JP4761419B2 - gas spring - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガススプリングの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、車両におけるハッチバックドアの開放作動をアシストするガススプリングとしては、これまでに種々の提案があるが、基本的には、図3に示すように、一方部材とされるシリンダ体1と、このシリンダ体1内に図中で下端側となる先端側が出没可能に挿通されて他方部材とされるロッド体2とを有してなる。
【0003】
そして、ロッド体2の図中で下端部となる先端部に連設されながらシリンダ体1内に摺動可能に収装されてシリンダ体1内にロッド側室R1とピストン側室R2を区画するピストン3と、シリンダ体1における開口端部1aの内側にリテーナ4とシール5とで画成される環状空間Aとを有してなる。
【0004】
ちなみに、このガススプリングにあって、シリンダ体1内にはガスが加圧下に封入されていて、ピストン3におけるロッド側室R1面とピストン側室R2面との面積差で、シリンダ体1内からロッド体2が突出する方向に、すなわち、伸長方向に附勢されてなるとしている。
【0005】
なお、図中の符号6は、軸受部材を示し、この軸受部材6の言わば底面にシール5における芯金5aを当接させている。
【0006】
それゆえ、図4に示すように、車両におけるハッチバックドアDが開放されるときには、ガススプリングでハッチバックドアDの開放状態を維持し得るのはもちろんだが、この状態では、ガススプリングにおいて、シリンダ体1が上方部材でロッド体2が下方部材となるいわゆる倒立状態になるから、内部に収容されている潤滑油が上記の環状空間Aに貯溜され、したがって、シール5は、油膜の介在下にロッド体2の外周に摺接し得ることになる。
【0007】
その結果、ハッチバックドアDを閉めるときには、シール5が所定のシール機能を発揮しながらロッド体2の外周を摺動することになり、ガススプリングが円滑に収縮作動することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のガススプリングにあっては、同じく図4に示すように、上記のハッチバックドアDが閉鎖状態にあるときには、シリンダ体1が下方部材でロッド体2が上方部材になるいわゆる正立状態になり、したがって、内部に収容されている潤滑油が上記の環状空間Aから流出してしまい、ロッド体2の外周に油膜が形成され難い状態になる。
【0009】
そして、この種のガススプリングが車両に装備されている実状を看ると、ハッチバックドアDが開放状態にある時間よりも、ハッチバックドアDが閉鎖状態にある、すなわち、ガススプリングが長時間に亙って収縮状態たる不使用状態にあることの方が多い。
【0010】
それゆえ、上記したロッド体2の外周に油膜が形成され難い状態が長くなり、爾後に、このガススプリングを伸長作動させるときに、シール5がいわゆる乾いた状態のままロッド体2の外周を摺動することになり、滑らかな伸長作動を期待できなくなる危惧がある。
【0011】
のみならず、このような状態が繰り返されることで、シール5の劣化が速められ、したがって、シール5の劣化によるガス漏れが招来されて、ガススプリングとしての本来の機能が発揮されなくなる危惧もある。
【0012】
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、円滑な伸縮作動が保障されると共にシールにおける早期の劣化が阻止されて、その恒久的な利用を可能にするのに最適となるガススプリングを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本発明の構成を、シリンダ体と、このシリンダ体内に先端側が出没可能に挿通されたロッド体と、このロッド体の先端部に連設されながらシリンダ体内に摺動可能に収装されてシリンダ体内にロッド側室とピストン側室を区画するピストンと、シリンダ体における開口端部の内側にリテーナとシールとで画成される環状空間とを有し、車両におけるハッチバックドアの開放作動をアシストするガススプリングにおいて、環状空間に潤滑油を含浸させたポリエーテル系ポリウレタン樹脂からなる連続気泡ウレタン樹脂製の含浸部材を収装させたことを特徴とするものである。
【0015】
ちなみに、上記の含浸部材は、上記の環状空間で遊動するとしても良く、また、リテーナは、伸切作動時にピストンが含浸部材に干渉することを阻止し得る限りにおいて、任意の形状に形成されて良い。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、図示した一実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるガススプリングにあっても、図1に示すように、基本的には、前記した図3に示す従来のガススプリングと同様の構成を有している。
【0017】
即ち、本発明の一実施の形態に係わるガススプリングは、シリンダ体1と、このシリンダ体1内に先端側が出没可能に挿通されたロッド体2と、このロッド体2の先端部に連設されながらシリンダ体1内に摺動可能に収装されてシリンダ体1内にロッド側室R1とピストン側室R2を区画するピストン3と、シリンダ体1における開口端部の内側にリテーナ4とシール5とで画成される環状空間Aとを有し、車両におけるハッチバックドアDの開放作動をアシストするものである。
そして、本発明では、このガススプリングにおいて、環状空間Aに潤滑油を含浸させたポリエーテリ系ポリウレタン樹脂からなる連続気泡ウレタン樹脂製の含浸部材7を収装させたことを特徴とするものである。
【0018】
すなわち、この発明によるガススプリングにあっては、シリンダ体1における開口端部1aの内側にリテーナ4とシール5とで画成される環状空間A(図3参照)に潤滑油を含浸させる含浸部材7が収装されてなるとしている。
【0019】
そして、図示するところでは、この含浸部材7は、環状空間Aをいわゆる隙間なく埋める状態に収装されてなるとしており、したがって、その内周がロッド体2の外周に常時接触する状態になるとしている。
【0020】
それゆえ、このことから、ロッド体2の外周には常時油膜が形成されることになり、シール5がいわゆる乾いた状態でロッド体2の外周に摺接する事態をあらかじめ回避し得ることになる。
【0021】
ところで、この含浸部材7についてであるが、結果的には、恒久的に潤滑油を含浸し得るものであれば足り、したがって、この観点からすれば、任意の構成に設定されて良い。
【0022】
そこで、本願の出願人は、実験を重ねた結果、まず、含浸部材7が連続気泡ウレタン樹脂からなるとするのが良く、つぎに、この連続気泡ウレタン樹脂が、一つには、ポリエーテル系ポリウレタン樹脂からなるとし、二つには、ポリエステル系ポリウレタン樹脂からなるのが良いとの結果を得た。
【0023】
そして、連続気泡ウレタン樹脂がポリエーテル系ポリウレタン樹脂からなる場合には、潤滑油の含浸性が良いのはもちろんであるが、仮に、何らかの原因で内部に溜まった水が含浸部材7に触れる事態があっても、水に対する安定性に優れるために、含浸部材7が脆化し難い点で有利となる。
【0024】
また、連続気泡ウレタン樹脂がポリエステル系ポリウレタン樹脂からなる場合には、PHの中性でない水では加水分解脆化の危惧があるが、理想的な潤滑油の含浸状態を具現化できる点で有利となる。
【0025】
そして、このときの数値としては、セル数が15〜60個/インチで、硬度が50〜300Nのときが最も好ましいとの結果も得た。
【0026】
すなわち、まず、セル数が15に満たない場合には、いわゆる空間が少なくなり、したがって、潤滑油の含浸量が少なくなる。
【0027】
それに対して、セル数が60を超える場合には、いわゆる空間が多くなり過ぎることになり、したがって、油を保持する機能が低下することで、同じく潤滑油の含浸量が少なくなる。
【0028】
つぎに、硬度については、これが50に満たない場合には、柔らかすぎることになり、したがって、組み付け性が悪くなり、仮に、組み付けるとしても、この連続気泡ウレタン樹脂からなる含浸部材7の端部がリテーナ4やシール5の内周とロッド体2の外周との間に挟み込まれるような事態を招く危惧がある。
【0029】
そして、硬度が300を超える場合には、全体が硬くなり、この状態の連続気泡ウレタン樹脂からなる含浸部材7が環状空間Aに収装される場合には、熱膨張でロッド体2の外周に圧接される状態になり易く、摺動抵抗を大きくする不具合を招くことになる。
【0030】
ちなみに、ここに言う硬度Nは、φ20cmで厚さ50mmとなる連続気泡ウレタン樹脂製の試験片を25%圧縮させ、20秒放置した後の荷重を言う。
【0031】
それゆえ、以上のように形成されたガススプリングにあっては、その取付状態あるいは利用状態から、シリンダ体1が下方部材でロッド体2が上方部材になる正立状態が長時間に亙って維持されるとしても、リテーナ4とシール5とで画成される環状空間Aに潤滑油を有する含浸部材7がオイルチャンバーとして形成されていることになる。
【0032】
そして、このオイルチャンバーが含浸性に優れる特性の連続気泡ウレタン樹脂からなるとするから、ロッド体2の外周に常に油膜を形成することになり、シール5が乾いた状態でロッド体2の外周に摺接しなくなる。
【0033】
以上で、ガススプリングにおける円滑な伸縮作動が保障されると共にシール5における早期の劣化が阻止されて、その恒久的な利用が可能になるが、この発明では、さらに以下のような提案もする。
【0034】
すなわち、リテーナ4についてであるが、このリテーナ4は、ガススプリングにおいて、これが伸切作動したときに、ピストン3が、従来の場合にはシール5に、そして、この発明では、含浸部材7に直接干渉することを阻止するストッパとして機能している。
【0035】
その一方で、従来例において、このリテーナ4とシール5との間に画成される環状空間Aをオイルチャンバーに試たてるとすれば、その内周とロッド体2の外周との間における摺接長さはできるだけ長い方が有利になる。
【0036】
しかし、この発明では、連続気泡ウレタン樹脂製の含浸部材7を環状空間Aに収装することでオイルチャンバーを形成するとしているから、ロッド体2の外周との間における摺接長さを大きく採る必要がない。
【0037】
そして、その限りにおいて、この発明において、リテーナ4は、含浸部材7を所定の場所に定着させるのはもちろんだが、上記したストッパの機能を発揮すれば足りるから、図2中に実線図で示すように、これがプレス成形されてなるとしても良く、この場合には、リテーナ4が従来焼結あるいは樹脂形成などされている場合に比較して、コスト的に有利になるばかりでなく、部品重量を小さくすることでガススプリングの重量を軽減し得ることになる点からも有利となる。
【0038】
また、上記した趣旨からすれば、図2中に破線図で示すように、リテーナ4が断面を内向きの凹状にするように同じくプレス成形されてなるとし、しかも、オイルチャンバーを形成する含浸部材7をいわゆる包み込むように有するように構成とすることで、リテーナ4と含浸部材7のアッセンブリ化が可能になり、言わばオイルチャンバーを簡単に形成し得ることになる点で有利となる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明にあっては、取付状態あるいは利用状態から、シリンダ体が下方部材とされると共にロッド体が上方部材とされて正立状態が長時間に亙って維持されるとしても、リテーナとシールとで画成される環状空間に潤滑油を含浸させたポリエーテル系ポリウレタン樹脂からなる連続気泡ウレタン樹脂製の含浸部材を有するオイルチャンバーとして形成されることになり、その結果、この含浸部材でロッド体の外周に常時油膜が形成されることになり、シールが乾いた状態でロッド体の外周に摺接する事態をあらかじめ回避し得ることになる。
【0040】
そして、この含浸部材が含浸性に優れる特性の連続気泡ウレタン樹脂で形成されることで、この含浸部材によってロッド体の外周に常に油膜を形成することが可能になる。
【0041】
特に本発明では、連続気泡ウレタン樹脂としてポリエーテル系ポリウレタン樹脂を使用しているので、潤滑油の含浸性が良いのはもちろんであるが、仮に、何らかの原因で内部に溜まった水が含浸部材に触れる事態があっても、水に対する安定性に優れるために、含浸部材が脆化し難い点で有利となる。
【0042】
その結果、この発明によれば、ガススプリングの円滑な伸縮作動が保障されると共にシールにおける早期の劣化が阻止されて、その恒久的な利用を可能にするのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるガススプリングを一部破断して示す正面図である。
【図2】多の実施形態における要部を拡大して示す部分断面図である。
【図3】従来例としてのガススプリングを図1と同様に示す図である。
【図4】ガススプリングの一利用状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 シリンダ体
1a 開口端部
2 ロッド体
3 ピストン
4 リテーナ
5 シール
5a 芯金
6 軸受部材
7 連続気泡ウレタン樹脂製の含浸部材
A 環状空間
D ハッチバックドア
R1 ロッド側油室
R2 ピストン側油室[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a gas spring.
[0002]
[Prior art]
For example, as a gas spring for assisting the opening operation of a hatch back door in a vehicle, various proposals have been made so far. Basically, as shown in FIG. The
[0003]
The
[0004]
By the way, in this gas spring, gas is sealed in the
[0005]
In addition, the code |
[0006]
Therefore, as shown in FIG. 4, when the hatch back door D in the vehicle is opened, the open state of the hatch back door D can be maintained by the gas spring, but in this state, the
[0007]
As a result, when the hatch back door D is closed, the
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional gas spring, as shown in FIG. 4, when the hatchback door D is in a closed state, the
[0009]
Then, looking at the actual condition that this type of gas spring is mounted on the vehicle, the hatch back door D is in a closed state, that is, the gas spring is longer than the time in which the hatch back door D is in an open state. In many cases, it is in a non-use state that is a contracted state.
[0010]
Therefore, the state in which it is difficult to form an oil film on the outer periphery of the
[0011]
Not only is this state repeated, but the deterioration of the
[0012]
The present invention was devised in view of the above-mentioned circumstances, and the object of the present invention is to ensure smooth expansion and contraction and prevent early deterioration of the seal. It is to provide a gas spring that is optimal to make possible.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the configuration of the present invention includes a cylinder body, a rod body inserted into the cylinder body so that the tip side can be projected and retracted, and a slide inside the cylinder body while being connected to the tip portion of the rod body. capable comprises a piston for partitioning the accommodated has been the rod-side chamber and the piston side chamber in the cylinder body, and an annular space defined by the inside retainer and seal the open end of the cylinder body, the hatchback door of the vehicle The gas spring for assisting the opening operation is characterized in that an impregnation member made of an open-cell urethane resin made of a polyether-based polyurethane resin in which an annular space is impregnated with a lubricating oil is housed.
[0015]
Incidentally, the impregnation member may be allowed to move freely in the annular space, and the retainer is formed in an arbitrary shape as long as it can prevent the piston from interfering with the impregnation member during the drawing operation. good.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the illustrated embodiment. Even in the gas spring according to the present invention, as shown in FIG. 1, basically, the conventional gas shown in FIG. It has the same configuration as the spring.
[0017]
That is, a gas spring according to an embodiment of the present invention is connected to a
In the present invention, the gas spring is characterized in that an
[0018]
That is, in the gas spring according to the present invention, the impregnated member for impregnating the lubricating oil in the annular space A (see FIG. 3) defined by the
[0019]
In the illustrated case, the impregnating
[0020]
Therefore, an oil film is always formed on the outer periphery of the
[0021]
By the way, as for the impregnating
[0022]
Therefore, as a result of repeated experiments, the applicant of the present application should firstly assume that the impregnating
[0023]
When the open-cell urethane resin is made of a polyether-based polyurethane resin, it is a matter of course that the lubricating oil has good impregnation properties, but there is a situation where water accumulated inside for some reason touches the
[0024]
Further, when the open-cell urethane resin is made of a polyester-based polyurethane resin, there is a risk of hydrolysis embrittlement in non-neutral water of PH, but it is advantageous in that an ideal impregnation state of lubricating oil can be realized. Become.
[0025]
And as a numerical value at this time, the result that the number of cells was 15-60 cells / inch and the hardness was 50-300 N was most preferable.
[0026]
That is, first, when the number of cells is less than 15, so-called space is reduced, and therefore the amount of impregnation of the lubricating oil is reduced.
[0027]
On the other hand, when the number of cells exceeds 60, so-called space is excessively increased. Therefore, the impregnation amount of the lubricating oil is also reduced due to a decrease in the function of retaining the oil.
[0028]
Next, as for the hardness, if this is less than 50, it will be too soft, and therefore the assemblability will deteriorate, and even if it is assembled, the end of the impregnated
[0029]
When the hardness exceeds 300, the whole becomes hard. When the impregnated
[0030]
Incidentally, the hardness N mentioned here means the load after compressing a test piece made of open cell urethane resin having a diameter of 20 cm and a thickness of 50 mm by 25% and leaving it to stand for 20 seconds.
[0031]
Therefore, in the gas spring formed as described above, an upright state in which the
[0032]
Since this oil chamber is made of an open-cell urethane resin having excellent impregnation characteristics, an oil film is always formed on the outer periphery of the
[0033]
As described above, the smooth expansion and contraction operation of the gas spring is ensured and the early deterioration of the
[0034]
That is, with respect to the
[0035]
On the other hand, in the conventional example, if the annular space A defined between the
[0036]
However, in this invention, since the oil chamber is formed by housing the impregnated
[0037]
As long as that is the case, in the present invention, the
[0038]
Further, in view of the above, as shown by the broken line in FIG. 2, the
[0039]
【The invention's effect】
As described above, in the first aspect of the present invention, the cylinder body is used as the lower member and the rod body is used as the upper member, and the upright state is maintained for a long time from the mounted state or the used state. Even if it is done, it will be formed as an oil chamber having an impregnated member made of open-cell urethane resin made of polyether polyurethane resin impregnated with lubricating oil in the annular space defined by the retainer and the seal, As a result, an oil film is always formed on the outer periphery of the rod body with this impregnated member, and it is possible to avoid in advance the situation of sliding contact with the outer periphery of the rod body when the seal is dry.
[0040]
And since this impregnation member is formed with the open-cell urethane resin of the characteristic which is excellent in impregnation property, it becomes possible to always form an oil film on the outer periphery of a rod body with this impregnation member.
[0041]
In particular, in the present invention, since the polyether-based polyurethane resin is used as the open-cell urethane resin , the impregnation of the lubricating oil is of course good, but the water accumulated inside for some reason is impregnated in the impregnated member. Even if there is a touching situation, it is advantageous in that the impregnated member is not easily embrittled because of its excellent stability to water .
[0042]
As a result, according to the present invention, smooth expansion and contraction of the gas spring is ensured, and early deterioration of the seal is prevented, which is optimal for enabling its permanent use.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a gas spring according to the present invention, partially broken away.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing an enlarged main part in many embodiments.
FIG. 3 is a view showing a gas spring as a conventional example similarly to FIG.
FIG. 4 is a schematic view showing one use state of a gas spring.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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