JP4818566B2 - 拡張蛇行静脈の治療器械 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は、脈管構造を永続的に収縮させることを目的として、例えば拡張蛇行静脈の治療の際に用いることができる熱エネルギを加える器械に関する。
【0002】
拡張蛇行静脈に関する病理学的症状に対する現行の十分に確立された治療法は、伏在静脈の抜去であり、これについては、例えば、L.ジョーンズ(Jones )氏等の論文“Neovascularisation is the principal cause of varicose vein recurrence: results of a randomised trial of stripping the long saphenous vein (新生血管形成は、拡張蛇行静脈再発の主因である:大伏在静脈の無作為抜去試験の結果)”,Eur J Vasc Endovasc Surg 12, 442頁乃至445頁(1996年)、G.ゴーレン(Goren)氏及びA.E.イエーリン(Yellin)氏の論文“Minimally invasive surgery for primary varicose veins: limited invaginated axial stripping and tributary (hook) stab avulsion(一次拡張蛇行静脈の最小侵襲手術:陥入軸方向抜去及び分枝(鉤)スタブ剥離の限界)”Ann Vasc Surg 9 (4),401頁乃至414頁(1995年)、P.H.ラトガーズ(Rutgers)氏及びP.J.キッツラー(Kitslaar)氏の論文“Randomized trial for stripping versus high ligation combined with sclerotherapy in the treatment of the incompetent greater saphenous vein(大伏在静脈不全の治療にあたっての抜去法と硬化療法と組み合わせた高結紮法の無作為試験)”Am J Surg 168,311頁乃至315頁(1994年)、S.サリン(Sarin)氏等の論文“Stripping of the long saphenous vein in the treatment of primary varicose veins (一次拡張蛇行静脈の治療の際の大伏在静脈の抜去)”Br J Surg 81,1455頁乃至1458頁(1994年)を参照されたい。
【0003】
患者の足根関節と鼠径部に切開部を作る。伏在静脈を識別し、結紮し、そして分割する。フレキシブル剥離器を足根関節の切開部のところで伏在静脈中に挿入し、この静脈中を近位方向にこれを挿通させ、ついにはフレキシブル剥離器が鼠径部切開部から露出するようにする。大きなエンドピースを剥離器の遠位端部に取り付けるが、剥離器の中には、組込み式の「オリーブの実」の形(卵形)をした遠位端部を備えるよう設計されているものがある。次に、伏在静脈を剥離器の遠位端部に結束し、次に、鼠径部の切開部を通して剥離器を素早く引き抜くことによりこれを取り出す。
【0004】
この外科的手法は、静脈瘤様腫脹のための還流経路及び血液源を無くす。しかしながら、この手法でこれを達成した場合に生じる罹病率が高い。抜去手技は、伏在静脈を側副血管から引き裂き、加うるに、大きなエンドピース及び伏在静脈の蓄積抜去部分は、静脈除去後、脚内に大きな残存皮下チャネルを生じさせる。これらの要因が原因となって、脚内に出血及び血腫が生じると共に有痛性で遅延性の治癒状況が生じ、その結果、回復期が長いものとなる。この外傷は、伏在静脈の近くの神経に損傷を生じさせる原因ともなる。加うるに、この手術の美容上又は見た目の結果は、腫脹、挫傷及び変色に起因して悪い。
【0005】
静脈抜去と関連した罹病率を抑制しようとしながら拡張蛇行静脈を治療する他の臨床的手法が開発された。大腿静脈結合部のところでの伏在静脈の結紮法(L.ジョーンズ氏等の論文“Neovascularisation is the principal cause of varicose vein recurrence: results of a randomised trial of stripping the long saphenous vein”Eur J Vasc Endovasc Surg 12,442頁乃至445頁(1996年)、S.サーリン氏等の論文“Stripping of the long saphenous vein in the treatment of primary varicose veins”Br J Surg 81, 1455頁乃至1458頁(1994年))及び圧迫硬化療法(K.ビーゲライゼン(Biegeleisen)氏、R.D.ニールセン(Nielsen)氏の論文“Failure of angioscopically guided sclerotherapy to permanently obliterate greater saphenous varicosity(大伏在静脈瘤様腫脹を永続的に無くすための血管内視鏡誘導型硬化療法の失敗)”, Phlebology 9,21頁乃至24頁(1994年)、G.ゴーレン氏の論文“Injection sclerotherapy for varicose veins: History and effectiveness(拡張蛇行静脈の注入硬化療法:その歴史と有効性)”, Phlebology 6,7頁乃至11頁(1991年)、P.H.ラトガー氏及びP.J.キッツラー氏の論文“Randomized trial for stripping versus high ligation combined with sclerotherapy in the treatment of the incompetent greater saphenous vein”, Am J Surg 168,311頁乃至315頁(1994年)が、二者択一的な拡張蛇行静脈治療法である。大腿静脈接合部のところでの伏在静脈結紮法の目的は、伏在静脈内への還流の主要経路を無くすことにある。この手技は、鼠径部切開部を通して行われる。伏在静脈と大腿静脈の結合部及び全ての他の局所伏在静脈分枝を識別し、隔離し、結紮し、そして分割する。圧迫硬化療法では、硬化剤を治療されるべき疾患のある静脈中に注入する。この硬化剤は、刺激原として働き、内皮内層の損傷及び血管壁の浮腫を引き起こす。圧迫包帯法を治療法の一体部分として施す。外部からの力により血管の損傷状態にある内皮層を互いに押し付ける。時間の経過につれ、血管壁は、線維増多に起因して互いに溶着し、血管が閉塞する。しかしながら、上述の方法は両方とも、高い臨床的再発率を呈し、最適な治療法であるとは考えられない。
【0006】
したがって、拡張蛇行静脈の病理学的症状を治療する侵襲性が低く且つ外傷性の低い方法が模索された。一般に、血管を収縮させ、これに損傷を与え、そしてこれを閉塞させる管内エネルギの使用が当該技術分野で知られている(W.ゴリッシュ氏等の論文“Heat-induced contraction of blood vessels(血管の熱誘起収縮)”Lasers Surg Med 2(1), 1頁乃至13頁(1982年)、G.T.ワット(Watt)氏の論文“Endovenous diathermy destruction of internal saphenous(内伏在静脈の静脈内ジアテルミーによる破壊)”British Medical Journal, 53(1972年10月7日)、K.オレイリー(O'Reilly)氏の論文“Endovenous diathermy sclerosis of varicose veins(拡張蛇行静脈の静脈内ジアテルミーによる硬化)”The Australian, New Zealand Journal of Surgery 47(No. 3),393頁乃至395頁(1977年6月)、クレッグ(Cragg)氏等の論文“Endovascular diathermic vessel occlusion(静脈内ジアテルミーによる血管閉塞)”, Diagnostic Radiology 144,303頁乃至308頁(1982年7月))。
【0007】
米国特許第6,014,589号、PCT国際公開第WO99/03413号及び同第WO99/12489号は、高周波(RF)エネルギの管内適用方式により伏在静脈の永続的な閉塞を引き起こすことにより拡張蛇行静脈を治療する方法及び装置を開示している。この高周波エネルギにより、血管の収縮が生じ、結果的に閉塞が生じる。エネルギを拡張可能な電極先端部を備えたカテーテルを介して加える。この方法には、静脈抜去術よりも外傷性が低いという利点がある。しかしながら、大きな欠点は、カテーテル治療器械のコストが高く且つ構成が複雑であるということにある。この設計の課題は、カテーテルが伏在静脈中に導入するのに十分小径のものであり、それと同時に、大径の血管を治療できなければならないということにある。これは、カテーテル先端部のところに設けられた拡張可能な電極アレイで達成される。多くの可動小型部品が用いられるために費用が高くつきしかも信頼性が低くなりがちであるという欠点がある。さらに、血管腔内の血液と相互作用する小型電極を用いることが原因となって、治療先端部の汚染が生じることにもなる。
【0008】
血管を機械的に崩壊させ、エネルギを加える種々の手段を必要とする別の永続的な血管の閉塞方法及び装置が、米国特許5,709,224号及びPCT国際公開第WO96/39961号から知られている。体内管腔、例えば、血管は、血管を機械的に崩壊させることにより、例えば、負圧を用い、次に、1以上の電極を介してRFエネルギを崩壊領域内又はこれに隣接して加えることにより選択的に閉塞させる。
【0009】
米国特許5,273,524号は、電気外科的エンドエフェクタを備えた内視鏡器具を開示している。その主要な機能は、この内視鏡器具の遠位端部のところに配置された単極型高周波電極で組織のアブレーションを行うことにある。組織除去の副次的機能は、手術部位の連続流体還流及び吸引によって達成される。このような設計の装置は、剛性の金属管を備えた取っ手を有している。管構造は、管内の単一の吸引/灌流ルーメンと共にその遠位端部のところに治療用電極を有している。
【0010】
本発明の目的は、効率がよく、費用効果がよく、しかも、患者に対する厄介さの度合が低い脈管構造の永続的な収縮をもたらす可能性を提供することにある。
【0011】
この目的は、脈管構造を永続的に収縮させるために熱エネルギを加える請求項1記載の特徴を備えた器械によって達成される。請求項15は、かかる器械の一構成要素であるカテーテルに関し、請求項17は、かかる器械の別の構成要素である制御装置に関する。本発明の有利な変形例は、従属形式の請求項に記載されているとおりである。
【0012】
本発明の器械は、脈管構造を永続的に収縮させるために熱エネルギを加える器械は、脈管構造中へ導入可能であり、カテーテルは、遠位端部領域に開口部を備えた少なくとも1つのルーメンを有するカテーテルを有する。この器械のもう一つの構成要素は、カテーテルの近位端部領域を接続できる制御装置であり、この制御装置は、液体を提供し、液体を加熱してカテーテルのルーメン内へ供給したり、カテーテルのルーメンに真空を加えたりするようになっている。好ましくは、制御装置は、液体を予め選択された温度まで加熱し、加熱された液体をカテーテルのルーメンに供給するようになっている。変形例として又は追加例として、液体を加熱するための電気加熱器をカテーテルの遠位端部領域内に配置するのがよく、この場合、制御装置は、この電気加熱器を制御するようになっている。
【0013】
本発明は、熱エネルギーの管内適用方式により静脈、例えば伏在静脈を収縮させ又は閉塞させる臨床上の目的を達成する。熱は、加熱された液体、好ましくは生理学的治療流体を介して問題の脈管構造に伝えられる。この着想により、器械の構成要素、特にカテーテルの単純且つ安価で、しかも頑丈な設計が可能になる。
【0014】
この器械は、熱伝達液体を血管の管腔内の局部治療野に送ったりこれから戻すようになった使い捨て構成部品としてカテーテルを設計できるという利点を有している。器械の複雑さ及び高価さの要因は、カテーテルから制御装置に移される。好ましくは、制御装置は、無菌術野の外部で使用されるよう設計された再使用可能な装置である。この制御装置は好ましくは、液体を加熱したり送り出したり戻すための構成部品及び制御ユニットの全て又は大部分を有する。
【0015】
本発明の器械を用いる手順は、現行の手順と類似しているが、多くの利点をもたらす。カテーテルを治療されるべき血管中に挿入し、治療部分の端まで移動させる。血液を、挙上法、巻きカフィング法(roller cuff)、圧迫包帯法又は直接的加圧法のような方法により治療されるべき血管から排出することができる。次に、器械を作動させる。カテーテルを通って治療部位に送られた液体を加熱し、この液体は、治療野を満たし血管壁を一様に治療し、即ちこれを加熱する。次に、真空を用いてこの液体をカテーテル経由で、好ましくは制御装置内に設けられ又はこれに連結された収集容器に戻す。この治療サイクルは、カテーテルを血管から抜去する間続き、かくして、1本の血管が治療される。
【0016】
本発明の器械は、現行の方法よりも低侵襲性且つ低非外傷性の治療を可能にし、かくして血腫、腫脹及び挫傷を無くすと共に痛み及び回復と関連した期間を減少させる。治療時間は、現行法の治療時間と同程度である。効率的なカテーテルの設計により安価になるのでカテーテルを使い捨て物品として提供することができるようになる。さらに、加熱された液体又は生理学的治療流体を用いることにより、血管壁の均一且つ一様な治療が可能になって或る特定のスポット上の過度の熱の適用が避けられると共に一般に治療時間が短くなり、かくして、周囲の構造への熱による影響が減少する。
【0017】
生理学的治療流体は好ましくは食塩水である。生理学的治療流体は、血管の治療を促進するための代表的な硬化剤を更に含むのがよい。
【0018】
本発明の有利な変形例では、カテーテルは、少なくとも2つのルーメンを有し、ルーメンは各々、遠位端部領域に開口部を有し、カテーテル及び制御装置は、別々のルーメンに液体を供給したり真空を加えるようになっている。好ましくは、一ルーメンがカテーテルの内側領域内を延び、このルーメンは液体を供給するようになっている。この場合、カテーテルは、横断面が全体として円形であり、カテーテルは、同軸配置構造のルーメンを有し、液体を供給するルーメンは、カテーテルのほぼ中心軸線に沿って延びている。この構成は多くの利点を有しており、液体を制御装置によって加熱する場合には特にそうである。第1に、これは、所定の外側エンベロープ内に位置していて、送り及び戻りの流れ具合を良くするためのルーメンの最大横断面を考慮に入れた効率的な構造である。第2に、この構造は熱効率がよい。カテーテルの長さに沿う熱損失が減少する。というのは、液体供給のための中央ルーメンは、カテーテル材料の2つの壁の厚み及び1又は複数の戻りルーメン(これには真空が加えられる)によって断熱されているからである。治療部位に送られる液体の熱伝達インターフェース中央ルーメンの直径に対して最小限に抑えられるので熱損失が一段と減少する。このように、カテーテルの遠位端部領域に送られた液体の温度低下が最小限に抑えられ、カテーテルは、血管壁に接触するその長さに沿う外面の低い温度を維持する。これにより、カテーテル先端部、即ち、その遠位端部領域での制御された治療の実施前に、血管に対する偶発的な熱による治療が避けられる。
【0019】
カテーテルが少なくとも2つのルーメンを有する場合、カテーテルの遠位端部領域は、少なくとも1つの供給ポート及び少なくとも1つの真空ポートを有する。これらポートを、以下に説明するように特定の実施形態によって液体の最適な送出及び除去が可能になるよう設計することができる。
【0020】
さらに、カテーテルが少なくとも2つのルーメンを有する場合、制御装置は、カテーテルの別々のルーメンへのそれぞれの液体の供給と真空の印加を同時に行うようになっている。このように、加熱された液体を治療部位のところの血管壁に送り、それと同時に使用済みの液体を吸引し、かくして、安定した流れ及び一様且つ明確な治療状況を得ることができる。
【0021】
本発明の変形実施形態では、カテーテルはルーメンを1つだけ有し、制御装置は、カテーテルのルーメンへの液体の供給とカテーテルのルーメンへの真空の印加を交互に行うようになっている。この場合、カテーテルの設計は特に簡単ではあるが、熱による治療中、液体の安定した流れは得られない。しかしながら、例えば、血管をその長さ沿って局部的に治療する場合には、液体の安定した流れが得られないということが欠点であるというわけではない。この目的のため、血管壁の所与の部分を、或る期間にわたって或る量の液体によって加熱するのがよい。次に、この液体を吸引し、カテーテルを引き抜く。その目的は、治療されるべき血管壁の次の部分を突出させること等にある。
【0022】
好ましくは、カテーテルは、非外傷性の形状をした遠位端部領域を有する。さらに、ガイドワイヤを用いることによりカテーテルを脈管構造中へ挿入することができる。この目的のため、ガイドワイヤを上述のルーメンのうちの1つ又はガイドワイヤのために設けられた余分のルーメン内で案内するのがよい。
【0023】
上述したように、制御装置は、液体を予め選択された温度まで加熱し、加熱された液体をカテーテルのルーメンに供給するようになっている。この場合、カテーテルが加熱器を備えないのでカテーテルの設計は特に簡単である。
【0024】
また、液体を加熱するための電気加熱器をカテーテルの遠位端部領域内に配置することも可能であり、この電気加熱器は好ましくは、抵抗加熱器として設計され、制御装置は、この電気加熱器を制御するようになっている。この着想によっても、制御装置によって供給された液体が電気加熱器の周りを流れ、このようにして加熱されると、熱源から血管壁への一様な熱伝達が可能になり、他方、電気加熱器は、血管壁には直に接触しない。好ましくは、制御装置に電気的に接続された温度センサが、電気加熱器の近くに設けられる。その目的は、液体の温度をモニターすると共に電気加熱器を制御しやすくすることにある。制御装置によって供給された液体を加熱するための唯一の熱源として電気加熱器を用いてもよく、或いは、例えば制御装置によって予熱された液体の温度を微調整するための追加の手段として使用してもよい。電気加熱器は液体の温度の優れた微調整を可能にする点で有利であるが、他方、電気加熱器を含むカテーテルは、多数の構成部品を有するので高価になる。
【0025】
上述したように、制御装置は好ましくは、無菌の術野の外部で用いられる再使用可能な構成部品として設計される。この制御装置は好ましくは、器械全体のための電源、液体(治療流体)の供給のための標準型連結部及び(又は)新鮮な液体のリザーバ(かかるリザーバを用いるかどうかは任意である)、液体をカテーテルに供給するポンプ、液体を加熱する加熱器(かかる加熱器を用いるかどうかは任意である)、真空を加えたり使用済み液体を吸引する真空ポンプ、使用済み液体を収集するリザーバ(かかるリザーバを用いるかどうかは任意である)、カテーテルのための連結取付け具又は継手(カテーテルは好ましくは、制御装置の連結取付け具又は継手に迅速に連結できる一体形コネクタをその近位端部に備える)及び器械を作動させるための全てのセンサ及び制御器を有する。
以下、本発明を実施形態を用いて詳細に説明する。
【0026】
図1は、脈管構造を永続的に収縮させるために熱エネルギを加える器械の実施形態を示している図である。この器械は、カテーテル1と、制御装置2とを有している。カテーテル1は、脈管構造、例えば、伏在静脈又は別の静脈中へその遠位端部4を先にして挿入可能である。カテーテル1はその近位端部5のところに、一体形コネクタ6を有し、このコネクタは、制御装置2のところに設けられたポートに嵌まっている。
【0027】
カテーテル1の主要な機能は、生理学的流体(本実施形態では、これは制御装置2によって加熱される)を、カテーテル1が挿入された脈管構造中の治療部位に送り、使用した生理学的流体を治療部位から戻すことにある。この目的のため、カテーテル1は、その遠位端部4の付近に位置する開口部を備えた少なくとも1つのルーメンを有している。カテーテル1を脈管構造又は血管のルーメン内に容易に挿入でき、最初の治療部位までこの中で誘導できなければならない。カテーテルを生体適合性のあるポリマー、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリウレタン、ポリエチレン又はポリ塩化ビニルで構成するのがよい。カテーテル1は好ましくはPTFEで構成される。PTFEは、生体適合性があり、化学的不活性であり、寸法安定性があり、断熱性であり、そして表面仕上が滑らかであるという利点を発揮する。特に挿入及び誘導に関し、カテーテルは適度な剛性のものでなければならない。これは、材料特性と、ルーメンを通るガイドワイヤの使用を考慮に入れたルーメン寸法又は設計とを適当にバランスさせて達成できる。好ましくは、カテーテルの先端部又は遠位端部領域は、容易な挿入を可能にする人間工学的設計のものである。
【0028】
治療されるべき血管内への挿入のため、カテーテル1の外径は、約1mm乃至5mmの範囲にあり、好ましくは、約3mmであることが必要である。患者の体内の長い血管の治療のため、カテーテル1は、50cm乃至150cm、好ましくは約100cmの長さを有することが必要である。
【0029】
この実施形態では、制御装置2は、生理学的治療流体のための別個の容器及び生理学的流体をこの容器からカテーテル1のルーメンに送るための電動ポンプへの標準型接続部を有している。制御装置2内では、生理学的流体は、カテーテル1に供給される前に予め選択された温度まで加熱される。さらに、制御装置2は、真空をカテーテルのルーメンに加える真空ポンプを有している。この真空により、使用済みの治療流体は集められ、そして制御装置2の外部に設置されているリザーバに送られる。制御装置2は、器械を作動させるための電源、センサ及び制御手段(好ましくは、マイクロプロセッサから成る)を更に有している。
【0030】
図2は、器械の使用法を示している図である。図2(a)では、カテーテル1の遠位端部4は血管8のルーメンの内部を案内されて所定の位置、即ち、例えば拡張蛇行静脈の治療のために収縮されるべき治療部位に至っている。カテーテル1のこの位置では、制御装置2は、加熱された生理学的流体をカテーテル1を経て治療部位まで送るよう作動され、この治療部位のところで、生理学的流体はカテーテル1のルーメンから出て血管8の壁を加熱する。これにより、血管壁の収縮が生じ、その結果、収縮領域9が得られる。好ましくは、生理学的流体の温度は、カテーテル1から出る際には約80℃乃至90℃である。使用済みの生理学的流体は、真空をカテーテル1に及ぼすことにより、治療部位のところの任意他の液体又は固体粒子(例えば、血液、栓子等)と一緒にカテーテル1を経て吸い出される。
【0031】
この実施形態では、カテーテル1は2つのルーメンを有している。生理学的流体を一方のルーメン経由で送り、それと同時に真空を他のルーメンに加える。これにより、器械の連続作動が可能になり、カテーテル1を或る部分に沿って血管8を収縮させるために左側(図2(b)で見て左側)にゆっくりと引っ張ることができる。
【0032】
変形例として、生理学的流体の送出しを、或る量の送出し後、中断し、その後、使用済み生理学的流体を吸引する。しかる後、カテーテル1を予め選択された距離にわたって左側(図2(b)で見て左側)に動かし、次に、加熱状態の生理学的流体を新たに送るなどする。
【0033】
好ましくは、生理学的治療流体は、食塩水である。これは、血管の治療を促進する代表的な硬化剤を更に含むのがよい。通常、熱を利用する治療法により得られる収縮は永続的である。
【0034】
図3は、カテーテル1を詳細に示している図である。カテーテル1は、同軸状に配置された円筒形外壁10と円筒形内壁12を有しており、これについては、図3(a)のIII−III線に沿って見たカテーテル1の断面を示す図4(a)を参照されたい。内壁12を、図示していない或る開放構造によって外壁10のところで支持するのがよい。内壁12は、カテーテル1の中心軸線に沿って延びていて、カテーテル1の遠位端部4のところに供給ポート15として示された開口部を有する第1のルーメン14の周囲を定めている。外壁10と内壁12との間の環状空間は、第2のルーメン16を構成し、この第2のルーメンもまた、カテーテル1の遠位端部4のところに吸引ポート17として示された開口部を有している。
【0035】
図3(b)に矢印で示すように、加熱された状態の生理学的治療流体を第1のルーメン14経由で供給ポート15から供給し、他方、使用済み生理学的治療流体を吸引ポート17から吸引して第2のルーメン16経由で戻す。ルーメン14,16の同軸配置構造により、加熱状態の生理学的治療流体が外壁10に接触せず、かくして、流体が供給ポート15のところでカテーテル1を出る前に望ましくない熱による影響を生じさせることはないという利点が得られる。
【0036】
図4(b)及び図4(c)は、カテーテルの2つの他の実施形態の断面形状を示している図である。図4(b)では、カテーテル1′は、カテーテル1′の直径に沿って延びる内壁12′で分割された円筒形外壁10′を有し、かくして、第1のルーメン14′及び第2のルーメン16′を構成している。
【0037】
図4(c)では、カテーテル1″は、3つのルーメン14″,16″,18″を構成する円筒形外壁10″と星形内壁12″を有している。例えばルーメン18″は、ガイドワイヤ及び(又は)供給ポートを経て送り出される生理学的治療流体の温度をモニターしてこれを制御するためにカテーテル1″の遠位端部のところに設けられた温度センサの導線のために用いることができる。
【0038】
図5は、符号20で示されたカテーテルの第4の実施形態の遠位部分を示している図である。遠位端部領域21は切頭円錐形状のものである。カテーテル20は、横断面が図4(a)のように見えるよう同軸状に配置された外壁22と内壁23を有している。内壁23は、カテーテル20の遠位端部のところの供給ポート25で終端する第1のルーメン24を定めている。外壁22と内壁23との間の環状空間は、第2のルーメン26を形成し、この第2のルーメンは、遠位端部領域21に設けられた全部で4つの開口部、即ち、4つの吸引ポート27を有し、これは、図5(c)の端面図に最もよく示されている。
【0039】
この設計により、使用済み生理学的治療流体の特に効果的な吸引が可能になる。
【0040】
符号30で示されたカテーテルの第5の実施形態の遠位部分が、図6に示されている。この場合も又、遠位端部領域31は切頭円錐形であり、かくして、人間工学的及び非外傷性の形状を有している。カテーテル30は、同軸状に配置された円筒形外壁32と円筒形内壁33を有し、その結果、例えば図4(a)に示されるような横断面形状が得られている。内壁33は、第1のルーメン34を構成し、この第1のルーメンは、内壁33の遠位端部の近くに配置された横方向管35の内部空間に連結されている。これについては、図6(b)を参照されたい。横方向管35は、その両端部のところが外壁32まで延びており、開口部、即ち、供給ポート36を有している。かくして、生理学的治療流体を、第1のルーメン34経由で供給ポート36からカテーテル30の側部に送ることができ、これにより、特に効果的な熱による治療が可能になる。
【0041】
第2のルーメン38が、カテーテル30の遠位端部のところの吸引ポート39で終端しており、この第2のルーメンは、使用済み生理学的治療流体を吸引するために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 制御装置及び制御装置に接続されたカテーテルを有する本発明の器械の実施形態を示す図である。
【図2】 脈管構造の永続的な収縮を引き起こすための器械の使用法を示す略図であり、即ち、部分図(a)は、熱エネルギを加える前にカテーテルを血管中に導入した状態を示す図、部分図(b)は、熱エネルギを加えた後に血管が収縮している状態を示す図である。
【図3】 部分図(a)は、図1のカテーテルの遠位部分の側面図であり、部分図(b)は、このカテーテルの遠位部分の縦断面図である。
【図4】 部分図(a)は、図3のカテーテルについての図3のIII−III線矢視断面図、部分図(b)は、カテーテルの第2の実施形態の同様な横断面図、部分図(c)は、カテーテルの第3の実施形態の同様な横断面図である。
【図5】 部分図(a)は、カテーテルの第4の実施形態の遠位部分の側面図であり、部分図(b)は、この実施形態の部分図(a)の軸線V−Vに沿う縦断面図、部分図(c)は、この実施形態の端面図である。
【図6】 部分図(a)は、カテーテルの第4の実施形態の遠位部分の側面図であり、部分図(b)は、部分図(a)の軸線VI−VIに沿うこの実施形態の縦断面図、部分図(c)は、この実施形態の端面図である。

Claims (10)

  1. 脈管構造を永続的に収縮させるために熱エネルギを加える器械であって、カテーテル(1;20;30)と、制御装置(2)とを有し、前記カテーテルは、脈管構造(8)中へ導入可能であり、前記カテーテルは、遠位端部領域(4;21;31)に開口部(15,17;25,27;36,39)を備えた少なくとも1つのルーメン(14,16;24,26;34,38)を有し、前記制御装置にはカテーテル(1;20;30)の近位端部領域(5)を接続でき、前記制御装置は、液体を提供し、前記液体を加熱してカテーテル(1;20;30)のルーメン(14;24;34)内へ供給したり、カテーテル(1;20;30)のルーメン(16;26;38)に真空を加えたりするようになっており、 カテーテル(1;20;30)は、少なくとも2つのルーメン(14,16;24,26;34,38)を有し、前記ルーメンは各々、遠位端部領域(4;21;31)に開口部(15,17;25,27;36,39)を有し、カテーテル(1;20;30)及び制御装置(2)は、別々のルーメン(14,16;24,26;34,38)に液体を供給したり真空を加えたりするようになっており、 ルーメンのうちの1つ(14;24;34)は、カテーテル(1;20;30)の内側領域内を延び、該ルーメン(14;24;34)は、液体を供給するようになっており、 カテーテル(1;20;30)は、横断面が全体として円形であり、カテーテル(1;20;30)は、同軸配置構造のルーメン(14,16;24,26;34,38)を有し、液体を供給するルーメン(14;24;34)は、カテーテル(1;20;30)のほぼ中心軸線に沿って延びていることを特徴とする器械。
  2. カテーテル(1;20;30)の遠位端部領域(4;21;31)は、少なくとも1つの供給ポート(15;25;36)及び少なくとも1つの真空ポート(17;27;39)を有していることを特徴とする請求項記載の器械。
  3. 制御装置(2)は、カテーテル(1;20;30)の別々のルーメン(14,16;24,26;34,38)へのそれぞれの液体の供給と真空の印加を同時に行うようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の器械。
  4. カテーテル(20;30)は、非外傷性の形状をした遠位端部領域(21;31)を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
  5. カテーテル(1;20;30)はガイドワイヤを用いることにより脈管構造(8)中へ挿入されるようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
  6. 制御装置(2)は、液体を予め選択された温度まで加熱し、加熱された液体をカテーテル(1;20;30)のルーメン(14;24;34)に供給するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
  7. 液体を加熱するための電気加熱器が、カテーテルの遠位端部領域内に配置されており、制御装置は、この電気加熱器を制御するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
  8. 電気加熱器は、抵抗加熱器として設計されていることを特徴とする請求項記載の器械。
  9. 制御装置(2)は、液体を供給するポンプを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
  10. 制御装置(2)は、真空作用を及ぼす真空ポンプを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちいずれか1項記載の器械。
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