JP4705982B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及び管理装置 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及び管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及び管理装置に関し、とくに仮想装置ごとに異なるハードウエアリソースの割り当てを可能とし、かつ、仮想装置の構成変更時におけるユーザの負荷を軽減するための技術に関する。
昨今、情報処理システムの運用現場においては、ハードウエアリソースの効率的利用、可搬性向上、もしくは移行(マイグレーション)の容易化等を目的として、同一の情報処理装置上にアプリケーションやオペレーティングシステムを夫々が独立して実行可能な仮想装置を構成する、いわゆる仮想化技術の導入が進んでいる。
一般に仮想化技術を用いた情報処理システムにおいては、各仮想装置が取り扱うデータの性質やその管理に求められる信頼性は必ずしも均一でなく、通常は仮想装置ごとに異なっている。このため、仮想装置を用いた情報処理システムの運用に際しては、例えばアクセス性能が要求されるデータにはより高性能のハードウエアリソースを割り当て、重要度の高いデータには信頼性の高いハードウエアリソースを割り当てるというように、各仮想装置が取り扱うデータの重要度や求められる信頼性に応じて、仮想装置ごとに適切にハードウエアリソースの割り当てを行うことが求められる。
例えば特許文献1には、ボリュームごとの稼働情報を収集し、収集した稼働情報に基づいて、移動対象のデータを格納するボリュームに要求する性能レベルでなるデータ要求レベルと、ストレージ装置内に設定された各ボリュームの性能レベルでなるボリューム許容レベルとをそれぞれ算出し、算出したデータ要求レベル及び各ボリューム許容レベルに基づいて、移動対象のデータを当該データを格納するボリュームに要求するデータ要求レベルに応じたボリューム許容レベルの他のボリュームに移動させるようにすることが記載されている。
特開2007−140919号公報
ところで、仮想装置にハードウエアリソースを割り当てる際はハードウエアリソースのパーティショニング作業が発生する。このため、とくに多数の仮想装置を取り扱う情報処理システムにおいては、仮想装置の追加や削除、移行等の構成変更に際してユーザは大変煩雑な作業を強いられることになる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、仮想装置ごとに異なるハードウエアリソースの割り当てを可能とし、かつ、仮想装置の構成変更時におけるユーザの負荷を軽減することができる情報処理システム、情報処理方法、及び管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、サーバ装置と、前記サーバ装置に通信可能に接続するストレージ装置とを備える情報処理システムであって、前記サーバ装置は、仮想装置を実現する仮想化制御部を有し、前記ストレージ装置は、一台以上の物理ディスクの記憶領域を用いて実現される論理ボリュームである実論理ボリュームを用いて構成される仮想論理ボリュームをサーバ装置に提供する仮想論理ボリューム管理部を有し、前記ストレージ装置は、同一の前記サーバ装置において実現される全ての前記仮想装置に前記仮想論理ボリュームを割り当てるとともに、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームを設定し、前記サーバ装置は、前記仮想装置においてI/O要求が発生した場合に、当該仮想装置の識別子を付加した前記I/O要求を前記ストレージ装置に送信し、前記ストレージ装置は、前記I/O要求に付加されている前記仮想装置の識別子に基づいて、当該I/O要求のアクセス対象の前記実論理ボリュームを特定し、前記サーバ装置及び前記ストレージ装置に通信可能に接続する管理装置をさらに備え、前記管理装置は、前記サーバ装置と前記サーバ装置に割り当てられている前記仮想論理ボリュームとの対応が格納されるサーバ装置管理テーブル、前記仮想装置と前記サーバ装置との対応が格納される仮想装置/サーバ装置管理テーブル、前記仮想論理ボリュームと前記実論理ボリュームとの対応が格納される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、前記実論理ボリュームと前記仮想装置の対応が格納される実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルを記憶し、前記サーバ装置は、自身で実現されている仮想装置の識別子が管理される仮想装置管理テーブルを記憶し、前記ストレージ装置は、前記仮想論理ボリュームと、前記仮想装置と、前記実論理ボリュームとの対応が管理される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルを記憶し、前記サーバ装置において実現される前記仮想装置の構成変更に際し、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように、前記管理装置が、前記サーバ装置管理テーブル、前記仮想装置/サーバ装置管理テーブル、前記仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、前記実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルのうちの少なくともいずれかの内容を前記構成変更後の状態に設定し、前記サーバ装置が、前記仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定し、前記ストレージ装置が、仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定することとする。
このように、本発明においては、同一のサーバ装置において実現される全ての仮想装置に仮想論理ボリュームを割り当てるとともに、仮想装置ごとに夫々に割り当てられる仮想論理ボリュームを構成する実論理ボリュームが異なるように仮想論理ボリュームを構成する実論理ボリュームを設定する。またサーバ装置は、仮想装置でI/O要求が発生すると、当該仮想装置の識別子を付加したI/O要求をストレージ装置に送信し、ストレージ装置は、I/O要求に付加されている仮想装置の識別子に基づき当該I/O要求のアクセス対象の実論理ボリュームを特定する。
これらの構成によれば、仮想装置の構成変更が行われた場合でもハードウエアリソースのパーティショニング作業が発生せず、構成変更時におけるユーザの負荷を軽減することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記情報処理システムであって、
前記サーバ装置及び前記ストレージ装置に通信可能に接続する管理装置をさらに備え、
前記管理装置は、
前記サーバ装置と前記サーバ装置に割り当てられている前記仮想論理ボリュームとの対応が格納されるサーバ装置管理テーブル、
前記仮想装置と前記サーバ装置との対応が格納される仮想装置/サーバ装置管理テーブル、
前記仮想論理ボリュームと前記実論理ボリュームとの対応が格納される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、
前記実論理ボリュームと前記仮想装置の対応が格納される実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル
を記憶し、
前記サーバ装置は、自身で実現されている仮想装置の識別子が管理される仮想装置管理テーブルを記憶し、
前記ストレージ装置は、前記仮想論理ボリュームと、前記仮想装置と、前記実論理ボリュームとの対応が管理される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルを記憶し、
前記サーバ装置において実現される前記仮想装置の構成変更に際し、前記管理装置、前記サーバ装置、及び前記ストレージ装置のうちの少なくともいずれかが、前記サーバ装置管理テーブル、前記仮想装置/サーバ装置管理テーブル、前記仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、前記実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル、前記仮想装置管理テーブル、及び前記仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルの内容を、前記構成変更後の状態に設定することとする。
このように、同一のサーバ装置において実現される全ての仮想装置に仮想論理ボリュームを割り当てるとともに、仮想装置ごとに夫々に割り当てられる仮想論理ボリュームを構成する実論理ボリュームが異なるように仮想論理ボリュームを構成する実論理ボリュームを設定する構成、及びサーバ装置が、仮想装置でI/O要求が発生すると、当該仮想装置の識別子を付加したI/O要求をストレージ装置に送信し、ストレージ装置が、I/O要求に付加されている仮想装置の識別子に基づき当該I/O要求のアクセス対象の実論理ボリュームを特定するという上記構成は、管理装置、サーバ装置、又はストレージ装置が、サーバ装置管理テーブル、仮想装置/サーバ装置管理テーブル、仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル、仮想装置管理テーブル、及び仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルの内容を適切に設定することにより、容易に実現することができる。
尚、上記構成変更は、例えば、サーバ装置への仮想装置の追加、サーバ装置からの仮想装置の削除、第1のサーバ装置から第2のサーバ装置への仮想装置の移行、のうちのいずれかである。
本発明のうちの他の一つは、上記情報処理システムであって、
前記構成変更は、前記サーバ装置への前記仮想装置の追加であり、
前記管理装置は、前記仮想装置が追加された前記サーバ装置に前記仮想論理ボリュームが割り当てられていない場合に、前記ストレージ装置に対し、前記サーバ装置への前記仮想論理ボリュームの割り当て要求を送信し、
前記ストレージ装置は、前記割り当て要求に応じて前記サーバ装置に前記仮想論理ボリューム及び前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスを割り当てることとする。
このように、サーバ装置に仮想装置の追加された場合には、管理装置がストレージ装置にサーバ装置への仮想論理ボリュームの割り当て要求を送信し、ストレージ装置は、上記割り当て要求に応じてサーバ装置に仮想論理ボリューム、及び仮想装置から仮想論理ボリュームへのI/Oパスを割り当てる。このため、サーバ装置に仮想装置が追加された場合でも必要な構成変更が自動的に行われ、各テーブルの内容は自動的に適切な内容に更新される。
本発明のうちの他の一つは、上記情報処理システムであって、
前記構成変更は、前記サーバ装置からの前記仮想装置の削除、又は第1の前記サーバ装置から第2の前記サーバ装置への前記仮想装置の移行であり、
前記管理装置は、前記仮想装置が削除されることにより前記サーバ装置に前記仮想装置が存在しなくなる場合に、前記ストレージ装置に対し、前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスの割り当て解除要求を送信し、
前記ストレージ装置は、前記割り当て解除要求に応じてI/Oパスの割り当てを解除することとする。
このように、サーバ装置からの仮想装置の削除、又は第1のサーバ装置から第2のサーバ装置への仮想装置の移行が行われた場合、管理装置は、仮想装置が削除されることによりサーバ装置に仮想装置が存在しなくなると、ストレージ装置に仮想装置から仮想論理ボリュームへのI/Oパスの割り当て解除要求を送信し、これに応じてストレージ装置はI/Oパスの割り当てを解除する。このようにサーバ装置の削除や移行が行われて仮想装置が削除されることによりサーバ装置に仮想装置が存在しなくなる場合はI/Oパスの割り当てが自動的に解除されるので、各テーブルの内容は自動的に適切な内容に更新される。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、仮想装置ごとに異なるハードウエアリソースの割り当てを可能とし、かつ、仮想装置の構成変更時におけるユーザの負荷を軽減することができる。
以下、実施の形態について図面とともに詳細に説明する。図1Aに以下において説明する情報処理システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、この情報処理システム1は、管理装置10、一つ以上のサーバ装置20、一つ以上のストレージ装置30、サーバ装置20とストレージ装置30とを通信可能に接続するストレージネットワーク4、クライアント装置60とサーバ装置20とを通信可能に接続する通信ネットワーク5を備えている。
管理装置10は、サーバ装置20、ストレージネットワーク4を実現しているスイッチ等のネットワーク機器、及びストレージ装置30と、通信手段を介して通信可能に接続している。尚、上記通信手段は通信ネットワーク5又はストレージネットワーク4であってもよいし、他の通信手段であってもよい。
サーバ装置20、ストレージ装置30、及びストレージネットワーク4によって、サーバ装置20がストレージネットワーク4を介してストレージ装置30にアクセスすることによりストレージ装置30にデータの入出力を行うストレージシステムが構成されている。管理装置10は、ストレージシステムの構成管理や監視制御を行う。
サーバ装置20は、ストレージネットワーク4を介してストレージ装置30と接続している。サーバ装置20は、クライアント装置60から受け付けたデータアクセス要求に基づきストレージ装置30にI/O要求(データ書き込み要求、データ読み出し要求等)を発行し、クライアント装置60に各種データサービスを提供する。
ストレージネットワーク4は、例えばLAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット(Internet)、公衆通信網、専用線等である。一方、通信ネットワーク5は、例えばLAN、WAN、インターネット、公衆通信網、専用線等である。
サーバ装置20、ストレージネットワーク4を構成しているネットワーク機器(例えばLANスイッチ(100BASE−T等)、SANスイッチ(ファイバーチャネルスイッチ(Fibre Channel Switch)等)、及びストレージ装置30は、いずれもストレージネットワーク4を介して行われる通信におけるデータが入出力される通信ポートを備える。各通信ポートの接続関係は例えば管理装置10によって設定される。尚、以下の説明において、ストレージネットワーク4はSANスイッチを用いて構成されるSANであり、通信ネットワーク5はLANスイッチを用いて構成されるLANであるものとする。またストレージネットワーク4において行われる通信はファイバーチャネルプロトコル(Fibre Channel Protocol)に従って行われるものとし、通信ネットワーク5に行われる通信はEthernet(登録商標)及びTCP/IPを用いて行われるものとする。
図1Bに管理装置10、サーバ装置20、及びクライアント装置60として利用可能なコンピュータ100(情報処理装置)のハードウエア構成の一例を示している。同図に示すように、このコンピュータ100は、CPU101、メモリ102(RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory))、記憶装置105(例えばハードディスク、半導体記憶装置(SSD(Solid State Drive))、ユーザから操作入力を受け付ける入力装置104(キーボード、マウス等)、表示装置105(液晶モニタ、ブラウン管ディスプレイ等)、他の装置との間で通信を行う通信インタフェース106(NIC(Network Interface Card、HBA(Host Bus Adapter)等)を備えている。
図1Cにストレージ装置30のハードウエア構成の一例を示している。同図に示すように、ストレージ装置30は、ディスクコントローラ31、キャッシュメモリ32、プロセッサ33、及びディスク装置34を備えている。
プロセッサ33は、スイッチ40を介してサーバ装置20又は管理装置10と通信を行う。ディスクコントローラ31は、CPU及びメモリを備える。ディスクコントローラ31は、ストレージ装置30の機能を実現するための様々な処理を行う。ディスク装置34は、一台以上のハードディスク341(物理ディスク)を備える。ハードディスク341は、ディスクコントローラ31等によりRAID(RAID:Redundant Arrays of Inexpensive (or Independent) Disks)によって制御されていてもよい。キャッシュメモリ32には、例えばディスク装置34に書き込まれるデータ、もしくはディスク装置34から読み出されるデータが格納される。尚、上記構成を備えるストレージ装置30の一例としてディスクアレイ装置がある。
図1Dにストレージネットワーク4を構成するために用いられるネットワーク機器の一例として示すスイッチのハードウエア構成の一例を示している。同図に示すように、スイッチ40は、CPU41、メモリ42、及び通信制御装置43を備えている。CPU41は、メモリ42に格納されているプログラムを実行することにより、例えばスイッチ40の通信ポート41とネットワークアドレスの対応関係の管理機能、フィルタリング機能、セキュリティ機能を実現する。メモリ42は、例えばRAM、ROM、不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)である。メモリ42には、例えば上記各機能を実現するためのプログラム、ネットワークアドレスやポート番号等の送信元と送信先の対応を管理するための各種テーブル、フィルタリング機能やセキュリティ機能に関する設定情報が格納される。通信制御装置43は、例えばスイッチコントローラであり、各通信ポート41に入出力されるフレームやパケットの送信元情報と送信先情報に基づき、入出力されるフレームやパケットの通信ポート41間の転送制御を行う。
図2に情報処理システム1の構成要素のうち管理装置10、サーバ装置20、及びストレージ装置30が備える主な機能、及び管理装置10の夫々において管理される主なテーブル(TBLと略記する場合もある。)を示している。尚、同図に示した各機能は、各装置が備えるハードウエアによって、もしくは、CPU101又はプロセッサ33が、メモリ120又はプロセッサ33が備えるメモリに格納されているプログラムを実行することによって実現される。また上記テーブル(データ)は、DBMS(DataBase Management System)の機能によって管理される。
同図に示すように、サーバ装置20は、仮想化制御部22、及びI/O制御部23の機能を備えている。またサーバ装置20は、仮想装置管理テーブル24を管理している。
仮想化制御部22は、同一のハードウエア装置上に仮想的なハードウエア環境である仮想装置21(仮想計算機)を実現し、仮想装置21ごとに他の仮想装置21から独立して、オペレーティングシステム(以下、OSとも称する。)やアプリケーションのインストール環境、これらの設定環境、実行環境等を提供する。仮想装置21の実現方式には、例えばVMware(登録商標)やKVM(Kernel-based Virtual Machine)(登録商標)等が採用する完全仮想化(ハイパーバイザ方式)、Xen(登録商標)等が採用する疑似仮想化方式(パラバーチャライゼーション)、Virtuozzo/OpenVZ(登録商標)が採用するOSレベル仮想化等がある。
図2ではサーバ装置20(Server#1)では、仮想化制御部#1によって、2つの仮想装置21(VM#1,VM#2)が実現されている。このうち仮想装置21(VM#1)には、オペレーティングシステム212(OS#1)、及びアプリケーション211(APP#1)が存在する。また仮想装置21(VM#2)には、オペレーティングシステム212(OS#2)、及びアプリケーション211(APP#2)が存在する。一方、サーバ装置20(Server#2)では、仮想化制御部22(#2)によって仮想装置21(VM#3)が実現されている。このうち仮想装置21(VM#3)にはオペレーティングシステム212(OS#3)、及びアプリケーション211(APP#3)が存在する。
サーバ装置20のI/O制御部23は、サーバ装置20とストレージ装置30との間で送受信されるデータの監視や制御を行う。サーバ装置20が管理する仮想装置管理テーブル24には、そのサーバ装置20に実現されている仮想装置21を特定する情報(以下、仮想装置IDと称する。)が管理される。
図2に示すように、ストレージ装置30は、構成管理部351、I/O制御部352、及びVLU管理部353を備える。このうち構成管理部351は、ストレージネットワーク4を介して行われるサーバ装置20とストレージ装置30との間のI/Oパスの管理や設定を行う。I/O制御部352は、サーバ装置20とストレージ装置30との間で送受信されるデータの監視や制御を行う。VLU管理部353は、ストレージ装置30において仮想的に実現される論理ボリューム(LU:Logical Unit)である仮想論理ボリューム(以下、VLU(Virtual Logical Unit)360と称する。)の管理(生成、消滅、アクセス制御等)を行う。VLU360は、記憶装置(LDEV:Logical Device)を用いて実現される論理的なボリューム(以下、RLU(Real Logical Unit)361と称する。)を用いて構成される。記憶装置(LDEV)は、例えばRAIDグループの記憶領域である。
RLU361に基づくVLU360の生成は、例えばボリュームの容量を仮想化する技術(以下、ボリューム容量仮想化技術)を用いて実現される。上記技術では、VLU360へのRLU361の割り当て量を固定的に設定せず、例えばVLU360にはVLU360の現在の使用量に応じた量のRLU361の記憶領域がストレージプールから割り当てられる。VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354には、VLU360とRLU361、及び仮想装置21の対応が管理される。
図2に示すように、管理装置10はデバイスマネージャ11を備える。またデバイスマネージャ11は、サーバ装置管理部111及びストレージ装置管理部112を備える。管理装置10は、サーバ管理装置テーブル13、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14、VLU/RLU管理テーブル15、及びRLU/仮想装置管理テーブル16を管理する。
図3A乃至図3Gに以上に説明した各種テーブルの一例を示している。
図3Aはサーバ装置管理テーブル13の一例である。サーバ装置管理テーブル13には各サーバ装置20に割り当てられているVLU360が管理されている。同図に示すように、サーバ装置管理テーブル13は、サーバ装置131及びVLU132の各項目を有する一つ以上のレコードを有している。
図3Bは仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の一例である。仮想装置/サーバ装置管理テーブル14には仮想装置21とサーバ装置20との対応が管理されている。同図に示すように、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14は、仮想装置141及びサーバ装置142の各項目を有する一つ以上のレコードを有している。
図3CはVLU/RLU管理テーブル15の一例である。VLU/RLU管理テーブル15にはVLU360とRLU361との対応が管理されている。同図に示すように、VLU/RLU管理テーブル15は、VLU151及びVLU152の各項目を有する一つ以上のレコードを有している。
図3DはRLU/仮想装置管理テーブル16の一例である。RLU/仮想装置管理テーブル16にはRLU361と仮想装置21との対応が管理されている。同図に示すように、RLU/仮想装置管理テーブル16は、RLU161及び仮想装置162の各項目を有する一つ以上のレコードを有している。
図3E、図3Fはサーバ装置20に管理される仮想装置管理テーブル24の一例である。このうち図3Eは図2に例示したサーバ装置20(Server#1)に管理される仮想装置管理テーブル24の一例である。また図3Fは図2に例示したサーバ装置20(Server#2)に管理される仮想装置管理テーブル24の一例である。仮想装置管理テーブル24にはそのサーバ装置20に存在する仮想装置21の仮想装置IDが管理される。同図に示すように、仮想装置管理テーブル24は、仮想装置IDが設定される項目(仮想装置241)を有する一つ以上のレコードを有している。
図3Gは、ストレージ装置30に管理されるVLU/RLU/仮想装置管理テーブル354の一例である。VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354にはVLU360と仮想装置2542とRLU361との対応が管理されている。同図に示すように、VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354は、VLU3541、仮想装置3542、及びVLU3543の各項目を有する一つ以上のレコードを有している。尚、同図に示すように、同じサーバ装置20に存在する仮想装置21には同一の(必ずしも同一でなくてもよい)VLU360(同図ではVLU#1)が割り当てられる。また各仮想装置21には異なるRLU361が割り当てられる。
尚、図3A乃至図3Gに例示した各テーブルのレコード数はあくまで一例に過ぎず、例えば初期状態のようにレコードが一つも存在しないこともある。
=処理説明=
以下、情報処理システム1において行われる各種の処理について説明する。尚、以下の説明において、符号の前に付された「S」の文字は処理ステップを意味する。
<仮想装置の追加時の処理>
まず第1事例として、サーバ装置20に仮想装置21が追加された際に行われる処理について説明する。図4A及び図4Bは、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加される様子を説明する図である。このうち図4Aはサーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加される前の状態であり、図4Bは仮想装置21(VM#3)が追加された後の状態である。図5A乃至図5Gは、図4Aの状態から図4Bの状態に構成が変更された場合における各テーブルの変化の様子を説明する図である。
図5Aに示すように、サーバ装置管理テーブル13には、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加されることにより、サーバ装置20(Server#2)とVLU#1とが対応する旨を示すレコードが追加される。また図5Bに示すように、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14には、仮想装置21(VM#3)とサーバ装置20(Server#2)とが対応する旨を示すレコードが追加される。また図5Cに示すように、VLU/RLU管理テーブル15には、RLU361(RLU#3)がVLU360(VLU#1)の構成要素である旨を示すレコードが追加される。さらに図5Dに示すように、RLU/仮想装置管理テーブル16に、仮想装置21(VM#3)にRLU361(RLU#3)が対応づけられた旨を示すレコードが追加される。
図5Eに示すように、サーバ装置20(#2)に仮想装置21(VM#3)追加されても、仮想装置管理テーブル24(Server#1)の内容は変化しない。図5Fに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加されたので、仮想装置管理テーブル24(Server#2)には、仮想装置21(VM#3)のレコードが追加されている。図5Gに示すように、VLU/RLU仮想装置管理テーブル354に、RLU361(RLU#3)がVLU360(VLU#1)の構成要素である旨を示すレコードが追加されている。
図6は、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加された場合に、管理装置10(デバイスマネージャ11)、サーバ装置20(Server#2)(仮想化制御部22(#2))、及びストレージ装置30(構成管理部351)によって行われる処理(以下、仮想装置追加時処理S600と称する。)を説明するフローチャートである。
まずサーバ装置20(Server#2)は、自身において仮想装置21(VM#3)が追加されたことを検知すると(S611)、仮想装置21(VM#3)が追加された旨を管理装置10に通知する(S612)。尚、管理装置10において仮想装置21の構成変更(追加、削除、移行)を検知する方法としては、管理装置10から変更内容を取得する方法、管理装置10から随時サーバ装置20にポーリングする方法等がある。
管理装置10は、仮想装置21(VM#3)が追加された旨を受信すると(S613)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14に仮想装置21(VM#3)に関するレコードを追加し(図5B)(S614)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14を更新した旨をサーバ装置20(Server#2)に通知する(S615)。サーバ装置20(Server#2)は、上記通知を受信すると(S616)、仮想装置管理テーブル24(Server#2)に仮想装置21(VM#3)のレコードを追加する(図5F)(S617)。尚、サーバ装置20における仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の更新は、サーバ装置20から管理装置10に対して能動的に仮想装置ID等の情報を要求する方法により行うようにしてもよい。
次に管理装置10は、サーバ装置管理テーブル13を参照し、仮想装置21が追加されたサーバ装置20に、現在、当該サーバ装置20がアクセス可能なVLU360が割り当てられているか否かを判断する(S618)。割り当てられている場合は(S618:YES)S626に進み、割り当てられていない場合は(S618:NO)、S619に進む。
S619では、管理装置10は、VLU360の割り当て要求をストレージ装置30に送信する。ストレージ装置30は、VLU360の割り当て要求を受信すると(S620)、サーバ装置20(Server#2)にVLU360を割り当てる(S621)。この際、VLU360が未だ一つも存在しないようであれば、ストレージ装置30はVLU360を生成し、生成したVLU360をサーバ装置20(Server#2)に割り当てる。尚、前述したようにストレージ装置30は、同一のサーバ装置20において実現される全ての仮想装置21に同一(必ずしも同一でなくてもよい)のVLU360が割り当てられるように、仮想装置21にVLU360を割り当てる。VLU360の生成指示は、サーバ装置20(Server#2)からストレージ装置30に送信するようにしてもよい。
ストレージ装置30は、VLU360を割り当てるとその旨を管理装置10に通知する(S622)。管理装置10は、上記通知を受信する(S623)。
S624では、管理装置10は、仮想装置(VM#3)からVLU360(VLU#1)にアクセスするためのI/Oパスの割り当てを要求する(S624)。尚、I/Oパスの割り当てとは、仮想装置(VM#3)からVLU360(VLU#1)にアクセスするための物理的又は論理的な通信資源(例えば通信ポート)を割り当てることである。
ストレージ装置30は、I/Oパスの割り当て要求を受信すると(S625)、I/Oパスの割り当てを行い(S626)、その旨を管理装置10に通知する(S627)。管理装置10は、上記通知を受信すると(S628)、サーバ装置20(Server#2)とVLU360(VLU#1)とを対応づけたレコードをサーバ装置管理テーブル13に追加する(図5A)(S629)。
次に管理装置10は、ストレージ装置30に、VLU360(VLU#1)へのRLU361の割当要求を送信する(S630)。ストレージ装置30は、上記要求を受信すると(S631)、VLU360(VLU#1)にRLU361(例えばRLU361(#3))を割り当てる(S632)。尚、前述したように、ストレージ装置30は、仮想装置21ごとに夫々に割り当てられるVLU360を構成するRLU361が異なるように、VLU360にRLU361を割り当てる。RLU361の割り当て後は、ストレージ装置30はVLU/RLU/仮想装置管理テーブル354を更新し(S633)、RLU割当完了報告を管理装置10に送信する(S634)。
管理装置10は、上記通知を受信すると(S635)、VLU/RLU管理テーブル15、及びRLU/仮想装置管理テーブル16の内容を更新する(S636)。
以上によれば、サーバ装置20への仮想装置21の追加に際しては、管理装置10、サーバ装置20、及びストレージ装置30によって追加された仮想装置21に自動的にVLU360が割り当てられる。またVLU360へのRLU361の割り当てや、追加された仮想装置21がVLU360にアクセスするために使用するI/Oパスの設定も自動的に行われる。そして同じサーバ装置20に存在する仮想装置21には同じVLU360(同図ではVLU#1)が割り当てられた状態、及び仮想装置21ごとに異なるRLU361が割り当てられる。このため、仮想装置21が追加されても記憶領域の区画設定(パーティショニング)や仮想装置21がVLU360にアクセスするためのI/Oパスの設定、VLU360へのRLU361の割り当てをユーザが手動で行う必要がなく、仮想装置21の追加時においてユーザの作業負荷が基本的に生じない。
<仮想装置の削除時の処理>
次に第2事例として、サーバ装置20から仮想装置21が削除される際に行われる処理について説明する。図7A及び図7Bは、サーバ装置20(Server#2)から仮想装置21(VM#3)が削除される様子を説明する図である。このうち図7Aは仮想装置21(VM#3)が削除される前の状態を示す図であり、図7Bは仮想装置21(VM#3)が削除された後の状態を示す図である。図8A乃至図8Gは、図7Aの状態から図7Bの状態に構成が変更された場合におけるテーブルの変化の様子を示す図である。
図8Aに示すように、サーバ装置20(Server#2)から仮想装置21(VM#3)が削除されることにより、サーバ装置管理テーブル13からサーバ装置20(Server#2)とVLU#1とが対応する旨を示すレコードが削除される。また図8Bに示すように、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14から、仮想装置21(VM#3)とサーバ装置20(Server#2)とが対応する旨を示すレコードが削除される。また図8Cに示すように、VLU/RLU管理テーブル15から、RLU361(RLU#3)がVLU360(VLU#1)の構成要素である旨を示すレコードが削除される。さらに図8Dに示すように、RLU/仮想装置管理テーブル16に、仮想装置21(VM#3)にRLU361(RLU#3)が対応づけられた旨を示すレコードが追加される。
図8Eに示すように、サーバ装置20(#2)から仮想装置21(VM#3)が削除されても、仮想装置管理テーブル24(Server#1)の内容は変化しない。図8Fに示すように、サーバ装置20(Server#2)から仮想装置21(VM#3)が削除されたので仮想装置管理テーブル24(Server#2)から仮想装置21(VM#3)のレコードが削除される。図8Gに示すように、VLU/RLU仮想装置管理354から、仮想装置21(VM#3)、VLU360(VLU#1)、及びRLU361(RLU#3)を対応づけたレコードが削除される。
図9は、図8A乃至図8Gに示したテーブルの更新に際し、管理装置10(デバイスマネージャ11)、サーバ装置20(#2)(仮想化制御部22(#2))、及びストレージ装置30(構成管理部351)によって行われる処理(以下、仮想装置削除時処理S900と称する。)を説明するフローチャートである。
まずサーバ装置20(Server#2)は、自身において仮想装置21(VM#3)が削除されたことを検知すると(S911)、仮想装置21(VM#3)が削除された旨を管理装置10に通知する(S912)。
管理装置10は、仮想装置21(VM#3)が削除された旨を受信すると(S913)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14から仮想装置21(VM#3)に関するレコードを削除し(図8B)(S914)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14を更新した旨をサーバ装置20(Server#2)に通知する(S915)。サーバ装置20(Server#2)は、上記通知を受信すると(S916)、仮想装置管理テーブル24(Server#2)から仮想装置21(VM#3)のレコードを削除する(図8F)(S917)。
S915において、管理装置10は、仮想装置21(VM#3)が削除されることにより、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が存在しなくなるか否か、即ち削除された仮想装置21(VM#3)がサーバ装置20(Server#2)に存在する最後の仮想装置21か否かを判断する。存在しなくなる場合(S918:YES)には、S919に進み、サーバ装置20(Server#2)に他の仮想装置21が残存している場合(S918:NO)は、S919に進む。
S919では、管理装置10は、サーバ装置20(Server#2)からVLU360(VLU#1)にアクセスするためのI/Oパスの割り当て解除要求をストレージ装置30に送信する。ストレージ装置30は、I/Oパス割当解除要求を受信すると(S920)、サーバ装置20(Server#2)からVLU360(VLU#1)にアクセスするためのI/Oパスの割り当てを解除する(S921)。I/Oパスの割り当て解除後、ストレージ装置30は、パス解除完了通知を管理装置10に送信する(S922)。管理装置10は、上記パス解除完了通知を受信する(S923)。
S924では、管理装置10は、サーバ装置管理テーブル13から、サーバ装置20(Server#2)とVLU360(VLU#1)とを対応づけたレコードを削除する(図8A)(S924)。
S925では、サーバ装置20(Server#2)が、仮想装置21(VM#3)の関連情報の削除要求をストレージ装置30に送信する。ストレージ装置30は、上記削除要求を受信すると(S926)、VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354から仮想装置21(VM#3)に関する情報を削除する(図8G)(S927)。またこのとき、サーバ装置20(Server#2)は、VLU/RLU管理テーブル15、及びRLU/仮想装置管理テーブル16の内容を更新する。
尚、ストレージ装置30は、セキュリティ確保のために、必要に応じてVLU360への割り当てが解除された(未使用状態となった)RLU361(#3)に格納されていたデータの破砕化(シュレッディング処理等)を行う。
以上によれば、サーバ装置20から仮想装置21が削除された際、削除された仮想装置21に関する情報の削除が自動的に行われる。またVLU360へのRLU361の割り当ての解除や、削除された仮想装置21がVLU360にアクセスするために使用していたI/Oパスの設定解除が自動的に行われる。そして同じサーバ装置20に存在する仮想装置21に同じVLU360(同図ではVLU#1)が割り当てられた状態、及び仮想装置21ごとに異なるRLU361が割り当てられた状態が維持される。このため、仮想装置21が削除された場合でも、記憶領域の区画設定(パーティショニング)、仮想装置21がVLU360にアクセスするためのI/Oパスの設定、VLU360へのRLU361の割り当てをユーザが手動で行う必要がなく、仮想装置21の削除時においてユーザの作業負荷は基本的に生じない。
<仮想装置の移行時の処理>
次に第3事例として、仮想化制御部22(#1,#2)の仮想装置21の移行(マイグレーション)機能によって異なるサーバ装置20間で仮想装置21の移行がなされる際に行われる処理について説明する。
図10A及び図10Bは、サーバ装置20(Server#1)に存在していた仮想装置21(VM#2)が、サーバ装置20(Server#2)に移行される様子を説明する図である。このうち図10Aは仮想装置21(VM#2)が移行する前の状態を示す図であり、図10Bは仮想装置21(VM#2)が移行した後の状態を示す図である。図11A乃至図11Gは、上記移行時の各テーブルの変化の様子を示す図である。
図11Aに示すように、仮想装置21(VM#2)の移行に伴い、サーバ装置管理テーブル13に、サーバ装置20(Server#2)とVLU#1とが対応する旨を示すレコードが追加される。図11Bに示すように、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14から仮想装置21(VM#2)とサーバ装置20(Server#1)とが対応する旨を示すレコードが削除され、代わりに仮想装置21(VM#2)とサーバ装置20(Server#2)とが対応する旨を示すレコードが追加される。図11Cに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#2)が移行した場合でも、VLU360とRLU361の関係は変化しない。図11Dに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#2)が移行した場合でも、仮想装置21とRLU361の関係は変化しない。
図11Eに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#2)が移行したので、仮想装置管理テーブル24(Server#1)から仮想装置21(VM#2)のレコードが削除されている。図11Fに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#2)が移行したので、仮想装置管理テーブル24(Server#2)の内容が更新され、仮想装置21(VM#2)のレコードが追加されている。図11Gに示すように、サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#2)が移行しても、VLU360、仮想装置21、及びRLU361の関係は変化せず、VLU/RLU仮想装置管理354の内容は変化しない。
図12は、図11A乃至図11Gに示したテーブルの更新に際し、管理装置10(デバイスマネージャ11)、サーバ装置20(Server#1,Server#2)(仮想化制御部22(#1,#2))、及びストレージ装置30(構成管理部351)によって行われる処理(以下、仮想装置移行時処理S1200と称する。)を説明するフローチャートである。
まずサーバ装置20(Server#1,Server#2)は、仮想装置21(VM#2)の移行に際し(S1211)、移行が発生する旨を管理装置10に通知する(S1212)。
管理装置10は、仮想装置21(VM#2)が移行する旨を受信すると(S1213)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14を更新し(図11B)(S1214)、仮想装置/サーバ装置管理テーブル14を更新した旨をサーバ装置20(Server#1,Server#2)に通知する(S1215)。サーバ装置20(Server#1,Server#2)は、上記通知を受信すると(S1216)、仮想装置管理テーブル24(Server#1,Server#2)を更新する(図11E,図11F)(S1217)。
次に管理装置10は、サーバ装置管理テーブル13を参照し、サーバ装置20(Server#2)が、サーバ装置20(Server#1)が認識していたVLU360(VLU#1)を既に認識中であるか否かを判断する(S1218)。既に認識中であれば(S1218:YES)S1226に進み、サーバ装置20(Server#2)がVLU360(VLU#1)をまだ認識していなければ(S1218:NO)、S1219に進む。
S1219では、管理装置10は、サーバ装置20(Server#2)へのVLU360(VLU#1)の割当要求をストレージ装置30に送信する。ストレージ装置30は、上記割当要求を受信すると(S1220)、サーバ装置20(Server#2)にVLU360を割り当てる(S1221)。ストレージ装置30は、サーバ装置20(Server#2)にVLU360(VLU#1)を割り当てると、VLU割当完了通知を管理装置10に送信する(S1222)。
S1224では、管理装置10は、仮想装置(VM#2)からVLU360(VLU#1)にアクセスするためのI/Oパスの割り当てを要求する(S1224)。ストレージ装置30は、上記I/Oパス割当要求を受信すると(S1225)、仮想装置(VM#2)からVLU360(VLU#1)にアクセスするためのI/Oパスの割り当てを行い(S1226)、I/Oパスの割当完了通知を管理装置10に送信する(S1227)。管理装置10は、上記割当完了通知を受信すると(S1228)、サーバ装置20(Server#2)とVLU360(VLU#1)とを対応づけたレコードをサーバ装置管理テーブル13に追加する(図11A)(S1229)。
以上によれば、サーバ装置20間で行われる仮想装置21の移行に際し、仮想装置21へのVLU360の割り当てが自動的に行われる。また移行先のサーバ装置20で仮想装置21がVLU360にアクセスするために使用するI/Oパスの設定が自動的に行われる。そして同じサーバ装置20に存在する仮想装置21に同じVLU360(同図ではVLU#1)が割り当てられた状態、及び仮想装置21ごとに異なるRLU361が割り当てられた状態が維持される。このため、仮想装置21が移行された場合でも、記憶領域の区画設定(パーティショニング)、仮想装置21がVLU360にアクセスするためのI/Oパスの設定、VLU360へのRLU361の割り当てをユーザが手動で行う必要がなく、仮想装置21の移行時においてユーザの作業負荷は基本的に生じない。
=I/O要求発生時の処理=
次に、仮想装置21からVLU360へのI/O要求に関する処理について説明する。尚、上記I/O要求は、例えばサーバ装置20がクライアント装置60からデータアクセス要求を受け付けた場合に発生する。図13は上記処理(以下、I/O要求発生時処理S1300と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともにI/O要求発生時処理S1300について説明する。
仮想装置21からVLU360へのI/O要求が発生すると(S1311)、サーバ装置20は、I/O要求元の仮想装置21の仮想装置IDを仮想装置管理テーブル24から取得し(S1312)、取得した仮想装置IDを付加したI/O要求をストレージ装置30に送信する(S1313、S1314)。例えばサーバ装置20とストレージ装置30との間の通信がFC−PH(Fibre Channel PHysical and signaling interface)に従って行われる場合には、図14に示すFC−PHデータフレーム1400のFH(Frame Header)に仮想装置IDを格納する。
ストレージ装置30は、I/O要求を受信すると(S1315)、VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354を参照し(S1316)、I/O要求に付加されている仮想装置IDからアクセス対象となるRLU361を特定する(S1317)。
S1318では、ストレージ装置30は、S1317で特定したRLU361にI/Oコマンドを発行する。そしてストレージ装置30は、I/Oコマンドに応じて取得される応答情報(データ書き込みコマンドの処理結果やデータ読み出しコマンドによって読み出されたデータ)をサーバ装置20に送信する(S1319)。サーバ装置20は、応答情報を受信すると(S1320)、例えばクライアント装置60に応答を返す。サーバ装置20においてI/O要求が発生した場合には、以上の処理が行われる。
尚、前述したように、本実施形態の情報処理システム1にあっては、同じサーバ装置20に存在する仮想装置21には同じVLU360が割り当てられ、仮想装置21ごとに異なるRLU361が割り当てられる。このため、上記のように、ストレージ装置30は、FC−PHデータフレーム1400に付加されている仮想装置IDからアクセス対象となるRLU361を容易かつ確実に特定することができる。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
情報処理システム1の概略的な構成を示す図である。 管理装置10、サーバ装置20、及びクライアント装置60として利用可能なコンピュータ100(情報処理装置)のハードウエア構成の一例を示す図である。 ストレージ装置30のハードウエア構成の一例を示す図である。 ストレージネットワーク4を構成するために用いられるネットワーク機器の一例として示すスイッチのハードウエア構成の一例を示す図である。 管理装置10、サーバ装置20、ストレージ装置30が備える主な機能、及び管理装置10の夫々において管理される主なテーブル(TBLと略記する場合もある。)を示す図である。 サーバ装置管理テーブル13の一例を示す図である。 仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の一例を示す図である。 VLU/RLU管理テーブル15の一例を示す図である。 RLU/仮想装置管理テーブル16の一例を示す図である。 仮想装置管理テーブル24(Server#1)の一例を示す図である。 仮想装置管理テーブル24(Server#2)の一例を示す図である。 VLU/RLU/仮想装置管理テーブル354の一例を示す図である。 サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加される前の状態を示す図である。 サーバ装置20(Server#2)に仮想装置21(VM#3)が追加された後の状態を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合におけるサーバ装置管理テーブル13の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU管理テーブル15の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合におけるRLU/仮想装置管理テーブル16の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#1)の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#2)の変化の様子を示す図である。 図4Aの状態から図4Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU/仮想装置管理テーブル354の変化の様子を示す図である。 仮想化装置追加時処理S600を説明するフローチャートである。 サーバ装置20(Server#2)から仮想装置21(VM#3)が削除される前の状態を示す図である。 サーバ装置20(Server#2)から仮想装置21(VM#3)が削除された後の状態を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合におけるサーバ装置管理テーブル13の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU管理テーブル15の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合におけるRLU/仮想装置管理テーブル16の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#1)の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#2)の変化の様子を示す図である。 図7Aの状態から図7Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU/仮想装置管理テーブル354の変化の様子を示す図である。 仮想装置削除時処理S900を説明するフローチャートである。 サーバ装置20(Server#1)に存在していた仮想装置21(VM#2)がサーバ装置20(Server#2)に移行される前の状態を示す図である。 サーバ装置20(Server#1)に存在していた仮想装置21(VM#2)が、サーバ装置20(Server#2)に移行された後の状態を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合におけるサーバ装置管理テーブル13の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置/サーバ装置管理テーブル14の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU管理テーブル15の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合におけるRLU/仮想装置管理テーブル16の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#1)の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合における仮想装置管理テーブル24(Server#2)の変化の様子を示す図である。 図10Aの状態から図10Bの状態に構成変更がされた場合におけるVLU/RLU/仮想装置管理テーブル354の変化の様子を示す図である。 仮想化装置移行時処理S1200を説明するフローチャートである。 I/O要求発生時処理S1300を説明するフローチャートである。 FC−PHデータフレーム1400を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理システム
4 ストレージネットワーク
5 通信ネットワーク
10 管理装置
13 サーバ装置管理テーブル
14 仮想装置管理テーブル
15 VLU/RLU管理テーブル
16 RLU/仮想装置管理テーブル
20 サーバ装置
21 仮想装置
22 仮想化制御部
23 I/O制御部
24 仮想装置管理テーブル
30 ストレージ装置
60 クライアント装置
111 サーバ装置管理部
112 ストレージ装置管理部
211 アプリケーション
212 オペレーティングシステム
351 構成管理部
352 I/O制御部
353 VLU管理部
354 VLU/RLU/仮想装置管理テーブル
360 VLU
361 RLU

Claims (11)

  1. サーバ装置と、前記サーバ装置に通信可能に接続するストレージ装置と、前記サーバ装置及び前記ストレージ装置に通信可能に接続する管理装置とを備える情報処理システムであって、
    前記サーバ装置は、仮想装置を実現する仮想化制御部を有し、
    前記ストレージ装置は、一台以上の物理ディスクの記憶領域を用いて実現される論理ボリュームである実論理ボリュームを用いて構成される仮想論理ボリュームをサーバ装置に提供する仮想論理ボリューム管理部を有し、
    前記ストレージ装置は、同一の前記サーバ装置において実現される全ての前記仮想装置に前記仮想論理ボリュームを割り当てるとともに、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームを設定し、
    前記サーバ装置は、前記仮想装置においてI/O要求が発生した場合に、当該仮想装置の識別子を付加した前記I/O要求を前記ストレージ装置に送信し、
    前記ストレージ装置は、前記I/O要求に付加されている前記仮想装置の識別子に基づいて、当該I/O要求のアクセス対象の前記実論理ボリュームを特定し、
    前記管理装置は、
    前記サーバ装置と前記サーバ装置に割り当てられている前記仮想論理ボリュームとの対応が格納されるサーバ装置管理テーブル、
    前記仮想装置と前記サーバ装置との対応が格納される仮想装置/サーバ装置管理テーブル、
    前記仮想論理ボリュームと前記実論理ボリュームとの対応が格納される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、
    前記実論理ボリュームと前記仮想装置の対応が格納される実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル
    を記憶し、
    前記サーバ装置は、自身で実現されている仮想装置の識別子が管理される仮想装置管理テーブルを記憶し、
    前記ストレージ装置は、前記仮想論理ボリュームと、前記仮想装置と、前記実論理ボリュームとの対応が管理される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルを記憶し、
    前記サーバ装置において実現される前記仮想装置の構成変更に際し、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように、
    前記管理装置が、前記サーバ装置管理テーブル、前記仮想装置/サーバ装置管理テーブル、前記仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、前記実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルのうちの少なくともいずれかの内容を前記構成変更後の状態に設定し、
    前記サーバ装置が、前記仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定し、
    前記ストレージ装置が、仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定すること
    を特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記構成変更は、前記サーバ装置への前記仮想装置の追加、前記サーバ装置からの前記仮想装置の削除、第1の前記サーバ装置から第2の前記サーバ装置への前記仮想装置の移行、のうちのいずれかであること
    を特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記構成変更が、前記サーバ装置への前記仮想装置の追加であり、
    前記管理装置は、前記仮想装置が追加された前記サーバ装置に前記仮想論理ボリュームが割り当てられていない場合に、前記ストレージ装置に対し、前記サーバ装置への前記仮想論理ボリュームの割り当て要求を送信し、
    前記ストレージ装置は、前記割り当て要求に応じて前記サーバ装置に前記仮想論理ボリューム前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスを割り当てること
    を特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項に記載の情報処理システムであって、
    前記構成変更が、前記サーバ装置からの前記仮想装置の削除、又は第1の前記サーバ装置から第2の前記サーバ装置への前記仮想装置の移行であり、
    前記管理装置は、前記仮想装置が削除されることにより前記サーバ装置に前記仮想装置が存在しなくなる場合に、前記ストレージ装置に対し、前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスの割り当て解除要求を送信し、
    前記ストレージ装置は、前記割り当て解除要求に応じてI/Oパスの割り当てを解除すること
    を特徴とする情報処理システム。
  5. サーバ装置と、前記サーバ装置に通信可能に接続するストレージ装置と、前記サーバ装置及び前記ストレージ装置に通信可能に接続する管理装置とを備え、
    前記サーバ装置が、仮想装置を実現する仮想化制御部を有し、
    前記ストレージ装置が、一台以上の物理ディスクの記憶領域を用いて実現される論理ボリュームである実論理ボリュームを用いて構成される仮想論理ボリュームを前記サーバ装置に提供する仮想論理ボリューム管理部を有し
    前記ストレージ装置が、同一の前記サーバ装置において実現される全ての前記仮想装置に前記仮想論理ボリュームを割り当てるとともに、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームを設定し、
    前記サーバ装置が、前記仮想装置においてI/O要求が発生した場合に、当該仮想装置の識別子を付加した前記I/O要求を前記ストレージ装置に送信し、
    前記ストレージ装置が、前記I/O要求に付加されている前記仮想装置の識別子に基づいて、当該I/O要求のアクセス対象の前記実論理ボリュームを特定し、
    前記管理装置が、
    前記サーバ装置と前記サーバ装置に割り当てられている前記仮想論理ボリュームとの対応が格納されるサーバ装置管理テーブル、
    前記仮想装置と前記サーバ装置との対応が格納される仮想装置/サーバ装置管理テーブル、
    前記仮想論理ボリュームと前記実論理ボリュームとの対応が格納される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、
    前記実論理ボリュームと前記仮想装置の対応が格納される実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル
    を記憶し、
    前記サーバ装置が、自身で実現されている仮想装置の識別子が管理される仮想装置管理テーブルを記憶し、
    前記ストレージ装置が、前記仮想論理ボリュームと、前記仮想装置と、前記実論理ボリュームとの対応が管理される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルを記憶する
    情報処理システムにおける情報処理方法であって、
    前記サーバ装置において実現される前記仮想装置の構成変更に際し、前記仮想装置ごとに夫々に割り当てられる前記仮想論理ボリュームを構成する前記実論理ボリュームが異なるように、
    前記管理装置が、前記サーバ装置管理テーブル、前記仮想装置/サーバ装置管理テーブル、前記仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、前記実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルのうちの少なくともいずれかの内容を前記構成変更後の状態に設定するステップ、
    前記サーバ装置が、前記仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定するステップ、
    前記ストレージ装置が、仮想論理ボリューム/実論理ボリューム/仮想装置管理テーブルの内容を前記構成変更後の状態に設定するステップ
    含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 請求項に記載の情報処理方法であって、
    前記構成変更は、前記サーバ装置への前記仮想装置の追加、前記サーバ装置からの前記仮想装置の削除、第1の前記サーバ装置から第2の前記サーバ装置への前記仮想装置の移行、のうちのいずれかであること
    を特徴とする情報処理方法。
  7. 請求項に記載の情報処理方法であって、
    前記構成変更が、前記サーバ装置への前記仮想装置の追加であり、
    前記管理装置が、前記仮想装置が追加された前記サーバ装置に前記仮想論理ボリュームが割り当てられていない場合に、前記ストレージ装置に対し、前記サーバ装置への前記仮想論理ボリュームの割り当て要求を送信するステップを実行し、
    前記ストレージ装置が、前記割り当て要求に応じて前記サーバ装置に前記仮想論理ボリューム前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスを割り当てるステップを実行する
    こと特徴とする情報処理方法。
  8. 請求項に記載の情報処理方法であって、
    前記構成変更が、前記サーバ装置からの前記仮想装置の削除、又は第1の前記サーバ装置から第2の前記サーバ装置への前記仮想装置の移行であり、
    前記管理装置が、前記仮想装置が削除されることにより前記サーバ装置に前記仮想装置が存在しなくなる場合に、前記ストレージ装置に対し、前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスの割り当て解除要求を送信するステップを実行し、
    前記ストレージ装置が、前記割り当て解除要求に応じてI/Oパスの割り当てを解除するステップを実行する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  9. 請求項に記載の情報処理システムに用いられる前記管理装置であって、
    前記サーバ装置と前記サーバ装置に割り当てられている前記仮想論理ボリュームとの対応が格納されるサーバ装置管理テーブル、
    前記仮想装置と前記サーバ装置との対応が格納される仮想装置/サーバ装置管理テーブル、
    前記仮想論理ボリュームと前記実論理ボリュームとの対応が格納される仮想論理ボリューム/実論理ボリューム管理テーブル、
    前記実論理ボリュームと前記仮想装置の対応が格納される実論理ボリューム/仮想装置管理テーブル
    を記憶すること
    を特徴とする管理装置。
  10. 請求項に記載の情報処理システムに用いられる前記管理装置であって、
    前記仮想装置が追加された前記サーバ装置に前記仮想論理ボリュームが割り当てられていない場合に、前記ストレージ装置に対し、前記サーバ装置への前記仮想論理ボリュームの割り当て要求を送信すること
    を特徴とする管理装置。
  11. 請求項に記載の情報処理システムに用いられる前記管理装置であって、
    前記仮想装置が削除されることにより前記サーバ装置に前記仮想装置が存在しなくなる場合に、前記ストレージ装置に対し、前記仮想装置から前記仮想論理ボリュームへのI/Oパスの割り当て解除要求を送信すること
    を特徴とする管理装置。
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