JP4748852B2 - Fan with resin blade - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般産業用、家庭用のプラスチック製ファンや自動車等における機関冷却用ファンの回転を外部周囲の温度変化あるいは入力回転変化に追随して制御せしめ、絶えず走行状態に応じた冷却風量を自動調整して機関に供給する流体式ファンカップリング装置等の樹脂製ブレードを有するファンに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車のエンジン冷却水冷却用ラジエーターを冷却するエンジンファンを制御する流体式ファンカップリング装置は、冷却用ファンが取付けられたハウジングの内部を仕切板により油溜り室と駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁部に対向するハウジングの内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側より油溜り室に通じる循環排出路を形成すると共に、外部周囲の温度が設定値を超えると前記仕切板に設けられた油供給調整孔を開放し、設定値以下では前記油供給調整孔を閉鎖する弁部材を、前記ハウジングに設けた感温体の温度変化に伴う変形に連動するように内部に備え、トルク伝達室におけるトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて、回転軸体側から被駆動側のハウジング側へのトルク伝達を制御し冷却用ファンを回転させる構造となっているものが一般的である。
【0003】
このような構成の流体式ファンカップリング装置における冷却用ファンとしては、金属製のものと樹脂製のものがあるが、樹脂製ファンの方が金属製ファンより軽量で振動吸収性が高く低騒音でかつコストも安価であることから、プラスチック製ファンが多く採用されている。図24、図25はその樹脂製ファンを例示したもので、環状のファンボス部311の外周面に多数(通常4〜10枚程度)のファンブレード312が配設されている。このファンはプラスチック(合成樹脂材)射出成形体からなり、ファンブレード312の付け根部はボス部311の軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられると共に、ファンブレード312自体が付け根部313からその先端縁にいくにしたがって捩じられ徐々に小さな迎角をもった形状になっている。このファンは前記ハウジングに取着される金属製のインサート314に取付けられる。なお金属製のインサート314は、先端部が直角に折曲げられた環状のフランジ部を有するものと、フランジ部を有しないフラットなものとがある。
なお、上記樹脂製ファンのブレードの材質としては、PP、PPG(G:グラスファイバー)、N(ナイロン)、NG(G:グラスファイバー)があり、強度はPPが最も低く、PPG、N、NGの順に強く、コストもPPが最も安く、PPG、N、NGの順に高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した流体式ファンカップリング装置等における樹脂製ファンは、一般に鋼板製のスパイダー部に樹脂製ブレードが一体成形されている。その製造に際して、樹脂製ブレードの成形は溶融点約270℃程度で行われ、その後冷却されるが、エンジン使用時にはファンカップリング装置から発生する熱はインサートを伝わって樹脂製ブレードを高温にし、ファンカップリング装置に近い部分、すなわちブレード付根部の樹脂温度は約230℃程度の高温となる。そのため樹脂製ブレードのファンカップリング装置に近い部分には、鋼と樹脂の熱膨張係数の差(鋼の熱膨張係数は樹脂の1/10)により過大な応力が発生する。また回転中はファンブレードに遠心力や風圧による捩れ、振動による曲げモーメントなどがかかるため当該ブレードの付け根部に応力が集中する。この応力はボス部の特にブレードを回す力となる回り止め穴付近に大きく発生し、ボス部自身の大きな体積により生ずる大きな遠心力による大きな応力と相俟って強度に影響を与えブレードとブレードの間のボス部に亀裂が入る可能性があった。また、ボス部が存在するとファンカップリング装置廻りの冷却風が停滞し風量が減少し風速が低下して冷却が十分でなく、ファンカップリング装置のシリコンオイルやベアリングの温度上昇を招き耐久性低下の原因となる。
【0005】
一方、出願人が提案した実公昭48−20657号公報には、相手部材への取付部を金属製とし、ブレードを樹脂製としたファンにおいて、前記金属製の取付部に前記樹脂製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となしたファンが記載されている。すなわち、このファンは金属製のディスクに一体に設けたスパイダー部に樹脂製ブレードを一体成形して構成したもので、環状ボスがないので、各ブレードが個々に変形可能で温度変化、速度変化に追随できることによりファンの耐久性が向上し、また遠心力によりボス部から破壊することがなく、さらにファンカップリング装置廻りの冷却風が斜流化しやすく、風量や風速が増加して冷却性能が向上するという利点を有する。
しかし、この種のファンの場合は、ブレード枚数を簡単に増加できないため風量、風圧を効果的に高めることができないこと、またブレード間隔の不等配化の自由度が低く、ピッチ騒音の低減がはかられない上、ブレード間に広い空間が存在することにより、エンジンルーム内の騒音がブレード背面に反射されずに車両の前面に透過してしまいエンジン騒音が大きいなどの問題点があった。
【0006】
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、金属製のディスクに樹脂製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となしたファンにおいて、ファン回転中の応力集中や材料の熱収縮により発生する応力による亀裂の発生を防止しファンの耐久性と冷却性能の向上がはかられると共に、ブレード枚数を容易に増加できることにより風量、風圧を効果的に高めることができ、ブレード間隔の不等配化の自由度が高くなり、ピッチ騒音の低減がはかられ、さらに車両前面のエンジン騒音を低下することができるなどの効果を奏する樹脂製ブレードを有するファンを提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスクに樹脂製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となしたファンにおいて、金属製のディスクを3枚構造とし、中央のディスク板に形成したブレード接続用突起に、ブレード側に設けた樹脂製スパイダー部を凹凸嵌合させて連結し、中央のディスク板を2枚のディスク板にて挟んだ状態で当該3枚のディスク板をボルト、リベット等にて締付けて構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンの参考例1を示す正面概念図、図2は図1イ−イ線上の縦断面図、図3は同じく参考例2を示す正面概念図、図4は図3ロ−ロ線上の縦断面図、図5は同じく参考例3を示す一部斜視概念図、図6は同じく参考例4を示す一部断面概念図、図7は同じく参考例5を示す一部断面概念図、図8は同じく参考例6を示す一部断面概念図、図9は同じく参考例7を示す一部正面概念図、図10(a)(b)は同じく参考例8を示す一部正面概念図、図11(a)(b)(c)(d)は同じく参考例9を示す一部斜視図、図12は同じく参考例10で、(a)(b)(c)(d)は一部斜視図、(e)は一部断面図、図13は同じく参考例11で、(a)(b)(c)は一部斜視図、図14(a)(b)(c)は同じく参考例12を示す一部正面概念図、図15は同じく参考例13を示す一部断面概念図、図16は同じく参考例14を示す正面概念図、図17は図16ハーハ線上の縦断面図、図18は同じく参考例15を示す斜視概念図、図19は同じく参考例16を示す一部断面概念図、図20は同じく参考例17を示す斜視概念図、図21は同じく参考例18を示す斜視断面概念図、図22は同じく参考例19を一部破断して示す斜視断面概念図、図23は本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンの一実施例を一部破断して示す斜視断面概念図である。
【0009】
次に参考例である図1から図22および本願実施例である図23について詳述する。
すなわち、図1、図2に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製の取付部に前記樹脂製ブレードをそれぞれ独立して設けた構成となしたもので、その構成は金属製のディスクに金属製のインサート状のスパイダー部を溶接、リベット、ボルト等で接続し、該スパイダー部のインサート部に樹脂製ブレードを一体成形したもので、板状の金属製の環状ディスク11に金属製のスパイダー部11−1を各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部11−1のインサート部に樹脂製ブレード12を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形して構成したファンであり、このファンの場合も各樹脂製ブレード12は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部11−1には前記と同様、複数個の貫通孔11−1aが設けられており、この貫通孔11−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている(図2)。なお先にスパイダー部11−1のインサート部に樹脂製ブレード12をインジェクションしてから環状ディスク11に取付けてもよい。
【0010】
図3、図4に示す樹脂製ブレードを有するファンは、前記図1、図2に示す樹脂製ブレードを有するファンの変形例で、板状の環状ディスク21に金属製のスパイダー部21−1を各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部21−1のインサート部にブレード付け根部がリング状につながるように樹脂製ブレード22を一括して一体成形して構成したファンであり、22−1がそのリング部である。このファンの場合も各樹脂製ブレード22は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部21−1には前記と同様、複数個の貫通孔21−1aが設けられており、この貫通孔21−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている(図4)。
【0011】
図5に示す樹脂製ブレードを有するファンは、1枚の樹脂製ブレード用の金属製のインサート状スパイダー部を前縁用と後縁用の2ピースとして金属製のディスクに溶接、リベット、ボルト等で取付け、該2ピースに樹脂製ブレードを一体成形したもので、1枚の樹脂製ブレード32用の金属製のスパイダー部を前縁用と後縁用の曲げあるいは絞り深さの異なる2つの金属製のスパイダー部31−1で構成し、この2個一対のスパイダー部31−1を板状の環状ディスク31に溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部31−1のインサート部に樹脂製ブレード32を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形して構成したファンである。このファンの場合も各樹脂製ブレード32は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部31−1には前記と同様、複数個の貫通孔31−1aが設けられており、この貫通孔31−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。さらにこのファンの場合は、金属製のスパイダー部を前縁用と後縁用の2つのピースで構成したことにより、一枚物のスパイダー部に比べ重量が軽減されるだけでなく、回転中にブレード付根部に作用する捻りモーメントに強いという効果を奏する。なおこの金属製のスパイダー部31−1は前縁と後縁で同形状のものを逆向きに使用してもよい。なおスパイダー部31−1のインサート部に樹脂製ブレード32を先に成形しスパイダー部31−1の他端を環状ディスク31に後から取付けてもよい。
【0012】
図6に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスクにナイロン単独もしくは繊維強化されたPPやナイロンのような高強度樹脂によってインサート成形されたスパイダー部を設け、このスパイダー部のインサート部にPPあるいはナイロン単独のようなスパイダー部より安価で低強度な樹脂によってブレードを一体成形したもので、板状の金属製の環状ディスク41に高強度樹脂製のスパイダー部41−1を各ブレードに対応する位置に一体成形によって取付け、このスパイダー部41−1のインサート部にPPのようなスパイダー部より安価で低強度な樹脂製ブレード42を全体一括して一体成形して構成したファンである。すなわちこのファンは、エンジンなどの相手部品への取付け部は金属製とし、ブレード付根部には高強度の樹脂を使用し、荷重の小さいブレード部は低コスト樹脂で構成したものである。従って、このファンの場合は、コストの高い金属プレートおよびナイロン単独もしくは繊維強化されたPPやナイロンなど高強度樹脂の使用量を少なくできることによりコスト低減が可能であり、またそれぞれの材料間の熱線膨張率の差が少ないことによる熱応力の低減、衝撃や振動などの外力に対する応力集中の軽減等の効果が得られる。
なおこのファンの場合も各樹脂製ブレード42は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部41−1には前記と同様、複数個の貫通孔41−1aが設けられており、この貫通孔41−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。
【0013】
図7に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスクに高強度樹脂製のスパイダー部をリベット、ボルト等で取付け、該スパイダー部に前記樹脂製ブレードを一体成形したもので、板状の金属製の環状ディスク51に前記と同様のナイロンの単独もしくは繊維強化されたPPやナイロンのような高強度樹脂製のスパイダー部51−1を各ブレードに対応する位置にリベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部51−1のインサート部にPPあるいはナイロン単独のようなスパイダー部51−1より安価で低強度な樹脂製ブレード52を全体一括一体成形もしくは各ブレード毎に成形して構成したファンである。なお52−1は各ブレード付根部に設けたボス部である。なお先に樹脂製ブレード52をスパイダー部51−1のインサート部に成形し後からスパイダー部51−1の他端を環状ディスク51に取付けてもよい。
【0014】
図8に示す樹脂製ブレードを有するファンは、前記図7に示す樹脂製ブレードを有するファンのボス部52−1のないファンを示したもので、構造は前記図7のものと同様、板状の金属製の環状ディスク61に前記と同様のナイロンの単独もしくは繊維強化されたPPやナイロンのような高強度樹脂製のスパイダー部61−1を各ブレードに対応する位置にリベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部61−1のインサート部にPPあるいはナイロン単独のようなスパイダー部61−1より安価で低強度な樹脂製ブレード62を全体一括一体成形もしくは各ブレード毎に成形して構成した、各ブレード付根部にボス部のないファンである。なお先に樹脂製ブレード62をスパイダー部61−1のインサート部に成形し後からスパイダー部61−1の他端を環状ディスク61に取付けてもよい。
【0015】
前記図7、図8に示す樹脂製ブレードを有するファンも各樹脂製ブレード52、62はそれぞれ中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部51−1、61−1のインサート部には前記と同様、複数個の貫通孔51−1a、61−1aが設けられており、この貫通孔51−1a、61−1aがそれぞれインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。さらにこのファンの場合も、前記図6に示すファンと同様、コストの高い金属プレートおよびナイロンや繊維強化されたPPやナイロンなどの高強度樹脂の使用量を少なくできることによりコスト低減が可能であり、またそれぞれの材料間の熱線膨張率の差が少ないことによる熱応力の低減、衝撃や振動などの外力に対する応力集中の軽減等の効果が得られる。
【0016】
図9に示す樹脂製ブレードを有するファンは、例えば前記図1、図2に示すファンにおいて、スパイダー部11−1に一体成形する樹脂製ブレード12を隣接する樹脂製ブレード12とオーバーラップするごとく設けた構成となしたもので、板状の金属製の環状ディスク71に金属製のスパイダー部71−1を各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部71−1のインサート部に樹脂製ブレード72をその前端側が隣接する樹脂製ブレード72とオーバーラップするごとく各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形して、ブレードとブレード間に隙間が存在しないように構成したファンである。このファンの場合も各樹脂製ブレード72は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部71−1には前記と同様、複数個の貫通孔71−1aが設けられており、この貫通孔71−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。
このファンの場合は、樹脂製ブレード72をオーバーラップさせることによりブレード枚数を増加できるので風量、風圧を上昇でき、またブレード間隔の不等配化の自由度が高くなりピッチ騒音の低減化が可能となる。さらに、ブレード回転面に投影したブレード間に空間が存在しないことにより、エンジンルーム内の騒音が必ずブレード背面に衝突しいったん反射して戻り、直接の透過音が出ないことにより車両前面におけるエンジン騒音が低下する。特にブレードは振動吸収性の良好な樹脂製であるため、反射時に減衰されてより効果的である。
【0017】
図10に示す樹脂製ブレードを有するファンは、スパイダー部を回転方向前方にくの字状に曲げ、このスパイダー部に外周端縁が長く、先端が回転方向前方に突出したいわゆる前進翼型の樹脂ブレード、またはスパイダー部に外周端縁が長くなく、先端が回転方向前方に突出した前進翼型の樹脂ブレードを一体成形したもので、(a)は板状の金属製の環状ディスク81に回転方向前方にくの字状に曲げた金属製のスパイダー部81−1を各ブレードに対応する位置に溶接、リベット、ボルト等で取付け、このくの字形のスパイダー部81−1のインサート部に先端が回転方向前方に突出したいわゆる前進翼型の樹脂製ブレード82を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形して構成したファンを示し、(b)は環状ディスク81に取付けた上記と同様のスパイダー部81−1のインサート部に外周端縁が長くなく、先端が回転方向前方に突出した前進翼型の樹脂ブレード82´を各ブレード毎もしくは全ブレードを一括して一体成形して構成したファンを示す。上記(a)(b)に示すファンの場合も各樹脂製ブレード82は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。またスパイダー部81−1には前記と同様、複数個の貫通孔81−1aが設けられており、この貫通孔81−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。
上記図10(a)(b)に示すファンの場合は、ブレードが前進翼化するので低騒音化が可能であり、またディスクとスパイダー部材の取付け部に対するブレード外周付近にある風圧中芯との偏芯が大きく、ブレードに大きな捻りモーメントが発生するが、回転方向に湾曲したスパイダー部による補強効果により歪みを小さく押え込むことができる上、ブレード先端とラジエーターとの干渉を防止することも可能となり、さらに(a)に示すファンの場合は、ブレード最外周長さを長くすることができるので、風量を増加させることができ、また(b)に示すファンの場合は、(a)に示すブレードより最外周長さが長くないことにより、(a)に示すファンよりブレード枚数を多くできるため高い風圧が得られ、かつ外周部質量が少なく高速回転に耐え得るという効果を奏する。
【0018】
図11に示す樹脂製ブレードを有するファンは、前記図1〜図10に示す全てのファンにおいて、ブレードの揚力によるディスクの浮き上がり現象により相手部材との接触部で当該ディスクがフレッティング摩耗するのを防止するために、ディスクの相手部材との取付け孔間に補強用リブやビードなどを設けて剛性を増大させたもので、(a)は金属製の環状ディスク91に当該ディスクの一部を円周方向に凸状に突出させて補強用ビード91−1aを形成したファンであり、(b)は同じく金属製の環状ディスク91の少なくとも片面に円周方向に長い補強用L形ビーム91−1bを溶接、ろう付け、リベット、ボルト等で取付けたファンである。(c)は同じく金属製の環状ディスク91の内周端縁部に内周リブ91−1cを形成したファンであり、(d)は同じく金属製の環状ディスク91の外周端縁部に外周リブ91−1dを形成したファンである。
これらのファンの場合は、ディスクの相手部材との取付け孔間をリブやビードなどで補強したことにより剛性が増すので、ブレードの揚力によるディスクの浮き上がり現象がほとんど発生せず、ディスクのフレッティング摩耗を防止できる。
【0019】
図12に示す樹脂製ブレードを有するファンは、前記図1〜図10に示す全てのファンにおいて、金属製のディスクから樹脂ブレードへの熱伝達を防止するために当該ディスクに一体形または別体形の放熱用フィンまたは放熱用孔を設けたもので、図12(a)に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク101の少なくとも片面に断面L形のフィン101−1aを溶接、ろう付け、リベット、ボルト等で放射状に取付けたファン、同じく(b)に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク102に切起こし形のフィン102−1aを穴部と共に放射状に設けたファン、同じく(c)に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク103に放熱用孔103−1aを複数設けたファン、同じく(d)に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク104に切込みによって放熱用孔104−1aを設けたファン、同じく(e)に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク105に凹凸105−1aを設けたファンをそれぞれ示す。
【0020】
図13に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク側に樹脂ブレードの迎角設定部を設け、この迎角設定部にフラッでシンプルなスパイダー部をリベット、ボルト等で取付けた構成となしたもので、(a)は金属製のディスク111自体に絞り加工によって一体形の迎角設定部111−1aを設け、この迎角設定部111−1aの斜面にスパイダー部111−1を溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部111−1のインサート部に樹脂製ブレード112を一体成形して構成したファン、(b)は金属製のディスク121に断面略三角形状の別体で構成した迎角設定部121−1aを溶接、ろう付け、リベット、ボルト等で取付け、この迎角設定部121−1aの斜面にスパイダー部121−1を溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部121−1のインサート部に樹脂製ブレード122を一体成形して構成したファン、(c)は金属製のディスク131自体に所定の角度捻った張出し部(ミニスパイダー)を設けて一体形の迎角設定部131−1aを形成し、この迎角設定部131−1aの斜面にスパイダー部131−1を溶接、リベット、ボルト等で取付け、このスパイダー部131−1のインサート部に樹脂製ブレード132を一体成形して構成したファンをそれぞれ示す。
【0021】
図14に示す樹脂製ブレードを有するファンは、ブレード付根部の実長を長くすることによる風量アップをはかるため、前記図1〜図13に示す全てのファンにおいて、スパイダー部に一体成形にて取付ける樹脂製ブレードのディスク側端部の一部を金属製のディスクにラップさせるようにしたもので、(a)は金属製のディスク141に溶接、リベット、ボルト等で取付けたスパイダー部141−1のインサート部に、ディスク141にラップするブレード付根部142−1を有する樹脂製ブレード142を一体成形にて取付けたファン、(b)は金属製のディスク151に溶接、リベット、ボルト等で取付けたスパイダー部151−1のインサート部に、ディスク151にラップするブレード付根部152−1を有する、前記(a)のブレードと形状が異なる樹脂製ブレード152を一体成形にて取付けたファン、(c)は金属製のディスク161に溶接、リベット、ボルト等で取付けたくの字形のスパイダー部161−1のインサート部に、ディスク161にラップするブレード付根部162−1を有する樹脂製ブレード162を一体成形にて取付けたファンをそれぞれ示す。
【0022】
図15に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製の環状ディスク171に、スパイダー部172−1とブレード部172−2を同一の高張力樹脂製としたブレードおよびスパイダー部が一体形の樹脂製ブレード172の当該スパイダー部172−1をリベット、ボルト等で取付けた構成となしたファンである。高張力樹脂としては、PPG、N、NGを用いることができる。このファンの場合は、ブレードおよびスパイダー部を一体成形したものを環状ディスク171にリベット、ボルト等で取付けるだけで組立てられるため、別体のスパイダー部を用いるファンに比べファンの製造が容易である。
【0023】
図16、図17に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製もしくは高強度樹脂製の取付部を独立したインサート状のスパイダー部で構成し、各スパイダー部にブレード付け根部がリング状につながるように樹脂製ブレードを全体一括して一体成形してディスクを有しない構成となしたもので、インサート部181−1を有するスパイダー部181を同心円上に所望間隔に配置し、この状態で各スパイダー部のインサート部181−1部にブレード付け根部がリング状につながるように樹脂製ブレード182を一体成形して構成したファンであり、182−1がそのリング部である。このファンの場合も各樹脂製ブレード182は中心軸線に対して所定角度傾斜したある迎角をもって取付けられている。また各スパイダー部181には前記と同様、複数個の貫通孔181−1aが設けられており、この貫通孔181−1aがインジェクションされた樹脂に対するアンカリング効果を発揮してブレード付根に作用する遠心力に対する引張り力に耐えられるようになっている。またこの一体型のファンは、各スパイダー部181に設けた取付穴182−2を使用して入力軸やファンカップリング装置に直接ボルトで取付けることができるので、従来の環状ディスクが不要となる。なお、リング部182−1はなくてもよい。
【0024】
図18〜図20に示す樹脂製ブレードを有するファンは、ディスクとブレードの接続手段を例示したもので、図18に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク191側に、両側面に凹部191−1aを形成したブレード接続用突起191−1を設け、他方、ブレード192側には前記ブレード接続用突起191−1が嵌入し得る空間部を有し、かつ両側面に前記凹部191−1aに対応する凹部192−1aを有する樹脂製の偏平筒形のスパイダー部192−1を設け、前記ブレード接続用突起191−1に偏平筒形のスパイダー部192−1を嵌合すると共に、前記凹部191−1aと192−1aに固く嵌入し得る2本の連結ピン193−1を1枚の板部材193−2に相平行して突設した連結部材を組込んで構成したファンである。なお、この接続部のガタ付きをなくすために、ブレード接続用突起191−1と偏平筒形のスパイダー部192−1をさらにボルト等で固着する。
【0025】
図19に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク201側に、各ブレード202のスパイダー部に対応する結合用長孔201−1を設け、他方ブレード202側には前記結合用孔201−1に嵌入する爪部202−1aを有し、かつディスク201が嵌入し得るスリット202−1bを有するスパイダー部202−1を設け、このスパイダー部202−1のスリット202−1bをディスク201を嵌合すると共にスパイダー部先端部の爪部202−1aをディスク201の結合用孔201−1に嵌入させて接続したファンである。このファンの場合も、ディスク201とスパイダー部202−1のガタ付きをなくすために、ディスク201とスパイダー部202−1をさらにボルト等で固着する。
【0026】
図20に示す樹脂製ブレードを有するファンは、金属製のディスク211側に、各ブレード212のスパイダー部212−1に対応する結合用楕円孔211−1を設け、他方、ブレード212側には前記結合用楕円孔211−1に対応する位置にほぼ同一大きさの結合用楕円孔212−1aを有するスパイダー部212−1を設け、このスパイダー部212−1をディスク211に相重ねると共に、前記ディスク側の結合用楕円孔211−1とスパイダー部側の結合用楕円孔212−1aに固く嵌入し得る2本の連結ピン213−1を1枚の板部材213−2に相平行して突設した連結部材を組込んで構成したファンである。なお、ディスク211側に設ける結合用楕円孔211−1を真円とする場合は、スパイダー部が回転しないように少なくとも2つの真円で結合用孔を構成する。このファンの場合も、ディスク211とスパイダー部212−1のガタ付きをなくすために、ディスク211とスパイダー部212−1をさらにボルト等で固着する。
【0027】
図21に示す樹脂製ブレードを有するファンは、2枚構造のディスクを用いてブレードを接続する方式で、各ブレード222のスパイダー部222−1の先端部に直角に折曲げた係止片222−1aを設け、2枚構造のディスク221の一方のディスク板222−1に前記スパイダー部222−1の係止片222−1aが嵌入し得る結合用孔221−1aを設け、2枚のディスク板221−1の間にスパイダー部222−1をサンドイッチ状に介在させると共に、該スパイダー部の先端に設けた係止片222−1aを、一方のディスク板221−1に設けた結合用孔221−1aに嵌入させて接続したファンである。このファンの場合も、ディスク221とスパイダー部222−1のガタ付きをなくすために、ディスク221とスパイダー部222−1をさらにボルト等で固着する。
【0028】
図22に示す樹脂製ブレードを有するファンは、スパイダー部側に接続用の凹部を設けてディスクと接続する方式であり、その構造はブレード242と一体成形するスパイダー部242−1を厚肉として当該部分に、金属製のディスク241の厚さとほぼ同じ隙間を有する所望深さの凹部242−1aを形成し、この凹部242−1aを金属製のディスク241に嵌合し、この嵌合部をリベット243(またはボルト)にて結合した構成となしたものである。なおこのファンの場合も、ディスク241とスパイダー部242−1はリベット243(またはボルト)にて固着するので、当該部分にガタ付きが生じることはない。
【0029】
図23に本発明の一実施例として示す樹脂製ブレードを有するファンは、3枚構造のディスクを用いてブレードを接続する方式で、3枚のディスク板231−1からなるディスク231は、中央のディスク板231−1に両側面に凹部231−1bを形成したブレード接続用突起231−1aを設け、他方、ブレード232側には前記凹部231−1bに係止し得る爪232−1aを形成した当該ディスク板231−1と略同一厚さの偏平形のスパイダー部232−1を設け、接続に際しては中央のディスク板231−1のブレード接続用突起231−1aの凹部231−1bにスパイダー部232−1の爪232−1aを引掛け、その状態で残り2枚のディスク板231−1を両側からサンドイッチ状に相重ねると共にボルト等にて締付けて一体化してファンを構成する。この3枚構造のディスクを用いたファンの場合は、中央のディスク板231−1を挟む2枚のディスク板231−1は、ブレード接続用突起231−1aとスパイダー部232−1との接続部が覆われるように、中央のディスク板231−1より幅広のものを用いるか、または中央のディスク板231−1と同一幅であって、ブレード接続用突起231−1aとスパイダー部232−1の接続部のみを覆う突起部を設けたディスク板を用いることができる。なおこのファンの場合は、3枚構造のディスクをボルト等で一体化してディスクとスパイダー部の接続部を固定するので、前記接続部にガタ付きが生じることはない。また、3枚構造のディスクは、2枚のディスク板を一体化したものを1枚として、2枚構造のディスクとすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したごとく、本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンは、参考例として示すファンを含め以下に記載する効果を奏する。
(1)従来のファンのような連続した環状ボスがないので、各ブレードが個々に変形可能で温度変化や速度変化に追随できるので遠心力によりボス部から破壊することがなくファンの耐久性が向上する。
(2)連続した環状ボス部がないのでファンカップリング装置廻りの冷却風の風量や風速が増加して冷却性能が向上する。
(3)ブレードをラップさせて配設することにより、ブレード枚数を増加できるので、風量、風圧を上昇でき、またブレード間隔の不等配化の自由度が高くなり、ピッチ騒音を低減でき、さらに車両前面のエンジン騒音を低下できる。
(4)くの字形に形成したスパイダーを用いることにより、ブレードに大きな捻りモーメントが作用してもスパイダー部材によりブレード端の捻り歪みを小さく押え込むことができ、またブレード先端とラジエーターとの干渉を防止できる。また最外周長さの長いブレードの場合は、風量を増加でき、さらにブレードが前進翼化するので低騒音化が可能であり、さらに最外周長さが長くないブレードの場合は、高速化できると共にブレード枚数の増加ができて高風圧化が可能である。
(5)ディスクに補強リブ、補強ビード等を設けることにより、ディスクの揚力によるフレッティング摩耗を防止することができる。
(6)ディスクに放熱フィンを設けることにより、ディスクからブレードへの熱伝達を防止でき、長寿命化が可能となる。
(7)ディスクに一体形あるいは別体形の迎角設定部を設けることにより、ファンブレードの取付けが容易となる。
(8)ブレード付根部をディスクにラップさせることによりブレード付根部の実長を長くすることができので、風量アップがはかられる。
(9)スパイダー部とブレード部を同一の高張力樹脂製としたブレードおよびスパイダー部が一体形の樹脂製ブレードを用いることにより、別体のスパイダー部を用いるファンに比べファンの製造が容易である。
(10)ブレード毎に成形(モールディング)する場合は、使用するインジェクションマシンを小型化でき、金型が小さく製作容易でコストが安くつく。
(11)コストの高い金属プレートおよびナイロンなど高強度樹脂の使用量を少なくできることによりコスト低減が可能である。
(12)材料間の熱線膨張率の差が少ないことによる熱応力の低減、衝撃や振動などの外力に対する応力集中の軽減がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンの参考例1を示す正面概念図である。
【図2】 図1イ−イ線上の縦断面図である。
【図3】 同じく参考例2を示す正面概念図である。
【図4】 図3ロ−ロ線上の縦断面図である。
【図5】 同じく参考例3を示す一部斜視概念図である。
【図6】 同じく参考例4を示す一部断面概念図である。
【図7】 同じく参考例5を示す一部断面概念図である。
【図8】 同じく参考例6を示す一部断面概念図である。
【図9】 同じく参考例7を示す一部正面概念図である。
【図10】 同じく参考例8を示し、(a)(b)は一部正面概念図である。
【図11】 同じく参考例9を示し、(a)(b)(c)(d)は一部斜視図である。
【図12】 同じく参考例10で、(a)(b)(c)(d)は一部斜視図、(e)は一部断面図である。
【図13】 同じく参考例11を示し、(a)(b)(c)は一部斜視図である。
【図14】 同じく参考例12を示し、(a)(b)(c)は一部正面概念図である。
【図15】 同じく参考例13を示す一部断面概念図である。
【図16】 同じく参考例14を示す正面概念図である。
【図17】 図16ハ−ハ線上の縦断面図である。
【図18】 同じく参考例15を示す斜視概念図である。
【図19】 同じく参考例16を示す一部断面概念図である。
【図20】 同じく参考例17を示す斜視概念図である。
【図21】 同じく参考例18を示す斜視断面概念図である。
【図22】 同じく参考例19を示す一部断面概念図である。
【図23】 本発明に係る樹脂製ブレードを有するファンの一実施例を一部破断して示す斜視断面概念図である。
【図24】 従来の樹脂製ファンの一例を示す正面図である。
【図25】 図24のチ−チ線上の一部拡大断面図である。
【符号の説明】
11、21、31、41、51、61、71、81、91、101、102、103、104、105、111、121、131、141、151、161、171、191、201、211、221、231、241 環状ディスク
11−1、21−1、31−1、41−1、51−1、61−1、71−1、81−1、111−1、121−1、131−1、141−1、151−1,61−1、172−1、192−1、202−1、212−1、222−1、232−1、242−1 スパイダー部
11−1a、21−1a、31−1a、41−1a、51−1a、61−1a、71−1a、81−1a 貫通孔
12、22、32、42、52、62、72、82、82´、122、132、142、152、162、172、182、192、202、212、222、232、242 樹脂製ブレード
22−1、182−1 リング部
52−1 ボス部
91−1a 補強用ビード
91−1b 補強用内周リブ
91−1c 補強用外周リブ
101−1a、102−1a フィン
103−1a、104−1a 放熱用孔
105−1a 凹凸
182−2 取付穴[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention controls the rotation of a general industrial and household plastic fan or an engine cooling fan in an automobile in accordance with a change in external ambient temperature or a change in input rotation, and constantly adjusts the amount of cooling air according to the running state. The present invention relates to a fan having a resin blade such as a fluid type fan coupling device that automatically adjusts and supplies the engine.
[0002]
[Prior art]
For example, a fluid-type fan coupling device that controls an engine fan that cools a radiator for cooling an engine coolant of an automobile has a torque transmission in which an oil sump chamber and a drive disk are internally provided by a partition plate inside a housing in which the cooling fan is mounted. A dam is formed on a part of the inner wall surface of the housing facing the outer wall of the drive disk where oil is collected during rotation, and is connected to the oil pool chamber from the torque transmission chamber side. A valve member for forming a circulation discharge path and opening an oil supply adjustment hole provided in the partition plate when a temperature around the outside exceeds a set value, and closing the oil supply adjustment hole below the set value, The internal shaft is linked to the deformation associated with the temperature change of the temperature sensor provided in the housing, and the effective contact area of the oil in the torque transmission gap in the torque transmission chamber is increased or decreased. Which has a structure for rotating the cooling fan to control the transmission of torque to the housing side of the driven-side from a side it is common.
[0003]
There are two types of cooling fans in the fluid type fan coupling device configured as described above, those made of metal and those made of resin. However, resin fans are lighter, have higher vibration absorption and lower noise than metal fans. In addition, because of its low cost, plastic fans are often used. 24 and 25 exemplify the resin fan, and a large number (usually about 4 to 10) of fan blades 312 are arranged on the outer peripheral surface of the annular fan boss 311. This fan is made of a plastic (synthetic resin) injection-molded body, and the base portion of the fan blade 312 is attached with an angle of attack inclined by a predetermined angle with respect to the axis of the boss portion 311, and the fan blade 312 itself is the base portion 313. It is twisted as it goes from the tip edge to the tip edge and gradually has a small angle of attack. The fan is attached to a metal insert 314 that is attached to the housing. The metal insert 314 includes an annular flange portion whose tip is bent at a right angle, and a flat one having no flange portion.
The resin fan blade material is PP, PPG (G: glass fiber), N (nylon), or NG (G: glass fiber). The strength of PP is the lowest, and PPG, N, NG. The PP is the cheapest and the cost is higher in the order of PPG, N, and NG.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the resin fan in the above-described fluid type fan coupling device or the like, generally, a resin blade is integrally formed on a spider portion made of a steel plate. During the production, the resin blade is molded at a melting point of about 270 ° C. and then cooled, but when the engine is used, the heat generated from the fan coupling device is transferred to the insert to raise the temperature of the resin blade. The resin temperature of the portion close to the coupling device, that is, the blade root portion, is as high as about 230 ° C. For this reason, excessive stress is generated in a portion of the resin blade close to the fan coupling device due to a difference in thermal expansion coefficient between steel and resin (the thermal expansion coefficient of steel is 1/10 of that of resin). Further, during rotation, the fan blade is twisted by centrifugal force or wind pressure, bending moment due to vibration, etc., and stress concentrates at the base of the blade. This stress is generated largely in the vicinity of the detent hole, which is the force that turns the blade in the boss, and affects the strength in combination with the large stress caused by the large centrifugal force generated by the large volume of the boss itself. There was a possibility of cracks in the bosses in between. In addition, if there is a boss, the cooling air around the fan coupling device stagnates, the air volume decreases, the air speed decreases, cooling is not sufficient, and the silicone oil of the fan coupling device and the temperature of the bearing rise, leading to reduced durability. Cause.
[0005]
On the other hand, in Japanese Utility Model Publication No. 48-20657 proposed by the applicant, in the fan in which the attachment portion to the mating member is made of metal and the blade is made of resin, the resin blade is attached to the metal attachment portion, respectively. An independent fan is described. In other words, this fan is constructed by integrally molding a resin blade on a spider part integrally provided on a metal disk, and since there is no annular boss, each blade can be individually deformed to change temperature and speed. The followability improves the durability of the fan, and it does not break from the boss due to centrifugal force, and the cooling air around the fan coupling device tends to flow diagonally, increasing the air volume and speed and improving the cooling performance Has the advantage of
However, with this type of fan, the number of blades cannot be increased easily, so the air volume and pressure cannot be increased effectively.NoIn addition, the degree of freedom in uneven spacing of the blades is low, the pitch noise cannot be reduced, and there is a large space between the blades, so the noise in the engine room is not reflected on the back of the blades. In addition, there is a problem that the engine noise is large because it is transmitted to the front of the vehicle.
[0006]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and in a fan in which resin blades are independently provided on a metal disk, stress concentration and heat shrinkage of the material during fan rotation are provided. It is possible to prevent cracks due to the stress generated by the fan, improve fan durability and cooling performance, and increase the number of blades easily. An object of the present invention is to provide a fan having a resin blade that has the effects of increasing the degree of freedom of equalization, reducing pitch noise, and further reducing engine noise on the front of the vehicle. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A fan having a resin blade according to the present invention is a fan in which a resin disk is provided independently on a metal disk. The fan has a structure of three metal disks and is formed on a central disk plate. The spider part made of resin provided on the blade side is connected to the projections for connecting the blades by concavity and convexity, and the three disc plates are bolted in a state where the central disc plate is sandwiched between the two disc plates. It is characterized by being configured by tightening with rivets or the like.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 shows a fan having a resin blade according to the present invention.Reference example 1FIG. 2 is a longitudinal sectional view taken along the line II in FIG. 1, and FIG.Reference example 2FIG. 4 is a longitudinal sectional view on the line of FIG. 3, and FIG.Reference example 3FIG. 6 is a partially perspective conceptual view showing the same.Reference example 4FIG. 7 is a partial sectional conceptual view showing the same.Reference Example 5FIG. 8 is a partial sectional conceptual view showing the same.Reference Example 6FIG. 9 is a partial sectional conceptual view showing the same.Reference Example 710 (a) and 10 (b) are the same as some of the front conceptual views.Reference Example 811 (a), 11 (b), 11 (c) and 11 (d) are the same as some of the front conceptual views.Reference Example 9FIG. 12 is a partial perspective view showing the same.Reference Example 10(A), (b), (c), and (d) are partially perspective views, (e) is a partially sectional view, and FIG.Reference Example 11(A), (b) and (c) are partially perspective views, and FIGS. 14 (a), (b) and (c) are the same.Reference Example 12A partial front conceptual view showing FIG.Reference Example 13FIG. 16 is a partial sectional conceptual view showing the same.Reference Example 14FIG. 17 is a longitudinal sectional view of FIG. 16 along the haha line, and FIG.Reference Example 1519 is a perspective conceptual view showing the same.Reference Example 16FIG. 20 is a partial sectional conceptual view showing the same.Reference Example 17FIG. 21 is a perspective view schematically showingReference Example 18FIG. 22 is a perspective sectional conceptual view showing the same.Reference Example 19FIG. 23 is a perspective sectional conceptual diagram showing a partially broken view.An embodiment of a fan having a resin blade according to the present inventionFIG.
[0009]
Next, FIGS. 1 to 22 as a reference example and FIG. 23 as an example of the present application will be described in detail.
That is, the fan having the resin blade shown in FIGS. 1 and 2 has a structure in which the resin blade is independently provided in a metal mounting portion, and the structure is made of a metal disk and a metal. An insert spider part made of metal is connected by welding, rivets, bolts, etc., and a plastic blade is integrally formed on the insert part of the spider part, and a metal spider part is formed on a plate-like metal
[0010]
The fan having the resin blade shown in FIGS. 3 and 4 is a modification of the fan having the resin blade shown in FIGS. 1 and 2, and a metal spider portion 21-1 is provided on the plate-shaped
[0011]
The fan having a resin blade shown in FIG. 5 is welded, riveted, bolted, etc., to a metal disk by using a metal insert spider part for one resin blade as two pieces for a front edge and a rear edge. The metal spider part for the
[0012]
The fan having the resin blade shown in FIG. 6 is provided with a spider portion insert-molded with a high strength resin such as nylon or fiber reinforced PP or nylon on a metal disk, and the spider portion has an insert portion. A blade is integrally molded with a resin that is cheaper and lower in strength than a spider part such as PP or nylon alone, and a high-strength resin spider part 41-1 corresponds to each blade on a plate-shaped metal
In the case of this fan as well, each
[0013]
The fan having a resin blade shown in FIG. 7 is a plate in which a high strength resin spider part is attached to a metal disk with rivets, bolts, etc., and the resin blade is integrally formed on the spider part. The above-mentioned nylon alone or fiber reinforced PP or nylon made of high-strength resin such as PP or nylon is attached to the metal
[0014]
The fan having the resin blade shown in FIG. 8 is a fan without the boss portion 52-1 of the fan having the resin blade shown in FIG. 7, and the structure is plate-like as in FIG. The splicer portion 61-1 made of high-strength resin such as nylon or fiber reinforced PP or nylon, which is the same as described above, is attached to the metal
[0015]
The fans having the resin blades shown in FIGS. 7 and 8 are also attached to the
[0016]
The fan having the resin blade shown in FIG. 9 is provided, for example, in the fan shown in FIGS. 1 and 2 so that the
In the case of this fan, the number of blades can be increased by overlapping the
[0017]
The fan having the resin blade shown in FIG. 10 is a so-called forward wing type resin in which the spider part is bent in a U-shape forward in the rotational direction, the outer peripheral edge of the spider part is long, and the tip protrudes forward in the rotational direction. The blade or spider part is formed integrally with a forward wing type resin blade having a long outer peripheral edge and a tip projecting forward in the rotational direction, and (a) shows the rotational direction of the plate-shaped metal
In the case of the fan shown in FIGS. 10 (a) and 10 (b), since the blades are made forward wings, noise can be reduced, and between the disk and the wind pressure core in the vicinity of the blade outer periphery with respect to the attachment part of the spider member. Although the eccentricity is large and a large torsional moment is generated in the blade, it is possible to suppress the distortion by the reinforcement effect by the spider part curved in the rotation direction and to prevent interference between the blade tip and the radiator. Further, in the case of the fan shown in (a), the outermost peripheral length of the blade can be increased, so that the air volume can be increased. In the case of the fan shown in (b), the blade shown in (a) Since the outermost peripheral length is not longer, the number of blades can be increased than the fan shown in (a), so that a high wind pressure is obtained and the outer peripheral mass is small and high. An effect that withstand rotation.
[0018]
In the fans having the resin blade shown in FIG. 11, in all the fans shown in FIGS. 1 to 10, the disk is fretting worn at the contact portion with the mating member due to the disk lifting phenomenon due to the lift of the blade. In order to prevent this, a reinforcing rib, a bead, or the like is provided between the mounting holes of the disk with the mating member to increase the rigidity. (A) In FIG. A fan having a reinforcing bead 91-1a projecting in a convex shape in the circumferential direction, and (b) is a reinforcing L-shaped beam 91-1b that is long in the circumferential direction on at least one side of a metal
In the case of these fans, the rigidity is increased by reinforcing the space between the mounting holes of the disk with the mating member with ribs or beads, so that there is almost no disk lifting due to the lifting force of the blade, and disk fretting wear occurs. Can be prevented.
[0019]
The fan having the resin blade shown in FIG. 12 is integrated with the disk in order to prevent heat transfer from the metal disk to the resin blade in all the fans shown in FIGS. A fan having a heat dissipation fin or a heat dissipation hole and having a resin blade shown in FIG. 12 (a) is welded and brazed to an at least one surface of a
[0020]
The fan having a resin blade shown in FIG. 13 is provided with a resin blade angle-of-attack setting portion on the metal disk side, and a flat and simple spider portion attached to the angle-of-attack setting portion with rivets, bolts, etc. (A) provides an integrated angle-of-attack setting section 111-1a by drawing on the
[0021]
The fan having the resin blade shown in FIG. 14 is attached to the spider part by integral molding in all the fans shown in FIGS. 1 to 13 in order to increase the air volume by increasing the actual length of the blade root part. A part of the disk side end of the resin blade is wrapped with a metal disk. (A) shows a spider part 141-1 attached to the
[0022]
The fan having a resin blade shown in FIG. 15 is made of a resin in which a blade and a spider portion are integrally formed on a metal
[0023]
The fan having a resin blade shown in FIGS. 16 and 17 includes a metal or high-strength resin mounting portion formed of an independent insert-type spider portion so that the blade root portion is connected to each spider portion in a ring shape. The resin blades are integrally formed as a whole and do not have a disk, and the
[0024]
The fan having a resin blade shown in FIGS. 18 to 20 is an example of a disk-blade connecting means. The fan having a resin blade shown in FIG. 18 is provided on both sides of the
[0025]
The fan having the resin blade shown in FIG. 19 is provided with a long connecting hole 201-1 corresponding to the spider portion of each
[0026]
The fan having a resin blade shown in FIG. 20 is provided with a coupling elliptic hole 211-1 corresponding to the spider portion 212-1 of each
[0027]
The fan having the resin blade shown in FIG. 21 is a system in which the blades are connected using a disk having a two-layer structure, and the locking piece 222-bent at a right angle to the tip of the spider part 222-1 of each
[0028]
The fan having a resin blade shown in FIG. 22 is a system in which a connection concave portion is provided on the spider part side and connected to the disk, and the structure is such that the spider part 242-1 integrally formed with the
[0029]
A fan having a resin blade shown in FIG. 23 as an embodiment of the present invention is a system in which blades are connected using a disk having a three-sheet structure. A
[0030]
【The invention's effect】
As described above, the fan having the resin blade according to the present invention isIncluding the fan shown as a reference exampleThe following effects are exhibited.
(1) Since there is no continuous annular boss like the conventional fan, each blade can be individually deformed and can follow the temperature change and speed change, so that the fan can be durable without being broken from the boss part by centrifugal force. improves.
(2) Since there is no continuous annular boss portion, the amount and speed of cooling air around the fan coupling device is increased, and the cooling performance is improved.
(3) Since the number of blades can be increased by wrapping the blades, the air volume and pressure can be increased, the degree of freedom in unevenly distributing the blade spacing can be increased, and pitch noise can be reduced. Engine noise at the front of the vehicle can be reduced.
(4) By using a spider formed in a U-shape, even if a large torsional moment acts on the blade, the spider member can suppress the torsional distortion of the blade end to a small extent, and the interference between the blade tip and the radiator can be suppressed. Can be prevented. In the case of a blade with a long outermost circumference, the air volume can be increased, and further, the blade can be moved forward to reduce noise, and in the case of a blade with a longer outermost length, the speed can be increased. The number of blades can be increased and high wind pressure can be achieved.
(5) By providing the disc with reinforcing ribs, reinforcing beads, etc., fretting wear due to the lifting force of the disc can be prevented.
(6) By providing the heat radiating fins on the disk, heat transfer from the disk to the blade can be prevented, and the life can be extended.
(7) The fan blade can be easily attached by providing the disk with an integral or separate angle-of-attack setting section.
(8) The actual length of the blade root portion can be increased by wrapping the blade root portion on the disk, so that the air volume can be increased.
(9) By using a blade made of the same high-tensile resin for the spider part and the blade part, and using a resin blade in which the spider part is integrated, the fan can be manufactured more easily than a fan using a separate spider part. .
(10) When molding (molding) for each blade, the injection machine to be used can be miniaturized, the mold is small and easy to manufacture, and the cost is low.
(11) Cost can be reduced by reducing the amount of high-strength resin such as high-cost metal plates and nylon.
(12) Reduction of thermal stress due to small difference in thermal linear expansion coefficient between materials, and reduction of stress concentration against external force such as impact and vibration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows a fan having a resin blade according to the present invention.Reference example 1FIG.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view taken along the line II in FIG.
[Figure 3] SimilarlyReference example 2FIG.
4 is a longitudinal sectional view taken along the line of FIG.
[Figure 5]Reference example 3FIG.
[Fig. 6]Reference example 4FIG.
[Fig. 7]Reference Example 5FIG.
[Figure 8] SimilarlyReference Example 6FIG.
[Figure 9] SimilarlyReference Example 7It is a partial front conceptual diagram which shows.
[Figure 10]Reference Example 8(A) and (b) are some front conceptual diagrams.
Fig. 11Reference Example 9(A) (b) (c) (d) is a partial perspective view.
Fig. 12Reference Example 10(A), (b), (c), and (d) are partially perspective views, and (e) is a partially sectional view.
Fig. 13Reference Example 11(A) (b) (c) is a partial perspective view.
[Figure 14]Reference Example 12(A), (b), and (c) are some front conceptual diagrams.
Fig. 15Reference Example 13FIG.
Fig. 16Reference Example 14FIG.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view taken along the line ha-ha in FIG.
[Figure 18]Reference Example 15FIG.
Fig. 19Reference Example 16FIG.
Fig. 20Reference Example 17FIG.
Fig. 21Reference Example 18FIG.
Fig. 22Reference Example 19FIG.
FIG. 23 is a perspective cross-sectional conceptual view showing a partially broken embodiment of a fan having a resin blade according to the present invention.
FIG. 24 is a front view showing an example of a conventional resin fan.
25 is a partially enlarged cross-sectional view taken along the teach line in FIG. 24. FIG.
[Explanation of symbols]
11, 21, 31, 41, 51, 61, 71, 81, 91, 101, 102, 103, 104, 105, 111, 121, 131, 141, 151, 161, 171, 191, 201, 211, 221, 231 241 annular disc
11-1, 21-1, 31-1, 41-1, 51-1, 61-1, 71-1, 81-1, 111-1, 121-1, 131-1, 141-1, 151- 1,61-1, 172-1, 192-1, 202-1, 212-1, 222-1, 232-1, 242-1 Spider part
11-1a, 21-1a, 31-1a, 41-1a, 51-1a, 61-1a, 71-1a, 81-1a Through-hole
12, 22, 32, 42, 52, 62, 72, 82, 82 ', 122, 132, 142, 152, 162, 172, 182, 192, 202, 212, 222, 232, 242 Resin blade
22-1, 182-1 Ring part
52-1 Boss
91-1a Reinforcing beads
91-1b Inner rib for reinforcement
91-1c Peripheral rib for reinforcement
101-1a, 102-1a Fin
103-1a, 104-1a Heat dissipation hole
105-1a Unevenness
182-2 Mounting hole
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