JP4803093B2 - 情報処理装置および情報処理方法、プログラム、データ構造、並びに、プログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、プログラム、データ構造、並びに、プログラム格納媒体 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置および情報処理方法、プログラム、データ構造、並びに、プログラム格納媒体に関し、特に、フォーマット変換を行う場合に用いて好適な、情報処理装置および情報処理方法、プログラム、データ構造、並びに、プログラム格納媒体に関する。
従来、AV(Audio Visual)ストリームの管理のために、AVストリームとそれに付随する情報であるClip InformationのペアであるClipと、Clipのアクセスポイントを指定するタイムスタンプを有するPlayListとの2つのレイヤを有するアプリケーションフォーマットが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−157859号公報
ところで、このような形式のアプリケーションフォーマットの中に複数のフォーマットが存在する場合がある。
例えば、ビデオカメラで撮影したコンテンツ、アナログ放送およびアナログライン入力から記録したコンテンツ、リムーバブルな記録媒体に記録されて配布されるコンテンツ、デジタル放送のコンテンツ等の、さまざまなコンテンツのそれぞれを取り扱うのに適した複数のフォーマットが用意されることが考えられる。
そして、そのような複数のフォーマットのコンテンツを、同一の装置で取り扱い、必要に応じてフォーマット変換を行うことが要求される。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、複数のフォーマットのコンテンツを、同一の装置で取り扱い、必要に応じてフォーマット変換を行うことができるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する第1の変換手段とを備える。
前記第1の変換手段により変換された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに含まれる前記第1の属性データに記載されている情報の一部と、前記第2の属性データに記載されている情報の一部とは、同一の情報であるものとすることができる。
前記第1の変換手段には、前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記第1の属性データを参照して、前記再生管理情報の拡張領域に配置された前記第2の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載させるようにすることができる。
前記第1の変換手段には、前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記第2の属性データを参照して、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に配置された前記第1の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載させるようにすることができる。
前記第1の変換手段により変換された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムの記録部への記録を制御する記録制御手段を更に備えさせるようにすることができる。
前記記録部に記録された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを、前記第1のフォーマット、または、前記第2のフォーマットのうちのいずれかにフォーマット変換する第2のフォーマット変換手段とを更に備えさせるようにすることができる。
前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムが、前記第1の変換手段により前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類を検出する第2の検出手段と、前記第2の検出手段により検出された前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類の、ユーザへの通知を制御する通知制御手段とを更に備えさせるようにすることができる。
前記取得手段には、第2の属性データが記載されていない前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを更に取得させるようにすることができ、前記第1の変換手段には、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに更に変換させるようにすることができる。
前記取得手段には、前記生管理情報を含まないトランスポートストリームとその属性情報を含んで構成されるコンテンツプログラムを更に取得させるようにすることができ、前記第1の変換手段は、前記属性情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに更に変換させるようにすることができる。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第1の側面においては、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する第1のフォーマット、または、再生管理情報の拡張領域に第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する第2のフォーマットのコンテンツプログラムが取得され、取得されたコンテンツプログラムのフォーマットの種別が検出され、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得されたコンテンツプログラムが、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第1の属性データを記載する領域を有するとともに、再生管理情報の拡張領域に第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換される。
本発明の第2の側面の情報処理装置は、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する変換手段とを備える。
前記取得手段には、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報を更に取得させるようにすることができ、前記変換手段には、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に配置された前記第1の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載させるようにすることができる。
前記取得手段には、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報を更に取得させるようにすることができ、前記変換手段には、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域に配置された前記第2の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載させるようにすることができる。
本発明の第2の側面の情報処理方法は、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面においては、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第2のフォーマットおよび第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する第1のフォーマット、再生管理情報の拡張領域に第1のフォーマットおよび第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する第2のフォーマット、または、実体管理情報に、第1のフォーマットおよび第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する第3のフォーマットのコンテンツプログラムが取得され、取得されたコンテンツプログラムのフォーマットの種別が検出され、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得されたコンテンツプログラムが、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第1の属性データを記載する領域を有し、再生管理情報の拡張領域に第2の属性データを記載する領域を有し、実体管理情報に第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換される。
本発明の第3の側面のデータ構造は、情報処理装置において、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットまたは第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される、拡張フォーマットのコンテンツプログラムのデータ構造であって、トランスポートストリームと、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に、前記第1のフォーマットには含まれるが前記第2のフォーマットにはない第1の属性データと、前記再生管理情報の拡張領域に、前記第2のフォーマットには含まれるが前記第1のフォーマットにはない第2の属性データとを含み、前記第1の属性データは、前記情報処理装置において前記拡張フォーマットのコンテンツプログラムが前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、前記第2の属性データは、前記情報処理装置において前記拡張フォーマットのコンテンツプログラムが前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、前記第1の属性データに記載されている情報の少なくとも一部と、前記第2の属性データに記載されている情報の少なくとも一部とは、同一の情報である。
本発明の第3の側面においては、トランスポートストリームと、再生管理情報の拡張領域以外の領域に、第1のフォーマットには含まれるが第2のフォーマットにはない第1の属性データと、再生管理情報の拡張領域に、第2のフォーマットには含まれるが第1のフォーマットにはない第2の属性データと含まれる。第1の属性データは、情報処理装置において、トランスポートストリームと、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第1の属性データと、再生管理情報の拡張領域に第2の属性データとを含む拡張フォーマットのコンテンツプログラムが第1のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の第1のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、第2の属性データは、情報処理装置において拡張フォーマットのコンテンツプログラムが第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の第2のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、第1の属性データに記載されている情報の少なくとも一部と、第2の属性データに記載されている情報の少なくとも一部と、同一の情報である
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
映像処理装置は、独立した装置であっても良いし、情報処理装置、記録装置、再生装置、記録再生装置などの装置のうちのフォーマット変換を行うブロックであっても良い。
以上のように、本発明の第1の側面によれば、フォーマット変換を行うことができ、特に、フォーマット変換されたコンテンツデータを、容易に、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する第1のフォーマット、または、再生管理情報の拡張領域に第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する第2のフォーマットにフォーマット変換することができる。
また本発明の第2の側面によれば、フォーマット変換を行うことができ、特に、フォーマット変換されたコンテンツデータを、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第2のフォーマットおよび第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する第1のフォーマット、再生管理情報の拡張領域に第1のフォーマットおよび第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する第2のフォーマット、または、実体管理情報に、第1のフォーマットおよび第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する第3のフォーマットのいずれかに、容易にフォーマット変換することができる。
また、本発明の第2の側面によれば、再生管理情報の拡張領域以外の領域に第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する第1のフォーマット、または、再生管理情報の拡張領域に第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する第2のフォーマットのいずれにも容易にフォーマット変換することができるデータ構造を有する拡張フォーマットのデータを提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の情報処理装置(例えば、図1の映像処理装置11)は、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段(例えば、図27の記録用データ取得部101)と、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する第1の検出手段(例えば、図27のフォーマット検出部102)と、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する第1の変換手段(例えば、図27の記録用拡張フォーマット変換部103)とを備える。
前記第1の変換手段により変換された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムの記録部(例えば、ローカルストレージ36)への記録を制御する記録制御手段(例えば、図27の記録制御部104)を更に備えることができる。
前記記録部に記録された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを読み出す読み出し手段(例えば、図27のデータ読み出し部105)と、前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを、前記第1のフォーマット、または、前記第2のフォーマットのうちのいずれかにフォーマット変換する第2のフォーマット変換手段(例えば、図27のフォーマット変換部108)とを更に備えることができる。
前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムが、前記第1の変換手段により前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類を検出する第2の検出手段(例えば、図27の変換前フォーマット検出部106)と、前記第2の検出手段により検出された前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類の、ユーザへの通知を制御する通知制御手段(例えば、図27の通知制御部107)とを更に備えることができる。
前記取得手段は、前記生管理情報を含まないトランスポートストリーム(例えば、放送信号やLine-in入力されたコンテンツなど)とその属性情報(例えば、メタデータ)を含んで構成されるコンテンツプログラムを更に取得することができ、前記第1の変換手段は、前記属性情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに更に変換することができる。
本発明の第1の側面の情報処理方法は、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し(例えば、図28のステップS11の処理)、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し(例えば、図28のステップS12、ステップS14、ステップS16、または、ステップS18の処理)、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する(例えば、図29、図30、図31、または、図32を用いて説明する処理)ステップを含む。
本発明の第1の側面のプログラムは、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し(例えば、図28のステップS11の処理)、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し(例えば、図28のステップS12、ステップS14、ステップS16、または、ステップS18の処理)、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する(例えば、図29、図30、図31、または、図32を用いて説明する処理)ステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面の情報処理装置(例えば、図1の映像処理装置11)は、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報(例えば、ClipInfomation)、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段(例えば、図27の記録用データ取得部101)と、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する検出手段(例えば、図27のフォーマット検出部102)と、前記検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する変換手段(例えば、図27の記録用拡張フォーマット変換部103)とを備える。
前記取得手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報(例えば、拡張メタデータ)を更に取得することができ、前記変換手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に配置された前記第1の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載することができる。
前記取得手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報(例えば、拡張メタデータ)を更に取得することができ、前記変換手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域に配置された前記第2の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載することができる。
本発明の第2の側面の情報処理方法は、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報(例えば、ClipInfomation)、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法であって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し(例えば、図28のステップS11の処理)、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し(例えば、図28のステップS12、ステップS14、ステップS16、または、ステップS18の処理)、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する(例えば、図29、図30、図31、または、図32を用いて説明する処理)ステップを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報(例えば、ClipInfomation)、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し(例えば、図28のステップS11の処理)、取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し(例えば、図28のステップS12、ステップS14、ステップS16、または、ステップS18の処理)、フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する(例えば、図29、図30、図31、または、図32を用いて説明する処理)ステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第3の側面のデータ構造は、情報処理装置において、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報(例えば、PlayList)を含んで構成される第1のフォーマットまたは第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される、拡張フォーマット(例えば、記録用拡張フォーマット)のコンテンツプログラムのデータ構造であって、トランスポートストリームと、
前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に、前記第1のフォーマットには含まれるが前記第2のフォーマットにはない第1の属性データと、前記再生管理情報の拡張領域に、前記第2のフォーマットには含まれるが前記第1のフォーマットにはない第2の属性データとを含み、前記第1の属性データに記載されている情報の少なくとも一部と、前記第2の属性データに記載されている情報の少なくとも一部とは、同一の情報である。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、映像処理装置11の構成を示すブロック図である。
映像処理装置11は、例えば、放送信号を受信したり、放送信号と同等のコンテンツデータを電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介して取得して、受信または取得したデータを内部に記録したり、表示装置13に出力して表示させたり、装着された光ディスク12などの記録媒体に記録する処理を実行することができる。また、映像処理装置11は、装着された光ディスク12などの記録媒体に記録されていたデータ、受信したデータ、または、外部から供給されたデータを、内部に記録するとき、記録されるデータを所定の統一された記録用拡張フォーマットにフォーマット変換する処理を実行することができる。また、映像処理装置11は、内部に記録されている記録用拡張フォーマットのデータを、ユーザが指定する、または、出力方法に適したフォーマットにフォーマット変換し、フォーマット変換処理が施されたデータを、装着された光ディスク12などの記録媒体に記録したり、外部の他の装置に供給する処理などを実行することができる。
映像処理装置11は、制御部31、アンテナ32、放送受信制御部33、再エンコード処理部34、変換処理部35、ローカルストレージ36、ディスクドライブ37、ネットワークインタフェース38、操作入力取得部40、再生制御部41、AVデコーダ部42、および、表示制御部43を含んで構成されている。
制御部31は、映像処理装置11の各部を制御するものである。具体的には、例えば、操作入力取得部40により取得されたユーザの操作入力に基づいて、ディスクドライブ37に装着された光ディスク12に記録されているデータを読み取って、ユーザが所望するコンテンツを再生したり、ローカルストレージ36に記録する処理を制御したり、放送受信制御部33により受信が制御された放送信号や、ネットワークインタフェース38を介して供給されたデータをローカルストレージ36に記録する処理を制御する。
また、制御部31は、変換処理部35を制御して、ローカルストレージ36に記録するデータのフォーマットを記録用拡張フォーマットに変換したり、ローカルストレージ36に記録されている記録用拡張フォーマットのデータを、ユーザが指定する、または、出力方法に適したフォーマットにフォーマット変換する処理を制御する。
アンテナ32は、放送信号を受信し、放送受信制御部33に供給する。
放送受信制御部33は、アンテナ32により受信される放送信号のチューニングや復調などを実行し、復調された放送信号を、再エンコードが必要な場合は再エンコード処理部34に、再エンコードが必要でない場合は変換処理部35に供給する。
再エンコード処理部34は、制御部31の制御に基づいて、必要に応じて、放送受信制御部33により受信された放送信号を、映像処理装置11が扱えるデータ形式に変換するための再エンコード処理を実行する。
変換処理部35は、放送受信制御部33により受信された放送信号、ディスクドライブ37により光ディスク12から読み出されたデータ、ネットワークインタフェース38から供給されたデータ、または、再エンコード処理部34により再エンコードされた符号化データなどの記録用拡張フォーマットへのフォーマット変換と、フォーマット変換されたデータのローカルストレージ36への供給および記録を制御する。更に、変換処理部35は、ローカルストレージ36に記録されているデータを外部に出力する場合、具体的には、ローカルストレージ36に記録されているデータがディスクドライブ37の処理により光ディスク12に記録されたり、ネットワークインタフェース38を介して外部の機器などに供給される場合、そのデータを、ユーザが指定する、または、出力方法に適したフォーマットにフォーマット変換する処理を実行する。変換処理部35が有する機能の詳細、記録用拡張フォーマットのデータ構造、および、フォーマットの変換処理の詳細については後述する。
ローカルストレージ36は、例えば、ハードディスクなどにより構成され、供給されたデータを記録する。
ネットワークインタフェース38は、有線または無線によりネットワークと接続されており、制御部31からの制御に従って、ネットワークを介して、他の装置との間で通信を行い、他の装置から取得したデータを変換処理部35に供給したり、変換処理部35から供給されたデータを他の装置に送信する。また、ネットワークインタフェース38は、放送信号と同等のコンテンツデータを電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介して取得した場合、取得したコンテンツデータを、変換処理部35に供給する。
ディスクドライブ37は、例えば、光ディスク12などの記録媒体を装着し、制御部31の制御に基づいて、装着された記録媒体からデータを読み出して、変換処理部35に供給したり、装着された光ディスク12などの記録媒体に変換処理部35から供給されたデータを記録する。
操作入力取得部40は、例えば、ボタン、キー、ダイヤル、タッチパッド、または、図示しないリモートコマンダから供給される赤外線などを受信する受信部を含んで構成され、ユーザからの操作入力を取得し、制御部31に供給する。
再生制御部41は、制御部31の制御に基づいて、AVデコーダ部42によるデータの再生を制御する。
AVデコーダ部42は、再生制御部41の制御に基づいて、ローカルストレージ36から取得したデータを、そのデータの種類(例えば、オーディオデータであるか、ビデオデータであるか、テキストデータであるか、その他のデータであるかなど)に基づいて、それぞれ、対応する方法でデコードし、外部の表示装置13に供給する。
表示制御部43は、制御部31の制御に基づいて、例えば、ユーザに対する通知や、メニュー画面などに対応する表示画面データを生成し、外部の表示装置13に供給して、その表示を制御するとともに、変換処理部35から供給された、例えば、ユーザに対する通知や、メニュー画面などに対応する表示画面データを、外部の表示装置13に供給して、その表示を制御する。
次に、映像処理装置11において扱われるデータのアプリケーションフォーマットについて説明する。
図2は、映像処理装置11において扱われるデータのアプリケーションフォーマットの簡単化された構造を示している。
アプリケーションフォーマットは、AV(Audio Visual)ストリームの管理のためにPlayListとClipの2つのレイヤをもつ。ここでは、AVストリームと、必要に応じて、例えば、字幕に対応するテキストデータなど、AVストリームとともに再生可能なデータストリームと、それに付随する情報であって、対応するAVストリームの実体を管理するための情報であるClip Informationのペアを1つのオブジェクトと考え、それらをまとめてClipと称する。以下、AVストリームのデータファイルをAVストリームファイルと称する。また、Clip InformationのデータファイルをClip Informationファイルと称する。
一般的に、コンピュータ等で用いられるファイルはバイト列として扱われるが、AVストリームファイルなどにより構成されるコンテンツは時間軸上に展開され、Clipのアクセスポイントは、主に、タイムスタンプでPlayListにより指定される。
Clip中のアクセスポイントがタイムスタンプでPlayListにより示されている場合、Clip Informationファイルは、タイムスタンプから、AVストリームファイルなどのストリーム中のデコードを開始すべきアドレス情報を見つけるために用いられる。
PlayListはAVストリームの再生を管理するための情報であり、AVストリームなどの再生区間を示す情報の集合である。具体的には、例えば、あるAVストリーム中の1つの再生区間を示す情報はPlayItemと呼ばれ、PlayItemは、時間軸上の再生区間のIN点(再生開始点)とOUT点(再生終了点)のペアで表される。したがって、PlayListは、図2に示されるように1つ、または複数のPlayItemにより構成される。
また、フォーマットによっては、PlayListに、拡張情報を記載可能なExtensionデータを含めることが可能であり、クリップインフォメーションにも、拡張情報を記載可能なClip Extensionデータを含めることが可能である。フォーマットごとのデータ構成の違いについては、図3を用いて後述する。
図2において、左から1番目に図示されている第1のPlayListは2つのPlayItemから構成され、その2つのPlayItemにより、左側に図示される第1のClipに含まれるAVストリームの前半部分と後半部分がそれぞれ参照されている。また、左から2番目に図示されている第2のPlayListは1つのPlayItemから構成され、それにより、右側に図示されている第2のClipに含まれるAVストリーム全体が参照されている。更に、左から3番目に図示されている第3のPlayListは2つのPlayItemから構成され、その2つのPlayItemにより、左側に図示されている第1のClipに含まれるAVストリームの所定の部分と、右側に図示されている第2のClipに含まれるAVストリームの所定の部分とがそれぞれ参照されている。
ナビゲーションプログラム(Navigation program)は、PlayListの再生の順序や、PlayListのインタラクティブな再生をコントロールする機能を、再生制御部41に実行させるためのプログラムである。
ナビゲーションプログラムは、インデックステーブル(Index table)(第1のフォーマットにおいては、TableOfPlayList)と、インデックステーブルにより読み出されるMovie ObjectやBD−J Objectにより構成される。インデックステーブルは、コンテンツのタイトルやメニューの定義を行うものであり、各タイトルやメニューのエントリーポイントを保持している。インデックステーブルの詳細については後述する。
Movie ObjectやBD−J Objectは、PlayListの再生の順序や、PlayListのインタラクティブな再生をコントロールする機能を有する。また、Movie ObjectやBD−J Objectは、各種の再生の実行をユーザが指示するためのメニュー画面を表示する機能なども有する。このBD−J Objectは、例えば、Java(登録商標)などのプログラミング言語で記述される。
例えば、Movie ObjectやBD−J Objectにより、そのときの再生位置を表す情報として、左のPlayListに含まれる一番左側のPlayItemが指定された場合、そのPlayItemが参照する、Clipに含まれるAVストリームの前半部分の再生が行われる。このように、PlayListは、AVストリームファイルなどの再生を管理するための再生管理情報として用いられる。
また、Movie ObjectやBD−J Objectには、ナビゲーションコマンドが含まれている場合がある。ナビゲーションコマンドは、AVストリームファイルなどの再生を制御するための各種のコマンドである。
また、図2を用いて説明したPlayListには、PlayItemにより指定されるメインパス(Main Path)に加えて、サブプレイアイテム(Sub Play Item)を用いて指定されるサブパス(Sub path)の情報を含ませるようにすることもできる。SubPlayItemを定義すると、例えば、PlayItemにより指定されるClip(例えば、MPEG2トランスポートストリーム)に多重化されていない、独立したデータストリームをAVストリーム再生に同期して再生させることができる。
例えば、PlayItemにより指定されるメインパス(Main Path)のClip AVストリームに対応させて、テキスト字幕ファイル、および、レンダリングに必要となるフォントファイルから構成される字幕関連情報と、字幕関連情報の再生区間を指定したSubPlayItemを用意することで、Clip AVストリームの再生と同時に、テキスト字幕ファイルに記載されているデータに対応する字幕を、フォントファイルに記載されているフォントデータに基づいた表示フォントで、表示装置13に表示させるようにすることができる。また、例えば、PlayItemにより指定されるメインパス(Main Path)のClip AVストリームに対応させて、他言語の吹き替え音声データと、吹き替え音声データに対応したSubPlayItemを用意することで、Clip AVストリームの再生と同時に、他言語の吹き替え音声データを再生出力することができる。
同様に、PlayItemにより指定されるメインパス(Main Path)のClip AVストリームに対応させて、字幕表示用のテキストデータのストリーム(TextST stream)のみならず、所定のGUI表示画面のようなビットマップ字幕をランレングス符号化したストリームであるPGストリーム(Presentation Graphics stream)を用意することで、Clip AVストリームの再生と同時に、字幕を再生出力することができる。
このような、映像処理装置11において再生可能なコンテンツとそのコンテンツを再生するためのデータ、換言すれば、映像処理装置11において扱うことができるナビゲーションプログラム、PlayList、および、Clipを、コンテンツプログラム、または、単にプログラムと称するものとする。
また、上述したように、映像処理装置11において扱うことができるコンテンツプログラム(ナビゲーションプログラム、PlayList、および、Clip)のフォーマットは、複数種類存在し、映像処理装置11においては、ローカルストレージ36にデータが記録される場合に、そのフォーマットは、全て、記録用拡張フォーマットに変換され、内部に記録されている記録用拡張フォーマットのデータは、ユーザが指定する、または、出力方法に適したフォーマットにフォーマット変換された後に出力される。
映像処理装置11において扱うことができるコンテンツプログラムのフォーマットには、例えば、放送ストリームをそのまま記録する場合を想定したデータフォーマットである第1のフォーマット、再生専用のリムーバブルメディア(例えば、再生専用の光ディスクなど)にコンテンツプログラムを記録する場合のフォーマットに近い形式の(すなわち、再生専用のリムーバブルメディア用のフォーマットと非常に互換性の高い)フォーマットである第2のフォーマット、および、カムコーダなどで撮影されたAVデータのフォーマットである第3のフォーマットが含まれている。また、上述したように、映像処理装置11は、放送受信制御部33により、アナログ放送またはデジタル放送の放送コンテンツを受信することができ、ネットワークインタフェース38を介して、Line-in入力のコンテンツ、または、ケーブルネットワーク等で配信されるコンテンツを取得することができる。
これらのフォーマットを大別すると、放送記録用の系統が、放送信号やLin-inなどと第1のフォーマットであり、カムコーダや再生専用ディスク用の系統が、第2のフォーマットおよび第3のフォーマットとなる。第2のフォーマットおよび第3のフォーマットのPlayListは、略、同様の構成を有している。また、第2のフォーマットには、編集可能なものと編集不可のものがある。
図3を用いて、第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマット、並びに、放送信号などのそれぞれのフォーマットの差異について説明する。
第1のフォーマットのデータは、PlayList中のExtensionデータ以外の部分に、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されている基本情報以外に、主に放送ストリームの属性が記載された拡張情報である第1の属性データを有している。また、PlayList中のExtensionデータの部分には、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されている基本情報のみが記載されている。そして、クリップインフォメーションにおいて、ClipExtensionデータを有していない。
第2のフォーマットのデータにおいては、PlayList中のExtensionデータ以外の部分に、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されているコンテンツの再生などの基本動作に必須の情報である基本情報のみが記載されている。そして、PlayList中のExtensionデータの部分には、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されている基本情報に加えて、再生されるストリームに関する拡張情報である第2の属性データが記載されているか、または、PlayList中のExtensionデータ自体を有していないかのいずれかである。そして、クリップインフォメーションにおいて、ClipExtensionデータを有していない。
第3のフォーマットのデータは、PlayList中のExtensionデータ以外の部分に、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されている基本情報のみが記載されている。そして、PlayList中のExtensionデータの部分にも、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのいずれにも記載されている基本情報のみが記載されている。そして、クリップインフォメーションにおいて、ClipExtensionデータ内に拡張情報である第3の属性データを有している。また、PlayListやクリップインフォメーション以外に、コンテンツ全体に関する情報である拡張メタデータを有している。
また、映像処理装置11において受信される放送信号や、放送信号に対応する放送コンテンツデータは、プレイリストやクリップインフォメーションの情報を有していない。しかしながら、映像処理装置11において受信される放送信号や、放送信号に対応する放送コンテンツデータには、コンテンツに関する情報が、所定の規格に則って記載されている、所謂メタデータが付随していることが多い。
そこで、これらの情報を全てローカルストレージ36に記録可能な映像処理装置11においては、変換処理部35において、これらの情報を、統一されたフォーマットである記録用拡張フォーマットに変換したのち、ローカルストレージ36に記録することが可能なようになされている。
記録用拡張フォーマットは、基本的には、第1のフォーマットを基準として、その形式を拡張したものである。
図4に、記録用拡張フォーマットのディレクトリ構造を示す。
記録用拡張フォーマットのディレクトリ構造は、第1のフォーマットのディレクトリ構造と基本的に同一である。
rootディレクトリは、所定の名称のディレクトリ、例えば、"BDAV"ディレクトリを含む。
このアプリケーションフォーマットによって規定されるすべてのファイルとディレクトリは、"BDAV"ディレクトリの下にストアされなければならない。
"BDAV"ディレクトリは、次に示すファイルをストアする。
"info.bdav"ファイルは、BDAVディレクトリの下に作られるアプリケーションレイヤの全体的な情報をストアするファイルである。BDAVディレクトリの下には、ただ1つのinfo.bdavがなければならない。ファイル名は、info.bdavに固定される。info.bdavには、コンテンツにサムネイル画像が付加されているか否かを示す情報が含まれており、サムネイル画像が付加されている場合、そのサムネイル画像は、menu.tdt1ファイルおよびmenu.tdt2ファイルの中にストアされている。その画像は、menu.tidxファイルの中の設定値を用いて参照される。
また、"info.bdav"ファイルには、映像処理装置11において再生可能なデータファイルを再生するメニューに関する情報が記載されているインデックステーブルが記載されている。
"menu.tidx"ファイル、並びに、"menu.tdt1"ファイルおよび"menu.tdt2"ファイルは、メニューサムネイル画像に関連する情報をストアするものである。menu.tidxは、メニューサムネイル画像のヘッダ情報をストアする「サムネイル情報ファイル」である。"menu.tdt1"ファイルにおよび"menu.tdt2"ファイルは、メニューサムネイル画像の画像データをストアする「サムネイル画像ファイル」である。
"mark.tidx"ファイル、並びに、"mark.tdt1"ファイルおよび"mark.tdt2"ファイルは、マークサムネイル画像に関連する情報をストアするものである。mark.tidxは、マークサムネイル画像のヘッダ情報をストアする「サムネイル情報ファイル」である。"mark.tdt1"ファイルおよび"mark.tdt2"ファイルは、マークサムネイル画像の画像データをストアする「サムネイル画像ファイル」である。
"BDAV"ディレクトリは、少なくとも3個のディレクトリを含む。
"PLAYLIST"ディレクトリの下には、PlayList(図2)のデータベースファイルが置かれなければならない。
"xxxxx.rpls"ファイルは、1つのPlayListに関連する情報をストアする。それぞれのPlayList毎に、ファイル拡張子"rpls"または"vpls"の1つのファイルが作られる。
"CLIPINF"ディレクトリの下には、Clip(図2)のデータベースファイルが置かれなければならない。
"STREAM"ディレクトリの下には、AVストリームファイル(図2)が置かれなければならない。"CLIPINF"ディレクトリは、それぞれのAVストリームファイルに対応して、1つのファイルをストアする。
"zzzzz.clpi"ファイルは、1つのAVストリームファイル(Clip AVストリームファイル)に対応するClip Information fileである。ファイル名は、"zzzzz.clpi"であり、ここで、"zzzzz"は、対応するPlayListファイルと同じものとなる。ファイル拡張子は、"clpi"でなければならない。
"STREAM"ディレクトリは、AVストリームのファイルをストアする。
"zzzzz.m2ts"ファイルは、このアプリケーションフォーマットを格納するファイルシステムにより扱われるAVストリームファイル、すなわち、Clip AVストリームファイルである。ファイル名は、"zzzzz.m2ts"であり、ここで"zzzzz"は、対応するPlayListファイルと同じものとなる。ファイル拡張子は、"m2ts"でなければならない。
記録用拡張フォーマットのディレクトリ構造は、上述したように、第1のフォーマットのディレクトリ構造と基本的に同一であるが、そのうちの、PlayListディレクトリのデータのデータ構造と、ClipInfoディレクトリのデータのデータ構造とが、第1のフォーマットにおけるデータ構造と異なり、他の第2のフォーマットおよび第3のフォーマットとも互換性を有するように拡張されている。
具体的には、記録用拡張フォーマットのPlayListディレクトリのデータにおいては、Extensionデータ部分以外の部分に、第1のフォーマットと同様にして、主に放送信号に対応する第1の属性データが記載されており、Extensionデータ部分には、第1のフォーマットにおいては記載されていない、第2のフォーマットにおける場合と同様の第2の属性データが記載され、ClipInfoディレクトリのデータのデータ構造においては、クリップインフォメーションのClipExtensionに、第1のフォーマットでは記載されない、第3のフォーマットにおける場合と同様の第3の属性データが記載される。
したがって、第1のフォーマットのデータを記録用拡張フォーマットに変換するとき、PlayListディレクトリのExtensionデータ部分に第1のフォーマットにおいては記載されていない第2のフォーマットにおける場合と同様の第2の属性データと、第3の属性データを含むClipExtensionを記載する領域を新たに生成する必要があり、第2のフォーマットのデータを記録用拡張フォーマットに変換するとき、PlayListディレクトリの第1の属性データと、第3の属性データを含むClipExtensionを記載する領域を新たに生成する必要があり、第3のフォーマットのデータを記録用拡張フォーマットに変換するとき、PlayListディレクトリの第1の属性データと、PlayListディレクトリのExtensionデータ部分の第2の属性データを記載する領域を新たに生成する必要があり、放送データなどを記録用拡張フォーマットに変換するとき、PlayListおよびClipInformationを新たに生成する必要がある。
そして、記録用拡張フォーマット変換時に、それぞれの属性データを記載する領域を新たに生成する場合には、それぞれの変換元のデータに基づいて、流用可能な情報は流用して、生成された新たな領域に適する値や情報を記載したり、値が決められない部分については、意味を成さない値が記載されるようにすれば良い。
次に、記録用拡張フォーマットの具体的なデータ構造について説明する。
図5に、記録用拡張フォーマットにおけるPlayListファイルのシンタクスを示す。PlayList fileは、第1のフォーマットにおける場合と同様のUIAppInfoPlayList(),PlayList(),PlayListMark()を持つとともに、第1のフォーマットにおいてMakersPrivateData()として定義されている領域を、ExtensionData()に置き換えた構成を有している。
PlayList_start_addressは、PlayListファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、PlayList()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
PlayListMark_start_addressは、PlayListファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、PlayListMark()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
ExtensionDataStartAddressは、ExtensionData()の開始アドレスを、xxxxx.rpls / yyyyy.vplsファイルの最初のバイトからの相対バイト数を表した値である。相対バイト数はゼロからカウントされる。
その他のシンタクスフィールドは、本発明の実施の形態を説明するために必要ないので、説明を省略する。
UIAppInfoPlayList()領域は、第1のフォーマットにおける場合と同様に、PlayListについての、主に放送用の第1の属性データを格納することが可能なようになされている。UIAppInfoPlayList()については、図6を用いて後述する。
PlayList()領域には、PlayListのメインパスやサブパスなどに関するパラメータが格納されている。
PlayListMark()領域には、PlayListのマーク情報、すなわち、チャプタジャンプなどを指令するユーザオペレーションまたはコマンドなどにおけるジャンプ先(ジャンプポイント)であるマークに関する情報が格納されている。
PlayList()領域、および、PlayListMark()領域は、第1のフォーマット乃至第3のフォーマットのそれぞれ、および、記録用拡張フォーマットのいずれにおいても、同様の構成を有している。
ExtensionData()領域には、第2のフォーマットにおける場合と同様に、第2の属性データが格納される。ExtensionData()については、図7を用いて後述する。
図6に、UIAppInfoPlayList()のシンタクスを示す。
PlayList_character_setは、PlayListに関する文字列情報の文字セットを指定する情報である。
write_protect_flagは、消去禁止フラグである。そして、playback_protect_flagは、再生禁止フラグである。
is_played_flagは、プレイリストが再生済みであるか否かを表すフラグであり、is_edited_flagは、プレイリストが、最初に作成された後、編集済みであるか否かを表すフラグである。
time_zoneは、このUIAppInfoPlayList()を含むプレイリストを作成、変更した日時のタイムゾーンを表す情報である。
record_time_and_dateは、このUIAppInfoPlayList()を含むプレイリストの記録日時を示す情報である。PlayList_durationは、プレイリストの再生時間を示す情報である。
PlayList_durationには、このプレイリストの再生時間を表す情報が記載される。
maker_IDには、プレイリストを最終更新した記録機のメーカを特定する番号が記載されている。maker_model_codeには、プレイリストを最終更新した記録機を特定する番号がきさいされている。
channel_numberは、記録したストリームのチャンネル番号を格納する領域である。channel_name_lengthは、channel_nameに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。channel_nameには、チャンネル名が格納される。
PlayList_name_lengthは、PlayList_nameに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。PlayList_nameには、プレイリスト名が格納される。
PlayList_detail_lengthは、PlayList_detailに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。PlayList_detailには、プレイリストの詳細情報が格納される。
このように、記録用拡張フォーマットのUIAppInfoPlayList()には、第1のフォーマットにおいては定義されている拡張情報であって、第2のフォーマットおよび第3のフォーマットにおいては定義されない拡張情報である第1の属性データが格納される。
図7は、ExtensionData()のデータ構造を示している。
1つのExtensionData()には、複数のデータを格納することができる。各データはext_data()と呼ばれ、図8に示されるように、ext_data()はext_data_entry()によって識別され、指定のアドレスに格納される。
lengthは、このフィールドの直後からExtensionData()の終わりまでのバイト数を示すフィールドである。
data_block_start_addressは、data_block()の開始アドレスを、ExtensionData()の先頭バイトからの相対バイト数で表すフィールドである。相対バイト数は0からカウントされる。このdata_block_start_addressは、“ext_data_start_address % 4 = 0”の32bitアライメントの条件を満たさなければならない。
number_of_ext_data_entriesのフィールドは、ExtensionData()に格納される拡張データ(ext_data())のエントリ数を表すものである。
ID1のフィールドは、拡張データであるext_data()の種別を表す。
そして、ID2のフィールドは、ID1により識別されれた拡張データ(ext_data())の詳細を表すものである。ExtensionData()の中に、ID1とID2が同一のext_data_entry()が2つ以上存在してはならない。
ext_data_start_addressのフィールドは、data_block()フィールド内において、ext_data_entry()で表される拡張データext_data()が開始されるアドレスを表すものである。この値はExtensionData()の先頭バイトからの相対バイト数であり、0からカウントされる。
ext_data_start_addressは、拡張データext_data()の開始位置が32ビットアラインされるよう、“ext_data_start_address % 4 = 0”の条件を満たさなければならない。
ext_data_lengthのフィールドは、バイトの単位で計測したext_data()のサイズを表すものである。
padding_wordは任意の値であり、任意の数挿入される。L1は0または任意の正の整数である。
そして、data_block()は、1つ以上の拡張データext_data()、すなわち、第2の属性データを含む情報を格納する領域である。ext_data()に格納される、記録用格納フォーマットの拡張データであるPlayListExtension()の詳細については、図10を用いて後述する。
図9を参照して、ext_data()を識別するID1の定義例について説明する。
例えば、記録されるデータの取り込み元や入力元が、アナログ放送やLine-in入力である場合、または、デジタル放送である場合、ID=0x3000であり、プレイリストは新たに作成されるので、ext_data()も、新たに作成される。そして、記録されるデータの取り込み元や入力元が、第1のフォーマットである場合にも、ID=0x3000であり、プレイリストのうちのextension以外の部分は、第1のフォーマットにおける場合から流用されるが、ext_data()に関しては、図6を用いて説明したUIAppInfoPlayList()のデータを参照して生成される。
また、記録されるデータの取り込み元や入力元が、第3のフォーマットである場合、ID=0x1000であり、ext_data()には、第3のフォーマットの拡張メタデータに記載されている内容が保存される。そして、記録されるデータの取り込み元や入力元が、第2のフォーマットである場合、ID=0x2000であり、取り込み元のデータにext_data()が存在する場合、そのデータがそのまま用いられ、取り込み元のデータにext_data()が存在しない場合、ext_data()が新たに作成される。
次に、図10を参照して、ExtensionData()内のDataBlock()にext_data()として格納されるPlayListExtension()について説明する。
Typeには、このデータ構造をあらわす文字列が格納される。ここでは、ISO646による4文字の文字列で、”PLEX”が格納される。
PLMarkExtStartAddressは、PLMarkExt()の開始バイトアドレスをあらわす情報であり、PlayListExtension()の先頭バイトを0とした相対アドレスが記載される。
そして、PrivateDataStartAddressは、PrivateData()の開始バイトアドレスをあらわす情報であり、PlayListExtension()の先頭バイトを0とした相対アドレスが記載される。
PLExt()には、第2の属性データを記載するための領域である、AdditonalData()が存在する。PLExt()については、図11を用いて後述する。
PLMarkExt()については、図17を用いて後述する。
PrivateData()は、特別なアプリケーションのために必要な情報を格納することができる領域である。
図11に、PLExt()のデータ構造を示す。
Lengthには、このLengthフィールドの直後から、PLExt()の最終バイトまでの長さをバイトで表した値が格納される。
MakerIDは、このPLExt()を作成、または、変更した機器の製造者を表す情報を記載するためのフィールドである。
MakerModelCodeは、このPLExt()を作成、または、変更した機器のモデル番号を表す情報を記載するためのフィールドである。
RefToMenuThumbnailIndexは、このプレイリストを代表するサムネイル画像のインデックス番号を表すフィールドである。インデックス番号は、menu.tidx内で定義される。
TimeZone()は、このPLExt()を含むプレイリストを作成、変更した日時のタイムゾーンを表す情報である。
RecordedTimeAndDateは、このPLExt()を含むプレイリストが記録された年月日と時刻を表す情報である。
PLCharacterSetのフィールドは、PLName, OriginalContentName, BroadcasterName, ChannelName, PLDetail1, PLDetail2フィールドに格納される文字列のキャラクタセットを表す情報を格納する。
PLNameLengthは、PLNameに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。PLNameには、このプレイリストの名前を表す情報が格納される。
そして、AdditonalData()以下は、第2の属性データを記載するための領域である。
Length2は、Length2の直後からAdditonalData()として続くバイト数を表す。
OriginalContentNameLangthは、OriginalContentNameに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。OriginalContentNameは、このPlayListが記録されていた記録媒体の名前、例えば、ディスク名などを格納する。
PLAttributeには、このPlayListの種別を表す値が格納される。PLAttributeには、例えば、図12に示されるように、このPlayListの種別が、参照しているClipのストリーム部分を共有しているRealPlayListであるとき、1が、参照しているClipのストリーム部分を共有していないVirtualPlayListであるとき、2が、いずれであるか不明である場合には、0が、それぞれ格納される。
PLPlaybackProtectFlagには、このプレイリストの再生制限を表す値が格納される。PLPlaybackProtectFlagには、例えば、図13に示されるように、PIN(Personal Identity Number)の入力なしにこのプレイリストが再生可能であるとき、0が、PINの入力がなければ、このプレイリストの再生が付加である場合に、1が、それぞれ格納される。
PLWriteProtectFlagには、このプレイリストが変更可能かを表す値が格納される。PLWriteProtectFlagには、例えば、図14に示されるように、プレイリストの削除、または、変更が可能であるとき、0が、PLWriteProtectFlagを除き、プレイリストの削除または変更をするべきではない場合は、1が、それぞれ格納される。
PlayedFlagには、このプレイリストが再生されたか否かを表す値が格納される。PLWriteProtectFlagには、例えば、図15に示されるように、このプレイリストがまだ再生されていない場合には0が、このプレイリストが既に再生されたことのあるものであるときには1が、それぞれ格納される。
EditedFlagには、このプレイリストが最初に作成されてから、編集または変更されことがあるか否かを表す情報が格納される。EditedFlagには、図16で示されるように、このプレイリストがまだ編集されていない場合には0が、このプレイリストが既に編集されたことのあるものであるときには1が、それぞれ格納される。
PLDurationには、このプレイリストの再生時間を表す情報が、4-bit Binary Coded Decimal(BCD)表記で記載される。例えば、このプレイリストの再生時間が1時間45分30秒であれば、PLDurationには、0x014530と記載される。
Genreには、このプレイリストのジャンルを表す情報が記載される。
RecModeには、このプレイリストの記録モードを表す情報が記載される。
BroadcasterNameLengthは、BroadcasterNameフィールドに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。BroadcasterNameは、放送局名を表す情報である。
ChannelNumberは、チャンネル番号を表す情報である。
ChannelNameLengthは、ChannelNameに記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。ChannelNameは、チャンネル名を表す情報である。
PLDetail1Lengthは、PlayListDetail1に記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。PLDetail1は、このプレイリストの詳細情報を表す文字列を格納する第1の領域である。
PLDetail2Lengthは、PlayListDetail2に記載されている文字列のうち、先頭から有効な文字列の長さを指定する情報である。PLDetail2は、このプレイリストの詳細情報を表す文字列を格納する第2の領域である。
このように、PLExt()には、第2の属性データを記載するための領域である、AdditonalData()が存在する。PLExt()に記載されている第2の属性データには、図6を用いて説明したUIAppInfoPlayList()と、実質的に同一の情報が一部重複して含まれている。
図6を用いて説明したUIAppInfoPlayList()は、基本的に、第1のフォーマットと同一のデータ構造を有するものであり、PLExt()を記載するDataBlockを有するExtensionData()の構造は、基本的に、ExtensionData()を有している場合の第2のフォーマットと同一のデータ構造を有するものである。そこで、記録用拡張フォーマットにおいては、第1のフォーマットと第2のフォーマットとのいずれに対しても互換性を有し、複雑な処理を実行することなくデータ変換を行うことができるように、一部内容が重畳するようなUIAppInfoPlayList()とPLExt()との両方のデータを含んで構成するようになされている。
すなわち、第1のフォーマットから記録用拡張フォーマットにフォーマット変換が行われるときには、第1のフォーマットのUIAppInfoPlayList()に記載されたデータに基づいて、ExtensionData()に情報が記載され、第2のフォーマットから記録用拡張フォーマットにフォーマット変換が行われるときには、第2のフォーマットのExtensionData()に記載されたデータに基づいて、UIAppInfoPlayList()に情報が記載される。
次に、図17を参照して、PLMarkExt()のデータ構造について説明する。
Lengthは、Lengthの直後からPLMarkExt()として続くバイト数を表す情報である。
NumberOfPlayListMarksは、Markの数を表す情報である。PlayListMark()内の並びに対応して、各Markに対してMark拡張情報を付与することができる。よって拡張情報が無くてもMark拡張情報のループは存在する。
MakerIDは、このMarkを作成または変更した機器の製造者を表すフィールドである。
MakerModelCodeは、このMarkを作成または変更した機器のモデル番号を表すフィールドである。
MarkWriteProtectFlagは、このMarkから次のMarkまたはPlayListの最後までのシーンが変更可能かを表す情報であり、例えば、図18に示されるように、このMarkから次のMarkまたはPlayListの最後までのシーンの削除または変更が可能であれば0を、このMarkから次のMarkまたはPlayListの最後までのシーンの削除または変更を行うべきではない場合には1が、それぞれ記載される。
RefToMarkThumbnailIndexは、このMarkを代表するサムネイル画像のインデックス番号を表すフィールドである。インデックス番号は、mark.tidx内で定義される。サムネイル画像が無い場合は、0xFFFFとする。
TimeZone()は、このmarkで示されるシーンの記録日時のタイムゾーンを表す情報であり、その定義の方法は、第1のフォーマットにおける場合と同一である。
RecordedTimeAndDateは、このmarkで示されるシーンの記録日時を表す情報であり、その定義の方法は、第1のフォーマットにおける場合と同一である。
MarkCharacterSetは、MarkNameで用いるキャラクタセットを表す情報であり、定義の方法は、第3のフォーマットにおける場合と同一である。
MarkNameLengthは、MarkNameフィールドに記載されている文字列のうち、有効な文字列の長さを指定する情報である。MarkNameは、markの名前をあらわす情報である。
次に、図19を用いて、Clip Informationファイルのデータ構造について説明する。Clip Informationファイルのデータ構造は、第1のフォーマットにおけるMakersPrivateData()にかわって、ExtensionData()が配置されている以外は、基本的に、第1のフォーマットと同様の構成を有している。
TypeIndicatorは、ファイルのタイプを示している。
VersionNumberは、このzzzzz.clpiファイルのバージョンナンバーを示す4個のキャラクター文字を示す。
SequenceInfoStartaddressは、zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、SequenceInfo()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
ProgramInfoStartAddressは、zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、ProgramInfo()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
CPIStartAddressは、zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、CPI()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
ClipMarkStartAddressは、zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、ClipMark()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
ExtensionDataStartAddressは、zzzzz.clpiファイルの先頭のバイトからの相対バイト数を単位として、ExtensionData()の先頭アドレスを示す。相対バイト数はゼロからカウントされる。
ClipInfo()には、Clip Informationファイルに対応するAVストリームのタイプや、application_typeは、アプリケーションのタイプを表す情報などが記載される。
SequenceInfo()は、Clip AV streamの中のATC-sequenceとSTC-sequenceの情報を定義する。
ProgramInfo()は、AVストリームファイルの中でのコンテンツプログラム内容の変化点の情報をストアする。
CPI()は、AVストリームの中の時間情報とそのファイルの中のアドレスとを関連づけるための情報を定義するものである。
ClipMark()には、クリップ内に番組の頭出し点やシーンチェンジ点などを設けることを可能にするマークの情報が格納される。
ExtensionData()には、上述した第3のフォーマットのデータと同様の第3の属性データを有するClipExtensionデータが記載されている。
図20を参照して、zzzzz.clpiのExtensionData()内に格納される情報であるClipExtensionデータについて説明する。
Typeのフィールドには、このデータブロックの種別を表す”CLEX”の文字列が記載される。
ClipInfoExt()のフィールドは、Clipに関する第3の属性データを格納する領域である。
なお、その他のフィールドは本発明と関連が低いので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図21に、ClipInfoExt()のデータ構造を示す。
Lengthには、このLengthフィールドの直後から、ClipInfoExt()の最終バイトまでの長さをバイトで表した値が格納される。
MakerIDは、このClipInfoExt()を作成または変更した機器の製造者を表すフィールドである。
MakerModelCodeは、このClipInfoExt()を作成または変更した機器のモデル番号を表すフィールドである。
このClipInfoExt()は、上述したように、第1のフォーマットおよび第2のフォーマットには存在しないが、第3のフォーマットには存在する情報である。
このClipInfoExt()を有することにより、このコンテンツを再生する装置は、このClipInfoExt()を作成または変更した、すなわち、コンテンツを作成または最後に編集した機器の製造者またはモデル番号を、1プレイリストごとに検出することができる。これにより、例えば、このコンテンツを再生する装置は、再生しようとするコンテンツが、自分自身と同一または関連性のある製造者により製造された機器、もしくは、再生装置と同一または互換性のあるモデルの機器により作成または最後に編集されたコンテンツであるか否かを認識することができ、例えば、コンテンツの再生時に特殊なアプリケーションの利用が可能であるか否か、または、再生エラーが発生したときにその再生装置において関知できない編集等が施されている可能性を有するか否かを容易に検知することができる。
以上説明したデータ構造を有する記録用拡張フォーマットは、第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットとのいずれに対しても容易にフォーマット変換をすることができるようになされているものである。すなわち、映像処理装置11は、図22に示されるように、第1のフォーマット、第2のフォーマット(編集可能であるものも編集不可であるものも含む)、および、第3のフォーマット、並びに、放送信号などの入力を受け、以上説明したデータ構造を有する記録用拡張フォーマットにフォーマット変換を行って、ローカルストレージ36に記録するとともに、ローカルストレージ36に記録されている記録用拡張フォーマットのデータを、第1のフォーマット、第2のフォーマット、または、第3のフォーマットとのいずれかにフォーマット変換し、装着されている光ディスク12などの記録媒体に記録したり、外部の装置に供給することが可能となる。
なお、ソースのデータを取り込む際に、ローカルストレージ36に同一ファイル名が既に使われている場合、ファイル名を変更する必要があるが、このとき、例えば、図23に示されるように、ソースのフォーマットがいずれのフォーマットであるかがファイル中のデータを見なくてもわかるように区別されたファイル名をつけて、ローカルストレージ36に記録されるようにしても良い。
次に、図24を参照して、第1のフォーマット、第2のフォーマット、第3のフォーマット、または、放送信号などのデータを、記録用拡張フォーマットに変換する処理について説明する。
上述したように、これらのフォーマットを大別すると、放送記録用の系統が、放送信号やLine-inなどと第1のフォーマットであり、カムコーダや再生専用ディスク用の系統が、第2のフォーマットおよび第3のフォーマットとなる。また、第2のフォーマットには、編集可能なものと編集不可の(すなわち、編集を想定していない)ものがある。
映像処理装置11は、これらのデータをローカルストレージ36に記録するために変換処理部に取り込むとき、図9を用いて説明したID1の値を参照し、ID1=0x3000であるとき、記録されるデータ(以下、ソースとも称する)のフォーマットは放送記録用の系統であると判断し、プレイリストが存在しないときは、プレイリストとプレイリストが参照するクリップインフォメーションとを生成するとともに、上述したそれぞれの属性データを生成し、プレイリストが存在するときは、プレイリストとプレイリストが参照するクリップインフォメーションとのディレクトリ構造を、そのまま利用し、ext_data()の部分のみを、ソースのUIAppInfoPlayList()に基づいて生成する。
それに対して、映像処理装置11は、これらのデータをローカルストレージ36に記録するために変換処理部に取り込むとき、図9を用いて説明したID1の値を参照し、ID1=0x2000または0x1000であるとき、ソースのフォーマットはカムコーダまたは再生専用に近い系統であると判断して、第2のフォーマットの系統のプレイリストの構成を第1のフォーマットと同様の構成となるように変換して、UIAppInfoPlayList()を生成する。そして、ID1=0x2000であれば第2のフォーマットのデータであると判断して、ソースにext_data()が存在するか否かを判断し、存在する場合は、そのまま利用するとともに、存在しない場合は、ext_data()を新たに生成する。また、ID1=0x1000であれば第3のフォーマットのデータであると判断して、ソースに含まれる拡張メタデータに基づいて、ext_data()を生成する。
なお、編集不可の第3のフォーマットのデータを記録する場合、データを取り込むことが困難な場合があるが、構造が簡単な場合には、データ構造を解析し、プレイリスト単位で取り込むことができる。
また、放送記録用の系統である第1のフォーマットと、それ以外の第2のフォーマットおよび第3のフォーマットでは、ディレクトリ構造が異なる。
第1のフォーマットを記録用拡張フォーマットに変換する場合、ディレクトリ構造は同一であるので、ファイル名が重複していなければ、基本的にファイル内のデータ構造を変えずに取り込むことが出来る。それに対して、第2のフォーマットまたは第3のフォーマットを記録用拡張フォーマットに変換する場合、ファイル内のデータ構造を変換する必要がある。
その一例として、図25を参照して、第3のフォーマットのデータを取り込む場合のディレクトリ構造の変換処理を説明する。第3のフォーマットのデータの取り込みは、以下のようなルールを適用することにより、実現することが可能となる。
まず、1つ目のルールは、それぞれのフォーマットのコンテンツデータのローカルディレクトリ36への取り込みは、プレイリスト単位で行うというものである。すなわち、第2のフォーマットまたは第3のフォーマットのプレイリストは、記録用拡張フォーマットの形式のプレイリストに変換して、BDAVディレクトリ下のPLAYLISTディレクトリ下に置く。その際、取り込み元のインデックステーブルを参照してプレイリストの並びを保持しても良い。第2のフォーマットまたは第3のフォーマットに特有のムービーオブジェクト、ナビコマンド、インタラクティブグラフィックスは取り込まない。その他、特殊再生制限情報等の、第2のフォーマットまたは第3のフォーマットのプレイリストに特有の属性情報は、破棄するか、必要に応じてプレイリスト拡張情報の中のプライベート領域(PlayListExtensionData()のPrivateData())に記載する。また、ディスク名など、ディスク全体に対する属性情報は、取り込んだ各プレイリストの拡張領域に移せばよい。
そして、2つ目のルールは、クリップインフォメーションファイルは、取り込み元の形式を変換せず、そのままBDAVディレクトリ下のCLIPINFディレクトリ下に置くことである。取り込み時、ストリームの変換は基本的に行わないが、ソースデータが第1のフォーマットまたは第2のフォーマットである場合は、第3の属性データを有するClipExtensionデータが追加される。
そして、3つ目のルールは、ストリームファイル(拡張子m2ts)も、取り込み元の形式を変換せず、そのままBDAVディレクトリ下のSTREAMディレクトリ下に置くことである。取り込み時、ストリームの変換は基本的に行わない。
そして、4つ目のルールは、第3のフォーマットにおけるサムネイル画像データの格納場所を、記録用拡張フォーマットのディレクトリ構造により定められているサムネイルファイルに移動することである。
図26において模式的に表すように、映像処理装置11が取り扱うソースデータである第1のフォーマット、第2のフォーマット、または、第3のフォーマットのそれぞれにおいて、格納されている拡張情報は異なっており、また、放送信号など、拡張情報自体を有さないものも、記録用拡張フォーマットに変換されて、ローカルストレージ36に記録されるようになされている。ローカルストレージ36に記録される記録用拡張フォーマットのデータ構造は、記録用拡張フォーマットが有する拡張データが、ソースデータそれぞれのフォーマットのデータ構造が有する拡張情報である第1の属性データ乃至第3の属性データの全てを含むように、すなわち、'OR'となるように定められている。このように、記録用拡張フォーマットのデータ構造ではいずれの拡張情報の記録領域も備えているため、記録用拡張フォーマットとして記録されているデータを、第1のフォーマット、第2のフォーマット、または、第3のフォーマットのいずれかとして出力するとき、格納するべき拡張情報が出力されるデータのフォーマットによって異なるものであるにもかかわらず、出力時のフォーマット変換が容易となるのである。
しかしながら、ソースデータを記録用拡張フォーマットに変換したのち、第1のフォーマット、第2のフォーマット、または、第3のフォーマットのいずれかのフォーマットに変換されて出力されることにより、ソースデータには存在しなかった拡張情報の記録領域が出力されるデータファイルに含まれている可能性がある。そのため、取り込み元により、記録用拡張フォーマットのデータファイル内で有効なフィールドが異なる。したがって、有効なフィールドの識別のためにも、取り込み元が何であったかを知ることは有用である。
次に、図27は、フォーマット変換処理を実行する変換処理部35が有する機能を説明するための機能ブロック図である。
変換処理部53は、記録用データ取得部101、フォーマット検出部102、記録用拡張フォーマット変換部103、記録制御部104、データ読み出し部105、変換前フォーマット検出部106、通知制御部107、フォーマット変換処理部108、出力制御部109で構成されている。
また、記録用拡張フォーマット変換部103は、属性情報生成部121、ファイル変換処理部122、ディレクトリ管理部123で構成されている。
記録用データ取得部101は、放送受信制御部33により受信された放送信号、ディスクドライブ37により光ディスク12から読み出されたデータ、ネットワークインタフェース38から供給されたデータ、または、再エンコード処理部34により再エンコードされた符号化データなどのソースのデータを取得し、フォーマット検出部102に供給する。
フォーマット検出部102は、供給されたデータのデータ構造に基づいて、そのフォーマットやデータ形式がいずれのものであるかを検出し、検出結果とともに、ソースのデータを、記録用拡張フォーマット変換部103に供給する。
記録用拡張フォーマット変換部103は、供給されたソースのデータを記録用拡張フォーマットに変換する。具体的には、記録用拡張フォーマット変換部103の属性情報生成部121は、ソースのデータに記載されていない、記録用拡張フォーマットが有するべき第1の属性データ、第2の属性データ、または、第3の属性データを記載する領域をプレイリスト、または、クリップインフォメーション内に生成するとともに、ソースのデータに記載されている各種情報、または、ソースのデータに付随しているメタデータや拡張メタデータに基づいて、各種属性データのうちの記載可能な部分の情報を記載する。
ファイル変換処理部122は、第2のフォーマットおよび第3のフォーマットのプレイリストのファイル構造を、記録用拡張フォーマットのプレイリストのファイル構造に変換する。
ディレクトリ管理部123は、図25を用いて説明したようにして、フォーマット変換に伴うディレクトリ構造の変更を制御する。
記録制御部104は、記録用拡張フォーマット変換部103により記録用拡張フォーマットに変換されたコンテンツデータの、ローカルストレージ36への変換を制御する。
データ読み出し部105は、ローカルストレージ36へ記録されている記録用拡張フォーマットのデータを、基本的には、プレイリスト単位で読み出して、フォーマット変換処理部108に供給するとともに、変換前のフォーマットの種類の検出が指令されているとき、変換前フォーマット検出部106に、読み出したデータのext_data()を抽出して供給する。
変換前フォーマット検出部106は、データ読み出し部105から供給されたext_data()のID1の値を基に、ローカルストレージ36から読み出された記録用拡張フォーマットのデータの記録前のフォーマットの種類を検出して、通知制御部107に検出結果を供給する。
通知制御部107は、変換前フォーマット検出部106から供給された記録前のフォーマットの種類の情報をユーザに通知するためのメッセージやアイコンなどを生成し、表示制御部43に供給して表示させる。
フォーマット変換処理部108は、データ読み出し部105から供給された記録用拡張フォーマットのデータを、ユーザにより指定された、または、出力の形式に合致したフォーマットに変換し、出力制御部109に供給する。
出力制御部109は、フォーマット変換処理部108から供給されたフォーマット変換後のデータを、ディスクドライブ37に出力して光ディスク12への記録を制御するか、または、ネットワークインタフェース38を介した外部の機器への供給を制御する。
次に、図28のフローチャートを参照して、図27を用いて説明した変換処理部35において実行されるデータ記録処理について説明する。
ステップS11において、記録用データ取得部101は、ローカルストレージ36に記録されるデータの供給を受け、フォーマット検出部102に供給する。
ステップS12において、フォーマット検出部102は、供給されたソースのデータは、第1のフォーマットのデータであるか否かを判断する。
ステップS12において、第1のフォーマットのデータであると判断された場合、ステップS13において、図29を用いて後述する第1のフォーマットのデータの記録処理が実行され、処理は、ステップS20に進む。
ステップS12において、第1のフォーマットのデータではないと判断された場合、ステップS14において、フォーマット検出部102は、供給されたソースのデータは、第2のフォーマットのデータであるか否かを判断する。
ステップS14において、第2のフォーマットのデータであると判断された場合、ステップS15において、図30を用いて後述する第2のフォーマットのデータの記録処理が実行され、処理は、ステップS20に進む。
ステップS14において、第2のフォーマットのデータではないと判断された場合、ステップS16において、フォーマット検出部102は、供給されたソースのデータは、第3のフォーマットのデータであるか否かを判断する。
ステップS16において、第3のフォーマットのデータであると判断された場合、ステップS17において、図31を用いて後述する第3のフォーマットのデータの記録処理が実行され、処理は、ステップS20に進む。
ステップS16において、第3のフォーマットのデータではないと判断された場合、テップS18において、フォーマット検出部102は、供給されたソースのデータは、受信された放送データであるか否かを判断する。
ステップS18において、放送データであると判断された場合、ステップS19において、図32を用いて後述する放送データの記録処理が実行され、処理は、ステップS20に進む。
ステップS13、ステップS15、ステップS17、および、ステップS19の処理の終了後、ステップS20において、記録制御部104は、必要に応じて変更などが施されたデータを、記録用拡張フォーマットのデータとしてローカルストレージ36の所定の記録領域に記録し、処理が終了される。
ステップS18において、放送データであると判断された場合、ステップS20において、変換処理部35は、指定されたデータを記録することができないというエラーメッセージを出力し、処理が終了される。
このような処理により、記録が指令されたデータのフォーマットがいずれのフォーマットであるかが検出されて、フォーマット変換が実行されて、ローカルストレージに記録される。
次に、図29のフローチャートを参照して、図28のステップS13において実行される第1のフォーマットのデータの記録処理について説明する。
ステップS51において、記録用拡張フォーマット変換部103は、TableOfPlayLists(第1のフォーマットにおけるIndexTableに相当する)に基づいて、プレイリストファイルを取得する。
ステップS52において、記録用拡張フォーマット変換部103の属性情報生成部121は、ソースのデータのUIAppInfoPlayListの記述からPlayListExtensionに記述する情報を抽出する。
ステップS53において、属性情報生成部121は、MakersPrivateData()の部分のデータをExtensionData()に置き換える。これにより、第2の属性データを記載する領域が確保されるので、属性情報生成部121は、ソースのデータのUIAppInfoPlayListから抽出された情報を用いて、ExtensionData()の第2の属性データのうち、記述可能な部分の情報を記述する。
ステップS54において、記録用拡張フォーマット変換部103のディレクトリ管理部123は、読み込まれたプレイリストファイルのファイル名は、フォーマット変換後のデータを記録する記録領域に既に存在するファイル名であるか否かを判断する。
ステップS54において、読み込まれたプレイリストファイルのファイル名は既に存在するファイル名であると判断された場合、ステップS55において、ディレクトリ管理部123は、プレイリストファイルのファイル名を変更する。
ステップS54において、読み込まれたプレイリストファイルのファイル名は既に存在するファイル名ではないと判断された場合、または、ステップS55の処理の終了後、ステップS56において、属性情報生成部121は、ClipInformationファイルを読み込み、第3の属性情報を記載する領域であるClipInfoExt()を追加する。
ステップS57において、ディレクトリ管理部123は、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名は、フォーマット変換後のデータを記録する記録領域に既に存在するファイル名であるか否かを判断する。ステップS57において、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名は既に存在するファイル名ではないと判断された場合、処理は、図28のステップS13に戻り、ステップS20に進む。
ステップS57において、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名は既に存在するファイル名であると判断された場合、ステップS58において、ディレクトリ管理部123は、ClipInformationファイルのファイル名を変更する。
ステップS59において、記録用拡張フォーマット変換部103のファイル変換処理部122は、ClipInformationファイルのファイル名の変更に基づいて、プレイリストファイル内のクリップ参照フィールドを変更し、処理は、図28のステップS13に戻り、ステップS20に進む。
このような処理により、第1のフォーマットのコンテンツデータを、記録用拡張フォーマットに変換することができる。
次に、図30のフローチャートを参照して、図28のステップS15において実行される第2のフォーマットのデータの記録処理について説明する。
ステップS81において、記録用拡張フォーマット変換部103は、IndexTableに基づいて、プレイリストファイルの取得の順番を決定する。
ステップS82において、記録用拡張フォーマット変換部103は、決定した順番に基づいて、プレイリストファイルを取得する。
ステップS83において、記録用拡張フォーマット変換部103の属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、プレイリストファイルのExtension以外の部分を変換する。すなわち、ファイル変換処理部122は、プレイリスト内に、第1の属性データを記載する領域であるUIAppInfoPlayList()が構成されるように、プレイリストファイルを変換し、属性情報生成部121は、例えば、ソースデータにPlayListExtensionが存在している場合は、その部分のデータの記述などを利用して、UIAppInfoPlayList()内に記載可能な情報を記載する。
ステップS84において、属性情報生成部121は、プレイリストファイル内の拡張情報であるPlayListExtensionが存在するか否かを判断する。
ステップS84において、プレイリストファイル内の拡張情報であるPlayListExtensionが存在しないと判断された場合、ステップS85において、属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、第2の属性データを記載する領域を用意するためにプレイリストファイルにExtensionData()を新規に追加し、ソースファイルに含まれている情報などから、ExtensionData()内に記載可能な情報を記載する。
ステップS84において、プレイリストファイル内の拡張情報であるPlayListExtensionが存在すると判断された場合、または、ステップS85の処理の終了後、ステップS86乃至ステップS91において、図29のステップS54乃至ステップS59と基本的に同様の処理が実行される。
すなわち、読み込まれたプレイリストファイルのファイル名は既に存在するファイル名であると判断された場合、プレイリストファイルのファイル名が変更され、ClipInformationファイルが読み込まれて、第3の属性データを記載する領域であるClipInfoExt()が追加される。そして、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名が既に存在するファイル名であると判断された場合、ClipInformationファイルのファイル名が変更され、ClipInformationファイルのファイル名の変更に基づいて、プレイリストファイル内のクリップ参照フィールドが変更される。
ステップS89において、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名は既に存在するファイル名ではないと判断された場合、または、ステップS91の処理の終了後、処理は、図28のステップS15に戻り、ステップS20に進む。
このような処理により、第2のフォーマットのコンテンツデータを、記録用拡張フォーマットに変換することができる。
次に、図31のフローチャートを参照して、図28のステップS17において実行される、第3のフォーマットのデータの記録処理について説明する。
ステップS121において、記録用拡張フォーマット変換部103は、タイトルとプレイリストとを関連付けるデータに基づいて、プレイリストファイルの取得の順番を決定する。
ステップS122において、記録用拡張フォーマット変換部103は、プレイリストファイルを取得する。
ステップS123において、記録用拡張フォーマット変換部103の属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、コンテンツ全体に対する情報が記載された拡張メタデータを読み取り、このデータを基に、各プレイリストのPLExt()に記載されるAdditionalData()を構築する。
ステップS124において、属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、プレイリストファイルのExtension以外の部分を変換する。すなわち、ファイル変換処理部122は、プレイリスト内に、第1の属性データを記載する領域であるUIAppInfoPlayList()が構成されるように、プレイリストファイルを変換し、属性情報生成部121は、例えば、ソースデータの記述を利用して、UIAppInfoPlayList()内に記載可能な情報を記載する。
ステップS125において、ファイル変換処理部122は、ステップS123において構築されたAdditionalData()を第2の属性データとして含む、すなわち、第2の属性データを記載するための領域であるExtensionData()を、プレイリストに新規に追加する。
ステップS126乃至ステップS130において、図29のステップS54乃至ステップS58と基本的に同様の処理が実行される。
すなわち、読み込まれたプレイリストファイルのファイル名は既に存在するファイル名であると判断された場合、プレイリストファイルのファイル名が変更され、ClipInformationファイルが読み込まれて、第3の属性データを記載する領域であるClipInfoExt()が追加される。そして、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名が既に存在するファイル名であると判断された場合、ClipInformationファイルのファイル名が変更される。
ステップS129において、読み込まれたClipInformationファイルのファイル名は既に存在するファイル名ではないと判断された場合、または、ステップS130の処理の終了後、ステップS131において、ディレクトリ管理部123は、第3のフォーマットにおけるサムネイルファイルのデータを取得し、サムネイルファイル用のフォルダに格納する
ステップS132において、ディレクトリ管理部123は、サムネイル参照インデックスを必要に応じて追加、変更する。
ステップS133において、ファイル変換処理部122は、ClipInformationファイルのファイル名の変更やサムネイル参照インデックスの変更または追加に基づいて、プレイリストファイル内のクリップ参照フィールドまたは、サムネイル参照インデックスを変更し、処理は、図28のステップS17に戻り、ステップS20に進む。
このような処理により、第2のフォーマットのコンテンツデータを、記録用拡張フォーマットに変換することができる。
次に、図32のフローチャートを参照して、図28のステップS19において実行される、放送データの記録処理について説明する。
ステップS161において、記録用拡張フォーマット変換部103の属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、例えば、ストリームデータを解析し、プレイリストファイルのExtension以外の部分を生成する。このとき、ファイル変換処理部122は、プレイリスト内に、第1の属性データを記載する領域であるUIAppInfoPlayList()を構成するので、属性情報生成部121は、例えば、ソースデータの記述を利用して、UIAppInfoPlayList()内に記載可能な情報を記載する。
ステップS162において、属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、フォーマット変換されるストリームデータに付随するメタデータなどを取得する。
ステップS163において、属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、第2の属性データを記載するための領域であるExtensionData()を新規に生成し、メタデータに基づいて、ExtensionData()内に記載可能な情報を記載する。
ステップS164において、ディレクトリ管理部123は、生成されたプレイリストファイルのファイル名を、既に記録されているプレイリストと重複しないものに設定する。
ステップS165において、属性情報生成部121およびファイル変換処理部122は、第2の属性データを記載するための領域であるClipInfoExt()を含むClipInformationファイルを生成する。
ステップS166において、ディレクトリ管理部123は、生成されたClipInfomationファイルのファイル名を、既に記録されているプレイリストと重複しないものに設定して、処理は、図28のステップS19に戻り、ステップS20に進む。
このような処理により、プレイリストやクリップインフォメーションを持たない放送データを、記録用拡張フォーマットに変換することができる。
次に、図33のフローチャートを参照して、図27を用いて説明した変換処理部35において実行される、ローカルストレージ36からのデータ読み出し処理について説明する。
ステップS191において、データ読み出し部105は、読み出されるデータの指定を受け、ローカルストレージ36へ記録されている記録用拡張フォーマットのデータのうちの指定されたデータを、基本的には、プレイリスト単位で読み出して、フォーマット変換処理部108に供給する。
ステップS192において、データ読み出し部105は、元のデータフォーマットが何であったかをユーザに通知することが要求されたか否かを判断する。
ステップS192において、元のデータフォーマットが何であったかをユーザに通知することが要求されたと判断された場合、ステップS193において、データ読み出し部105は、変換前フォーマット検出部106に、読み出したデータのext_data()を抽出して供給する。変換前フォーマット検出部106は、データ読み出し部105から供給されたext_data()のID1の値を基に、ローカルストレージ36から読み出された記録用拡張フォーマットのデータの記録前のフォーマットの種類を検出して、通知制御部107に検出結果を供給する。通知制御部107は、変換前フォーマット検出部106から供給された記録前のフォーマットの種類の情報をユーザに通知するためのメッセージやアイコンなどを生成し、表示制御部43に供給して表示させ、元のデータフォーマットが何であったかをユーザに通知する。
ステップS194において、フォーマット変換処理部108は、いずれのフォーマットとして読み出されるかの指定を受ける。
ステップS195において、フォーマット変換処理部108は、指定された出力フォーマットは、第1のフォーマットであるか否かを判断する。
ステップS195において、第1のフォーマットであると判断された場合、ステップS196において、図34を用いて後述する第1のフォーマットとしてのデータ書き出し処理が実行され、処理が終了される。
ステップS195において、第1のフォーマットではないと判断された場合、ステップS197において、フォーマット変換処理部108は、指定された出力フォーマットは、第2のフォーマットであるか否かを判断する。
ステップS197において、第2のフォーマットであると判断された場合、ステップS198において、図35を用いて後述する第2のフォーマットとしてのデータ書き出し処理が実行され、処理が終了される。
ステップS197において、第2のフォーマットではないと判断された場合、ステップS199において、フォーマット変換処理部108は、指定された出力フォーマットは、第3のフォーマットであるか否かを判断する。テップS199において、第3のフォーマットではないと判断された場合、処理は、ステップS194に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS199において、第3のフォーマットであると判断された場合、ステップS200において、図36を用いて後述する第3のフォーマットとしてのデータ書き出し処理が実行され、処理が終了される。
このような処理により、ローカルストレージ36から記録用拡張フォーマットのデータが読み出されて、フォーマット変換される。
次に、図34のフローチャートを参照して、図33のステップS196において実行される、第1のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明する。ここでは、ディスクドライブ37を制御して、光ディスク12にフォーマット変換後のデータを書き出すものとして説明する。
ステップS231において、データ読み出し部105は、書き出すプレイリストの並び順を決め、ローカルストレージ36から読み出し、フォーマット変換処理部108に供給する。
ステップS232において、フォーマット変換処理部108は、クリップインフォメーションファイルを第1のフォーマットの方式に変換する。
ステップS233において、フォーマット変換処理部108は、変換されたクリップインフォメーションファイルを、第1のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて、所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、方式が変換されたクリップインフォメーションファイルを供給して、フォーマット変換処理部108によるパスの設定に基づいて、光ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS234において、フォーマット変換処理部108は、クリップストリームファイルを、第1のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、クリップストリームファイルを供給して、光ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS235において、フォーマット変換処理部108は、プレイリストファイルを第1のフォーマットの方式に変換する。
ステップS236において、フォーマット変換処理部108は、変換されたプレイリストファイルを、第1のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、プレイリストファイルを供給して、光ディスク12の所定のフォルダに記録させ、処理は、図33のステップS196に戻り、処理が終了される。
このような処理により、記録用拡張フォーマットでローカルストレージ36に記録されていたコンテンツデータを、第1のフォーマットとして出力することができる。
次に、図35のフローチャートを参照して、図33のステップS198において実行される、第2のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明する。ここでも、ディスクドライブ37を制御して、光ディスク12にフォーマット変換後のデータを書き出すものとして説明する。
ステップS261において、データ読み出し部105は、書き出すプレイリストの並び順を決め、ローカルストレージ36から読み出し、フォーマット変換処理部108に供給する。
ステップS262において、フォーマット変換処理部108は、クリップインフォメーションファイルを第2のフォーマットの方式に変換する。
ステップS263において、フォーマット変換処理部108は、変換されたクリップインフォメーションファイルを、第2のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて、所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、方式が変換されたクリップインフォメーションファイルを供給して、フォーマット変換処理部108によるパスの設定に基づいて、光ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS264において、フォーマット変換処理部108は、クリップストリームファイルを、第2のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、クリップストリームファイルを供給して、光ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS265において、フォーマット変換処理部108は、プレイリストファイルを第2のフォーマットの方式に変換する。
ステップS266において、フォーマット変換処理部108は、変換されたプレイリストファイルを、第2のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、プレイリストファイルを供給して、光ディスク12の所定のフォルダに記録させ、処理は、図33のステップS198に戻り、処理が終了される。
このような処理により、記録用拡張フォーマットでローカルストレージ36に記録されていたコンテンツデータを、第2のフォーマットとして出力することができる。
次に、図36のフローチャートを参照して、図33のステップS200において実行される、第3のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明する。
ステップS291において、データ読み出し部105は、書き出すプレイリストの並び順を決め、ローカルストレージ36から読み出し、フォーマット変換処理部108に供給する。
ステップS292において、フォーマット変換処理部108は、第3のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて、所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37にクリップインフォメーションファイル、および、クリップストリームファイルの各ファイルを供給し、第3のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて、ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS293において、フォーマット変換処理部108は、プレイリストファイルを第3のフォーマットの方式に変換する。
ステップS294において、フォーマット変換処理部108は、変換されたプレイリストファイルを、第3のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に、プレイリストファイルを供給して、光ディスク12の所定のフォルダに記録させる。
ステップS295において、フォーマット変換処理部108は、変換後のプレイリストファイルのプレイリストが参照するサムネイル参照インデックスを基に読み出す。
ステップS296において、フォーマット変換処理部108は、変換後のプレイリストファイルのプレイリストが参照するサムネイル画像データを、第3のフォーマットのディレクトリ構造に基づいて所定のフォルダに格納するようにパスを設定し、出力制御部109に供給する。出力制御部109は、ディスクドライブ37に変換後のプレイリストファイルのプレイリストが参照するサムネイル画像データを供給し、サムネイルファイル用のフォルダに記録させて、処理は、図33のステップS200に戻り、終了される。
このような処理により、記録用拡張フォーマットでローカルストレージ36に記録されていたコンテンツデータを、第3のフォーマットとして出力することができる。
このように、本発明を適用することにより、ローカルストレージ36に記録されているコンテンツデータのフォーマットが、第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのいずれにも容易にフォーマット変更可能な構成を有する記録用拡張フォーマットになるので、ローカルストレージ36におけるコンテンツデータの管理が容易となる。
記録用拡張フォーマットの構成は、第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのうちのいずれかが有する拡張情報をすべて含むようになされている。ここでは、記録用拡張フォーマットは、第1のフォーマットが有する第1の属性データ、第2のフォーマットが有する第2の属性データ、および、第3のフォーマットが有する第3の属性データのいずれのデータも記述可能な領域を有するものである。
なお、ここでは、3つのフォーマットと、プレイリストおよびクリップインフォメーションを有さない放送データなどを取り扱う場合について説明したが、例えば、2つのフォーマットしか取り扱わないような場合、記録用拡張フォーマットの構成は、その2つのフォーマットの構成により決まる。例えば、第1のフォーマットと第2のフォーマットのみを取り扱う場合、記録用拡張フォーマットの構成は、第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのいずれかが有する拡張情報をすべて含むようになされ、記録用拡張フォーマットは、第1のフォーマットが有する第1の属性データ、および、第2のフォーマットが有する第2の属性データのいずれのデータも記述可能な領域を有するものである。
さらに、本発明は、3つ以上の種類のフォーマットを取り扱える装置についても同様に適用可能であることはいうまでもない。
また、第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのうちのいずれかから、記録用拡張フォーマットにフォーマット変換がなされるとき、それぞれのソースデータ、または、ソースデータに付随するデータに基づいて、それぞれの拡張情報の部分のデータをできるだけ記述すると好適である。
上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、上述した処理は、図37に示されるようなパーソナルコンピュータ200により実行される。
図37において、CPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記憶されているプログラム、または、記憶部208からRAM(Random Access Memory)203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU201、ROM202、およびRAM203は、内部バス204を介して相互に接続されている。この内部バス204にはまた、入出力インターフェース205も接続されている。
入出力インターフェース205には、キーボード、マウスなどよりなる入力部206、CRT,LCDなどよりなるディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部207、ハードディスクなどより構成される記憶部208、並びに、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部209が接続されている。通信部209は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行う。また、通信部209は、アンテナなどを有し、放送信号を受信することも可能であるものとしてもよい。
入出力インターフェース205にはまた、必要に応じてドライブ210が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア211が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部208にインストールされる。
さらに、リムーバブルメディア211に記録されているのが、コンテンツデータ(ナビゲーションプログラム、PlayList、および、Clipから構成されるプログラム)である場合、リムーバブルメディア211から読み出されたプログラムを記憶部208に記憶し、CPU201の処理により、フォーマット変換させたり、再生させるようにすることができる。
図1の変換処理部35が実行する処理は、CPU201により実行される。なお、図1の再エンコード処理部34、または、AVデコーダ部42が実行するデコードまたはエンコードの処理は、CPU201により実行されてもよいし(所謂ソフトウェアコーディック)、パーソナルコンピュータ200に、図1の再エンコード処理部34、または、AVデコーダ部42に対応する機能を有するコーディック処理部を新たに設けるものとしても良い。
そして、上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークやプログラム格納媒体からインストールされる。
このプログラム格納媒体は、図37に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア211よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM202や記憶部208が含まれるハードディスクなどで構成される。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
映像処理装置の構成を示すブロック図である。 映像処理装置において扱われるデータのアプリケーションフォーマットについて説明するための図である。 フォーマット種別について説明するための図である。 ディレクトリ構造の例を示す図である。 PlayListのシンタクスを示す図である。 UIAppInfoPlayList()のシンタクスを示す図である。 ExtensionData()のシンタクスを示す図である。 data_blockのアドレス設定について説明するための図である。 ext_data()のID1について説明するための図である。 PlayListExtension()のシンタクスを示す図である。 PLExt()のシンタクスを示す図である。 PLAttributeがとりうる値について説明するための図である。 PLPlaybackProtectFlagがとりうる値について説明するための図である。 PLWriteProtectFlagがとりうる値について説明するための図である。 PlayedFlagがとりうる値について説明するための図である。 EditedFlagがとりうる値について説明するための図である。 PLMarkExt()のシンタクスを示す図である。 MarkWriteProtectFlagがとりうる値について説明するための図である。 ClipInformationファイルのシンタクスを示す図である。 ClipExtension()のシンタクスを示す図である。 ClipInfoExt()のシンタクスを示す図である。 映像処理装置における入出力データのフォーマットについて説明するための図である。 ソースファイルごとのファイル名について説明するための図である。 第1のフォーマット、第2のフォーマット、第3のフォーマット、または、放送信号などのデータを、記録用拡張フォーマットに変換する処理について説明するための図である。 フォーマット変換時のディレクトリ構造の変換について説明するための図である。 映像処理装置における入出力データのフォーマットおよび記録用拡張フォーマットのそれぞれが有する拡張情報について説明するための図である。 変換処理部が有する機能を説明するための機能ブロック図である。 データ記録処理について説明するフローチャートである。 第1のフォーマットのデータの記録処理について説明するフローチャートである。 第2のフォーマットのデータの記録処理について説明するフローチャートである。 第3のフォーマットのデータの記録処理について説明するフローチャートである。 放送データの記録処理について説明するフローチャートである。 データ読み出し処理について説明するフローチャートである。 第1のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明するフローチャートである。 第2のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明するフローチャートである。 第3のフォーマットとしてのデータ書き出し処理について説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 映像処理装置 12 光ディスク, 31 制御部, 32 アンテナ, 33 放送受信制御部, 35 変換処理部, 36 ローカルストレージ, 37 ディスクドライブ, 38 ネットワークインタフェース, 40 操作入力取得部, 41 AVデコーダ部, 101 記録用データ取得部, 102 フォーマット検出部, 103 記録用拡張フォーマット変換部, 104 記録制御部, 105 データ読み出し部, 106 変換前フォーマット検出部, 107通知制御部 108 フォーマット変換処理部, 109 出力制御部, 121 属性情報生成部, 122 ファイル変換処理部, 123 ディレクトリ管理部

Claims (17)

  1. トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置において、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する第1の変換手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第1の変換手段により変換された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに含まれる前記第1の属性データに記載されている情報の一部と、前記第2の属性データに記載されている情報の一部とは、同一の情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の変換手段は、前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記第1の属性データを参照して、前記再生管理情報の拡張領域に配置された前記第2の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1の変換手段は、前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記第2の属性データを参照して、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に配置された前記第1の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載する
    請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の変換手段により変換された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムの記録部への記録を制御する記録制御手段を更に備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記記録部に記録された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムを、前記第1のフォーマット、または、前記第2のフォーマットのうちのいずれかにフォーマット変換する第2のフォーマット変換手段と
    を更に備える請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記読み出し手段により読み出された前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムが、前記第1の変換手段により前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類を検出する第2の検出手段と、
    前記第2の検出手段により検出された前記記録用拡張フォーマットに変換される前のフォーマットの種類の、ユーザへの通知を制御する通知制御手段と
    を更に備える請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得手段は、第2の属性データが記載されていない前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを更に取得し、
    前記第1の変換手段は、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに更に変換する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記取得手段は、前記生管理情報を含まないトランスポートストリームとその属性情報を含んで構成されるコンテンツプログラムを更に取得し、
    前記第1の変換手段は、前記属性情報に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに更に変換する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、
    取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、
    フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する
    ステップを含む情報処理方法。
  11. トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットおよび第2のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、または、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、
    取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、
    フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有するとともに、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置において、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記取得手段により取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する変換手段と
    を備える情報処理装置。
  13. 前記取得手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報を更に取得し、
    前記変換手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に配置された前記第1の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載する
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記取得手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムとともに、その属性情報を更に取得し、
    前記変換手段は、前記第3のフォーマットのコンテンツプログラムを前記記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換するとき、前記属性情報を参照して、前記再生管理情報の拡張領域に配置された前記第2の属性データを記載する領域のうち少なくとも一部に情報を記載する
    請求項12に記載の情報処理装置。
  15. トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換を実行する情報処理装置の情報処理方法において、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、
    取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、
    フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する
    ステップを含む情報処理方法。
  16. トランスポートストリーム、前記トランスポートストリームの実体を管理する実体管理情報、および前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマット、第2のフォーマット、および、第3のフォーマットのコンテンツプログラムのフォーマット変換をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第2のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第1の属性データを有する前記第1のフォーマット、前記再生管理情報の拡張領域に前記第1のフォーマットおよび前記第3のフォーマットにはない第2の属性データを有する前記第2のフォーマット、または、前記実体管理情報に、前記第1のフォーマットおよび前記第2のフォーマットにはない第3の属性データを有する前記第3のフォーマットの前記コンテンツプログラムを取得し、
    取得された前記コンテンツプログラムのフォーマットの種別を検出し、
    フォーマットの種別の検出結果に基づいて、取得された前記コンテンツプログラムを、前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に前記第1の属性データを記載する領域を有し、前記再生管理情報の拡張領域に前記第2の属性データを記載する領域を有し、前記実体管理情報に前記第3の属性データを記載する領域を有する、記録用拡張フォーマットのコンテンツプログラムに変換する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 情報処理装置において、トランスポートストリーム、および、前記トランスポートストリームの再生を管理する再生管理情報を含んで構成される第1のフォーマットまたは第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される、拡張フォーマットのコンテンツプログラムのデータ構造であって、
    トランスポートストリームと、
    前記再生管理情報の拡張領域以外の領域に、前記第1のフォーマットには含まれるが前記第2のフォーマットにはない第1の属性データと、
    前記再生管理情報の拡張領域に、前記第2のフォーマットには含まれるが前記第1のフォーマットにはない第2の属性データと
    を含み、
    前記第1の属性データは、前記情報処理装置において前記拡張フォーマットのコンテンツプログラムが前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の前記第1のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、
    前記第2の属性データは、前記情報処理装置において前記拡張フォーマットのコンテンツプログラムが前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムにフォーマット変換される場合に、変換後の前記第2のフォーマットのコンテンツプログラムに配置され、
    前記第1の属性データに記載されている情報の少なくとも一部と、前記第2の属性データに記載されている情報の少なくとも一部とは、同一の情報である
    データ構造。
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