JP4755785B2 - 大地監視用観測データ収集システム、大地監視システムおよびその構築方法 - Google Patents

大地監視用観測データ収集システム、大地監視システムおよびその構築方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、観測装置による大地の変動検出用観測データをデータ収集装置で収集するようにした大地監視用観測データ収集システムおよび大地監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば地殻変動などの比較的広域にわたる大地の変動を監視するシステムにおいて、観測データを収集するデータ収集装置と観測装置との間が数キロメートル以上の遠距離になる場合には、無線によってデータ伝送を行っている。
【0003】
具体的には、観測装置とデータ収集装置との間でデータリンクを確立させるために、観測装置毎に周波数チャンネルを割り当てて、その周波数チャンネルを利用してデータ収集装置が複数の観測装置から観測データを個別に収集するようにしていた。
【0004】
一方、傾斜地における地滑りを監視する装置など、比較的狭域における大地監視システムでは、地滑りを検出するセンサとデータ収集装置との間を1対1のケーブルで個別に接続して、データ収集装置が複数のセンサによる検出結果をそれぞれ読み取るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の、無線によって観測装置とデータ収集装置間でデータリンクさせるようにした大地監視システムにおいては、監視すべきポイントの数が多くて、設置すべき観測装置の数が増えると、観測装置の台数分の無線通信装置をデータ収集装置側に設け、且つ個別に周波数チャンネルを割り当てなければならない。しかも各無線通信装置とのインタフェース回路は観測装置の数に比例するため、観測装置の数が増える程、データ収集装置の規模が大きくなるという問題があった。
【0006】
また、後者の、観測装置とデータ収集装置との間を、単に個別のケーブルで接続するようにした大地監視システムにおいては、各観測装置による観測データを個別に収集するので、観測装置の数が増える程、やはりデータ収集装置の規模が大きくなるという問題があった。
【0007】
さらに、観測装置とデータ収集装置との間を、個別のケーブルで接続するようにした場合には、監視領域が広範囲になって、データ収集装置の数が増すと、ケーブルの数およびその総延長が長くなり、ケーブル敷設工事のための費用および時間もかかる。さらにデータ収集装置における観測装置毎のインタフェース回路も大規模なものとなって不経済になるという問題が生じる。
【0008】
この発明の目的は、多数の観測装置を設置する場合でも、観測装置毎の無線周波数チャンネルを用いる必要がなく、データ収集装置の規模が大きくならない大地監視用データ収集システムおよび大地監視システムおよびその構築方法を提供することにある。
【0009】
また、この発明の目的は、ケーブル本数およびケーブルの総延長を最低限なものとして、さらにデータ収集装置側のインタフェースも簡素化した、大地監視用データ収集システム、大地監視システムおよびその構築方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受け、大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段とを備えた複数の観測装置と、
前記各観測装置のデータ伝送手段から送出された観測データを受信して、各観測装置の観測データを収集するデータ収集手段を備えたデータ収集装置とを備え、
前記データ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介して、前記複数の観測装置と前記データ収集装置とを接続することによって大地監視用観測データ収集システムを構成する。
【0011】
この構成により、データ収集装置は、測位系の時刻に同期した周期で、各観測装置からの観測データを時分割的に収集する。
【0012】
また、この発明は、測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受け、大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをシリアルデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段とを複数の観測装置にそれぞれ設け、各観測装置のデータ伝送手段から送出された観測データを受信して、各観測装置の観測データを収集するデータ収集手段をデータ収集装置に設け、前記シリアルデータ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介して、複数の観測装置とデータ収集装置とをデージーチェーン接続することによって大地監視用観測データ収集システムを構成する。
【0013】
このように複数の観測装置とデータ収集装置とをシリアルデータ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介してデージーチェーン接続することにより、ケーブルの総延長を短くし、且つデータ収集装置側でのデータ収集のためのインタフェースを簡素化する。
【0014】
また、この発明は、前記観測手段の少なくとも1つを、測位用衛星からの電波のキャリア位相に関する観測データを求めるものとする。これにより、前記アンテナの位置をキャリア位相に基づいて相対測位する。
【0015】
また、この発明は、前記観測手段の少なくとも1つを、地面の傾斜を計測する傾斜計、2点間の伸縮量を計測する伸縮計、または水位を計測する水位計のいずれかとする。これらの計測手段によって、大地の変動検出用観測データを求める。
【0016】
また、この発明は、前記観測手段と前記データ伝送手段とを観測ユニットとして一体化するとともに、前記シリアルデータ伝送ラインと前記電源ラインとを接続する端子台をその観測ユニットに設ける。この構成により、観測装置の設置およびそれに対するシリアルデータ伝送ラインと電源ラインの接続を容易にする。
【0017】
また、この発明は、収集された観測データを解析するデータ解析手段と、上記大地監視用観測データ収集システムとを備えて、大地監視システムを構成する。
【0018】
また、この発明は、前記データ収集装置を基幹通信網に接続し、該基幹通信網に前記データ解析手段による解析結果を出力する監視装置を接続して、大地監視システムを構成する。これにより、例えば、公衆回線や専用回線としての光ファイバ網などを介して、遠隔地で所定の監視領域の監視を行えるようにする。
【0019】
また、この発明は、測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受け、大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段と、前記データ伝送ラインの接続手段とで観測ユニットを構成し、前記観測ユニットのデータ伝送手段から送出された観測データを受信するデータ収集装置と複数の前記観測ユニットの前記接続手段とを前記データ伝送ラインおよび電源ラインで接続して大地監視用観測データ収集システムを構築する。
【0020】
このように、観測手段、データ伝送手段、および接続手段をユニット化した観測ユニットをデータ収集装置に接続することによって、大地監視用の観測データ収集システムを容易に構築できるようにする。
【0021】
さらに、この発明は、前記複数の観測ユニットの前記接続手段同士を前記データ伝送ラインおよび電源ラインでデージーチェーン接続する。これにより、データ収集装置に対する複数の観測ユニットの接続を容易にし、データ伝送ラインおよび電源ラインの敷設費用も低減できるようにする。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の実施形態である大地監視用観測データ収集システムおよび大地監視システムの構成を、各図を参照して順に説明する。
図1は大地監視システムの全体の構成を示す系統図である。図1において、10a,10b,10c....10qはそれぞれGPS衛星からの電波を受信する観測ユニットである。11aは観測ユニット10以外の他のセンサ16を用いて観測データを求める他センサ用ユニットである。
【0023】
これらの観測ユニット10は、監視すべき領域内の所定の観測点に設置している。また、傾斜計、伸縮計、水位計などのセンサ16は、傾斜、伸縮、または水位などの計測を行うべき点に設置していて、その付近に他センサ用ユニット11aを配置している。この例では、観測ユニット10a〜10hを一方の山の斜面に配置し、観測ユニット10i〜10qを川または道路を挟んだ他方の山の斜面に設置している。
【0024】
12は、本発明に係るデータ収集装置に相当する通信集約ユニットである。この通信集約ユニット12と、複数の観測ユニット10とは、ケーブル30を介してデージーチェーン接続している。但し、この例では、通信集約ユニット12は複数のケーブル接続ポートを備えていて、観測ユニット10a、10b、10c、10dおよび通信集約ユニット12が、ケーブル30でデージーチェーン接続した1つの系統をなしていて、観測ユニット10e,10f,10g,10h,他センサ用ユニット11a、および通信集約ユニット12が、ケーブル30でデージーチェーン接続したもう1つの系統をなしている。
【0025】
13は、公衆回線、専用回線などとしての光ファイバ網またはそれに代わるW−CDMA、インマルサット等の大容量通信網などによる基幹通信網である。この基幹通信網には、前記通信集約ユニット12、後述する監視装置17および無線中継ユニット14などを接続している。
【0026】
15は、本発明に係るデータ収集装置に相当する無線集約ユニットであり、上記通信集約ユニット12の場合と同様に、複数のケーブル接続ポートを備えている。この例では、観測ユニット10i,10j,10k,10lおよび無線集約ユニット15が、ケーブル30を介してデージーチェーン接続した1つの系統をなしていて、観測ユニット10m,10n,10o,10p,10qおよび無線集約ユニット15が、ケーブル30を介してデージーチェーン接続したもう1つの系統をなしている。
【0027】
上記無線集約ユニット15と無線中継ユニット14とは、2.4GHz帯でスペクトラム拡散する特定小電力無線を利用して無線通信を行う。この無線通信によって、道路や谷川などを越えてデータ伝送を行う。
【0028】
後述するように、通信集約ユニット12は、それにデージーチェーン接続されている複数の観測ユニット10a〜10hおよび他センサ用ユニット11aからの観測データを時分割的に収集し、一定時間蓄積して、データをファイル化すると共に基幹通信網を介して監視装置17へ伝送する。無線集約ユニット15についても同様に、それにデージーチェーン接続されている複数の観測ユニット10i〜10qからの観測データを時分割的に収集し、一定時間蓄積して、データをファイル化すると共に、無線中継ユニット14および基幹通信網13を介して監視装置17へ伝送する。
【0029】
監視装置17は、大地監視を行う事務所や管理局などの中に設けて、監視領域内の各観測点における大地の変動量や変動方向およびその時間変化などを解析し表示出力する。
【0030】
図2は、図1に示した観測ユニット10の構成を示す正面図である。図2において21はGPS計測センサ、23はそれを支える金属パイプからなる支柱、24は支柱23を支持する円板状のベースである。このベース24をコンクリート上や柱状体に取り付けることによって、GPS計測センサ21を所定位置に固定する。
【0031】
このGPS計測センサ21は、GPS衛星からの電波を受信するアンテナのレドーム内にアンテナ、受信回路、およびその受信により求めた観測データを所定のタイミングで出力するための制御回路を設けたものである。
【0032】
図2において、22は制御ボックスであり、支柱23に固定している。この制御ボックス22には、後述するように、観測ユニット10に割り当てる観測ユニットIDを設定する制御回路、GPS計測センサ21に対する電源回路、信号のレベル変換を行うレベル変換器、およびケーブルを接続する端子台などを備えている。25は、GPS計測センサ21と制御ボックス22との間を接続するケーブル、30a,30bは、この観測ユニット10に対してデージーチェーン接続する前後の観測ユニットとの間を結ぶケーブルである。
【0033】
図3は、複数の観測ユニットと通信集約ユニットとの接続関係を示す図である。図3において、30′はシリアルデータ伝送ライン、30″は電源ラインである。上述のケーブル30は、このシリアルデータ伝送ライン30′と電源ライン30″とからなるケーブルであり、30′,30″のいずれもツイストペアケーブルであり、この2つのツイストペアケーブルを束ねて1本のケーブル30を構成している。シリアルデータ伝送ライン30′の末端は終端器によって無反射終端している。
【0034】
通信集約ユニット12は、商用電源を入力して、直流電源電圧を出力する電源回路123、シリアルデータ伝送ライン30′から入力される信号をレベル変換するレベル変換器121、および基幹通信網との間で通信制御を行う通信制御ユニット122を備えている。
【0035】
通信制御ユニット122は、各観測ユニット10a〜10dから収集した観測データをユニット毎に且つ一定時間毎にファイル化し、基幹通信網に接続されている監視装置17へ伝送する。この通信制御ユニット122には、例えば20日程度分の観測データを一時保持するバッファリング機能を持たせている。これは、基幹通信網の障害発生時に一時的なデータの保管を行い、障害解除後にデータの伝送を行えるようにするためである。これにより、データの欠損をなくす。
【0036】
上記シリアルデータ伝送ライン30′は、例えばRS485規格に相当するものであり、最長800mの範囲に多数の観測ユニット10および他センサ用ユニット11を接続することができる。通信集約ユニット12内の電源回路123は電源ライン30″に対してDC12Vを供給する。
各観測ユニット10は、GPS計測センサ21と制御ボックス22とから構成している。
【0037】
なお、図3に示した例では、通信集約ユニット12に備えられている1つのポート部分についてのみ示したが、通信集約ユニット12の他のポートには、別系統のデージーチェーン接続したケーブル30が同様に接続される。
【0038】
図4は観測ユニット10の特に制御ボックス22の構成を示すブロック図である。制御ボックス22は、ケーブル30a,30bを接続する端子台225を備えていて、この端子台225に、一方の観測ユニットからのケーブル30aをおよび他方の観測ユニットへのケーブル30bをそれぞれ接続する。制御ボックス22において、DC電源回路223は、電源ライン30″からのDC12V電源をDC5Vの電圧に変換して、GPS計測センサ21および制御回路221へ電源電圧を供給する。GPS計測センサ21と制御ボックス22との間は、電源ラインを含むシリアルデータ伝送ライン(例えば、RS232C)のケーブル25で接続している。
【0039】
制御回路221は、GPS計測センサ21に対して観測ユニットIDを設定するスイッチ、そのスイッチの状態を取り込むシフトレジスタ、およびそのシフトレジスタの内容をシリアルにGPS計測センサ21へ出力するためのクロック信号発生回路などから構成している。GPS計測センサ21は、電源投入時に制御回路221からIDを読み取り、そのIDに対応したタイミングで、観測データを出力する。レベル変換器222は、GPS計測センサ21から出力されるRS232C形式の信号をRS485形式へレベル変換する。アレスタ224は、ケーブル30a、30bからの誘導雷によってレベル変換器222またはDC電源回路223が破壊されるのを防止する。
【0040】
図5は、他センサ用ユニットと、それに接続されるセンサの構成を示すブロック図である。他センサ用ユニット11において、GPS受信機113はGPS衛星からの電波を受信してGPSタイムを求める。マイクロプロセッサ112は、GPS受信機113から出力される0.5秒毎の信号に同期して、後述する処理を実行する。制御回路118は、図4に示した観測ユニットに設けた制御回路221と略同様にして、他センサ用ユニット11のIDを設定する回路である。マイクロプロセッサ112は、電源投入時に制御回路118からIDを読み取り、そのIDに対応したタイミングで、観測データを出力する。
【0041】
レベル変換器115は、マイクロプロセッサ112から出力されるシリアルデータをRS485形式のレベルに変換する。センサ16は、傾斜計、伸縮計、水位計などであり、ADコンバータ111は、これらのセンサの検出結果をディジタルデータに変換しマイクロプロセッサ112へ与える。DC電源回路114は、マイクロプロセッサ112、ADコンバータ111、および必要に応じてセンサ16に電源電圧を供給する。
【0042】
図6は無線集約ユニットの構成を示すブロック図である。図3に示した通信集約ユニット12と異なるのは、無線機154およびそのアンテナ155を備えている点である。その他は通信集約ユニット12と同様である。
通信制御ユニット152は、各観測ユニット10q〜10mから収集した観測データをユニット毎に且つ一定時間毎にファイル化する。この通信制御ユニット152には、例えば20日程度分の観測データを一時保持するバッファリング機能を持たせている。これは、基幹通信網や無線中継器の障害発生時に一時的なデータの保管を行い、障害解除後にデータの伝送を行えるようにするためである。
【0043】
無線機154は通信制御ユニット152から出力されるシリアルデータをスペクトラム拡散変調してアンテナ155から無線送信する。
【0044】
なお、図6に示した例では、無線集約ユニット15に備えられている1つのポート部分についてのみ示したが、無線集約ユニット15の他のポートには、別系統のデージーチェーン接続したケーブル30が同様に接続される。
【0045】
図7は無線中継ユニットの構成を示すブロック図である。ここで141は無線機142のアンテナである。無線機142は、上記無線集約ユニット15から送信された電波を受信し、復調することによって、シリアルデータを生成する。上記無線集約ユニット15、無線中継ユニット14の無線機142および通信制御ユニット143を経由して、上記ファイル化した観測データを基幹通信網に接続されている監視装置17へ伝送する。通信制御ユニット143には、例えば20日程度分の観測データを一時保持するバッファリング機能を持たせている。これにより、基幹通信網の障害発生時に一時的なデータの保管を行い、障害解除後にデータの伝送を行えるようにする。
【0046】
図8は、上記観測ユニットまたは他センサ用ユニットに設けた端子台の構成を示す図である。ケーブル30a,30bは、上述したように、計4本の心線を備えている。これらの心線端部には、それぞれ圧着端子を取り付けていて、その圧着端子を端子台225の所定位置にネジ留めすることによって、観測ユニットまたは他センサ用ユニットにケーブル30a、30bを接続する。
【0047】
なお、端子台とユニット内部の回路とを接続する信号線については、図8においては省略している。
上記ケーブル30a,30bは、フレキシブルな保護管を通して、土中、地表、コンクリート内等に敷設する。
【0048】
このような構造により、ケーブル端部の加工およびケーブルの取り付けが極めて容易になる。すなわち、専用のコネクタやプラグを取り付ける必要がなく、ケーブルおよび圧着端子も一般に入手可能であり、配線、結線およびそのチェックに必要な技能も、一般の電工工事レベルで可能となる。そのため、ケーブルを保護する保護管の敷設も含め、この観測ユニットまたは他センサ用ユニットを設置する地元の電装工事業者などの第三者が、特殊な工具や技能を要せずに工事することが可能となる。
【0049】
図9は、各観測ユニットまたは他センサ用ユニットからデータが送信されるタイミングを示す図である。この例では1つのタイムスロットの時間が0.5秒に相当する。デージーチェーン接続された一続きのシリアルデータ伝送ライン30′には、30秒間に60のタイムスロットを利用して、最大60台のユニット(観測ユニットと他センサ用ユニットの合計台数)からのデータが乗せられる。図1に示した例では、通信集約ユニット12および無線集約ユニット15が複数のポートを備えているので、60台×ポート数だけ上記ユニットからのデータを収集することができる。
【0050】
図10は観測ユニットまたは他センサ用ユニットからシリアルデータ伝送ラインへ乗せられる、1回のタイムスロットで送られる出力データの構成を示す図である。
(A)は、観測ユニットが、そのIDによって割り当てられたタイムスロットで30秒毎に送信するデータのフォーマットである。ここで「同期バイト」は、このデータを通信集約ユニットまたは無線集約ユニットが受け取って抽出する際の、先頭位置を検出するためのデータである。「メッセージID」はそれ以降に続くデータ列が観測データに関するデータであることを示す識別コードである。「ユニットID」は、このデータを出力した観測ユニットを識別するためのコードである。「GPS時刻」は、それに続く各チャンネルの観測データを求めた時刻(GPSタイム)である。「各チャンネルの観測データ」は、GPS計測センサ内の各受信チャンネルで受信した観測データを所定フォーマットで表わしたものである。この観測データには、受信した衛星毎に、衛星番号、受信点から衛星までの擬似距離、およびその衛星からの電波のキャリア位相データを含まれている。
【0051】
(B)は、観測ユニットが、所定周期で送信する航法メッセージのデータフォーマットである。ここで「同期バイト」は、(A)に示したものと同様である。「メッセージID」は、以降に続くデータが航法メッセージについてのデータであることを示す識別コードである。「ユニットID」は、このデータを出力した観測ユニットを識別するためのコードである。「各衛星の航法メッセージ」は、30分かけてGPS衛星から受信した各衛星の航法メッセージを所定フォーマットで表わしたものである。
【0052】
(C)は、他センサ用ユニットが、そのIDによって割り当てられたタイムスロットで30秒毎に送信するデータのフォーマットである。ここで「同期バイト」は、上述したものと同様に、このデータを通信集約ユニットまたは無線集約ユニットで抽出する際の先頭位置を検出するためのデータである。「メッセージID」は、以降に続くデータが、他センサ用ユニットによって求められた観測データであることを示すコードである。「ユニットID」は、この他センサ用ユニットの識別コードである。「GPS時刻」は、それに続く「センサのデータ」を取り込んだ時刻である。「センサのデータ」は、例えば傾斜計、伸縮計、水位計などにより検出したデータである。
【0053】
図11は、観測ユニットまたは他センサ用ユニットの処理内容を示すフローチャートである。すなわち、観測ユニットにおいては、GPS計測センサ21の処理内容、他センサ用ユニットにおいては、マイクロプロセッサ112の処理内容を示すフローチャートである。(A)に示すように、観測ユニットまたは他センサ用ユニットを設置して初めて電源投入した時、制御回路(221、118)により設定されているユニットIDを読み込む。
【0054】
観測ユニットにおいては、GPS衛星からの電波の受信によって求めたGPSタイムに基づき、0.5秒毎に図11の(B)に示した処理を行う。また、他センサ用ユニットにおいては、図5に示したGPS受信機113から出力される0.5秒毎の割込信号に応答して、この図11の(B)に示す処理を実行する。すなわち、まずこの0.5秒毎の処理の開始をカウントして、現在どのタイムスロットに相当するかを求める(n1)。現在時刻の秒の桁が00秒または30秒など、予め定めた観測データ取り込みタイミングとなれば、その観測データを一時記憶する(n2→n3)。すなわち、観測ユニットにおけるGPS計測センサは、各衛星の観測擬似距離およびキャリア位相のデータを一時記憶する。また他センサ用ユニットにおけるマイクロプロセッサ112は、センサ16による観測データを一時記憶する。また、現在のタイムスロットが、データ送信タイミングであれば、一時記憶していたデータを図10の(A)または(C)に示した所定フォーマットでシリアルデータ伝送ライン30′へ出力する(n4)→(n5)。
【0055】
上記データ送信タイミングは、電源オン時に読み込んだユニットIDに基づき、予め割り当てられたタイムスロットになったか否かの判定により行う。例えばユニットIDが“01”ならタイムスロット0の時に、ユニットIDが“05”ならタイムスロット5の時に、さらにユニットIDが“59”ならタイムスロット59の時に、それぞれデータを送信する。
【0056】
図12は、無線集約ユニットまたは通信集約ユニットの処理内容を示すフローチャートである。(A)は前記タイムスロットに応じて送信されてくるデータを処理する手順である。まず、同期バイトの検出を行い、それに続くメッセージIDおよびそれ以降のデータの読み取りを行う(n11→n12)。この処理を繰り返すことによって、30秒毎(00秒と30秒)の観測データを、30秒間に最大60台の観測ユニットまたは他センサ用ユニットから収集する。
【0057】
図12の(B)に示す処理は、基幹通信網を介して所定時間毎に監視装置へデータ伝送を行う処理手順である。まず、観測ユニットまたは他センサ用ユニット毎のデータを蓄積し、例えば1時間分のデータを1つのファイルとして作成する(n21)。したがって1時間毎に、観測ユニットおよび他センサ用ユニットの台数分のファイルが作成される。そして、これらのファイルを基幹通信網を介して監視装置17へ伝送する(n22)。以上の処理を繰り返すことによって監視装置17側では、1時間毎にすべての観測ユニットおよび他センサ用ユニットの観測データを収集し、解析することができる。
【0058】
図13は監視装置の処理手順を示すフローチャートである。まず、通信集約ユニット12または無線集約ユニット15から1時間毎にデータファイルを読み取る(n31)。このデータファイルから観測データを抽出し、各観測ユニットのGPS計測センサのアンテナの位置( 観測点)の相対測位を行う。また、他センサ用ユニットが求めた観測データを抽出する(n32)。続いて、上記観測点の相対位置変化および傾斜計、伸縮計、水位計などの各種センサの検出結果に基づいて、監視領域の大地変動を解析し、その結果を出力する(n33→n34)。以上の処理を、通信集約ユニットまたは無線集約ユニットからデータファイルを読み取る毎に繰返し行う。
【0059】
なお、以上の各図を参照して説明した例では、観測ユニット10および他センサ用ユニット11をケーブル30でデージーチェーン接続し、そのケーブルの端部を通信集約ユニット12や無線集約ユニット15に接続したが、通信集約ユニット12や無線集約ユニット15に対して、観測ユニット10や他センサ用ユニット11を個別にケーブルで接続してもよい。その場合でも、通信集約ユニット12や無線集約ユニット15は、測位系の時刻に同期した周期で、各観測ユニット10または他センサ用ユニット11からの観測データを時分割的に収集する。そのため、通信集約ユニット12や無線集約ユニット15と、観測ユニット10や他センサ用ユニット11との間は個別のケーブルで結ぶことになるが、通信集約ユニット12や無線集約ユニット15の端子台に対して、各ケーブルを電気的にはすべて並列に接続すればよい。
【0060】
したがって、デージーチェーン接続しない場合に、観測ユニット10や他センサ用ユニット11の数が増大しても、通信集約ユニット12や無線集約ユニット15内の通信制御ユニットの処理内容は変わらず、その規模が増大することはない。
【0061】
【発明の効果】
この発明によれば、データ収集装置は、測位系の時刻に同期した周期で、各観測装置からの観測データを時分割的に収集でき、観測装置の数が増大しても、データ収集装置の規模を増大させることなく、対応可能となる。
【0062】
また、この発明によれば、複数の観測装置とデータ収集装置とをシリアルデータ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介してデージーチェーン接続することにより、ケーブルの総延長が短くなり、且つデータ収集装置側でのデータ収集のためのインタフェースが大幅に簡素化される。
【0063】
また、この発明によれば、観測装置が、測位用衛星からの電波のキャリア位相に関する観測データを求めるものとすることにより、前記アンテナの相対位置が容易に高精度に測位できる。
【0064】
また、この発明によれば、観測手段が、地面の傾斜を計測する傾斜計、2点間の伸縮量を計測する伸縮計、または水位を計測する水位計のいずれかとすることにより、測位用衛星からの電波を受信することによる相対測位を補完して、現場の状況に応じて大地の変動検出用観測データを求めることができる。
【0065】
また、この発明によれば、観測手段とデータ伝送手段とを1つのユニットとして一体化するとともに、シリアルデータ伝送ラインと電源ラインとを接続する端子台をそのユニットに設けることにより、観測装置の設置およびそれに対するシリアルデータ伝送ラインと電源ラインの接続が極めて容易になる。
【0066】
また、この発明によれば、収集された観測データを解析するデータ解析手段と、前述した大地監視用観測データ収集システムとによって、地滑り等の大地の変動を監視する大地監視システムが容易に構成できる。
【0067】
さらに、この発明によれば、データ収集装置を基幹通信網に接続し、該基幹通信網にデータ解析手段による解析結果を出力する監視装置を接続することによって、例えば、公衆回線や専用回線としての光ファイバ網などを介して、遠隔地で所定の監視領域の大地の変動を容易に監視できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】大地監視用観測データ収集システムおよび大地監視システムの全体の構成を示す図
【図2】観測ユニットの外観構造を示す正面図
【図3】観測ユニットおよび通信集約ユニットの構成の構成を示すブロック図
【図4】観測ユニットの構成を示すブロック図
【図5】他センサ用ユニットの構成を示すブロック図
【図6】無線集約ユニットの構成を示すブロック図
【図7】無線中継ユニットの構成を示すブロック図
【図8】観測ユニットおよび他センサ用ユニットにおける端子台へのケーブルの接続構造を示す図
【図9】タイムスロットの割り当て例を示す図
【図10】観測ユニットまたは他センサ用ユニットからの送信データの例を示す図
【図11】観測ユニットおよび他センサ用ユニットの処理内容を示すフローチャート
【図12】通信集約ユニットおよび無線集約ユニットの処理内容を示すフローチャート
【図13】監視装置の処理内容を示すフローチャート
【符号の説明】
10−観測ユニット
11−他センサ用ユニット
12−通信集約ユニット(データ収集装置)
13−基幹通信網
14−無線中継ユニット
15−無線集約ユニット(データ収集装置)
16−センサ
17−監視装置
21−GPS計測センサ
22−制御ボックス
23−支柱
24−ベース
25−ケーブル
30−ケーブル
30′−シリアルデータ伝送ライン
30″−電源ライン
225−端子台

Claims (9)

  1. 測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受け、大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段とを備えた複数の観測装置と、
    前記各観測装置のデータ伝送手段から送出された観測データを受信して、各観測装置の観測データを収集するデータ収集手段を備えたデータ収集装置とを備え、
    前記データ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介して、前記複数の観測装置と前記データ収集装置とを接続した大地監視用観測データ収集システム。
  2. 測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受け、大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをシリアルデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段とを備えた複数の観測装置と、
    前記各観測装置のデータ伝送手段から送出された観測データを受信して、各観測装置の観測データを収集するデータ収集手段を備えたデータ収集装置とを備え、
    前記シリアルデータ伝送ラインおよび電源ラインを含むケーブルを介して、前記複数の観測装置と前記データ収集装置とをデージーチェーン接続した大地監視用観測データ収集システム。
  3. 前記複数の観測装置に備えられる前記観測手段の少なくとも1つは、前記電波のキャリア位相に関する観測データを求めるものである請求項1または2に記載の大地監視用観測データ収集システム。
  4. 前記複数の観測装置に備えられる前記観測手段の少なくとも1つは、地面の傾斜を計測する傾斜計、2点間の伸縮量を計測する伸縮計、または水位を計測する水位計のいずれかである請求項1、2または3に記載の大地監視用観測データ収集システム。
  5. 前記観測手段を前記電波のキャリア位相に関する観測データを求めるものとし、該観測手段と前記データ伝送手段とを観測ユニットとして一体化するとともに、該観測ユニットに前記シリアルデータ伝送ラインと前記電源ラインとを接続する端子台を備えた請求項2に記載の大地監視用観測データ収集システム。
  6. 請求項1〜5のうちいずれかに記載の大地監視用観測データ収集システムと、前記データ収集手段により収集された観測データを解析するデータ解析手段とを備えた大地監視システム。
  7. 前記データ収集装置を基幹通信網に接続し、該基幹通信網に、前記データ解析手段による解析結果を出力する監視装置を接続した請求項6に記載の大地監視システム。
  8. 測位系の時刻に同期して送出された測位用衛星からの電波をアンテナで受けて大地の変動検出用の観測データを求める観測手段と、前記測位系時刻に同期した周期で、且つ他のデータ伝送手段によるデータ送出タイミングに重ならないタイミングで、前記観測データをデータ伝送ラインへ送出するデータ伝送手段と、前記データ伝送ラインの接続手段とで観測ユニットを構成し、
    前記観測ユニットのデータ伝送手段から送出された観測データを受信するデータ収集装置と複数の前記観測ユニットの前記接続手段とを前記データ伝送ラインおよび電源ラインで接続して大地監視用観測データ収集システムを構築する大地監視用観測データ収集システム構築方法。
  9. 前記複数の観測ユニットの前記接続手段同士を前記データ伝送ラインおよび電源ラインでデージーチェーン接続する請求項8記載の大地監視用観測データ収集システム構築方法。
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