JP4757073B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

本発明は,主として内燃機関の燃料供給系に使用される燃料噴射弁に関し,特に,燃料噴孔の内端に連なる弁座に着座可能の弁体と,この弁体を着座方向に付勢する戻しばねと,通電により前記弁体を内開き方向に作動する電磁アクチュエータと,前記弁体から電磁アクチュエータの可動コアに至る可動部組立体を通電により伸長させる磁歪アクチュエータとを備える燃料噴射弁に関する。
従来,磁界を印加・解除することで磁歪素子を素早く伸縮させて弁体を開閉する磁歪アクチュエータを備える燃料噴射弁は,特許文献1及び2に開示されるように既に知られている。
特開2002−295330号公報 特開2000−257527号公報
ところで,特許文献1に開示されるものは,磁歪アクチュエータの磁歪素子を,弁体を囲繞する中空円筒状に形成し,この磁歪素子の,弁座側の一端を弁ハウジングに固着し,その他端を弁体に連結して,内開き式に構成したものであるが,こうしたものでは,磁歪素子の中空化により,その伸長量を充分得ることが困難であり,実際に要求される伸長量を得るには,極めて長い磁歪素子が必要となり,燃料噴射弁の長大化を招くと共に,弁体を含む可動部の重量増加により,可動部の応答性が低下したり,可動部と固定部との当接部の摩耗量が増加してしまう。
また特許文献2に開示されるものは,中実の磁歪素子を使用し,弁体を含む可動部が小型化しているものゝ,外開き構造となっているので,燃料噴孔の外方に位置する弁体の弁部が,望む燃料の噴霧フォームの形成が困難である。
さらに特許文献1及び2に開示されたものは,磁歪アクチュエータのみの伸縮で弁体を開閉するために,消費電力が大きくなってしまう。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,電磁アクチュエータと,中実の磁歪素子を備える磁歪アクチュエータとを組み合わせて,内開き式で応答性が良好であり,しかも省電力で作動可能な燃料噴射弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,燃料噴孔の内端に連なる弁座に着座可能の弁体と,この弁体を着座方向に付勢する戻しばねと,通電により前記弁体を内開き方向に作動する電磁アクチュエータと,前記弁体から電磁アクチュエータの可動コアに至る可動部組立体を通電により伸長させる磁歪アクチュエータとを備える燃料噴射弁であって,前記磁歪アクチュエータを,前記電磁アクチュエータの可動コアに連結されるヨーク部材と,このヨーク部材と前記弁体と間に介装される磁歪素子組立体と,前記弁体及びヨーク部材間に,前記磁歪素子組立体を収容しつゝ該磁歪素子組立体に弁体の軸方向の圧縮予荷重を付与するように接続される非磁性で中空の予荷重ばねと,前記弁体,可動コア,磁歪素子組立体及び予荷重ばねを収容してそれらとの間に,前記燃料噴孔に連なる燃料流路を形成する弁ハウジングに取り付けられて,通電により前記磁歪素子組立体を前記予荷重に抗して伸長させる第2コイルとで構成したことを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記予荷重ばねを,周壁に多数の透孔を穿設した非磁性の円筒体で構成し,この予荷重ばねの両端開口部に前記ヨーク部材及び弁体の端部をそれぞれ圧入して溶接したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記予荷重ばねをベローズ体で構成し,この予荷重ばねの両端開口部に前記ヨーク部材及び弁体の端部をそれぞれ圧入して溶接し,該予荷重ばねの内部を密閉状にしたことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の何れかに加えて,前記磁歪素子組立体の両端と,それらに対向する前記ヨーク部材及び弁体との各間には,前記予荷重ばねが前記ヨーク部材及び弁体を介して該磁歪素子組立体に付与する予荷重の作用線を該磁歪素子組立体の軸線に沿わせる調心手段を設けたことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴に加えて,前記調心手段が,前記磁歪素子組立体に一端面を当接すると共に前記ヨーク部材又は弁体に他端面を当接する調心部材を備え,この調心部材と前記ヨーク部材又は弁体との当接部を球状凸面と,これに当接する平坦面又は円錐凹面とで構成したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第5の特徴の何れかに加えて,前記磁歪素子組立体を,中実で円柱状の内側磁歪素子と,それを囲繞するように配置される円筒状の外側磁歪素子と,これら内側及び外側磁歪素子間に配置される非磁性の中間筒部,この中間筒部17aの前端に結合されて前記外側磁歪素子の前端を支承する前端部材及び,前記中間筒部の後端に結合されて前記内側磁歪素子の後端を支承する後端部材よりなる変位伝達部材とで構成したことを第6の特徴とする。
さらにまた本発明は,第6の特徴に加えて,前記内側磁歪素子及び外側磁歪素子は,それぞれ軸方向に重ねられる複数の素子ブロック;で構成すると共に,各素子ブロック;間にはシムを介装したことを第7の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,第2コイルへの通電による磁歪素子組立体の伸長によって,可動部組立体を伸長させることができる。したがって,弁体を開弁すべく電磁アクチュエータを作動するときは,第2コイルに通電して可動部組立体を素早く伸長させば,その分,電磁アクチュエータの可動コアの開弁ストロークを減少させることになるから,弁体の開弁応答性を高めることができる。
また弁体の開弁中も,磁歪アクチュエータを適宜作動することにより,弁体の開度,即ち燃料噴射量の調整が可能である。したがって,エンジンの要求特性に対応して応答性と燃料噴射率を得ることができる。特に,弁体の開度を増加させるときは,第2コイルへの通電量や通電遮断を行うので,省電力化を図ることができる。
しかも,磁歪アクチュエータでは,弁体及び可動コア間に配設された磁歪素子組立体には中実の磁歪素子を備え得るので,磁歪アクチュエータの大型化を回避しながら,可動部組立体に充分な伸長量を与えることができる。
さらに弁体は開弁時,内開き状態となるから,弁体に邪魔させることなく,所望形状の噴霧フォームを得ることができる。
またヨーク部材及び弁体間に介装される磁歪素子組立体は,ヨーク部材及び弁体間を連結する中空の予荷重ばね内に収容され,これによって,可動コアから弁体に至る可動部組立体をコンパクトに構成することができると共に,予荷重部材により内部の磁歪素子組立体を保護し,その耐久性を確保することができ,のみならず磁歪素子組立体は,弁ハウジングにも収容されることになるから,外気の温度や湿度の影響を受けず,またヨーク部材及び弁体間の芯ずれがあっても,それを予荷重ばねの弾性変形により許容し,磁歪素子組立体に余分な付加をかけることがないから,磁歪素子組立体の安定した作動を確保して,燃料噴射弁の燃料噴射特性の安定化を図ることができる。 本発明の第2の特徴によれば,予荷重ばねを,極力小径に形成することができて,可動部組立体の小型,軽量化を図ることができ,同時に予荷重ばねと,ヨーク部材及び弁体との各連結強度を高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば,予荷重ばねの内部を密閉状にすることで,磁歪素子組立体を,弁ハウジング内の燃料から遮断して,磁歪素子の性能劣化を抑制することができる。
本発明の第4の特徴によれば,予荷重ばねがヨーク部材及び弁体に付与する予荷重を,調心手段を介して磁歪素子組立体に,その軸線に沿って作用させることができ,したがって磁歪素子組立体には,その伸長時でも無用なサイドスラストが加わることを回避して,その耐久性の向上を図ることができる。
本発明第5の特徴によれば,調心手段を簡単に構成することができる。
本発明の第6の特徴によれば,内側磁歪素子及び外側磁歪素子は,変位伝達部材を介して実質上,相互に軸方向に連結されるので,第2コイルの通電時には,両磁歪素子の軸方向の伸びは加算され,それが可動部組立体の有効長の伸びとなる。これにより磁歪素子組立体の小型化を図りつゝ,所望の伸長量を確保することができる。
本発明の第7の特徴によれば,各磁歪素子を,複数の素子ブロックに分割,積層することで,磁歪素子組立体の所望の伸長量を確保しながら,各磁歪素子の耐久性の向上を図ることができ,しかも各素子ブロック;間に介装されるシムの厚みの調節により,磁歪素子組立体の長さを簡単に調整することができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明のエンジン用燃料噴射弁の縦断側面図,図2は図1の2部拡大図,図3は図1の3部拡大図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図3の5−5線断面図,図6は同燃料噴射弁における予荷重ばねの一部拡大側面,図7は同燃料噴射弁における第1及び第2コイルの駆動回路図,図8は同燃料噴射弁の第1作動態様説明図,図9は同燃料噴射弁の第2作動態様説明図,図10は本発明の別の実施例を示す,図3との対応図である。
先ず,図1〜図3において,符号Iは,エンジンのシリンダヘッドに装着される直噴用燃料噴射弁である。尚,この燃料噴射弁Iに関する説明において,「前」とは燃料噴孔3側を言い,「後」とは燃料入口側を言う。
この燃料噴射弁Iの弁ハウジングHは,前端壁に円錐状の弁座2及びその中心に開口する燃料噴孔3を有する有底円筒状の弁座部材1と,この弁座部材1の後端部に嵌合して液密に結合される弁案内筒4(磁性体)と,この弁案内筒4の後端部に嵌合して液密に結合される磁歪ハウジング筒5(非磁性体)と,この磁歪ハウジング筒5の後端部に嵌合して液密に結合されるコアハウジング筒6(磁性体)と,このコアハウジング筒6の後端部に嵌合して液密に結合される中間筒7(非磁性体),この中間筒7の後端部に嵌合して液密に結合される中空円筒状の固定コア8(磁性体)と,この固定コア8の後端部に液密に結合される燃料入口筒9とからなっている。
燃料入口筒9には,高圧の燃料を供給する燃料分配管(図示せず)が接続されるようになっており,弁ハウジングHの内部は,この燃料入口筒9から前記燃料噴孔3に至る燃料流路となる。
弁案内筒4には,弁座2に着座し得る球状の弁部を前端に有するニードル状の弁体10が,その外周に筒状の燃料流路を確保するようにして収容される。この弁体10の開閉,即ち弁座2に対する離座及び着座により弁ハウジングH内の高圧燃料の燃料噴孔3からの噴射が制御される。
この弁体10の中間部には,弁案内筒4の内周面に摺動自在に支承されるジャーナル部12が形成され,このジャーナル部12の外周には,それの前後両端面間を連通して燃料を通過させる面取り部が設けられる。
磁歪ハウジング筒5には,円筒状の予荷重ばね13(非磁性体)と,その内側に配置される磁歪素子組立体14とが収容される。磁歪素子組立体14は,中実で円柱状の内側超磁歪素子15と,それを囲繞するように配置される円筒状の外側超磁歪素子16と,これら内側及び外側超磁歪素子15,16間に配置される中間筒部17a,この中間筒部17a(非磁性体)の前端に形成されて外側超磁歪素子16の前端を支承する前端部材17b(磁性体)及び,中間筒部17aの後端に形成されて内側超磁歪素子15の後端を支承する後端部材17c(磁性体)よりなる変位伝達部材17とで構成される。この変位伝達部材17は,内側超磁歪素子15及び外側超磁歪素子16を実質上,相互に軸方向に連結することになる。
前記コアハウジング筒6には,可動コア24(磁性体)の前端に中間部材23(非磁性体)を介してヨーク部材22(磁性体)を連結してなる可動コア・ヨーク部材結合体25が収容される。
可動コア24及び中間部材23の外周には,それぞれ隆起して前記中間筒7及びコアハウジング筒6の内周面に摺動自在に嵌合する環状のジャーナル部18,19が形成される。これにより可動コア・ヨーク部材結合体25の,傾きがない安定した摺動姿勢を保つことができる。また可動コア24と中間筒7,ヨーク部材22とコアハウジング筒6の各側隙を常に均一にすることができて,磁気特性の安定化を図ることができる。また可動コア24と中間筒7,ヨーク部材22とコアハウジング筒6の各間の摩擦を極力防ぎ,したがって特別な耐摩耗処理を施すことなく,それらの耐久性を高めることができる。しかも非磁性体の中間部材23は,耐摩耗性の高い素材を自由に選ぶことができるから,それ自身の耐久性をも容易に確保することができる。
図4及び図5において,可動コア・ヨーク部材結合体25を構成するヨーク部材22,中間部材23及び可動コア24の連結構造について説明する。中間部材23の軸方向両端面には,同軸状に並ぶ一対の小径の連結軸23a,23bが一体に形成される。一方,可動コア24及びヨーク部材22の,中間部材23に対向する端面には連結孔24b,22bが設けられ,これら連結孔24b,22bに上記連結軸23a,23bをそれぞれ圧入することで三者22〜24が一体に連結される。こうすることで,可動コア24及びヨーク部材22間は,それらの同軸精度を高めつゝ容易に連結することができる。
また可動コア24及びヨーク部材22の外周には,上記連結軸23a,23bの外周面に向かって凹入する複数の凹部24b,22bをそれぞれ形成されており,これら凹部24b,22bの底壁が連結軸23a,23bの外周部にそれぞれ溶接される。その溶接は,レーザ溶接が好適である。こうすることで,中間部材23と,前記可動コア24及びヨーク部材22との各圧入部の連結強度を高めることができる。しかも,可動コア24及びヨーク部材22の各凹部24b,22bの比較的薄い底壁を,中間部材23の連結軸23a,23bに溶接するには,極めて少ない入熱で足りるので,溶接熱による,可動コア24,中間部材23及びヨーク部材22の三者の同軸精度の狂いを回避することができる。
こうして構成される可動コア・ヨーク部材結合体25には,その前後両端面間を連通して燃料を通過させる一連の通孔26が設けられる。したがって可動コア24のジャーナル部18及び中間部材23のジャーナル部19に邪魔されることなく,燃料は可動コア・ヨーク部材結合体25内をスムーズに通過することができ,燃料の圧入損失を抑えて,良好な燃料噴射特性を維持することができる。
再び図2において,前記前端部材17bは,変位伝達部材17の中間筒部17aの中空部に連続するガイド孔20有しており,このガイド孔20に,前記弁体10の後端に形成される小径軸部10aと,この小径軸部10a及び内側超磁歪素子15間に介装される第1調心部材21(磁性体)とが摺動自在に嵌合される。この第1調心部材21とガイド孔20の内周面との間には,第1調心部材21の傾きを許容する間隙が設けられる。そして第1調心部材21は,前端面が球状凸面21aに形成されていて,常に前記小径軸部10aの後端の平坦面10bの中心部に当接するようになっている。したがって,内側超磁歪素子15の,第1調心部材21との当接端面が多少とも傾いていても,それに応じて第1調心部材21も傾くが,第1調心部材21の球状凸面21aの小径軸部10aの平坦面10bとの当接関係に変化は生じないようになっている。
一方,前記ヨーク部材22は,第2調心部材28を介して前記外側超磁歪素子16の後端に当接するように配置される。第2調心部材28は,前記後端部材17cを摺動可能に受容するガイド孔28aを有すると共に,後端面が球状凸面28bに形成されており,この球状凸面28bと,前記ヨーク部材22の前端面に形成された円錐状凹面22cとが当接している。したがって,外側超磁歪素子16の,第2調心部材28との当接端面が多少とも傾いていても,それに応じて第2調心部材28も傾くが,第2調心部材28の球状凸面28bがヨーク部材22の円錐状凹面22cとの当接関係に変化は生じないようになっている。
而して,第1及び第2調心部材21,28の協働により,予荷重ばね13が前記ヨーク部材22及び弁体10を介して磁歪素子組立体14に付与する予荷重の作用線を磁歪素子組立体14の軸線に沿わせることができ,これにより磁歪素子組立体14には,その伸長時でも無用なサイドスラストが加わることを回避して,その耐久性の向上を図ることができる。
前記予荷重ばね13は,図6に示すように,非磁性のばね鋼板製の,多数の透孔27,27…が穿設されたパンチングプレートを円筒状に丸めて,対向端同士を接合してなるもので,その軸方向両端部には,前記内側超磁歪素子15及び外側超磁歪素子16に所定の軸方向圧縮荷重を付与した状態で,前記弁体10の後端部と,前記ヨーク部材22の前端部とが装置圧入され,そして溶接されることにより,強固に固着される。而して,予荷重ばね13は,内側超磁歪素子15及び外側超磁歪素子16に軸方向の圧縮予荷重を付与して,所定量圧縮変形した状態に保持する。
上記構成の予荷重ばね13は,全体が磁歪素子組立体14の外周に近接するよう小径に形成することが可能となり,可動コア24から弁体10に至る可動部組立体43をコンパクトに構成することができる。しかも予荷重ばね13は,その内部に磁歪素子組立体14を収容することで,磁歪素子組立体14を保護し,その耐久性を確保することができ,のみならず磁歪素子組立体14は,予荷重ばね13と共に弁ハウジングHにも収容されることになるから,外気の温度や湿度の影響を受けないで済む。またヨーク部材22及び弁体10間の芯ずれがあっても,それを予荷重ばね13の弾性変形により許容し,磁歪素子組立体14に余分な付加をかけることがないから,磁歪素子組立体14の安定した作動を確保することができる。
前記内側超磁歪素子15及び外側超磁歪素子16は,それぞれ軸方向に重ねられる複数の素子ブロック15a,15a;16a,16aで構成されると共に,各素子ブロック15a,15a;16a,16a間にはシム29,30が介装される。
このように,各超磁歪素子15,16を,複数の素子ブロックに分割,積層することで,磁歪素子組立体14の所望の伸長量を確保しながら,各超磁歪素子15,16の耐久性の向上を図ることができ,しかも各素子ブロック15a,15a;16a,16a間に介装されるシム29,30の厚みを変えることにより,磁歪素子組立体14の長さを簡単に調整することができる。
前記可動コア24は,弁体10の弁座2への着座状態において,前記固定コア8の下端面に所定の開弁ストロークに対応する間隙αを存して対向するように配置される。固定コア8は,その前後両端面を連通する中空部8aを有しており,この中空部8aに,可動コア24を,弁体10の閉弁方向に付勢するコイル状の戻しばね31と,この戻しばね31にセット荷重を付与すべく,その固定端を支持するパイプ状のリテーナ32とが設けられ,このリテーナ32は,螺合もしくは圧入により中空部8aの内周面に固着される。
前記コアハウジング筒6の後端部から固定コアの前端部にかけて,それらの外周に第1コイル組立体35が配設される。この第1コイル組立体35は,コアハウジング筒6の後端部から固定コアの前端部にかけて,それらの外周面に嵌合される第1ボビン36と,その外周に巻装される第1コイル37とからなっており,この第1コイル組立体35を収容する第1コイルハウジング筒38(磁性体)がコアハウジング筒6及び固定コア8間を連結するように配置される。
而して,前記第1固定コア8,可動コア24,第1コイル組立体35,コアハウジング筒6及び第1コイルハウジング筒38は,戻しばね31と協働して弁体10を開閉する電磁アクチュエータA1を構成する。第1コイル37への通電時には,それにより生ずる磁束が固定コア8,第1コイルハウジング筒38,コアハウジング筒6及び可動コア24を順次走り,その磁力により可動コア24を戻しばね31のセット荷重に抗して固定コア8側に吸引させ,弁体10を開弁させることができる。
前記磁歪ハウジング筒5の外周には,前記両超磁歪素子15,16に対応して第2コイル組立体40が配設される。この第2コイル組立体40は,磁歪ハウジング筒5の外周面に嵌合される第2ボビン41と,その外周に巻装される第2コイル42とからなっており,この第2コイル組立体40を収容する第2コイルハウジング筒44(磁性体)が前記弁案内筒4及びコアハウジング筒6間を連結するように配置される。
而して,前記内側超磁歪素子15,外側超磁歪素子16,変位伝達部材17,予荷重ばね13,ヨーク部材22,第2コイル組立体40,コアハウジング筒6及び第2コイルハウジング筒44により,弁体10から可動コア24に至る一体可動部の可動部組立体43の有効長を変え得る磁歪アクチュエータA2が構成される。第2コイル42への通電時には,それにより生ずる磁束が第2コイルハウジング筒44,弁案内筒4,両超磁歪素子15,16,ヨーク部材22及びコアハウジング筒6を順次走ることにより,両超磁歪素子15,16に磁界が印加され,その磁界の強さに応じて両超磁歪素子15,16が軸方向に伸長し,可動部組立体43の有効長を延ばすことができる。その際,両超磁歪素子15,16は,変位伝達部材17を介して実質上,相互に軸方向に連結されるので,両超磁歪素子15,16の軸方向の伸びは加算され,それが可動部組立体43の有効長の伸びとなる。これにより磁歪素子組立体14の小型化を図りつゝ,所望の伸長量を確保することができる。
ところで,弁ハウジングHの一部を構成して,可動コア・ヨーク部材結合体25を収容するコアハウジング筒6(磁性体)は,第1コイル37を収容する第1コイルハウジング(磁性体)と,第2コイル42を収容する第2コイルハウジング(磁性体)とを連結するように配置され,電磁アクチュエータA1及び磁歪アクチュエータA2の共通する磁路に利用されるので,部品点数の削減,延いては構造の簡素化及びコンパクト化に寄与することができる。
また電磁アクチュエータA1の可動コア24と,磁歪アクチュエータA2の一部を構成するヨーク部材22とは,非磁性体の中間部材23を介して一体に連結されて可動コア・ヨーク部材結合体25を構成するので,両アクチュエータA1,A2の作動状態でも,可動コア24内の磁束と,ヨーク部材22内の磁束との干渉を中間部材23により遮断して,各アクチュエータA1,A2の良好な作動状態を確保することができる。
前記第1ボビン36には,第1コイル37に連なる第1給電端子45を支持する第1カプラ47が一体に形成され,また第2コイルハウジング筒44には,第2コイル42に連なる第2給電端子46を支持する第2カプラ48が一体に成形される。
図7に示すように,第1コイル37及び第2コイル42には,第1駆動回路51及び第2駆動回路52をそれぞれ介して電子制御ユニット53が接続され,電子制御ユニット53は,エンジンの燃料噴射時期や運転状態を検出する各種センサ(図示せず)からの出力信号に基づいて第1駆動回路51及び第2駆動回路52をそれぞれ個別に駆動制御し,第1及び第2コイル37,42の通電時期及び通電量を個別に制御するようになっている。その際,特に,第1コイル37への通電は,電磁アクチュエータA1の作動遅れを見込んで,第2コイル42への通電より先行して開始される。こうすることで,電磁アクチュエータA1の応答性の,磁歪アクチュエータA2の応答性より低い分を補うことができる。
次に,この燃料噴射弁Iの作動について説明する。
<第1作動態様(図8参照)>
この第1作動態様では,第1及び第2コイル37,42の非通電時における可動コア24の固定コア8に対するストローク間隙をαとしたとき,磁歪アクチュエータA2の作動による可動部組立体43の伸長量βは,β≧α,例えばβ=αに設定される。これを利用して,弁体10の開閉応答性の向上を図る。
〔閉弁モード〕
第1及び第2コイル37,42は非通電状態にあり,弁体10は,戻しばね31の付勢力により弁座2に着座した閉弁位置に保持されている。
〔開弁開始モード〕
先ず,第1コイル37に通電し,やゝ遅れて第2コイル42に通電する。しかしながら,第1コイル37を含む電磁アクチュエータA1の応答性は,第2コイル42を含む磁歪アクチュエータA2の応答性より若干低いので,実際には,可動コア24の固定コア8側への吸引動作が開始する前に,磁歪素子組立体14の伸長が発生し,その結果,前記β=αの関係から,可動コア24は,弁体10の閉弁位置を保持したまゝで固定コア8に早期に吸着されることになり,弁体10の開弁準備を早めることができる。
〔開弁モード〕
第1コイル37の励起により可動コア24の固定コア8への吸着が確保される。そこで第2コイル42への通電を遮断すると,予荷重ばね13のセット荷重により磁歪素子組立体14が即座にβ=α収縮して初期状態に戻るので,弁体10は素早く弁座2からβ=α分だけ離座することになり,開弁応答性が向上する。したがって,弁ハウジングH内部に待機していた高圧の燃料を,所望時期に燃料噴孔3からエンジンの燃焼室に噴射することができる。しかも第2コイルへ42への通電遮断により,省電力化を図ることができる。
ところで,弁体10の開弁は,弁体10が弁座2から弁ハウジングH内方へ変位することで生じる内開きであるから,燃料噴孔3からの燃料噴射により形成される噴霧フォームを,弁体10の弁部に邪魔されることなく,良好に形成することができる。
〔閉弁開始モード〕
第1コイル37の通電を遮断すると共に,第2コイル42に通電する。而して,第2コイル42への通電により磁歪素子組立体14が直ちにα伸長することで,弁体10を素早く閉弁させ,燃料噴射を停止することができる。
〔閉弁モード〕
第2コイル42への通電をも遮断して,磁歪素子組立体14を初期状態に収縮させる。この段階では,可動コア24及び固定コア8間から残留磁気は消失もしくは激減しているから,磁歪素子組立体14と同時に,戻しばね31のセット荷重により可動コア24を固定コア8から引き離して,弁体10の閉弁状態を確実に保持することができる。
尚,前記開弁モードにおいては,第2コイル42への通電量を点線で示すように適当に減少もしくはゼロに制御して,磁歪素子組立体14を適当量伸長させれば,弁体10の開度を下げて,燃料噴射量を減少させることができると共に,省電力化に寄与し得る。
<第2作動態様(図9参照)>
この第2作動態様では,第1及び第2コイル37,42の非通電時における可動コア24の固定コア8に対するストローク間隙をαとしたとき,磁歪アクチュエータA2の作動による可動部組立体43の伸長量βは,β<α,例えばβ=α/2に設定される。これを利用して,特に弁体10の開弁応答性の向上を図ると共に,燃料噴射量の可変を可能にする。
〔閉弁モード〕
第1及び第2コイル37,42は非通電状態にあり,弁体10は,戻しばね31の付勢力により弁座2に着座した閉弁位置に保持されている。この状態では,可動コア24及び固定コア8間には,弁体10の最大開弁ストロークに相当する間隙αが生じている。
〔開弁開始モード〕
先ず,第1コイル37に通電し,やゝ遅れて第2コイル42に通電する。しかしながら,第1コイル37を含む電磁アクチュエータA1の応答性は,第2コイル42を含む磁歪アクチュエータA2の応答性より若干低いので,実際には,可動コア24の固定コア8側への吸引動作が開始する前に,磁歪素子組立体14がβ=α/2だけ伸長し,その結果,可動コア24及び固定コア8間のストローク間隙がαからα/2に減少し,これにより第1コイル37の励起による可動コア24の固定コア8への吸着を早めることができる。
〔大開弁モード〕
第1コイル37への通電を続行し,第2コイルへの通電は遮断する。第1コイル37への通電続行により,可動コア24を前記作用により可動コア24を直ちに固定コア8に吸着させて,弁体10を開弁させるが,それと同時に,第2コイルへの通電遮断により磁歪素子組立体14の前記伸びα/2が消失するので,結局,弁体10は最大ストローク量α弁座2から離座して全開状態となり,燃料噴孔3から多量の燃料を噴射することができる。しかも第2コイルへ42への通電遮断により,省電力化を図ることができる。
〔小開弁モード〕
第1コイル37への通電を維持し,第2コイルへの通電を再開する。すると,可動コア24を固定コア8に吸着させた状態で,磁歪素子組立体14が再びα/2だけ伸長するため,弁体10はα/2だけ弁座2に近接して半開き状態となり,燃料噴孔3から燃料噴射量を半減させることができる。
〔閉弁開始モード〕
第2コイル42への通電を保持した状態で第1コイル37への通電を遮断する。その結果,弁体10は前記半開き状態から戻しばね31の付勢力により弁座2に着座することになるから,閉弁衝撃が少なく,弁体10の振動を防ぐことができる。
〔閉弁モード〕
最後に第2コイル42への通電をも遮断する。それに伴ない可動部組立体43は収縮するが,弁体10の戻しばね31の付勢力による閉弁状態に変化はない。
次に,図10に示す本発明の別の実施例について説明する。
この別の実施例では,予荷重ばね13が非磁性鋼板製のベローズ体で構成され,その軸方向両端開口部に前記ヨーク部材22及び弁体10の端部がそれぞれ圧入して溶接され,予荷重ばね13の内部は密閉状とされる。その他の構成は,前実施例と同様であるので,図10中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この実施例によれば,予荷重ばね13の内部を密閉状にすることで,磁歪素子組立体14を,弁ハウジングH内の燃料から遮断して,各超磁歪素子15,16の性能劣化を抑制することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,前記α及びβの関係や作動態様は,エンジンの要求特性に応じて自由に変えることができる。
本発明のエンジン用燃料噴射弁の縦断側面図。 図1の2部拡大図。 図1の3部拡大図。 図3の4−4線断面図。 図3の5−5線断面図。 同燃料噴射弁における予荷重ばねの一部拡大側面。 同燃料噴射弁における第1及び第2コイルの駆動回路図。 同燃料噴射弁の第1作動態様説明図。 同燃料噴射弁の第2作動態様説明図。 本発明の別の実施例を示す,図3との対応図。
符号の説明
I・・・・・燃料噴射弁
H・・・・・弁ハウジング
A1・・・・電磁アクチュエータ
A2・・・・磁歪アクチュエータ
2・・・・・弁座
3・・・・・燃料噴孔
10・・・・弁体
10b・・・平坦面
13・・・・予荷重ばね
14・・・・磁歪素子組立体
15・・・・中実の内側超磁歪素子(内側超磁歪素子)
16・・・・外側磁歪素子(外側超磁歪素子)
17・・・・変位伝達部材
17a・・・中間筒部
17b・・・前端部材
17c・・・後端部材
21・・・・調心部材(第1調心部材)
21a・・・球状凸面
22・・・・ヨーク部材
22c・・・円錐凹面
22a・・・連結孔
24・・・・可動コア
24a・・・連結孔
24b・・・凹部
27・・・・透孔
28・・・・調心部材(第2調心部材)
28b・・・球状凸面
31・・・・戻しばね
42・・・・第2コイル
43・・・・可動部組立体

Claims (7)

  1. 燃料噴孔(3)の内端に連なる弁座(2)に着座可能の弁体(10)と,この弁体(10)を着座方向に付勢する戻しばね(31)と,通電により前記弁体(10)を内開き方向に作動する電磁アクチュエータ(A1)と,前記弁体(10)から電磁アクチュエータ(A1)の可動コア(24)に至る可動部組立体(43)を通電により伸長させる磁歪アクチュエータ(A2)とを備える燃料噴射弁であって,
    前記磁歪アクチュエータ(A2)を,前記電磁アクチュエータ(A1)の可動コア(24)に連結されるヨーク部材(22)と,このヨーク部材(22)と前記弁体(10)と間に介装される磁歪素子組立体(14)と,前記弁体(10)及びヨーク部材(22)間に,前記磁歪素子組立体(14)を収容しつゝ該磁歪素子組立体(14)に弁体(10)の軸方向の圧縮予荷重を付与するように接続される非磁性で中空の予荷重ばね(13)と,前記弁体(10),可動コア(24),磁歪素子組立体(14)及び予荷重ばね(13)を収容してそれらとの間に,前記燃料噴孔(3)に連なる燃料流路を形成する弁ハウジング(H)に取り付けられて,通電により前記磁歪素子組立体(14)を前記予荷重に抗して伸長させる第2コイル(42)とで構成したことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1記載の燃料噴射弁において,
    前記予荷重ばね(13)を,周壁に多数の透孔(27)を穿設した非磁性の円筒体で構成し,この予荷重ばね(13)の両端開口部に前記ヨーク部材(22)及び弁体(10)の端部をそれぞれ圧入して溶接したことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1記載の燃料噴射弁において,
    前記予荷重ばね(13)をベローズ体で構成し,この予荷重ばね(13)の両端開口部に前記ヨーク部材(22)及び弁体(10)の端部をそれぞれ圧入して溶接し,該予荷重ばね(13)の内部を密閉状にしたことを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の燃料噴射弁において,
    前記磁歪素子組立体(14)の両端と,それらに対向する前記ヨーク部材(22)及び弁体(10)との各間には,前記予荷重ばね(13)が前記ヨーク部材(22)及び弁体(10)を介して該磁歪素子組立体(14)に付与する予荷重の作用線を該磁歪素子組立体(14)の軸線に沿わせる調心手段(21,28)を設けたことを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項4記載の燃料噴射弁において,
    前記調心手段が,前記磁歪素子組立体(14)に一端面を当接すると共に前記ヨーク部材(22)又は弁体(10)に他端面を当接する調心部材(21,28)を備え,この調心部材(21,28)と前記ヨーク部材(22)又は弁体(10)との当接部を球状凸面(21a,28b)と,これに当接する平坦面(10b)又は円錐凹面(22b)とで構成したことを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の燃料噴射弁において,
    前記磁歪素子組立体(14)を,中実で円柱状の内側磁歪素子(15)と,それを囲繞するように配置される円筒状の外側磁歪素子(16)と,これら内側及び外側磁歪素子(15,16)間に配置される非磁性の中間筒部(17a),この中間筒部17aの前端に結合されて前記外側磁歪素子(16)の前端を支承する前端部材(17b)及び,前記中間筒部(17a)の後端に結合されて前記内側磁歪素子(15)の後端を支承する後端部材(17c)よりなる変位伝達部材(17)とで構成したことを特徴とする燃料噴射弁。
  7. 請求項6記載の燃料噴射弁において,
    前記内側磁歪素子(15)及び外側磁歪素子(16)は,それぞれ軸方向に重ねられる複数の素子ブロック(15a,15a;16a,16a)で構成すると共に,各素子ブロック(15a,15a;16a,16a)間にはシム(29,30)を介装したことを特徴とする燃料噴射弁。
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