JP4718728B2 - Method for manufacturing dirt wiper - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンウェハの表面を平坦化するため化学機械研磨した後、ウェハ表面に残留する汚れを除去するための汚れ拭取材及びその製造方法に関する。更に詳しくは、ポリウレタンフォームからなり、十分な保水性及び汚れ拭取性を有する汚れ拭取材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
集積化、微細化、及び多層化された回路基板の表面を平坦化させる技術として化学機械研磨法が知られている。この方法によりシリコンウェハの表面を研磨した場合、研磨パッド等から発生する研磨屑、及び研磨用スラリーに含まれる研磨粒子等が汚れとして残留する。この化学機械研磨により平坦化されたウェハの表面に残留する汚れは、後の工程に悪影響を与える。
【0003】
そのため、研磨後のウェハの表面の汚れをパーティクル数及びその大きさで表わした場合に、個数は100個以下であり、且つこのパーティクルの径が0.2μm以下であることが望ましいとされている。この汚れの数を望ましい範囲にまで低減し、粗大な汚れが残留しないようにするため、従来より、ポリビニルアルコール(PVA)からなる汚れ拭取用パッドが使用されている。このパッドをアダプターに取り付け、化学機械研磨後のウェハの表面を摺動させることにより、残留する汚れを除去することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、乾燥したPVA製パッドは収縮していてパッド取り付け用のアダプターに装着することができないため、このパッドは使用時まで吸水した状態で保管されている。従って、雑菌が繁殖し易い。また、でんぷんが添加されていることもあって、汚れを除去した後のシリコンウェハの表面においても雑菌が繁殖することがある。更に、PVA製パッドは汚れ除去の効果が比較的短時間のうちに低下し、使用後、洗浄して再使用することができないという問題もある。
【0005】
また、吸水して膨潤した状態で保管されているPVA製パッドは、溶出物による汚れが表面に付着している。そのため、使用時に、予め研磨すべきウェハではない他のウェハの表面を摺動させることにより、表面層を取り除く必要がある。尚、汚れを除去しないまま用いた場合は、却ってウェハの表面に汚れを付着させてしまうことになる。更に、この表面層を取り除く操作によっても溶出による汚れを十分に取り除くことができないこともある。この場合は、研磨後の複数のウェハの汚れの除去に実際に用いることにより、結果として徐々に表面の汚れが取り除かれていくことになり、このようなことは好ましいことではない。
【0006】
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するものであり、乾燥状態で保管することができ、従って、雑菌がほとんど増殖せず、表面に汚れの付着もないため、汚れ除去のための何らの操作も必要なく、研磨後のシリコンウェハの表面の汚れを効率よく除去することができ、且つ十分な引張強度、引裂強度等を有する汚れ拭取材の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の製造方法によって製造された汚れ拭取材は、化学機械研磨されたシリコンウェハの表面の汚れを除去するための汚れ拭取材において、該汚れ拭取材は連続気泡構造を有するポリウレタンフォームからなり、該ポリウレタンフォームにはシリコンが含有されておらず、且つセル径が300〜3000μmであることを特徴とする。
【0008】
本発明の汚れ拭取材の製造方法は、上記の汚れ拭取材の製造方法であって、ポリイソシアネート、ポリオール、シリコン系界面活性剤を除く界面活性剤、アミン触媒、及び水を含むフォーム原料を反応させてポリウレタンフォームとし、その後、該ポリウレタンフォームを除膜処理することを特徴とする。更に、本発明の汚れ拭取材の製造方法は、上記界面活性剤のHLB値が9〜20であり、上記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であり、上記ポリオールがポリエステルポリオールであり、上記ポリイソシアネートがMDI又はMDI/TDI混合物であることを特徴とする。
また、本発明では、イソシアネート末端プレポリマーを用いない製造方法とすることができる。また、金属触媒を用いない製造方法とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳しく説明する。
汚れ拭取材は連続気泡構造を有するポリウレタンフォームからなる。特に、除膜処理された三次元網目構造を有するフォームが好ましい。独泡性の高いフォームでは拭き取りの効率が低く好ましくない。除膜処理は、熱、オゾン、アルカリ等による後処理によって行うことができ、セル膜のほとんどが除去され、実質的に骨格のみからなるポリウレタンフォームが形成される。
【0010】
ポリウレタンフォームのセル径は300〜3000μmであり、500〜2000μm、特に1000〜1500μmであることが好ましい。セル径が300μm未満であると、目詰まりし易く、経時とともに汚れを十分に拭き取ることができなくなる。一方、セル径が3000μmを越えると、拭き取った汚れを保持することができず、汚れを十分に除去することができない。
【0011】
尚、ポリウレタンフォームにシリコーンが含有されておらずとは、シリコーン化合物を使用することなくポリウレタンフォームを合成することを意味し、整泡剤を用いたとしても、シリコーン系整泡剤を使用することなく合成することを意味する。合成されたポリウレタンフォームにシリコーンが含有されていないことは、フォームを純水に所定時間浸漬した後、その純水をイオンクロマトグラフィにより分析し、シリコーンが検出されないことにより確認することができる。
【0012】
この汚れ拭取材の平面形状及び厚さは、使用時に装置のアダプターへの着脱が容易であり、且つウェハ表面の汚れを十分に除去することができる限り、特に限定はされない。通常、平面形状は円形であり、厚さは10〜30mmである。また、汚れ拭取材には使用時に純水等の水を含有させ、保水状態で使用することが好ましい。このように水を含んだ汚れ拭取材であれば、より効率よく汚れを拭き取ることができる。この水の含有量は特に限定されないが、汚れ拭取材が保水し得る上限量を含有させることが好ましい。この水として電解イオン水などを使用することも好ましい。
【0013】
以下、汚れ拭取材の製造方法について詳しく説明する。
ポリイソシアネートとしては、一般に軟質ポリウレタンフォームの製造に使用されるものを用いることができるが、本発明では、ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、「MDI」という。)、又はMDI/TDI(トルエンジイソシアネート)混合物を使用する。
【0014】
このMDIとしては、通常、粗MDI[純MDI(ジフェニルメタン4,4’−ジイソシアネート)を精留により除去した残部であり、2核体と多核体との混合物である。]が用いられるが、純MDIであってもよい。経済的な観点からは粗MDIが好ましい。また、TDIとしては、一般に、2,4−TDIと2,6−TDIとの混合物が使用される。更に、これらの一方の純度が高い純TDI、又は合成後、純TDIが精留により除去された粗TDIを用いることもできる。
【0015】
ポリイソシアネートの含有量は、ポリオールの合計量を100質量部とした場合に、40〜60質量部、特に45〜60質量部、更には45〜55質量部であることが好ましい。ポリイソシアネートの含有量が40質量部未満であると、フォーム骨格の樹脂強度が小さくなり、耐摩耗性が低下することがある。一方、60質量部を越えると、フォームの硬度が高くなり、汚れを拭き取る面にスクラッチ(引っ掻き傷)が発生することがある。
【0016】
ポリオールとしては、ポリエステルポリオールを使用する。このポリオールは1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。このポリオールとしてポリエステルポリオールを使用すれば、ポリイソシアネートとしてMDI系及びTDI系のいずれを用いても、耐摩耗性、引張強度及び引裂強度等に優れたフォームとすることができる。
【0017】
また、本発明の製造方法では、ポリイソシアネートとポリオールとを予め反応させてなるイソシアネート末端プレポリマーは使用しないことが好ましい。プレポリマーを用いた場合は、フォームが摩耗し易く、フォーム自体から汚れとなる粒子が発生するおそれがあり好ましくない。
【0018】
整泡剤として作用する界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤を除く他の界面活性剤の中で、ノニオン系界面活性剤を使用する。このようにシリコン系ではない界面活性剤を用いることにより、界面活性剤に起因するシリコーンを含む汚れのシリコンウェハへの混入を防止することができる。
【0019】
ノニオン系界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル型、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル等のエーテルエステル型、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等のエステル型、及び脂肪酸アルカノールアミド等の含窒素型などの各種のものを使用することができる。また、骨油(動植物系脂肪油)のエチレンオキサイド(EO)/プロピレンオキサイド(PO)付加物と、グリセリン、ヘキシルグリコール、石油スルフォネート等との混合物を用いることもできる。更に、牛脂のEO/PO20モル付加物と、EO/PO共重合体及びポリエチレングリコール(例えば、分子量が400程度のもの)等との混合物を使用することもできる。これらの界面活性剤を使用することにより、シリコーンを含有しないポリウレタンフォームとすることができる。
尚、界面活性剤の配合量は、ポリオールを100質量部とした場合に、0.5〜3質量部とすることができ、特に1〜2質量部とすることが好ましい。
【0020】
ポリウレタンフォームのセル径は、界面活性剤のHLB値等の物性値及び配合量、並びに発泡剤として用いられる水とイソシアネート基とのモル比などにより調整することができる。これらのうちでは特に界面活性剤の親水性と疎水性とのバランスを表わすHLB値の影響が大きい。例えば、ノニオン系界面活性剤の場合、一般的にこのHLB値は0〜20であり、HLB値が大きいと親水性が高く、小さいと疎水性が高い。そして、HLB値が大きくなるとともに、即ち、親水性が高くなるのに比例してセル径が大きくなる。従って、界面活性剤のHLB値によりセル径を容易に調整することができる。
【0021】
アミン触媒としては、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノメチルフェノール、ピリジン等の3級アミン類などが挙げられる。また、触媒としては、酢酸ナトリウム、オクチル酸鉛、ナフテン酸コバルト、スタナスオクトエート等のカルボン酸の金属塩、ナトリウムメトキシド、ナトリウムフェノキシド等のアルカリ金属或いはアルカリ土類金属のアルコキシド又はフェノキシド、及びテトラエチルヒドロキシアンモニウム塩等の4級アンモニウム塩などを併用することもできる。
【0022】
触媒としては、3級アミン類が好ましいが、イソシアネート基と反応する触媒、所謂、反応性触媒がより好ましい。例えば、ヒドロキシル基等を有する反応性触媒を使用することができる。この反応性触媒を用いた場合、触媒がウレタン分子と結合し、残渣としてポリウレタンフォームに残存する触媒を低減することができ、好ましい。
尚、アミン触媒の配合量は、ポリオールを100質量部とした場合に、0.05〜1質量部、特に0.3〜0.6質量部であることが好ましい。
【0023】
また、触媒としてスズ触媒等の金属触媒を併用し得ることは前記のとおりであるが、金属物質によりウェハが汚染されることがあるため、金属触媒は用いないことが好ましい。即ち、ポリウレタンの製造において一般に使用されるテトラフェニルスズ、トリブチルアンチモンオキサイド等、スズ、アンチモンなどの金属を含有する有機金属化合物は使用しないことが好ましい。尚、ポリエステルポリオールを使用すれば、金属触媒として用いられることが多いスタナスオクトエートを使用しなくても、優れた耐摩耗性、引張強度及び引裂強度等を有するフォームを容易に製造することができる。
【0024】
汚れ拭取材となるポリウレタンフォームは、スラブフォームとして製造することができ、スラブフォームを所定の形状及び寸法に切断し、加工することにより汚れ拭取材とすることができる。また、フォーム原料を反応させ、発泡させた場合の膨張の程度、或いは使用する成形型のキャビティの大きさ等の条件によっては、又はスキン層の除去等の後加工を施すことができる場合は、成形型を用いてフォームを製造することもできる。このように成形型を用いた場合は、複雑な形状の拭取材を容易に製造することができる。
【0025】
また、本発明の汚れ拭取材は、フォームを1/2〜1/5に圧縮して熱プレスして形成してもよい。このように熱プレスした場合は、引張強度、引裂強度等が向上し、汚れを拭き取る際に容易に破損することもない。更に、熱プレスによりセル径が小さくなり、フォームの密度が高くなることもあって一時により多量の汚れを拭き取ることができ、好ましい。
【0026】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳しく説明する。
[1]汚れ拭取材の製造
実施例1〜3及び比較例1〜2
表1に記載の配合を基本とし、発泡剤、整泡剤の配合量を変化させる等によりセル径の異なるフォームを得た。先ず、ポリイソシアネートを除くそれぞれの成分を所定の量比で混合し、攪拌した。その後、所定のイソシアネート指数に従ってポリイソシアネートを配合し、この混合物を移送コンベアの上面に供給した。移送コンベアの両側面にはサイドウォールが設けられており、混合物は上方に向かって自由発泡し、スラブフォームを得た。このフォームから縦60mm×横120mm×厚さ10mmの拭取性の評価に用いる汚れ拭取材<1>を作製した。また、直径25mm、厚さ20mmのパーティクルの残留量を評価するための汚れ拭取材<2>、及び厚さ10mmの引張強度の測定に用いるフォームシートを作製した。
【0027】
【表1】
【0028】
表1の配合において用いた各々の成分は下記のとおりである。
<1>ポリオール:ポリエステルポリオール、官能基数;2、数平均分子量;2000、日本ポリウレタン株式会社製、商品名「N2200」
<2>ポリイソシアネート:粗MDI、日本ポリウレタン株式会社製、商品名「C1067」、NCO%;31.3%
<3>触媒:アミン触媒、トリエチレンジアミン、中京油脂株式会社製、商品名「33LV」
<4>発泡剤:水(イオン交換水)
<5>整泡剤:ノニオン系界面活性剤、花王株式会社製、商品名「N−1」
【0029】
[2]参考例の汚れ拭取材
以下の3種類の材質からなり、同じ寸法の汚れ拭取材<1>及び<2>を作製した。
(1)汚れ拭取材(a);PVA、カネボウ株式会社製、商品名「ベルクリン」
(2)汚れ拭取材(b);セルロース不織布、旭化成株式会社製、商品名「ベンコット」
(3)汚れ拭取材(c);ポリウレタンフォーム、ウィルシャー社製、商品名「ウルトラソルブ」
尚、(2)のセルロース不織布については24枚を積み重ねて厚さを約10mm又は20mmとした。
【0030】
[3]評価方法
(1)拭取性の評価
拭取性の評価は上記の汚れ拭取材<1>を使用して模擬的な方法で行った。尚、各々の汚れ拭取材をそのまま使用して拭き取りを行なう乾燥時拭き取り試験と、汚れ拭取材に純水を十分に含ませてから、余剰の純水を絞り出した後、拭き取りを行う保水時拭き取り試験とを行なった。
【0031】
評価の手順は以下のとおりである。
先ず、JIS Z 8901に規定される試験用ダスト(関東ローム粉;平均粒径6.7μmの細粒)70質量部を、蒸留水100質量部に投入し、汚れを模したスラリーを調製した。その後、このスラリー1.5gをガラス板の表面に滴下した。次いで、このスラリーを覆うように各々の汚れ拭取材<1>を置き、実際に拭き取る際の押圧力に代えて、錘(アルミニウムブロック、質量;292g)を汚れ拭取材<1>の上に載置した。その状態で汚れ拭取材を水平方向に移動させ、スラリーを拭き取った。その後、拭き取られずにガラス板上に残ったスラリーの質量を計測した。結果を表2(保水時)及び表3(乾燥時)にセル径とともに示す。
【0032】
(2)パーティクルの残留量の評価
同じ条件で化学機械研磨した後のシリコンウェハの表面に、アダプターに取り付けた上記の汚れ拭取材<2>をそれぞれ同じ回転数で一定時間摺動させた後、光学顕微鏡により観察し、径が0.2μm以上のパーティクル数を計数した。
(3)引張強度の評価
JIS K 6301に従って上記のフォームシート等の引張強度を測定した。
これらパーティクル数の計数及び引張強度の測定の結果を表2に併記する。
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
表2の結果によれば、ポリオールとしてポリエステルポリオールを使用した実施例1〜3では、PVAを素材とする参考例(a)に比べてパーティクルの数が格段に少ないことが分かる。また、実施例1及び3と同じ形状、寸法の汚れ拭取材を、厚さ40mmのフォームを90℃で熱プレスして形成した場合は、参考例のPVA製の汚れ拭取材と同等の引張強度を有していた。更に、参考例の汚れ拭取材(b)、(c)と比べて実施例の汚れ拭取材はいずれも拭取性能が大きく向上していることが分かる。また、セル径が1200μmである実施例2では、拭取性能が特に優れている。
【0036】
一方、セル径が300μm未満である比較例1では、発塵の原因となるパーティクル数が増加する。更に、セル径が3000μmを越える比較例2では、拭取性能が相当に低下する傾向にある。また、表2と表3の結果を比べてみると、いずれの汚れ拭取材においても乾燥時より保水時のほうが拭取性能に優れ、汚れをより効率よく拭き取り得ることが分かる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の汚れ拭取材の製造方法により製造された汚れ拭取材は、乾燥状態で保管することができ、従って、雑菌がほとんど増殖せず、表面に汚れの付着もないため、汚れ除去のための何らの操作も必要なく、研磨後のシリコンウェハの表面の汚れを効率よく除去することができる。また、シリコーンが含有されていないため、汚れ拭き取り後に残留したシリコーンが後に研磨されるウェハに異物として混入することもない。即ち、シリコーンがウェハ表面に残留した場合、次工程である気相蒸着等の操作でウェハに酸化膜を付着させる際に、酸化膜の均一な塗着性に劣ることになる。
【0038】
更に、本発明の汚れ拭取材の製造方法によれば、適度なセル径であって、十分な強度を有し、且つ連続気泡構造を備えるポリウレタンフォームからなり、化学機械研磨後のシリコンウェハの表面の汚れを効率よく拭き取ることができる汚れ拭取材を容易に製造することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a dirt wiping material for removing dirt remaining on a wafer surface after chemical mechanical polishing to flatten the surface of a silicon wafer and a method for manufacturing the same. More specifically, the present invention relates to a method for producing a dirt wiping material comprising polyurethane foam and having sufficient water retention and dirt wiping properties.
[0002]
[Prior art]
A chemical mechanical polishing method is known as a technique for planarizing the surface of an integrated, miniaturized, and multilayered circuit board. When the surface of a silicon wafer is polished by this method, polishing debris generated from a polishing pad or the like, and abrasive particles contained in a polishing slurry remain as dirt. Contamination remaining on the surface of the wafer flattened by this chemical mechanical polishing adversely affects subsequent processes.
[0003]
Therefore, when the surface contamination of the wafer after polishing is represented by the number of particles and the size thereof, the number is preferably 100 or less, and the particle diameter is desirably 0.2 μm or less. . In order to reduce the number of stains to a desired range and prevent coarse stains from remaining, a stain wiping pad made of polyvinyl alcohol (PVA) has been conventionally used. By attaching this pad to the adapter and sliding the surface of the wafer after chemical mechanical polishing, the remaining dirt can be removed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the dry PVA pad is contracted and cannot be attached to the adapter for attaching the pad, the pad is stored in a state of absorbing water until use. Therefore, various germs are easy to propagate. In addition, since starch is added, germs may propagate on the surface of the silicon wafer after removing the dirt. Furthermore, the pad made of PVA has a problem that the effect of removing dirt is reduced within a relatively short time, and it cannot be cleaned and reused after use.
[0005]
Further, the PVA pad stored in a swollen state after absorbing water has dirt on the surface due to the eluate. Therefore, in use, it is necessary to remove the surface layer by sliding the surface of another wafer that is not the wafer to be polished in advance. If used without removing the dirt, the dirt is attached to the surface of the wafer. Furthermore, the operation of removing the surface layer may not sufficiently remove the dirt due to elution. In this case, the surface dirt is gradually removed as a result of actually using it for removing dirt on a plurality of wafers after polishing, which is not preferable.
[0006]
The present invention solves the above-mentioned problems of the prior art, and can be stored in a dry state. Therefore, various germs hardly grow and there is no adhesion of dirt on the surface. An object of the present invention is to provide a method for producing a dirt wiping material which can efficiently remove dirt on the surface of a polished silicon wafer without any operation and has sufficient tensile strength, tear strength, etc. .
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The dirt wiping material produced by the production method of the present invention is a dirt wiping material for removing dirt on the surface of a chemically mechanically polished silicon wafer, the dirt wiping material comprising a polyurethane foam having an open cell structure, The polyurethane foam does not contain silicon and has a cell diameter of 300 to 3000 μm.
[0008]
The method for producing a dirt wiping material of the present invention is the above-described method for producing a dirt wiping material, which comprises reacting a foam raw material containing a polyisocyanate, a polyol, a surfactant excluding a silicon surfactant, an amine catalyst, and water. A polyurethane foam is formed, and then the polyurethane foam is subjected to film removal treatment. Furthermore, in the method for producing a dirt wiping material of the present invention, the surfactant has an HLB value of 9 to 20, the surfactant is a nonionic surfactant, the polyol is a polyester polyol, Isocyanate is MDI or MDI / TDI mixture.
Moreover, in this invention, it can be set as the manufacturing method which does not use an isocyanate terminal prepolymer. Moreover, it can be set as the manufacturing method which does not use a metal catalyst.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below.
The dirt wiping material is made of polyurethane foam having an open cell structure. In particular, a foam having a three-dimensional network structure subjected to film removal treatment is preferable. A foam having high self-foaming property is not preferable because the efficiency of wiping is low. The film removal treatment can be performed by a post-treatment with heat, ozone, alkali, or the like, and most of the cell membrane is removed to form a polyurethane foam consisting essentially of a skeleton.
[0010]
The cell diameter of the polyurethane foam is 300 to 3000 μm, preferably 500 to 2000 μm, and particularly preferably 1000 to 1500 μm. If the cell diameter is less than 300 μm, clogging is likely to occur, and dirt cannot be sufficiently wiped off over time. On the other hand, if the cell diameter exceeds 3000 μm, the wiped dirt cannot be retained, and the dirt cannot be removed sufficiently.
[0011]
Note that did not contain the silicone over on to the polyurethane foam, means to synthesize a polyurethane foam without the use of silicone over emissions compounds, even with the foam stabilizer, silicone over emissions system integer It means to synthesize without using a foaming agent. Is that the silicone over emissions not contained in the synthesized polyurethane foam was immersed in a predetermined time the form in pure water, the pure water is analyzed by ion chromatography, it is confirmed by the silicone over emissions undetected it can.
[0012]
The planar shape and thickness of the dirt wiping material are not particularly limited as long as it can be easily attached to and detached from the adapter of the apparatus during use, and the dirt on the wafer surface can be sufficiently removed. Usually, the planar shape is a circle and the thickness is 10 to 30 mm. Moreover, it is preferable that the dirt wiping material contains water such as pure water at the time of use, and is used in a water retaining state. Thus, if it is a dirt wiping material containing water, dirt can be wiped off more efficiently. Although content of this water is not specifically limited, It is preferable to contain the upper limit amount which a dirt wiping material can hold water. It is also preferable to use electrolytic ionic water or the like as this water.
[0013]
Hereinafter, the manufacturing method of the dirt wiping material will be described in detail.
As the polyisocyanate, those generally used for the production of flexible polyurethane foams can be used . In the present invention, diphenylmethane diisocyanate (hereinafter referred to as “MDI”) or a mixture of MDI / TDI (toluene diisocyanate) is used. To do.
[0014]
This MDI is usually a residue obtained by removing crude MDI [pure MDI (diphenylmethane 4,4′-diisocyanate) by rectification, and is a mixture of a binuclear body and a polynuclear body. ] May be used, but pure MDI may also be used. From an economic point of view, crude MDI is preferred. Further, as TDI, a mixture of 2,4-TDI and 2,6-TDI is generally used. Furthermore, pure TDI having one of these high purity, or crude TDI from which pure TDI has been removed by rectification after synthesis can also be used.
[0015]
The content of the polyisocyanate is preferably 40 to 60 parts by mass, particularly 45 to 60 parts by mass, and more preferably 45 to 55 parts by mass when the total amount of polyol is 100 parts by mass. If the polyisocyanate content is less than 40 parts by mass, the resin strength of the foam skeleton may be reduced, and the wear resistance may be reduced. On the other hand, if it exceeds 60 parts by mass, the hardness of the foam increases, and scratches (scratches) may occur on the surface where dirt is wiped off.
[0016]
A polyester polyol is used as the polyol. This polyol may use only 1 type and may use 2 or more types together. Using polyester polyols as the polyol, using any of the MDI based and TDI-based polyisocyanate, wear resistance, Ru can be tensile and tear strength and the like in excellent form.
[0017]
In the production method of the present invention, it is preferable not to use an isocyanate-terminated prepolymer obtained by reacting a polyisocyanate and a polyol in advance. When a prepolymer is used, the foam is likely to be worn, and there is a possibility that particles that become dirty from the foam itself may be generated.
[0018]
As the surfactant that acts as a foam stabilizer, among other surfactants except the silicone over emissions based surfactant, using a nonionic surfactant. Thus, by using the no surfactant silicon, it is possible to prevent the contamination of the dirty silicon wafer including silicon over emissions due to the surfactant.
[0019]
Nonionic surfactants include ether type such as polyoxyethylene alkyl ether, ether ester type such as polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, ester type such as polyethylene glycol fatty acid ester, and nitrogen-containing type such as fatty acid alkanolamide. Various things can be used. Also, a mixture of an ethylene oxide (EO) / propylene oxide (PO) adduct of bone oil (animal and vegetable fatty oil) and glycerin, hexyl glycol, petroleum sulfonate, or the like can be used. Further, a mixture of beef tallow EO / PO 20 mol adduct, EO / PO copolymer, polyethylene glycol (for example, having a molecular weight of about 400) and the like can also be used. The use of these surfactants, can be a polyurethane foam containing no silicone over emissions.
In addition, the compounding quantity of surfactant can be 0.5-3 mass parts when a polyol is 100 mass parts, and it is especially preferable to set it as 1-2 mass parts.
[0020]
The cell diameter of the polyurethane foam can be adjusted by the physical property value such as the HLB value and the blending amount of the surfactant and the molar ratio of water and isocyanate group used as a foaming agent. Among these, the influence of the HLB value representing the balance between hydrophilicity and hydrophobicity of the surfactant is particularly great. For example, in the case of a nonionic surfactant, generally, the HLB value is 0 to 20, and when the HLB value is large, the hydrophilicity is high, and when it is small, the hydrophobicity is high. As the HLB value increases, that is, the cell diameter increases in proportion to the increase in hydrophilicity. Therefore, the cell diameter can be easily adjusted by the HLB value of the surfactant.
[0021]
Examples of the amine catalyst include tertiary amines such as triethylamine, triethylenediamine, N-methylmorpholine, dimethylaminomethylphenol, and pyridine. Examples of the catalyst include sodium acetate, lead octylate, cobalt naphthenate, stannous octoate and other carboxylic acid metal salts, sodium methoxide, sodium phenoxide alkali metal or alkaline earth metal alkoxide or phenoxide, and A quaternary ammonium salt such as tetraethylhydroxyammonium salt can also be used in combination.
[0022]
As the catalyst, tertiary amines are preferable, but catalysts that react with isocyanate groups, so-called reactive catalysts, are more preferable. For example, a reactive catalyst having a hydroxyl group or the like can be used. When this reactive catalyst is used, the catalyst is preferably bonded to urethane molecules, and the catalyst remaining in the polyurethane foam as a residue can be reduced.
In addition, it is preferable that the compounding quantity of an amine catalyst is 0.05-1 mass part, especially 0.3-0.6 mass part, when a polyol is 100 mass parts.
[0023]
As described above, a metal catalyst such as a tin catalyst can be used in combination as a catalyst. However, since the wafer may be contaminated with a metal substance, it is preferable not to use a metal catalyst. That is, it is preferable not to use organometallic compounds containing metals such as tetraphenyltin and tributylantimony oxide, which are generally used in the production of polyurethane, such as tin and antimony. If polyester polyol is used, a foam having excellent wear resistance, tensile strength and tear strength can be easily produced without using stannous octoate, which is often used as a metal catalyst. it can.
[0024]
The polyurethane foam to be a dirt wiping material can be produced as a slab foam, and the slab foam can be cut into a predetermined shape and size and processed to obtain a dirt wiping material. In addition, depending on conditions such as the extent of expansion when the foam raw material is reacted and foamed, or the size of the mold cavity to be used, or when post-processing such as removal of the skin layer can be performed, A foam can also be produced using a mold. Thus, when a shaping | molding die is used, the wiping material of a complicated shape can be manufactured easily.
[0025]
Further, the dirt wiping material of the present invention may be formed by compressing the foam to 1/2 to 1/5 and hot pressing. When hot pressing is performed in this manner, the tensile strength, tear strength, and the like are improved, and they are not easily damaged when the dirt is wiped off. Furthermore, the cell diameter is reduced by hot pressing, and the density of the foam is increased, so that a large amount of dirt can be wiped off at a time, which is preferable.
[0026]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples.
[1] Production Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 and 2 of a dirt wiping material
Based on the formulation shown in Table 1, foams having different cell diameters were obtained by changing the blending amount of the foaming agent and foam stabilizer. First, each component except polyisocyanate was mixed in a predetermined ratio and stirred. Thereafter, polyisocyanate was blended according to a predetermined isocyanate index, and this mixture was supplied to the upper surface of the transfer conveyor. Side walls were provided on both sides of the transfer conveyor, and the mixture was free-foamed upward to obtain a slab foam. From this foam, a soil wiping material <1> used for evaluation of wiping properties of 60 mm long × 120 mm wide × 10 mm thick was prepared. In addition, a dirt wiping material <2> for evaluating the residual amount of particles having a diameter of 25 mm and a thickness of 20 mm and a foam sheet used for measurement of a tensile strength of 10 mm were prepared.
[0027]
[Table 1]
[0028]
Each component used in the mixing | blending of Table 1 is as follows.
<1> Polyol: Polyester polyol, number of functional groups; 2, number average molecular weight: 2000, manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd., trade name “N2200”
<2> Polyisocyanate: Crude MDI, manufactured by Nippon Polyurethane Co., Ltd., trade name “C1067”, NCO%; 31.3%
<3> Catalyst: Amine catalyst, triethylenediamine, manufactured by Chukyo Yushi Co., Ltd., trade name “33LV”
<4> Foaming agent: water (ion exchange water)
<5> Foam stabilizer: Nonionic surfactant, manufactured by Kao Corporation, trade name “N-1”
[0029]
[2] Dirt wiping material of Reference Example Dirt wiping materials <1> and <2> made of the following three kinds of materials and having the same dimensions were produced.
(1) Dirt wiping material (a): PVA, Kanebo Co., Ltd., trade name “Berukurin”
(2) Dirt wiping material (b): Cellulose nonwoven fabric, manufactured by Asahi Kasei Co., Ltd., trade name “Bencot”
(3) Dirt wiping material (c): Polyurethane foam, manufactured by Wilshire, trade name “Ultrasolv”
In addition, about the cellulose nonwoven fabric of (2), 24 sheets were piled up and the thickness was about 10 mm or 20 mm.
[0030]
[3] Evaluation method (1) Evaluation of wiping property The wiping property was evaluated by a simulated method using the above-mentioned dirt wiping material <1> . In addition, the wiping test at the time of wiping using each dirt wiping material as it is, and wiping off the water after squeezing out excess pure water after thoroughly squeezing excess pure water into the dirt wiping material And tests.
[0031]
The evaluation procedure is as follows.
First, 70 parts by mass of test dust (Kanto loam powder; fine particles having an average particle size of 6.7 μm) specified in JIS Z 8901 was added to 100 parts by mass of distilled water to prepare a slurry imitating dirt. Thereafter, 1.5 g of this slurry was dropped on the surface of the glass plate. Next, each dirt wiping material <1> is placed so as to cover this slurry, and a weight (aluminum block, mass; 292 g) is placed on the dirt wiping material <1> instead of the pressing force at the time of actual wiping. I put it. In that state, the dirt wiping material was moved in the horizontal direction to wipe off the slurry. Thereafter, the mass of the slurry remaining on the glass plate without being wiped off was measured. The results are shown in Table 2 (at the time of water retention) and Table 3 (at the time of drying) together with the cell diameter.
[0032]
(2) Evaluation of residual amount of particles After sliding the above-mentioned dirt wiping material <2> attached to an adapter on the surface of a silicon wafer after chemical mechanical polishing under the same conditions for a certain period of time, respectively, Observed with an optical microscope, the number of particles having a diameter of 0.2 μm or more was counted.
(3) Evaluation of tensile strength The tensile strength of the above foam sheet and the like was measured according to JIS K 6301.
Table 2 shows the results of counting the number of particles and measuring the tensile strength.
[0033]
[Table 2]
[0034]
[Table 3]
[0035]
According to the result of Table 2, in Examples 1-3 using polyester polyol as a polyol, it turns out that the number of particles is remarkably small compared with the reference example (a) which uses PVA as a raw material. In addition, when a dirt wiping material having the same shape and dimensions as in Examples 1 and 3 was formed by hot pressing a foam with a thickness of 40 mm at 90 ° C., the tensile strength equivalent to that of the PVA dirt wiping material of the reference example Had. Furthermore, it turns out that the wiping performance of the dirt wiping materials of the examples is greatly improved as compared with the dirt wiping materials (b) and (c) of the reference example. In Example 2 where the cell diameter is 1200 μm, the wiping performance is particularly excellent.
[0036]
On the other hand, in Comparative Example 1 in which the cell diameter is less than 300 μm, the number of particles that cause dust generation increases. Furthermore, in Comparative Example 2 in which the cell diameter exceeds 3000 μm, the wiping performance tends to be considerably lowered. Further, comparing the results of Table 2 and Table 3, it can be seen that in any dirt wiping material, the wiping performance is better when the water is retained than when drying, and the dirt can be wiped more efficiently.
[0037]
【The invention's effect】
The dirt wiping material produced by the method for producing a dirt wiping material of the present invention can be stored in a dry state, and therefore, there is almost no growth of germs and no adhesion of dirt on the surface. No operation is required, and the contamination on the surface of the polished silicon wafer can be efficiently removed. Furthermore, since the silicone over emissions not contained, nor mixed as foreign matter on the wafer to be polished later silicone over emissions remaining after wiping dirt. That is, when the silicone over down remaining on the wafer surface, when depositing an oxide film on the wafer by the operation of the vapor deposition or the like as the next step, so that the poor uniform coating deposition of the oxide film.
[0038]
Furthermore, according to the method for manufacturing a dirt wiping material of the present invention, the surface of a silicon wafer after chemical mechanical polishing is made of a polyurethane foam having an appropriate cell diameter, sufficient strength, and having an open cell structure. It is possible to easily produce a dirt wiping material that can efficiently wipe off dirt.
Claims (3)
ポリイソシアネート、ポリオール、シリコーン系界面活性剤を除く界面活性剤、アミン触媒、及び水を含むフォーム原料を反応させてポリウレタンフォームとし、その後、該ポリウレタンフォームを除膜処理し、
上記界面活性剤のHLB値が9〜20であり、
上記界面活性剤がノニオン系界面活性剤であり、
上記ポリオールがポリエステルポリオールであり、
上記ポリイソシアネートがMDI又はMDI/TDI混合物であることを特徴とする汚れ拭取材の製造方法。 In a dirt wiping material for removing dirt on the surface of a chemically mechanically polished silicon wafer, the dirt wiping material comprises a polyurethane foam having an open cell structure, the polyurethane foam does not contain silicone, and A method for producing a dirt wiping material having a cell diameter of 300 to 3000 μm ,
Polyisocyanates, polyols, surfactants except the silicone over emissions based surfactant, amine catalyst, and reacting the foam raw material containing water as a polyurethane foam, then the film removal process the polyurethane foam,
The surfactant has an HLB value of 9-20,
The surfactant is a nonionic surfactant,
The polyol is a polyester polyol,
The method for producing a dirt wiping material, wherein the polyisocyanate is MDI or an MDI / TDI mixture .
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