求は、所属要求である、請求項13に記載の通信システム。
  15. 各移動局からの前記データ接続の要求は、汎用パケット無線サービス(GPRS)所属要求である、請求項13に記載の通信システム。
  16. 各移動局からの前記音声接続の要求は、世界標準移動体通信(GSM)所属要求である、請求項13に記載の通信システム。
  17. 各移動局は、自動ネットワーク選択方を実行するように動作する、請求項13に記載の通信システム。
  18. 前記データ接続の要求は、ルーティングエリア更新(RAU)要求である、請求項13に記載の通信システム。
  19. 前記拒否コードは、エンドユーザに関連したサービス加入に存在する永続的な問題または欠点に対応する、請求項13に記載の通信システム。
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