JP4725970B2 - Cleaning device - Google Patents
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Description
本発明は、医療分野における看護や医療的な処置をする前後や、食品を加工する前後の手指の洗浄、その他、日常的に手指を洗浄する際に使用される洗浄装置に関する。 The present invention relates to a cleaning device used for cleaning fingers before and after nursing or medical treatment in the medical field, before and after processing foods, and for other daily cleaning of fingers.
従来、手指の洗浄に使用されるアルコール系消毒剤や、塩化ベンザルコニウム等の逆性石鹸は、優れた殺菌作用を示すものの、まれに皮膚炎等の副作用があることが知られている。 Conventionally, alcohol-based disinfectants used for washing hands and reverse soaps such as benzalkonium chloride have been known to have side effects such as dermatitis, although they exhibit excellent bactericidal action.
一方、水道水等の塩化物イオンを含有する原水を電気分解することにより得られる水は、殺菌作用をもつ次亜塩素酸を含有するため、一定の殺菌効果が得られる一方で、上記の石鹸よりも刺激が少なく、手指を洗浄するための洗浄用水として注目されている。 On the other hand, water obtained by electrolyzing raw water containing chloride ions such as tap water contains hypochlorous acid having a bactericidal action, so that a certain bactericidal effect can be obtained. It is less irritating and attracts attention as cleaning water for cleaning fingers.
水道水を電気分解することにより生成された次亜塩素酸を含有する洗浄用水を、手指の洗浄に使用した洗浄装置の一例としては、特許文献1、2に示されるものがある。
ところで、単に水道水を電気分解して生成した洗浄用水では、石鹸を用いた場合に比べて洗浄性の点で必ずしも好ましいとはいえない。そのため、特許文献1、2の装置では、水道水に塩化ナトリウム等の電解質を添加することにより、洗浄用水中の次亜塩素酸含有濃度を高くしてその洗浄性を向上させるようにしている。
By the way, it is not necessarily preferable in terms of detergency that washing water produced simply by electrolyzing tap water is more clean than using soap. Therefore, in the apparatuses of
しかしながら、上記のような洗浄装置にあっては、添加した分だけ電解質が多量に析出し、これが固化することによって洗浄用水の流通通路が閉塞する虞れがある。例えば特許文献1の装置では、固化した電解質によってノズルに目詰りを招来し、また特許文献2の装置では洗浄用水の吐出口や排水孔に目詰りを招来する虞れがある。こうした洗浄用水の供給/排出に関する問題は、メンテナンスを行う際に固化した電解質の除去作業を行うことにより解決することができるものの、メンテナンス作業が煩雑化するのは否めない。
However, in the above-described cleaning apparatus, a large amount of electrolyte is deposited by the amount added, and there is a possibility that the flow path for cleaning water may be blocked by solidifying the electrolyte. For example, in the apparatus of
本発明は、上記の点に鑑み、繰り返し洗浄を行っても手荒れを起こさないだけでなく、メンテナンス作業を煩雑化することなく洗浄用水の供給/排出を確実に行うことのできる洗浄装置を提供することを目的とする。 In view of the above points, the present invention provides a cleaning apparatus that not only causes rough hands even if repeated cleaning is performed, but also can reliably supply / discharge cleaning water without complicating maintenance work. For the purpose.
本発明の請求項1に係る洗浄装置は、一対の電極に通電することにより電解槽に貯留した原水を電気分解して洗浄用水を生成する電解手段と、電解槽で生成した洗浄用水を圧送し、かつ先端のノズルから前記洗浄用水を噴霧させる洗浄用水噴霧手段とを備え、電解槽の洗浄用水が予め設定された加熱温度となるように前記電解手段を構成しており、前記ノズルから洗浄用水を噴霧している間に、洗浄方法を示す各画像を時間経過とともに逐次的に表示する表示装置を備えたことを特徴とする。
The cleaning apparatus according to
また、本発明の請求項2に係る洗浄装置は、上記請求項1において、前記電解手段は、原水を電気分解した際のジュール熱によって電解槽の洗浄用水を加熱するものであることを特徴とする。
The cleaning apparatus according to
また、本発明の請求項3に係る洗浄装置は、上記請求項1における前記電解手段において、前記電極への通電を定電流制御することを特徴とする。
A cleaning apparatus according to
また、本発明の請求項4に係る洗浄装置は、上記請求項1において、前記洗浄用水噴霧手段は、電解槽の内部に圧縮空気を供給するコンプレッサを備え、このコンプレッサから供給された圧縮空気の圧力によって洗浄用水をノズルから噴霧させるものであることを特徴とする。
The cleaning device according to
また、本発明の請求項5に係る洗浄装置は、上記請求項1において、予め設定した洗浄スペースに物体が進入したことを検出する進入検出手段をさらに備え、この進入検出手段が物体の進入を検出した場合に前記洗浄用水噴霧手段を駆動させることを特徴とする。
The cleaning device according to
本発明によれば、洗浄用水が加熱された状態でノズルから噴霧されるため、原水に電解質を添加することなくその洗浄性を向上させることが可能となる。つまり、洗浄用水を加熱しているため、冷水で洗浄する場合と比べて手指に付着した汚れが落ちやすくなり、塩化ナトリウム等の電解質を添加しなくても、石鹸流水法による洗浄方法と同程度の十分な洗浄力が得られる。従って、頻繁に手を洗浄する必要がある場合であっても、手荒れを防止することができる。しかも、多量に析出した電解質が固化することに起因した洗浄用水の供給/排出の目詰りを招来する虞れもなくなり、メンテナンス作業の煩雑化を防止できる。
さらに、原水を電気分解した際のジュール熱によって洗浄用水を加熱するように電解手段を構成すれば、別途専用の加熱設備を追加する必要もなく、装置の大型化や製造コストが増大する事態を招来することもない。
According to the present invention, since the cleaning water is sprayed from the nozzle in a heated state, it is possible to improve the cleaning performance without adding an electrolyte to the raw water. In other words, since the cleaning water is heated, the dirt attached to the fingers is easier to remove than in the case of washing with cold water, and it is the same as the washing method by the soap running method without adding an electrolyte such as sodium chloride. Sufficient detergency can be obtained. Therefore, even when it is necessary to frequently wash hands, rough hand can be prevented. In addition, there is no possibility of clogging of supply / discharge of cleaning water due to solidification of a large amount of deposited electrolyte, and the maintenance work can be prevented from becoming complicated.
Furthermore, if the electrolyzing means is configured to heat the cleaning water by the Joule heat generated when the raw water is electrolyzed, there is no need to add a separate dedicated heating facility, which increases the size of the apparatus and the manufacturing cost. There is no invitation.
以下に、本発明の洗浄装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the cleaning apparatus of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
まず、図1を用いて、手指洗浄装置10の構成について説明する。
図1は、本発明の実施例である手指洗浄装置10の装置概念図である。ここで例示する手指洗浄装置10は、水道水50を原水として洗浄用水51を洗浄スペース31に供給するもので、制御手段11、電解手段20、電磁開閉弁21、コンプレッサ22、ノズル30、進入検出センサ(進入検出手段)32、排水パン33、配管41、42、43、及び、表示装置35を備えている。進入検出センサ32は、洗浄スペース31に物体が進入したことを検出した場合に検出結果を制御手段11に出力するものである。制御手段11は、進入検出センサ32の検出結果に基づいて、電磁開閉弁21、電解手段20、コンプレッサ22、表示装置35の駆動を制御するものである。
First, the configuration of the
FIG. 1 is a conceptual diagram of a
図1に示すように、電解手段20は、電解槽23と、電解槽23内に対向して設けられた一対の電極24、25(以下、陽極24、陰極25という。)と、電極24、25に通電する直流電源ユニット26とから構成される。水道水50の取入口と電解槽23との間には、電磁開閉弁21が設けられ、電解槽23への水道水50の流入量が制御される。
電解槽23内部には所定量の水道水50が収納され、直流電源ユニット26によって一対の電極24、25に通電すると、電解槽23中の水道水50が電気分解され、後述する次亜塩素酸を含有する洗浄用水51が生成される。
As shown in FIG. 1, the electrolyzing means 20 includes an
A predetermined amount of
すなわち、水道水50が電解槽23内に供給された後、陽極24、陰極25に通電すると、陽極24及び陰極25において下記の反応が進行する。
(陽極)2Cl-→Cl2+2e-
Cl2+H2O→HOCl+H++Cl-
(陰極)2H2O+2e-→H2↑+2OH-
上記反応式に示されるように、陽極24において、水道水50中に元々含まれている塩化物イオンと水とが反応して、次亜塩素酸(HOCl)が生成される。
なお、本実施例では、電解槽23内に陽極24と陰極25とを隔てる隔膜を設けない無隔膜電気分解を行う。
That is, when the
(Anode) 2Cl − → Cl 2 + 2e −
Cl 2 + H 2 O → HOCl + H + + Cl −
(Cathode) 2H 2 O + 2e − → H 2 ↑ + 2OH −
As shown in the above reaction formula, at the
In this embodiment, electroless membrane electrolysis is performed in which no diaphragm is provided in the
ここで、上述した電気分解に伴って、陽極24及び陰極25との間にジュール熱が発生し、電気分解が行われると同時に、このジュール熱によって洗浄用水51が加熱される。
Here, along with the electrolysis described above, Joule heat is generated between the
本実施例では、陽極24、陰極25間に常に一定の電流が一定時間流れるように制御することで、電気分解により得られる次亜塩素酸濃度を一定に維持している。具体的には、次亜塩素酸濃度が9.0mg/l〜10.0mg/l程度の洗浄用水150mlを生成するために、1Aの電流を、約150秒間(以下、「電解時間」という)流している。
また、本実施例では、陽極24、陰極25の相互間距離を調整することで、電気分解に伴って発生するジュール熱により洗浄用水51の加熱温度が40℃〜45℃の範囲になるようにしている。具体的には、水道水50の温度15℃、水道水の塩化物イオン濃度11mg/l〜12mg/l、電極寸法30mm×50mm、上記の電流値、電解時間で電気分解を行う場合、陽極24、陰極25の相互間距離を5mmに設定している。
In this embodiment, the concentration of hypochlorous acid obtained by electrolysis is kept constant by controlling so that a constant current always flows between the
Further, in this embodiment, the distance between the
電解槽23にはコンプレッサ22が接続されており、電解槽23内に生成された洗浄用水51は圧縮空気によって電解槽23内から押し出されることにより噴霧口27に供給され、ノズル30から噴霧される。ノズル30の下部には、手指を洗浄するための洗浄スペース31と、洗浄スペース31に手指が進入したことを感知する進入検出センサ32と、手指洗浄後の洗浄用水を排水孔34から排水させる排水パン33が設けられている。
A
表示装置35は、使用者が洗浄スペース31に手を進入させた状態において当該使用者が容易に視認できる位置に配置したもので、制御手段11からの表示指令に応じて手指の洗浄方法を表示するものである。手指の洗浄方法とは、例えば、図2に示す画像1から画像6までの洗浄手順であり、表示装置35においてはこれらの画像を経過時間とともに逐次的に表示する。なお、図2に示される画像は、一般的に推奨されている手洗い方法の一例を示したものであり、約1分間で画像1から画像6までを順次表示する。
The
次に、上記のように構成された手指洗浄装置10の動作及び作用について説明する。
まず、使用者が手を洗浄スペース31に進入させると、洗浄スペース31に手が進入したことを進入検出センサ32が感知し、制御手段11からの信号により電磁開閉弁21が開口し、所定量の水道水50が配管41を通って電解槽23内に供給される。
Next, the operation and action of the
First, when the user enters his / her hand into the
水道水50が電解槽23内に供給された後、水道水50の電気分解が行われ、次亜塩素酸濃度が9.0mg/l〜10.0mg/l程度で、温度が40〜45℃の洗浄用水51が150mlだけ生成される。
After the
電気分解が終了すると、制御手段11からの信号によりコンプレッサ22が駆動することによって電解槽23に圧縮空気が供給され、約1分間にわたり洗浄用水51が電解手段20内から配管43を通ってノズル30から洗浄スペース31に噴霧される。これと同時に、制御手段11からの信号により表示装置35に経過時間とともに画像1〜6が逐次的に表示される。
従って使用者は、表示装置35に表示される画像1〜6の表示及び経過時間を見ながら洗浄スペース31の内部に噴霧される40℃〜45程度に温められた洗浄用水51によって、手指の洗浄を行うことができるようになる。
When the electrolysis is completed, the
Accordingly, the user cleans his / her fingers with the cleaning
従来、有効な手指の洗浄方法が推奨されているが、現場での認知率は低く有効な教育手段がなかった。また、使用者が正しい洗浄方法を認知していたとしても、冬期のように水温が低い場合には、洗浄がおろそかになる傾向があり、正しい洗浄が行われないことが多かった。
本実施例では、冬期のように水道水の温度が低い時期であっても、洗浄用水51を常に40〜45℃程度の温水となるようにし、さらに、洗浄方法を逐次的に示す画像を表示する表示装置35を使用者の目の前に表示するようにした。これにより、特別な洗浄教育を行うことなく、使用者に正しい洗浄方法による洗浄を実践させることが可能となる。
Conventionally, an effective hand washing method has been recommended, but the recognition rate in the field is low and there was no effective educational means. Even if the user is aware of the correct cleaning method, if the water temperature is low as in winter, the cleaning tends to be neglected, and the correct cleaning is often not performed.
In the present embodiment, even when the temperature of the tap water is low, such as in winter, the cleaning
さらに、洗浄用水の温度が40℃〜45℃程度であると、皮膚から汚れがはがれやすくなるため、原水に塩化ナトリウム等の電解質を添加することなくその洗浄性を向上させることができる。
また、電解質を添加することがなくなるから、長期に亘って使用しても電解質が析出して固化する虞れもない。これにより、メンテナンスの際に電解質の除去作業を行わずとも、ノズル30等、洗浄用水51の流通通路が閉塞する事態を招来することがない。
Further, when the temperature of the washing water is about 40 ° C. to 45 ° C., dirt is easily removed from the skin, so that the washability can be improved without adding an electrolyte such as sodium chloride to the raw water.
Further, since no electrolyte is added, there is no possibility that the electrolyte will precipitate and solidify even if it is used for a long time. Thereby, even if it does not perform the electrolyte removal operation at the time of maintenance, a situation in which the flow passage of the cleaning
さらに、ノズル30から洗浄用水51を噴霧するようにしているため、洗浄に使用する水量を大幅に削減することができ、節水に寄与できるばかりでなく、電解槽23で加熱する水量も少なくてすむため、洗浄スペース31に手を進入してから洗浄用水51が噴霧されるまでの時間を短縮化する利点もある。
Further, since the cleaning
加えて、洗浄用水51を生成する際のジュール熱によってこれを加熱するようにしているため、別途専用の加熱設備を用意する必要もなく、装置の大型化や製造コストが増大する事態を招来することもない。さらに、本実施例では電極への通電を定電流制御することにより電気分解を行うので、塩化ナトリウム等の電解質を添加して同じ電流値で電気分解した場合と比較してジュール熱が大きくなり、電解槽内の洗浄用水51を短時間で加熱することができる。
In addition, since the
本発明者らは、実施例に示した手指洗浄装置10の有効性を裏付けるべく成人の被験者を対象に以下の手順で実験を行った。
まず、洗浄前の菌の状況を確認するため、各種ハンドスタンプ用手型寒天培地(日研生物医学研究所製)に手掌、指腹を押し当て、菌を転写した。
次に、洗浄用水150mlを約1分間噴霧し、手指の洗浄を行った。手指の洗浄に用いる洗浄用水は、上記手順と同様にして生成したものである。すなわち、水道水の電気分解を行い、有効塩素濃度10mg/l、弱アルカリ性の洗浄用水を生成し、この洗浄用水を40℃の温度に加熱したものである。なお、有効塩素濃度とは、洗浄用水中の塩化物イオン、次亜塩素酸、次亜塩素酸イオンの総濃度である。
洗浄後、滅菌タオルを用いて水分を拭き、洗浄後の菌の状況を確認するため、ハンドスタンプ用寒天培地に手掌、指腹を押し当て、菌転写を行った。その際、滅菌タオルは非接触で開閉できる無菌ケースに収めて使用した。
In order to support the effectiveness of the
First, in order to confirm the state of the bacteria before washing, the palm and finger pad were pressed against a hand-type agar medium (manufactured by Nikken Biomedical Research Institute) for various hand stamps to transfer the bacteria.
Next, 150 ml of washing water was sprayed for about 1 minute to wash the fingers. The washing water used for washing the fingers is produced in the same manner as the above procedure. In other words, tap water is electrolyzed to produce a wash water having an effective chlorine concentration of 10 mg / l and weak alkaline, and the wash water is heated to a temperature of 40 ° C. The effective chlorine concentration is the total concentration of chloride ions, hypochlorous acid, and hypochlorite ions in the cleaning water.
After washing, moisture was wiped with a sterilized towel, and in order to confirm the state of the bacteria after washing, the palm and finger pad were pressed against the agar medium for hand stamping, and the bacteria were transferred. At that time, the sterile towel was used in a sterile case that could be opened and closed without contact.
菌検査は、以下のとおりとした。各種ハンドスタンプ用寒天培地の種類は、一般生菌用のものを用いた。また培養は37℃、好気的で行い、それぞれの培地に対応した時間培養したコロニー数をカウントした。
菌検査の結果、一般生菌における除菌率の平均は62.6%であった。また、洗浄後、皮膚に手荒れ等、有意差のある悪化は見られなかった。
水道水による石鹸流水法による洗浄では、通常除菌率が約60%である。従って、上記実験結果から、本発明の手指洗浄装置10を用いた手指の洗浄は、水道水による石鹸流水法と同等の洗浄効果が得られることが分かる。
The bacteria test was as follows. The type of agar medium for various hand stamps was for general viable bacteria. The culture was performed at 37 ° C. under aerobic condition, and the number of colonies cultured for a time corresponding to each medium was counted.
As a result of the bacteria test, the average sterilization rate of general live bacteria was 62.6%. In addition, no significant deterioration such as rough skin on the skin was observed after washing.
In the cleaning by the soap water method using tap water, the sterilization rate is usually about 60%. Therefore, it can be seen from the above experimental results that the hand washing using the
なお、上記実施例では、電気分解する前の水として水道水を用いたが、例えば地下水等、塩化物イオンを元々含有する水であれば水道水以外の水でも適用することが可能である。 In the above embodiment, tap water is used as water before electrolysis, but water other than tap water can be applied as long as it originally contains chloride ions, such as groundwater.
なお、次亜塩素酸は、温度が45℃程度以下の場合、比較的安定であるため、数時間程度であれば洗浄用水生成直後の濃度が維持される。従って、上記実施例のように、必ずしも電気分解を1回の洗浄の度に行う必要はなく、数回分に相当する量の水道水を電気分解して、予め電解槽23内に貯蔵しておき、洗浄スペース31に手が進入したことをセンサ32が感知するとコンプレッサ22を駆動させて、ノズル30に洗浄用水51を供給する構成としてもよい。
In addition, since hypochlorous acid is comparatively stable when the temperature is about 45 ° C. or lower, the concentration immediately after the generation of cleaning water is maintained for about several hours. Therefore, as in the above embodiment, it is not always necessary to perform the electrolysis for each washing, and an amount of tap water corresponding to several times is electrolyzed and stored in the
また、上記実施例では、原水を電気分解した際のジュール熱によって電解槽23の洗浄用水51を加熱するように電解手段20を構成しているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、例えば、電解槽23に原水を供給する配管41にヒータを配設し、このヒータによって予め原水を40〜45℃に加熱するようにしても良い。
Moreover, in the said Example, although the electrolysis means 20 is comprised so that the
さらに、上記実施例では、洗浄用水150ml中の次亜塩素酸濃度を9.0mg/l〜10.0mg/l程度とするための条件として、電流値1A、電解時間約150秒とし、洗浄用水51の加熱温度を40℃〜45℃とするための条件として、電極の寸法30mm×50mm、一対の電極24、25の相互間距離5mmとして電解手段20を構成したが、あくまでも例示のためであり、本発明はこれらに限定されない。例えば、電極の相互間距離や電流値等を変更してジュール熱による発熱量を高めれば、洗浄用水の容量を増やすことが可能である。
Further, in the above embodiment, the conditions for reducing the concentration of hypochlorous acid in 150 ml of cleaning water to about 9.0 mg / l to 10.0 mg / l are a current value of 1 A and an electrolysis time of about 150 seconds. The electrolysis means 20 is configured with the electrode dimensions of 30 mm × 50 mm and the distance between the pair of
以上のように、本発明の手指洗浄装置によれば、洗浄用水が加熱した状態でノズルから噴霧されるため、原水に電解質を添加することなくその洗浄性を向上させることができ、石鹸流水法と同等以上の洗浄力が得られる。従って、石鹸を用いる頻度を減らすことができ、頻繁に手を洗浄する必要がある場合であっても、手荒れを防止することができる。
また、電解質が析出して固化することに起因して洗浄用水の供給/排出に目詰りを招来する虞れもなくなり、メンテナンス作業の煩雑化を防止でき、さらに、原水を電気分解した際のジュール熱によって洗浄用水を加熱するようにしているため、別途専用の加熱設備を追加する必要もなく、装置の大型化や製造コストが増大する事態を招来することもないことから、医療・福祉等の現場だけでなく、一般的な手の洗浄に広く適用することができる。また、洗浄に使用する水量を大幅に削減することができ、節水に寄与できる。
As described above, according to the hand washing apparatus of the present invention, since the washing water is sprayed from the nozzle in a heated state, the washing performance can be improved without adding an electrolyte to the raw water, and the soap running water method Detergency equivalent to or better than can be obtained. Therefore, the frequency of using soap can be reduced, and rough hand can be prevented even when it is necessary to frequently wash hands.
In addition, there is no possibility of clogging the supply / discharge of cleaning water due to the precipitation and solidification of the electrolyte, so that the maintenance work can be prevented from becoming complicated, and the joule when the raw water is electrolyzed can be prevented. Since the cleaning water is heated by heat, there is no need to add a dedicated heating facility, and there is no need to increase the size of the device or increase the manufacturing cost. It can be widely applied to general hand washing as well as on-site. In addition, the amount of water used for cleaning can be greatly reduced, contributing to water saving.
10 手指洗浄装置
20 電解手段
22 コンプレッサ
23 電解槽
24 陽極
25 陰極
30 ノズル
31 洗浄スペース
32 進入検出センサ
35 表示装置
50 水道水
51 洗浄用水
DESCRIPTION OF
Claims (5)
電解槽で生成した洗浄用水を圧送し、かつ先端のノズルから前記洗浄用水を噴霧させる洗浄用水噴霧手段とを備え、
電解槽の洗浄用水が予め設定された加熱温度となるように前記電解手段を構成しており、
前記ノズルから洗浄用水を噴霧している間に、洗浄方法を示す各画像を時間経過とともに逐次的に表示する表示装置を備えたことを特徴とする洗浄装置。 Electrolyzing means for electrolyzing raw water stored in the electrolytic cell by energizing a pair of electrodes to generate cleaning water;
A cleaning water spraying means for pumping the cleaning water generated in the electrolytic cell and spraying the cleaning water from the nozzle at the tip;
The electrolyzing means is configured so that the washing water for the electrolytic cell has a preset heating temperature ,
A cleaning apparatus comprising: a display device that sequentially displays each image indicating a cleaning method as time passes while spraying cleaning water from the nozzle .
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