JP4846377B2 - 面格子 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の開口部、例えば窓等に設置する面格子であって、窓枠に対して取り付けた掛止支持具に吊り下げた外フレームを前記掛止支持具に固定する面格子に関する。
説明の便宜上、本発明における「左」、「右」、「上」及び「下」は、基本的に面格子を設置した窓を屋外から見た場合の左右及び上下を意味し、「手前」は屋外側、「奥」は屋内側を意味する。
面格子は、防犯を目的として、建物の開口部、例えば窓等に対して外フレームを固定し、設置される。例えば特許文献1に見られる面格子は、対となる第1ブラケット及び第2ブラケットが用いられ、窓枠を構成する左及び右の枠縦桟の上端及び下端に第1ブラケットを、面格子の外フレームを構成する上及び下の外横桟の左端及び右端に第2ブラケットを取り付けている。第1ブラケット及び第2ブラケットは、互いに接面する位置決め部を有し、第2ブラケットは屋内方向に突出するフック(フック部)を位置決め部の上端部に設けている。
面格子の設置作業は、概ね次の通りである。まず、面格子は、上の第2ブラケットの位置決め部をフックが上の第1ブラケットの位置決め部より上方に位置する関係で窓枠に外フレームを接近させ、前記第1ブラケット及び第2ブラケットの両位置決め部を接面させる。そして、前記両位置決め部の接面関係を維持しながら外フレームを下降させ、下の第1ブラケット及び第2ブラケットの位置決め部を接面させ、同時に上の第2ブラケットのフックを上の第1ブラケットの位置決め部の上端部に係止させた後、固定ネジ(防犯ビス)により対となる各第1ブラケット及び第2ブラケットを結合して、設置作業を完了する。
特開平2003-120146号公報
特許文献1の面格子は、第1ブラケットを窓枠の枠縦桟に取り付ける際、枠縦桟に対する位置決めを容易にするため、前記枠縦桟の上端部に係止させる構造にしている。このため、枠縦桟の高さに合わせた大きさの外フレームでなければ、第1ブラケット及び第2ブラケットの高さが合わなくなり、面格子を設置できなくなる問題がある。この点、外フレームに取り付ける第2ブラケットに合わせて、窓枠に取り付ける第1ブラケットの取付位置を調整自在にすることが考えられる。しかし、前記第1ブラケットの調整範囲は窓枠の大きさを超えることができず、また上下左右合計4箇所に及ぶ第1ブラケットの取付位置の整合性を図る作業は大変である。
また、特許文献1の面格子は、固定ネジによる結合がなければ、上の第2ブラケットのフックが上の第1ブラケットの位置決め部の上端部に係止する限りで外フレームが支持されるに過ぎない。これから面格子の設置作業中に外フレームを落下させる危険性がある。この外フレームの落下の危険性は、経年劣化等により固定ネジが弛んだ場合にも考えられる。また、設置作業中における外フレームの落下は、固定ネジを締め付ける作業者のほかに、外フレームを支持する作業者を配すれば解消できるが、これは設置作業を難しくし、ひいては作業コストを高くする問題をもたらす。そこで、窓等に対して簡易かつ確実に設置でき、経年劣化等により固定ネジが弛んだ場合でも外フレームの落下を防止できる面格子を開発するため、検討した。
検討の結果開発したものが、格子戸を外フレーム内に有し、前記外フレームを窓枠又は窓枠近辺の壁面に対して固定して設置する面格子において、窓枠又は窓枠近辺の壁面に対して取り付けた掛止支持具に吊り下げた外フレームを前記掛止支持具に固定してなり、前記掛止支持具は、窓枠又は窓枠近辺の壁面に固着する取付本体に、外フレームに設けた上及び下の掛止部をそれぞれ上から係合させる上及び下のフックを設けてなり、上のフックは、外フレームの上の掛止部を乗せる仮置き縁部と、前記仮置き縁部より窓枠手前側に上向きの脱落防止縁部と、前記仮置き縁部より窓枠側に下向きの切れ込み縁部とを上縁側に形成し、下のフックは、外フレームの上の掛止部を前記上のフックの仮置き縁部に乗せた状態で前記外フレームの下の掛止部に干渉しない非干渉上縁部と、前記非干渉上縁部より窓枠側に下向きの切れ込み縁部とを上縁側に形成してなり、上及び下のフックの切れ込み縁部に、外フレームに設けた掛止部を係合し、外フレームの上部を窓枠に近づけた傾倒姿勢で上の掛止部を掛止支持具の上のフックの仮置き縁部に乗せ、前記上の掛止部及び仮置き縁部の接触部位を回転支点として外フレームの傾倒姿勢を直立姿勢に修正し、そして外フレームを窓枠に向けて押し込むことにより、前記外フレームの上及び下の掛止部を上及び下のフックの各切れ込み縁部に落とし込ませ、前記上及び下の掛止部を上及び下のフックに係合させて吊り下げ、上及び下のフックと外フレームとを結合する面格子である。
本発明の面格子は、窓枠又は窓枠近辺の壁面に取り付けた掛止支持具に対して外フレームを取り付け、前記外フレームを掛止支持具に対して固定する。面格子は、外フレームの上部を窓枠に近づけた傾倒姿勢で上の掛止部を掛止支持具の上のフックの仮置き縁部に乗せ、前記上の掛止部及び仮置き縁部の接触部位を回転支点として外フレームの傾倒姿勢を直立姿勢に修正し、そして外フレームを窓枠に向けて押し込むことにより、前記外フレームの上及び下の掛止部を上及び下のフックの各切れ込み縁部に落とし込ませ、前記上及び下の掛止部を上及び下のフックに係合させて吊り下げ、上及び下のフックと外フレームとを結合することにより、前記外フレームを掛止支持具に固定する。上及び下のフックと外フレームとの結合は、従来公知のネジ止めやボルト止め等を利用できる。
上のフックに設ける脱落防止縁部は、例えば設置作業中に外フレームが掛止支持具から脱落することを防止する働きがあり、設置作業中の労力を低減させ、必要な作業者の数を減らすほか、経年劣化に伴って固定ネジが弛むことによる外フレームの落下を防止する。これから、掛止支持具は、上フックの仮置き縁部を、窓枠手前側の脱落防止縁部に向けて下り勾配にして、外フレームの掛止部が確実に前記脱落防止縁部に掛止されるようにすることが好ましい。また、このように外フレームの掛止部が確実に前記脱落防止縁部に掛止されることで、上の掛止部を上のフックの仮置き縁部に乗せれば、掛止部は自動的に仮置き縁部の手前側の脱落防止縁部への当接位置まで引き寄せられることになり、設置作業中における外フレームの姿勢が安定し、下のフックに対する下の掛止部の掛止がより確実になる。
掛止支持具は、窓枠又は窓枠近辺の壁面に固着する取付本体に、上下方向に鏡面対称な形状の上及び下のフックを設けて、上のフックは、仮置き縁部、脱落防止縁部及び切れ込み縁部を上縁側に、非干渉上縁部及び切れ込み縁部を下縁側にそれぞれ形成し、下のフックは、仮置き縁部、脱落防止縁部及び切れ込み縁部を下縁側に、非干渉上縁部及び切れ込み縁部を上縁側にそれぞれ形成し、外フレームに設けた固定孔と連通する雌ネジ孔を上及び下のフックの一方又は両方の側面に開孔した構成にするとよい。これにより、掛止支持具は左右勝手がなくなり単一種類のみだけで済み、生産性が向上するほか、同一のフックを上下方向に鏡面対称な関係で設けた掛止支持具は、上下反転させても上及び下のフックは働き、例えば上のフックの仮置き縁部に乗せる働き等を失わない。これは、掛止支持具の左右勝手がなく取り扱いに自由度があることを意味し、面格子の設置作業を容易にする。また、外フレームは、連通する外フレームの固定孔と上及び下のフックの一方又は両方に設けた雌ネジ孔とを固定ネジにより連結することにより、掛止支持具に対して容易に固定できる。
また、掛止支持具は、上のフックの切れ込み縁部から窓枠側で上向きに突出し、前記切れ込み縁部に掛止部を係合する外フレームに当接する押込規制部を上縁側に設けた構成にするとよい。これにより、掛止支持具に対して仮置き状態にある外フレームを押し込んだ際、外フレームが押込規制部に当接して前記押込が停止され、確実に掛止部を切れ込み縁部に嵌め込むことができる。この押込規制部は、上フックの上縁から上方へ突出する取付本体の前記突出部分を利用することができ、この場合、切れ込み縁部を取付本体に沿って形成し、外フレームの上の掛止部が切れ込み縁部と取付本体とに挟持される構成にするとよい。これにより、押込規制部を兼ねる取付本体の突出部分に外フレームが当接すると同時に前記外フレームの掛止部が切れ込み縁部に一致し、前記掛止部を切れ込み縁部に落とし込むことができる。しかも、外フレームの上の掛止部が切れ込み縁部と取付本体とに挟持されるので、掛止支持具に取り付けた外フレームは、固定ネジによる固定前や固定ネジが弛んだ状態でも、直立姿勢で安定に支持される。
本発明における掛止支持具は、上及び下のフックを取付本体へ一体に設けていることから、前記フック個々の位置関係を個別に調整する必要がなく、逆に窓枠に対する簡易な取付手段を採用することができる。すなわち、掛止支持具は、窓枠の枠縦桟から内向きに張り出すヒレ部に挟着するクリップ構造の取付本体に上及び下のフックを設けた構成にすることができる。これにより、掛止支持具を外壁にネジ止めする等の専門的な設置作業が不要になり、素人による設置作業(DIY作業)を可能にする。
このほか、外フレームは、左右方向に固定位置を調整自在な掛止縦桟を有してなり、前記掛止縦桟に設けた上及び下の掛止部を掛止支持具の上及び下のフックに係合させて吊り下げ、連通する前記掛止縦桟に設けた固定孔と上及び下のフックの一方又は両方に設けた雌ネジ孔とを固定ネジにより連結して、前記掛止縦桟を介して外フレームを掛止支持具に固定する構成にすれば、窓枠への取付手段によって左右方向の位置が決定される掛止支持具に合わせて外フレームの掛止部の位置を調整できるようになる。これは、窓の幅寸法に左右されることなく、窓より幅の狭い又は広い任意の外フレームを窓枠に対して取り付けられる自由度のあることを意味する。
本発明により、窓枠に対して簡易かつ確実に外フレームを取り付けることができ、経年劣化等により固定ネジが弛んだ場合でも外フレームの落下を防止できる面格子が提供できるようになる。このほか、クリップ構造の取付本体からなる掛止支持具は、窓枠に対する設置作業を容易にし、素人による外フレームの取付を可能にする効果がある。更に、掛止縦桟を有する外フレームは、窓枠に取り付けた掛止支持具に合わせて掛止部を位置調整できるようにすることで、窓より幅の狭い又は広い任意の外フレームを窓枠に対して取り付けられる自由度が得られる効果をもたらす。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。図1は本発明を適用した面格子1の一例を屋外側から見た斜視図、図2は本例の面格子1の分解斜視図、図3は本例の面格子1の背面図、図4は面格子1の設置状態を表す図3中A−A拡大断面図、図5は面格子1の設置状態を表す図3中B−B拡大断面図、図6は格子戸3,3が開状態にある図5相当断面図、図7はロック機構4の分解斜視図、図8はロック機構の取付状態を表す分解斜視図、図9は補助移動縦桟37と格子横桟32の組み付け状態を表す分解斜視図、図10は施錠状態にあるロック機構4を表す部分拡大正面図、図11は施錠状態にあるロック機構4を表す図10中C−C断面図、図12は解錠状態にあるロック機構4を表す図10相当正面図、図13は解錠状態にあるロック機構4を表す図11相当断面図、図14はロック機構4の操作部46の操作手順を表す図10中D−D断面図、図15は片方の格子戸3のみを移動させた開状態を表す図1相当斜視図、図16は左及び右の格子戸3,3を中央に寄せた開状態を表す図1相当斜視図、図17は掛止支持具6に取り付け始め段階で傾倒姿勢にある外フレーム2を表す断面図であり、そして図18は掛止支持具6に取り付け始め段階で直立姿勢にした外フレーム2を表す断面図である。
本例の面格子1は、図1〜図3に見られるように、金属製形材である外縦桟21,21及び外横桟22,23を矩形に枠組みした外フレーム2と、外フレーム2内で左右方向へ個別に移動自在な左及び右の格子戸3,3とからなり、前記外フレーム2の背面側中央付近に、各格子戸3を外フレーム2に対して位置固定するロック機構4(図3参照)を設けて構成されている。
外フレーム2は、左右対称なだけで同仕様の左及び右の外縦桟21,21と、上の外横桟22と、下の外横桟23とから構成される枠体である。本例の外フレーム2は、背面側(屋内側)の幅方向中央に、外横桟22,23間を連結する補助外縦桟 24が、ネジ止め固定されている。図4及び図5に見られるように、外フレーム2の外形寸法は、通常、面格子1の設置対象となる窓7(正確には窓枠71)の外形寸法より大きくし、面格子1を窓7に設置した際、窓枠71が外フレーム2の大きさの範囲内に収まるようにして、外観デザインが損なわれないようにする。外縦桟21,21、外横桟22,23及び補助外縦桟24は、何れもアルミの押出し形材を用いるのが一般的であるが、軽量で強度や耐候性を備えていればよく、他の金属材料や樹脂、木材等を用いてもよい。
外縦桟21は断面L字状の形材で、左右方向の幅が狭い略長方形の中空断面である側片部211と、前記側片部211の前端縁から内方(左方向又は右方向)へ向けて折り曲げた板面である前片部212とから構成される。側片部211は、面格子1を窓7に設置した際に生じる建物の外壁8と格子戸3との隙間を塞ぐカバーの役割を有していている。外フレーム2が前記側片部211を有することにより、面格子1が建物との一体感を高め、面格子1及び建物の外観デザインを向上させる効果が得られる。また、外フレーム2と外壁8との隙間から侵入者が手や工具を差し込んで、係止縦桟5及び掛止支持具6を結合する固定ネジ63(図4参照)を弛めることや、ロック機構4(図12参照)を解錠操作することを防止し、防犯性をも高める効果が得られる。
外横桟22及び外横桟23は、図4に見られるように、格子戸3の移動を案内するガイドレール221,231がそれぞれの下面及び上面の全長にわたって形成されている。外横桟22のガイドレール221は、断面形状が下向きに開口する内フランジ付チャンネル材からなる凹条である。また、外横桟23のガイドレール231は、上向きに突出する断面キノコ形の凸条である。各外横桟22,23の背面側には、後述する掛止縦桟5を外フレーム2に固定するため、雌ネジ部材となる板ナット52を保持する断面形状が背面側に開口する内フランジ付チャンネル状の凹条からなる保持溝222,232が、ほぼ全長にわたって形成されている。こうした外横桟22,23は、同じ断面形状を有する同仕様にして上下対称に使用することもできるが、上の外横桟22のガイドレール221は外観をすっきりさせると共に格子戸3のがたつきをより良く抑えるために幅のある凹条にすることが好ましく、また外横桟23のガイドレール231は塵や埃が溜まりにくく、掃除が容易な凸条にすることが好ましい。
外縦桟21と外横桟22,23とは、図2に見られるように、連結部材25を介して連結する。格子戸3は、各外横桟22,23のガイドレール221,231に側方から差し込み、前記ガイドレール221,231に拘束されながら左右方向に移動自在とする。このため、外フレーム2を構成する外縦桟21,21と外横桟22,23との組み付けは、次の手順となる。まず、外横桟22,23と左又は右いずれか一方の外縦桟21とを連結部材25を介して連結し、コの字状の枠体を組み立てる。そして、まだ外縦桟21が連結されていない外横桟22,23の開放端から、上及び下のガイドレール221,231に格子戸を係合させながら格子戸3を差し込み、残る他方の外縦桟21を連結部材25を介して外横桟22,23に連結する。
上述した外フレーム2の組付手順を可能にするためには、外横桟22,23に側方から組付可能で、しかも防犯面の配慮から、外フレーム2の正面又は側面にネジ等が露出しない連結部材25が好ましい。本例の連結部材25は、直交関係にある縦片部251及び横片部252からなる。縦片部251は外縦桟21の側片部211に平行かつ上下方向に延びる板面で、横片部252は外縦桟21の前片部212に平行かつ前記縦片部251の背面側側縁から左右方向内向きに延びる板面であり、両者は平面視及び正面視がL字状に直交している。外縦桟21の側片部211は中空断面であり、外縦桟21の上端及び下端を開口している。連結部材25は、前記側片部211の上端又は下端に縦片部251を挿入し、側片部211の内面側からネジ止め固定する(図6参照)。こうして縦片部251を固定した外縦桟21は、連結部材25の横片部252が左右方向内向きに上端又は下端から突出する。外横桟22,23は凹条又は凸条のガイドレール221,231と背面側の保持溝232との間に連結溝223,233を設けてあり、左端及び右端を開口している。外縦桟22,23から左右方向内向きに突出する連結部材25の横片部252は、前記外横桟22,23の右端又は左端から連結溝223,233に挿入し、外横桟22,23の背面側の保持溝222,232内からネジ止め固定する(図4参照)。
各格子戸3は、断面略方形の金属製形材からなる上下複数(本例は18)の格子横桟32,32をそれぞれ片持ち支持状態で左及び右の移動縦桟31,31に上下等間隔でビス固定した正面視櫛歯状の構成である。対向して突出する格子横桟32,32同士は、外フレーム2の左及び右の外縦桟21,21の間隔の1/2より長く、また上下互い違いに突出していることから、上下段の関係にある格子横桟32,32同士が左右方向に重なる重複区間を構成している。本例の重複区間は、正面から見て左又は右の格子横桟32が密に積層された外観を呈する区間であり、後述するロック機構4を正面から見えないように隠す関係から、本例では格子戸3,3の閉状態で120mm程度に設定している。格子戸3,3は、前記重複区間で格子横桟32,32に設けた拘束用凹溝321及び拘束用凸部33を係合させ、互いに拘束されながら左右方向に移動する。
各格子横桟32は、左右方向へ延在する拘束用凹溝321を下面に設け、拘束用凸部33を先端の上面に設けている。拘束用凹溝321は、断面が下向きに開口した内フランジ付チャンネル状の凹条である。拘束用凸部33は、図9に見られるように、格子横桟32の先端に固着した樹脂製部材で、格子横桟32の前記先端から差し込んでビス固定される本体ブロック331と、前記本体ブロック331から上向きに突出する側面視T字形の突起332と、前記本体ブロック331から側方に形成され、本体ブロック331を差し込んだ格子横桟32の先端を塞ぐカバー333とから構成される。突起332は、格子横桟32の先端から上面にかけて形成された切欠状の逃がし322から、上向きに突出させる。こうして、上段の格子横桟32の下面に形成された拘束用凹溝321に側面視T字型の突起332が係合する(図4参照)。
拘束用凸部33は、屋外に露出し、また拘束用凹溝321に摺接することから、耐候性及び耐摩耗性に優れる樹脂材料、例えばナイロン樹脂等を用いて射出成形した部材にするとよい。拘束用凹溝321及び拘束用凸部33との係合は、左右方向に移動する格子戸3,3が前後方向に互いに拘束できるものであればよく、必ずしも上下に抜け止めされなくてもよい。しかし、本例のように、拘束用凹溝321を内フランジ付チャンネル溝とし、また拘束用凸部33の突起332を側面視T字形にすれば、拘束用凹溝321及び拘束用凸部33との係合は上下に抜け止めの働きを有することになり、格子戸3の面剛性(特に破壊強度)を高められる効果が得られる。
本例の格子戸3は、移動縦桟31と平行に格子横桟32の先端を上下に連結する補助移動縦桟37を格子横桟32の背面側からビス固定している。裏返せば、本例の格子戸3は、移動縦桟31及び補助移動縦桟37に多数の格子横桟32を架け渡した矩形の格子枠体として構成されているといえ、移動縦桟31及び格子横桟32のみらかなる櫛歯状枠体に比べ、補助移動縦桟37によって格子戸3の面剛性を高められる効果が得られる。補助移動縦桟37は、格子横桟32の背面側に直接ビス固定される断面略L字状のベース部材371と、ベース部材371にビス固定されるカバー部材372とから構成され、ベース部材371 は、リング状のシム376 を介して格子横桟32 にビス固定される(図9参照)。シム376 は、ベース部材371 と格子横桟32 の間に隙間を確保する目的で設けられ、格子戸3を開閉させる際に一方の格子戸3の格子横桟32 と他方の格子戸3のベース部材371 とが擦れ合うのを防止する。
カバー部材372は、ベース部材371に背面側から被せることにより、ベース部材371を格子横桟32に結合するビス373を隠す働きを有する。また、ベース部材371と別体にカバー部材372を用いることにより、後述するロック機構4の操作ツマミ463の操作ピン463bとの干渉を避ける逃がし375や、被係止体47の被係止孔472に連通する孔374をカバー部材372やベース部材371に打ち抜き加工により容易に形成できる利点もある。ベース部材371及びカバー部材372は、ロック機構4と左右方向反対側(左右方向外側)で、ベース部材371の前面側に設けた係合段差3711にカバー部材372の係合縁部3721を係合させ、ロック機構4の側(左右方向内側)で、背面に向けて折り曲げたベース部材371の重合片3712と、前面に向けて折り曲げたカバー部材372の重合片3722とをネジ止めして、組み付けられる(図13参照)。
最上段の格子横桟32 は、上面にガイド凸部361 を有する上部ガイド部材36 を取り付け、外フレーム2の上の外横桟22 の下面に設けた凹条からなるガイドレール221 にガイド凸部361 を嵌め込むことにより、外フレーム2に対して拘束される構成をとるが、本例では、最上段の格子横桟32 の先端に取り付けた拘束用凸部33 の突起332 を上部ガイド部材36 として利用する構成とし、この突起332 を上の外横桟22 のガイドレール221 に嵌め入れて係合させ、前記外横桟22 に沿って左右方向に移動する。最下段の格子横桟32 は、下面の拘束用凹溝321 に下部ガイド部材34 を挿入して抜出不能に取り付け、前記下部ガイド部材34 のガイド溝341 を、下の外横桟23 のガイドレール231 に嵌め込んで係合させ、前記外横桟23 に沿って左右方向に移動する。下の外横桟23 のガイドレール231 は断面キノコ形状であり、前記下部ガイド部材34 のガイド溝341 は前記ガイドレール231 の断面形状に相似な断面凹形状に形成している(図4参照)。下部ガイド部材34 は、拘束用凹溝321 の内フランジ部分を押圧変形させて位置固定する。
左及び右の格子戸3の各移動縦桟31,31は、上端にそれぞれ上部ガイド部材36が取り付けられ、前記上部ガイド部材36に設けたガイド凸部361を、上の外横桟22のガイドレール221に嵌め入れて係合させ、前記外横桟22に沿って移動させる。前記ガイド凸部361は、拘束用凸部33の突起332と同じ側面視T字形である。また、前記移動縦桟31,31は、下端にそれぞれ下部ガイド部材35が取り付けられ、前記下部ガイド部材35に設けたガイド溝351を、下の外横桟23のガイドレール231に嵌め込んで係合させ、前記外横桟23に沿って移動させる。前記ガイド溝351は、格子横桟32の中央に取り付けた下部ガイド部材34のガイド溝341と同じ断面キノコ形状のガイドレール231の断面形状に相似な断面凹形状である。
このように、左及び右の格子戸3は、移動縦桟31の上端及び下端が上部ガイド部材36及び下部ガイド部材35によりそれぞれ上及び下の外横桟22,23の各ガイドレール221,231と係合し、最上段の格子横桟32が拘束用凸部33により上の外横桟22のガイドレール221と係合し、更に最下段の格子横桟32が下部ガイド部材34により下の外横桟23のガイドレール231と係合するため、前後方向及び上下方向に拘束された状態で左右方向に移動することになる。これにより、各格子戸3の面剛性が高められ、ひいては面格子1としての面剛性も高められる結果、優れた防犯性が発揮できる。
本例は、左及び右の格子戸3における格子横桟32は同数で、正面側(屋外側)から見て、左の格子戸3における格子横桟32が最上段に、右の格子戸3における格子横桟32が最下段になるように設定している。しかし、左及び右の格子戸3における格子横桟32の数が異なっても構わないし、いずれの格子戸3における格子横桟32が最上段又は最下段になるかは自由である。ここで、左の格子戸3における最上段の格子横桟32を省略したり、逆に右の格子戸3における最下段の格子横桟32を省略した場合、省略した格子横桟32に合わせて移動縦桟31や外フレーム2の外縦桟21を短くして面格子1全体を小型化してもよいし、あくまで同じ外フレーム2を用いるとすれば、代わって最上段となる右の格子戸3における格子横桟32の高さを2倍にしたり、逆に右の格子戸3における最下段の格子横桟32の高さを2倍にすることが考えられる。
本発明の面格子1は、格子戸3を外フレーム2に対して左右方向に移動させることにより、例えば図15に見られるように、左右いずれか一方に開口域11を形成したり、また図16に見られるように、左右両方に開口域11を形成できる。このように、左右方向に移動自在な格子戸3を有する本発明の面格子1は、前記開口域11を形成しない閉状態で、逆に格子戸3を左右方向に移動させないロック機構4が必要になる。そこで、本例では、図3に見られるように、外フレーム2に付加した補助外縦桟 24の背面側の上下方向中央付近にロック機構4を設けている。
本例のロック機構4は、図7、図8及び図10に見られるように、補助外縦桟24の左右から背面側向けて突設した補強片241間にネジ止めして取り付けた上下2段の取付ベース41,41と、前記取付ベース41,41の背面側にネジ固定された平板状の表カバー42(図10〜図13中仮想線)と、表カバー42から正面側に向けて突設した左右一対の回動ピン43,43と、回動ピン43,43の先端に固着した止着板44と、回動ピン43,43に対して上下回動可能かつ左右対称となる向きに軸着した一対の係止体45,45と、表カバー42の背面側の左右両端部に取り付けて係止体45,45の回動操作を行う操作部46,46と、左右の補助移動縦桟37,37の内部に取り付けて各係止体45,45を係止させる被係止体47,47(図9参照)とから構成される。
係止体45は、左右方向に延びる中間部を回動ピン43に軸着されている。一方の係止体45の先端は、他方の係止体45が軸着された回動ピン43を越えた位置まで延びていて、鉤状をした係止部451を下向きに形成している。逆に前記一方の係止体45の後端は、補助移動縦桟37の内部に一部張り出して設けられる操作部46の裏面側まで延びていて、後述する操作部46の操作ピン463bと係合する被操作部452が形成されている。このほか、各係止体45の係止部451近傍の内側には、他方の係止体45が軸着された回動ピン43との干渉を避けると共に係止体45の回動を案内させてガタつきを防止するため、円弧状の逃がし溝453が下縁側から切欠形成されている。
係止体45は、それぞれの回動ピン43に対して前後に重なる位置関係で左右対称に配置されている。そして、両係止体45,45間にコイルスプリング454が架け渡され、係止体45,45が互いに補助移動縦桟37に設けられる被係止体47,47に対する係止方向(図10における下方向)に付勢している。係止体45,45の間、係止体45と止着板44との間、そして係止体45と表カバー42との間には、摺動性が高く、耐摩耗性に優れる樹脂製の環状スペーサ455を回動ピン43,43に外挿させており、係止体45の円滑な回動を確保しながら、ガタつきの防止を図っている。
係止体45を係止させる被係止体47は、補助移動縦桟37の前後の厚み内に収まる幅を有する上下に細長い鋼板製の板で、中央部に縦長の長方形をした被係止孔472を備え、両側縁は直角に曲げ起こして補強している。この被係止体47は、被係止孔472より下方に長く延びた孔374を設けた補助移動縦桟37に外側から被せ、被係止孔472の外側上下の2箇所をビス止めして取り付けられる。係止体45の係止部451は、連通する被係止体47の被係止孔472と補助移動縦桟37の孔374とを通じて前記補助移動縦桟37に差し込まれ、被係止孔472の内周縁にあたる被係止部471に係止される。被係止体47の被係止孔472と補助移動縦桟37の孔374とは、他方の係止体45の被操作部452の進入も許している。このとき、補助外縦桟24の左右の補強片241,241にも被係止体47の被係止孔472及び補助移動縦桟37の孔374に連通する切欠243,243を形成してあり、係止体45の係止部451や他方の係止体45の被操作部452の進入を許している(図8参照)。
操作部46は、図7、図10、図11及び図14に見られるように、表カバー42にネジ固定された樹脂製のケース462と、ケース462の内側で上下方向にスライド自在な操作ツマミ463とから構成される。操作ツマミ463は、ベース部材461に沿って上下に突出したスライド板463aが延設してある。このスライド板463aは、表カバー42とケース462とに挟み込まれ、操作ツマミ463と一体にスライドする。また、操作ツマミ463から正面側に向けて突設された操作ピン463bが、表カバー42に設けた縦長の長孔421内を貫通している。この操作ピン463bは、操作ツマミ463が上下スライド範囲の上限位置にあるとき、被係止体47に対して係止状態にある係止体45の被操作部452の上面に当接する。操作ピン463bは、操作ツマミ463の上下スライドに連動しているので、長孔421はその上下移動を許容する範囲に設定する。
操作ツマミ463は、上下スライド範囲における上限位置で下方へのスライドを不能にする二重ロック構造を備えている。この二重ロック構造は、図14に見られるように、操作ツマミ463の上端面と下端面とからそれぞれ上下に進退可能に突設した上下一対の解除ボタン464,464と、解除ボタン464の上下進退動作に連動して表カバー42に対して接近又は離反する上下一対の係合ブロック465,465と、係合ブロック465を表カバー42に押し付ける方向に付勢する圧縮バネからなる上下のコイルスプリング466,466とから構成されている。
図14(A)は、操作ツマミ463,463を上下スライド不能にロックした状態を表す縦断面図である。この操作ツマミ463,463を上下スライド不能にロックした状態において、上側の係合ブロック465から正面側に向けて突設した係合ピン465aは、表カバー42の長孔421の上方に穿設した係合孔422に嵌まり込んでいる。一方、下側の係合ブロック465から正面側に向けて突設した係合ピン465aは、表カバー42の長孔421の下限位置に嵌まり込んでいる。すなわち、操作ツマミ463,463は、両係合ピン465a,465aの係合孔422及び長孔421によりスライド規制状態とされ、位置固定されている。
図14(B)は、解除ボタン464,464を押圧操作して操作ツマミ463,463のスライド規制状態を解除した状態を表す縦断面図である。上下の解除ボタン464,464は、対向する位置関係に、それぞれ表カバー42に向かって下り勾配のテーパ面464aが設けられていている。また、操作ピン463bに外嵌した係合ブロック465は、解除ボタン464の操作により前記テーパ面464aが下方に潜り込む逆テーパ面465bを設けている。前記テーパ面464a及び逆テーパ面465bは、係合ピン465aとの干渉を避けるため、係合ピン465aの両側に設けられている。係合ブロック465は、操作ツマミ463との間にコイルスプリング466を介装しており、常態として表カバー42に押し付けられている。
上及び下の解除ボタン464,464は、例えば親指と人差し指とで上下(図中に示す矢印P1の方向)に摘んで互いに引き寄せると、解除ボタン464,464それぞれが操作ピン463b、すなわち係合ブロック465に接近し、テーパ面464aが逆テーパ面465bの表側に潜り込んで、コイルスプリング466に抗して、前記係合ブロック465を表カバー42から離隔させる。そして、解除ボタン464を最後まで押し込んでやれば、係合ブロック465の係合ピン465aが係合孔422及び長孔421から抜き出され、操作ツマミ463の表カバー42に対するスライド規制状態が解除される。このとき、解除ボタン464,464の上下いずれか一方のみを操作しても、操作していない側の係合ピン465aの係合孔422又は長孔421からの抜き出しができないように、係合ブロック465を上下2分割した構造にして各解除ボタン464に対して係合ブロック465が1対1の独立した動きとなるようにすれば、外部からの解錠操作がより困難となる。
図14(C)は、操作ツマミ463を押し下げた状態を表す縦断面図である。操作ツマミ463,463のスライド規制状態を解除した状態(図14(B))を保持したままであれば、操作ツマミ463は、下方(図14(C)中矢印P2)に移動させ、上下スライド範囲の下限位置まで押し下げることができる。このとき、図12に示すように、操作ツマミ463が下方に移動することに合わせて、操作ピン463bも下方に移動させられる。こうして操作ツマミ463が下降すると、前記操作ツマミ463に従う操作ピン463bが係止体45の被操作部452を押し下げる。そして、係止体45は回動ピン43を軸に回動して、係止部451の被係止部471に対する係止を解除する。
面格子1の設置は、窓枠71の左右に取り付けた掛止支持具6と、外フレーム2の背面側に取り付けた掛止縦桟5,5との掛止構造による。掛止縦桟5は、外フレーム2の上及び下の外横桟22,23に対し、左右位置調整可能に取り付けている。この掛止縦桟5は、上下に長いアルミ押出し形材からなり、背面側に突出するホロー部51を上下方向に延設している。各掛止縦桟5は、上及び下の外横桟22,23それぞれの背面側に開口する内フランジ付チャンネル断面の保持溝222,232に遊嵌した板ナット52に対して、調整ネジ53によりネジ止め固定される。これにより、前記調整ネジ53を緩めると、板ナット52が保持溝222,232内を左右方向にスライド可能となり、面格子1を設置する窓7の幅寸法に合わせて、各掛止縦桟5の取付位置を調整できる。
掛止支持具6は、断面L字形をした長尺体であり、窓枠71から左右方向内向きに突設した網戸73規制用のヒレ部711に取り付ける。本例の掛止支持具6は、前記ヒレ部711に挟着するクリップ構造の取付本体61に、掛止縦桟5を掛止するための上及び下のフック62,62を設けている。このように、上及び下のフック62,62を取付本体61に一体に設けておくことで、掛止支持具6としてフック62及び取付本体61を一体に取り扱うことができるようになるほか、面格子1の設置作業に際して上及び下のフック62,62の間隔が狂う心配がなくなり、前記面格子1の設置作業が簡単かつ確実になる利点がある。
取付本体61は、図5に見られるように、ヒレ部711への指し込み口付近をヒレ部711の板厚よりも大きく開いた断面形状のクリップ構造で、ハンマー等で叩き込むようにしてヒレ部711に噛み込ませ、容易に取り付けできるようにしている。取付本体61は、ネジやアンカーを用いて壁に直接固定する構造でも構わないが、こうした取付本体61を採用した場合、壁に孔を開けなければならないほか、壁の凹凸の状態によっては取付本体61が安定して取付できない場合もある。また、面格子1を取り外した際、壁の修復作業も必要になる。これから、本例のように窓枠71に対して挟着するクリップ構造の取付本体61が好ましい。
掛止縦桟5は、ホロー部51の背面側上下2箇所に、上下方向に延びる長方形開口の掛止孔512を設けている。掛止孔512は、最低限フック62が差し込める大きさである。また、上及び下の掛止孔512,512の間隔は、上及び下のフック62が同時に差し込める間隔に設定している。各掛止孔512の内周上縁がフック62によって掛止される掛止部511となる。これから、フック62を掛止孔512に差し込んだ掛止縦桟5は、フック62の上縁に形成した後述の切れ込み縁部621に落とし込むことにより、掛止支持具6に対して支持される。そして、掛止縦桟5のホロー部51の内向きの側面に設けた固定孔513と、フック62の側面にナットを溶着して設けた雌ネジ部622とを、固定ネジ63により結合することで、掛止縦桟5と掛止支持具6とが一体化する。
掛止支持具6の上のフック62は、掛止縦桟5を一時的に載置(図18の状態)する仮置き縁部623と、前記仮置き縁部623より窓枠71手前側(屋外側)で上向きに突出した脱落防止縁部624と、そして仮置き縁部623より窓枠71奥側(屋内側)に下向きに切れ込んだ切れ込み縁部621とを、上縁に形成している。仮置き縁部623は、窓枠71手前側の脱落防止縁部624に向けた下り勾配にしている。こうした脱落防止縁部624と下り勾配を有する仮置き縁部623との組み合わせにより、掛止縦桟5の掛止部511が不要にフックの切れ込み縁部621に落ち込むことが防止され、前記掛止部511を脱落防止縁部624に係合させて外フレーム2の落下を防止しながら、確実かつ容易に面格子1を設置できる。
また、掛止支持具6の下のフック62は、窓枠71奥側に向けて下り勾配の非干渉上縁部626と、前記上のフック62における切れ込み縁部621と同一鉛直線上に並ぶ切れ込み縁部621とを、上縁に形成している。下のフック62の上縁側は、掛止縦桟5を一時的に載置する必要がないことから脱落防止縁部がない。また、非干渉上縁部626は切れ込み縁部621に向けて下り勾配として、掛止縦桟5の掛止部511が確実に前記切れ込み縁部621に落ち込むようにしている。
本例の面格子1の具体的な設置作業は、次のようになる。まず、図17に見られるように、窓枠71の左右に取り付けた各取付本体61の上のフック62に対し、左及び右の掛止縦桟5の上の掛止孔512を差し込む。このとき、掛止縦桟5の内側面には固定孔513が開孔しているので、掛止部511に代えて前記固定孔513を目印とすれば、フック62に対して掛止縦桟5の掛止孔512を容易に位置合わせできる。上の掛止孔512に上のフック62を差し込んだ掛止縦桟5は、一旦、各フック62の仮置き縁部623に掛止部511を載置し、傾倒姿勢の外フレーム2を仮置き状態にする。
上記仮置き状態のとき、仮置き縁部623は脱落防止縁部624に向けて緩やかな下り勾配になっているため、掛止部511は窓枠71手前側にずれて、脱落防止縁部624に当接し、外フレーム2の傾倒姿勢は安定する。これは、一気に掛止部511を切れ込み縁部621に掛止しなくても、外フレーム2を落下させることなく安全に一旦仮置き状態に支持できることを意味し、設置作業中の作業者への肉体的及び精神的負担を軽減する効果が表れる。そして、上の仮置き縁部623上の支点Pを中心に外フレーム2の下部を下のフック62に向けて近づけていく(図17の矢印方向)と、図18に見られるように、掛止縦桟5の下の掛止孔512に下のフック62を挿入させ、下の掛止部511を下のフック62の非干渉上縁部626に載せることができる。この場合、下の掛止部511と下のフック62の非干渉上縁部626とは接触させる必要はなく、むしろ隙間を持たせておく方が下のフック62の挿入が容易となり好ましい。
こうして上下及び左右の計4基のフック62がすべて掛止縦桟5の各掛止孔512に差し込まれた状態から、外フレーム2を窓枠71奥側に向かって押し込む(図18の矢印方向)と、上の掛止部511が上のフック62の仮置き縁部623に沿って移動し、最終的には上及び下の掛止部511が共に上及び下のフック62の各切れ込み縁部621に落ち込む。このとき、切れ込み縁部621より上方に取付本体61を突出させ、前記突出部分を押込規制部625として構成すれば、掛止部511が切れ込み縁部621に達した段階で掛止縦桟5が前記押込規制部625に当接するため、確実に掛止部511を切れ込み縁部621に落とし込むことができる。こうして切れ込み縁部621に掛止部511が落ち込んだ状態では、掛止縦桟5の固定孔513とフック62の雌ネジ部622とが連通しているため、両者を固定ネジ63で結合すれば、面格子1の設置作業が完了する。
固定ネジ63は、掛止縦桟5の側面内側から締め込まれていること加え、掛止縦桟5が更に外フレーム2の外縦桟21に隠されているため、容易に外部の侵入者が弛めることはできず、防犯性は確保されている。しかし、格子横桟32の間隔を大きくとりたい場合は、逆に掛止縦桟5の側面外側から固定ネジ63を締め込む方が外部から弛め難くなる。この場合、例えば固定ネジ63を外部から隠さず、締め込みは汎用ドライバーで可能であるが、弛める際には専用工具でなければならない特殊ネジ(例えばワンウェイねじ)を用いることも考えられる。しかし、こうした特殊ネジを用いた場合、部材コストが高くなるほか、やはり外部から直接触られる固定ネジ63を用いることは、面格子1の破損を招き、防犯性を低下させかねない。これから、本例のように固定ネジ63を外フレーム2で隠す構成が、低コストかつ防犯性に優れた構成といえる。防犯性の観点から、固定ネジ63を外部からできる限り隠した上で、更に特殊ネジを用いるとよい。
掛止縦桟5は、調整ネジ53を緩めると、外フレーム2の外横桟22,23に沿って左右方向に位置調整が可能になるため、窓枠71が外フレーム2より小さい幅の窓7に対しても本例の面格子1を設置することができる。これは、外フレーム2の幅が1種類の仕様であっても、様々な窓7に対して本例の面格子1を設置できたり、例えば窓7に対して左又は右いずれかに偏って外フレーム2を配置する等、高い自由度を持って本例の面格子1が設置できることを意味する。掛止縦桟5は、掛止支持具6に取り付ける前に、予め左右の掛止支持具6,6のフック62,62間の距離を測っておき、これに合わせて位置調整する。
このほか、本例の掛止支持具6は、上下方向に鏡面対称な形状の上及び下のフック62を、取付本体61の上下対称位置に設けている。すなわち、本例の上及び下のフック62は、いずれも仮置き縁部623、脱落防止縁部624及び切れ込み縁部621を上のフック62は上縁側に、下のフック62は下縁側に形成し、非干渉上縁部626及び切れ込み縁部621を上のフック62は下縁側に、下のフック62は上縁側に形成し、上下対称な位置関係で雌ネジ部622,622を側面に開孔した同仕様になっているほか、押込規制部625を含む掛止支持具6全体が上下鏡面対称な仕様になっている。こうした掛止支持具6は、窓枠71へ取り付ける際、掛止支持具6の上下を反転させて左右の窓枠71のどちらにも取り付けることができる利点がある。これにより、設置作業における掛止支持具6の取り扱いは簡便になる。
最後に、図5〜図13に基づいて、格子戸3の開閉について説明する。格子戸3は、屋内側のガラス戸72及び網戸73を移動させ、屋内側から操作する(図5及び図6では、ガラス戸72及び網戸73は閉じたままの状態である)。まず、ロック機構4の屋内側からみて左側の解除ボタン464を摘んで上下方向(図12のP1矢印方向)へ押し込むと、上下スライド規制が解かれて操作ツマミ463が下方へ移動可能となる。そして、解除ボタン464の押圧状態を保ったままで操作ツマミ463を下向き(P2矢印方向)に押し下げると、係止体45の被係止体47への係止状態が解除され、左の格子戸3の補助移動縦桟37(屋内側からみて補助外縦桟24の右側にある)が移動できるようになる。
こうして補助移動縦桟37のスライド規制状態が解除された左の格子戸3は、屋内側から格子横桟32を持って移動させることができる。通常、解除ボタン464から手を離すと操作ツマミ463は係止体45のコイルスプリング454の作用によって押し上げられ、正規位置に復帰する。ここで、仮に左の格子戸3が移動していなければ、係止体45は被係止体47に再び係止する。しかし、左の格子戸3を移動させた後は、位置固定的に取り付けたロック機構4が有する掛止体45と、格子戸3に従って移動する補助移動縦桟37の被係止体47とは、もはや離れているため、解除ボタン464から手を離しても係止体45が被係止体47に再び係止することはない(図12参照)。
図15に見られるように、格子戸3を片側へ寄せた場合、窓7の幅にもよるが、およそ格子戸3相当の比較的大きな開口域11が得られる。これは、面格子1を設置した窓7でも、火災時等の非常脱出口として前記開口域11が利用できるほか、メンテナンスのための網戸73の着脱作業や、窓枠71及びガラス戸72の掃除にも大きな開口域11が利用できる効果のあることを意味する。このほか、窓7を設けた室内が浴室又はトイレの場合、ガラス戸72に不透明ガラスを使用したり、透明なガラス戸72にフィルム等を貼着していれば、2枚の格子戸3が重なって目隠しになっているので、前記ガラス戸72を面格子1の開口域11側に寄せることで、換気をしながら外部からの視線を遮ることもできる。
また、図16に見られるように、左及び右の格子戸3,3を共に移動させて、左右両側にそれぞれ開口域11,11を設ける場合、上述同様の手順により左の格子戸3を途中まで開放した後、今度はガラス戸72及び網戸73を反対側に寄せ、残る右の格子戸3について操作部46を開放操作する。このように、左及び右にそれぞれ開口域11,11を形成できる点が、本発明の面格子1の特徴である。このように、左右にそれぞれ開口域11が形成できれば、面格子1の中央付近に格子戸3が重なりあって目隠し効果が高まるほか、窓7の内観及び外観イメージの変化を楽しむことができる。
移動させた格子戸3を閉じる場合、閉めたい側の格子戸3の格子横桟32を屋内側から持って、補助移動縦桟37が補助外縦桟24に当接するまで移動させるだけでよい。具体的には、次の通りである。移動させた格子戸3の補助移動縦桟37が補助外縦桟24に接近すると、補助移動縦桟37に設けた被係止体47の被係止部471上縁(被係止孔472の下縁)が、補助外縦桟24に設けたロック機構4の係止体45に形成された係止部451下縁の傾斜縁456に当接し、コイルスプリング454に抗して係止体45を持ち上げるように回転させる(図12参照)。そして、前記係止体45の係止部451が被係止体47の被係止部471を乗り越えると、係止体45はコイルスプリング454の力で下方に回転させられて、係止部451が被係止部471に係止する。このように、格子戸3を元の位置に戻すだけで、格子戸3は自動的かつ確実に施錠されるので、面格子1の防犯性を損ねることがない。
ここで、上述した格子戸3の移動に伴って確実にロック機構4による施錠が実現されるように、本例の補助移動縦桟37のカバー部材372は、施錠時における操作ピン463bとの干渉を避ける逃がし375を切欠形成している。この逃がし375は、操作ピン463bの外径より広い幅で形成しているが、特に入り口部分は操作ピン463bが多少上下にずれていても確実に逃がし375内に取り込まれるように拡幅している。このほか、逃がし375の終端部分は、下方へ直角に折れ曲がっており、解錠時における操作ツマミ463の下方移動に伴う操作ピン463bの移動を許容する形状にしている。また、補助外縦桟24の左右両側には、施錠状態において補助移動縦桟37の手前側に重合関係で配設されるヒレ部242を延設している。このヒレ部242は、格子横桟32が屋外側から強く引っ張られた際に変形を抑制し、格子戸3が破損するのを防止する役割がある。
ロック機構4は、格子戸3の閉状態又は開状態を問わず、常に格子戸3が形成する重複区間の背面に隠れているから、外部から解錠操作がしにくくなっており、防犯性を高めている。更に、操作ツマミ463及び解除ボタン464は補助外縦桟24の背面側にあり、加えて窪んだケース462内に配されていることから、格子横桟32が邪魔になって、片手ではうまく摘むことができない。仮に、両手で解除ボタン464を押し込みつつ操作ツマミ463を押し下げることができたとしても、両手が塞がったままの状態では格子戸3の格子横桟32を掴んで移動させることができない。このように、本例の面格子1は、およそ外部からロック機構4を解錠させることができないようになっており、高い防犯性を備えた面格子1といえる。外観のデザイン上、格子横桟32の間隔を大きくとる場合、外部からロック機構4を操作しやすくなる虞があることから、前記ロック機構4に加えて、別途ダイヤル錠やシリンダー錠を設け、二重の施錠を施すことにより、高い防犯性が確保できる。
本発明を適用した面格子の一例を屋外側から見た斜視図である。 本例の面格子の分解斜視図である。 本例の面格子の背面図である。 面格子の設置状態を表す図3中拡大A−A断面図である。 面格子の設置状態を表す図3中拡大B−B断面図である。 格子戸が開状態にある図5相当断面図である。 ロック機構の分解斜視図である。 ロック機構の取付状態を表す分解斜視図である。 補助移動縦桟と格子横桟の組み付け状態を表す分解斜視図である。 施錠状態にあるロック機構を表す部分拡大正面図である。 施錠状態にあるロック機構を表す図10中C−C断面図である。 解錠状態にあるロック機構を表す図10相当正面図である。 解錠状態にあるロック機構を表す図11相当断面図である。 ロック機構の操作部の操作手順を表す図10中D−D断面図である。 片方の格子戸のみを移動させた開状態を表す図1相当斜視図である。 左及び右の格子戸を中央に寄せた開状態を表す図1相当斜視図である。 掛止支持具に取り付け始め段階で傾倒姿勢にある外フレームを表す断面図である。 掛止支持具に取り付け始め段階で直立姿勢にした外フレームを表す断面図である。
符号の説明
1 面格子
2 外フレーム
3 格子戸
4 ロック機構
5 掛止縦桟
6 掛止支持具
7 窓
8 外壁

Claims (6)

  1. 格子戸を外フレーム内に有し、前記外フレームを窓枠又は窓枠近辺の壁面に対して固定して設置する面格子において、窓枠又は窓枠近辺の壁面に対して取り付けた掛止支持具に吊り下げた外フレームを前記掛止支持具に固定してなり、
    前記掛止支持具は、窓枠又は窓枠近辺の壁面に固着する取付本体に、外フレームに設けた上及び下の掛止部をそれぞれ上から係合させる上及び下のフックを設けてなり、
    上のフックは、外フレームの上の掛止部を乗せる仮置き縁部と、前記仮置き縁部より窓枠手前側に上向きの脱落防止縁部と、前記仮置き縁部より窓枠側に下向きの切れ込み縁部とを上縁側に形成し、
    下のフックは、外フレームの上の掛止部を前記上のフックの仮置き縁部に乗せた状態で前記外フレームの下の掛止部に干渉しない非干渉上縁部と、前記非干渉上縁部より窓枠側に下向きの切れ込み縁部とを上縁側に形成してなり、
    上及び下のフックの切れ込み縁部に、外フレームに設けた掛止部を係合して、前記上及び下のフックと外フレームとを結合してなる面格子。
  2. 掛止支持具は、上フックの仮置き縁部を、窓枠手前側の脱落防止縁部に向けて下り勾配にしてなる請求項1記載の面格子。
  3. 掛止支持具は、窓枠又は窓枠近辺の壁面に固着する取付本体に、上下方向に鏡面対称な形状の上及び下のフックを設けてなり、
    上のフックは、仮置き縁部、脱落防止縁部及び切れ込み縁部を上縁側に、非干渉上縁部及び切れ込み縁部を下縁側にそれぞれ形成し、
    下のフックは、仮置き縁部、脱落防止縁部及び切れ込み縁部を下縁側に、非干渉上縁部及び切れ込み縁部を上縁側にそれぞれ形成し、
    外フレームに設けた固定孔と連通する雌ネジ孔を上及び下のフックの一方又は両方の側面に開孔してなる請求項1又は2いずれか記載の面格子。
  4. 掛止支持具は、上のフックの切れ込み縁部から窓枠側で上向きに突出し、前記切れ込み縁部に掛止部を係合する外フレームに当接する押込規制部を上縁側に設けてなる請求項1〜3いずれか記載の面格子。
  5. 掛止支持具は、窓枠の枠縦桟から内向きに張り出すヒレ部に挟着するクリップ構造の取付本体に上及び下のフックを設けてなる請求項1〜4いずれか記載の面格子。
  6. 外フレームは、左右方向に固定位置を調整自在な掛止縦桟を有してなり、前記掛止縦桟に設けた上及び下の掛止部を掛止支持具の上及び下のフックに係合させて吊り下げ、連通する前記掛止縦桟に設けた固定孔と上及び下のフックの一方又は両方に設けた雌ネジ孔とを固定ネジにより連結して、前記掛止縦桟を介して外フレームを掛止支持具に固定してなる請求項1〜5いずれか記載の面格子。
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