JP4702377B2 - 制御システムおよび被制御装置 - Google Patents
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Description
本発明は、被制御装置としての例えばテレビジョン受像機とこれに対応する遠隔制御装置としての例えばリモートコントローラ(以下、リモコン)等によって構成される制御システム及びこのシステムに適合する被制御装置並びに遠隔制御装置に関し、その一例としては、リモコンの存在する場所に概略一致する場所に居る蓋然性が高い視聴者の位置を推定して、遠隔制御装置(従って、リモコンを持つ使用者)の位置に適合するようにコンテンツを選択したり音響効果を調節したりすることを可能ならしめる制御システム及びこのシステムに適合する被制御装置並びに遠隔制御装置に関する。
リモコン装置を多機能化して、リモコン装置とこれによって遠隔操作される機器とによって構成されるシステムの操作について使用者に種々の便宜を提供しようとする技術は既に多数提案されている。例えば、リモコン装置でGPS用アルゴリズム等を利用し3個の電波発信源からの電波受信と受信時刻に基づいて自らの位置を検出し、検出された位置と予め準備された各機器の位置情報とを照合して自己に最も近い機器を特定し、その機器からリモコン信号を定義する情報と操作用画像を構築するための情報とを取得し、表示部にその特定した機器の操作用画像を表示し、ユーザ操作に応じてリモコン信号を特定してリモコン信号送信制御部に送信の制御を行わせることによりユーザによるボタン操作数を増加させることなく、ユーザが、制御したい機器をより的確に特定してその機器を制御し得るようにする技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、リモコンでプロジェクタを操作するシステムにおいて、プロジェクタ側で、撮像素子を持つリモコンが取得した投影領域撮像情報と方位情報とを自己の受信部で受信し、該受信した情報に依拠して予めルックアップテーブルに準備された台形歪み補正値を選択し、該補正値に基づいて台形歪みを補正するようにした画像処理システムが提案されている(特許文献2参照)。
更にまた、レーザポインタで表示画面上の任意の点を指すポインティングデバイスにおいて、リモコン側に備えられたCCDカメラでリモコンから投射したレーザスポットを含む表示画面を撮像し、この撮像による画像のラスタ走査等に依拠して上記レーザスポットの座標を算出して、該座標を表すデータをリモコン側からテレビ側に無線で伝送し画面上に指示ポイントを映出することにより種々の角度からポインティング可能にすることが提案されている(特許文献3参照)。
上述の特許文献3の提案に対し、リモコン側に備えられた撮像装置で撮像したラスタ上の画像表示面の3隅の位置の座標と、実際の画像表示面の3隅の位置の座標との比較に基づいて、撮像画像のラスタ中央座標が実際の画面のどこの座標に対応するかを算出することによりリモコン側からレーザスポット等を投射することなく表示画面上でのポインティングを行い得るようにすることが提案されている(特許文献4参照)。
上述した従来の技術は、使用者(従って、リモコン)の位置に適合するようにコンテンツを選択したり音響効果を調節したりすることを可能ならしめるという観点からは、次に述べるような種々の課題を残している。即ち、特許文献1所載の技術では、原理的に3個の電波発信源を位置検出のための基準として予め設備しておくことが必須であるため、比較的簡易な構成で使用者の所望に適合する機器を相応の確度で制御対象として選択することは困難である。
また、特許文献1に提案の技術では、リモコン(従って、使用者)の位置に最も近い何らかの機器を無条件で制御対象として選定するように構成されているため、使用者の本来の意思に即した機器が必ずしも選択されるとは限らない。従って、実際の使用に供されるときには、使用者自身が機器に自ら接近しなくてはならず、操作を意図した制御対象が字義通り自動的に選択されることは期待できない。
また、特許文献2に提案の技術は、専らプロジェクタにおける台形歪を補正するに必要な限りでリモコンの方位情報を取得し、該取得された方位情報に基づいて台形歪の補正を実行するものであり、リモコン(従って、使用者)の位置を機器本体との相対において認識し該認識に適合するようにコンテンツを選択したり音響効果を調節したりすることについては何等示唆的な開示がない。
更に、特許文献3の提案では、あくまでも投影されたレーザスポットを含む表示画面をリモコン側の撮像手段によって撮像し、この撮像による映像信号に係るラスタ走査に基づいてレーザスポットの位置座標のデータを取得するものであり、リモコンの位置を機器本体との相対において認識し該認識に適合するようにコンテンツを選択したり音響効果を調節したりする技術とは趣を異にするものである。
一方、特許文献4の提案は特許文献3のようにリモコン側からレーザスポット等を投射することなく表示画面上でのポインティングを行い得るようにするという限りのものであって、特許文献3における課題の解決を意図するも、リモコンの位置を機器本体との相対において認識し該認識に適合するようにコンテンツを選択したり音響効果を調節したりすることについての提案は皆無である。
本発明は、上述したような従来技術における課題に着目してなされたものであり、遠隔制御装置側に設けられた撮像手段を活用して、遠隔制御装置の位置を被制御装置との相対において認識することができるようにすること、ひいては該認識に適合するように被制御装置においてコンテンツを選択したり音響効果を調節したりすることを一例とする自動的応答動作を可能ならしめる制御システム及びこのシステムに適合する被制御装置並びに遠隔制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)遠隔制御装置と該遠隔制御装置によって制御され得る被制御装置とを含んで構成された制御システムであって、前記遠隔制御装置は、筐体と、該筐体に設けられ撮像を行って前記被制御装置と当該遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像情報を前記被制御装置に伝送する情報伝送手段と、を備え、前記被制御装置は、前記遠隔制御装置の情報伝送手段から伝送された画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、を備え、 前記被制御装置の相対位置算出手段は、前記情報受信手段によって受信された画像情報中の当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の位置マーカを表すマーカ情報と、予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報と、を用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出するように構成されたものであることを特徴とする制御システム。
(1)遠隔制御装置と該遠隔制御装置によって制御され得る被制御装置とを含んで構成された制御システムであって、前記遠隔制御装置は、筐体と、該筐体に設けられ撮像を行って前記被制御装置と当該遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像情報を前記被制御装置に伝送する情報伝送手段と、を備え、前記被制御装置は、前記遠隔制御装置の情報伝送手段から伝送された画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、を備え、 前記被制御装置の相対位置算出手段は、前記情報受信手段によって受信された画像情報中の当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の位置マーカを表すマーカ情報と、予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報と、を用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出するように構成されたものであることを特徴とする制御システム。
上記(1)の制御システムによれば、遠隔制御装置側に設けられた撮像手段を活用して
被制御装置を含む撮像視野で撮像を行い、該撮像によって取得した画像情報を被制御装置
に伝送することにより、伝送された画像情報を情報受信手段によって受信した被制御装置
側では、遠隔制御装置と被制御装置との相対位置を算出することができる。該算出された
遠隔制御装置の位置を認識した被制御装置側では、この認識に適合した態様の動作を行う
ことが可能になる。
また上記の作用に加えて、被制御装置の相対位置算出手段は、前記情報受信手段によって受信された画像情報中に当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の(既知の位置に対応する)位置マーカを表すマーカ情報が含まれているときには、このマーカ情報と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出することができる。
被制御装置を含む撮像視野で撮像を行い、該撮像によって取得した画像情報を被制御装置
に伝送することにより、伝送された画像情報を情報受信手段によって受信した被制御装置
側では、遠隔制御装置と被制御装置との相対位置を算出することができる。該算出された
遠隔制御装置の位置を認識した被制御装置側では、この認識に適合した態様の動作を行う
ことが可能になる。
また上記の作用に加えて、被制御装置の相対位置算出手段は、前記情報受信手段によって受信された画像情報中に当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の(既知の位置に対応する)位置マーカを表すマーカ情報が含まれているときには、このマーカ情報と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出することができる。
(2)所定の遠隔制御装置から制御され得るように構成された被制御装置であって、前記遠隔制御装置側から伝送される前記遠隔制御装置に設けられた撮像手段によって生成され当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、を備え、前記相対位置算出手段は、前記情報受信手段によって受信された画像情報中の当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の位置マーカを表すマーカ情報と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出するように構成されたものであることを特徴とする被制御装置。
上記(2)の被制御装置によれば、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を
認識するに寄与する情報を含む画像情報が前記遠隔制御装置側から伝送されたときには自
己の情報受信手段で該伝送された画像情報を受信し、受信された画像情報に基づいて相対
位置算出手段によって当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する。該算
出された遠隔制御装置の位置を認識して、この認識に適合した態様の動作を行うことが可
能になる。
また上記の作用に加えて、自己の情報受信手段によって受信された画像情報中に当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の(既知の位置に対応する)位置マーカを表すマーカ情報が含まれているときには、このマーカ情報と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出することができる。
認識するに寄与する情報を含む画像情報が前記遠隔制御装置側から伝送されたときには自
己の情報受信手段で該伝送された画像情報を受信し、受信された画像情報に基づいて相対
位置算出手段によって当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する。該算
出された遠隔制御装置の位置を認識して、この認識に適合した態様の動作を行うことが可
能になる。
また上記の作用に加えて、自己の情報受信手段によって受信された画像情報中に当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報としての特定の(既知の位置に対応する)位置マーカを表すマーカ情報が含まれているときには、このマーカ情報と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出することができる。
(3)前記被制御装置は、前記特定の位置マーカを映出する位置マーカ映出手段を更に有するものであることを特徴とする(1)に記載の制御システム。
上記(3)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、前記被制御装置の位置マーカ映出手段によって、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報となる特定の位置マーカが自己の表示部に映出されるため、遠隔制御装置側ではこの位置マーカを含む撮像視野で撮像を行えば当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報を取得できる。
上記(3)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、前記被制御装置の位置マーカ映出手段によって、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報となる特定の位置マーカが自己の表示部に映出されるため、遠隔制御装置側ではこの位置マーカを含む撮像視野で撮像を行えば当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報を取得できる。
(4)自己の表示部に前記特定の位置マーカを映出する位置マーカ映出手段を更に有するものであることを特徴とする(2)に記載の被制御装置。
上記(4)の被制御装置によれば、(2)に記載の被制御装置による作用に加えて、位置マーカ映出手段によって、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報となる特定の位置マーカが自己の表示部に映出されるため、遠隔制御装置側ではこの位置マーカを含む撮像視野で撮像を行えば当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を取得できる。
上記(4)の被制御装置によれば、(2)に記載の被制御装置による作用に加えて、位置マーカ映出手段によって、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報となる特定の位置マーカが自己の表示部に映出されるため、遠隔制御装置側ではこの位置マーカを含む撮像視野で撮像を行えば当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を取得できる。
(5)前記被制御装置は、自己の表示部に前記制御装置によって認識可能なコード化情報パターンを映出するコード化情報パターン映出手段を更に有するものであることを特徴とする(1)に記載の制御システム。
上記(5)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、コード化情報パターンを利用した一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
上記(5)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、コード化情報パターンを利用した一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
(6)自己の表示部に前記制御装置によって認識可能なコード化情報パターンを映出するコード化情報パターン映出手段を更に有するものであることを特徴とする(2)に記載の被制御装置。
上記(6)の被制御装置によれば、(2)に記載の被制御装置による作用に加えて、コード化情報パターンを利用した一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
上記(6)の被制御装置によれば、(2)に記載の被制御装置による作用に加えて、コード化情報パターンを利用した一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
(7)前記遠隔制御装置は、外部の情報処理装置との通信を行う通信手段を更に備えたものであることを特徴とする(1)に記載の制御システム。
上記(7)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、遠隔制御装置の通信手段を通して外部の情報処理装置の機能を活用することにより、前記遠隔制御装置自体の負担を大幅に増大させることなく簡素な構成によって、一層高度な制御を行うことが可能になる。
上記(7)の制御システムによれば、(1)に記載の制御システムによる作用に加えて、遠隔制御装置の通信手段を通して外部の情報処理装置の機能を活用することにより、前記遠隔制御装置自体の負担を大幅に増大させることなく簡素な構成によって、一層高度な制御を行うことが可能になる。
(8)遠隔制御装置と該遠隔制御装置によって制御され得る被制御装置とを含んで構成された制御システムであって、前記遠隔制御装置は、筐体と、該筐体に設けられ撮像を行って前記被制御装置と当該遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像情報を前記被制御装置に伝送する情報伝送手段と、を備え、前記被制御装置は、前記遠隔制御装置の情報伝送手段から伝送された画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、自己の表示部に、複数のマーカと、前記制御装置によって認識可能なコードによって当該複数のマーカ間の間隔を表す情報を含むコード化情報パターンを映出するマーカ及びコード化情報パターン映出手段を備えたものであることを特徴とする制御システム。
上記(8)の制御システムによれば、遠隔制御装置側に設けられた撮像手段を活用して
被制御装置を含む撮像視野で撮像を行い、該撮像によって取得した画像情報を被制御装置
に伝送することにより、伝送された画像情報を情報受信手段によって受信した被制御装置
側では、遠隔制御装置と被制御装置との相対位置を算出することができる。該算出された
遠隔制御装置の位置を認識した被制御装置側では、この認識に適合した態様の動作を行う
ことが可能になる。
また上記の作用に加えて、被制御装置の表示部に映出されるマーカ及びコード化情報パターンを利用して一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる
上記(8)の制御システムによれば、遠隔制御装置側に設けられた撮像手段を活用して
被制御装置を含む撮像視野で撮像を行い、該撮像によって取得した画像情報を被制御装置
に伝送することにより、伝送された画像情報を情報受信手段によって受信した被制御装置
側では、遠隔制御装置と被制御装置との相対位置を算出することができる。該算出された
遠隔制御装置の位置を認識した被制御装置側では、この認識に適合した態様の動作を行う
ことが可能になる。
また上記の作用に加えて、被制御装置の表示部に映出されるマーカ及びコード化情報パターンを利用して一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる
(9)所定の遠隔制御装置から制御され得るように構成された被制御装置であって、前記遠隔制御装置側から伝送される前記遠隔制御装置に設けられた撮像手段によって生成され当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、自己の表示部に、複数のマーカと、前記制御装置によって認識可能なコードによって当該複数のマーカ間の間隔を表す情報を含むコード化情報パターンを映出するマーカ及びコード化情報パターン映出手段と、を備えたことを特徴とする被制御装置。
上記(9)の被制御装置によれば、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報を含む画像情報が前記遠隔制御装置側から伝送されたときには自己の情報受信手段で該伝送された画像情報を受信し、受信された画像情報に基づいて相対位置算出手段によって当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する。該算出された遠隔制御装置の位置を認識して、この認識に適合した態様の動作を行うことが可能になる。
また上記の作用に加えて、自己の表示部に映出されるマーカ及びコード化情報パターンを利用して一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
上記(9)の被制御装置によれば、当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報を含む画像情報が前記遠隔制御装置側から伝送されたときには自己の情報受信手段で該伝送された画像情報を受信し、受信された画像情報に基づいて相対位置算出手段によって当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する。該算出された遠隔制御装置の位置を認識して、この認識に適合した態様の動作を行うことが可能になる。
また上記の作用に加えて、自己の表示部に映出されるマーカ及びコード化情報パターンを利用して一層多様な或いは精度の高い制御を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、被制御装置(液晶テレビジョン受像機本体)と遠隔制御装置(同液晶テレビジョン受像機本体に対応するリモコン)を含んで構成される本発明の実施形態としての制御システム(液晶テレビジョン受像機システム)を表す概念図である。図1において、被遠隔制御装置としての液晶テレビジョン受像機本体(以下、液晶テレビという)100はこれに対応する遠隔制御装置としてのリモコン200から赤外光等による制御信号を受けてその動作が制御され得るように構成されている。
図1は、被制御装置(液晶テレビジョン受像機本体)と遠隔制御装置(同液晶テレビジョン受像機本体に対応するリモコン)を含んで構成される本発明の実施形態としての制御システム(液晶テレビジョン受像機システム)を表す概念図である。図1において、被遠隔制御装置としての液晶テレビジョン受像機本体(以下、液晶テレビという)100はこれに対応する遠隔制御装置としてのリモコン200から赤外光等による制御信号を受けてその動作が制御され得るように構成されている。
液晶テレビ100は、その筐体101に、映像を映出するスクリーン102、このスクリーン102の底辺よりも低い位置にステレオ式音響装置を構成する左側スピーカ103及び右側スピーカ104、及び、このスクリーン102の底辺の右直下にリモコン200からの赤外光等による制御信号Sc(二点鎖線により図示)を受ける受光窓105が備えられている。
一方、リモコン200は、液晶テレビ100(その筐体101)とは離隔した位置に配置可能な独立した筐体201を持ち、この筐体201に液晶テレビ100側に向けて撮像を行ったときに被制御装置としての液晶テレビ100(その筐体101)と自己の筐体201との相対位置を認識するに寄与する情報(後述)を含む画像情報を生成可能になされた撮像手段210と、液晶テレビ100に対して赤外光等による制御信号Scを発する赤外LED等の発光素子を備えた制御信号投射部220とが設けられている。
そして、上述の液晶テレビ100とリモコン200とを含んで、本発明の制御システム(液晶テレビシステム)100+200が構成される。尚、赤外光等による制御信号Scには、操作者の任意の操作に応じて液晶テレビ100を制御するための情報自体を表す信号の他に後述するような画像情報を表す信号が含まれる。
図2は、図1の液晶テレビ100の回路構成を示すブロック図である。アンテナ110で受信された放送波は復調・フィルタリング部120で復調され、トランスポートストリームが抽出され、視聴者(ユーザ)が選択したチャンネルの映像及び音声並びに番組情報を取得するためのフィルタリングが行われる。復調・フィルタリング部120の映像出力は映像処理部130に供給され、音声出力は音声処理部140に供給され、番組情報はOSD部150に供給される。
図2は、図1の液晶テレビ100の回路構成を示すブロック図である。アンテナ110で受信された放送波は復調・フィルタリング部120で復調され、トランスポートストリームが抽出され、視聴者(ユーザ)が選択したチャンネルの映像及び音声並びに番組情報を取得するためのフィルタリングが行われる。復調・フィルタリング部120の映像出力は映像処理部130に供給され、音声出力は音声処理部140に供給され、番組情報はOSD部150に供給される。
映像処理部130の出力により液晶駆動部131を介して液晶表示器160に映像が映出される。またOSD部150の出力に基づいて液晶表示器160の画面上に番組情報やその他の情報が上述の映像に重畳するようにして、或いは、画面内の一画を占めるようにして表示される。一方、音声処理部140の出力は左右の増幅器141,142を介して各対応する左右のスピーカ143,144に供給されて、ステレオ音声が発音される。
上述の復調・フィルタリング部120及び音声処理部140並びにOSD部150を含む液晶テレビ100の系全体を統括的に制御するシステムコントローラ170が設けられている。このシステムコントローラ170には視聴者(ユーザ)による操作を受け付ける操作キー等を含んで構成される操作部171の出力が供給されるようになされ、また、メモリ172がアクセス可能に接続されて所要のタイミングでデータ(情報)の格納と読み出しが実行される。
一方、図1を参照して既述の受光窓105の背後に制御信号Scを受けるように設けられた受光素子181の出力が信号増幅回路等を含んで構成された受光回路182を介してシステムコントローラ170に供給されるように接続されている。既述の左右の増幅器141,142にはシステムコントローラ170からの制御信号が供給されて、増幅率が調整されることによって、ステレオ音声のバランス調整が行われるが、本例では、後に詳述するように、リモコン(リモコンを持っている視聴者)の所在(位置・方向)に合わせてこのバランス調整が適切に行われ得る。
上述において、液晶テレビ100の系全体を統括的に制御するシステムコントローラ170の該当する機能部とOSD部150とを含んで、後に図6を参照して詳述する位置マーカ1021,1022,1023,1024をスクリーン102上に映出する位置マーカ映出手段と、QRコード(登録商標)などの二次元バーコードを例とするコード化情報パターン1025をスクリーン102上に映出するコード化情報パターン映出手段が構成されている。
図3は、リモコン200の回路構成を示すブロック図である。図1を参照して説明した赤外光等による制御信号Scを発する赤外LED等の発光素子を含んでなる制御信号投射部220はリモコン200の回路系を統括的に制御し種々の演算を実行するマイクロプロセッサを主要な構成要素として含むシステムコントローラ230に接続され、このシステムコントローラ230からの指令に応じて所要の制御信号Scを発する。
また、図1を参照して説明した撮像手段210としての撮像素子211と撮像回路212が設けられている。この撮像回路212はシステムコントローラ230の制御下で撮像素子211を駆動して撮像を行わせ、この撮像によって取得した画像信号を読み出し所要の信号変換を施して生成した画像データをシステムコントローラ230に供給する。
システムコントローラ230には、リモコン200の筐体201に設けられたチャンネル切り替え操作等を行う操作キー231からの操作信号が入力されるようになされ、また、メモリ232にアクセスしてデータの授受を行い得るようになされている。システムコントローラ230には、更に、パーソナルコンピュータのような外部の情報処理装置との交信を行うための外部機器インターフェース240が接続されている。
システムコントローラ230には、リモコン200の筐体201に設けられたチャンネル切り替え操作等を行う操作キー231からの操作信号が入力されるようになされ、また、メモリ232にアクセスしてデータの授受を行い得るようになされている。システムコントローラ230には、更に、パーソナルコンピュータのような外部の情報処理装置との交信を行うための外部機器インターフェース240が接続されている。
図4は、例えば、方形のテレビジョン受像機の画面や、或いは、その外側の筐体等、形状・寸法が既知の被写体を撮像手段(カメラ)で撮像し、この撮像によって取得された画像の状態から当該被写体とカメラとの相対位置を割り出すという、本発明の実施の形態で利用する相対位置算出の原理を説明するための概念図である。図4では、既知の被写体としてのテレビジョン受像機の画面10をカメラ20で撮像し、この撮像によって画像データによって表わされる画像30が生成されるものと仮定している。
テレビジョン受像機の画面10の水平方向の寸法はW、垂直方向の寸法はHで夫々既知である。この画面10をカメラ20のレンズ21で撮像素子の撮像面22に結像させ、光電変換した出力として画像データによって表わされる画像30を得る。カメラ20の位置が被写体であるテレビジョン受像機の画面10の中央に正対していれば、画像30の形状は現実の画面10と相似の関係になるが、このような正対する位置からずれた位置にある場合には撮像された結果としての画像30の形状は図示のように台形に歪んで、所謂台形歪みを生じることになる。
いま、被写体としての画面10の水平方向の寸法はW、垂直方向の寸法はHとして既知であり、カメラ20による撮像によって取得された画像情報(画像データによって表わされる画像30)である画像の台形歪みによる台形像は長辺がa、短辺がb、高さがcの各寸法であるものとする。カメラ20から被写体としての画面10までの距離Dは撮像倍率(レンズ21の焦点距離)と上述のWとcとの関係のように各対応部間の寸法関係から割り出され、或いは、コンパクトカメラ等で多用される三角測距の原理に基づく周知のアクティブAFの手法によって容易に割り出される。
従って、上述の、画面10の水平方向の寸法W、垂直方向の寸法H、台形像の高さc、長辺a、短辺b、距離Dを表すデータの関係から、カメラが被写体としての画面10の中央に正対している位置(法線方向)からずれている度合いが角度θとして算出される。これは即ち、上述の各データが揃えば、これらのデータに基づいて被制御装置(テレビジョン受像機)と遠隔制御装置(リモコン)との相対位置を算出することができるということである。
現実の装置において、上述の原理に基づいて被制御装置(テレビジョン受像機)と遠隔制御装置(リモコン)との相対位置を算出する場合は、上記のW,H,c,a,b,Dについてそれらが実用範囲でとり得る値の関係を表すデータをルックアップテーブルに集約する。テレビジョン受像機100で上述の相対位置を算出する実施の形態の場合は図2の構成におけるメモリ172にこのようなデータを保持するルックアップテーブルを格納しておき、システムコントローラ170が所要に応じたタイミングでこのルックアップテーブルを参照することによって角度θを算出する。
また、後に、図11及び図12を参照して説明する実施の形態におけるように、リモコン200側で上述の相対位置を算出する場合には、同様に、図3の構成におけるメモリ232にこのようなデータを保持するルックアップテーブルを格納しておき、システムコントローラ230が所要に応じたタイミングでこのルックアップテーブルを参照することによって角度θを算出する。この場合は、リモコン200側で上述の相対位置を算出してしまうため、テレビジョン受像機100では、算出された結果としての相対位置の情報をリモコン200側から受け取って、適応的な調整動作を行い得る。
尚、上述のように予めメモリに準備してあるルックアップテーブルを参照することによって被制御装置(テレビジョン受像機)と遠隔制御装置(リモコン)との相対位置を算出する手法に替えて、被制御装置側でその情報受信手段によって受信された画像情報中の当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を認識するに寄与する情報(例えば、既知の大きさの方形の四隅に該当する位置に配置された特定の位置マーカを表すマーカ情報等)を用いて台形歪を求める演算を実行する台形歪演算手段を、例えばシステムコントローラの該当する機能部によって構成する等して備え、このような台形歪演算手段による演算の結果と予め利用可能に準備された当該被制御装置の外形寸法に係る情報とを用いて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する手法を適用してもよい。
図5は、上述のような液晶テレビ100とリモコン200とを含んで構成される本発明の実施の形態としての制御システム(液晶テレビシステム)100+200の動作の概要を表すフローチャートである。以下に、このフローチャート並びに既述の各図を適宜参照しつつ、本発明の実施の形態について更に詳述する。尚、図5のフローチャートは、複数通りの変形例について共通に該当する程度に抽象化して表現してある。
図5において、先ず、図3の構成を有するリモコン200側では、動作スタート後、その撮像手段210(撮像素子211+撮像回路212)による撮像が行われる(S201)。次いで、S201で取得された画像データが、情報伝送手段としてのシステムコントローラ230(その該当する機能部)及び制御信号投射部220によって赤外光等による制御信号Scに変換されて投射されることによって伝送され(S202)、この投射された信号Scが図2の液晶テレビ100の受光素子181で受信され、受光回路182を介して所定の信号変換が施されシステムコントローラ170に供給される(S101)。受光素子181及び受光回路182並びにシステムコントローラ170(その該当する機能部)によって情報受信手段が構成されている。
次いで、液晶テレビ100の相対位置算出手段としてのシステムコントローラ170において、受信された画像を表す情報(信号Scに対応する画像データ)を用いて、図4を参照して説明した原理に従った処理が実行され、被制御装置としての液晶テレビ100と遠隔制御装置としてのリモコン200との相対位置が算出される(S102)。液晶テレビ100側(図2)では、このように算出された自己100とリモコン200との相対位置に応じて、システムコントローラ170から指令を発し、リモコン200の所在位置(この位置の近傍が視聴者の所在位置と推定される)において最適な視聴が行われ得るように、左右の増幅器141,142の増幅率を調節して、左右のスピーカ143,144の音量を調節することによって発音の指向方向を調整し(S103)、一連の動作を終了する。
上述の制御システムによれば、遠隔制御装置(リモコン200)側に設けられた撮像手段を活用して被制御装置(液晶テレビ100)を含む撮像視野で撮像を行い、該撮像によって取得した画像情報を被制御装置に伝送することにより、伝送された画像情報を情報受信手段によって受信した被制御装置側では、遠隔制御装置と被制御装置との相対位置を算出することができる。該算出された遠隔制御装置の位置を認識した被制御装置側では、この認識に適合した態様の動作を行うことが可能になる。
ここに、遠隔制御装置の位置を認識した上での該認識に適合した態様の動作とは、例えば、左右のスピーカ143,144の発音の指向方向をリモコン200(従って、このリモコン200を持っているか、或いは、リモコン200に近い位置に居る視聴者)の方向に沿うように調整する音量バランス調整や、その位置に居る蓋然性が高い特定の視聴者(例えば、液晶テレビ100の画面側方位置なら一家の主、中央に正対する位置なら夫人、それらの中間位置なら子供等)に適合するコンテンツを優先的に選択して映出する等の動作である。
図5のフローチャートを参照して説明した実施の形態における一つの変形例では、遠隔制御装置としてのリモコン200側において、外形情報保有手段としても機能するメモリ232に制御対象として予定された一以上の被制御装置の外形に係る情報を保有しておき、制御対象弁別手段としても機能するように構成されたシステムコントローラ230によって、撮像手段によって撮像された画像情報とメモリ232に保有された被制御装置の外形に係る情報との相関に基づいて制御対象とすべき被制御装置を弁別する。
リモコン200側をこのように構成すれば、リモコン200自体が自己の制御対象弁別手段によって制御対象とすべき被制御装置を弁別するため、弁別された被制御装置に適合した制御指令のコード体系や仕様を認識して的確な制御を行うことができる。より具体的には、例えば、ステップS202での画像情報の伝送において、S201で取得された画像データを上述のコード体系に適合した赤外光等による制御信号Scに変換して、液晶テレビ100に投射することができるため、一つのリモコン200を制御指令のコード体系を異にする複数の被制御装置に対して共通に用いることが可能になる。
上述の変形例において、リモコン200側のメモリ232に、適宜の撮像手段によって予め撮像することによって取得された前記制御対象として予定された一以上の被制御装置の外形に係る画像を保有するようにしてもよい。このようにすれば、制御対象として予定している被制御装置そのものの外形に係る画像を、リモコン200が自己の制御対象弁別手段(システムコントローラ230)によって制御対象とすべき被制御装置を弁別するに際して、その弁別の基準に供することができ、制御対象の的確な弁別が行われる。
図6は、他の実施の形態において、被制御装置としての液晶テレビ100の表示画面(スクリーン102)に図4を参照して説明した台形歪みに基づいてリモコン200の液晶テレビ100に対する相対位置を算出するに際しての標識に用いる位置マーカを映出している様子を示す模式図である。図6の例では、スクリーン102内に、図示のように相互の水平方向の距離がW、垂直方向の距離がHである4つの位置マーカ1021,1022,1023,1024を映出している。
図6のように位置マーカを映出するようにしたシステムでは、このマーカ情報に係る水平方向の距離W、垂直方向の距離Hを、図4を参照して説明した各既知の値W、Hとして用いて被制御装置(液晶テレビ100)と遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を算出することができる。通常、このように単純な形状の輝点のような映像は、撮像画像中から特異なパターンとして抽出することが容易であり、的確に抽出された情報を適用して台形歪演算手段として機能するシステムコントローラ230における台形歪演算に基づいて既述の相対位置を割り出すことができる。
図6の実施の形態では、被制御装置(液晶テレビ100)の上述の4点の位置マーカ1021,1022,1023,1024を映出しているが、更にこの他に、遠隔制御装置(リモコン200)側で認識可能なコード化情報パターン1025を映出している。このコード化情報パターン1025は例えばQRコード(登録商標)などの二次元バーコードである。
被制御装置側でこのようなコード化情報パターン1025を映出し、このコード化情報パターン1025によって、例えば、4点の位置マーカ1021,1022,1023,1024間の水平及び垂直方向の間隔や、被制御装置自体の仕様(適合した制御指令のコード体系)の情報を表すようにすることによって、遠隔制御装置(リモコン200)側ではこれらの位置マーカ1021,1022,1023,1024及びコード化情報パターン1025を含む撮像視野で撮像を行えば被制御装置(液晶テレビ100)と前記遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を認識するに寄与する情報を容易かつ確実に取得できる。
図7は、図1を参照して説明した制御システム(液晶テレビシステム)100+200と略同様の制御システムにおいて、遠隔制御装置(リモコン200)が通信手段(図3を参照して既述の外部機器インターフェース240)を通して外部の情報処理装置との連携動作を行うようにした実施の形態を表す概念図である。図7において既述の図1との対応部は同一の符号を附して示されている。
液晶テレビ100はこれに対応する遠隔制御装置としてのリモコン200からの赤外光等による制御信号を受けてその動作が制御され得るように構成されている。液晶テレビ100は、その筐体101に、映像を映出するスクリーン102、このスクリーン102の底辺よりも低い位置にステレオ式音響装置を構成する左側スピーカ103及び右側スピーカ104、及び、このスクリーン102の底辺の右直下にリモコン200からの赤外光等による制御信号Sc(二点鎖線により図示)を受ける受光窓105が備えられている。
一方、リモコン200は、液晶テレビ100(その筐体101)とは離隔した位置に配置可能な独立した筐体201を持ち、この筐体201に液晶テレビ100側に向けて撮像を行ったときに被制御装置としての液晶テレビ100(その筐体101)と自己の筐体201との相対位置を認識するに寄与する情報を含む画像情報を生成可能になされた撮像手段210と、液晶テレビ100に対して赤外光等による制御信号Scを発する赤外LED等の発光素子を備えた制御信号投射部220とが設けられている。
そして、上述の液晶テレビ100とリモコン200とを含んで、本発明の制御システム(液晶テレビシステム)100+200が構成される。尚、赤外光等による制御信号Scには、操作者の任意の操作に応じて液晶テレビ100を制御するための情報自体を表す信号の他に後述するような画像情報を表す信号が含まれる点も図1を参照して説明した実施の形態と同様である。
図3を参照して既述のとおり、リモコン200には外部の情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)300との通信を行う通信手段としての外部機器インターフェース240を更に備えている。より厳密には、外部機器インターフェース240とこれが接続されたシステムコントローラ230のうちの該当する機能部等を含んで通信手段が構成される。パソコン300は更にインターネット400に接続されるため、自己が保有しているデータの他にインターネット400を通して種々のデータを取得して活用することが可能になる。
図7の制御システムによれば、図1の制御システムによる作用に加えて、この通信手段を通して外部の情報処理装置の機能を活用することにより、前記遠隔制御装置自体の負担を大幅に増大させることなく簡素な構成によって、一層高度な制御を行うことが可能になる。
図8は、遠隔制御装置の通信手段を用いて外部情報処理装置の機能を活用するようにした実施の形態としての制御システム(液晶テレビシステム)100+200の動作の概要を表すフローチャートである。以下に、このフローチャート並びに既述の各図を適宜参照しつつ、本発明の実施の形態について更に詳述する。尚、図8のフローチャートも、複数通りの変形例について共通に該当する程度に抽象化して表現してある。
図8は、遠隔制御装置の通信手段を用いて外部情報処理装置の機能を活用するようにした実施の形態としての制御システム(液晶テレビシステム)100+200の動作の概要を表すフローチャートである。以下に、このフローチャート並びに既述の各図を適宜参照しつつ、本発明の実施の形態について更に詳述する。尚、図8のフローチャートも、複数通りの変形例について共通に該当する程度に抽象化して表現してある。
図8において、先ず、図3の構成を有するリモコン200側では、動作スタート後、その撮像手段210(撮像素子211+撮像回路212)による撮像が行われる(S211)。次いで、外形情報取得手段としてのシステムコントローラ230の該当する機能によって通信手段(240+230の該当機能部)を通して、制御対象として予定された一以上の被制御装置の外形に係る情報を取得する(S212)。
更に、制御対象弁別手段としてのシステムコントローラ230は、先にステップS211で撮像手段210によって取得した制御対象を撮像視野に含む画像中の当該制御対象の像と、ステップS212で取得した被制御装置の外形に係る情報との相関に基づいて、制御対象とすべき被制御装置を弁別する(S213)。ステップS213で被制御装置が弁別されると、遠隔制御装置(リモコン200)側では、被制御装置に適合した制御指令のコード体系や仕様を認識して的確な制御を行うことができる。
リモコン200は、上記被制御装置に適合した制御指令のコード体系に準拠した態様のコードを用いてS211で取得した制御対象を撮像視野に含む画像を制御対象としての液晶テレビ100に伝送する(S214)。液晶テレビ100側では、このようにして伝送された画像情報を受信し(S111)、既述のようにしてリモコン200と液晶テレビ100との相対位置を算出し(S112)、この相対位置に応じて最適な視聴が行われ得るように、左右の増幅器141,142の増幅率を調節して、左右のスピーカ143,144の音量を調節することによって発音の指向方向を調整し(S113)、一連の動作を終了する。
図9は、遠隔制御装置の通信手段を用いて外部情報処理装置の機能を活用するようにした更に他の実施の形態の制御システム(液晶テレビシステム)100+200の動作の概要を表すフローチャートである。以下に、このフローチャート並びに既述の各図を適宜参照しつつ、本発明の実施の形態について更に詳述する。尚、図9のフローチャートも、複数通りの変形例について共通に該当する程度に抽象化して表現してある。
図9において、先ず、図3の構成を有するリモコン200側では、動作スタート後、その撮像手段210(撮像素子211+撮像回路212)による撮像が行われる(S221)。次いでステップS221で取得した撮像による画像データを、通信手段(240+230の該当機能部)を通して外部の情報処理装置としてのパソコン300に転送する(S222)。
パソコン300側ではステップS222で転送された画像データを受信すると、この画像データと所要に応じてインターネット300経由で取得するなどして準備したデータ並びに演算のアルゴリズム等を適宜に用いて当該画像データに関連する被制御装置の仕様やその他のデータを揃え、関連情報としてリモコン200に返信し、リモコン200側ではこの関連情報を通信手段(240+230の該当機能部)を通して取得する(S223)。リモコン200はステップS223で取得した関連情報を被制御装置としての液晶テレビ100に伝送する(S224)。
上記において、撮像によって取得した画像データをステップS222でパソコン300側に転送し、パソコン300側からの応答によって供給されてくるこの画像データの関連情報をステップS223で通信手段を通して取得し、取得された関連情報をステップS224で液晶テレビ100側に伝送する機能は、情報取得伝送手段としてのシステムコントローラ230及び各関連機能部によって賄われる。
液晶テレビ100側では、ステップS224で自己に向けて伝送される関連情報を受信し(S121)、受信された関連情報に基づいて相対位置認識手段としてのシステムコントローラ170によって被制御装置(液晶テレビ100)と遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を認識し(S122)、この認識に応じて左右の増幅器141,142の増幅率を調節して、左右のスピーカ143,144の音量を調節することによって発音の指向方向を調整し(S123)、一連の動作を終了する。
図9を参照して説明した実施の形態では、遠隔制御装置(リモコン200)において撮像によって取得した被制御装置(液晶テレビ100)に係る画像情報を通信手段を通して外部の情報処理装置(パソコン300)に供給しパソコン300による高度な情報取得処理能力を利用することによりリモコン200側の負担を過度に増大させることなく液晶テレビ100に係る十分な内容の関連情報を取得して情報取得伝送手段により液晶テレビ100に伝送することができる。
被制御装置(液晶テレビ100)側では、この伝送による当該関連情報を利用して被制御装置(液晶テレビ100)と遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を認識し、この認識に基づいて的確な態様の動作を行うことが可能になる。例えば、外部の情報処理装置(パソコン300)の高度な情報取得処理能力を利用することにより、この情報処理装置において上記関連情報として被制御装置(液晶テレビ100)と遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を表す情報までも取得してしまうこともできる。
このようにすれば、被制御装置(液晶テレビ100)側は別段の演算を俟つことなく既に求められた関連情報としての相対位置を表す情報に依拠して被制御装置(液晶テレビ100)と遠隔制御装置(リモコン200)との相対位置を認識し、この認識に応じて左右の増幅器141,142の増幅率を調節して、左右のスピーカ143,144の音量を調節することによって発音の指向方向を調整するような構成をとることができ、被制御装置(液晶テレビ100)側の構成も簡素化することができる。
図10は、本発明を水族館の自動解説装置に適用した実施の形態を表す概念図である。図示の例はパノラマ式の巨大な回遊水槽中の生物について適宜のタイミングで音声による解説が自動的に放送されるシステムである。そのアクリル厚板による透明なスクリーンSRの中間的水準位置に、所定の間隔をおいて、図4について既述のような4点を1つのセットとする複数セットのマーカ群MK1,MK2,…が貼り付けられ、或いは適宜の光学的手段で投影されている。
また、スクリーンSRの下辺に沿って帯状に手前側に段差をなして突出するようにしてケーブル類や電気回路その他の設備を隠蔽する設備収納部EMが形成され、この設備収納部EMの段差をなす肩部に、複数セットのマーカ群MK1,MK2,…に略対応するように間隔をおいて、赤外信号受光部IR1,IR2,…が、更に、これら赤外信号受光部IR1,IR2,…に夫々隣接するようにして、解説の音声を発するスピーカLS1,LS2,…が設けられている。
それぞれの観客SP1,SP2,…は、その構成が図3のものと略同様の撮像手段を備えたリモコンRC1,RC2…を携えている。各リモコンRC1,RC2…の撮像手段でマーカ群MK1,MK2,…を撮像すると、これらの撮像によるマーカ群MK1,MK2,…の画像データが赤外光による信号によって自動的に赤外信号受光部IR1,IR2,…に伝送され、設備収納部EM内に設けられた設備によって、図4を参照して説明したところと同様にして、各対応するリモコンRC1,RC2…の、従って、これを携える観客SP1,SP2,…の位置が割り出される。
観客SP1,SP2,…の位置が割り出されると、各観客SP1,SP2,…の位置の近傍に夫々配置されているスピーカLS1,LS2,…からその観客SP1,SP2,…に向けてその視野内に入っている乃至は入ってこようとしている生物についての解説が自動的に放送される。即ち、解説の対象とされる水槽内の生物の位置は、例えば、夫々の個体に貼り付けられた超音波タグが発生する信号をパッシブソナーの原理で探知して割り出し、リモコンRC1,RC2…からの信号に基づいて割り出された観客の位置に応じてその視野にある生物を判断して該当する解説をスピーカLS1,LS2,…から放送する。
図示のようにスクリーンSRの左手に居る観客SP1がリモコンRC1を用いてその撮像手段によってマーカ群MK1を撮像すると、上述のようにしてその位置が割り出され、観客SP1に最も近接した位置にあるスピーカLS1から、観客SP1の視野を横断しようとしているヒラシュモクザメghについて「只今、1号リモコンを持つお客様の前を横断しようとしているのはヒラシュモクザメです。」「メジロザメ目、シュモクザメ科の魚類で、世界中の温帯から熱帯の海に生息しています。6メートルにも成長する個体もあり、シュモクザメの中では最大種のものです。……」のような解説がスピーカLS1から観客SP1に向けての指向性で放送される。
同様にして、スクリーンSRの右寄りにいてアオウミガメcmが眼前に来ている観客SP2に向けては「只今、2号リモコンを持つお客様の正面に来ているのはアオウミガメです。」「カメ目、ウミガメ科の爬虫類で、熱帯から温帯の海、或いは地中海にも生息しており、甲長80センチから1メートル以上に及ぶものもいて……」のような解説がスピーカLS2から観客SP2に向けての指向性で放送される。スピーカLS1とLS2とから上述のような解説が同時に放送されても、観客SP1、SP2は、各自が注目している対象についての解説が夫々に適合する指向性で放送されるため、干渉を余り気にすることなく視聴することが可能である。
尚、上述のものは、パノラマミックな大型の水槽について適用した例であるが、限られた種類の生物を小分けにして飼育し展示する比較的小型の水槽についても、観客の位置に応じて、最適な、或いは、適応的な指向性で、観客の視野に適合した解説を放送するように構成すれば、ある程度の暗騒音下においても極めて聞き取りやすい快適な自動解説システムが実現される。
以上の水族館に適用する実施の形態においては、場合により、解説はリモコンに設けたディスプレイに表示するようにしてもよい。また、特に小型の水槽では、説明の対象とされる生物が移動する範囲は限られたものとなるため、大型の水槽におけるような各個の生物に貼り付けた超音波タグの信号をパッシブソナーで捕捉するような設備は省略することができる。
図11は、本発明をエアコンディショナー(以下エアコン)の遠隔操作システムに適用した実施の形態について説明するための概念図である。図示の例は種々の制御対象に適応的に対応可能なリモコンMRを用いてエアコンACを遠隔操作する場合を表している。使用者HUが手に携えたリモコンMRは図3を参照して説明したものと略同様に撮像手段を備えた構成を有する。使用者HUはこのリモコンMRでエアコンACを遠隔操作するが、任意の手動操作の他に以下に説明するような自動調整も行われる。
図12は、図11のエアコンの遠隔操作システムの動作の概要を表すフローチャートである。図12において、先ず、図3の構成を有するリモコンMR側では、動作スタート後、その撮像手段でエアコンAC(その室内機であるが、以下、エアコンAC)を撮像視野に入れてこれを撮像する(S221)。次いで、外形情報保有手段としてのメモリ232に保有されている制御対象として予定された一以上の被制御装置の外形と撮像画像中のエアコンACの像との相関に基づいて被制御装置の弁別が実行される(S222)。
ステップS222で被制御装置が特定されると、次いで、その型式に応じたエアコンACの形状寸法や適用する制御信号のコード体系等のデータ(仕様情報)が仕様情報保有手段としてのメモリ232から読み出される(S223)。次いで、相対位置算出手段としてのシステムコントローラ230の該当する機能によって、図4を参照して説明した原理に基づいてリモコンMRのエアコンACに対する相対位置が算出される(S224)。
リモコンMRは、ステップS223で取得したエアコンACに適合した制御指令のコード体系に準拠した態様のコードを用いてステップS224で算出したリモコンMRのエアコンACに対する相対位置を表す相対位置情報を制御対象としてのエアコンACに伝送する(S224)。エアコンAC側では、このようにして伝送された画像情報を受信する(S121)。
エアコンACはステップS121で受信したリモコンMRのエアコンACに対する相対位置を表す相対位置情報に基づいて、温度調節された空気を吹き出す空気吹き出し口に設けられた風向調節用のルーバーLVの角度を調節して(S122)、風向自動調節に関する一連の動作を終了する。エアコンACは上述のような風向調節を自動的に行う機能の他にモード切り換えによって、手動モードによっても風向調節や温度調節を行うべくリモコンMRからの赤外光の指令を受光窓RWで受光し適宜の調節動作を実行する。
図13は、図12のものよりも遠隔制御装置側の負担を軽減したエアコンの遠隔操作システムの動作の概要を表すフローチャートである。図13において、先ず、図3のものと同様の構成を有するリモコンMR側では、動作スタート後、エアコンACを撮像視野に含むようにして撮像が行われる(S231)。次いで、外形情報保有手段としてのメモリ232に保有されている制御対象として予定された一以上の被制御装置の外形と撮像画像中のエアコンACの像との相関に基づいて被制御装置を特定するための弁別が実行される(S232)。
ステップS232で被制御装置が特定されると、次いで、その型式に応じたエアコンACの形状寸法や適用する制御信号のコード体系等のデータ(仕様情報)が仕様情報保有手段としてのメモリ232から読み出される(S233)。情報伝送手段としてのシステムコントローラ230(その該当する機能部)及び制御信号投射部220によってステップS231で取得した画像情報がステップS233で認識された仕様情報に沿った赤外光等による制御信号Scに変換されて投射されることにより画像情報が伝送される(S234)。
この投射された信号ScがエアコンACの受光窓RWで受信され(S131)、このように受信された画像情報に基づいて、エアコンAC側の相対位置算出手段としてのシステムコントローラ等における該当する機能部及びメモリ部(既述のルックアップテーブル)によって、図4を参照して説明した原理に則って、リモコンMRのエアコンACに対する相対位置が算出される(S132)。
エアコンACはステップS132で算出したリモコンMRのエアコンACに対する相対位置を表す相対位置情報に基づいて、内部の風向調整用サーボ機構を応動させて、温度調節された空気を吹き出す空気吹き出し口に設けられた風向調節用のルーバーLVの角度を調節して(S133)、風向が使用者HUに向かうようにして、風向自動調節に関する一連の動作を終了する。
以上の各実施の形態において、装置間の通信には、Bluetooth(登録商標)やIEEE802.11b或いはIEEE802.11g等を適用可能である。また携帯電話のような携帯情報端末を上述のリモコンとして利用し、相対位置を表す情報に応じて無線IP網を利用した通話に切り換えたり、Bluetooth(登録商標)を利用して音声情報を提供する等してもよい。
10…テレビジョン受像機の画面、20…カメラ、21…レンズ、22…撮像面、30…画像、100…液晶テレビ、101…筐体、102…スクリーン、103…左側スピーカ、104…右側スピーカ、105…受光窓、110…アンテナ、120…復調・フィルタリング部、130…映像処理部、140…音声処理部、141…左の増幅器、142…右の増幅器、143…左のスピーカ、144…右のスピーカ、150…OSD部、160…液晶表示器、170…システムコントローラ、171…操作部、172…メモリ、181…受光素子、182…受光回路、200…リモコン、201…筐体、210…撮像手段、211…撮像素子、212…撮像回路、220…制御信号投射部、230…システムコントローラ、231…操作キー、232…メモリ、240…外部機器インターフェース、300…パソコン、400…インターネット、1021,1022,1023,1024…位置マーカ、1025…コード化情報パターン。
Claims (2)
- 遠隔制御装置と該遠隔制御装置によって制御され得る被制御装置とを含んで構成された制御システムであって、
前記遠隔制御装置は、筐体と、該筐体に設けられ撮像を行って前記被制御装置と当該遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を生成する撮像手段と、前記撮像手段によって生成された画像情報を前記被制御装置に伝送する情報伝送手段と、を備え、
前記被制御装置は、前記遠隔制御装置の情報伝送手段から伝送された画像情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、自己の表示部に、複数のマーカと、前記制御装置によって認識可能なコードによって当該複数のマーカ間の間隔を表す情報を含むコード化情報パターンを映出するマーカ及びコード化情報パターン映出手段を備えたものであることを特徴とする制御システム。 - 所定の遠隔制御装置から制御され得るように構成された被制御装置であって、
前記遠隔制御装置側から伝送される前記遠隔制御装置に設けられた撮像手段によって生成され当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置に関わる情報を含む画像情報を受信する情報受信手段と、
前記情報受信手段によって受信された画像情報に基づいて当該被制御装置と前記遠隔制御装置との相対位置を算出する相対位置算出手段と、
自己の表示部に、複数のマーカと、前記制御装置によって認識可能なコードによって当該複数のマーカ間の間隔を表す情報を含むコード化情報パターンを映出するマーカ及びコード化情報パターン映出手段と、を備えたことを特徴とする被制御装置。
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