JP4747648B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線信号の送受信に用いられるアンテナ装置に係り、特に、例えば空間多重を利用した伝送路上で高速なデータ伝送を行なうMIMO通信方式において利用されるアンテナ装置に関する。
さらに詳しくは、本発明は、偏波識別度を重要としないで無線通信端末間を接続する通信環境において使用されるアンテナ装置に係り、特に、同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく送信並びに受信できるアンテナ装置に関する。
旧来の有線通信方式における配線から解放するシステムとして、無線ネットワークが注目されている。無線ネットワークに関する標準的な規格として、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などを挙げることができる。
また、IEEE802.11aの規格では最大で54Mbpsの通信速度を達成する変調方式をサポートしているが、さらなる高ビットレートを実現できる無線規格が求められている。無線通信の高速化を実現する技術の1つとして、MIMO(Multi−Input Multi−Output)通信が注目を集めている。これは、送信機側と受信機側の双方において複数のアンテナ素子を備え、空間多重した伝送路(以下、「MIMOチャネル」とも呼ぶ)を実現する通信方式である。すなわち、送信機において複数のアンテナに送信データを分配して送出する。一方、受信機では複数のアンテナにより受信した空間信号に信号処理を行なうことによって、各信号をクロストークなしに取り出すことができる(例えば、特許文献1を参照のこと)。
無線LANやPAN(Personal Area Network)を始めとする無線通信では、アンテナを介した情報伝送が行なわれる。5GHz帯の広帯域を利用するMIMO通信などでは、偏波識別度を重要としないで無線通信端末間を接続する通信環境が想定され、同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく送信並びに受信できるアンテナ構造が求められる。
アンテナは、放射素子と、これに給電する給電線と、放射素子を接地するグランドで構成されるが、中央から給電されるループ・アンテナとして「中央給電ループ・アンテナ」が知られている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。その基本構造は、図23に示すように、密結合された共通平面を有する2つのループを1つに圧縮させ、そのループの対称軸でループに接続された中央線を通して給電される、というものである。
図24には、中央給電ループ・アンテナの電流モーメントと電流分布の関係を示している。同図からも分かるように、「3−wire folded−dipole antenna」として考えることができ、すなわち電気的に小さなアンテナとして扱われる。
図23に示したように、中央給電ループ・アンテナの構成は、半径Rbの円形ループ導体と長さが2bの中央線を有する形状からなり、導体はすべて完全導体である。この構造を基本アンテナとして用い、種々のアンテナを構成することができる(例えば、非特許文献2を参照のこと)。例えば、図25に示す3角形双ループ・アンテナが挙げられる。
中央給電ループ・アンテナは、完全導体のみから構成されるので、シンプルな構造であるが、使用用途がUHF帯であるので、サイズや重量の点で問題となり、また、給電部の構成が複雑になる。
また、電磁結合により給電導体からループ素子に給電して水平偏波と垂直偏波を選択的に送受信し、さらには左旋円偏波と右旋円偏波を選択的に送受信できるループ・アンテナについて提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。
従来の円偏波アンテナとして、クロス・ダイポール・アンテナと呼ばれる2本のダイポール・アンテナを互いに中央で直角に交差させ、各々に90度の位相差を持たせて給電して円偏波を発生させるアンテナや(図26を参照のこと)、誘電体セラミックの上面に方形若しくは円形の放射導体を形成し、空間的に直交する2軸の共振モードを利用し、各々2つの給電点に90度の位相差を持たせて給電して円偏波を発生させる誘電体セラミック・パッチ・アンテナなどが知られている(図27を参照のこと)。
後者の誘電体セラミック・パッチ・アンテナはGPS(GlobalPositioning Syetem)を使用したカー・ナビゲーション・システムなどでよく使用されている。その特徴として、比誘電率を高くして小型化できる反面、狭帯域となる。このため、比較的広い帯域を使用する無線LANなどのアンテナとしては不向きであると思料される。また、アンテナ構造が複雑で、且つ、構成材料が高価であることから、製造コストや材料コストの面で不利である。
その他、直交する2つの偏波を切り換え又は同時に送受信することができる偏波共用アンテナ(例えば、特許文献3を参照のこと)や、広帯域且つ低姿勢の偏波共用アンテナ(例えば、特許文献4を参照のこと)、放射方向における寸法及び放射方向に直角な面における占有面積が小さく、且つ周波数帯域が広く、左旋円偏波と右旋円偏波とのアイソレーションの大きい円偏波共用アンテナ(例えば、特許文献5を参照のこと)について提案がなされている。
特開2002−44051号公報 特開平11−220317号公報 特開2002−76767号公報 特開2000−31732号公報 特開2004−88185号公報 T.Tsujii,M.E.,"Analysis of center−line−driver−loop−antenna"(M.I.E.C.E.(Japan)PROC.IEE,Vol121,No.11,Nov.1974,pp.1355−1359) 築地雄彦著「電波・アンテナ入門」(pp.184−190)
本発明の目的は、偏波識別度を重要としないで無線通信端末間を接続する通信環境において使用される優れたアンテナ装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく送信並びに受信できる、優れたアンテナ装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、
略平面状の基板と、
前記基板の表面に形成された、略左右対称となるループ形状の放射素子パターンと、
前記基板の前記放射素子パターンと同一面上に形成された、前記放射素子パターンを該ループの両端で短絡するグランド・プレーンと、
前記放射素子パターンの略中央から該ループの中心に向かって形成された中央給電ラインと、を具備し、
前記グランド・プレーンの前記中央給電ラインの方向の幅を略前記放射素子パターンの前記中央給電ラインの方向の幅と等しくし、
左右対称に90度ずつ位相差を付けて円偏波を構成するように動作させる
ことを特徴とするアンテナ装置である。
無線通信ではアンテナを介した情報伝送が行なわれるが、5GHz帯の広帯域を利用するMIMO通信などでは偏波識別度を重要としないで無線通信端末間を接続する通信環境が想定され、同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく送信並びに受信できるアンテナ構造が求められる。
本発明に係るアンテナ装置は、例えば両面基板を用い、基板表面にループ・パターンとグランド・プレーンを印刷するとともに、裏面にマイクロストリップ・ラインを印刷することによって構成される。ここで、放射素子としてのループ・パターンは例えば半円形状であり、パターンの両端でグランド・プレーンに短絡されている。また、ループ・パターンの略中央から該ループの中心に向かって中央給電ラインが形成される。そして、中央給電ラインの略先端には基板の裏面に通じるスルーホールが穿設され、このスルーホールを介して裏面側に印刷されたテーパ状のマイクロストリップ・ラインに接続されている。ループ・パターンの外側の大きさを以って低い周波数帯を共振するように動作し、また、中央給電ラインの長さを以って高い周波数帯を共振するように動作する。
本発明に係るアンテナ装置は、このような平面基板構造で容易に構成することができ、非常にシンプル、低コストで且つスマートなアンテナ装置である。
また、アンテナのグランドを強化するために、基板の裏面に形成されたマイクロストリップ・ラインの両側にもグランド・プレーン領域を設け、複数のスルーホールにより基板表面のグランド・プレーンと共有させた構造としてもよい。
また、ループ・パターンなどが印刷されている基板表面に基板材料若しくは誘電体材料を用いて積層した多層構造にすることによって、アンテナ導体の劣化を防止することができるとともに、波長短縮効果を得て周波数を低域へ調整することができる。
また、本発明に係るアンテナ装置の変形例として、基板の片面にループ・パターン及び給電ラインとグランド・プレーンをすべて実装したコプレーナ構造も考えられる。例えば、中央給電ラインの先端から伝導ラインを形成し、グランド・プレーンはこの伝導ラインの両側に形成する。このような場合、より容易且つ低コストに製作することができるようになる。
本発明によれば、偏波識別度を重要としないで端末間を接続する通信環境において使用される優れたアンテナ装置を提供することができる。
また、本発明によれば、同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく送信並びに受信できる、優れたアンテナ装置を提供することができる。
本発明に係るアンテナ装置は、両面基板の表面に中央給電の左右対称ループ・パターンとグランド・プレーンを印刷し、裏面にテーパ状のマイクロストリップ・ラインを印刷することにより構成される。このようなアライメントにすることにより、広帯域でありながら同一周波数で垂直、水平、右旋、左旋の各偏波を効率よく受信又は送信することができる。
本発明に係るアンテナ装置は、偏波識別度を重要としない無線通信端末間を無線で接続する環境で利用することができる。その構造は、平面基板構造から容易に構成することができ、非常にシンプル、低コストで且つスマートなアンテナ装置を提供することができる。
本発明に係る広帯域円偏波平面アンテナは、製造コストや材料コストが低く、軸比が3dB以下である帯域が使用周波数に対して14%得られる。
また、本発明に係る広帯域円偏波平面アンテナは、積層構造にすることによってアンテナ導体の劣化を防止することができ、周波数を低域へ調整することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1及び図2には、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の表面及び裏面の構造をそれぞれ示している。図示のアンテナ装置は、両面基板の表面にループ・パターン2とグランド・プレーン3を印刷するとともに、裏面にマイクロストリップ・ライン4を印刷することによって構成される。その構造は平面基板構造から容易に構成することができ、非常にシンプル、低コストで且つスマートなアンテナ装置である。また、積層構造にすることによってアンテナ導体の劣化を防止することができ、周波数を低域へ調整することができる。
放射素子となるループ・パターン2は、左右対称な形状であり、典型的には図示の通り円弧を描いている。また、グランド・プレーン3はこのループ・パターン2の両端で放射素子に接続されている。また、ループ・パターン2のほぼ中央からは、中央給電ライン5が円弧の中心に向かって伸びている。また、中央給電ライン5の先端部には、両面基板の裏面につながるスルーホールが穿設されており、裏面側ではこのスルーホールを通じて中央給電ライン5に接続されるテーパ状のマイクロストリップ・ライン4が形成されている。
両面基板1の表面に印刷されたループ・パターン2は、半円を描いた放射素子であり、その内半径r1は0.73λg、半径r2は0.78λg、外半径r3は0.83λg、周囲長は1.21λgである(但し、λgは所望信号の波長である)。また、ループ・パターン2のループの両端部分では、G1=0.83λgのグランド・プレーン3に短絡されている。ループ・パターン2のほぼ中央で接続された中央給電ライン5の幅W1は0.037λgである。
両面基板1の裏面には、50Ωのマイクロストリップ・ライン幅から表面の給電ライン幅W1へのテーパ状をなすマイクロストリップ・ライン4が印刷されている。このマイクロストリップ・ライン4の先端には、両面基板表面のアンテナに給電するための内径φが0.01387λのスルーホールを設けられている。
なお、ループ・パターン2の形状は、円弧に必ずしも限定されず、例えば矩形であってもよい。但し、円弧のようにエッジのない形状を用いることで、エッジからの放射を少なくすることができる。
また、アンテナのグランドを強化するために、図3及び図4に示すように裏面のマイクロストリップ・ライン4の両側にグランド・プレーン領域3’及び3”を設け、複数のスルーホールにより両面基板1の表面側のグランド・プレーン3と基準電位を共有させた構造としてもよい。
なお、アンテナの先端をグランドに短絡させた形状自体は当業界において周知である(例えば、非特許文献2を参照のこと)。
本実施形態に係るアンテナ装置は、例えば5GHz帯で使用する無線通信端末を無線でつなぐ環境用のアンテナである。図5及び図6には、図3及び図4に示したアンテナ装置を5GHz帯で使用する場合における、そのアンテナ・パターンの構成を詳細に示している(同図中に記載のサイズの単位はミリ・メートルである)。
両面基板1の裏面は、表面のグランド・プレーン3領域を利用した、長さ22.5[mm]で幅1.9〜1.0[mm]へ細くなるテーパ状のマイクロストリップ・ライン4がある。その先端には、表面のアンテナに接続するための内径φが0.8[mm]のスルーホールがある。
両面基板1の表面には、幅が1[mm]、長さ19.5[mm]ある中央給電ライン5があり、そのライン端には左右対称に内径19.5[mm]、外径22.5[mm]をなす円弧状の先端がグランド・プレーン3に短絡したループ素子2がある。これは、左右対称に90度ずつ位相差を付けることができ、容易に円偏波を構成するように動作させている。また、アンテナの外側の大きさを以って低い周波数帯を共振するように動作させるとともに、アンテナ・パターンの内側にあるスリット状の中央給電ライン5の長さを以って高い周波数を共振するように動作させている。
両面基板1には、例えばFR−4を使用し、そのサイズは45×45×1[mm]=縦×横×厚さ、導体厚0.035[mm]である。
続いて、本実施形態に係るアンテナ装置の入力特性、利得、指向性について検討してみる。
図7〜図9には、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてreturn loss(反射減衰量)[dB]の理論値、実測値、並びに理論値と実測値の比較をそれぞれ示している。いずれの場合も、5.2GHz近辺の周波数帯域において−10dB以下の入力特性を満足しており、目的に適った周波数帯域において共振を得ることができ、放射効率を上げていることが分かる。
また、図10〜図12には、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてVSWR(Voltage Standing Wave Ratio:電圧定在波比)の理論値、実測値、理論値と実測値の比較をそれぞれ示している。いずれの場合も、5.2GHz近辺の周波数帯域においてVSWRが2.0以下を満足しており、目的に適った周波数帯域において共振を得ることができ、放射効率を上げていることが分かる。
また、図5及び図6に示した平面基板構造のアンテナ装置の変形例として、図13に示すように同じ基板材料若しくは誘電体材料を用いて多層構造にすることも考えられる。この場合、空気の部分を誘電体で埋めることにより波長短縮効果を得ることができる。図14には、ループ・パターン2が形成されている両面基板1の表面上に厚さ1mmの誘電体を積層した場合におけるアンテナ入力特性としてreturnlossを示している。同図からも−10dBを得る周波数領域が低周波数帯へ移動しており、波長短縮効果を確認することができる。また、この場合のVSWR2.0以下を得る周波数領域も、図中の符号Aで示す5.0〜7.0GHzから符号Bで示す4.5〜6.4GHz帯へと移動しており、波長短縮効果が得られることが確認できる。すなわち、アンテナ装置を積層構造にすることによって、アンテナ導体の劣化を防止することができ、周波数を低域へ調整することができる。
また、図15〜図16には、図5及び図6に示したアンテナ装置の直線偏波での指向特性の理論値と実測値をそれぞれ示している。但し、図17に示した座標系の設定に従うものとする。各図から、垂直な偏波面では指向性がないが、水平な偏波面では指向性があることが確認される。
Figure 0004747648
また、図18〜図19には、図5及び図6に示したアンテナ装置の右旋及び左旋の円偏波での指向特性の理論値と実測値をそれぞれ示している。そして、図20〜図21には、当該アンテナ装置の円偏波の軸比と周波数特性を示している。軸比の測定には、送信側に直線偏波を放射するアンテナと、受信側に円偏波を放射するアンテナを用いて行なう。具体的には、被測定アンテナの向きをピーク方向に固定し、送信アンテナの軸回転を180度以上回転することで、偏波楕円の長軸と短軸のレベル比を受信振幅レベルとして測定することができ、測定値の最大値と最小値の比をデシベル表記で示したものを軸比として記録する。
Figure 0004747648
図1及び図2に示したアンテナ装置は両面基板を用い、その表面に放射素子としてのループ・パターン及び給電ラインとグランド・プレーンを形成するとともに、裏面側にマイクロストリップ・ラインを形成することにより構成されている。この変形例として片面基板上にこれらのパターンをすべて形成したコプレーナ構造とすることも考えられる。
図22には、コプレーナ構造とした本発明の実施形態を示している。基板の上面には、左右対称な半円状からなるループ・パターンが放射素子として印刷されている。グランド・プレーンは、このループ・パターンの両端で放射素子をグランドに短絡している。ループ・パターンのほぼ中央からは、中央給電ラインが円弧の中心に向かって伸びている。そして、中央給電ラインの先端からは、同軸ケーブルと等価な動作をする伝導ラインが形成されている。グランド・プレーンをなすパターンは、この伝導ラインを通すために、中央で切断されている。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る平面基板構造のアンテナ装置の表面を示した図である。 図2は、図1に示したアンテナ装置の裏面を示した図である。 図3は、基板の裏面側にグランド・プレーン領域を設けてアンテナのグランド構造を強化したアンテナ装置の表面構造を示した図である。 図4は、図3に示したアンテナ装置の裏面を示した図である。 図5は、5GHz帯で使用するように構成されたアンテナ装置の表面構造を示した図である。 図6は、図5に示したアンテナ装置の裏面を示した図である。 図7は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてreturn loss(反射減衰量)の理論値を示した図である。 図8は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてreturn loss(反射減衰量)の実測値を示した図である。 図9は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてreturn loss(反射減衰量)の理論値と実測値の比較を示した図である。 図10は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてVSWRVSWR(電圧定在波比)の理論値を示した図である。 図11は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてVSWRVSWR(電圧定在波比)の実測値を示した図である。 図12は、図5及び図6に示したアンテナ装置の入力特性としてVSWRVSWR(電圧定在波比)の理論値と実測値の比較を示した図である。 図13は、同じ基板材料若しくは誘電体材料を用いて多層構造にしたアンテナ装置の構成例を示した図である。 図14は、図13に示したアンテナ装置の入力特性としてreturn lossを示した図である。 図15は、図5及び図6に示したアンテナ装置の直線偏波での指向特性の理論値を示した図である。 図16は、図5及び図6に示したアンテナ装置の直線偏波での指向特性の実測値を示した図である。 図17は、アンテナ装置の直線偏波での指向特性を示すための座標系を示した図である。 図18は、図5及び図6に示したアンテナ装置の右旋及び左旋の円偏波での指向特性の理論値を示した図である。 図19は、図5及び図6に示したアンテナ装置の右旋及び左旋の円偏波での指向特性の実測値を示した図である。 図20は、図5及び図6に示したアンテナ装置の円偏波の軸比と周波数特性を示した図である。 図21は、図5及び図6に示したアンテナ装置の円偏波の軸比と周波数特性を示した図である。 図22は、コプレーナ構造としたアンテナ装置の構成例を示した図である。 図23は、中央給電ループ・アンテナの構成例を示した図である。 図24は、中央給電ループ・アンテナの電流モーメントと電流分布の関係を示した図である。 図25は、3角形双ループ・アンテナの構成例を示した図である。 図26は、クロス・ダイポール・アンテナと呼ばれる2本のダイポール・アンテナを互いに中央で直角に交差させ、各々に90度の位相差を持たせて給電して円偏波を発生させるアンテナの構成例を示した図である。 図27は、誘電体セラミック・パッチ・アンテナの構成例を示した図である。
符号の説明
1…両面基板
2…ループ・パターン
3…グランド・プレーン
4…マイクロストリップ・ライン
5…中央給電ライン

Claims (6)

  1. 略平面状の基板と、
    前記基板の表面に形成された、略左右対称となるループ形状の放射素子パターンと、
    前記基板の前記放射素子パターンと同一面上に形成された、前記放射素子パターンを該ループの両端で短絡するグランド・プレーンと、
    前記放射素子パターンの略中央から該ループの中心に向かって形成された中央給電ラインと、を具備し、
    前記グランド・プレーンの前記中央給電ラインの方向の幅を略前記放射素子パターンの前記中央給電ラインの方向の幅と等しくし、
    左右対称に90度ずつ位相差を付けて円偏波を構成するように動作させる
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記中央給電ラインの略先端には前記基板の裏面に通じるスルーホールが穿設され、前記基板の裏面には前記スルーホールを介して前記表面のアンテナに給電するためのテーパ状のマイクロストリップ・ラインが形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記基板の裏面では、前記マイクロストリップ・ラインの両側に、前記基板の表面側のグランド・プレーンと共有されるグランド・プレーン領域が形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記放射素子パターンの外側の大きさを以って低い周波数帯を共振するように動作し、
    前記中央給電ラインの長さを以って高い周波数帯を共振するように動作する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記放射素子が形成されてい前記基板の表面にさらに誘電体層が積層された多層構造をなす、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記基板の片面上で、前記中央給電ラインの先端から伝導ラインが形成され、
    前記グランド・プレーンは前記伝導ラインの両側に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
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