JP4835945B2 - Jet bath equipment - Google Patents
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Description
本発明は、浴槽水中に噴流を噴出させる噴流浴装置に関する。 The present invention relates to a jet bath apparatus that jets a jet into bathtub water.
従来、浴槽壁に噴流ノズルを設けて、そのノズルから噴流を浴槽水中に噴出させるものがある。例えば特許文献1には、外形形状が略円形で内部に設けた噴流孔の噴流口が軸芯位置より偏心すると共にユニット噴流口カバー内に回転自在に収容配置されたノズル本体と、バスタブ内の水を所定圧力でノズル本体の噴流孔内に噴射するオリフィスとを備えたノズル装置が開示されている。バスタブ内の水は、オリフィスを介してノズル本体の噴流孔内に所定圧力で噴射され、空気と混合して気泡混合噴流となり、噴流孔の噴流口からバスタブ内にジェット噴流として噴射される。この時、ノズル本体の噴流口が軸芯位置に対して偏心した位置に設けられていることから、オリフィスからの噴流によってノズル本体が回転し、これにより、ジェット噴流の噴射方向が変化する回転噴流が得られる。
2. Description of the Related Art Conventionally, there is a type in which a jet nozzle is provided on a bathtub wall and a jet is jetted from the nozzle into the bathtub water. For example,
この特許文献1のノズル装置において、回転噴流の移動軌跡は円状であるため、噴流をある部分に局所的に集中して当てることによる指圧マッサージ感は得られず、また、噴流移動軌跡の曲率はほぼ一定であり、変化に乏しく馴化してしまう。
In the nozzle device disclosed in
また、特許文献1では、ノズル本体の回転を禁止するストッパを設け、このストッパを手動もしくは自動で作動させて、ノズル本体を所定位置に固定させて回転を止めた状態での噴流噴出を実現できることも開示されているが、噴流の回転が完全に停止してしまうと馴化しやすく、また一箇所に続けて噴流が当たると肌がかゆくなることもある。
本発明は、機械的でなく自然と指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感が得られる噴流浴装置を提供する。 The present invention provides a jet bath apparatus that provides a feeling of acupressure massage that moves on the surface of a human body while being naturally pressed by a finger rather than mechanically.
本発明の一態様によれば、浴槽水の吸入口が浴槽壁に形成された浴槽本体と、前記吸入口から浴槽水を吸入し加圧する加圧装置と、前記加圧装置から送られる浴槽水を前記浴槽本体に貯留された浴槽水中に噴出させる噴出口を有する噴流ノズルと、を備え、前記噴流ノズルは、入浴者に対する噴流衝突部位の中心が、曲率が変化する曲線を描きながら第1の範囲と前記第1の範囲の周りを囲む第2の範囲とを連続的に繰り返して移動する軌跡を描くように噴流を噴出することを特徴とする噴流浴装置が提供される。 According to one aspect of the present invention, a bathtub body having a bathtub water inlet formed in a bathtub wall, a pressurizer that sucks and pressurizes bathtub water from the inlet, and bathtub water sent from the pressurizer A jet nozzle having a jet outlet for jetting the water into the bathtub water stored in the bathtub body, and the jet nozzle is configured to draw a curve in which the center of the jet collision portion with respect to the bather changes in curvature. There is provided a jet bath apparatus characterized by jetting a jet so as to draw a trajectory that continuously and repeatedly moves the range and the second range surrounding the first range.
本発明によれば、機械的でなく自然と指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感が得られる噴流浴装置が提供される。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the jet bath apparatus which can obtain the acupressure massage feeling which moves on the human body surface while being pushed with a finger naturally not mechanically is provided.
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施形態に係る噴流浴装置の概略構成を表す模式平面図である。
図2は、同噴流浴装置において浴槽本体を側面方向から見た模式図である。
FIG. 1 is a schematic plan view illustrating a schematic configuration of a jet bath apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2: is the schematic diagram which looked at the bathtub main body from the side surface direction in the same jet bath apparatus.
本実施形態に係る噴流浴装置は、浴槽本体1、加圧装置であるポンプ7、噴流ノズル11などを備える。
The jet bath device according to the present embodiment includes a
浴槽本体1は、略平行に相対向する一対の長辺側浴槽壁3a、3bと、略平行に相対向する一対の短辺側浴槽壁4a、4bとを有する。浴槽本体1の上縁部には、外側にフランジ状に張り出した浴槽リム2が設けられている。
The bathtub
長辺側浴槽壁3bには吸入口5が形成されている。加圧装置であるポンプ7が駆動されると、浴槽本体1に貯留された浴槽水(湯も含む)は吸入口5を介して流路13へと吸い込まれる。
A
流路13の一端は吸入口5に接続され、他端はポンプ7の吸入口に接続されている。ポンプ7は、吸入口5から流路13内に浴槽水を吸い込み、その吸い込んだ浴槽水を加圧してポンプ7の吐出口に接続された流路14に吐出する。このポンプ7から吐出された加圧浴槽水は、噴流ノズル11の内部に流入する。
One end of the
使用していないときに、ポンプ7内部の残留水を抜くために、ポンプ7は吸入口5よりも上方に設けることが望ましい。また、浴槽水排水時に、流路13内の残水が吸入口5を介して排水できるように、流路13は図2に表すようにポンプ7側から吸入口5に向けて下り勾配とされることが望ましい。
When not in use, the
吸入口5は浴槽本体1の底面に形成してもよいが、この場合前述した流路13の排水勾配をつけにくいため、吸入口5は浴槽壁に形成することが望ましい。また、一般に、入浴者は、一対の短辺側浴槽壁のうちの一方に背をもたれかけて、他方の短辺側浴槽壁に足を向けた姿勢で入浴するため、吸入口5を短辺側浴槽壁に形成した場合には、入浴者の背中や足裏で吸入口5がふさがれポンプ7に過剰の負荷がかかることが懸念される。したがって、吸入口5は、浴槽壁の中でも、入浴者の身体の一部等によってふさがれにくい長辺側浴槽壁に形成するのが望ましい。
The
図1に表すように、一方の短辺側浴槽壁4aには、例えば2つの噴流ノズル11が設けられている。2つの噴流ノズル11は、略同じ高さ(本実施形態では、浴槽本体1の底面から概ね230(mm))に所定距離隔てて(本実施形態では、2つの噴流ノズル11間の距離は概ね160(mm)で、且つ、2つの噴流ノズル11の設置位置の中心と短辺側浴槽壁4a方向の中央部が一致するように)設けられている。噴流ノズル11が設けられた一方の短辺側浴槽壁4aの反対側の他方の短辺側浴槽壁4b側には浴槽水栓が設けられる。したがって、入浴者は自然と噴流ノズル11が設けられた側の短辺側浴槽壁4aに背中を向けた姿勢で入浴する。
As shown in FIG. 1, for example, two
図3(a)は、噴流ノズル11及びその位置を移動させる機構を有する噴流装置の構成を例示する模式図である。噴流ノズル11の移動機構は遊星歯車機構であり、その遊星歯車機構の模式平面図を図3(b)に表す。
FIG. 3A is a schematic view illustrating the configuration of a jet apparatus having a
この遊星歯車機構は、サンギア39と遊星ギア38とアウターギア41とを有する。遊星ギア38は、アウターギア41の内側で自転しつつサンギア39を中心とした公転運動、すなわち遊星運動を行う。
The planetary gear mechanism has a
アウターギア41は円形リング状に形成され、その内周部に歯が形成されている。アウターギア41はケーシング37に対して保持され、ケーシング37は短辺側浴槽壁4aに保持されている。したがって、アウターギア41は静止体に対して固定され回転しない。
The
ケーシング37内には、軸受35を介して導水シャフト34が通され、その導水シャフト34の先端はアウターギア41の中心に位置し、その先端にサンギア39が設けられている。導水シャフト34は、軸受35に回転可能に支持され、ケーシング37の外部でギア33、32を介してモータ31に連結されている。
A
導水シャフト34の内部は中空にされ、配管42を介して導入される流水の流路が形成されている。配管42と導水シャフト34とは、シール性を保ちつつ導水シャフト34の回転を可能にする構造で連結されている。
The inside of the
その構造を図4に示す。図4において、導水シャフト111、配管110は、それぞれ、図3における導水シャフト34、配管42に対応する。
The structure is shown in FIG. In FIG. 4, the
導水シャフト111は配管110を貫通し、導水シャフト111において配管110内に臨む部分の管壁には複数の導水孔112が貫通形成されている。配管110内を流れてきた流水は導通孔112を通じて導水シャフト111内に導入される。
The
配管110の内部において導水シャフト111が入り込んでいる部分には一対のOリング114、115が保持されており、それら一対のOリング114、115は、導水孔112を導水シャフト111の軸方向に挟む位置に設けられ導水シャフト11の外周面に接触している。それらOリング114、115によって、配管110内の流水が、導水シャフト111との結合部から外部に漏れることが防止されている。導水シャフト111はOリング114、115に接触しつつ回転可能となっている。配管110は、導水シャフト111の外周面に装着された一対のCリング113によって導水シャフト111の軸方向の位置ズレが規制されて位置決めされている。
A pair of O-
サンギア39は、導水シャフト34と共に一体となって回転する。サンギア39の外周部には歯が形成され、また、円盤状の遊星ギア38の外周部にも歯が形成され、両ギア38、39の歯は互いに噛み合っている。また、遊星ギア38の歯は、アウターギア41の内周部に形成された歯とも噛み合っている。
The
遊星ギア38において外周側の部分には、円筒状の噴流ノズル11が貫通固定されている。噴流ノズル11の先端は、浴槽本体1の内部に臨み、噴出口26として機能する。モータ31の駆動により導水シャフト34が回転されると、噴流ノズル11(噴出口26)は遊星ギア38と共に、アウターギア41の内側でサンギア39を中心とした遊星運動を行う。
In the
噴流ノズル11は、ケーシング37内に設けられたフレキシブルホース43及び配管44を介して導水シャフト34内部の流路とつながっている。配管44と導水シャフト34とは、シール性を保ちつつ導水シャフト34の回転を可能にする構造で連結されている。その構造は、図4を参照して前述した構造と同じであり、配管44が図4における配管110に対応し、導水シャフト34が図4における導水シャフト111に対応する。
The
以上説明したように構成される本実施形態に係る噴流浴装置において、浴槽本体1近傍に設けられた図示しないコントローラのスイッチを入浴者が操作すると、ポンプ7が起動し、浴槽本体1に貯留された浴槽水が吸入口5から流路13内へと吸入される。この吸入された浴槽水は、ポンプ7にて加圧されて、流路14、配管42、導水シャフト34内部の流路、配管44およびフレキシブルホース43を介して、噴流ノズル11内に導入される。噴流ノズル11内に導入された加圧浴槽水は、噴出口26から、浴槽本体1に貯留された浴槽水中に噴出される。
In the jet bath apparatus according to the present embodiment configured as described above, when a bather operates a switch of a controller (not shown) provided near the
噴出口26は、導水シャフト34の駆動により、自転しつつサンギア39のまわりを公転する遊星運動を行い、噴出口26は、導水シャフト34に対して略垂直な面(導水シャフト34を中心とする円状の移動面)を周方向に移動しつつ径方向にも移動する。その移動中、移動面に対する噴流ノズル11の角度すなわち噴流噴出角度は一定であり、例えば90°である。
The
図5(a)、(b)に、噴出口26の移動軌跡例を示す。遊星ギア38の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比によって、移動軌跡は変わる。(a)は遊星ギア38の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比を20:47とした場合、(b)は遊星ギア38の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比を13:47とした場合の移動軌跡例をそれぞれ示す。(a)の場合には、移動範囲の中心付近に集中的に噴流を当てることができる。
FIGS. 5A and 5B show examples of movement trajectories of the
前述したように移動している噴出口26から噴出される噴流が、入浴者に対して衝突する噴流衝突部位の中心は、図6に例示されるように、第1の範囲aとこの第1の範囲aの周りを囲む第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する軌跡Lを描く。噴流衝突部位の中心は、曲率が一定な円や、直線的にジグザグする軌跡ではなく、曲率が変化する曲線を描く軌跡Lで移動する。
As shown in FIG. 6, the center of the jet collision site where the jet jetted from the
第1の範囲aは第1の円C1の円内であり、第2の範囲bは、第1の円C1と中心を共有し第1の円Cよりも直径が大きな第2の円C2の内側であって且つ第1の円C1の円内(第1の範囲a)を除く範囲である。 The first range a is within the circle of the first circle C1, and the second range b is the second circle C2 that shares the center with the first circle C1 and has a larger diameter than the first circle C. The range is inside and excludes the first circle C1 within the circle (first range a).
第1の範囲aは入浴者の例えば背中において噴流の衝突を受けて集中的に(局所的に)押されたい範囲(例えば直径20mmほどの円内)に対応し、噴流束の太さは人の指の太さ(特に親指太さ)に対応し、入浴者は噴流によって指圧マッサージを受けているような感じが得られる。 The first range a corresponds to a range (for example, in a circle having a diameter of about 20 mm) that is desired to be pressed intensively (locally) in response to a jet collision on the back of the bather, for example. The bather feels like receiving a shiatsu massage with a jet.
噴流衝突部位の移動軌跡Lは、曲率が一定な円状を描くのではなく、曲率が変化する曲線を描いて移動するので、前述した遊星歯車機構におけるギア比を適切に設定することで、人の指で押されるような指圧感を得るべく所望の狭い範囲(第1の範囲a)に局所的に集中して噴流を当てることができる。 The movement trajectory L of the jet collision site does not draw a circular shape with a constant curvature, but moves along a curve with a changing curvature. Therefore, by appropriately setting the gear ratio in the planetary gear mechanism described above, In order to obtain a finger pressure feeling that is pressed by a finger, it is possible to apply a jet stream locally concentrated in a desired narrow range (first range a).
図7に表すように、第1の円C1の半径をR1、第2の円の半径をR2、噴出口26の半径をRnとした場合、R2−R1<Rnとすれば、約2Rnの太さの噴流の一部が常に第1の範囲a内にあり、入浴者が噴流を当てたいと思う部位(第1の範囲a)に常に噴流が当たるため、その部位に集中的に噴流が当たることによる指圧感を得ることができ、また噴流を当てたいと思う部位に噴流が当たらずもどかしい思いをすることがない。
As shown in FIG. 7, when the radius of the first circle C1 is R1, the radius of the second circle is R2, and the radius of the
噴流は、同じ部位のみに受け続けると馴化したり、押されっぱなしとなるため、もまれる感じは受けにくい。しかし、本実施形態では、噴出口26は第1の円C1及び第2の円C2の周方向に移動しつつ径方向にも移動するため、入浴者に対する噴流衝突部位が、押したい部位(第1の範囲a)だけでなくその周囲(第2の範囲b)にも移動するので、第1の範囲aに押圧力が作用する感じと、その押圧力が解除される感じとを繰り返す実際の指圧マッサージに近いリズム感を実現でき、また、噴流衝突部位が曲率が変化する曲線を描く軌跡で移動することもあって、機械的でなく自然と指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感が得られる。このため、長時間入浴していても飽きがなくゆったりとリラックスできる。噴流をあまり広い範囲を移動させると、もみたい部位(第1の範囲a)になかなか噴流が到達しないため、第2の範囲bの最も外側を規定する第2の円C2の直径は30〜80(mm)程度が望ましい。
If the jet continues to be received only in the same part, it will become accustomed and will remain pressed, so it will be less likely to get stuck. However, in this embodiment, since the
指(特に一般的な指圧でよく用いられる親指)でマッサージされている感覚を実現するためには、直径5cm以上8cm以下の第2の円C2の円内を、1cm以上3cm以下の太さの噴流束で押しながら移動させるのが望ましい。1cm以上3cm以下の太さの噴流束を実現するべく、噴流ノズル11の噴出口26の直径は1cm以上3cm以下とするのがよい。
In order to realize the sensation of being massaged with a finger (especially a thumb often used for general acupressure), the second circle C2 having a diameter of 5 cm or more and 8 cm or less has a thickness of 1 cm or more and 3 cm or less. It is desirable to move while pushing with the jet flux. In order to realize a jet flux having a thickness of 1 cm or more and 3 cm or less, the diameter of the
また、指で押されたまま人体表面上を移動するような自然な指圧マッサージ感を得るためには、噴流衝突部位の移動速度を10〜50(cm/秒)とするのが望ましい。 In order to obtain a natural acupressure massage feeling that moves on the surface of the human body while being pressed by a finger, it is desirable that the moving speed of the jet collision site is 10 to 50 (cm / sec).
図8(a)は、噴流ノズル11及びその位置を移動させる機構を有する噴流装置の他の具体例を表す模式図である。この具体例においても噴流ノズル11の移動機構は遊星歯車機構であり、その遊星歯車機構の模式平面図を図8(b)に表す。
FIG. 8A is a schematic diagram showing another specific example of the jet apparatus having the
本具体例では、アウターギア41と、アウターギア41の半径よりも大きな直径の遊星ギア47を有する。遊星ギア47は、アウターギア41の内側で自転しつつアウターギア41の中心のまわりを公転運動する。
In this specific example, an
アウターギア41は円形リング状に形成され、その内周部に歯が形成されている。アウターギア41はケーシング37に対して保持され、ケーシング37は短辺側浴槽壁4aに保持されている。したがって、アウターギア41は静止体に対して固定され回転しない。
The
ケーシング37内には、軸受35を介して導水シャフト34が通され、その導水シャフト34の先端は、ケーシング37内に設けられた円盤状の回転体45に結合されている。導水シャフト34は、軸受35に回転可能に支持され、ケーシング37の外部でギア33、32を介してモータ31に連結されている。
A
導水シャフト34の内部は中空にされ、配管42を介して導入される流水の流路が形成されている。配管42と導水シャフト34とは、シール性を保ちつつ導水シャフト34の回転を可能にする構造で連結されている。この構造は、図4を参照して前述した構造と同様であり、配管42が図4における配管110に対応し、導水シャフト34が図4における導水シャフト111に対応する。
The inside of the
回転値45の内部には、導水シャフト34内部の流路と連通した流路が形成されている。回転体45の外周側部分には、導水シャフト34に対して略平行に延在した導水シャフト46が設けられている。導水シャフト46の内部は中空にされ、回転体45内部の流路と連通した流路が形成されている。
Inside the
導水シャフト46は、回転体45に対してシール性を保ちつつ導水シャフト46の回転を可能にする構造で連結されている。その構造は、図4を参照して前述した構造と同様であり、内部に流路が形成された回転体45は図4における配管110に対応し、導水シャフト46は図4における導水シャフト111に対応する。
The
モータ31の駆動により導水シャフト34が回転されると、導水シャフト34と一体に回転体45が回転する。導水シャフト46は、回転体45の回転に伴って、導水シャフト34を中心とした円を描く軌跡でもって回転移動する。導水シャフト46において遊星ギア47側に突出した先端は遊星ギア47に結合、遊星ギア47は、導水シャフト46の軸中心まわりの回転により自転可能となっている。
When the
遊星ギア47の外周部には歯が形成され、その歯はアウターギア41の内周部に形成された歯と噛み合っている。遊星ギア47において外周部側の部分には、円筒状の噴流ノズル11が貫通固定されている。噴流ノズル11の先端は、浴槽本体1の内部に臨み、噴出口26として機能する。
Teeth are formed on the outer peripheral portion of the
噴流ノズル11は、配管48を介して導水シャフト46内部の流路とつながっている。導水シャフト46、配管48、噴流ノズル11および遊星ギア47は一体に構成されている。
The
モータ31の駆動により導水シャフト34及び回転体45が回転されると、導水シャフト46は導水シャフト34を中心に円を描く軌跡で移動し、これにより、噴出口26は遊星ギア47と共に、アウターギア41の内側で遊星運動を行う。すなわち、噴出口26は導水シャフト34に対して略垂直な面(円状の移動面)を周方向に移動しつつ径方向にも移動する。このとき、その移動面に対する噴流ノズル11の角度すなわち噴流噴出角度は一定(例えば90°)である。
When the
図5(c)、(d)に、図8の実施形態の場合における噴出口26の移動軌跡例を示す。遊星ギア47の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比によって、移動軌跡は変わる。(c)は遊星ギア47の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比を42:47とした場合、(d)は遊星ギア47の歯数(半径)とアウターギア41の歯数(半径)との比を24:47とした場合の移動軌跡例をそれぞれ示す。(d)の場合には、移動範囲の中心付近に集中的に噴流を当てることができる。
FIGS. 5C and 5D show examples of movement trajectories of the
そのように移動している噴出口26から噴出される噴流が、入浴者に対して衝突する噴流衝突部位の中心は、図9に例示されるように、第1の範囲aとこの第1の範囲aの周りを囲む第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する軌跡Lを描く。噴流衝突部位の中心は、曲率が一定な円や、直線的にジグザグする軌跡ではなく、曲率が変化する曲線を描く軌跡Lで移動する。
As illustrated in FIG. 9, the center of the jet collision portion where the jet ejected from the
第1の範囲aは、第1の円C1の円内であり、第2の範囲bは、第1の円C1と中心を共有し第1の円C1よりも直径が大きな第2の円C2の内側であって且つ第1の円C1の円内(第1の範囲a)を除く範囲である。 The first range a is within the circle of the first circle C1, and the second range b is a second circle C2 that shares the center with the first circle C1 and has a larger diameter than the first circle C1. Of the first circle C1 and excluding the inside of the first circle C1 (first range a).
第1の範囲aは入浴者の例えば背中において噴流の衝突を受けて集中的に(局所的に)押されたい範囲(例えば直径20mmほどの円内)に対応し、噴流束の太さは人の指の太さ(特に親指太さ)に対応し、入浴者は噴流によって指圧マッサージを受けているような感じが得られる。 The first range a corresponds to a range (for example, in a circle having a diameter of about 20 mm) that is desired to be pressed intensively (locally) in response to a jet collision on the back of the bather, for example. The bather feels like receiving a shiatsu massage with a jet.
噴流衝突部位の移動軌跡は、曲率が一定な円状を描くのではなく、曲率が変化する曲線を描いて移動するので、遊星歯車機構におけるギア比を適切に設定することで、人の指で押されるような指圧感を得るべく所望の狭い範囲(第1の範囲a)に局所的に集中して噴流を当てることができる。 The movement trajectory of the jet collision site does not draw a circular shape with a constant curvature, but moves along a curve with a changing curvature, so by setting the gear ratio in the planetary gear mechanism appropriately, In order to obtain a feeling of finger pressure such as being pressed, it is possible to concentrate the jet locally on a desired narrow range (first range a).
また、噴出口26は第1の円C1及び第2の円C2の周方向に移動しつつ径方向にも移動するため、入浴者に対する噴流衝突部位が、押したい部位(第1の範囲a)だけでなくその周囲(第2の範囲b)にも移動するので、第1の範囲aに押圧力が作用する感じと、その押圧力が解除される感じとを繰り返す実際の指圧マッサージに近いリズム感を実現でき、また、噴流衝突部位が曲率が変化する曲線を描く軌跡で移動することもあって、機械的でなく自然と指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感が得られる。このため、長時間入浴していても飽きがなくゆったりとリラックスできる。
Moreover, since the
図10に示すように、噴流衝突部位の中心の軌跡Lが、第2の範囲bのみを移動して第1の範囲a内に入らない場合には、噴流を当てたい部位に当てることができない。また、噴流が第1の範囲aだけに当たると、人が指で押しながら人体表面上を移動させる自然な指圧マッサージ感が得られず、また同じ部位が押されっぱなしにされることによる馴化をまねく。したがって、噴流衝突部位の中心が、第1の範囲aと第2の範囲bとを繰り返して移動する軌跡を描くように適切な設計が必要である。 As shown in FIG. 10, when the locus L of the center of the jet collision part moves only in the second range b and does not fall within the first range a, it cannot hit the part to which the jet is to be applied. . Also, if the jet hits only the first range a, a natural acupressure massage feeling that the person moves on the surface of the human body while pressing with a finger is not obtained, and habituation by the same part being left pressed Much. Accordingly, it is necessary to design appropriately so that the center of the jet collision site draws a trajectory that repeatedly moves in the first range a and the second range b.
図11に示すように、遊星ギア38の半径r1がアウターリング41の半径r2の半分以下(r1≦(r2/2))の場合、第1の円C1、第2の円C2およびアウターリング41の中心を一致させ、第1の円C1の半径をR1、第2の円C2の半径をR2、遊星ギア38の中心と噴出口26の中心との間の距離をrdとすると、噴流衝突部位の中心の軌跡が第1の範囲aと第2の範囲bとを繰り返して往き来する条件は、R1>r2−(r1+rd)となる。
As shown in FIG. 11, when the radius r1 of the
図12に示すように、遊星ギア47の半径r1がアウターリング41の半径r2の半分より大きい(r1>(r2/2))場合、第1の円C1、第2の円C2およびアウターリング41の中心を一致させ、第1の円C1の半径をR1、第2の円C2の半径をR2、遊星ギア47の中心と噴出口26の中心との間の距離をrdとすると、噴流衝突部位の中心の軌跡が第1の範囲aと第2の範囲bとを繰り返して往き来する条件は、R1>rd−(r2+r1)となる。
As shown in FIG. 12, when the radius r1 of the
前述した構成において、遊星ギアに複数のノズルを設け、第1の範囲aおよび第2の範囲bに複数本の噴流束を当てることも可能であるが、狭い部位を複数本の噴流束で押されるよりも単一(1本)の噴流束で押される方が、押されている点を入浴者が認知しやすく押圧点が人体表面上を移動する感じを得ることができ、自然な指圧感を感じやすい。すなわち、人体の皮膚は、互いに接近した複数部位への同時刺激よりも、1部位への刺激の方が刺激の変化をより感じやすく、例えば背中の2点に刺激を与える場合それら部位が40(mm)以上離れていた方が2点に別の刺激があることを感じやすい。そこで、背側(短辺側浴槽壁4a)に複数の噴流ノズル11を設ける場合には、それら2つの噴流ノズル11は少なくとも50(mm)以上、好ましくは100(mm)以上離して設けるのが好ましい。
In the configuration described above, it is possible to provide a plurality of nozzles on the planetary gear and apply a plurality of jet fluxes to the first range a and the second range b, but a narrow portion is pushed by a plurality of jet fluxes. It is easier for the bather to recognize the point being pressed and the feeling that the pressing point moves on the surface of the human body than when pressed with a single (one) jet flux. Easy to feel. That is, in the human skin, it is easier to feel a change in stimulation by stimulating one part than by simultaneous stimulation to a plurality of parts that are close to each other. mm) It is easier to feel that there is another stimulus at two points if they are separated by more than. Therefore, when a plurality of
また、人体が気泡入り噴流を受けた場合、噴流が衝突していると感じる部位とそうでない部位との境界は、複数点における気泡の衝突感および浮力による気泡の上昇によりあいまいとなり、人体表面での水流の移動を明瞭に感じることは難しかった。そのため、水流で押されたまま人体表面上を移動する感じは受けられず、指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感を得にくい。 In addition, when the human body receives a jet with bubbles, the boundary between the part that the jet feels and the part that does not collide is ambiguous due to the collision of the bubbles at multiple points and the rising of the bubbles due to buoyancy. It was difficult to feel the movement of the water flow clearly. Therefore, the feeling of moving on the surface of the human body while being pressed by a water flow is not received, and it is difficult to obtain a feeling of shiatsu massage that moves on the surface of the human body while being pressed by a finger.
したがって、噴流に気泡を混入しないことで、気泡の影響を受けずに、人体表面での水流の移動を明瞭に感じることができ、水流で押されたまま人体表面上を移動する感じ、すなわち指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感を得ることができる。なお、直径が数十(μm)以下の気泡(マイクロバブル、ナノバブル等)は噴流に含まれてもよい。そのような直径が数十(μm)以下の気泡が噴流に含まれたとしても人体表面での水流の移動を明瞭に感じることができる。 Therefore, by not mixing bubbles in the jet, the movement of the water flow on the surface of the human body can be clearly felt without being affected by the bubbles, and the feeling of moving on the surface of the human body while being pushed by the water flow, that is, the finger A shiatsu massage feeling that moves on the surface of the human body while being pressed can be obtained. Note that bubbles (microbubbles, nanobubbles, etc.) having a diameter of several tens (μm) or less may be included in the jet. Even if such bubbles having a diameter of several tens (μm) or less are included in the jet, the movement of the water flow on the surface of the human body can be clearly felt.
図3、8に表される前述した実施形態において、噴出ノズル11の延在方向は回転軸である導水シャフト34に対して略平行であり、噴出ノズル11(噴出口26)の移動面に対して噴流噴出角度が一定(約90°)である。すなわち、遊星ギアの回転に伴って噴出口26は位置を移動させていくが、噴流噴出方向は一定(噴出口26の移動面に対して略垂直方向)であり、ノズル先端と入浴者との間の距離が変動しても人体表面上における噴流衝突範囲は大きく変わらず、ほぼ同一範囲に安定して噴流を当てることができるため、ノズル先端と入浴者との間の距離の影響を受けることなく所望の指圧マッサージ感を安定して得やすい。
In the above-described embodiment shown in FIGS. 3 and 8, the extending direction of the
ここで、図2に表されるように、入浴者が短辺側浴槽壁4aに背をもたれて、くつろいで入浴する場合、臀部を短辺側浴槽壁4aからやや離れた位置に置き、図示しない浴槽用枕等に頭部をのせたり、首、肩あるいは背の一部を短辺側浴槽壁4aに接触させた入浴姿勢をとることから、入浴者の上半身は自然と短辺側浴槽壁4aに対して傾斜し、噴流ノズル11が設置されている高さ(本実施の形態では底面より230mm)では、短辺側浴槽壁4aと入浴者との間には概ね30〜100(mm)程度の隙間が生じる。また、一方で、噴流ノズル11は互いに着脱自在な少なくとも2つ以上の複数のノズル構成部品からなり、これら複数のノズル構成部品によって、短辺側浴槽壁4aに開口する穴部に、例えばフランジ等の接続手段を用いて、短辺側浴槽壁4aを挟み込むようにして保持されるから、噴流ノズル11の先端つまり、噴出口26は、短辺側浴槽壁4aに対して、概ね5〜10(mm)浴槽内部に位置する。
Here, as shown in FIG. 2, when the bather sits back on the short
すなわち、噴流ノズル11を短辺側浴槽壁4aに配置することで、噴出口26から人体までの距離は概ね20〜95(mm)程度となり、短辺側浴槽壁4aに背をもたれた入浴者の身体の一部に的確に噴流を当てることができ、十分な指圧感を与えることができる。
That is, by disposing the
特に噴流に気泡を混入しない場合にはやわらかい刺激となり、直線的な強い刺激を与える気泡入り噴流の場合に比べて、入浴者は噴出口26に近づきやすく、場合によっては噴出口26を背中で塞いでしまうことが起こり得る。
In particular, when bubbles are not mixed in the jet, it becomes a soft stimulus, and the bather is more likely to approach the
そこで、噴流ノズル11の先端部を、図2に表すように、噴流ノズル11が取り付けられた短辺側浴槽壁4aの内面より浴槽内方に例えば10(mm)出っ張らせれば、入浴者がその背をぴったり短辺側浴槽壁4aの内面に沿わせた場合には、噴流ノズル11の出張部11aが背に当たり不快に感じるため、入浴者は自然と背を短辺側浴槽壁4aから離す姿勢をとることになり、噴出口26が入浴者の背で塞がれてしまうのを防ぐことができる。
Therefore, as shown in FIG. 2, if the tip of the
噴流ノズル11先端部の、浴槽壁内面からの出っ張り長さが(5mm)以下では入浴者が感触として噴流ノズル11の出っ張りを感じにくく、また、出っ張り長さが30(mm)以上ではその出っ張った部分が入浴中に邪魔となり、またデザイン性も損ねる。したがって、噴流ノズル11先端部の、浴槽壁内面からの出っ張り長さは5〜30(mm)の間に設定するのが望ましい。
When the protruding length of the tip of the
前述した具体例では、入浴者に対する噴流衝突部位の中心が、曲率が変化する曲線を描きながら第1の範囲aと第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する軌跡を実現するために、噴出口26を遊星運動させる構造を採用したが、これに限らず、噴流噴出角度(噴出方向)を変化させることでも前記軌跡は実現可能である。
In the specific example described above, in order to realize a trajectory in which the center of the jet collision portion with respect to the bather moves continuously and repeatedly between the first range a and the second range b while drawing a curve whose curvature changes. The structure in which the
噴流噴出角度を変化させる構成の一例として、図13に示すように、噴流ノズル60を2軸ステージ53と連結させて揺動させる構成が挙げられる。
As an example of the configuration for changing the jetting jet angle, there is a configuration in which the
噴流ノズル60は、直交する2軸方向(例えば、図13において上下方向と、紙面を貫く方向)に揺動可能に支持体51に保持され、その揺動を許容すべく可撓性を有するフレキシブルホース52を介して加圧浴槽水の供給流路に接続されている。噴流ノズル60においてフレキシブルホース52との接続部近傍の部分がシャフト56を介して2軸ステージ53に連結され、2軸ステージ53が前述した2軸方向に移動することで、噴流ノズル60は支持体51に保持された部分を中心に2軸方向に揺動する。
The
2軸ステージ53を、図14に例示するように曲率が変化しつつ楕円状の曲線を描く軌跡でもって移動させると、前述した揺動機構により噴流ノズル60吐出先端軌跡も図14に示すような軌跡でもって移動し、これに伴い噴出口26からの噴流噴出方向が連続的に変化する。
When the
そのような挙動をする噴出口26から噴出される噴流が、入浴者に対して衝突する噴流衝突部位の中心は、図14に例示されるように楕円状の曲線を描く軌跡でもって、前述した第1の範囲aと第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する。
The center of the jet collision part where the jet ejected from the
この具体例においても、入浴者に対する噴流衝突部位が、押したい部位(第1の範囲a)だけでなくその周囲(第2の範囲b)にも移動するので、第1の範囲aに押圧力が作用する感じと、その押圧力が解除される感じとを繰り返す実際の指圧マッサージに近いリズム感を実現でき、また、噴流衝突部位が曲率が変化する曲線を描く軌跡で移動することもあって、機械的でなく自然と指で押されたまま人体表面上を移動するような指圧マッサージ感が得られる。 Also in this specific example, the jet collision part with respect to the bather moves not only to the part to be pushed (first range a) but also to the surrounding area (second range b). A rhythmic feeling that is similar to an actual acupressure massage that repeats the feeling that the pressure acts and the feeling that the pressing force is released, and the jet collision part may move along a trajectory that draws a curved curve It provides a feeling of acupressure massage that moves on the surface of the human body while being pressed naturally with fingers rather than mechanically.
また、実際に人が指圧マッサージをする場合においては、人体表面に対して荷重を加えながら、その荷重位置を移動させるため、人体表面に対する荷重作用方向は概ね人体表面に対して斜め方向となる。本具体例のように噴流噴出角度を変えることで、人体表面に対して斜めに噴流束を当てつつ噴流衝突点を移動させることができ、実際に人の指で押される感じに近い指圧マッサージ感覚を得やすい。 In addition, when a person actually performs acupressure massage, since the load position is moved while applying a load to the human body surface, the load acting direction on the human body surface is substantially oblique to the human body surface. By changing the jet jet angle as in this specific example, the jet collision point can be moved while applying a jet bundle obliquely to the human body surface, and a shiatsu massage sensation close to the feeling of being actually pressed by a human finger Easy to get.
図15は、噴流噴出角度を変化させる構成の他の具体例を示す。 FIG. 15 shows another specific example of the configuration for changing the jetting jet angle.
この噴流装置は、筒体64と、円盤状の回転体71と、封止体72とによって囲まれたチャンバー66を有し、チャンバー66内は、配管65を介して加圧浴槽水の供給流路につながっている。
This jet flow device has a
チャンバー66内には、軸受シール63を介して内部の水密性を確保しつつ回転軸62が通され、その回転軸62は回転体71の中心に結合されている。回転軸62は、軸受シール63に回転可能に支持され、回転軸62の他端側はチャンバー66の外部でモータ61に連結されている。
A
噴流ノズル70は回転体71の外周部側に設けられ、噴出口26が形成された先端側はチャンバー66の反対側に突出している。噴流ノズル70は、その根元部67を支点に揺動自在に設けられている。噴流ノズル70は、ワイヤまたはロッド等の連結部材68を介して、電動モータまたは流体圧駆動のアクチュエータ等の駆動装置69と連結されている。駆動装置69は、回転体71に対して保持されている。
The
駆動装置69の駆動により連結部材68が伸縮駆動されると、その連結部材68を介して噴流ノズル70が駆動装置69側に引き寄せられたり遠ざけられることで、噴流ノズル70は根元部67を支点に揺動する。
When the connecting
また、モータ61の駆動により回転体71が回転されると、噴出口26は回転軸62に対して略垂直な面(円状の移動面)を、円を描くように周方向に移動する。この移動中に、前述した揺動機構により移動面に対する噴流噴出角度を変化させる。
Further, when the
そのような挙動をする噴出口26から噴出される噴流が、入浴者に対して衝突する噴流衝突部位の中心は、曲率が変化する曲線を描く軌跡でもって、前述した第1の範囲aと第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する。
The center of the jet collision site where the jet ejected from the
噴出角度(噴出方向)を変化させる場合、図3、8に示す構成のように噴出角度(噴出方向)が一定の場合に比べて、噴流ノズルと人体との間の距離の変動によって、噴流が人体に当たる範囲(衝突範囲)が変わりやすく所望の指圧感を得られない場合がある。そこで、噴流ノズルと入浴者との距離を計測し、その距離に応じて噴流噴出角度を適切に設定することで、噴流噴出角度を変化させる場合でも、所望の指圧感を確実に安定して得ることが可能となる。 When the ejection angle (ejection direction) is changed, the jet flow is caused by a variation in the distance between the jet nozzle and the human body as compared with the case where the ejection angle (ejection direction) is constant as in the configuration shown in FIGS. There is a case where a range of hitting the human body (collision range) is easily changed and a desired acupressure feeling cannot be obtained. Therefore, by measuring the distance between the jet nozzle and the bather and appropriately setting the jet jet angle according to the distance, even when the jet jet angle is changed, the desired acupressure feeling is reliably and stably obtained. It becomes possible.
図16は、距離計測手段と噴出角度設定手段を設けた噴流浴装置を示す。
噴流ノズル11が設けられた短辺側浴槽壁4aにおいて噴流ノズル11の近くに、例えばレーザー距離計、超音波距離計、赤外線距離計等の距離計測手段75が設けられている。
FIG. 16 shows a jet bath apparatus provided with a distance measuring means and a jet angle setting means.
A distance measuring means 75 such as a laser distance meter, an ultrasonic distance meter, an infrared distance meter, or the like is provided near the
浴槽本体1の外側には、コントローラ76とノズル角度可変装置77を有する噴出角度設定手段が設けられている。コントローラ76には、距離計測手段75によって計測された距離データが入力し、その距離データに応じて、コントローラ76はノズル角度可変装置77を駆動する。ノズル角度可変装置77は、例えば電動モータ、流体圧駆動のアクチュエータ等であり、噴流ノズル11を動かして噴流噴出角度(噴流噴出方向)を変える。
A jet angle setting means having a
短辺側浴槽壁4aの内面(噴流ノズル11の噴出口)と、入浴者との間の距離(浴槽本体1の底面に対して略平行な方向の距離)をXとすると、この距離Xは距離計測手段75の計測によって得られる。
If the distance between the inner surface of the short
噴出口と入浴者との間を結ぶ、浴槽本体1の底面に対して略平行な線(長さX)を基準とした場合の噴出角度は図16においてθで表せる。噴流衝突部位の人体表面上での移動範囲を表す前述した第1の範囲、第2の範囲は、(X×tanθ)の大きさによって規定される。θ0<θmとして、第1の範囲を規定する円の半径(X×tanθ0)、第2の範囲を規定する(X×tanθm)における噴出角度θ0、θmを距離Xに応じて適切に設定することで、距離Xが変動しても、噴流束を人体表面上における所望の範囲(第1の範囲、第2の範囲)を移動させつつ当てることができ、人の指で押されたまま人体表面上を移動するような自然な指圧マッサージ感を確実に得ることができる。
The jet angle when a line (length X) that is substantially parallel to the bottom surface of the
また、図2に示すように、噴流ノズル11の先端側の部分を浴槽壁4aの内面から浴槽内に出っ張らせて、その出張部11aの出っ張り長さを適切に設定することで、噴出口26と人体との間の距離を所望の距離(例えば30〜80(mm))に自然とさせることができ、人の指で押されたまま人体表面上を移動するような自然な指圧マッサージ感を得ることができる。この具体例では、噴流ノズル11の出張部11aが、姿勢規制手段として機能する。
Further, as shown in FIG. 2, the portion on the front end side of the
入浴者の姿勢を規制する姿勢規制手段としては、噴流ノズル11の出張部11aに限らない。例えば、図17に示すように、噴流ノズル11が取り付けられた短辺側浴槽壁4aの上部(噴流ノズル11取付位置よりも上方の部分)に、浴槽内方に向けて出っ張った枕101や背当て102を設けることで入浴者を所望の姿勢に規制して、噴出口26と、入浴者の背または腰との間に所望の間隔が自然と形成され、噴出口26が塞がれることを防いだり、指圧感を得るのに適切な距離を保つことができる。
The posture regulating means for regulating the bather's posture is not limited to the
また、図18は、姿勢規制手段のさらに他の具体例を表す模式図である。 FIG. 18 is a schematic diagram showing still another specific example of the posture regulating means.
この具体例では、噴流ノズル11が設けられた一方の短辺側浴槽壁4aにおける噴流ノズル11設置部位よりも上方に、下方(浴槽底部)に向かうほど対向する他方の短辺側浴槽壁4bとの距離が短くなるよう傾斜した傾斜面104を姿勢規制手段として設けている。入浴者がその傾斜面104に背を沿わせてもたれることで、自然と、噴流ノズル11先端と入浴者との間に隙間が生じ、噴出口26が塞がれることを防いだり、指圧感を得るのに適切な距離を保つことができる。
In this specific example, the other short-
本発明者等の検討によれば、傾斜面104の下端を噴出口26の中心から50(mm)ほどの高さに位置させ、その下端を通る鉛直線Zに対して角度θ=10〜15°ほど傾斜面104を浴槽壁4aの外側に傾倒させた場合、入浴者が背中を傾斜面104に沿わせてもたれると、噴流ノズル11先端と、入浴者の背中との間隔を20〜95(mm)とすることができるとの知見が得られた。なお、傾斜面104は平坦面であることに限らず曲面状であってもよい。
According to the study by the present inventors, the lower end of the
図19は、噴流噴出角度を一定に保った状態で、2軸ステージ53を用いて噴流ノズル80(噴出口26)を移動させることで、図14に例示される移動軌跡を実現する構成を示す。
FIG. 19 shows a configuration for realizing the movement trajectory illustrated in FIG. 14 by moving the jet nozzle 80 (jet port 26) using the
浴槽壁4aに保持されたケーシング85の内部に2軸ステージ53が設けられ、その2軸ステージ53に対してシャフト54及び配管83を介して噴流ノズル80が連結されている。配管83の先端に噴流ノズル80が設けられ、その噴出口26は浴槽内部に臨んでいる。配管83の他端側はフレキシブルホース82に接続され、フレキシブルホース82は、前述したポンプ7から送られる加圧浴槽水の導水管81に接続されている。
A
噴流ノズル80と配管83は、2軸ステージ53と一体となってケーシング85内を移動され、この移動を許容するため、噴流ノズル80及び配管83は、フレキシブルホース82を介してケーシング85外部に設けられた導水管81に接続されている。噴流ノズル80の移動面に対する角度すなわち噴流噴出角度θは、一定に保たれる。
The
図19において横方向から見た2軸ステージ53の移動軌跡は、図14に例示するように楕円状の曲線を描く軌跡であり、したがって、噴出口26も図14に示す軌跡でもって移動する。この結果、その噴出口26から噴出される噴流が入浴者に対して衝突する噴流衝突部位の中心は、図14に示す軌跡でもって、前述した実施形態と同様に第1の範囲aと第2の範囲bとを連続的に繰り返して移動する。
In FIG. 19, the trajectory of the
1…浴槽本体、5…吸入口、7…加圧装置(ポンプ)、11…噴流ノズル、26…噴出口、11a,101,102,104…姿勢規制手段
DESCRIPTION OF
Claims (13)
前記吸入口から浴槽水を吸入し加圧する加圧装置と、
前記加圧装置から送られる浴槽水を前記浴槽本体に貯留された浴槽水中に噴出させる噴出口を有する噴流ノズルと、を備え、
前記噴流ノズルは、入浴者に対する噴流衝突部位の中心が、曲率が変化する曲線を描きながら第1の範囲と前記第1の範囲の周りを囲む第2の範囲とを連続的に繰り返して移動する軌跡を描くように噴流を噴出することを特徴とする噴流浴装置。 A bathtub body having a bath water inlet formed in the bathtub wall;
A pressurizing device for sucking and pressurizing bath water from the suction port;
A jet nozzle having a jet outlet for jetting the bathtub water sent from the pressurizing apparatus into the bathtub water stored in the bathtub body;
The jet nozzle moves the first range and the second range surrounding the first range in a repeated manner while the center of the jet collision portion with respect to the bather draws a curve with a changing curvature. A jet bath apparatus characterized by jetting a jet to draw a trajectory.
前記第2の範囲は、前記第1の円と中心を共有し前記第1の円よりも直径が大きな第2の円の内側であって且つ前記第1の円の円内を除く範囲であることを特徴とする請求項1記載の噴流浴装置。 The first range is within a circle of a first circle;
The second range is a range that is inside the second circle that shares the center with the first circle and has a larger diameter than the first circle, and excludes the inside of the circle of the first circle. The jet bath apparatus according to claim 1.
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