JP4712187B2

JP4712187B2 - Bedclothes

Info

Publication number: JP4712187B2
Application number: JP2000392118A
Authority: JP
Inventors: 孝之亀下; 正敏西田
Original assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Current assignee: THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date: 2000-12-25
Filing date: 2000-12-25
Publication date: 2011-06-29
Anticipated expiration: 2020-12-25
Also published as: JP2002191477A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷布団の下に敷く敷寝具、或いはベッドのベッド材として使用される敷寝具に関し、更に詳細には、長期間使用してもヘタリがなく、耐久性を有し、好適な寝心地性、並びに良好な折り畳み性及び収納性を有する敷寝具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
洋式寝具の普及と共に和式寝具の態様も変わり、いわゆるマットレス等の敷寝具を畳又は床の上に敷き、その上に従来の敷布団を敷く人が多くなっている。また、敷寝具を敷布団代わりにして、直接、敷寝具上に敷布を敷いて就寝するひとも多い。更には、敷寝具は洋式寝具であるベッドのベッド材としても使用できる。
敷寝具は、その上に身体を横たえる人に底つき感を与えず、適正な通気性を有して、快適な寝心地を与えることが要求される。また、折り畳み易く、押入等の収納場所への収納性も良好であることが要求されている。
【０００３】
ここで、図４から図６を参照して、従来の敷寝具の構成を説明する。図４は従来の第１の例の敷寝具の断面図、図５は従来の第２の例の敷寝具の断面図、及び図６は従来の第２の例の敷寝具の変形例の断面図である。
従来の第１の例の敷寝具１０は、図４で示したように、例えば固綿のような繊維からなる中芯材１２の周りに布団綿１４を巻き、更に布団綿１４を巻いた中芯材１２を布地製の袋、つまり内袋１６に挿入し、更に、外生地で作られた袋状の布団側布１８で内袋１６を包み込んだ構造になっている。
【０００４】
また、第２の例の敷寝具２０は、図５で示したように、圧縮に耐え、しかも弾力性を備えるように、異種類のプラスチック発泡体シート２２Ａ〜Ｃを重ね合わせて中芯材２４にした構造の敷寝具である。第２の例の敷寝具の変形例として、最上面に適宜凹凸を形成したプラスチック発泡層の積層体を中芯材に用いた敷寝具も提案されている。
更には、第３の例の敷寝具として、図示しないが、プラスチック発泡体をパイプ状、棒状に加工し、幅方向に並列配置したものを中芯材とし、中芯材の周囲を布団綿で取り巻いた構成の敷寝具も提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の敷寝具には、以下に説明するように、種々の問題があった。
先ず、従来の第１の例の敷寝具では、通気性に関しては問題が少ないとは言え、使用するにつれて使用者の体重で中芯材１２を構成する固綿が圧縮され、薄くなって、その弾力性が低下し、つまり中芯材１２がヘタリ、寝心地が悪くなる。また、第１の例の敷寝具をロール状に巻いて収納することはできるものの、その状態で長時間収納していると、中芯材がヘタルという問題もあった。また、折り畳んで収納すると、中芯材が折り目でヘタった。即ち、長時間にわたるロール状巻回又は折り畳みによる収納では、元の形態に敷寝具を復旧させることが難しかった。換言すれば、耐久性に劣り、収納性が悪いという問題があった。
逆に、布団綿を圧縮して板状の中芯材とした敷寝具は、ヘタリ難いが、折り畳み性に乏しく、折り畳み難いために収納が難しいという問題が生じた。
【０００６】
第２の例の敷寝具及びその変形例では、独立気泡からなるプラスチック発泡体シート２２を重ね合わせて中芯材２４を構成しているので、ヘタリ難く、弾力性及び耐久性を比較的確保し易いものの、通気性が悪いという問題がある。
また、発泡体シートの材質によっても異なるが、一般に、折り畳み性は良好とはいえず、しかも折り畳んだのちの両側端部（幅方向の両端部）は曲がりにくいので収納性に劣るという問題がある。
【０００７】
そこで、図６に示すように、中芯材２５の厚み方向に通気孔、例えば通気用楕円孔２６を貫通させて通気性を確保したものもある。また、図７に示すように、中芯材２７の幅方向に細長く伸びる長孔２８を貫通させて形成し、長孔２８を起点にして折り畳むことにより、折り畳み性を高める方策が施されているものもある。
しかし、これらの対策を施しても、切り込み部２８を折り目にした折り方、例えば三折り以外の折り方の折り畳み、つまり多数折りやロール巻きができ難いことから収納に不便であった。
【０００８】
中芯材にパイプ状芯材を使った第３の例の敷寝具では、折り畳んで収納している間に中芯材のパイプが偏平に潰れて、中空部全体が密着する永久歪となる。一旦生じた中芯材の永久歪を直して、敷寝具の厚さを元の厚さに復元させることは困難であった。
また、中芯材に棒状芯材を使った第３の例の敷寝具では、収納中に加えて、使用中に、身体荷重が敷寝具の棒状中芯材に作用して、棒状中芯材が潰れて、永久歪となる。中芯材の永久歪を直して、敷寝具の厚さを復元させることは、困難であった。このことから、第３の例の敷寝具は、耐久性及び収納性が劣るという問題があった。
【０００９】
そこで、本発明の目的は、長期間使用してもヘタリがなく、耐久性を有し、快適な寝心地性、並びに良好な折り畳み性及び収納性を有する敷寝具を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は、敷寝具の通気性を高めるために、中芯材として合成樹脂発泡体で形成したパイプを並列配置し、しかもヘタリ難いように、パイプの中空部に合成樹脂製波付き管からなる充填体を挿入し、パイプに作用する荷重及びパイプの変形をパイプの中空部に存在する充填体で受け止めることを着想した。そして、実験を繰り返して、本発明を発明するに到った。
【００１１】
上記目的を達成するために、本発明に係る敷寝具は、厚さを有する平面状の折り畳み自在な敷寝具であって、
敷寝具の一の方向に沿って長く延びる袋状の相互に独立した複数個の収容袋を一の方向に直交する方向に隣接して並列に有する内袋体と、
内袋体を収容する布団側布と、
合成樹脂発泡体製パイプと、パイプを形成する合成樹脂発泡体より硬度が高く、かつ金属片より硬度の低い材料からなり、パイプの長手方向にわたってパイプの中空部の少なくとも一部を充填した波付け合成樹脂管からなる充填体とを有する中芯材と、
中芯材の外周を取り巻く繊維層と
を備え、中芯材が、それぞれ、１本ずつ内袋体の各収容袋に挿入されていることを特徴としている。
【００１２】
本発明では、充填体が中芯材を構成するパイプの長手方向にわたってパイプの中空部の少なくとも一部を充填しているので、使用中に使用者の体重による荷重が、或いは収納中にパイプの変形による負荷が、パイプに作用しても、充填体が荷重又は負荷の一部を受容するので、パイプが潰れて永久歪みが発生するようなことが生じない。
【００１３】
また、パイプを収容袋に入れて並列に配置しているので、パイプとパイプとの間に僅かに間隙が生じ、パイプの直行する線に沿ってロール巻きしたり、側面から見てパイプに平行な線を軸にしてＳ字巻きや″コ″の字巻き等に巻回したりすることが容易である。しかも、その折り畳んだ形態或いは巻回した形態を安定して維持できるので、収納に好適である。
尚、収容袋の寸法は、パイプを収容したとき、隣のパイプとの間で、上述の折り畳み性を考慮した間隙が存在するような寸法になるようにする。
【００１４】
本発明では、パイプが並列に間隙を有して配置されているので、通気性が良好である。更には、合成樹脂発泡体製パイプを使用しているので、軽量で取り扱いが楽で、しかも発泡体のクッション性及びパイプ列の凹凸による指圧効果により寝心地が良好である。
【００１５】
本発明の敷寝具では、中芯材のパイプは、就寝した人の身体に沿った方向に延在させても良く、また、身体に直交する方向に延在させても良い。つまり、敷寝具の形状が長方形であれば、人が敷寝具の長手方向に横になるとき、パイプは、敷寝具の長手方向に沿って並列配列されていても良く、また敷寝具の長手方向に直交する方向、つまり敷寝具の幅方向に並列配列されていても良い。
【００１６】
本発明では、充填体が波付け合成樹脂管である。これにより、パイプと充填体との間にクッション性を保持し、かつヘタリ易さを防止することができる。
パイプの材料は、合成樹脂発泡体製パイプである限り、材料には制約はないが、架橋ポリエチレン発泡体、無架橋ポリエチレン発泡体、架橋ポリプロピレン発泡体、無架橋ポリプロピレン発泡体、架橋酢酸ビニル発泡体、無架橋酢酸ビニル発泡体、ウレタン発泡体、又はこれらの複合構成体を好ましく使用することができる。また、これらの材料は充填体にも好適である。
【００１７】
本発明の好適な実施態様では、実験結果に基づいて、中芯材を構成するパイプは、外径が２０ｍｍ以上１００ｍｍ以下、肉厚が４ｍｍ以上２５ｍｍ以下、内径が１２ｍｍ以上６２ｍｍ以下であって、発泡倍率が５倍以上５５倍以下の合成樹脂発泡体で形成されている。
本発明で発泡体の発泡倍率を５倍以上５５倍以下にしているのは、発泡倍率が５倍より小さい発泡体は、発泡体自体が硬く、寝心地が悪くなるとともにパイプ成形性も悪くなり、逆に、発泡倍率が５５倍より大きい発泡体は、軟らか過ぎて却って寝心地が悪く、しかもヘタリのために永久歪が残って耐久性が劣り、その上に充填体への底つき感が生じて寝心地性が悪くなるからである。より好ましい発泡倍率は、２０倍以上４０倍以下である。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下に、添付図面を参照し、実施形態例を挙げて本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明する。
実施形態例
本実施形態例は、本発明に係る敷寝具の実施形態の一例であって、図１は本実施形態例の敷寝具の一例を示す斜視図、図２は図１の線Ｘ−Ｘでの敷寝具の断面の一部を示す断面図、及び図３は図１の線Ｙ−Ｙでの敷寝具の断面の一部を断面図である。
本実施形態例の敷寝具３０は、図１に示すように、厚さがＴ、幅がＷ、長さがＬの平板状の敷寝具であって、線Ｘ−Ｘに沿って、折り畳み自在、及びロール巻き状に巻回自在であり、人は、通常、線Ｘ−Ｘに平行な方向に身体を横たえるようになっている。
【００１９】
敷寝具３０は、図２及び図３に示すように、多数本の独立した長さＷ又はＷより多少短いパイプ３２と、各パイプ３２の長手方向にわたって中空部３２ａの少なくとも一部に充填された充填体３４とから構成された中芯材３６と、中芯材３６の外周を取り巻く繊維層３８と、繊維層３８で取り巻かれた中芯材３６を敷寝具３０の幅Ｗ方向に沿って収容する収容袋４０を並列して有する内袋体４２と、内袋体４２を収容する布団側布４４とから構成されている。
尚、図２では、一つの収容袋４０内にのみ、パイプ３２と充填体３４とからなる中芯材３６及び繊維層３８を示しているが、全て収容袋４０に繊維層３８で取り巻いた中芯材３６が収容されている。
【００２０】
パイプ３２には、中芯材３６の弾力性を良くするために、合成樹脂発泡体製パイプが使用されている。パイプ３２の成形方法には制約はなく、合成樹脂発泡体シートをパイプ状に成形した成形体でも、押出し成形して得られた合成樹脂発泡体のパイプ状成形体でも、型成形加工により得られた合成樹脂発泡体のパイプ状成形体でも良い。尚、コストの点からは、発泡体シートをパイプ状に成形した成形体が好ましい。
本実施形態例の敷寝具３０では、パイプ３２は、例えば独立気泡を有するポリエチレン発泡体シートのようなポリオレフィン発泡体シートをパイプ状に成形した成形体である。
【００２１】
また、充填体３４は、材料の硬度が、パイプ３２を形成する合成樹脂発泡体と同じか又は高く、かつ金属片より硬度の低い材料で形成されていて、中芯材３６の弾力性を良くするために合成樹脂発泡体で形成されている。充填体３４は、波付け合成樹脂管で形成されている。本実施形態例では、充填体３４として、図３で示すように、合成樹脂製の波形管が使用されている。
【００２２】
中芯材３６の外周を取り巻く繊維層３８には、吸湿性、通気性を有するものなら、天然繊維でも、合成繊維でも良く、本実施形態例では、布団綿からなる繊維層が使用されている。
内袋体４２の隣合う収容袋４０同士は、相互に連結している。内袋体４２は、吸湿性、及び通気性を有するものなら、天然繊維でも、合成繊維でも良い。
また、布団側布４４も、吸湿性、及び通気性を有するものなら、天然繊維でも、合成繊維でも良い。布団側布４４には、通常、外観を考慮して、柄物の布が使用される。
本実施形態例では、内袋体４２を２枚の綿布で、布団側布４２を別の２枚の綿布で形成している。図１に破線で示す所定間隔の縫い目線４６で４枚の綿布を縫合することにより、縫い目線と縫い目線との間の内袋体４２の２枚の綿布が収容袋４０として機能する。縫い目４６と縫い目４６との距離は、敷寝具３０の折り畳み性及び収納性を考慮して、中芯材３６が所定の間隙を相互に有して配置されるような距離である。
【００２３】
次に、図１から図３を参照して、敷寝具３０の製造方法を説明する。
図２及び図３に示すような、パイプ３２に充填体３４を充填した中芯材３６を所要本数用意する。
一方、布団側布４４を構成する２枚の綿布の一方を最下層に敷き、その上に内袋体４２を構成する２枚の綿布の一方を載せる。更に、内袋体４２の綿布の上に布団綿層からなる２層の繊維層３８を載せる。続いて、繊維層３８上に、内袋体４２の他方の綿布、更に布団側布４４の他方の綿布を載せる。
【００２４】
次いで、布団側布４４の他方の綿布の上から図１に破線で示す所定間隔の縫い目線で繊維層３８、内袋体４２、及び布団側布４４を縫合する。これにより、縫い目線と縫い目線との間の内袋体４２の２枚の綿布で構成された、繊維層３８を内周に有する収容袋４０を形成することができる。
次いで、２層の繊維層３８の間に、中芯材３６を挿入して、敷寝具３０を完成する。
本実施形態例では、繊維層３８、内袋体４２及び布団側布４４を同時に縫合しているので、縫製工程を合理化することができる。
【００２５】
実施例１
本実施例の敷寝具は、長さＬが２０５０ｍｍ、幅Ｗが９５０ｍｍで、１６個の収容袋４０を有し、各収容袋４０に中芯材３６を収容している。中芯材３６は、発泡倍率が４０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径３０ｍｍ、及び肉厚１２ｍｍのパイプ３２と、長さ９２０ｍｍ、内径２５ｍｍ、及び肉厚２ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とで形成されている。
ポリエステル布団綿１ｋｇを繊維層３８として使用し、上述の方法に従って、綿布の布団側布４４、綿布の内袋体４２及び繊維層３８を縫合し、１６個の収容部４０を形成した。次いで、各収容袋４０に中芯材３６を挿入して、本実施例の敷寝具３０を仕上げた。
【００２６】
次の条件で、実施例１の敷寝具１２の折り畳み性、収納性、及び寝心地性を評価した。
（１）折り畳み性
ａ）「優」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、長手方向のどの位置でも二ツ折り及び三ツ折りが容易な敷寝具には、折り畳み性の評価を「優」として表１に◎印で示した。
ｂ）「良」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、長手方向に一度折り畳み癖をつけた位置からの二ツ折り及び三ツ折りが可能な敷寝具には、折り畳み性の評価を「良」として表１に○印で示した。
ｃ）「やや劣る」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、長手方向に数回折り畳み癖をつけた位置からのみ、二ツ折り及び三ツ折りが可能な敷寝具には、折り畳み性の評価を「やや劣る」とし、表１に△印を示した。
ｄ）「劣る」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、長手方向のどの位置で折り畳んでも反発してしまう敷寝具には、折り畳み性の評価を「劣る」とし、表１に×印を示した。
【００２７】
（２）収納性
ａ）「優」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、三ツ折りに畳んだ状態で、両手を広げて幅方向に手を廻して持ち上た時に、幅方向の複数位置で湾曲する敷寝具には、収納性の評価を「優」とし、表１に◎印で示した。
ｂ）「良」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、三ツ折りに畳んだ状態で、両手を広げて幅方向に手を廻して持ち上た時に、幅方向の両端だけが湾曲する敷寝具には、収納性の評価を「良」とし、表１に○印で示した。
ｃ）「やや劣る」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、三ツ折りに畳んだ状態で、両手を広げて幅方向に手を廻して持ち上た時に、幅方向の中央部だけが湾曲する敷寝具には、収納性の評価を「やや劣る」とし、表１に△印で示した。
ｄ）「劣る」の評価：敷寝具１２の表裏に関係無く、三ツ折りに畳んだ状態で、両手を広げて幅方向に手を廻して持ち上た時に、幅方向に湾曲しない敷寝具には、収納性の評価を「劣る」とし、表１に×印で示した。
【００２８】
（３）寝心地性
敷寝具１２上に、直接、寝て、寝心地性を評価し、優、良、やや劣る、及び劣るの評価を行った。「優」、「良」、「やや劣る」、及び「劣る」の評価を表１に◎、○、△、及び×で示した。
【表１】

【００２９】
実施例２
本実施例の敷寝具は、発泡倍率が３０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得たパイプ３２と、長さ９２０ｍｍ、外径３４ｍｍ、及び肉厚４ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とから中芯材３６を形成したことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
実施例２の敷寝具３０につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３０】
実施例３
本実施例の敷寝具は、発泡倍率が４０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径３５ｍｍ、肉厚１０ｍｍのパイプ３２と、長さ９２０ｍｍ、外径３０ｍｍ、及び肉厚１．５ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とで中芯材３６を形成したことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
実施例３の敷寝具３０につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３１】
実施例４
本実施例の敷寝具は、発泡倍率が３０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径２５ｍｍ、肉厚１６ｍｍのパイプ３２と、長さ９２０ｍｍ、外径２４ｍｍ、及び肉厚２ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とから中芯材３６を形成したことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
実施例４の敷寝具３０につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３２】
実施例５
本実施例の敷寝具は、発泡倍率が３０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径２５ｍｍ、肉厚１６ｍｍのパイプ３２と、長さ８７０ｍｍ、外径２４ｍｍ、及び肉厚２ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とから中芯材３６を形成したことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
実施例５の敷寝具３０につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３３】
実施例６
本実施例の敷寝具は、発泡倍率が２０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径２５ｍｍ、肉厚１６ｍｍのパイプ３２と、長さ８７０ｍｍ、外径２４ｍｍ、及び肉厚２ｍｍの架橋ポリエチレン波付きパイプからなる充填体３４とから中芯材３６を形成したことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
実施例６の敷寝具３０につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３４】
比較例１
本比較例の敷寝具は、中芯材３６が発泡倍率が３０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径３０ｍｍ、肉厚１２ｍｍのパイプのみで形成され、つまり、実施例２及び３の中芯材３６のパイプ３２と同じパイプのみで形成され、充填体３４を有しないことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
比較例１の敷寝具につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３５】
比較例２
本比較例の敷寝具は、中芯材３６が発泡倍率が４０倍の架橋発泡ポリエチレン発泡体を成形して得た、長さ９３０ｍｍ、内径３２ｍｍ、肉厚１０ｍｍのパイプのみで形成され、つまり、実施例１及び４の中芯材３６のパイプ３２とほぼ同じ仕様のパイプのみで形成され、充填体３４を有しないことを除いて、実施例１の敷寝具と同じ構成を備えている。
比較例２の敷寝具につき、実施例１と同様にして、折り畳み性、収納性、及び寝心地性を調べ、結果を表１に示した。
【００３６】
実施例１から６と比較例１及び２との比較から、充填体３４を有しない中芯材３６を使った比較例１及び２の敷寝具は、折り畳み性及び収納性で実施例１から７の敷寝具３０と評価が変わらないものの、パイプが身体荷重で押し潰されるために寝心地性の評価が著しく低い。
つまり、本発明で特定されたパイプ及び充填体からなる中芯材を有する実施例１から７の敷寝具３０は、折り畳み性、収納性、及び寝心地性の全てについて優れていると評価できる。
【００３７】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、合成樹脂発泡体で形成されたパイプの中空部に充填体を充填して中芯材を構成することにより、使用中に中芯材がヘタって弾力を失うようなことがなく、パイプに沿った線で敷寝具を折り畳むことにより、敷寝具の所望の位置で折り畳むことができるので、折り畳み性及び収納性が良く、パイプ列の凹凸による程良い指圧効果も手伝って、寝心地も良好な敷寝具を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施形態例の敷寝具の一例を示す斜視図である。
【図２】図１の線Ｘ−Ｘでの敷寝具の断面の一部を示す断面図である。
【図３】図１の線Ｙ−Ｙでの敷寝具の断面の一部を断面図である。
【図４】従来の第１の例の敷寝具の断面図である。
【図５】従来の第２の例の敷寝具の断面図である。
【図６】従来の第２の例の敷寝具の変形例の断面図である。
【図７】従来の第２の例の敷寝具の別の変形例の断面図である。
【符号の説明】
１０従来の第１の例の敷寝具
１２中芯材
１４布団綿
１６内袋
１８布団側布
２０第２の例の敷寝具
２２プラスチック発泡体シート
２４中芯材
２５中芯材
２６通気用楕円孔
２７中芯材
２８切込み部
３０実施形態例の敷寝具
３２パイプ
３２ａパイプの中空部
３４充填体
３６中芯材
３８繊維層
４０収容袋
４２内袋体
４４布団側布
４６縫い目[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a bedding to be laid under a mattress or a bed bedding used as a bed material of a bed, and more specifically, has no stickiness even when used for a long period of time, has durability, and has a suitable sleeping comfort. In addition, the present invention relates to a bedclothing having good foldability and storage property.
[0002]
[Prior art]
Along with the spread of Western-style bedding, the style of Japanese-style bedding has changed, and many people lay a bedding such as a so-called mattress on a tatami mat or a floor, and lay a traditional mattress on it. In addition, many people go to bed by placing a bedding directly on the bedding instead of using the bedding. Furthermore, the bedding can be used as a bed material for a bed that is a Western-style bedding.
The bedding is required not to give a feeling of bottoming to a person lying on the bed, but to have a proper breathability and provide a comfortable sleeping comfort. In addition, it is required to be easy to fold and to have good storage property in a storage place such as press-in.
[0003]
Here, with reference to FIG. 4 to FIG. 6, the configuration of a conventional bedding will be described. 4 is a cross-sectional view of a conventional bedding of the first example, FIG. 5 is a cross-sectional view of a conventional bedding of the second example, and FIG. 6 is a cross-sectional view of a modified example of the conventional bedding of the second example. FIG.
As shown in FIG. 4, the bedclothing 10 of the first example of the related art is formed by winding a futon cotton 14 around a core material 12 made of fibers such as hard cotton, and further winding the futon cotton 14. The core material 12 is inserted into a fabric bag, that is, an inner bag 16, and the inner bag 16 is wrapped with a bag-like duvet side cloth 18 made of an outer fabric.
[0004]
Further, as shown in FIG. 5, the bedclothes 20 of the second example are formed by stacking different types of plastic foam sheets 22 </ b> A to 22 </ b> C so as to endure compression and have elasticity. This is a bedding with a structured structure. As a modified example of the bedclothes of the second example, bedclothes using a laminate of a plastic foam layer with appropriate irregularities formed on the top surface as a core material have also been proposed.
Furthermore, as a bedclothing of the third example, although not shown, a plastic foam processed into a pipe shape or a rod shape and arranged in parallel in the width direction is used as a core material, and the periphery of the core material is made of futon cotton. Surrounding bedding has also been proposed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional bedding has various problems as will be described below.
First, in the bedclothing of the conventional first example, although there are few problems with respect to air permeability, the solid cotton constituting the core material 12 is compressed and thinned with the weight of the user as it is used. The elasticity is lowered, that is, the core material 12 is sticky and the sleeping comfort is deteriorated. Moreover, although the bedclothes of the first example can be wound and stored in a roll shape, when stored in that state for a long time, there is also a problem that the core material is scuttle. In addition, when folded and stored, the core material was sticky at the crease. That is, it is difficult to restore the bedclothes to the original form in storage by roll-like winding or folding for a long time. In other words, there is a problem that the durability is poor and the storage property is poor.
On the other hand, the bedclothes made of compressed futon cotton and made into a plate-like core material are difficult to stick, but have a problem that they are difficult to fold because they are poorly foldable and difficult to fold.
[0006]
In the bedclothes of the second example and the modifications thereof, since the core material 24 is configured by superposing the plastic foam sheets 22 made of closed cells, it is difficult to stick and relatively secures elasticity and durability. Although easy, there is a problem of poor air permeability.
In addition, although it varies depending on the material of the foam sheet, in general, it cannot be said that the folding property is good, and there is a problem that the both side ends (both ends in the width direction) after folding are difficult to bend, and therefore the storage property is inferior. .
[0007]
Therefore, as shown in FIG. 6, there is a type in which air permeability is ensured by passing a vent hole, for example, an elliptical hole 26 for ventilation, in the thickness direction of the core member 25. In addition, as shown in FIG. 7, a measure is taken to improve the foldability by forming a long hole 28 extending in the width direction of the core member 27 so as to penetrate and folding from the long hole 28 as a starting point. There are also things.
However, even if these measures are taken, it is inconvenient to store because it is difficult to fold the cut portion 28 in a crease, for example, to fold other than three folds, that is, to fold many times or roll.
[0008]
In the bedding of the third example using a pipe-shaped core material as the middle core material, the pipe of the middle core material is flattened while being folded and stored, resulting in permanent distortion in which the entire hollow portion is in close contact. It was difficult to restore the original thickness of the bedclothes by correcting the permanent distortion of the intermediate core material once generated.
In addition, in the bedclothes of the third example using the rod-shaped core material as the core material, the body load acts on the rod-shaped core material of the bedclothing during use in addition to during storage, so that the rod-shaped core material Will collapse and become permanent set. It was difficult to correct the permanent deformation of the core material and restore the thickness of the bedding. For this reason, the bedclothing of the third example has a problem that durability and storage property are inferior.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a bedclothing that has no sag even after long-term use, has durability, has a comfortable sleeping comfort, and has good folding and storage properties.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in order to increase the air permeability of the bedclothes, the present inventor placed a pipe formed of a synthetic resin foam as a core material in parallel, and has a synthetic resin wave in the hollow portion of the pipe so that it is difficult to set. insert the tube or Ranaru packing, the deformation of the load and pipes that act on the pipe was conceived that receive a filling material present in the hollow portion of the pipe. The experiment was repeated to come up with the present invention.
[0011]
In order to achieve the above object, a bedclothing according to the present invention is a flat foldable bedclothing having a thickness,
An inner bag body having a plurality of bag-like mutually-accommodating storage bags extending long along one direction of the bedclothes in parallel adjacent to each other in a direction orthogonal to the one direction;
A futon side cloth that houses the inner bag,
A corrugated pipe made of a synthetic resin foam and a material that is harder than the synthetic resin foam forming the pipe and lower in hardness than the metal piece, and that fills at least part of the hollow part of the pipe along the longitudinal direction of the pipe A core material having a filler made of a synthetic resin tube ;
And a fiber layer surrounding the outer periphery of the middle core material, wherein each of the middle core materials is inserted into each accommodation bag of the inner bag body.
[0012]
In the present invention, since the filling body fills at least a part of the hollow portion of the pipe over the longitudinal direction of the pipe constituting the core material, the load due to the weight of the user during use or the pipe during storage Even when a load due to deformation acts on the pipe, the filling body receives the load or a part of the load, so that the pipe does not collapse and permanent deformation does not occur.
[0013]
In addition, since the pipes are placed in parallel in the storage bag, a slight gap is created between the pipes, and the pipes are rolled along a straight line of the pipes or parallel to the pipes when viewed from the side. It is easy to wind around an S-shaped winding, a “U” -shaped winding or the like with a straight line as an axis. And since the folded form or the wound form can be maintained stably, it is suitable for storage.
The dimensions of the accommodation bag are such that when the pipe is accommodated, there is a gap in consideration of the above-described foldability with the adjacent pipe.
[0014]
In the present invention, since the pipes are arranged with a gap in parallel, the air permeability is good. Furthermore, since the pipe made of synthetic resin foam is used, it is light and easy to handle, and the sleeping comfort is good due to the cushioning property of the foam and the acupressure effect due to the unevenness of the pipe row.
[0015]
In the bedding of the present invention, the core pipe may be extended in a direction along the body of the sleeping person or may be extended in a direction perpendicular to the body. That is, if the shape of the bedding is rectangular, when a person lies in the longitudinal direction of the bedding, the pipes may be arranged in parallel along the longitudinal direction of the bedding, and the longitudinal direction of the bedding May be arranged in parallel in a direction orthogonal to the width of the bedclothes.
[0016]
In this onset bright, packing is corrugated synthetic resin pipe. Thereby, cushioning properties can be maintained between the pipe and the filling body, and easiness of settling can be prevented.
The material of the pipe is not limited as long as it is a pipe made of a synthetic resin foam, but a crosslinked polyethylene foam, an uncrosslinked polyethylene foam, a crosslinked polypropylene foam, an uncrosslinked polypropylene foam, a crosslinked vinyl acetate foam A non-crosslinked vinyl acetate foam, a urethane foam, or a composite structure of these can be preferably used. These materials are also suitable for the filler.
[0017]
In a preferred embodiment of the present invention, based on the experimental results, the pipe constituting the core material has an outer diameter of 20 mm to 100 mm, a wall thickness of 4 mm to 25 mm, an inner diameter of 12 mm to 62 mm, It is formed of a synthetic resin foam having an expansion ratio of 5 to 55 times.
The foaming ratio of the foam in the present invention is 5 times or more and 55 times or less because the foaming ratio is smaller than 5 times, the foam itself is hard, the sleeping comfort is worse and the pipe moldability is also worsened, On the other hand, a foam having an expansion ratio of more than 55 times is too soft and uncomfortable to sleep. Moreover, permanent deformation remains due to settling, resulting in inferior durability and a feeling of bottoming on the filler. This is because the sleeping comfort is deteriorated. A more preferable expansion ratio is 20 times or more and 40 times or less.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below specifically and in detail with reference to the accompanying drawings.
Embodiment Example This embodiment example is an example of an embodiment of a bedding according to the present invention. FIG. 1 is a perspective view showing an example of a bedding according to the present embodiment, and FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view showing a part of the cross section of the bedclothes taken along line X-X, and FIG. 3 is a cross-sectional view showing a part of the cross section of the bedclothes taken along line YY of FIG.
As shown in FIG. 1, the bedding 30 according to this embodiment is a flat bedding having a thickness T, a width W, and a length L, and can be folded along a line XX. , And can be wound in the form of a roll, and a person usually lies in a direction parallel to the line XX.
[0019]
As shown in FIGS. 2 and 3, the bedclothes 30 are filled with a plurality of independent pipes 32 having a length W or slightly shorter than W and at least a part of the hollow portion 32 a over the longitudinal direction of each pipe 32. An inner core material 36 composed of a filler 34, a fiber layer 38 surrounding the outer periphery of the inner core material 36, and the inner core material 36 surrounded by the fiber layer 38 are accommodated along the width W direction of the bedclothes 30. It is comprised from the inner bag body 42 which has the accommodation bag 40 to parallel, and the futon side cloth 44 which accommodates the inner bag body 42. FIG.
In FIG. 2, the core material 36 and the fiber layer 38 composed of the pipe 32 and the filler 34 are shown only in one accommodation bag 40, but all of the inside of the accommodation bag 40 is surrounded by the fiber layer 38. A core member 36 is accommodated.
[0020]
A synthetic resin foam pipe is used for the pipe 32 in order to improve the elasticity of the core material 36. There is no restriction on the molding method of the pipe 32, and a molded product obtained by molding a synthetic resin foam sheet into a pipe shape or a synthetic resin foam pipe-shaped molded product obtained by extrusion molding can be obtained by molding. Alternatively, a pipe-like molded body of a synthetic resin foam may be used. From the viewpoint of cost, a molded body obtained by molding a foam sheet into a pipe shape is preferable.
In the bedding 30 of this embodiment, the pipe 32 is a molded body obtained by molding a polyolefin foam sheet such as a polyethylene foam sheet having closed cells into a pipe shape.
[0021]
The filler 34 is made of a material whose material hardness is the same as or higher than that of the synthetic resin foam forming the pipe 32 and lower in hardness than the metal piece, and the elasticity of the core material 36 is improved. In order to do so, it is made of synthetic resin foam. The filler 34 is formed of a corrugated synthetic resin tube. In the present embodiment, a synthetic resin corrugated tube is used as the filler 34 as shown in FIG.
[0022]
The fiber layer 38 surrounding the outer periphery of the core material 36 may be a natural fiber or a synthetic fiber as long as it has hygroscopicity and air permeability. In this embodiment, a fiber layer made of futon cotton is used. .
The adjacent storage bags 40 of the inner bag body 42 are connected to each other. Uchifukurotai 42, if those having hygroscopicity and permeability, be natural fibers, or synthetic fibers.
Further, the futon side cloth 44 may be a natural fiber or a synthetic fiber as long as it has hygroscopicity and air permeability. As the futon side fabric 44, a patterned fabric is usually used in consideration of the appearance.
In this embodiment, the inner bag body 42 is formed of two cotton cloths, and the futon side cloth 42 is formed of another two cotton cloths. By stitching four cotton cloths at seam lines 46 at predetermined intervals indicated by broken lines in FIG. 1, the two cotton cloths of the inner bag body 42 between the seam lines function as the accommodation bag 40. The distance between the seam 46 and the seam 46 is such a distance that the core material 36 is disposed with a predetermined gap between each other in consideration of the folding property and the storage property of the bedclothes 30.
[0023]
Next, a method for manufacturing the bedding 30 will be described with reference to FIGS.
As shown in FIGS. 2 and 3, a required number of core members 36 in which the pipes 32 are filled with the filler 34 are prepared.
On the other hand, one of the two cotton cloths constituting the futon side cloth 44 is laid on the lowermost layer, and one of the two cotton cloths constituting the inner bag body 42 is placed thereon. Further, a two-layer fiber layer 38 made of a futon cotton layer is placed on the cotton cloth of the inner bag body 42. Subsequently, the other cotton cloth of the inner bag body 42 and the other cotton cloth of the futon side cloth 44 are placed on the fiber layer 38.
[0024]
Next, the fiber layer 38, the inner bag body 42, and the duvet side cloth 44 are stitched from above the other cotton cloth of the duvet side cloth 44 at a stitch line at a predetermined interval indicated by a broken line in FIG. Thereby, the accommodation bag 40 which has the fiber layer 38 in the inner periphery and is constituted by two cotton cloths of the inner bag body 42 between the seam line can be formed.
Next, the core material 36 is inserted between the two fiber layers 38 to complete the bedding 30.
In this embodiment, since the fiber layer 38, the inner bag body 42, and the duvet side cloth 44 are sewn simultaneously, the sewing process can be rationalized.
[0025]
Example 1
The bedclothes of the present embodiment have a length L of 2050 mm and a width W of 950 mm, and have 16 storage bags 40, and the core material 36 is stored in each storage bag 40. The core material 36 was obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having a foaming ratio of 40 times. The pipe 32 having a length of 930 mm, an inner diameter of 30 mm, and a wall thickness of 12 mm, a length of 920 mm, an inner diameter of 25 mm, and a wall thickness was obtained. It is formed with a filler 34 made of a 2 mm cross-linked polyethylene corrugated pipe.
Using 1 kg of polyester duvet cotton as the fiber layer 38, according to the above-described method, the cotton cloth duvet side cloth 44, the cotton cloth inner bag body 42, and the fiber layer 38 were stitched to form 16 accommodating portions 40. Next, the core material 36 was inserted into each containing bag 40 to finish the bedding 30 of this example.
[0026]
Under the following conditions, the folding property, storage property, and sleeping comfort of the bedding 12 of Example 1 were evaluated.
(1) Foldability a) Evaluation of “excellent”: The foldability is evaluated as “excellent” for a bedclothing that can be easily folded in two or three at any position in the longitudinal direction regardless of the front and back of the bedclothing 12. "In Table 1 as で.
b) Evaluation of “Good”: For the bedclothes that can be folded in two or three from the position where the folding hook is once attached in the longitudinal direction regardless of the front and back of the bedclothes 12, the evaluation of the folding property is “ “Good” is indicated by a circle in Table 1.
c) Evaluation of “slightly inferior”: The bedclothes that can be folded in two or three only from the position where several folding folds are attached in the longitudinal direction, regardless of the front and back of the bedclothes 12, are foldable. The evaluation was “slightly inferior”, and Δ marks are shown in Table 1.
d) Evaluation of “Inferior”: For bedclothes that are repelled at any position in the longitudinal direction regardless of the front and back of the bedclothes 12, the evaluation of folding property is “poor”, and a cross mark is given in Table 1. Indicated.
[0027]
(2) Storability a) Evaluation of “excellent”: Regardless of the front and back of the bedclothes 12, when folded and folded with three hands, The bedding bends at a plurality of positions is evaluated as “excellent” in the storage property, and is shown in Table 1 by ◎.
b) Evaluation of “good”: regardless of the front and back of the bedclothes 12, when both hands are widened and lifted by turning in the width direction with both hands folded, only both ends in the width direction are curved. The bedding was evaluated as “good” in the storage property, and indicated by a circle in Table 1.
c) Evaluation of “slightly inferior”: Regardless of the front and back of the bedclothes 12, when folded up with three hands folded and folded in the width direction, only the center in the width direction is lifted. The curved bedclothes are evaluated as “slightly inferior” in the storage property, and are indicated by “Δ” in Table 1.
d) Evaluation of “Inferior”: A bedcloth that does not bend in the width direction when it is folded in three and folded with its hands extended in the width direction, regardless of the front and back of the bedclothes 12 Is shown in Table 1 as x.
[0028]
(3) Sleeping comfortably on the bedclothes 12, sleeping comfort was evaluated, and the comfort was evaluated as excellent, good, slightly inferior, and inferior. Evaluations of “excellent”, “good”, “slightly inferior”, and “inferior” are shown in Table 1 as ◎, ○, Δ, and ×.
[Table 1]

[0029]
Example 2
The bedclothes of this example are filled with a pipe 32 obtained by molding a crosslinked foamed polyethylene foam having a foaming ratio of 30 times, and a crosslinked polyethylene corrugated pipe having a length of 920 mm, an outer diameter of 34 mm, and a wall thickness of 4 mm. Except that the core material 36 is formed from the body 34, it has the same configuration as the bedclothes of the first embodiment.
The bedding 30 of Example 2 was examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0030]
Example 3
The bedding of this example was obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having a foaming ratio of 40 times, a pipe 32 having a length of 930 mm, an inner diameter of 35 mm, and a wall thickness of 10 mm, a length of 920 mm, an outer diameter of 30 mm, and It has the same configuration as the bedding of Example 1 except that the core material 36 is formed with a filler 34 made of a crosslinked polyethylene corrugated pipe having a wall thickness of 1.5 mm.
The bedding 30 of Example 3 was examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0031]
Example 4
The bedclothing of this example was obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having a foaming ratio of 30 times, a pipe 32 having a length of 930 mm, an inner diameter of 25 mm, a wall thickness of 16 mm, a length of 920 mm, an outer diameter of 24 mm, and Except that the core material 36 is formed from a filler 34 made of a crosslinked polyethylene corrugated pipe having a thickness of 2 mm, it has the same configuration as the bedclothing of the first embodiment.
The bedding 30 of Example 4 was examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0032]
Example 5
The bedclothes of this example were obtained by molding a crosslinked foamed polyethylene foam having a foaming ratio of 30 times, a pipe 32 having a length of 930 mm, an inner diameter of 25 mm, a wall thickness of 16 mm, a length of 870 mm, an outer diameter of 24 mm, and Except that the core material 36 is formed from a filler 34 made of a crosslinked polyethylene corrugated pipe having a thickness of 2 mm, it has the same configuration as the bedclothing of the first embodiment.
The bedding 30 of Example 5 was examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0033]
Example 6
The bedclothing of this example was obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having an expansion ratio of 20 times, a pipe 32 having a length of 930 mm, an inner diameter of 25 mm, and a wall thickness of 16 mm, a length of 870 mm, an outer diameter of 24 mm, and Except that the core material 36 is formed from a filler 34 made of a crosslinked polyethylene corrugated pipe having a thickness of 2 mm, it has the same configuration as the bedclothing of the first embodiment.
The bedding 30 of Example 6 was examined in the same manner as in Example 1 for foldability, stowability, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0034]
Comparative Example 1
The bedding of this comparative example is formed by only a pipe having a length of 930 mm, an inner diameter of 30 mm, and a wall thickness of 12 mm obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having an expansion ratio of 30 times as the core material 36. It is formed only with the same pipe 32 as the pipe 32 of the core material 36 of the second and third embodiments, and has the same configuration as the bedclothes of the first embodiment except that the filling body 34 is not provided.
The bedclothes of Comparative Example 1 were examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0035]
Comparative Example 2
The bedding of this comparative example is formed only by a pipe having a length of 930 mm, an inner diameter of 32 mm, and a wall thickness of 10 mm, obtained by molding a cross-linked foamed polyethylene foam having an expansion ratio of 40 times as the core material 36. It is formed of only pipes having substantially the same specifications as the pipe 32 of the core material 36 of the first and fourth embodiments, and has the same configuration as the bedclothes of the first embodiment except that the filling body 34 is not provided.
The bedclothes of Comparative Example 2 were examined in the same manner as in Example 1 for foldability, storage property, and sleeping comfort, and the results are shown in Table 1.
[0036]
From the comparison between Examples 1 to 6 and Comparative Examples 1 and 2, the bedclothes of Comparative Examples 1 and 2 using the core material 36 that does not have the filler 34 are foldable and stowable. Although the evaluation is the same as that of the bedding 30 of the present, the evaluation of the sleeping comfort is remarkably low because the pipe is crushed by the body load.
That is, it can be evaluated that the bedclothes 30 of Examples 1 to 7 having the core material composed of the pipe and the filler specified in the present invention are excellent in all of the folding property, the storage property, and the sleeping comfort.
[0037]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, according to the present invention, the core material is formed during use by filling the hollow portion of the pipe formed of the synthetic resin foam with the filler to form the core material. Folding bedding along the line along the pipe without losing any resilience can be folded at the desired position of the bedding, so the folding and storage properties are good, and the unevenness of the pipe row Helps with a moderate acupressure effect and realizes a comfortable bedding.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an example of a bedding according to an embodiment.
2 is a cross-sectional view showing a part of the cross section of the bedclothes taken along line XX in FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a part of the cross section of the bedclothes taken along line YY in FIG.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a first conventional bedding.
FIG. 5 is a sectional view of a second example of a conventional bedding.
FIG. 6 is a cross-sectional view of a modified example of a conventional bedding of a second example.
FIG. 7 is a cross-sectional view of another modified example of the conventional bedding of the second example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Conventional bedding 12 of the first example 12 Middle core material 14 Duvet cotton 16 Inner bag 18 Duvet side cloth 20 Second bedding 22 Plastic foam sheet 24 Middle core material 25 Middle core material 26 Elliptical hole for ventilation 27 Inner core material 28 Cut section 30 Laying bedding 32 of embodiment example Pipe 32a Pipe hollow section 34 Filling body 36 Inner core material 38 Fiber layer 40 Storage bag 42 Inner bag body 44 Duvet side cloth 46 Seam

Claims

A flat foldable bedcloth having a thickness,
An inner bag body that has a plurality of bag-like mutually-accommodating storage bags extending in one direction along one direction of the bedclothes in parallel in a direction orthogonal to the one direction;
A futon side cloth that houses the inner bag,
A corrugated pipe made of a synthetic resin foam and made of a material that is harder than the synthetic resin foam forming the pipe and lower in hardness than a metal piece, and that fills at least a part of the hollow portion of the pipe along the longitudinal direction of the pipe. A core material having a filler made of a synthetic resin tube ;
A bedding comprising: a fiber layer surrounding an outer periphery of the middle core material, wherein each middle core material is inserted into each accommodation bag of the inner bag body.

The pipe constituting the core material is a synthetic resin foam having an outer diameter of 20 mm to 100 mm, a wall thickness of 4 mm to 25 mm, an inner diameter of 12 mm to 62 mm, and an expansion ratio of 5 times to 55 times. The bedding according to claim 1 , wherein the bedding is formed.