JP4798395B2 - リソース自動構築システム及び自動構築方法並びにそのための管理用端末 - Google Patents

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本発明はユーザ要件を考慮したリソース自動構築システム及び自動構築方法並びにそのための管理用端末に関する。
業務サービスを動作させるリソース(主にサーバ)をオープン技術によって構築する場合、物理マシン、オペレーティングシステムなど、複数の技術を組み合わせて構築する必要がある。
近年の仮想化技術の進展により、物理マシン上に直接オペレーティングシステムをインストールするのではなく、物理マシン上に仮想マシンを構築し、その仮想マシン上にオペレーティングシステムをインストールしてリソースを構築するケースも増えてきており、リソースの技術階層は複雑化する傾向にある。
一方、各技術(物理マシン、仮想マシン、オペレーティングシステム等)はそれぞれ複数のベンダによって実装されているため、実際にリソースを構築する場合にはあらゆる種類の組み合わせが存在するだけでなく、各ベンダ間の相性も考慮する必要がある。そのため、構成可能な組み合わせの中から最適な組み合わせを選定するには、多大な検討・設計時間が必要になる。また、信頼性等のユーザ要件から、同一の業務サービスを複数動作させ、それぞれの業務サービスは異なる物理マシンで構築したリソース上で動作させる場合等があり、技術の組み合わせにはさらに考慮すべき点が加わる。特に、仮想マシン環境においては、複数のオペレーティングシステムを同一物理マシン上に構築可能であるため、各リソースが物理レベルで独立されているわけではない。そのため、ユーザ要件を満足する組み合わせを選定するには、さらに検討・設計時間が必要となる。
以上のような背景より、簡単かつ迅速にシステムを構築できるようにするために、リソース構築の自動化が必要とされている。
リソース構築に関連する技術としては、例えば、業務アプリケーションに対するリクエスト当該業務アプリケーションが稼動している計算機リソースに振り分けて処理する複数の業務システム間で計算機リソースを融通させることで、各業務システムの負荷を平準化する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、リソース自動構築方法として、ユーザによって入力されたリソース要求に対して、それを満足する物理パーティションを自動構築する方法が提案されている(特許文献2参照)。
特開2007−133586号公報 特開2006−350685号公報
特許文献2に開示された方法は、パーティションサーバ上に物理パーティションを自動構築するための技術であり、実際に業務サービスを動作させるリソースを構築するためには、別途オペレーティングシステムのインストール、ミドルウェアのインストールなどが必要になる。
そのため、リソース構築の自動化を実現するためには、複数の技術階層、および、自動構築技術を扱うための汎用的なフレームワークが必要となる。
そこで、本発明の課題は、ユーザによって入力された曖昧なリソース要求に対して、その要求を満たす技術階層(物理マシン、仮想マシン、オペレーティングシステム等の組み合わせ)を自動的に構築できるようにすることにある。
本発明の第1の態様によれば、1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含み、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースを自動構築するシステムであって、前記管理用端末は、リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースと、ユーザのリソース要求を入力するリソース要求入力手段と、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するリソース要求分解手段と、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するリソース構築手段とを含み、前記リソース構築手段はまた、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とするリソース自動構築システムが提供される。
本発明の第2の態様によれば、1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含むシステムにおいて前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースを自動構築する方法であって、リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースを用意し、ユーザによりリソース要求が入力されると、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解し、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力する一方、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とするリソース自動構築方法が提供される。
本発明の第3の態様によれば、1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能であって、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースの自動構築を行なうための管理用端末が提供される。特に、本管理用端末は、リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースと、ユーザのリソース要求を入力するリソース要求入力手段と、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するリソース要求分解手段と、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するリソース構築手段とを含み、前記リソース構築手段はまた、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含むシステムにおける前記管理用端末に備えられたコンピュータに、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースの自動構築を実行させるためのプログラムが提供される。リソースの自動構築実行に際しては、リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースが用意される。本プログラムは、前記コンピュータに、ユーザによりリソース要求が入力されると、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するステップと、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力する一方、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力するステップを実行させることを特徴とする。
なお、上記各態様において、前記リソース構築手段は、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合に、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するインスタンス階層検索手段と、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合に、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力するインスタンス作成手段とからなることが好ましい。また、前記クラス格納手段は、リソースを構成する要素であるOS、仮想マシン、物理マシンのそれぞれについてクラス名、属性、依存クラスを、前記クラスに関する情報として格納し、前記インスタンス格納手段は、前記複数の管理対象物理マシン上に構築される要素のそれぞれについてインスタンス番号、クラス、属性、使用あるいは未使用を示す状態を、前記インスタンスに関する情報として格納している。
本発明によれば、ユーザによって入力された曖昧なリソース要求に対して、その要求を満たす技術階層(物理マシン、仮想マシン、オペレーティングシステム等の組み合わせ)を自動的に構築することができる。
特に、要求を満たすリソースが存在しない場合でも、そのリソースを生成できる。その理由は、リソースを作成する連携ツールに関する情報をインスタンス作成知識としてデータベースに格納し、リソースの生成が必要な時にその知識を利用して生成するためである。
以下に、本発明によるリソース自動構築システムの実施形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるリソース自動構築システムの構成を模式的に表す。本システムは、管理用ネットワーク3000を介して接続可能な管理用端末1000、管理用端末(ツール用)2000、複数の管理対象物理マシン4000、5000、6000、7000を含む。
管理用端末1000は、管理用ネットワーク3000を経由して、管理用端末(ツール用)2000及び管理対象物理マシン4000〜7000を管理・制御するソフトウェアを搭載したハードウェアである。
管理用端末(ツール用)2000は、管理用端末1000からの指示に従って、管理対象物理マシン4000〜7000を管理・制御するソフトウェアを搭載したハードウェアである。図3に、管理用端末(ツール用)2000の構成の一例を示す。
管理用ネットワーク3000は、管理用端末1000及び管理用端末(ツール用)2000が管理対象物理マシン4000〜7000を管理・制御するために経由するネットワークインフラである。
管理対象物理マシン4000〜7000は、管理用端末1000及び管理用端末(ツール用)2000によって管理・制御されるハードウェアである。
図1は、システム構成を模式的に説明するための例示であって、システム構成を制限するものではない。すなわち、管理用端末1000に搭載されるソフトウェア及び管理用端末(ツール用)2000に搭載されるソフトウェアは同一ハードウェアに搭載可能である。また、管理対象物理マシンは、管理・制御するシステムに応じて任意の台数として構成可能である。
図2は、図1に示された管理用端末1000内で動作するプログラムの論理的な構造を模式的に表す。本実施形態にかかる管理用端末1000は、ワーキングエリア1100、リソース要求入力手段1200、リソース要求分解手段1300、リソース構築手段1400、リソース構成出力手段1500、データベース1600を含む。
ワーキングエリア1100は、不揮発性メモリ等、プログラム実行中に一時的に使用される一次記憶領域を表す。
リソース要求入力手段1200、リソース要求分解手段1300、リソース構築手段1400、リソース構成出力手段1500は、CPU等によって実行されるプログラムモジュールを表す。
データベース1600は、磁気ディスク等の二次記憶装置に格納されるデータ及びそれらのデータを管理するDBMS(データベースマネジメントシステム)によって構成される。
ワーキングエリア1100は、リソース要求格納域1110、インスタンス階層検索用ワーキングエリア1120、インスタンス作成用ワーキングエリア1130、出力リソース構成格納域1140を備える。
リソース要求格納域1110は、クラス階層格納域1111、選択条件格納域1112、除外条件格納域1113を備える。インスタンス階層検索用ワーキングエリア1120は、検索対象クラス格納域1121、評価対象格納キュー1122、候補格納キュー1123を備える。インスタンス作成用ワーキングエリア1130は、要作成クラス格納スタック1131、依存クラス格納キュー1132、作成済インスタンス格納域1133を備える。
リソース構築手段1400は、インスタンス階層検索手段1410、インスタンス作成手段1420を備える。
データベース1600は、クラス格納手段1610、インスタンス格納手段1620、インスタンス作成知識格納手段1630を備える。
クラス格納手段1610には、リソースを構成する各技術(要素)の定義(メタデータ)に相当するクラスが格納されている。例えば、図5に示すように、「OS(オペレーティングシステム)」、「仮想マシン」、「物理マシン」などの定義がクラスに相当し、クラスの定義内には、技術(要素)の種類に相当する「クラス名」、技術(要素)の性質に相当する「属性」、技術(要素)の動作環境に相当する「依存クラス」が定義される。クラス名は技術(要素)の種類に相当し、例えば、「OS」、「仮想マシン」、「物理マシン」などが該当する。「属性」はクラスとして定義しようとしている技術(要素)の性質に相当し、例えば、「OS」クラスについては、「OS」の種類を表す「種別」、「OS」の開発元を表す「ベンダ」、「OS」の「バージョン」などが該当する。「依存クラス」は技術(要素)の動作環境に相当し、例えば、「OS」クラスについては、「仮想マシン」、あるいは「物理マシン」が動作環境(依存クラス)に該当する。
インスタンス格納手段1620には、リソースを構成する各技術(要素)の実体に対応するインスタンスが格納されている。すなわち、実機上にリソースが構築されている場合は、そのリソースを構成する各技術(要素)に対応するインスタンスが、インスタンス格納手段1620に格納されていることになる。例えば、管理対象物理マシン4000が図4のように構成されているものとする。すなわち、物理マシン(N1−マシン)4110上に仮想マシン(V−マシン)4210及び仮想マシン(V−マシン)4220が構築され、仮想マシン(V−マシン)4210上にOS(W−OS)4310が、仮想マシン(V−マシン)4220上にOS(W−OS)4320がそれぞれインストールされているものとする。この場合、インスタンス格納手段1620内には、図6(a)に示すように、物理マシン(N1−マシン)4110に対応する物理マシンインスタンス(インスタンス番号31)、仮想マシン(V−マシン)4210に対応する仮想マシンインスタンス(インスタンス番号21)、仮想マシン(V−マシン)4220に対応する仮想マシンインスタンス(インスタンス番号22)、OS(W−OS)4310に対応するOSインスタンス(インスタンス番号11)、OS(W−OS)4320に対応するOSインスタンス(インスタンス番号12)がそれぞれ格納される。この時、クラス格納手段1610内のクラス定義より、OSは仮想マシン、あるいは物理マシンを動作環境とするが、その様子は、例えば、インスタンス番号11とインスタンス番号21間に引かれているリンクによって表される。また、ある技術(要素)の動作環境となっている状態は、インスタンスの「状態」が「使用中」となっていることで表される。
図4の管理対象物理マシン5000及び図6(b)のインスタンス番号32は、特に仮想マシンもOSも構築されていない物理マシン5110(N2−マシン)が管理用ネットワーク3000に接続されている状態を表している。
図4の管理対象物理マシン6000及び図6(c)のインスタンス番号13、23、24、33は、物理マシン6110(H1−マシン)上に2つの仮想マシン6210(X−マシン)、6220(X−マシン)が構築され、一方の仮想マシン6210(インスタンス番号23)にはOS(W−OS)6310がインストールされ、もう一方の仮想マシン6220(インスタンス番号24)にはOSがインストールされていない状態を表している。
図4の管理対象物理マシン7000及び図6(d)のインスタンス番号34は、特に仮想マシンもOSも構築されていない物理マシン7110(H2−マシン)が管理用ネットワーク3000に接続されている状態を表している。
図2に戻って、インスタンス作成知識格納手段1630には、インスタンスを作成するための知識、すなわちインスタンスに対応する技術(要素)の実体を構築するための知識が格納されている。
図7に示すように、インスタンス作成知識内には、作成対象となるクラスに相当する「クラス」、技術の実体を構築するツールに相当する「ツール」、技術の実体を構築する命令に相当する「メソッド」、メソッドに入力する引数に相当する「引数」が定義されている。例えば、OSをインストールする場合、A−ツールに対して、種別、ベンダ、バージョンを引数として、InstallOSメソッドを呼び出す。
図2に戻って、リソース要求入力手段1200は、ユーザが直接入力に使うGUI(Graphical User Interface)等に相当し、ユーザによって入力されたリソース要求をリソース要求分解手段1300に渡す。
リソース要求分解手段1300は、データベース1600のクラス格納手段1610を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件に分解し、それぞれリソース要求格納域1110におけるクラス階層格納域1111、選択条件格納域1112、除外条件格納域1113に格納する。
リソース構築手段1400におけるインスタンス階層検索手段1410は、選択条件格納域1112に格納されている選択条件を満足し、除外条件格納域1113に格納されている除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が「未使用」であるインスタンスをデータベース1600のインスタンス格納手段1620内から検索する。インスタンス階層検索手段1410は、全ての条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとしてリソース構成出力手段1500で出力する。一方、全ての条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、インスタンス作成手段1420が、データベース1600のインスタンス作成知識格納手段1630を参照しながら、ユーザの要求を満たすインスタンスを作成し、作成したインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとしてリソース構成出力手段1500で出力する。
[動作の説明]
次に、図2、図8〜図11を参照して本実施形態の動作について説明する。
ユーザが図2のリソース要求入力手段1200によって提供されるインタフェースによりリソース要求を入力すると、そのリソース要求はリソース要求分解手段1300に渡される(図8ステップA1)。リソース要求分解手段1300は、クラス格納手段1610を参照しながら、リソース要求入力手段1200から受け取ったリソース要求を、クラス階層、選択条件、除外条件に分解し、それぞれをクラス階層格納域1111、選択条件格納域1112、除外条件格納域1113に格納する(図8ステップA2)。
リソース要求が分解されると、インスタンス階層検索手段1410は、分解されたリソース要求を満足するインスタンスが存在するかどうかをインスタンス格納手段1620内で検索する(図9ステップB2)。インスタンス階層検索手段1410での検索の結果、リソース要求を満足するインスタンスが見つかった場合、リソース構成出力手段1500によって提供されるインタフェースにより、リソース構成がユーザに提示される(図8ステップA5)。一方、リソース要求を満足するインスタンスが見つからなかった場合には、インスタンス作成手段1420がインスタンス作成知識格納手段1630を参照して、リソース要求を満足するリソースを作成し(図9ステップB6)、リソース構成出力手段1500は作成したリソース構成をユーザに提示する(図8ステップA5)。
次に、具体例を用いて本実施形態の動作をより詳細に説明する。
まず、具体例として用いる図について説明する。
図4は管理対象物理マシン4000〜7000の実際の内部構成例を表しており、図6は管理対象物理マシン4000〜7000の構成を管理するための構成情報(インスタンス情報)例を表している。
図4において、管理対象物理マシン4000は、物理マシン(N1−マシン)4110上に仮想マシン(V−マシン)4210及び仮想マシン(V−マシン)4220が構築されており、仮想マシン(V−マシン)4210にはOS(W−OS)4310が、仮想マシン(V−マシン)4220にはOS(W−OS)4320がそれぞれインストールされている。このような構成に対応するインスタンス情報は、図6(a)におけるインスタンス番号11、12、21、22、31に相当する。
図4において、管理対象物理マシン5000は、物理マシン(N2−マシン)5110のみの構成となっている。このような構成に対応するインスタンス情報は、図6(b)におけるインスタンス番号32に相当する。
図4において、管理対象物理マシン6000は、物理マシン(H1−マシン)6110上に仮想マシン(X−マシン)6210及び仮想マシン(X−マシン)6220が構築されており、仮想マシン(X−マシン)6210のみにOS(W−OS)6310がインストールされている。このような構成に対応するインスタンス情報は、図6(c)におけるインスタンス番号13、23、24、33に相当する。
図4において、管理対象物理マシン7000は、物理マシン(H2−マシン)7110のみの構成となっている。このような構成に対応するインスタンス情報は、図6(d)におけるインスタンス番号34に相当する。
図5は、図2におけるクラス格納手段1610に格納されるクラス情報の例を表している。OSクラス(「クラス名」が「OS」のクラス)は、「種別」、「ベンダ」、「バージョン」を属性として持ち、「仮想マシン」あるいは「物理マシン」を依存クラスとして持っている。
「種別」が「W−OS」あるいは「L−OS」のOSは、「種別」が「V−マシン」あるいは「X−マシン」である仮想マシン上にしかインストールできず、「種別」が「H−OS」であるOSは「種別」が「H−マシン」である仮想マシン上にしかインストールできない。「種別」が「W−OS」あるいは「L−OS」のOSはどの物理マシンにもインストールできるが、「種別」が「H−OS」のOSは、「種別」が「H2−マシン」の物理マシンにしかインストールできない。
仮想マシンクラス(「クラス名」が「仮想マシン」のクラス)は、「種別」、「ベンダ」、「CPUアーキテクチャ」、「CPU」、「メモリ」、「ディスク」、「NIC」を属性として持ち、「物理マシン」を依存クラスとして持っている。
「種別」が「V−マシン」あるいは「X−マシン」の仮想マシンは、「CPUアーキテクチャ」が「IA32」の物理マシン上にしか構築できない。「種別」が「H−マシン」の仮想マシンは、「種別」が「N2−マシン」あるいは「H2−マシン」の物理マシン上にしか構築できない。
物理マシンクラス(「クラス名」が「物理マシン」のクラス)は、「種別」、「ベンダ」、「CPUアーキテクチャ」、「CPU」、「メモリ」、「ディスク」、「NIC(Network Interface Card)」を属性として持つ。
図7は、図2のデータベース1600におけるインスタンス作成知識格納手段1630に格納されるインスタンス作成知識を表している。OSインスタンスの作成(OSのインストール)は、「種別」、「ベンダ」、「バージョン」を引数として、「A−ツール」の「InstallOS」メソッドを呼び出すことで実行できる。仮想マシンインスタンスの作成(仮想マシンの構築)は、「種別」、「ベンダ」、「CPUアーキテクチャ」、「CPU」、「メモリ」、「ディスク」、「NIC」を引数として、「B−ツール」の「CreateVM」メソッドを呼び出すことで実行できる。
図12は、図2におけるリソース要求入力手段1200が備えるインタフェースの一例であるGUIを表している。
図12の「クラス」タブでは、自動構築したいリソースのクラスを指定する。OSを自動構築したい場合は「OS」を、仮想マシンを自動構築したい場合は「仮想マシン」を、物理マシンを自動構築したい場合は「物理マシン」をそれぞれ選択する。
次に、「クラス階層」タブでは、自動構築するリソースのクラス階層を指定する。図12の例では、「クラス」タブにて「OS」を選択した場合の表示例を示しており、OSを構築するためには「OS−仮想マシン−物理マシン」という構成と、「OS−物理マシン」という構成が可能であることを表している。
「選択条件」タブでは、自動構築するリソースについて、各階層において満たすべき属性値を指定する。例えば、「種別」が「W−OS」であるOSを構築したい場合は、OSの「種別」に「W−OS」を指定する。
「除外条件」タブでは、自動構築されるリソースから除外する条件を指定する。例えば、「対象インスタンス」として「インスタンス番号11」、「除外層」として「物理マシン」をそれぞれ指定してOSを自動構築した場合、自動構築されるOSはインスタンス番号11の物理マシン(インスタンス番号31)(図6(a)参照)とは別の物理マシン上にインストールされたOSが自動構築される。
図13は、図2におけるリソース要求分解手段1300によって分解されたリソース要求のクラス階層、選択条件及び除外条件を表している。
クラス階層は、OSを構築するためには、物理マシン上に構築された仮想マシンにOSをインストールする構成方法と、物理マシンに直接OSをインストールする構成方法があることを表している。
選択条件は、クラス階層が「OS−仮想マシン−物理マシン」の場合は、OSの「種別」として「W−OS」、「バージョン」として「5」、仮想マシンの「CPU」として「2」、「メモリ」として「1024」、「ディスク」として「64」、「NIC」として「2」の条件を満足すれば、それ以外はどのような属性値の構成でも良いことを表している。
クラス階層が「OS−物理マシン」の場合は、OSの「種別」として「W−OS」、「バージョン」として「5」、物理マシンの「CPU」として「2」、「メモリ」として「1024」、「ディスク」として「64」、「NIC」として「2」の条件を満足すれば、それ以外はどのような属性値の構成でも良いことを表している。
除外条件は、自動構築しようとしているリソースが、インスタンス番号が「11」のリソースが使用している物理マシンと異なる物理マシン上に構築する必要があることを表している。
次に、インスタンス階層検索手段1410において全ての条件を満たすインスタンスを検索できた場合の動作例(動作例1)を、図2、図4〜図14を用いて説明する。
ユーザが、リソース要求入力手段1200によって提供される図12に示すようなGUIによってリソース要求を入力すると、入力されたリソース要求はリソース要求分解手段1300に渡される。ここで、ユーザが入力したリソース要求は、「CPU2個、メモリ1024MB、ディスク64GB、NIC2枚のスペックを持つマシン上で動作する、バージョン5のW−OSのうち、インスタンス番号11のOSとは異なる物理マシン上で動作するOS」であるとする。
このリソース要求は、図12で示すGUIでは、「クラス」タブでは自動構築したいリソースとして「OS」を指定し、「クラス階層」タブではリソースのクラス階層として「階層1」、すなわち「OS−仮想マシン−物理マシン」と「階層2」、すなわち「OS−物理マシン」の両方を選択する。次に、「選択条件」タブでは、階層1の属性値として、OSの種別は「W−OS」、バージョンは「5」、仮想マシンのCPUは「2」、メモリは「1024」、ディスクは「64」、NICは「2」をそれぞれ指定する。一方、階層2の属性値として、OSの種別は「W−OS」、バージョンは「5」、物理マシンのCPUは「2」、メモリは「1024」、ディスクは「64」、NICは「2」をそれぞれ指定する。更に、「除外条件」タブでは対象インスタンスとして「11」、除外層として「物理マシン」を指定することによって入力する(図8ステップA1)。
リソース要求分解手段1300は、リソース要求入力手段1200から渡されたリソース要求を、図13のクラス階層、選択条件、除外条件に分解し、クラス階層をクラス階層格納域1111に格納し、選択条件を選択条件格納域1112に格納し、除外条件を除外条件格納域1113に格納する(図8ステップA2)。
リソース要求が分解されると、リソース構築手段1400はリソース構築処理を開始する(図8ステップA3、図9)。図9に示すリソース構築処理では、インスタンス階層検索手段1410が、クラス階層格納域1111に格納されているクラス階層(図13のクラス階層)の最上位クラスを検索対象クラス格納域1121に格納し(図9ステップB1)、インスタンス階層検索処理を開始する(図9ステップB2、図10)。この時、図13のクラス階層には、「OS−仮想マシン−物理マシン」、「OS−物理マシン」の2階層が存在するが、ここでは「OS−仮想マシン−物理マシン」が選択され、その最上位クラスである「OS」が検索対象クラス格納域1121に格納されたものとする。
図10に示すインスタンス階層検索処理では、検索対象クラス格納域1121に格納されているOSクラスに属するインスタンスのうち状態が「未使用」のもの(図6(a)、(c)のインスタンス番号12、13)を評価対象格納キュー1122に格納する(図10ステップC1)。評価対象格納キュー1122にエントリが存在するため(図10ステップC2)、評価対象格納キュー1122からエントリを1つ取り出す(図10ステップC3)。
ここではインスタンス番号12のエントリを取り出したものとする。インスタンス番号12のOSは、インスタンス番号12、22、31のインスタンス階層を構成し、このインスタンス階層は選択条件格納域1112に格納されている選択条件(図13の選択条件)を満足している(図10ステップC4)。しかし、インスタンス番号12のOSが構成するインスタンス階層は、インスタンス番号11の物理マシン(インスタンス番号31)と同じ物理マシンを共有しており、除外条件格納域1113に格納されている除外条件(図13の除外条件)に該当してしまうため(図10ステップC5)、インスタンス階層検索処理としてはヒットしない。
そこで、ステップC2に戻って、インスタンス階層検索手段1410は、インスタンス階層検索処理として再度,評価対象格納キュー1122を確認すると、インスタンス番号13のエントリが存在するため(図10ステップC2)、このインスタンスを取り出す(図10ステップC3)。インスタンス番号13のOSは、インスタンス番号13、23、33のインスタンス階層を構成し、このインスタンス階層は選択条件格納域1112に格納されている選択条件(図13の選択条件)を満足し(図10ステップC4)、除外条件格納域1113に格納されている除外条件(図13の除外条件)にも該当しないため(図10ステップC5)、エントリを候補格納キュー1123に格納して(図10ステップC6)、インスタンス階層検索処理を終了する。
図9に戻って、インスタンス階層検索処理(ステップB2)の終了後、ステップB3において候補格納キュー1123を確認するとエントリ(インスタンス番号13)が存在するため、候補格納キュー1123のエントリ(インスタンス番号13)を出力リソース構成格納域1140に格納し(図9ステップB5)、リソース構築処理を終了する。
リソース構築処理が終了すると、リソース構成出力手段1500は出力リソース構成格納域1140にエントリが存在するかどうかを確認し(図8ステップA4)、確認の結果、リソースとしてインスタンス番号13、23、33で構成されるリソースが存在するため、そのリソース構成をGUI等に表示してユーザに提示する(図8ステップA5)。この結果、インスタンス番号13の状態は「使用中」になる(図14(c))。
次に、インスタンス階層検索手段1410において全ての条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合の動作例(動作例2)を、図2、図4〜図5、図7〜図14を用いて説明する。
前提として、上述の動作例1の実施後のインスタンスの状態(図14)とする。
ユーザが、動作例1と同じリソース要求をリソース要求入力手段1200によって入力すると、入力されたリソース要求はリソース要求分解手段1300に渡される(図8ステップA1)。
リソース要求分解手段1300は、リソース要求入力手段1200から渡されたリソース要求を、図13のクラス階層、選択条件、除外条件に分解し、クラス階層をクラス階層格納域1111に格納し、選択条件を選択条件格納域1112に格納し、除外条件を除外条件格納域1113に格納する(図8ステップA2)。
リソース要求が分解されると、リソース構築手段1400はリソース構築処理を開始する(図8ステップA3、図9)。
図9に示すステップB2において、インスタンス階層検索手段1410がインスタンス階層検索処理を実行した結果、選択条件を満足し、除外条件に該当しないインスタンス階層が存在せず、候補格納キュー1123にエントリが存在しない(図9ステップB3)。この場合、インスタンス作成手段1420は、クラス階層(図13のクラス階層)の最上位クラスを要作成クラス格納スタック1131にプッシュし(図9ステップB4)、インスタンス作成処理を開始する(図9ステップB5、図11)。この時、図13のクラス階層のうち、「OS−仮想マシン−物理マシン」のクラス階層の最上位クラスである「OS」が要作成クラス格納スタック1131に格納されたものとする。
図11のインスタンス作成処理では、作成済インスタンス格納域1133にエントリが存在せず(図11ステップD1)、要作成クラス格納スタック1131にエントリ(OSクラス)が存在するため(図11ステップD2)、要作成クラス格納スタック1131からエントリ(OSクラス)をポップしてエントリAとする(図11ステップD3)。クラス格納手段1610に格納されているクラス定義(図5)のOSクラス定義を参照すると、OSクラス(エントリA)には依存クラスとして仮想マシンクラスと物理マシンクラスが存在するため(図11ステップD4)、それらを依存クラス格納キュー1132に格納する(図11ステップD6)。
依存クラス格納キュー1132にエントリが存在するため(図11ステップD7)、依存クラス格納キュー1132からエントリを取り出してエントリBとし、検索対象クラス格納域1121に格納する(図11ステップD8)。この時、エントリBとして仮想マシンクラスと物理マシンクラスが候補として存在するが、ここでは仮想マシンクラスが選択されたものとする。
インスタンス階層検索処理を実行すると(図11ステップD9)、図14のインスタンス番号24の仮想マシンが候補格納キュー1123に格納されるため(図11ステップD10)、インスタンス作成知識格納手段1630に格納されているインスタンス作成知識(図7)を参照して、エントリA(OSクラス)に対応するOSインスタンスを新規に作成し、作成済インスタンス格納域1133に格納する(図11ステップD13)。この結果、管理対象物理マシン及びインスタンスの状態は図15、図16のようになる。
ステップD13の後、ステップD1に戻ると、作成済インスタンス格納域1133に最上位クラス(OSクラス)に属するエントリが存在するので、インスタンス作成処理を終了する。
図9に移って、ステップB6のインスタンス作成処理の後、作成済インスタンス格納域1133に最上位クラス(OSクラス)に属するエントリが存在するため(図9ステップB7)、作成済インスタンス格納域1133のインスタンス階層の最上位クラスに属するエントリ(図16のインスタンス番号14)を出力リソース構成格納域1140に格納して(図9ステップB8)、リソース構築処理を終了する。
リソース構築処理が終了すると、リソース構成出力手段1500は出力リソース構成格納域1140にエントリが存在するかどうかを確認し(図8ステップA4)、リソースとしてインスタンス番号14、24、33で構成されるリソースが存在するため、そのリソース構成をGUI等に表示してユーザに提示する(図8ステップA5)。この結果、インスタンス番号14の状態は「使用中」になる。
本発明の上記実施形態によれば、以下の効果が得られる。
第1の効果は、ユーザが入力したリソース要求に対して、その要求を満たす技術階層を自動的に構成できることにある。
その理由は、各技術及び各技術間の関連の情報をクラスとしてデータベースに格納し、その情報を用いて階層を計算しているためである。
第2の効果は、リソースに対する要求として、複数の技術層にわたってリソース要求を指定できることにある。
その理由は、選択条件(リソース要求のパラメータ)を階層化して管理しているためである。
第3の効果は、リソースに対する要求として、他のリソースとの関連を指定できることにある。
その理由は、指定されたリソースを起点として、比較すべき層を検索しているためである。
第4の効果は、要求を満たすリソースが存在しない場合に、そのリソースを生成できることにある。
その理由は、リソースを作成する連携ツールに関する情報をインスタンス作成知識としてデータベースに格納し、リソースの生成が必要な時にその知識を利用して生成するためである。
本発明は、適切なサイズ、構成でリソースを構築しなければならないデータセンタ管理に適用できる。
また、リソース自動制御システムにおける、プロビジョニング(要求されたリソースを自動構築する)機能として適用できる。
図1は、本発明が適用されるリソース自動構築システムの構成を模式的に示した図である。 図2は、図1に示された管理用端末内で動作するプログラムの論理的な構造を模式的に示した図である。 図3は、図1に示された管理用端末(ツール用)の構成の一例を示す。 図4は図1に示された複数の管理対象物理マシンのそれぞれの内部構成例を示した図である。 図5は、図2におけるクラス格納手段に格納されるクラス情報の例を示した図である。 図6は図4に示された管理対象物理マシンのそれぞれの構成を管理するための構成情報(インスタンス情報)の例を示した図である。 図7は、図2のデータベースにおけるインスタンス作成知識格納手段に格納されるインスタンス作成知識の例を示した図である。 図8は、本発明にかかるリソース自動構築方法の全体の流れを説明するためのフローチャート図である。 図9は、図8におけるリソース構築処理を説明するためのフローチャート図である。 図10は、図9におけるインスタンス階層検索処理を説明するためのフローチャート図である。 図11は、図10におけるインスタンス作成処理を説明するためのフローチャート図である。 図12は、図2におけるリソース要求入力手段が備えるインタフェースの一例であるGUIを示した図である。 図13は、図2におけるリソース要求分解手段によって分解されたリソース要求のクラス階層、選択条件及び除外条件の一例を示した図である。 図14は、図6に示された構成情報(インスタンス情報)について、リソース構築処理終了後の変化を説明するための図である。 図15は、図4に示された管理対象物理マシンの内部構成例について、インスタンス作成処理終了後の変化を説明するための図である。 図16は、図6に示された構成情報(インスタンス情報)について、インスタンス作成処理終了後の変化を説明するための図である。
符号の説明
1000 管理用端末
1100 ワーキングエリア
1200 リソース要求入力手段
1300 リソース要求分解手段
1400 リソース構築手段
1500 リソース構成出力手段
1600 データベース

Claims (9)

  1. 1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含み、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースを自動構築するシステムであって、
    前記管理用端末は、
    リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースと、
    ユーザのリソース要求を入力するリソース要求入力手段と、
    前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するリソース要求分解手段と、
    前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するリソース構築手段とを含み、
    前記リソース構築手段はまた、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とするリソース自動構築システム。
  2. 請求項1に記載のリソース自動構築システムにおいて、
    前記リソース構築手段は、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合に、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するインスタンス階層検索手段と、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合に、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力するインスタンス作成手段とからなることを特徴とするリソース自動構築システム。
  3. 請求項1又は2に記載のリソース自動構築システムにおいて、
    前記クラス格納手段は、リソースを構成する要素であるOS、仮想マシン、物理マシンのそれぞれについてクラス名、属性、依存クラスを、前記クラスに関する情報として格納し、
    前記インスタンス格納手段は、前記複数の管理対象物理マシン上に構築される要素のそれぞれについてインスタンス番号、クラス、属性、使用あるいは未使用を示す状態を、前記インスタンスに関する情報として格納していることを特徴とするリソース自動構築システム。
  4. 1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含むシステムにおいて前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースを自動構築する方法であって、
    リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースを用意し、
    ユーザによりリソース要求が入力されると、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解し、
    前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力する一方、
    前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とするリソース自動構築方法。
  5. 請求項4に記載のリソース自動構築方法において、
    前記クラス格納手段には、リソースを構成する要素であるOS、仮想マシン、物理マシンのそれぞれについてクラス名、属性、依存クラスが、前記クラスに関する情報として格納され、
    前記インスタンス格納手段には、前記複数の管理対象物理マシン上に構築される要素のそれぞれについてインスタンス番号、クラス、属性、使用あるいは未使用を示す状態を、前記インスタンスに関する情報として格納されることを特徴とするリソース自動構築方法。
  6. 1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能であって、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースの自動構築を行なうための管理用端末であり、
    該管理用端末は、
    リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースと、
    ユーザのリソース要求を入力するリソース要求入力手段と、
    前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するリソース要求分解手段と、
    前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するリソース構築手段とを含み、
    前記リソース構築手段はまた、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力することを特徴とする管理用端末。
  7. 請求項6に記載の管理用端末において、
    前記リソース構築手段は、前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合に、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力するインスタンス階層検索手段と、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合に、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力するインスタンス作成手段とからなることを特徴とする管理用端末。
  8. 請求項6又は7に記載の管理用端末において、
    前記クラス格納手段は、リソースを構成する要素であるOS、仮想マシン、物理マシンのそれぞれについてクラス名、属性、依存クラスを、前記クラスに関する情報として格納し、
    前記インスタンス格納手段は、前記複数の管理対象物理マシン上に構築される要素のそれぞれについてインスタンス番号、クラス、属性、使用あるいは未使用を示す状態を、前記インスタンスに関する情報として格納していることを特徴とする管理用端末。
  9. 1つ以上のリソースを含む複数の管理対象物理マシンとネットワークを介して接続可能な管理用端末を含むシステムにおける前記管理用端末に備えられたコンピュータに、前記複数の管理対象物理マシンを利用してリソースの自動構築を実行させるためのプログラムであって、
    リソースを構成する要素の定義に相当するクラスに関する情報を格納しているクラス格納手段と、前記複数の管理対象物理マシンについてリソースを構成する要素に対応するインスタンスに関する情報を格納しているインスタンス格納手段と、インスタンスを作成するための知識として、インスタンスに対応する要素を構築するための知識を格納しているインスタンス作成知識格納手段を含むデータベースが用意され、
    ユーザによりリソース要求が入力されると、前記クラス格納手段を参照しながら、入力されたリソース要求をクラス階層、選択条件、除外条件を含む所定の条件に分解するステップと、
    前記選択条件を満足し、前記除外条件に該当しないインスタンスのうち、状態が未使用にあるインスタンスを前記インスタンス格納手段から検索し、前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できた場合、そのインスタンスをユーザの要求を満たすリソースとして出力する一方、
    前記所定の条件を満たすインスタンスを検索できなかった場合には、前記インスタンス作成知識格納手段を参照しながらユーザの要求を満たすインスタンスを作成して出力するステップを実行させることを特徴とするプログラム。
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