JP4782153B2 - モバイル配信のためのシンジケートコンテンツの変換のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Description

本方法およびシステムは、概して、モバイル環境における動的なコンテンツ配信に関し、特に、様々なフォーマットのコンテンツの配信に関する。

モバイルデバイスまたはモバイルユーザ機器（ＵＥ；ｕｓｅｒ ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ）のユーザは、自らが自身のモバイルデバイスから要求する機能、および自らがモバイルデバイスからデータにアクセスする方法に関して、ますます洗練されてきている。

動的なコンテンツ配信は、ユーザが、データにアクセスしたり、データを探し出したりしなければならないのではなく、自身にプッシュされた情報またはデータを有することを可能にする。データの例は、株価、天気の最新情報、交通の最新情報、動的な壁紙、広告、ユーザにとって望ましいアプリケーションまたはその他のデータを含み得る。

モバイルデバイスのための現在の技術、例えば無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）は、コンテンツをプッシュする能力を有している。しかしながらＷＡＰは、無線アプリケーションプロトコルを満たすようにウェブサイトが再書込みされ、かつ変化しない一定のウェブサイトをユーザに提供することによってユーザのサイトを閲覧する能力に適応することを要求する。

その他の代替案は、ＳＭＳベースのプッシュおよびブロードキャスト、またはセルブロードキャストを含む。ブロードキャストの場合、配信は、特定のユーザのニーズまたは特定のデバイスの性能に対してカスタマイズされない。したがってシステムは、それらに関連するインテリジェンスを有していない。より優れた解決策が、モバイルデバイスに対して必要とされている。

問題はさらに、コンテンツが様々なフォーマットにおいて提供されるときに生じる。配信システムは、フォーマットに関わらずコンテンツを配信することが可能である必要がある。

（概要）
本システムおよび方法は、モバイル配信のためのシンジケートコンテンツの変換を提供し得る。特に、コンテンツパブリッシャが、シンジケートコンテンツプロバイダと配信サーバとの間に配置され得、このコンテンツパブリッシャは、モバイルデバイスメタデータを挿入して、モバイル配信を容易化するように適合されている。そしてコンテンツパブリッシャは、配信サーバにおいて、改変されたシンジケートコンテンツをパブリッシュし得る。理解され得るように、モバイル配信メタデータを追加することによって、コンテンツパブリッシャは、パブリッシュするときに、既存のシンジケートコンテンツを変更する必要がなくなる。モデルは、同じコンテンツが、有線クライアントおよび無線クライアントの両方に配信され得ることを保証し得る。

コンテンツパブリッシャは、本明細書中に記載されているように、コンテンツプロバイダの一部であり得る論理エンティティであり得るか、または全く別個のエンティティであり得る。

特に、好適な実施形態においては、コンテンツパブリッシャは、ＸＭＬベースのシンジケートフィードにおいて、シンジケートコンテンツプロバイダからコンテンツを受信するように適合され得る。そのようなＸＭＬベースのシンジケートフィードは、例えば、ＲＳＳまたはＡｔｏｍを含み得る。コンテンツパブリッシャは、最先の機会において、メタデータをシンジケートコンテンツ内に追加し得る。好適な実施形態において、メタデータは、モバイル配信メタデータを含んでいるＸＭＬ要素を定義する特定のネームスペースを含み得る。ネームスペースＵＲＬは、これらの要素（すなわち、それらの名前、タイプ、有効値、等）を定義するＸＭＬスキームのドキュメントを指定し得る。

一旦コンテンツパブリッシャが、メタデータを追加することによって改変されたコンテンツをパブリッシュすると、配信サーバはその後、コンテンツを検索し、様々な配信クライアントへの配信のために、それを単一のフォーマットに再パッケージする。好適には、再パッケージは、コンテンツプロバイダによって追加された任意のメタデータを抽出し、このメタデータをシンジケートコンテンツのまわりにラッピングすることを含む。そしてラッピングされたコンテンツは、ラッピングされたコンテンツに関わらず、配信クライアントに配信され得る。

非シンジケートコンテンツは、同様にラッピングされ得る。一実施形態において、非シンジケートコンテンツは、メタデータ内に既にラッピングされたエンベロープメタデータモデルに見出され得る。この場合、配信サーバは、配信サーバに向けられたメタデータを抽出することだけが必要であり得る。非シンジケートコンテンツがエンベロープモデル内にない場合、配信サーバは、デフォルトのチャネル設定から導かれたデフォルトのメタデータにおいてコンテンツをラップし得る。

したがって本開示は、モバイル配信のためのメタデータをシンジケートコンテンツフィードの中に埋め込むための方法を提供し得、この方法は、シンジケートコンテンツプロバイダからコンテンツを受信するステップ；標準的なスキームの拡張機構を用いて、メタデータをコンテンツの中に埋め込むことにより、改変されたコンテンツを形成するステップ；改変されたコンテンツをパブリッシュするステップを含んでいる。

本開示はさらに、モバイルデバイスへの配信のために、配信サーバにおいてコンテンツを再パッケージするための方法を提供し得、この方法は、埋め込まれたメタデータおよび埋め込まれたコンテンツを有するパブリッシュされたコンテンツを検索するステップ；パブリッシュされたコンテンツから、埋め込まれたメタデータを抽出するステップ；埋め込まれたコンテンツを抽出されたメタデータにラッピングして、ラッピングされたコンテンツを形成するステップ；配信のためにラッピングされたコンテンツを格納するステップを含んでいる。

本開示はさらに、モバイル配信のために、シンジケートコンテンツフィードの中にメタデータを埋め込むように適合されたコンテンツパブリッシャを提供し得、このコンテンツパブリッシャは、シンジケートコンテンツプロバイダからコンテンツを受信するように適合された受信器；標準的なスキームの拡張機構を用いて、メタデータをコンテンツの中に埋め込むことにより、改変されたコンテンツを形成するための手段；改変されたコンテンツをパブリッシュするように適合されたパブリッシング手段を含んでいる。

本開示はなおもさらに、モバイルデバイスへの配信のためにコンテンツを再パッケージするように適合された配信サーバを提供し得、埋め込まれたメタデータおよび埋め込まれたコンテンツを有するパブリッシュされたコンテンツを検索するように適合された検索手段；パブリッシュされたコンテンツから埋め込まれたメタデータを抽出するように適合された抽出手段；埋め込まれたコンテンツを抽出されたメタデータにラッピングして、ラッピングされたコンテンツを形成するように適合されたラッピング手段；配信のためにラッピングされたコンテンツを格納するように適合された格納装置を含んでいる。

本発明は、さらに以下の手段を提供する。

（項目１）
モバイル無線環境における配信のためのメタデータをシンジケートコンテンツフィードの中に埋め込むための方法であって、該方法は、
シンジケートコンテンツプロバイダからコンテンツを受信するステップと、
標準的なスキームの拡張機構を用いて、該メタデータを該コンテンツの中に埋め込むことにより、改変されたコンテンツを形成するステップと、
該改変されたコンテンツをパブリッシュするステップと
を包含する、方法。

（項目２）
上記標準的なスキームの拡張機構は、拡張マークアップ言語「ＸＭＬ」スキームの拡張機構である、項目１に記載の方法。

（項目３）
上記ＸＭＬスキームの拡張機構は、ＸＭＬネームスペースを利用して、配信パラメータを指定する、項目２に記載の方法。

（項目４）
上記シンジケートコンテンツフィードは、ＲＳＳ２．０またはＡｔｏｍ１．０フィードである、項目１〜項目３のいずれか一項に記載の方法。

（項目５）
モバイル無線環境における配信のための上記メタデータは、任意のシンジケートコンテンツが上記シンジケートコンテンツフィードの中に埋め込まれる前に、該シンジケートコンテンツフィードの中に埋め込まれる、項目１〜項目４のいずれか一項に記載の方法。

（項目６）
上記コンテンツは、上記埋め込むステップによって変更されない、項目５に記載の方法。

（項目７）
モバイルデバイスへの配信のために、配信サーバにおいてコンテンツを再パッケージするための方法であって、
埋め込まれたメタデータおよび埋め込まれたコンテンツを有するパブリッシュされたコンテンツを検索するステップと、
該パブリッシュされたコンテンツから、該埋め込まれたメタデータを抽出するステップと、
該埋め込まれたコンテンツを該抽出されたメタデータにラッピングして、ラッピングされたコンテンツを形成するステップと、
配信のために該ラッピングされたコンテンツを格納するステップと
を包含する、方法。

（項目８）
上記パブリッシュされたコンテンツの中に埋め込まれたメタデータが存在しない場合に、上記ラッピングするステップは、埋め込まれたメタデータをデフォルトのメタデータで代用する、項目７に記載の方法。

（項目９）
上記デフォルトのメタデータは、上記モバイルデバイスへの配信のためのデフォルトのチャネル設定に基づいて形成される、項目８に記載の方法。

（項目１０）
上記抽出するステップの前に、上記パブリッシュされたコンテンツがシンジケートされているか否かをチェックするステップ
をさらに含んでおり、
イエスの場合には、該抽出するステップ、上記ラッピングするステップ、および上記格納するステップに進み、
ノーの場合には、該パブリッシュされたコンテンツがエンベロープされているか否かをチェックし、
イエスの場合に、該抽出するステップは、上記配信サーバに関連するメタデータのみを抽出し、該ラッピングするステップをスキップし、
ノーの場合に、該抽出するステップをスキップし、デフォルトのメタデータを利用して、該ラッピングするステップおよび該格納するステップに進む、項目７〜項目９のいずれか一項に記載の方法。

（項目１１）
上記パブリッシュされたコンテンツは、様々なフォーマットである、項目７〜項目１０のいずれか一項に記載の方法。

（項目１２）
上記様々なフォーマットは、Ａｔｏｍコンテンツ、ＲＳＳコンテンツ、または非シンジケートコンテンツから選択される、項目１１に記載の方法。

（項目１３）
上記ラッピングするステップは、上記埋め込まれたコンテンツを変更しないままにしておく、項目７〜項目１２のいずれか一項に記載の方法。

（項目１４）
上記ラッピングするステップの前に、上記抽出されたメタデータにメタデータを追加するステップをさらに含んでいる、項目７〜項目１３のいずれか一項に記載の方法。

（項目１５）
上記ラッピングされたコンテンツは、単一のフォーマットである、項目７〜項目１４のいずれか一項に記載の方法。

（項目１６）
上記単一のフォーマットは、拡張マークアップ言語「ＸＭＬ」のエンベロープフォーマットである、項目１５に記載の方法。

（項目１７）
モバイル無線環境における配信のためのメタデータをシンジケートコンテンツフィードの中に埋め込むように適合されたコンテンツパブリッシャであって、該コンテンツパブリッシャは、
シンジケートコンテンツパブリッシャからコンテンツを受信するように適合された受信器と、
標準的なスキームの拡張機構を用いて、該メタデータを該コンテンツの中に埋め込むことにより、改変されたコンテンツを形成するための手段と、
該改変されたコンテンツをパブリッシュするように適合されたパブリッシング手段と
を備えている、コンテンツパブリッシャ。

（項目１８）
上記標準的なスキームの拡張機構は、拡張マークアップ言語「ＸＭＬ」スキームの拡張機構を含んでいる、項目１７に記載のコンテンツパブリッシャ。

（項目１９）
上記ＸＭＬスキームの拡張機構は、ＸＭＬネームスペースを利用して、配信パラメータを指定するように適合されている、項目１８に記載のコンテンツパブリッシャ。

（項目２０）
上記シンジケートコンテンツフィードは、ＲＳＳ２．０またはＡｔｏｍ１．０フィードを含んでいる、項目１７〜項目１９のいずれか一項に記載のコンテンツパブリッシャ。

（項目２１）
上記パブリッシング手段は、任意のシンジケートコンテンツを埋め込む前に、モバイル無線環境における配信のためのメタデータを埋め込むように適合されている、項目１７〜項目２０のいずれか一項に記載のコンテンツパブリッシャ。

（項目２２）
上記埋め込むための手段は、上記コンテンツを変更しないように適合されている、項目２１に記載のコンテンツパブリッシャ。

（項目２３）
モバイルデバイスへの配信のためにコンテンツを再パッケージするように適合された配信サーバであって、
埋め込まれたメタデータおよび埋め込まれたコンテンツを有するパブリッシュされたコンテンツを検索するように適合された検索手段と、
該パブリッシュされたコンテンツから、該埋め込まれたメタデータを抽出するように適合された抽出手段と、
該埋め込まれたコンテンツを該抽出されたメタデータの中にラッピングして、ラッピングされたコンテンツを形成するように適合されたラッピング手段と、
配信のために該ラッピングされたコンテンツを格納するように適合された格納装置と
を備えている、配信サーバ。

（項目２４）
上記パブリッシュされたコンテンツにおいて埋め込まれたメタデータが存在しない場合に、上記ラッピング手段は、埋め込まれたメタデータをデフォルトのメタデータで代用するように適合されている、項目２３に記載の配信サーバ。

（項目２５）
上記ラッピング手段は、上記モバイルデバイスへの配信のために、デフォルトのチャネル設定に基づいて、デフォルトのメタデータで代用するように適合されている、項目２４に記載の配信サーバ。

（項目２６）
上記パブリッシュされたコンテンツが、シンジケートまたはエンベロープされているか否かをチェックするためのチェッキング手段
をさらに含んでおり、
該コンテンツがシンジケートされていないがエンベロープされている場合には、該チェッキング手段は、上記ラッピング手段が上記抽出されたコンテンツをラッピングすることを妨げ、該抽出手段に該配信サーバに対するメタデータのみを抽出させるように適合されており、該コンテンツがシンジケートされておらず、かつエンベロープされていないことを該チェッキング手段が発見した場合には、該チェッキング手段は、デフォルトのチャネル設定を利用するために、該ラッピング手段に命令するように適合されている、項目２３〜項目２５のいずれか一項に記載の配信サーバ。

（項目２７）
上記パブリッシュされたコンテンツは、様々なフォーマットである、項目２３〜項目２６のいずれか一項に記載の配信サーバ。

（項目２８）
上記様々なフォーマットは、Ａｔｏｍコンテンツ、ＲＳＳコンテンツ、または非シンジケートコンテンツを含んでいる、項目２７に記載の配信サーバ。

（項目２９）
上記ラッピング手段は、上記埋め込まれたコンテンツを変更しないままにするように適合されている、項目２３〜項目２８のいずれか一項に記載の配信サーバ。

（項目３０）
上記抽出する手段によって抽出された任意のメタデータにメタデータを追加するための手段をさらに含んでいる、項目２３〜項目２９のいずれか一項に記載の配信サーバ。

（項目３１）
上記ラッピングされたコンテンツは、単一のフォーマットを含んでいる、項目２３〜項目３０のいずれか一項に記載の配信サーバ。

（項目３２）
上記単一のフォーマットは、拡張マークアップ言語「ＸＭＬ」のエンベロープフォーマットを含んでいる、項目３１に記載の配信サーバ。

（項目３３）
プログラム命令を格納するコンピュータ読取り可能な媒体であって、該プログラム命令は、コンピューティングデバイスに、項目１〜項目６のいずれか一項に記載の方法、または項目７〜項目１６のいずれか一項に記載の方法を実行させる、媒体。

（摘要）
モバイル配信のためのメタデータをシンジケートコンテンツフィードの中に埋め込むための方法およびシステムであって、この方法は、シンジケートコンテンツプロバイダからコンテンツを受信するステップ；標準的なスキームの拡張機構を用いて、メタデータをコンテンツの中に埋め込むことにより、改変されたコンテンツを形成するステップ；改変されたコンテンツをパブリッシュするステップを有している。また、配信サーバおよびこの配信サーバ内の方法は、配信のために、単一フォーマットのラップされたコンテンツエンベロープの中にコンテンツを再パッケージする。

本開示は、図面を参照するとより良く理解される。

ここで図１に対する参照がなされる。動的なコンテンツをクライアントアプリケーションに配信するためのプッシュシステムが示されている。図１のシステムは、単純化されたシステムであり、動的なコンテンツ配信アーキテクチャにおいて必要とされる論理コンポーネントを示している。しかしながら、当業者によって理解されるように、その他のコンポーネントが存在し得、あるいは様々なコンポーネントが一緒にグループ化され得る。

アーキテクチャ１００は、コンテンツプロバイダ１１０を含んでいる。コンテンツプロバイダ１１０は、動的なコンテンツをユーザに提供するように配置されている。実施例は、例えば、ウェブサイトが販売している書籍を含み得る。コンテンツプロバイダ１１０は、新しく発売された書籍のリストを定期的に提供し得、このリストは、ウェブサイトに加入契約している加入者または加入契約を管理している配信サーバのいずれかに送信され得る。

好適な実施形態において、配信サーバ１２０は、無線ネットワーク１３０を介することにより、モバイルデバイスに配置された配信クライアント１４０と通信する。配信クライアント１４０は、コンテンツプロバイダ１１０から配信されているコンテンツを受信し、このコンテンツをクライアントアプリケーション１５０と通信し得、このクライアントアプリケーションは、最終的にこのコンテンツを消費し得る。

ここで図２に対する参照がなされる。システムにインテリジェンスを追加するために、コンテンツはメタデータと関連付けられる。この場合、メタデータは、コンテンツをマニピュレートするために処理要素によって使用され得るデータとして定義される。理解され得るように、一般的なプッシュシステムは、様々なコンテンツプロバイダおよびアプリケーションがシステム内に存在することを可能にするために、メタデータを要求する。メタデータは、処理パラメータまたはルール、あるいは直接的に提供される処理ハンドラ、コード、または参照（ｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）、あるいは別の位置における処理ハンドラ、コード、またはルールに対するリンクを含む、様々な形式であり得る。

図２に見ることができるように、コンテンツは、矢印２１０によって示されているように、コンテンツプロバイダ１１０からクライアントアプリケーション１５０にパスされる。メタデータ（アーキテクチャ１００内の様々なコンポーネントに対する命令を提供する）もまた、通常はコンテンツと共に、アーキテクチャ１００内のコンポーネントの間にパスされ得る。例えば、矢印２２０は、コンテンツプロバイダにおいて発生するメタデータを示しており、これは、クライアントアプリケーション１５０に到達するまで、配信システムには認識されない。

矢印２３０は、コンテンツプロバイダ１１０によって形成されたメタデータを示しており、このメタデータは、配信クライアント１４０に向けたものであるので、配信クライアント１４０に対してのみ流れる。

矢印２４０は、配信サーバ１２０によって生成され、配信クライアント１４０に対して向けられたメタデータを示しており、そしてこれは第１に、配信サーバ１２０においてコンテンツと関連付けられ、配信クライアント１４０においてコンテンツから分離（ｓｔｒｉｐ）される。これが起こり得る場合の実施例は、ユーザとサービスプロバイダとの間の（提供されるサービスの料金プランおよびレベルに関連する）契約を含み、この場合には、サービスプロバイダは、利用可能なサービスを制限したり、または拡張されたサービスを提供したりするために、メタデータを使用し得る。

ここで図３に対する参照がなされる。図３は、コンテンツのメタデータに対する多層のエンベロープモデルを示している。

配信サーバ１２０は、プッシュエンベロープ３１０を受信する。このプッシュエンベロープ３１０は、配信サーバ１２０に対するコンテンツ処理メタデータ３１２、および配信クライアントエンベロープ３１４を含んでいる。配信サーバ１２０は、コンテンツ処理メタデータ３１２を抽出し、このメタデータを使用することによって、配信クライアントエンベロープ３１４を処理する。メタデータ３１２は、配信サーバ１２０が配信クライアントエンベロープ３１４を用いて何をすべきかを記述している。

配信クライアントエンベロープ３１４は、配信クライアント１４０にパスされ、ここでこれは、コンテンツエンベロープ３２０およびコンテンツ処理メタデータ３２２に分解される。コンテンツ処理メタデータ３２２は、配信クライアント１４０によって、コンテンツエンベロープ３２０を処理するために使用される。例えばこれは、クライアントアプリケーション１５０が、最新バージョンのコンテンツのみに関心がある場合に、既に配信されたコンテンツエンベロープ３２０と最新のエンベロープとの置換を実行するように、配信クライアント１４０に命令するために使用され得る。

コンテンツエンベロープ３２０は、クライアントアプリケーション１５０にパスされる。コンテンツエンベロープ３２０は、クライアントアプリケーション１５０によって消費されるアプリケーションおよびコンテンツペイロード３３２に対する処理メタデータ３３０を含んでいる。

当業者によって理解され得るように、図３にしたがうエンベロープの入れ子構造は、アーキテクチャの任意の処理要素において処理が行われ得、特定のコンテンツをどのように扱うべきかをコンテンツプロバイダ１１０に指定し得る、リッチな動的環境を提供する。一実施形態において、メタデータは特定の論理要素に対して向けられ、その他の処理要素には認識されない。

さらに理解され得るように、メタデータは、コンテンツ配信の様々なステージに対してのみ含まれ得る。例えばメタデータは、配信サーバ１２０と配信クライアント１４０との間でのみ要求され得、したがってクライアントアプリケーション１５０に対するメタデータは、一切含まれないことがあり得る。

その他の代替案は、当業者にとっては明白であり得る。

さらに理解され得るように、一部の場合におけるコンテンツプロバイダ１１０は、一般的なシンジケートコンテンツプロバイダであり得、配信されているコンテンツに対してメタデータを追加する能力または意図を一切有していないことがあり得る。この場合においては、図４、図５、図６、および図７を参照して記載されているようなコンテンツパブリッシャが提供される。

ここで図４に対する参照がなされる。シンジケートコンテンツプロバイダ４１０は、モバイルユーザが所望するコンテンツを含んでいる。コンテンツパブリッシャ４１５は、シンジケートコンテンツプロバイダ４１０からコンテンツを抽出する。コンテンツパブリッシャ４１５は、モバイル配信メタデータ４１７およびパブリッシュ４１８のコンテンツを挿入するように適合されている。そしてこのコンテンツは、配信サーバ１２０によって抽出され、モバイルデバイスに配信される。さらに理解され得るように、この全ては、クライアント側（これは、図１に示されているように、配信クライアント１４０およびクライアントアプリケーション１５０を含んでいる）ではなく、サーバ側４２５で実行される。

当業者によって理解され得るように、コンテンツパブリッシャ４１５は、シンジケートコンテンツプロバイダ４１０の一部であり得るか、または分離されたエンティティであり得る。

挿入するモバイル配信メタデータ４１７の実施例は、以下のコードセグメントを利用して提供される。以下のコードセグメントにおいて、例示的なユーザのＲＳＳ ２．０コードおよびシンジケートコンテンツ４１０によって提供されるコンテンツは、以下の通りである：

当業者によって理解されるように、上記のコンテンツは、無線および有線ネットワークに配信され得る。上記のコードセグメントは、経済ニュースプロバイダに対するニュースレポートの単なる実施例を示しているに過ぎない。

コンテンツパブリッシャ４１５は、上記のコンテンツを受信し、モバイル配信メタデータ４１７を挿入する。これは、以下のようなセグメントに示されている：

太字のコンテンツに示されているように、この挿入は、配信サーバに対するメタデータの追加を含んでいる。特に上記の実施例において、ＸＭＬは、ＸＭＬメッセージｍ（ｘｍｌｎｓ：ｍ＝”ｈｔｔｐ：／／ｓｃｈｅｍａｓ．ｃｏｍ／ｍｃｄ）に対するリンクの追加を含んでいる。ＸＭＬメッセージｍは、コンテンツが満了したときに、使用され得るモバイルチャネル、コンテンツの優先度、およびローミング中にコンテンツが配信され得るか否かを含む、様々なパラメータを定義するＸＭＬスキームのファイルを指定している。

上記の例示的なメタデータは、

によって指定されているように、コンテンツ配信のために特定のモバイルチャネルが使用され得ることを前提としている。これはまた、コンテンツがいつ満了するか

、コンテンツの優先度が低いこと

、およびローミング中にこれが配信されるべきであること

も指定している。

モバイル配信のためのパラメータは、シンジケートコンテンツ４１０に基づいて、コンテンツパブリッシャ４１５において設定され得る。さらに、パラメータを設定するために、モバイルデバイスによる選択（ｐｒｅｆｅｒｅｎｃｅ）が、コンテンツパブリッシャ４１５に提供され得る。

理解され得るように、上述は、配信サーバ１２０に対して指定され得る様々なパラメータおよびネームスペースの実施例に過ぎず、その他のパラメータおよびネームスペースも本開示の範囲内にあり得る。さらに、ネームスペースｍに関連して上記で概説された実施例は、挿入することが必ずしも必要とされず、単に例示のために提供されているに過ぎない。

さらなる実施例において、コンテンツは、Ａｔｏｍ１．０フォーマットであり得る。Ａｔｏｍ１．０フォーマットにおける上述と同じコンテンツの実施例は：

である。

コンテンツパブリッシャ４１５は、以下のものにしたがってメタデータを挿入し得る：

太字の挿入に関連して上記で示されているように、メタデータは、コンテンツ内に挿入される。特に、ＲＳＳ２．０フィードに挿入されたのと同じメタデータはまた、現在のＡｔｏｍ１．０コンテンツフィード内にも挿入される。

ＲＳＳ２．０およびＡｔｏｍ１．０の実施例の両方から、コンテンツパブリッシャがコンテンツにタッチしないかコンテンツを開かないこと、および最先の機会においてメタデータをコンテンツストリーム内に挿入することが理解され得る。この場合これは、ＲＳＳバージョンがＲＳＳ２．０フィードにおいて指定された直後、およびＡｔｏｍコンテンツに対するネームスペースがＡｔｏｍ１．０コンテンツに対して定義された後である。

ここで図５に対する参照がなされる。相互動作性を保証するために、およびデバイス上への配信クライアントの実装を単純化するために、好適な実施例においては、唯１つの共通の配信フォーマットがサポートされるべきである。コンテンツは、例えば配信メタデータを含んでいるＸＭＬエンベロープのようなメタデータエンベロープを用いてラップされる。配信サーバ１２０は、シンジケートされたフォーマットを、共通の配信フォーマットに再パッケージしなければならない。

図５に示されているように、第１のコンテンツパブリッシャ５１０は、Ａｔｏｍコンテンツ５１２を生成する。

第２のコンテンツパブリッシャ５１４は、ＲＳＳコンテンツ５１６を生成する。

第３のコンテンツパブリッシャ５１８は、非シンジケートコンテンツ５２０を生成する。非シンジケートコンテンツ５２０は、特にバイナリ、ビデオ、およびテキストを含む、任意のものであり得る。

配信サーバ１２０は、Ａｔｏｍコンテンツ５１２、ＲＳＳコンテンツ５１６、および非シンジケートコンテンツ５２０を取得し、共通のフォーマットへとフィードを再パッケージするように適合されている。図５に示されているように、メタデータエンベロープ５３０は、コンテンツ５３２のまわりにラップされ、これは、コンテンツ５１２、５１６、または５２０のいずれかを含み得る。これは、単一の配信フォーマット５４０で、コンテンツを期待しているデバイスにパスされる。このように、図５に示されているように、３つのフォーマットが、デバイスへの配信のために、１つのフォーマットに変換される。

配信のための再パッケージングは、コンテンツプロバイダ５１０、コンテンツプロバイダ５１４、またはコンテンツプロバイダ５１８のいずれかによってパブリッシュされたパブリッシュコンテンツを取得し、それを配信のために変換することを含んでいる。これは例えば、以下のコードセグメントを取得し、それを図５のエンベロープモデル５２８に変換することを含んでいる。

したがって、上記で提供されたようなパブリッシュコンテンツは、以下のようなものであり得る：

配信サーバは、コンテンツを再パッケージし、メタデータエンベロープ５３０およびコンテンツ５３２を含んでいるエンベロープモデル５２８を形成する。コードの実施例は、以下のようなものであり得る：

上述から、太字のものはメタデータエンベロープ５３０であり、太字でないものはコンテンツである。理解され得るように、コンテンツは、コンテンツパブリッシャまたは配信サーバ１２０によってタッチされている。

非シンジケートコンテンツ５２０に対し、同様のプロセスが行われる。特に、図６を参照すると、非シンジケートパッケージングは、コンテンツ６３０と共にメタデータエンベロープ６３２を含み得る。この場合、メタデータエンベロープは、配信サーバに対するメタデータ６４０；配信サーバおよびクライアントの両方に対するメタデータ６４２；および配信クライアントに対するメタデータ６４４を含み得る。

配信サーバに対するメタデータは、配信サーバと配信クライアントとの間の配信の前に、配信サーバによって抽出される。配信サーバおよび配信クライアントに対する共通のメタデータ６４２は、配信サーバによって読み取られ、処理され得る。実施例は、コンテンツに対する満了日を含む。コンテンツが特定の日付までに配信されないと、配信サーバは、パケットを破棄し得る。

逆に、コンテンツがクライアントに配信されるが、クライアントアプリケーションが開かれていない場合には、配信クライアントにコンテンツをコンテンツアプリケーションへと配信させるために、クライアント側において共通のメタデータが使用され得る。この場合、配信クライアントは、満了日を読取り得、満了日が渡過していた場合には、コンテンツを破棄し得る。

配信クライアント６４４に対するメタデータは、非シンジケートコンテンツに残り、配信クライアントにパスされる。

上述のことは、図７を参照してよりよく理解される。図７は、コンテンツをパッケージングするためのフローチャートを示している。理解され得るように、配信サーバは一般的に、この方法を実行する。

ステップ７１０において、方法は、パブリッシュコンテンツを取得することを含んでいる。ステップ７１２は、コンテンツがシンジケートされているか否かを調べるためのチェックである。イエスである場合、プロセスはステップ７１４に推移し、ここでは、配信サーバに関連するメタデータが、コンテンツから抽出される。

プロセスは、ステップ７１６に推移し、ここでは、配信クライアントに関連するメタデータが、フィードから抽出され、メタデータエンベロープが構築される。

その後、ステップ７１８において、コンテンツが抽出され、このコンテンツは、ステップ７１６において形成されたメタデータエンベロープ内にラップされる。

その後、プロセスはステップ７２０に推移し、ここでは、メタデータエンベロープ内にラップされたコンテンツが、配信クライアントへの配信のために格納される。

ステップ７１２において、コンテンツがシンジケートされていないことが発見された場合、プロセスはその後、ステップ７３０に推移する。ステップ７３０において、コンテンツがエンベロープされているか否かを理解するためのチェックがなされる。イエスである場合、プロセスはステップ７３２に推移し、ここでは、配信サーバに関連するメタデータが、エンベロープコンテンツから抽出され、配信サーバはその後、抽出されたメタデータに関連してコンテンツを処理し得る。

ステップ７３２から、プロセスはステップ７２０に推移し、ここでは、エンベロープされた、残っているコンテンツは、配信クライアントへの配信のために格納される。

ステップ７３０において、コンテンツがエンベロープされたことが発見された場合、プロセスはステップ７４０に推移する。ステップ７４０においては、メタデータエンベロープが、デフォルトのチャネル設定を用いて構築される。したがって、例えば、配信サーバは、特定の配信クライアントに対するデフォルトの設定、または配信クライアントに関連付けられた特定のモバイルデバイスに対するデフォルトの設定を含み得る。このように、メタデータエンベロープは、これらのデフォルトのチャネル設定を用いて形成され得る。

ステップ７４２において、コンテンツは、ステップ７４０において形成されたメタデータエンベロープにラップされ、その後、ラップされたコンテンツが配信クライアントへの配信のために格納されるステップ７２０に推移する。

このように、図７から、シンジケートまたはエンベロープされた様々なフォーマットにおけるデータが、メタデータの中にラップされ得、配信クライアントへの配信のために格納され得る。ステップ７２０において格納されたデータは、配信クライアントへの一定の配信を提供し、モバイルデバイス上での配信クライアントの実装を単純化するために、コンテンツのまわりにラップされたエンベロープを含んでいる一定のフォーマットである。

そのため、上述は、配信サーバにおけるパブリッシングにおいて、モバイル配信メタデータの埋め込みを提供する。コンテンツパブリッシャは、シンジケートコンテンツフィード内に、モバイル配信の制御のためのメタデータを埋め込む。好適な実施形態において、メタデータは、標準的なＸＭＬスキームの拡張機構を用いて埋め込まれる。

さらに、メタデータと共にパブリッシュされたコンテンツは、その後配信サーバにおいて、配信サーバ−配信コンテンツ配信フォーマットに変換される。任意の形式のシンジケートコンテンツが考えられるが、特定の実施例においては、ＲＳＳまたはＡｔｏｍまたはその他のＸＭＬベースのシンジケートコンテンツフィードが考えられる。このＲＳＳ、Ａｔｏｍ、またはその他のＸＭＬベースのシンジケートコンテンツは、配信クライアントへの配信のために、ＸＭＬエンベロープフォーマットに変換される。

配信クライアントおよびコンテンツクライアントまたはコンテンツアプリケーションは、任意のモバイルデバイスにおいて見出され得る。実施例において示されている１つの特定のモバイルデバイスは、図８において提供されている。ここで図８に対する参照がなされる。

図８は、本出願の装置および方法の好適な実施形態と共に使用され得るモバイルステーションを示しているブロック図である。モバイルステーション８００は、好適には、少なくとも音声通信能力およびデータ通信能力を有している、双方向の無線通信デバイスである。モバイルステーション８００は、好適には、インターネット上のその他のコンピュータシステムと通信する能力を有している。提供される完全な機能に依存して、無線デバイスは、データメッセージングデバイス、双方向ページャ、無線ｅメールデバイス、データメッセージングの力を有するセル方式電話、無線インターネット機器、またはデータ通信デバイス等と称され得る。

モバイルステーション８００が双方向通信可能な場合、このモバイルステーションは、通信サブシステム８１１を組み込み得る。この通信サブシステム８１１は、受信器８１２および送信器８１４の両方、ならびに関連するコンポーネント（例えば、好適には埋め込み型または内蔵型の、アンテナ要素８１６および８１８、局所発振器（ＬＯ）８１３、およびデジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）８２０のような処理モジュールのうちの１つ以上）を含んでいる。通信分野の当業者に理解され得るように、通信サブシステム８１１の特定の設計は、デバイスが動作することが意図されている通信ネットワークに依存し得る。

ネットワークアクセス要件はまた、ネットワーク８１９のタイプに依存して変動し得る。一部のＣＤＭＡネットワークにおいて、ネットワークアクセスは、モバイルステーション８００の加入者またはユーザに関連付けられ得る。ＣＤＭＡモバイルステーションは、ＣＤＭＡネットワーク上で動作するために、リムーバブルユーザアイデンティティモジュール（ＲＵＩＭ；ｒｅｍｏｖａｂｌｅ ｕｓｅｒ ｉｄｅｎｔｉｔｙ ｍｏｄｕｌｅ）または加入者識別モジュール（ＳＩＭ；ｓｕｂｓｃｒｉｂｅｒ ｉｄｅｎｉｔｙ ｍｏｄｕｌｅ）カードを必要とし得る。ＳＩＭ／ＲＵＩＭインターフェース８４４は、通常、ディスケットまたはＰＣＭＣＩＡカードが出し入れされ得るカードスロットに類似したものである。ＳＩＭ／ＲＵＩＭカードは、約６４Ｋのメモリを有し得、多数のキー構成８５１、およびその他の情報８５３（例えば、識別および加入者関連情報）を保持し得る。

要求されたネットワーク登録または作動手順が完了すると、モバイルステーション８００は、ネットワーク８１９を介して通信信号を送受信し得る。図８に示されているように、ネットワーク８１９は、モバイルデバイスと通信する複数の基地局を含み得る。例えば、ハイブリッドＣＤＭＡ１ｘＥＶＤＯシステムにおいては、ＣＤＭＡ基地局およびＥＶＤＯ基地局がモバイルステーションと通信し、モバイルステーションは、同時に両方に接続される。ＥＶＤＯ基地局およびＣＤＭＡ１ｘ基地局は、異なるページングスロットを使用して、モバイルデバイスと通信する。

通信ネットワーク８１９を介してアンテナ８１６によって受信された信号は、受信器８１２に入力される。この受信器８１２は、通常の受信器機能、例えば、信号増幅、周波数ダウン変換、フィルタリング、チャネル選択など、そして図８に示されている例示的なシステムにおいては、アナログデジタル（Ａ／Ｄ）変換を実行し得る。受信した信号のＡ／Ｄ変換は、より複雑な通信機能、例えば、ＤＳＰ８２０において実行されるべき復調および復号を可能にする。同様に、送信されるべき信号は、例えばＤＳＰ８２０によって処理され（変調および符号化を含む）、デジタルアナログ変換、周波数アップ変換、フィルタリング、増幅、およびアンテナ８１８を介する通信ネットワーク８１９上の伝送のために、送信器８１４に入力される。ＤＳＰ８２０は、通信信号を処理するのみならず、受信器および送信器の制御をも提供する。例えば、受信器８１２および送信器８１４において通信信号に印加される利得は、ＤＳＰ８２０において実装された自動利得制御アルゴリズムを介して、適応制御され得る。

モバイルステーション８００は、デバイスの全体の動作を制御する、マイクロプロセッサ８３８を含むことが好適である。通信機能（少なくともデータ通信能力および音声通信を含む）は、通信サブシステム８１１を介して実行される。マイクロプロセッサ８３８はまた、さらなるデバイスサブシステム、例えば、ディスプレイ８２２、フラッシュメモリ８２４、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）８２６、補助入力／出力（Ｉ／Ｏ）サブシステム８２８、シリアルポート８３０、１つ以上のキーボードまたはキーパッド８３２、スピーカ８３４、マイクロフォン８３６、短距離通信サブシステムのようなその他の通信サブシステム８４０、および一般に８４２として示されているその他任意のデバイスサブシステムと相互作用する。シリアルポート８３０は、ＵＳＢポートまたは当業者に公知のその他のポートを含み得る。

図８に示されているサブシステムの一部は、通信関連機能を実行するが、その他のサブシステムは、「常駐」またはデバイス上の機能を提供し得る。一部のサブシステム（例えば、キーボード８３２およびディスプレイ８２２）が、通信関連機能（例えば、通信ネットワーク上での伝送のためにテキストメッセージを入力すること等）およびデバイス常駐機能（例えば、電卓またはタスクリスト）の両方のために使用され得るということに、留意されたい。

マイクロプロセッサ８３８によって使用されるオペレーティングシステムソフトウェアは、好適には、フラッシュメモリ８２４のような永続性の格納装置に格納される。このフラッシュメモリ８２４は、リードオンリメモリ（ＲＯＭ）または同様の格納要素（図示されず）に置換され得る。当業者は、オペレーティングシステム、特定のデバイスアプリケーション、またはそれらの一部は、揮発性メモリ（例えば、ＲＡＭ８２６）に一時的にロードされ得るということを理解し得る。受信された通信信号もまた、ＲＡＭ８２６に格納され得る。

示されているように、フラッシュメモリ８２４は、コンピュータプログラム８５８とプログラムデータ格納装置８５０、８５２、８５４、および８５６との両方の異なるエリアに分離され得る。これらの異なる格納タイプは、各プログラムが、それら自身のデータ格納要求に対して、フラッシュメモリ８２４の一部を割り当て得るということを示している。マイクロプロセッサ８３８は、そのオペレーティングシステム機能に加えて、モバイルステーション上のソフトウェアアプリケーションの実行が可能であることが好適である。基本的な動作を制御する所定の一連のアプリケーション（例えば、少なくともデータ通信アプリケーションおよび音声通信アプリケーションを含む）は、通常、製造中にモバイルステーション８００にインストールされ得る。その他のアプリケーションは、その後または動的にインストールされ得る。

好適なソフトウェアアプリケーションは、モバイルステーションのユーザに関係のあるデータアイテムを編集および管理する能力を有している、個人情報管理（ＰＩＭ）アプリケーションであり得、このデータアイテムは、ｅメール、カレンダーイベント、音声メール、予約、およびタスクアイテムなどであるが、これらには限定されない。通常、ＰＩＭデータアイテムの格納を容易にするために、１つ以上のメモリ格納装置が、モバイルステーション上で利用可能であり得る。そのようなＰＩＭアプリケーションは、無線ネットワーク８１９を介して、データアイテムを送受信する能力を有していることが好適であり得る。好適な実施形態において、ＰＩＭデータアイテムは、無線ネットワーク８１９を介することにより、ホストコンピュータシステムに格納されるかまたは関連付けられたモバイルステーションのユーザの対応するデータアイテムと、シームレスに統合され、同期化され、そして更新される。さらなるアプリケーションもまた、ネットワーク８１９、補助Ｉ／Ｏサブシステム８２８、シリアルポート８３０、短距離通信サブシステム８４０、またはその他任意の適切なサブシステム８４２を介することによって、モバイルステーション８００にロードされ得、マイクロプロセッサ８３８による実行のために、ユーザによって、ＲＡＭ８２６または好適には不揮発性格納装置（図示されず）にインストールされ得る。アプリケーションのインストールにおけるそのような柔軟性は、デバイスの機能を増大させ、高められたデバイス上の機能、通信関連機能、またはそれらの両方を提供し得る。例えば、セキュア通信アプリケーションは、モバイルステーション８００を用いて実行されるべき電子商取引機能およびその他の類似の金融取引機能を可能にし得る。

データ通信モードにおいて、受信した信号（例えば、テキストメッセージまたはウェブページダウンロード）は、通信サブシステム８１１によって処理され得、マイクロプロセッサ８３８に入力され得る。このマイクロプロセッサ８３８は、ディスプレイ８２２または補助Ｉ／Ｏデバイス８２８に出力するために、受信した信号をさらに処理することが好適である。配信クライアント８６０（配信クライアント１４０と等価であり得る）もまた、入力を処理し得る。

またモバイルステーション８００のユーザは、例えば、キーボード（好適には、完全英数字キーボードまたは電話タイプキーパッド）８３２と共に、ディスプレイ８２２、そしてもしかすると補助Ｉ／Ｏデバイス８２８を用いることにより、データアイテム（例えばｅメールメッセージ）を編集し得る。そのように編集されたアイテムは、その後、通信サブシステム８１１を介して、通信ネットワーク上に伝送され得る。

音声通信に対しては、受信した信号が好適にはスピーカ８３４に出力され得、送信のための信号がマイクロフォン８３６によって生成され得るということを除き、モバイルステーション８００の全体の機能は類似している。代替的な音声またはオーディオＩ／Ｏサブシステム（例えば、音声メッセージ録音サブシステム）もまた、モバイルステーション８００上に実装され得る。音声またはオーディオ信号出力は、主にスピーカ８３４を介して達成されることが好適であるが、ディスプレイ８２２もまた、例えば発呼側の識別、音声コールの経過時間、またはその他の音声コール関連の情報の表示を提供するために用いられ得る。

図８におけるシリアルポート８３０は、通常、ユーザのデスクトップコンピュータ（図示されず）との同期化が所望され得る、パーソナルデジタルアシスタント（ＰＤＡ）タイプのモバイルステーションに実装され得るが、オプションのデバイスコンポーネントである。そのようなポート８３０は、ユーザが外部デバイスまたはソフトウェアアプリケーションを介して選択を設定することを可能にしたり、無線通信ネットワーク以外によってモバイルステーション８００に情報またはソフトウェアダウンロードを提供することによって、モバイルステーション８００の能力を拡張したりし得る。代替的なダウンロードパスは、例えば、直接的な、そして信頼性があり、確実な接続を介することにより、暗号化キーをデバイスにロードし、それによって、信頼できるデバイス通信を可能にするために用いられ得る。当業者によって理解され得るように、シリアルポート８３０はさらに、モバイルデバイスをコンピュータに接続してモデムとして動作させるために用いられ得る。

その他の通信サブシステム８４０、例えば短距離通信サブシステムは、モバイルステーション８００と様々なシステムまたはデバイス（これらは、必ずしも類似のデバイスであるとは限らない）との間の通信を提供し得る、さらなるオプションのコンポーネントである。例えば、サブシステム８４０は、同様に使用可能なシステムまたはデバイスとの通信を提供するために、赤外線デバイス、ならびに関連のある回路およびコンポーネントまたはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）通信モジュールを含み得る。

本明細書に記載された実施形態は、本出願の技術の要素に対応する要素を有する構造、システム、または方法の実施例である。この記載された説明は、代替的な要素（本出願の技術の要素と類似の対応する要素）を有する実施形態を、当業者が生産および使用することを可能にする。したがって、本出願の技術の意図されている範囲は、本明細書に記載されている本出願の技術とは異ならないその他の構造、システム、または方法を含み、本明細書に記載されている本出願の技術とは本質的ではない点のみが異なるその他の構造、システム、または方法をもさらに含む。

図１は、配信フレームワーク内の論理コンポーネントを示しているブロック図である。 図２は、図１の論理コンポーネントの間のメタデータの流れを示しているブロック図である。 図３は、コンテンツおよびメタデータに対するエンベロープモデルを示すブロック図である。 図４は、コンテンツパブリッシャが追加された配信フレームワークのサーバ側のブロック図である。 図５は、複数のコンテンツパブリッシャを有するサーバ側の配信フレームワークを示すブロック図である。 図６は、メタデータエンベロープ内の非同期コンテンツのブロック図である。 図７は、メタデータにおいてコンテンツをラッピングするための方法を示すフローチャートである。 図８は、本方法およびシステムに関連して使用され得る、例示的なモバイルデバイスである。

符号の説明

１２０ 配信サーバ
４１０ シンジケートコンテンツプロバイダ
４１５ コンテンツパブリッシャ
４１７ モバイル配信メタデータ
４１８ パブリッシュ
４２５ サーバ側
５１０、５１４、５１８ コンテンツプロバイダ
５１２ Ａｔｏｍコンテンツ
５１６ ＲＳＳコンテンツ
５２０ 非シンジケートコンテンツ
５２８ エンベロープモデル
５３０ メタデータエンベロープ
５３２ コンテンツ
５４０ 配信フォーマット

Claims (14)

1. モバイル無線アーキテクチャ（１００）における配信のために、シンジケートコンテンツを改変されたシンジケートコンテンツフィードに変換する方法であって、該方法は、プロセッサを含むサーバによって実行され、
   該方法は、
   該サーバが、シンジケートコンテンツプロバイダ（１１０、４１０）から、シンジケートコンテンツ（５１２、５１６）を受信することと、
   該サーバが、該シンジケートコンテンツ（５１２、５１６）を定義するデータ構造にモバイル配信メタデータ（４１７）を埋め込むことであって、該モバイル配信メタデータ（４１７）は、該モバイル無線アーキテクチャ（１００）内のコンテンツ配信サーバ（１２０）およびコンテンツ配信クライアント（１４０）のうちの少なくとも１つに対して命令を提供するための処理パラメータまたはルールを含み、該モバイル配信メタデータ（４１７）は、スキームの拡張機構に従って、該データ構造の最初の部分に挿入されることにより、改変されたシンジケートコンテンツフィードを形成する、ことと、
   該サーバが、該コンテンツ配信サーバ（１２０）およびコンテンツ配信クライアント（１４０）のうちの該少なくとも１つに対して該改変されたシンジケートコンテンツフィードをパブリッシュすることと
   を包含する、方法。
2. 前記データ構造は、拡張マークアップ言語「ＸＭＬ」フォーマットを有し、前記拡張機構はＸＭＬスキームの拡張機構である、請求項１に記載の方法。
3. 前記拡張機構はＸＭＬネームスペース挿入を提供し、該ＸＭＬネームスペース挿入は、配信パラメータを定義するＸＭＬスキームファイルを識別する、請求項２に記載の方法。
4. 前記配信パラメータは、コンテンツ配信のために使用されるチャネルと、いつコンテンツが失効するかと、コンテンツの優先度と、コンテンツがローミングの間に配信されるか否かとのうちの少なくとも１つを定義する、請求項３に記載の方法。
5. 前記データ構造は、ＲＳＳまたはＡｔｏｍフォーマットでフォーマットされるコンテンツフィードである、請求項１〜４のいずれか１項に記載の方法。
6. 前記モバイル配信メタデータは、フィードタイプ宣言の後で、かつ前記コンテンツフィードのコンテンツペイロードの前において、該コンテンツフィード内に埋め込まれる、請求項５に記載の方法。
7. 前記モバイル配信メタデータは、ＲＳＳフォーマットで、前記コンテンツフィードのチャネルＸＭＬ要素の前、またはその中に埋め込まれる、請求項６に記載の方法。
8. 前記モバイル配信メタデータは、Ａｔｏｍフォーマットで前記コンテンツフィードのエントリＸＭＬ要素の前に埋め込まれる、請求項６に記載の方法。
9. 前記サーバが、モバイル配信メタデータを埋め込むステップは、前記コンテンツフィードのコンテンツペイロードを変更しない、請求項５〜８のいずれか１項に記載の方法。
10. 請求項１〜９のうちのいずれか１項に記載の方法を行うように構成されているコンテンツ配信サーバ。
11. 請求項１〜９のうちのいずれか１項に記載の方法に従ってパブリッシュされた改変されたシンジケートコンテンツフィードを受信する手段を含む、コンテンツ配信クライアント。
12. 請求項１１に記載のコンテンツ配信クライアントを有して構成されるモバイルデバイス。
13. 請求項１０に記載のコンテンツ配信サーバと、請求項１１に記載のコンテンツ配信クライアントとを備えるモバイル無線アーキテクチャ。
14. コンピューティングデバイス（８００）に請求項１〜９のうちのいずれか１項に記載の方法を行わせるプログラム命令を格納するコンピュータ読取り可能媒体。

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