JP4758970B2 - 空気供給用のポンプ - Google Patents

空気供給用のポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP4758970B2
JP4758970B2 JP2007263706A JP2007263706A JP4758970B2 JP 4758970 B2 JP4758970 B2 JP 4758970B2 JP 2007263706 A JP2007263706 A JP 2007263706A JP 2007263706 A JP2007263706 A JP 2007263706A JP 4758970 B2 JP4758970 B2 JP 4758970B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
rotating body
tire
pressure
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007263706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009090826A (ja
Inventor
雅史 北川
正志 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007263706A priority Critical patent/JP4758970B2/ja
Publication of JP2009090826A publication Critical patent/JP2009090826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4758970B2 publication Critical patent/JP4758970B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/001Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving
    • B60C23/003Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres
    • B60C23/00372Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres characterised by fluid diagrams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/001Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving
    • B60C23/003Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres
    • B60C23/00309Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres characterised by the location of the components, e.g. valves, sealings, conduits or sensors
    • B60C23/00318Devices for manually or automatically controlling or distributing tyre pressure whilst the vehicle is moving comprising rotational joints between vehicle-mounted pressure sources and the tyres characterised by the location of the components, e.g. valves, sealings, conduits or sensors on the wheels or the hubs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C23/00Devices for measuring, signalling, controlling, or distributing tyre pressure or temperature, specially adapted for mounting on vehicles; Arrangement of tyre inflating devices on vehicles, e.g. of pumps or of tanks; Tyre cooling arrangements
    • B60C23/10Arrangement of tyre-inflating pumps mounted on vehicles
    • B60C23/12Arrangement of tyre-inflating pumps mounted on vehicles operated by a running wheel
    • B60C23/127Arrangement of tyre-inflating pumps mounted on vehicles operated by a running wheel the pumps being mounted on the hubs

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載され、その車両のタイヤに空気を供給する空気供給用のポンプに関する。
自動車は、市街地を走行する場合と、高速道路を走行する場合とでは、タイヤの空気圧を変えることにより走行性能が向上することが知られている。しかし、市街地と高速道路とで走行する場所が変わる度に、走行を中断してタイヤの空気圧を調整することは手間がかかり現実的でない。このため、走行中において、タイヤの空気圧が調整できる空気供給用のポンプが提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。これらの空気供給用のポンプでは、車両が走行してタイヤが回転することにより空気供給用のポンプが作動しタイヤの空気圧を調整することができる。
特開2005−313738号公報 特開2006−248258号公報 特開2007−1482号公報
しかしながら、従来の空気供給用のポンプでは、車両に搭載するために、ホイールもしくはハブを専用の構造にする必要があった。既存のホイールやハブを用い、それらにわずかな加工を加えることで、車両に空気供給用のポンプが搭載できれば、低コスト化でき量産性を向上できる。
そこで、本発明は、従来のホイールやハブを用い、それらにわずかな加工を加えることで、車両に搭載可能な空気供給用のポンプを提供することを目的とする。
本発明の空気供給用ポンプは、タイヤ空気室に空気を供給するポンプであって、前記ポンプは、ホイールハブのフランジ部の内面側と、前記フランジ部に固定されるブレーキディスクロータの環状ディスク部の内周側と、前記フランジ部に連続して形成される前記ホイールハブの軸部を軸受を介して支持する車両の非回転部とで囲まれた空間に配置されている。この空間は、既存の車両においても存在する空間であるので、既存のホイールやハブに対して、わずかな加工を加えるだけで、この空間に空気供給用のポンプを搭載できる。また、既存の空間を有効利用できるので、空気供給用のポンプのために新たに用意する空間が不要あるいは最低限ですみ、車両をコンパクトに構成することができる。
そして本発明の空気供給用ポンプは、前記フランジ部に固定され、前記ハブと同一の回転軸に対して回転する第1回転体と、前記第1回転体に対して相対回転自在に支持され、前記ハブと同一の回転軸に対して回転する第2回転体とを備え、前記第2回転体の回転を制動して前記第1回転体と前記第2回転体とに相対回転を生じさせ、この相対回転に基づいてポンピングが行われる。これによれば、空気供給用のポンプは、前記空間において、車両の走行によるホイールハブの回転を、ポンピングの動力とすることができる。
本発明によれば、従来のホイールやハブを用い、それらにわずかな加工を加えることで、車両に搭載可能な空気供給用のポンプを提供できる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1に、本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置1の構成図を示す。タイヤ空気圧調整装置1は、自動車等の車両20に搭載されている。タイヤ空気圧調整装置1は、ポンプ制御部7と、タイヤ5毎に設けられたポンプ2と、チェック弁3と、第1リリーフ弁4と、圧力センサ6と、受信機8とを有している。圧力センサ6は、タイヤ5によって形成されたタイヤ空気室5aの圧力を計測する。受信機8は、圧力センサ6からタイヤ空気室5aの圧力値を受信する。ポンプ制御部7は、受信機8からタイヤ空気室5aの圧力値を取得する。ポンプ制御部7は、タイヤ空気室5aの圧力が第1閾値未満であれば、ポンプ2にポンピングを行わせる。ポンプ2はタイヤ5(車輪)毎に設けられている。ポンプ制御部7は、バッテリ31から電力が供給されている。
ポンプ2は、ポンピングすることにより、チェック弁3を介して、タイヤ空気室5aに空気を供給し、タイヤ空気室5aの圧力を上昇させることができる。ポンプ2は、ポンプ制御部7によってタイヤ空気室5aの圧力が第1閾値未満になるとポンピングをするので、タイヤ空気室の圧力を第1閾値以上に維持することができる。
チェック弁3は、ポンプ2の吐出口11c(図3参照)とタイヤ空気室5aとの間に挿入されている。チェック弁3は、ポンプ2からタイヤ空気室5aに圧送された空気の逆流を防止するので、タイヤ空気室5aの圧力を効率的に昇圧し、タイヤ空気室5aの圧力の値を維持することができる。
第1リリーフ弁4は、タイヤ空気室5aに接続されている。具体的には、チェック弁3とタイヤ空気室5aとを接続する配管の途中に接続されている。第1リリーフ弁4は、タイヤ空気室5a内の圧力が前記第1閾値より小さい第2閾値未満では、タイヤ空気室5a内の空気を排気しないように設定されている。また、第1リリーフ弁4は、タイヤ空気室5a内の圧力が第2閾値以上では、タイヤ空気室5a内の空気を、ポンプ2によって供給可能な空気の供給速度より遅い排気速度で排気するように設定されている。第1リリーフ弁4は、第2閾値未満ではタイヤ空気室5a内の空気を排気しないので、タイヤ空気室5aの圧力を第2閾値以上に維持することができる。そして、この第2閾値を、市街地を走行するのに適した圧力に設定する。また、第1リリーフ弁4は、第2閾値以上でポンプ2によって供給可能な空気の供給速度より遅い排気速度で排気(リーク)することができる。一定時間ポンプ2のポンピングを休止すれば、タイヤ空気室5aの排気速度に応じた一定の圧力分を低減することができる。そして、低減した一定の圧力分を昇圧するために一定時間ポンピングすれば、ポンプ2の供給速度から第1リリーフ弁4の排気速度を引いた供給速度で、一定の圧力分だけ昇圧させることができる。このように、一定時間のポンピングと一定時間の休止を繰り返すことにより、タイヤ空気室5aの圧力を前記第1閾値の前後で維持することができる。
尚、第1閾値は、タイヤ空気室5aの温度、車両20の車速、車両20の走行時間、車両20に搭載されたバッテリ31の電圧に応じて大きさを変えている。このようにきめ細かく設定することで、走行性能を向上させることができる。また、4つのタイヤ5のそれぞれに対して、ポンプ2や圧力センサ6等が設けられているので、タイヤ5毎に値の異なった第1閾値を設定することができる。例えば、前輪と後輪のタイヤ空気室5aの圧力を違えたり、進行方向に向かって右側のタイヤ5と左側のタイヤ5とでタイヤ空気室5aの圧力を違えたりすることができる。このように4輪のタイヤ空気室5aの圧力を独立して制御できるので、一層の走行性能の向上が図れる。
また、前記圧力センサ6には、TPMS(Tire Pressure Monitoring System)を用いている。TPMSは、タイヤ5の走行中のバーストを防止するために、走行中のタイヤ5のタイヤ空気室5aの圧力が所定の範囲内に入っているか否か、さらに、走行中のタイヤ空気室5aの温度が所定の範囲内に入っているか否かのモニタをしている。それぞれの範囲を外れた場合は、異常と検知され、走行を中断するように運転者に警告が表示される。このため、TPMSでは、タイヤ空気室5aの圧力と温度を正確に測定する必要があり、タイヤ空気室5a内に圧力センサ6と温度センサとが配置され、圧力と温度が直接測定されている。測定された圧力と温度は、圧力センサ6等から受信機8へ無線にて送信されることで、圧力と温度のモニタリングを可能にしている。このように、TPMSでは、タイヤ空気室5aの圧力と温度をモニタしているので、モニタされた圧力と、必要に応じて温度を、タイヤ空気圧調整装置1において用いている。
図2と図3に、本発明の実施形態に係るポンプ2の分解斜視図を示している。図2は、視点を車両20の内側に置き、図3は、視点を車両20の外側に置いている。なお、ハブ(ホイールハブ)9と軸受(ベアリング)32とスタッドボルト10は、ポンプ2を構成しないが、ポンプ2はハブ9に固定されるので、この固定方法がわかるようにハブ9と軸受32とスタッドボルト10も合わせて記載している。すなわち、ポンプ2は、第1回転体11と、ベーン12aとバネ12bのついた第2回転体12と、2つのベアリング13a、13bと、磁性体14と電磁石15とで構成される制動部16とを有している。第1回転体11、第2回転体12、2つのベアリング13a、13b、磁性体14は、それぞれ、回転軸Oを中心軸とするリング形状をしている。
ハブ9は、車両20の非回転部21(図4参照)、例えばナックルに、ベアリング(軸受)32を介して回転自在に支持される。ハブ9は回転軸Oを回転軸として回転する。ハブ9は、ホイール23(図4参照)とブレーキディスクロータ22(図4参照)を固定するフランジ部9dと、フランジ部9dに連続して形成され前記ベアリング32に回転自在に支持される軸部9eとを有している。フランジ部9dには5本のスタッドボルト10が差し込まれており、このスタッドボルト10を用いて、タイヤ5が付いたホイール23(図4参照)とブレーキディスクロータ22(図4参照)を、フランジ部9dに固定することができる。フランジ部9dには、車両20の内側から外側の方向に貫通する連通孔9aが設けられている。また、フランジ部9dには、車両20の内側から外側の方向に貫通するボルト貫通孔9cが等間隔に4個設けられている。図3に示すように、フランジ部9dと第1回転体11とは、ボルト9bをボルト貫通孔9cを通してボルト締結穴11eに締結させることにより固定される。締結時にはスタッドボルト10が第1回転体11に干渉しないように、第1回転体11にはスタッド逃げ穴11gが設けられている。このことによりフランジ部9dと第1回転体11とは面接触し、図3に示す吐出口11cと連通孔9aとを連通させることができる。
また、第1回転体11のフランジ部9dとの接触面には、図3に示すように吸気溝11fが形成されている。吸気溝11fは、その接触面の端部にまで達し、そのため第1回転体11の外周面(側面)の一部が切り欠いている。図3に示すように、吸気溝11fの底部には吸気口11dが設けられている。図2に示すように、その接触面の裏面には、全域にわたって掘られた溝が形成され、その溝によりポンプ室11aが形成されている。このポンプ室11a(溝)の底面は、斜板11bになっており、ポンプ室11aの円環の周方向に沿って、斜板11bの板厚が滑らかに変化している。言い換えると、ポンプ室11a(溝)の深さも周方向に滑らかに変化している。
第2回転体12は、2つのベアリング13a、13bによって、第1回転体11に対して相対回転自在に支持され、車両20の内側方向を向いた面に円環状の円環凸部12dを有している。図2に示すように、この円環凸部12dの外周側面にベアリング13aの内輪が嵌められて固定され、第1回転体11のポンプ室11a(溝)の外周壁面にベアリング13aの外輪が嵌めこまれて固定されている。ベアリング13aの外輪と内輪とがスライドすることで、第1回転体11と第2回転体12とは相対回転する。同様に、円環凸部12dの内周側面にベアリング13bの外輪が嵌められて固定され、第1回転体11のポンプ室11a(溝)の内周壁面にベアリング13bの内輪が嵌めこまれて固定されている。ベアリング13bの外輪と内輪とがスライドすることで、第1回転体11と第2回転体12とは相対回転する。このように、原理的には、ベアリング13aと13bとはどちらか1つでもよいのであるが、ポンピングの際には圧力が第2回転体12に周方向で不均一に作用するので、第1回転体11と第2回転体12とで一致している回転軸Oがぶれないように、2つのベアリング13a、13bを用いている。
図3に示すように、第2回転体12には、ベーン収納溝12cが形成されている。ベーン収納溝12cの底部にバネ12bが、ベーン収納溝12cの深さ方向に伸縮自在に固定される。このバネ12bにベーン12aが固定される。図2に示すようにベーン12aには穴が設けられ、この穴の底部にバネ12bが伸縮自在に固定され、バネ12bは収縮した際には、バネ12bはこの穴の中に収納される。ベーン収納溝12cの幅は、ベーン12aの幅とほぼ等しく、ベーン12aをベーン収納溝12c内に収めることができる。ベーン収納溝12cの深さは、ベーン12aの高さとほぼ等しく、バネ12bが縮む方向にベーン12aをベーン収納溝12c内に押し込むと、ベーン12aの車両20の外側方向を向いた面の高さを、第2回転体12の車両20の外側方向を向いた面の高さに一致させることができる。この第2回転体12の車両20の外側方向を向いた面は、第1回転体11のポンプ室11a(溝)の開口部を覆い、ポンプ室11a(溝)を密閉する。そして、この第2回転体12の車両20の外側方向を向いた面は、第1回転体11の斜板11bと対向する。ベーン12aは、バネ12bの伸びようとする力により、斜板11bに圧接する。ベーン12aは、圧接した状態でも、その一部はベーン収納溝12cに収納されているので、ベーン収納溝12cの深さ方向にしか動けない。このことにより、ポンプ室11aは、2つのベーン12aにより2つに仕切られ、仕切られたそれぞれのポンプ室11aは密閉することができる。
前記説明してきた構成により、第1回転体11と第2回転体12とが相対回転すると、ベーン12aは、斜板11bを摺動する。摺動すると仕切られたポンプ室11aの斜板11bが移動するので、仕切られたポンプ室11aの容積の拡大縮小が行われ、ロータリーベーン式のポンプとしてポンピングすることが可能になる。なお、ベーン12aとして、カーボン(C)を素材とするベーンもしくはダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティング加工を施したベーンなどを用いれば、潤滑剤の不要な無潤滑設計が可能になる。
磁性体14には、車両20の内側から外側の方向に貫通するボルト貫通孔14aが等間隔に4個設けられている。図2に示すように、磁性体14と第2回転体12とは、ボルト14bをボルト貫通孔14aを通して、第2回転体12の円環凸部12dに設けられたボルト締結穴12eに、締結させることにより固定される。このことにより、磁性体14は、第2回転体12と一体となって回転し、また、磁性体14が回転を止めれば第2回転体12も回転を止めることになる。図2に示すように、電磁石15は、磁性体14に対向するように近接させて配置される。電磁石15は、車両20の非回転部21(図4参照)、例えばナックルに固定される。電磁石15は、磁性体14に対して吸引力を発生させることにより、磁性体14の回転をポンピングに必要な最小限の制動トルク特性で制動させ、このことにより、第2回転体12の回転を制動させることができる。第2回転体12の回転の制動により、第1回転体11と第2回転体12とに相対回転を生じさせることができ、前記ロータリーベーン式のポンプ2がポンピングすることになる。図3に示す吸気口11dと吐出口11cとは、斜板11b(図2参照)を貫通して、ポンプ室11aに接続している。ポンピングにおいては、吸気口11dから空気をポンプ室11aに吸気し、吐出口11cからポンプ室11aで圧縮された空気が吐出される。
逆に、ポンプ2がポンピングをしていないときは、電磁石15は磁性体14と第2回転体12の回転を制動せず、第2回転体12は、制動されなければ、ポンピングの負荷が生じないように、第1回転体11と同じ周期で(同期して)回転する。ここで、凍結や故障によりポンプに引き摺りやロックが生じた場合を考えると、具体的には、第1回転体11と第2回転体12とが互いに引き摺ったりロックしたりすることになり、第1回転体11と第2回転体12とは同周期で回転することになる。このように、ポンプが故障したときと、ポンプがポンピングをしていないときとで、同じ動きをし、第1回転体11と第2回転体12とは同周期で回転する。このため、たとえポンプが故障しても、電磁石15が磁性体14と第2回転体12の回転を制動しなければ、ポンプがポンピングをしていないときと同様の状況になるだけなので、走行不安定になったり、走行不能に至ったりすることがなく、仮に電磁石15が磁性体14と第2回転体12の回転を制動したとしても、電磁石による吸引力が走行抵抗に加わるだけなので、この場合においても走行不安定になったり、走行不能に至ったりすることはない。したがって、フェイルセーフの構造になっている。
図3に示すように、吸気口11dは、ハブ9のフランジ部9dに対向して配置されるので、直接水や土がかかることは無いが、吸気口11dまでの空気の流路を確保する必要がある。この流路として設けられたのが、吸気溝11fである。吸気溝11fの上部は、ハブ9のフランジ部9dで塞がれるので、第1回転体11の外周側面および内周側面に設けられた吸気溝11fの端部から、空気が導入される。吸気溝11f内にフィルタを埋め込めば、空気の吸入に伴って吸入される、水や土等の異物をより確実に除去することができる。
図4に、実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置1(図1参照)を装備した車両20のタイヤ5周りの断面斜視図を示す。ポンプ2は、円環状をしており、ハブ9のフランジ部9dに固定されている。ポンプ2は、タイヤ5を装着したホイール23の内側に配置され、さらには、フランジ部9dの内面側と、フランジ部9dに固定されるブレーキディスクロータ22の環状ディスク部22cの内周側と、フランジ部9dに連続して形成されるハブ9の軸部9eの外周をベアリング32を介して支持する車両20の非回転部21、例えばナックルとで囲まれた空間に配置されている。この空間は、既存の車両20においても存在する空間であるので、既存のホイール23やハブ9に対して、わずかな加工を加えるだけで、この空間に空気供給用のポンプ2を搭載できる。また、既存の空間を有効利用できるので、空気供給用のポンプ2のために新たに用意する空間が不要あるいは最低限ですみ、車両20をコンパクトに構成することができる。
フランジ部9dの外面側に、ブレーキディスクロータ22とホイール23とが、スタッドボルト10と図示しないナットによって固定されている。ブレーキディスクロータ22は、フランジ部9dの外面側に固定されるフランジ部22bと、ハブ9の回転の制動(車両20の制動)時にブレーキキャリパ18に制動力を付与される環状ディスク部22cと、筒部22dとを有している。筒部22dは円筒形をしており、内径がフランジ部9dの外径より大きくなっている。そして、筒部22dの一端は、フランジ部22bに固定されている。筒部22dの他端は、前記一端に対してフランジ部9dの外面側から内面側へ向かう方向に配置され、環状ディスク部22cの内周側に固定されている。
ブレーキキャリパ18は、キャリパボディ18a内で、ピストン18bがインナパッド18cからアウタパッド18dへの方向に伸びることで、環状ディスク部22cの両面をインナパッド18cとアウタパッド18dとで挟んで圧接することができる。この圧接により環状ディスク部22cの回転を制動でき、ブレーキディスクロータ22、さらには、ハブ9とホイール23とタイヤ5の回転を制動させ、最終的に車両20の走行を制動させることができる。
環状ディスク部22cは、車両20の制動時にブレーキキャリパ18によって制動力が付与されることから、環状ディスク部22cの両側にインナパッド18cやアウタパッド18dのようなブレーキキャリパ18の一部が配置される。このため、環状ディスク部22cとホイール23との間にはアウタパッド18dのようなブレーキキャリパ18の一部を配置するためのスペースが必要であり、このスペースを確保する目的で環状ディスク部22cをホイール23から離すために、筒部22dが設けられている。このため、フランジ部9dの内面側に位置するスペースは、環状ディスク部22cの内周の内側であって、筒部22dに囲まれることになる。したがって、このスペースはディスクブレーキの設計上必然的に出来る空間であり、サスペンション、ブレーキ、アクスルに関して機能上の役割を有しておらず、ポンプ2のような部品を配置することで周囲の部品や機構が機能的に損なわれることはない。したがって、このスペースはポンプ2の配置に適していると考えられる。そして、ポンプ2を、環状ディスク部22cの内周および筒部22dの内周面に沿って配置することで、このスペースいっぱいにポンプ2を配置することができ、排気量の大きなポンプ2を提供することができる。
タイヤ空気室5aの中のホイール23の表面には、吸湿材17と圧力センサ6が貼り付けられている。吸湿材17によれば、吸気した空気に含まれる水分によってタイヤ空気室5a内等が結露するのを防止することができる。
図5に、図4のポンプ2周辺の拡大図を示す。ポンプ2とブレーキディスクロータ22との間には、クリアランス(スペース)Sが設けられている。また、ポンプ2とナックル21との間にも、クリアランス(スペース)Sが設けられている。これらのクリアランス(スペース)Sは、ポンプ2が吸気する空気の流路になっている。また、ナックル21は回転しないが、ポンプ2は、ハブ9とともに回転するので、ポンプ2とナックル21とがポンプ2の回転の際に干渉しないためにも、ポンプ2とナックル21の間にはクリアランス(スペース)Sが設けられている。
また、2つのサークリップ25が、第1回転体11に一部埋め込まれて固定されている。1つのサークリップ25は、ベアリング13aの外輪に当接し、ベアリング13aおよび第2回転体12が、車両20の内側方向に移動するのを防止している。同様に、もう1つのサークリップ25は、ベアリング13bの内輪に当接し、ベアリング13bおよび第2回転体12が、車両20の内側方向に移動するのを防止している。
次に、ポンプ2のポンピングを詳細に説明する。図6(a)に、第1回転体11の斜視図を示す。図6(a)に示すように、説明を容易にするために、周方向に角度座標を設定している。吸気口11dの位置が、角度座標90度とし、吐出口11cの位置が、角度座標180度とした。そして、これらに対応するように、0度、270度が設定でき、0度から360度までの角度座標が定義できる。2つのベーン12aは、角度座標で180度離れて配置されている。
図6(b)に、角度座標0度におけるポンプ2の、回転軸Oを含む平面で切断した断面図を示す。同様に、図6(c)に、角度座標90度におけるポンプ2の断面図を示し、図6(d)に、角度座標180度におけるポンプ2の断面図を示し、図6(e)に、角度270度におけるポンプ2の断面図を示している。これより、斜板11bの厚さは、角度座標0度で最も薄く、角度座標180度まで滑らかに厚さを増加させ、角度座標180度で最も厚くなり、角度座標180度から270度を経由して0度まで、滑らかに厚さを減少させている。すなわち、図7(a)に示すように、横軸を角度座標とし、縦軸を斜板11bの厚さとすると、斜板11bの表面がサイン(sin)カーブを描くように、角度座標に対して斜板11bの厚さが変化することがわかる。尚、このカーブはポンプに要求されるポンプ特性に応じて自由に設計することができる。
ポンプ2のポンピングにおいては、図6(a)に示すように、第1回転体11は、角度座標が増加する方向(紙面上で時計回転方向)に回転し、ベーン12aは停止しているのであるが、図7では、第1回転体11の斜板11bが停止し、ベーン12aが、角度座標が減少する方向に移動しているように記載している。これは、ポンピングの理解を容易にするためであって、ポンピングが第1回転体11とベーン12a(第2回転体12)との相対回転によって生じるので、相対回転の観点から両者は等価である。実際は、斜板11bが移動し、ベーン12aは停止しているのだが、図7では、斜板11bが停止し、ベーン12aが移動するとして説明する。図7(a)に示すように、ベーン12aは角度座標が減少する方向に移動するに伴って、ベーン12aに仕切られたポンプ室11aも角度座標が減少する方向に移動する。ポンプ室11aが吸気口11dに接続すると、ポンプ室11aに吸気が行われ、空気が吸入される。図7(b)において、紙面上右側のポンプ室11aが、図7(a)において吸気を済ませたポンプ室11aである。この右側のポンプ室11a内の空気は、ベーン12aが角度座標が減少する方向に移動することにより、圧縮されてゆく。なお、圧縮可能なように、角度座標180度における斜板11bと第2回転体12とのオリフィス(隙間)は十分狭くしておく必要がある。図7(c)では、右側のポンプ室11a内の空気は、さらに圧縮され、ポンプ室11aの圧力が上昇する。図7(d)でも、右側のポンプ室11a内の空気は、さらに圧縮され、ポンプ室11aの圧力が上昇して、タイヤ空気室5a(図4参照)の圧力より高くなると、その圧力でチェック弁3(図4参照)が開いて、ポンプ室11a内の空気が、吐出されて、タイヤ空気室5aに供給される。この供給により、タイヤ空気室5aの圧力が上昇することになる。ポンプ室11aが1回に吸気できる空気の体積は、4cc程度とすれば、第1回転体11が1回転する間に、2回吸気できるので、8ccの空気を吸気し圧縮することができる。このため、車両の速度が40km/hであるとすると、5分間以内にタイヤ空気室5aの圧力を30kPa増加させることができる。車両の速度が80km/hであるとすると、5分間以内にタイヤ空気室5aの圧力を60kPa増加させることができる。
図8に、実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置1を装備した車両20のタイヤ5周りを、吐出口11cに沿って切断した断面図を示す。吐出口11cが、第1回転体11のハブ9のフランジ部9dに対向する面に設けられ、吐出口11cに連通するように、フランジ部9dに連通孔9aが形成されている。さらに、この連通孔9aに接続するように、ブレーキディスクロータ22のフランジ部22bに連通孔22aが形成されている。そして、この連通孔22aに連通するように、ホイール23のハブ9の側の面にチェック弁3が埋め込まれている。吐出口11cとチェック弁3とは、連通孔9a、22aを通して対向している。このため、吐出口11cとチェック弁3との距離を短くでき、脈動を抑えられ、圧損を低減することができる。
また、電磁石15は、スペース(空隙もしくはエアギャップ)16aを設けて、磁性体14に近接させて配置されている。このため、磁性体14が回転しても電磁石15に干渉することが無く、走行抵抗を増加させることはない。
また、図9に示すように、吐出口11cと連通孔9aとの接続において、Oリング26aで、ポンプ2の最大吐出圧でも漏洩しないレベルのシール性を持たせてもよい。同様に、連通孔9aと連通孔22aの接続にOリング26bを用いてもよいし、連通孔22aとチェック弁3の接続にOリング26cを用いてもよい。また、吐出口11cとチェック弁3とを、連通孔9aと連通孔22aを貫通する貫通配管で直結してもよい。貫通配管を用いればシール箇所を少なくすることができる。
チェック弁3と第1リリーフ弁4とは、ホイール23に埋め込まれて固定され、ホイール23内に形成された接続孔24aによって接続されている。接続孔24aは、Oリング26dでシール性を持たせながら、接続管24bに接続している。接続管24bは、タイヤ空気室5aに接続する。タイヤ空気室5aを増圧するときは、チェック弁3から接続孔24aに空気が流れ込み、タイヤ空気室5aを減圧するときは、第1リリーフ弁4から空気が流れ出る。
チェック弁3は、図9に示すように、弁体3aと弁体3aを押さえるバネ3bとで基本的には構成することができる。同様に、第1リリーフ弁4も、弁体4aと弁体4aを押さえるバネ4bとで基本的に構成することができる。また、第1リリーフ弁4は、流路のオリフィスを狭めることで、排気速度を調整することができ、ポンプ2の供給速度より小さく設定することができる。
図10に、実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のナックル21周りの斜視図を示す。ナックル21には、電磁石15が、ブラケット29によって固定されている。電磁石15は、磁性体14に対向するように近接させて配置されている。なお、電磁石15に電磁力を発生させて、発生させた吸引力により、磁性体14に電磁石を吸着させてもよい。このような接触式電磁クラッチによれば、少ない消費電力でより大きな制動力を得ることができる。なお、吸着させる場合は、所定のトルク以上のトルクが電磁石15に掛かれば、電磁石15が磁性体14を滑って、制動が機能しない機構を設けておけばよい。また、ナックル21の材質が磁性体の場合は、電磁石15のヨーク部として、ナックル21の一部を使用しても良い。また、電磁石は、1つに限られず、数箇所に分割して配置してもよい。尚、電磁石15は、磁性体14に近接して固定できるのなら固定場所はナックル21に限定されず、ナックル21以外の車両の非回転部であってもよい。
図11(a)と図11(b)は、実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両の走行時間に対して、ポンプ2のポンピングのオンオフ制御のタイミングを示すグラフであり、図11(a)は、車両の速度が60km/hの場合であり、図11(b)は、車両の速度が120km/hの場合である。まず、ポンプ2のポンピングのオンオフ制御について説明する。
ポンプ2の電磁石15(図10参照)は、ポンプ制御部7(図1参照)を介して、バッテリ31(図1参照)に接続されている。そして、ポンプ制御部7において、オン・オフ制御が行われる。オン制御であれば、バッテリ31から電力が電磁石15に供給される。オフ制御であれば、電磁石15に電力は供給されない。オン制御では、電磁石15の磁性体14に対する吸引力が発生し、この吸引力が制動トルクとなり磁性体14の回転を停止させる。
図11(a)に示すように、車両の速度が60km/hの場合は、走行のスタートから3分間オン制御して、タイヤ空気室5aに12リットルの空気を供給している。この供給により、タイヤ空気室5aの圧力は、前記第1閾値に達する。その後は、一定時間30分間のオフ制御と、一定時間60秒間のオン制御とを繰り返し実行する。オフ制御の間にタイヤ空気室5aの圧力は低下するが、オン制御によって、低下した分の圧力を補いことができる。このことにより、タイヤ空気室の圧力を第1閾値の前後で維持することができる。
図11(b)に示すように、車両の速度が120km/hの場合は、走行のスタートから3分間オン制御して、タイヤ空気室5aに24リットルの空気を供給している。これは、第1閾値が、速度に応じて変化していることに対応している。そして、この供給により、タイヤ空気室5aの圧力は、速度に応じて大きく変更された第1閾値に達する。その後は、一定時間15分間のオフ制御と、一定時間30秒間のオン制御とを繰り返し実行する。オフ制御の間にタイヤ空気室5aの圧力は低下するが、オン制御によって、低下した分の圧力を補いことができる。このことにより、タイヤ空気室の圧力を第1閾値の前後で維持することができる。
なお、ポンプ2としては、実施形態ではロータリーベーン方式のポンプについて説明したが、ハブ9に固定可能なリング状のポンプであれば、これに限らず用いることができる。たとえば、実施形態では、斜板11b(図2参照)を回転軸Oに垂直な平面に含まれるように配置したが、回転軸Oを中心軸とする円筒に含まれるように斜板11bを配置してもよい。
本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置の構成図である。 本発明の実施形態に係るポンプの分解斜視図(その1)である。 本発明の実施形態に係るポンプの分解斜視図(その2)である。 本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のタイヤ周りの断面斜視図である。 図4の一部の拡大図であり、本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のハブ周りの断面図である。 ポンプのポンピングを説明するための図であり、(a)は、ベーンに対して回転する第1回転体を示す図であり、(b)は、角度0度におけるポンプの断面図であり、(c)は、角度90度におけるポンプの断面図であり、(d)は、角度180度におけるポンプの断面図であり、(e)は、角度270度におけるポンプの断面図である。 ポンプのポンピングを説明するための図であり、(a)は、1つのポンプ室に吸気している状態を示す図であり、(b)は、前記1つのポンプ室の中の空気を圧縮している状態を示す図であり、(c)は、前記1つのポンプ室の中の空気をさらに圧縮している状態を示す図であり、(d)は、前記1つのポンプ室の中の圧縮された空気を吐出している状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のタイヤ周りの断面図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のポンプ周りの断面図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両のナックル周りの斜視図である。 本発明の実施形態に係るタイヤ空気圧調整装置を装備した車両の走行時間と、ポンプのポンピングのオンオフ関係を示すグラフであり、(a)は、車両の速度が60km/hの場合であり、(b)は、車両の速度が120km/hの場合である。
符号の説明
1 タイヤ空気圧調整装置
2 ポンプ
3 チェック弁
3a 弁体
3b バネ
4 第1リリーフ弁
4a 弁体
4b バネ
5 タイヤ
5a タイヤ空気室
6 圧力センサ
7 ポンプ制御部
8 受信機
9 ハブ(ホイールハブ)
9a 連通孔
9b ボルト
9c ボルト貫通孔
9d フランジ部
9e 軸部
10 スタッドボルト
11 第1回転体
11a ポンプ室
11b 斜板
11c 吐出口
11d 吸気口
11e ボルト締結穴
11f 吸気溝
11g スタッド逃げ穴
12 第2回転体
12a ベーン
12b バネ
12c ベーン収納溝
12d 円環凸部
12e ボルト締結穴
13a、13b ベアリング
14 磁性体
14a ボルト貫通孔
14b ボルト
15 電磁石
16 制動部
16a スペース
17 吸湿材
20 車両
21 ナックル(車両の非回転部)
22 ブレーキディスクロータ
22a 連通孔
22b フランジ部
22c 環状ディスク部
22d 筒部
23 ホイール
24 接続管および接続孔
24a 接続孔
24b 接続管
25 サークリップ
26a、26b、26c、26d Oリング
29 ブラケット
31 バッテリ
32 ベアリング(軸受)

Claims (1)

  1. タイヤ空気室に空気を供給するポンプであって、
    前記ポンプは、
    ホイールハブのフランジ部の内面側と、
    前記フランジ部に固定されるブレーキディスクロータの環状ディスク部の内周側と、
    前記フランジ部に連続して形成される前記ホイールハブの軸部の外周を軸受を介して支持する車両の非回転部とで囲まれた空間に配置され、
    前記フランジ部に固定され、前記ホイールハブと同一の回転軸に対して回転する第1回転体と、
    前記第1回転体に対して相対回転自在に支持され、前記ホイールハブと同一の回転軸に対して回転する第2回転体とを備え、
    前記第2回転体の回転を制動して前記第1回転体と前記第2回転体とに相対回転を生じさせ、この相対回転に基づいてポンピングが行われることを特徴とする空気供給用ポンプ。
JP2007263706A 2007-10-09 2007-10-09 空気供給用のポンプ Expired - Fee Related JP4758970B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263706A JP4758970B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 空気供給用のポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007263706A JP4758970B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 空気供給用のポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009090826A JP2009090826A (ja) 2009-04-30
JP4758970B2 true JP4758970B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=40663243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007263706A Expired - Fee Related JP4758970B2 (ja) 2007-10-09 2007-10-09 空気供給用のポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4758970B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5385704B2 (ja) * 2009-07-01 2014-01-08 株式会社ブリヂストン 車両輪荷重調整装置
KR101568778B1 (ko) 2014-09-24 2015-11-12 주식회사 신승정밀공업사 공기 경로 형성장치, 이를 구비하는 차량 및 이를 형성하는 방법
JP2016109293A (ja) * 2014-12-04 2016-06-20 日本精工株式会社 車輪支持用転がり軸受ユニット
WO2017033653A1 (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 日本精工株式会社 車輪支持用転がり軸受ユニット
DE102017106805A1 (de) 2017-03-03 2018-09-06 Kt Projektentwicklungs-Gmbh Verdichteranordnung mit Magnetkopplung
DE102018130307A1 (de) * 2018-01-26 2019-08-01 Illinois Tool Works Inc. Drehübertragungsvorrichtung zum Übertragen von Steuer- und/oder Arbeitsdrücken zu einer Radnabe oder einer von der Radnabe aufgenommenen Fahrzeugfelge

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624617A (ja) * 1985-06-29 1987-01-10 Nissan Motor Co Ltd タイヤ空気圧自動調整装置
JPH01172003A (ja) * 1987-12-25 1989-07-06 Honda Motor Co Ltd タイヤの空気圧補填装置
JP4239891B2 (ja) * 2004-04-28 2009-03-18 トヨタ自動車株式会社 車両用タイヤ空気圧調整装置
JP2006007790A (ja) * 2004-05-25 2006-01-12 Kura Gijutsu Kenkyusho:Kk エアポンプ付き車輪及びエアポンプ付き車両
JP4890047B2 (ja) * 2006-02-23 2012-03-07 Ntn株式会社 駆動車輪用軸受ユニットのブレーキロータ加工方法
JP2009078788A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Honda Motor Co Ltd 空気供給用のポンプ及びタイヤ空気圧調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009090826A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4758970B2 (ja) 空気供給用のポンプ
US6994136B2 (en) Wheel end tire air pump
US9297378B2 (en) Rotary machine and pump driving apparatus
JP4126012B2 (ja) 自動車のタイヤを膨らませる装置
JP7114587B2 (ja) 隆起円筒カムを備えるコンプレッサー装置
US9327697B2 (en) Braking device
JP2009078788A (ja) 空気供給用のポンプ及びタイヤ空気圧調整装置
WO2010141638A1 (en) Systems and methods for tire inflation and pressure regulation
KR20160090293A (ko) 차량 타이어의 압력 제어 장치
US8708670B2 (en) Structure for coupling rotary shafts and pump device of rotary type
ES2647281T3 (es) Motobomba
US20130309120A1 (en) Double internal gear wheel pump
EP3299188A1 (en) Tire assembly with a modified valve stem
WO2018070187A1 (ja) ポンプ装置及びブレーキ装置
US9303643B2 (en) Internal gear pump with axial disk and intermediate piece
JP5304726B2 (ja) シール構造体を備えた回転装置
JP2000009058A (ja) ポンプ及びブレーキ装置
US11199186B2 (en) Pressurized fluid supply apparatus and method of supplying pressurized fluid
KR102120032B1 (ko) 유압 차량 브레이크 시스템용 내접 기어 펌프
JP6027763B2 (ja) ポンプ装置
JP2009119940A (ja) 回転ポンプ
KR20070062741A (ko) 전자제어식 브레이크 시스템
JP4085625B2 (ja) 制動油圧制御装置
JP6733991B2 (ja) プランジャポンプ及びブレーキ装置
US20140086778A1 (en) Internal gear pump, especially for a vehicle hydraulic brake system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110524

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees