JP4834133B2 - 電気通信 - Google Patents

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Description

本発明は、第1のパケット交換データネットワークの第1のゲートウェイノードが、第1のネットワークでサービスを提供される移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへトンネルされたデータパケットを転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にする装置および方法に関し、そのゲートウェイノードはデータパケットを移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへそれぞれ転送する複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、その選択はゲートウェイノードにより受信されるデータパケットに関連するパケットデータプロトコルアドレスを複数のチャンネルに関連する1以上のデータパケットフィルタへマップすることにより行われる。
特に本発明は外部IPネットワークの対応ノード(CN)によりGPRSネットワーク中の移動体ノード(MN)へ送信されるデータパケットを転送するための適切なパケットデータプロトコル(PDP)コンテキストを2Gまたは3Gの一般的なパケット無線サービス(GPRS)ネットワークの一般的なパケット無線サービスゲートウェイサポートノード(GGSN)が選択することを可能にする装置および方法に関し、MNのマクロの移動性は移動体インターネットプロトコルを使用してサポートされ、MNはホームネットワーク(HN)から離れており、データパケットはMNのホームアドレスにアドレスされ、そのHN中のMNのホームエージェントによりトンネルされる。
移動通信(GSM)標準方式のためのグローバルシステムに準じるような通常の2G移動体ネットワークは回路交換音声およびデータサービスをユーザの移動局(MS)に提供する一方で、パケット交換移動体ネットワークを配備するために移動体電気通信産業に大きな勢いが存在する。パケット交換移動体ネットワークはネットワークおよび無線リソース効率に関して大きな利点を有し、またさらに進歩したユーザサービスの提供を可能にする。固定および移動体電気通信ネットワークの集中により、固定したネットワークで広く普及しているインターネットプロトコル(IP)は移動体パケットネットワークのパケット経路設定機構として自然な選択肢である。現在のIPバージョン4(IPv4)は固定したネットワークドメインで広く普及して使用されている。しかしながら、非常に増加したアドレススペース、より効率的な経路設定、より大きなスケール能力、改良されたセキュリティ、サービス品質(QoS)の統合、マルチキャストのサポート、その他の特性に関して特にIPv4よりも良好に認識された利点を提供するIPバージョン6(IPv6)に徐々に移行することが予測されている。
現在配備されている移動体パケット交換サービスの特別な例は2G GSMネットワークと3G ユニバーサル移動体電気通信システム(UMTS)ネットワーク(以後GPRSネットワークと呼ぶ)との両者で実行されているような一般的なパケット無線サービス(GPRS)を含んでいる。無線構内網(wLAN)のような非GPRS無線アクセス技術はホットスポット(会議場、空港、展覧会場等)のような幾つかの区域でローカルなブロードバンドサービスアクセスに対するフレキシブルで価格が効率的な補足手段を提供することも予測されている。したがって移動体ネットワークのオペレータはGPRSと非GPRSネットワークまたはサブネットワークとの間の移動局のローミングをサポートすることを望んでいる。
最初から移動体ネットワークとして設計されているGPRSは、(GPRSネットワーク内のMSに対して)組込みの移動管理手段と、(GPRSネットワーク間のMRのローミングに対する)ローミング機能を有しているが、通常IPユーザ端末の移動性をサポートするためにインターネットエンジニアリングタスクフォース(IETF)でも作業が行われている。結局、IETFは移動体IP(MIP)プロトコルを開発している。MIPは移動局(またはMIPの用語では移動ノード(MN))が異なるサブネットの接頭辞(マクロ−移動性)を有するIPネットワーク間で移動するとき、移動性をサポートするように設計されている。例えばMIPはGPRSネットワークと、wLANネットワークのような非GPRSネットワークとの間の移動性をサポートするのに使用されることができる。移動体のIPはWCDMAのよりソフト/ソフトハンドオーバーのようなアクセス技術特定層2の機構により典型的に管理されているネットワークまたはサブネットワーク(ミクロ−移動性)内の移動性管理に使用されることは期待されない。
IPの2つのバージョンに対応する2つのバージョンのMIPが存在する。MIPバージョン4(MIPv4)はIPバージョン4(IPv4)アドレスに対してIPアドレス移動性を与えるように設計されており、一方、新しいMIPバージョン6(MIPv6)MIPはIPバージョン6(IPv6)アドレスに対するIPアドレス移動性を与えるように設計されている。MIPv4はIETFウェブサイトhttp://www.ietf.org/rfc/rfc2000.txt?number=2002で利用可能なIETFリクエスト・フォー・コメント(RFC)2002に記載されている。インターネット草案MIPv6はIETFウェブサイト、http://search.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-mobileip-ipv6-18.txtで利用可能であり、draft-ietf-mobileip-ipv6-18.txtとして参照されるIETFインターネット草案“Mobility Support in IPv6”に記載されている。
MIPv4移動体管理が図1に示されている。MN40はそのホームネットワーク(HN)42中でホームIPアドレス(HAddr)を割当てられている。HNの経路設定手順はMNがHN内にあるときはいつでも対応ノード(CN)46から送信されたIPパケットがMNに到達することを確実にする。しかしながら、MNが外部のネットワーク(FN)44にローミングするとき、そのHAddrにアドレスされるIPパケットはFN中の新しい位置に経路設定される必要がある。MIPv4では、ホームエージェント(HA)として知られているHNのルータ48はこれが常にホームから離れているときMNの代わりにパケット転送サービスとして作用するために使用される。(FA−CoAモードとして知られている)MIPv4の第1の動作モードでは、FNに到着するとき、MNは外部のエージェント(FA)として知られているFNのルータ50によりアドレスのケア(CoA)を割当てられる。IPv4アドレススペースの知覚される限定により、2以上のMNが同一のCoAを共有することが考慮される。CoAの割当て後、FA50はCoAを登録するために結合の更新をHAへ送信する。その後、CNがパケットをそのHNのMNのHAddrに送信するとき(ケース1)、パケットはHAによりインターセプトされ、CoAを基礎としてトンネル52を介してFN中のFAへトンネルする。
トンネル動作はそのソースおよび目的地アドレスとしてトンネルの開始および終了地点を示す新しいヘッダを有する第2のデータパケットのペイロードとして(ヘッダおよびペイロードを有する)第1のデータパケットをカプセル化し、正常であるとして第2のデータパケットをトンネルの終点へ転送し、ここで第1のパケットを得るためにカプセルを解除されるステップを含んでいる。カプセルの解除後、トンネルの終点、即ちFAはFN中で経路設定手順を使用してもとのパケットをMNへ経路設定する。MIPでは、トンネル動作はIETFリクエスト・フォー・コメント(RFC)2003を使用してIPカプセル化のIPを含んでいる。したがって、MIPv4では、IPv4パケットは別のIPv4パケット内でそれをカプセル化することによりトンネルされる。
MIPv4の随意選択的な手順として、MNはそのCoAを登録するために結合の更新をCNへ送信することができる。その後、CNはパケットをHAddrを介して間接的にではなく、直接的にその現在のCoAのMNへアドレスし(ケース2)、これらのパケットはその後、FN中のFAにより受信され、FNの経路設定手順を使用してMNに経路設定される。これは通常はCNとFAとの間の効率的な経路設定パス上にはないHAを介する潜在的に非効率的な三角形の経路設定を防止するのでルート最適化として知られている。
(CoCoAモードとして知られている)MIPv4の第2の随意選択的な動作モードでは、それらのホームネットワークから離れたMNによるCoAの共有はなく、FAは使用されない。MNは標準的なダイナミックIPアドレス割当て手順を使用して−例えばダイナミックホスト制御プロトコル(DHCP)を使用して同一場所に位置されているCoA(CoCoA)として知られている特有のCoAを割当てられる。この動作モードにおいて、MNはそれ自体、新しく割当てられたCoCoAを登録するために結合の更新をそのHAへ送信しなければならない。その後、CNにより送信されそのHAddrでMNにアドレスされるパケットはHAから直接MNへトンネルされる。FA−CoAモードに関して、CoCoAモードの随意選択的な手順として、MNはまたCoCoAを登録するために結合の更新をCNへ送信することができる。その後、パケットはCNにより直接そのCoCoAのMNに送信されることができる。
MIPv6移動性管理が図2に示されている。MIPv6とMIPv4の2つの大きな違いを以下説明する。第1に、IPv6では非常に増加されたアドレススペースのために、FN中のMNに割当てられたCoAsは共有されることがない(即ちこれらはMIPv4の随意選択的なCoCoAに対応する)。第2に、結果として、FN中にFAを配備する必要はない。図2を参照すると、MIPv6により、MN40がそのHN42からFN44に移動するとき、これは特有のCoAを割当てられ、CoAを登録するために結合の更新をそのHNのHA48へ送信する。HAddrにアドレスされるCN46からのパケットはHA48によりインターセプトされ(ケース1)トンネル54を介してCoAにトンネルされる。このトンネル動作はIETF RFC2473に記載されているIPv6の一般的なパケットトンネル機構を使用して実現されることができる。しかしながらMIPv6では、ルート最適化は1つの選択肢ではなく、プロトコルの基本的な部分であり、通常、MNはパケットを直接そのCoAのMNにアドレスするために結合の更新をCNへ送信すべきである(ケース2)。MNがそのMNのHAを介してCNからトンネルされるパケットを受信するとき、これはCNがMNに対する結合をもたずCN結合の更新を開始するという指示として取られる。MIPv6では、CNの結合の更新はIPv6ヘッダ(MIPv6IETFインターネット草案の条項11.6.2参照)のソースアドレスとしてMNの新しいCoAを使用しなければならないことに注意すべきである。
GPRS標準として動作する第3世代のパートナーシッププロジェクト(3GPP)はMIPがGPRSネットワークでサポートされる必要があることを認識している。技術仕様書23.060の条項5.7は、“3GTS 23.121を参照して、パケットドメインで効率的に随意選択的な移動体IPサービスをサポートするために、外部エージェント(FA)機能がGGSNで与えられる必要があることを述べている。IPアドレスのケアとPLMNのGTPトンネルとの間のマッピングを含むGGSNとFAとの間のインターフェースはGGSNとして標準化されるとは仮定されず、FAは1つの統合されたノードとして考慮される”ことを述べている。さらに、(http://www.3gpp.org/ftp/specs/2002-06/R1999/23_series/で3GPPウェブサイトから入手可能な)3G TS 23.121は、“…移動体IPをUMTSおよびGPRSユーザにも提供し、彼らが進行中のデータセッション、例えばTCPまたはUDPを維持しながら、他のアクセス技術との間でローミングすることを可能にすることが重要である”ことおよび、“IPv4のIPアドレスが僅かであるとき、移動体IPv4は好ましくは外部エージェント(FA)のアドレスケアと共に使用されることが仮定されることを述べている。同一場所に位置するアドレスのケアと比較して、FAのアドレスのケアはIPアドレスを保護するだけでなく、無線インターフェースにわたってさらに効率的である”ことを述べている。
しかしながら、前述の仮定が間違っている状態が存在する。第1に、GPRSネットワークオペレータはMIPv4ではFA CoAsの代わりにCoCoAsを使用することを望む。例えば、IPv4アドレスは特定のGPRSネットワーク内では僅かではない可能性があり、CoCoAsはスケール能力と経路設定の効率を改良するために好まれる。第2に、GPRSネットワークオペレータはGPRSネットワークを外部ネットワーク交換ネットワークへ接続するゲートウェイであるゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)でFA機能を統合することを望まない。例えば、GGSNは重くロードされ、GGSNとFA機能を分割することはロードのバランスを改良する。さらに、改良されたスケール能力のために、アクセスノードのようなGPRSネットワークのエッジに近いノード中にFAを位置させることは有益であると考えられている。第3に、3GPPはそれ自体最近、IPv6がUMTS R5 IPマルチメディアシステム(IMS)およびIP無線アクセスネットワークで通常サポートされなければならないことを命令している。したがって、GPRSネットワークはMIPv6とMIPv4を将来サポートする必要があり、前述したようにMIPv6はFAをもたず、MN(即ち、常に“同一場所に存在する”)に特有のCoAsを使用することが明白である。
本発明は先に述べた3つの状態のそれぞれにおける現在のサービス説明(リリース1999)にしたがって構成されたGPRSネットワーク中で問題が生じることを認識している。GPRSサービス記述のリリース1999およびポストリリース1999(例えばR4、R5)に準じているGPRSネットワークの1つの特別な特徴は、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストとして知られているものをサポートする。異なるPDPコンテキストの特定は種々の理由で有効である。特にPDPコンテキストは異なるQoSレベルと他のパラメータがMSの単一のPDPアドレスとの間のトラフィックに対して特定されることを可能にする。これは実時間ではないトラフィック(例えば断続的およびバーストデータ転送、大量のデータの随時の転送)および実時間トラフィック(例えば音声、ビデオ)のような種々のデータトラフィックの効率的な転送を可能にする。例えばIPv4またはIPv6アドレスのようなPDPアドレスを有するGPRSネットワーク中のMSは、それぞれに対して異なるQoSパラメータを有する異なるPDPコンテキストを使用して、外部パケット交換ネットワークの複数の他の電気通信装置と通信できる。通常、MSの義務は必要に応じてPDPコンテキストを生成し変更することである。
MSへのダウンリンクで外部ネットワークから入来するデータパケットはGGSNによりGPRSネットワーク中で受信される。MSのPDPアドレスが多数の設定されたPDPコンテキストを有するならば、GGSNは各パケットに対して適切なPDPコンテキストを決定することができ、それによってMSへ適切に転送されることが重要である。これはPDPコンテキストに関連するトラフィックフローテンプレート(TFT)の使用により実現される。TFTはダウンリンクデータパケットに対する適切なPDPコンテキストを決定するためにGGSNにより使用されるパケット濾波情報を含むことができる。現在の3GPP標準方式にしたがって、パケット濾波で使用するための情報の1つの特定されたアイテムは入来するデータパケットのソースアドレス、例えばIPパケットヘッダ中で特定されるようなソースノードのIPアドレスである。入来するデータパケットがGGSNに到着する時、そのソースアドレスはMSのPDPアドレスに関連する既存のTFTに対してチェックされる。一致が発見されるならば、適切なPDPコンテキストにしたがって、そのPDPアドレスにおけるMSに転送される。しかしながら、一致が発見されないならば、そのパケットはGGSNによりドロップされることができる。ここで問題が生じる。
GPRSネットワーク中のMSがMIPv6を通してマクロ−移動性を与えられ、FN、即ち(GPRSネットワークであるかそうではない)HN中にHAおよびHAddrを有するGPRSネットワークに丁度移動し、CoAを割当てられているGPRSネットワークに移動されると仮定する。MIP用語で一貫するため、MSをMNと呼び、外部ネットワーク中の電気通信装置をCNと呼ぶことにする。GPRSネットワークに移動後、MNは結合の更新をそのHN中のHAへ送信し、その新しいCoAを報告する。通常、その新しいCoAの結合の更新をCNに送信する。しかしながら、そうしても、種々の理由で、CNは依然としてデータパケットをそのHAddrでMNへ送信できる。このようなデータパケットはMNのHAにより受取られ、IPv6トンネル動作(RFC 2473)を使用してMNへトンネルされる。RFC 2473によれば、“カプセル化において、トンネルIPv6ヘッダのソースフィールドはトンネルエントリ点ノードのIPv6アドレスで満たされている”即ちHAのIPv6アドレスで満たされている。したがって、GPRSネットワーク中のGGSNに到着するトンネルされたデータパケットはそのソースアドレスとしてCNのIPアドレスをもたないで、HAのIPアドレスを有する(nbはMNのHAddrではない)。このアドレスはCNのソースアドレスを識別するTFTを使用してGGSNにより認識されることができないので、データパケットはドロップされる。
概念的に、MIPトンネルがGGSNを通過して延在し、GGSNからCNソースアドレスを“隠す”問題が考えられる。これはFAがGGSNに統合されないで、さらにネットワークのエッジ方向またはCoCoAsが使用される場所に位置されるならば。MIPv4でも同じであり、それは両方の場合に、トンネルの終端点は再度GGSNを超えて延在するためである。また、この問題は、通信セッションが特定のCNにより設定されても、MNがFNとしてGPRSネットワークに移動する通常のケースにおいて当てはまることに注意すべきである。将来可能性のあるCNが種々の理由でそのHAddrを介してデータパケットをMNへ送信することを希望し、これはHAを通してトンネルされることが予測されるであろう。したがって、問題は一般的に生じる。
本発明は前述の問題に対する解決策を提供する。
本発明の第1の特徴によれば、第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードが、トンネルされたデータパケットを第1のネットワークでサービスを行う移動体ノードの目的地のパケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にする方法が提供され、ゲートウェイノードはそれぞれ移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するための複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、その選択はゲートウェイノードにより受信されたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを複数のチャンネルに関連される1以上のデータパケットフィルタと整合させることにより行われ、その方法は、
a)ゲートウェイノードが第1のネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードを介してトンネルされたデータパケットを受信することを示すトリガー事象を検出し、
b)検出に応答して、第1のチャンネルに関連する第1のデータパケットフィルタに含まれるように第1のパケットデータプロトコルアドレスを構成し、第1のパケットデータプロトコルアドレスは、ゲートウェイノードにより受信されるデータパケットと関連されるとき、データパケットがトンネル動作ノードを介してトンネルされていることを示し、第1のデータパケットフィルタはデータパケットを目的地のパケットデータプロトコルアドレスにおける移動体ノードへ転送するための複数のチャンネルから選択するときゲートウェイノードにより使用される。
1実施形態では、ゲートウェイノードが、受信されたデータパケットのソースアドレスを複数のチャンネルに関連する1以上のデータパケットに一致することにより、複数のチャンネルから選択するように構成されており、第1のパケットデータプロトコルアドレスはトンネル動作ノードのパケットデータプロトコルアドレスである。したがって、第1の問題はゲートウェイノードの標準化された機能に対する変更により、またはその変更なしで解決されることができる。
好ましくは、トリガー事象は移動体ノードにより検出され、移動体ノードは第1のデータパケットフィルタ中に第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように構成される。好ましくは、移動体ノードは第2のネットワークのホームパケットデータプロトコルアドレスを有し、トリガー事象はトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスを登録する移動体ノードであり、それによってそのホームパケットデータプロトコルアドレスにおける移動体ノードにアドレスされたデータパケットはトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードへトンネルされることができる。
さらに本発明の特徴は、前述の第1の特徴の方法にしたがって構成された移動体ノードおよびゲートウェイノードを含んでいる。
本発明の第2の特徴によれば、第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードが、トンネルされたデータパケットを第1のネットワークでサービスを与えられる移動体ノードの目的地のパケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にする方法が提供され、ゲートウェイノードはそれぞれ移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するために複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、トンネルされたデータパケットは対応ノードから送信され、第1のネットワークに対して外部の第2のネットワークのトンネル動作ノードによりトンネルされ、その方法は、
a)トンネル動作ノードがトンネルされたデータパケットを対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスに関連付け、
b)ゲートウェイノードが、ゲートウェイノードにより受信されたトンネルされたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを第1のチャンネルに関連される第1のデータパケットフィルタに一致することにより第1のチャンネルを選択するステップを含んでいる。
本発明の更に別の特徴は、前述の第2の特徴の方法にしたがって構成されたゲートウェイノードおよびトンネル動作ノードを含んでいる。
本発明の更に別の特徴が特許請求の範囲に記載されている。
単なる例示によって、本発明の好ましい実施形態の詳細な説明を以下説明する。
MIpv4で与えられるような移動性管理を示す概念図。 MIpv6で与えられるような移動性管理を示す概念図。 外部パケット交換ネットワーククラウドを介して接続されたGPRSネットワークとwLANネットワークを示すネットワークの構造図。 本発明の第1および第3の実施形態にしたがって、GGSNがMNへダウンリンクするためのトンネルされたパケットをPDPコンテキストの適切なトンネルに一致することを可能にするGPRSネットワークのPDPコンテキスト変形手順を示すメッセージのフロー図。 本発明の第1および第3の実施形態にしたがって、GPRSネットワークのGGSNが後続する変形された手順を示すフロー図。 本発明の第2の実施形態にしたがって、HAにより送信されたIPv6データパケットの変形された構造を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態にしたがって、GPRSネットワークのGGSNが後続する変形された手順を示すフロー図。 本発明の第4の実施形態にしたがって、HAにより送信されたIPv6データパケットの変形された構造を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態にしたがって、GPRSネットワークのGGSNが後続する変形された手順を示すフロー図。
詳細な説明
図3は、GPRSネットワーク10とwLANネットワーク20の両者が外部パケットネットワーククラウド30の1以上の外部パケットネットワークと接続されているネットワークアーキテクチャを示している。
GPRSネットワーク10は、(ここでは1つのGGSN12だけが示されているが)1以上のゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)を介して外部パケットネットワークに接続されており、1以上のゲートウェイGPRSサポートノードは内部のIPベースのパケット交換バックボーンネットワークを介して(ここでは1つのSGSN14だけが示されているが)1以上のサービングGPRSサポートノード(SGSN)と通信する。SGSN14はGPRSサービスに取付けられる個々の移動局(MS)の位置の追跡を維持し、セキュリティ機能とアクセス制御を行う。SGSN14はそれ自体、1以上の無線アクセスネットワーク(RAN)16(2G GSMネットワークの基地局サブシステム(BSS)または3G UMITSネットワークのUMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN))に接続される。RANは1以上のMS18との無線による通信を制御している。
GSMとUMTSの加入データを記憶するホーム位置レジスタ(HLR)および回路交換サービスを管理し個々の移動局(MS)の位置の追跡を維持する移動体交換センタ/ビジタ位置レジスタ(MSC/VLR)のようなGPRSネットワーク10の他の主要なコンポーネントは図を明瞭にするために省略されている。3G TS 23.060 v3.12.0(2002-06)として呼ばれ、http://www.3gpp.org/ftp/specs/2002-06/R1999/23_series/において3GPPウェブサイトから入手可能なGPRSサービス記述(リリース1999)技術仕様書を参照し、これは2G(GPRS/GSM)および3G(GPRS/UMTS)移動体パケットネットワークの詳細なサービスの説明を行っている。GPRSネットワークの機能はまた通常よく知られているが、以下さらに特徴を詳細に説明する。
WLANネットワーク20は無線で1以上のMS26と通信する1以上のアクセス点24を制御するアクセス制御装置(AC)22を介して外部パケットネットワークに接続される。wLANの機能は一般的によく知られており、ここではさらに詳細な説明はない。
GPRSパケット交換サービスにアクセスするために、MSは最初にSGSN(2G GSM GPRSアタッチまたは3G UMTS GPRSアタッチ)によるGPRSアタッチ手順を行う。認証および位置更新手順が行われ、成功したならば、GPRSアタッチ手順はMSをSGSNを介するページングおよび入来するパケットデータの通知に対して利用可能にする。しかしながら、実際にパケットデータを送信し受信するために、MSは割当てられたパケットデータプロトコル(PDP)アドレス(例えばIPアドレス)をもたなければならず、そのPDPアドレスと共に使用するために少なくとも1つのPDPコンテキストを付勢しなければならない。MSに対する各PDPアドレスはそれに関連する1以上のPDPコンテキストを有し、PDPコンテキストを規定するデータはMS、SGSN、GGSN中に記憶される。PDPコンテキストの付勢プロセスはMSをSGSNだけでなく、対応するGGSNに知られるようにし、外部データネットワークとの相互動作が開始できる。
PDPコンテキストはGPRSネットワークのノードの経路設定情報およびサービス品質(QoS)要求のような状態を維持するために使用される。特に、多数のPDPコンテキストは1以上のレベルのQoSがMSの単一のPDPアドレスに対して特定されることを可能にし、それによって非実時間トラフィック(例えば断続的およびバーストデータ転送、大量のデータの随時の転送)および実時間トラフィック(例えば音声、ビデオ)のような種々のデータトラフィックの効率的な転送を可能にする。したがって単一のPDPアドレスを有するMSで動作するアプリケーションは1以上のPDPコンテキストの使用によりその必要性にしたがって1以上のレベルのQoSを使用してもよい。PDPコンテキストは2つの状態の1つ、即ちアクチブまたはインアクチブである。インアクチブであるとき、PDPコンテキストはPDPアドレスに関連するパケットを処理するための経路設定またはマッピング情報を含まない。転送されることのできるデータはない。アクチブであるとき、PDPアドレスに対するPDPコンテキストはMS、SGSN、GGSN中で付勢される。PDPコンテキストはその特定のPDPアドレスに対してPDPパケットをMSとGGSNとの間で転送するためのマッピングおよび経路設定情報を含んでいる。
ユーザデータはトンネル動作を使用して、外部ネットワークとMS間で転送される。SGSNとMSとの間で、トンネル動作手順が使用され、これは2G GSMと3G UMTSネットワークでは異なっている。しかしながら、GGSNとSGSNとの間では、パケットはGPRSトンネル動作プロトコル(GTP)にしたがって共通のカプセル化手順を使用してトンネルされる。パケットドメインPLMNバックボーンネットワークはGTPヘッダを有するデータパケットをカプセル化し、このGTPパケットをUDPパケットに挿入し、それは再度IPパケットに挿入される。IPおよびGTPパケットヘッダは、GSNアドレスと、PDPコンテキストを特有にアドレスするのに必要なトンネル終端点識別子とを含んでいる。MSの単一のPDPアドレスに対する多数のPDPコンテキストが存在する場合、パケットデータ転送に対してGGSNとSGSNとの間に対応する数のGTPトンネルが設定されなければならない。GPRSネットワークで使用されるGTPトンネルはMIPトンネルと混同されないことに注意すべきである。
多数のPDPコンテキストがPDPアドレスに存在するとき、GGSNはPDPコンテキストに割当てられたいわゆるトラフィックフローテンプレート(TFT)に基づいて、ダウンリンクパケットを異なるGTPトンネルに経路設定する。各PDPコンテキストはTFTに関連されることができる。しかしながら、厳密なルールとして、同一のPDPアドレスに関連されるせいぜい1つのPDPコンテキストはTSTがそれに割当てられずに任意の時間に存在できる。したがって、n個の多数のPDPコンテキストにより、常に、それぞれn個の個々のPDPコンテキストにそれぞれ対応するTFTまたは(n−1)TFTが存在する。各PDPコンテキストに対応しているTFTとGTPトンネルとの間で1対1のマッピングが存在するならば、GTPトンネルの選択はTFTを基礎として直接的(straight forward)である。(n−1)対n個のマッピングが存在する場合もまた、選択は直接的であるが、一致がTFTに対して発見されないならば、削除の簡単なプロセスを含むことができる。
TFTはまた評価優先インデックスを使用して優先順位を定められる。データパケットを受信するとき、GGSNは最初に、全てのTFTの中から最小の評価優先インデックスを有するパケットフィルタの一致を評価し、一致が発見されないならば、それらの評価優先インデックスの昇順でパケットフィルタの評価を進行する。この手順は一致が発見されるまで実行され、この場合データパケットは一致するTFTパケットフィルタに対応しているPDPコンテキストに関連されるGTPトンネルを介してSGSNへトンネルされる。3G TS 23.060の9.3条項にしたがって、一致が発見されない場合には、データパケットはそれに割当てられたTFTをもたないPDPコンテキストを介してトンネルされるが、全てのPDPコンテキストが割当てられたTFTを有するならば、GGSNは静かにそのデータパケットを破棄しなければならない。
TFTはデータパケットを濾波し、したがってそれらを正確なPDPコンテキストのためにGTPトンネルへ経路設定またはマップするために使用されるダウンリンクデータパケットのヘッダに関連する属性を含んでいる。その属性はIPヘッダフィールドに関して規定される。3G TS 23.060の15.3.2条項にしたがって、TFTに含まれているデータパケットヘッダ属性はIPv4およびIPv6ヘッダフィールドの両者に関して特定される。各TFTは1から8のパケットフィルタからなり、それぞれ特有のパケットフィルタ識別子により識別される。パケットフィルタはまた同一のPDPアドレスを共有するPDPコンテキストに関連する全てのTFT内で特有である評価優先インデックスを有する。3G TS 23.060の15.3.2条項にしたがって、それぞれの有効なパケットフィルタは所定のTFT内で特有の識別子と、1つのPDPアドレスに対する全てのTFT内で特有である評価優先インデックスと、少なくとも1つの以下のIPv4またはIPv6パケットヘッダ属性とを含んでいる。それらの属性は、
−ソースアドレスおよびサブネットマスク、
−プロトコル番号(IPv4)または次のヘッダ(IPv6)、
−目的地ポートレンジ、
−ソースポートレンジ、
−IPSecセキュリティパラメータインデックス(SPI)、
−サービスのタイプ(ToS)(IPv4)またはトラフィッククラス(IPv6)およびマスク、
−フローラベル(IPv6)。
しかしながら、これらの全てが矛盾を生じずに組合わせて使用されるわけではない。実際には、ソースアドレスおよびサブネットマスクは、一般使用の場合にはMSは各異なる対応ノードPDPアドレスに対するその(または1つの)PDPアドレスに対して異なるPDPコンテキストを設定するので、最も普通に使用される。属性リストは目的地アドレス属性を含まず、目的地ポート範囲だけを含むことに注意すべきである。これはTFTパケットフィルタがパケットを複数の目的地アドレスのうちの1つへマップするために使用されないで、単一のMSの単一の目的地アドレスに対して設定される複数のPDPコンテキストのうちの1つに対応するGTPチャンネルにマップするために使用されるためである。
しかしながら、前述したように、ソースアドレス属性はある状態下で、ダウンリンクの入来パケットをMSにマップするのに十分ではない。本発明によれば、MIPv4またはMIPv6によるMSのエネーブルが後続する手順(これをMNと呼ぶ)が変更される。GPRSネットワークに移動するとき、MNはGPRSネットワークに添付し、GPRSネットワークに留まる期間に使用するためのCoA(またはCoCoA)、即ちIPv4またはIPv6アドレスが与えられる。通常のMIP手順を使用して、MNはMIPv4またはMIPv6ホーム結合更新手順を使用して、このアドレスをそのHN中のHAにより登録する。これを行うために、最初に、ここで参考文献とされている3G TS 23.060の9.2.2条項に記載されているMS開始PDPコンテキスト付勢手順を使用してGPRSネットワーク中のPDPコンテキストを付勢しなければならない。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態によれば、成功したホーム結合のとき、MNはその後、PDPコンテキストに関連されるTFT中にホームエージェントアドレス、即ちIPv4またはIPv6アドレスを含むように、付勢されたPDPコンテキストを変更し、GGSNがHAをトンネルするパケットを濾波することを可能にする。MNはここで参考文献とされている3G TS 23.060の9.2.3条項に記載されているMS開始PDPコンテキスト変更手順を使用する。図4は、PDPコンテキスト変更手順を示している。ステップ60で、MN18は付勢されたPDPコンテキストを使用して、そのHN(図示せず)中のHAによりMIPホーム結合手順を実行する。これが成功したことを仮定すると、ステップ62で、MNは変更PDPコンテキストリクエストをそのSGSN14に送信する。変更PDPコンテキストリクエストメッセージは、HN中のMNのホームエージェントのIPアドレスを含むように、PDPコンテキストに関連するTFTを付加または変更するための命令を含んでいる。MNは随意選択的に変更PDPコンテキストリクエストメッセージ中のQoSプロフィールを変更するための命令も送信してもよいことに注意すべきである。ステップ64で、SGSN14は前述したように、TFTを付加または変更するための命令を含んでいる更新PDPコンテキストリクエストメッセージをGGSN12へ送信する。GGSN12は(例えばTFTのパケットフィルタの属性が有効な組合せを形成するか否かを見るために)命令をチェックし、受入れ可能ならば、それに応じてPDPコンテキストに対してTFTを記憶または変更する。その後、ステップ66で、GGSN12は成功したことを示す更新PDPコンテキスト応答メッセージをSGSN14へ送信する。ステップ68で、(例えばPDPコンテキストのQoSプロフィールが変更されているIuモードの3G GPRSネットワークで)無線アクセスベアラ変更が行われる。ステップ70で、SGSN14はPDPコンテキストの変更が成功したことを確認するために変更PDPコンテキスト受入れメッセージをMNへ送信する(即ちTFT)。
第1の実施形態の別のバージョンでは、変更されたTFTパケットフィルタが使用され、ここでは、パケットフィルタに含まれることのできる可能なIPv4またはIPv6パケットヘッダ属性のリストが以下のように増加される。
−ソースアドレスおよびサブネットマスク、
−ホームエージェントアドレス、
−プロトコル番号(IPv4)または次のヘッダ(IPv6)、
−目的地ポートレンジ、
−ソースポートレンジ、
−IPSecセキュリティパラメータインデックス(SPI)、
−サービスのタイプ(ToS)(IPv4)またはトラフィッククラス(IPv6)およびマスク、
−フローラベル(IPv6)。
ここでは、ホームエージェントアドレスはそのHN中のMNに対するMIpv4またはMIPv6HAのIPv4またはIPv6アドレスである。
したがって、PDPコンテキストに対して、MNに記憶されているTFTパケットフィルタと、GGSNは特別に識別されたフィールド中にMNのホームエージェントのIPv4またはIPv6アドレスを含むことができる。ホームエージェントアドレス属性の性質は、他の属性との組合せの有効性に関しては、ソースアドレス属性(3G TS 23.060の15.3.2条項参照)の性質と同一である。しかしながら、TFTはソースアドレスおよびホームエージェントアドレス属性を単一にまたはソースアドレスとホームエージェントアドレス属性の両者を組合わせて有しているパケットフィルタを具備していてもよい。両属性が単一のTFTパケットフィルタにおいて特定される場合には、これらは代用可能として扱われ、即ちこれらは論理演算子ORを使用して結合される。したがって、ソースアドレス属性ORに一致するソースアドレスを有するか、ホームエージェントアドレス属性に一致するソースアドレスを有するデータパケットはTFTパケットフィルタの少なくともこれらの属性を整合する。GGSnの機能は変更されたTFTパケットフィルタを使用して、MSへダウンリンクするための入来データパケットの整合を行うように変更される。同一の効果が2つのパケットフィルタをTFTに含むことにより実現され、一方のパケットフィルタは規定されたソースアドレス属性を有し、他方は規定されたホームエージェントアドレス属性を有することに注意する必要がある。
第1の実施形態の第1のバージョンによるGGSNが後続する変更されたプロセスを図5のフロー図に示している。プロセスはステップ80で開始する。ステップ82で、GGSNはGPRSネットワーク中のCoAを有する特定のMNへダウンリンクするためのデータパケットを受信する。ステップ84で、GGSNはデータパケットのソースアドレスをMNのCoAに関連されるPDPコンテキストのTFTのソースアドレスフィールドに対してチェックする。ステップ86で、一致が存在することが決定されたならば、プロセスはステップ88に継続し、ここでパケットは一致するTFTを含んだPDPコンテキストを使用してMNへ転送される。プロセスはその後、ステップ96へ移行し終了する。これはGGSNの通常の動作に対応する。しかしながら、ステップ86で、一致が存在しないことが決定されたならば、プロセスはステップ90に移り、ここでGGSNはデータパケットのソースアドレスをMNのCoAに関連されるPDPコンテキストのTFTの増加されたホームエージェントアドレスフィールドに対してチェックする。ステップ92で、一致が存在することが決定されたならば、プロセスはステップ94に続き、ここでパケットは一致するTFTを含んだPDPコンテキストを使用してMNへ転送される。プロセスはその後、ステップ96へ進み終了する。しかしながら、ステップ92で、一致が存在しないことが決定されたならば、プロセスはステップ96に進み、終了する。データパケットのソースアドレスをTFTに一致させることに失敗したことはデータパケットのドロップを生じるか、代わりに、存在するならば、関連されるTFTのないPDPコンテキストを使用してMNへ転送されることに注意すべきである。
代わりに、第1の実施形態の第2のバージョンでは、標準的なTFTパケットフィルタ属性が使用され、図4を参照して前述したMS開始PDPコンテキスト変形手順は標準的なソースアドレス属性中にMNのHAを含んでいる新しいパケットフィルタを付加するように既存のTFTに付加するかまたはそれを変更するために使用される。この新しいパケットフィルタはTFTの任意の既存のパケットフィルタに付加される。代わりに、パケットフィルタは既存のパケットフィルタを置換または変更してもよい。
MIPホーム結合更新手順を行った後に付勢されたPDPコンテキストが変更されることを前述したが、任意の付勢されたPDPコンテキストはMNのHAアドレスを含むように新しいTFTパケットフィルタを含むように変更されるか既存のTFTパケットフィルタを変更できることが明白である。したがって、例えば、CNとの通信セッションで付勢されるPDPコンテキストは、1)(増加された属性リストを使用して)CNのソースアドレスおよびMNのHAアドレスの両者を有する1つのパケットフィルタ、または代わりに2)(増加されたまたは標準的な属性リストを使用して)一方がCNのソースアドレスを有し、他方がMNのHAアドレスを有する2つのパケットフィルタと関連されたTFTを有するように変更されてもよい。このようにして、CNによりMNのHAddrに送信され、HAを介してトンネルされるパケットは、CNにより直接的にMNのCoA(またはCoCoA)へ送信されるパケットと同様に、GGSNにより適切なPDPコンテキストにより濾波されることができる。
PDPコンテキストは、ここで参考文献とされている3G TS 23.060の9.2.2条項に記載されているMS開始PDPコンテキスト付勢手順を使用して、MNのHAアドレスを含んでいる関連されたTFTパケットフィルタと共に付勢されることができることも明白である。したがって、例えば、PDPコンテキストはCNとの通信セッションに対して付勢され、その付勢手順では、TFTは1)(増加された属性リストを使用して)CNのソースアドレスおよびMNのHAアドレスの両者を有する1つのパケットフィルタ、または代わりに2)(増加されたまたは標準的な属性リストを使用して)一方がCNのソースアドレスを有し、他方がMNのHAアドレスを有する2つのパケットフィルタのいずれかを有するPDPコンテキストと関連されてもよい。このようにして、CNによりMNのHAddrに送信され、HAを介してトンネルされるパケットは、CNにより直接MNのCoA(またはCoCoA)へ送信されるパケットと同様に、GGSNにより適切なPDPコンテキストに濾波されることができる。
第1の実施形態では、ホーム結合手順を実行するMN以外の事象が前述したようにTFTパケットフィルタの生成または変更をトリガーするために使用されることができることが明白である。一般に、GPRSネットワークの任意のノードはMNのパケットがトンネルされることを検出し、したがって説明するようにTFTパケットフィルタを生成または変更するようにMNに命令するかまたはその他の方法でそれを実行する。
[第2の実施形態]
IPv6HAddrを有するMNに適用する本発明の第2の実施形態にしたがって、MNのHAは、それがMNにトンネルする全てのデータパケットに対するカプセル化IPv6パケットのIPv6のホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ中にCNのIPアドレスを含むように変形される。図6のAは、カプセル化データパケットの構造を示している。基本的なIPv6ヘッダ100が最初に来る。標準的なIPv6(RFC2460)にしたがって、基本的IPv6ヘッダ100のIPv6の次のヘッダフィールドにゼロを置くことによって、IPv6のホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102の存在が示されている。ホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102は基本的IPv6ヘッダ100の直ぐ後に後続する。最後に、ペイロード104、即ちTCPまたはUDPのような上部層ヘッダとカプセル化されたデータパケットがホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102に後続する。図6のBはホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102の構造を示している。ホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102の次のヘッダおよびHdr Ext Lenフィールドは明瞭にする目的で省略されている。CNのIPアドレスはホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ102のタイプ−長さ−値(TLV)エンコード選択肢に含まれる。したがって、適切な選択肢タイプ番号(8ビット)106は選択肢のタイプ(即ちMNのHAを介してトンネルされるパケットに対するMNのHAddrの仕様)を識別するために使用され、それに(CNアドレスの長さに応じた)選択肢データ長108が後続し、それに選択肢データ自体、即ちCNアドレス110が後続する。
この実施形態では、GGSNはIPv6エネーブルされ、このようなヘッダを有する任意の受信されたIPv6パケットのホップバイホップ拡張ヘッダを検査する。HAからのトンネルがMNまで延在するので、GGSNは中間のノードであり、IPv6仕様(RFC2460)によれば、GGSNはホップバイホップ拡張ヘッダを検査しなければならないことに注意する必要がある。反対に、IPv6仕様(RFC2460)によれば、GGSNはそれが中間のノードであるので、任意の他のIPv6拡張ヘッダを検査してはならないことに注意しなければならない。さらに、GGSNはホップバイホップ拡張ヘッダを含んでいるIPv6データパケットで識別されるCNのIPアドレスをMNのCoAに関連されるPDPコンテキストに対して記憶されているTFTパケットフィールドにマップし、一致が発見されるならば、データパケットをそれに応じて転送しようとするように変更される。GGSNが後続するプロセスは図7に示されている。プロセスはステップ120で開始する。ステップ122で、GGSNはGPRSネットワーク中にCoAを有する特定のMNにダウンリンクするためのデータパケットを受信する。ステップ124で、GGSNは受信されたパケットのホップバイホップ選択肢拡張ヘッダを試験する。ステップ126で、GGSNはホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ中で特定されたCNアドレスを、MNのIPアドレス(即ちそのCoA)に関連するPDPコンテキストのTFTのソースアドレスフィールドに対してチェックする。ステップ128で、一致が存在することが決定されたならば、プロセスはステップ130に進み、ここでパケットは一致するTFTを含んだPDPコンテキストを使用してMNへ転送される。プロセスはその後、ステップ132へ進み終了する。しかしながら、ステップ128で、一致が存在しないことが決定されたならば、プロセスはステップ132に移り、そこで終了する。
GGSNはまた標準的なGGSN機能にしたがって、受信されたデータパケットのソースアドレスを、MNに関連するPDPコンテキストのTFTのソースアドレスフィールドと一致させようとする。したがって、ソースアドレス属性ORに一致するソースアドレスを有するか、ソースアドレス属性に一致するホップバイホップ選択肢ヘッダで特定されるIPアドレス、即ちCNのIPアドレスを有するデータパケットは、TFTパケットフィルタの少なくともこれらの属性に一致し、適切なPDPコンテキストに対応するGTPトンネルに経路設定される。データパケットをTFTに一致することに失敗するとデータパケットはドロップされるか、あるいは、存在するならば、関連されるTFTのないPDPコンテキストを使用してMNへ転送されることに注意する必要がある。随意選択的に、トンネル動作されたデータパケットの受信後、MNは、第1の実施形態に関して説明したように、トンネルされたデータパケットがGGSNによりMNへ転送されることを可能にするために新しいPDPコンテキストを変更または生成することができる。
第2の実施形態の変形では、MNのHAはそれがMNにトンネルするデータパケットのカプセル化IPv6パケットのIPv6のホップバイホップ選択肢拡張ヘッダ中にCNのIPアドレスを選択的に含むように変更される。この含ませる動作はMNがGPRSネットワークでサービスを与えられていることをHAが検出したときにのみ行われる。したがって、a)トンネルされたデータパケットのホップバイホップ選択肢拡張ヘッダを含んでいるHAと、b)ホップバイホップ選択肢拡張ヘッダを検査する(GGSNを含んだ)MN方向へのルート上の中間ノードの処理オーバーヘッドは、これらが必要ではない場合には、除去される。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態によれば、関連するTFTのないPDPコンテキストは、MIPエネーブルされたMNがGPRSネットワークのホームから離れているときには常に設定される。したがってデータパケットを受信するとき、GGSNはパケットを関連するTFTを有するこれらのPDPコンテキストに一致しようと試みるが、これが失敗した場合には、パケットは関連するTFTのないPDPコンテキストを使用して経路設定される。したがってMNのHAを介してトンネルされるパケットはGGSNによりMNへ転送され、ここでカプセルを解除されることができる。MNはその後、既存の通信セッションが存在するならば、カプセルを解除されたパケットのソースアドレスを検査することによって、パケットをそれに関連付ける。MNはその後、第1の実施形態に関して前述したように、トンネルされたデータパケットがGGSNによりMNへ転送されることを可能にするために新しいPDPコンテキストを変更または生成することができる。
PDPコンテキストが関連されたTFTをもたないので、この方法でサポートされることのできるQoSが存在しないために、第1および第2の実施形態の方法は、第3の実施形態の方法に対して好ましい。また、PDPコンテキストおよび対応するGTPトンネルが既にCNとの通信セッションを設定しているにもかかわらず、GTPトンネルおよびPDPコンテキストはMNのHAを介して可能に経路設定されたトラフィックで維持されなければならないので、この方法はベアラリソースを浪費する。しかしながら、この方法はバックグラウンドクラスサービスおよび非実時間サービスのような特別なQoS要求なしに幾つかのサービスで有効である。
[第4の実施形態]
本発明の第4の実施形態によれば、HAトンネル手順は以下のように変更される。第1に、HAはトンネルされたデータパケットをMNのCoAにアドレスするのではなく、GPRSネットワークのGGSNのアドレスにアドレスする。まだ知られていないならば、HAがどのようにしてGGSNのアドレスを与えられるかを、以下手短に説明する。第2に、HAはトンネルされたデータパケットの到着時にGGSNにより読取られることができるIPv6目的地選択肢ヘッダ中にCNアドレスを含んでいる。第3に、MNのCoAはトンネルされたパケットのIPv6経路設定ヘッダタイプ0拡張ヘッダ中に含まれている。この経路設定ヘッダはパケットの目的地アドレス(この場合はGGSN)へ転送され、その後経路設定ヘッダ(この場合は丁度、MNのCoA)に含まれるさらに別の経路設定アドレスのリストに対応する各ノードへ順番に転送されることによって、種々のアドレス開始においてIPv6パケットが複数のノードを通って経路設定されることを可能にする。
図8のAはカプセル化データパケットの構造を示している。基本IPv6ヘッダ140が最初に来る。IPv6経路設定ヘッダ(タイプ0)142の存在は、標準的なIPv6(RFC2460)にしたがって、基本IPv6ヘッダ100のIPv6の次のヘッダフィールドで示されている。基本IPv6ヘッダ140の目的地アドレスはGGSNのアドレスであることに注意する必要がある。IPv6経路設定ヘッダ(タイプ0)142は基本IPv6ヘッダ140の直ぐ後に後続する。IPv6目的地選択肢拡張ヘッダ144の存在は、標準的なIPv6(RFC2460)にしたがって、IPv6経路設定ヘッダ(タイプ0)142のIPv6の次のヘッダフィールドで示されている。IPv6目的地選択肢拡張ヘッダ144はIPv6経路設定ヘッダ(タイプ0)142の直ぐ後に後続する。最後に、ペイロード146、即ちTCPまたはUDPのような上部層ヘッダおよびカプセル化されたデータパケットが目的地選択肢拡張ヘッダ144に後続する。
図8のBは、目的地選択肢拡張ヘッダ144自体の構造を示している。この拡張ヘッダのフォーマットはMIPv6インターネット草案の条項6.3に記載されている。目的地選択肢拡張ヘッダ144の次のヘッダおよびHdr Ext Lenフィールドは明瞭にする目的で省略されている。CNのアドレスは目的地選択肢拡張ヘッダ144中のタイプ−長さ−値(TLV)エンコード選択肢に含まれる。したがって、選択肢タイプ番号148は選択肢のタイプ(この場合はMIPv6で特定されるように201)を識別するために使用され、それに(CNアドレスの長さにしたがう)選択肢データ長150が後続し、それに選択肢データ自体、即ちCNアドレス152が後続する。
図8のCは経路設定ヘッダ(タイプ0)拡張ヘッダ142自体の構造を示している。この拡張ヘッダのフォーマットはIPv6(RFC2460)に記載されている。経路設定ヘッダ(タイプ0)拡張ヘッダ142の次のヘッダおよびHdr Ext Lenフィールドは明瞭にする目的で省略されている。経路設定タイプフィールド154(即ちこの場合は0)が次にきて、その後に残されたセグメントフィールドが後続し、これはHAにより最初に1に設定されている(これはデータパケットがGGSNからMNのCoAに転送されるときに0までカウントダウンする)。保留されたフィールド(0に設定)とMN自体のCoAがそれに後続する。
この実施形態では、GGSNはIPv6エネーブルであり、経路設定ヘッダ(タイプ0)拡張ヘッダ142にしたがって、それを転送する前に受信されたIPv6パケットの目的地選択肢拡張ヘッダ144を検査する。目的地アドレスとしてGGSNのアドレスを提供することにより、トンネルされたパケットは最初にGGSNに転送され、そのGGSNは(第3の実施形態のように中間ノードではなく)目的地ノードであり、それ故、目的地選択肢拡張ヘッダ144を読取ることができることに注意しなければならない。さらに、GGSNは目的地選択肢ヘッダ中で識別されるCNのIPアドレスをMNのCoAに関連するPDPコンテキストに対して記憶されたTFTパケットフィールドにマップしようとするように変更され、これはIPv6経路設定ヘッダタイプ0選択肢中に含まれている。一致が発見されたならば、GGSNはそれに応じて、MNのCoAの適切なPDPコンテキストに関連されるGTPトンネルにデータパケットを転送する。
GGSNにより後続されるプロセスが図9に示されている。このプロセスはステップ170で開始する。ステップ172で、GGSNはIPv6経路設定ヘッダタイプ0を有するデータパケットを受信し、これはパケットがGPRSネットワーク中にCoAを有する特定のMNのCoAへのダウンリンクのためのものであることを示している。ステップ174で、GGSNは受信されたパケットの目的地選択肢拡張ヘッダを検査する。ステップ176で、GGSNは目的地選択肢拡張ヘッダで特定されたCNアドレスを、MNのCoAに関連するPDPコンテキストのTFTのソースアドレスフィールドに対してチェックする。ステップ178で、一致が存在することが決定されたならば、プロセスはステップ180に進み、ここでパケットは一致するTFTを含んだPDPコンテキストを使用してMNへ転送される。プロセスはその後、ステップ182へ続き終了する。しかしながら、ステップ178で、一致が存在しないことが決定されたならば、プロセスはステップ182に移り、終了する。
GGSNはまた、標準的なGGSN機能にしたがって、受信されたデータパケットのソースアドレスをMNに関連するPDPコンテキストのTFTのソースアドレスフィールドと一致させようとする。したがって、ソースアドレス属性ORに一致するソースアドレスを有するか、ソースIPアドレス属性に一致する目的地選択肢ヘッダで特定されるIPアドレス、即ちCNのIPアドレスを有するデータパケットは、TFTパケットフィルタの少なくともこれらの属性に一致し、適切なPDPコンテキストに対応するGTPトンネルに経路設定される。随意選択的に、MNはその後、第1の実施形態に関して説明したように、トンネルされたデータパケットがGGSNによりMNに転送されることを可能にするため新しいPDPコンテキストを変更または生成できる。
しかしながら、前述したように、この手順はHAがGPRSネットワーク中のGGSNのアドレスを知るかそれを与えられることを必要とする。HAは例えばローミングの同意のような2つのネットワーク間の市場構造の理由によりGPRSネットワークのGGSNのアドレスを知ることができる。しかしながら、知らないならば、以下のようにしてアドレスが与えられることができる。好ましくはホーム結合の更新手順を行うのと同時に、しかし恐らくはその後に、MNはメッセージを送信するか、好ましくはGGSN自体にGGSNのIPアドレスを含むメッセージをHAへ送信するように命令する。MNはここで参考文献とされている3G TS 23.060の条項9.2.2に記載されているPDP構造選択肢を使用して、そのGGSNにこのようなパケットを送信するように命令することができる。PDP構造選択肢はGGSNがMSに転送する随意選択的なPDPパラメータを含んでいる。これらの随意選択的なPDPパラメータの送信は、最初にGPRSネットワークに移動するMNにおいて、ホーム結合更新をHAへ送信するときに使用するためのPDPコンテキストの設定に使用される付勢PDPコンテキストリクエストメッセージ中のMNによりリクエストされてもよい。
第4の実施形態の変形では、HA機能はHAがMNにより、それ(MN)がGPRSネットワーク中でサービスを与えられていることを通知されるときのみ前述の手順を選択的に使用するように変更される。
本発明はGPRSネットワーク以外のネットワークに適用できることが明白である。一般的に、これはダウンリンクパケットをユーザまたはネットワーク側ノードの方向へ転送するためにゲートウェイノードが(PDPコンテキストまたはその他の)複数のチャンネルから1つを選択することを必要とする。
本発明はノード(ユーザノードまたはネットワークのノード)がMIPエネーブルMNである以外の理由でトンネルされたパケットを受信する場合のような状況に適用できることも明白である。通常、本発明はパケットがネットワークまたはサブネットワーク間でトンネルされることができる時、ゲートウェイノードがダウンリンクパケットをノード方向に転送するための複数のチャンネルから1つを選択する必要がある場合、およびトンネルがゲートウェイノードまたは目的地ネットワークのノードを超えて延在する場合にはいつでも適用することができることは明白である。例えば、本発明は層2トンネル動作プロトコル(L2TP)または他のトンネル動作プロトコルを使用して、バーチャル私設ネットワークで応用を有する。
本発明はまたゲートウェイノードが通常のパケット濾波および/またはサービス/ベアラ(bearer)アクセスおよび/またはサービスの妨害に対して保護するためのファイヤウォール機能を行う必要がある状態に適用できる。

Claims (56)

  1. 第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードが、トンネルされたデータパケットを第1のパケット交換データネットワークでサービスを与えられる移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にする方法において、
    ゲートウェイノードは移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するための複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、選択はゲートウェイノードにより受信されたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを複数のチャンネルに関連される1以上のデータパケットフィルタに一致することにより行われ、前記方法は、
    a)第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードを介してトンネルされるデータパケットをゲートウェイノードが受信することを示すトリガー事象を検出し、
    b)検出に応答して、第1のチャンネルに関連する第1のデータパケットフィルタに含まれるように第1のパケットデータプロトコルアドレスを構成し、第1のパケットデータプロトコルアドレスは、ゲートウェイノードにより受信されたデータパケットと関連されるとき、データパケットがトンネル動作ノードを介してトンネルされたことを示し、
    第1のデータパケットフィルタはパケットデータを目的地パケットデータプロトコルアドレスにおける移動体ノードへ転送するために複数のチャンネルから選択するときゲートウェイノードにより使用される方法。
  2. ゲートウェイノードは、受信されたデータパケットのソースアドレスが複数のチャンネルに関連する1以上のデータパケットに一致することにより、複数のチャンネルから選択するように構成されており、第1のパケットデータプロトコルアドレスはトンネル動作ノードのパケットデータプロトコルアドレスである請求項1記載の方法。
  3. トリガー事象は移動体ノードにより検出され、移動体ノードは第1のデータパケットフィルタに第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように構成する請求項1または2記載の方法。
  4. 移動体ノードは第2のパケット交換データネットワークのホームパケットデータプロトコルアドレスを有しており、トリガー事象はトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスを登録する移動体ノードであり、それによってそのホームパケットデータプロトコルアドレスにおいて移動体ノードにアドレスされたデータパケットはトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスにおける移動体ノードへトンネルされることができる請求項3記載の方法。
  5. トリガー事象は関連するデータパケットフィルタをもたない第2のチャンネルを通ってゲートウェイノードから送信されるトンネルされたデータパケットを受信する移動体ノードである請求項3記載の方法。
  6. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)であり、目的地パケットデータプロトコルアドレスは移動体ノードのアドレスのケア(CoA、CoCoA)である請求項1乃至5のいずれか1項記載の方法。
  7. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第2のパケット交換データネットワーク中の移動体ノードのホームエージェント(HA)のアドレスである請求項6記載の方法。
  8. ステップb)に先立って、ゲートウェイノードが、移動体ノードとの通信セッションに含まれる対応ノードによって送信されるデータパケットを転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にするために第1のパケットフィルタが生成され、ステップb)において、第1のデータパケットフィルタが第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように変更される請求項1乃至7のいずれか1項記載の方法。
  9. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第1のデータパケットフィルタの対応ノードのデータパケットプロトコルアドレスを置換する請求項8記載の方法。
  10. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは、対応するノードのデータパケットプロトコルアドレスを含んでいる第1のデータパケットフィルタに付加される請求項8記載の方法。
  11. 第1のパケットフィルタは前記ステップb)で新たに生成される請求項1乃至10のいずれか1項記載の方法。
  12. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準に準じており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワーク中の複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応する請求項1乃至11のいずれか1項記載の方法。
  13. 第1のパケット交換データネットワーク中でサービスを与えられ、第1のパケット交換データネットワークにおける目的地パケットデータプロトコルを有する移動体ノードにおいて、その移動体ノードは、
    a)移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスにアドレスされ、第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードを介してトンネルされたデータパケットを第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードが受信することを示すトリガー事象を検出し、
    b)その検出に応答して、第1のパケットデータプロトコルアドレスが、第1のチャンネルに関連する第1のデータパケットフィルタ中に含まれるように構成し、ゲートウェイノードにより受信されるデータパケットと関連されるとき、第1のパケットデータプロトコルアドレスはデータパケットがトンネル動作ノードを介してトンネルされことを示し、第1のデータパケットフィルタはデータパケットを目的地パケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードへ転送するためのチャンネルを選択するときゲートウェイノードによって使用され、選択はゲートウェイノードにより受信されたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを複数のチャンネルに関連される1以上のデータパケットフィルタに一致させることによって行われ、それぞれのチャンネルはデータパケットを移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送する移動体ノード。
  14. ゲートウェイノードは、受信されたデータパケットのソースアドレスを複数のチャンネルに関連する1以上のデータパケットに一致することにより、複数のチャンネルから選択するように構成されており、第1のパケットデータプロトコルアドレスはトンネル動作ノードのパケットデータプロトコルアドレスである請求項13記載の移動体ノード。
  15. 移動体ノードは第2のパケット交換データネットワークにおけるホームパケットデータプロトコルアドレスを有し、トリガー事象はトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスを登録する移動体ノードであり、それによってそのホームパケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードにアドレスされたデータパケットはトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードへトンネルされることができる請求項13または14記載の移動体ノード。
  16. トリガー事象は関連するデータパケットフィルタをもたない第2のチャンネルを通って、ゲートウェイノードから送信されるトンネルされたデータパケットを受信する移動体ノードである請求項13または14記載の移動体ノード。
  17. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準方式を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)であり、目的地パケットデータプロトコルアドレスは移動体ノードのアドレスのケア(CoA、CoCoA)である請求項13乃至16のいずれか1項記載の移動体ノード。
  18. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第2のパケット交換データネットワークの移動体ノードのホームエージェント(HA)のアドレスである請求項17記載の移動体ノード。
  19. ステップb)の前に、移動体ノードとの通信セッションに含まれる対応ノードにより送信されたデータパケットを転送するための第1のチャンネルをゲートウェイノードが選択することを可能にするために第1のパケットフィルタが生成され、ステップb)において、第1のデータパケットフィルタは第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように変更される請求項13乃至18のいずれか1項記載の移動体ノード。
  20. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第1のデータパケットフィルタの対応ノードのデータパケットプロトコルアドレスを置換する請求項19記載の移動体ノード。
  21. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは、対応するノードのデータパケットプロトコルアドレスを具備している第1のデータパケットフィルタに付加される請求項19記載の移動体ノード。
  22. 第1のパケットフィルタはステップb)で新たに生成される請求項13乃至18のいずれか1項記載の移動体ノード。
  23. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準方式にしたがっており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワークの複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応している請求項13乃至22のいずれか1項記載の移動体ノード。
  24. データパケットを第1のパケット交換データネットワークでサービスを与えられる移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送するために複数のチャンネルから1つのチャンネルを選択するように構成され、複数のチャンネルのそれぞれは移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するためのものであり、選択はゲートウェイノードにより受信されたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを複数のチャンネルに関連される1以上のデータパケットフィルタに一致することにより行われる第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードにおいて、
    第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードを介してトンネルされるデータパケットをゲートウェイノードが受信できることを示すトリガー事象の検出に応答して、ゲートウェイノードは受信されたデータパケットに関連するパケットデータプロトコルアドレスが第1のチャンネルに関連される第1のデータパケットフィルタに含まれる第1のパケットデータプロトコルアドレスと一致することにより、複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択できるように構成され、第1のパケットデータプロトコルアドレスは、ゲートウェイノードにより受信されるデータパケットと関連されるとき、データパケットがトンネル動作ノードを介してトンネルされていることを示しているゲートウェイノード。
  25. ゲートウェイノードは、受信されたデータパケットのソースアドレスを複数のチャンネルに関連する1以上のデータパケットに一致させることにより、複数のチャンネルから選択するように構成されており、第1のパケットデータプロトコルアドレスはトンネル動作ノードのパケットデータプロトコルアドレスである請求項24記載のゲートウェイノード。
  26. トリガー事象は移動体ノードにより検出され、ゲートウェイノードは第1のデータパケットフィルタに第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように移動体ノードにより命令される請求項24または25記載のゲートウェイノード。
  27. 移動体ノードは第2のパケット交換データネットワークのホームパケットデータプロトコルアドレスを有しており、トリガー事象はトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスを登録する移動体ノードであり、それによってそのホームパケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードにアドレスされたデータパケットはトンネル動作ノードによりその目的地パケットデータプロトコルアドレスの移動体ノードへトンネルされることができる請求項26記載のゲートウェイノード。
  28. トリガー事象は関連するデータパケットフィルタをもたない第2のチャンネルを通ってゲートウェイノードから送信されたトンネルされたデータパケットを受信する移動体ノードである請求項27記載のゲートウェイノード。
  29. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準方式を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)であり、目的地パケットデータプロトコルアドレスは移動体ノードのアドレスのケア(CoA、CoCoA)である請求項24乃至28のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  30. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第2のパケット交換データネットワークの移動体ノードのホームエージェント(HA)のアドレスである請求項29記載のゲートウェイノード。
  31. ステップb)の前に、ゲートウェイノードが、移動体ノードとの通信セッション中に含まれる対応ノードによって送信されるデータパケットを転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にするために第1のパケットフィルタが生成され、ステップb)において、第1のデータパケットフィルタが第1のパケットデータプロトコルアドレスを含むように変更される請求項24乃至30のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  32. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは第1のデータパケットフィルタの対応ノードのデータパケットプロトコルアドレスを置換する請求項31記載のゲートウェイノード。
  33. 第1のパケットデータプロトコルアドレスは、対応するノードのデータパケットプロトコルアドレスを含んでいる第1のデータパケットフィルタに付加される請求項31記載のゲートウェイノード。
  34. 第1のパケットフィルタはステップb)において新しく生成される請求項24乃至30のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  35. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準にしたがっており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワーク中の複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応している請求項24乃至34のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  36. 第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードが、トンネルされたデータパケットを第1のパケット交換データネットワークでサービスを与えられる移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択することを可能にする方法において、ゲートウェイノードは移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するための複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、トンネルされたデータパケットは対応ノードから送信され、第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードによりトンネルされ、その方法は、
    a)トンネル動作ノードがトンネルされたデータパケットを対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスに関連付け、
    b)ゲートウェイノードが、ゲートウェイノードにより受信されたトンネルされたデータパケットに関連されるパケットデータプロトコルアドレスを第1のチャンネルに関連される第1のデータパケットフィルタと一致させることによって第1のチャンネルを選択するステップを含んでいる方法。
  37. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットのホップバイホップ拡張ヘッダ中に含まれていることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられる請求項36記載の方法。
  38. 対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの目的地選択肢拡張ヘッダ中に含まれることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられる請求項36記載の方法。
  39. トンネル動作ノードはトンネルされたデータパケットをゲートウェイノードのパケットデータプロトコルアドレスにアドレスし、移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットに関連される請求項38記載の方法。
  40. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの経路設定ヘッダタイプ0選択肢ヘッダに含まれることにより、ゲートウェイノードに送信されるトンネルされたデータパケットに関連付けられる請求項39記載の方法。
  41. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)である請求項36乃至40のいずれか1項記載の方法。
  42. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準にしたがっており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワークの複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応している請求項36乃至41のいずれか1項記載の方法。
  43. トンネルされたデータパケットを第1のパケット交換データネットワークでサービスを与えられる移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択するように構成され、第1のチャンネルは移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するための複数のチャンネルから選択され、トンネルされたデータパケットは対応ノードから送信され、第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードによりトンネルされるように構成されている第1のパケット交換データネットワークのゲートウェイノードにおいて、
    ゲートウェイノードは、ゲートウェイノードにより受信されたトンネルされたデータパケットに関連される対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスが第1のチャンネルに関連される第1のデータパケットフィルタに一致することによって第1のチャンネルを選択するように構成されているゲートウェイノード。
  44. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットのホップバイホップ拡張ヘッダ中に含まれることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられている請求項43記載のゲートウェイノード。
  45. 対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの目的地オプション拡張ヘッダ中に含まれることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられている請求項43記載のゲートウェイノード。
  46. トンネルされたデータパケットはゲートウェイノードのパケットデータプロトコルアドレスにアドレスされ、移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットに関連されている請求項45記載のゲートウェイノード。
  47. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの経路設定ヘッダタイプ0選択肢ヘッダに含まれることにより、ゲートウェイノードに送信されるトンネルされたデータパケットに関連付けられている請求項46記載のゲートウェイノード。
  48. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)である請求項43乃至47のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  49. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準にしたがっており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワーク中の複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応している請求項43乃至48のいずれか1項記載のゲートウェイノード。
  50. 第1のパケット交換データネットワークに対して外部の第2のパケット交換データネットワークのトンネル動作ノードにおいて、トンネル動作ノードは対応ノードから第1のパケット交換データネットワークでサービスを提供される移動体ノードへ送信されるデータパケットをトンネルするように構成され、第1のパケット交換データネットワークはトンネルされたデータパケットを移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへ転送するための第1のチャンネルを選択するように構成されたゲートウェイノードを具備し、ゲートウェイノードは移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスへデータパケットを転送するための複数のチャンネルから第1のチャンネルを選択するように構成され、
    トンネル動作ノードは、トンネルされたデータパケットを対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスに関連付けるように構成され、ゲートウェイノードはゲートウェイノードにより受信されるトンネルされたデータパケットに関連するパケットデータプロトコルアドレスが第1のチャンネルに関連される第1のデータパケットフィルタと一致されることにより第1のチャンネルを選択するトンネル動作ノード。
  51. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットのホップバイホップ拡張ヘッダ中に含まれることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられている請求項50記載のトンネル動作ノード。
  52. 対応ノードのパケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの目的地選択肢ヘッダに含まれることによりトンネルされたデータパケットに関連付けられる請求項51記載のトンネル動作ノード。
  53. トンネル動作ノードは移動体の目的地パケットデータプロトコルアドレスをトンネルされたデータパケットに関連付け、トンネルされたデータパケットをゲートウェイノードのパケットデータプロトコルアドレスにアドレスする請求項52記載のトンネル動作ノード。
  54. トンネルされたデータパケットはインターネットプロトコルバージョン6(IPv6)データパケットであり、移動体ノードの目的地パケットデータプロトコルアドレスはトンネルされたデータパケットの経路設定ヘッダタイプ0選択肢ヘッダに含まれることにより、ゲートウェイノードに送信されたトンネルされたデータパケットに関連されている請求項53記載のトンネル動作ノード。
  55. ネットワークまたはサブネットワーク間の移動体ノードの移動性は移動体インターネットプロトコル(MIP)標準方式を使用してサポートされ、トンネル動作ノードは移動体ノードのホームエージェント(HA)である請求項50乃至54のいずれか1項記載のトンネル動作ノード。
  56. 第1のパケット交換データネットワークは一般的なパケット無線サービス(GPRS)標準方式にしたがっており、複数のチャンネルは第1のパケット交換データネットワークの複数のパケットデータプロトコルコンテキストに対応している請求項50乃至55のいずれか1項記載のトンネル動作ノード。
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