JP4707280B2 - Connection structure of handrails for corridors between adjacent buildings - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定間隔を隔てて隣接した建物にわたって架設される廊下用手摺りの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
大きな建物になると、大きな地震を受けたときに、建物の水平方向両端間で捩じりや収縮等を生じ、一部の箇所に大きな応力が集中し、それが原因で建物に亀裂などを生じ、建物全体が破損する問題があった。
【0003】
そこで、近年では、建物を構築する場合に、上述のような大きな応力の集中を回避するために、水平方向で複数の建物に分割して構築し、それらの隣接した建物間を廊下等で繋いでいる。
ところが、水平方向の揺れによる影響を回避するために、下方では隣接間隔が狭くても、上方になるほど隣接間隔が広くなって危険なため、連結した廊下の両側に、手摺りを設ける必要が生じてきた。
【0004】
このような手摺りとして、従来では、図10の正面図、図11の要部の一部切欠平面図、図12の要部の縦断面図に示すような構成が採用されていた。
すなわち、隣接した建物A,Bの一方の建物Aに、その建物A側の廊下の両側壁01それぞれに連なるように、蝶番02を介して鉛直方向の軸芯P1周りで揺動可能に第1の手摺り部材03が取り付けられている。
【0005】
他方の建物Bに、その建物B側の廊下の両側壁01それぞれに連なるように、蝶番02を介して鉛直方向の軸芯P2周りで揺動可能に第2の手摺り部材04が取り付けられている。
【0006】
第1の手摺り部材03の遊端側の上下それぞれに、コの字状のガイド部材05が取り付けられている。
両側の第1の手摺り部材03それぞれの外側に位置させて、ガイド部材05内に、両建物A,Bが互いに対向する水平方向に移動可能に第2の手摺り部材04が嵌入されている。
【0007】
ガイド部材05に、先端を第2の手摺り部材04に当接するストッパー部材06が取り付けられ、第2の手摺り部材04の揺動範囲を規制するように構成されている。
【0008】
第1および第2の手摺り部材03,04それぞれに、互いに高さを異ならせて、緩衝ゴム07が取り付けられ、第1および第2の手摺り部材03,04が直接当接して損傷することを防止できるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来例の場合、隣接する建物A,Bの互いに対向する水平の直線方向と、それに直交する水平方向との二次元方向での振動に対しては有効であるが、両建物A,Bが上下方向にずれたり、捩じれるような力がかかった場合、第1および第2の手摺り部材03,04を介して両建物A,B間で力が直接的に伝達されてしまう欠点があった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、三次元方向での振動に対して、隣接する建物間で力が伝達されることを抑制し、地震に際しての廊下用手摺りに起因する建物の損壊を有効に防止できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、上述のような目的を達成するために、所定間隔を隔てて隣接した建物にわたって架設される廊下用手摺りの連結構造において、隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なるように第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結して構成する。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、上述のような目的を達成するために、所定間隔を隔てて隣接した建物にわたって架設される廊下用手摺りの連結構造において、隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なるように、鉛直方向の軸芯周りで揺動可能に第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結して構成する。
【0013】
また、請求項3に係る発明は、上述のような目的を達成するために、所定間隔を隔てて隣接した建物にわたって架設される廊下用手摺りの連結構造において、隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結して構成する。
【0014】
【作用】
請求項1に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の構成によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収できる。
また、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向や上下方向の変位や捩じれに対しては、弾性材の変位によって吸収できる。
【0015】
また、請求項2に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の構成によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収できる。
また、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向の変位に対しては、第1の手摺り部材の鉛直方向の軸芯周りでの揺動と弾性材の変位とによって吸収でき、更に、隣接する建物の上下方向の変位や捩じれに対しては、弾性材の変位によって吸収できる。
【0016】
また、請求項3に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の構成によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収できる。
また、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向の変位や上下方向の変位や捩じれに対しては、弾性材の変位によって吸収できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
【0018】
図1は、本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第1実施例の正面図、図2は平面図であり、隣接した建物A,Bの一方の建物Aに、その建物A側の廊下の両側壁1それぞれに連なるように、第1の弾性材2を介して三次元方向に変位可能に第1の手摺り部材3が取り付けられている。
【0019】
他方の建物Bに、その建物B側の廊下の両側壁1それぞれに連なるように、第2の弾性材4を介して三次元方向に変位可能に第2の手摺り部材5が取り付けられている。
【0020】
図2および図3の縦断面図に示すように、第1の手摺り部材3の遊端側の上下それぞれに、L字状の第1のガイド部材6が取り付けられるとともに、その第1のガイド部材6に、長手方向の軸芯Q周りで揺動可能に第2のガイド部材7が取り付けられている。
【0021】
両側の第1の手摺り部材3それぞれの外側に位置させて、第1および第2のガイド部材6,7間内に、両建物A,Bが互いに対向する水平方向に移動可能に第2の手摺り部材5が嵌入され、第2ガイド部材7と第2の手摺り部材5とが仮止めネジ8を介して連結されている。
【0022】
これにより、例えば、震度4や5の地震等に起因して大きな力がかかったときに仮止めネジ8が折れるなどによって連結が解除されて第2のガイド部材7が自由に揺動し、第1の手摺り部材3と第2の手摺り部材5との三次元方向の相対的な変位を許容し、両建物A,Bが互いに対向する水平方向および上下方向に第1および第2の手摺り部材3,5を相対移動させるとともに、第1の手摺り部材3に対して両建物A,Bが互いに対向する水平方向に直交する水平方向に離間する方向に第2の手摺り部材5を移動させ、両建物A,B間で衝撃力が伝達されることを遮断できるようになっている。
【0023】
第1および第2の手摺り部材3,5それぞれに、互いに高さを異ならせて緩衝ゴム9が取り付けられ、第1および第2の手摺り部材3,5が直接当接して損傷することを防止できるように構成されている。
【0024】
図4は第1の弾性材の取付構成を示す拡大正面図、および、図5は図4の一部切欠拡大平面図であり、第1の弾性材2が、ステンレス製の圧縮コイルスプリングで構成され、設定以上の大きな力に対し、伸縮と撓み変形によって三次元方向に変位できるように構成されている。第1の弾性材2には、シリコンゴムパイプ製のカバー10が外嵌被覆されている。第2の弾性材4についても同様に構成されている。
【0025】
建物A側の側壁1のアンカー雌ネジ11に、ワッシャーおよびスプリングワッシャー(いずれも図番表示せず)とボルト12を介して取り付けられるチャンネル部材13と、第1の手摺り部材3のチャンネル状の縦枠3aそれぞれに、第1の弾性材2を挿通可能な挿通孔14が形成されている。
【0026】
第1の手摺り部材3の縦枠3aに、挿通孔14に対応するようにナット15が強制的に嵌着され、そのナット15に、第1の弾性材2が雄ネジとしてネジ込まれるとともに、第1のO−リング16によって抜け止めされている。
【0027】
一方、チャンネル部材13の挿通孔14を通じ、第1の弾性材2を雌ネジとしてボルト17がネジ込まれるとともに、第2のO−リング18によって抜け止めされ、これにより、建物A側の側壁1に、三次元方向に変位可能に第1の手摺り部材3が取り付けられる。建物B側の側壁1に取り付けられるチャンネル部材13に、第2の手摺り部材5のチャンネル状の縦枠5aを第2の弾性材4を介して取り付ける構成についても同じである。
【0028】
以上の構成により、両建物A,Bが互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材3と第2の手摺り部材5との間での変位によって吸収できるようになっている。
また、両建物A,Bが互いに対向する方向に直交する水平方向の変位や上下方向の変位や捩じれを、第1および第2の弾性材2,4の三次元方向の変位によって吸収できるようになっている。
【0029】
図6は、本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第2実施例を示す拡大正面図であり、第1実施例と異なるところは、次の通りである。
すなわち、第1の弾性材2を介しての連結構成に代えて、建物Aに、その建物A側の廊下の両側壁1それぞれに連なるように、蝶番21を介して鉛直方向の軸芯P周りで揺動可能に第1の手摺り部材3が取り付けられている。第2の弾性材4を介しての建物B側の側壁1への第2の手摺り部材5の取付構成、ならびに、他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことにより、その説明は省略する。
【0030】
この第2実施例の構成によれば、両建物A,Bが互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材3と第2の手摺り部材5との間での変位によって吸収できるようになっている。
また、両建物A,Bが互いに対向する方向に直交する水平方向の変位を、第1の手摺り部材3の鉛直方向の軸芯P周りでの揺動と第2の弾性材4の三次元方向の変位とによって吸収でき、更に、両建物A,Bの上下方向の変位や捩じれを、第2の弾性材4の三次元方向の変位によって吸収できるようになっている。
【0031】
図7は、本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第3実施例を示す拡大正面図であり、第1実施例と異なるところは、次の通りである。
すなわち、第1の弾性材2を介しての連結構成に代えて、建物Aに、その建物A側の廊下の両側壁1それぞれに連なるように、第1の手摺り部材3が一体的に取り付けられている。第2の弾性材4を介しての建物B側の側壁1への第2の手摺り部材5の取付構成、ならびに、他の構成は第1実施例と同じであり、同一図番を付すことにより、その説明は省略する。
【0032】
この第3実施例の構成によれば、両建物A,Bが互いに対向する水平方向で遠近するような変位に対しては、第1の手摺り部材3と第2の手摺り部材5との間での変位によって吸収できるようになっている。
また、両建物A,Bが互いに対向する方向に直交する水平方向の変位や上下方向の変位や捩じれを、第2の弾性材4の三次元方向の変位によって吸収できるようになっている。
【0033】
図8は弾性材の取付構成の変形例を示す拡大正面図、図9は連結部材の斜視図であり、弾性材としてのステンレス製の圧縮コイルスプリング31の両端それぞれに、ナット32とボルト33とを螺合させて連結部材34が構成されている。
【0034】
第1の手摺り部材3の縦枠3aおよびチャンネル部材13それぞれの挿通孔14に、圧縮コイルスプリング31の端部が挿通され、その挿通端部にナット32が外嵌螺合されるとともに、ボルト33のネジ部33aが内嵌螺合され、ナット32がロックナットとしての機能を発揮し、第1の手摺り部材3とチャンネル部材13とが、設定以上の大きな力に対し、伸縮と撓み変形によって三次元方向に変位できるように連結されている。
建物B側の側壁1に取り付けられるチャンネル部材13に第2の手摺り部材5が、同様に連結部材34を介して連結されている。
【0035】
以上の構成により、抜け止め用のOーリング16,18を組付けずに済み、ナット32とボルト33とを締め付けるだけで、第1および第2の手摺り部材3,5とチャンネル部材13とを容易に連結できながら、両建物A,Bが互いに対向する方向に直交する水平方向の変位や上下方向の変位や捩じれを、圧縮コイルスプリング31の三次元方向の変位によって吸収できる。
【0036】
両建物A,Bの側壁1に第1および第2の手摺り部材3,5を三次元に変位可能に弾性材を介して取り付ける構成としては、前述第1実施例の第1および第2の弾性材2,4や、第2および第3実施例の第2の弾性材4や、前述した変形例の圧縮コイルスプリング31に限らず、例えば、コイルスプリングの両端それぞれに取り付け用のネジ部を形成し、そのネジ部にナットをネジ込んで取り付けるとか、あるいは、コイルスプリングの両端それぞれに取り付け用の角軸部を形成し、その角軸部に抜け止め部材を付設して取り付けるなど各種の構成変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近する変位を、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収し、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向や上下方向の変位や捩じれを、弾性材の変位によって吸収するから、三次元方向での振動に対して、隣接する建物間で力が伝達されることを抑制でき、地震に際しての廊下用手摺りに起因する建物の損壊を有効に防止できるようになった。
【0038】
また、請求項2に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近する変位を、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収し、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向の変位を、第1の手摺り部材の鉛直方向の軸芯周りでの揺動と弾性材の変位とによって吸収し、更に、隣接する建物の上下方向の変位や捩じれを、弾性材の変位によって吸収するから、三次元方向での振動に対して、隣接する建物間で力が伝達されることを抑制でき、地震に際しての廊下用手摺りに起因する建物の損壊を有効に防止できるようになった。
【0039】
また、請求項3に係る発明の隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造によれば、隣接する建物が互いに対向する水平方向で遠近する変位を、第1の手摺り部材と第2の手摺り部材との間での変位によって吸収し、隣接する建物が互いに対向する方向に直交する水平方向の変位や上下方向の変位や捩じれを、弾性材の変位によって吸収するから、三次元方向での振動に対して、隣接する建物間で力が伝達されることを抑制でき、地震に際しての廊下用手摺りに起因する建物の損壊を有効に防止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第1実施例を示す正面図である。
【図2】第1実施例の平面図である。
【図3】第1実施例の縦断面図である。
【図4】第1の弾性材の取付構成を示す要部の拡大正面図である。
【図5】図4の一部切欠平面図である。
【図6】本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第2実施例を示す正面図である。
【図7】本発明に係る隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造の第3実施例を示す正面図である。
【図8】第1の弾性材の取付構成の変形例を示す要部の拡大断面図である。
【図9】連結部材の分解斜視図である。
【図10】従来例の正面図である。
【図11】従来例の要部の一部切欠平面図である。
【図12】従来例の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1…廊下の側壁
2…第1の弾性材
3…第1の手摺り部材
4…第2の弾性材
5…第2の手摺り部材
31…圧縮コイルスプリング
A,B…建物
P…鉛直方向の軸芯[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connecting structure for handrails for hallways constructed over buildings adjacent to each other at a predetermined interval.
[0002]
[Prior art]
When it becomes a big building, when it receives a big earthquake, it causes torsion and shrinkage between the horizontal ends of the building, and a large stress concentrates in some places, which causes cracks in the building, There was a problem that the whole building was damaged.
[0003]
Therefore, in recent years, when building a building, in order to avoid the concentration of large stress as described above, the building is divided into a plurality of buildings in the horizontal direction and the adjacent buildings are connected by a corridor or the like. It is out.
However, in order to avoid the effects of horizontal shaking, even if the adjacent interval is narrow at the bottom, it is dangerous because the adjacent interval becomes wider as it goes upward, so it is necessary to provide handrails on both sides of the connected corridors. I came.
[0004]
As such a handrail, conventionally, configurations as shown in a front view of FIG. 10, a partially cutaway plan view of the main part of FIG. 11, and a longitudinal sectional view of the main part of FIG.
That is, the first building A can be swung around a vertical axis P1 via a
[0005]
A
[0006]
A U-shaped
The
[0007]
A
[0008]
The first and
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the conventional example, the two buildings A and B are effective against vibrations in the two-dimensional direction of the adjacent horizontal lines A and B and the horizontal direction perpendicular thereto. When a force is applied that is displaced in the vertical direction or twisted, the force is directly transmitted between the buildings A and B via the first and
[0010]
The present invention has been made in view of such circumstances, and suppresses the transmission of force between adjacent buildings against vibration in a three-dimensional direction, so that a handrail for a corridor during an earthquake. The purpose is to be able to effectively prevent damage to the building caused by.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
[0012]
Moreover, in order to achieve the above-described object, the invention according to
[0013]
Moreover, in order to achieve the above-described object, the invention according to
[0014]
[Action]
According to the structure of the connection structure of the handrail for the corridor between the adjacent buildings according to the first aspect of the invention, the first handrail member with respect to the displacement in which the adjacent buildings are in the horizontal direction facing each other. And can be absorbed by the displacement between the second handrail member and the second handrail member.
Further, the displacement and twisting in the horizontal direction and the vertical direction perpendicular to the direction in which adjacent buildings face each other can be absorbed by the displacement of the elastic material.
[0015]
Moreover, according to the structure of the connection structure of the handrail for the corridor between adjacent buildings of the invention which concerns on
Further, the horizontal displacement perpendicular to the direction in which adjacent buildings face each other can be absorbed by the swing of the first handrail member around the vertical axis and the displacement of the elastic material, The vertical displacement and twist of adjacent buildings can be absorbed by the displacement of the elastic material.
[0016]
Moreover, according to the structure of the connection structure of the handrail for corridors between adjacent buildings of the invention which concerns on
Further, the displacement in the horizontal direction perpendicular to the direction in which the adjacent buildings face each other, the displacement in the vertical direction, and the twist can be absorbed by the displacement of the elastic material.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0018]
FIG. 1 is a front view of a first embodiment of a connection structure of handrails for corridors between adjacent buildings according to the present invention, FIG. 2 is a plan view, and one of buildings A and B adjacent to the building A A
[0019]
A
[0020]
As shown in the longitudinal sectional views of FIGS. 2 and 3, an L-shaped
[0021]
Positioned on the outer sides of the
[0022]
As a result, for example, when a large force is applied due to an earthquake with a seismic intensity of 4 or 5, the
[0023]
The first and
[0024]
FIG. 4 is an enlarged front view showing the mounting configuration of the first elastic member, and FIG. 5 is a partially cutaway enlarged plan view of FIG. 4, and the first
[0025]
A
[0026]
A
[0027]
On the other hand, the
[0028]
With the above configuration, a displacement that causes the two buildings A and B to approach each other in the horizontal direction facing each other is absorbed by the displacement between the
Further, the horizontal displacement or the vertical displacement or twist that is orthogonal to the direction in which the two buildings A and B face each other can be absorbed by the three-dimensional displacement of the first and second
[0029]
FIG. 6: is an enlarged front view which shows 2nd Example of the connection structure of the handrail for corridors between the adjacent buildings which concerns on this invention, The place different from 1st Example is as follows.
That is, instead of the connection configuration via the first
[0030]
According to the configuration of the second embodiment, the
Further, the horizontal displacement perpendicular to the direction in which the two buildings A and B face each other is determined by the swing of the
[0031]
FIG. 7: is an enlarged front view which shows the 3rd Example of the connection structure of the handrail for corridors between the adjacent buildings which concerns on this invention, The places different from the 1st Example are as follows.
That is, instead of the connection configuration via the first
[0032]
According to the configuration of the third embodiment, the
Further, the horizontal displacement, the vertical displacement, and the twist that are perpendicular to the direction in which the two buildings A and B face each other can be absorbed by the displacement of the second
[0033]
FIG. 8 is an enlarged front view showing a modified example of the elastic material mounting structure, and FIG. 9 is a perspective view of a connecting member. A
[0034]
The end portion of the
The
[0035]
With the above configuration, the O-
[0036]
As a configuration in which the first and
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the connection structure of the handrail for the corridor between the adjacent buildings of the invention according to
[0038]
According to the connection structure of the handrail for the corridor between the adjacent buildings according to the second aspect of the invention, the displacement of the adjacent buildings in the horizontal direction opposite to each other is detected by the first handrail member and the second handrail. The horizontal displacement perpendicular to the direction in which adjacent buildings face each other is absorbed by the displacement with the sliding member, and the first handrail member swings around the vertical axis and the elastic material Because it absorbs by displacement and further absorbs displacement and twist in the vertical direction of adjacent buildings by displacement of elastic material, force is transmitted between adjacent buildings against vibration in the three-dimensional direction. It has become possible to effectively prevent damage to buildings caused by handrails for corridors during an earthquake.
[0039]
According to the connection structure of the handrail for the corridor between the adjacent buildings according to the third aspect of the invention, the displacement of the adjacent buildings in the horizontal direction facing each other is changed between the first handrail member and the second handrail. Absorbed by the displacement between the sliding members and absorbs horizontal displacement, vertical displacement and twisting, which are perpendicular to the direction in which adjacent buildings face each other, by displacement of the elastic material. It is possible to suppress the transmission of force between adjacent buildings against vibrations, and to effectively prevent damage to buildings due to handrails for corridors during an earthquake.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a first embodiment of a connecting structure of handrails for corridors between adjacent buildings according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the first embodiment.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of the first embodiment.
FIG. 4 is an enlarged front view of a main part showing a configuration for attaching a first elastic member.
5 is a partially cutaway plan view of FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is a front view showing a second embodiment of the connection structure of the handrail for hallway between adjacent buildings according to the present invention.
FIG. 7 is a front view showing a third embodiment of the connection structure of the handrail for hallway between adjacent buildings according to the present invention.
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing a modified example of the mounting configuration of the first elastic member.
FIG. 9 is an exploded perspective view of a connecting member.
FIG. 10 is a front view of a conventional example.
FIG. 11 is a partially cutaway plan view of a main part of a conventional example.
FIG. 12 is a longitudinal sectional view of a main part of a conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なるように第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結してあることを特徴とする隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造。It is a connecting structure of handrails for hallways constructed over buildings adjacent to each other at a predetermined interval,
A first handrail member is attached to one of the adjacent buildings so as to be continuous with the side wall of the corridor on the building side, and the first handrail member is displaceable in a direction in which adjacent buildings face each other. 2 handrail members are provided, and the second handrail member and the other building are connected via an elastic material that is displaceable in a three-dimensional direction in a state of being connected to the side wall of the hallway on the building side. A connecting structure of handrails for corridors between adjacent buildings.
隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なるように、鉛直方向の軸芯周りで揺動可能に第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結してあることを特徴とする隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造。It is a connecting structure of handrails for hallways constructed over buildings adjacent to each other at a predetermined interval,
A first handrail member is attached to one of the adjacent buildings so as to be swingable around a vertical axis so as to be continuous with the side wall of the corridor on the building side, and adjacent to the first handrail member The second handrail member is provided so as to be displaceable in the direction in which the two buildings face each other, and the second handrail member and the other building are connected to the side wall of the corridor on the building side in a three-dimensional direction. A connecting structure for handrails for corridors between adjacent buildings, wherein the connecting structures are connected via a displaceable elastic material.
隣接した前記建物の一方に、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して第1の手摺り部材を取り付け、前記第1の手摺り部材に、隣接した建物が互いに対向する方向に変位可能に第2の手摺り部材を設け、前記第2の手摺り部材と他方の建物とを、その建物側の廊下の側壁に連なる状態で、三次元方向に変位可能な弾性材を介して連結してあることを特徴とする隣接建物間の廊下用手摺りの連結構造。It is a connecting structure of handrails for hallways constructed over buildings adjacent to each other at a predetermined interval,
A first handrail member is attached to one of the adjacent buildings via an elastic material that can be displaced in a three-dimensional direction in a state of being connected to the side wall of the hallway on the building side, and to the first handrail member, A second handrail member is provided so that adjacent buildings can be displaced in directions opposite to each other, and the second handrail member and the other building are connected to the side wall of the building-side corridor in a three-dimensional direction. A connecting structure for handrails for corridors between adjacent buildings, wherein the connecting structure is connected via an elastic material that can be displaced to each other.
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