JP4777043B2 - SoftRouter - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、ネットワーキングの分野に関するものであり、特に、ルータ分離に関するものである。
本発明は、2004年11月1日出願された「SoftRouter:Router Disaggregation」という表題の仮出願第60/623,885号(整理番号Lakshman 35−2−23−62−31)の利益を主張するものである。さらに、本出願は、本出願と同じ日に出願された同時係属出願「SoftRouter Protocol Disaggregation」(整理番号Ansari 2−2−41−3−24−34(LCNT/127305))、「SoftRouter Protocol Failovers」(整理番号Ansari 3−42−4−25−35(LCNT/127306))、「SoftRouter Separate Control Network」(整理番号Lakshman 43−64−36(LCNT/127307))、「SoftRouter Feature Server」(整理番号Lakshman 44−65−37(LCNT/127308))、「SoftRouter Dynamic Binding Protocol」(整理番号Ansari 4−3−45−5−26−38 (LCNT/127309)に関係する。仮出願および関連出願は、すべて参照により本明細書に組み込まれる。
従来のルータ・アーキテクチャでは、転送プレーンと制御プレーンの実装は緊密に融合されている。典型的なルータでは、転送要素およびスイッチ・ファブリックのグループは、同じ筐体または同じ場所にある筐体のコントローラ・カード上で実行される制御プレーン・ソフトウェアにより制御される。転送要素は、制御プレーン・ソフトウェアを実行する制御要素に静的に関連付けられている。制御プレーン機能を実装する制御用プロセッサは、転送機能を実装し、同じルータ・バックプレーンを共有することが多いライン・カードと同じ場所に配置される。制御用プロセッサと転送ライン・カードとの間の通信は、標準ベースのメカニズムに基づいておらず、そのため、別のサプライヤの制御用プロセッサおよび転送要素を入れ換えることは不可能である。このことは、さらに、転送要素とライン・カードとの間の静的バインディングにもつながる。ルータは、通常、制御プレーン・ソフトウェアを実行する高々2つのコントローラ(ライブおよびスタンバイ)を持つ。それぞれのライン・カードは、これら2つのコントローラに静的にバインドされる。この2つのコントローラ、それらが静的にバインドされるライン・カード、およびスイッチ・ファブリックが一体となってルータを構成する。
転送プレーンと制御プレーンを分離し、転送要素と制御要素を動的に関連付ける新しいルータ・アーキテクチャが必要である。
仮出願第60/623,885号 同時係属出願「SoftRouter Protocol Disaggregation」(整理番号Ansari 2−2−41−3−24−34(LCNT/127305)) 「SoftRouter Protocol Failovers」(整理番号Ansari 3−42−4−25−35(LCNT/127306)) 「SoftRouter Separate Control Network」(整理番号Lakshman 43−64−36(LCNT/127307)) 「SoftRouter Feature Server」(整理番号Lakshman 44−65−37(LCNT/127308)) 「SoftRouter Dynamic Binding Protocol」(整理番号Ansari 4−3−45−5−26−38 (LCNT/127309)
従来技術のさまざまな欠点は、多くの実施形態を持つネットワークおよびルータ・アーキテクチャの本発明により対処される。
ネットワークおよびルータ・アーキテクチャの一実施形態は、ルート・コントローラ・コンポーネント、およびルータ・コントローラから分離されたトランスポートおよびパケット転送コンポーネントを備える。バインディング・プロトコルは、ルート・コントローラ・コンポーネントをトランスポートおよびパケット転送コンポーネントにバインドする。バインディングが確立されると、ルート・コントローラ・コンポーネントは、制御プロトコルを介してトランスポートおよびパケット転送コンポーネントと通信する。
他の実施形態は、パケット転送用の多数の転送要素(FE)およびそれらのFEから隔てられている多数の制御要素(CE)を備えるネットワークおよびルータ・アーキテクチャである。これらのCEは、ルーティング情報を構成し、制御し、標準プロトコルを介してそれらのFEに供給する。それぞれのCEは、FEの数よりもCEの数のほうが少なくなるように、複数のFEを制御する。
さらに他の実施形態は、制御プレーン空間、データ・プレーン空間、およびそれらの間の制御/データ・チャネルを含むネットワークおよびルータ・アーキテクチャである。制御プレーン空間は、複数の制御要素および属性テーブル・マネージャを実行するためのものである。データ・プレーン空間は、複数の転送要素を実行するためのものである。データ・プレーン空間は、制御プレーン空間から物理的および論理的に隔てられている。
本発明の教示は、付属の図面とともに以下の説明を考察することによりよく理解できる。
理解しやすくするために、同一の参照番号を使用し、これらの図に共通の同一の要素をできる限り指定する。
本発明は、主に、SoftRouterアーキテクチャの実施例の実施形態の一般的背景状況の範囲内において説明されるが、ただし、当業者および本明細書の教示による情報を得た者であれば、分離概念を使用して、ネットワーク・アーキテクチャの他のさまざまな実施形態を生み出すことができること、および本発明は、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、および開放型システム間相互接続(OSI)層、ブリッジング・プロトコル、多くの他のプロトコル、トラフィック管理、光学、エッジ/コア・ルーティング、無線、ケーブル、データ・センター、故障管理、構成管理、アカウンティング管理、パフォーマンス管理、セキュリティ管理、その他のネットワーク管理、企業、政府、軍事アプリケーション、およびその他の多くの異なる種類のネットワーキング特性およびアプリケーションを使用するネットワークなどの他のネットワークに適用可能であることを理解するであろう。
インターネットワーキングにオープンな標準ベースのプロトコルを使用してルータのハードウェアをルータのソフトウェアから分離することには、多くの利点がある。分離概念は、各コンポーネントのサプライヤを分断することで、ハードウェア・ベンダの参入を阻害している壁を低くし、新規ハードウェア市場参入者に供給するキャリア・クラス・ルーティング・ソフトウェアの開発に独立系ソフトウェア・ベンダ(ISV)が投資する意欲を高める。この分離概念を利用することにより、それぞれのコンポーネントがそれ独自の革新曲線から逸れることなく辿れるようにできる。ハードウェア・メーカーは、最低のコストで最高の単位密度当たり速度を達成することに集中して、資本支出を低減することができ、またソフトウェア・メーカーは、新しいアプリケーションおよびマネジャビリティに集中して、経常経費を下げつつ収益を高めることができる。分離の他の歴史的な例としては、ソフトスイッチ/メディア・ゲートウェイに対するクラス5音声スイッチおよびパーソナル・コンピュータ(PC)に対するメインフレームがある。
定義
制御要素(CE):CEは、パケット転送を目的とするレイヤ3制御機能を提供する論理的アドレス指定可能エンティティである。CEは、同じネットワーク要素(NE)に属する1つまたは複数の転送要素(FE)を制御する。CEは、ちょうど1つのNEと関連付けられ、NEはちょうど1つのCEを持つ。NEは、制御機能を実装するために複数の分散冗長サブコンポーネントを備えることができる。CEは、単一または複数の物理的制御要素(PCE)を利用する。
転送要素(FE):FEは、レイヤ3パケット転送機能を提供する論理的アドレス指定可能エンティティである。FEは、ちょうど1つのCEにより制御される。FEは、与えられた時点においてちょうど1つのCEおよびNEにのみ関連付けることができる。FEの制御は、別のCEに移行することができる。(これは、FEが異なるNEに移動することを意味する)。FEおよびCEは、数ホップ分だけ離すことができる。FEは、CEとの通信およびFE発見用のプロトコルを処理することができる。NEルータ・インターフェイスは、ちょうど1つのFEのみを使用する。インターネット・プロトコル有効期間(IP TTL)およびIPオプションは、FE毎の精度で修正することができる。
ネットワーク要素(NE):NEは、従来のレイヤ3ルーティング機能を実行する論理的エンティティである。NEは、通常、1つのCEおよび多数のFEを持つ。同じNEの複数のFEおよびCEは、数ホップ分だけ離すことができる。IP TTLおよびIPオプションは、FE毎の精度で修正することができる。これは、データ・プレーンはNEを複数ホップとみなすが、制御プレーンはNEを単一ホップとみなすことを意味する。
物理的制御要素(PCE):レイヤ3ルータ制御機能を実装するハードウェア・プラットフォーム。PCEは、部分的CE(CEサブコンポーネント)または複数CEをホスティングできる。
物理的転送要素(PFE):PFEは、レイヤ3パケット転送機能を実装するハードウェア・プラットフォームである。PFEは、複数のFEをホスティングすることができ、複数の部分的FEをホスティングすることはできない。
外部リンク:外部リンクは、複数の近隣NEと接続するためにNEのパケット転送プレーンを残すレイヤ3パケット転送リンクである。
内部リンク:内部リンクは、同じNEの複数のFEを相互接続するレイヤ3パケット転送リンクである。複数のFEとCEとの間のリンクは、内部リンクではない。
制御リンク:制御リンクは、複数のCEを複数のFEと相互接続する。直接制御リンクは、中間FEまたはNEなしで複数のCEを複数のFEと接続する。間接的制御リンクは、複数の中間FEおよびNEにまたがる。
事前関連付け段階:事前関連付け段階は、複数のFEおよびCEの複数のPFEおよびPCEへの関連付けがそれぞれ、確立され、どのFEおよびCEがNEに属しているかを判別する期間である。
事後関連付け段階:事後関連付け段階は、複数のFEおよびCEがその相互バインディングを知り、通信を確立する期間である。
SoftRouterアーキテクチャ
SoftRouterアーキテクチャの実施例は、制御プレーン機能の実装をパケット転送機能から分離する制御プレーン・アーキテクチャである(分離概念)。さまざまな組み合わせの機能を備えるSoftRouterアーキテクチャのこの実施例には、多数の実施形態がありえる。SoftRouterアーキテクチャの実施例では、すべての制御プレーン機能は、制御要素(CE)と呼ばれる汎用サーバ(a/k/aコントローラ)上に実装される。CEは、複数のライン・カードまたはFE(FE)から数ホップ離すことができる。これらの複数のCEおよびFEとの間には静的関連付けはない。それぞれのFEは、ブート・アップすると、CEの集合および複数のFEを発見する。FEは、発見されたCEの集合から最良のCEに動的に自己バインドする。SoftRouterアーキテクチャの実施例では、FE、そのスイッチ・ファブリック、およびその関連付けられたCEの集合体は、ネットワーク要素(NE)と呼ばれ、ルータを論理的に構成する。複数のCEとFEとの間に標準インターフェイスが使用される。SoftRouterアーキテクチャの実施例の複数の実施形態は、多数の異なるネットワーク・エンティティおよびそれらの間のプロトコルを含む。
SoftRouterアーキテクチャの実施例は、物理的ビューとルーティング・ビューの2つの異なるビューを持つ。
物理的ビューでは、SoftRouterアーキテクチャの実施例は、リンクにより相互接続されている複数のノードで構成される。2種類のノード、FEおよびCEがある。FEは、複数のライン・カード(それぞれ順に複数のポートを終端する−物理的または論理的)および一方ライン・カードから他方のライン・カードへデータ・トラフィックを行き来させるバックプレーン(スイッチ・ファブリック)を備えることができる。従来のルータと異なり、FEは、ローカルで実行する高度な制御ロジック(例えば、開放型最短経路優先(OSPF)のようなルーティング・プロセス)を持たない。その代わりに、制御ロジックは、汎用サーバ・マシンを含む、CE側でホスティングされる。リンクは、任意の2つの要素(FE/CE)を接続する。通常、FEは複数のリンクを持ち、データ・トラフィックを一方のリンクから他方のリンクへルーティングできる。CEは、複数のFEにマルチホーミングにより接続されるため、リンクのみに障害が発生してもネットワークから切断されない。SoftRouterアーキテクチャの実施例の物理的ビューは、少数のマルチホーミング接続されたCEを含む。
FEは、リンク間でデータ・トラフィックを切り換える。スイッチング機能の特性は、異なる形態を取りうる。とりわけ、形態として、パケット転送、ラベル・スイッチング、および光スイッチングがある。パケット転送は、レイヤ2(媒体アクセス制御(MAC)ベースのスイッチング)およびレイヤ3(最長プレフィックス一致)転送の両方を含む。ラベル・スイッチングの一実施例は、マルチプロトコル・ラベル・スイッチング(MPLS)転送であり、データ・パス転送機能は、ラベルのスワッピング、プッシング、およびポッピングを含むことができる。光スイッチングでは、トラフィックは、リンク間で、時間スイッチング、波長スイッチング、または空間スイッチングが可能である。これらの場合のそれぞれにおいて、スイッチング機能は、ネットワーク上の特定のCEにより計算され、インストールされる単純ローカル・テーブルにより駆動される。いくつかの実施形態では、FEはスイッチング以上のことを行う。例えば、FEは、パケット・フィルタリングおよび侵入検知などのセキュリティ機能を実行できる。これらの機能は、リモートCEに常駐する管理インテリジェンス機能によりローカル・データ構造を取り除く。例えば、パケット・フィルタリングの場合、フィルタリング・ロジックは、ローカル・フィルタ・テーブルのみを参照する。ローカル・フィルタ・テーブルの管理(例えば、フィルタリング・ルールの挿入および削除)は、何らかのリモートCEにおいて実行される。
SoftRouterアーキテクチャの実施例のルーティング・ビューは、ルーティング制御ロジックから見えるようにネットワークのトポロジを捕捉する。高水準では、NEは、ネットワーク・ポートおよびそれらのポートを管理するそれぞれのCEの論理グループである。ポートは、複数のNEに属することはできない。どのようなネットワーク・ポートをグループにまとめられるかということにさまざまな制約を課すことにより、許容可能なNEは変わる。
図1は、NEのいくつかの可能性を示すグラフである。制約を課せる次元は2つある。垂直方向の次元は、FEの選択を制約する。単一のFEの場合、NE内のネットワーク・ポートは単一のFEからのものである。接続されているFEは、接続されているFEの集合の中から複数のポートを選択できることを意味する(つまり、一方のFEから他方のFEへの物理的経路が存在する)。FEの集合があれば、FEの任意の集合からのポートがありえる。水平方向の次元では、考察対象のFEのすべてのポートをNEが含まなければならないか、または部分集合のみを含むことができるかを指定する。これら2つの次元の任意の組み合わせで、NEのポートの可能な定義が得られる。そこで、2つのNEは、物理的に接続されている複数のFEに属す複数のポートを含む場合に論理的に接続されているという。
これらの定義をわかりやすく例示するために、この定義により使用可能になる範囲の両極端を表す2つの具体的事例について調べる。
第1の事例は、任意の複数のFE内のポートの部分集合である。FEからのポートはどれも、単一NEの一部としてグループ化できる。ルーティング・ビューは、物理的ビューと著しく異なる場合がある。この定義は、ネットワークベースの仮想プライベート・ネットワーク(VPN)アプリケーションで役立ちうる。NE内の異なる複数のポートは、ワイドエリアVPN内の異なるサイトを表す。ルーティング・ビュー内でそれらを単一のNEの一部として論理的に折り畳むことにより、このビューで、VPN内ルーティングとVPN間ルーティングとを分けることができる。
第2の事例は、単一のFE内のすべてのポートである。それぞれのFEは、1つのNEの一部である。物理的ビューおよびルーティング・ビューは同じになる。この定義では、従来のルータ・アーキテクチャとSoftRouterアーキテクチャの実施例との唯一の違いは、ルーティング・ロジックのリモートCEへのオフロードである。
接続されているFEの事例のこのすべてのポートは、複数の近隣FEを単一のNEにクラスタ化することを表しており、また本社内複数のルータを背合わせで接続している典型的事例に対応する。ルーティングの観点からは、これは、著しい簡素化をもたらしうる。第1に、ルーティング・ビュー内のNEの個数が減るため、NE間のルーティングの複雑さが低減される。第2に、NE内ルーティングに異なる(場合によっては複雑度の低い)ルーティング・プロトコルを使用することができる。
SoftRouterアーキテクチャの実施例では、複数のNEのルーティング制御は複数のFEから分離され、制御プロトコルは複数のCE上で実行される。FEとCEとの間バインディングは、CEがFEの代わりに特定の制御機能を実行していることを意味する。複数のプロトコル(例えば、内部ゲートウェイ・プロトコル(IGP)および外部ゲートウェイ・プロトコル(EGP)、またはさらにはプロトコルの複数のインスタンスも)が、FEの運用に必要になる場合があるからである。FEは、複数のCEバインディングを持ちうる。
図2は、接続されているFEのすべてのポートとともにSoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態を示している。SoftRouterアーキテクチャの実施例のこの実施形態では、2つのCE 200、204および多数のFE 202、206がある。点線は、CE 200、204とFE 202、206とのバインディングを示す。FE 202、206とCE 200、204との間のバインディングは、CE1 200およびFE1 202のように、直接接続されていなくても、存在しうる。そのため、SoftRouterアーキテクチャの実施例では、すべてのCEを接続する分離された(論理的および物理的に)信号伝達ネットワークを作成できる。
プロトコル
図3は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態で使用されるプロトコルを示している。これらのプロトコル300は、発見プロトコル302、FE/CE制御プロトコル、標準プロトコル306、およびその他のプロトコル308を含む。
発見プロトコルおよびFE/CE制御プロトコルを含む、多数のさまざまなプロトコルが、SoftRouterアーキテクチャの実施例の運用実施形態で使用されている。1つのプロトコルは、発見プロトコルである。FEはCEとのバインディングを確立するために、まず、CEの存在について知り、何らかのルートを使用してそれに到達できなければならない。発見プロトコルでは、どのようなCEが利用可能かを調べ、FEについてそれらのCEへの経路をレイアウトするが、これについては、以下でさらに詳しく説明する。他のプロトコルは、FE/CE制御プロトコルである。バインディングが確立されると、FEおよびCEは、FE/CE制御をプロトコルを使用して通信する。アップリンク(FEからCE)方向では、FE/CE制御プロトコルは、FE内の任意のポートで受信された制御パケットをトンネリングし(例えば、CEがFEについてOSPFを実行している場合はすべてのOSPFプロトコル・パケット)、リンク状態情報(例えば、リンク・アップ/ダウン信号)をCEに供給する。ダウンリンク方向では、FE/CE制御プロトコルは、構成および制御情報を伝送する(例えば、リンク、転送情報ベース(FIB)の有効/無効を設定する)。FE/CE制御プロトコルの設計は、FE/CE通信に対する周波数、帯域幅、および遅延の要求条件の課題に関係する。FE/CE制御プロトコルは、ForCESプロトコルまたはこれらの課題に取り組む他の種類のプロトコルを使用して設計することができる。
与えられたNEにおいて、これらのFEは強固に接続され(同じ基本トポロジにより)、CEは、対応する転送集合から何ホップも離すことができる。この分離により、既存ネットワークでは通常発生しない多くの新しいシナリオおよび技術的課題に生じる。統合されたNEは、既存のネットワーク内のルータであり、CEおよび対応するFEは単一の物理的デバイスの一部である。
ブートストラッピング
統合されたNEでは、そのNEに関係する構成は、ブートアップ時に得られるが、それは、ボックス上の制御カードがバス/相互接続を通じて転送エンジンと直接接触するからである。ルータ(NE)が立ち上がるとすぐに、転送エンジンは、制御用プロセッサからすぐに構成情報を取得する方法を知る。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、ブートアップ時に、転送エンジンは、サーバ上に常駐するリモートCEからインターフェイスのIPアドレスを含む、構成情報を取得する。これは、パラドックスを引き起こす可能性がある。CEを発見し、それにパケットを送信するために、FEはルーティング情報を必要とするが、ルーティング情報は、CEから発せられると想定されている。この問題を解消する1つの方法は、FEによるCEの発見およびCEによるFEの発見を可能にする分離されたプロトコルを用意することである。このプロトコルの目的は、FEにネットワーク内の使用可能なCEを知らせ、FEが常に、使用可能であれば対応するCEに到達する経路を必ず持つようにすることである。
発見プロトコルは、それぞれのFEは主にそのFIBを更新する最低限のソフトウェアを備える転送エンジンであるため単純であるように、またCEとの関連付けを維持するように設計されている。さらに、FEは、自レイヤ3アドレスを持たない場合さえある。一実施形態では、一意的文字列がFEの識別子として割り当てられる(FEID)。CEはブートアップ時にその構成を知るが、互換性のために、CEも一実施形態ではFEと同じようにして一意的文字列識別子(CEID)を持つ。一実施形態では、この一意的文字列は、NEに固有のランダムに選択されたプライベートIPアドレスに似たものである。CEから1ホップだけ離れているFEは、CEからステータス・ブロードキャスト・メッセージを聞くことによりCEを発見する。このFEは、次に、一意的文字列識別子に関して指定されたソース・ルートとともに特定のCEへのソース・ルートとともに近隣要素にこの情報を伝播する。したがって、それぞれのCEに対する到達可能性情報は、NE全体に波のようにして伝播される。FEがCEの集合へのルートを受け取ると、FEは1つのCEを選択し、広告されたソース・ルートを使用してローカル機能情報を持つCEに接触する。CEは、FEがパケット転送を開始できるようにする関連するアドレス指定およびFIBデータベース情報でFEを構成する。
図4は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態の中のCEとFEとの間の通信例を示している。CE 400はFE 402を構成し、CE 400は自分をFE 402に広告し、FE 402はCE 400を発見し、CE 400はFE 402とルーティング情報を共有する。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、以下の仮定を置く。与えられたNE内の任意のCEは、任意のFEをNEにより構成することができる。CEは、システム負荷および輻輳レベルに関係なく、NE内の与えられたFEの代わりにルーティング機能を処理する用意がほぼいつでもある。CEは、ほぼいつでも使用可能である、つまり、CEは仮にあるとしてもめったに障害を生じない。特定CEへのソース・ルートは、CEによるFEの構成が進行中のときにその始めから終わりまで使用可能である。CEはFEを信用し、FEはCEを信用している。発見プロトコル・パケットは、NEに隣接するが、NE内にはないノードにより立ち聞きされるようにでき、しかもSoftRouterアーキテクチャの実施例の実施形態の機能に対し回復不能の障害を引き起こすことはない。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の他のさまざまな実施形態では、これらの仮定の1つまたは複数を緩和しているが、発見プロトコルの複雑さが増し、またさらに多くの機能およびプロトコル・メッセージも必要になる。しかし、これらは、無効にする仮定ではなく、発見プロトコルを十分単純なものとしながら対処することができる。
ルーティングおよび転送
FEは最低限の制御機能をオンボードで備える単純なものなので、CEは、同じNE内のFE間のリンク・ステータスに関する情報を保持する役割を持つ。さらに、CEは、NE内のトポロジ変更を外部(NE間)ルート変更と統合もし、それに応じて個々のFEのFIBを更新する。
物理的ビューとルーティング・ビューとの違いのせいで、IP TTLおよびIPオプションの挙動は、制御プレーンおよび転送プレーンが地理的に近いことを仮定する、従来のルータ・アーキテクチャから逸脱する可能性がある。SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、与えられたNEの複数のFEが広い地理的領域にわたって分散され、これにより、TTLを減らし、FE毎に(NE毎にではなく)IPオプションを処理するのが得策となる。同じ場所に配置されたFEを持つNEでは、同様に、この挙動を理解するか、または従来のルータ挙動を模倣することができる。
さらに、NEは、NE内のトポロジを適切に反映する適切な外部ルーティング・メトリックを選択する。NE内のトポロジ変更は、アップまたはダウンするリンクだけでなく、異なるFE内にありうる異なるCEとの関連付けを変更する複数のFEによっても引き起こされる。したがって、制御プレーンから見たホップ・カウントは、データ・プレーンで生じるカウントと異なる。制御プレーンでは、NE毎にホップを見るが、転送プレーンでは、潜在的に、FE毎にホップを見る。
プロトコルの分割および最適化
標準インターネット・ルーティング・プロトコルでは、異なる機能を実行するさまざまなメッセージがある。例えば、OSPFは、リンク・ステータスを探るためのhelloパケットおよびネットワークの他の部分にリンク・ステータスを広告するさまざまなリンク状態広告(LSA)メッセージを持つ。SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、これらのメッセージは、その目的に応じて区別される。いくつかの実施形態では、FEは、受信されたすべてのルーティング・プロトコル・パケットをそのCEに転送し、他の実施形態では、FEは、それをCEに転送することなくそれ自身によりプロトコル・パケットの部分集合を処理し、そうすることでネットワーク内の応答時間を短縮し、制御トラフィックを低減する。
OSPFルーティング・プロトコルを一例として考察する。helloメッセージは、近隣FEのOSPFピアリング・ステータスを発見するために使用される。CEにhelloメッセージを発信させる代わりに、FE同士でこれらのメッセージを交換し(helloメッセージの緊密な意味に違反するのと引き換えに)、FEピアリング・ステータスのステータスに変更があった場合のみそれぞれのCEに通知することが可能である。一方、LSAメッセージは、ネットワークの残りの部分に接続性情報を広告するために使用され、したがって、これらのLSAメッセージは、CEから発信され、CE間で交換される。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、ルーティング・プロトコルは、メッセージのオーバーヘッドに関して最適化される。OSPFを実行する従来のルータ・ネットワークでは、例えば、それぞれのFEからのLSAメッセージはネットワーク全体にフラッディングされる。この実施形態では、LSAは、CEのネットワーク上にのみフラッディングされる。複数のCEとFEの大きさに違いが潜在的にある場合、こうすることで、ネットワーク上で送信されるOSPFメッセージの個数が減る。他の実施形態は、SoftRouterアーキテクチャの実施例により使用可能にされるさまざまな他のプロトコルをさらに最適化することを含む。
障害および負荷分散
図5は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態において一次および二次CEがあるFEを示している。FE 402は、一次CE 500を持ち、障害が発生した場合のために、二次(a/k/aバックアップ)CE 502を持つ。
CE同士を隔てることにより、与えられたFEをCEが制御する選択肢が増える。この選択は、CE自体の障害に加えて中間リンクおよびノードの両方の障害によるCEの接続途絶に対する脆弱性の危険を冒すものである。CEの集約により、CE障害の問題は悪化するが、それは、ルート・コントローラなしで多数のFEが残されるからである。
SoftRouterアーキテクチャの実施例のいくつかの実施形態では、バックアップCEに対し標準サーバ・メカニズムを使用することによりこの問題に取り組む。それぞれのFEは、一次CEおよび二次CE集合を備える。発見プロトコルまたは制御プロトコルが一次CEとの関連付けの喪失を知らせた場合、FEは、その一次CEとなる候補を二次CE集合から選択する。再関連付けは、ブートストラッピングに使用されるのと同じ発見プロトコルを使用して実行される。
CE障害とは別に、CEは、負荷分散の目的のためにFEの制御を自発的に放棄することができる。そのシナリオでは、CEは、FEに、他のCEを見つけてそのCEを管理するよう要求するか、またはそのFEを新しいCEに誘導する。前者では、新しいCEは、FEのルーティング・インスタンスをリスタートし、後者では、古いCEがFEの状態を新しいCEに移動するが、その結果ホット・フェイルオーバーとなる。負荷分散および制御障害からの迅速な回復の能力は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の何らかの実施形態の一特徴である。
CEとFEとの間の関連付けの喪失があった場合、FEは、既存のFIBを使用し、NE内に他のトポロジ変更がない限り、パケットを転送し続ける。発見プロトコルは、しばらくして他のCEを発見し、それにより、制御の喪失から回復する。
これらの障害回復プロセスは、既存のネットワークのように、NEとしての単一物理的ボックスの選択に制限されない。SoftRouterアーキテクチャの実施例のいくつかの実施形態では、CEの可用性に関してより柔軟に対応できる。
利点
SoftRouterアーキテクチャの実施例のいくつかの実施形態は、1)信頼性の向上、2)スケーラビリティの向上、3)制御プレーンのセキュリティの向上、4)新しい機能追加の容易さ、および5)コスト削減といった多くの利点を有する。FE内のソフトウェアを減らすことで、その要素のロバスト性が高まるため、信頼性が向上する。CEに関して、プロトコル固有の独立のメカニズムを組み込んで、信頼性を高めることができる。CEは汎用サーバ上に実装することができ、したがって、定評のあるサーバ・スケーリング技術を使用してスケールアップできるため、スケーラビリティが向上する。管理点が少ないことでCE周りの固い防御を管理し、提供することが比較的容易であり、それにより、ネットワーク全体のセキュリティを高められるため、制御プレーンのセキュリティが向上する。別の制御サーバ上で新しい機能を追加することが容易であり、汎用のプロセッサおよびオペレーティング・システム上で実行されるため、新しい機能を簡単に追加できる。SoftRouterアーキテクチャの実施例では、制御とFEを切り離し、規模の経済によりコスト削減が可能であるため、コストが低い。これらの利点のそれぞれについて、以下で詳述する。
信頼性
SoftRouterアーキテクチャの実施例において制御とFEとを分離することには、信頼性の面でいくつかの利点がある。第1は、FE内のソフトウェアが減ることで、その要素をロバストにすることが容易になるという点である。制御プレーンのサーバ・サイドでは、自動フェイルオーバーおよびホットまたはコールド・スタンバイ(後述)の使用などの高度な信頼性強化メカニズムが、SoftRouterアーキテクチャの実施例のさまざまな実施形態において実装される。いくつかの実施形態では、サーバは、既存のルータの制限された1:1制御ブレード・フェイルオーバー機能ではなく1:Nのフェイルオーバー機能などのより高い冗長性機能を備える。最後に、異なるCE上で異なるプロトコルをホスティングできることで、1つのCEに障害が発生しても、それに対応するFEが使用不能にならない(例えば、境界ゲートウェイ・プロトコル(BGP)をホスティングするCEに障害が発生しても、FEはOSPFプロトコル・メッセージの処理を続ける)。高い可用性が得られるこれらの一般的利点のほかに、2つのプロトコル例BGPおよびOSPFに関してプロトコル固有の最適化を説明する。ただし、本発明はそれらのプロトコルに限定されない。
BGP信頼性の向上
図6Aは、従来技術の大きな自律的システム(AS)内にルート・リフレクタを備えるBGPの典型的配備を示している。この配備には、2つの主要な欠点がある。特に、特定の条件の下では、ネットワークは、ルータの部分集合が安定したルーティング状態に到達しなくてもルーティング情報を交換することができる永続的なルート振動状態に入る可能性がある。ルート・リフレクタ・アーキテクチャに関する他の問題は、内部BGP(IBGP)の信頼性である。1つのIBGPセッションの障害は完全メッシュIBGPアーキテクチャの場合の2つのルータのみに影響するが、2つのルート・リフレクタの間のセッションの同じ障害により、ネットワークが分割され、その結果、信頼性が低下する可能性がある。
図6Bは、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態のBGP配備を示している。BGPを実行するCEの個数は、通常、ルータ(FE)の個数より少なくとも1桁小さい。そのため、完全IBGPメッシュは、CE間で容易に維持できる。CEは、次に、ForCESプロトコルなどの標準プロトコルを使用して適切な転送テーブルをすべてのFEにダウンロードする。したがって、永続的なルート振動問題は、SoftRouterアーキテクチャの実施例のこの実施形態では、ルート・リフレクタがないため解決される。これにより、ネットワークの可用性が向上する。
さらに、SoftRouterアーキテクチャの実施例のこの実施形態では、IBGPメッシュは、ルータの制御用プロセッサでの1:1冗長性に比べて、1:N(N>1)などのより高い冗長度を採用できるサーバ間に置かれる。そのため、SoftRouterアーキテクチャの実施例のこの実施形態におけるBGPの信頼性は、従来技術のBGP配備上で高められ、CEはマルチホーミングで接続され、ネットワーク内にはフェイルオーバー用に複数のCEがある。
SoftRouterアーキテクチャの実施例のこの実施形態では、BGPの実装は、従来技術のルータ制御プラットフォーム(RCP)と異なる。RCPとは異なり、IGPプロトコルはサーバでも実行されている。この実施形態では、RCPの場合のように、IGPとIBGPを使用するのではなく、ForCESなどの標準プロトコルを使用して、FEと通信する。このためFE上のソフトウェアは簡素化される。この実施形態では、単一のAS内部のCEサーバ間でIBGPメッシュを使用する。
OSPF収束の高速化
障害が存在する場合のOSPF収束は、今日の大きなネットワークでは10秒要することが知られている。この遅延は、特にVoice Over IP(VOIP)などのサービスについて、ネットワークの可用性に著しい影響を持つ可能性がある。電話網の5 9の可用性と比べて(年約3分のダウンタイム)、今日のデータ・ネットワークは、リンク障害が1、2回発生したぐらいでは、その可用性が99.999%の可用性目標を下回ることはない。SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、以下のように、複数の相補的手法によりOSPF収束を高速化できる。同じ個数のFEにたいしてCEは1桁少なく、OSPF制御ネットワークが小さく、また収束が速くなる。これは、FEからCEへの伝播遅延が、数秒程度でタイマーにより制御される、OSPF更新の伝播遅延よりもかなり小さい。上述の実施形態に固有の制御プレーンの最適化により、収束を高速化できる。この実施形態でプロセッサが高速であれば、最短経路計算などの計算も高速化される。そのため、OSPF収束時間は、数10秒から短縮され、その結果、可用性の高いデータ・ネットワークが得られる。
スケーラビリティ
既存のアーキテクチャのルーティング・プロトコルのスケーリングにおける制限の一部は、制御用プロセッサの能力とオンボード・メモリである。SoftRouterアーキテクチャの実施例により分離が実現されているため、汎用サーバに基づく制御ハードウェアを容易にアップグレードできる。このことと、電力可用性、スロット可用性など他の制約条件とともにアップグレードに対応する必要があるルータ・メーカーからアップグレードされた制御用プロセッサ・カードを入手することの困難さを比べてみるとよい。
このスケーラビリティの利点は、スケーラビリティの高いモバイルIPホーム・エージェントのアプリケーションを持つ固有の実施例において強調されている。モバイルIPホーム・エージェントは、携帯電話会社が無線データを導入するときにスケーラビリティを高める必要がある。業界でのホーム・エージェントのスケーラビリティに対する既存のアプローチとしては、ルータのみを使用すると、汎用プロセッサのみを使用する、の2つがある。しかし、これらのアプローチは両方とも制限がある。
大手ルータ・ベンダのルータは、数十万のホーム・エージェントをサポートしているが、制御用プロセッサは約100バインディング/秒(または1ユーザ当たり1時間当たり2回未満の更新)に制限されるため、信号送受信のスケーラビリティは制限されている。これは、両方のモビリティさらに定期的更新メカニズムを通じて生成される更新は1ユーザ当たり1時間当たり2回をたやすく超えてしまうため著しい制限である。モバイルIPは、通常、汎用プロセッサのクラスタ上に実装される。信号送受信のスケーラビリティは、ここでの課題ではない。しかし、ホーム・エージェントの数をスケーリングすることは、IPセキュリティ(IPSec)処理(エージェント毎)には中央演算処理装置(CPU)の計算能力を激しく使用し、また専用ハードウェアがないと数十万のホーム・エージェントに効率よくスケーリングできないため困難である。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態は、これらのアプローチの両方の相補的組み合わせを含む。これは、サーバ・ベースの信号送受信スケーラビリティが可能であるが、ハードウェアベースのトランスポート・スケーラビリティを保持する。そのため、トランスポートは、通常のルータ・ブレードを使用してIPSecをハードウェアによりサポートするFEによりそのまま処理されるが、信号送受信機能は、複数のサーバ・ブレードを使用して容易にスケールアップできる。
セキュリティ
SoftRouterアーキテクチャの実施例では、それぞれのフェンスがセキュリティの1つの層を追加する、セキュリティに対するマルチフェンス・アプローチを採用することができる。これらは、専用オペレーティング・システムに対する市販のオペレーティング・システム、1つまたは2つの制御に対するマルチブレード・サーバ・プラットフォーム、少数のCE、および独立した信号ネットワークを含む。専用オペレーティング・システムは、セキュリティ・ホールに関して広くはテストされていない。悪意あるトラフィックによる過負荷は、多数のプロセッサに分散させることができ、また高度な大量の計算を要する侵入検知メカニズムを配備することができる。少数のCEを管理することは比較的容易であり(例えば、セキュリティ鍵を頻繁に変更する)、いくつかの実施形態では、多数のFEと比べてこれらの少数の要素をより安全な環境(物理的または論理的にファイヤウォールで防護された)内に配置することができる。インターネットに対し物理的または論理的に隔てられた信号ネットワークを使用すると制御プレーンのプロトコル・メッセージに対する攻撃を制限することができる。
SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態では、制御とFEとを分離し、少数の汎用サーバを使用して制御プロセスをホスティングすることにより、サービス品質サポート、トラフィック・エンジニアリング、ネットワークベースのVPNサポートなどの新しいネットワークベースの機能を容易に導入することができる。BGP/MPLSを使用するネットワークベースのVPNサービスを備えるアプリケーションでは、VPNサーバは、プロバイダ・エッジ・ルータ間にMPLSまたはIPSecトンネルを動的に作成する。従来技術では、VPNサーバがルータ制御ボード上で実行する。SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態においてVPNサーバ機能をCEに移行することには、従来技術に勝るいくつかの利点がある。VPNサーバ・アップグレードは、転送などの基本的なネットワーク運用に影響を及ぼすことなく独立に実行される。VPN制御サーバのネットワーク規模のフェイルオーバーは、既存の、または新しいVPNセッションに影響を及ぼすことなく実行される。VPNカスタマー・サイトに接続されているプロバイダ・エッジ・ルータに対しBGPポリシーを構成することは、複数のルータ(例えば、VPNに関わるエッジ・ルータおよびルート・リフレクタ)ではなく、VPNサーバの中央の場所で実行される。MPLSトンネルは、顧客要件を満たすように中央に集中する形で設計される。多数のVPNをサポートするスケーラビリティは、汎用サーバ・スケーリング技術を使用して容易に取り扱える。
コスト
SoftRouterアーキテクチャの実施例では、FEは、ほとんどハードウェアベースであり、管理をほとんど必要としない。このため、規模の経済で、それぞれのFEのコストを引き下げられる。一実施形態では、個々のルータCEが、少数の専用制御プレーン・サーバに統合される。これらのCEは、従来技術のように、ルータ内の専用制御用プロセッサ・カードではなく、汎用コンピューティング・サーバ上で実行される。これにより、制御用プロセッサの資源を共有でき、その結果、従来技術で採用されている分割アプローチよりも優れた効率が得られる。さらに、制御プレーン・サーバは汎用コンピューティング・サーバに対するもう1つのアプリケーションにすぎないため、SoftRouterアーキテクチャの実施例では、これらのサーバ・プラットフォームのCPU価格−性能比曲線を利用する。最後に、制御プレーン要素の数が減るので、管理すべきボックスが少なくて済み、運用費用が低減される。
まとめると、SoftRouterアーキテクチャの実施例では、パケット転送機能から制御プレーン機能の実装を分離したということである。FEは、ほとんどインテリジェント機能を持たない単純なハードウェア・デバイスであり、数ホップ離れているであろうCEにより制御される。SoftRouterアーキテクチャの実施例は、信頼性向上、スケーラビリティ向上、セキュリティ向上、新しい機能の容易な追加、およびコスト低減を含む多くの利点を有する。データ・ネットワークがデータ・ネットワーク上に次第に配備されて行くにつれ、これらの利点はますます価値あるものとなる。
図7は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態の高水準概要を示している。制御プレーン700は、トランスポート・プレーン702から離れている。制御プレーン700は、CE 704およびオプションのフィーチャ・サーバ(FS)706を備える。FS 706は、トラフィック・エンジニアリング、強化VPNサポート、およびセキュリティなどのサービスを実行する。トランスポート・プレーン702は、FE 706を含む。CE 704、FS 706、およびFE 706は、標準プロトコルにより接続される。
図8は、SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態を示している。2つのCE 804、FS 806、および多数のFE 806がネットワークを形成する。
図9は、SoftRouterアーキテクチャの実施例のソフトウェアの構成内容例を示している。制御プレーン空間900、要素抽象化層902、CE−FE制御プロトコル抽象化904、制御/データ・チャネル906、およびデータ・プレーン空間908がある。
制御プレーン空間900では、ユニキャスト・プロトコル(例えば、OSPF、BGP、ルーティング情報プロトコル(RIP)、内部スイッチ・インターフェイス・システム(ISIS)、およびMPLS)912、管理プロセス(例えば、発呼線識別(CLI)および信号ネットワーク管理プロトコル(SNMP))914、およびマルチキャスト・プロトコル(例えば、インターネット・グループ管理プロトコル(IGMP)およびプロトコル独立マルチキャスト、疎モード(PIM−SM))916などのアプリケーション910がある。制御プレーン空間900は、さらに、トラフィック・エンジニアリング920、VPN 922、およびその他のアプリケーション924などのフィーチャ・サーバ・アプリケーション918も含む。制御プレーン空間900は、さらに、ルーティング、フィルタ、分類器などの属性テーブル・マネージャ926を含む。
要素抽象化層902は、転送要素抽象化(FIB)928およびオペレーティング・システム抽象化層930を含む。
CE−FE制御プロトコル抽象化904は、CE−FEインターフェイス932を含む。
データ・プレーン空間908は、多数のFE 931を含む。それぞれのFE 931は、CE−FEインターフェイス932、動的バインディングおよび発見プロトコル934、FIB/フィルタ936、暗号化などのハードウェア補助サービス938、および転送エンジン935を含む。動的バインディングおよび発見プロトコル934は、さらに、制御プレーン空間900、要素抽象化層902、およびCE−FE制御プロトコル抽象化904にまたがる。
図10は、コンピュータを示す高水準のブロック図である。コンピュータ1000を採用して、本発明のいくつかの実施形態を実装できる。コンピュータ1000は、プロセッサ1030とともに、さまざまなプログラム1044およびデータ1046を格納するためのメモリ1040を備える。メモリ1040は、さらに、プログラム1044をサポートするオペレーティング・システム1042を格納することもできる。
プロセッサ1030は、電源、クロック回路、キャッシュ・メモリなどの従来のサポート回路とともに、メモリ1040に格納されているソフトウェア・ルーチンの実行を補助する回路と連携する。したがって、本明細書でソフトウェア方法として説明される工程のいくつかは、ハードウェア内に、例えば、プロセッサ1030と連携してさまざまな方法工程を実行する回路として実装することができる。コンピュータ1000は、さらに、コンピュータ1000と通信するさまざまな機能要素間のインターフェイスを形成する入出力(I/O)回路も備える。
コンピュータ1000は、本発明によりさまざま機能を実行するようにプログラムされた汎用コンピュータとして示されているが、本発明は、ハードウェアで、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)として実装することができる。したがって、本明細書で説明されている工程段階は、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせにより等しく実行されるものとして広く解釈することを意図されている。
本発明は、コンピュータ命令がコンピュータにより処理されると、本発明に方法および/または技術が呼び出されるか、または何らかの方法により提供されるようにコンピュータの動作を適合させるコンピュータ・プログラム製品として実装することができる。本発明の方法を呼び出す命令は、固定または取り外し可能媒体に格納するか、放送媒体または他の信号伝送媒体でデータストリームを介して送信するか、かつ/または命令に従って動作するコンピューティング・デバイス内の作業用メモリ内に格納することができる。
本発明のすでに説明されているいくつかの実施形態には多数の利点がある。転送と制御とのルータ分離は、分離、サーバ、および標準インターフェイスの少なくとも3つの有益な態様を包含する。第1に、分離により、複雑な制御プレーン処理機能(例えば、ルーティング・プロトコル処理)をパケット転送プレーンから引き離す。第2に、制御プレーン処理機能は、専用外部制御プレーン・サーバ上に実装される。第3に、標準インターフェイスは、FEとインターフェイスする制御プレーン・サーバ用に定義される。
ルータ分離の概念は、競争を奨励し、コスト低減と革新の増大を進める。従来のルータは、呼び出し可能な制御プレーン・サーバおよび安価なFEで置き換えることができる。追加利点として、運用費用の低減、新しいネットワークベースの機能の容易な追加、スケーラビリティの向上、信頼性の向上、および制御プレーン・セキュリティの向上がある。
分離アーキテクチャの一実施形態では、FEはハードウェアベースであり、管理をほとんど必要としないため、運用費用が低い。個々のルータ制御プレーン管理は、少数の専用制御プレーン・サーバに統合される。制御プレーン要素の数が減るので、管理すべきボックスが少なくて済み、運用費用が低減される。
制御プレーン・サーバが別になっておりネットワークベースの機能の導入が容易になるため、新しいネットワークベースの機能を簡単に追加できる。これらのいくつかの実施例として、サービス品質(QoS)のサポート、BGPルータ・リフレクションのスケーリング、VPNサポート、およびインターネット・プロトコル・バージョン6(IPv6)配備がある。
制御プレーン・サーバは通常のコンピュータ・サーバ上に実装することができ、したがって、定評のあるサーバ・スケーリング技術を使用して容易にスケールアップできるため、スケーラビリティが向上する。
FE内のソフトウェアを減らすことで、ロバスト性を高められるため、信頼性が向上する。制御プレーンのサーバ・サイドでは、自動フェイルオーバーおよび過負荷制御などの高度な信頼性強化メカニズムを組み込むことができる。
比較的管理点が少ないため制御プレーン・セキュリティが向上する。管理点の周りに固い防御を容易に配置できるため、ネットワーク全体のセキュリティを高められる。
前記の説明は本発明のさまざまな実施形態を対象としているが、本発明の基本的範囲から逸脱することなく本発明の他の実施形態およびさらなる実施形態を考案することができる。したがって、本発明の適切な範囲は、請求項により決定されるものとする。
ネットワーク要素(NE)のいくつかの可能性を示すグラフである。 接続されている転送要素(FE)のすべてのポートとともにSoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態を示すブロック図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態で使用されるプロトコルを示すブロック図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態の中のCEとFEとの間の通信例を示すブロック図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態の一次および二次制御要素(CE)とともに転送要素(FE)を示すブロック図である。 従来技術の大きな自律的システム(AS)内にルート・リフレクタを備える境界ゲートウェイ・プロトコル(BGP)の典型的配備を示す図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態のBGP配備を示すブロック図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態の高水準概要を示す図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例の一実施形態を示す図である。 SoftRouterアーキテクチャの実施例のソフトウェアの構成内容例を示す図である。 コンピュータを示す高水準のブロック図である。

Claims (7)

  1. ルータ・アーキテクチャであって、
    複数の制御要素(CE)を備えるルート・コントローラ・コンポーネントと、
    前記ルート・コントローラ・コンポーネントから隔てられており、複数の転送要素(FE)を備えるトランスポートおよびパケット転送コンポーネントとを備え、
    発見プロトコルは、前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントの各前記FEが前記ルート・コントローラ・コンポーネントの前記CEを1つまたは複数発見できるようにし、
    各FEは、1ホップ離れたCEからのステータス・ブロードキャスト・メッセージを聞くことにより、前記CEを発見し、CEからステータス・ブロードキャスト・メッセージを受信した各FEは、前記ステータス・ブロードキャスト・メッセージを近隣に伝播し、伝播された各ステータス・ブロードキャスト・メッセージは、前記ステータス・ブロードキャスト・メッセージの発生源であるCEへのソース・ルートを含み、各FEは発見したCEのうちの1つを、前記CEに関連する前記ソース・ルート情報に基づいて選択し、
    バインディング・プロトコルは、前記ルート・コントローラ・コンポーネントを前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントにバインドし、
    前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントの各FEは、前記発見プロトコルを用いて前記FEに発見された前記CEのうち選択された1つに動的にバインドされ、
    バインディングが確立されると、前記ルート・コントローラ・コンポーネントは、制御プロトコルを介して前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントと通信する、ルータ・アーキテクチャ。
  2. さらに、
    トラフィック管理を実行するためのフィーチャ・サーバを備える請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
  3. 前記制御プロトコルが標準プロトコルである、請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
  4. 前記ルート・コントローラ・コンポーネントがソフトウェアベースであり、前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントがハードウェアベースである、請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
  5. 前記トランスポートおよびパケット転送コンポーネントが前記ルート・コントローラ・コンポーネントから物理的に隔てられている、請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
  6. 少なくとも1つのCEが、少なくとも1つのFEから数ホップ離れている、請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
  7. ネットワーク要素が前記CEと前記FEの間の動的バインディングを使用して形成される、請求項1に記載のルータ・アーキテクチャ。
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