JP4703068B2

JP4703068B2 - Air cleaner device

Info

Publication number: JP4703068B2
Application number: JP2001288123A
Authority: JP
Inventors: 貞彦坂口; 靖成田; 有史松下
Original assignee: Toyota Boshoku Corp; Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Boshoku Corp; Toyota Motor Corp
Priority date: 2001-09-21
Filing date: 2001-09-21
Publication date: 2011-06-15
Anticipated expiration: 2021-09-21
Also published as: JP2003097368A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアクリーナ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
エアクリーナ装置には、例えば車両の内燃機関への吸気経路に配置されるものがある。この種のエアクリーナ装置には、例えば特開平７−２４７９２３号公報に示されるものがある。このエアクリーナ装置は、ヒンジ部を中心に開閉可能に構成された第１ハウジング及び第２ハウジング内にエアクリーナエレメントが収容されている。第１ハウジング側には、円弧ばねよりなるクランプ金具が、ピンを介して回動可能に取り付けられている。第１及び第２ハウジングは、閉じられた状態でクランプ金具が第２ハウジング側の係合部に係合されることにより、ロックされるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平７−２４７９２３号公報のエアクリーナ装置では、使用中にクランプ金具が第１ハウジングから離脱しないようにするための、ピンによるクランプ金具の第１ハウジングへの組み付けが煩雑だった。また、エアクリーナ装置をリサイクルする際には、クランプ金具を樹脂製の第１ハウジングから取り外さなければならない。その取り外しの際に、ピンによって組み付けられたクランプ金具を第１ハウジングから取り外すため、手間がかかっていた。
【０００４】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、クランプを比較的容易に組み付け及び取り外しでき、しかもエアクリーナエレメント交換時におけるクランプの離脱を防止できるエアクリーナ装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項１に記載の発明は、エアクリーナエレメントを収容するエアクリーナ装置の第１ハウジング及び第２ハウジングを、軸部が柄部に対して垂直方向に延びるように設けられて前記両ハウジングに対して着脱可能なクランプにより締結可能に形成し、前記両ハウジングの一方には、前記軸部と締結可能な締結位置と、前記両ハウジングが開いた状態で前記軸部を保持可能な保持位置とに、前記軸部をその軸部と直交する方向に移動可能とする溝部を形成し、他方のハウジングには、前記両ハウジングが閉じた状態で前記締結位置と対向する位置に前記軸部により締結可能な締結部を設け、前記軸部が前記締結部及び前記溝部の締結位置に位置する状態で前記柄部が回動されることにより、前記軸部が前記締結部及び前記溝部の締結位置において前記両ハウジングと嵌合して前記両ハウジングが締結されるように構成したことを特徴とする。
【０００６】
この発明によれば、クランプをハウジングに組み付ける際は、まず、第１ハウジングと第２ハウジングとが開いている状態で、軸部を溝部に差し込み、柄部を操作して軸部を溝部内において締結位置から保持位置へ移動させて、保持状態にする。また、両ハウジングを閉じ、軸部を溝部内で保持位置から締結位置に移動させて、柄部を回動して締結部及び溝部の締結位置において軸部を回動させて締結することにより、両ハウジングを締結する。
【０００７】
エアクリーナエレメントの交換の際には、まず、両ハウジングが締結されている状態において、柄部を逆方向に回動して締結を解除し、柄部を操作することにより軸部を溝部内で締結位置から保持位置へ移動させる。次に、両ハウジングを開き、溝部を設けた方のハウジングの保持位置においてクランプを保持させた状態で、エアクリーナエレメントを交換する。次に、両ハウジングを閉じ、軸部を保持位置から締結位置に移動させて、柄部を回動して締結部及び溝部の締結位置において軸部により両ハウジングを締結する。
【０００８】
また、クランプを取り外すときは、両ハウジングが開いた状態で、軸部を溝部から抜き取る。従って、クランプを比較的容易に組み付け及び取り外しでき、しかもエアクリーナエレメント交換時におけるクランプの離脱を防止できる。
【０００９】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の発明において、前記クランプは略Ｔ字状で、前記軸部は扁平に形成され、前記柄部における基部の両側に前記軸部が突出形成されており、前記柄部が前記両ハウジングの境界に沿って延びる状態で、前記軸部が前記締結部及び前記溝部の締結位置において前記両ハウジングと嵌合可能に形成されていることを特徴とする。
【００１０】
この発明によれば、溝部には軸部の一方が差し込まれる。また、柄部が締結部及び溝部の締結位置に位置する状態で、両ハウジングの境界に対してほぼ垂直な方向に延びる状態から回動され、前記両ハウジングの境界に沿って延びる状態になるように倒されることにより、軸部の回動によって両ハウジングが締結される。また、柄部が両ハウジングの境界に対してほぼ垂直な方向に延びる状態で操作されることにより、軸部が溝部内において締結位置と保持位置との間を移動する。従って、クランプを比較的容易な形状により形成できる。
【００１１】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は請求項２に記載の発明において、前記柄部には、前記軸部に対して離れた側の端部に第１係止リブを設けるとともに、前記溝部を設けた方のハウジングには、前記軸部が前記保持位置に位置して前記柄部が前記軸部を中心に回動して傾いた状態で、前記第１係止リブと係止可能な所定位置に第２係止リブを設けたことを特徴とする。
【００１２】
この発明によれば、保持位置に位置するクランプは、柄部が斜めに傾いて、第１係止リブが第２係止リブに当接した状態で保持される。このため、締結位置で両ハウジングを締結する状態と異なる状態でクランプを保持することができる。従って、クランプが保持位置で保持されているときに、両ハウジングが締結されていないにも拘わらず締結されていると勘違いされることを防止できる。
【００１３】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜請求項３のいずれか一項に記載の発明において、前記溝部が設けられた方のハウジングには、前記保持位置に位置する前記軸部と係止可能な係止突部が、前記溝部内に突出形成されたことを特徴とする。この発明によれば、軸部が保持位置に位置して傾いた状態では、軸部が係止突部によって係止されるため、軸部を溝部から離脱しにくくすることができる。
【００１４】
請求項５に記載の発明は、請求項４に記載の発明において、前記溝部が設けられた方のハウジングには、前記係止突部と少なくとも一部で対向するように前記溝部内に突出する別の係止突部が設けられ、前記両係止突部の間隔は、前記両ハウジングの境界に対して前記柄部がほぼ垂直な状態でのみ前記軸部が通過可能な大きさに形成されたことを特徴とする。この発明によれば、軸部が柄部とともに傾いた状態では、軸部は両係止突部間を通過できないため、軸部を溝部から、より離脱しにくくすることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図１〜図７に従って説明する。
図４はエアクリーナ装置の模式断面図を示す。
【００１６】
図４に示すように、エアクリーナ装置１１は、第１ハウジングとしてのケース１２と、第２ハウジングとしてのキャップ１３との間に、エアクリーナエレメント１４が収容されている。エアクリーナ装置１１は、車両などのエンジンの吸気通路上流側に設けられて同吸気通路に吸入される空気の浄化を行うものであり、ケース１２には、該浄化対象となる空気が取り入れられる上流側開口（インレット）１７が形成されている。また、キャップ１３には、浄化後の空気をその後段のスロットルボディなどに送り出す下流側開口（アウトレット）１８が形成されている。
【００１７】
エアクリーナエレメント１４は、その外周部のシール部において、ケース１２及びキャップ１３の外周部により挟持されている。ケース１２及びキャップ１３は樹脂材料にて形成されている。なお、エアクリーナエレメント１４は図４中、図示を一部省略している。
【００１８】
ケース１２とキャップ１３とは、背面（図４中、左側の面）に設けられたヒンジ機構２１を中心にして開閉可能に組み付けられている。また、ケース１２及びキャップ１３には、両側面においてヒンジ機構２１と最も離れた位置（図４中、右側の位置）に、それぞれ締結構造としてのクランプ機構２２が設けられている。図４には、右側面に設けられたクランプ機構２２が図示されている。両クランプ機構２２は同じ構成であるため、以下では右側面に設けられたクランプ機構２２のみ説明する。
【００１９】
ヒンジ機構２１は、キャップ１３の軸支持部２３の先端の両側に形成された軸部と、軸部を回動可能に支持するようにケース１２に形成された受け部２４とにより構成されている。
【００２０】
図１（ａ）はクランプ機構の模式斜視図を示し、図１（ｂ）は軸部周辺の模式拡大側面図を示し、図２はクランプ機構の模式平面図を示し、図３は同じく模式側面図を示す。
【００２１】
図１〜図３に示すように、クランプ機構２２は、クランプ３１、キャップ１３のフランジ３２の上側に形成された溝形成部３３、ケース１２に形成された締結用ステー３５を備えている。フランジ３２は、ケース１２とキャップ１３との境界に沿って延びるように形成されている。
【００２２】
クランプ３１は略Ｔ字状の部材であり、柄部４１の基部の両側から、軸部４２が柄部４１の延びる方向と垂直な方向に突出形成されている。クランプ３１は樹脂材料により形成されている。
【００２３】
軸部４２の断面形状は、扁平で楕円に近い形状に形成されており、両端部が平行な平面で切り取られて角部を有する形状に形成されている。クランプ３１は、柄部４１がフランジ３２に沿って延びるように倒れた状態で、軸部４２が溝形成部３３の上板及びフランジ３２に当接して、溝形成部３３に締結されるように形成されている。
【００２４】
柄部４１には、先端部から軸部４２側に向けて所定長さに渡って、一対の第１係止リブ４３が柄部４１の両側に突出形成されている。クランプ３１は、柄部４１に対して、軸部４２及び第１係止リブ４３が対称になるように形成されている。
【００２５】
フランジ３２の上面には、溝形成部３３が、フランジ３２に沿って図４中における左右方向に延びるように形成されている。溝形成部３３はキャップ１３と同じ樹脂材料により形成されており、キャップ１３に一体成形されている。
【００２６】
溝形成部３３には、溝部４５がフランジ３２に沿って図４における左右方向に延びるように形成されている。溝部４５の深さは、軸部４２の突出長さより大きく形成されている。溝部４５は、ヒンジ機構２１に近い側がクランプ３１の締結位置に相当し、締結位置よりヒンジ機構２１から離れた側がクランプ３１の保持位置に相当している。
【００２７】
溝形成部３３は、ヒンジ機構２１に対して遠い方の端部が、軸部４２の離脱を防止する抜け止め部に形成されている。溝形成部３３の上板４７は、軸部４２が保持位置側に位置する状態で柄部４１を挟んで、エアクリーナ装置１１の正面と垂直な方向へのクランプ３１の離脱を防止するように、図２において略コ字状に見えるように形成されている。また、上板４７の上面及びその周辺部等に、「ＯＰＥＮ」等の文字と、締結位置側から保持位置側へ向かう矢印とを表示することにより、作業者への注意を喚起することもある。
【００２８】
図１〜図３に示す状態では、溝部４５の締結位置に、クランプ３１の軸部４２が嵌合されている。そして、クランプ３１の柄部４１は、先端がヒンジ機構２１側に向かうように、フランジ３２に沿って倒れた状態になっている。
【００２９】
ケース１２には、上方に延びるように締結用ステー３５が形成されている。締結用ステー３５には、ケース１２とキャップ１３とが閉じた状態で、溝部４５の締結位置に対向する位置に、嵌合溝部３５ａが形成されている。嵌合溝部３５ａは、締結用ステー３５においてヒンジ機構２１と対向する側と反対側に形成されている。図１〜図３に示すように、柄部４１がフランジ３２に沿って倒れた状態で、軸部４２の一端部が締結位置で溝部４５に嵌合されるとともに、軸部４２の他端部が嵌合溝部３５ａに嵌合されることにより、ケース１２及びキャップ１３はクランプ３１により締結固定されている。締結用ステー３５はケース１２と同じ樹脂材料により形成されており、ケース１２と一体成形されている。
【００３０】
キャップ１３のフランジ３２の上面には、溝部４５の保持位置に位置する場合の軸部４２と係止可能な位置に、係止突部としての第１係止突部４８が上方に突出形成されている。第１係止突部４８の突出量は、柄部４１を操作して軸部４２を締結位置側又は保持位置側へ移動させる際に軸部４２が第１係止突部４８に引っかからないように、軸部４２の断面の曲面部の膨らみ量Ｌ（図１（ｂ）参照）より小さく形成されている。
【００３１】
上板４７のキャップ本体に近い箇所の下面には、クランプ３１の締結位置に対して第１係止突部４８より近い箇所に、別の係止突部としての第２係止突部４９が下方へ突出形成されている。第２係止突部４９の突出量は第１係止突部４８より大きくなっている。第１係止突部４８と第２係止突部４９との間隔は、フランジ３２に対して柄部４１がほぼ垂直な状態でのみ、軸部４２が通過可能な大きさに形成されている。
【００３２】
キャップ１３の所定位置には、溝形成部３３から上方に延びるように、第２係止リブ５１が形成されている。第２係止リブ５１は、軸部４２が締結位置に位置する状態で柄部４１が軸部４２を中心にして回動する場合には第１係止リブ４３と接触せず、軸部４２が保持位置に位置する状態でヒンジ機構２１側に傾いた場合に、第１係止リブ４３と係止する所定位置に形成されている。
【００３３】
次に、上記のように構成されたエアクリーナ装置の作用を説明する。
エアクリーナ装置１１は、図４に示すようにクランプ３１の軸部４２が嵌合溝部３５ａ及び溝部４５の締結位置に嵌合されて、ケース１２及びキャップ１３が締結固定された状態で使用される。上流側開口１７からエアクリーナ装置１１内に取り入れられた空気は、エアクリーナエレメント１４を通過する際に浄化され、この浄化された空気が下流側開口１８から後段のスロットルボディなどに送り出される。
【００３４】
不純物が溜まったエアクリーナエレメント１４を交換する際には、まず、クランプ３１の柄部４１を把持して軸部４２を中心にして回転させて、図５に二点鎖線で示すように、柄部４１をフランジ３２に対してほぼ垂直になるように立たせる。この柄部４１の操作により軸部４２が回転されて、軸部４２と溝部４５及び嵌合溝部３５ａとの嵌合が解除され、ケース１２とキャップ１３との締結が解除される。
【００３５】
次に、柄部４１を把持して、前記「ＯＰＥＮ」と表示された矢印の向きに沿って移動させて、軸部４２を溝部４５内において締結位置から、第１係止突部４８を越えて図５に実線で示すように抜け止め位置側に移動させる。第１係止突部４８と第２係止突部４９との間隔は、フランジ３２に対して柄部４１がほぼ垂直な状態において、軸部４２が通過可能な大きさに形成されているため、軸部４２は溝部４５内を支障なく移動する。また、第１係止突部４８の突出量は、軸部４２の膨らみ量Ｌより小さく形成されているため、軸部４２は第１係止突部４８に引っかからずに滑らかに移動する。
【００３６】
次に、図５に実線で示す状態において、柄部４１がヒンジ機構２１側に傾くようにわずかに付勢して柄部４１から手を離すと、柄部４１が自重により軸部４２を中心にして傾動する。第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接するため、クランプ３１は図６に示すように柄部４１がフランジ３２に対して斜めに傾いた状態で維持される。また、軸部４２は、角部がフランジ３２に当接する。
【００３７】
次に、キャップ１３をヒンジ機構２１を中心にして回動させて、エアクリーナ装置１１を開ける。回動によってキャップ１３が傾くため、軸部４２は、図７に示すように、溝形成部３３内で下側になった締結位置側に向かってずり落ち、第１係止突部４８に当接して停止する。また、第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接しつづけているため、軸部４２が第１係止突部４８に当接することにより、クランプ３１は図７に示すようにフランジ３２に対して斜めになった状態で保持される。また、フランジ３２に対して斜めに傾いた軸部４２が、第１係止突部４８と第２係止突部４９との間を通過しにくくなっているため、軸部４２は溝部４５から離脱しにくくなっている。
【００３８】
エアクリーナエレメント１４の交換後、キャップ１３を逆に回動させてエアクリーナ装置１１を閉じる。そして、フランジ３２に対して傾いた状態の柄部４１を把持して、軸部４２を中心にして回動させて、図５に実線で示すようにフランジ３２に対して立たせる。次に、前記「ＯＰＥＮ」と表示された矢印の向きと反対向きに柄部４１を移動させて、第１係止突部４８を越えて軸部４２を図５に２点鎖線で示すように締結位置に移動させる。その後、軸部４２を中心にして柄部４１を回動してフランジ３２に沿うように倒して、軸部４２により締結用ステー３５の嵌合溝部３５ａ及び溝部４５の締結位置においてケース１２及びキャップ１３を締結する。
【００３９】
仮に、第１係止リブ４３及び第２係止リブ５１が設けられていない場合、軸部４２が保持位置に位置する状態で軸部４２を中心にして柄部４１がフランジ３２に沿うように倒れ、軸部４２が嵌合溝部３５ａと嵌合せずに、溝部４５でのみ嵌合する可能性がある。この場合、柄部４１がフランジ３２に沿うように倒れることにより、ケース１２及びキャップ１３が締結されていないにも拘わらず、締結されたと勘違いされる虞がある。しかし、図６及び図７に示すように、第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接することにより、クランプ３１の柄部４１は、フランジ３２に対して斜めに傾いた状態で保持される。このため、ケース１２及びキャップ１３が締結されていないにも拘わらず、締結されたと勘違いされることが防止される。
【００４０】
クランプ３１をキャップ１３に組み付ける際には、エアクリーナ装置１１が開いた状態で、軸部４２のいずれかを締結位置において溝部４５に差し込み、柄部４１を操作して第１係止突部４８を越えて軸部４２を保持位置側に移動させる。その後、柄部４１を傾けておけば、第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接して、柄部４１がフランジ３２に対して斜めに傾いた状態でクランプ３１はキャップ１３に保持される。次に、エアクリーナ装置１１を閉じ、傾いた状態の柄部４１を把持してフランジ３２に対して立たせ、第１係止突部４８を越えて軸部４２を締結位置に移動させて、柄部４１を回動することにより、軸部４２によってケース１２及びキャップ１３が締結される。
【００４１】
また、クランプ３１をキャップ１３から取り外す際には、エアクリーナ装置１１が開いている状態で、保持位置に保持されている柄部４１を操作して軸部４２を保持位置側から締結位置側に移動させた後、軸部４２を溝部４５から抜き取る。
【００４２】
この実施形態によれば、以下のような効果を有する。
（１）キャップ１３の溝形成部３３には、締結位置と保持位置とを有する溝部４５が形成され、ケース１２の締結用ステー３５には、エアクリーナ装置１１が閉じた状態で溝部４５の締結位置と対向する位置に、嵌合溝部３５ａが形成されている。従って、クランプ３１の軸部４２を溝部４５に差し込んだり抜き取ったりすることにより、クランプ３１を比較的容易に組み付け及び取り外しできる。しかも、軸部４２を溝部４５の保持位置で保持することにより、エアクリーナエレメント１４の交換時におけるクランプ３１の離脱を防止でき、クランプ３１の紛失を防止できる。
【００４３】
（２）クランプ３１は、第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接することにより、フランジ３２に対して柄部４１が斜めに傾いた状態で保持位置に保持される。従って、柄部４１がフランジ３２に沿うように倒れた状態のエアクリーナ装置１１の締結状態と異なる状態でクランプ３１が保持されるため、エアクリーナ装置１１が締結されていないにも拘わらず締結されたと勘違いされることを防止できる。
【００４４】
（３）フランジ３２の上面には、保持位置に位置する軸部４２と係止するように、第１係止突部４８が溝部４５内に突出形成されているため、保持位置に位置して傾いた状態の軸部４２を、溝部４５から離脱しにくくすることができる。
【００４５】
（４）第１係止突部４８の突出量は、軸部４２の膨らみ量Ｌより小さく形成されているため、柄部４１を操作して軸部４２を締結位置側又は保持位置側へ移動させる際に、軸部４２を第１係止突部４８に引っかけずに滑らかに移動できる。
【００４６】
（５）第２係止突部４９は、第１係止突部４８との間隔が、フランジ３２に対して柄部４１がほぼ垂直な状態でのみ、軸部４２が通過可能な大きさに形成されているため、保持位置に位置して傾いた状態の軸部４２を溝部４５から、より離脱しにくくできる。
【００４７】
（６）クランプ３１は略Ｔ字状に形成され、柄部４１に対して軸部４２及び第１係止リブ４３が対称に形成されているため、いずれの向きでも溝形成部３３に組み付けできる。
【００４８】
（７）クランプ機構２２は、クランプ３１、溝形成部３３、締結用ステー３５などの全部品を同じ樹脂材料により成形した場合、クランプ３１を取り外さずに組み付けたままの状態でもリサイクルできる。
【００４９】
なお、実施形態は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変更してもよい。
・クランプ３１は、軸部４２が保持位置に位置する状態で、柄部４１がフランジ３２に対して傾いた状態で、第１係止リブ４３が第２係止リブ５１に当接し、第１係止突部４８、第２係止突部４９により軸部４２の溝部４５からの離脱が防止されて保持されることに限られない。例えば、溝部の保持位置側の幅を、クランプ３１をフランジ３２に対して立てた状態で、軸部４２が溝部に嵌合可能な大きさに形成し、軸部４２を保持位置において溝部に嵌合させることにより、フランジ３２に対して柄部４１が立った状態でクランプ３１を保持してもよい。この場合、第１係止リブ４３、第２係止リブ５１、第１及び第２係止突部４８，４９を形成しなくてもよい。
【００５０】
・軸部４２の断面形状は、扁平な形状に形成されることに限られず、例えば三角形に近い形状に形成してもよい。この場合、柄部を約３０°回動することにより、軸部を嵌合溝部３５ａ及び溝部４５の締結位置に嵌合させたり、嵌合を解除したりできる。
【００５１】
・軸部４２の断面形状は、角部を備えるように形成されることに限られず、例えば角部を削って円弧状に形成してもよい。
・溝形成部３３は、キャップ１３と一体成形されることに限られず、キャップ１３と溝形成部３３とを別々に形成して、後で溝形成部３３をキャップ１３に接着剤などにより取り付けてもよい。
【００５２】
・ケース１２に締結用ステー３５が形成され、キャップ１３に溝形成部３３が形成されることに限られず、例えばケースに溝形成部を形成し、キャップに締結用ステーを形成してもよい。
【００５３】
・第１係止リブ４３は、一対形成されることに限られず、例えば片方だけ形成してもよい。
・第１係止突部４８及び第２係止突部４９の両方が形成されることに限られず、例えば第１係止突部４８を形成せず、第２係止突部４９だけを形成してもよい。逆に、第２係止突部４９を形成せず、第１係止突部４８だけを形成してもよい。
【００５４】
・クランプ３１は、柄部４１がフランジ３２に沿って延びる状態で、軸部４２が嵌合溝部３５ａ及び溝部４５の締結位置に嵌合可能に形成されることに限られず、例えば柄部がフランジ３２に対して立った状態で、軸部が嵌合溝部３５ａ及び溝部４５の締結位置に嵌合可能に形成してもよい。この場合、クランプは、柄部がフランジ３２に沿うように倒れた状態で操作されて、軸部が溝部４５内において締結位置又は保持位置に移動される。
【００５５】
・クランプ機構２２は、エアクリーナ装置１１の両側面に設けられることに限られず、例えばヒンジ機構２１と対向する面（図４中、右側の面）に設けてもよい。この場合、面の真ん中に１個だけ設けてもよい。
【００５６】
・クランプ３１は、略Ｔ字状に形成されることに限られず、例えば略Ｌ字状に形成し、柄部の基部の一側面から軸部が延びるように形成してもよい。この場合、エアクリーナ装置１１の正面と垂直な方向へのクランプ３１の離脱を防止するように、例えば溝形成部３３には、エアクリーナ装置１１が閉じた状態で締結用ステー３５よりキャップ本体から離れた位置を覆うカバーを取り付け、カバー内には、キャップ本体側に付勢する板ばねを取り付ける。この場合、クランプを溝形成部に組み付ける際には、板ばねを撓ませてスペースを確保することによりカバー内にクランプを収容する。組み付けられたクランプは、板ばねにより付勢されて、エアクリーナ装置１１の正面と垂直な方向への離脱が防止される。
【００５７】
・第２係止突部４９は、第１係止突部４８より締結位置に近い位置に形成されることに限られず、例えば第１係止突部４８より締結位置から離れた位置に形成してもよい。
【００５８】
・ケース１２、キャップ１３、クランプ３１は、同じ樹脂材料により成形されることに限られず、それぞれ別の材料により成形してもよい。
・本発明のエアクリーナ装置は、車両の吸気経路に取り付けられることに限られず、他の用途に実施してもよい。
【００５９】
上記各実施形態から把握できる技術的思想について、以下に追記する。
（１）請求項１〜請求項５のいずれか一項に記載の発明において、前記クランプ、第１ハウジング、第２ハウジングは同じ樹脂材料により成形されている。
【００６０】
（２）請求項３に記載の発明において、前記第１係止リブは前記柄部の両側に設けられ、前記柄部に対して前記軸部とともに対称になるように形成されている。
【００６１】
（３）請求項１に記載の発明において、前記クランプは略Ｔ字状に形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図１】（ａ）はクランプ機構の模式斜視図、（ｂ）は軸部周辺の模式拡大側面図。
【図２】クランプ機構の模式平面図。
【図３】同じく模式側面図。
【図４】エアクリーナ装置の模式断面図。
【図５】クランプ機構の作用を示す模式側面図。
【図６】同じく作用を示す模式側面図。
【図７】同じく作用を示す模式側面図。
【符号の説明】
１１…エアクリーナ装置、１２…第１ハウジングとしてのケース、１３…第２ハウジングとしてのキャップ、１４…エアクリーナエレメント、３１…クランプ、３５ａ…締結部としての嵌合溝部、４１…柄部、４２…軸部、４３…第１係止リブ、４５…溝部、４８…係止突部としての第１係止突部、４９…別の係止突部としての第２係止突部、５１…第２係止リブ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air cleaner device.
[0002]
[Prior art]
Some air cleaner apparatuses are arranged in an intake path to an internal combustion engine of a vehicle, for example. An example of this type of air cleaner apparatus is disclosed in JP-A-7-247923. In this air cleaner device, an air cleaner element is accommodated in a first housing and a second housing which are configured to be openable and closable around a hinge portion. On the first housing side, a clamp fitting made of an arc spring is rotatably attached via a pin. The first and second housings are locked when the clamp fitting is engaged with the engaging portion on the second housing side in a closed state.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the air cleaner device disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-247923, it is complicated to assemble the clamp fitting to the first housing with a pin so that the clamp fitting is not detached from the first housing during use. Further, when recycling the air cleaner device, the clamp fitting must be removed from the first housing made of resin. At the time of the removal, it takes time to remove the clamp fitting assembled by the pins from the first housing.
[0004]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an air cleaner device in which the clamp can be assembled and removed relatively easily and the clamp can be prevented from being detached when the air cleaner element is replaced. is there.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the following, means for achieving the above object and its effects are described.
According to the first aspect of the present invention, the first and second housings of the air cleaner device that houses the air cleaner element are provided so that the shaft portion extends in a direction perpendicular to the handle portion, and is attached to and detached from both the housings. It is formed so as to be fastened by a possible clamp, and in one of the two housings, a fastening position that can be fastened to the shaft portion, and a holding position that can hold the shaft portion in a state where both the housings are open, Shaft In the direction perpendicular to the shaft A groove portion that is movable is formed, and the other housing is provided with a fastening portion that can be fastened by the shaft portion at a position facing the fastening position in a state where the two housings are closed, and the shaft portion is the fastening portion. And the handle portion is rotated in a state where it is located at the fastening position of the groove portion, so that the shaft portion is at the fastening position of the fastening portion and the groove portion. With both housings The two housings are fastened together by being fitted.
[0006]
According to the present invention, when the clamp is assembled to the housing, first, the shaft portion is inserted into the groove portion with the first housing and the second housing being opened, and the shaft portion is operated in the groove portion by operating the handle portion. Move from the fastening position to the holding position to bring it into the holding state. Also, by closing both housings, moving the shaft part from the holding position to the fastening position in the groove part, turning the handle part, turning the shaft part at the fastening position of the fastening part and the groove part, and fastening, Fasten both housings.
[0007]
When replacing the air cleaner element, first, in the state where both housings are fastened, the handle is turned in the opposite direction to release the fastening, and the stem is fastened in the groove by operating the handle. Move from position to holding position. Next, both the housings are opened, and the air cleaner element is replaced while the clamp is held at the holding position of the housing provided with the groove. Next, both housings are closed, the shaft portion is moved from the holding position to the fastening position, the handle portion is rotated, and both housings are fastened by the shaft portion at the fastening position of the fastening portion and the groove portion.
[0008]
When removing the clamp, the shaft is removed from the groove with both housings open. Therefore, the clamp can be assembled and removed relatively easily, and the clamp can be prevented from being detached when the air cleaner element is replaced.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect of the invention, the clamp is substantially T-shaped, the shaft portion is formed flat, and the shaft portion protrudes on both sides of the base portion of the handle portion. In the state where the handle portion extends along the boundary between the two housings, the shaft portion is in the fastening position of the fastening portion and the groove portion. With both housings It is formed so that it can be fitted.
[0010]
According to the present invention, one of the shaft portions is inserted into the groove portion. Further, in a state where the handle portion is located at the fastening position of the fastening portion and the groove portion, the handle portion is rotated from a state extending in a direction substantially perpendicular to the boundary between the two housings, and extends along the boundary between the two housings. The two housings are fastened by the pivoting of the shaft portion. Further, when the handle portion is operated in a state extending in a direction substantially perpendicular to the boundary between the two housings, the shaft portion moves between the fastening position and the holding position in the groove portion. Therefore, the clamp can be formed with a relatively easy shape.
[0011]
The invention according to claim 3 is the invention according to claim 1 or 2, wherein the handle portion is provided with a first locking rib at an end portion on a side away from the shaft portion, and The housing provided with the groove portion is engaged with the first locking rib in a state in which the shaft portion is positioned at the holding position and the handle portion is rotated and inclined about the shaft portion. The second locking rib is provided at a possible predetermined position.
[0012]
According to this invention, the clamp located in the holding position is held in a state where the handle portion is inclined obliquely and the first locking rib is in contact with the second locking rib. For this reason, a clamp can be hold | maintained in the state different from the state which fastens both housings in a fastening position. Therefore, when the clamp is held at the holding position, it is possible to prevent a misunderstanding that the two housings are fastened although they are not fastened.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the housing according to any one of the first to third aspects, wherein the housing provided with the groove portion is associated with the shaft portion positioned at the holding position. A locking projection that can be stopped is formed to protrude into the groove. According to the present invention, in a state where the shaft portion is inclined at the holding position, the shaft portion is locked by the locking protrusion, so that the shaft portion can be hardly separated from the groove portion.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to the fourth aspect, the housing provided with the groove portion projects into the groove portion so as to face at least a part of the locking protrusion. Another locking projection is provided, and the interval between the locking projections is formed such that the shaft can pass only when the handle is substantially perpendicular to the boundary between the housings. It is characterized by that. According to this invention, in a state where the shaft portion is tilted together with the handle portion, the shaft portion cannot pass between the both locking projections, so that the shaft portion can be more easily separated from the groove portion.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIGS.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of the air cleaner device.
[0016]
As shown in FIG. 4, in the air cleaner device 11, an air cleaner element 14 is accommodated between a case 12 as a first housing and a cap 13 as a second housing. The air cleaner device 11 is provided on the upstream side of an intake passage of an engine such as a vehicle and purifies the air sucked into the intake passage. The case 12 has an upstream side where the air to be purified is taken in. An opening (inlet) 17 is formed. Further, the cap 13 is formed with a downstream opening (outlet) 18 through which the purified air is sent to the throttle body at the subsequent stage.
[0017]
The air cleaner element 14 is sandwiched between the outer peripheral portions of the case 12 and the cap 13 at the outer peripheral seal portion. Case 12 and cap 13 are formed of a resin material. The air cleaner element 14 is partially omitted in FIG.
[0018]
The case 12 and the cap 13 are assembled so as to be openable and closable around a hinge mechanism 21 provided on the back surface (the left surface in FIG. 4). In addition, the case 12 and the cap 13 are provided with a clamp mechanism 22 as a fastening structure at a position farthest from the hinge mechanism 21 on both side surfaces (a position on the right side in FIG. 4). FIG. 4 shows a clamp mechanism 22 provided on the right side surface. Since both the clamp mechanisms 22 have the same configuration, only the clamp mechanism 22 provided on the right side surface will be described below.
[0019]
The hinge mechanism 21 includes a shaft portion formed on both sides of the tip of the shaft support portion 23 of the cap 13 and a receiving portion 24 formed on the case 12 so as to rotatably support the shaft portion. .
[0020]
1A is a schematic perspective view of the clamp mechanism, FIG. 1B is a schematic enlarged side view around the shaft portion, FIG. 2 is a schematic plan view of the clamp mechanism, and FIG. The figure is shown.
[0021]
As shown in FIGS. 1 to 3, the clamp mechanism 22 includes a clamp 31, a groove forming portion 33 formed on the upper side of the flange 32 of the cap 13, and a fastening stay 35 formed on the case 12. The flange 32 is formed so as to extend along the boundary between the case 12 and the cap 13.
[0022]
The clamp 31 is a substantially T-shaped member, and the shaft portion 42 is formed so as to protrude from both sides of the base portion of the handle portion 41 in a direction perpendicular to the direction in which the handle portion 41 extends. The clamp 31 is made of a resin material.
[0023]
The cross-sectional shape of the shaft portion 42 is flat and close to an ellipse, and both end portions are cut out in parallel planes and have a corner portion. The clamp 31 is fastened to the groove forming portion 33 with the shaft portion 42 in contact with the upper plate of the groove forming portion 33 and the flange 32 in a state where the handle portion 41 is tilted so as to extend along the flange 32. Is formed.
[0024]
A pair of first locking ribs 43 are formed on the handle portion 41 so as to protrude from both ends of the handle portion 41 over a predetermined length from the tip portion toward the shaft portion 42 side. The clamp 31 is formed so that the shaft portion 42 and the first locking rib 43 are symmetrical with respect to the handle portion 41.
[0025]
A groove forming portion 33 is formed on the upper surface of the flange 32 so as to extend in the left-right direction in FIG. 4 along the flange 32. The groove forming portion 33 is formed of the same resin material as the cap 13 and is integrally formed with the cap 13.
[0026]
In the groove forming part 33, a groove part 45 is formed so as to extend in the left-right direction in FIG. 4 along the flange 32. The depth of the groove part 45 is formed larger than the protruding length of the shaft part 42. In the groove 45, the side closer to the hinge mechanism 21 corresponds to the fastening position of the clamp 31, and the side farther from the hinge mechanism 21 than the fastening position corresponds to the holding position of the clamp 31.
[0027]
The groove forming portion 33 has an end portion far from the hinge mechanism 21 as a retaining portion that prevents the shaft portion 42 from being detached. The upper plate 47 of the groove forming portion 33 sandwiches the handle portion 41 with the shaft portion 42 positioned on the holding position side so as to prevent the clamp 31 from being detached in the direction perpendicular to the front surface of the air cleaner device 11. In FIG. 2, it is formed so as to look like a substantially U shape. In addition, the operator may be alerted by displaying characters such as “OPEN” and an arrow from the fastening position side to the holding position side on the upper surface of the upper plate 47 and its peripheral part. .
[0028]
In the state shown in FIGS. 1 to 3, the shaft portion 42 of the clamp 31 is fitted in the fastening position of the groove portion 45. And the handle | pattern part 41 of the clamp 31 has fallen along the flange 32 so that a front-end | tip goes to the hinge mechanism 21 side.
[0029]
A fastening stay 35 is formed in the case 12 so as to extend upward. In the fastening stay 35, a fitting groove 35 a is formed at a position facing the fastening position of the groove 45 in a state where the case 12 and the cap 13 are closed. The fitting groove 35 a is formed on the opposite side of the fastening stay 35 from the side facing the hinge mechanism 21. As shown in FIGS. 1 to 3, one end of the shaft portion 42 is fitted into the groove portion 45 at the fastening position in a state where the handle portion 41 falls along the flange 32, and the other end portion of the shaft portion 42. Is fitted into the fitting groove 35 a, whereby the case 12 and the cap 13 are fastened and fixed by a clamp 31. The fastening stay 35 is formed of the same resin material as the case 12 and is integrally formed with the case 12.
[0030]
On the upper surface of the flange 32 of the cap 13, a first locking projection 48 as a locking projection is formed to protrude upward at a position where the shaft portion 42 can be locked when the groove 45 is held. ing. The amount of protrusion of the first locking projection 48 is such that the shaft portion 42 is not caught by the first locking projection 48 when the handle portion 41 is operated to move the shaft portion 42 to the fastening position side or the holding position side. Further, the bulge amount L (see FIG. 1B) of the curved surface portion of the cross section of the shaft portion 42 is formed smaller.
[0031]
On the lower surface of the upper plate 47 near the cap body, there is a second locking projection 49 as another locking projection at a location closer to the clamping position of the clamp 31 than the first locking projection 48. Projecting downward. The protruding amount of the second locking projection 49 is larger than that of the first locking projection 48. The interval between the first locking projection 48 and the second locking projection 49 is formed such that the shaft portion 42 can pass only when the handle 41 is substantially perpendicular to the flange 32. .
[0032]
A second locking rib 51 is formed at a predetermined position of the cap 13 so as to extend upward from the groove forming portion 33. The second locking rib 51 does not come into contact with the first locking rib 43 when the handle portion 41 rotates around the shaft portion 42 in a state where the shaft portion 42 is located at the fastening position, and the shaft portion 42 does not contact. Is formed at a predetermined position for locking with the first locking rib 43 when tilted to the hinge mechanism 21 side in a state of being in the holding position.
[0033]
Next, the operation of the air cleaner device configured as described above will be described.
As shown in FIG. 4, the air cleaner device 11 is used in a state in which the shaft portion 42 of the clamp 31 is fitted in the fastening position of the fitting groove 35 a and the groove 45 and the case 12 and the cap 13 are fastened and fixed. The air taken into the air cleaner device 11 from the upstream side opening 17 is purified when passing through the air cleaner element 14, and the purified air is sent out from the downstream side opening 18 to the downstream throttle body or the like.
[0034]
When replacing the air cleaner element 14 in which impurities are accumulated, first, the handle portion 41 of the clamp 31 is gripped and rotated around the shaft portion 42, and the handle portion as shown by a two-dot chain line in FIG. 41 is made to stand substantially perpendicular to the flange 32. The shaft portion 42 is rotated by the operation of the handle portion 41, the fitting of the shaft portion 42 with the groove portion 45 and the fitting groove portion 35a is released, and the fastening between the case 12 and the cap 13 is released.
[0035]
Next, the handle portion 41 is grasped and moved along the direction of the arrow labeled “OPEN”, and the shaft portion 42 is moved from the fastening position in the groove portion 45 to exceed the first locking projection 48. As shown by the solid line in FIG. The distance between the first locking projection 48 and the second locking projection 49 is formed such that the shaft portion 42 can pass through when the handle portion 41 is substantially perpendicular to the flange 32. The shaft part 42 moves in the groove part 45 without hindrance. Further, since the protruding amount of the first locking projection 48 is formed smaller than the bulging amount L of the shaft portion 42, the shaft portion 42 moves smoothly without being caught by the first locking projection 48.
[0036]
Next, in the state shown by the solid line in FIG. 5, when the handle 41 is slightly urged so as to tilt toward the hinge mechanism 21 and is released from the handle 41, the handle 41 is centered on the shaft 42 by its own weight. And tilt. Since the first locking rib 43 abuts on the second locking rib 51, the clamp 31 is maintained in a state where the handle 41 is inclined with respect to the flange 32 as shown in FIG. 6. Further, the corner portion of the shaft portion 42 abuts on the flange 32.
[0037]
Next, the cap 13 is rotated about the hinge mechanism 21 to open the air cleaner device 11. Since the cap 13 is tilted by the rotation, the shaft portion 42 slides down toward the fastening position on the lower side in the groove forming portion 33 as shown in FIG. Stop in contact. Further, since the first locking rib 43 continues to contact the second locking rib 51, the shaft 31 contacts the first locking protrusion 48, so that the clamp 31 has a flange as shown in FIG. 32 is held in an inclined state. Further, since the shaft portion 42 inclined obliquely with respect to the flange 32 is less likely to pass between the first locking projection 48 and the second locking projection 49, the shaft portion 42 extends from the groove 45. It becomes difficult to leave.
[0038]
After the air cleaner element 14 is replaced, the cap 13 is rotated in the reverse direction to close the air cleaner device 11. And the handle | steering-wheel part 41 in the state inclined with respect to the flange 32 is hold | gripped and rotated centering | focusing on the axial part 42, As shown in the continuous line in FIG. Next, the handle portion 41 is moved in the direction opposite to the direction of the arrow labeled “OPEN”, and the shaft portion 42 is shown by a two-dot chain line in FIG. 5 beyond the first locking projection 48. Move to the fastening position. Thereafter, the handle portion 41 is rotated about the shaft portion 42 and tilted along the flange 32, and the case 12 and the cap at the fastening position of the fitting groove portion 35 a and the groove portion 45 of the fastening stay 35 by the shaft portion 42. 13 is fastened.
[0039]
Temporarily, when the 1st locking rib 43 and the 2nd locking rib 51 are not provided, the handle | pattern part 41 follows the flange 32 centering on the axial part 42 in the state in which the axial part 42 is located in a holding position. There is a possibility that the shaft part 42 is not fitted into the fitting groove part 35a and fitted only in the groove part 45. In this case, when the handle portion 41 is tilted along the flange 32, the case 12 and the cap 13 may be mistaken for being fastened even though the case 12 and the cap 13 are not fastened. However, as shown in FIGS. 6 and 7, when the first locking rib 43 abuts on the second locking rib 51, the handle portion 41 of the clamp 31 is inclined with respect to the flange 32. Retained. For this reason, even if the case 12 and the cap 13 are not fastened, it is prevented from being mistaken for being fastened.
[0040]
When assembling the clamp 31 to the cap 13, with the air cleaner device 11 open, one of the shaft portions 42 is inserted into the groove portion 45 at the fastening position, and the handle portion 41 is operated so that the first locking projection 48 is moved. The shaft 42 is moved to the holding position side. Thereafter, if the handle 41 is tilted, the first locking rib 43 contacts the second locking rib 51, and the clamp 31 is attached to the cap 13 while the handle 41 is inclined with respect to the flange 32. Retained. Next, the air cleaner device 11 is closed, the tilted handle portion 41 is gripped to stand against the flange 32, the shaft portion 42 is moved to the fastening position over the first locking projection 48, and the handle portion is By rotating 41, the case 12 and the cap 13 are fastened by the shaft portion 42.
[0041]
Further, when removing the clamp 31 from the cap 13, the shaft portion 42 is moved from the holding position side to the fastening position side by operating the handle 41 held at the holding position with the air cleaner device 11 open. Then, the shaft portion 42 is extracted from the groove portion 45.
[0042]
According to this embodiment, the following effects are obtained.
(1) A groove portion 45 having a fastening position and a holding position is formed in the groove forming portion 33 of the cap 13, and a fastening position of the groove portion 45 in the state where the air cleaner device 11 is closed on the fastening stay 35 of the case 12. The fitting groove part 35a is formed in the position which opposes. Therefore, the clamp 31 can be assembled and removed relatively easily by inserting or removing the shaft portion 42 of the clamp 31 into or from the groove 45. Moreover, by holding the shaft portion 42 at the holding position of the groove portion 45, the clamp 31 can be prevented from being detached when the air cleaner element 14 is replaced, and the clamp 31 can be prevented from being lost.
[0043]
(2) The clamp 31 is held at the holding position in a state where the handle portion 41 is inclined with respect to the flange 32 by the first locking rib 43 coming into contact with the second locking rib 51. Therefore, since the clamp 31 is held in a state different from the fastening state of the air cleaner device 11 in a state where the handle portion 41 is tilted along the flange 32, it is misunderstood that the air cleaner device 11 is fastened even though the air cleaner device 11 is not fastened. Can be prevented.
[0044]
(3) Since the first locking projection 48 protrudes into the groove 45 so as to lock the shaft portion 42 positioned at the holding position on the upper surface of the flange 32, the first locking projection 48 is positioned at the holding position. It is possible to make it difficult for the inclined shaft portion 42 to be detached from the groove portion 45.
[0045]
(4) Since the protrusion amount of the first locking protrusion 48 is smaller than the bulge amount L of the shaft portion 42, the handle portion 41 is operated to move the shaft portion 42 to the fastening position side or the holding position side. In this case, the shaft portion 42 can be smoothly moved without being caught by the first locking projection 48.
[0046]
(5) The second locking projection 49 has a distance that allows the shaft portion 42 to pass only when the handle 41 is substantially perpendicular to the flange 32 with respect to the first locking projection 48. Since it is formed, it is possible to make it difficult for the shaft portion 42 in the inclined position located at the holding position to be detached from the groove portion 45.
[0047]
(6) Since the clamp 31 is formed in a substantially T-shape, and the shaft portion 42 and the first locking rib 43 are formed symmetrically with respect to the handle portion 41, the clamp 31 can be assembled to the groove forming portion 33 in any direction. .
[0048]
(7) When all the components such as the clamp 31, the groove forming portion 33, and the fastening stay 35 are molded from the same resin material, the clamp mechanism 22 can be recycled even if it is assembled without removing the clamp 31.
[0049]
In addition, embodiment is not limited to the said embodiment, For example, you may change as follows.
In the clamp 31, the first locking rib 43 is in contact with the second locking rib 51 in a state where the shaft portion 42 is located at the holding position, and the handle portion 41 is inclined with respect to the flange 32. The engagement protrusion 48 and the second engagement protrusion 49 are not limited to being prevented from being detached from the groove 45 of the shaft portion 42. For example, the width of the groove portion on the holding position side is formed such that the shaft portion 42 can be fitted into the groove portion with the clamp 31 standing with respect to the flange 32, and the shaft portion 42 is fitted into the groove portion at the holding position. By combining, the clamp 31 may be held in a state where the handle portion 41 stands with respect to the flange 32. In this case, the first locking rib 43, the second locking rib 51, and the first and second locking protrusions 48 and 49 may not be formed.
[0050]
-The cross-sectional shape of the axial part 42 is not restricted to be formed in a flat shape, For example, you may form in the shape close | similar to a triangle. In this case, by rotating the handle part by about 30 °, the shaft part can be fitted to the fastening position of the fitting groove part 35a and the groove part 45, or the fitting can be released.
[0051]
-The cross-sectional shape of the axial part 42 is not restricted to be formed so that a corner | angular part may be provided, For example, you may cut a corner | angular part and may form in circular arc shape.
The groove forming portion 33 is not limited to being integrally formed with the cap 13, and the cap 13 and the groove forming portion 33 are separately formed, and the groove forming portion 33 is later attached to the cap 13 with an adhesive or the like. Also good.
[0052]
The fastening stay 35 is formed on the case 12 and the groove forming portion 33 is not formed on the cap 13. For example, the groove forming portion may be formed on the case and the fastening stay may be formed on the cap.
[0053]
The first locking ribs 43 are not limited to being formed as a pair, and may be formed only on one side, for example.
-It is not restricted to both the 1st latching protrusion 48 and the 2nd latching protrusion 49 being formed, for example, the 1st latching protrusion 48 is not formed but the 2nd latching protrusion 49 is formed. May be. Conversely, only the first locking protrusion 48 may be formed without forming the second locking protrusion 49.
[0054]
The clamp 31 is not limited to be formed so that the shaft portion 42 can be fitted to the fastening position of the fitting groove portion 35a and the groove portion 45 in a state in which the handle portion 41 extends along the flange 32. The shaft portion may be formed so as to be able to be fitted to the fastening position of the fitting groove portion 35 a and the groove portion 45 while standing with respect to 32. In this case, the clamp is operated in a state where the handle portion is tilted along the flange 32, and the shaft portion is moved to the fastening position or the holding position in the groove portion 45.
[0055]
The clamp mechanism 22 is not limited to being provided on both side surfaces of the air cleaner device 11, and may be provided, for example, on the surface (the right side surface in FIG. 4) facing the hinge mechanism 21. In this case, only one may be provided in the middle of the surface.
[0056]
The clamp 31 is not limited to being formed in a substantially T shape, and may be formed, for example, in a substantially L shape so that the shaft portion extends from one side surface of the base portion of the handle portion. In this case, in order to prevent the clamp 31 from being detached in the direction perpendicular to the front surface of the air cleaner device 11, for example, the groove forming portion 33 is separated from the cap body from the fastening stay 35 in a state where the air cleaner device 11 is closed. A cover that covers the position is attached, and a leaf spring that urges the cap body is attached in the cover. In this case, when assembling the clamp to the groove forming portion, the clamp is accommodated in the cover by bending the leaf spring to ensure a space. The assembled clamp is urged by a leaf spring to prevent the air cleaner device 11 from being detached in the direction perpendicular to the front surface.
[0057]
The second locking projection 49 is not limited to being formed at a position closer to the fastening position than the first locking projection 48, and is formed at a position farther from the fastening position than the first locking projection 48, for example. May be.
[0058]
The case 12, the cap 13, and the clamp 31 are not limited to being formed from the same resin material, and may be formed from different materials.
-The air cleaner apparatus of this invention is not restricted to being attached to the intake path of a vehicle, You may implement for another use.
[0059]
The technical idea that can be grasped from each of the above embodiments will be described below.
(1) In the invention according to any one of claims 1 to 5, the clamp, the first housing, and the second housing are formed of the same resin material.
[0060]
(2) In the invention according to claim 3, the first locking ribs are provided on both sides of the handle portion, and are formed so as to be symmetric with the shaft portion with respect to the handle portion.
[0061]
(3) In the invention described in claim 1, the clamp is formed in a substantially T shape.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic perspective view of a clamp mechanism, and FIG. 1B is a schematic enlarged side view around a shaft portion.
FIG. 2 is a schematic plan view of a clamp mechanism.
FIG. 3 is a schematic side view of the same.
FIG. 4 is a schematic cross-sectional view of an air cleaner device.
FIG. 5 is a schematic side view showing the operation of the clamp mechanism.
FIG. 6 is a schematic side view showing the same operation.
FIG. 7 is a schematic side view showing the same operation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 11 ... Air cleaner apparatus, 12 ... Case as 1st housing, 13 ... Cap as 2nd housing, 14 ... Air cleaner element, 31 ... Clamp, 35a ... Fitting groove part as fastening part, 41 ... Handle part, 42 ... Shaft , 43... First locking rib, 45... Groove, 48. First locking protrusion as a locking protrusion, 49. Second locking protrusion as another locking protrusion, 51. Locking rib.

Claims

A first housing and a second housing of an air cleaner device that accommodates an air cleaner element are formed so that a shaft portion extends in a direction perpendicular to a handle portion and can be fastened by a clamp that can be attached to and detached from both housings. In one of the housings, the shaft portion is orthogonal to the shaft portion at a fastening position where the shaft portion can be fastened and a holding position where the shaft portion can be held in a state where both housings are open. A groove portion that is movable in a direction is formed, and the other housing is provided with a fastening portion that can be fastened by the shaft portion at a position facing the fastening position in a state where the two housings are closed, and the shaft portion is by the handle portion is rotated in a state located in the fastening position of the fastening portion and the groove, the shaft portion is fitted with the two housings in engaged position of the coupling portion and the groove Cleaner apparatus characterized by being configured the so that both housings are fastened to.

The clamp is substantially T-shaped, the shaft is formed flat, the shaft protrudes on both sides of the base of the handle, and the handle extends along the boundary between the housings. The air cleaner device according to claim 1, wherein the shaft portion is formed so as to be able to be fitted to the housings at a fastening position of the fastening portion and the groove portion.

The handle portion is provided with a first locking rib at an end portion on the side away from the shaft portion, and the shaft portion is located at the holding position in the housing provided with the groove portion. The second locking rib is provided at a predetermined position where the handle portion can be locked with the first locking rib in a state where the handle portion rotates and tilts around the shaft portion. The air cleaner apparatus according to claim 2.

The housing of which the groove is provided is provided with a locking projection that can be locked with the shaft positioned at the holding position so as to protrude into the groove. Item 4. The air cleaner device according to any one of Items 3 to 3.

The housing provided with the groove is provided with another locking protrusion protruding into the groove so as to at least partially face the locking protrusion, and the interval between the locking protrusions. 5. The air cleaner device according to claim 4, wherein the shaft portion is formed in a size that allows the shaft portion to pass only when the handle portion is substantially perpendicular to a boundary between the two housings.