JP4712160B2 - Manufacturing method of internally grooved tube - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空調機器や冷凍機等における熱交換器用の伝熱管として使用される内面溝付管の製造方法に関するものであり、さらに具体的には、管内面により深くシャープな溝をより高速で加工するのに適する継ぎ目なし内面溝付管の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3を参照しながら従来の内面溝付管の製造装置(特開昭62−263820号公報に記載されている。)及び当該装置を使用した製造方法を説明する。
金属製の素管1の引抜き方向に沿って、上流側よりフローティングダイス2と加工ヘッド4(アウタレース)とが順に設置されている。
加工ヘッド4は引抜き方向の下流側へ向けて緩やかに末広がりとなる円錐状の内周面40を有しており、この内周面40には図示しないボール保持器によりラジアル方向へ一定の間隔を保持すべく配置されたボール6が転接している。
これらのボール6は、その下流側においてベアリング81を介して加工ヘッド4を保持する部材へ取り付けられたフランジ状(環状)のストッパ8により、引抜き方向の下流側には移動しないように規制されている。このストッパ8のボール6と接するストッパ面80は、引抜き方向の上流側に向かって急角度で先細りとなるような円錐面状に形成されている。
加工ヘッド4の内周面40のテーパは軸線に対して2〜3°であり、ストッパ面80のテーパは軸線に対して75〜85°とされている。
【0003】
素管1内に溝を加工するには、周面に軸線に対して螺旋状の互いに平行な多数の溝50を有する回転自在な溝付プラグ5と、当該溝付プラグ5へプラグロッド51を介して連結されたフローティングプラグ3とを、素管1へその引抜き方向に沿って順に挿入する。
溝付プラグ5が前記ボール6の内側に位置し、フローティングブラグ3がフローティングダイス2内に位置するように、当該素管1をフローティングダイス2と加工ヘッド4とに通し、素管1を矢印aの方向へ引抜きながら加工ヘッド4を高速回転させる。
素管1の引抜きにより、素管1はフローティングダイス2とフローティングプラグ3とにより縮径され、次いで、加工ヘッド4の回転により素管1の外周を公転しつつ自転するボール6と溝付プラグ5とによって、縮径されると同時に内面に溝付け加工がなされる。
【0004】
加工ヘッド4の部分において、素管1の引抜きにより各ボール6に加わるスラスト方向の力は、ストッパ8のストッパ面80に受けられるとともに、当該ストッパ面80のテーパによりその方向が外周方向(ラジアル方向)へ変更され、さらに加工ヘッド4の内周面40により素管1の軸心方向に向けられる。したがって、素管1の管壁は公転かつ自転する各ボール6によって溝付プラグ5の表面へ押圧されるので、素管1は縮径されると同時にその内面に溝付プラグ5の溝50が転写され、内面溝付管1aが製造される。
内面溝付管1aは、加工ヘッド4よりも下流方向へ設置された整形ダイスで空引きして整形かつ縮径される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この種の内面溝付管の製造方法において、ボールの数=x、ボールの公転数=N(rpm)、加工ピッチ(ボール1個当たりの引抜き方向に沿う押圧幅、図3に表示)=Pとすると、内面溝付管の加工速度(製造速度)V(m/min)は、V=(x・N・P)/1000の式で求められる。
内面溝付管の伝熱性能を向上させるには、より深くかつシャープな断面形状の溝を形成することが必要である。しかし、溝がより深くかつその形状がよりシャープになるように設計した場合、溝が相対的に浅くかつ溝形状がシャープでないように設計したときと同様な加工速度で前述のような方法で溝加工すると、図4で示すように内面溝付管1a内のフィン11の根元付近にえぐれ12等の不良が発生することがある。このえぐれ12は、加工ピッチPの大きさに比例して大きくなる。
したがって、加工速度を低下させないで前記えぐれ12の増大を抑えるためには、ボール数xと加工ピッチPを変えない場合ボールの公転数、すなわち加工ヘッド4の回転数(但し、ボールの公転数は加工ヘッドの回転数に比例して増大するが両者は一致せず、前者は後者よりも少ない。)を上げる必要がある。しかしながら、ボールの公転数を一定以上増大させると、溝加工部(溝付プラグ5の部分)で管がねじれ変形を起こし、管が破断する場合もあった。
この管のねじれ変形は、加工ピッチPが小さい時ほどボール公転数が小さい時に発生する。
【0006】
管のねじれ変形が発生した時の管の外面の状態を観察すると、ボールの接触軌跡である各加工ピッチPの乱れや蛇行が見られる。このことから考察すると、前述の従来の製造方法では、各ボール6が高速公転する際遠心力によりラジアル方向に変動しようとするとき、各ボール6に対する素管1への加工力が、ボール中心が形成する公転軌道よりも外側の一方向のみから作用する(ボール中心が形成する公転軌道の外側では、各ボール6は加工ヘッド4の内周面40との接触部一ケ所でのみ保持される)ので、前記遠心力の影響によりボール6が変動(あばれ)が大きくなり、低速公転時よりもボールの公転軌道が不安定になることによるものと考えられる。
また、ボール数が同じであれば、加工ピッチPが小さいほどボールのストッパ面80に対するスラスト方向の力が小さいためにボール(の公転軌道)が不安定になり易く、したがって従来方法では、加工ピッチPが大きい場合と比較して加工ピッチが小さい場合は、ボール公転数が相対的に小さくてもねじれ変形が発生する。
【0007】
本発明は従来の製造方法に対する前述の検討から提案されるもので、その目的は、より高速度で溝付け加工するためボールの公転数(加工ヘッドの回転数)をより大きくした場合でも、管のねじれ変形が生ぜず、したがってより高速で内面溝付管を製造することができる製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る内面溝付管の製造方法は、前述の課題を解決するため以下のように構成したものである。
すなわち、請求項1に記載の内面溝付管の製造方法は、周面に軸線に対して平行な又は螺旋状の互いに平行な多数の溝50を有する溝付プラグ5が回転自在に挿入された金属製の素管1を引抜きながら、前記溝付プラグ5の位置で素管1の管軸を中心として公転しつつ自転するようにラジアル方向へ所定の間隔で配置された複数のボール6により、前記素管1の引抜き力を利用して当該素管1の周面を前記溝付プラグ5へ押圧する過程において、前記各ボール6の当該各ボール中心が形成する公転軌道よりも外周部分は、加工ヘッド4内に形成され引抜き方向の下流側に向かって緩やかな角度で末広がりとなる円錐面状の内周面40と、前記加工ヘッド4内へ当該加工ヘッド4とは一体に回転しないように設置され、かつ前記素管1の引抜きにより各ボール6が突き当たるストッパ面70を有する円環状のストッパ7の前記ストッパ面70とに接触して保持され、当該ストッパ面70は、ストッパ面70とラジアル方向に対するテーパー角度θ 1 が引抜き方向の上流側に向かって5°〜50°の急角度で末広がりとなる円錐面状に形成され、各ボール6に対し、それらのボール中心が形成する公転軌道よりも外側でかつ当該公転軌道を基準として引抜き方向の前後の二方向の異なる位置からボール6による素管1の管軸心方向への加工力を上記引抜きに伴って作用させることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図1及び図2の(A)図を参照しながら、本発明に係る内面溝付管の製造方法の好ましい実施形態を説明する。
図1は製造方法の一実施形態を説明するための製造装置の部分断面図、図2の(A)図は図1の装置の溝加工部分の部分拡大断面図、図2の(B)図は(A)図における装置の作用と比較するための従来方法で用いられる装置の部分拡大断面図である。
【0010】
図1において、2はフローティングダイス、4は図示しない駆動手段により高速回転される加工ヘッドである。
加工ヘッド4は、金属製の素管1の引抜き方向の下流側へ向けて緩やかに末広がりとなる円錐状の内周面40を有しており、この内周面40にはボール保持器60によりラジアル方向へ一定の間隔を保つべく保持されたボール6が転接するように構成されている。
これらのボール6は、その引抜き方向の下流側において、ベアリング71を介して加工ヘッド4を保持する部材へ取り付けられた環状のストッパ7により、引抜き方向の下流側には移動しないように規制されている。ストッパ7は、前述のベアリング71の介在により、加工ヘッド4とは一体に回転しないようになっている。
このストッパ7のボール6と接するストッパ面70は、引抜き方向の上流側に向かって急角度で末広がりになるような円錐面状に形成されている。
【0011】
次に、製造方法の実施形態を図1の製造装置の作用とともに説明する。
素管1には、フローティングプラグ3と、このフローティングプラグ3へプラグロッド51を介して回転自在に連結された溝付プラグ5とを、当該溝付プラグ5が引抜き方向の下流側に位置するように挿入する。溝付プラグ5の外周面には、軸線に対して螺旋状の互いに平行な多数の溝50が形成されている。
溝付プラグ5が複数のボール6の内側に位置し、フローティングプラグ3がフローティングダイス2の内側に位置する状態に、素管1を加工ヘッド4とフローティングダイス2へ通し、当該素管1を矢印aの方向へ引抜きながら加工ヘッド4を引抜き方向に向かって時計回り方向へ高速回転させる。
【0012】
加工ヘッド4の回転により、各ボール6は前記回転方向に沿って素管1の回りを公転しつつ自転する。
素管1の引抜き中における各ボール6は、ボール中心が形成する公転軌道よりも外側において、加工ヘッド内周面40とストッパ面70とで保持される。
すなわち、素管1の引抜きにより、その引抜き力は、ボール6を介してストッパ7のストッパ面70に対しスラスト方向に作用する。そして、このスラスト方向の力はストッパ面70とボール6との接触部(点)を介してボール6に対し素管1の管軸方向への加工力として作用すると同時に、加工ヘッド4の内周面とボール6との接触部(点)を介してボール6に対し管軸方向への加工力として作用する。
【0013】
図2の(A)で拡大して示すように、図2の(B)で拡大して示す従来の方法とは異なり、ストッパ面70のテーパの管軸に対する角度は、加工ヘッド内周面40のテーパの管軸に対する角度とは方向が逆でかつ大きい。そのため、各ボール6とストッパ面70の接触部は、ボール中心の公転軌道の外側でかつ当該公転軌道よりも引抜き方向の下流側に位置し、各ボール6と加工ヘッド4の内周面40との接触部は、前記公転軌道の外側でかつ当該公転軌道よりも引抜き方向の上流側に位置する。また、各ボール6とストッパ面70との接触部と素管1の管軸からの距離は、各ボール6と加工ヘッド内周面40との接触部と素管1の管軸からの距離よりも小さい。
したがって、各ボール6に対し、ボール中心の公転軌道よりも外側でかつ当該公転軌道を基準として引抜き方向の前後の二方向の異なる位置から素管1の軸心方向への加工力が作用し、これら二方向の異なる位置から作用する加工力のボール6に対する作用位置は素管1の管軸からの距離を異にする。
すなわち、図2の(A)図の実施形態では、加工ヘッド内周面40とストッパ面70の二箇所から軸心方向への加工力が作用しているのに対し、従来例の(B)図では、加工ヘッド内周面40のみの一箇所から軸心方向への加工力が作用している。
【0014】
この実施形態の製造方法によれば、素管1の引抜き力を利用して当該素管1の周面を前記溝付プラグ5へ押圧する過程において、各ボール6に対し、ボール中心の公転軌道よりも外側でかつ当該公転軌道を基準として引抜き方向の前後の二方向の異なる位置から素管1の管軸方向への加工力を作用させ、前記二方向の異なる位置から作用する加工力のボール6に対する作用位置が素管1の管軸からの距離を異にするように構成されているので、ボール6の公転軌道がより安定し、その結果、ボールの公転数(加工ヘッドの回転数)をより大きくした場合でも管のねじれ変形が生じ難い。 したがって、より高速で内面溝付管を製造することができる。
【0015】
製造実験
次に示す製造条件により、本発明例による製造方法と比較例による製造方法とで内面溝付管を製造した。
本発明例では、溝付け加工部が図2の(A)図のような形態の装置を使用し、ストッパ面70のラジアル方向に対するテーパ角度θ1を表1のように変化させて内面溝付管を製造し、比較例では、溝付け加工部が図2の(B)図のような形態の装置(ただし、ボール保持器は図示せず)を使用し、ストッパ面80のラジアル方向に対するテーパ角度θ2を表1のように変化させて内面溝付管を製造した。
製造条件
素管:外径=12.7mm,肉厚=0.40mm,材質=銅管
溝付プラグ:外径=10mm,溝数=60,溝の対軸心ねじれ角=25°,溝深さ=0.26mm,溝底角=20°
ボール:外径=12mm,配置数=等角度で4個
加工ヘッド回転方向:引抜き方向に向かって右回転
加工ヘッド内周面の管軸に対するテーパ角度:2°
【0016】
そして、各例では加工ピッチをそれぞれ0.3mm、0.4mm、0.5mmのケースに設定して、加工ヘッドの回転数を上昇させ、管のねじれ変形発生時の加工ヘッド回転数比を、比較例1の場合を1として表1に示した。
また、各比較例ではそれぞれ加工ピッチが0.5mmである場合に管がねじれ変形発生時の加工ヘッド回転数を1として、加工ピッチが前記以下である場合のねじれ変形発生時の加工ヘッド回転数比を、それぞれ表1に( )内に示した。
【0017】
【表1】
(管のねじれ変形発生時の加工ヘッド回転数比)
┌─────┬───────┬────────────────────┐
│ 種 別 │ ストッパ面 │各加工ピッチにおけるねじれ変形発生時の加│
│ │ テーパ角度 │工ヘッド回転数比 │
│ │ (°)├──────┬──────┬──────┤
│ │ │ 0.3mm│ 0.4mm│ 0.5mm│
├─────┼───────┼──────┼──────┼──────┤
│本発明例1│ 5 │ 1.18 │ 1.21 │ 1.23 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 2│ 10 │ 1.24 │ 1.26 │ 1.27 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 3│ 20 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 4│ 30 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 5│ 40 │ 1.35 │ 1.37 │ 1.41 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 6│ 50 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
├─────┼───────┼──────┼──────┼──────┤
│比較例 1│ −10 │ 1 │ 1 │ 1 │
│ │ │(0.77)│(0.86)│(1) │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 2│ −20 │ 0.84 │ 0.95 │ 0.96 │
│ │ │(0.76)│(0.86)│(1) │
└─────┴───────┴──────┴──────┴──────┘
【0018】
表1で示されているように、各本発明例では、各比較例よりも管のねじれ変形発生時の加工ヘッド回転数(ボール公転数)は増大しており、その増大分溝付け加工速度が向上した。
【0019】
【発明の効果】
本発明に係る内面溝付管の製造方法によれば、素管1の引抜き力を利用して当該素管1の周面を前記溝付プラグ5へ押圧する過程において、各ボール6に対し、ボール中心の公転軌道よりも外側でかつ当該公転軌道を基準として引抜き方向の前後の二方向の異なる位置から素管1の管軸方向への加工力を作用させるので、ボール6の公転軌道がより安定し、その結果、ボールの公転数(加工ヘッドの回転数)をより大きくした場合でも管のねじれ変形が生じ難い。
したがって、より高速で内面溝付管を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る製造方法の一実施形態を説明するための製造装置の部分断面図である。
【図2】 (A)図は図1の装置の溝加工部分の部分拡大断面図、(B)図は(A)図における装置の作用と比較するための従来方法で用いられる装置の部分拡大断面図である。
【図3】 従来の製造方法を説明するための製造装置の部分断面図である。
【図4】 内面溝付管のフィンの根元部にえぐれが発生した状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
a 引抜き方向
P 加工ピッチ
θ1,θ2 ストッパ面のラジアル方向に対するテーパ角度
1 素管
10 内面の溝
1a 内面溝付管
2 フローティングダイス
3 フローティングプラグ
4 加工ヘッド
40 内周面
5 溝付プラグ
50 溝
51 プラグロッド
6 ボール
60 ボール保持器
7,8 ストッパ
70,80 ストッパ面
71,81 ベアリング[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing an internally grooved tube used as a heat transfer tube for a heat exchanger in an air conditioner, a refrigerator, or the like, and more specifically, a deeper and sharper groove on the inner surface of the tube at a higher speed. The present invention relates to a method for manufacturing a seamless internally grooved tube suitable for processing.
[0002]
[Prior art]
With reference to FIG. 3, a conventional apparatus for manufacturing an internally grooved tube (described in JP-A-62-263820) and a manufacturing method using the apparatus will be described.
A floating
The processing head 4 has a conical inner
These
The taper of the inner
[0003]
In order to process the groove in the
The
By pulling out the
[0004]
In the portion of the processing head 4, the thrust force applied to each
The inner
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In this type of inner surface grooved tube manufacturing method, the number of balls = x, the number of revolutions of the ball = N (rpm), the processing pitch (the pressing width along the drawing direction per ball, shown in FIG. 3) = P Then, the processing speed (manufacturing speed) V (m / min) of the internally grooved tube is obtained by the equation V = (x · N · P) / 1000.
In order to improve the heat transfer performance of the internally grooved tube, it is necessary to form a deeper and sharper groove having a cross-sectional shape. However, when the groove is designed to be deeper and the shape thereof becomes sharper , the groove is formed by the above method at the same processing speed as when the groove is designed to be relatively shallow and the groove shape is not sharp. When processed, a defect such as a
Therefore, in order to suppress the increase of the
This torsional deformation of the tube occurs when the ball revolution number is smaller as the machining pitch P is smaller.
[0006]
Observing the state of the outer surface of the tube when the torsional deformation of the tube occurs, disturbances and meandering of each processing pitch P, which is the contact locus of the ball, can be seen. In view of this, in the above-described conventional manufacturing method, when each
If the number of balls is the same, the smaller the processing pitch P is, the smaller the force in the thrust direction against the
[0007]
The present invention is proposed from the above-mentioned examination of the conventional manufacturing method, and the object thereof is to obtain a tube even when the revolution number of the ball (the number of revolutions of the machining head) is increased in order to perform grooving at a higher speed. Therefore, it is an object of the present invention to provide a manufacturing method capable of manufacturing an internally grooved tube at a higher speed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The method of manufacturing an internally grooved tube according to the present invention is configured as follows in order to solve the above-described problems.
That is, in the manufacturing method of the inner surface grooved tube according to
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of a method for producing an internally grooved tube according to the present invention will be described with reference to FIG. 1 and FIG.
1 is a partial sectional view of a manufacturing apparatus for explaining an embodiment of the manufacturing method, FIG. 2A is a partially enlarged sectional view of a groove processing portion of the apparatus of FIG. 1, and FIG. These are the elements on larger scale of the apparatus used with the conventional method for comparing with the effect | action of the apparatus in (A) figure.
[0010]
In FIG. 1, 2 is a floating die, and 4 is a machining head that is rotated at high speed by a driving means (not shown).
The processing head 4 has a conical inner
These
The
[0011]
Next, an embodiment of the manufacturing method will be described together with the operation of the manufacturing apparatus of FIG.
The
With the
[0012]
As the machining head 4 rotates, each
Each
That is, by pulling out the
[0013]
As shown in an enlarged view in FIG. 2A, unlike the conventional method shown in an enlarged manner in FIG. 2B, the angle of the taper of the
Therefore, the processing force in the axial direction of the
That is, in the embodiment of FIG. 2A, the processing force in the axial direction is applied from two locations of the processing head inner
[0014]
According to the manufacturing method of this embodiment, in the process of pressing the peripheral surface of the
[0015]
Production Experiment An internally grooved tube was produced by the production method according to the present invention and the production method according to the comparative example under the production conditions shown below.
In the example of the present invention, the grooved portion uses an apparatus having a form as shown in FIG. 2A, and the taper angle θ1 of the
Manufacturing conditions Element tube: Outer diameter = 12.7mm, Wall thickness = 0.40mm, Material = Copper tube Grooved plug: Outer diameter = 10mm, Number of grooves = 60, Twisting angle of opposite axis of groove = 25 °, groove depth Length = 0.26mm, groove bottom angle = 20 °
Ball: outer diameter = 12 mm, number of arrangements = 4 at equal angle Machining head rotation direction: right rotation in the drawing direction Taper angle of the inner circumferential surface of the machining head with respect to the tube axis: 2 °
[0016]
And in each example, the processing pitch is set to 0.3 mm, 0.4 mm, and 0.5 mm cases, respectively, the rotational speed of the processing head is increased, and the processing head rotational speed ratio at the time of occurrence of torsional deformation of the pipe is determined. Table 1 shows the case of Comparative Example 1 as 1.
Further, in each comparative example, when the machining pitch is 0.5 mm, the machining head rotation speed when the torsional deformation of the pipe is 1, and the machining head rotation speed when the torsional deformation occurs when the machining pitch is equal to or less than the above. The ratios are shown in parentheses in Table 1, respectively.
[0017]
[Table 1]
(Processing head speed ratio when torsional deformation of pipe)
┌─────┬───────┬────────────────────┐
│ By type │ Stopper surface │ Addition when torsional deformation at each processing pitch │
│ │ Taper angle │ Engineering head speed ratio │
│ │ (°) ├──────┬──────┬──────┤
│ │ │ 0.3mm│ 0.4mm│ 0.5mm│
├─────┼┼──────┼──────┼──────┼──────┤
│Invention Example 1│ 5 │ 1.18 │ 1.21 │ 1.23 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 2│ 10 │ 1.24 │ 1.26 │ 1.27 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 3│ 20 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 4│ 30 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 5│ 40 │ 1.35 │ 1.37 │ 1.41 │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 6│ 50 │ 1.29 │ 1.32 │ 1.36 │
├─────┼┼──────┼──────┼──────┼──────┤
│Comparative example 1│ -10 │ 1 │ 1 │ 1 │
│ │ │ (0.77) │ (0.86) │ (1) │
│ ├───────┼──────┼──────┼──────┤
│ 2│ -20 │ 0.84 │ 0.95 │ 0.96 │
│ │ │ (0.76) │ (0.86) │ (1) │
└─────┴┴──────┴──────┴──────┴──────┘
[0018]
As shown in Table 1, in each example of the present invention, the processing head rotation number (ball revolution number) at the time of occurrence of torsional deformation of the pipe is increased as compared with each comparative example, and the grooving processing speed is increased accordingly. Improved.
[0019]
【The invention's effect】
According to the manufacturing method of the inner surface grooved pipe according to the present invention, in the process of pressing the peripheral surface of the
Therefore, the inner grooved tube can be manufactured at a higher speed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional view of a manufacturing apparatus for explaining an embodiment of a manufacturing method according to the present invention.
2A is a partially enlarged sectional view of a groove processing portion of the apparatus shown in FIG. 1, and FIG. 2B is a partially enlarged view of an apparatus used in the conventional method for comparison with the operation of the apparatus shown in FIG. It is sectional drawing.
FIG. 3 is a partial cross-sectional view of a manufacturing apparatus for explaining a conventional manufacturing method.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view showing a state in which a chipping has occurred in the root portion of the fin of the internally grooved tube.
[Explanation of symbols]
a Drawing direction P Machining pitch θ1, θ2 Taper angle with respect to radial direction of
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