JP4823462B2 - 周期的なテストを用いるダイバーシティ受信 - Google Patents

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Description

【0001】
関係する出願に対する参照
本願は(1)2000年4月26日に出願された米国仮特許出願第60/199,712号および(2)2001年2月6日に出願された米国特許出願第09/777,338号に基づき、米国特許法(35 USC)119条(e)による優先権を主張する。
【0002】
発明の分野
この発明は、概して無線通信システムに関し、より詳しくは複数のアンテナを持つ無線通信装置における受信アンテナの選択に関する。
【0003】
発明の背景
無線通信システムはこの分野においてよく知られている。このようなシステムでは、無線通信装置は通常1つまたはそれ以上の無線チャネル、例えば無線周波数(RF)チャネルを通して、互いに情報(音声やデータなど)をやり取りする。しかしながら、情報を伝えるために使用されるこの無線チャネルは通常いろいろな雑音源や干渉源の影響を受けることから、このような無線システムに対する基本的なパフォーマンスの限界が生じる。無線チャネルに対するこれらの障害は、例えば無線受信機により復調される信号にエラー(誤り)を入り込ませることにより、総合的なシステムのパフォーマンスを低下させる。このようなパフォーマンスの低下はいろいろな技術により訂正および/または軽減され得るが、システム設計者たちは、この問題と闘うための新しい取り組み方を開発し続けている。
【0004】
この点に関する1つの良く知られた技術は、よくダイバーシティ受信と呼ばれる。このようなダイバーシティ受信機は、一般的に、ある1つの送信信号を受信するために複数の受信源を備えた単一の受信器(この場合には、複数の受信信号を比較することができる装置を意味する)を含む。1つの方式のダイバーシティ受信機は、一貫して最も信頼できる受信源、すなわち最も優良に受信される信号を選ぶことを試みる。したがって、ある受信源のパフォーマンスが間欠的に低下する場合には、ダイバーシティ受信機は、より優良な信号源を最適な方法で決定し、それによって受信器のパフォーマンスを維持するかまたは改善しようとする。
【0005】
ダイバーシティ受信機の利点は、1つには複数の受信源の間の空間的な多様性のおかげで与えられる。例えば、広域通信システムにおいては、ダイバーシティ受信機はしばしば複数の地理的に多様な受信機に接続された比較器と呼ばれるデバイスを含む。この比較器は多様な受信機の各々から受信される複数の信号を連続的に比較し、最良の信号を選択しようとする。比較器によるその結果の信号出力は常時最良の信号を最もよく表す。
【0006】
この技術のいろいろな変形が、携帯または移動通信装置に使用されている。移動用途には、地理的に多様な受信機による空間的な多様性は利用できない。その代わりに、携帯または移動可能な装置に複数の指向性アンテナを装備することにより、空間的な多様性が実現される。この分野で知られているように、全ての方向に等しい受信能力を提供する全方向性アンテナと対照的に、指向性アンテナは特定の方向に最高の受信能力を提供する。指向性アンテナの最高受信経路をいろいろな方向に向けることにより、その無線装置が少なくとも1つの満足できる信号源を受信する可能性は大きくなる。そうするのが適当なときにアンテナを切り替えることにより、いつでも最良の信号が得られる。この理由のために、この技術はしばしばアンテナ切替えと呼ばれる。ここに説明されるアンテナ切替えは、反射された信号がいたる所に存在することが予想されるような用途、例えば屋内の用途において特に効果がある。
【0007】
ダイバーシティ受信はシステムのパフォーマンスを改善するために用いられるが、ダイバーシティ受信機を実現するときの耐えざる難問は、受信エラーを確実に最少にするためには、ある特定の時にどの信号源を使うべきかをどのようにして決定するかということである。例えば、現在使用されている信号源が悪化したとき、受信機は理想的には最良の使用可能な信号源に切り替えるべきである。しかしながら、現在の信号源は実際にはその時の最良の使用可能な信号源であり、切替えはパフォーマンスを低下させるだけかもしれない。逆に、現在の信号源が満足できるものであっても、現在パフォーマンスがさらによい別の信号源に切り替えたほうが有利かもしれない。総合的にいえば、アンテナの切替えを含む、すべてのダイバーシティ受信企画の目標は、受信機で発生するエラーの数を最小にすることである。理想的には、このようなエラーの数はゼロであろう。しかしながら、実際にはこの目標はダイバーシティ受信、特にアンテナの切替え、だけを用いては達成できない。なぜならば無線チャネルが信号の受信中にひどく悪化し、それにより完全には予測できないエラーが発生することが、完全にあり得るからである。したがってダイバーシティ受信のこの目標は、実際には、検出されるエラーの数を、検出できない、したがって避けることができないエラーの数まで減少させることである。システムの設計者がこの目標を達成するのを助ける技術は、この分野の進歩を表しているであろう。
【0008】
発明の概要
本発明は、無線通信装置が複数の信号源の中から、それからペイロード・データを受信するための信号源を選択するための技術を提供する。好ましくは、各信号源は指向性のアンテナである。各信号源は実際上は1つの受信チャネルを表す。各受信信号源に対応するチャネルの品質は、部分的にテスト・データの受信中に収集されたデータを調べることにより決定される。ほぼ同時に、少なくとも1つの信号源のチャネルの品質を評価するために、ペイロード・データも使われる。したがって、あるどれかの信号源のために計算される品質メトリックは、テスト・データおよびペイロード・データにたいして行われた測定の結果であることが好ましい。本発明の1つの実施の形態では、品質メトリックを計算するために使われるパラメータは、2組のパラメータ、すなわちテスト・データに基づくパラメータとペイロード・データに基づくパラメータ、に分けられる。第1の組のパラメータの種類は、第2の組のパラメータの種類と同じではないことが好ましい。信号源の品質メトリックを決定するために使うのに好ましいパラメータは、ジッタ、受信信号強度、CRCエラーおよび同期エラーである。新しい信号源の選択は、現在のペイロード信号源が閾値に比べて悪いときにだけ起こることが好ましい。テスト・データおよびペイロード・データの両方に基づいて品質メトリックを連続的に更新することにより、使われているいろいろな信号源についてよりいっそう信頼性が高い評価を行うことができる。その結果、信号源の選択がそれに比例して信頼性が高まり、受信信号の品質を向上させる。これらのそして他の利点は、この後の詳しい説明から明らかになるであろう。
【0009】
好ましい実施の形態の詳細な説明
本発明は、図1〜9を参照してより完全に説明されることができるであろう。図1は、少なくとも1つの無線チャネル103を通して互いに通信する無線送信装置102と無線受信装置104を含む無線通信システム100のブロック線図を示す。ただ1つの送信装置とただ1つの受信装置だけが示されているが、このようなシステムは通常複数の送信装置および受信装置を含む。送信装置102および受信装置104は、固定または移動装置またはその両方を含んでもよく、そして、1つの好ましい実施の形態では、両方とも宅内環境で使用される移動装置を含む。簡単化のために、無線通信を容易にするためによく使用される種々の基盤装置(例えば、中継器、基地局、その他)は、図1に示されていない。しかしながら、本発明は、そのような基盤装置を用いる無線通信システムにも、等しく適用され得ることは理解されるであろう。少なくとも1つの無線チャネル103は、1つまたは複数の赤外搬送波、RF搬送波、その他を含む、ただしそれに限定されない、どんな無線媒体を含んでもよい。さらに、本発明は、少なくとも1つの無線チャネル103が変調される方式により限定されない。1つの好ましい実施の形態では、少なくとも1つの無線チャネル103は、5.15〜5.35GHzおよび5.725〜5.825GHzのいわゆる無免許全米情報インフラ(U−NII)バンド内の周波数変調RF搬送波を含む。
【0010】
受信装置104はまたダイバーシティ受信のために使用される複数のアンテナ106を含むことが好ましい。任意の数のアンテナが使用できるが、複数のアンテナ106は、少なくとも1つの送信アンテナと複数の受信アンテナを含むことが好ましい。さらに、どんな1種類のアンテナまたはどんな複数の種類のアンテナの組合せでも使用できるが、送信アンテナは全指向性のアンテナを含むことが好ましく、受信アンテナは線形偏波または円偏波パッチアンテナのような指向性のアンテナを含むことが好ましい。本発明の1つの実施の形態では、複数のアンテナ106は、1つの全指向性の送信アンテナと4つの線形偏波パッチ受信アンテナを含む。指向性のアンテナが使用される場合には、それらの個々の相対的な向きは、設計上の選択の問題である。しかしながら、1つの好ましい実施の形態では、それらは最も大きく方向が異なるように、すなわち、各アンテナのそれぞれの最高効率の受信方向の間のユークリッド距離が最大になるように、かつすべての潜在受信ベクトル(すなわち360度)がそれらの指向性アンテナでカバーされるように向けられる。4つの同等の指向性アンテナの場合には、これは、各指向性アンテナが少なくとも90度のビーム幅を持つことを意味する。
【0011】
本発明は、主として複数のアンテナについて説明される。しかしながら、この分野における通常の技術を持つ人々は、アンテナは信号源と呼ばれ得るものの1つであることを理解するであろう。本発明の説明においては、信号源は、ダイバーシティ受信に使用するために送信信号がそれにより提供される任意の手段と定義され得る。そういうものであるため、信号源は、アンテナ切替器を介して単一の無線受信器に接続されるアンテナを含んでもよい。または、信号源は、ダイバーシティ受信解析のためのベースバンド・データを供給する複数の無線受信器(各々が1つまたはそれ以上のアンテナを持つ)を含んでもよい。信号源のさらに他の例は、この分野における通常の技術を持つ人々には容易にわかるであろう。本発明はこの後アンテナに関して説明されているけれども、ここで広く定義されているような信号源を、等しく代用できることは理解されるであろう。
【0012】
次に図2に目を転じて、本発明による無線通信装置200のブロック線図が示されている。無線通信装置200は、図示のように構成された、上述された複数のアンテナ106、アンテナ切替器202、無線受信器204、無線送信器206、および制御および信号処理ユニット208を含む。アンテナ切替器202は、少なくともアンテナ入力のどれかをその受信出力に伝えるようにするソリッドステートまたは機械式の切替デバイスから成る。1つ以上の送信アンテナがあるときは、アンテナ切替器202は、同様に、1つまたはそれ以上の送信器(1つだけが図示されている)からの信号を送信アンテナのどれかに伝えてもよい。無線受信器204は、アンテナ切替器202を介して受け取った信号を復調する。1つの好ましい実施の形態では、無線受信器204はU−NIIバンド内で動作するRF受信器である。しかしながら、他の種類の受信器もこの分野でよく知られており、等しく使用できる。同様に、無線送信器206は無線搬送波、好ましくはU−NIIバンド内のRF搬送波を変調する。送信器206と受信器204の両方に対して、いろいろなよく知られた変調および復調技術のどれでも使用できる。本発明は、この点に関しては限定されない。
【0013】
制御および信号処理ユニット208は、破線で示されるように、アンテナ切替器202そして、随意であるが、受信器204と送信器206の制御を提供することが好ましい。しかしながら、このような制御は、他の構成要素、例えば受信器204または送信器206またはその両方、によって提供されかつその内部に組み込まれていてもよいし、または共有されてもよいことは理解される。制御および信号処理ユニット208によって具体化される制御機能および信号処理機能は、1つの信号デバイスではなく、複数の別個のデバイスに組み込まれていてもよい。
【0014】
制御および信号処理ユニット208は、この分野で知られているように、揮発性または不揮発性のディジタル記憶デバイスまたはその両方に記憶されたソフトウェアおよび動作データの制御のもとに動作するマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ディジタル・シグナル・プロセッサ、その他の同種類のもの、またはそのような装置の組合せでもよい。しかしながら、1つの好ましい実施の形態では、制御および信号処理ユニット208は、少なくとも一部分は、例えば1つまたはそれ以上の特定用途専用集積回路(ASIC)またはフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)を使ってハードウェアで実現される。このようなハードウェアによる実現のより詳しい説明が、図3に関して以下にさらに行われる。
【0015】
制御および信号処理ユニット208は、無線通信装置200のための制御および処理機能を実行する。その一部として、制御および信号処理ユニット208、およびそれが行う機能は、受信器204からの復調されたベースバンド・データを入力として受け取り、処理されたデータを出力として与えるように動作する。復調されたベースバンド・データに行われる処理は、この分野でよく知られており、エラー訂正復号などが含まれる。特に、以下に説明するように、復調されたベースバンド・データに対する処理は、アンテナ切替えのために使用される解析も含む。このタイプの処理の幾分かまたは全ては、設計上の選択の問題として、受信器204に組み込まれてもよい。反対向きに、制御および信号処理ユニット208は、送信されるべきデータを入力として受け取り、その送信データを既知の技術(例えば、エラー訂正符号化)に従って処理した後、無線搬送波上で変調するためにその送信データを送信器206に供給する。再度、この機能の幾らかまたは全ては、設計上の選択の問題として、送信器206に組み込まれてもよい。
【0016】
本発明による無線通信器のフロントエンド300のさらに詳しい説明図が、図3に示されている。図示されているように、無線通信器のフロントエンド300は、アンテナ切替器302に接続された、上述された種類の複数の受信アンテナ301を含む。アンテナ切替器302は、制御信号310により決められるとおりに選択的にアンテナ301から受信された入力信号を出力303として与える。アンテナ切替器302は復調器304に接続され、復調器304は信号処理器308に接続されている。信号処理器308は制御信号309とデータ出力310を供給する。実現されるときは、復調器304と信号処理器308によって表される機能は、複数の要素に分散されてもよいし、その全体または一部が、1つまたはそれ以上の要素内に組み合わされてもよい。図2を参照して説明すると、復調器304は受信器204によって完全に実現されてもよいし、信号処理器308は制御および信号処理ユニット208内で完全に実現されてもよい。または、受信器204は信号処理器308の機能の一部を実行してもよく、または制御および信号処理208は復調器304の機能の一部を実行してもよい。この分野における通常の技術を持つ人々は、図3に示される機能の実現は設計上の選択の問題であること、そして本発明はこの点に関して限定されないことを理解するであろう。
【0017】
この分野において知られているように、復調器304は無線搬送波信号上で変調されたデータを取り出す働きをする。どのように実現されるかによらず、復調器304は受信変調搬送波信号303を入力として受け取り、受信ベースバンド信号305を出力として供給する。さらに、現在の1つの好ましい実施の形態では、復調器304はまた受信無線搬送波の信号強度を示す受信信号強度データ306を出力として与える。実際には、復調器304の機能を実現するためのいろいろな技術がこの分野ではよく知られており、通常は搬送波信号が変調される方法に依存する。
【0018】
信号処理器308は、受信ベースバンド信号305、そして好ましくは受信信号強度データ306に対して、アンテナ切替器302を制御するために使用される制御出力309を与えるように処理を加える。すなわち、制御出力309は、アンテナ切替器302に、アンテナうちの1つによって供給される信号を選択的にその出力303に伝えさせる。本発明は、データ出力310が最良受信データを最もよく表わすように、制御出力309の決定を改善する。これがなされる方法は、図4〜9を参照してさらに説明される。さらにまた、1つの好ましい実施の形態では、少なくともアンテナ切替に関係する信号処理器308内の機能は、FPGA、ASICその他を使ってハードウェアで実現される。任意であり、また図3に示される実現に示されているように、信号処理器308は、元の送信された情報を表わす再構成された情報を含むデータ出力309を与える。この目的のために、信号処理器308は、暗号解読、エラー訂正復号、信号調整(例えばフィルタリング)などの、この分野でよく知られているいろいろな機能を実行してもよい。
【0019】
次に図4を参照すると、本発明にしたがってアンテナを選択するための一般化された方法が示されている。特に、ステップ402から410は、品質メトリックがN個の異なる受信アンテナに対して連続的に決定されそして評価される連続ループを説明する。特に、本発明は、ある特定の品質メトリックQがテスト・データおよびペイロード・データに基づいて決定され、それによってj番目の受信アンテナによって供給される信号の「品質」のより信頼できる指標を与える技術を提供する。これ以降、変数Tはテスト・データの受信により現在テストされているアンテナを示すために使われ、変数Pはペイロード・データを受信するために現在使用されているアンテナ、すなわちペイロード受信中にその信号が現にアンテナ切替器の出力に伝えられているアンテナを示すために使われる。ここでの使い方では、テスト・データは、1つの受信アンテナによって提供されるチャネルの品質をテストする目的のために使用されるデータを指す。それ以外には、テスト・データは受信機における再構成またはユーザによる消費を意図された情報を伝えない。それに対して、ペイロード・データは、受信機において消費のために再構成されるであろうという意図のもとに伝達される、そして、本発明によれば、受信アンテナにより提供されるチャネルの品質をテストするためにも使われる情報である。
【0020】
したがって、ステップ402において、テスト・データを受信するために現在選択されているアンテナ(テスト・アンテナ)の品質メトリックQ(T)が、受信されたテスト・データに基づいて更新され、そしてステップ404において、ペイロード・データを受信するために現在選択されているアンテナ(ペイロード・アンテナ)の品質メトリックQ(P)が、受信されたペイロード・データに基づいて更新される。チャネルの状態は急激に変わり得るので、ステップ402と404はできるかぎり時間的に近接して実行することが好ましい。さらにTとPは同じ値を持つことができる。その場合には、現在テストされているアンテナがペイロード・データを受信するために使われているアンテナと同じであることを意味する。
【0021】
ステップ406において、ペイロード・アンテナの品質メトリックが現在優良であるかどうか決定される。本発明においては、優良な品質メトリックは、その品質メトリックに対応するアンテナによって提供されるチャネルで、信頼できるデータ出力、例えばデータ出力309を与えるほど十分によいパフォーマンスが得られていることを示す。このステップは、信頼できるデータ出力(すなわちほぼエラーが無い)がもはや補償され得ないところまでそのパフォーマンスが低下するまで良チャネルが放棄されないように、含まれることが好ましい。Q(P)が現在優良であるなら、処理はステップ410に続き、そこでTが増値されてこの過程が繰り返される。しかしながら、Q(P)がもはや優良でなくなったときは、処理はステップ408に続き、現在の品質メトリックの全てに基づいて新しいアンテナPが選択される。換言すれば、現在のペイロード・アンテナのパフォーマンスが十分に低下したときは、品質メトリックの現在の状態に基づいて新しいペイロード・アンテナが選択される。その後、Tは、品質メトリックを更新する過程が続くように増値される。ステップ406の閾値テストは実行されることが好ましいが、ステップ406は省略されることができ、その場合にはテスト・データの各繰り返しに対して新しいペイロード・アンテナが選択されることが可能である。
【0022】
それにもかかわらず、ステップ402から410の順番は、設計上の選択の問題として変えられてもよい。すなわちステップ402と404の順番は逆にしても殆どまたは全く影響がない。もう1つの例として、ステップ406と408はステップ402と404に対していつでも、ステップ402と404の間にさえも、実行することができる。本質的に、品質メトリックを評価しそれに基づいてペイロード・アンテナを選択する処理過程の連続性のために、これらのステップが実行される順番は任意に変えられる。1つの現在好ましい実施の形態では、ステップ404におけるペイロード・データの受信の前に、ステップ402において各アンテナのための全てのテスト・データが順次に受信される。この実施の形態では、ステップ406における決定は、すべてのテスト・データの受信後に1度、そしてペイロード・データの受信後にもう1度、の2回行われる。この好ましい実施の形態は、この後に、図6を参照してさらに詳しく説明される。
【0023】
次に図5を参照すると、本発明によるアンテナを選択するための方法の1実施の形態が示されている。特に、図5に示される方法は、各ペイロード・パケットの前にテスト・データ・パケットが送信される、パケット化されたデータ送信の使用に頼っている。パケット・データ・システムの使用はこの分野において良く知られており、さらに詳しく説明する必要はない。
【0024】
ステップ502において、テスト・パケットを受信するために現在選択されているアンテナAnt(t)は、テスト・パケットの受信に基づいて評価される。本発明では、この評価は、受信されたテスト・データに基づいていろいろな受信パラメータの値を測定および/または計算することからなる。その現在好ましい実施の形態がこの後に非常に詳しく説明される。好ましくは、ステップ502において測定される/計算されるパラメータは、第1の組のパラメータを構成する。この第1の組のパラメータを使って、ステップ504においてそのテスト・アンテナの品質メトリックQ(T)が更新され、そして記憶される。その後、ステップ506において、次のテスト・パケットを予期してTが増値される。テスト・アンテナの識別値は連続的に増値されるので、本発明においては品質メトリックが連続的に更新され、それにより品質メトリックを使ってアンテナを選択するときにより大きな信頼性を与える。
【0025】
ステップ508において、ステップ406に関して上述したのと同様に、現在のペイロード・アンテナの品質メトリックQ(p)が優良であるかどうかが決定される。もし優良でない場合には、ステップ512において、現在の品質メトリック値の全てに基づいて、新しいペイロード・アンテナPが選択される。新しいアンテナの選択は次にアンテナ切替器を制御するために使用される制御信号の発出により示されてもよい。1つの好ましい実施の形態では、品質メトリックの値は一定の範囲、例えば0から1023、ここで0の値は最良の(最優の)品質メトリックを表しかつ1023の値は最悪の(最劣の)品質メトリックを表す、の範囲内で変動してもよい。したがって、図5に示されているように、Pは、j=1からNに対して最小の品質メトリックQ(j)を見つけることに基づくjの値に設定される。
【0026】
処理は、ステップ512においてPに新しい値を選択した後またはステップ508においてQ(P)が優良であることを決定した後に、ステップ510に続く。ステップ510において、現在ペイロード・アンテナとして選択されているアンテナAnt(P)は、ペイロード(すなわちデータ)パケットの受信に基づいて評価される。本発明の1つの実施の形態では、ペイロード・パケットとテスト・パケットの両方に基づくテストがほぼ同時に行われるように、ペイロード・パケットはテスト・パケットの直後に発生する。上と同様に、ペイロード・パケットの評価は、受信されたペイロード・データに基づいていろいろなパラメータの値を測定および/または計算することからなる。その現在好ましい実施の形態が以下に非常に詳しく説明される。ステップ510において測定/計算されるパラメータは、ステップ502において測定/計算される第1の組のパラメータとパラメータのタイプが同じでない第2の組のパラメータを構成することが好ましい。この第2の組のパラメータを使って、ステップ514において、そのペイロード・アンテナの品質メトリックQ(P)が更新されて記憶される。その後、処理は、新しいテスト・パケットおよびペイロード・パケットを予想して、ステップ502に続く、図5に示される方法は、ペイロード・データの完全性を保証するために前方エラー訂正(FEC)が使われない実現に特に適する。しかしながら、実際には、無線通信システムにFECを実施することは望ましく、またしばしば必要である。
【0027】
次に図6を参照すると、本発明によるアンテナ選択方法の好ましい実施の形態が示されている。上述したように、図6に示される方法はASIC、FPGAその他を使ってハードウェアで実現されることが好ましい。図6に示される方法は、FECを組み込んだ、構造化されたパケットが使用されるパケット・データ・システムに使用するのに特に適している。パケットの構造の1つの好ましい形が図7に示されている。
【0028】
図7に示されるように、1つの構造化されたパケット700はパケットsyncセグメント702と複数のペイロード・セグメント704を含む。この構造化されたパケット700は、パケットsyncセグメントとそれに続いて複数のペイロード・セグメントの各々を順に送ることにより、送信されるかまたは別の方法で伝えられることが好ましい。パケットsyncセグメント702は、その先頭にアンテナ切替バッファ期間706、そしてそれに続いてパケットsync708、閉ループ・リフレッシュ期間710および複数のアンテナ・テスト・パケット712を含む。アンテナ切替バッファ期間706は、その間はデータが実際には送信されない時間であり、アンテナ切替器がある特定のアンテナ入力をアンテナ切替器の出力に接続するように確実に設定されることができる休止時間を提供する。1つの現在好ましい実施の形態では、バッファ期間706は、4バイトのデータを送信するために通常必要とされる時間に等しい持続長を持つ。実際には、バッファ期間の長さは、データ送信レートとアンテナ切替器の最小安定時間の関数である。
【0029】
パケットsync708は、既知のデータを含む、予め決められた長さ(好ましくは、8バイト)のデータ・フィールドである。パケットsync708は、構造化されたパケット700全体のための大域的な同期を提供する。構造化されたパケット700の残りの部分は、パケットsync708が見つからなければ受信できない。パケットsync708は既知の周期性を持たせて送信および受信されるので、パケットsync708の全体を完全な正確さで受信する必要はない。1つの好ましい実施の形態では、パケットsync708はどちらかの方向に2ビットずらせてもよく(アンテナを切り替えることにより引き起こされる位相シフトを補償するため)、それでもなお検出できる。この5ビットの窓は、パケットsync708がチャネルのパフォーマンス低下に対して強くなり、なお高い信頼性で受信されることを可能にする。
【0030】
バッファ期間706と同様に、閉ループ・リフレッシュ期間710の間はデータは送信されない。リフレッシュ期間710の持続時間は、送信器および受信器の実現上の問題である。1つの好ましい実施の形態では、リフレッシュ期間は141バイトのデータの送信時間に等しい。これは、送信器における75μsecの閉ループ・リフレッシュと、受信器における15μsecの位相ロック・ループのプログラムおよび待ち時間に対応する。リフレッシュ期間710の長さは設計に依り、特定の実現の必要性に従って調整され得ることが理解されるであろう。
【0031】
パケットsyncセグメント702は、複数のアンテナ・テスト・パケット712で終わる。1つの好ましい実施の形態では、4つのアンテナ・テスト・パケット(各アンテナに対して1つ)が送信される。これより多いまたは少ない数のテスト・パケットも、設計上の選択の問題として使用できる。一般的には、各テスト・パケット712(図4および5に示される実施の形態において使用されるものも含む)は少なくとも既知のデータを含まなければならない。1つのテスト・パケットの間に受信されたデータをそのテスト・パケットに対応する既知のデータと比較することにより、ある特定のアンテナのパフォーマンスが評価できる。アンテナ・テスト・パケット712の各々のための1つの好ましい構造が図8に示されている。各フィールドに対して示されているビット長は、現在好ましい長さを表しているが、実際には、このような長さは設計上の選択の問題である。
【0032】
図8に示されるように、各アンテナ・テスト・パケットは第1の待ち、すなわちバッファ期間802で始まる。この期間中は、所望のテスト・アンテナへの切り替えを可能にするために、情報は送信されない。1つの好ましい実施の形態では、この第1の待ち期間の長さは、4バイトのデータを送信するために必要とされる時間である。プリアンブル804は、情報を伝えない連続した交互ビット(16進数表記ではAAAA)から成る。それらは、この分野で知られているように、受信器が送信器にロックオンしてクロック信号を復元することを可能にする。パケットsync708と同様に、アンテナまたはテストsync806は、送信されたビット流に受信器を合わせるために正確に受信される必要のある一連のビットである。アンテナsync806が見つからない場合には、パケットの中の情報は見つからない。以下にずっと詳しく説明されるように、アンテナsync806はアンテナの品質メトリックの計算に役立つパラメータを得るためにも使われる。テスト・ワード810は、例えば値(16進数表記で)A5A6B654D5929A5Aを持つ、既知の固定されたビット・パターンである。以下にさらに詳しく説明されるように、テスト・ワード810の結果予想可能な性質が、いろいろな測定を行われることを可能にし、それによりテストされているアンテナに対して品質メトリックが決定されることを可能にする。最後に、アンテナまたはテスト巡回冗長検査812がテスト・ワード810に基づいて決定され、テスト・ワード810中にエラーがあるかどうかを決定するための方法として含められる。一般的なCRCの使い方はこの分野でよく知られており、ここではこれ以上詳しく説明しない。
【0033】
再び図7を参照すると、構造化されたパケット700は、好ましい数(12)のペイロード・セグメントを含むことが示されている。好ましくは、ペイロード・セグメントの各々は、図7に示されるように、他のすべてのペイロード・セグメントと同じ構造から成る。各ペイロード・セグメントは、パケットsyncセグメント702と最初のペイロード・セグメントの間のアンテナの切替え、またはペイロード・セグメント間のアンテナの切替えを可能にするための、同一のバッファ期間706で始まる。このバッファ期間の後にセグメントsync714が続く。好ましくは、セグメントsync714は1バイトの長さを持つ既知のビット・パターンである。パケットsync708およびテストsync806と同様に、セグメントsync714は、受信器が確実に送信ビット流に合っているようにする。1バイトのヘッダ716が各ペイロード・セグメントに含まれることが好ましい。各ヘッダ716は送信されているパケットの種類に関する情報と、任意の、バージョン情報から成る。各ヘッダ716の後に1つのペイロード・セグメント718が続く。各ペイロード・セグメント718は、207バイトの交互配置されたデータとパリティ情報を含むことが好ましい。パリティ情報はFEC符号化の結果であり、受信データにおけるエラーを訂正するために役立つ。最後に、各ペイロード・セグメントはセグメントCRC720で終わる。セグメントCRC720はペイロード・セグメント718に関して決められる。セグメントCRC720は、以下に詳しく説明されるように、アンテナ・テスト・パケット712の受信中に決定される品質メトリックを更新するための手段として役立つ。
【0034】
図6を詳しく説明する前に、それに示されている方法は、受信アンテナの品質メトリックを決定するために使われる幾つかの品質パラメータに基づくことが注意される。特に、使われる品質パラメータには、同期(Sync)エラー・パラメータ、相関品質(CQ)パラメータ、受信信号強度(RSS)パラメータおよびアンテナまたはテスト巡回冗長符号(aCRC)エラー・パラメータおよびセグメント巡回冗長符号(sCRC)エラー・パラメータが含まれる。この分野における通常の技術を持つ人々は、ここに説明されるパラメータの代わりに、またはそれらに加えて、他のパラメータが使用できることを理解するであろう。使用されるパラメータの種類にかかわらず、このようなパラメータの1つの完全な組が、各アンテナのために保持される。これらのパラメータの各々の測定は、Sync、CQ、RSSおよびaCRCパラメータの場合には、テスト・データに基づき、sCRCパラメータの場合には、ペイロード・データに基づくことが好ましい。この分野における通常の知識を持つ人々は、テスト・データおよびペイロード・データの他の組合せが、いろいろなパラメータを決定するために使用できることを理解するであろう。これらのパラメータの各々と、品質メトリックがこれらのパラメータに基づいて計算される方法が、以下に詳しく説明される。これらのパラメータの実現に関するいろいろな値および閾値が、以下に代表例として説明される。しかしながら、他の値も設計上の選択の問題として同様に使用できることは理解されるであろう。下記のペナルティー・アダーなどの使用は、品質メトリックが、小さい値は優良および大きな値は不良である、小さい値から大きな値の範囲を変動することを仮定している。しかしながら、他の比較法も使用できる。例えば、大きな値は優良、小さい値は不良と考えることもできる。この場合には、ペナルティー・アダーを用いる代わりに、ペナルティ・サブトラクタを使用できる。この分野における通常の技術を持つ人々は、疑いなく、本発明の範囲から逸脱することなくこのような方法をいろいろ考案することができるであろう。さらに、それ以前回のパラメータの値の記憶を保持するための特別の技術が以下に説明される。しかしながら、いろいろな方法がこのような記憶を実現するために使用できることは理解されるであろう。
【0035】
Syncエラー・パラメータは、受信されたアンテナsync806中に検出されたエラーの数に基づく。エラーの発生と数を決定する技術はこの分野でよく知られている。Syncパラメータの好ましい最大値は511である。さらに、本発明によれば、Syncエラー・パラメータは、以前回の値の記憶を組み入れるランニング・サム(移動和)として保持されることが好ましい。この目的のために、Syncエラーが検出された(すなわちテスト・パケットが見つからない)ときは、検出されたビット・エラーの数の64倍に等しい値がランニング・サムのそれまでの値の2分の1に加えられる。エラーが検出されない最良の場合には、Syncパラメータに対する更新はランニング・サムを2で割ることに決められている。1つの現在好ましい実施の形態によれば、テスト・パケット中のエラーの数が12よりも少ない場合にはテスト・パケットが検出されることに注意されたい。
【0036】
各テスト・パケットの受信中、受信されたテスト・ワードと既知のテスト・ワードの間の相関が、CQパラメータを決定するために測定される。現在の1つの好ましい実施の形態では、受信テスト・ワードの各ビットは8倍でオーバーサンプリングされる。したがって、受信されたテスト・ワードの各ビットは、理想的には、8つのサンプルを含むであろう。それらのサンプルは、もし完全に正確に受信されたならば、既知のテスト・ワード中の対応するビットの2つのサンプルと正確に相関するであろう。受信されたテスト・ワードのサンプルを既知のテスト・ワードのサンプルと比較することにより、その受信テスト・ワード中の、チャネルにより引き起こされたジッタの測定値を得ることが可能になる。したがって、受信されたテスト・ワード中の各ビットのサンプルは1組として扱われ、理想的なテスト・ワードからの対応する組と比較される。連続したエラー(すなわち、合致しないサンプル)の数は、各組ごとに数えられる。これは、既知のテスト・ワード902と受信テスト・ワード904を表す波形が示されている図9に説明されている。特に、各波形の2つのビット906と908が示されている。破線は、各ビットのための1組のサンプルを得るために各ビットに対して行われる8倍のオーバーサンプリングを示す。第1のビット906に関しては、サンプルの1つ910が誤っている。また第2のビット908に関しては、2つの連続したビット912が誤っている。この連続エラーは第2のビット908の始端部に示されているけれども、実際には連続エラーは1つのパルス期間内のどこにでも発生し得る。各組から発生する連続エラーの数にしたがって、その数に対応するペナルティー値が、CQパラメータに加算される。各ペナルティー値は、受信端が期待される端からどれだけ遠く離れているかを表す。代表的なペナルティー値が下の表1に示されている。表1に示される値は、CQが8ビットの数であること、およびCQが255を越えるようなペナルティー値は無視されるものとしている。
【0037】
【表1】
Figure 0004823462
【0038】
テストは、CQがビット・エラーを予言することを示した。しかしながら、その値がパケット間で非常に高い値から非常に低い値にジャンプし得ることは煩わしい傾向がある。アンテナが、エラーのあるデータ・パケットの前回の数パケット高いCQを持ち、その不良パケットの直前回の非常に低いCQがそれに続くことがあり得る。高いCQの記憶がいくらか保持される場合には、ビット・エラーが検出される前に悪いアンテナを切り離すことが時々可能であることが、テストによりわかった。したがって、古い(それ以前回の)CQの値のランニング・サムを保持することが好ましい。特に、すべてのアンテナ・テストの後、ランニング・サムはまず2で割られ、次にCQの現在の値がそのランニング・サムに加えられる。このやり方よれば、受信アンテナの選択に対して古い値が連続的に低下する影響を持つ。この記憶のもう1つの利点はCQ因子の平滑化であり、かなりの不必要なアンテナの切替えを防止できる。
【0039】
その名前が暗示するように、受信信号強度パラメータは、現在テストされているチャネルを通して受信される信号の強さを表す。受信された信号の強さを評価する技術は、この分野ではよく知られている。1つの現在好ましい実施の形態では、RSSの0が理想的に無信号に対応し、RSSの240が理想的に非常に強い信号に対応する。この値の範囲はそれぞれの実現に依存し、本質的に、任意の範囲であることに注意されたい。他の値の範囲も、設計上の選択の問題として、同様に使うことができる。RSSの値がアナログ信号のディジタル信号への変換に基づいて決められる場合には、アナログ・ディジタル変換器に対する電圧基準値を変えることで、測定されるRSSの値のダイナミック・レンジを増大させることができる。それにもかかわらず、RSSの値は、本質的にはペナルティー値である受信信号強度品質(RQ)因子を得るために使用される。テストにより、受信信号の強度の変化は、強まりつつあるか弱まりつつあるかによらず、悪いチャネル品質の有力な指標であることが示された。1つの現在好ましい実施の形態では、RQ因子は次のようにして決められる。まず、下の式1に示されるように、前回のRSSと現在のRSSの差の絶対値から、雑音のための余裕を与えるために1を引いた値が決められる。
【0040】
|RSSIk-1 −RSSIk|−1 式(1)
RQを決定するには、式1から得られる値に定数をかけることによりRQが決定される。RSSの値に変化がない(すなわち、前回のRSSの値が現在のRSSの値と同じである)ときはRQがゼロに設定されることに注意されたい。そうでないときは、乗数の定数は現在のRSSの値に基づいて選択される。代表的な乗数の定数が下の表2に示されている。
【0041】
【表2】
Figure 0004823462
【0042】
表2に示される値は、RQが8ビットの数であること、およびRQが255を越えるような差の値または乗数は無視されるものとしている。さらにRQパラメータは、他のパラメータと同様に、ランニング・サムとして保持され、新しいRQペナルティーがランニング・サムの2分の1に加えられて、新しいランニング・サムが算出される。
【0043】
使用されているチャネルがただ1つのテストまたはデータ・パケット内で変化する可能性もある。この場合には、そのデータが不良であるだろうということを前もって通知することはできない。したがって、このタイプのエラーは、アンテナの切替えでは避けることができない。しかしながら、ビット・エラーを含むパケットはまとまってやって来る傾向があるので、アンテナ切替えアルゴリズムが別のアンテナに切り替えるようにするために、ビット・エラーを含むデータを受信したアンテナはペナルティーを科されるべきである。この状態は、aCRCエラー・パラメータによってある程度対応される。各テスト・パケット712に含まれるアンテナCRC812は、aCRCパラメータのための基礎として役立つ。CRCエラーの発生を決定するための技術は、この分野でよく知られている。本発明によれば、aCRCパラメータは、ランニング・サムを使って、以前回の値の記憶を保持することが好ましい。この目的のために、テスト・パケットの受信中にCRCエラーが検出されたときは、aCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムが128だけ増やされることが好ましい。ただしCRCエラー・パラメータの最大値は255に設定される。テスト・パケットがCRCエラー無しに受信されるたびに、aCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムは2で割られるのが好ましい。
【0044】
本発明は、最適なアンテナを選択するためにアンテナを評価するためのアンテナ・テスト・パケット712の使用を含むが、チャネルの状態は、とりわけペイロード・データの受信中に、急激に変わり得ることが知られている。この目的のために、セグメントCRC720を使ってsCRCエラー・パラメータが求められる。以下に説明されるように、sCRCエラー・パラメータは、ペイロード・データを受信するために使われるアンテナに対応する品質メトリックを更新するために使われる。本発明によれば、aCRCエラー・パラメータは、ランニング・サムを使って以前回の値の記憶を保持するのが好ましい。この目的のために、ペイロード・セグメント718の受信中にCRCエラーが検出されたときは、sCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムが64増やされることが好ましい。ただしsCRCエラー・パラメータの最大値は255に設定される。テスト・パケットがCRCエラー無しに受信されるたびに、sCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムは2で割られるのが好ましい。さらに、以下に説明されるように、sCRCエラー・パラメータは、セグメントsync714の検出の失敗を反映する手段としても使われる。この目的のためには、セグメントsync714が見つからないときは、sCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムが32増やされることが好ましい。セグメントsync714の受信中のエラーをsCRCエラー・パラメータ中に反映させることは現在のところ好ましいが、このようなエラーは他の別のパラメータに反映させられることは理解されであろう。
【0045】
各アンテナの品質メトリック(Q)はすべてのペナルティー・アダー(パラメータ)の和であることが好ましいが、パラメータの他の組合せも使用できることは理解されるであろう。1つの好ましい実施の形態では、各品質メトリックは10ビットの数で表される。この実施の形態では、因子の和が1023より大きいかどうかによらず、各品質メトリックは1023に制限される。低い品質メトリックが高い品質メトリックよりも優良であるというプロトコル(実施要項)に従うときは、最初は、最も優良なアンテナが最低のQを持つアンテナとして選択されるであろう。以後は、最低の品質メトリックを持つアンテナが連続的に特定されて選択される。1つの好ましい実施の形態では、現在のアンテナの品質メトリックが閾値との比較で十分に不良になったときにだけ、このような選択が起きる。これは、品質メトリック中のノイズに原因する非常に優良なアンテナからそれよりも優良でないアンテナへの切替えを防止するために実施されることが好ましい。
【0046】
再び図6を参照して、本発明のより詳細な実施の形態がここに説明される。パケットに基づく通信システムでは、図7に示されている構造化されたパケット700のようなあるデータの受信を予想することができる。したがって、ステップ602において、インデックスPによって示されるアンテナがパケットsync708を検出するために使われる。パケットsync708が1回検出されなかったときは、それは無視され、パケット700の残りを受信するための試みがなされる。しかしながら、2つの連続するパケット700に対してパケットsync708が検出されない場合には、サーチ・モードに入り、図6の方法は無視される。パケットsync708が見つかったとすると、処理はステップ604に続き、そこでリフレッシュ期間710が終わることが許される。ステップ606において、テスト・アンテナのインデックスが初期化される。1つの好ましい実施の形態では、使われている4つのアンテナは論理的に0から3のラベルがつけられ、インデックスTが0に初期化されてその後増値される。もちろん、他のインデキシングの仕方も、設計上の選択の問題として使うことができる。ステップ608において、各アンテナのsCRCエラー・パラメータを表すランニング・サムがゼロに初期化される。ステップ606と608は、ステップ604に続いて実行されるよりむしろ、ステップ604と同時に実行されてもよい。
【0047】
それには関係なく、ステップ610において、そしてリフレッシュ期間701の経過後、受信装置は、予め決められた時間にテスト・パケットを探すことを知っている。特に、受信装置は、現在のテスト・アンテナ(T)で受信されたベースバンド・データを調べて、新しい受信テスト・パケットの始めを示すプリアンブル804および同期806フィールドを探す。ステップ612でテスト・パケットが見つからないときは、処理はステップ614に続き、そこでそのテスト・アンテナのSyncパラメータが1つの好ましい値511増やされる(ペナルティーを科される)。さらに、同期フィールドの検出の失敗は、CRCパラメータと同じく、RQおよびCQパラメータにも影響を及ぼす。とくに、RQおよびCQパラメータ(図6にそれぞれoldRQおよびoldCQとして示されている)を表すランニング・サムが、上で説明されたように更新される。例えば、ランニング・サムは2で割られ、さらに好ましい値の128増やされる。このようにして、テスト・パケットの同期フィールドの受信の失敗は、現在テストされているアンテナにかなりのペナルティーを科す。処理は次にステップ630に続き、そこでaCRCパラメータが2で割られる。これはaCRCパラメータとSyncパラメータが互いに独立であることを保証するのを助け、それによりテストSyncの受信失敗がアンテナに2重にペナルティーを科すのを防止する。続いて、ステップ632において、テストされているアンテナの品質メトリックQ(T)は、sCRCパラメータとともに更新されたRQ,CQ,aCRC及びSyncパラメータに基づいて更新される。
【0048】
再びステップ612を参照して、テスト・パケットが見つかったとき、すなわちその同期フィールドが正しく受信されたときは、処理はステップ616に続き、検出されたテストsync中にエラーが見つかったかどうかが決定される。見つからなかったときは、ステップ622において、そのテスト・アンテナのSyncパラメータが2で割られる。処理は次に620に続き、そこでCQおよびRSS/RQパラメータの現在の値が上述したようにして決定される。その後、ステップ624において、CQ(oldCQ)およびRQ(oldRQ)パラメータのランニング・サムが更新される。しかしながら、ステップ618において、検出されたテストsync中にエラーが見つかったときは、見つかったビット・エラーの数が64倍され、その積がテスト・アンテナのSyncパラメータを表すランニング・サムの2分の1に加えられる。その後ステップ620および624が先述したように実行される。
【0049】
ステップ620において、テスト・パケットの受信中にCRCエラーが検出されたかどうかが決定される。この目的のために、テストCRC812が受信され、受信されたテスト・ワード810に基づいて計算されたCRC値と比較される。CRCエラーが検出されたときは、ステップ628において、そのテスト・アンテナのaCRCパラメータが好ましい値の128増やされる。CRCエラーが検出されなかったときは、ステップ630においてaCRCパラメータが2で割られる。その後、先述したように、ステップ632に従ってそのテスト・アンテナの品質メトリックが更新される。
【0050】
ステップ634において、すべてのアンテナがテストされたかどうかが決定される。換言すれば、テスト・パケット712の全てが受信されたかどうかが決定される。そうでないときは、次のテスト・パケットを使って別のアンテナをテストするために、ステップ636においてテスト・インデックスTが増値される。ステップ634は、設計上の選択の問題として、図6に示されている一連のステップの中の他の場所で実行されることもできることは注意されたい。
【0051】
上述したように、現在のペイロード・アンテナのパフォーマンスが十分に不良でなければ新しいペイロード・アンテナが選択されない(品質メトリックに基づいて)ことは、本発明の1つの特長である。このことは、ステップ638において、現在のペイロード・アンテナの品質メトリックQ(P)の予め決められた閾値に対する比較として示されている。(いつでも同じ値を取ることができるけれども、ペイロード・アンテナのインデックスPはテスト・アンテナのインデックスTとは独立であることを思い出されたい。)1つの好ましい実施の形態では、閾値は127に設定される。したがって、品質メトリックがこの閾値より大きくなく、現在選択されているペイロード・アンテナを通じた優良チャネルを示しているときは、ステップ640でそのペイロード・アンテナは替えられない。品質メトリックがこの閾値より大きく、不良なチャネルであることを示しているときは、処理はステップ642に続き、新しいペイロード・アンテナが選択される。1つの好ましい実施の形態では、この選択は、受信アンテナの各々の品質メトリックを比較し、最小の値を持つ品質メトリックに対応するアンテナを選択することにより行われる。このようにして新しいアンテナPを選択したら、アンテナ切替器の制御に使うために制御信号が発生されてもよい。先に注意したように、最小値および最大値の品質メトリックをそれぞれ優良および不良のアンテナのパフォーマンスに対応させることは単に1つの可能な構成に過ぎず、この分野における通常の技術を持つ人々は、本発明の範囲内において、容易に他のこのような構成を案出することができる。
【0052】
ペイロード・アンテナのインデックスPが新しく選択された値か、先に使われていた値であるかにかかわらず、インデックスPにより指定されるペイロード・アンテナに切り替える(必要に応じて)ことにより、処理はステップ640に続く。ステップ610におけるテスト・パケットと同様に、受信装置は次にステップ644においてペイロード・セグメントを探す(図6B)。ペイロード・セグメント704はパケットsyncセグメント702の直後に発生する。これは両者に基づく評価がほぼ同時に起こるようにするためである。本発明においては、「ほぼ同時」は、テスト・データおよびペイロード・データを持つパケットにより決められる期間内を意味する。ペイロード・セグメントを探しながら、受信装置は、ペイロード・アンテナを通して受信したベースバンド・データを調べ、新しく受信されたペイロード・セグメントの初めの部分を示すセグメントsync714を探す。ステップ646でセグメントsync714が見つからないときは、処理はステップ650に続き、そこでそのペイロード・アンテナのsCRCパラメータが好ましい値の32増やされる(ペナルティーが科される)。1つの好ましい実施の形態では、セグメントsyncの検出に関して5ビットの窓がある、すなわち、セグメントsyncは期待される位置から+/−2ビットにあれば検出できる。この窓内に見つからないときは、アルゴリズムは、デフォルトで、そのデータを受信することを試みるときセグメントsyncは期待される位置にあると見なす。
【0053】
セグメントsync714が検出されたとき、またはその検出の失敗に対するペナルティーを科された後、処理はステップ648に続き、ペイロード・セグメント718を受信するための試みがなされる。そのペイロード・セグメントが受信された後、セグメントCRC720が受信される。CRC812のテストと同様に、セグメントCRC720は、受信されたペイロード・セグメント718に基づいて計算されたCRCと比較される。ステップ652においてこの比較によりエラーが検出されたときは、処理はステップ658に続き、そこでそのペイロード・アンテナのsCRCパラメータが好ましい値の64増やされる(ペナルティーが科される)。逆に、CRCエラーが検出されなかったときは、処理はステップ654に続き、そのペイロード・アンテナのsCRCパラメータを表すランニング・サムが、セグメントsync714が以前に検出されたということを条件として、2で割られる。セグメントsyncが以前に検出されておらず、かつCRCエラーが検出されなかったときは、sCRCパラメータは変えられない。換言すれば、ステップ646におけるセグメントsyncの発見の失敗は、ステップ650にけるペナルティーを引き起こす。そして、セグメントCRCのエラーの無い受信がランニング・サムを割り算することを可能にすることは、セグメントsync714の受信の失敗のためのペナルティーを効果的に取り消すであろう。
【0054】
セグメントCRCのエラーの有無にかかわらず、処理はステップ656に続き、そこでsCRCパラメータの今更新された値と、CQ,RQ,CQ,aCRCおよびSyncパラメータの以前回の値に基づいて、そのペイロード・アンテナの品質メトリックQ(P)が更新される。前述したように、テスト・アンテナの品質メトリックは、CQ,RQ,aCRC,sCRCおよびSyncパラメータ(すべてランニング・サムで表される)の和として計算されることが好ましい。
【0055】
ペイロード・セグメントの受信の結果である更新された品質メトリックを組み込むことにより、ステップ638から642に関係する上述の決定および選択過程が、ステップ660から664で繰り返される。すなわち、現在のペイロード・アンテナの品質メトリックQ(P)が予め決められた閾値と比較して優良ならば、そのペイロード・アンテナは替えられない。品質メトリックQ(P)が閾値と比較して優良でなければ、最小の(最も優良な)値を持つ品質メトリックに対応する新しいペイロード・アンテナが選択される。このようにして新しいアンテナPを選択したときは、アンテナ切替器の制御に使うために制御信号を発生させてもよい。
【0056】
最後に、ステップ666において、すべてのペイロード・セグメント718が受信されたかどうかが決定される。1つの好ましい実施の形態では、各構造化されたパケット700は12のペイロード・セグメントを含むことを思い出されたい。まだペイロード・セグメントが残っているときは、処理はステップ644に続き、そこで次のペイロード・セグメントが探される。このように、各ペイロード・セグメントはsCRCパラメータを更新する機会、そして、結果的に、現在のペイロード・チャネルが悪化しているときペイロード・アンテナを切り替える機会を提供する。しかしながら、すべてのセグメントがすでに受信されているときは、処理はステップ602に続き、そこで次の構造化されたパケット700が探される。
【0057】
本発明は、無線通信装置が、複数のアンテナの中から、ペイロード・データを受信するためのアンテナを選択するための技術を提供する。テスト・データおよびペイロード・データを使うことにより、複数のアンテナの各々の品質メトリックが決定される。品質メトリックは次にペイロード・データを受信するためのアンテナを選択するために使われる。テスト・データおよびペイロード・データの両方に基づいて品質メトリックを連続的に更新することにより、使われているいろいろなアンテナについて、より信頼できる評価をすることができる。その結果、アンテナ選択の信頼性がそれに比例して高まり、それにより受信信号の品質が向上する。
【0058】
上記の詳しい説明は本発明の現在好ましい実施の形態を発表するが、ここに開示された実施の形態に対して、本発明の真の精神と範囲から逸脱することなく、多くの変形がなされ得ることは理解されるであろう。本発明のこの真の趣旨と範囲は、上記の明細書に照らして解釈されるべき添付のクレームによって明確にされている。
【図面の簡単な説明】
本発明の現在好ましい実施の形態の詳細な説明において、下記の図から成る図面に対して参照が行われる。それらの図においては、類似の参照番号はいろいろな図における類似の要素を指している。
【図1】 図1は本発明による無線通信システムのブロック線図である。
【図2】 図2は本発明による無線通信装置のブロック線図である。
【図3】 図3は本発明による無線受信機のフロントエンドのブロック線図である。
【図4】 図4は本発明によるアンテナ選択のための一般化された方法を説明するフローチャートである。
【図5】 図5は本発明によるアンテナ選択のための方法の1実施の形態を説明するフローチャートである。
【図6】 図6A及び図6Bは本発明によるアンテナ選択のための方法の好ましい実施の形態を説明するフローチャートである。
【図7】 図7は図6A及び図6Bにおいて説明される方法を実施するために使われる、本発明による構造化されたパケットを示す。
【図8】 図8は本発明の好ましい実施の形態によるテスト・パケットを示す。
【図9】 図9は本発明による品質メトリックを決めるために使われるパラメータ決定するための波形の例である。

Claims (22)

  1. 複数の信号源のうちの少なくとも1つのテスト信号源に一意的に対応する少なくとも1つのテスト品質メトリックを決定し、但し前記少なくとも1つのテスト品質メトリックは、無線通信装置により受信された信号に含まれるテスト・データから測定されるステップと、
    前記複数の信号源のうちのペイロード信号源に一意的に対応する少なくとも1つのペイロード品質メトリックを、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックを決定するステップとほぼ同時に、決定し、但し前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックは、前記無線通信装置により受信された前記信号に含まれるペイロード・データから測定されるステップと、
    少なくとも、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックと前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記複数の信号源のうちの少なくともいくつかを評価するステップと、
    を含む、無線通信装置において複数の信号源のうちの信号源を評価するための方法。
  2. 前記複数の信号源が複数のアンテナを含む請求項1記載の方法。
  3. 少なくとも、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックと前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記複数の信号源から新しいペイロード信号源を選択するステップをさらに含む請求項1記載の方法。
  4. 前記選択するステップが、少なくとも、閾値と比較して優良でない前記ペイロード信号源に対応する前回のペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード信号源を選択することをさらに含む請求項3記載の方法。
  5. 前記選択するステップが、少なくとも、閾値と比較して優良でない前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード信号源を選択することをさらに含む請求項3記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つのテスト品質メトリックが、少なくともテスト・データの前記受信中に測定されたジッタ値に基づく請求項1記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのテスト品質メトリックが、少なくともテスト・データの前記受信中に測定された受信信号強度の値に基づく請求項1記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つのテスト品質メトリックが、少なくとも、前回のテスト・データの前記受信中に測定された少なくとも1つの前回の前ジッタ値、前記前回のテスト・データの前記受信中に測定された少なくとも1つの前回の受信信号強度値、前記前回のテスト・データの前記受信中に計算された少なくとも1つの前回のCRCエラー値、および前記前回のテスト・データの前記受信中に計算された少なくとも1つの前回の同期エラー値のうちのどれか、に基づく請求項1記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックが、少なくともペイロード・データの前記受信中に計算されたエラー値に基づく請求項1記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックが少なくともペイロード・データの前記受信中に計算された同期エラー値に基づく請求項1記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックが、少なくとも、前回のペイロード・データの前記受信中に計算された少なくとも1つの前回のCRCエラー値、および前回のペイロード・データの前記受信中に計算された少なくとも1つの前回の同期エラー値のどれか、に基づく請求項1記載の方法。
  12. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナに操作可能に結合され、前記複数のアンテナのうちの少なくとも1つのテスト・アンテナに一意的に対応する少なくとも1つのテスト品質メトリックと、前記複数のアンテナのうちのペイロード・アンテナに一意的に対応する少なくとも1つのペイロード品質メトリックをほぼ同時に決定し、かつ少なくとも、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックと前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記複数のアンテナから1つの新しいペイロード・アンテナを選択し、但し前記少なくとも1つのテスト品質メトリックは、無線通信装置により受信された信号に含まれるテスト・データから測定され、前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックは、前記無線通信装置により受信された前記信号に含まれるペイロード・データから測定される信号処理ユニットと、
    を含む無線通信装置。
  13. 前記信号処理ユニットが、少なくとも、閾値に比べて劣る前記ペイロード・アンテナに対応する前回のペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード・アンテナを選択する請求項12記載の無線通信装置。
  14. 前記信号処理ユニットが、少なくとも、閾値より劣る前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード・アンテナを選択する請求項12記載の無線通信装置。
  15. 前記複数のアンテナおよび前記信号処理ユニットに操作可能に結合され、U−NIIバンドで動作する無線受信器をさらに含む請求項12記載の無線通信装置。
  16. 前記複数のアンテナの少なくともいくつかが指向性アンテナである請求項12記載の無線通信装置。
  17. 前記複数のアンテナが少なくとも1つの全方向性送信アンテナを含む請求項12記載の無線通信装置。
  18. 少なくとも1つの信号源入力と、
    前記少なくとも1つの信号源入力に結合され、複数の信号源のうちの少なくとも1つのテスト信号源に一意的に対応する少なくとも1つの品質メトリックと、前記複数の信号源のうちの1つのペイロード信号源に一意的に対応する少なくとも1つのペイロード品質メトリックをほぼ同時に決定し、但し前記少なくとも1つのテスト品質メトリックは、無線通信装置により受信された信号に含まれるテスト・データから測定され、前記少なくとも1つのペイロード品質メトリックは、前記無線通信装置により受信された前記信号に含まれるペイロード・データから測定される手段と、
    前記決定す手段に結合され、少なくとも、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックと前記少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記複数の信号源から新しいペイロード信号源を選択する手段と、
    を含む、複数の信号源のうちからの1つの信号源の選択に使用するための集積回路。
  19. 前記選択す手段が、少なくとも、閾値に比べて劣る前記ペイロード信号源に対応する前回のペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード信号源を選択する請求項18記載の集積回路。
  20. 前記選択す手段が、少なくとも、閾値に比べて劣る少なくとも1つのペイロード品質メトリック、に基づいて前記新しいペイロード信号源を選択する請求項18記載の集積回路。
  21. 前記決定す手段がテスト・データの前記受信中にジッタ値を測定し、かつ前記少なくとも1つのテスト品質メトリックが少なくともそのジッタ値に基づく請求項18記載の集積回路。
  22. 前記決定す手段に結合され、前記少なくとも1つのテスト品質メトリックがそれを通して受け取られた受信信号強度値に基づ信号強度入力をさらに含む請求項18記載の集積回路。
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