JP4759594B2 - 遊技機および異常検出方法 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機、当該遊技機における異常を検出する異常検出方法に関する。
従来、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機がある。遊技盤はたとえばガラス板が嵌め込まれた枠部材(以下、「ガラス枠」という)にカバーされており、遊技領域は遊技盤の盤面とガラス枠との間に設けられている。遊技機は、遊技領域に打ち出された遊技球が所定の入賞口に入賞すると、入賞に応じた賞球を払い出す。
このような遊技機では、ガラス枠をこじ開けて遊技盤とガラス枠との間に隙間をつくり、この隙間から所定の入賞口に遊技球を入賞させる不正行為が横行している。ガラス枠をこじ開けるためには大きな力を要し、遊技機に大きな力を加えると少なからず遊技機に振動が生じる。遊技機の振動を検出する従来技術としては、たとえば下記特許文献1に記載された技術などがあった。
特開2002−119744号公報
しかしながら、ガラス枠をこじ開ける行為(以下、「こじ開け行為」という)は音をたてないようにゆっくりおこなわれるため遊技機が振動しにくく、上述した従来技術では、たとえば叩かれるなどして短時間の間に加えられた衝撃による遊技機の振動の検出に適しているが、こじ開け行為を検出しにくいという問題があった。
また、上述した従来技術では検知できる振動の方向が限られており、振動の方向によっては検知できない場合があるという問題があった。加えて上述した従来の技術では、こじ開け行為を発見し防止するために従業員が店舗内を高頻度で巡回したり遊技者の周辺に立っていたりすれば、遊技者に「監視されている」という圧迫感や不快感を与えてしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、正常に遊技をおこなっている遊技者に不快感を与えたり遊技に支障をきたしたりすることなく不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正を抑制することができる遊技機および異常検出方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機において、前記遊技盤の盤面および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの経時的な曲率変動量を連続して検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて、一連の曲率変動の開始から終了までの時間幅を計時する計時手段と、前記計時手段による計時結果に基づいて、前記時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって判断された判断結果を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。この発明によれば、所定時間以上をかけて遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかが変形したことを精度よく検出することができる。
また、この発明にかかる遊技機は、上記の発明において、前記判断手段が、さらに前記一連の曲率変動における曲率変動量の最大値が所定閾値を超えるか否かを判断し、当該所定閾値を超える場合に前記時間幅が所定時間以上であるか否かを判断することを特徴とする。この発明によれば、こじ開けなどの不正行為が疑われる程度に遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかが変形したことを精度よく検出することができる。
また、この発明にかかる遊技機は、上記の発明において、前記検出手段が、略円板形状のユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子と、前記ユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子から出力された電圧値のインピーダンス変換をおこなうインピーダンス変換素子と、を備えていることを特徴とする。この発明によれば、遊技盤の盤面および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの湾曲方向に拘わらず所定の時間以上をかけて遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかが変形したことをユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子単体で検出することができるので、構成の簡易化を図りつつ所定時間以上をかけて遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかが変形したことを精度よく検出することができる。
また、この発明にかかる遊技機は、上記の発明において、前記遊技領域に遊技球を打ち出す打出手段を備え、前記打出手段は、前記出力手段によって出力された出力結果に基づいて、前記遊技球の打ち出し動作を停止させることを特徴とする。この発明によれば、こじ開けあるいはこじ開けによる不正がおこなわれている可能性がある遊技機における遊技の進行を規制することができる。
また、この発明にかかる遊技機は、上記の発明において、所定の演出をおこなう演出手段を備え、前記演出手段は、前記出力手段によって出力された出力結果に基づいて、異常報知用の演出を実行することを特徴とする。この発明によれば、不正がおこなわれている可能性がある遊技機を当該遊技機の周囲に意識させることなく、遊技機を設置した店舗の店員などにそれとなく知らしめることができる。
また、この発明にかかる異常検出方法は、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機における前記遊技盤の異常を検出する異常検出方法であって、前記遊技盤の盤面および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの曲率変動量を連続して検出する検出工程と、前記検出工程による検出結果に基づいて、一連の曲率変動の開始から終了までの時間幅を計時する計時工程と、前記計時工程による計時結果に基づいて、前記時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する判断工程と、前記判断工程によって判断された判断結果を出力する出力工程と、を含むことを特徴とする。この発明によれば、所定時間以上をかけて遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかが変形したことを精度よく検出することができる。
この発明にかかる遊技機および異常検出方法によれば、正常に遊技をおこなっている遊技者に不快感を与えたり遊技に支障をきたしたりすることなく不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正を抑制することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる遊技機、および遊技機における異常検出方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(遊技機の基本構成)
はじめに、この発明の遊技機の一例について説明する。図1−1〜図1−9は、この発明の遊技機の一例を示す説明図である。図1−1〜図1−9において、この発明の遊技機は、遊技盤101を備えている。遊技盤101の盤面には、表示部102が設けられている。表示部102は、たとえば、遊技球が特定の入賞口(始動入賞口103)に入賞するごとに、複数(たとえば3つ)の図柄を順次切り替えながら表示し、所定時間後に図柄の切り替えを停止する処理をおこなう。
表示部102は、演出制御基板に設けられた演出制御部によって駆動制御されることによって所定の画像を表示する。演出制御基板および演出制御部については後述する。表示部102は、たとえばLCD(Liquid Crystal Display)などによって構成することが可能である。
遊技機は、遊技球が特定の入賞口(始動入賞口103)に入賞するごとに大当たり判定をおこない、当該大当たり判定結果に応じて適宜大当たり状態を発生させる。そして、たとえば大当たり状態の発生時には、表示部102に特定図柄(たとえば「7」が一直線上に3つ揃った「777」など)を表示し、つづいて所定の大当たり演出をおこなう。所定の大当たり演出は、遊技盤101の下部位置に設けられた大入賞口101aを開閉したり、表示部102に大当たり演出用の画像を表示したり、スピーカから大当たり演出用の音声を出力したりする。
遊技盤101において大入賞口101aの下部位置には、球送り出し機構部111が配置されている。球送り出し機構部111は、遊技のための遊技球を発射するものであり、球送り出し機構部111の駆動によって発射された遊技球は、レール104a,104b間を上昇して遊技盤101の上部位置を経由して、遊技領域105内に達する。球送り出し機構部111は、遊技領域105内に向けて遊技球を打ち出すためのソレノイド111aなどを備えており、ソレノイド111aへの通電があるごとに遊技領域105内に遊技球を間欠的に打ち出すことで、遊技盤101の遊技領域105に遊技球を発射する。
遊技領域105内には、複数の釘や風車(いずれも図示を省略する)などが設けられており、遊技領域105内に達した遊技球は釘や風車などによって各種の方向に向けて落下する。また、遊技領域105内には、遊技球の通過を検出する入賞ゲート106が配設されている。遊技球が入賞ゲート106を通過したことが検出されると、始動入賞口103が一定時間だけ開放される。
また、遊技領域105内には、普通入賞口107が配設されている。遊技領域105内を落下途中の遊技球は、それぞれ、落下経路に応じて、始動入賞口103や普通入賞口107に落下する。遊技機は、遊技球が始動入賞口103や普通入賞口107などに入賞した場合に、賞球払出装置を制御することによって、入賞位置に応じた所定個数の賞球を払い出す。遊技領域105の最下部には、始動入賞口103にも普通入賞口107にも入賞しなかった遊技球を回収する回収口108が設けられている。
また、遊技領域105内には、演出用のLED(Light Emitting Diode)や、演出用の役物が設けられている(いずれも図示を省略する)。演出用のLEDは、演出制御部によって制御されて点灯あるいは点滅する。演出用の役物は、図示を省略するモータなどによって動作するように構成されており、演出制御部によって制御されるモータの動力によって動作する。
遊技盤101の遊技領域105の外周部分には、ガラス枠110が設けられている。ガラス枠110は、遊技盤101の上下左右の4辺において遊技領域105の周囲を囲む形状を有している。また、ガラス枠110の前面側(遊技者側)は、遊技盤101の盤面から遊技者側に突出する形状とされている。これにより、この実施の形態の遊技機を、ガラス枠110を備えていない他機種の遊技機よりも目立たせることができる。そして遊技機を目立たせることにより、遊技機に対する不正行為に対する抑止力の強化を図ることができる。
ガラス枠110には、ハンドル109が取り付けられている。ハンドル109は、遊技盤101の下端部よりも下部位置に配置され、遊技盤101の盤面位置から遊技機の前面側(遊技者側)に突出している。ハンドル109は、遊技者によって操作されて、操作されている間、ソレノイド111aに通電をおこなって球送り出し機構部111に遊技球を発射させる。球送り出し機構部111は、ハンドル109の操作量(回動角度)に応じて遊技球を発射する勢いを変化させる。
またガラス枠110には、球送り出し機構部111が取り付けられている。球送り出し機構部111は、ガラス枠110の裏面であって、受け皿112の背面となる位置に設けられている。受け皿112と球送り出し機構部111とは、球通路レール113によって連通されている。球通路レール113は、受け皿112側よりも球送り出し機構部111側が低くなるように傾斜しており、受け皿112から球送り出し機構部111に向かって遊技球が1つずつ並んだ状態で移動するように構成されている。これにより球送り出し機構部111は、受け皿112から送られてきた遊技球を1つずつ発射することができる。球送り出し機構部111が発射した遊技球は、遊技盤101(における遊技領域105)とガラス枠110との間に形成される空間内を落下する。
ガラス枠110は、遊技盤101の前面側(遊技者側)を覆うガラス板114を支持している。ガラス板114は、ガラス枠110の裏面側に複数箇所(たとえば3箇所)設けられたガラス板固定フック115によって、ガラス枠110の背面側に固定されている。ガラス板114は、ガラス板固定フック115によってガラス枠110に対して着脱可能に固定されている。ガラス枠110の裏面側には鉄板116が取り付けられており、これによってガラス枠110の強度を高めることができる。
またガラス枠110は、左右方向の一端側(たとえば遊技機に正対して左側)において連結機構部118を介して外枠(機枠)117に連結されており、連結機構部118を支点として左右方向の他端側(たとえば遊技機に正対して右側)を外枠117から接離させる方向に回動可能とされている。ガラス枠110は、ガラス板114とともに遊技盤101を覆い、連結機構部118を支点として扉のように回動することによって、遊技盤101を含む外枠117の内側部分を開放することができる。ガラス枠110の他端側には、ガラス枠110の他端側を外枠117に固定するロック機構が設けられている。ロック機構による固定は、専用の鍵によって解除することが可能とされている。ガラス枠110は、遊技中は基本的にはロックされた状態とされ、遊技領域105内において遊技球が詰まった場合や遊技機のメンテナンス時など特定の状況でのみ開放される。
外枠117は、遊技盤101を支持する遊技盤保持枠119を備えている。遊技盤保持枠119は外枠117の内周側において、外周面が外枠117の内周面に接触(当接)するように設けられている。外枠117および遊技盤保持枠119は、遊技盤保持枠119によってガラス板114に対向するように遊技盤101を支持した状態で遊技盤101の裏面側を開放するように、前側および背面側が開放されている。外枠117は、たとえばアルミニウムなどの金属材料を用いて形成し、遊技盤保持枠119は木などを用いて形成することができる。外枠117および遊技盤保持枠119は、同じ材料を用いて形成されていてもよいし、異なる材料を用いて形成されていてもよい。また外枠117および遊技盤保持枠119は、金属材料および木などのように、それぞれが複数種類の材料を用いて形成されていてもよい。
外枠117とガラス枠110とは、遊技盤101を囲むように当接しており、これによってドライバーなどの工具あるいはその他の部材を、外枠117とガラス枠110との間に挿入することを防止している。外枠117には、外部端子接続用の基板、払出制御基板、スピーカ120、電源基板などが取り付けられている。外部端子接続用の基板、払出制御基板、電源基板などの各種基板は、それぞれ、外端ケース121、払出制御基板ケース122、電源基板カバー123によって覆われている。各種の制御基板をそれぞれ外端ケース121、払出制御基板ケース122、電源基板カバー123によって覆うことによって各種の制御基板に対して外部から不正な操作をおこないにくくして、セキュリティ性の向上を図ることができる。
遊技盤101の裏面には、主制御基板、賞球制御基板、演出制御基板などを含む基板ユニットが設けられている。各制御基板については図示を省略する。基板ユニットはケース124によって覆われており、これによって基板ユニットに対して外部から不正な操作をおこないにくくして、セキュリティ性の向上を図ることができる。また、遊技盤101の裏面側には、遊技機に給電するための電源プラグ125や、電源スイッチ126が設けられている。基板ユニットにおける主制御基板は、CPUやメモリを搭載しており主制御部を実現する。主制御基板に搭載されたメモリは、遊技機における基本動作の制御にかかるプログラムなどを記憶している。
また主制御基板には、主制御基板に搭載されたCPUに対するデータの入出力をおこなうI/F(インターフェイス)が設けられている。このI/Fには始動入賞口103や普通入賞口107に入賞した遊技球を検出する各種近接センサなどが接続されており、主制御基板に搭載されたCPUは各種近接センサからの出力信号に基づいて始動入賞口103や普通入賞口107における遊技球の入賞の有無を判断する。
主制御基板に搭載されたCPUは、始動入賞口103や普通入賞口107において遊技球の入賞があったと判断した場合に、I/Fを介して、所定個数の賞球を払い出させる制御信号を賞球制御基板に対して出力する。賞球制御基板は、CPUやメモリを搭載しており賞球制御部を実現する。賞球制御基板に搭載されたCPUは、主制御基板に搭載されたCPUからの信号に基づいて、所定個数の賞球を払い出すように賞球払出装置127を制御する。
また主制御基板に搭載されたCPUは、始動入賞口103に入賞した遊技球を検出する近接センサ(図示を省略する)からの出力信号に基づいて、遊技球が始動入賞口103において入賞があったと判断した場合に大当たり判定をおこなう。大当たり判定に際して、主制御基板に搭載されたCPUは、遊技機の起動時から所定時間ごとに生成している乱数を用いて大当たり用判定値を取得し、取得された大当たり用判定値とあらかじめ定められた大当たり値とが一致するか否かを判定する。そして、大当たり用判定値と大当たり値とが一致する場合を大当たりとして判定し、大当たり状態を発生させるための大当たり信号をI/Fを介して演出制御基板に対して出力する。また大当たり用判定値と大当たり値とが一致しない場合をハズレとして判定し、ハズレ信号をI/Fを介して演出制御基板に対して出力する。
演出制御基板は、CPUやメモリを搭載しており演出制御部を実現する。演出制御基板に搭載されたメモリは、演出動作の制御にかかるプログラムなどを記憶している。演出制御基板に搭載されたCPUは、主制御基板に搭載されたCPUから出力された大当たり信号あるいはハズレ信号に基づいて、大当たり演出あるいはハズレ演出を実行する。たとえば演出制御基板に搭載されたCPUは、大当たり演出あるいはハズレ演出に際して、表示部102において大当たり演出画像あるいはハズレ演出画像が表示されるように表示部102を駆動制御する。
また演出制御基板に搭載されたCPUは、大当たり演出あるいはハズレ演出に際して、たとえば演出用のLEDを点灯あるいは点滅させたり、演出用の役物を動作させるモータなどを駆動制御する。また演出制御基板に搭載されたCPUは、大当たり演出あるいはハズレ演出に際して、たとえば表示部102における表示画像にあわせた音声が出力されるようにスピーカを駆動制御する。遊技盤101の裏面側には、主制御基板、演出制御基板、賞球払出基板(いずれも図示を省略する)などの各種制御基板に加えて、ユニモルフ圧電素子(図2−1、図2−2を参照)が設けられている。
(ユニモルフ圧電素子の構成および取り付け位置)
つぎに、ユニモルフ圧電素子の構成および取り付け位置について説明する。図2−1および図2−2は、ユニモルフ圧電素子を示す説明図である。図2−1および図2−2において、ユニモルフ圧電素子210は、薄板形状の圧電素子211と金属板212とを貼り合わせた構造を有しており、圧電素子211の変形(ひずみ)が生じた場合に、生じた変形量に応じた電圧値を出力する。
ユニモルフ圧電素子210における圧電素子211および金属板212は、略円板形状を有していることが好ましい。この実施の形態のユニモルフ圧電素子210の直径は、たとえば10mm程度が好ましい。ユニモルフ圧電素子210における圧電素子211および金属板212を円板形状とすることにより、ユニモルフ圧電素子210を取り付けた対象部材(たとえば遊技盤101の盤面)がいずれの方向に湾曲した場合にも、湾曲方向に左右されることなく対象部材の曲率変動量を精度よく検出することができる。
ユニモルフ圧電素子210は、たとえば遊技盤101を対象部材とし、遊技盤101の盤面(裏面側)に金属板の板面が密着するような(遊技盤101と金属板212との接触面積が多くなるような)状態で遊技盤101に固定するとよい。ユニモルフ圧電素子210は、略円板形状の金属板の板面が遊技盤101の盤面に平行になるように設けられている。この場合、ユニモルフ圧電素子210は、遊技盤101の盤面の変形(ひずみ)が生じた場合に、生じた変形量に応じた電圧値を出力する。ユニモルフ圧電素子210の金属板212を遊技盤101に密着させて取り付けることにより、遊技盤101の盤面の変形量に応じた電圧値を精度よく出力させることができる。遊技盤101の盤面の曲率変動を検出する構成については説明を後述する(図3を参照)。
図2−1においては通常の遊技状態におけるユニモルフ圧電素子210およびその周辺を示し、図2−2においては異常検出状態におけるユニモルフ圧電素子210およびその周辺を示している。図2−1において、通常の遊技状態におけるユニモルフ圧電素子210は、遊技盤101の盤面に沿って平行な平面形状を維持している。これに対し、図2−2において遊技盤101の盤面が湾曲した異常検出状態では、遊技盤101の盤面の湾曲にともなってユニモルフ圧電素子210における金属板212が変形し、この金属板212に張り合わされている圧電素子211が変形した状態となる。図2−2に示した状態においては、圧電素子211の変形量に応じた電圧値が出力されるため、この電圧値に基づいて遊技盤101が変形したことを精度よく検出することができる。
遊技盤101の盤面の曲率変動の検出には、ユニモルフ圧電素子210に代えて、バイモルフ圧電素子を用いることも可能である。バイモルフ圧電素子は、金属板212の両面に薄板形状の圧電素子211をそれぞれ貼り合わせた構造を有しており、遊技盤101が変形すると遊技盤101の変形量に応じた電圧値を出力する。バイモルフ圧電素子においても、圧電素子211および金属板212は略円板形状を有している。なお、バイモルフ圧電素子に関しては公知の技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
ぱちんこ遊技機などの遊技機に対しては、遊技機本体(遊技盤101)とガラス枠110との間に差し込んだバールなどを梃子として利用し、ガラス枠110をこじ開けて遊技盤101とガラス枠110との間に隙間をつくり、この隙間から始動入賞口103や大入賞口101aなどに遊技球を入賞させる不正行為が横行している。
このようなこじ開け行為は、隙間をつくるために大きな力をかける必要があるが、その大きな力を瞬間的にかけた場合に発生する大きな音が周囲に不正行為を気付かせる原因となることを避けるため、比較的時間をかけてゆっくりおこなわれる。このため、この実施の形態においては、ユニモルフ圧電素子210が曲率変動を開始してから終了するまでの時間幅を計時し、計時結果に基づいて、曲率変動の開始から終了までの時間幅が所定時間以上である場合をこじ開け行為がおこなわれている(こじ開け行為がおこなわれている可能性が極めて高い)と判断する。
このこじ開け行為あるいはこじ開け行為をともなう不正行為を発見し防止するため、ユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置としては、たとえば遊技盤101の盤面が挙げられる。この場合、ユニモルフ圧電素子210は、遊技盤101の盤面における裏面側に、金属板の板面が密着するような状態で遊技盤101に固定されていることが好ましい。ユニモルフ圧電素子210を遊技盤101の裏面側に取り付けることにより、ユニモルフ圧電素子210の存在を遊技者に気付かせることなく、遊技盤101が変形したことを精度よく検出することができる。またユニモルフ圧電素子210を遊技盤101の裏面側に設けることにより、遊技領域を減らすことなく遊技盤101の変形を検出することができるので、遊技領域を演出のために有効に利用することができる。
また、ユニモルフ圧電素子210を遊技盤101に取り付ける場合、ユニモルフ圧電素子210は、たとえば金属板212の板面が遊技盤101の盤面に平行になるように設けられているとよい。さらに、この場合、ユニモルフ圧電素子210は、金属板212の板面が遊技盤101の盤面に密着した(接触面積が多くなるような)状態となるように設けられているとよい。
たとえばユニモルフ圧電素子210を遊技盤101の盤面の裏面側に取り付けた場合、遊技機においては、ユニモルフ圧電素子210から出力される電圧値に基づいて、遊技盤101の盤面の曲率変動を検出することができる。さらに、ユニモルフ圧電素子210における圧電素子211および金属板212を円板形状とすることにより、遊技盤101の盤面がいずれの方向に湾曲した場合にも、湾曲方向に左右されることなく遊技盤101の盤面の曲率変動量を精度よく検出することができる。
またユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置としては、遊技盤101とガラス枠110との接触部分あるいはその近傍が挙げられる。より具体的に、ユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置としては、ガラス枠110と外枠117との接触部分のうち連結機構部118とは反対側となる位置が挙げられる。すなわち、ユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置は、こじ開け行為をおこなうために利用した梃子(ドライバーやバールなど)の力が加わる部分(この実施の形態においては支点あるいは作用点の少なくともいずれかとなる部分)あるいはその周辺となる位置である。
ユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置としては、たとえばこじ開け行為の結果としておこなわれる遊技球の不正な入賞を検出するため、遊技領域に打ち出された遊技球が入賞する入賞口の近傍であってもよい。具体的には、たとえば始動入賞口103の近傍、始動入賞口103の周辺、普通入賞口107の近傍となる位置などが、ユニモルフ圧電素子210の好ましい位置として挙げられる。
また、ユニモルフ圧電素子210の好ましい取り付け位置としては、遊技球が遊技領域105に打ち込まれる位置から始動入賞口103,大入賞口101aあるいは普通入賞口107までに遊技球が通りうる経路の裏面側となる位置なども挙げられる。なお、ユニモルフ圧電素子210の取り付け位置は特に限定されるものではなく、遊技盤101の盤面の湾曲(曲率変動)を検出できる部分であればよい。より好ましくは、遊技盤101の盤面の湾曲(曲率変動)を、曲率変動の開始から終了までの間安定して検出できる部分とするとよい。
ユニモルフ圧電素子210の取り付け位置は、具体的には、たとえばゴムなどのように高い弾性あるいは柔軟性を有する材料ではなく、鉄板などの金属材料を用いて形成された部材や、木あるいは合板を用いて形成された部材上の位置とするとよい。これによって、ユニモルフ圧電素子210によって遊技盤101の盤面などの対象部材の湾曲(曲率変動)を検出している間に遊技機に振動などの別の外力が加えられた場合にも、検出対象となる部材(遊技盤101の板面)の湾曲(曲率変動)のみを精度よく検出することができる。
またユニモルフ圧電素子210は、たとえばガラス枠110に取り付けてもよい。具体的には、たとえばガラス枠110の裏面の鉄板116に取り付けるとよい。鉄板116のような平面部分にユニモルフ圧電素子210を取り付けることにより、ユニモルフ圧電素子210を安定して取り付けることができる。ガラス枠110の一端側は外枠117に対する連結部分によってその位置が常時固定されているため、ガラス枠110をこじ開けようとした場合には、ガラス枠110の他端側にこじ開けようとする外力が作用することが想定される。また、この外力は、ユニモルフ圧電素子210が曲率変動を開始してから終了するまでに所定時間継続(断続)して作用することが想定される。そして、このような状況では、ガラス枠110には、ガラス枠110の他端側を手前側に屈曲させるような力がはたらき、同様な力が鉄板116に対してもはたらくと考えられ、ユニモルフ圧電素子210を鉄板116に取り付けることでガラス枠110をこじ開けようとしていることを精度よく検出することができる。
またユニモルフ圧電素子210は、たとえば遊技盤101を支持する遊技盤保持枠119に取り付けてもよい。具体的には、たとえば遊技盤保持枠119の内周面に取り付けるとよい。さらに、遊技盤保持枠119において、鉄板116に対向する位置に取り付けるとよい。
上記のように、ガラス枠110をこじ開けようとした場合に鉄板116が屈曲する際、支点となる屈曲位置には大きな加重が加わり、この加重がガラス枠110を介して遊技盤保持枠119(あるいは外枠117)に加わることが想定される。また、この外力は、ユニモルフ圧電素子210が曲率変動を開始してから終了するまでに所定時間継続(断続)して作用することが想定される。そして、このような状況では、遊技盤保持枠119(あるいは外枠117)において加重が加わった部分が変形すると考えられ、ユニモルフ圧電素子210を遊技盤保持枠119に取り付けることでガラス枠110をこじ開けようとしていることを精度よく検出することができる。
またユニモルフ圧電素子210は、たとえば遊技盤保持枠119を保持する外枠117に取り付けてもよい。具体的には、たとえば上記の理由から鉄板116の近傍であってもよい。また、具体的には、たとえば遊技盤101を支持する遊技盤保持枠119において、左右方向における他端側(たとえば遊技機に正対して右側)であって、大入賞口101aあるいは始動入賞口103と同程度の高さとなる位置に取り付けるとよい。
ガラス枠110をこじ開ける場合、たとえばガラス枠110と外枠117との間にドライバーなどの工具あるいはそれに準ずる部材を挿入し、梃子のように使用することが想定される。また、この外力は、ユニモルフ圧電素子210が曲率変動を開始してから終了するまでに所定時間継続(断続)して作用することが想定される。そして、このような状況では、外枠117において梃子の支点となる位置に大きな加重が加わり、この加重によって外枠117(あるいはガラス枠110)が変形すると考えられ、ユニモルフ圧電素子210を外枠117に取り付けることでガラス枠110をこじ開けようとしていることを精度よく検出することができる。
図3は、遊技盤101の盤面の曲率変動を検出する構成を示すブロック図である。図3において、遊技盤101の盤面の曲率変動は、曲率変動検出部300を用いて検出することができる。曲率変動検出部300は、ユニモルフ圧電素子210と、インピーダンス変換素子301と、増幅器302と、バンドパスフィルタ303と、比較器304と、異常通報器305と、によって構成される。
インピーダンス変換素子301は、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧のインピーダンス変換をおこなう。インピーダンスは、交流回路における電圧と電流との比である。インピーダンス変換素子301としては、たとえばFET(Field effect transistor)などの高入力インピーダンス変換素子を用いることが可能である。
なお、インピーダンスおよびインピーダンス変換については公知の技術であるためここでは説明を省略する。インピーダンス変換素子301は、インピーダンス変換結果(電圧値)を後段の増幅器302へ出力する。増幅器302は、インピーダンス変換素子301から出力された電圧値を増幅し、後段のバンドパスフィルタ303へ出力する。
この実施の形態のように、直径10mm程度のユニモルフ圧電素子210の静電容量はおおよそ10ナノファラド前後である。そして増幅器302を入力インピーダンス1MΩ程度と高入力とした場合であってもカットオフ周波数は16Hz前後である。このような増幅器302を用いた場合、この実施の形態の大きさのユニモルフ圧電素子210から出力された電圧値を直接増幅する構成では数Hz以下の低周波数帯域における信号を検出することが困難となる。
この実施の形態の遊技機においては、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧値を高入力のインピーダンス変換素子301を用いてインピーダンス変換し、インピーダンス変換後の電圧値を増幅する構成としているため、一定のゲート高抵抗を用いて低周波数帯域における信号を精度よく検出することができる。
バンドパスフィルタ303は、増幅器302によって増幅された電圧値をフィルタリングして、0.1Hz〜5Hz以外の成分を除外し比較器304側へ通過させる。こじ開け行為に起因する電圧値はおおよそ0.1Hz〜5Hzの周波数範囲であり、バンドパスフィルタ303によって0.1Hz〜5Hz以外の成分を除外することにより、増幅器302によって増幅された電圧値成分の中からこじ開け行為に起因する成分のみを抽出することができる。こじ開け行為に起因する成分とは、上述したこじ開け行為によって遊技盤101が所定時間以上の時間をかけて変形した場合にユニモルフ圧電素子210から出力される電圧値である(図4を参照)。
比較器304は、比較用の閾値を記憶する図示しない記憶領域を備え、記憶領域に記憶された比較用の閾値とフィルタリングによって得られた電圧信号における波形パターンとを比較する。そして、比較器304は、比較結果に応じた信号を後段の異常通報器305へ出力する。比較用の閾値は、電圧値と時間とによってあらわされる波形パターンにおいて、一連の波形パターンの時間幅(所定時間)とピークの最大振幅(所定閾値)とをあらわす。
ここで、一連とは、ユニモルフ圧電素子210から出力される電圧信号が変化しはじめてからその変化が収束するまでをあらわす。収束したか否かは、たとえばユニモルフ圧電素子210から出力される電圧信号の振幅が、0電位を基準とする所定範囲内に収まったか否かに応じて判断することができる(図4を参照)。電圧信号の振幅は、たとえば電源周波数に起因するハム(ノイズ)のみが検出される場合に、0電位を基準とする所定範囲内に収まる。
上述したように、こじ開け行為は、隙間をつくるために大きな力をかける必要があるが、その大きな力を瞬間的にかけた場合に発生する大きな音が周囲に不正行為を気付かせる原因となることを避けるため、比較的時間をかけてゆっくりおこなわれると想定されるため、所定時間は、遊技盤101とガラス枠との間に隙間をつくり、かつそのこじ開け行為が周囲に怪しまれることなく完了できる程度の時間に設定されている。所定時間は、具体的にはたとえば「時間幅:0.1sec」などのように設定される。
また、所定閾値は、こじ開け行為に際して遊技盤101が最低限変形した場合にユニモルフ圧電素子210から出力される電圧値に設定され、具体的にはたとえば「最大振幅:±0.1V」などのように設定される。比較用の閾値(所定時間および所定閾値など)は、たとえば遊技機の製造時に任意に設定することが可能である。
具体的には、比較器304は、フィルタリングによって得られた電圧信号における一連の波形パターンの開始から終了までの時間幅と、比較用の閾値としての所定時間(たとえば0.1sec)と、を比較する。そして、電圧信号における時間幅が所定時間以上である場合にその旨を示す信号を後段の異常通報器305へ出力する。
また、比較器304は、電圧信号における時間幅が所定時間以上である場合に、フィルタリングによって得られた電圧信号における一連の波形パターンの最大値と比較用の閾値(たとえば、±0.1V)とを比較する。そして、電圧信号における最大値が所定閾値以上である場合にその旨を示す信号を後段の異常通報器305へ出力してもよい。
比較器304は、具体的にはたとえば、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号における時間幅が所定時間以上である場合にパルス信号を出力する。また、比較器304は、具体的にはたとえば、上記の電圧信号における時間幅が所定時間以上であってかつ当該電圧信号における最大値が所定閾値以上である場合に、パルス信号を出力してもよい。
異常通報器305は、比較器304からの出力結果に基づいて異常通報信号を出力する。異常通報器305が、たとえば図示しないスピーカに対して異常通報信号を出力した場合、スピーカからは「エラーが発生しました。係員を呼んでください。」などの音声が出力される。また、異常通報器305が、たとえば演出制御基板に対して異常通報信号を出力した場合、図示しない演出制御基板によって異常通報用の演出がおこなわれる。
曲率変動検出部300におけるインピーダンス変換素子301と、増幅器302と、バンドパスフィルタ303と、比較器304と、異常通報器305は、インピーダンス変換素子301、増幅器302、バンドパスフィルタ303、比較器304、異常通報器305の各機能を実現するプログラムを記憶するROMと、ROMに記憶されたプログラムに基づいて各種の演算処理を実行するCPUと、CPUの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能するRAMなどによって構成されるマイクロコンピュータなどによって実現することができる。
なお、インピーダンス変換素子301、増幅器302、バンドパスフィルタ303、比較器304、異常通報器305によって実現される各機能は、単一のマイクロコンピュータによって実現するものに限らず、たとえば、各部の機能を各々別個に実現するマイクロコンピュータ(回路)を組み合わせることによって実現してもよい。
つぎに、遊技機に対するこじ開け行為に起因する成分について詳細に説明する。図4は、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号の波形パターンを示すグラフである。図4においては、こじ開け行為があった場合にユニモルフ圧電素子210が出力する電圧信号を示している。図4において、こじ開け行為があった場合、ユニモルフ圧電素子210は一定の時間(上記所定時間以上の時間)をかけて電圧値が変動する電圧信号を出力する。
こじ開け行為によって遊技盤101に対して遊技盤101の盤面に交差する方向への外力が加えられると、遊技盤101の盤面は当該盤面の曲率を変動させるようにして変形(湾曲)する。上述したように、ユニモルフ圧電素子210はユニモルフ圧電素子210を構成する略円板形状の金属板212が遊技盤101に密着した状態となるように設けられているため、こじ開け行為によって遊技盤101が盤面に交差する方向に変形すると、遊技盤101の盤面の曲率が変動し、この曲率変動にともなってユニモルフ圧電素子210が変形する。このように、こじ開け行為があった場合、ユニモルフ圧電素子210は一定の時間(上記所定時間以上の時間)をかけて電圧値が変動する電圧信号を出力する。
つぎに、この発明にかかる遊技機の機能的構成について説明する。図5は、この発明にかかる遊技機の機能的構成を示すブロック図である。図5において、遊技機は、検出部501と、計時部502と、判断部503と、記憶部504と、出力部505と、打出部506と、演出部507と、を備えている。
検出部501は、遊技盤101の盤面の経時的な曲率変動量を連続して検出する。具体的には、検出部501は、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号をインピーダンス変換素子301によってインピーダンス変換し、インピーダンス変換された電圧信号を増幅器302によって増幅する。そして、増幅された電圧信号をバンドパスフィルタ303によってフィルタリングして得られる電圧値を、経時で連続して取得することによって遊技盤101の盤面の経時的な曲率変動量を検出する。
検出部501は、図3に示した曲率変動検出部300を構成するユニモルフ圧電素子210、インピーダンス変換素子301、増幅器302およびバンドパスフィルタ303によってその機能を実現することができる。すなわち、検出部501は、具体的には、たとえばユニモルフ圧電素子210から出力される電圧信号に基づいて、図3に示した曲率変動検出部300を構成するマイクロコンピュータが備えるROMやRAMなどのメモリに記憶されたプログラムのうち曲率変動量の検出に関するプログラムを、当該マイクロコンピュータが備えるCPUが実行することによってその機能を実現することができる。
計時部502は、検出部501による検出結果に基づいて、一連の曲率変動の開始から終了までの時間幅を計時する。計時部502は、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号が0電位を基準とする所定範囲外となった時点から、当該電圧信号が任意の所定時間以上連続して所定範囲内となる時点までの時間を時間幅として計時する。計時部502は、具体的には、たとえば図3に示した曲率変動検出部300を構成するマイクロコンピュータが備えるCPUが有するタイマ機能によってその機能を実現することができる。
判断部503は、計時部502による計時結果および記憶部504に記憶された比較用の閾値に基づいて、計時部502によって計時された時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する。判断部503は、具体的にはたとえば、比較器304からパルス信号が出力されたか否かをもって、計時部502によって計時された時間幅(すなわち遊技盤101の変形にかかった時間)が所定時間以上であるか否かを判断する。
また、判断部503は、比較器304からパルス信号が出力されたか否かをもって、計時部502によって計時された時間幅(すなわち遊技盤101の変形にかかった時間)が所定時間以上であって、かつ、遊技盤101の盤面の曲率変動量が所定閾値を超えるか否かを判断してもよい。
記憶部504は、具体的には、たとえば図3に示した曲率変動検出部300を構成するマイクロコンピュータが備えるROMやRAMなどのメモリによってその機能を実現することができる。判断部503は、具体的には、たとえば図3に示した曲率変動検出部300を構成するマイクロコンピュータが備えるROMやRAMなどのメモリに記憶されたプログラムのうち時間幅の判定に関するプログラムを、当該マイクロコンピュータが備えるCPUが実行することによってその機能を実現することができる。
出力部505は、判断部503によって判断された判断結果を打出部506および演出部507に出力する。出力部505は、たとえば比較器304からパルス信号が出力された場合に異常通報器305に異常通報信号を出力させることによって、判断結果を打出部506および演出部507に出力する。すなわち、異常通報信号は、遊技盤101が所定時間以上をかけて変形した場合に出力されることとなる。
出力部505は、具体的には、たとえば図3に示した曲率変動検出部300を構成するマイクロコンピュータが備えるROMやRAMなどのメモリに記憶されたプログラムのうち判断結果の出力に関するプログラムを、当該マイクロコンピュータが備えるCPUが実行することによってその機能を実現することができる。
打出部506は、遊技者などによってハンドル109が操作された場合に遊技領域105に遊技球を打ち出す。また、打出部506は、出力部505によって出力された出力結果に基づいて遊技球の打ち出し動作を停止させる。打出部506は、たとえば、遊技盤101が所定時間以上をかけて変形した場合に遊技球の打ち出し動作を停止させる。打出部506は、具体的にはたとえば球送り出し機構部111によってその機能を実現することができる。
演出部507は、所定の演出をおこなう。演出部507は、たとえば、始動入賞口103における入賞の有無に応じた通常の演出をおこない、大当たり状態になった場合には大当たり演出をおこなう。また、演出部507は、遊技盤101が所定時間以上をかけて変形した場合に、異常通報用の演出を実行する。異常通報用の演出は、具体的にはたとえば演出用のLEDの発光輝度を高めたり、点滅頻度を通常時よりも多くしたりあるいは点灯し続けたりする。
また、異常通報用の演出は、具体的にはたとえば図示しないスピーカから「ピーピーピー」という演出の進行に無関係な音声を出力したり、「扉が開いています。店員をお呼びください。」などの音声ガイダンスを出力したりすることによりおこなう。演出部507は、演出制御部を構成するROM、RAMなどのメモリに記憶されたプログラムを、当該マイクロコンピュータが備えるCPUが実行することによってその機能を実現することができる。
つぎに、遊技機の処理手順について説明する。図6は、遊技機の処理手順を示すフローチャートである。図6において、まず、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号に基づいて、遊技盤101の盤面の曲率変動があるまで待って(ステップS601:No)、曲率変動があった場合(ステップS601:Yes)は曲率変動が開始してからの経過時間の計時を開始する(ステップS602)。
つぎに、ユニモルフ圧電素子210から出力された電圧信号に基づいて、遊技盤101の盤面の一連の曲率変動が終了したか否かを判断する(ステップS603)。ステップS603においては、ユニモルフ圧電素子210から出力される電圧信号の振幅が0電位を基準とする所定範囲内に収まっている時間があらかじめ設定された一定時間以上連続したか否かを判断することによって、一連の曲率変動が終了したか否かを判断する。
ステップS603においては、一連の曲率変動が終了するのを待つ(ステップS603:No)。ステップS603においては、ユニモルフ圧電素子210から出力される電圧信号の振幅が0電位を基準とする所定範囲内に収まった時間が、あらかじめ設定された一定時間以上連続したことをもって、一連の曲率変動が終了したと判断する。また、ステップS603においては一連の曲率変動が終了した場合に、ステップS602において開始した計時を終了する。
ステップS603において、一連の曲率変動が終了した場合(ステップS603:Yes)は、ステップS602において計時を開始した一連の曲率変動時に出力された電圧信号に基づいて、電圧値が所定の閾値を超えたか否かを判断する(ステップS604)。超えていない場合(ステップS604:No)は、一連の処理を終了する。
ステップS604において、一連の曲率変動時に出力された電圧信号における電圧値が所定の閾値を超えた場合(ステップS604:Yes)は、ステップS602において計時を開始してからステップS603:Yesにおいて一連の曲率変動が終了するまでの時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する(ステップS605)。所定時間以上ではない場合(ステップS605:No)は、一連の処理を終了する。
ステップS605において、時間幅が所定時間以上である場合(ステップS605:Yes)は、こじ開け行為がおこなわれている疑いがあると判断できるので、ハンドル109が操作されることによる球送り出し機構部111に対する発射指示があったか否かを判断する(ステップS606)。そして、発射指示があった場合(ステップS606:Yes)は、球送り出し機構部111による発射動作を停止し(ステップS607)、一連の処理を終了する。ステップS607においては、球送り出し機構部111による発射動作を停止することに加えて、演出制御部によって異常通報用の演出を実行してもよい。
一方、ステップS606において、こじ開け行為がおこなわれている疑いがあると判断できる状況であっても球送り出し機構部111に対する発射指示がない場合(ステップS606:No)は、演出制御部によって異常通報用の演出を実行して(ステップS608)、一連の処理を終了する。これによって、ハンドル109が操作されていない状態であってもこじ開け行為の疑いがある遊技機を、当該遊技機の周囲の顧客や店員などの目に触れやすくして、こじ開け行為をともなう不正行為を防止することができる。
なお、この実施の形態の遊技機においては、ステップS605において一連の曲率変動に要した時間幅が所定時間以上であるか否かを判断し、当該時間幅が所定時間以上である場合をこじ開け行為がおこなわれている疑いがあると判断するようにしたが、これに限るものではない。一連の曲率変動に要した時間幅が、あらかじめ設定された所定の時間範囲内にある場合をこじ開け行為がおこなわれている疑いがあると判断するようにしてもよい。
具体的には、たとえば一連の曲率変動に要した時間幅が所定時間以上である場合は、球送り出し機構部111に対する発射指示があったか否かを判断する前に、一連の曲率変動に要した時間幅が別途設定された第2の所定時間以内であるか否かを判断する。第2の所定時間は、たとえば「1時間」あるいは「24時間」などのように、こじ開け行為以外の原因(たとえば遊技盤101の経時劣化など)によって遊技盤101が変形したと判断できる時間である。
そして、一連の曲率変動に要した時間幅が第2の所定時間以内である場合をこじ開け行為がおこなわれている疑いがあると判断する。この場合は遊技盤101が変形した場合にもすべての変形をこじ開け行為によるものとは判断しないので、たとえば所定時間以上継続して徐々に変形した場合は除外される。これによって、こじ開け行為を一層精度よく検出し、発見することができる。
上述したように、この発明にかかる実施の形態の遊技機によれば、所定時間以上をかけて遊技盤101が湾曲(変形)したことを精度よく検出することができる。これによって、正常に遊技をおこなっている遊技者に不快感を与えたり遊技に支障をきたしたりすることなく、こじ開け行為あるいはこじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正を抑制することができる。
また、一連の曲率変動の時間幅が所定時間以上であるか否かに加えて、一連の曲率変動における電圧値の最大値が所定閾値を超えるか否かをもってこじ開け行為の有無を判断することにより、こじ開け行為などの不正行為が疑われる程度に遊技盤が変形したことを一層精度よく検出することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の遊技機によれば、遊技盤101の盤面の湾曲方向に拘わらず所定の時間以上をかけて遊技盤101が湾曲(変形)したことを、1つのユニモルフ圧電素子210で精度よく検出することができる。これによって、簡易な構成によって、正常に遊技をおこなっている遊技者に不快感を与えたり遊技に支障をきたしたりすることなく、こじ開け行為あるいはこじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正を抑制することができる。
上記においては、一例としてユニモルフ圧電素子210が遊技盤101の盤面の曲率変動を検出可能な状態で取り付けられている場合について説明したが、たとえばユニモルフ圧電素子210をガラス枠110に取り付けた場合には、ガラス枠110が所定時間以上をかけて湾曲(変形)したことを精度よく検出することができる。そして、この場合にも一連の曲率変動の時間幅が所定時間以上であるか否かに加えて、一連の曲率変動における電圧値の最大値が所定閾値を超えるか否かをもってこじ開け行為の有無を判断することにより、こじ開け行為などの不正行為が疑われる程度に遊技盤が変形したことを一層精度よく検出することができる。
また、ユニモルフ圧電素子210を遊技盤保持枠119に取り付けた場合には、遊技盤保持枠119が所定時間以上をかけて湾曲(変形)したことを精度よく検出することができる。これによって、遊技盤保持枠119を湾曲(変形)させることによる不正がおこなわれている可能性のある遊技機を精度よ発見することができる。そして、この場合にも一連の曲率変動の時間幅が所定時間以上であるか否かに加えて、一連の曲率変動における電圧値の最大値が所定閾値を超えるか否かをもってこじ開け行為の有無を判断することにより、こじ開け行為などの不正行為が疑われる程度に遊技盤が変形したことを一層精度よく検出することができる。
さらに、ユニモルフ圧電素子210を外枠117に取り付けた場合には、外枠117が所定時間以上をかけて湾曲(変形)したことを精度よく検出することができる。これによって、外枠117を湾曲(変形)させることによる不正がおこなわれている可能性のある遊技機を精度よ発見することができる。そして、この場合にも一連の曲率変動の時間幅が所定時間以上であるか否かに加えて、一連の曲率変動における電圧値の最大値が所定閾値を超えるか否かをもってこじ開け行為の有無を判断することにより、こじ開け行為などの不正行為が疑われる程度に遊技盤が変形したことを一層精度よく検出することができる。
このように、遊技盤101の盤面以外が湾曲(変形)したことを検出する構成とした場合、遊技盤101に直接不正な行為がなされる以前、すなわち遊技盤101に不正な行為をおこなうためにガラス枠110をこじ開けようとしている時点で外を湾曲(変形)させることによる不正がおこなわれている可能性のある遊技機を精度よ発見することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の遊技機によれば、こじ開け行為がおこなわれている疑いがある場合にはこじ開け行為がおこなわれている可能性がある遊技機における遊技の進行を規制することができるので、こじ開け行為あるいはこじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正を抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の遊技機によれば、こじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を当該遊技機の周囲の客などに意識させることなく、遊技機を設置した店舗の店員などにそれとなく知らしめることができる。これによって過度に目立たせることなくこじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくするとともに、以降の不正行為を抑制することができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の遊技機および異常検出方法によれば、正常に遊技をおこなっている遊技者に不快感を与えたり遊技に支障をきたしたりすることなくこじ開け行為あるいはこじ開け行為をともなう不正行為が疑われる遊技機を発見しやすくし、あるいは不正行為を抑制することができるという効果を奏する。
なお、この実施の形態で説明した異常検出方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、この発明にかかる遊技機および異常検出方法は、遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機、当該遊技機における遊技盤および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの異常を検出する異常検出方法に有用であり、特に、ぱちんこ遊技機などのように遊技盤がガラス枠でカバーされた遊技機および当該遊技機における異常検出方法に適している。
この発明の遊技機の一例を示す説明図(その1)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その2)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その3)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その4)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その5)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その6)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その7)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その8)である。 この発明の遊技機の一例を示す説明図(その9)である。 ユニモルフ圧電素子を示す説明図(その1)である。 ユニモルフ圧電素子を示す説明図(その2)である。 遊技盤の盤面の曲率変動を検出する構成を示すブロック図である。 ユニモルフ圧電素子から出力された電圧信号の波形パターンを示すグラフである。 この発明にかかる遊技機の機能的構成を示すブロック図である。 遊技機の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
101 遊技盤
105 遊技領域
110 ガラス枠
114 ガラス板
116 鉄板
117 外枠(機枠)
119 遊技盤保持枠
210 ユニモルフ圧電素子
211 圧電素子
212 金属板
301 インピーダンス変換素子
501 検出部
502 計時部
503 判断部
504 記憶部
505 出力部
506 打出部
507 演出部

Claims (5)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機において、
    前記遊技盤の盤面および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの経時的な曲率変動量を連続して検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、一連の曲率変動の開始から終了までの時間幅を計時する計時手段と、
    前記一連の曲率変動における曲率変動量の最大値が所定閾値を超えるか否かを判断し、当該所定閾値を超える場合に、前記計時手段による計時結果に基づいて、前記時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって判断された判断結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記検出手段は、略円板形状のユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子と、前記ユニモルフ圧電素子またはバイモルフ圧電素子から出力された電圧値のインピーダンス変換をおこなうインピーダンス変換素子と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域に遊技球を打ち出す打出手段を備え、
    前記打出手段は、前記出力手段によって出力された出力結果に基づいて、前記遊技球の打ち出し動作を停止させることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 所定の演出をおこなう演出手段を備え、
    前記演出手段は、前記出力手段によって出力された出力結果に基づいて、異常報知用の演出を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  5. 遊技球が打ち出される遊技領域が設けられた遊技盤を備える遊技機における前記遊技盤の異常を検出する異常検出方法であって、
    前記遊技盤の盤面および当該遊技盤を支持する支持部材の少なくともいずれかの曲率変動量を連続して検出する検出工程と、
    前記検出工程による検出結果に基づいて、一連の曲率変動の開始から終了までの時間幅を計時する計時工程と、
    前記一連の曲率変動における曲率変動量の最大値が所定閾値を超えるか否かを判断し、当該所定閾値を超える場合に、前記計時工程による計時結果に基づいて、前記時間幅が所定時間以上であるか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程によって判断された判断結果を出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする異常検出方法。
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