JP4855180B2 - 画像処理システム - Google Patents
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Description
昨今のCPU(Central Processing Unit)の高性能化に伴い、この技術で識別可能な事物は拡大し、近年では、人間や犬、猫、車といった物体識別や、人の顔識別、更には挙動識別まで可能になってきている。
これは、高度な資産を有するエリア、例えば、企業内の顧客情報を管理している部屋への人の入出の際に、カメラにより対象者の顔を撮影し、撮影画像から画像認識技術により顔の特徴量を抽出し、事前抽出しておいた顔の特徴量データベースとの照合を行い、その一致又は不一致によりドアの開錠、施錠を行うことで、セキュリティ確保を図るシステムである。
本例の顔認証入退管理システムは、トリガ装置111と、カメラ112と、顔認証装置113と、電気錠114と、各伝送媒体121、122、123を備えている。
また、図5には、入退が管理される扉115や、認証対象となる人131を示してある。
カメラ112は、撮像部と映像データ出力部を有しており、認証対象131の顔周辺を撮像し、撮像映像を伝送媒体122を介して顔認証装置113へ伝送する。
トリガ装置111は、トリガ信号出力部を有しており、顔認証装置113に対して伝送媒体121を介して顔認証開始のトリガを与える。
顔認証装置113は、トリガ信号の入力をきっかけに、入力映像データに対して、特徴量抽出処理部により特徴量抽出処理、本例では、顔の特徴量抽出処理を行う。更に、抽出した特徴量を特徴量照合部により特徴量データベース部から取得した情報と照合し、一致する顔の存在の有無を判定し、存在した場合にはその人の入退許可情報を取り出し、入退の可否を決定する。入退可と判定した場合には、電気錠制御信号出力部から信号を出力し、伝送媒体123を介して、電気錠114へ伝達する。
電気錠114は、電気錠制御信号入力部を有しており、入力信号に応じて、錠の開閉を行う。
特に、特徴量データベースに登録された母数が大きくなればなるほど、顔認証装置113における照合処理の負荷が大きくなり、照合結果の出力までに多くの時間を要するようになる。また、一致する顔が見付からない場合には、全ての登録データとの照合が必要になり、その負荷は最大となる。
すなわち、無線端末装置が、前記認証対象を識別する識別情報を無線により送信する機能を有しており、前記認証対象により所持される。
無線通信手段が、前記所定の領域に存在する認証対象により所持される無線端末装置から無線により送信された識別情報を受信する。
画像取得手段が、前記所定の領域に存在する認証対象の画像を取得する。
特徴量取得手段が、前記画像取得手段により取得された画像に基づいて、前記認証対象に関する特徴量を取得する。
記憶手段が、認証対象となり得る複数の対象について、それぞれの識別情報に対応付けて、特徴量を記憶するとともに、1つ以上の対象について特徴量の判定の仕方を規定する特徴量判定情報を記憶する。
認証手段が、前記無線通信手段により受信された識別情報に対応付けて前記記憶手段に標準的な判定の仕方とは異なる判定の仕方を規定する特徴量判定情報が記憶されている場合には、当該特徴量判定情報により規定される判定の仕方を用いて、当該識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された特徴量と前記特徴量取得手段により取得された特徴量とを照合して、認証対象に対する認証を行う。他の場合には、前記認証手段が、前記標準的な判定の仕方を用いて、当該識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された特徴量と前記特徴量取得手段により取得された特徴量とを照合して、認証対象に対する認証を行う。
また、それぞれの認証対象毎に、特徴量の判定の仕方を規定することを可能としたため、例えば、認証対象毎の特徴に適した判定の仕方を用いることができ、これにより、照合処理に要する処理時間や処理負荷を低減させることができ、照合の精度を向上させることができる。
このように、画像に基づいて対象を認証する処理を効率化することができる。
また、認証対象としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、人であってもよく、或いは、物であってもよい。人の場合には無線端末装置を身に付けるなどして携帯し、物の場合には無線端末装置が付される。
また、認証対象を識別する識別情報としては、種々な情報が用いられてもよく、例えば、個人番号などを用いることができる。
また、所定の領域に存在する認証対象の画像を取得する手段としては、例えば、当該所定の領域を撮像するカメラなどを用いて構成することができる。
また、画像に基づいて認証対象に関する特徴量を取得する態様としては、例えば、画像を処理してその画像に映っている対象について照合に使用する特徴量を演算により算出するような態様を用いることができる。
また、特徴量について標準的な判定の仕方としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、多くの認証対象に適するような標準的なものを用いることができる。
また、特徴量について標準的な判定の仕方とは異なる判定の仕方を規定する特徴量判定情報が記憶される対象(識別情報)やその数としては、種々な態様が用いられてもよい。
また、記憶手段としては、例えば、メモリを用いて構成することができる。
また、所定の領域の画像に複数の認証対象が映っている場合には、例えば、これら複数の認証対象のうちの1つのみについて照合を行う態様を用いることや、或いは、これら複数の認証対象について1つずつ順番に照合を行っていく態様を用いることができる。
本発明に係る方法では、装置やシステムにおいて各手段が各種の処理を実行する。
本発明に係るプログラムでは、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるものであって、各種の機能を当該コンピュータにより実現する。
本発明に係る記録媒体では、装置やシステムを構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記録したものであって、当該プログラムは各種の処理を当該コンピュータに実行させる。
図1には、本発明の一実施例に係る顔認証入退管理システムの構成例を示してある。
本例の顔認証入退管理システムは、トリガ装置1と、無線基地局装置2と、カメラ3と、顔認証装置4と、電気錠5と、無線タグ6と、トリガ装置1と顔認証装置4を接続する伝送媒体11と、無線基地局装置2と顔認証装置4を接続する伝送媒体12と、カメラ3と顔認証装置4を接続する伝送媒体13と、電気錠5と顔認証装置4を接続する伝送媒体14を備えている。
また、図1には、入退が管理される扉7や、認証対象となる人21や、無線基地局装置2により無線通信が可能な無線エリア22を示してある。
また、トリガ装置1や無線基地局装置2やカメラ3や電気錠5は扉7に対して設けられており、無線タグ6は人21に取り付けられており、顔認証装置4は例えば扉7の近辺或いは離隔した所などの任意の場所に設けられている。
また、扉7は、例えば、ドアノブがついており、手動で開閉する扉である。他の構成例として、引き戸の扉や自動ドア、鉄道の改札口のようなゲート、踏み切りのようなバーによって出入りが制御されるゲートなどが用いられてもよい。
また、無線エリア22は、無線基地局装置2からの無線電波が到達する(無線基地局装置2との無線通信が可能な)範囲である。
カメラ3は、撮像部51と映像データ出力部52を有する装置であり、例えば、アナログタイプのカメラである。カメラ3は、図1に示されるように、認証対象となる人21の顔を撮影することができる位置に設置されている。
撮像部51は、入力された光信号(映像)を電気信号へ変換する。
映像データ出力部52は、変換された電気信号(映像データ)を外部出力し、本例では、伝送媒体13を介して顔認証装置4へ送信する。
なお、他の構成例として、ネットワークカメラなどが用いられてもよい。ネットワークカメラが用いられる場合には、カメラ3は、例えば、本例の構成に加えて、撮像映像をデジタル化し、(必要な場合には)圧縮処理を施す画像コーデックを備える。
メモリ部81は、個人を識別する情報、例えば社員番号等が、予め、不揮発的に記録されている。本例では、個人を識別する情報として、個人番号を用いる。他の構成例として、個人を識別する情報としては、アルファベット等、番号以外の情報が使用されてもよい。
アンテナ部82は、無線基地局装置2との間で無線によりデータを送受信する。本例では、特に、メモリ部81に記憶された個人識別情報(本例では、個人番号)のデータを送信する。
アンテナ部41は、無線タグ6との間で無線によりデータを送受信する。
タグデータ出力部42は、無線タグ6から受信したデータを外部出力し、本例では、伝送媒体12bを介して顔認証装置4へ送信する。
制御部43は、外部から制御命令を受信して実行し、本例では、伝送媒体12aを介して顔認証装置4から制御命令を入力する。
映像データ入力部61は、外部からの入力映像を受信し、装置内部で扱える信号へ変換する。本例では、カメラ3から伝送媒体13を介して映像(画像)を受信する。
特徴量データベース部63は、認証対象とする全人物の特徴量を保持し、これらの人物に対する入退の許可情報を保持し、これらの人物に対する特徴量の判定の仕方を示す特徴量判定情報を保持する。ここで、各人物の特徴量は、例えば、予め算出される。本例では、特徴量データベース部63に保持された情報により特徴量データベースが構成されている。
なお、人物の顔の特徴量としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、目、目と目の間の幅、鼻、目と鼻の配置などに関する特徴量を用いることができ、また、距離、形状、輝度、色相などに関する特徴量を用いることができる。
特徴量データベース91は、個人番号列101と、第1の特徴量Aに関する特徴量列102と、第2の特徴量Bに関する特徴量列103と、第3の特徴量Cに関する特徴量列104と、入退許可情報列105と、特徴量判定情報列106から構成されている。
個人番号列101には、各人の個人番号が格納される。
各特徴量列102、103、104には、各人に関する特徴量(例えば、特徴を表す数値)が格納される。本例では、それぞれの人に関して3種類の特徴量を格納する構成としたが、1種類以上の任意の数の特徴量が格納されてもよい。
本例では、まず、特徴量の判定の仕方の基準として、標準的な判定方法が設定されている。標準的な判定方法では、例えば、特徴量A、特徴量B、特徴量Cの順といったように予め判定する順序が設定されており、また、それぞれの特徴量を算出するための標準的な計算式(演算式)が設定されており、また、各特徴量についての重み付けは無い。
具体的には、各人毎に、それぞれの人を認証するために適した判定方法を設定することができ、例えば、或る人については目の幅に大きな特徴があるため目の幅の特徴量の判定を優先順位の1番にすることや、或る人については目と鼻の配置を算出するための計算式として他の人とは異なる式を使用すると適合性が高いためその式を使用することや、或る人についての各種の特徴量の重要度等に基づいてこれらの特徴量に重み付けをすることなどが可能である。
また、本例では、特徴量判定情報列106に特に情報が設定されていない場合には、標準的な判定方法を用いることが設定されているとする。
フィルタリング部65は、特徴量照合部64において照合対象とする参照特徴量の候補を、無線タグ6からのデータに基づいて取得される個人番号一覧に従って絞り込む。本例では、この絞り込んで得られた参照特徴量の一覧から、滞在者データベースが構成される。
タグデータ管理部66は、タグデータ入力部67を介して入力されたタグデータを例えばメモリに記憶して管理し、無線基地局装置2に対して伝送媒体12aを介して制御命令を送る。本例では、現在において、無線基地局装置2の無線到達範囲(無線エリア22)内に存在する無線タグ6から取得された個人番号の一覧を保持する。
電気錠制御信号出力部68は、錠の開閉信号を外部出力し、本例では、伝送媒体14を介して電気錠5に対して開閉信号を送信する。
トリガ信号入力部69は、外部入力されたトリガ信号を受信し、本例では、トリガ装置1から伝送媒体11を介してトリガ信号を受信する。
電気錠制御信号入力部71は、外部入力された錠の開閉信号を受信し、本例では、顔認証装置4から伝送媒体14を介して開閉信号を受信する。
錠開閉部72は、入力信号に応じて錠の開閉を行い、本例では、受信された開閉信号に応じて錠の開閉を行う。なお、本例では、手動で開閉するドアとの組み合わせで、錠の開閉を制御する構成を示したが、他の構成例として、自動ドアとの組み合わせで、自動ドアの開閉を制御する装置を設ける構成を用いることもできる。
スイッチ部31は、認証対象が認証場所に来た場合にスイッチがオフからオンへ切り替わるものであり、本例では、人21が扉7の前に置かれたトリガ装置1の上に載ったことに応じてスイッチがオンへ切り替わる。
トリガ信号出力部32は、スイッチ部31のスイッチがオンになったことに応じて、トリガ信号を外部出力し、本例では、伝送媒体11を介してトリガ信号入力部69へ送信する。
伝送媒体12bは、無線基地局装置2のタグデータ出力部42と顔認証装置4のタグデータ入力部67を接続するものであり、例えば、ネットワークケーブルやシリアルケーブルを用いることができる。
なお、伝送媒体12aと伝送媒体12bは、本例では、別個の媒体として構成したが、他の構成例として、1本のネットワークケーブルで兼用することも可能である。
伝送媒体11は、トリガ装置1のトリガ信号出力部32と顔認証装置4のトリガ信号入力部69を接続するものであり、例えば、ネットワークケーブルを用いることができる。他の構成例として、接点信号を伝送する接点ケーブルが用いられてもよい。
なお、本例では、各伝送媒体11、12a、12b、13、14には、増幅器やルータやスイッチやハブ等のネットワーク機器や映像分配器などが含まれていてもよく、また、無線LAN(Local Area Network)等が用いられてもよい。
また、本例では、入退管理システムによる管理対象の一例として扉7を示したが、例えば、入場管理はするが、入場阻止まではしなくてよいようなシステム要件である場合には、扉7や電気錠5は設けられなくともよい。
更には、入場阻止まではしなくてよいが、入場注意程度まではしたいというシステム要件である場合には、例えば、電気錠5を、不許可時の入場警告や注意喚起を目的にした音声や光による警報装置に置き換えることができる。また、この場合には、無線タグ6の側に音声や光による警報部を設けて、無線基地局装置2からの不許可時の警報信号に応じて無線タグ6により警報を発する構成とすることも可能である。
まず、認証対象である人21が、無線タグ6を所持した状態で、扉7の前に立つ。扉7の前には、トリガ装置1として例えばスイッチ付きのマットが設置されており、人21はトリガ装置1にアクション、例えばマットを踏む行為、を与える。
トリガ装置1は、人21から与えられたアクションをスイッチ部31により検出し、トリガ信号をトリガ信号出力部32から出力する。出力されたトリガ信号は、伝送媒体11を介して、顔認証装置4のトリガ信号入力部69に入力される。
顔認証装置4は、トリガ信号入力部69に入力されたトリガ信号を検出すると、タグデータ管理部66からタグ確認命令信号を出力する。また、映像データ入力部61により映像受信処理を開始する。
カメラ3の出力が逐次出力である場合には、顔認証装置4は、カメラ3に対して映像データ入力部61から映像要求を送信する。
カメラ3の映像データ出力部52から出力された映像データは、伝送媒体13を介して、顔認証装置4の映像データ入力部61に入力される。
無線基地局装置2は、制御部43に入力されたタグ確認命令信号を検出すると、アンテナ部41から無線エリア22に向けて個人番号要求を無線送信する。
無線エリア22に存在する無線タグ6は、アンテナ部82により個人番号要求を受信すると、メモリ部81に格納されている個人番号を読み出し、この個人番号をアンテナ部82から無線送信する。ここで、この処理は、認証対象となる人21が所持している無線タグ6だけではなく、無線エリア22に存在する全ての無線タグにより実施される。
なお、本例では、個人番号の発信を無線タグ6側が無線基地局装置2からの求めに応じる形で受動的に実施する構成を示したが、他の構成例として、無線タグ6側が定期的に自発送信を実施する構成が用いられてもよい。
顔認証装置4は、タグデータ入力部67に入力された個人番号を受信し、タグデータ管理部66へ渡す。更に、タグデータ管理部66により、タグ確認命令信号の出力以降に入力された個人番号の一覧、すなわち、無線エリア22内に現在存在する無線タグ6に格納された個人番号の一覧を作成し、フィルタリング部65へ渡す。
顔認証装置4は、フィルタリング部65により、特徴量データベース部63から、個人番号一覧に含まれる個人番号についての特徴量や入退許可情報や特徴量判定情報だけを取り出して、これにより滞在者データベースを作成し、特徴量抽出処理部62や特徴量照合部64へ渡す。
特徴量抽出処理部62は、渡された映像データに対して、画像認識アルゴリズムを用いて映像から顔の特徴量を抽出する処理を実施し、得られた特徴量をメモリに保持する。
なお、滞在者データベース92に含まれる各個人番号に対応した計算式が2種類以上ある場合には、例えば、予め全ての計算式による特徴量の算出結果を求めてメモリに記憶しておいてもよいが、一例として、滞在者データベース92に含まれる各個人番号毎に順に照合を行うような場合には、各照合を行う際に各照合について指定された計算式を用いて特徴量を算出し、また、既に使用された計算式による特徴量の算出結果についてはメモリに記憶しておいて、後に同一の計算式が指定されたときには記憶された算出結果を使用するような構成とすると、効率化が図られる。
この場合に、本例では、特徴量照合部64は、滞在者データベース92に含まれる各個人番号に対応した特徴量判定情報を参照し、優先順位や重み付けなどが規定されている個人番号については、その規定内容に従って照合を行う。
ここで、標準的な判定方法を用いて照合を行う場合には、予め規定された標準的な判定方法に従って照合が行われる。
また、標準的な判定方法とは異なる判定方法として、例えば、複数の特徴量に関する重み付けが規定されている場合には、その個人番号について、各特徴量についての一致度(特徴量の値の近さの度合い)を求めて各特徴量に対応した重み付け係数を乗算し、複数の特徴量についての当該乗算結果の総和値(ここでは、大きい方が一致度が高いとする)を求め、当該総和値が所定の閾値以上(或いは、所定の閾値を超えた)場合にその個人番号に対応する人であることを判定することができる。
なお、ここで示した判定方法は例示であり、他の種々な判定方法が照合に用いられてもよい。他の判定方法として、例えば、各個人番号毎に、照合を行う特徴量の数(1つ以上の数)や種類を規定することも可能である。
電気錠5は、電気錠制御信号入力部71に入力された開錠信号を検知すると、錠開閉部72により開錠をする。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (2)
- 所定の領域に存在する認証対象の画像に基づいて認証を行う画像処理システムにおいて、
前記認証対象を識別する識別情報を無線により送信する機能を有しており前記認証対象により所持される無線端末装置と、
前記所定の領域に存在する認証対象により所持される無線端末装置から無線により送信された識別情報を受信する無線通信手段と、
前記所定の領域に存在する認証対象の画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された画像に基づいて前記認証対象に関する特徴量を取得する特徴量取得手段と、
認証対象となり得る複数の対象について、それぞれの識別情報に対応付けて、特徴量を記憶するとともに、1つ以上の対象について特徴量の判定の仕方を規定する特徴量判定情報を記憶する記憶手段と、
前記無線通信手段により受信された識別情報に対応付けて前記記憶手段に標準的な判定の仕方とは異なる判定の仕方を規定する特徴量判定情報が記憶されている場合には、当該特徴量判定情報により規定される判定の仕方を用いて、当該識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された特徴量と前記特徴量取得手段により取得された特徴量とを照合して認証対象に対する認証を行い、他の場合には、前記標準的な判定の仕方を用いて、当該識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶された特徴量と前記特徴量取得手段により取得された特徴量とを照合して認証対象に対する認証を行う認証手段と、を備え、
前記標準的な判定の仕方として、前記特徴量取得手段が画像に基づいて前記認証対象に関する特徴量を取得する計算式、又は、前記特徴量取得手段が取得した複数の特徴量についてこれら特徴量を判定する優先順位、又は、当該計算式と当該優先順位との組み合わせを予め設定し、
前記標準的な判定の仕方とは異なる判定の仕方として、前記計算式又は前記優先順位又は当該計算式と当該順位との組み合わせを、前記標準的な判定の仕方とは異なるものに予め設定したことを特徴とする画像処理システム。 - 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
前記認証手段は、前記特徴量取得手段が取得した複数の特徴量についてこれら特徴量を判定する優先順位を予め設定した特徴量判定情報に基づいて、前記標準的な判定の仕方とは異なる判定の仕方を用いる場合には、優先順位が上位の特徴量のみ判定し、当該上位の優先順位より下位の優先順位の特徴量の判定を省略することを特徴とする画像処理システム。
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