JP4757298B2 - 測定、要求される測定パフォーマンス判別およびサービスするセル選択の方法およびユーザー装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、第三世代(3G)移動通信システムにおけるユーザー装置(UE)のための周波数間/RAT間測定(inter-frequency/inter-RAT measurement)技術に関する。特に、本発明は測定のための方法、要求される測定パフォーマンスを判別する方法およびサービスするセル(serving cell)を選択する方法ならびにユーザー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
万国移動通信システム(UMTS)は広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)の無線インターフェース技術を採用する3G移動通信システムである。このシステムは第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)という世界規模のWCDMAおよびグローバル移動通信システム(GSM)の標準化機関において進化している。
【0003】
3GPP UMTS規格によれば、UEは、無線資源制御(RRC: radio resource control)接続が確立されているかどうかに依存して、アイドルとRRC接続という二つのモードのいずれかにあることができる。UMTS万国地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN: UMTS universal terrestrial radio access network)に接続を確立していないUEはアイドル・モードにある。アイドルUEは、非アクセス層(NAS: non-access stratum)識別子、たとえば国際携帯機器加入者識別情報(IMSI: international mobile subscriber identity)によってのみ識別できる。UTRANへのRRC接続を確立しているUEはRRC接続モードにある。RRC接続されたUEは、共通トランスポート・チャネル(CCH: common transport channel)上でUEを識別する無線ネットワーク一時識別情報(RNTI: radio network temporary identity)を割り当てられる。
【0004】
RRC接続されたUEは、RRC接続の層(stratum)および該UEに許容されるトランスポート・チャネル種別に依存して種々の状態をもちうる。CELL_PCH、CELL_FACHおよびCELL_DCH状態にあるUEは、セル層において区別できる。URA_PCH状態にあるUEはUTRANレジスタ領域(URA: UTRAN register area)層において区別できる。CELL_DCH状態にあるUEは個別物理チャネル(dedicated physical channel)を割り当てられ、該個別チャネル、共有チャネルまたはそれらの組み合わせを使用できる。CELL_FACH状態にあるUEは下りリンク上の共通トランスポート・チャネル、つまり順行アクセスチャネル(FACH: forward access channel)をモニタリングし、上りリンク上のデフォルトの共通チャネル、逆行アクセスチャネル(RACH: reverse access channel)を割り当てられる。CELL_PCHおよびURA_PCH状態にあるUEは、関係するページ指標チャネル(PICH: page indicator channel)を通じて不連続受信(DRX: discontinuous reception)を使うことによってページ・チャネル(PCH: page channel)をモニタリングする。これら二つの状態にあるUEは上りリンク上では非アクティブである。
【0005】
3GPP UMTS規格によれば、あるUEが異なるモードかつ異なる状態にあるとき、該UEは、セル再選択およびハンドオーバー処理のため、周波数間/RAT間セルを、受信されたシステム情報および該UEがいるセルでの受信品質に従って測定する。アイドル状態、CELL_PCH、URA_PCHまたはCELL_FACH状態にあるUEについては、周波数間/RAT間測定は、受信されたシステム情報および現在セルの受信品質によってトリガーされる。CELL_DCH状態にあるUEについては、周波数間/RAT間測定は、システムによって送られたシステム測定制御情報によってトリガーされる。通常、デュアル受信機を備えていないUEは二つの周波数での信号を受信し、かつ復号することはできない。よって、周波数間/RAT間測定の進行中、UEは現在セルにおける信号の受信を中断することになる。
【0006】
移動ネットワーク資源の利用を容易にするため、3G移動通信システムはマルチキャストおよびブロードキャストの概念を導入する。マルチキャストとブロードキャストは、同じデータをデータソースから複数の宛先に送信する技術である。そのため、3GPPはマルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(MBMS)を提唱している。MBSMは、移動通信ネットワークにおいて同じデータをデータソースから複数ユーザーに送信するポイント・ツー・マルチポイントのサービスである。目的は、ネットワーク資源の共有を実現し、ネットワーク資源の利用、特に無線インターフェース資源の利用を改善することである。
【0007】
MBMSデータはUEとUTRANとの間で、ポイント・ツー・ポイント(PTP)およびポイント・ツー・マルチポイント(PTM)の二つのモードで送信されうる。PTP送信はマルチキャストに適用可能である。このモードでは、RRC接続されたUEは個別制御チャネル(DCCH: dedicated control channel)を通じて制御情報を受信し,個別トラフィックチャネル(DTCH: dedicated traffic channel)を通じてデータ情報を受信する。PTM送信はブロードキャストまたはマルチキャストに適用可能である。このモードでは、UEはMBMSポイント・ツー・マルチポイント・トラフィック・チャネル(MTCH)を通じてデータ情報を受信し、MBMSポイント・ツー・マルチポイント制御チャネル(MCCH)を通じて制御情報を受信する。
【0008】
UEは三つの種類のセルをモニタリングする:
アクティブ・セット・セル:UE情報はこれらのセルにおいて送信される;UEはセル・リストに含まれているアクティブ・セット・セルしか測定しない。
【0009】
モニタ・セット・セル:アクティブ・セットに含まれるがセル・リストに含まれないセル。
【0010】
検出セットセル:セル・リストにも含まれなければ、アクティブ・セットにも含まれないが、UEが検出できるセル。
【0011】
3GPP UMTS規格によれば、時分割二重(TDD)UEは1.28Mcps TDD UEおよび3.84Mcps TDD UEを含む。
【0012】
CELL_FACH状態では、3.84Mcps TDD UEがほとんどのセルをモニタリングできる:
32の周波数内セル(当該UEに現在サービスしているセルを含む);
32の周波数間セル。UEの機能によって、2つまでのTDDキャリアのTDDセルおよび3つまでのFDDキャリアの周波数分割二重(FDD)セルを含む;
UEの機能によって、32のGSM周波数に割り当てられた32のGSMセル。
【0013】
CELL_FACH状態では、1.28Mcps TDD UEがほとんどのセルをモニタリングできる:
32の周波数内セル(当該UEに現在サービスしているセルを含む);
32の周波数間セル。UEの機能によって、3つまでのTDDキャリアのTDDセルおよび3つまでのFDDキャリアの3つの周波数分割二重(FDD)セルを含む;
UEの機能によって、32のGSM周波数に割り当てられた32のGSMセル。
【0014】
CELL_FACH状態にあるUEは、セル再選択および新たなセル識別のために、周波数間/RAT間測定を実行する必要がある。UEは、次の式を満たすシステム・フレーム番号(SFN: system frame number)を位置特定し、位置特定された諸SFN中で周波数間/RAT間測定を実行する:
SFN div N=C_RNTI mod M_REP+n×M_REP (1)
ここで:
Nは、最大の送信タイミング期間(TTI: transmission timing interval)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはUEによってモニタリングされる非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH: secondary common control physical channel)上にある。これは、UEが周波数間/RAT間測定を実行する時間期間である。
【0015】
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表す;Nフレームの測定時間についてのサイクルは、N×M_REPフレームである;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうる。
【0016】
C_RNTI(セル無線ネットワーク一時識別情報)はUEのC-RNTI値を表す。
【0017】
n=0,1,2,… ただし、SFNはその最大値未満とする。
【0018】
UEは、上式(1)を満たす測定時間内に、識別された周波数間/RAT間セルを連続的に測定する。その間、UEは、UTRANによって送られるシステム測定制御情報において指示される新たな周波数間/RAT間セルを探す。
【0019】
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEは、下記の手順によって新たな周波数間セルを識別する:
UEが、存在している未識別の周波数間セルを検出するために、システム測定制御情報をUTRANから受信し、該測定制御情報において指示されている周波数間セル情報を取得する。
【0020】
UEが未識別の周波数間セルを検出する(UEは、システム測定制御情報で指示された新たな周波数間セルの周波数で動作し、この周波数で受信信号が十分強いと見出す場合に周波数間セルが検出されていると考える)。
【0021】
UEは、次の公式で計算される識別時間(Tidentify,inter)内に、検出された周波数間セルを識別する:
【0022】
【数5】
ここで:
Tbasic_identify_FDD,inter=300msまたは800ms;これはUEが新たな周波数間セルを識別する最大継続時間を表す;
NFreq,FDDは、システム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表す;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10] (3)
ここで:
NTTIは式(1)におけるNに等しく、M_REPは式(1)と同じである;
NFDDは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいてFDD周波数間セルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0である;
NTDDは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいてTDD周波数間セルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0である;
NGSMは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいてGSM周波数間セルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0である;
TInterFACH=(NTTI×10−2×0.5)ms、ここでNTTIは式(1)におけるNに等しい。
【0023】
UEは、新たに識別された周波数間セルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別された周波数間セルとしてマークする。
【0024】
MBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEは、下記の手順によって、共通パイロット・チャネル(CPICH: common pilot channel)を測定する:
UEが、UTRANからシステム測定制御情報またはシステム・ブロードキャスト情報を受信し、周波数間CPICH測定をトリガーする。
【0025】
UEの物理層が、次の公式から得られる測定時間(TMeasurement inter)内に、測定結果を上の層に報告する。
【0026】
【数6】
ここで:
Tbasic_measurement_FDD,inter=50ms;
TMeasurement_Period,Inter=480ms;
その他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0027】
UEの上の層は、物理層によって報告された測定結果を内部アルゴリズムにかける(たとえば、該測定結果は、セル再選択アルゴリズムの入力パラメータであることができる)か、あるいは測定結果を無線ネットワーク・コントローラ(RNC: radio network controller)に報告する。
【0028】
しかしながら、実際上、MBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが新たな周波数間セルを識別し、該セルに対するCPICH測定を実行するとき、該UEは式(1)から得られる周波数間測定時間全体を周波数間測定を行うために使えないことがありうる。その代わり、該UEは、該測定を行うために前記周波数間測定時間の一部しか使わないことがありうる。だが、新たな周波数間セルを識別するための時間(Tidentify,inter)を得るために使われる式(2)およびUEの物理層が測定結果を報告するための測定時間(TMeasurement inter)を得るために適用される式(4)において、パラメータTInterFACH=(NTII×10−2×0.5)msは、UEは式(1)に基づいて計算された周波数間測定時間全体を、周波数間測定を行うために使うということを意味する。そこで、次の問題が生じる。
【0029】
UEが式(2)から得られるTidentify,inter内に新たな周波数間セルを識別し、該新たな周波数間セルのCPICH測定結果を式(2)から得られるTMeasurement inter内に上の層に報告する場合、UEは式(1)に基づいて計算される周波数間測定時間全体を周波数間測定を実行するために使う必要がある。これは、受信されるMBMSトラフィックについて、UEの復調パフォーマンスを劣化させることがありうる。
【0030】
UEが、式(1)に基づいて計算される周波数間測定を実行するための周波数間測定時間の一部を、MBMS復調パフォーマンスを保証するために使う場合、UEは式(2)から得られるTidentify,inter内に新たな周波数間セルを識別できないことがありえ、式(4)から得られるTMeasurement inter内に新たな周波数間セルのCPICH測定結果を上の層に報告できないことがありうる。
【0031】
上記の手順は、CELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが、RAT間WCDMA TDDセルを識別し、該RAT間WCMDA TDDセルにおいて一次共通制御物理チャネル(PCCPCH: primary common control physical channel)の受信された信号コード電力(RSCP: received signal code power)測定結果を報告することについても同じ技術的欠点を有している。
【0032】
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが、モニタ・セット中で検出された新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別するとき、RAT間SCDMA TDDセルが、次の公式に基づいて計算される識別時間(Tidentify,TDD)内に識別されることが要求されている:
【0033】
【数7】
ここで:
Tbasic_identify_TDD,inter=300msまたは800ms;
NFreq,TDDはシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表す;
その他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0034】
UEの物理層は、RAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCP測定結果を、次式に基づいて計算される測定時間(TMeasurement,TDD)内に上の層に報告すべきことも要求される:
【0035】
【数8】
ここで:
Tbasic_measurement_TDD,inter=50ms;
TMeasurement_Period_TDD,inter=480ms;
その他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0036】
すると、次の問題が生じる。
【0037】
UEが式(5)から得られるTidentify,TDD内に新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別し、該新たなRAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCP測定結果を式(6)から得られるTMeasurement,TDD内に上の層に報告する場合、UEは式(1)に基づいて計算されるRAT間測定時間全体をRAT間測定を実行するために使う必要がある。これは、受信されるMBMSトラフィックについて、UEの復調パフォーマンスを劣化させることがありうる。
【0038】
UEが、式(1)に基づいて計算されるRAT間測定を実行するためのRAT間測定時間の一部を、MBMS復調パフォーマンスを保証するために使う場合、UEは式(5)から得られるTidentify,TDD内に新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別できないことがありえ、式(6)から得られるTMeasurement,TDD内に新たなRAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCP測定結果を上の層に報告できないことがありうる。
【0039】
TDD UEはFDD周波数間セル、TDD周波数間セルおよびGSMセルを次式を満たす間隔Tmeasで測定する:
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10] (7)
ここで、すべてのパラメータは式(3)と同じである。
【0040】
TDD UEは、周波数間/RAT間測定期間内に識別された周波数間セルを連続的に測定し、UTRANによって送られるシステム測定制御情報において指示される新たな周波数間/RAT間セルを探す。
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、下記の手順によって周波数間/RAT間セルを測定する:
TDD UEが、システム測定制御情報をUTRANから受信し、該測定制御情報において指示されている周波数間/RAT間セルに対する周波数間/RAT間測定をトリガーする。
【0041】
TDD UDが、式(1)から計算される測定時間またはアイドル時間内に、周波数間/RAT間セルを測定する(TDDモードは1フレーム中の上りリンクと下りリンクの時間スロットを区別するが、TDD UEがトラフィックを受信も送信もしない時間スロットがTDD UEのアイドル時間である)。周波数間/RAT間測定の時間の間、TDD UEはMBMS PTMトラフィックの受信を中断する。
【0042】
TDD UEは、周波数間/RAT間測定がアクティブでない他の時間にMBMS PTMトラフィックを受信する。
【0043】
しかしながら、実際上、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは周波数間/RAT間測定の間、MBMS PTMトラフィックの受信を中断し、一方でたいていの場合、各TDD UEは種々の時点にMBMS PTMトラフィックの受信を中断するので、ネットワークにとって、TDD UEによって受信されなかったどのMBMS PTMデータを再送信すべきか決定するのが困難である。結果として、MBMS PTM受信の品質はTDD UEについては貧弱になる。
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、下記の手順によって新たな周波数間セルを識別する:
TDD UEが、存在している未識別の周波数間セルを検出するために、システム測定制御情報をUTRANから受信し、該測定制御情報において指示されている周波数間セル情報を取得する。
【0044】
TDD UEが未識別の周波数間セルを検出する(UEは、システム測定制御情報で指示された新たな周波数間セルの周波数で動作し、この周波数で受信信号が十分強いと見出す場合に周波数間セルが検出されていると考える)。
【0045】
TDD UEは、次の公式で計算される識別時間(Tidentify,inter)内に、検出された周波数間セルを識別する。
【0046】
3.84Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たな周波数間TDDセルを識別するために、要求されるTidentify,interは次式を満たす:
【0047】
【数9】
ここで:
Tbasic_identify_TDD,inter=300msまたは800ms;これはUEが新たなTDDセルを識別するための最大許容時間を表す;
NFreq,TDDは、UTRANからのシステム測定制御情報において指示される周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表す;
他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0048】
1.28Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たな周波数間TDDセルを識別するために、要求されるTidentify,interは次式を満たす:
【0049】
【数10】
ここで:
TMeasurement_Period,Inter=480ms;
NInterFACHは、標的周波数間TDDセルのPCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は測定期間(TMeasurement_Period,Inter)内に受信されることができる。この値は、チャネル割り当ておよびCELL_FACH状態における測定時間(アイドル時間および式(1)から計算される測定時間を含む)に基づいて得られ、2×0.1msのマージンを見込む。式(1)から計算される測定時間内に、UEは、アイドル時間において測定できない周波数間セルを測定する。
【0050】
Nbasic_identify_TDD,Inter=160;これはTbasic_identify_TDD,inter内に受信されたサブフレームの数を表す。
【0051】
NFreqは、UTRANからのシステム測定制御情報において指示される周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表す。
【0052】
TDD UEは、新たに識別された周波数間セルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別された周波数間セルとしてマークする。
【0053】
MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、下記の手順によって新たな周波数間セルの一次共通制御物理チャネル(PCCPCH)を測定する:
TDD UEが、システム測定制御情報またはシステム・ブロードキャスト情報をUTRANから受信し、周波数間セルに対するPCCPCH測定をトリガーする。
【0054】
TDD UEの物理層が、次の公式から得られる測定時間(TMeasurement inter)内に、測定結果を上の層に報告する。
【0055】
3.84Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement,Interは次式を満たす:
【0056】
【数11】
ここで:
Tbasic measurement TDD inter=50ms;
TMeasurement Period TDD Inter=480ms;
他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0057】
1.28Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement interは次式を満たす:
【0058】
【数12】
ここで:
Tbasic measurement TDD,inter=50ms;
他のパラメータは式(9)と同じである。
【0059】
TDD UEの上の層は、物理層によって報告された測定結果を内部アルゴリズムにかける(たとえば、該測定結果は、セル再選択アルゴリズムの入力パラメータであることができる)か、あるいは測定結果を無線ネットワーク・コントローラ(RNC: radio network controller)に報告する。
【0060】
しかしながら、実際上、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが新たな周波数間セルを識別し、該セルに対するPCCPCH測定を実行するとき、該UEは式(1)から得られる周波数間測定時間全体を周波数間測定を行うために使えないことがありうる。その代わり、該UEは、該測定を行うために前記周波数間測定時間の一部しか使わないことがありうる。だが、新たな周波数間セルを識別するための時間(Tidentify,inter)を得るために使われる式(8)および(9)ならびにTDD UEの物理層が測定結果を報告するための測定時間(TMeasurement inter)を得るために適用される式(10)および(11)において、パラメータTInterFACH=(NTII×10−2×0.5)msは、UEは周波数間測定時間全体を、周波数間測定を行うために使うということを意味する。そこで、次の問題が生じる。
【0061】
TDD UEが式(8)および(9)から得られるTidentify inter内に新たな周波数間セルを識別し、該新たな周波数間セルのPCCPCH測定結果を式(10)および(11)から得られるTMeasurement inter内に上の層に報告する場合、UEはアイドル時間全体および/または式(1)に基づいて計算される周波数間測定時間全体を周波数間測定を実行するために使う必要がある。これは、受信されるMBMSトラフィックについて、UEの復調パフォーマンスを劣化させることがありうる。
【0062】
TDD UEが、アイドル時間および/または式(1)に基づいて計算される周波数間測定を実行するための周波数間測定時間の一部を、MBMS復調パフォーマンスを保証するために使う場合、UEは式(8)および(9)から得られるTidentify inter内に新たな周波数間セルを識別できないことがありえ、式(10)および(11)から得られるTMeasurement inter内に新たな周波数間セルのPCCPCH測定結果を上の層に報告できないことがありうる。
【0063】
上記の手順は、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが、RAT間WCDMA TDDセルを識別し、該RAT間WCMDA TDDセルの共通パイロット・チャネル(CPICH: common pilot channel)測定結果を報告することについて同じ技術的欠点を有している。
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、次の公式から得られるTidentify,FDD inter内にモニタ・セット中でRAT間WCDMA FDDセルを識別することが要求されている。
【0064】
3.84Mcps TDD UEについて、要求されるTidentify FDD interは次式を満たす:
【0065】
【数13】
ここで:
Tbasic_identify_FDD,inter=300msまたは800ms;これはTDD UEが新たなWCDMA FDDセルを識別するための最大許容時間である;
NFreq,FDDは、UTRANからのシステム測定制御情報において指示される周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表す;
TInterFACH=(NTTI×10−2×0.5)ms
他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0066】
1.28Mcps TDD UEについて、要求されるTidentify_FDD interは次式を満たす:
【0067】
【数14】
ここで:
TMeasurement_Period FDD inter=480ms;
Tinter,FACHは、TMeasurement_Period_FDD,inter内でFDD測定のための最小時間を表す。この値は、チャネル割り当ておよびCELL_FACH状態における測定時間(アイドル時間および式(1)から計算される測定時間を含む)に基づいて得られ、2×0.1msのマージンを見込む。測定は、アイドル時間内に測定窓内で許容されるとする。すると、式(1)から得られる測定時間内に、UEは、アイドル時間において測定できない周波数間セルを測定する。
【0068】
Tbasic identify FDD inter=800ms;これはTDD UEが新たなFDDセルを識別するための最大許容時間を表す;
NFreqは、UTRANからのシステム測定制御情報において指示される周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表す。
【0069】
従来規格では、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、次の公式から得られるTMeasurement FDD inter内にCPICH測定結果を上の層に報告する。
【0070】
3.84Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement FDD interは次式を満たす:
【0071】
【数15】
ここで:
Tbasic_measurement_FDD inter=50ms;
TMeasurement_Period FDD Inter=480ms;
TInterFACH=(NTII×10−2×0.5)ms;
他のパラメータは式(2)および(3)と同じである。
【0072】
1.28Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement_FDD interは次式を満たす:
【0073】
【数16】
ここで:
Tbasic_measurement_FDD inter=50msで、他のパラメータは式(14)と同じである。
【0074】
これも以下の問題がある。
【0075】
TDD UEが新たなRAT間WCDMA TDDセルを式(12)および(13)から得られたTidentify FDD inter 内に識別し、該新たなRAT間WCDMA TDDセルのCPICH測定結果を式(14)および(15)から得られるTMeasurement FDD inter内に上の層に報告する場合、UEはアイドル時間全体または式(1)に基づいて計算されるRAT間測定時間全体をRAT間測定を実行するために使う必要がある。これは、受信されるMBMSトラフィックについて、UEの復調パフォーマンスを劣化させることがありうる。
【0076】
TDD UEが、式(1)に基づいて計算されるRAT間測定を実行するためのRAT間測定時間の一部を、MBMS復調パフォーマンスを保証するために使う場合、UEは式(12)および(13)から得られるTidentify FDD inter内に新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別できないことがありえ、式(14)および(15)から得られるTMeasurement FDD inter内に新たなRAT間WCDMA TDDセルのCPICH測定結果を上の層に報告できないことがありうる。
【0077】
TDD UEが周波数間TDDセルまたはRAT間WCDMA FDDセルを測定および識別し、測定結果を報告するときに存在する上記の技術的欠点は、TDD UEがGSMセルを測定および識別し、測定結果を報告するときにも生じる。
【発明の開示】
周波数間/RAT間測定のための方法が、以下のステップを含む:
マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(MBMS)トラフィック受信のための第一の時間を予約する段階と;
周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約する段階と、ここで、前記第一の時間および前記第二の時間はシステムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからユーザー装置(UE)によって予約されるものであり;
予約された第一の時間においてMBMSトラフィックを受信し;
第二の時間において周波数間/RAT間測定を実行する。
【課題を解決するための手段】
【0078】
周波数間/RAT間測定のための方法が、以下のステップを含む:
マルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(MBMS)トラフィック受信のための第一の時間を予約する段階と;
周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約する段階と、ここで、前記第一の時間および前記第二の時間はシステムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからユーザー装置(UE)によって予約されるものであり;
予約された第一の時間においてMBMSトラフィックを受信し;
第二の時間において周波数間/RAT間測定を実行する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0079】
本発明の実施形態は、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが、周波数間/RAT間測定の進行のためにMBMS PTMトラフィック受信の品質を犠牲にするという対立を解消するための周波数間/RAT間測定のための方法を開示する。該実施形態は、MBMS情報を受信するUEが周波数間/RAT間セルを測定するときに受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証するという発想に基づいている。本方法はこうして、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが、MBMS PTMトラフィックのための復調パフォーマンスを保証しつつ、周波数/システム間測定を実行することを可能にする。
本発明のある実施形態に基づく周波数間/RAT間測定の方法の採用により、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは次のようにして周波数/システム間測定を実行しうる:
TDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、しかるべく周波数間/RAT間セルの測定をトリガーする。
【0080】
TDD UEが、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から得られる測定時間から周波数間/RAT間測定時間の一部を第一の予約時間として選択し、MBMS PTMトラフィックのための保証された復調パフォーマンスに基づいて、残り測定時間から周波数間/RAT間測定時間の一部を第二の予約時間として選択する。
【0081】
TDD UEは、受信されるMBMS PTMトラフィックのための復調パフォーマンスを保証するよう、第二の予約時間において周波数間/RAT間測定を実行し、第一の予約時間においてMBMS PTMトラフィックを受信する
本発明のある実施形態に基づくMBMSトラフィック受信に基づく周波数間/RAT間測定の方法の採用により、MCCH情報またはMCCH情報とMBMS PTMトラフィックの両方を受信するFDD UEは次のようにして周波数間/RAT間測定を実行しうる:
FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、しかるべく周波数間/RAT間セルの測定をトリガーする。
【0082】
FDD UEが、従来技術による式(1)から得られる測定時間から周波数間/RAT間測定時間の一部を第一の予約時間として選択し、MCCH情報またはMCCH情報とMBMS PTMトラフィックの両方のための保証された復調パフォーマンスに基づいて、残り測定時間から周波数間/RAT間測定時間の一部を第二の予約時間として選択する。
【0083】
FDD UEは、受信されるMCCH情報またはMCCH情報とMBMS PTMトラフィックの両方のための復調パフォーマンスを保証するよう、第二の予約時間において周波数間/RAT間測定を実行し、第一の予約時間においてMCCH情報またはMCCH情報とMBMS PTMトラフィックの両方を受信する。
【0084】
本発明のもう一つの実施形態によれば、周波数間/RAT間測定のための方法は、MBMS PTM制御情報(特にMCCH情報)を受信するTDD UEにも適用できる。それによりTDD UEは、受信されるMCCHトラフィックのための保証された復調パフォーマンスに基づいて周波数間/RAT間測定を実行する。この手順は、MBMS PTMトラフィックを受信するための上記の手順と同様である。
【0085】
周波数間/RAT間測定のための上記の方法によれば、UEは第二の予約時間において周波数間/RAT間測定を実行し、さらにその測定結果に基づき、UEはよりよい品質のセルを、標的のサービスするセルとして選択する。
【0086】
周波数間/RAT間測定のための前記方法に基づき、本発明の実施形態はさらに、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいて得られる(周波数間/RAT間または周波数内)測定時間に従って、UEのための要求される測定パフォーマンスを決定する方法を提供する。該実施形態は、MBMS PTMトラフィックを受信するUEが、新たな(周波数間/RAT間または周波数内)セルを識別するか、新たな(周波数間/RAT間または周波数内)セルの測定結果を報告するために要求される時間を決定するために(周波数間/RAT間または周波数内)測定時間全体を使う必要があるのに、MBMS復調パフォーマンスを保証する目的の(周波数間/RAT間または周波数内)測定を行うために、(周波数間/RAT間または周波数内)測定時間の一部しか使わないという対立を解消する。
【0087】
本発明のある実施形態によれば、要求される測定パフォーマンスを決定する方法が要求される測定パフォーマンスを決定するのは、MBMS情報(たとえばMBMS PTMトラフィック)を受信するUE(たとえばTDD UEまたはFDD UE)についてMBMS情報(たとえばMBMS PTMトラフィック)のための復調パフォーマンスを考慮に入れることによって行われる。こうして、UEは、測定パフォーマンスによって要求される時間内に新たなセルを識別し、あるいは測定結果を報告することができる。
【0088】
FDD UEについては、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定する方法の採用は、次の目的を達成しうる:
CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが新たな周波数間/RAT間セルを識別するためには、この方法は、UEが新たな周波数間/RAT間セルを識別するための時間を決定するときに、受信されるMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを考慮に入れ、それにより受信されるMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを保証する。
【0089】
CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEの物理層が新たな周波数間/RAT間セルの測定結果を上の層に報告するためには、この方法も、UEが測定結果を報告するための測定期間を決定するときに、受信されるMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを考慮に入れ、それにより受信されるMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを保証する。
【0090】
図1は、FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用して周波数間セルを識別する手順を示している。CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィック(またはMCCH情報)を受信するFDD UEが新たな周波数間セルを識別する手順は次のとおり:
ステップ10:FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、該測定制御情報内で指示される周波数間セル情報を取得して未識別の周波数間セルが存在していることを見出す。
【0091】
ステップ11:FDD UEが未識別の周波数間セルを検出する。
【0092】
ステップ12:FDD UEが、次の式を満たすSFNにおいて周波数間測定を実行して、ステップ11で検出された未識別の周波数間セルを識別する:
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
上式で、Nは、最大の送信タイミング期間(TTI: transmission timing interval)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる結果を表し、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH: secondary common control physical channel)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはUEのセル無線ネットワーク一時識別情報を表し;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さいという条件がある。
【0093】
ステップ13:FDD UEは、次の公式から得られる識別時間内に、ステップ11で検出された未識別の周波数間セルを識別する:
【0094】
【数17】
ここで:
Tidentify,interが、FDD UEが新たな周波数間セルを識別する時間を表し;
Tbasic_identify_FDD,inter=300msまたは800ms;これはFDD UEが新たな周波数間セルを識別するための最大許容時間を表す;
NFreq,FDDは、UTRANからのシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表す;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10]
ここで:
NTTIはステップ12におけるNに等しく、M_REPはステップ12と同じである;
NFDDは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいて周波数間FDDセルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0である;
NTDDは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいて周波数間TDDセルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0である;
NGSMは0または1に等しい:近隣セル・リストにおいて周波数間GSMセルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0である;
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間、あるいは保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いたものを表し;
前記受信機変換時間は、受信機のハードウェアに依存し;現在のところ通例2×0.5ms=1msに等しい。
【0095】
ステップ14:FDD UEが、ステップ13で識別された周波数間セルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたセルとしてマークする。
【0096】
図2は、FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用して周波数間セルのCPICH測定結果を上の層に報告する手順を示している。CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが周波数間セルのCPICHを測定して該CPICH測定結果を報告する手順は次のとおり:
ステップ20:FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報またはシステム・ブロードキャスト情報を受信し、周波数間セルについてのCPICH測定をトリガーする。
【0097】
ステップ21:FDD UEが、次の式を満たすSFNにおいて周波数間セルに対するCPICH測定を実行する。
【0098】
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N (17)
式中のパラメータは前記と同じである。
【0099】
ステップ22:FDD UEの物理層が次の公式から得られる測定時間内に、CPICH測定結果を上の層に報告する。
【0100】
【数18】
ここで:
Tmeasurement interが、FDD UEの物理層が周波数間セルのCPICH測定結果を報告する測定時間を示しており;
Tbasic_measurement_FDD,inter=50ms;
TMeasurement_Period,Inter=480ms;
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な測定時間、あるいは保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な測定時間から受信機変換時間を引いたものを表し;該変換時間は受信機のハードウェア機能に依存し、通例1msに等しい;
その他のパラメータについては、以前の説明を参照。
【0101】
ステップ23:FDD UEの上の層は、物理層によって報告されたCPICH測定結果を内部アルゴリズムにかけるか、あるいはその結果をRNCに報告する。
【0102】
図3は、FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間WCDMA TDDセルを識別する手順を示している。CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別する手順は次のとおり:
ステップ30:FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、該測定制御情報内で指示される周波数間セル情報を取得して未識別のRAT間WCDMA TDDセルが存在していることを見出す。
【0103】
ステップ31:FDD UEが未識別のRAT間WCDMA TDDセルを検出する。
【0104】
ステップ32:FDD UEが、次の式を満たすSFNにおいてRAT間測定を実行して、ステップ31で検出された未識別のRAT間WCDMA TDDセルを識別する:
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
上式中のパラメータについては、以前の記述を参照。
【0105】
ステップ33:FDD UEは、次の公式から得られる識別時間内に、未識別のRAT間WCDMA TDDセルを識別する:
【0106】
【数19】
ここで:
Tidentify,TDDが、FDD UEがRAT間WCDMA TDDセルを識別する時間を表し;
Tbasic_identify_TDD,inter=300msまたは800ms;これはFDD UEがRAT間WCDMA TDDセルを識別するための最大許容時間を表し;
NFreq,TDDはUTRANからのシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表す;
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDDによって決定される利用可能なRAT間測定時間、あるいは保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDDによって決定される利用可能なRAT間測定時間から受信機変換時間を引いたものを表し;該変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例1msに等しい;
その他のパラメータについては以前の記述を参照。
【0107】
ステップ34:FDD UEが、ステップ33で新たに識別されたRAT間WCDMA TDDセルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたセルとしてマークする。
【0108】
図4は、FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCP測定結果を上の層に報告する手順を示している。CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEがRAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCPを測定して該PCCPCH RSCP測定結果を報告する手順は次のとおり:
ステップ40:FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、RAT間WCDMA TDDセルについてのPCCPCH RSCP測定をトリガーする。
【0109】
ステップ41:FDD UEが、次の式を満たすSFNにおいてRAT間WCDMA TDDセルに対するPCCPCH RSCPを測定する:
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
式中のパラメータについては以前の記録を参照。
【0110】
ステップ42:FDD UEの物理層が次の公式から得られる測定時間内に、PCCPCH RSCP測定結果を上の層に報告する。
【0111】
【数20】
ここで:
Tbasic_measurement_TDD,inter=50ms;
TMeasurement_Period_TDD,inter=480ms;
NFreq,TDDはUTRANからのシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表す;
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能なRAT間測定時間、あるいは保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能なRAT間測定時間から受信機変換時間を引いたものを表し;該変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例1msに等しい;
ステップ43:FDD UEの上の層が、物理層によって報告されたPCCPCH RSCP測定結果を内部アルゴリズムにかけ、あるいはその結果をRNCに報告する。
【0112】
図5は、FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間GSMセルを識別する手順を示している。CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが新たなRAT間GSMセルを識別し、あるいは識別されたRAT間GSMセルを測定する手順は次のとおり:
ステップ50:FDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、該測定制御情報内で指示されるRAT間セル情報を取得して未識別のRAT間GSMセルが存在しており、識別されたRAT間GSMセルを測定する必要があることを見出す。
【0113】
ステップ51:FDD UEが未識別のRAT間GSMセルを検出する、あるいは識別されたRAT間GSMセルを測定する。
【0114】
ステップ52:FDD UEが、下記の式を満たすSFNにおいてRAT間GSMセルを測定して、ステップ51で検出された未識別のRAT間GSMセルを識別する、あるいは保証されたMBMS復調パフォーマンスに基づいて決定される利用可能な周波数間測定時間内または受信機変換プロセスがある場合には前記利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に未識別のRAT間GSMセルを測定する:
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
前記変換時間は受信機のハードウェア機能に依存し、通例1msに等しい;
ここで:
Nは、最大のTTIをもつFACHのTTIを10msで割って得られる値を表し、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担うSCCPCH上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;Nフレームの測定時間についてのサイクルは、N×M_REPフレームであり;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはFDD UEのセル無線ネットワーク一時識別情報を表し;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さいという条件がある。
【0115】
ステップ53:FDD UEが、新たに識別されたRAT間GSMセルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたセルとしてマークし、あるいは識別されたRAT間GSMセルの測定結果を報告する。
【0116】
この手順は、CELL_FACH状態にあるMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEが、受信信号強度指標(RSSI: received signal strength indicator)を測定するか、あるいはGSMセルのベース・トランシーバー局識別コード(BSIC: base transceiver station identity code)を識別するか、あるいはBSICを再確認する(revalidate)するときにも適用可能である。
【0117】
本発明のもう一つの実施形態によれば、要求される測定パフォーマンスを決定する方法は、MBMS情報を受信するFDD UEが周波数内セルを測定するときにも適用可能である。この場合、UEが要求される測定パフォーマンスを決定するのは、MBMS情報(たとえばMBMS PTMトラフィックまたはMCCH情報)のための復調パフォーマンスを考慮に入れることによって行われる。こうして、UEは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づく測定パフォーマンスによって要求される時間内に新たなセルの識別を終え、あるいは測定結果を上の層に報告することが確実になる。
【0118】
FDD UEは、次の公式から得られるTidentify,intra内に新たな周波数内セルを識別する:
【0119】
【数21】
ここで、
Tintraは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数内測定時間を表し、あるいは受信機変換時間が考慮される場合にはTintraは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数内測定時間から受信機変換時間(ms単位で測る)を引いた時間を表す。
【0120】
受信機変換時間は受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい。
【0121】
その他のパラメータについては、以前の記述を参照。
【0122】
さらに、FDD UEは、周波数内測定結果を上の層に200msの規則的な間隔で報告するが、報告されるセル数は次の式によって決定される:
【0123】
【数22】
Tin=NTTI×10で、これは保証されたMBMS復調パフォーマンスに基づいてUEによって決定される利用可能な周波数間/RAT間測定時間、あるいは保証されたMBMS復調パフォーマンスに基づいてUEによって決定される利用可能な周波数間/RAT間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す。
【0124】
本発明のもう一つの実施形態に基づき、要求される測定パフォーマンスを決定する方法がTDD UEに適用される場合、手順は次のようになる:
TDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、しかるべく周波数間/RAT間測定をトリガーする。
【0125】
TDD UEが、MBMS PTMトラフィック(またはMCCH情報)についての保証される復調パフォーマンスに基づいて、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から計算される測定時間の一部を周波数間/RAT間測定時間として選択する。
【0126】
TDD UEは、周波数間/RAT間測定時間時間内に周波数間/RAT間測定を実行し、多の時間においてMBMS PTMトラフィックを受信する。
【0127】
TDD UEは、ステップ2で選択された周波数間/RAT間測定時間を使うことによって要求される周波数間/RAT間測定パフォーマンスを決定する。
【0128】
決定された測定パフォーマンス要求に従って、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは次の手順によって新たな周波数間セルを識別する:
TDD UEが、未識別の周波数間セルの存在を見出すために、システム測定制御情報をUTRANから受信し、該測定制御情報において指示されている周波数間セル情報を取得する。
【0129】
TDD UEが未識別の周波数間セルを検出する。
【0130】
TDD UEは、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から計算される測定時間の部分内に周波数間測定を実行して、新たな周波数間セルを識別しようとする。
【0131】
TDD UEが下記の公式から得られる時間内に、新たな周波数間セルの識別を終える。
【0132】
3.84Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たな周波数間TDDセルを識別するために、要求される識別時間は次式を満たす:
【0133】
【数23】
ここで:
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し、あるいは受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表し;該変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(8)の記述を参照。
【0134】
1.28Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たな周波数間TDDセルを識別するために、要求される識別時間は次式を満たす:
【0135】
【数24】
ここで:
NInterは、PCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は、標的周波数間TDDセルから、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間内に受信され;受信機変換時間が考慮される場合には、NInterは、PCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は、標的周波数間TDDセルから、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に受信される;該変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(9)の以前の記述を参照。
【0136】
TDD UEは、新たに識別された周波数間TDDセルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたセルとしてマークする。
【0137】
MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、下記の手順によって周波数間TDDセルのPCCPCHを測定する:
TDD UEが、システム測定制御情報をUTRANから受信し、周波数間TDDセルに対するPCCPCH測定をトリガーする。
【0138】
TDD UEは、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から得られる測定時間の部分内に周波数間TDDセルのPCCPCHを測定する。
【0139】
TDD UEの物理層が、次の公式から計算されるTMeasurement,Inter内に、測定結果を上の層に報告する。
【0140】
3.84Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement,interは次式を満たす:
【0141】
【数25】
ここで:
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し;受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す。
【0142】
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(10)の記述を参照。
【0143】
1.28Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement interは次式を満たす:
【0144】
【数26】
ここで:
NInterは、PCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は、標的周波数間TDDセルから、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間内に受信され;受信機変換時間が考慮される場合には、NInterは、PCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は、標的周波数間TDDセルから、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に受信される;
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(11)の以前の記述を参照。
【0145】
TDD UEの上の層は、物理層によって報告された測定結果を内部アルゴリズムにかける(たとえば、該測定結果は、セル再選択アルゴリズムの入力パラメータであってもよい)か、あるいは測定結果をRNCに報告する。
上で決定された測定パフォーマンスによれば、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、以下の手順によって新たなWCDMA FDDセルを識別する:
TDD UEが、未識別のWCDMA FDDセルの存在を見出すために、UTRANからシステム測定制御情報をUTRANから受信し、該測定制御情報において指示されているWCDMA FDDセル情報を取得する。
【0146】
TDD UEが未識別のWCDMA FDDセルを検出する。
【0147】
TDD UEは、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から計算される周波数間測定時間の部分内にRAT間セル測定を実行して、新たなRAT間WCDMA FDDセルを識別しようとする。
【0148】
TDD UEが下記の公式から得られる時間内に、新たなRAT間WCDMA FDDセルの識別を終える:
MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが、モニタ・セットにおいて新たなRAT間WCDMA FDDセルを識別する場合、要求される識別時間Tidentify FDD interは次式を満たす:
3.84Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たなRAT間WCDMA FDDセルを識別するために、要求されるTidentify FDD interは次式を満たす:
【0149】
【数27】
ここで:
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し;受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す;
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(12)の記述を参照。
【0150】
1.28Mcps TDD UEについて、モニタ・セットにおいて新たなRAT間WCDMA FDDセルを識別するために、要求されるTidentify_FDD interは次式を満たす:
【0151】
【数28】
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し;受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す;
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(13)の関連記述を参照。
【0152】
TDD UEは、新たに識別されたRAT間WCDMA FDDセルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたセルとしてマークする。
MBMSトラフィックを受信するTDD UEは、RAT間WCDMA FDDセルのCPICHを測定し、測定結果を報告することを以下の手順で行う:
TDD UEがUTRANからシステム測定制御情報またはシステム・ブロードキャスト情報を受信し、RAT間WCDMA FDDセルのCPICH測定をトリガーする。
【0153】
TDD UEが、アイドル時間および/または従来技術による式(1)から計算される測定時間から選択する時間の部分内に、RAT間WCDMA FDDセルのCPICHを測定する。
【0154】
TDD UEの物理層が次の公式から得られるTMeasurement FDD,Inter内に、CPICH測定結果を上の層に報告する。
【0155】
3.84Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement FDD Interは次式を満たす:
【0156】
【数29】
ここで:
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し;受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す;
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(14)の関連記述を参照。
【0157】
1.28Mcps TDD UEについて、要求されるTMeasurement_FDD interは次式を満たす:
【0158】
【数30】
ここで:
TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間を表し;受信機変換時間が考慮される場合には、TInterは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてTDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す;
受信機変換時間は、受信機のハードウェア機能に依存し、通例2×0.5ms=1msに等しい;
他のパラメータについては、従来技術の式(15)の関連記述を参照。
【0159】
TDD UEの上の層は、物理層から報告された測定結果を内部アルゴリズムにかける(たとえば、該測定結果は、セル再選択アルゴリズムの入力パラメータであってもよい)か、あるいは測定結果をRNCに報告する。
本発明のもう一つの実施形態によれば、要求される測定パフォーマンスを決定する方法は、MBMS情報を受信するTDD UEが周波数内セルを測定するときにも適用可能である。この場合、UEが要求される測定パフォーマンスを決定するのは、MBMS情報(たとえばMBMS PTMトラフィックまたはMCCH情報)のための復調パフォーマンスを考慮に入れることによって行われる。こうして、UEは、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づく測定パフォーマンスによって要求される時間内に新たなセルの識別を終え、あるいは測定結果を上の層に報告することが確実になる。
【0160】
1.28Mcps TDD UEは、下記のTidentify intra内に新たな周波数内セルの識別を終える:
【0161】
【数31】
ここで:
Nperiod,intra=40ms;
Nintraは標的周波数内TDDセルのPCCPCHおよびDwPCH信号が存在しているサブフレームの数を表し、該PCCPCHおよびDwPCH信号は、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてUEによって決定される利用可能な周波数内測定時間内に受信される。
【0162】
1.28Mcps TDD UEは、周波数内測定結果を上の層に200msの規則的な間隔で報告するが、PCCPCH測定報告のためのセル数は次の式によって決定される:
【0163】
【数32】
式中のパラメータについては以前の記述を参照。
【0164】
上で決定された測定パフォーマンスに基づき、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEは、以下の手順に従ってGSMセルを測定する:
TDD UEがUTRANからシステム測定制御情報を受信し、該測定制御情報内で指示されるGSMセル情報を取得して未識別のGSMセルが存在しており、識別されたRAT間GSMセルを測定する必要があることを見出す。
【0165】
TDD UEが未識別のRAT間GSMセルを検出する、あるいは識別されたRAT間GSMセルの受信信号を測定する。
【0166】
TDD UEが、RAT間GSMセルを測定して、上記ステップで検出された未識別のGSMセルを識別する、あるいはアイドル時間および/または従来技術による式(1)から得られる測定時間から選択する時間の部分内に、識別されたRAT間GSMセルの受信信号を測定する。前記で選択される時間は、具体的には、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてUEによって決定される利用可能な周波数間測定時間である。受信機変換プロセスがあれば、該時間は、保証されるMBMS復調パフォーマンスに基づいてUEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間になる;該変換時間は受信機のハードウェア機能に依存し、通例1msに等しい。
【0167】
TDD UEが、新たに識別されたRAT間GSMセルを、自分が記憶しているセル・リストにおいて、識別されたものとしてマークし、あるいは識別されたRAT間GSMセルの測定された受信信号品質を報告する。
【0168】
この手順は、MBMS PTMトラフィックを受信するTDD UEが、RSSIを測定するか、あるいはBSICを識別するか、あるいはGSMセルのBSICを再確認する(revalidate)するときにも適用可能である。
【0169】
同様に、この方法は、GSM通信システムにおいてグループ・ボイス・コールまたはボイス・ブロードキャスト・サービスにも適用可能である。
【0170】
周波数間/RAT間測定のための方法に対応して、本発明のある実施形態によってユーザー装置も提供される。図6は、本発明のある実施形態に基づくUEの構造を示す図である。図6に示されるように、UEは第一の時間予約ユニット100、第二の時間予約ユニット200、MBMS受信ユニット300および測定ユニット400を含む。各ユニットの機能は以下のとおり:
第一の時間予約ユニット100は、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間から、MBMSトラフィックを受信するための第一の時間を予約する。
【0171】
第二の時間予約ユニット200は、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間から、周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約する。
【0172】
MBMS受信ユニット300は、第一の時間予約ユニット100によって予約された第一の時間の間にMBMSトラフィックを受信する。
【0173】
測定ユニット400は、第二の時間予約ユニット200によって予約された第二の時間内に周波数間/RAT間測定を実行する。
【0174】
本発明のもう一つの実施形態によれば、前記UEは、MBMSトラフィックを受信する過程において受信されるMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを保証するために要求される測定パフォーマンスを決定する、測定パフォーマンス決定ユニットを含む。最適には、要求される測定パフォーマンスは:
UEが新たなセルを識別するのに要求される時間;および/または
UEの物理層がセル測定結果を上の層に報告するのに要求される時間を含む。
【0175】
UEの技術的な実装の詳細は、本発明の実施形態によって提供される方法の記述においてすでに述べられている。
【0176】
本発明は、いくつかの好ましい実施形態を参照しつつ図解し、説明してきたが、本発明はそれらに限定されるものではない。当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなくさまざまな変形および修正を施しうる。本発明は、付属の請求項によって定義される保護範囲およびその等価物にはいる限り、これらの修正および変形をもカバーすることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0177】
【図1】FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用して周波数間セルを識別する手順を示す図である。
【図2】FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用して上の層に周波数間セルのCPICH測定結果を報告する手順を示す図である。
【図3】FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間WCDMA TDDセルを識別する手順を示す図である。
【図4】FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間WCDMA TDDセルのPCCPCH RSCP測定結果を上の層に報告する手順を示す図である。
【図5】FDD UEが、本発明のある実施形態に基づく要求される測定パフォーマンスを決定するための方法を採用してRAT間GSMセルを識別する手順を示す図である。
【図6】本発明のある実施形態に基づくUEの構造を示す図である。
Claims (33)
- 周波数間/RAT間測定のための方法であって:
ユーザー装置(UE)が、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからマルチメディア・ブロードキャスト/マルチキャスト・サービス(MBMS)トラフィック受信のための第一の時間を予約し;
周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約し;
前記UEが、予約された第一の時間においてMBMSトラフィックを受信し;
予約された第二の時間において周波数間/RAT間測定を実行する、
ことを含み、
前記UEがTDD UEまたはFDD UEである、方法。 - 前記UEによって予約される第一の予約時間が、受信されたMBMSトラフィックのための復調パフォーマンスを保証できる、請求項1記載の方法。
- 前記システムが要求する周波数間/RAT間測定時間は:
アイドル時間;および/または
TDD UEがCELL_FACH状態にあるときに式
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
によって決定される測定時間、を含み、TDD UEは、上記の式を満たすSFNにおいて周波数間/RAT間測定を実行し;
Nは、最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはTDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;Nフレームの測定時間についてのサイクルは、N×M_REPフレームであり;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはTDD UEのセル無線ネットワーク一時識別情報を表し;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さいことを特徴とする、
請求項1記載の方法。 - 前記システムが要求する周波数間/RAT間測定時間は、FDD UEがCELL_FACH状態にあるときに式
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
によって決定され、
FDD UEは、上記の式を満たすSFNにおいて周波数間/RAT間測定を実行し;
Nは、最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;Nフレームの測定時間についてのサイクルは、N×M_REPフレームであり;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはFDD UEのセル無線ネットワーク一時識別情報であり;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さいことを特徴とする、
請求項1記載の方法。 - 前記MBMSが:
MBMSポイント・ツー・ポイント(PTP)トラフィック情報;および/または
MBMS PTP制御情報;および/または
MBMSポイント・ツー・マルチポイント(PTM)トラフィック情報;および/または
MBMS PTM制御情報、
を含む、請求項1ないし4のうちいずれか一項記載の方法。 - サービスするセルを選択する方法であって:
ユーザー装置(UE)が、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからMBMSトラフィック受信のための第一の時間を予約し;
周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約し;
前記UEが、予約された第二の時間において周波数間/RAT間測定を実行し;
測定結果に基づいて、よりよい品質のセルをサービスするセルとして選択する、
ことを含み、
前記UEがTDD UEまたはFDD UEである、
方法。 - 前記UEによって予約された第一の時間が、受信されたMBMSトラフィックの復調パフォーマンスを保証できる、請求項6記載の方法。
- 要求される測定パフォーマンスを決定する方法であって、
MBMS情報を受信する過程においてユーザー装置(UE)が、測定パフォーマンスを決定するときに、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからMBMSトラフィック受信のための時間を予約し、
前記UEが前記の予約された時間に基づいて受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証することを含み、
前記UEがTDD UEまたはFDD UEである、
方法。 - 要求される測定パフォーマンスが、UEが新たなセルを識別するのに要求される時間である、請求項8記載の方法。
- 前記UEが、該UEが新たなセルを識別するのに要求される時間を決定するのを、受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間に基づいて行う、請求項9記載の方法。
- 前記UEが、該UEが新たなセルを識別するのに要求される時間を決定するのを、標的セルのブロードキャスト信号および/またはパイロット信号が存在するフレームまたはサブフレームの数に基づいて行い、該ブロードキャスト信号および/またはパイロット信号は受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間内に受信されるものである、請求項9記載の方法。
- 前記UEが、該UEが新たなセルを識別するのに要求される時間を決定するのを、受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間から受信機変換時間を引いた時間に基づいて行う、請求項9記載の方法。
- 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが、新たな周波数間セルを識別するのに要求される時間を、式
Tbasic_identify_FDD,inter=300msまたは800msで、これはFDD UEが周波数間セルを識別するための最大許容時間を表し;
NFreq,FDDは、UTRANによって送られたシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表し;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10]であり、
ここで:
NTTIは最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
NFDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間FDDセルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0であり;
NTDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間TDDセルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0であり;
NGSMは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間GSMセルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0であり;
TInterは、受信されるMBMS情報についての保証される復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す
請求項12記載の方法。 - 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが、新たなRAT間WCDMA TDDセルを識別するのに要求される時間を、式
Tbasic_identify_TDD,inter=300msまたは800msで、これは前記UEがRAT間WCDMA TDDセルを識別するための最大許容時間を表し;
NFreq,TDDは、UTRANからのシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表し;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10]であり、
ここで:
NTTIは最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
NFDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間FDDセルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0であり;
NTDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間TDDセルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0であり;
NGSMは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間GSMセルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0であり;
TInterは、受信されるMBMS情報についての保証される復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す、
請求項12記載の方法。 - 前記UEが、該UEが新たなセルを識別するのに要求される時間を決定するのを、標的セルのブロードキャスト信号および/またはパイロット信号が存在するフレームまたはサブフレームの数に基づいて行い、該ブロードキャスト信号および/またはパイロット信号は受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に受信されるものである、請求項9記載の方法。
- 要求される測定パフォーマンスが、UEの物理層がセル測定結果を上の層に報告するのに要求される報告時間である、請求項8記載の方法。
- 前記UEが、前記報告時間を決定するのを、受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間に基づいて行う、請求項16記載の方法。
- 前記UEが、前記報告時間を決定するのを、標的セルのブロードキャスト信号および/またはパイロット信号が存在するフレームまたはサブフレームの数に基づいて行い、該ブロードキャスト信号および/またはパイロット信号は受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間内に受信されるものである、請求項16記載の方法。
- 前記UEが、前記報告時間を決定するのを、受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間から受信機変換時間を引いた時間に基づいて行う、請求項16記載の方法。
- 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが、周波数間セルの測定結果を報告するのに要求される時間を、式
ここで、Tmeasurement interが、周波数間セルのCPICH測定結果を報告する測定時間を表し;
Tbasic_measurement_FDD,inter=50msであり;
TMeasurement_Period,Inter=480msであり;
NFreq,FDDは、UTRANによって送られたシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるFDD周波数の数を表し;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10]であり、
ここで:
NTTIは最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
NFDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間FDDセルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0であり;
NTDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間TDDセルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0であり;
NGSMは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間GSMセルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0であり;
TInterは、受信されるMBMS情報についての保証される復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す、
請求項19記載の方法。 - 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが、RAT間WCDMA TDDセルの測定結果を報告するのに要求される時間を、式
Tbasic_measurement_TDD,inter=50msであり;
TMeasurement_Period_TDD,inter=480msであり;
NFreq,TDDは、UTRANからのシステム測定制御情報における周波数間セル・リストに含まれるTDD周波数の数を表し;
Tmeas=[(NFDD+NTDD+NGSM)・NTTI・M_REP・10]であり、
ここで:
NTTIは最大の送信タイミング期間(TTI)をもつ順行アクセス・チャネル(FACH)のTTIを10msで割って得られる値で、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担う二次共通制御物理チャネル(SCCPCH)上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
NFDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間FDDセルが存在すればNFDD=1であり、そうでなければNFDD=0であり;
NTDDは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間TDDセルが存在すればNTDD=1であり、そうでなければNTDD=0であり;
NGSMは0または1に等しく:近隣セル・リストにおいて周波数間GSMセルが存在すればNGSM=1であり、そうでなければNGSM=0であり;
TInterは、受信されるMBMS情報についての保証される復調パフォーマンスに基づいてFDD UEによって決定される利用可能な周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間を表す、
請求項19記載の方法。 - 前記UEが、要求される前記報告時間を決定するのを、標的セルのブロードキャスト信号および/またはパイロット信号が存在するフレームまたはサブフレームの数に基づいて行い、該ブロードキャスト信号および/またはパイロット信号は受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証できる測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に受信されるものである、請求項16記載の方法。
- 前記セルが周波数間/RAT間セルであり、前記測定時間は周波数間/RAT間測定時間である、請求項10、11、12、15、17、18、19または22のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記セルが周波数内セルであり、前記測定時間は周波数内測定時間である、請求項10、11、12、15、17、18、19または22のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記UEが、受信されるMBMS情報についての復調パフォーマンスを保証できる測定時間に基づいてRAT間GSMセルについての要求される測定パフォーマンスを決定する、請求項8記載の方法。
- 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが新たなRAT間GSMセルを識別するまたは識別されたRAT間GSMセルを測定する段階が:
式
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
を満たすSFNにおいて受信MBMS情報についての復調パフォーマンスを保証できる周波数間測定時間を決定することを含んでおり:
ここで、Nは、最大のTTIをもつFACHのTTIを10msで割って得られる値を表し、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担うSCCPCH上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはFDD UEのセル無線ネットワーク一時識別情報を表し;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さく;
前記段階がさらに、
前記UEが、前記の決定された周波数間測定時間内に、RAT間GSMセルを測定して新たなRAT間GSMセルを識別するか、識別されたRAT間GSMセルを測定することを含む、
請求項25記載の方法。 - 前記UEが、受信されるMBMS情報についての復調パフォーマンスを保証できる測定時間から受信機変換時間を引いた時間に基づいてRAT間GSMセルについての要求される測定パフォーマンスを決定する、請求項8記載の方法。
- 前記UEがCELL_FACH状態においてMBMS PTMトラフィックを受信するFDD UEであり;前記UEが新たなRAT間GSMセルを識別するまたは識別されたRAT間GSMセルを測定する段階が:
式
SFN=(C_RNTI mod M_REP+n×M_REP)×N
を満たすSFNにおいて受信MBMS情報についての復調パフォーマンスを保証できる周波数間測定時間を決定することを含んでおり:
ここで、Nは、最大のTTIをもつFACHのTTIを10msで割って得られる値を表し、前記のFACHはFDD UEがモニタリングする非MBMS論理チャネルを担うSCCPCH上にあり;
M_REP=2kで、M_REPは測定期間のサイクルを表し;kはFACH測定期間サイクル係数を表し、システム情報11または12における情報要素「FACH測定機会情報」から取得されうるもので;
C_RNTIはFDD UEのセル無線ネットワーク一時識別情報を表し;
n=0,1,2,…であり、ただし、SFNはその最大値より小さく;
前記段階がさらに、
前記UEが、前記の決定された周波数間測定時間から受信機変換時間を引いた時間内に、RAT間GSMセルを測定して新たなRAT間GSMセルを識別するか、識別されたRAT間GSMセルを測定することを含む、
請求項27記載の方法。 - 前記受信機変換時間が受信機のハードウェア機能に依存し;該受信機変換時間が1msに等しい、請求項12、13、14、15、19、20、21、22、27または28のうちいずれか一項記載の方法。
- 前記MBMS情報が:
MBMSポイント・ツー・ポイント(PTP)トラフィック情報;および/または
MBMS PTP制御情報;および/または
MBMSポイント・ツー・マルチポイント(PTM)トラフィック情報;および/または
MBMS PTM制御情報、
を含む、請求項8記載の方法。 - システムが要求する周波数間/RAT間測定時間からMBMSトラフィックを受信する第一の時間を予約する第一の時間予約ユニットと;
システムが要求する周波数間/RAT間測定時間から周波数間/RAT間測定のための第二の時間を予約する第二の時間予約ユニットと;
第一の時間予約ユニットによって予約された第一の時間の間にMBMSトラフィックを受信するMBMS受信ユニットと;
第二の時間予約ユニットによって予約された第二の時間の間に周波数間/RAT間測定を実行する測定ユニットとを有するユーザー装置。 - MBMS情報を受信する過程において、測定パフォーマンスを決定するときに、システムが要求する周波数間/RAT間測定時間のうちからMBMSトラフィック受信のための時間を予約し;前記の予約された時間に基づいて受信されるMBMS情報のための復調パフォーマンスを保証する、測定パフォーマンス決定ユニットを有し、当該UEがTDD UEまたはFDD UEである、ユーザー装置。
- 前記の要求される測定パフォーマンスが:
当該UEが新たなセルを識別するのに要求される時間;および/または
当該UEの物理層がセル測定結果を上の層に報告するのに要求される時間を含む、
請求項31記載のユーザー装置。
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