JP4731534B2 - Article placement and holding device - Google Patents
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Description
本発明は、物品載置台と、その物品載置台上に載せられた物品を保持する物品保持部材とを有する物品載置保持装置に関するものである。 The present invention relates to an article placement and holding device having an article placement table and an article holding member for holding an article placed on the article placement table.
電気製品などの工業製品、各種部品、建築資材などの各種材料、家具、天然物などの物品を運搬し、又はこれを保管する時などに用いられる上記形式の物品載置保持装置は従来より周知である。かかる物品載置保持装置を用いれば、物品載置台上の物品を物品保持部材によって保持できるので、その物品を安定した状態で運搬し、或いは保管しておくことができる。 The above-mentioned article placement and holding device used for transporting or storing articles such as industrial products such as electrical products, various parts, various materials such as building materials, furniture, and natural products is well known. It is. By using such an article mounting / holding device, the article on the article mounting table can be held by the article holding member, so that the article can be transported or stored in a stable state.
従来のこの種の物品載置保持装置は、複数の物品保持部材が物品載置台上の予め決められた位置に固定されていて、その各物品保持部材によって物品載置台上の物品の周囲を保持するように構成されている。その際、物品載置台上に載置される物品は、大サイズのものから小サイズのものまでがあり、その形態も各種のものがある。従って、物品載置台上に小サイズの物品を載せたときは、その物品と物品保持部材との間に大きな隙間ができる。しかもその隙間は物品のサイズや形態によって異なる。そこで従来は、各種厚さのスペーサを予め用意しておき、物品と物品保持部材との間の隙間の大きさに合ったスペーサを選択し、これをその隙間に挟み込んで当該スペーサを介して物品を保持していた。 In this type of conventional article mounting / holding device, a plurality of article holding members are fixed at predetermined positions on the article mounting table, and each article holding member holds the periphery of the article on the article mounting table. Is configured to do. At that time, articles placed on the article mounting table range from a large size to a small size, and there are various forms. Therefore, when a small-sized article is placed on the article mounting table, a large gap is formed between the article and the article holding member. Moreover, the gap varies depending on the size and form of the article. Therefore, conventionally, spacers of various thicknesses are prepared in advance, a spacer suitable for the size of the gap between the article and the article holding member is selected, and the article is sandwiched between the gaps and the article is interposed therebetween. Was holding.
ところが、上述のように各種厚さのスペーサを用意しておくようにすると、そのコストが嵩むだけでなく、物品と物品保持部材との間の隙間の大きさに見合った厚さのスペーサをその都度選択しなければならぬため、その作業が煩雑となる欠点を免れない。 However, if the spacers with various thicknesses are prepared as described above, not only the cost is increased, but the spacers with thicknesses corresponding to the size of the gap between the article and the article holding member are added. Since it must be selected each time, it is unavoidable that the work is complicated.
また、ダンボール紙などのスペーサを上記隙間に詰め込むことも行われているが、その隙間が大きいときは多量のダンボール紙が必要となり、かかる多量のダンボール紙を隙間から外れないように詰め込むことは容易ではない。しかも、通常は、ダンボール紙が不要となったとき、これを廃棄していたが、これによって多量の廃棄物が発生する。 In addition, a spacer such as corrugated paper is also packed in the above gap, but if the gap is large, a large amount of corrugated paper is required, and it is easy to pack such a large amount of corrugated paper so that it does not come out of the gap. is not. Moreover, normally, when the cardboard paper is no longer needed, it is discarded, but this generates a large amount of waste.
本発明の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって除去できる物品載置保持装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide an article placement and holding device capable of removing the above-described conventional defects with a simple configuration.
本発明は、上記目的を達成するため、多数の取付孔が形成された物品載置台と、該取付孔に着脱可能に取り付けられて物品載置台上に載置された物品を保持する物品保持部材とを具備し、該物品保持部材は、前記取付孔に着脱可能に取り付けられる複数の被取付部と、物品載置台上の物品を保持する保持部とを有し、該保持部は、物品載置台上の物品に向き合って該物品を保持するように、物品載置台の物品載置面に対してほぼ垂直に立ち上がった複数の保持面を有し、前記複数の被取付部は互いに離間して配置されていて、その各被取付部は別々の取付孔に嵌合するように構成され、前記保持部の底面の各保持面と被取付部との間に、前記物品載置台の上面に当接する当接面が形成され、1つの保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔と、他の1つの保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔とが互いに異なるように、保持部と被取付部の相対位置が設定されていることを特徴とする物品載置保持装置を提案する(請求項1)。 In order to achieve the above object, the present invention provides an article mounting table in which a large number of mounting holes are formed, and an article holding member that is detachably attached to the mounting hole and holds an article placed on the article mounting table. The article holding member includes a plurality of attached parts that are detachably attached to the attachment holes, and a holding part that holds the article on the article mounting table. A plurality of holding surfaces rising substantially perpendicular to the article placement surface of the article placement table so as to hold the article facing the article on the placement table, and the plurality of attached portions are separated from each other Each of the mounted portions is configured to fit into a separate mounting hole, and the upper surface of the article mounting table is abutted between each holding surface on the bottom surface of the holding portion and the mounted portion. A contact surface is formed so that one holding surface faces the article on the article mounting table. In the state where the attachment portion of the article holding member is attached to the attachment hole, the interval between the holding surface and the attachment portion, and the other one holding surface face the article on the article mounting table. The relative positions of the holding portion and the attached portion are set so that the distance between the holding surface and the attached portion when the attached portion of the article holding member is attached to the attachment hole is different from each other. An article placement and holding device is proposed (claim 1).
その際、各保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で、物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の各間隔が、取付孔間の間隔よりも小さく設定されていると有利である(請求項2)。 At that time, with each holding surface facing the article on the article mounting table, each interval between the holding surface and the attached part when the attached part of the article holding member is attached to the attachment hole, It is advantageous if it is set smaller than the interval between the mounting holes (claim 2).
本発明によれば、物品載置台上の物品に向き合う物品保持部材の保持面を変えることによって、物品保持部材による物品の保持位置を調整できる。 According to the present invention, the holding position of the article by the article holding member can be adjusted by changing the holding surface of the article holding member facing the article on the article mounting table.
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。 Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
図1は物品載置保持装置1によって物品2を保持したときの様子を示す斜視図である。ここに示した物品載置保持装置1は、物品載置台3と、複数の物品保持部材4とを有している。物品載置台3と物品保持部材4は、例えば硬質樹脂、金属、木材、又はこれらの複合材などの高剛性材料から構成されている。図1には、物品2として複写機が示されているが、他の物品を物品載置保持装置1に載置して保持することもできる。
FIG. 1 is a perspective view showing a state when the
物品載置台3は、図2に示すように、物品が載せ置かれる載置板5と、これに一体に形成された複数の脚部6より成り、これらの脚部6が床面などの設置面上に載置される。物品載置台3の載置板5には多数の取付孔7が形成されている。ここに示した取付孔7は物品載置台3の載置板5を貫通しているが、取付孔7の深さを載置板5の厚さよりも浅く形成して、底部のある孔として形成することもできる。
As shown in FIG. 2, the article placing table 3 includes a
物品保持部材4は、その1つを図3に示すように、取付孔7に着脱可能に取り付けられる被取付部8と、この被取付部8に一体に形成された保持部9とを有し、その保持部9は、図1に示したように、物品載置台3上の物品2の周囲を保持する用をなす。図3に示す如く、被取付部8を下にして、物品保持部材4を下方に下げることにより、その被取付部8を任意の取付孔7に嵌合し、物品保持部材4を物品載置台3に取り付けることができる。このとき物品保持部材4が、がたつくことのないように、被取付部8と取付孔7の横断面形状が設定されていることが好ましい。物品保持部材4を上方に持ち上げれば、その被取付部8が取付孔7から外れ、物品保持部材4を物品載置台3から離脱させることができる。
As shown in FIG. 3, the
物品2を運搬し、又はこれを保管するなどの目的で、当該物品2を物品載置保持装置1に載置して保持するには、例えば、複数の物品保持部材4の被取付部8を、物品2の周囲の形態に合せて選択した取付孔7に図4に示すように嵌め込み、次いで物品載置台3の上方から物品2を下降させ、その物品2を図1に示したように物品載置台3の上面の物品載置面上に載せ置く。このとき、各物品保持部材4の保持部9は、物品2の周囲の面に当接し、或いは近接して位置し、当該物品2を位置決めして保持することができる。物品2を物品載置台3の上面に直に載せるほか、図示していないクッション材などを介して、物品2を物品載置台3上に載置してもよい。また、物品2を保護するために、可撓性の樹脂フィルムないしは樹脂シート、又は布などから成る袋(図示せず)で物品2を覆うようにしてもよい。
In order to place and hold the
物品2を物品載置台3の上面に載置した後に、複数の物品保持部材4の被取付部8を取付孔7に嵌合して、その物品2を物品保持部材4によって保持するようにしてもよい。
After the
或いは、図5に示すように、先ず一部の物品保持部材4を物品載置台3の取付孔7に取り付けた後、物品2を水平方向に移動させながら物品載置台3上に載置し、次いで残りの物品保持部材4を、図6に実線で示す状態から、破線で示す状態にして物品載置台3の取付孔7に取り付けることもできる。
Alternatively, as shown in FIG. 5, after first attaching a part of the
上述のように物品載置台3上に載置した物品2を運搬するときは、載置板5と設置面との間の空隙G(図1)に、図示していない荷役装置、例えばフォークリフトのフォークを差し込んで、物品2と共に物品載置台3を持ち上げ、これをトラックなどに載せて輸送することができる。このとき、物品載置台3上の物品2は、その周囲を複数の物品保持部材4により保持されているので、その物品2を安定した状態で運搬することができる。物品載置台3上の物品2を保管するときも同様である。物品2をその輸送先に運んだあと、前述したところと逆の手順で物品2を物品載置台3から降ろし、物品保持部材4を物品載置台3の取付孔7から抜き出すことができる。このように、物品載置台3から物品保持部材4を分離できるので、物品載置台3を上下に積み重ねて、これを元の場所に返送することができる。かかる物品載置保持装置1は、何度も使用することができる。
When the
以上のように、本例の物品載置保持装置1は、多数の取付孔7が形成された物品載置台3と、その取付孔7に着脱可能に取り付けられて物品載置台3上に載置された物品2を保持する物品保持部材4とを具備している。従来の物品載置保持装置のように、物品保持部材が物品載置台上の所定の位置に固着されているのではなく、物品保持部材4を任意の取付孔7に取り付けることができるのである。このため、物品2のサイズや形態がいかなるときも、これに合せて取付孔7を選択し、その取付孔7に物品保持部材4を取り付けることにより、いずれのサイズ或いは形態の物品2に対しても、その周囲を物品保持部材4によって保持することができる。
As described above, the article mounting /
図7及び図8は、物品載置台3上の物品2を8個の物品保持部材4によってそれぞれ保持したときの様子を模式的に示す平面図であり、図7は、図8に示した物品2よりも小サイズの物品2を物品保持部材4により保持した状態を示している。
7 and 8 are plan views schematically showing the state when the
通常、物品保持部材4と物品2は互いに当接し、又は極く近接して位置するので、これらの間にスペーサを配置する必要はない。
Usually, since the
これに対し、物品載置台3の取付孔7に取り付けられた物品保持部材4と、物品載置台3上に載置された物品2との間に多少の隙間ができたとき、その隙間にスペーサ(図示せず)を配置して、物品2の安定性をより一層高めることもできる。このように、物品載置保持装置がスペーサを具備するように構成した場合、物品2のサイズや形態がいかなるときも、物品保持部材4と物品2との間の隙間が従来のように大きくなることはないため、薄いスペーサを用いるだけでよく、そのスペーサを容易に物品2と物品保持部材4との間の隙間に配置することができる。またスペーサを廃棄するときも、その廃棄物の量が従来のように多くなることはない。しかも従来のように厚さの異なる多種類のスペーサを用意しておく必要もなく、物品載置保持装置1を使用する上に必要とされるコストを低減できる。スペーサとしては、ダンボール紙などのほかに、フェルトや中空な樹脂成形品などを用いることができる。
On the other hand, when a slight gap is formed between the
また、図2に示したように、物品載置台3に形成された取付孔7の形状と寸法が全てほぼ同一に形成されていることが好ましい。このようにすれば、物品保持部材4の被取付部8を、いずれの取付孔7にもがたつくことなく容易かつ確実に嵌合し、かつ容易にその取付孔から抜き出すことができ、物品保持部材4の着脱作業を楽に行うことができる。
Moreover, as shown in FIG. 2, it is preferable that the shape and dimension of the
さらに、物品載置台3には多数の取付孔7が形成されているので、そのうちのどの取付孔7に物品保持部材4を取り付ければよいかを一瞥しただけで判るように、各取付孔7を特定するための取付孔識別手段を物品載置台に設けると有利である。例えば、図3に示すように、多数の取付孔7の一方の列に対して、「A」,「B」,「C」,「D」,「E」,「F」…のアルファベットを付し、他方の列に対しては「1」,「2」,「3」,「4」…の数字を付しておく。このようにすれば、物品保持部材4を取付孔7に取り付けるとき、所定の取付孔7を簡単に見つけることができる。例えば、図3に符号7Aを付した取付孔は「3−C」の番号で特定され、符号7Bを付した取付孔は「2−D」の番号で特定されるので、これらの取付孔7A,7Bの位置を容易に確認することができる。特に、物品2の形態とサイズが予め判っていれば、複数の物品保持部材4を取り付ける取付孔7の位置、すなわちその各取付孔7の番号も予め判るので、その取付孔7を極めて容易に見い出してその各取付孔7に物品保持部材4を取り付けることができる。
In addition, since a large number of mounting
図2に示した物品載置台3は、その平面形態が矩形に形成され、その平面形態が4つの辺10,11,12,13によって区画されているが、物品保持部材の平面形態は、矩形以外の適宜な形態、例えば円形、楕円形、三角形、その他の多角形などの形態にすることもできる。また、図2に示した例では、物品載置台3の上面、すなわちその物品載置面のうちの特定の領域A1,A2,A3及びA4にのみ、複数の取付孔7が形成されているが、物品載置台上の全領域に複数の取付孔7を形成するようにしてもよい。
The article mounting table 3 shown in FIG. 2 has a planar shape formed in a rectangular shape and is partitioned by four
その際、上述のいずれの場合にも、互いに近接して隣り合う取付孔間の間隔が全て等しく設定されていると有利である。すなわち、図2の例のように、物品載置台3の平面形態がほぼ矩形に形成されている場合、前述の如く、その平面の全領域又は特定領域A1乃至A4のみに複数の取付孔7が形成されるが、このとき、物品載置台3の平面形態を区画する各辺10,11,12,13に沿って取付孔7を配列し、しかもその平面形態を区画する4つの辺10,11,12,13のうちの互いにほぼ平行な2つの辺10,11が延びる方向を第1の方向P1とし、他の2つの辺12,13が延びる方向を第2の方向P2としたとき、いずれの領域における取付孔7も、その第1の方向P1において互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔dを全てほぼ等しく設定するのである。図2の場合には、第2の方向P2において互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔Dも全てほぼ等しく設定されている。
At that time, in any of the above cases, it is advantageous that the intervals between the adjacent mounting holes adjacent to each other are all set equal. That is, as in the example of FIG. 2, when the planar form of the article mounting table 3 is formed in a substantially rectangular shape, as described above, the plurality of mounting
上述のように構成すれば、その第1の方向P1又は第2の方向P2において、取付孔7に取り付ける物品保持部材4の位置を変えたとき、その物品保持部材4が移動する距離を直ちに知ることができる。例えば、取付孔7の一辺の長さが2cmで、間隔dが1cmであるとしたとき、物品保持部材4を或る取付孔から、第1の方向P1における隣りの取付孔に嵌合し直したとき、物品保持部材4が移動する距離は、2cm+1cm=3cmとなり、その移動距離をその都度測定しなくとも、これを即座に把握することができる。
If comprised as mentioned above, when the position of the
上述した利点は、d=Dに設定すると特に効果的であり、このようにすれば、物品保持部材4の位置を第1の方向P1にずらしたときも、また第2の方向P2にずらしたときも、その移動距離をより一層容易に判断することができる。かかる構成は、物品載置台3の平面形態が矩形以外であるときも採用することができる。要は、物品載置台3の平面の全領域又は特定領域のみに複数の取付孔7を形成し、いずれの領域における取付孔も、その互いに隣り合う2つの取付孔間の間隔を全てほぼ等しく設定するのである。
The above-described advantage is particularly effective when d = D. In this way, when the position of the
また、本例の物品載置保持装置1の物品保持部材4は、前述のように、取付孔7に着脱可能に取り付けられる被取付部8と、物品載置台3上の物品2を保持する保持部9を有している。その際、この被取付部8と保持部9の形態やサイズは適宜設定できるが、図3に示したように、被取付部8の横断面積を保持部9の横断面積よりも小さく設定することが望ましい。このように構成すると、保持部9を被取付部8に対して大きく形成できるので、その物品を保持する保持面14の面積を大きくとることができ、物品2をより安定した状態で保持することができる。その反面、被取付部8を小さく形成できるので、これが嵌合する取付孔7の開口面積を小さく形成でき、これによって互いに隣り合う取付孔間のピッチを小さくでき、物品載置台3に多数の取付孔を形成することが可能となる。これにより、物品保持部材4を、物品2の外形面により正確に合せて、取付孔7に取り付けることができ、いかなる外形の物品2に対しても、各物品保持部材4をその外周面に当接させ、或いは極く近くに接近させて配置し、物品2に対する保持機能と位置決め機能を高めることができる。
In addition, the
図3に示した物品保持部材4は、前述のように、これを取付孔7に単に嵌合するだけで、その物品保持部材4を取付孔7に取り付けることができ、逆にその物品保持部材4を引き抜くだけで物品保持部材4を取付孔7から取り外すことできるので、極めて簡単に物品保持部材4を物品載置台3に対して着脱することができる。
As described above, the
また、図3に示した被取付部8は、その横断面形状が矩形に形成され、取付孔7がこれに対応する矩形状に形成されているので、被取付部8を取付孔7に嵌合したとき、物品保持部材4が自由に回転してしまうことはない。このため、物品保持部材4は、その物品2を保持する保持面14が常に物品2を向いた状態を保ち、物品2を安定した状態で保持することができる。被取付部8の横断面形状を多角形に形成し、取付孔7をこれに対応した形に形成することにより、この作用を奏することができる。取付孔7に嵌合した物品保持部材4が、物品載置台3に対して回転しないように、取付孔7と物品保持部材4を形成するのである。
3 has a rectangular cross-sectional shape, and the mounting
これに対し、取付孔7に嵌合した物品保持部材4が、物品載置台3に対して回転できるように、取付孔7と物品保持部材4を形成することもできる。例えば、図9に示すように、被取付部8の横断面形状を円形とし、これが嵌合する取付孔7も円形に形成して、被取付部8を取付孔7に着脱可能に嵌合する。このとき、被取付部8が取付孔7に大きくがたつくことはないが、自由に回転できるように、被取付部8と取付孔7の径を設定する。
On the other hand, the mounting
上述のように物品保持部材4を物品載置台3に対して自由に回転できるように構成すると、物品保持部材4の被取付部8を取付孔7に取り付けたまま、その物品保持部材4の所望する保持面を物品2に向けることができる。例えば、図9に示す物品保持部材4の保持部9は、物品載置台3上の物品2を保持できる4つの保持面14,14A,14B,14Cを有しているが、取付孔7に嵌合した物品保持部材4を、物品2を物品載置台上に載せる前に回転させ、次いで物品2を物品載置台3上に載置することにより、いずれの保持面をも、物品2に対向させ、その対向した保持面で物品2を保持することができる。
If the
また、図10に示すように、物品保持部材4の被取付部8の外周面に雄ねじ15を形成し、取付孔7の内周面に雌ねじ16を形成し、物品載置台3を回転させながら、雄ねじ15を雌ねじ16にねじ込むことにより、物品保持部材4の被取付部8を取付孔7に取り付けるように構成することもできる。この構成によれば、被取付部8を取付孔7に取り付けたまま、物品保持部材4の保持面14,14A,14B,14Cのいずれの面をも物品2に自由に向かせることが可能であると共に、被取付部8が取付孔7にねじ係合しているので、物品2の運搬中などに物品保持部材4に外力が加えられても、物品保持部材4が取付孔7から抜け難くなり、物品2に対する保持安定性をより一層高めることができる。
Further, as shown in FIG. 10, a
図3,図9及び図10に示した例においては、各物品保持部材4が1つの被取付部8を有しているが、物品保持部材4が、取付孔7に嵌合する複数の被取付部8を有し、その各被取付部8が別々の取付孔7に嵌合するように構成することもできる。例えば、図11に示すように、1つの物品保持部材4に4つの被取付部8を設け、図12及び図13に示すように、その物品保持部材4の被取付部8を物品載置台3の取付孔7に取り付けたとき、その各被取付部8がそれぞれ別々の取付孔7に嵌合するように構成するのである。この構成を採用したときは、被取付部8を物品載置台3に対して回転させることはできない。
In the example shown in FIGS. 3, 9, and 10, each
図11乃至図13に示した構成によると、複数の被取付部8が別々の取付孔7にそれぞれ嵌合するので、物品保持部材4に大きな外力が加えられたときも、その外力が複数の被取付部8に分散され、被取付部8が破損する不具合を防止できる。
According to the configuration shown in FIGS. 11 to 13, the plurality of attached
以上説明した物品載置保持装置1の物品保持部材4は、前述のように、取付孔7に着脱可能に取り付けられる被取付部8と、物品載置台3上の物品2を保持する保持部9とを有していると共に、その保持部9は、物品載置台3上の物品2に向き合って該物品2を保持するように、物品載置台3の物品載置面に対してほぼ垂直に立ち上がった複数の保持面14,14A,14B,14Cを有している。その際、保持部9の底面の各保持面14,14A,14B,14Cと被取付部8との間に、物品載置台3の上面に接する当接面が形成されている。例えば、図11に示した保持面14Cと、取付部8との間の保持部底面には、図11に破線のハッチングで示した当接面が区画され、各被取付部8が図13に示したように、物品載置台3の取付孔7に取り付けられたとき、上述した当接面が物品載置台3の上面に当接する。全く同じく、他の各保持面14,14A,14Bと、被取付部8との間の保持部底面にも、物品載置台3の上面に当接する当接面が区画されている。また、保持部9と被取付部8の相対位置は適宜設定できるが、図3に示した物品保持部材を拡大して示す図14から明らかなように、被取付部8の各辺と、保持部9の各辺との間の間隔X1,X2,X3,X4を互いに異ならせることもできる。
As described above, the
図15及び図16は、この構成の作用を説明する図であり、図15は保持部9の第1の保持面14が物品載置台3上の物品2に向いた状態で、被取付部8が取付孔7に嵌合したときの様子を示している。このときの保持面14と被取付部8との間の間隔はX1となる。図16は、第2の保持面14Aが物品載置台3上の物品2に向き合った状態で、被取付部8が取付孔7に嵌合したときの様子を示し、このときの保持面14Aと被取付部8との間の間隔はX2となる。
FIG. 15 and FIG. 16 are diagrams for explaining the operation of this configuration. FIG. 15 shows the attached
ここで、間隔X1とX2は互いに異なっているので、第1の保持面14を物品2に対向させたときと、第2の保持面14Aを物品2に対向させたときとでは、その物品保持部材4が物品2を保持する位置が相違する。第3又は第4の保持面14B,14Cを物品2に対向させたときも同様である。このように、同じ物品保持部材4であっても、いずれの保持面を物品2に対向させるかによって、その物品2を保持する位置が異なるので、物品2のサイズや形態に合せて、その物品2を最も確実に保持できるように、物品保持部材4を取付孔7に取り付ける向きを決めることによって、物品2をより正しく、かつ安定した状態で保持することができる。図14に示した間隔X1,X2,X3,X4のうちの少なくとも2つが互いに異なっていれば、この効果を奏することができる。
Here, since the intervals X1 and X2 are different from each other, the article holding is performed when the first holding
上記構成は、図9、図10及び図11などに示した物品保持部材4に対しても適用できるものである。図11には、図14に示した間隔X1,X2,X3,X4に相当する間隔を同じ符号で示してある。
The above configuration can also be applied to the
上述のように、1つの保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔と、他の1つの保持面が物品載置台上の物品に向き合った状態で該物品保持部材の被取付部が取付孔に取り付けられたときの当該保持面と被取付部との間の間隔とが互いに異なるように、保持部と被取付部の相対位置を設定することにより、各種サイズないしは形態の物品2に対して、これを確実に保持し、かつ位置決めすることが可能となる。
As described above, the distance between the holding surface and the mounted portion when the mounted portion of the article holding member is mounted in the mounting hole with one holding surface facing the article on the article mounting table. And an interval between the holding surface and the attached portion when the attached portion of the article holding member is attached to the attachment hole in a state where the other one holding surface faces the article on the article placing table. By setting the relative positions of the holding portion and the attached portion so that they are different from each other, it is possible to reliably hold and position the
また、上述した構成において、保持部9に、その各保持面14,14A,14B,14Cと被取付部8との間の間隔X1,X2,X3,X4を示す情報が記入されていると、どの保持面を物品2に向ければよいかを即座に判断でき、その作業性を高めることができる。例えば、前述の間隔X1,X2,X3,X4がそれぞれ20mm,10mm,7mm及び15mmであったとき、図14に示すように、その各値を示す数値「20」,「10」,「7」,「15」を、例えば物品保持部材4の上面に記入する。このようにすれば、作業者は、その数値を見て、いずれの保持面14,14A,14B,14Cが物品2に向くように、物品保持部材を取付孔7に取り付ければよいかを即座に判断することができる。
Further, in the above-described configuration, when information indicating the intervals X1, X2, X3, and X4 between the holding
また、各保持面14,14A,14B,14Cが物品載置台3上の物品2に向き合った状態で、物品保持部材4の被取付部8が取付孔7に取り付けられたときの当該保持面14,14A,14B,14Cと被取付部8の間の各間隔X1,X2,X3,X4を、取付孔間の間隔よりも小さく設定すると、物品保持部材4の保持面14,14A,14B,14Cと、物品載置台3上の物品2との間の隙間をより一層狭くすることができ、物品2の保持機能を高めることができる。例えば、隣り合う取付孔7の間の間隔d,D(図2)を前述のように1cmとしたとき、各間隔X1,X2,X3,X4を1cmよりも小さく設定するのである。
Further, the holding
また、前述の各構成の物品載置保持装置において、物品保持部材4が取付孔7に取り付けられたとき、その物品保持部材4の抜け出しを防止する抜け出し防止手段を設けると有利である。
Further, in the article placement and holding device having the above-described configurations, it is advantageous to provide a slip-out preventing means for preventing the
例えば、図17及び図18に示すように、物品保持部材4の被取付部8を、上端が保持部9に固定連結された複数の舌片17から構成し、その各舌片17の下端部に爪18を形成する。各舌片17は、その下部が矢印Yで示すように開拡又は縮少する向きに弾性変形可能となっている。かかる被取付部8を取付孔7に挿入すると、図19に示すように舌片17の爪18が取付孔7の下縁に係合し、物品保持部材4の抜け出しが防止される。被取付部8を取付孔7から外すときは、爪18の形成された舌片17を、図19に矢印Y1で示すように互いに接近する向きに加圧して、その爪18を取付孔7の下線から外し、物品保持部材4を上方に引き抜けばよい。
For example, as shown in FIGS. 17 and 18, the attached
また、図20に示すように、物品保持部材4の被取付部8を、上端部が保持部9に一体に連結された複数の爪片19により構成すると共に、保持部9に形成した中心孔20に棒状の規制部材21をその軸方向に可動に挿通して、抜け出し防止手段を構成することもできる。規制部材21の上端には、その規制部材21よりも大径の円板22が固定されている。
Further, as shown in FIG. 20, the attached
図20に示した状態では、規制部材21は最上方位置にあり、このとき複数の爪片19の突部23の外径D1は最も小さくなっている。この状態でその被取付部8を図20に示すように物品載置台3の取付孔7に挿入し、次いで円板22を下方に押下すると、図21に示すように、規制部材21が下方に移動して、規制部材21の大径部24が複数の爪片19を半径方向外方に拡げ、その突部23の外径D1が拡大する。同時に各爪片19の下端が規制部材21の大径部24に係止される。これにより、爪片19の突部23ないしはその近傍の部分が取付孔7の下縁に圧接するので、物品保持部材4が取付孔7から抜け出ることを防止できる。
In the state shown in FIG. 20, the regulating
円板22には溝25が形成されており、図21に示した状態の円板22の溝25に、例えばコイン35の縁部を係合してその円板22を回転させると、保持部9と円板22とに形成されたカム(共に図示せず)が互いに係合することにより、規制部材21が図20に示した位置に上昇し、これにより爪片19が弾性復帰して、その突部23の外径D1が縮小する。そこで、物品保持部材4を上方に引くことにより、被取付部8を取付孔7から取り出すことができる。図20及び図21に示した構成自体は、従来より周知であるため、これ以上の説明は省略する。
A
また、以上説明した物品載置保持装置において、物品載置台3上に載置された物品2を保持する物品保持部材4の保持部9のまわりに、図22に示すように、その保持部9よりも軟質な緩衝部材26を設けることもできる。ここに示した緩衝部材26は、図23に示すように、例えばゴム又は軟質樹脂などから成る弾性を有する筒状部材より成り、かかる緩衝部材26を保持部9に嵌合することにより、その緩衝部材26を図22に示すように保持部9のまわりに装着することができる。
Further, in the article placement and holding apparatus described above, as shown in FIG. 22, the holding
上述のように保持部9に緩衝部材26を設けると、例えば、物品載置台3上に載せた物品2を運搬する際に生じる衝撃によって、物品2が保持部9に強く当っても、物品2は緩衝部材26に当るので、その衝撃が緩和され、物品2に傷が付けられる不具合を阻止できる。
When the
以上説明した物品載置保持装置1においては、図1から明らかなように、取付孔7に取り付けられた物品保持部材4の物品載置台上面からの高さが、物品載置台4上に載置された物品2の物品載置台上面からの高さよりも低くなるように、物品保持部材4の長さが設定されている。これにより、高さの低い小サイズの物品保持部材4によって物品2の下部を確実に保持し、物品2の位置決め機能とその安定性を高めることができる。
In the article mounting / holding
ところが、上述の如き高さの低い物品保持部材4によって物品2を保持しただけでは、物品載置台3上に載置した物品2を上下に重ねて収納したり運搬することはできない。そこで、例えば、図2に鎖線で示すように、物品載置台3の四隅に取付ピン27を固定し、その各取付ピン27に支柱28(図2には1つの支柱だけを示す)の下端部をそれぞれ着脱可能に固定し、必要に応じて、その4本の支柱28の上端部に天板(図2には示さず)を着脱可能に取り付ければ、物品2を載置した物品載置台3を上下に複数段に亘って積み重ねることができる。かかる支柱28としては、例えば、特開平11−348985号公報に開示されているものを有利に用いることができる。
However, the
このように、物品載置台に着脱可能に取り付けられる複数の支柱を設けることにより、高さの低い物品保持部材4を用いても、物品2を載せた物品載置台を上下に重ねることが可能となる。
In this way, by providing a plurality of support columns that are detachably attached to the article mounting table, it is possible to stack the article mounting table on which the
これに対し、図24に示すように、取付孔7に取り付けられた物品保持部材4の物品載置台上面からの高さが、物品載置台3上に載置された物品2の物品載置台上面からの高さよりも高くなるように、その物品保持部材4の長さを設定すれば、物品保持部材4が支柱の機能を兼用するので、物品保持部材以外の支柱を用いずとも、その物品保持部材4の上に、物品を載置した他の物品載置台(図示せず)を載せて物品載置台を上下に複数個積み重ねることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 24, the height of the
その際、図24及び図25に示すように、取付孔7に取り付けられた複数の物品保持部材4の上部に天板29を着脱可能に取り付けることもできる。このように天板29を設ければ、その上に、図示していない他の物品載置台をより安定した状態で載せ、物品載置台をより安定した状態で上下に積み重ねることが可能となる。
At that time, as shown in FIGS. 24 and 25, the
天板29としては適宜な形態のものを用いることができるが、この天板29としても、多数の取付孔107が形成された板材を用い、物品載置台3の取付孔7に取り付けられた物品保持部材4の上部に突設された被取付部108を天板29の取付孔107に着脱可能に取り付けるようにしてもよい。これにより、物品保持部材4の上部に容易かつ正確に天板29を取り付けることができる。
Although the thing of a suitable form can be used as the
また、図26及び図27に示すように、物品載置台3上に物品2を載置し、かつ物品保持部材4を取付孔7に取り付けて物品2を保持したとき、物品2の一部2Aが、物品保持部材4よりも外方にはみ出ていると、その物品部分2Aに図示していない他の物が打ち当り、その部分2Aに傷が付けられるおそれがある。そこで、図26及び図27に示すように、物品載置台3上に載置された物品2に向き合った物品保持部材4の保持面以外の物品保持部材部分に物品保護部材30を着脱可能に取り付け、他の物が物品2の部分2Aに打ち当ることを防止できるように構成することが好ましい。その際、例えば各物品保持部材4に多数の係止孔31を形成し、物品保護部材30には係止ピン(図示せず)を突設し、その係止ピンを係止孔31に着脱可能に係合させることにより、物品保護部材30を物品保持部材4に着脱可能に取り付けることができる。
As shown in FIGS. 26 and 27, when the
上述した物品保護部材30の構成は、図1に示す如く長さの短かい物品保持部材4を用いたときにも採用することができる。
The configuration of the
また、上述した各物品載置保持装置1において、その物品載置台3の取付孔7に取り付けられた物品保持部材4と、物品載置台3上に載置された物品2とを互いに固定する固定手段を設けることもできる。図28にその固定手段の一具体例を示す。ここに示した物品保持部材4の保持部9には、ねじ孔32が形成され、このねじ孔32にボルト33をねじ込んでこのボルト33を締め付けることにより、ボルト33の先端に固定された軟質材より成る圧接部材36が、物品載置台3上の物品2に圧接する。これにより、物品2と物品保持部材4がボルト33を介して固定される。ボルト33を緩めれば、その固定状態を解除することができる。34は、ボルト33のつまみであり、このつまみ33を持ってボルト33を回転させることができる。
Further, in each of the article placement and holding
上述の如き固定手段を設けることにより、物品保持部材4による物品2の保持安定性をより一層高めることができる。
By providing the fixing means as described above, the holding stability of the
以上、本発明の好ましい実施形態例を説明したが、本発明はこれらの実施形態例に限定されず、各種改変して構成することができる。 The preferred embodiments of the present invention have been described above, but the present invention is not limited to these embodiments, and various modifications can be made.
1 物品載置保持装置
2 物品
3 物品載置台
4 物品保持部材
7 取付孔
7A 取付孔
7B 取付孔
8 被取付部
9 保持部
14 保持面
14A 保持面
14B 保持面
14C 保持面
d 間隔
D 間隔
X1 間隔
X2 間隔
X3 間隔
X4 間隔
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