JP4703800B2 - Retention method for silaldehyde content - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケイヒ末中に含有されるケイアルデヒドの含有量を安定に保持させ得る方法に関し、さらにはケイヒ末を含有する混合物、造粒物等の製剤中に配合されたケイヒ末中に含有されるケイアルデヒドの含有量の保持方法に関する。
【0002】
詳細には、本発明は、ケイアルデヒドを含有する生薬成分配合の顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の医薬品、あるいはシナモンスティック、シナモンパウダー等の食品、化粧品等において、生薬中に含有されるケイアルデヒドの含有量を良好に保持させる方法、ならびにケイアルデヒドの含有量の減少を防止する方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
ケイヒ末の主成分であるケイアルデヒドには、鎮けい作用、鎮静、体温降下および解熱作用を主とする中枢抑制作用、中枢興奮作用、血圧降下、末梢血管拡張、心臓収縮力増強、軽度の消化管運動抑制、ストレス性胃びらん予防効果、胆汁分泌促進などの諸作用、中枢起源の脳波賦活作用、摘出心臓に対する陽性変力・変時作用、副腎からのカテコールアミン遊離作用、血小板凝集抑制作用等の効果があることが知られている。
【0004】
したがって、これらの効果を目的として、ケイヒ末を含有する風邪薬、鎮痛鎮けい薬、解熱鎮痛消炎薬、動悸抑制薬、保健強壮薬、婦人薬、芳香健胃薬等として、桂枝茯苓丸、八味地黄丸、安中散、茵チン五苓散、五苓散、五積散、牛膝散、女神散等の漢方製剤が広く用いられている。
【0005】
一方最近に至り、漢方薬として生薬エキス配合製剤が多く利用されているが、漢方薬としてのエキス製剤中に本来含有されているべき生薬成分である揮発性成分、水難溶性成分、あるいは水不溶性成分の含有量が、散剤や丸剤と比較して、減少している点が問題となり、薬効の相違点等が指摘されてきている。
【0006】
例えば、ケイヒ末を含有する漢方製剤の一つである桂枝茯苓丸については、傷寒論、金匱要略等の古典にそって製造された丸剤と、現在市場で多く用いられているエキス製剤との比較研究が盛んに行われている(鳥居塚和生ら:桂枝茯苓丸の製剤学的検討,日本東洋医学雑誌,35,185−189,1985;舟川昌代ら:漢方製剤の品質に関する研究(第4報),家庭薬研究,9:69−75,1990;成川一郎:丸剤型の検討,現代科学と漢方製剤−漢方の主張,健友館,東京,1991,210−219;および成川一郎:漢方処方製剤化の問題点(下),月刊薬事,35:339−343,1993)。
【0007】
これらの報告は、傷寒論、金匱要略等の古典にそって、煉蜜[蜂蜜を重湯煎等で濃縮し、軟エキス状としたもの(日本薬剤師会編,改訂4版漢方業務指針,薬業時報社,東京,1997,310)]を用いて作製されたケイヒ末含有製剤に関するもの、あるいは水分を除いた蜂蜜(舟川昌代ら:漢方製剤の品質に関する研究(第4報),家庭薬研究,9:69−75,1990)を用いて作製されたケイヒ末含有製剤に関するものである。
【0008】
ケイヒ末を含有する漢方製剤の問題点の一つに、その主成分の一つである生薬成分中のケイアルデヒドが、保存時において、その含有量が減少してしまう問題点がある。すなわち、ケイヒ末の主成分の一つであるケイアルデヒドは、揮発性を有するものであり、ケイヒ末を含有する製剤にあっては、常温においても、その保存期間中に、徐々にケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量が減少することが知られている。また常温以上の温度条件下の場合には、ケイアルデヒドの含有量の減少は、特に著しいものである。
【0009】
ケイヒ末を含有する漢方製剤について、製剤中のケイアルデヒドの含有量を安定化させる法として、水分を除いた蜂蜜を用い、これにケイヒ末等の生薬混合末、賦形剤、滑沢剤等を加え、打錠した錠剤が提案されており、先の舟川ら、あるいは成川らの報告によれば、この錠剤は、加速条件(40℃、湿度75%)下において、6カ月間安定であったとされている。
【0010】
このように、水分を除いた蜂蜜を用いることによって、生薬成分中のケイアルデヒドの含有量を安定に保つ改善方法が提案されているが、特異的な賦形剤として製剤中に水分を除いた蜂蜜を使用しなければならない。したがって、経済的な面で好ましいものとはいえず、また、製剤の製造上ならびに実際の使用上においても、それほど好ましいものとはいえない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、賦形剤として、水分を除いた蜂蜜を用いることなく、ケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量を、安定に保持する方法を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するべく鋭意検討した結果、本発明者らは、ケイヒ末の水分を除くことで、ケイヒ末中に含まれるケイアルデヒドの含有量を良好に保持し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】
したがって本発明は、その一つの態様として、ケイヒ末を乾燥させて、その乾燥減量値を、乾燥前の乾燥減量値より1%以上減少させることを特徴とする、ケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量を保持する方法を提供する。
【0013】
さらに本発明は、ケイヒ末のみならずケイヒ末を含有する製剤にあっても、その製剤中に含有されるケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量を保持させ得る方法を提供するものである。具体的には、ケイヒ末を含有する製剤を乾燥させて、その乾燥減量を、乾燥前の乾燥減量値より1%以上減少させることを特徴とする、製剤中のケイヒ末に含有されるケイアルデヒドの含有量を保持する方法を提供する。
【0014】
また本発明は、別の形態として、ケイヒ末中のケイアルデヒド含有量の減少を防止させる得る方法をも提供するものであり、具体的には、ケイヒ末を乾燥させて、その乾燥減量値を、乾燥前の乾燥減量値との差で、1%以上となるように減少させることを特徴とする、ケイヒ末中に含有されるケイアルデヒドの含有量の減少を防止する方法を提供する。
【0015】
この別の形態においても、ケイヒ末のみならずケイヒ末を含有する製剤にあっても、その製剤中に含有されるケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量について、その減少を防止し得るものであり、具体的には、ケイヒ末を含有する製剤を乾燥させて、その乾燥減量値を、乾燥前の乾燥減量値より1%以上減少させることを特徴とする、製剤中のケイヒ末に含有されるケイアルデヒドの含有量の減少を防止する方法を提供する。
【0016】
より好ましい態様としては、本発明は、ケイヒ末に他の生薬成分、賦形剤を加えて造粒・成形した顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の製剤中のケイヒ末に含有されるケイアルデヒドの含有量を保持する方法、さらには、上記した製剤中のケイヒ末に含有されるケイアルデヒドの含有量の減少を防止する方法を提供するものである。
なお、本発明にいう製剤とは、上記した顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の医薬品製剤のみならず、シナモンスティック、シナモンパウダー等の食品、化粧品等におけるケイアルデヒドを含有する製品をも包含する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のケイヒ末、あるいはケイヒ末を含有する製剤、特に顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の製剤中に配合されたケイヒ末に含有されるケイアルデヒドの含有量を保持する方法について、詳細に説明する。
【0018】
第一に本発明者らは、日本薬局方適合のケイヒ末(乾燥減量8.51%)を用いて、60℃保存時におけるケイヒ末中のケイアルデヒドの残存率を検討した。その結果、ケイヒ末に比べて、水を意図的に添加したケイヒ末では、ケイヒ末中に含有されたケイアルデヒドの含有量の保持が著しく悪くなることから、ケイアルデヒドの減少には水分が影響していることを確認した。
【0019】
そこで本発明者らは、ケイヒ末に対して乾燥操作を加えて水分を除くことによる、ケイヒ末中に含有されるケイアルデヒド含有量の減少状況について検討を行った。その結果、乾燥操作により水分を除いた乾燥ケイヒ末は、乾燥前のケイヒ末に比べ、ケイヒ末中に含有されるケイアルデヒドの含有量の保持が著しく改善されていることを見出した。
これらの結果を、下記の表1にまとめて示す。
【0020】
【表1】
【0021】
表中の結果からも明らかなように、ケイヒ末中の水分を除くことによって、容易にケイアルデヒドの含有量を良好に保持できるケイヒ末を得ることが可能となった。特に、ケイヒ末の乾燥減量を、乾燥前のケイヒ末の乾燥減量より1%以上となるよう減少させた場合には、ケイヒ末中のケイアルデヒドの含有量が良好に保持されていることが判明した。
【0022】
すなわち本発明は、ケイヒ末単独もしくは、ケイヒ末を含有する顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の製剤を、さらに乾燥させることにより、その乾燥減量値を、乾燥前の乾燥減量値より1%以上減少させることにより、ケイアルデヒドの含有量について、安定な保持を図ることを特徴とするものである。
【0023】
本発明は、ケイヒ末それ自体、あるいはケイヒ末を含む混合物、それを用いて乾式造粒法で作製した造粒物、さらには該造粒物を用いて成形した顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等において、全体の水分を意図的に減少させることでケイアルデヒドの含量を保持しようとする点に特徴がある。したがって、前述した水分を除いた蜂蜜を賦形剤として用いてケイアルデヒドの安定化を図る方法とは、その性質を全く異にする。さらにまた、傷寒論、金匱要略等の古典には、生薬もしくは製剤全体の水分を意図的に除いて漢方製剤を製造する記述はなく、本発明の特徴を、何ら開示しているものではない。
【0024】
上述のごとく本発明は、ケイヒ末単独、もしくはケイヒ末を含有する製剤である顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等を、乾燥させることにより、ケイヒ末、あるいは製剤のケイヒ末に含有されているケイアルデヒドの含有量を、良好に保持するものである。
【0025】
この場合の本発明に用いられるケイヒ末としての生薬は、ケイヒに属するものであれば特に限定されるものではなく、ベトナムケイヒ、サイゴンケイヒ、ジャワケイヒ、セイロンケイヒ、ニッケイヒ等が例示でき、また、類似生薬としてケイヨウヘイ、ケイヨウ、ケイシ等が例示できる。
【0026】
本発明の具体的な方法としては、ケイヒ末単独の水分を、例えば、加熱乾燥、凍結乾燥、減圧乾燥等の方法で除くことにより、ケイアルデヒドの保持効果を得ることができる。さらにケイヒ末と他の生薬とを混合したもの、もしくはそれに賦形剤を加えたもの、さらには、顆粒、散剤、錠剤等に造粒・成形したものを乾燥して水分を除くことによっても、混合されたケイヒ末について、ケイアルデヒドの含有量の保持効果を得ることができる。
【0027】
乾燥方法としては、乾燥する手段、温度等を適宜選択して行うことができる。その具体例として、ケイヒ末における乾燥条件によるケイアルデヒドの残存率の関係を図1に、また、桂枝茯苓丸錠剤における乾燥条件によるケイアルデヒドの残存率の関係を図2に示した。
【0028】
ケイヒ末にあっては、乾燥温度は30℃〜200℃、好ましくは40℃〜100℃であり、また、桂枝茯苓丸錠剤にあっては、乾燥温度は30℃〜200℃、好ましくは40℃〜100℃である。なお、ケイヒ末、桂枝茯苓丸錠剤のどちらの場合も、200℃においては完全に焦げた状態となるため、200℃以上での加熱乾燥は好ましくない。また、図1および2に示すように、高い温度での長時間の乾燥は、ケイアルデヒドの含有量を減少させるため、乾燥時間はケイアルデヒドの初期含量およびその後の保持効果から必要に応じて任意に設定することができる。
【0029】
本発明は、具体例として示した加熱乾燥方法に限定されるものではないが、乾燥による乾燥減量を、乾燥前の乾燥減量より1%以上減少させることで、乾燥前の保持状態と比べ良好に改善される効果を得るものであり、より好ましくは、乾燥により乾燥減量を、乾燥前の乾燥減量より2%以上減少させるものである。
【0030】
ここで、本明細書における「乾燥減量」とは、乾燥減量、生薬試験法、第十三改正日本薬局方解説書(東京廣川書店、1996)に準じた方法で行ったものである。
【0031】
具体的には、粉砕機もしくは乳鉢で 300μm以下になるまで粉砕した生薬末、顆粒および錠剤4gをあらかじめ重量をはかったシャーレに入れ、その重量を精密に量り、105℃で5時間乾燥し、デシケーター(シリカゲル)で放冷し、その重量を精密に量る。再びこれを105℃で乾燥し、1時間ごとに重量を精密に量り、恒量(前後の秤量差が前回に量った乾燥物の質量の 0.25%以下とする)になったときの減量を乾燥減量(%)とした。
【0032】
本発明の製剤に用いる賦形剤は、医薬品添加物として通常用いるものでよい。例えば、デンプン、軽質無水ケイ酸、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、トウモロコシデンプン、低置換ヒドロキシプロピルセルロース、無機塩類等が挙げられ、これらの1種または2種以上を用いることができる。
適宜、前記賦形剤の他に、例えばステアリン酸マグネシウム、ラウリル硫酸ナトリウム、タルク等の滑沢剤、デキストリン、結晶セルロース、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ゼラチン等の結合剤、バレイショデンプン、カルボキシメチルセルロース等の崩壊剤を使用することができる。
さらに、これらの賦形剤に加え、矯味矯臭剤、着色剤を含有してもよい。
【0033】
【実施例】
以下、本発明を、具体的実施例およびその安定性試験により更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0034】
【実施例1〜2、および安定性試験1】
実施例1:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、結晶セルロース270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、乾燥減量4.40%の桂枝茯苓丸顆粒を得た。
この桂枝茯苓丸顆粒を、さらに送風乾燥機で60℃、0.5時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.00%の桂枝茯苓丸顆粒を得た。
【0035】
実施例2:
実施例1で得た乾燥減量4.40%の桂枝茯苓丸顆粒を、さらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量1.36%の桂枝茯苓丸顆粒を得た。
【0036】
安定性試験1:
実施例1および2で得られた桂枝茯苓丸顆粒を、60℃の条件下に保存し、製剤中のケイアルデヒドの含有量を、経時的にHPLCで測定し、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
なお、比較例1として、実施例1で得た、乾燥前の乾燥減量4.40%の桂枝茯苓丸顆粒を同様に保存し、ケイアルデヒドの含有量を同様に測定した。
その結果を図3に示す。
【0037】
図中の結果からも明らかなように、実施例1および2の桂枝茯苓丸顆粒は、乾燥前の比較例1の桂枝茯苓丸顆粒に比較して、製剤中におけるケイアルデヒドの含有量の保持が著しく改善されていることが判明する。
以上から判断すれば、製剤に配合させるケイヒ末を予め乾燥させることなく、ケイヒ末を含有する桂枝茯苓丸顆粒を乾燥させることでケイアルデヒドの保持効果が得られることが判明した。
【0038】
【実施例3〜8、および安定性試験2】
実施例3:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、結晶セルロース470g、軽質無水ケイ酸200gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた顆粒を用いて錠剤に打錠して、乾燥減量5.48%のを得た。
この桂枝茯苓丸錠剤をさらに送風乾燥機で40℃、2時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量4.45%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0039】
実施例4:
実施例3と同様の方法で得た乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で40℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量3.98%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0040】
実施例5:
実施例3と同様の方法で得た乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で60℃、1時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.89%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0041】
実施例6:
実施例3と同様の方法で得た乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で60℃、2時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.15%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0042】
実施例7:
実施例3と同様の方法で得た乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で80℃、1時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量0.93%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0043】
実施例8:
実施例3と同様の方法で得た乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で80℃、4時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量0.30%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0044】
安定性試験2:
安定性試験例1と同様の方法により、実施例3ないし8で得た桂枝茯苓丸錠剤を、60℃の条件下に保存し、製剤中のケイアルデヒドの含有量を、経時的にHPLCで測定し、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
なお、比較例2として、実施例3と同様の方法で得た、乾燥前の乾燥減量5.48%の桂枝茯苓丸錠剤を同様に保存し、ケイアルデヒドの含有量を同様に測定した。
その結果を図4に示した。
【0045】
図中の結果からも明らかなように、実施例3〜8の桂枝茯苓丸錠剤は、乾燥前の比較例2の桂枝茯苓丸錠剤に比較して、製剤中のケイアルデヒド含有量の保持が著しく改善されていることが判明する。
したがって、この試験結果からも、製剤に配合させるケイヒ末を予め乾燥させることなく、ケイヒ末を含有する錠剤を乾燥させることで、ケイアルデヒドの保持効果が得られることが判明した。
【0046】
【実施例9〜10、および安定性試験3】
実施例9:
ブシ末50g、ジオウ末600g、サンシュユ末300g、サンヤク末300g、タクシャ末300g、ブクリョウ末300g、ボタンピ末300g、ケイヒ末100g、結晶セルロース270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた顆粒を打錠して、乾燥減量7.24%の八味地黄丸錠剤を得た。
この錠剤をさらに送風乾燥機で60℃、0.5時間乾燥させ、乾燥減量4.71%の八味地黄丸錠剤を得た。
【0047】
実施例10:
実施例9と同様の方法で得た乾燥減量7.24%の八味地黄丸錠剤を、さらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量1.92%の八味地黄丸錠剤を得た。
【0048】
安定性試験3:
安定性試験例1と同様の方法により、実施例9および10で得た八味地黄丸錠剤を、60℃の条件下に保存し、製剤中のケイアルデヒドの含有量を、経時的にHPLCで測定し、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
なお、比較例3として、実施例9と同様の方法で得た、乾燥前の乾燥減量7.24%の八味地黄丸錠剤を同様に保存し、ケイアルデヒド含有量を同様に測定した。
その結果を図5に示した。
【0049】
図中に示した結果からも判明するように、実施例9および10の乾燥させた八味地黄丸錠剤は、比較例3の八味地黄丸錠剤に比較して、ケイアルデヒドの保持が著しく改善されている。
【0050】
【実施例11〜12、および安定性試験4】
実施例11:
タクシャ末500g、チョレイ末300g、ブクリョウ末300g、ジュツ末300g、ケイヒ末200g、結晶セルロース270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた造粒物を打錠して、乾燥減量7.73%の五苓散錠剤を得た。
かくして得られた錠剤を、さらに送風乾燥機で60℃、0.5時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量4.40%の五苓散錠剤を得た。
【0051】
実施例12:
実施例11と同様の方法により、乾燥減量7.73%の五苓散錠剤を得た。こ錠剤をさらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量1.97%の五苓散錠剤を得た。
【0052】
安定性試験4:
安定性試験例1と同様の方法により、実施例11および12で得た五苓散錠剤を、60℃の条件下に保存し、製剤中のケイアルデヒド含有量を、経時的に測定し、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
なお、比較例4として、実施例11と同様の方法で得た、乾燥前の乾燥減量7.73%の五苓散錠剤を同様に保存して、製剤中のケイアルデヒド含有量を同様に測定した。
その結果を図6に示した。
【0053】
図中に示した結果からも判明するように、実施例11および12で得た乾燥させた五苓散錠剤は、比較例4で得た乾燥前の五苓散錠剤に比較して、製剤中のケイアルデヒド含有量の保持が著しく改善されている。
【0054】
上記の安定性試験4、および前述の安定性試験3の事実からは、本発明の方法による製剤中に配合されるケイヒ末におけるケイアルデヒドの保持効果は、特定の処方によることなく、ケイヒ末を配合する製剤全てについて得られるものであることが理解される。
【0055】
【実施例13〜15、および安定性試験5】
実施例13:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、デキストリン270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた造粒物を打錠して、乾燥減量7.03%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
この錠剤をさらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.08%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0056】
実施例14:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、トウモロコシデンプン270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた造粒物を打錠して、乾燥減量7.54%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
この錠剤をさらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.46%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0057】
実施例15:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、結晶セルロース190g、乳糖3000gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた造粒物を打錠して、乾燥減量5.09%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
この錠剤をさらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量3.99%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0058】
安定性試験5:
安定性試験例1と同様の方法により、実施例13ないし15で得た桂枝茯苓丸錠剤を、60℃の条件下に保存し、製剤中のケイアルデヒド含有量を、経時的に測定し、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
なお、比較例5として、実施例13と同様の方法で得た乾燥前の乾燥減量7.03%の桂枝茯苓丸錠剤を、比較例6として、実施例14と同様の方法で得た乾燥前の乾燥減量7.54%の桂枝茯苓丸錠剤を、比較例7として、実施例15と同様の方法で得た乾燥前の乾燥減量5.09%の桂枝茯苓丸錠剤を用い、それぞれを同様に保存して、製剤中のケイアルデヒド含有量を同様に測定した。
その結果を図7に示した。
【0059】
図中に示した結果からも判明するように、実施例13ないし15で得た乾燥させた桂枝茯苓丸錠剤は、比較例5〜7として得た乾燥前の桂枝茯苓丸錠剤に比較して、ケイアルデヒドの含有量の保持が著しく改善されている。
以上の事実からは、製剤中に配合されるケイヒ末におけるケイアルデヒドの保持効果は、配合する賦形剤の種類によることなく得られるものであることが理解される。
【0060】
実施例16:
ケイヒ末200g、ブクリョウ末200g、シャクヤク末200g、ボタンピ末200g、トウニン末200g、結晶セルロース270g、軽質無水ケイ酸400gを均一に混合した後、乾式造粒法で造粒し、得られた造粒物を打錠して、乾燥減量4.39%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
かくして得られた桂枝茯苓丸錠剤を、さらに送風乾燥機で60℃、6時間乾燥させて水分を除き、乾燥減量2.12%の桂枝茯苓丸錠剤を得た。
【0061】
安定性試験6:
実施例16で得られた本発明のケイヒ末配合の製剤と、市販のケイヒ末配合製剤との間の安定性試験を行った。
すなわち、水分を除いた蜂蜜を使用して製造されている市販の桂枝茯苓丸錠剤(市販製剤)と、実施例16で得た本発明の桂枝茯苓丸錠剤の両者を用い、安定性試験1と同様にして、60℃条件下で保存し、製剤中のケイアルデヒドの含有量を経時的に測定して、製剤中のケイアルデヒドの初期値に対する残存率(%)を求めた。
その結果を図8に示した。
【0062】
図中の結果からも明らかなように、保存開始後10日後における市販製剤中のケイアルデヒド残存率は72.88%であったのに対し、実施例16の桂枝茯苓丸錠剤のケイアルデヒド残存率は、89.10%であり、製剤中にケイアルデヒドが良好に保存されていることが理解される。
【0063】
以上の各実施例ならびに各安定性試験の結果から判断すると、本発明によるケイヒ末、あるいはケイヒ末を配合した製剤中におけるケイアルデヒドの保持効果は、ケイヒ末を直接乾燥させること、さらにはケイヒ末を配合した製剤をさらに乾燥させることにより得られるものであり、製剤の剤形、処方あるいは使用する賦形剤の種類には関係ないものであることが理解される。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、ケイヒ末の水分を除くこと、あるいは水分を除いた蜂蜜を賦形剤として使用することなく、ケイヒ末と他の賦形剤との混合物、あるいはそれら混合物を用いて乾式造粒法で作製した造粒物、もしくは顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、カプセル剤等の全体の水分をさらに意図的に除くことで、ケイアルデヒドの保持が良好な、ケイヒ末および/またはそれを含有する混合・造粒物等を提供できる有用で広範囲に応用可能な新しい製法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケイヒ末における加熱乾燥条件と、ケイヒ末中のケイアルデヒドの残存率との関係を示す図である。
【図2】桂枝茯苓丸における加熱乾燥条件と、桂枝茯苓丸に配合したケイヒ末中のケイアルデヒド残存率との関係を示す図である。
【図3】安定性試験1における、桂枝茯苓丸顆粒中のケイアルデヒド残存率の変化を示す図である。
【図4】安定性試験2における、桂枝茯苓丸錠剤中のケイアルデヒド残存率の変化を示す図である。
【図5】安定性試験3における、八味地黄丸錠剤中のケイアルデヒド残存率の変化を示す図である。
【図6】安定性試験4における、五苓散錠剤中のケイアルデヒド残存率の変化を示す図である。
【図7】安定性試験5における、桂枝茯苓丸錠剤に用いた賦形剤の種類によるケイアルデヒド残存率の変化を示す図である。
【図8】安定性試験6における、本発明の実施例と市販製剤におけるケイアルデヒド残存率の比較を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method capable of stably maintaining the content of silicic aldehyde contained in cinnamon powder, and further contained in cinnamon powder blended in preparations such as mixtures and granulated products containing cinnamon powder. The present invention relates to a method for maintaining the content of silaldehyde.
[0002]
More specifically, the present invention relates to a medicinal product containing a silaldehyde, such as granules, fine granules, powders, tablets, capsules and the like, or foods such as cinnamon sticks and cinnamon powder, cosmetics, etc. The present invention relates to a method for satisfactorily maintaining the content of silaldehydes contained in the water and a method for preventing a decrease in the content of silaldehydes.
[0003]
[Prior art]
Cayaldehyde, the main ingredient of cinnamon powder, has sedative action, sedation, hypothermia and central depressant action, central excitatory action, hypotension, peripheral vasodilation, enhanced cardiac contraction, mild digestion Actions such as tube movement suppression, stress gastric erosion prevention effect, promotion of bile secretion, central brain activation, positive inotropic and chronotropic effects on the isolated heart, catecholamine release from the adrenal gland, platelet aggregation inhibition, etc. It is known to be effective.
[0004]
Therefore, for the purpose of these effects, cold medicine, analgesic and antispasmodics, antipyretic analgesics, anti-palpitatives, palpitations, health tonics, gynecologicals, aromatic stomach medicines, etc. Traditional Chinese medicines such as Ajiji Huangmaru, Annakasan, Aoichin Gojosan, Gojosan, Gojosan, Ushikitasan, Megamisan etc. are widely used.
[0005]
On the other hand, recently, a lot of herbal medicine extract preparations have been used as traditional Chinese medicines. However, it contains volatile components, poorly water-soluble components, or water-insoluble components that should be originally contained in extract preparations as traditional Chinese medicines. The problem is that the amount is reduced compared to powders and pills, and differences in medicinal effects have been pointed out.
[0006]
For example, for Katsushika Karasuma, one of the Kampo preparations containing Keihi powder, pills manufactured according to the classics such as the theory of wound cramps and the outline of Jinhao, and the extract formulation currently used in the market (Toritsuka Kazuo et al .: Pharmaceutical studies of Keisue Karasuma, Japan Oriental Medicine Journal, 35, 185-189, 1985; Funagawa Masayo et al .: Quality of Kampo preparations Research (4th report), Home remedy research, 9: 69-75, 1990; Ichiro Narukawa: Examination of pill type, modern science and Kampo preparations-claims of Kampo, Kenyukan, Tokyo, 1999, 210-219; and Ichiro Narukawa: Problems in formulating Kampo prescriptions (bottom), Monthly Pharmaceutical Affairs, 35: 339-343, 1993).
[0007]
These reports are based on classics such as the theory of cruelty, and the outline of the gold candy, and the honey [concentrated honey with a heavy hot water soup, etc. to form a soft extract (edited by the Japanese Pharmacists Association, revised 4th edition Chinese medicine business guidelines, medicines Related to preparations containing cinnamon powder prepared by using Jinkiposha, Tokyo, 1997, 310)], or honey excluding water (Masayo Funagawa et al .: Study on quality of Kampo preparations (4th report), Home remedies research , 9: 69-75, 1990).
[0008]
One of the problems with Kampo formulations containing keihi powder is that the content of silaldehyde in the herbal medicine component, which is one of its main components, decreases during storage. That is, silicate, which is one of the main components of cinnamon powder, has volatility, and in preparations containing cinnamon powder, the cinnamon powder is gradually contained in the cinnamon powder during the storage period even at room temperature. It is known that the content of silica aldehydes in the water is reduced. In addition, the decrease in the silaldehyde content is particularly remarkable when the temperature is above room temperature.
[0009]
For Kampo preparations containing cinnamon powder, honey-free honey is used as a method to stabilize the content of silicic aldehyde in the preparation, and herbal medicine powders such as cinnamon powder, excipients, lubricants, etc. In addition, according to a report by Funagawa et al. Or Narukawa et al., This tablet was stable for 6 months under accelerated conditions (40 ° C., humidity 75%). It is said that
[0010]
As described above, an improvement method for keeping the content of silaldehyde in the herbal medicine component stable by using honey from which moisture has been removed has been proposed, but moisture was removed from the preparation as a specific excipient. Honey must be used. Therefore, it cannot be said that it is not preferable in terms of economy, and it is not so preferable in the production of the preparation as well as in actual use.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
This invention makes it a subject to provide the method of hold | maintaining the content of the silicic aldehyde in a cinnamon powder stably, without using the honey except the water | moisture content as an excipient | filler.
As a result of intensive studies to solve such problems, the present inventors have found that the content of silicic aldehyde contained in the cinnamon powder can be satisfactorily maintained by removing the moisture of the cinnamon powder, and It came to be completed.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
Accordingly, the present invention, as one aspect thereof, comprises drying cinnamon powder, and reducing the loss on drying value by 1% or more from the loss on drying value before drying. Provide a way to retain the amount.
[0013]
Furthermore, the present invention provides a method capable of maintaining the content of silicic aldehyde in the cinnamon powder contained in the preparation, not only in the cinnamon powder but also in the preparation containing the cinnamon powder. Specifically, the formulation containing cinnamon powder is dried, and its loss on drying is reduced by 1% or more from the loss on drying value before drying. A method of maintaining the content of is provided.
[0014]
The present invention also provides, as another form, a method capable of preventing a decrease in the content of silicic aldehyde in cinnamon powder. Specifically, by drying the cinnamon powder, the dry weight loss value is obtained. The present invention provides a method for preventing a decrease in the content of silicic aldehyde contained in cinnamon powder, characterized in that the content is reduced to 1% or more by a difference from a loss on drying value before drying.
[0015]
Even in this different form, even in preparations containing not only cinnamon powder but also cinnamon powder, it is possible to prevent a decrease in the content of silicate in the cinnamon powder contained in the preparation. Specifically, it is contained in the cinnamon powder in the preparation, characterized in that the preparation containing cinnamon powder is dried and its loss on drying value is reduced by 1% or more from the loss on drying value before drying. Provided is a method for preventing a reduction in silaldehyde content.
[0016]
As a more preferred embodiment, the present invention relates to cinnamon powder in granules such as granules, fine granules, powders, tablets, capsules, etc., which are granulated and molded by adding other herbal ingredients and excipients to cinnamon powder. The present invention provides a method for maintaining the content of silicate contained, and a method for preventing a decrease in the content of silicate contained in the cinnamon powder in the above-mentioned preparation.
The preparation referred to in the present invention contains not only pharmaceutical preparations such as the above-mentioned granules, fine granules, powders, tablets, capsules, but also silaldehyde in foods such as cinnamon sticks and cinnamon powder, cosmetics and the like. Includes products.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Below, the content of silicic aldehyde contained in the cinnamon powder blended in the preparation of cinnamon powder of the present invention, or a preparation containing cinnamon powder, particularly granules, fine granules, powders, tablets, capsules, etc. A method of holding the will be described in detail.
[0018]
First, the present inventors examined the residual rate of silicic aldehyde in the cinnamon powder when stored at 60 ° C. using the quasi powder (8.51% loss on drying) conforming to the Japanese Pharmacopoeia. As a result, compared with the cinnamon powder, the cinnamon powder added with water intentionally has a significantly worse retention of the silicate content contained in the cinnamon powder. I confirmed that
[0019]
Therefore, the present inventors examined the reduction of the silicic aldehyde content contained in the cinnamon powder by adding a drying operation to the cinnamon powder and removing the water. As a result, it was found that the dried cinnamon powder from which moisture was removed by a drying operation was significantly improved in retention of the content of silicate contained in the cinnamon powder as compared to the cinnamon powder before drying.
These results are summarized in Table 1 below.
[0020]
[Table 1]
[0021]
As is clear from the results in the table, it was possible to easily obtain a cinnamon powder capable of easily maintaining a good silicate content by removing the water in the cinnamon powder. In particular, when the loss on drying of cinnamon powder is reduced to 1% or more than the loss on drying of cinnamon powder before drying, it has been found that the content of silicic aldehyde in the cinnamon powder is well maintained. did.
[0022]
That is, the present invention can be obtained by further drying a preparation of cinnamon powder alone or granules, fine granules, powders, tablets, capsules and the like containing the cinnamon powder to obtain the loss on drying value before drying. By reducing the value by 1% or more from the value, the content of silaldehyde is stably maintained.
[0023]
The present invention relates to cinnamon powder itself or a mixture containing cinnamon powder, a granulated material produced by dry granulation using the same, and granules, fine granules, and powders formed using the granulated material. In tablets, capsules, etc., there is a feature in that the content of silaldehyde is maintained by intentionally reducing the total water content. Therefore, the method described above is completely different from the method of stabilizing silicate by using honey excluding moisture as an excipient. Furthermore, there is no description in the classics such as Wakkan theory, Jin Xin outline, etc., intentionally removing the herbal medicine or the moisture of the whole preparation, and does not disclose any features of the present invention. .
[0024]
As described above, the present invention can be obtained by drying granules, fine granules, powders, tablets, capsules, etc., which are cinnamon powder alone or a preparation containing cinnamon powder, into cinnamon powder or cinnamon powder powder. It keeps the content of the silicic aldehyde contained well.
[0025]
In this case, the crude drug as the end of Keihi used in the present invention is not particularly limited as long as it belongs to Keihi, and examples thereof include Vietnam Keihi, Saigon Keihi, Java Keihi, Ceylon Keihi, Nikkeihi, and the like. Examples of herbal medicines include Keiyo Hay, Keiyo and Keishi.
[0026]
As a specific method of the present invention, the retention effect of silicic aldehyde can be obtained by removing the moisture of cinnamon powder alone by a method such as heat drying, freeze drying, or drying under reduced pressure. Furthermore, by mixing the powdered cinnamon powder with other herbal medicines, or adding excipients to it, and granulating and molding granules, powders, tablets, etc., and removing moisture, With respect to the mixed cinnamon powder, it is possible to obtain the retention effect of the silicate content.
[0027]
As a drying method, drying means, temperature, and the like can be selected as appropriate. As a specific example, FIG. 1 shows the relationship of the residual rate of silaldehyde with respect to the drying conditions in cinnamon powder, and FIG. 2 shows the relationship of the residual rate of silaldehyde with respect to the drying conditions in Keishi testicular tablet.
[0028]
In the case of Keihi powder, the drying temperature is 30 ° C. to 200 ° C., preferably 40 ° C. to 100 ° C., and in the case of Keishi testicular tablet, the drying temperature is 30 ° C. to 200 ° C., preferably 40 ° C. ℃ -100 ℃. In both cases, Keihi powder and Keishi testicle tablets are completely scorched at 200 ° C., and thus heat drying at 200 ° C. or higher is not preferable. Also, as shown in FIGS. 1 and 2, since drying at a high temperature for a long time reduces the content of silaldehyde, the drying time can be arbitrarily determined depending on the initial content of silaldehyde and the subsequent holding effect. Can be set to
[0029]
Although the present invention is not limited to the heat drying method shown as a specific example, it is better than the holding state before drying by reducing the drying loss by drying by 1% or more from the drying loss before drying. In order to obtain an improved effect, more preferably, the loss on drying is reduced by 2% or more from the loss on drying before drying.
[0030]
Here, “loss on drying” in the present specification is performed by a method according to the weight loss on drying, crude drug test method, and the 13th revised Japanese Pharmacopoeia Manual (Tokyo Yodogawa Shoten, 1996).
[0031]
Specifically, 4 g of herbal powder, granules and tablets pulverized to 300 μm or less with a pulverizer or mortar are placed in a petri dish previously weighed, accurately weighed, dried at 105 ° C. for 5 hours, and desiccator Allow to cool with (silica gel) and weigh accurately. This is dried again at 105 ° C and weighed accurately every hour to reduce the weight when it reaches a constant weight (the difference between the weight before and after is less than 0.25% of the mass of the dried product weighed last time). Was defined as loss on drying (%).
[0032]
The excipient used in the preparation of the present invention may be those usually used as a pharmaceutical additive. For example, starch, light anhydrous silicic acid, lactose, sucrose, mannitol, carboxymethylcellulose, corn starch, low-substituted hydroxypropylcellulose, inorganic salts and the like can be used, and one or more of these can be used.
As appropriate, in addition to the above excipients, lubricants such as magnesium stearate, sodium lauryl sulfate, talc, binders such as dextrin, crystalline cellulose, polyvinyl pyrrolidone, gum arabic, gelatin, potato starch, carboxymethyl cellulose and the like Disintegrants can be used.
Furthermore, in addition to these excipients, a flavoring agent and a coloring agent may be contained.
[0033]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail by way of specific examples and stability tests thereof, but the present invention is not limited to these examples.
[0034]
Examples 1-2 and stability test 1
Example 1:
200 g of cinnamon powder, 200 g of buccal powder, 200 g of peony powder, 200 g of button pea powder, 200 g of tonin powder, 270 g of crystalline cellulose, and 400 g of light anhydrous silicic acid are then mixed and granulated by a dry granulation method. % Of Keishi testicular granules were obtained.
The katsune testicle granule was further dried at 60 ° C. for 0.5 hours with a blow dryer to remove moisture, and a keisai testicle granule having a loss on drying of 2.00% was obtained.
[0035]
Example 2:
The Katsushika testicular granules with a loss on drying of 4.40% obtained in Example 1 were further dried at 60 ° C. for 6 hours in a blow dryer to remove the moisture, and the Keiko testicle granules with a loss on drying of 1.36% were obtained. Obtained.
[0036]
Stability test 1:
The Keishi testicular granules obtained in Examples 1 and 2 were stored under the condition of 60 ° C., and the content of silaldehyde in the preparation was measured by HPLC over time. The residual ratio (%) relative to the value was determined.
In addition, as Comparative Example 1, the Keishibuchi testicle granule obtained in Example 1 and having a loss on drying of 4.40% before drying was similarly stored, and the content of silicic aldehyde was measured in the same manner.
The result is shown in FIG.
[0037]
As is clear from the results in the figure, the Keishi testicle granule of Examples 1 and 2 has a content of silaldehyde in the preparation as compared with that of Comparative Example 1 before drying. It turns out that the retention is significantly improved.
Judging from the above, it has been found that the silicic acid retention effect can be obtained by drying the Keisi testicle granule containing cinnamon powder without drying the cinnamon powder blended in the preparation in advance.
[0038]
Examples 3 to 8 and
Example 3:
200 g of cinnamon powder, 200 g of peony powder, 200 g of peony powder, 200 g of button pea powder, 200 g of tonin powder, 470 g of crystalline cellulose, and 200 g of light anhydrous silicic acid, and then granulated by a dry granulation method. Used to compress into tablets to obtain a loss on drying of 5.48%.
The Keishi testicle tablet was further dried at 40 ° C. for 2 hours with a blow dryer to remove moisture, and a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 4.45% was obtained.
[0039]
Example 4:
The Keishibuchi testicle tablet with a loss on drying of 5.48% obtained by the same method as in Example 3 was further dried with an air dryer at 40 ° C. for 6 hours to remove moisture, and the Keisae with a loss on drying of 3.98%. Testicular tablets were obtained.
[0040]
Example 5:
The Keishibuchi testicle tablet with a loss on drying of 5.48% obtained by the same method as in Example 3 was further dried at 60 ° C. for 1 hour in a blow dryer to remove moisture, and the Keisae with a loss on drying of 2.89%. Testicular tablets were obtained.
[0041]
Example 6:
The Keishibuchi testicle tablet with a loss on drying of 5.48% obtained by the same method as in Example 3 was further dried at 60 ° C. for 2 hours in a blow dryer to remove moisture, and the Keisae with a loss on drying of 2.15%. Testicular tablets were obtained.
[0042]
Example 7:
The Keisatsu testicle tablet with a weight loss of 5.48% obtained by the same method as in Example 3 was further dried with an air dryer at 80 ° C. for 1 hour to remove water, and Keisae with a weight loss of 0.93%. Testicular tablets were obtained.
[0043]
Example 8:
The Keishibuchi testicle tablet with a loss on drying of 5.48% obtained by the same method as in Example 3 was further dried with an air dryer at 80 ° C. for 4 hours to remove moisture, and Keisai with a loss on drying of 0.30%. Testicular tablets were obtained.
[0044]
Stability test 2:
By the same method as in Stability Test Example 1, Keishi Testicular Tablets obtained in Examples 3 to 8 were stored under the condition of 60 ° C., and the content of silaldehyde in the preparation was determined by HPLC over time. Measurement was made to determine the residual rate (%) relative to the initial value of silaldehyde in the preparation.
In addition, as Comparative Example 2, a Keishibuchi testicle tablet with a weight loss of 5.48% before drying, obtained by the same method as in Example 3, was similarly stored, and the silaldehyde content was measured in the same manner.
The results are shown in FIG.
[0045]
As is clear from the results in the figure, the Keishi testicle tablets of Examples 3 to 8 retain the silaldehyde content in the preparation as compared with the Keishi testicle tablets of Comparative Example 2 before drying. Is found to be significantly improved.
Therefore, also from this test result, it was proved that the retention effect of silicic aldehyde can be obtained by drying the tablet containing cinnamon powder without drying the cinnamon powder blended in the preparation in advance.
[0046]
Examples 9 to 10 and
Example 9:
Bushi powder 50g, Diou powder 600g, Sanshuyu powder 300g, Sanyaku powder 300g, Takusha powder 300g, Bukuryu powder 300g, Buttonpi powder 300g, Keihi powder 100g, Crystalline cellulose 270g, Light anhydrous silicic acid 400g The granules were granulated by a granulation method, and the resulting granules were tableted to obtain Hachimi-jio-gan tablets with a loss on drying of 7.24%.
This tablet was further dried with an air dryer at 60 ° C. for 0.5 hour to obtain a Hachimi-jio-maru tablet with a loss on drying of 4.71%.
[0047]
Example 10:
The Hachimi-jio-maru tablet with a loss on drying of 7.24% obtained by the same method as in Example 9 was further dried with a blow dryer at 60 ° C. for 6 hours to remove moisture, and the Hachimi with a loss on drying of 1.92%. A ground yellow tablet was obtained.
[0048]
Stability test 3:
By the same method as in Stability Test Example 1, the Hachimi-jio-maru tablet obtained in Examples 9 and 10 was stored under the condition of 60 ° C., and the content of silaldehyde in the preparation was determined by HPLC over time. Measurement was made to determine the residual rate (%) relative to the initial value of silaldehyde in the preparation.
As Comparative Example 3, a Hachimi-jio-maru tablet with a loss on drying of 7.24% before drying, obtained by the same method as in Example 9, was similarly stored, and the silaldehyde content was measured in the same manner.
The results are shown in FIG.
[0049]
As can be seen from the results shown in the figure, the dried Hachimi-jio-maru tablets of Examples 9 and 10 have a significantly improved retention of silaldehyde compared to the Hachimi-jio-maru tablet of Comparative Example 3. Has been.
[0050]
Examples 11 to 12 and
Example 11:
After uniformly mixing 500 g of takusha powder, 300 g of chorei powder, 300 g of bukuryo powder, 300 g of jutsu powder, 200 g of cinnamon powder, 270 g of crystalline cellulose, and 400 g of light anhydrous silicic acid, the resulting granulation is performed by dry granulation. The product was tableted to obtain a Gohansan tablet with a loss on drying of 7.73%.
The tablets thus obtained were further dried with an air dryer at 60 ° C. for 0.5 hours to remove moisture, and a Gosan powder tablet with a loss on drying of 4.40% was obtained.
[0051]
Example 12:
In the same manner as in Example 11, a Gosan powder tablet with a loss on drying of 7.73% was obtained. The tablets were further dried by a blow dryer at 60 ° C. for 6 hours to remove moisture, and Gosakusan tablets with a loss on drying of 1.97% were obtained.
[0052]
Stability test 4:
According to the same method as in Stability Test Example 1, the Goreisan tablets obtained in Examples 11 and 12 were stored under the condition of 60 ° C., and the silaldehyde content in the preparation was measured over time. The residual rate (%) with respect to the initial value of the silaldehyde was determined.
In addition, as Comparative Example 4, a pentaldehyde powder with a loss on drying before drying of 7.73% obtained in the same manner as in Example 11 was similarly stored, and the silaldehyde content in the preparation was measured in the same manner. did.
The results are shown in FIG.
[0053]
As can be seen from the results shown in the figure, the dried Gokansan tablets obtained in Examples 11 and 12 were compared with the Gokansan tablet before drying obtained in Comparative Example 4 in the formulation. The retention of silaldehyde content is significantly improved.
[0054]
From the facts of the above-mentioned
[0055]
Examples 13 to 15 and
Example 13:
200 g of cinnamon powder, 200 g of peony powder, 200 g of peony powder, 200 g of button pea powder, 200 g of tonin powder, 270 g of dextrin, and 400 g of light anhydrous silicic acid, and then granulated by a dry granulation method. Was tableted to obtain a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 7.03%.
This tablet was further dried with a blow dryer at 60 ° C. for 6 hours to remove moisture, and a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 2.08% was obtained.
[0056]
Example 14:
200g of cinnamon powder, 200g of peony powder, 200g of peony powder, 200g of button pea powder, 200g of tonin powder, 270g of corn starch and 400g of light anhydrous silicic acid, and then granulated by a dry granulation method. The product was tableted to obtain a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 7.54%.
The tablets were further dried with a blow dryer at 60 ° C. for 6 hours to remove moisture, and a Keishi testicular tablet with a loss on drying of 2.46% was obtained.
[0057]
Example 15:
200g of powder, 200g of peony powder, 200g of peony powder, 200g of button pea powder, 200g of tonin powder, 190g of crystalline cellulose and 3000g of lactose are uniformly mixed, then granulated by the dry granulation method, and the resulting granulated product is beaten. Tableted to obtain a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 5.09%.
This tablet was further dried at 60 ° C. for 6 hours by an air dryer to remove moisture, and a Keishi testicle tablet with a loss on drying of 3.99% was obtained.
[0058]
Stability test 5:
By the same method as in Stability Test Example 1, the Keishi testicle tablets obtained in Examples 13 to 15 were stored under the condition of 60 ° C., and the silaldehyde content in the preparation was measured over time. The residual rate (%) with respect to the initial value of silaldehyde in the preparation was determined.
In addition, as Comparative Example 5, a Keishibuchi testicle tablet with a weight loss after drying of 7.03% obtained in the same manner as in Example 13 was obtained as Comparative Example 6 in the same manner as in Example 14. As a comparative example 7, the previous dry weight loss 7.54% Keishi testicle tablet was used in the same manner as in Example 15, and the dry weight loss before drying 5.09% Keishi testicle tablet was used. Was similarly stored and the silaldehyde content in the formulation was measured in the same manner.
The results are shown in FIG.
[0059]
As is clear from the results shown in the figure, the dried Keishi testicle tablets obtained in Examples 13 to 15 were compared with the pre-dried Keishi testicle tablets obtained as Comparative Examples 5 to 7. Thus, retention of silaldehyde content is significantly improved.
From the above facts, it can be understood that the retention effect of silicic aldehyde in the cinnamon powder blended in the preparation can be obtained without depending on the type of excipient to be blended.
[0060]
Example 16:
200 g of cinnamon powder, 200 g of peony powder, 200 g of peony powder, 200 g of button pea powder, 200 g of tonin powder, 270 g of crystalline cellulose, and 400 g of light anhydrous silicic acid, and then granulated by a dry granulation method. The product was tableted to obtain a Keiko testicle tablet with a loss on drying of 4.39%.
The thus obtained Keishibuchi testicle tablet was further dried at 60 ° C. for 6 hours with a blow dryer to remove the moisture, and a dry loss of 2.12% was obtained.
[0061]
Stability test 6:
A stability test was conducted between the preparation of cinnamon powder of the present invention obtained in Example 16 and the commercially available cinnamon powder combination preparation.
That is, the stability test using both the commercially available Keishi testicle tablet (commercial preparation) manufactured using honey excluding moisture and the Keishi testicle tablet of the present invention obtained in Example 16 was used. In the same manner as in No. 1, the mixture was stored under the conditions of 60 ° C., and the content of silaldehyde in the preparation was measured over time to determine the residual ratio (%) relative to the initial value of silaldehyde in the preparation.
The results are shown in FIG.
[0062]
As is apparent from the results in the figure, the residual silicaldehyde rate in the
[0063]
Judging from the results of each of the above Examples and stability tests, the retention effect of silicate in the cinnamon powder according to the present invention or the formulation containing cinnamon powder is that the cinnamon powder is directly dried, It is understood that it is obtained by further drying the preparation blended with, and is not related to the dosage form of the preparation, the formulation, or the type of excipient used.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, the present invention uses a mixture of cinnamon powder and other excipients, or a mixture thereof, without removing moisture from cinnamon powder, or without using honey from which moisture has been removed as an excipient. The granulated material produced by dry granulation method, or the entire moisture content of granules, fine granules, powders, tablets, capsules, etc. is intentionally removed, and the retention of silicic acid is good. And / or a useful and widely applicable new production method capable of providing a mixture / granulated product containing the same.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between heat drying conditions at the end of cinnamon powder and the residual rate of silicic aldehyde in the end of cinnamon.
FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the heat drying conditions in Keishi Karasuma and the residual rate of silicic aldehyde in the cinnamon powder blended in Katsushi Karasuma.
FIG. 3 is a graph showing the change in the residual rate of silicic aldehyde in Keishi testicular granule in stability test 1;
FIG. 4 is a graph showing a change in the residual rate of silaldehyde in the Keiko testicle tablet in the
FIG. 5 is a graph showing a change in the residual rate of silaldehyde in the Hachimi-jio-gan tablet in the
FIG. 6 is a graph showing changes in the residual rate of silaldehyde in Gokansan tablets in
FIG. 7 is a graph showing changes in the silicaldehyde residual rate depending on the type of excipient used in Keishi Testicular Tablets in
FIG. 8 is a diagram showing a comparison of the silicaldehyde residual ratio in the examples of the present invention and the commercial preparations in the
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