JP4715223B2 - Damping structure of case member - Google Patents
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Description
この発明は、ケース部材の制振構造に関する。 The present invention relates to a vibration damping structure for a case member.
内部に振動発生源を有するケース、例えば、トランスミッションケース等が歪むことによる膜振動に起因するノイズの発生を抑制するために、ケース表面に内部摩擦抵抗の高い制振材料を塗布または貼り付けることで、ケースの歪みによる膜振動を抑制し、ノイズの発生を抑制することが考えられる。 In order to suppress the generation of noise caused by membrane vibration due to distortion of the case that has a vibration source inside, for example, transmission case, etc., by applying or pasting a damping material with high internal friction resistance to the case surface It is conceivable to suppress membrane vibration due to case distortion and to suppress the generation of noise.
例えば、特許文献1の発明は、シート状の制振材料を貼り付けあるいは塗布することにより箱形の構造体の制振を行うように構成された発明が記載されている。 For example, the invention of Patent Document 1 describes an invention configured to perform damping of a box-shaped structure by attaching or applying a sheet-like damping material.
また、特許文献2の発明は、塗布した後の制振材料が電子線の照射によって硬化する電子線架橋性エポキシ樹脂であることを特徴としている。
一方、ケース表面の歪みの分布は一定ではなく、振動発生源からの距離に応じて異なる歪みが発生する。制振材料には制振材料に加わる歪みの大きさによって、減衰能が変化する特性があるので、同一種類の制振材料をケース全体に塗布または貼り付けたのでは、得られる減衰能がケースの部位によって異なることになり、ケース全体として必ずしも最良の減衰能が得られないという問題点がある。 On the other hand, the strain distribution on the case surface is not constant, and different strains are generated according to the distance from the vibration source. Since the damping material has a characteristic that the damping capacity changes depending on the magnitude of strain applied to the damping material, if the same type of damping material is applied or pasted on the entire case, the damping capacity that can be obtained is the case. There is a problem in that the best attenuation performance cannot always be obtained as a whole case.
本発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであり、特性の異なる制振材料を有効に用いて、振動抑制効果を向上させることを目的とする。 The present invention has been made paying attention to the above technical problem, and an object of the present invention is to improve the vibration suppression effect by effectively using vibration damping materials having different characteristics.
上記の目的を達成するため、本発明は、発生する歪みの大きさに応じて、塗布または貼り付ける制振材料を変更させたことを特徴とするものである。具体的には、請求項1の発明は、内部に振動発生源を有し、制振材料が表面に塗布または貼り付けられた制振機能を有するケース部材の制振構造において、前記振動発生源により与えられる歪みの変化に対する減衰能の変化傾向が異なる複数の制振材料を備え、前記振動発生源に近く前記ケース部材の表面の歪みが大きい部位に、歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料が塗布または貼り付けられているとともに、前記振動発生源から前記第1の制振材料が塗布または貼り付けられている部位より遠く、かつ前記ケース部材の表面の歪みが、前記第1の制振材料が塗布または貼り付けられた部位の歪みに対して相対的に小さい部位に、歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料が塗布または貼り付けられており、前記第1の制振材料の上にこの第1の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられていることを特徴とするケース部材の制振構造である。 In order to achieve the above object, the present invention is characterized in that the damping material to be applied or pasted is changed according to the magnitude of the generated strain. Specifically, the invention according to claim 1 is a vibration damping structure for a case member having a vibration generating source therein and having a vibration damping function in which a vibration damping material is applied or pasted on the surface. comprising a plurality of damping material change trend of damping capacity with respect to a change in strain to be given different way, sites high strain of the surface near the casing member prior Symbol vibration source, the damping capacity with an increase in strain The increasing first damping material is applied or affixed, and is far from the site where the first damping material is applied or affixed from the vibration source, and the distortion of the surface of the case member but the the first relatively small sites for distortion of sites damping material attached coating or paste, the second damping material damping capacity is increased with decreasing strain Mino is applied or Pasted and said A damping structure for the case member, wherein a surface constraining layer to increase the shear strain of the first damping material on one of the damping material is provided.
また、請求項2の発明は、内部に振動発生源を有し、制振材料が表面に塗布または貼り付けられた制振機能を有するケース部材の制振構造において、前記振動発生源により与えられる歪みの変化に対する減衰能の変化傾向が異なる複数の制振材料が積層して備えられており、前記ケース部材の表面に、歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料が塗布または貼り付けられているとともに、該第1の制振材料の上に、歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料が塗布または貼り付けられ、さらに、前記第2の制振材料の上に前記第1の制振材料と同一の材料の第3の制振材料が塗布または貼り付けられ、該第3の制振材料の上にこの第3の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられていることを特徴とするケース部材の制振構造である。
The invention according to
さらに、請求項3の発明は、請求項2において、前記歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料と、前記歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料との境界が、前記第1の制振材料と第2の制振材料との減衰能が一致する歪みが発生する前記制振材料の積層方向の部位であり、かつ前記第2の制振材料と、前記第1の制振材料と同一の材料の第3の制振材料との境界が、前記第2の制振材料と前記第3の制振材料との減衰能が一致する歪みが発生する前記制振材料の積層方向の部位であることを特徴とするケース部材の制振構造である。
Further, the invention of
請求項1の発明によれば、発生する歪みに対して減衰能が最も大きな制振材料が選択されて塗布または貼り付けられている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。また、第1の制振材料の上にこの第1の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられている。そのため、第1の制振材料の減衰能の大きな領域を使用することができ、振動抑制効果を増大させることができる。 According to the first aspect of the present invention, the vibration damping material having the greatest damping capacity against the generated strain is selected and applied or pasted. Therefore, the vibration is attenuated in the region where the damping capacity of the damping material is the largest, so that the damping effect can be increased . Further, a surface constraining layer for increasing the shear strain of the first vibration damping material is provided on the first vibration damping material. Therefore, it is possible to use a region where the damping capacity of the first damping material is large, and the vibration suppressing effect can be increased.
また、請求項2の発明によれば、歪みが大きくなるに従って減衰能が大きくなるように制振材料が塗布または貼り付けられている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。また、第3の制振材料の上にこの第3の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられている。そのため、第3の制振材料の減衰能の大きな領域を使用することができ、振動抑制効果を増大させることができる。
According to the invention of
さらに、請求項3の発明によれば、歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料と、前記歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料との境界が、前記第1の制振材料と第2の制振材料との減衰能が一致する歪みが発生する前記制振材料の積層方向の部位に設定されている。また、第2の制振材料と第3の制振材料との境界が、第2の制振材料と第3の制振材料との減衰能が一致する歪みが発生する制振材料の積層方向の部位に設定されている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。
Furthermore, according to the invention of
図10は本発明が適用された変速機の例を表すスケルトン図である。変速機の構成部品を収納するように変速機の外殻を構成する筐体9が設けられている。筐体9はケース23とカバー11とから構成されており、ケース23の内部を仕切るように隔壁10が設けられている。なお、ケース23の開口部を塞ぐようにカバー11がボルト等によって固定されている。
FIG. 10 is a skeleton diagram showing an example of a transmission to which the present invention is applied. A
変速機の構成、すなわち、ケース23内部の構造は以下の通りである。インプットシャフト12の一方が支持ベアリング14によりカバー11に取り付けられており、また、インプットシャフト12の他方が隔壁10に支持ベアリング15により取り付けられている。さらにインプットシャフト13にはインプットギヤ20が取り付けられている。一方、アウトプットシャフト25の一方が支持ベアリング16によりカバー11に取り付けられており、アウトプットシャフト25の他方が支持ベアリング17により隔壁10に取り付けられている。そして、アウトプットシャフト25にはアウトプットギヤ21が取り付けられている。インプットギヤ20とアウトプットギヤ21とは互いに噛合しており、また、インプットギヤ20とアウトプットギヤ21とはギヤ比の異なるはす歯歯車の歯車対として複数組用意されている。
The structure of the transmission, that is, the structure inside the
また、アウトプットシャフト25の他方にはリダクションギヤ13が設けられ、このリダクションギヤ13はディファレンシャル22を構成する差動歯車と噛み合っている。そして、ディファレンシャル22を構成する作動歯車は支持ベアリング18および支持ベアリング19によって、隔壁10および、ケース23に取り付けられている。
In addition, a
インプットシャフト12に入力されたトルクはインプットギヤ20からアウトプットギヤ21へ伝達されアウトプットシャフト25に出力される。この際、インプットギヤ12とアウトプットギヤ21との歯車対を適切に選択することで、変速作用を得ることができる。
Torque input to the
一方、インプットシャフト12もしくはアウトプットシャフト25は支持ベアリング14もしくは16を介してカバー11に取り付けられている。インプットギヤ20とアウトプットギヤ21とは、はす歯歯車であるため、回転に伴いスラスト方向の力が発生する。そのため、シャフト12、25をスラスト方向に移動させる力が発生するが、支持ベアリング14,15,16,17はこのスラスト方向の移動を完全に抑制することができない。このため、インプットシャフト12もしくはアウトプットシャフト25の回転に伴う微少な振動がカバー11に伝達され、カバー11に周期的に歪みが発生する。この際、シャフト12または13の振動周波数がカバー11の固有周波数と一致した場合、この歪みによってカバー11が膜振動を起こし、ノイズの原因となる場合がある。また、この歪みの大きさはカバー11の部位によって異なっている。
On the other hand, the
図11はカバー11に発生する歪みの様子を示すカバー上面図である。シャフト12または25の回転中心である振動源24を中心として、領域Bが、歪みεが歪み量εβより大きい領域であり、領域Aが、歪みεが歪み量εβより小さい領域である。
FIG. 11 is a top view of the cover showing how the
この膜振動を抑制するためにカバー11の表面に制振材料を塗布または貼り付けることで、膜振動を吸収することが考えられるが、この制振材料は制振材料に加わる歪みの大きさに応じて減衰能が変化する特性を有していることが多い。
In order to suppress the membrane vibration, it is conceivable to absorb the membrane vibration by applying or sticking a damping material to the surface of the
図1は、制振材料に加わる歪みεと、減衰能の大きさを表す値である損失係数ηとの関係を示す図である。なお、曲線Aは第1の制振材料(ブチルスチレンゴム系)の特性曲線であり、曲線Bは第2の制振材料(エポキシ樹脂系)の特性曲線である。第1の制振材料1Aは制振材料に加わる歪みが大きくなると損失係数ηも増大する。これに対して第2の、制振材料1Bは制振材料に加わる歪みが増大すると損失係数ηは減少する。したがって、この2つの曲線は点βで交わることになる。つまり、歪みεが点βにおける歪み量εβより大きい場合には、第1の制振材料1Aの方が減衰能が高く、歪みεが歪み量εβより小さい場合には第2の制振材料1Bの方が減衰能が高くなる。 FIG. 1 is a diagram showing the relationship between the strain ε applied to the damping material and the loss coefficient η, which is a value representing the magnitude of the damping capacity. Curve A is a characteristic curve of the first vibration damping material (butyl styrene rubber system), and curve B is a characteristic curve of the second vibration damping material (epoxy resin system). In the first damping material 1A, the loss factor η increases as the strain applied to the damping material increases. On the other hand, in the second damping material 1B, the loss factor η decreases as the strain applied to the damping material increases. Therefore, these two curves intersect at point β. That is, when the strain ε is larger than the strain amount ε β at the point β, the first damping material 1A has a higher damping ability, and when the strain ε is smaller than the strain amount ε β , the second damping material. The material 1B has a higher damping capacity.
そして、交わった点における歪み量εβと、前記領域Aと領域Bとの境界での歪みとが一致するように前記制振材料を塗布または貼り付ける。これにより、歪みεに対する減衰能の変化を考慮することになるので、歪みεがどのように変化しても、常に最良の減衰能を得ることができる。すなわち、領域Aには第1の制振材料を塗布または貼り付け、領域Bには第2の制振材料を塗布または貼り付けることで、カバー11の歪み状態に応じて適切に制振材料を選択することができる。
Then, the damping material is applied or pasted so that the strain amount ε β at the intersecting point and the strain at the boundary between the region A and the region B coincide. Thereby, since the change of the damping ability with respect to the strain ε is taken into consideration, the best damping ability can always be obtained no matter how the strain ε changes. That is, by applying or pasting the first damping material to the region A and applying or pasting the second damping material to the region B, the damping material is appropriately applied according to the strain state of the
つまり、発生する歪みに対して減衰能が最も大きな制振材料1Aまたは1Bが選択されて塗布または貼り付けられている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。 That is, the vibration damping material 1A or 1B having the greatest damping capacity against the generated strain is selected and applied or pasted. Therefore, the vibration is attenuated in the region where the damping capacity of the damping material is the largest, so that the damping effect can be increased.
また、図3に示すように、3種類以上の制振材料を使用しても良い、この場合、カバー上の領域は複数に分けることができ、また、制振材料の特性曲線は複数箇所で交わることになる。例えば、使用する制振材料が3種類の場合、特性曲線は点β1と点β2とで交わることになる。そして、その点β1における歪みεβ1、および点β2における歪みεβ2が生じるカバー11上の境界を境として領域を設定することで、歪みεがどのように変化しても常に最良の減衰能を得ることができる。
Further, as shown in FIG. 3, three or more types of vibration damping materials may be used. In this case, the area on the cover can be divided into a plurality of parts, and the characteristic curve of the vibration damping material is formed at a plurality of locations. I will exchange. For example, when three types of vibration damping materials are used, the characteristic curves intersect at points β1 and β2. The strain epsilon .beta.1 at that point .beta.1, and point by setting the region as a boundary your Keru boundaries on
一方、制振材料は厚みを有しているために、制振材料内部の歪みを考慮して制振材料を塗布または貼り付ける必要がある。図2は制振材料を積層方向に重ねて塗布または貼り付けを行ったものである。 On the other hand, since the damping material has a thickness, it is necessary to apply or paste the damping material in consideration of the distortion inside the damping material. FIG. 2 shows a case where the damping material is applied or pasted in the stacking direction.
図2の(a)においては、ケース部材3の表面に第1の制振材料1Aが塗布または貼り付けられ、さらにその上に第2の制振材料1Bが塗布または貼り付けられている。制振材料に発生する歪みは、ケース部材3と第1の制振材料1Aとが接触する面で最も大きく、ケース部材3から離れるにしたがって減少していく。この2つの制振材料の減衰能の特性は図1に示すように点βで一致するので、この点βにおける歪み量εβとなる積層方向の位置に制振材料1Aと制振材料1Bとの境界面を設定することで、歪みの大きさに関わらず常に最良の制振効果を得ることができる。
In FIG. 2A, the first damping material 1A is applied or pasted on the surface of the
つまり、ケース部材3の表面から近く、歪みεが歪み量εβより大きい場合には、第1の制振材料1Aにより歪みが吸収され、歪みεが歪み量εβより小さい場合には第2の制振材料1Bにより歪みが吸収されることになる。歪みεが歪み量εβより大きい場合には、第1の制振材料1Aの方が減衰能が高く、歪みεが歪み量εβより小さい場合には第2の制振材料1Bの方が減衰能が高くなるので、歪みεの大きさに関わらず常に最良の制振効果を得ることができる。
That is, when the strain ε is close to the surface of the
図2の(b)においては、ケース部材3の表面に第1の制振材料1Aが塗布または貼り付けられ、さらにその上に第2の制振材料1Bが塗布または貼り付けられている。そして、さらにその上に第1の制振材料1Aが塗布または貼り付けられている。そして、その上に表面拘束層2が設けられている。この場合、表面拘束層2が設けられているので、歪みは表面拘束層2およびケース部材3と第1の制振材料1Aとが接する面で最も大きくなり、第2の制振材料1Bの中央部において最も小さくなる。したがって、第1の制振材料1Aと第2の制振材料1Bとが接する面を歪み量εβとなる位置とすることで、歪みの大きさに関わらず最良の制振効果を得ることができる。
In FIG. 2B, the first damping material 1A is applied or pasted on the surface of the
すなわち、歪みが大きくなるに従って減衰能が大きくなるように制振材料1a、1bが塗布または貼り付けられている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。
That is, the damping
さらに、歪みの増大に伴って減衰能が増大する制振材料1aと、前記歪みの減少に伴って減衰能が増大する制振材料1bとの境界が、前記減衰能の変化傾向が異なる制振材料1a、1bの減衰能が一致する歪みが発生する前記制振材料1a、1bの積層方向の部位に設定されている。したがって、制振材料の減衰能の最も大きな領域で振動の減衰が行われるので、制振効果を増大させることができる。
Furthermore, the
なお、振動抑制効果を増大させる方法の一例として、表面拘束層と制振材料との間の拘束力を増大させ、せん断歪みを増大させることが考えられる。図4はその一例を示しており、ケース部材3の上に制振材料1が塗布又は貼り付けられており、その上に表面拘束層2が設けられている。
As an example of a method for increasing the vibration suppression effect, it is conceivable to increase the shear force by increasing the restraining force between the surface constraining layer and the damping material. FIG. 4 shows an example thereof. The damping material 1 is applied or pasted on the
制振材料1の上面は凹凸状になっている。また、表面拘束層2の下面も凹凸になっており、制振材料1の上面の凹部と表面拘束層2の下面の凸部、すなわち、制振材料1の上面の凸部と表面拘束層2の下面の凹部とが互いに噛み合うように構成されている。
The upper surface of the vibration damping material 1 is uneven. Further, the lower surface of the
この凹凸面がない場合、すなわち表面拘束層2と制振材料1との接触面が平滑面の場合、表面拘束層2と制振材料1との間で滑りが発生し、せん断歪みが低下する。これに対して、凹凸面がある場合、表面拘束層2と制振材料1との間で拘束力が増大し、滑りが抑制されるので、せん断歪みが増大する。したがって、制振材料1の減衰能の大きな領域を使用することができ、振動抑制効果を増大させることができる。
When there is no uneven surface, that is, when the contact surface between the
また、この凹凸部の積層方向の凹部の深さt、すなわち凸部の高さtは表面拘束層2の厚さTよりも小さく、すなわち、表面拘束層2が貫通されておらず、外観上美観を損ねることなく、振動抑制効果を増大させることができる。
Further, the depth t of the concave portion in the stacking direction of the uneven portion, that is, the height t of the convex portion is smaller than the thickness T of the
なお、図5に示すように、表面拘束層2の厚さが薄い場合には、表面拘束層2に貫通穴を設けて制振材料1の凸部と噛み合わせてもよい。この場合、表面拘束層2に貫通穴を開けるだけでよいので、容易に加工を行うことができる。
As shown in FIG. 5, when the thickness of the
さらに、表面拘束層2の表面からピン4により表面拘束層2と制振材料1とを固定しても良い(図6)。この場合、表面拘束層2の下面に凹凸加工を行うことなく拘束力を増大させることができるので、容易に加工を行うことができる。
Furthermore, you may fix the surface constrained
一方、制振材料の脱落防止のため、ケース部材3にリブ6を設け、そのリブ6に貫通穴5を設けるように構成することが考えられる。図7は、制振材料に脱落防止策を施した場合の加工法を示す図である。リブ6に貫通穴5を設けておくと(図7の(a))、ケース部材3に制振材料1を塗布したときに、制振材料1の一部が貫通穴5に入り込む(図7の(b))(2)。そして、その状態で硬化処理が行われるので、貫通穴5に入り込んだ制振材料1と、周囲の制振材料1と一体となって硬化する(図7の(c))。そのため、剥離方向に応力が加わったとしても、貫通穴5に入り込んだ制振材料1が応力に対する物理的な抵抗として作用するため、脱落に対する抵抗力を増大させることができる。
On the other hand, in order to prevent the damping material from falling off, it is conceivable that the
なお、リブ6の代わりに凸状部品7をケース部材3に接着面8で接着したものとしてもよい(図8)。これにより、リブ6に貫通穴5を設けたものと同様の効果を得ることができる。
In addition, it is good also as what adhered the
さらに、制振材料1の剥離は制振材料1の温度が上昇することにより生じやすくなるので、ケース部材3からの発熱をリブ6を介して表面拘束層2に伝達させるようにしてもよい(図9)。これにより、ケース部材3からの熱が制振材料1を経由せずに表面拘束層2に伝達されるので、制振材料1の温度の上昇が抑制され、制振材料1の剥離強度の低下を抑制することができる。
Furthermore, since the peeling of the damping material 1 is likely to occur when the temperature of the damping material 1 rises, heat generated from the
1…制振材料、 1a…制振材料A、 1b…制振材料B、 3…ケース部材。 DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Damping material, 1a ... Damping material A, 1b ... Damping material B, 3 ... Case member.
Claims (3)
前記振動発生源により与えられる歪みの変化に対する減衰能の変化傾向が異なる複数の制振材料を備え、
前記振動発生源に近く前記ケース部材の表面の歪みが大きい部位に、歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料が塗布または貼り付けられているとともに、前記振動発生源から前記第1の制振材料が塗布または貼り付けられている部位より遠く、かつ前記ケース部材の表面の歪みが、前記第1の制振材料が塗布または貼り付けられた部位の歪みに対して相対的に小さい部位に、歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料が塗布または貼り付けられており、
前記第1の制振材料の上にこの第1の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられていることを特徴とするケース部材の制振構造。 In the vibration damping structure of the case member having a vibration generating source inside and having a vibration damping function in which the vibration damping material is applied or pasted on the surface,
A plurality of damping materials having different tendencies of change in damping capacity with respect to changes in strain applied by the vibration source;
The site strain greater surface near the casing member prior Symbol vibration source, the first damping material damping capability increases with increasing strain is attached coating or paste, wherein the vibration source The distortion of the surface of the case member that is farther from the part where the first damping material is applied or pasted and the distortion of the part where the first damping material is applied or pasted relatively small region, the second damping material damping capacity is increased with decreasing strain Mino are attached coating or paste,
A damping structure for a case member, wherein a surface constraining layer for increasing the shear strain of the first damping material is provided on the first damping material.
前記振動発生源により与えられる歪みの変化に対する減衰能の変化傾向が異なる複数の制振材料が積層して備えられており、
前記ケース部材の表面に、歪みの増大に伴って減衰能が増大する第1の制振材料が塗布または貼り付けられているとともに、該第1の制振材料の上に、歪みの減少に伴って減衰能が増大する第2の制振材料が塗布または貼り付けられ、さらに、前記第2の制振材料の上に前記第1の制振材料と同一の材料の第3の制振材料が塗布または貼り付けられ、該第3の制振材料の上にこの第3の制振材料のせん断歪みを増大させるための表面拘束層が設けられていることを特徴とするケース部材の制振構造。 In the vibration damping structure of the case member having a vibration generating source inside and having a vibration damping function in which the vibration damping material is applied or pasted on the surface,
A plurality of damping materials having different changing tendency of damping capacity with respect to a change in strain given by the vibration source are provided ,
On the surface of the case member, the first damping material damping capability increases with increasing strain is attached coating or paste, on a first damping material, the reduction strain Mino second damping material damping capacity increases with the coating fabric or paste, further third damping of the same material as the first damping material on the second damping material The case member is characterized in that a material is applied or pasted, and a surface constraining layer is provided on the third damping material to increase the shear strain of the third damping material. Shaking structure.
かつ前記第2の制振材料と、前記第1の制振材料と同一の材料の第3の制振材料との境界が、前記第2の制振材料と前記第3の制振材料との減衰能が一致する歪みが発生する前記制振材料の積層方向の部位であることを特徴とする請求項2に記載のケース部材の制振構造。 The boundary between the first damping material whose damping capacity increases as the strain increases and the second damping material whose damping capacity increases as the strain decreases is the first damping material. And a portion in the stacking direction of the damping material in which a strain is generated in which the damping capacity of the damping material and the second damping material coincide with each other,
The boundary between the second damping material and the third damping material, which is the same material as the first damping material, is between the second damping material and the third damping material. The vibration damping structure for a case member according to claim 2, wherein the vibration damping material is a portion in the stacking direction of the vibration damping material in which a strain having a matching damping capacity is generated .
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JPS6091842U (en) * | 1983-11-29 | 1985-06-22 | 日野自動車株式会社 | Transmission case proximity shielding plate mounting structure |
JPH0655694A (en) * | 1992-06-08 | 1994-03-01 | Daicel Huels Ltd | Unbound type composite vibration-damping material |
-
2005
- 2005-02-18 JP JP2005042727A patent/JP4715223B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS58185434U (en) * | 1982-06-07 | 1983-12-09 | 日産自動車株式会社 | Panel damping material |
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JPH0655694A (en) * | 1992-06-08 | 1994-03-01 | Daicel Huels Ltd | Unbound type composite vibration-damping material |
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JP2006226461A (en) | 2006-08-31 |
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