JP4714962B2 - Human body cleaning device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、例えばシャワーや温水洗浄便座等の特に人体の洗浄を行う人体洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の人体洗浄装置としては、例えば、特開平5−33377号公報に記載されるようなものがあった。図8は洗浄水の供給系を示す概略図である。図8において、1はポンプで、ポンプ1の上流側には給水配管2が接続され、下流側には空気混入部3が接続されている。空気混入部3にはコンプレッサー5が接続されており、内部にセラミックを素材とした円筒状の吸引ヘッド4が設けてある。また、空気混入部3の下流側には熱交換器6およびノズル装置7が設けてある。この構成により、給水配管から供給された洗浄水はポンプ1によって加圧され空気混入部3へと至る。空気混入部3ではコンプレッサー5から供給された空気が、吸引ヘッド4により微細化されて洗浄水中に流入する。さらに空気混入部3を経た洗浄水は熱交換器6へと至り、ここで適温にまで加熱された後、ノズル装置7より噴出される。このことにより、ノズル装置7から噴出される洗浄水は気泡を含み、やわらかな体感が得られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、空気の混入を熱交換器よりもさらに上流で行っているため、空気混入部3からノズル装置7に至るまでの管路内は気液二層流が流れることとなり、この際の管路の圧力損失は非常に大きいものとなる。このことは、気液二層流の管摩擦係数が液層単体のそれと比較して格段に大きくなるという事実に基づくものであり、実際に行った実験でも明らかである。またこの際、混入する空気の割合に応じてその圧力損失も急激に大きくなるため、混入できる空気の量に限りがあった。言い換えれば、大量の空気を混入しようとすれば、コンプレッサーを大型化することが必要となったり、また、水道圧だけでは洗浄水を流すことが不可能となり、結果、水ポンプが必要になったりと、様々な課題がある。特に低水圧の地域では空気を入れるがために洗浄水量が低下してしまい、十分な洗浄ができないなどの問題も起こりうる。
【0004】
また、上記従来の構成においては、おしり洗浄用として単一のノズルしか備えていないため、女性の局部を洗浄する場合や使用者の好みに応じて水流を使いわけるといった場合には適さない。最近ではこれらの要望に応じるため、形態の異なる複数の噴出口を有するものも見受けられるが、複数の噴出口を有するものの場合、当然それらを切換えて使うための切換え手段が必要となり、この切換え手段も圧力損失増大の大きな要因の一つとなる。さらにまた、熱交換器6は必要時のみ洗浄水を加熱する瞬間型のものであるが、いくら瞬間型とはいえ、特に給水温度の低下する厳寒期などは水回路そのものが極端に冷えているため、ノズル装置7から温水が噴出するまでには長い時間が必要であったり、そのまま洗浄水をノズル装置7に供給してしまうとノズル内のたまっている冷水が噴出したりして、使用者に不快な思いをさせてしまう等の課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、水源から供給される洗浄水を必要時にのみ連続して昇温可能な瞬間型の加熱手段と、前記加熱手段に接続された第1水路系と、前記第1水路系から分岐してなる複数の第2水路系と、前記第1水路系と前記複数の第2水路系のいずれかを選択的に連通せしめる流路切換手段と、前記複数の第2水路系の各々に設けた噴出口を有するノズルと、前記第2水路系の少なくとも一つに対して気体を供給可能な気体供給手段と、前記ノズルを待機位置と使用位置の間で移動させるモータと、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記噴出口の上方を覆う噴流遮断部材と、使用者が洗浄の開始を入力可能な開始手段と、前記開始手段の入力に応じて前記加熱手段、前記流路切換手段および前記モータの駆動を制御する制御器とを備え、前記開始手段入力後における動作として、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記加熱手段の洗浄水を前記噴出口へと流し始めると共に前記洗浄水を前記加熱手段で加熱して、前記洗浄水の温度が第1の所定値に達すると、前記モータを駆動して前記ノズルを前記待機位置から前記使用位置へと移動させ、前記洗浄水の温度が前記第1の所定値より高い第2の所定値に達すると、前記気体供給手段により気体を前記第2水路系に供給してなる構成としたものである。
【0006】
上記発明によれば、嗜好や目的に応じて複数の洗浄噴流の選択が可能であるとともに、気体供給手段が大量の気体を洗浄水中に混入することで、噴出口から噴出する洗浄水の噴出速度は大幅に増大し、瞬間型の加熱手段で沸き上げ可能な少量の洗浄水でも体感および洗浄力に優れた洗浄が実現できる。また、大量の気体を混入するにもかかわらず、水回路の圧力損失の上昇を抑えることが可能なため、気体供給手段の小型化が図れ、洗浄水用の加圧ポンプ等の部品を追加することなく低コストで簡素な人体洗浄装置が実現できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1にかかる人体洗浄装置は、水源から供給される洗浄水を必要時にのみ連続して昇温可能な瞬間型の加熱手段と、前記加熱手段に接続された第1水路系と、前記第1水路系から分岐してなる複数の第2水路系と、前記第1水路系と前記複数の第2水路系のいずれかを選択的に連通せしめる流路切換手段と、前記複数の第2水路系の各々に設けた噴出口を有するノズルと、前記第2水路系の少なくとも一つに対して気体を供給可能な気体供給手段と、前記ノズルを待機位置と使用位置の間で移動させるモータと、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記噴出口の上方を覆う噴流遮断部材と、使用者が洗浄の開始を入力可能な開始手段と、前記開始手段の入力に応じて前記加熱手段、前記流路切換手段および前記モータの駆動を制御する制御器とを備え、前記開始手段入力後における動作として、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記加熱手段の洗浄水を前記噴出口へと流し始めると共に前記洗浄水を前記加熱手段で加熱して、前記洗浄水の温度が第1の所定値に達すると、前記モータを駆動して前記ノズルを前記待機位置から前記使用位置へと移動させ、前記洗浄水の温度が前記第1の所定値より高い第2の所定値に達すると、前記気体供給手段により気体を前記第2水路系に供給してなる。
【0008】
そして、第1水路系と複数の第2水路系を選択的に連通せしめる流路切換手段の下流側にて、気体供給手段から供給される気体を洗浄水中に混入するので、大量の気体を混入して洗浄感、洗浄力を得ようとする場合にも管路全体の圧力損失の上昇を抑えることができ、洗浄水を加圧するポンプを追加したり、大型のコンプレッサーを用いたりすることなく、小型で低コストな人体洗浄装置が実現できる。
【0009】
本発明の請求項2にかかる人体洗浄装置は、請求項1の構成に加えて、気体供給手段と数の第2水路系のいずれかを選択的に接続せしめる気体切換手段を備えてなる。
【0010】
そして、第1水路系と複数の第2水路系を選択的に連通せしめる流路切換手段の下流側において、単一の気体供給手段から供給される気体が気体切換手段によって選択的に切り換えられ、所定の第2水路系に送り込まれるため、簡単な構成で全ての噴出口から噴出する洗浄水に気体を混入することが可能となり、さらに快適な洗浄が実現できる。
【0011】
本発明の請求項3にかかる人体洗浄装置は、請求項1または2の構成に加え、気体供給手段から供給される気体は流路切換手段の下流かつ近傍において各々第2水路系に合流する構成としたものである。
【0012】
そして、流路切換手段の下流かつ近傍で気体供給手段から供給される気体を合流させることで、噴出口に至る経路を各々一本にすることができ、装置の簡素化が図れる。
【0013】
本発明の請求項4にかかる人体洗浄装置は、請求項2の構成に加えて、第2水路系と気体供給手段とを接続する気体流路系と、前記気体流路系上に供給気体の流れが順方向加圧時にのみ開成する逆止弁とを備えている。
【0014】
そして、何らかの原因で第2水路系の圧力過昇が生じたり、気体供給手段に不具合が生じたり等の場合にも、洗浄水が逆流することによる機器の損傷を未然に防ぎ、装置の信頼性向上が図れる。
【0015】
本発明の請求項5にかかる人体洗浄装置は、請求項4の構成に加えて、気体流路系は第1水路系および第2水路系と比較して管径を細く形成したものである。
【0016】
そして、気体流路系の管路内に存在する気体量を低減することで、水路系の圧力過昇時にも洗浄水の逆流量を抑えることができ、信頼性が向上するとともに、引き回しの大変なホース類も細く構成できるため、装置の簡素化が図れる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜図7を参照しながら説明する。
【0018】
(実施例1)
図1は本発明における第1の実施例における人体洗浄装置の概観を示すものである。図1において、人体洗浄装置としての温水洗浄便座は便器8上に設置され、温水洗浄便座本体9、便蓋10、使用者が座るための便座11等から構成されており、また水道から洗浄水の供給を受けるための給水配管(図示せず)および壁面のコンセントから電源供給を受けるための電気ケーブル12が備えてある。また、温水洗浄便座内部には使用者が肛門の洗浄を行うためのおしり洗浄機能、小用後の女性局部を洗浄するビデ洗浄機能、洗浄後の人体局部を乾燥するための乾燥機能、寒冷時にトイレ空間を暖房する部屋暖房機能等が備えてあり、各々の操作は壁面に取り付けたリモートコントローラ13(以下、リモコンと略す)によってなされる。また、便座11には使用者の存在を検知する検知手段としての着座スイッチ14が備えてある。なお、この着座スイッチ14は、本実施例では便座の下向きの変位を検知する機械的なスイッチを便座のヒンジ部に設け、使用者が便座に座って装置を使用している状態もしくは、便座から立ち上がり、装置の使用を終了した状態を検知可能な構成としたが、方式としては便座の静電容量を検知する方式や、さらには赤外線や超音波等を用いて使用者の便座への着座を検知する、もしくはトイレルームに入室、退室したことを検知する方式、さらには例えばトイレの照明に連動して使用者の存在を検知する方式等でも検知手段としての応用が可能である。
【0019】
次に図2はリモコン13の概観を示すものである。図2においてリモコン13には使用者が洗浄の開始を入力可能な開始手段としてのおしりスイッチ15、同じく開始手段としての第2のおしりスイッチ16、女性が小用後や生理時に主に用いるビデスイッチ17や洗浄の停止を入力する停止手段としての停止スイッチ18、さらには乾燥機能や脱臭機能の入り切りを行う乾燥スイッチ19や脱臭スイッチ20、また、それぞれの機能のレベルあわせを行うためのレベルスイッチ21等が備えられている。そして使用者が行う操作信号は赤外線信号によって温水洗浄便座本体へと送られ、無線で本体の操作が可能な構成となっている。
【0020】
図3は本実施例における人体洗浄装置の水回路を示すブロック図、図4は同ノズル部を示す構成図である。図3において、まず、水源である水道配管22からの分岐流れを温水洗浄便座本体内へと接続する接続管23は、第1水路系の一部である給水管24に接続される。この給水管24上には止水手段としての電磁弁25、減圧弁26、圧力過昇による水回路の破損を防止するリリーフ弁27等の様々な機能部品が設けてあり、さらに入水温度検知手段としての入水サーミスタ28および洗浄水の流量を計測することで給水管24への給水圧力を検知する流量センサー29を経て、加熱手段としての熱交換器30へと接続される。
【0021】
熱交換器30は板状のセラミックヒータ31とその両面に設けた蛇行する内部流路32から構成されており、熱交入口33に供給された常温の洗浄水は、この蛇行する内部流路32を流れながらセラミックヒータ31から熱を受け取り、熱交出口34に至るまでの間に適温に加熱される仕組みである。そのため、必要時に連続して適温の温水を供給可能であり、使用時に備えて温水を保温貯溜しておく必要性がないため、非常に効率的な温水供給手段となっている。なお本実施例においては、ヒータは熱密度に優れた板状のセラミックヒータを用いたが、シーズヒータやマイカヒータ、さらには燃焼の熱を利用するなど様々な応用が考えられることは言うまでもない。また、熱交出口34の近傍には温水温度検知手段としての温水サーミスタ35が設けてあり、熱交換器30によって加熱された洗浄水の温度を検出する。
【0022】
さらにその下流側には第1水路系の一部をなす温水管36を介して流路切換弁37が接続されており、この流路切換弁37は先述の温水管36が接続される入口流路38と第1出口流路39、第2出口流路40、第3出口流路41がモータ42によって選択的に連通される構成となっている。なお、本実施例で用いた流路切換弁37は入口流路38と第1出口流路39、第2出口流路40、第3出口流路41の連通面積を可変することで水路の切換に加えて選択された流路に流れる洗浄水の流量も可変可能な構成としてある。
【0023】
この流路切換弁37の下流側には、第1出口流路39に第2水路系の一部をなすおしりホース43およびおしりノズル44が、第2出口流路40に第2水路系の一部をなすビデホース45およびビデノズル46が、第3出口流路41に第2水路系(逃がし水路系)の一部をなすクリーニングホース47およびクリーニングノズル48が接続されている。また、おしりノズル44の先端部、つまり水路系の終点位置には噴出口としておしり噴出口49が、ビデノズル46の先端部には同じく噴出口としてビデ噴出口50が、クリーニングノズル48の先端部にはクリーニング噴出口51が備えてある。なお、おしり噴出口49およびビデ噴出口50は、使用時に人体の被洗浄部、つまり肛門もしくは女性の局部に向けて洗浄水を噴出する構成となっているが、クリーニング噴出口51は便器内に水を噴出する構成となっており、人体にはその噴出する洗浄水がかからないよう位置および向きが決められている。また、図4に示すように、駆動手段としてのモータ52に設けたピニオンギアと噛み合うことで待機時と使用時の噴出口位置の可変が可能な構成となっており、おしりノズル44およびビデノズル46が待機位置(収納状態を実線で図示)にある時には、おしり噴出口49およびビデ噴出口50の上面に噴流遮断部材53が覆い被さる構成となっており、使用位置(使用状態を2点鎖線で図示)に在る時にはノズルが突出する。そして、ノズルの待機状態では仮に洗浄水が噴出したり、ノズル内に残水がある際にエアポンプ57から気体が供給されたとしても、この噴流遮断部材によって遮断され、人体にかかることはない。
【0024】
また、同じく流路切換弁37の下流側には、第1出口流路39とおしりホース43の接続部近傍に気体流路系の一部をなす第1のエアホース54が、第2出口流路40とビデホース45の接続部近傍に気体流路系の一部をなす第2のエアホース55が接続されている。これらの第1、第2のエアホース54、55は気体切換手段としてのソレノイド式の三方弁であるエア切換弁56に接続され、さらにこのエア切換弁56上流側には気体供給手段としてのエアポンプ57がエアホース58を介して接続してある。このエアポンプ57から供給される気体はエア切換弁56によって流路が決定された後、おしりホース43もしくはビデホース45へと供給されるが、その途中には気体の供給方向に圧力がかかった場合にのみ開成する逆止手段としての逆止弁59を設けてある。また、気体流路系である第1のエアホース54、第2のエアホース55およびエアホース58は、第2水路系であるおしりホース43およびビデホース45と比較して細い管径としてある。具体的には、気体流路系は内径2mm外径4mm、水路系は内径3mm外径6mmであるが、これは水に比べ気体の圧力損失が格段に低いことに起因するもので、気体流路系に細いホースを用いることで省スペース化が図れる。さらにはここで気体は圧縮流体であるため、ホースの管径が太く内部の体積が大きいと、洗浄水が一気に逆流した場合等には、逆止弁59のような構成を設けていても、信頼性が低下する等の課題があり、この防止にも非常に効果的である。
【0025】
なお、本実施例では、気体流路切換の信頼性を向上させるため、エア切換弁56はソレノイド式の電磁三方弁を用いているが、水圧を利用して流路を切り換えるいわゆるシャトル弁のような構成も容易に考えられる。また、エアポンプ57は気体供給時の圧力変動を抑えるため、3個のダイヤフラムを有するローリング式のエアポンプを用いているが、小型のコンプレッサーやファンの応用など様々な気体供給手段が考えられる。さらにまた、逆止弁59はゴム製のいわゆるダックビルと呼ばれる部材を用い、万が一、エアポンプ57の不具合やおしりホース43もしくはビデホース45における圧力の過昇等が生じた場合にも、エア切換弁56もしくはエアポンプ57に洗浄水が流入することを防止し、その信頼性を向上させている。しかしながら、逆止の機能を有するものであれば、アンブレラ弁やスプリングを用いた一般的な逆止弁でも応用が可能である。
【0026】
次に図5〜図7を用いて流路切換弁37について詳述する。流路切換弁37はハウジング60とハウジング60内に回転可能に挿入された弁体61および弁体61を回転駆動するモータ42によって構成される。まず、ハウジング60には入口流路38、第1出口流路39、第2出口流路40、第3出口流路41が構成してあり、第1出口流路39と第2出口流路40は断面A−Aにて対向して位置するとともに、第3出口流路41は断面B−Bに示すとおり、前記2つの出口流路とは異なる断面位置に設けてある。次に弁体61であるが、ハウジング60に挿入した際に入口流路38に常時連通する形で内部流路62が設けてあり、また、この内部流路62から分岐して第1の弁体出口63、第2の弁体出口64が構成されている。この第1の弁体出口63はハウジング60の第1出口流路39および第2出口流路40に、また第2の弁体出口64はハウジング60の第3出口流路41に対応して位置が決められており、弁体61の回転角度によって、入口流路38と第1出口流路39、第2出口流路40、第3出口流路41の連通度合いを可変できる構成となっている。
【0027】
なお、それぞれの流路に対して内部リークの防止、もしくは外部漏れを防止するためにシール部材としてOリング65を備えてあるが、これはモータの負荷を軽減するためにはXリングやVパッキンなどの特殊Oリングを用いると効果的である。さらにモータ42であるが、ここではオープン制御でも精度よく位置決めのできる減速ギア内蔵型のステッピングモータを採用し、その出力軸を弁体61に挿入する形で取り付けてある。なお、モータ42の原点位置はストッパ(図示せず)を弁体61に設け、ステッピングモータ特有の脱調動作を利用して位置決めを行う。本実施例ではモータ42はステッピングモータを採用したが、位置決めの精度さえ確保できれば、ブラシタイプの汎用DCモータ等の利用も可能であるし、回転型のソレノイド等、様々なアクチュエータの応用が考えられることは言うまでもない。さらにまた、本実施例では回転型の流路切換弁を用いたが、直動型やダイヤフラムを用いたもの、さらには円盤タイプの弁体で複数流路の切換えを行うものなども容易に応用可能である。
【0028】
また、図3に示す制御器67は入水サーミスタ28、流量センサー29、温水サーミスタ35、さらにはトイレルームの温度を検知する気温検知手段である気温サーミスタ68等からの信号を取込み、また内部に備えた計時回路69等を用いて様々な演算を行い、電磁弁25、セラミックヒータ31、流路切換弁37、エアポンプ57、モータ52等を電気的な信号によって制御する。さらに、制御器67はリモコン13と赤外線を利用して信号のやり取りを行っており、使用者からの指示はリモコン13に設けた複数の入力スイッチによってなされる。
【0029】
上記構成において、本実施例の動作について説明する。まず、使用者がトイレに入室し、便座11に座ると、着座スイッチ14によって使用者の存在が検知される。この検知信号に基づいて制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を連通せしめた後、電磁弁25を開成し、流量センサー29からの信号により流水が確認されると即座にセラミックヒータ31への通電を開始する。ここで給水管24から供給される洗浄水は温水となってクリーニングノズル48から噴出されるが、その際、制御器67は温水サーミスタ35の温度信号と内部に設けた計時回路69によってカウントされる時間によって演算を行い、周囲の温度環境を推定する。そしてこの推定した値に準じて制御器67はクリーニングノズル48からの放水の時間を決定する。つまり、温水サーミスタ35から得られる温水の温度信号が所定値になるまでにかかる時間を計時し、所要時間が長ければ給水温、雰囲気温度ともに低いと判断し、長めに加熱放水を行う。逆に所要時間が短ければ短時間で加熱放水を終了する。これは冷え切った管路を加熱するための動作であり、特に厳寒期には洗浄水の噴出を早めるために非常に有効である。また、便器に大便が付着することを防止する意味においても、使用者が用便をする前に便器表面をぬらす行為は非常に効果的である。
【0030】
次に、使用者が用便後、リモコン13に設けたおしりスイッチ15を押すと、制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を連通せしめた後、電磁弁25を開成し、流量センサー29からの信号により流水が確認されるとともにセラミックヒータ31への通電を開始する。その後、モータ52を駆動し、おしりノズル44を待機位置から使用位置へと突出させる。そして、熱交換器30で加熱される洗浄水の温度が所定値1(約36℃)に達したことが温水サーミスタ35からの信号で検知されると、流路切換弁37を駆動し、温水管36とおしりホース43を連通せしめる。この状態で温水はおしり噴出口49から噴出され、人体被洗浄部の洗浄を開始する。ここでさらに、洗浄水の温度が所定値2(38℃)に達すると、エア切替弁56はエアポンプ57とおしりホース43の流路を開成し、またエアポンプ57は空気の供給を開始する。空気の供給が始まると、逆止弁59を通過して大量の空気が供給されるため、おしり噴出口49からは空気が混入された洗浄水が勢いよく噴出され、体感、洗浄力ともに好適な洗浄が行われる。この所定値1は洗浄水の噴出までにかかる時間を極力、短くするためやや低めの設定としてあるが、人体にかかって冷感を感じる温度ではない。また、洗浄水の温度が所定値2になってから空気の供給を開始するのは、洗浄水中に特に大量の空気が混入されると、やや体感温度が下がる傾向があるため、使用者に不快感を与えないための配慮である。なお、これらの温度は周囲の温度環境や温水の設定温度によって可変するとさらに快適な洗浄が実現可能となる。
【0031】
なお、洗浄水の噴出中も制御器67は入水サーミスタ28、流量センサー29、温水サーミスタ35の信号を常に監視し、セラミックヒータ31への通電量や流路切換弁37の開度、さらにはエアポンプ57の空気供給量等を制御している。設定流量に対して流量センサー29からの信号が低ければ、流路切換弁37の開度を大きくし、流量を設定値に近づけようとするが、水道配管22の給水圧力が極端に低く、設定流量に到達しきれない場合には、それに応じてエアポンプ57を制御し、空気混入量を可変する。また、平常時は温水サーミスタ35で検知される温水温度と設定温度を比較演算し、セラミックヒータ31の通電量を制御するが、なんらかの異常で高温の温水が流出した場合には、制御器67は流路切換弁37を制御し、連通流路をおしりホース43からクリーニングホース47側へと変更するとともにエアポンプ57の動作を停止し、さらには電磁弁16を即座に閉止する。さらにまた、厳寒期に給水温度が極端に低下し、供給できる温水温度が設定値に到達しない場合には、流路切換弁37の連通開度を調節し、温水温度が設定値まで上昇可能な流量にまで洗浄水を絞る。
【0032】
なおまた、エアポンプ57に何らかの異常が生じ、空気の供給圧力が極端に低下した場合や、逆に何らかの原因で、おしりホース43側において過昇圧の現象が起こった場合には、逆止弁59が動作し、洗浄水がエア切換弁56やエアポンプ57へ流れ込むことを防止する。これはエア切換弁56やエアポンプ57の信頼性向上に大きく寄与している。
【0033】
さらに次に使用者が洗浄を終え、リモコン13に設けた停止スイッチ18を押すと、制御器67は電磁弁25を閉止せしめた後、流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を連通せしめるとともに、モータ52を駆動し、おしりノズル44を使用位置から待機位置へと収納する。この状態で所定時間経過後、制御器67はエア切換弁56を制御し、先ほど使用したおしりホース43側の流路を開成せしめるとともに、エアポンプ57を再度駆動し、おしりホース43およびおしりノズル44内部に残っている洗浄水を排出せしめる。この際、制御器67はエアポンプ57を起動時には低回転で駆動し、徐々にその回転数を上げ、最終的には所定の回転数にて駆動する。この動作により、次に使用される際に管路内の冷水がほとんどない状態で洗浄が開始されるため、不快な冷水の噴出を大幅に低減することが可能となる。また、供給する空気量を徐々に増加させていくので、おしり噴出口49から管路内の残水が勢いよく噴き出すことを防止でき、それに伴い不快な音の発生や残水の飛び散りも低減できる。
【0034】
なお、使用者がビデスイッチ17を押した場合については、流路切換弁37の動作が変わるだけで大きな差異はないため説明は割愛する。
【0035】
(実施例2)
次に、実施例2について説明をするが、本実施例は先述の実施例1と洗浄開始時の一部動作が異なるだけであるので、その異なる動作についてのみ説明する。
【0036】
使用者が用便後、リモコン13に設けたおしりスイッチ15を押すと、制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とおしりホース43を連通せしめた後、電磁弁25を開成し、流量センサー29からの信号により流水が確認されるとともにセラミックヒータ31への通電を開始する。すると、徐々に温度を上げながら洗浄水がおしり噴出口49から噴出され、おしりホース43、おしりノズル44が徐々に加熱される。その際、おしり噴出口49は待機位置にあるため、そこから噴出される噴流は噴流遮断部材53にあたり、便器内へと流れ落ちる。そして、熱交換器30で加熱される洗浄水の温度が所定値1(約36℃)に達したことが温水サーミスタ35からの信号で検知されると、制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を一旦連通せしめ、その後、モータ52を駆動し、おしりノズル44を待機位置から使用位置へと突出させる。そしてさらに、この状態で再度流路切換弁37を駆動し、温水管36とおしりホース43を連通せしめる。この状態になると温水はおしり噴出口49から噴出され、人体被洗浄部の洗浄を開始する。ここでさらに、洗浄水の温度が所定値2(38℃)に達すると、エア切替弁56はエアポンプ57とおしりホース43の流路を開成し、またエアポンプ57は空気の供給を開始する。空気の供給が始まると、逆止弁59を通過して大量の空気が供給されるため、おしり噴出口49からは空気が混入された洗浄水が勢いよく噴出され、体感、洗浄力ともに好適な洗浄が行われる。これら一連の動作により、確実に温水管36からおしり噴出口49に至る流路を加熱でき、洗浄開始当初の冷水の噴出を最大限に抑えることが可能となる。
【0037】
(実施例3)
続いて実施例3について説明をするが、本実施例は先述の実施例1と洗浄終了時の一部動作が異なるだけであるので、その異なる動作についてのみ説明する。
【0038】
使用者が洗浄を終え、リモコン13に設けた停止スイッチ18を押すと、制御器67は電磁弁25を閉止せしめた後、流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を連通せしめるとともに、モータ52を駆動し、おしりノズル44を使用位置から待機位置へと収納する。この状態で着座スイッチ14の信号に変化が生じ、使用者が便座11から立ち上がったことが検知されると、所定時間経過後、制御器67はエア切換弁56を制御し、先ほど使用したおしりホース43側の流路を開成せしめるとともに、エアポンプ57を再度駆動し、おしりホース43およびおしりノズル44内部に残っている洗浄水を排出せしめる。この際、制御器は使用者が便座11に座りはしたものの、おしりスイッチ15等を操作することなく、言い換えれば洗浄を行わずに便座11から離れた場合にはこの動作を行わない。この動作により、次に使用される際に管路内の冷水がほとんどない状態で洗浄が開始されるため、不快な冷水の噴出を大幅に低減することが可能となるとともに、無駄な残水排除動作をなくすことが可能となる。
【0039】
(実施例4)
続いて実施例4について説明をするが、本実施例は先述の実施例1と水路の予備加熱動作が異なるだけであるので、その異なる動作についてのみ説明する。
【0040】
使用者がトイレに入室し、便座11に座ると、着座スイッチ14によって使用者の存在が検知される。この検知信号に基づいて制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とおしりホース43を連通せしめた後、電磁弁25を開成し、流量センサー29からの信号により流水が確認されると即座にセラミックヒータ31への通電を開始する。ここで給水管24から供給される洗浄水は温水となっておしり噴出口49から噴出されるが、おしり噴出口49は待機位置にあり、噴流遮断部材53によって上面を覆われているので、噴出された洗浄水は便器内へと落ち、人体にかかったり外部へ飛び散ったりすることはない。その際、制御器67は入水サーミスタ28で検知される給水温度の信号から、周囲の温度環境を推定する。そしてこの推定した値に準じて制御器67はおしり噴出口49からの放水の時間を決定する。つまり、入水サーミスタ28で検知される給水温度が低ければ、長めに加熱放水を行い、逆に高ければ短時間で加熱放水を終了する。これは冷え切った管路を加熱するための動作であり、特に厳寒期には洗浄水の噴出を早めるために非常に有効である。また、温水管36からおしり噴出口49に至る管路を予備加熱することができるので、洗浄開始時の冷水の噴出も防止できる。
【0041】
(実施例5)
続いて実施例5について説明をするが、本実施例も先述の実施例1と水路の予備加熱動作が異なるだけであるので、その異なる動作についてのみ説明する。
【0042】
使用者がトイレに入室し、便座11に座ると、着座スイッチ14によって使用者の存在が検知される。この検知信号に基づいて制御器67は流路切換弁37を駆動し、温水管36とクリーニングホース47を連通せしめた後、電磁弁25を開成し、流量センサー29からの信号により流水が確認されると即座にセラミックヒータ31への通電を開始する。ここで給水管24から供給される洗浄水は温水となってクリーニングノズル48から噴出されるが、その際、制御器67は気温サーミスタ68の温度信号に準じて制御器67はクリーニングノズル48からの放水の時間を決定する。つまり、気温サーミスタ68からの温度信号が低ければ長めに加熱放水を行う。逆に高ければ短時間で加熱放水を終了する。これは冷え切った管路を加熱するための動作であり、特に厳寒期には洗浄水の噴出を早めるために非常に有効である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1にかかる人体洗浄装置は、大量の気体を混入して洗浄感、洗浄力を得ようとする場合にも管路全体の圧力損失の上昇を抑えることができ、洗浄水を加圧するポンプを追加したり、大型のコンプレッサーを用いたりすることなく、小型で低コストな人体洗浄装置が実現できるという効果がある。
【0044】
また、本発明の請求項2にかかる人体洗浄装置は、第1水路系と複数の第2水路系を選択的に連通せしめる流路切換手段の下流側において、単一の気体供給手段から供給される気体が気体切換手段によって選択的に切り換えられ、所定の第2水路系に送り込まれるため、簡単な構成で全ての噴出口から噴出する洗浄水に気体を混入することが可能となり、さらに快適な洗浄が実現できるという効果がある。
【0045】
また、本発明の請求項3にかかる人体洗浄装置は、流路切換手段の下流かつ近傍で気体供給手段から供給される気体を合流させることで、噴出口に至る経路を各々一本にすることができ、装置の簡素化が図れるという効果がある。
【0046】
また、本発明の請求項4にかかる人体洗浄装置は、何らかの原因で第2水路系の圧力過昇が生じたり、気体供給手段に不具合が生じたり等の場合にも、洗浄水が逆流することによる機器の損傷を未然に防ぎ、装置の信頼性向上が図れるという効果がある。
【0047】
また、本発明の請求項5にかかる人体洗浄装置は、気体流路系の管路内に存在する気体量を低減することで、水路系の圧力過昇時にも洗浄水の逆流量を抑えることができ、信頼性が向上するとともに、引き回しの大変なホース類も細く構成できるため、装置の簡素化が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜5における人体洗浄装置の概観図
【図2】同実施例1〜5におけるリモコンの概観図
【図3】同実施例1〜5における水回路を示すブロック図
【図4】同実施例1〜5におけるノズル部を示す構成図
【図5】同実施例1〜5における流路切換弁を示す断面図
【図6】同図5のA−A断面図
【図7】同図5のB−B断面図
【図8】従来の人体洗浄装置の構成図
【符号の説明】
22 水道配管(水源)
24 給水管(第1水路系)
30 熱交換器(加熱手段)
36 温水管(第1水路系)
37 流路切換弁(流路切換手段)
43 おしりホース(第2水路系)
44 おしりノズル(第2水路系)
45 ビデホース(第2水路系)
46 ビデノズル(第2水路系)
47 クリーニングホース(第2水路系)
48 クリーニングノズル(第2水路系)
49 おしり噴出口(噴出口)
50 ビデ噴出口(噴出口)
51 クリーニング噴出口(噴出口)
54 第1のエアホース(気体流路系)
55 第2のエアホース(気体流路系)
56 エア切換弁(気体切換手段)
57 エアポンプ(気体供給手段)
58 エアホース(気体流路系)
59 逆止弁(逆止手段)
[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a human body cleaning apparatus for cleaning a human body, such as a shower and a warm water cleaning toilet seat.
[0002]
[Prior art]
As a conventional human body washing apparatus of this type, for example, there has been one as described in JP-A-5-33377. FIG. 8 is a schematic view showing a cleaning water supply system. In FIG. 8, reference numeral 1 denotes a pump. A water supply pipe 2 is connected to the upstream side of the pump 1, and an aeration unit 3 is connected to the downstream side. A compressor 5 is connected to the aeration unit 3, and a cylindrical suction head 4 made of ceramic is provided inside. Further, a heat exchanger 6 and a nozzle device 7 are provided on the downstream side of the aeration unit 3. With this configuration, the wash water supplied from the water supply pipe is pressurized by the pump 1 and reaches the aeration unit 3. In the aeration unit 3, the air supplied from the compressor 5 is refined by the suction head 4 and flows into the washing water. Further, the washing water that has passed through the aeration unit 3 reaches the heat exchanger 6, where it is heated to an appropriate temperature, and is then ejected from the nozzle device 7. As a result, the washing water ejected from the nozzle device 7 contains bubbles, so that a soft experience can be obtained.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional configuration, since air is mixed further upstream than the heat exchanger, a gas-liquid two-layer flow flows in the pipe line from the air mixing unit 3 to the nozzle device 7. At this time, the pressure loss of the pipe line is very large. This is based on the fact that the tube friction coefficient of the gas-liquid two-layer flow is much larger than that of the liquid layer alone, and is also clear from the actual experiments. Further, at this time, the pressure loss also increases abruptly depending on the ratio of air mixed in, so the amount of air that can be mixed in is limited. In other words, if a large amount of air is mixed in, it will be necessary to increase the size of the compressor, or it will not be possible to flush the water with tap water alone, resulting in the need for a water pump. There are various issues. In particular, in areas with low water pressure, since air is introduced, the amount of water to be washed down may cause problems such as insufficient washing.
[0004]
In addition, since the conventional configuration includes only a single nozzle for washing the butt, it is not suitable for cleaning a female local area or using a water flow according to the user's preference. Recently, in order to meet these demands, some have a plurality of jet outlets with different forms. However, in the case of having a plurality of jet outlets, naturally, a switching means for switching and using them is necessary. Is also one of the major causes of increased pressure loss. Furthermore, the heat exchanger 6 is an instantaneous type that heats the cleaning water only when necessary, but the water circuit itself is extremely cold especially in the severe cold season when the feed water temperature decreases, although it is an instantaneous type. Therefore, it takes a long time for the hot water to be ejected from the nozzle device 7, or if the cleaning water is supplied to the nozzle device 7 as it is, cold water accumulated in the nozzle may be ejected to the user. There were problems such as making me feel uncomfortable.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention provides an instantaneous heating means capable of continuously raising the temperature of cleaning water supplied from a water source only when necessary, a first water channel system connected to the heating means, A plurality of second channel systems branched from the first channel system, channel switching means for selectively communicating either the first channel system and the plurality of second channel systems, or the plurality of second channel systems. Nozzles having jet holes provided in each of the water channel systems, gas supply means capable of supplying gas to at least one of the second water channel systems, and a motor for moving the nozzles between a standby position and a use position A jet flow blocking member that covers the upper part of the jet port when the nozzle is in the standby position, a start unit that allows a user to input the start of cleaning, and the heating unit according to the input of the start unit, Controls driving of the flow path switching means and the motor And a controller as an operation after the starting means entered, heating the wash water with wash water of the heating means when the nozzle is in the standby position starts to flow into the spout by said heating means When the temperature of the cleaning water reaches the first predetermined value, the motor is driven to move the nozzle from the standby position to the use position, and the temperature of the cleaning water is set to the first predetermined value. When a higher second predetermined value is reached, gas is supplied to the second water channel system by the gas supply means.
[0006]
According to the above invention, a plurality of washing jets can be selected according to the preference and purpose, and the jet speed of the washing water jetted from the jet nozzle when the gas supply means mixes a large amount of gas into the washing water. Therefore, it is possible to achieve cleaning with a superior feeling and cleaning power even with a small amount of cleaning water that can be boiled by an instantaneous heating means. Moreover, since it is possible to suppress an increase in the pressure loss of the water circuit despite a large amount of gas being mixed, the gas supply means can be reduced in size and components such as a pressure pump for washing water are added. Thus, a simple human body cleaning apparatus can be realized at low cost.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The human body washing apparatus according to claim 1 of the present invention includes an instantaneous heating means capable of continuously raising the temperature of washing water supplied from a water source only when necessary, and a first water channel system connected to the heating means. A plurality of second water channel systems branched from the first water channel system, flow channel switching means for selectively communicating any one of the first water channel system and the plurality of second water channel systems, A nozzle having a spout provided in each of the second water channel systems, gas supply means capable of supplying gas to at least one of the second water channel systems, and moving the nozzle between a standby position and a use position A motor that causes the nozzle to cover the jet outlet when the nozzle is in the standby position, a start unit that allows a user to input the start of cleaning, and the heating according to the input of the start unit Driving means, the flow path switching means and the motor A Gosuru controller as an operation after the starting means entered by said heating means said wash water with wash water of the heating means when the nozzle is in the standby position starts to flow into the spout When the temperature of the washing water reaches a first predetermined value by heating, the motor is driven to move the nozzle from the standby position to the use position, and the temperature of the washing water is changed to the first temperature. When the second predetermined value higher than the predetermined value is reached, gas is supplied to the second water channel system by the gas supply means.
[0008]
And, since the gas supplied from the gas supply means is mixed in the wash water downstream of the flow path switching means for selectively communicating the first water channel system and the plurality of second water channel systems, a large amount of gas is mixed. Even when trying to obtain a feeling of cleaning and cleaning power, it is possible to suppress an increase in pressure loss of the entire pipeline, without adding a pump to pressurize the cleaning water or using a large compressor, A small and low-cost human body washing apparatus can be realized.
[0009]
Claim 2 human body washing apparatus according to the present invention, in addition to the first aspect, comprising comprises a gas switching means for selectively causing connecting one of the second water channel system of the gas supply means and the multiple.
[0010]
And the gas supplied from the single gas supply means is selectively switched by the gas switching means on the downstream side of the flow path switching means for selectively communicating the first water channel system and the plurality of second water channel systems, Since it is fed into the predetermined second water channel system, it becomes possible to mix gas into the wash water ejected from all the jet outlets with a simple configuration, and more comfortable washing can be realized.
[0011]
The human body washing apparatus according to claim 3 of the present invention has a configuration in which the gas supplied from the gas supply means merges with the second water channel system in the downstream and in the vicinity of the flow path switching means in addition to the configuration of claim 1 or 2. It is what.
[0012]
Then, by combining the gas supplied from the gas supply means downstream and in the vicinity of the flow path switching means, it is possible to make one path to each of the jet outlets, thereby simplifying the apparatus.
[0013]
Human body washing apparatus according to claim 4 of the present invention, in addition to the second aspect, a gas passage system which connects the second water channel system and gas-supplying means, feed gas on the gas flow path system Re flow is provided with a check valve to open only in the forward direction under pressure.
[0014]
And even if the pressure rise of the second water channel system occurs for some reason or the gas supply means malfunctions, damage to the equipment due to the backflow of cleaning water is prevented, and the reliability of the device Improvement can be achieved.
[0015]
Human body washing apparatus according to claim 5 of the present invention, in addition to the configuration of claim 4, the gas fluid flow path system is obtained by thin form a tube diameter compared to the first water channel system and the second water channel system .
[0016]
And by reducing the amount of gas present in the pipeline of the gas channel system, the reverse flow rate of the washing water can be suppressed even when the pressure of the water channel system is excessive, improving reliability and making it difficult to route Since simple hoses can be made thin, the apparatus can be simplified.
[0017]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0018]
Example 1
FIG. 1 shows an overview of a human body cleaning apparatus according to a first embodiment of the present invention. In FIG. 1, a warm water washing toilet seat as a human body washing apparatus is installed on a toilet bowl 8, and is composed of a warm water washing toilet seat body 9, a toilet lid 10, a toilet seat 11 for a user to sit on, and the like. A water supply pipe (not shown) for receiving supply of power and an electric cable 12 for receiving power supply from a wall outlet are provided. In addition, the warm water flush toilet seat has a butt washing function for the user to wash the anus, a bidet washing function for washing the female part after small use, a drying function for drying the human body part after washing, and a cold A room heating function for heating the toilet space is provided, and each operation is performed by a remote controller 13 (hereinafter abbreviated as a remote controller) attached to the wall surface. The toilet seat 11 is provided with a seating switch 14 as detection means for detecting the presence of the user. Incidentally, the seat switch 14 is in this embodiment provided with a mechanical switch for detecting the downward displacement of the toilet seat to the hinge portion of the seat, also the properly state that the user is using a device sitting on the toilet seat The device is configured to detect the state of rising from the toilet seat and ending use of the device, but as a method, it detects the capacitance of the toilet seat, and further to the user's toilet seat using infrared rays, ultrasonic waves, etc. The detection means can also be applied to a method of detecting the seating of the user, or detecting that the user has entered or exited the toilet room, and further, for example, a method of detecting the presence of the user in conjunction with toilet lighting.
[0019]
Next, FIG. 2 shows an overview of the remote controller 13. In FIG. 2, the remote control 13 has a butt switch 15 as a starting means for allowing the user to input the start of washing, a second butt switch 16 as the starting means, and a bidet switch used mainly by women after small use or during menstruation. 17 and a stop switch 18 as a stop means for inputting a stop of cleaning, a drying switch 19 and a deodorizing switch 20 for turning on and off a drying function and a deodorizing function, and a level switch 21 for adjusting the level of each function. Etc. are provided. And the operation signal which a user performs is sent to a warm-water-washing toilet main body by an infrared signal, and it has composition which can operate a main part wirelessly.
[0020]
FIG. 3 is a block diagram showing a water circuit of the human body washing apparatus in this embodiment, and FIG. 4 is a block diagram showing the nozzle part. In FIG. 3, first, a connecting pipe 23 that connects a branch flow from a water supply pipe 22 that is a water source into the warm water washing toilet seat body is connected to a water supply pipe 24 that is a part of the first water channel system. Various functional parts such as a solenoid valve 25 as a water stop means, a pressure reducing valve 26, a relief valve 27 for preventing damage to the water circuit due to excessive pressure, and the like are provided on the water supply pipe 24. Further, the water temperature detecting means The flow rate sensor 29 that detects the feed water pressure to the feed water pipe 24 by measuring the flow rate of the incoming water thermistor 28 and the wash water is connected to the heat exchanger 30 as the heating means.
[0021]
The heat exchanger 30 is composed of a plate-shaped ceramic heater 31 and meandering internal flow paths 32 provided on both surfaces thereof, and the normal temperature washing water supplied to the heat exchange port 33 is the meandering internal flow path 32. In this mechanism, heat is received from the ceramic heater 31 while flowing through and is heated to an appropriate temperature until reaching the heat exchange outlet 34. For this reason, it is possible to supply hot water at an appropriate temperature continuously when necessary, and there is no need to keep the hot water warm and ready for use. In the present embodiment, a plate-shaped ceramic heater having an excellent heat density is used as the heater. However, it goes without saying that various applications such as a sheathed heater, a mica heater, and the use of combustion heat can be considered. Further, a hot water thermistor 35 serving as a hot water temperature detecting means is provided in the vicinity of the heat exchange outlet 34 and detects the temperature of the washing water heated by the heat exchanger 30.
[0022]
Further, a flow path switching valve 37 is connected to the downstream side via a hot water pipe 36 forming a part of the first water channel system, and this flow path switching valve 37 is connected to the inlet flow to which the above-mentioned hot water pipe 36 is connected. The path 38 and the first outlet channel 39, the second outlet channel 40, and the third outlet channel 41 are selectively communicated by the motor 42. Note that the flow path switching valve 37 used in this embodiment switches the water path by changing the communication area of the inlet flow path 38, the first outlet flow path 39, the second outlet flow path 40, and the third outlet flow path 41. In addition, the flow rate of the washing water flowing through the selected flow path is variable.
[0023]
On the downstream side of the flow path switching valve 37, a butt hose 43 and a butt nozzle 44 that form a part of the second water channel system in the first outlet channel 39, and a second water channel system in the second outlet channel 40. The cleaning hose 47 and the cleaning nozzle 48 that form part of the second water channel system (relief water channel system) are connected to the third outlet flow channel 41. Further, a butt jet outlet 49 as a jet outlet is provided at the tip of the butt nozzle 44, that is, an end position of the water channel system, and a bidet jet outlet 50 is also provided as a jet outlet at the tip of the bidet nozzle 46 at the tip of the cleaning nozzle 48. Is provided with a cleaning spout 51. The buttocks 49 and the bidet 50 are configured to eject cleaning water toward a portion to be cleaned of a human body, that is, an anus or a local part of a woman at the time of use. The structure is such that water is ejected, and the position and orientation are determined so that the human body does not receive the ejected washing water. Further, as shown in FIG. 4, the spout nozzle 44 and the bidet nozzle 46 are configured so as to be able to change the position of the ejection port during standby and during use by meshing with a pinion gear provided in a motor 52 as drive means. Is in the standby position (the storage state is shown by a solid line ), and the jet flow blocking member 53 covers the upper surfaces of the butt jet outlet 49 and the bidet outlet 50, and the use position (the use state is indicated by a two-dot chain line). The nozzle protrudes when it is in the figure. In the standby state of the nozzle, even if cleaning water is ejected or gas is supplied from the air pump 57 when there is residual water in the nozzle, it is blocked by this jet flow blocking member and does not hit the human body.
[0024]
Similarly, on the downstream side of the flow path switching valve 37, a first air hose 54 that forms a part of the gas flow path system in the vicinity of the connection portion between the first outlet flow path 39 and the buttocks hose 43 is a second outlet flow path. A second air hose 55 that forms a part of the gas flow path system is connected in the vicinity of the connecting portion between 40 and the bidet hose 45. These first and second air hoses 54 and 55 are connected to an air switching valve 56 which is a solenoid type three-way valve as a gas switching means, and further, an air pump 57 as a gas supply means is provided upstream of the air switching valve 56. Are connected via an air hose 58. The gas supplied from the air pump 57 is supplied to the buttocks hose 43 or the bidet hose 45 after the flow path is determined by the air switching valve 56, but when pressure is applied in the gas supply direction on the way. A check valve 59 is provided as a check means that opens only. In addition, the first air hose 54, the second air hose 55, and the air hose 58 that are gas flow paths have narrower tube diameters than the buttocks hose 43 and the bidet hose 45 that are second water paths. Specifically, the gas channel system has an inner diameter of 2 mm and an outer diameter of 4 mm, and the water channel system has an inner diameter of 3 mm and an outer diameter of 6 mm. This is because the pressure loss of the gas is much lower than that of water. Space can be saved by using a thin hose for the road system. Furthermore, since the gas here is a compressed fluid, if the hose has a large pipe diameter and the internal volume is large, when the cleaning water flows backward all at once, even if a configuration like a check valve 59 is provided, There are problems such as a decrease in reliability, which is very effective in preventing this.
[0025]
In this embodiment, in order to improve the reliability of the gas flow path switching, the air switching valve 56 uses a solenoid-type electromagnetic three-way valve. However, like the so-called shuttle valve that switches the flow path using water pressure. A simple configuration is also conceivable. The air pump 57 uses a rolling type air pump having three diaphragms in order to suppress pressure fluctuations during gas supply, but various gas supply means such as small compressors and fans can be considered. Further, the check valve 59 uses a so-called duck bill member made of rubber, and if the air pump 57 malfunctions or the pressure rises in the buttocks hose 43 or the bidet hose 45, the air switching valve 56 or This prevents the washing water from flowing into the air pump 57 and improves its reliability. However, a general check valve using an umbrella valve or a spring can be applied as long as it has a check function.
[0026]
Next, the flow path switching valve 37 will be described in detail with reference to FIGS. The flow path switching valve 37 includes a housing 60, a valve body 61 that is rotatably inserted into the housing 60, and a motor 42 that rotationally drives the valve body 61. First, the housing 60 includes an inlet channel 38, a first outlet channel 39, a second outlet channel 40, and a third outlet channel 41. The first outlet channel 39 and the second outlet channel 40 are provided. Are opposed to each other at the section AA, and the third outlet channel 41 is provided at a different sectional position from the two outlet channels as shown in the section BB. Next, the valve body 61 is provided with an internal flow path 62 in such a manner as to always communicate with the inlet flow path 38 when inserted into the housing 60, and the first valve branches off from the internal flow path 62. A body outlet 63 and a second valve body outlet 64 are configured. The first valve body outlet 63 is positioned corresponding to the first outlet channel 39 and the second outlet channel 40 of the housing 60, and the second valve body outlet 64 is positioned corresponding to the third outlet channel 41 of the housing 60. The degree of communication between the inlet channel 38, the first outlet channel 39, the second outlet channel 40, and the third outlet channel 41 can be varied depending on the rotation angle of the valve body 61. .
[0027]
Note that an O-ring 65 is provided as a sealing member to prevent internal leakage or external leakage with respect to each flow path. However, in order to reduce the load on the motor, an X-ring or V-packing is used. It is effective to use a special O-ring. Further, the motor 42 is a stepping motor with a built-in reduction gear that can be accurately positioned by open control, and is attached in such a manner that its output shaft is inserted into the valve body 61. In addition, the origin position of the motor 42 is provided with a stopper (not shown) on the valve body 61, and positioning is performed using a step-out operation unique to the stepping motor. In this embodiment, the motor 42 employs a stepping motor. However, as long as the positioning accuracy can be ensured, a brush-type general-purpose DC motor can be used, and various actuators such as a rotary solenoid can be used. Needless to say. Furthermore, in this embodiment, a rotary flow path switching valve is used, but a linear motion type or diaphragm type, or a disk type valve body that switches multiple flow paths can be easily applied. Is possible.
[0028]
Further, the controller 67 shown in FIG. 3 takes in signals from the incoming water thermistor 28, the flow rate sensor 29, the hot water thermistor 35, and the temperature thermistor 68 which is an air temperature detecting means for detecting the temperature of the toilet room, etc. Various operations are performed using the timer circuit 69 and the like, and the electromagnetic valve 25, the ceramic heater 31, the flow path switching valve 37, the air pump 57, the motor 52 and the like are controlled by electrical signals. Further, the controller 67 exchanges signals with the remote controller 13 using infrared rays, and instructions from the user are made by a plurality of input switches provided on the remote controller 13.
[0029]
In the above configuration, the operation of this embodiment will be described. First, when the user enters the toilet and sits on the toilet seat 11, the seat switch 14 detects the presence of the user. Based on this detection signal, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 to allow the hot water pipe 36 and the cleaning hose 47 to communicate with each other, then opens the electromagnetic valve 25, and the flowing water is confirmed by the signal from the flow sensor 29. Then, energization to the ceramic heater 31 is started immediately. Here, the washing water supplied from the water supply pipe 24 becomes warm water and is ejected from the cleaning nozzle 48. At this time, the controller 67 is counted by the temperature signal of the warm water thermistor 35 and the timing circuit 69 provided therein. Calculate by time and estimate the ambient temperature environment. Then, the controller 67 determines the time for water discharge from the cleaning nozzle 48 according to the estimated value. That is, the time taken for the temperature signal of the hot water obtained from the hot water thermistor 35 to reach a predetermined value is counted, and if the required time is long, it is determined that both the water supply temperature and the ambient temperature are low, and the heat is discharged for a long time. Conversely, if the required time is short, heating and discharging are completed in a short time. This is an operation for heating a cold pipe line, and is particularly effective for accelerating the ejection of the washing water particularly in the severe cold season. Also, in the sense of preventing stool from adhering to the toilet, it is very effective to wet the toilet surface before the user uses the toilet.
[0030]
Next, when the user depresses the butt switch 15 provided on the remote controller 13 after the stool, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 to allow the hot water pipe 36 and the cleaning hose 47 to communicate with each other. 25 is opened, flowing water is confirmed by a signal from the flow sensor 29 and energization to the ceramic heater 31 is started. Thereafter, the motor 52 is driven to cause the butt nozzle 44 to protrude from the standby position to the use position. When it is detected by a signal from the hot water thermistor 35 that the temperature of the washing water heated by the heat exchanger 30 has reached a predetermined value 1 (about 36 ° C.), the flow path switching valve 37 is driven to The pipe 36 and the butt hose 43 are communicated. In this state, the hot water is ejected from the buttocks ejection port 49, and the cleaning of the human body cleaning part is started. Here, when the temperature of the washing water reaches a predetermined value 2 (38 ° C.), the air switching valve 56 opens the flow path between the air pump 57 and the buttocks hose 43, and the air pump 57 starts supplying air. When the supply of air starts, a large amount of air is supplied through the check valve 59, so that cleaning water mixed with air is ejected vigorously from the buttocks outlet 49, which is suitable for both sensation and cleaning power. Cleaning is performed. The predetermined value 1 is set to be slightly low in order to shorten the time taken until the washing water is jetted out as much as possible, but is not a temperature at which the human body feels cold. In addition, the supply of air after the temperature of the cleaning water reaches the predetermined value 2 is not recommended for the user because a particularly large amount of air tends to decrease when the cleaning water is mixed. It is consideration not to give pleasure. If these temperatures are varied depending on the ambient temperature environment and the set temperature of the hot water, more comfortable cleaning can be realized.
[0031]
Note that the controller 67 constantly monitors the signals of the incoming water thermistor 28, the flow rate sensor 29, and the hot water thermistor 35 during the flushing of the washing water, and the energization amount to the ceramic heater 31, the opening of the flow path switching valve 37, and the air pump. The air supply amount 57 is controlled. If the signal from the flow rate sensor 29 is low with respect to the set flow rate, the opening of the flow path switching valve 37 is increased to try to bring the flow rate closer to the set value, but the water supply pressure in the water pipe 22 is extremely low and the setting is made. If the flow rate cannot be reached, the air pump 57 is controlled accordingly to vary the air mixing amount. In normal times, the hot water temperature detected by the hot water thermistor 35 is compared with the set temperature, and the energization amount of the ceramic heater 31 is controlled. When the hot water flows out due to some abnormality, the controller 67 The flow path switching valve 37 is controlled, the communication flow path is changed from the buttocks hose 43 to the cleaning hose 47 side, the operation of the air pump 57 is stopped, and the electromagnetic valve 16 is immediately closed. Furthermore, when the feed water temperature is extremely lowered in the severe cold season and the hot water temperature that can be supplied does not reach the set value, the communication opening degree of the flow path switching valve 37 can be adjusted and the hot water temperature can be raised to the set value. Squeeze the wash water to the flow rate.
[0032]
In addition, when some abnormality occurs in the air pump 57 and the supply pressure of the air is extremely reduced, or when an excessive pressure increase phenomenon occurs on the buttocks hose 43 side for some reason, the check valve 59 is turned on. It operates to prevent the cleaning water from flowing into the air switching valve 56 and the air pump 57. This greatly contributes to improving the reliability of the air switching valve 56 and the air pump 57.
[0033]
Next, when the user finishes cleaning and presses the stop switch 18 provided on the remote controller 13, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 after closing the electromagnetic valve 25, and the hot water pipe 36 and the cleaning hose. 47 is communicated and the motor 52 is driven to store the butt nozzle 44 from the use position to the standby position. After a predetermined time has elapsed in this state, the controller 67 controls the air switching valve 56 to open the passage on the side of the buttocks hose 43 used previously, and to drive the air pump 57 again, so that the inside of the buttocks hose 43 and the buttocks nozzle 44 is inside. Drain the remaining wash water. At this time, the controller 67 drives the air pump 57 at a low rotation speed when starting, gradually increases the rotation speed, and finally drives at a predetermined rotation speed. By this operation, since the cleaning is started in the state where there is almost no cold water in the pipeline when it is used next time, it is possible to greatly reduce unpleasant jets of cold water. Further, since the amount of air to be supplied is gradually increased, it is possible to prevent the residual water in the pipe from being ejected vigorously from the buttocks outlet 49, and accordingly, generation of unpleasant noise and scattering of the residual water can be reduced. .
[0034]
In addition, about the case where a user pushes bidet switch 17, only the operation | movement of the flow-path switching valve 37 changes, and since there is no big difference, description is omitted.
[0035]
(Example 2)
Next, Example 2 will be described. Since this example is different from Example 1 described above only in part of the operation at the start of cleaning, only the different operation will be described.
[0036]
When the user depresses the butt switch 15 provided on the remote controller 13 after the stool, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 to connect the hot water pipe 36 and the butt hose 43, and then opens the solenoid valve 25. Then, the flowing water is confirmed by the signal from the flow sensor 29 and energization to the ceramic heater 31 is started. Then, the washing water is ejected from the buttocks outlet 49 while gradually raising the temperature, and the buttocks hose 43 and the buttocks nozzle 44 are gradually heated. At that time, since the buttocks outlet 49 is in the standby position, the jet ejected therefrom hits the jet flow blocking member 53 and flows down into the toilet bowl. When the signal from the hot water thermistor 35 detects that the temperature of the washing water heated by the heat exchanger 30 has reached a predetermined value 1 (about 36 ° C.), the controller 67 controls the flow path switching valve 37. Then, the hot water pipe 36 and the cleaning hose 47 are once communicated, and then the motor 52 is driven to cause the butt nozzle 44 to protrude from the standby position to the use position. Further, in this state, the flow path switching valve 37 is driven again, and the hot water pipe 36 and the butt hose 43 are communicated. In this state, the hot water is ejected from the butt spout 49 and the cleaning of the human body cleaning part is started. Here, when the temperature of the washing water reaches a predetermined value 2 (38 ° C.), the air switching valve 56 opens the flow path between the air pump 57 and the buttocks hose 43, and the air pump 57 starts supplying air. When the supply of air starts, a large amount of air is supplied through the check valve 59, so that cleaning water mixed with air is ejected vigorously from the buttocks outlet 49, which is suitable for both sensation and cleaning power. Cleaning is performed. Through these series of operations, it is possible to reliably heat the flow path from the hot water pipe 36 to the buttocks outlet 49, and to suppress the cold water jetting at the beginning of the cleaning to the maximum.
[0037]
(Example 3)
Next, Embodiment 3 will be described. Since this embodiment is different from Embodiment 1 described above only in partial operation at the end of cleaning, only the different operation will be described.
[0038]
When the user finishes cleaning and presses the stop switch 18 provided on the remote controller 13, the controller 67 closes the electromagnetic valve 25 and then drives the flow path switching valve 37 to connect the hot water pipe 36 and the cleaning hose 47. At the same time, the motor 52 is driven to store the butt nozzle 44 from the use position to the standby position. In this state, when a change occurs in the signal of the seat switch 14 and it is detected that the user has stood up from the toilet seat 11, the controller 67 controls the air switching valve 56 after a predetermined time has elapsed, and the buttocks hose used earlier. The flow path on the 43 side is opened, and the air pump 57 is driven again to discharge the washing water remaining inside the buttocks hose 43 and the buttocks nozzle 44. At this time, the controller does not perform this operation when the user sits on the toilet seat 11 but leaves the toilet seat 11 without operating the butt switch 15 or the like, in other words, without performing washing. As a result of this operation, washing starts when there is almost no cold water in the pipeline the next time it is used, so it is possible to greatly reduce unpleasant cold water jets and eliminate wasteful residual water The operation can be eliminated.
[0039]
Example 4
Subsequently, Example 4 will be described, but since this example is different from Example 1 described above only in the preheating operation of the water channel, only the different operation will be described.
[0040]
When the user enters the toilet and sits on the toilet seat 11, the seat switch 14 detects the presence of the user. Based on this detection signal, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 to allow the hot water pipe 36 and the butt hose 43 to communicate with each other, then opens the electromagnetic valve 25, and the flowing water is confirmed by the signal from the flow sensor 29. Then, energization to the ceramic heater 31 is started immediately. Here, the wash water supplied from the water supply pipe 24 becomes warm water and is ejected from the butt jet outlet 49, but the butt jet outlet 49 is in the standby position and is covered with the jet flow blocking member 53. The washed water falls into the toilet bowl and does not fall on the human body or splash outside. At that time, the controller 67 estimates the ambient temperature environment from the signal of the water supply temperature detected by the incoming water thermistor 28. And according to this estimated value, the controller 67 determines the time of water discharge from the buttocks outlet 49. That is, if the water supply temperature detected by the incoming water thermistor 28 is low, the heat discharge is performed for a long time, and if high, the heat discharge is completed in a short time. This is an operation for heating a cold pipe line, and is particularly effective for accelerating the ejection of the washing water particularly in the severe cold season. Further, since the pipe line from the hot water pipe 36 to the butt jet outlet 49 can be preheated, it is possible to prevent the cold water from being ejected at the start of the cleaning.
[0041]
(Example 5)
Subsequently, Example 5 will be described. This Example also differs from Example 1 described above only in the preheating operation of the water channel, and only the different operation will be described.
[0042]
When the user enters the toilet and sits on the toilet seat 11, the seat switch 14 detects the presence of the user. Based on this detection signal, the controller 67 drives the flow path switching valve 37 to allow the hot water pipe 36 and the cleaning hose 47 to communicate with each other, then opens the electromagnetic valve 25, and the flowing water is confirmed by the signal from the flow sensor 29. Then, energization to the ceramic heater 31 is started immediately. Here, the wash water supplied from the water supply pipe 24 becomes warm water and is ejected from the cleaning nozzle 48. Determine the water discharge time. That is, if the temperature signal from the temperature thermistor 68 is low, the water is discharged for a long time. On the other hand, if it is high, heating and discharging are completed in a short time. This is an operation for heating a cold pipe line, and is particularly effective for accelerating the ejection of the washing water particularly in the severe cold season.
[0043]
【The invention's effect】
As described above, the human body cleaning apparatus according to claim 1 of the present invention can suppress an increase in pressure loss of the entire pipe line even when a large amount of gas is mixed to obtain a feeling of cleaning and a cleaning power. It is possible to realize a small and low-cost human body washing apparatus without adding a pump for pressurizing washing water or using a large compressor.
[0044]
The human body cleaning apparatus according to claim 2 of the present invention is supplied from a single gas supply means downstream of the flow path switching means for selectively communicating the first water channel system and the plurality of second water channel systems. Gas is selectively switched by the gas switching means and fed into the predetermined second water channel system, so that it is possible to mix the gas into the wash water ejected from all the jet outlets with a simple configuration, which is more comfortable. There is an effect that cleaning can be realized.
[0045]
Further, the human body cleaning device according to claim 3 of the present invention combines the gas supplied from the gas supply means downstream and in the vicinity of the flow path switching means so that each of the paths leading to the jet outlet is made one. Thus, the apparatus can be simplified.
[0046]
In the human body cleaning device according to claim 4 of the present invention, the cleaning water flows backward even when the pressure in the second water channel system is excessively increased or the gas supply means malfunctions for some reason. It is possible to prevent damage to the device due to the above and improve the reliability of the device.
[0047]
Further, the human body cleaning device according to claim 5 of the present invention suppresses the reverse flow rate of the cleaning water even when the pressure of the water channel system is increased by reducing the amount of gas present in the pipeline of the gas flow channel system. Thus, the reliability is improved, and hoses that are difficult to route can be configured to be thin, so that the apparatus can be simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a human body washing apparatus according to first to fifth embodiments of the present invention. FIG. 2 is a schematic view of a remote controller according to the first to fifth embodiments. FIG. 4 is a configuration diagram showing a nozzle portion in the first to fifth embodiments. FIG. 5 is a sectional view showing a flow path switching valve in the first to fifth embodiments. 7 is a cross-sectional view taken along the line BB in FIG. 5. FIG. 8 is a configuration diagram of a conventional human body cleaning apparatus.
22 Water supply piping (water source)
24 Water supply pipe (first waterway system)
30 Heat exchanger (heating means)
36 Hot water pipe (first waterway system)
37 Channel switching valve (Channel switching means)
43 Wet hose (second waterway system)
44 Wet nozzle (second waterway system)
45 bidet hose (second waterway system)
46 Bide nozzle (second waterway system)
47 Cleaning hose (second waterway system)
48 Cleaning nozzle (second waterway system)
49 Butt spout (spout)
50 Bidet spout
51 Cleaning spout (spout)
54 First air hose (gas flow path system)
55 Second air hose (gas flow path system)
56 Air switching valve (gas switching means)
57 Air pump (gas supply means)
58 Air hose (gas flow path system)
59 Check valve (check means)

Claims (5)

水源から供給される洗浄水を必要時にのみ連続して昇温可能な瞬間型の加熱手段と、前記加熱手段に接続された第1水路系と、前記第1水路系から分岐してなる複数の第2水路系と、前記第1水路系と前記複数の第2水路系のいずれかを選択的に連通せしめる流路切換手段と、前記複数の第2水路系の各々に設けた噴出口を有するノズルと、前記第2水路系の少なくとも一つに対して気体を供給可能な気体供給手段と、前記ノズルを待機位置と使用位置の間で移動させるモータと、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記噴出口の上方を覆う噴流遮断部材と、使用者が洗浄の開始を入力可能な開始手段と、前記開始手段の入力に応じて前記加熱手段、前記流路切換手段および前記モータの駆動を制御する制御器とを備え、
前記開始手段入力後における動作として、前記ノズルが前記待機位置に在る時に前記加熱手段の洗浄水を前記噴出口へと流し始めると共に前記洗浄水を前記加熱手段で加熱して、前記洗浄水の温度が第1の所定値に達すると、前記モータを駆動して前記ノズルを前記待機位置から前記使用位置へと移動させ、前記洗浄水の温度が前記第1の所定値より高い第2の所定値に達すると、前記気体供給手段により気体を前記第2水路系に供給してなる人体洗浄装置。
Instantaneous heating means capable of continuously raising the temperature of cleaning water supplied from a water source only when necessary, a first water channel system connected to the heating means, and a plurality of branches branched from the first water channel system A second water channel system; flow channel switching means for selectively communicating any one of the first water channel system and the plurality of second water channel systems; and a jet port provided in each of the plurality of second water channel systems. A nozzle, gas supply means capable of supplying gas to at least one of the second water channel systems, a motor for moving the nozzle between a standby position and a use position, and the nozzle in the standby position Sometimes a jet blocking member that covers the upper part of the jet port, a start unit that allows the user to input the start of cleaning, and the heating unit, the flow path switching unit, and the motor are driven according to the input of the start unit. A controller for controlling,
As an operation after the start means input, when the nozzle is in the standby position, the washing water of the heating means starts to flow to the jet port and the washing water is heated by the heating means, so that the washing water is heated . When the temperature reaches the first predetermined value, the motor is driven to move the nozzle from the standby position to the use position, and the temperature of the cleaning water is higher than the first predetermined value. When the value is reached, a human body washing apparatus configured to supply gas to the second water channel system by the gas supply means.
前記気体供給手段と前記複数の第2水路系のいずれかを選択的に接続せしめる気体切換手段を備えてなる請求項1に記載の人体洗浄装置。  The human body washing apparatus according to claim 1, further comprising gas switching means for selectively connecting the gas supply means and any of the plurality of second water channel systems. 前記気体供給手段から供給される気体は前記流路切換手段の下流かつ近傍において各々第2水路系に合流する請求項1または2に記載の人体洗浄装置。  The human body washing apparatus according to claim 1 or 2, wherein the gas supplied from the gas supply means merges with the second water channel system in the downstream and in the vicinity of the flow path switching means. 前記第2水路系と前記気体供給手段とを接続する気体流路系と、前記気体流路系上に供給気体の流れが順方向加圧時にのみ開成する逆止弁とを備えた請求項2に記載の人体洗浄装置。  The gas flow path system which connects the said 2nd water channel system and the said gas supply means, and the non-return valve which opens only at the time of the forward pressurization on the said gas flow path system on the said gas flow path system. The human body cleaning apparatus described in 1. 前記気体流路系は前記第1水路系および第2水路系と比較して管径を細く形成した請求項4に記載の人体洗浄装置。  The human body washing apparatus according to claim 4, wherein the gas flow path system is formed with a smaller pipe diameter than the first water channel system and the second water channel system.
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