JP4746542B2 - 血液の末梢保護及び治療用装置 - Google Patents

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Description

本発明は、概略、組織を診断し、治療するために光を使用する方法及び装置に関する。より詳細には、末梢保護デバイスと接続して、窩(a cavity)、管路(a duct)、血管(a vessel)またはその他の身体の内腔(a body lumen)を経由して到達可能な組織を診断または治療する方法及び装置に関する。
光ダイナミック療法(PDT)は、組織の診断または治療を可能とするために、特定の波長または波長帯の光が組織に施されるプロセスである。組織は、特有の光吸収波長帯を有する光反応性剤または感光剤の投与により光に敏感にされる。PDTにおいては、光反応性剤は、典型的には、静脈注射、経口投与で、あるいは治療部位に局所的に送出することで患者に投与される。身体の異常な組織は、正常な組織より多く選択的に若干の光反応性剤を吸収することが知られている。一旦、異常な組織が光反応性剤を吸収すなわち光反応性剤と連結してしまうと、そのとき、異常な組織は、光反応性剤の吸収波長または波長帯に対応する波長または波長体を有する光を施すことで診断、または治療される。この時、PDTは、異常な組織の壊死を引き起こす。PDTは、がん細胞のような異常な組織を破壊するのに非常に効果的であることが判明している。PDTは、また、内膜の過形成によるアテローム性動脈硬化症や再狭窄のような血管疾患の治療に推薦されてきた。これまでは、経皮経管冠動脈形成術(PTCA)は、典型的には、アテローム性動脈硬化症を治療するために実施されてきた。薬剤溶離ステント(drug eluting stents)の使用に基づく最近の治療は、病んでいる血管の再狭窄の割合を減少させてきた。そのような治療法と同じくらいに効果的な新しい形態の治療法が、脆弱性斑(vulnerable plaque)、伏在静脈バイパス移植疾患(saphenous vein bypass graft disease)、及び広範性長期外傷(diffuse long lesion)のような、末梢動脈障害や、より解決の難しい冠動脈性心臓病を治療するのに必要とされている。
上述したように、PDTの目標は、診断か治療のどちらかである。診断の応用例では、光の波長が光反応性剤を蛍光発光させるように選択され、組織を損傷することなく組織に関する情報をもたらす。治療の応用例では、光反応性剤で治療される組織に送出される光の波長/波長帯が、局部的な組織における光反応性剤と酸素との光化学反応を引き起こさせる。このことは、局部的な細胞の溶解または壊死を引き起こす(一重項酸素のような)自由ラジカル種を生じさせると考えられている。PDTを使用した動脈疾患を抑制する重要な方策は、例えば、新生内膜の増殖源である血管の平滑筋細胞を除去することにある(非特許文献1参照)。PDTの利点の一つは、特定の組織への光反応性剤の選択的または優先的送出が、治療される選択された組織にのみ可能であるという点で標的技法であることである。したがって、動脈損傷領域における光反応性剤の優先的限局化は、光反応性剤が動脈壁の健康な部分に送出されることがほとんどないか全くない状態で、動脈組織の極めて特定のPDT切除を可能とし得る。
"Lasers in Surgery and Medicine"、ナガエ等、28:381−388、2001年
PDT用光送出システムは、技術的に知られている。レーザーのような光源から治療部位への光の送出は、典型的には、それに固定された光を拡散する先端部(tips)を有する単一の光ファイバー送出システムの使用により達成されてきた。代表的な従来装置は、また、単一の光ファイバー円柱状拡散器、球形拡散器、マイクロレンズ・システム、有線の円柱状拡散マルチ光ファイバー・カテーテル(over−the−wire cylindrical diffusing multi−optical fiber catheter)、及び光拡散光ファイバー誘導線を含んでいる。そのような従来のPDT照明システムは、離れて配置されている高出力のレーザーまたは固体レーザー・ダイオード・アレーを概ね使用する。これらは、治療部位への光の送出のための光ファイバーに連結されている。レーザー光源を使用することの不利な点は、比較的高額の資本コスト、比較的大きな寸法、複雑な操作手順、及び高出力でレーザーを動作させる場合に対処されなければならない安全性の問題を含んでいる。したがって、レーザーを含まない、及び離れた位置ではなく治療部位で光を発生する光発生システムに対する基本的要求がある。PDTの血管への応用に対して、最低限の断面、高度の柔軟性、及び誘導線導入システムとの両立性を有し、それで、光発生装置が血管の内腔を通って治療部位に容易に送出され得る発生装置を提供することが望ましい。そのような装置は、また、光を治療部位に一様に送出する。
PDTの血管への応用としては、血管内で容易に中心に置かれる、血液のような光吸収物質が標的組織と装置との間の光路に配置されることを妨げるように構成されている光発生装置を提供することがさらに望ましい。典型的には、バルーンが膨らんだとき、血管の直径に一致する、膨らませることのできるバルーン状のカテーテルが、血管内で装置を中心に置くために使用される。そのような装置は、また、血液の流れを遮断し、光路が、塞いでいる血液を避けることを可能とすることが望ましい。
従来、伏在静脈は、PTCA外科手術の間、冠動脈の狭窄部をバイパスさせるために使用されてきた。伏在静脈バイパス移植後の患者の手術後追跡治療の経験が増えたことは、伏在静脈移植疾患のかなりの発生率をさらけ出した。静脈移植血管は、該静脈移植血管が動脈循環に配置されるとすぐに内皮の増殖の徴候を示し、数年後に、血栓形成を伴うアテローム性動脈硬化症にかかる傾向がある。静脈移植血管のアテローム性動脈硬化症は、たびたび、発育の悪い線維性被膜を伴って、広範性で、集中的で、且つもろい。このような特徴のため、伏在静脈移植血管の経皮的診療は、患者にとって非常に危険であるので、末梢動脈塞栓にのみ制限される。いくつかのタイプのカテーテル・システムが、診療がバルーンの膨張及び/またはステント装着を含む場合、静脈移植血管の診療中、末梢部で閉塞するアテローム血栓症の残屑を捕らえるように設計されてきた。末梢保護デバイスは、典型的には、2つの装置、吸引が後に続く血流遮断用バルーンを有する末梢部閉塞、及び末梢部閉塞フィルタ、のうちの1つを使用する。両方とも、それ自身では十分とはいえない。したがって、静脈移植血管の疾患が加速されることを防止し、診療中の末梢動脈塞栓を防止するために、補足的末梢保護を用意することが望ましい。
本発明は、PDTを施す血管組織の部分を照らす光発生装置を包含する。各実施態様は、体腔、血管系、またはその他の身体の内腔の内側に位置決めされるのに適する1またはそれ以上の光源を含んでいる。本発明の特に好ましい実施態様が放射状または直線状の配列に配置される多数の光源を含んでいるので、用語「光源配列(light source array)」が本明細書でたびたび使用されるが、単一の光源も、本発明の範囲内で使用され得ることが理解されるべきである。複数の光源を使用することは、概ね、照明される治療領域をより大きくすることを可能とする。その他のタイプの光源が使用され得るけれども、以下に詳細に述べられるように、発光ダイオード(LED)が光源として特に好ましい。使用される光源は、不正確な波長または波長帯の光では光反応性剤による望ましい反応を引き起こさないであろうから、装置がそれを使って使用されることを意図されている光反応性剤の特性に基づいて選択される。一連の光源は、1以上の波長を提供し、波長帯を覆う光を発生する光源を含み得る。直線状の光源配列は、内腔内で組織の細長い部分を治療するのに特に有益である。本発明で使用される光源配列は、また、状況に応じて、好ましい方向に光の伝送を強めるための反射要素を含み得る。本明細書で述べられる実施態様各々は、血流を遮断し、装置が血管の中心に置かれることを可能とする膨張可能な部材を有益に含み得る。
本発明の光発生装置の重要な側面は、各実施態様が末梢保護デバイスとともに使用されるのに適しているか、または末梢保護デバイスを含んでいることにある。血管の診療は、結果として下流でのアテローム性動脈硬化症の残屑による末梢動脈塞栓をもたらす。このことは、心筋梗塞、脳梗塞、及び腎不全を含む臨床的に重要な事象を招き得る。抹消保護装置は、血液及び浮遊した残屑を閉じ込め、遮断されていない流れが復元される前にそのような残屑の除去を可能とする。末梢保護デバイスの使用に関する研究は、そのような装置が大部分の心臓の有害事象の発生率を50%ほどまで減少させることを指摘している。
本発明は、内腔内装置(an intra lumen device)の末端部に配置される少なくとも1つの一体型の光源要素及び内腔内装置の末端部に配置される実質的に透明な中空シャフトを使用する。該中空シャフトは、独立した光源要素を収容できるように構成されている。独立した光源要素が使用される場合、該独立した光源要素は、内腔内装置が身体の内腔で正しく位置決めされた後、内腔内装置の作動用管腔(a working lumen)を通り、中空シャフト内へ前進する。本発明は、また、光源要素の末端(または、独立した光源要素を受け入れるのに適した中空シャフトの末端)に配置される中空先端部を含むことが好ましい。中空先端部は、その末端部のオリフィスと中空先端部の側面のオリフィスを含んでいる。このことは、内腔内装置が光源要素の(または、独立した光源要素が導入される中空シャフトの)誘導線用管腔を引き延ばす必要なく誘導線を介して前進することを可能とする。誘導線用管腔は、内腔内装置が誘導線を介して前進することを可能とするように含まれていることが好ましい。また、洗浄用及び吸引用管腔を含んでいることが好ましい。洗浄用及び吸引用管腔は、洗浄流体が身体の内腔の隔離された部分に導入されることを可能とし、洗浄流体及び残屑が身体の内腔の隔離された部分から実質的に吸い出される(すなわち、吸引される)ことを可能とする。
本発明の1つの実施態様では、第1の内腔内装置は、末梢保護デバイスを含んでいない。しかし、その代わりに、既存の末梢保護デバイスとともに使用されるのに適している。第1の内腔内装置は、その全てが上述された、光源要素(または、独立した光源要素を収容するのに適した中空シャフト)、中空先端部、誘導線用管腔、及び洗浄用管腔を含んでいる。第1の内腔内装置は、遮断用バルーンを有する誘導用カテーテル及び末梢保護デバイスとともに使用されるのに適している。誘導線、末梢保護デバイス、及び誘導用カテーテルは、身体の内腔内に導入され、その結果、誘導線の末端部は、治療領域を介して配置され、末梢保護デバイスは、治療領域の末端側に配置され、誘導用カテーテルの末端部は、治療部位の基端側に配置される。第1の内腔内装置は、(光源要素または光源要素を収容するのに適している中空シャフトを含む)内腔内装置の末端部が治療領域の近くや、誘導用カテーテルの末端部と末梢保護デバイスとの間に配置されるまで、身体の内腔内へ前進する。独立した光源要素が使用される場合、独立した光源要素は、独立した光源要素を収容するのに適した中空シャフト内へ前進する。末梢保護デバイス及び誘導用カテーテル用バルーンが活性化され、治療領域を隔離する。洗浄流体が隔離された領域内に導入され、光伝送を阻む恐れのある血液に取って代わり、光源要素が活性化される。洗浄流体は、残屑とともに取り除かれ得る。正常な血流が、しばらくの間再開することが許容され、必要に応じて、補足的な光療法が施される。次に、第1の内腔内装置は、必要に応じて、身体の内腔の他の部分を治療するために位置を動かされ得る。例えば、ある場合には、光源要素は、誘導用カテーテル用バルーン及び末梢治療装置により隔離されている身体の内腔の全ての部分を、位置を動かされることなく照らすことができない。第1の内腔内装置の同様の実施態様は、光源要素の基端側(または、独立した光源要素を収容するのに適している中空シャフトの基端側)に配置されているバルーンを含んでいる。その結果、誘導用カテーテルは、バルーンを含む必要がない。
本発明の別の実施態様は、一体型の末梢保護デバイスを含んでいる。1つの実施態様において、外側誘導用カテーテルは、その末端部に配置される(バルーンのような)閉塞部材及び内側発光用カテーテルを有する。発光用カテーテルは、上述したように、少なくとも1つの光源要素と実質的に透明な中空シャフト、及びその末端部に(発光用カテーテルが、誘導線用管腔を必要とすることなく誘導線を介して前進し、光要素部分に含まれ得るような)中空先端部を含んでいる。発光カテーテルは、光源要素(または、中空シャフト)を実質的に包含する、一般的に光を透過する膨張可能な部材をさらに含んでいる。その結果、光源要素は、身体の内腔内で中心に置かれ得、また、それにより、膨張可能な部材は、装置が配置される身体の内腔の壁(及び標的組織)に光が到達することを阻止する血液に取って代わり得る。この実施態様は、光源要素の末端側に配置される形状記憶材料で形成される末梢保護デバイスをさらに含んでいる。末梢保護デバイスは、形状記憶材料に熱エネルギを加えることで活性化される。独立した加熱要素が含まれるか、形状記憶材料が光源要素の一部を重ね合わせるかのいずれかであり、結果として、光源要素により発せられる熱は、形状記憶材料の温度を上昇させ、末梢保護デバイスを展開させる。内腔内装置を持つ本実施態様を使用するために、誘導用カテーテルが治療部位の基端部に配置される。また、発光用カテーテルは、末梢保護デバイスが治療部位の末端側にあるように配置され、光源要素が治療部位の近くに配置される。閉塞部材が膨張し、末梢保護デバイスが展開され、したがって、装置が展開される身体の内腔の一部を隔離する。光源要素を包含する膨張可能な部材が、(必要に応じて)血管形成を実行するために膨張する。洗浄流体が導入され、上述したように、残屑を取り除く。膨張可能な部材は、もう一度膨張し、光伝送を妨害する血液に取って代わる。そして、光源要素が励起される。洗浄流体が導入され、さらに残屑を取り除く。正常な血流がしばらくの間再開することを許容され、必要に応じて、補足的光療法が施される。次に、必要ならば、発光用カテーテルが位置を動かされ、身体の内腔のその他の部分を治療する。
末梢保護デバイスを含む内腔内装置のさらに別の実施態様は、内腔内装置の末端部に配置されている第1及び第2の概ねドーナツ状の膨張可能な部材(すなわち、バルーン)を有する。不透水性スリーブは、2つの膨張可能な部材の間に延在し、膨張可能な部材が膨張したとき、血液(または、その他の体液)が迂回するスリーブ内の導管を形成する。膨張可能な部材を膨らませることは、結果として、身体の内腔の血流を遮断することなく、装置が配置される身体の内腔の一部を隔離する。スリーブ内の内腔内装置の一部は、光源要素(または、独立した光源要素を収容するのに適している中空シャフト)を含んでいる。光透過性の膨張可能な部材は、上述したように、光源要素を包含する。内腔内装置は、身体の内腔の隔離された部分(膨張可能な部材とスリーブとの間の部分)の洗浄流体を導入する(及び取り除く)のに適した洗浄用管腔を含んでいる。末梢側の最も膨張可能な部材は、末梢保護デバイスとして作用することが良く理解される。光源要素は、膨張可能な部材に対して移動可能であることが好ましい。その結果、光源要素は、膨張可能な部材を収縮させたり、再膨張させたりすることなく位置を動かすことができる。
この内腔内装置を使用するために、該装置は、治療領域が2つの膨張可能な部材の間に位置するように身体の内腔内で位置決めされる。光源要素は、治療部位の近くに配置される。膨張可能な部材が膨張され、光源要素を包含する膨張可能な部材が、必要に応じて、血管形成を実行するために最初に膨張する(スリーブが、この機能に対応すべく十分に柔軟でなければならないことに留意されたい)。上述したように、洗浄流体は、残屑を取り除き、且つ、隔離された部分を、光伝送を妨げるであろう血液を取り除いた状態に維持するために導入される。膨張可能な部材が、(血流が光伝送を妨げるので)スリーブ内での血流を十分に遮断するように今一度膨張し、光源要素が励起される。血流は、約50秒未満の間に遮断されることが好ましい。正常な血流がしばらくの間(好ましくは、約50秒)再灌流することが許容される。そして、必要に応じて、補足的光療法が施される。隔離された部分内での洗浄は、残屑を取り除くために必要とされるので続けられる。次に、光源要素が、位置を動かされ、必要に応じ、身体の内腔のその他の部分を治療し得る。
添付する図面と併せて用いると、以下の詳細な説明を参照することにより上述の形態及び本発明の多くの付随する利点がより良く理解されるにつれ、該形態及び利点が、より容易に理解されることになるであろう。
別に定義がなければ、本明細書及びそれ以降のクレームで使用される技術的及び科学的用語各々は、本発明が関連する当業者により理解されるように、その用語の持つ意味に合致する方法で解されるように意図されていることが理解されるべきである。本明細書に引用される全ての特許及び刊行物の図面及び開示は、参照することにより本明細書の一部として明確に含まれる。1以上の定義が本明細書で提供される場合、明白に定義された定義が統制する。
光発生装置のいろいろな実施態様が本明細書に記載される。該光発生装置は、末梢保護デバイスを内蔵しているか、末梢保護デバイスとともに使用されるのに適しているかのどちらかである。本発明でPDTを施す目的は、診療に役立つかまたは治療に役立つかのどちらかである。診療に役立つ場合は、発生する光の波長または波長帯が光反応性剤に蛍光発光させるために選択され、したがって標的組織についての情報を与える。治療に役立つ場合は、治療中の光増感組織に送出される光の波長または波長帯が、光反応性剤に一重項酸素のようなフリー・ラジカル種(free radical species)をもたらす組織の光化学的相互作用を受けさせ、光増感組織の溶解または破壊を引き起こす。
図1Aを参照すると、光発生装置1は、ポリマーまたは金属のような適切な生体適合性材料から形成される細長い柔軟な本体5を有する多管腔カテーテルを備えている。光発生装置1は、以下に詳細に説明されるように、従来の末梢保護デバイスとともに使用されるのに適している。また、光発生装置1は、末端部6、基端部8(通常、身体の内腔の外側に配置され、光発生装置を操縦することができるように構成されている)、洗浄用管腔12、誘導線用管腔14、任意の作動用管腔16、任意の電力用管腔15、及び光源配列10(管腔12、14、15及び16を示す図1D参照)を含んでいる。以下に詳細に述べられるように、概ね、作動用管腔か電力用管腔のどちらかが含まれるであろう。図1Dに示されるような管腔の相対的構成は、典型例であることを意図されているもので、その他の構成が選択的に使用されてもよい。したがって、図1Dの管腔の相対的位置付けは、本発明を限定することを意図するものではない。さらに、図1Dに示される管腔は、実物大で描かれておらず、示される管腔の相対的寸法は、統制するよりはむしろ代表的なものである。図1Dの断面図に特に付随するこれらの見解は、また、図2D、3C,3D及び4Bの断面図にも適用する。
誘導線用管腔14は、細長い柔軟な本体5が誘導線を介して前進することを可能とし、洗浄用管腔12は、洗浄流体が細長い柔軟な本体5の末端部6に隣接する身体の内腔内に導入されることを可能とする。誘導線用管腔14は、誘導線をその中に収容するのに十分な直径を持つ中空の導管を備え、末端部6と基端部8との間に延在している。図1Aに示されるように、誘導線は、光発生装置の外部で光源配列10の近くに配置される。その結果、光源配列10は、誘導用管腔を含む必要がない。洗浄用管腔12は、食塩水、または(ヘパリン、イントラリピッド(Intralipid)のような光散乱媒体、あるいは、光学的に透明な生体適合性流体などの)別の流体を搬送し、光発生装置1が身体の内腔に配置されるとき、末端部6に隣接する(血液のような)体液に取って代わるのに使用されることが好ましい。そのような体液(特に、血液)は、望ましくないことに、光源配列10から標的組織への光の伝送を妨げる。洗浄流体が、光源配列10に隣接して細長い柔軟な本体5上に配置されるポート12aを経て身体の内腔内に導入される。
光源配列10は、光発生装置1の電力用管腔15を通って基端方向に外部電源及び制御装置(不図示)まで延在するリード線に電気的に接続されている導電性トレース(conductive traces)13に連結されている1以上のLEDを含んでいる。LEDに代わるものとして、その他の光源、例えば、有機LED、超発光ダイオード(superluminescent diodes)、レーザー・ダイオード、蛍光光源、白熱光源、及び発光ポリマーなどが使用されてもよい。光源配列10は、細長い柔軟な本体5の末端部に連結されている。
任意の作動用管腔16は、非統合光源配列が使用されることを可能とするように構成されている。一体型の光源配列10を含む代わりに、光発生装置1は、一体型の光源無しに構成され得る。その結果、光発生装置1が身体の内腔で正しく位置決めされた後、独立した光源配列は、作動用管腔を通って目標領域に前進する。もちろん、非統合光源配列が使用される場合、電力用管腔15は、必要ではなく(独立した光源要素のための電力用リード線は、作動用管腔内に配置される)、したがって、省略され得る。独立した光源配列が使用される場合、中空の光透過性シャフトが先端部11とポート12aとの間に配列される(すなわち、独立した光源配列が使用される場合、参照数字10は、光源配列を収容するように構成されている中空の、光透過性シャフトに相当する)。
光発生装置1の末端部6は、光発生装置1が誘導線2を介して前進することを可能とする末端オリフィス7bばかりでなく外側に向かって面しているオリフィス7aとともに、光源配列10の末端部(または、光源配列10の代わりに使用される場合には、中空シャフト)に連結されている中空の先端部11を含んでいる。誘導線用管腔14は、光源配列10内に延在しておらず、したがって、誘導線は、光源配列10に隣接する外側に配置されている点に留意されたい。身体の内腔内で光発生装置1を位置決めするために、誘導線2は、動脈(または、その他の身体の内腔)内に導入され、誘導線が治療領域(通常、動脈障害部)の近くに配置されるまで前進する。次に、末端部6が治療領域に近づくまで、細長い柔軟な本体5が誘導線2を介して前進する。
図1Bは、PERCUSURGE(商標名)やANGIOGUARD(商標名)などの従来の末梢保護デバイス19を概略的に示している。該抹消保護デバイス19は、伏在静脈移植血管21の吻合部に配置されるために、大動脈20を通っている誘導用カテーテル17を通って前進する。誘導用カテーテル17は、誘導用カテーテル17の末端部22の近くに配置されている閉塞用バルーン18を含んでいる。図1Cに示されるように、光発生装置1は、それがバルーン18と末梢保護デバイス19との間に配置されるまで、伏在静脈移植血管21内へ前進する。誘導用カテーテルは、光発生装置1より大きい作動用管腔を含んでいる。その結果、光発生装置1は、誘導用カテーテルの作動用管腔内で治療部位に前進する。
光発生装置1が一旦正しく位置決めされると、閉塞用バルーン18は、膨張し、血流を遮断する。食塩水(または、光伝送を容易にする別の生体適合性溶液)は、伏在静脈移植血管21内の血液に取って代わるべく、光発生装置1の洗浄用管腔12を通って洗浄される。末梢保護デバイス19が活性化され(すなわち、膨張する)、光発生装置1が励起され、標的組織3を照明する。標的組織3は、光反応性剤で前もって処置されていることが好ましい。しかし、使用される特定の光反応性剤が標的組織3に短時間で受け入れられる場合、光発生装置1は、洗浄用管腔12を通して、または専用の薬剤送出用管腔(不図示)を通して、光反応性剤を送出するのに使用され得る。
末梢保護デバイス19は、標的組織3の治療中に発生するかもしれないアテローム性動脈硬化症の残屑を捕らえるために使用される。そのような残屑は、下流に逃げることが許されるとすると、結果的に臨床的に重大且つ望ましくない事象を招く恐れがある。該事象は、心筋梗塞、脳梗塞、及び腎不全を含む。上述したように、末梢保護デバイスの使用が多くの心臓の有害事象の発生率を50%ほどにまで減少させるという研究が示されている。光発生装置1は、標的組織が一度で照明できる領域を介して延在する場合、伏在静脈移植血管21内で移動し、光源配列が他の標的組織を照明することを可能とし得る。
図2A−2Dは、光発生装置1aの関連する実施態様を概略的に示している。該光発生装置1aは、光発生装置1に関して上述したものと同じやり方で使用されることを意図されている。光発生装置1(図1A、1C、及び1D)と光発生装置1a(図2A、2C、及び2D)との違いは、光発生装置1aが低圧規格対応の閉塞用バルーン18a、及び膨張用管腔24(図2D参照)を含んでいることにある。したがって、図1B及び1Cの誘導用カテーテル17には必要であるが、誘導用カテーテル17a(図2B及びC参照)は、閉塞用バルーンを含むことを必要としない。誘導用カテーテルがバルーンを含むことを必要としないので、誘導用カテーテルは、光発生装置1aの任意の作動用管腔16より小さいことが可能であり、その結果、光発生装置1aは、誘導用カテーテルを介して治療部位に前進するがあまり好ましくはない。
図3Aは、伏在静脈移植血管28を概ね示している心臓26を概略的に示している。該伏在静脈移植血管28の一部が図3Bに詳細に描かれている。図3Bに示される伏在静脈移植血管28の部分は、(典型的には、損傷またはプラークを有する)治療領域29を含んでいる。光発生装置のさらに別の実施態様が図3Bに示されている。図1A−1Dの光発生装置1及び図2A−2Dの光発生装置は、それぞれ、従来の末梢保護デバイスとともに使用されることを意図されているけれども、図3A−3Fに関連して検討される光発生装置は、末梢保護部材を含んでいることを留意されたい。図3Bを参照すると、光発生装置3は、誘導用カテーテル30及び多管腔光発生用カテーテル32を含んでいる。誘導用カテーテル30は、(誘導用カテーテル30の末端部の近くに配置されている)低圧の閉塞用バルーン31を含んでいる。また、図3Cに示されるように、誘導用カテーテル30は、誘導線用管腔30a、(低圧の閉塞用バルーン31が選択的に膨張することを可能とするのに適している)膨張用管腔30b、作動用管腔30c、及び吸引用管腔30dを有している。作動用管腔30cは、光発生用カテーテル32を収容できるように構成されている。その結果、光発生用カテーテル32は、誘導用カテーテル30の作動用管腔内で治療部位に前進することができる。吸引用管腔30dは、(以下に詳細に説明される)光発生用カテーテル32を経て導入される洗浄流体が身体の内腔から取り除かれることを可能とする。しかしながら、必要に応じて、光発声用カテーテル32の洗浄用管腔は、洗浄流体を導入し、且つ、予め導入されている洗浄流体を吸引することの両方に使用され得る。その結果、吸引用管腔30dは、この場合必要とされない。
光発生用カテーテル32は、ポリマーまたは金属のような適切な生体適合性の材料から形成される細長い柔軟な本体を有する。図3Dに示されるように、光発生用カテーテル32は、また、洗浄用管腔34、誘導線用管腔33a、膨張用管腔33b、及び任意の作動用管腔33cを含んでいる複数の管腔を有する。
図3Bに戻ってこれを参照すると、洗浄媒体は、1またはそれ以上のポート34aを通って、光発生用カテーテル32が配置される身体の内腔内に導入される。前と同様に、洗浄媒体は、食塩水あるいは身体の内腔の(血液などの)体液に取って代わり、標的組織の光照射を容易にするのに適切であるその他の適切な媒体であってもよい。誘導線用管腔33aは、その中に誘導線を収容するのに十分な直径を有する中空の導管であり、光発生用カテーテル32の末端部と光発生用カテーテル32の基端部との間に延在する。図3に示されるように、誘導線は、光発生装置32の外側で発光部分の近くに配置される。その結果、発光部分は、誘導線用管腔を含む必要がない。光発生装置32の末端部は、身体の内腔壁に向かって面しているオリフィス36b及び末端オリフィス36cを有する(光発生装置1用の図1Aに示されるものと同じ構造の)中空の先端部36aを含んでいる。オリフィス36b及び36cは、誘導線2を介して光発生用カテーテル32が前進することを容易にする。
光発生用カテーテル32は、状況に応じて集束光学部品(不図示)に連結され得る光源配列37を含んでいる。図1Aの光源配列10に関連して上述されたように、光源配列37は、光発生用カテーテルの管腔を通って基端方向に外部電源及び制御装置(不図示)まで延在しているリード線に電気的に接続されている導電性トレースに連結されている1またはそれ以上のLEDを含み得る。LEDに代わるものとして、その他の光源、例えば、有機LED、超発光ダイオード、レーザー・ダイオード、蛍光光源、白熱光源、及び発光ポリマーなどが使用され得る。光源配列37は、カプセルに包まれることが好ましい。別の方法としては、実質的に光学的に透明な(少なくとも、光源配列37により放出される波長に関して)シリコンのような生体適合性のポリマーに覆われていることが好ましい。光源配列37は、光発生用カテーテル32に一体化されてもよい(この場合、光発生用カテーテル32は、光源配列を外部電源に連結するのに使用される電気リード線を搬送する電力用管腔を含んでいることが好ましい。)し、あるいは、光源配列37は、光発生用カテーテル32が身体の内腔で正しく位置決めされた後、任意の作動用管腔33cを使用して治療部位に前進する独立した構成部品であってもよい。光源配列37が独立した構成部品である場合、光発生用カテーテル32は、光源配列37を収容するのに適した、透明な中空シャフト60(そのようなシャフトについても、図1A及び光発生装置1に関連して、上述されている。)を含んでいる。
光発生用カテーテル32は、また、光発生用カテーテル32の末端部を中心に置くための、及び血流を遮断するか血管形成を実行するかの何れか(または、両方)のための膨張可能な部材38を含んでいる。膨張用管腔34は、膨張可能な部材38の膨張を選択的に制御するのに適している。該膨張可能な部材38は、光源配列37を包含するように光発生用カテーテル32の末端部分に取り付けられることが好ましい。膨張可能な部材38は、ポリウレタン、ポリエチレン、弗素化エチレンプロピレン(FEP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、またはPET(ポリエチレンテレフタレート)などの適切な生体適合性の物質を含んでいる。膨張可能な部材38は、また、光源配列37からの光が膨張可能な部材38を支障なく通過し、標的組織に到達しなければならないので、実質的に光透過性であることが好ましい。膨張可能な部材30及びオリフィス36bの近くに形状記憶フィルタ39がある。該フィルタ39は、その中で光発生用カテーテル32が使用されている身体の内腔から塞栓及び/またはその他の残屑を捕らえ、排除する。
形状記憶フィルタ39は、温度変化、好ましくは温度の上昇に応じてその第1の位置と第2の位置との間を移動する。加熱が形状記憶材料の温度を転移温度以上に上昇させる。形状記憶材料は、ある温度においてはある形状を記憶しており、形状記憶材料が転移温度以上に加熱されるように形状記憶材料に熱を加えることで、選択的に活性化され、その記憶されている形状に戻り得る。形状記憶材料は、ポリマーであることが好ましい。そのような形状記憶材料は、技術的に周知であり、本明細書では詳細に説明される必要はない。形状記憶フィルタ39の第1の位置は、形状記憶フィルタ39が、概ね、光発生用カテーテル32の末端部に沿っている非展開構成に対応する。形状記憶フィルタ39の第2の位置は、光発生用カテーテル32が展開している身体の内腔壁に形状記憶フィルタが接触するまで、形状記憶フィルタ39が、概ね、光発生用カテーテル32から離れて外側に膨張し、それにより、残屑が形状記憶フィルタ39を通過することを防止する、展開した構成に対応する。
光発生装置3が使用状態にあるとき、誘導用カテーテル30は、身体の内腔内に導入されており、治療領域の近くに配置されている。この時、光発生用カテーテル32は、誘導用カテーテル30を通って(及び誘導線2、誘導用カテーテル30の末端部を介して)、光発生配列37が治療領域の近くに配置されるまで前進する。光発生用カテーテル32が誘導線を介して治療部位へ前進している間、形状記憶フィルタ39は、展開しない。光発生用カテーテル32が治療部位の近くに位置決めされると、形状記憶フィルタ39は、その第2の位置に展開する。閉塞用バルーン31が膨張し、膨張可能な部材38が膨張し、(必要に応じて)血管形成を実行するために収縮する。
次に、食塩水は、洗浄用管腔34を経て、身体の内腔の隔離された部分に(すなわち、閉塞用バルーン31と形状記憶フィルタ39との間の部分に)導入され、吸引用管腔30dを経て排除される。上述したように、洗浄及び吸引は、単一の管腔を通して最初に洗浄し、次に吸引することで、該単一の管腔を使用して実行され得る。独立した洗浄用管腔及び独立した吸引用管腔の使用は、循環流が達成されることを可能とする。その結果、より多くの残屑が短時間に除去され得る。洗浄は、光発生用カテーテル32が取り除かれるとき、形状記憶フィルタ39を通り抜ける恐れのある残屑を除去するばかりでなく、身体の内腔壁へのきれいな光伝送通路を維持し、バルーン31と形状記憶フィルタ39との間に、本質的に血液及び残屑のない身体の内腔部分を確保する。次に、膨張可能な部材38は、再度膨張し、光源配列37から身体の内腔壁まで光の伝送を容易にする。光源配列37は、カテーテル32内で回転し、光源配列を取り囲む内腔壁の全部分が照明されることを可能とすることが好ましい。あるいは、光源配列は、光が円弧の実質的に最大360度にわたって光源配列の外側に向かって放出されるように配置されている光源を含み得る。
上述したように、形状記憶フィルタ39は、熱を使用することで展開することが好ましい。図3E及び3Fは、形状記憶フィルタ39に必要な熱エネルギを加える別の実施態様を概略的に示している。図3E及び3F各々は、形状記憶フィルタ39が光源により加熱されることを可能とする以下に詳細に述べる変更部分を除いては、光発生用カテーテル32と略同じ光発生用カテーテルを含んでいる。図3E及び3Fの各々においては、これらの図の複雑さを緩和するため、膨張可能な部材38が省略されている。
図3Eは、(上述したように、膨張部材が示されていない状態の)光発生用カテーテル32aを概略的に示している。光源配列37aは、中空の先端部36d内に延びている。形状記憶フィルタ39aは、オリフィス36bの末端側に配置され、形状記憶フィルタが展開された位置にあるとき、誘導線が該フィルタに干渉しないことを保証する。図3Eにおいて、形状記憶フィルタ39aは、まだ展開していない。また、形状記憶フィルタ39aの一部は、光源配列37aの部分37bに重なっている。光源配列37aを励起することが形状記憶フィルタ39aにより吸収される熱を発生し、フィルタを展開させる。
図3Fは、光発生配列よりはむしろ加熱器が、フィルタ(末梢保護デバイス)を構成する形状記憶材料の温度を変化させる熱を与えるのに使用される、関連する実施態様を示している。図3Fに光発生用カテーテル32bが示されている。中空の先端部36eは、オリフィス36b、オリフィス36c、及び加熱要素35aを含んでいる。形状記憶フィルタ39bは、オリフィス36bの末端側に配置され、この場合もやはり、形状記憶フィルタが展開された位置にあるとき、誘導線が該フィルタに干渉しないことを保証する。形状記憶フィルタ39bは、光発生用カテーテル32bの光源配列37に重なっていない。代わりに、形状記憶フィルタ39bは、加熱要素35aの近くに配置されている。その結果、加熱要素35aを励起することにより発生する熱が形状記憶フィルタ39bを展開させる。電気リード線35bが、加熱要素35aを外部電源(不図示)に結合する。その他のタイプの加熱要素が代わりに使用され得るけれども、加熱要素35aは、ニクロム線などの抵抗加熱要素であることが好ましい。
図4Aは、診療手順(an interventional procedure)中に使用されるための、一体型の末梢保護デバイスを有する光発生装置の別の実施例を概略的に示している。(治療領域29を含む)伏在静脈移植血管28に配置されていることが示されている光発生装置4は、ポリマーまたは金属などの適切な生体融合性の材料から形成されている、細長い柔軟な本体を有する多管腔カテーテル41を備えている。カテーテル41は、バルーン47とバルーン48との間に延在する不透水性の除外用スリーブ49で結合されている、基端側のドーナツ状の保護バルーン47及び末端側のドーナツ状の保護バルーン48を含んでいる。したがって、スリーブ49は、導管50を画定している。カテーテル41が伏在静脈移植血管28内に(または、別の身体の内腔内に)配置され、バルーン47と48が膨張すると、伏在静脈移植血管28の部分54は、伏在静脈移植血管28の壁、スリーブ49、及びバルーン47と48により画定される。部分54は、導管50を通って部分54を迂回して送出される血流から隔離される。それにより、治療領域29(すなわち、病巣)を血管腔から除外し、診療中、血液が流れ続けることを許容する。このことは、動脈塞栓を防止する。膨張すると、バルーン47及び48は、身体の内腔用カテーテル41が展開する身体の内腔内にあるバルーン間に延在するカテーテル41の部分を中心に置く傾向にある。
カテーテル41は、また、上述した光源配列と略一致する光源配列51を含んでいる。前と同様に、光源配列51は、カテーテル41の一部分であり得る。あるいは、光源配列は、上述したように、カテーテル41が正しく位置決めされた後、作動用管腔を通って前進する独立した構成部品であってもよい。この場合も、光源配列がカテーテルの一部分でないとすると、カテーテル41は、独立した光源配列を収容するのに適した透明な中空シャフトを含んでいる。これも上述したように、独立した光源配列は、作動用管腔を経て中空シャフト内に導入される。
カテーテル41は、導管50を通る血流を遮断し、(必要ならば)血管形成を実行するのに適している膨張可能な部材52を含んでいることが好ましい。膨張可能な部材52は、光源配列51(あるいは、光源配列を受け入れるのに適した中空シャフト)を包含し、ポリウレタン、FEP、PTFE、またはPETなどの適切な生態適合性の材料から形成されることが好ましい。膨張可能な部材52が光源配列51を包含するので、膨張可能な部材は、光透過性材料で形成される。その結果、光源配列からの光は、膨張可能な部材を支障なく通過し、標的組織に到達し得る。
図4Aに示されるように、光源配列51及び膨張可能な部材52は、導管50内に配置される。その結果、(導管50を画定する)スリーブ49も、光源配列51からの光がスリーブ49を支障なく通過し、標的組織29に到達できるように、十分透明でなければならない。さらに、膨張可能な部材52が血管形成を実行するのに使用されることを意図されている場合、スリーブ49は、その完全に膨張した状態(すなわち、膨張可能な部材52が、カテーテル41が配置される身体の内腔の壁に接触するまで膨張しているとき)の膨張可能な部材52を収容すべく十分大きく且つ柔軟でなければならない。血管形成を実行する必要がない場合、膨張可能な部材52は、スリーブ49内で光源配列を確実に位置決めするのに十分なだけ膨張する。スリーブ49は、PDTに使用される波長または波長帯の光を伝送するポリマー材料から構成されることが好ましい。光源配列51は、カテーテル41内で回転可能であり、内腔壁の全部分を照明することを可能とすることが好ましい。あるいは、光源配列は、光が円弧の実質的に最大360度にわたって光源配列から外側に向かって放出され、治療領域を完全に照明するように配置されている光源を含み得る。
図4Bは、カテーテル41に含まれる複数の管腔を示している。該複数の管腔は、洗浄用及び吸引用管腔42、膨張用管腔43、任意の導電性管腔44、バルーン膨張用管腔45、及び誘導線用管腔46を含んでいる。膨張用管腔43は、膨張可能な部材52が選択的に膨張および収縮することを可能とする。導電性管腔44は、そのどちらも示されていないが、光源配列51に加えてまたは該光源配列51の代わりに使用され得るレーザー・ファイバーまたは発光ダイオード用線を収容する。バルーン膨張用管腔45は、バルーン47及び48が選択的に膨張及び収縮することを可能とする(バルーン47及び48の膨張/収縮を別々に制御することが望ましい場合、補足的なバルーン膨張用管腔が組み込まれてもよい)。誘導線用管腔46は、誘導線2を収容し、カテーテル41が予め位置決めされている誘導線を介して前進することを可能とする。洗浄用及び吸引用管腔42は、スリーブ49を通り抜ける1またはそれ以上のポート42aを通って内腔部分54に接続されている。上述したように、洗浄流体は、部分54の血液及び残屑に取って代わり、光源配列51を使って標的組織29の照明を容易にするために使用される。代表的な適切な洗浄流体は、食塩水及び上述したその他の洗浄流体を含んでいる。独立した光源配列を収容する作動用管腔が、具体的に示されていないけれども、そのような作動用管腔がカテーテル41に容易に含まれることが理解されるべきである(そのような作動用管腔は、図1D、2D、及び3Dに示されている)。
カテーテル41を使用するために、誘導線2が、最初に、治療されるべき身体の内腔内に導入され、標的組織をほんの少しだけ越えて前進する。次に、カテーテル41は、光源配列51(または、光源配列を受け入れるのに適した中空シャフト)が標的組織29の近くに配置されるまで、誘導線2を介して身体の内腔内へ前進する。次に、ドーナツ状のバルーン47及び48が膨張し、バルーン間の内腔の部分を隔離する。血液は、導管50を通って流れ続ける。膨張可能な部材52が膨張し、(必要に応じて)血管形成を実行する。次に、洗浄用及び吸引用管腔42を通して、食塩水が流され、吸引され、基本的に血液及び残屑のない、血管壁へのきれいな光伝送通路を維持する。この場合も、膨張可能な部材52が膨張し、導管50内で、光源配列51からの光の伝送の妨げになる恐れのある血液の流れに取って代わり、スリーブ49内で光源配列を確実に位置決めする。光源配列51は、約50秒未満の間、励起されることが好ましい。標的組織への光の投与中、膨張可能な部材52は、導管50の血流を遮断する。約50秒未満の間血流を中断し、その後に約50秒間血流が再開することを可能とする(血液が再灌流することを可能とする)ことが、血流が長い間隔の間遮断されているときに時々遭遇する問題を未然に防ぐと考えられている。したがって、膨張可能な部材52は、各約50秒間、周期的に膨張し、収縮し、特定の標的領域へ所望のPDTを施し得る。(バルーン47及び48により部分的に画定される)部分54は、光源配列51の照明限界を越えて延在し得る。この場合、光源配列は、光源配列が部分54内の標的組織全てにPDTを施すことを可能とするために、バルーン47及び48を移動させる必要なしに、部分54内で選択的に再配置されることが好ましい。
光源配列51がバルーン47及び48を移動することなく選択的に再配置されることを可能とする1つの構造は、バルーン間のカテーテル本体を実質的に光透過性のポリマー材料から形成することにより達成される。この場合、光源配列51は、カテーテル本体の作動用管腔内に摺動自在に配置されている。その結果、光源配列は、要望どおり再配置され得る。そのような作動用管腔は、図1D、2D及び3Dに示されている。膨張可能な部材52は、カテーテル本体の光透過性部分(すなわち、スリーブ49により包含されるカテーテル41の部分)に結合されている。その結果、スリーブ49を通る血流は、光源配列が励起されると遮断される。
図4Cは、カテーテル41が光源配列51の末端方向であって、バルーン48の基端方向に配置されている中空の先端部64を含むことが好ましいことを示している。中空先端部64は、カテーテル41が誘導線2を介して前進することを可能とする、側方に面しているオリフィス66を含んでいる(すなわち、光源配列51は、誘導線用管腔を含んでおらず、誘導線は、光源配列51の近くでカテーテル41の外側に露出している)。この構成は、図1A、2A、3E、及び3Fに詳細に示されている。あるいは、単独に示されてはいないが、光源配列51は、誘導線用管腔を含む。または、誘導線2は、一旦バルーン47及び48が膨張すると、引き込められ得る。その結果、独立した光源配列は、誘導線用管腔を通って前進し得る。バルーン52は、図を簡単化するために、図4Cから割愛されている。
本発明がそれを実施する好ましい形状及び変更に関連して記載されてきたけれども、当業者は、本発明に対するその他の多くの変更が以下に示されるクレームの範囲内でなされ得ることを認識するであろう。したがって、本発明の範囲が上述の記載により多少なりとも限定されることは意図されておらず、以下のクレームを参照することで全体的に判断される。
診療の間、抹消保護装置とともに使用する光発生装置の第1の実施態様を概略的に示している。 診療中、血管内に展開される誘導用カテーテル及び末梢保護デバイスを概略的に示している。 診療中に一緒に使用されている図1Aの光発生装置、図1Bの誘導用カテーテル、及び図1Bの末梢保護デバイスを概略的に示している。 図1Aの光発生装置の断面図である。 診療の間、抹消保護装置とともに使用する光発生装置の第2の実施態様を概略的に示している。 診療中、血管内に展開される誘導用カテーテル及び末梢保護デバイスを概略的に示している。 診療中に一緒に使用されている図2Aの光発生装置、図2Bの誘導用カテーテル、及び図2Bの末梢保護デバイスを概略的に示している。 図2Aの光発生装置の断面図である。 伏在静脈移植血管の位置を示す心臓を概略的に示している。 診療用に使用されている末梢保護デバイスを有する光発生装置を概略的に示している。 図3Bの光発生装置の断面図である。 図3Bの光発生装置の断面図である。 光発生装置からの熱が末梢保護デバイスを含んで形状記憶材料を展開するのに使用されている、図3Bの光発生装置に基づいている光発生装置の実施態様を概略的に示している。 加熱要素からの熱が末梢保護デバイスを含んで形状記憶材料を展開するのに使用されている、図3Bの光発生装置に基づいている光発生装置の実施態様を概略的に示している。 診療中、末梢保護デバイスを有する光発生装置の別の手段を概略的に示している。 図4Aの光発生装置の断面図である。 図4Aの部分拡大図である。

Claims (13)

  1. (a)基端部、末端部、及び複数の管腔を有する細長い柔軟な本体であって、前記複数の管腔が少なくとも誘導線用管腔及び洗浄用管腔を含み、誘導線用管腔は、細長い柔軟な本体の末端部を越えて延在することがなく、該細長い柔軟な本体の末端部は、該誘導線用管腔にアクセスし得る開口を含み、該誘導線用管腔の開口は、誘導線が細長い柔軟な本体の末端部を越えて延在することを可能とする細長い柔軟な本体、
    (b)細長い柔軟な本体の末端部を越えて延在する発光部分であって、固有の発光波長帯を有する光を発光するように構成されている少なくとも1つの光源を含み、固有の発光波長帯は、選択された光反応性剤の固有の吸収波長帯に対応し、発光部分が細長い柔軟な本体の末端部において誘導線用管腔の開口を塞ぐことがなく、誘導線用管腔が発光部分に組み込まれることがないように、細長い柔軟な本体より小さな直径を有する発光部分、
    (c)発光部分の基端側に配置される膨張可能な部材、
    (d)発光部分の末端部に連結されている中空の先端部であって、第1のオリフィスを含んでいる末端面、及び第2のオリフィスを含んでいる側面を有し、第1及び第2のオリフィスは、発光部分が誘導線用管腔を含むことを必要とすることなしに、装置が誘導線を介して前進することを可能とする中空の先端部、及び
    (e)膨張可能な部材及び末梢保護デバイスが活性化されると、膨張可能な部材及び末梢保護デバイスが、装置が配置されている身体の内腔の部分を隔離するように、膨張可能な部材の末端側に配置されている末梢保護デバイスであって、第1の位置と第2の位置との間を移動可能であり、第1の位置は、末梢保護デバイスが取り付けられている装置の部分に該末梢保護デバイスが沿っていることを特徴とし、第2の位置は、末梢保護デバイスが取り付けられている装置の部分から身体の内腔の壁まで該末梢保護デバイスが延在していることを特徴とし、その結果、末梢保護デバイスは、身体の内腔を通る体液の流れを濾過するか、または身体の内腔を通る体液の流れを遮断し、それにより、残屑が末梢保護デバイスを通り抜けることを防止する末梢保護デバイス、
    を備えることを特徴とする身体の内腔の部分を照明する装置。
  2. 少なくとも1つの光源は、光源の配列を含み、該光源の配列に結合され、それにより、光源の配列が電流で励起されることを可能とする導電性トレースをさらに含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 光源の配列が実質的に透明な中空シャフトに滑らかに嵌合するように構成され、光源の配列が実質的に透明な中空シャフトに挿入され、該シャフトから取外されることを可能とするように、発光部分は、光源の配列を収容するように構成されている、実質的に透明な中空シャフトを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 発光部分は、光源の配列を含み、該光源配列は、複数の発光ダイオードを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 発光部分を包含する光透過性の膨張可能な部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 末梢保護デバイスは、形状記憶材料から構成され、形状記憶材料は、温度の変化に応答して第1の位置から第2の位置へ移動することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 末梢保護デバイスは、少なくとも発光部分の一部に重なり、その結果、発光部分からの熱が末梢保護デバイスの温度を上昇させ、それにより、形状記憶材料によってもたらされる力の結果として、末梢保護デバイスを第2の位置へ移動させることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 末梢保護デバイスの近くに配置される加熱要素、及び外部電源に電気的に結合されるのに適した基端部及び加熱要素に電気的に結合される末端部を有する電気リード線をさらに備え、それにより、加熱要素が電気リード線の基端部が外部電源に電気的に結合されると電流により励起されることを可能とし、加熱要素によって生成された熱が形状記憶材料によってもたらされる力の結果として末梢保護デバイスを第2の位置へ移動させることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. 発光部分は、膨張可能な部材とは無関係に位置決め可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 末梢保護デバイスは、補足的な膨張可能な部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  11. 末梢保護デバイス及び膨張可能な部材はドーナツ状であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 発光部分は、光透過性の膨張可能な部材により包含され、その結果、該光透過性の膨張可能な部材が活性化されると、発光部分を取り囲む身体の内腔内のいかなる流体の流れも遮断されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 洗浄用管腔は、装置が身体の内腔内に配置され、膨張可能な部材及び末梢保護デバイスが活性化されると隔離される身体の内腔の一部と流体連通状態にある少なくとも1つのポートに結合されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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