JP4708524B2 - Production of chitosan and chitin - Google Patents
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Description
【0001】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
発明の背景
キチンは、高不溶性の、β−(1,4)−D−グルコサミンのN−アセチル化ポリマーである。キトサンは、酸可溶性の、キチンの脱アセチル化体である。キチン、キトサン及びそれらの誘導体は、粘度調節剤、接着剤、クロマトグラフィー担体、紙増強剤、凝集剤、食品添加物、薬剤及び化粧品製品を含む多くの産業上の適用に用いられている。
【0002】
キチンは、カニ又はエビ殻の脱石灰化及び脱蛋白質化により製造され得る。キトサンは、その後、熱アルカリ溶液によるキチンの脱アセチル化により得られる。このキトサン生産プロセスは、多くの望ましくない特徴を有する。例えば、高価な熱エネルギー、及び潜在的に健康に有害である苛性アルカリを必要とする。このプロセスは、廃棄物も大量に生産するため、かなりの廃棄コストを必要とする。さらに、エビ又はカニ殻の供給が、季節及び環境要因に高く依存し、予想し得ない生産能力の制限が導かれる。
【0003】
【課題を解決するための手段】
発明の概要
本発明は、Actinomucor taiwanensis菌及びRhizopus azygosporus菌から、予想外に高収量のキトサン及びキチンが生産され得るという発見に基づくものである。
【0004】
すなわち、本発明は、(1)Rhizopus azygosporus菌又はActinomucor taiwanensis菌を培地中で培養し、培養物を形成し、及び(2)細胞からキトサン又はキチンを分離することによりキトサン又はキチンを生産する方法を特徴とする。例えば、キトサン及びキチンは、培地から菌細胞を分離し、分離した細胞からキトサン又はキチンを分離することができる。
【0005】
本発明には、(1)Mucoraceae科の菌を本発明の方法において有用な倍地中で培養し、培養物(culture)を形成し、及び(2)キトサン又はチンを菌培養物から分離することによりキトサン又はキチンを生産する方法も含まれる。
【0006】
本発明の方法のために有用な培地には、約5ないし60g/L(例えば、約30g/L)のコーンスティープリカー、約10〜100g/L(例えば、約50g/L)のグルコース、約0.01ないし30g/L(例えば、約2.5g/L)の硫酸アンモニウム又は他の好適な成分が含まれ得る。
【0007】
本発明の方法は、Rhizopus azygosporus又はActinomucor taiwanensis菌を含有する培養物から驚くべきほどに高収量のキトサン又はキチンの生産量を可能にする。さらに、コーンスティープリカー、グルコース、酵母抽出物及び硫酸アンモニウムを含有する培地は、菌培養物からのキチン及びキトサンの産出を高め得ることが見出された。したがって、本発明の方法は、環境に有害な化学物質又は甲殻類動物収穫の多くの変動に依存することなく、キチン及びキトサンを生産する代替法を提供するものである。
【0008】
本発明の他の特徴又は利点は、以下の詳細な説明から、さらには、特許請求の範囲からも明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の詳細な説明
本発明は、Mucoraceae科に属する菌培養物からキトサン及びキチンを高収量に生産することに関する。
【0010】
本発明の方法に有用な、具体的な菌には、Rhizopus azygosporus及びActinomucor taiwanensisが含まれる。これら両者の生物は、中華民国、台湾、Hsinchu 300, Shih-Ping Road, No. 331の食品産業及び研究開発協会(Food Industry and Research Development Institute)、カルチャーコレクション及び研究センター(Culture Collection and Research Center (CCRC))から、求めに応じて入手可能である。R. azygosporusは、カタログ番号第CCRC31158号として、及びA. taiwanensisは、カタログ番号第CCRC31159号として入手可能である。
【0011】
菌を培養するための手順は、当技術において周知である。例えば、YM寒天に菌を植えることができ、菌を植えた寒天は、25℃ないし37℃で3ないし6日間培養することができる。菌から得られた胞子を液体中に懸濁し、104ないし107cfu/mlストックを達成する。このストックを発酵培地に直接植える。
【0012】
発酵培地は、開始pH3ないし8を有し、10ないし100g/Lの炭素源(例えば、グルコース、蔗糖、コーンスターチ、糖蜜又は大豆油)、5ないし60g/Lの窒素源(例えば、大豆粉、ペプトン、またはコーンスティープリカー)、0.5ないし20g/Lの酵母抽出物、0.01ないし30g/Lの(NH4)2SO4、0ないし3g/LのK2HPO4、0ないし3g/LのNaCl、0ないし15g/LのMgSO4・7H2O及び/又は0ないし0.3g/LのCaCl2を含有することができる。菌は、追加の2ないし4日間発酵培地中で成長することができる。
【0013】
キトサンは、標準の方法により、菌胞子から分離及び精製することができる。例えば、McGahrenらの、Process Biochem 19:88-90, 1984に記載されるようにして、アルカリ及び酸処理し、キトサンを分離することができる。キトサンを分離するための追加の詳細及び手順は、欧州出願第0531991 A1;ヨコイらの、J Fermen Bioeng 85:246-249, 1998;米国特許第5,232,842号;レーン(Rane)らの、Food Biotech 7:11-33, 1993;及びハング(Hang)の、Biotech Lett 12:911−912、1990に見出すことができる。
【0014】
一般的には、細胞塊を発酵ブロスから分離し、蒸留水で洗浄する。次いで、細胞を0.5ないし2NのNaOHで処理し、アルカリ混合物を121℃で15分間インキュベートする。次いで、固形物質を遠心によりペレット化し、蒸留水及びエタノールで洗浄する。洗浄した物質を2%酢酸溶液で処理し、95℃で12時間インキュベートする。次いで、得られたスラリーを遠心により分離し、酸可溶性の上澄み(キトサンを含有)、及び酸不溶性の沈殿(キチンを含有)が得られる。
【0015】
2NのNaOHで上澄みのpHを10に調節することにより、キトサンが沈降する。最後に、キトサンを蒸留水で洗浄し、凍結乾燥する。酸不溶性の沈殿も、蒸留水で洗浄し、凍結乾燥する。この酸不溶性及びアルカリ不溶性画分が精製キチンである。
【0016】
さらに詳細に説明するまでもなく、当業者は、上記開示及び以下の記載に基づいて本発明をその最大限の範囲まで利用し得ると信ずる。以下の例は、本発明を当業者がどのように実施することができるかを単に説明するものであると解されるべきであり、例以外の開示をいかなるようにも制限するものではないと解されるべきである。
【0017】
以下の例の結果は、表2に要約され、これは、例の後に記載する。
【0018】
【実施例】
例1
4日斜面培養物からのRhizopus azygosporusの胞子懸濁物を、新鮮な発酵培地100mlを含有する250mlの振盪フラスコへ直接植えた。発酵は、200rpmで振盪しながら、28℃で48時間行った。培地1リットルあたり、10gの窒素源(大豆粉、ペプトン又はコーンスティープリカー)、20gの炭素源(グルコース又はコーンスターチ)、1gの酵母抽出物、5gの(NH4)2SO4、1gのK2HPO4、1gのNaCl、5gのMgSO4・7H2O及び0.1gのCaCl2を含有していた。
【0019】
細胞塊を発酵ブロスから回収し、1NのNaOHにより121℃で15分間処理した。アルカリ不溶性物質を2%酢酸中に懸濁し、混合物を95℃で12時間インキュベートし、キトサンを可溶化した。酸可溶性上澄みのpHを10に調節することによりキトサンが沈殿した。次いで、キトサンを洗浄し、乾燥させ、秤量した。酸不溶性物質であるキチンも、洗浄し、乾燥させ、秤量した。収量は、培養物1リットルあたりのキチン又はキトサンのグラム数に換算して計算し、結果は表2に示した。キチン及びキトサンの最高収量は、コーンスターチ及びペプトンを含有する培地を用いて達成された。
【0020】
例2
4日斜面培養物からのActinomucor taiwanensisの胞子懸濁を発酵培地100mlを含有する250mlの振盪フラスコへ直接植えた。発酵、並びにキトサン及びキチンの分離は、例1に記載した通りに行い、結果を表2に示した。コーンスティープリカー及びグルコースを含有する培地を用いることにより、キチン及びキトサンの高い収量を達成した。
【0021】
例3
上記例1に記載されるようにR. azygosporusを培養し、処理した。ただし、すべての培地は、窒素源としてペプトンを含有し、炭素源としては、グルコース、コーンスターチ、蔗糖、糖蜜及び大豆油の中から変化させた。この例では、コーンスターチの取り込みにより、キトサン及びキチンの両者について0.9g/Lの高い収量が導かれる一方で、大豆油の取り込みにより、キチン1.5g/Lの最高収量が導かれた(表2)。
【0022】
例4
上記例2に記載されるようにA. taiwanensisを培養し、処理した。ただし、すべての培地は、窒素源としてコーンスティープリカーを含有し、炭素源は、グルコース、コーンスターチ、蔗糖、糖蜜及び大豆油の中から変化させた。この例では、炭素源としてグルコースを取り込むことにより、キトサン及びキチンの両者について最良の収量が導かれた(表2)。
【0023】
例5
上記例1に記載されるようにR. azygosporusを培養し、処理した。ただし、各々の培地1リットルあたり30gのコーンスティープリカー、50gのグルコース、2gの酵母抽出物、2.5gの(NH4)2SO4、及び0.05gのCaCl2を含有していた。この培養により、キトサンについて1.1g/Lの高い収量が導かれた(表2)。
【0024】
例6
上記例2に記載されるようにA. taiwanensisを培養し、処理した。ただし、各々の培地1リットルあたり30gのコーンスティープリカー、50gのグルコース、2gの酵母抽出物、2.5gの(NH4)2SO4、及び0.05gのCaCl2を含有していた。この培養により、キトサン(1.7g/L)及びキチン(1.1g/L)の最高の組み合わせの収量が導かれた(表2)。
【0025】
例7
例6に記載されるようにA. taiwanensisを培養し、処理した。ただし、CaCl2の代わりに、培地1リットルあたり0.5gのK2HPO4が含まれていた。この培養により、キトサンについて1.4g/Lの高い収量が導かれた。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
表2で用いられる略号は、以下の通り:「R.a.」は、Rhizopus azygosporusを意味し;「A.t.」は、Actinomucor taiwanensisを意味し;「S.M.」は、大豆粉を意味し;「C.S.L.」は、コーンスティープリカーを意味し;「C.S.」は、コーンスターチを意味し;「S.O.」は、大豆油を意味する。表2に記載されるすべての培地は、酵母抽出物を含有していた。
【0029】
上記例1〜7の結果は、(1)A. taiwanensis及びR. azygosporusは、キチン及びキトサンのより優れた生産物であること、並びに(2)コーンスティープリカー、グルコース及び硫酸アンモニウムを含有する培地は、菌によるキチン及びキトサン生産の収量を高め得ることを示している。
【0030】
他の態様
本発明を、その詳細な説明に関連して説明してきたが、先の記載は、説明することを意図するものであり、添付の特許請求の範囲の範疇により規定される本発明の範疇を制限することを意図するものではないことが理解されるべきである。他の側面、利点及び修飾は、本発明の範疇内である。[0001]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
BACKGROUND OF THE INVENTION Chitin is a highly insoluble N-acetylated polymer of β- (1,4) -D-glucosamine. Chitosan is an acid-soluble, deacetylated form of chitin. Chitin, chitosan and their derivatives are used in many industrial applications including viscosity modifiers, adhesives, chromatographic carriers, paper enhancers, flocculants, food additives, pharmaceuticals and cosmetic products.
[0002]
Chitin can be produced by demineralization and deproteinization of crab or shrimp shells. Chitosan is then obtained by deacetylation of chitin with a hot alkaline solution. This chitosan production process has many undesirable features. For example, it requires expensive thermal energy and caustic that is potentially harmful to health. This process requires significant disposal costs because it also produces large amounts of waste. In addition, the supply of shrimp or crab shells is highly dependent on seasonal and environmental factors, leading to unpredictable production capacity limitations.
[0003]
[Means for Solving the Problems]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention is based on the discovery that unexpectedly high yields of chitosan and chitin can be produced from Actinomucor taiwanensis and Rhizopus azygosporus.
[0004]
That is, the present invention provides (1) a method of producing chitosan or chitin by culturing Rhizopus azygosporus or Actinomucor taiwanensis in a medium, forming a culture, and (2) isolating chitosan or chitin from cells. It is characterized by. For example, chitosan and chitin can isolate fungal cells from the medium and chitosan or chitin from the separated cells.
[0005]
The present invention includes (1) culturing a fungus of the family Mucoraceae in a medium useful in the method of the present invention to form a culture, and (2) separating chitosan or tin from the fungal culture. A method for producing chitosan or chitin is also included.
[0006]
Media useful for the methods of the present invention include about 5 to 60 g / L (eg, about 30 g / L) corn steep liquor, about 10-100 g / L (eg, about 50 g / L) glucose, about 0.01 to 30 g / L (eg, about 2.5 g / L) of ammonium sulfate or other suitable component may be included.
[0007]
The method of the present invention enables surprisingly high yields of chitosan or chitin production from cultures containing Rhizopus azygosporus or Actinomucor taiwanensis. Furthermore, it has been found that media containing corn steep liquor, glucose, yeast extract and ammonium sulfate can enhance the production of chitin and chitosan from fungal cultures. Thus, the method of the present invention provides an alternative method of producing chitin and chitosan without relying on many changes in environmentally harmful chemicals or crustacean animal yields.
[0008]
Other features or advantages of the invention will be apparent from the following detailed description, and from the claims.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Detailed Description of the Invention The present invention relates to the production of chitosan and chitin in high yield from a bacterial culture belonging to the family Muscoraceae.
[0010]
Specific fungi useful for the method of the present invention include Rhizopus azygosporus and Actinomucor taiwanensis. Both of these organisms are found in the Food Industry and Research Development Institute, Culture Collection and Research Center (Hinchu 300, Shih-Ping Road, No. 331), Taiwan, Taiwan. CCRC)), available upon request. R. azygosporus as Catalog No. CCRC31 1 58, and A. taiwanensis is available as Catalog No. CCRC31 1 59.
[0011]
Procedures for culturing fungi are well known in the art. For example, fungi can be planted on YM agar, and the agar planted with fungus can be cultured at 25 ° C. to 37 ° C. for 3 to 6 days. Spores obtained from the fungus are suspended in the liquid to achieve a 10 4 to 10 7 cfu / ml stock. This stock is planted directly in the fermentation medium.
[0012]
The fermentation medium has an initial pH of 3-8, a carbon source of 10-100 g / L (eg glucose, sucrose, corn starch, molasses or soybean oil), a nitrogen source of 5-60 g / L (eg soy flour, peptone) Corn steep liquor), 0.5-20 g / L yeast extract, 0.01-30 g / L (NH 4 ) 2 SO 4 , 0-3 g / L K 2 HPO 4 , 0-3 g / L. It may contain L NaCl, 0 to 15 g / L MgSO 4 .7H 2 O and / or 0 to 0.3 g / L CaCl 2 . The fungus can grow in the fermentation medium for an additional 2 to 4 days.
[0013]
Chitosan can be isolated and purified from fungal spores by standard methods. For example, chitosan can be isolated by alkali and acid treatment as described in McGahren et al., Process Biochem 19: 88-90, 1984. Additional details and procedures for separating chitosan are described in European Application No. 0531991 A1; Yokoi et al., J Fermen Bioeng 85: 246-249, 1998; US Pat. No. 5,232,842; Rane et al. , Food Biotech 7: 11-33, 1993; and Hang, Biotech Lett 12: 911-912, 1990.
[0014]
In general, the cell mass is separated from the fermentation broth and washed with distilled water. The cells are then treated with 0.5-2N NaOH and the alkaline mixture is incubated at 121 ° C. for 15 minutes. The solid material is then pelleted by centrifugation and washed with distilled water and ethanol. The washed material is treated with 2% acetic acid solution and incubated at 95 ° C. for 12 hours. The resulting slurry is then separated by centrifugation, resulting in an acid-soluble supernatant (containing chitosan) and an acid-insoluble precipitate (containing chitin).
[0015]
Chitosan is precipitated by adjusting the pH of the supernatant to 10 with 2N NaOH. Finally, the chitosan is washed with distilled water and lyophilized. Acid insoluble precipitates are also washed with distilled water and lyophilized. This acid-insoluble and alkali-insoluble fraction is purified chitin.
[0016]
Without further elaboration, one of ordinary skill in the art believes that the present invention may be utilized to its fullest extent based on the above disclosure and the following description. The following examples should be construed as merely illustrative of how one skilled in the art can practice the invention, and are not intended to limit the disclosure other than the examples in any way. Should be understood.
[0017]
The results of the following examples are summarized in Table 2, which is described after the examples.
[0018]
【Example】
Example 1
The spore suspension of Rhizopus azygosporus from the 4-day slant culture was planted directly into a 250 ml shake flask containing 100 ml of fresh fermentation medium. Fermentation was performed at 28 ° C. for 48 hours with shaking at 200 rpm. 10 g nitrogen source (soy flour, peptone or corn steep liquor), 20 g carbon source (glucose or corn starch), 1 g yeast extract, 5 g (NH 4 ) 2 SO 4 , 1 g K 2 per liter of medium. It contained HPO 4 , 1 g NaCl, 5 g MgSO 4 .7H 2 O and 0.1 g CaCl 2 .
[0019]
Cell mass was recovered from the fermentation broth and treated with 1N NaOH at 121 ° C. for 15 minutes. The alkali insoluble material was suspended in 2% acetic acid and the mixture was incubated at 95 ° C. for 12 hours to solubilize chitosan. Chitosan was precipitated by adjusting the pH of the acid-soluble supernatant to 10. The chitosan was then washed, dried and weighed. Chitin, an acid insoluble material, was also washed, dried and weighed. Yields were calculated in terms of grams of chitin or chitosan per liter of culture and the results are shown in Table 2. The highest yield of chitin and chitosan was achieved using a medium containing corn starch and peptone.
[0020]
Example 2
Spore suspensions of Actinomucor taiwanensis from 4-day slant cultures were planted directly into 250 ml shake flasks containing 100 ml of fermentation medium. Fermentation and separation of chitosan and chitin were performed as described in Example 1 and the results are shown in Table 2. High yields of chitin and chitosan were achieved by using a medium containing corn steep liquor and glucose.
[0021]
Example 3
R. azygosporus was cultured and treated as described in Example 1 above. However, all the media contained peptone as the nitrogen source, and the carbon source was changed from glucose, corn starch, sucrose, molasses and soybean oil. In this example, corn starch uptake led to a high yield of 0.9 g / L for both chitosan and chitin, while soy oil uptake led to the highest yield of 1.5 g / L of chitin (Table 2).
[0022]
Example 4
A. taiwanensis was cultured and treated as described in Example 2 above. However, all media contained corn steep liquor as a nitrogen source, and the carbon source was varied from among glucose, corn starch, sucrose, molasses and soybean oil. In this example, incorporation of glucose as a carbon source led to the best yield for both chitosan and chitin (Table 2).
[0023]
Example 5
R. azygosporus was cultured and treated as described in Example 1 above. However, each liter of medium contained 30 g corn steep liquor, 50 g glucose, 2 g yeast extract, 2.5 g (NH 4 ) 2 SO 4 , and 0.05 g CaCl 2 . This culture led to a high yield of 1.1 g / L for chitosan (Table 2).
[0024]
Example 6
A. taiwanensis was cultured and treated as described in Example 2 above. However, each liter of medium contained 30 g corn steep liquor, 50 g glucose, 2 g yeast extract, 2.5 g (NH 4 ) 2 SO 4 , and 0.05 g CaCl 2 . This culture led to the highest combined yield of chitosan (1.7 g / L) and chitin (1.1 g / L) (Table 2).
[0025]
Example 7
A. taiwanensis was cultured and treated as described in Example 6. However, instead of CaCl 2 , 0.5 g of K 2 HPO 4 was contained per liter of the medium. This culture led to a high yield of 1.4 g / L for chitosan.
[0026]
[Table 1]
[0027]
[Table 2]
[0028]
Abbreviations used in Table 2 are as follows: “Ra” means Rhizopus azygosporus; “At” means Actinomucor taiwanensis; “SM” means soy flour “C.S.L.” means corn steep liquor; “C.S.” means corn starch; “S.O.” means soybean oil. All media listed in Table 2 contained yeast extract.
[0029]
The results of Examples 1-7 above are: (1) A. taiwanensis and R. azygosporus are superior products of chitin and chitosan, and (2) a medium containing corn steep liquor, glucose and ammonium sulfate This shows that the yield of chitin and chitosan production by fungi can be increased.
[0030]
Other Embodiments While the invention has been described in connection with a detailed description thereof, the foregoing description is intended to be illustrative and is within the scope of the invention as defined by the appended claims. It should be understood that it is not intended to limit the category. Other aspects, advantages, and modifications are within the scope of the invention.
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