JP4748530B2 - イベント解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータに搭載されているソフトウェアの動作を解析する装置に関する。
バス構造のデータ処理システムにおいて、バグや障害の解析のためにバスから得られたバス信号の中から繰り返し出現するデータのパターンをその出現回数とともにログデータとして保存する技術手法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平10−275101号公報
しかし、従来の技術手法にしたがい、ソフトウェアの複数種類のタスクのCPUによる一連の実行履歴から規則性を有する部分を抽出することは著しく困難である。
そこで、本発明は、複数種類のイベントの発生履歴に基づき、当該複数種類のイベントの相関関係の有無を容易に解析しうる装置を提供することを解決課題とする。
前記課題を解決するための第1発明のイベント解析装置は、コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する装置であって、前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶手段と、前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定手段と、前記グループ設定手段により設定された前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順を表すデータを、前記イベント記憶手段に記憶されている前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出手段と、前記イベントデータ抽出手段により抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定手段とを備え、発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されることを特徴とする。
第1発明のイベント解析装置によれば、複数種類のイベントのうち一部のイベントがi次イベントグループ(i=1,2,‥)にグルーピングされる。そして、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。これにより、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる。
第2発明のイベント解析装置は、第1発明のイベント解析装置において、前記グループ設定手段が、前記規則性判定手段により複数の前記i次イベントグループにおいて発生順に規則性があると判定されたことを要件として、当該複数の前記i次イベントグループの集合をi+1次イベントグループとして設定することを特徴とする。
第2発明のイベント解析装置によれば、複数のi次イベントグループが高次のイベントグループ、すなわち、i+1次イベントグループにグルーピングされる。そして、当該i+1次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。これにより、当該i+1次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる。
第3発明のイベント解析装置は、第1または第2発明のイベント解析装置において、前記規則性判定手段が、前記イベントデータ抽出手段により抽出された、j次イベントグループ(j=1,2,‥)を構成する前記イベントの発生順を表す第jイベントデータが、当該j次イベントグループを構成するすべての前記イベントの発生順の所定パターンを表す複数の第jパターンデータによって構成されていることを要件として、前記j次イベントグループを構成する当該イベントの発生順に規則性があると判定することを特徴とする。
第3発明のイベント解析装置によれば、j次イベントグループ(j=1,2,‥)を構成するすべてのイベントの発生順に、複数回にわたって繰り返される所定パターンがあるか否かに応じて、当該イベントの発生順に規則性があるか否かが判定される。
また、第4発明のイベント解析装置は、第3発明のイベント解析装置において、前記グループ設定手段により設定された前記j次イベントグループを構成するすべての前記イベントの前記所定パターンおよび該所定パターンの出現回数を出力する解析結果出力手段を備えていることを特徴とする。
第4発明のイベント解析装置によれば、j次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の具体的な規則性が容易に解析されうる。
前記課題を解決するための第5発明のイベント解析方法は、コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する方法であって、前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶処理と、前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定処理と、前記グループ設定処理において設定された前記i次イベントグループを構成する該イベントの発生順を表すデータを前記イベント記憶処理において記憶された前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出処理と、前記イベントデータ抽出処理において抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定処理とを実行し、発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されることを特徴とする。
第5発明のイベント解析方法によれば、複数種類のイベントのうち一部のイベントがi次イベントグループ(i=1,2,‥)にグルーピングされる。そして、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。これにより、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる。
前記課題を解決するための第6発明のイベント解析プログラムは、コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する装置として任意のコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶手段と、前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定手段と、前記グループ設定手段により設定された前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順を表すデータを、前記イベント記憶手段に記憶されている前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出手段と、前記イベントデータ抽出手段により抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定手段とを備え、発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されるような前記装置として前記任意のコンピュータを機能させることを特徴とする。
第6発明のイベント解析プログラムによれば、任意のコンピュータを第1発明のイベント解析装置として機能させることができる。すなわち、複数種類のイベントのうち一部のイベントがi次イベントグループ(i=1,2,‥)にグルーピングされる。そして、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。したがって、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる。なお、解析対象となるソフトウェアが搭載されているコンピュータと、イベント解析プログラムが搭載されているコンピュータとは同一であっても異なっていてもよい。
本発明のイベント解析装置等の実施形態について図面を用いて説明する。
図1に示されているイベント解析装置10は、解析対象となるソフトウェアが搭載されているコンピュータ(CPU,ROM,RAM,I/O等により構成されている。)1およびイベント解析プログラムにより構成されている。なお、ソフトウェアが搭載されているコンピュータ1と通信可能に接続された他のコンピュータによりイベント解析装置10が構成されていてもよい。イベント解析プログラムは予めコンピュータ1のメモリ(ROM)に格納されていてもよいが、適当なタイミングでCD等の記録媒体を介してまたは外部の無線通信によってコンピュータのメモリ(RAM等)に格納されてもよい。コンピュータ1はたとえば車両(図示略)に搭載され、当該車両の動作を制御するECUや、ナビゲーション装置を構成する。イベント解析装置10は、イベント記憶部11と、グループ設定部12と、イベントデータ抽出部13と、規則性判定部14と、解析結果出力部15とを備えている。当該構成要素は1つのCPUにより構成されていてもよく、複数の独立したCPUにより構成されていてもよい。
イベント記憶部11はRAM、HDD等の記憶装置であり、コンピュータ1における複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶する。グループ設定部12は複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定する。イベントデータ抽出部13はグループ設定部12により設定されたi次イベントグループを構成するイベントの発生順を表すデータを、イベント記憶部10に記憶されているイベントデータから第iイベントデータとして抽出する。規則性判定部14はイベントデータ抽出部13により抽出された第iイベントデータに基づき、i次イベントグループを構成するイベントの発生順の規則性の有無を判定する。解析結果出力部15はグループ設定部12により設定されたj次イベントグループを構成するすべてのイベントの所定パターンおよび所定パターンの出現回数等を出力する。
前記構成のイベント解析装置10の機能について説明する。例として、コンピュータ1のCPUにより7種類のタスクA,B,C,D,E,FおよびGが図3に示されている順番で起動された場合について考える。タスクA〜Eのそれぞれの起動が複数種類のイベントの発生に該当する。この場合、タスクA〜Gの起動順を表すイベントデータS0(A,B,C,D,E,F,G)=(EACAFEBACCGADEFEADAEBDACFGAECCEAAFEBADGAECFECCAAEDDBAGFAE)がイベント記憶部11に保存または格納される。
まず、イベントグループの次数を表す指数iが「1」に設定され(図2/S002)、グループ設定部12によりi次イベントグループが設定される(図2/S004)。図4に示されているように7種類のタスクA〜Gのうち2種類のタスクを構成要素とする集合(A,B),(A,C),(A,D),(A,E),(A,F),(A,G),(B,C),(B,D),(B,E),(B,F),(B,G),(C,D),(C,E),(C,F),(C,G),(D,E),(D,F),(D,G),(E,F),(E,G)および(F,G)が1次イベントグループ(i=1)として設定される(カッコ内のタスクによりイベントグループが構成されていることを表している。以下同じ。)。なお、i次イベントグループを構成するタスクの数に上限値が設定されていてもよい。
続いて、イベントデータ抽出部13により、イベント記憶部11に保存されているイベントデータS0の中から、各i次イベントグループを構成するすべてのタスクの起動順を表すデータが第iイベントデータSiとして抽出される(図2/S006)。図4に示されているように1次イベントグループ(A,B)を構成するタスクAおよびBの起動順を表すデータ(AABAAAABAAAABAAAABAA)が第1イベントデータS1(A,B)として抽出される。また、その他の第1イベントグループについても図4に示されているように第1イベントデータS1(A,C),S1(A,D),S1(A,E),S1(B,C),S1(B,D),S1(B,E),S1(B,F),S1(B,G),S1(C,D),S1(C,E),S1(C,F),S1(C,G),S1(D,E),S1(D,F),S1(D,G),S1(E,F),S1(E,G)およびS1(F,G)が抽出される。
また、イベントデータ抽出部13により抽出された第iイベントデータS1に基づき、グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループの有無が判定される(図2/S008)。具体的には、i次イベントデータS1が、その構成要素であるすべてのタスクの起動順の所定パターンを表す第iパターンデータs1により構成されていることを要件として、当該i次イベントグループに規則性があると判定される。なお、第iパターンデータsiの長さまたは構成要素としてのタスクの数に上限値が設定されていてもよい。
図4および図5に示されているように第1イベントデータS1(D,F)=(FDFDDFFDFDDF)は2個の第1パターンデータs1(D,F)=(FDFDDF)が連ねられることにより構成されている。このため、1次イベントグループ(D,F)には起動順に規則性があると判定される。また、他の1次イベントグループ(A,B),(A,E),(A,G),(B,E),(B,G),(C,E),(C,F),(E,F)および(E,G)のそれぞれについても同様に起動順に規則性があると判定される。
その一方、図4に示されているように第1イベントデータS1(A,C)は複数の第1パターンデータによって構成されていない。このため、1次イベントグループ(A,C)には起動順に規則性がないと判定される。また、1次イベントグループ(A,D),(A,F),(B,C),(B,D),(B,F),(C,D),(C,G),(D,E),(D,G)および(F,G)のそれぞれについても同様に起動順に規則性がないと判定される。
グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループが存在すると判定された場合(図2/S008‥YES)、グループ規則性判定部14によりi+1次イベントグループの設定可否が判定される(図2/S010)。具体的には、起動順に規則性があると判定された複数のi次イベントグループが存在し、かつ、当該複数のi次イベントグループが共通のタスクを構成要素とするか否かに応じて、i+1次イベントグループの設定可否が判定される。
グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループがまったく存在しないと判定された場合(図2/S008‥NO)、またはi+1次イベントグループの設定が不可能であると判定された場合(図2/S010‥NO)、後述するように解析結果出力部15により、当該判定結果等の解析結果がコンピュータ1から出力される(図2/S012)。
そして、グループ規則性判定部14によりi+1次イベントグループの設定が可能であると判定された場合(図2/S010‥YES)、指数iが1だけ増加され(図2/S014)、その上でグループ設定部12によりi次イベントグループが設定される(図2/S004)。起動順に規則性があると判定された9つの1次イベントグループ(A,B),(A,E),(A,G),(B,E),(B,G),(C,E),(C,F),(D,F),(E,F)および(E,G)のうち、たとえば図6に示されているように、共通のタスクAを構成要素とする1次イベントグループ(A,B)および(A,E)の集合(A,B,E)が2次イベントグループ(i=2)として設定される。その他、図6に示されているように集合(A,B,G),(A,C,E),(A,E,F),(A,E,G),(B,E,F),(B,E,G),(C,E,F),(C,E,G),(C,F,G),(D,E,F)および(E,F,G)が2次イベントグループとして設定される。
また、イベントデータ抽出部13により、イベント記憶部11に保存されているイベントデータS0の中から、各i次イベントグループを構成するすべてのタスクの起動順を表すデータが第iイベントデータSiとして抽出される(図2/S006)。図6に示されているように2次イベントグループ(A,B,E)を構成するタスクA,CおよびEの起動順を表すデータ(EAAEBAAEEAAEBAAEEAAEBAAEEAAEBAAE)が第2イベントデータS2(A,B,E)として抽出される。また、その他の第2イベントグループについても図6に示されているように第2イベントデータS2(A,B,G),S2(A,C,E),S2(A,E,F),S2(A,E,G),S2(B,E,F),S2(B,E,G),S2(C,E,F),S2(C,E,G),S2(C,F,G),S2(D,E,F)およびS2(E,F,G)が抽出される。
また、イベントデータ抽出部13により抽出された第iイベントデータS1に基づき、グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループの有無が判定される(図2/S008)。図6および図7に示されているように第2イベントデータS2(C,E,F)は3個の第2パターンデータs2(C,E,F)=(ECFECCEFE)が連ねられることにより構成されている。このため、2次イベントグループ(C,E,F)には起動順に規則性があると判定される。また、他の2次イベントグループ(A,B,E),(A,E,G)および(B,E,G)のそれぞれについても同様に起動順に規則性があると判定される。
その一方、図6に示されているように第2イベントデータS2(A,B,G)は複数の第2パターンデータによって構成されていない。このため、2次イベントグループ(A,B,G)には起動順に規則性がないと判定される。また、2次イベントグループ(A,C,E),(A,E,F),(B,E,F),(C,E,G),(C,F,G),(D,E,F)および(E,F,G)のそれぞれについても同様に起動順に規則性がないと判定される。
グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループが存在すると判定された場合(図2/S008‥YES)、前記のようにグループ規則性判定部14によりi+1次イベントグループの設定可否が判定される(図2/S010)。一方、グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループがまったく存在しないと判定された場合(図2/S008‥NO)、またはi+1次イベントグループの設定が不可能であると判定された場合(図2/S010‥NO)、後述するように解析結果出力部15により、当該判定結果等の解析結果がコンピュータ1から出力される(図2/S012)。
そして、グループ規則性判定部14によりi+1次イベントグループの設定が可能であると判定された場合(図2/S010‥YES)、指数iが1だけ増加され(図2/S014)、その上でグループ設定部12によりi次イベントグループが設定される(図2/S004)。図8に示されているように起動順に規則性があると判定された4つの2次イベントグループ(A,B,E),(A,E,G),(B,E,G)および(C,E,F)のうち、たとえば、共通のタスクAまたはEを構成要素とする2次イベントグループ(A,B,E)および(A,E,G)の集合(A,B,E,G)が3次イベントグループ(i=3)として設定される。その他、図8に示されているように集合(A,B,E,G),(A,B,C,E,F),(A,B,E,G,F),(A,C,E,G,F)および(B,C,E,F)が3次イベントグループとして設定される。
また、イベントデータ抽出部13により、イベント記憶部11に保存されているイベントデータS0の中から、各i次イベントグループを構成するすべてのタスクの起動順を表すデータが第iイベントデータSiとして抽出される(図2/S006)。図8に示されているように3次イベントグループ(A,B,E,F)を構成するタスクA,B,EおよびFの起動順を表すデータ(EAAFEBAAEFEAAEBAFAEEAAFEBAAEFEAABAFAE)が第3イベントデータS3(A,B,E,F)として抽出される。また、その他の第3イベントグループについても図8に示されているように第3イベントデータS3(A,B,E,G),S3(A,B,C,E,F),S3(A,B,E,G,F),S3(A,C,E,G,F)およびS3(B,C,E,F)が抽出される。
また、イベントデータ抽出部13により抽出された第iイベントデータS1に基づき、グループ規則性判定部14により起動順に規則性があるi次イベントグループの有無が判定される(図2/S008)。図8および図9に示されているように第3イベントデータS3(A,B,E,G)は4個の第3パターンデータs3(A,B,E,G)=(EAAEBAGAE)が連ねられることにより構成されている。このため、3次イベントグループ(A,B,E,G)には起動順に規則性があると判定される。
その一方、図8に示されているように第3イベントデータS3(A,B,E,F)は複数の第3パターンデータによって構成されていない。このため、3次イベントグループ(A,B,E,F)には起動順に規則性がないと判定される。また、3次イベントグループ(A,B,C,E,F),(A,B,E,G,F),(A,C,E,G,F)および(B,C,E,F)のそれぞれについても同様に起動順に規則性がないと判定される。
その後、グループ規則性判定部14によりi+1次イベントグループの設定可否が判定される(図2/S010)。起動順に規則性がある3次イベントグループは1つしか存在しないので、4次イベントグループの設定は不可能であると判定される(図2/S008‥NO)。なお、設定可能である限り、4次以上の高次のイベントグループが設定され、かつ、当該イベントグループについても同様にイベントの発生順における規則性の有無が判定されてもよい。
そして、解析結果出力部15により、複数種類のイベントの相関関係に関する解析結果がコンピュータ1から出力される(図2/S012)。たとえば、図10に示されているように、規則性があると判定された3次イベントグループ(A,B,E,G)を構成するすべてのタスクA,B,EおよびGの起動順位の所定パターン(EAAEBAGAE)およびその繰り返し回数がコンピュータ1のディスプレイ1に表示される。
また、起動順に規則性があると判定されたi次イベントグループに属するタスクは相関関係があると判定され、当該相関関係の有無が、当該複数のタスクを表すアイコンを結ぶラインの有無によって表現されたチャートがコンピュータ1のディスプレイに表示される。たとえば、図11に示されているように規則性があると判定された1次イベントグループ(D,F)を構成するタスクDおよびFを表すアイコンが線で結ばれ、規則性があると判定された2次イベントグループ(C,E,F)を構成するタスクC,EおよびFを表すアイコンが相互に線で結ばれ、かつ、規則性があると判定された3次イベントグループ(A,B,E,G)を構成するタスクA,B,EおよびGを表すアイコンが相互に線で結ばれているチャートがコンピュータ1のディスプレイに表示される。前記例は説明の簡単のため、プログラムのタスクを7種類にしたが、実際には非常に多くの種類のタスクが起動されるので、当該チャートはたとえば図12に示されているように、図11に示されているチャートよりも複雑になる。
前記機能を発揮するイベント解析装置10によれば、複数種類のイベントのうち一部のイベントがi次イベントグループ(i=1,2,‥)にグルーピングされる(図2/S004,図4〜図9参照)。そして、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。これにより、当該i次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる(図10〜図12参照)。
また、複数のi次イベントグループが高次のi+1次イベントグループにグルーピングされる(図2/S014,S004,図6〜図9参照)。そして、当該i+1次イベントグループを構成する複数種類のイベントの発生順の規則性の有無が判定される。これにより、当該i+1次イベントグループを構成する複数種類のイベントの相関関係の有無が容易に解析されうる(図10〜図12参照)。
本発明のイベント解析装置の構成説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図 本発明のイベント解析装置の機能説明図
符号の説明
1‥コンピュータ、10‥イベント解析装置、11‥イベント記憶部、12‥グループ設定部、13‥イベントデータ抽出部、14‥規則性判定部、15‥解析結果出力部

Claims (6)

  1. コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する装置であって、
    前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶手段と、
    前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定手段と、
    前記グループ設定手段により設定された前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順を表すデータを、前記イベント記憶手段に記憶されている前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出手段と、
    前記イベントデータ抽出手段により抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定手段とを備え
    発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されることを特徴とするイベント解析装置。
  2. 請求項1記載のイベント解析装置において、
    前記グループ設定手段が、前記規則性判定手段により複数の前記i次イベントグループにおいて発生順に規則性があると判定されたことを要件として、当該複数の前記i次イベントグループの集合をi+1次イベントグループとして設定することを特徴とするイベント解析装置。
  3. 請求項1または2記載のイベント解析装置において、
    前記規則性判定手段が、前記イベントデータ抽出手段により抽出された、j次イベントグループ(j=1,2,‥)を構成する前記イベントの発生順を表す第jイベントデータが、当該j次イベントグループを構成するすべての前記イベントの発生順の所定パターンを表す複数の第jパターンデータによって構成されていることを要件として、前記j次イベントグループを構成する当該イベントの発生順に規則性があると判定することを特徴とするイベント解析装置。
  4. 請求項3記載のイベント解析装置において、
    前記グループ設定手段により設定された前記j次イベントグループを構成するすべての前記イベントの前記所定パターンおよび該所定パターンの出現回数を出力する解析結果出力手段を備えていることを特徴とするイベント解析装置。
  5. コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する方法であって、
    前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶処理と、
    前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定処理と、
    前記グループ設定処理において設定された前記i次イベントグループを構成する該イベントの発生順を表すデータを前記イベント記憶処理において記憶された前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出処理と、
    前記イベントデータ抽出処理において抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定処理とを実行し
    発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されることを特徴とするイベント解析方法。
  6. コンピュータにおけるソフトウェアの動作にともなって発生する複数種類のイベントの相関関係を解析する装置として任意のコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータにおける前記複数種類のイベントの発生順を表すイベントデータを記憶するイベント記憶手段と、
    前記複数種類のイベントのうちi+1種類(i=1,2,‥)以上のイベントの集合をi次イベントグループとして設定するグループ設定手段と、
    前記グループ設定手段により設定された前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順を表すデータを、前記イベント記憶手段に記憶されている前記イベントデータから第iイベントデータとして抽出するイベントデータ抽出手段と、
    前記イベントデータ抽出手段により抽出された前記第iイベントデータに基づき、前記i次イベントグループを構成する前記イベントの発生順の規則性の有無を判定する規則性判定手段とを備え
    発生順に規則性があると判定された前記i次イベントグループに属する前記イベントは相関関係があると判定されるような前記装置として前記任意のコンピュータを機能させることを特徴とするイベント解析プログラム。
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