JP4698856B2 - Glasses frame with windshield, method for manufacturing eyeglass frames with windshield, and glasses with windshield - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、風防付き眼鏡フレーム及びその製造方法に関する。詳しくは、オートバイに乗車したり、スキー等のスポーツを行う場合に、眼鏡の内側に侵入する気流を減じあるいは気流の侵入を阻止することのできる風防を一体的に設けた風防付き眼鏡フレーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
オートバイやオープンカーに乗車したり、スキー等の野外でのスポーツを行う場合に、サングラスを着用することが多い。サングラスを着用することにより、紫外線から目を守ることができるばかりでなく、高速移動に伴って生じる風が目に直接当たるのを防止することができる。
【0003】
また、フレームあるいはレンズの全周縁部に風や埃の侵入を防止する周壁を設けたゴーグルが提供されている。ゴーグルは、レンズの縁部と目の周囲の顔面との間の隙間を完全に封鎖できるため、レンズあるいはフレームの内側に風が侵入することはなく、気流が目に作用することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
目に涙を供給する涙腺は左右眼球の幅方向外方上部、すなわち、目尻部の上方にある。したがって、涙は目尻の上方部位から目頭に向けて流れ、目の潤いを保持し、種々の刺激から目を守っている。
【0005】
一方、顔を進行方向に向けて高速で移動する場合、気流が顔面に衝突するとともに、この気流が鼻すじを境にして左右に分岐して顔面に沿って側方に向かう気流が生じる。この顔面に沿う気流は、眼鏡を着用していても、眼鏡と顔面との間の隙間に入り込んで流れる。しかも、上記気流は、眼球表面に上記涙の流れる方向と逆方向に作用する。このため、眼鏡を着用していても涙の流れが乱されて目が乾き、炎症を生じさせる場合も多い。したがって、オートバイで走行したりスキーを行う場合には、従来のサングラスや眼鏡は風避けとして機能しない場合が多い。上記問題を緩和するため、眼鏡のレンズ及びフレームを顔面に可能な限り近づけるように構成した眼鏡が提供されている。
【0006】
ところが、レンズ及びフレームを顔面に近づけただけでは、上記顔面に沿って流れる気流が眼鏡の内側に侵入するのを阻止できない。また、レンズを顔面に近づけすぎると、使用者のまつげがレンズの内面に当たって、レンズ表面を汚したり傷つけることが多い。
【0007】
一方、上記ゴーグルは、目の全周を囲む周壁を備えるため、顔面に沿う気流が眼鏡の内側空間に侵入するのを完全に防止することができる。ところが、周壁が設けられているため使用者の顔の外観が大きく変わってしまう。このため、眼鏡のように常時着用するには抵抗がある。また、ゴムバンド等を用いて顔面に押しつけた状態で装着しなければならないため、着脱が面倒である。しかも、上記ゴーグルのレンズ内面は、外気と遮断されているため曇り易い。
【0008】
さらに、ゴーグルのような周壁を眼鏡フレームに固定的に設けると、レンズあるいはリム部が顔面から突出した形態となり、見栄えのよい外観デザインを施すことも困難である。
【0009】
本願発明は、上記問題を解決するため考え出されたものであり、顔面に沿う気流が目頭から目尻に向かって作用するのを防止して涙の流れが乱れるのを緩和できるとともに、従来の眼鏡と同様に着脱が容易で、しかも、デザイン性に優れる風防付き眼鏡フレーム及びその製造方法を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】
本願の請求項1に記載した発明は、左右レンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁部の間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部の間の隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防部を一体的に設けた風防付き眼鏡フレームであって、上記風防部を、上記フレーム本体と色彩の異なる材料を用いて上記フレーム本体に一体延出形成するとともに、上記フレーム本体と上記風防部との境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成したものに関する。
【0012】
本願発明は、従来にない風防を眼鏡フレームに一体的に設けたものである。本願発明におけるフレーム本体とは、レンズを囲むように配置されたリム部を備える形態のフレーム本体のみならず、左右のレンズを眉に沿って吊るすようにして保持するように構成したフレーム本体にも適用できる。また、フレーム本体と風防部とを一体的に接合できるものであれば、これらを構成する部材の材質、形態も特に限定されることはない。
【0013】
本願発明に係る風防部は、上記左右レンズを保持する上記フレーム本体の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁部との間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部との間の隙間を減少させあるいは封鎖するように設けられる。すなわち、上記風防部は、目頭の周り及びこれに連続する目の上下縁部を囲うようにフレーム本体の内面から一体的に延出形成される。なお、左右のレンズを眉にそって吊るすように保持する眼鏡フレームにおいては、上記フレーム本体から上記左右レンズの縁部に沿って延出する風防部を形成することができる。
【0014】
上記左右の風防部は、目頭部の幅方向内側から目尻部の幅方向位置に対応する上下縁部までの部位を囲むように設けるのが好ましい。目尻部に対応する部分にまで上下の風防部を設けることにより、目に作用する気流を完全に阻止できる。一方、目尻の幅方向外側を封鎖する必要はない。なお、使用目的や顔面に作用する気流の強さ等によっては、目尻部まで到達しない風防部によっても充分な効果を発揮できる。
【0015】
また、レンズの内面と顔面との間に気流が入り込むのを防止できればよく、上記左右の風防部をそれぞれ独立して設け、あるいは連続的に設けることができる。なお、左右の風防部を連続して設ける場合は、顔面の幅方向に流れる気流を阻止するため、左右の風防部間を仕切るのが望ましい。
【0016】
上記風防部を設けることにより、顔面を流れる気流が上記風防部の外側を沿うように流路が変更され、眼鏡の内面と顔面との間に流入するのを防止できる。特に、顔面に沿って流れる気流が目頭部から目尻部に向けて作用するのを有効に防止できる。このため、涙の流れを乱すことがなくなり、目が気流により乾いて炎症を起こしたり、目に異物が入るのを有効に防止できる。また、上記風防部と顔面との間に多少の隙間があっても、気流を弱めて目に作用するのを大幅に緩和できる。
【0017】
上記風防部は、通常の形態のフレーム本体の内側に、しかも幅方向中央部に形成されるため、装着状態では装着者の顔面あるいは眼鏡の外観を大きく変更することはない。一方、フレーム本体と風防部とを同一の材料で一体形成すると、フレーム本体と風防部とを区別することができなくなり、通常のフレームに比べて非常に太いフレームを備える眼鏡の外観形態となる。また、眼鏡の内面と顔面との隙間から光が差し込まないため、目の周囲が暗くなって対面する者に違和感を与える恐れもある。さらに、デザンイン的に優れているとはいえない。
【0018】
本願発明は、上記不都合を回避するため、上記風防部を上記フレーム本体と色彩の異なる材料を用いて形成する。風防部の色彩をフレーム本体の色彩と異ならせることにより、見る者にフレーム本体と風防部とを区別させ、上述した違和感を緩和し、あるいは解消することができる。また、上記風防部の形態を認識させることにより、眼鏡フレームに従来にない外観デザインを与えることも可能となる。また、風防部をフレーム本体と一体形成してもデザイン性が低下することがなくなり、さらに、風防部に種々のデザインを施すことも可能となる。
【0019】
上記風防部を上記フレーム本体に一体的に形成する手法は特に限定されることはない。たとえば、色彩の異なる樹脂板を積層して接合した積層板材から、上記フレーム本体及び風防部を一体的に削り出すことができる。また、上記フレーム本体と上記風防部とを色彩の異なる材料から別途形成した後に、接着材等を用いてこれらを互いに接合して一体化してもよい。さらに、風防付きフレームを一体成形できる成形型に、色彩の異なる樹脂を色分けした状態で射出して一体的に成形することもできる。
【0020】
請求項2に記載した発明のように、上記フレーム本体を着色樹脂材料から形成する一方、上記風防部を透明樹脂材料から形成することができる。上記風防部を透明樹脂から形成すると、風防部が目立たなくなって眼鏡における風防部の認識度が低下するため、フレーム本体が太くなった印象を緩和できる。また、風防部分から眼鏡の内部空間に光が入るため、通常の眼鏡フレームと同様の外観や装着感を得ることができる。
【0021】
さらに、本願発明では、上記フレーム本体と上記風防部との境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成している。
【0022】
上記境界溝を形成することにより、上記フレーム本体と上記風防部とを確実に識別することが可能となる。このため、上記風防部の外観に与える影響をさらに低下させることが可能となる。また、上記風防部を透明樹脂で形成するとともに上記溝を設けることにより、上記境界溝部分で光が屈折し、一種のプリズム効果を与えて、従来にないフレームデザインを構成する。上記境界溝は、少なくとも風防部の上縁部に沿って設けるのが望ましい。風防部の上縁部は眼鏡フレームにおいて最も目立つ部分だからである。
【0023】
本願の請求項3に記載した発明は、上記左右の風防部の間に鼻当て部を形成したものである。上記鼻当て部は、上記風防部と一体的に形成することもできるし、上記風防部と別途に設けることができる。上記鼻当て部は、上記風防部を使用者の顔面に当接させるように、形状、高さ等を設定するのが望ましい。また、高さ調節可能な鼻当て部を設けると、風防部を使用者の顔面に確実に当接させて高い風避け効果を得ることができる。なお、上記風防の機能を阻害するものでなければ、上記鼻当て部の形態は特に限定されることはなく、従来の鼻パッド式の鼻当て部を設けることもできる。
【0024】
本願の請求項4に記載した発明は、着色アセテート樹脂板と透明アセテート樹脂板とを一体的に接合した積層アセテート樹脂板を削り出して、上記着色アセテート樹脂板部分から上記フレーム本体を形成する一方、上記透明アセテート樹脂板部分から上記風防部を形成したものである。
【0025】
セルロース系樹脂であるアセテート樹脂は、眼鏡フレームに広く用いられている樹脂材料であり、成形や接合を容易に行える。一方、本願発明に係る風防部は、リム部と同等の厚さ(延出高さ)を有するとともに、眼鏡内面にそって広い範囲に設けられる。このため、後付け加工で形成すると、強度やデザイン等に制限を受ける場合が多い。また、後付け加工では、接着強度等を確保するための工夫も必要となる。本願発明は、上記不都合を回避するため、フレーム本体を構成する着色アセテート樹脂と、風防部を構成する透明アセテート樹脂とをあらかじめ一体的に積層した樹脂板から上記フレーム本体と風防部とを一体的に削り出したものである。
【0026】
本願の請求項5に記載した発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載したフレーム本体を備えて構成される風防付き眼鏡に関する。通常、眼鏡は、上記フレーム本体のリム部にレンズを嵌め込み、テンプルを連結して出来上がる。本願発明に係る風防付き眼鏡は、上記フレーム本体に風防部が一体的に形成されている。
【0027】
本願の請求項6に記載した発明は、左右レンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位において、顔面とレンズ縁部の間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部との間の隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防部を一体的に備える風防付き眼鏡フレームの製造方法であって、色彩の異なる複数枚の樹脂板を積層して一体化する樹脂積層体形成工程と、上記積層体を加熱プレス成形して、フレーム中間体を形成する中間体形成工程と、上記中間体に切削加工又は/及び研削加工を施すことにより、フレーム本体と風防部とを異なる樹脂板部分から一体形成する削り出し成形工程と、上記フレーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する境界溝形成工程を含んで構成される。
【0028】
上記樹脂積層体形成工程は、色彩の異なる樹脂板を一体化できるのであれば種々の手法を採用できる。単に熱加工のみによって接合することもできるし、溶剤や接着剤を用いて一体化することもできる。積層する樹脂板の数は最低2枚で足りるが、特殊なデザイン等を付加する場合や、風防部の厚さが大きくなる場合には、3枚以上の樹脂板を積層することもできる。
【0029】
上記中間体形成工程は、積層体に眼鏡フレームの大略的な形態を付与する工程であり、後に行う削り出し工程の効率を高めるものである。また、眼鏡の大略的な曲面形態を付与できるため、積層体の厚さを減じて使用材料を削減することもできる。
【0030】
上記削り出し成形工程は、上記中間体に切削加工又は/及び研削加工を施して、眼鏡フレーム本体を形成する工程である。上記削り出し工程を行うために種々の機械装置を用いることができる。また、切刃を用いる機械装置のみならず、レーザ加工機等の種々の加工装置を用いてフレームを形成することができる。
【0031】
積層した樹脂板から上記フレーム本体を削り出すことにより、色彩が異なるとともに完全に一体化したフレーム本体と風防部とを形成することが可能となる。また、上記風防部の厚さ(高さ)が大きくなっても積層する樹脂板の厚さを変更するだけで容易に対応することができる。
【0032】
また、上記境界溝形成工程において、上記フレーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する。
【0033】
上記境界溝を形成する手法は特に限定されることはない。切削あるいは研削によって形成することもできるし、加熱した型を押し付けて形成することもできる。
【0034】
本願の請求項7に記載した発明は、上記左右の風防部の間に鼻当て部を形成する、鼻当て部形成工程を含むものである。
【0035】
上鼻当て部を形成する手法も特に限定されることはない。上記境界溝形成工程と同様に切削あるいは研削することによって形成することができる。また、鼻当てパッド等の他の鼻当て部材を風防部あるいはフレーム本体に接合して鼻当て部を形成してもよい。
【0036】
本願の請求項8に記載した発明は、左右レンズを保持するフレーム本体の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位において、顔面と上記レンズ縁部との間の隙間又は/及び顔面とフレーム本体縁部との間の隙間を減少させあるいは封鎖する左右の風防部を一体的に備える風防付き眼鏡フレームの製造方法であって、着色樹脂材料を成形してフレーム本体を形成するフレーム本体形成工程と、上記フレーム本体と異なる色彩の樹脂材料を成形して、左右の風防部を形成する風防部形成工程と、上記フレーム本体の内面に上記風防部を接合して一体化する接合工程と、上記フレーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する境界溝形成工程を含むものである。
【0037】
本請求項に記載した発明は、フレーム本体と風防部とを別途に形成し、これらを接合して風防付きフレームを形成するものである。
【0038】
上記フレーム本体及び風防部を形成する手法は特に限定されることはない。切削、研削加工の他、射出成形等を利用することもできる。
【0039】
上記フレーム本体と上記風防部とを接合する手法も限定されることはなく、接着の他、ねじ止め等を採用することもできる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図に基づいて具体的に説明する。
【0041】
図1から図5に本願発明に係る風防付き眼鏡の実施の形態を示す。
【0042】
これらの図に示すように、風防付き眼鏡1は、従来のこの種の眼鏡と同様に、アセテート樹脂製のフレーム本体2に左右のレンズ6,6を保持させて構成されている。上記フレーム本体2は、上記レンズ6,6を囲むようにして保持する左右のリム部3,3と、これらリム部3,3を連結するブリッジ部4とを備えて構成される。上記リム部3,3の外縁部には、丁番8,8を介して一対のテンプル5,5が回動可能に連結されている。
【0043】
本実施の形態に係る風防付き眼鏡1においては、上記リム部3,3の幅方向内縁部から上下縁部の幅方向中間部までの部位において、使用者の顔面に向けて延出させられ、顔面とリム部3,3の間の隙間を減少させあるいは封鎖できる左右の風防部7,7が設けられている。上記風防部7,7は、上記リム部3,3と一体的に形成されており、リム部3の幅方向内縁部から目頭を囲むように延出形成された内方壁部7cと、リム部3の上縁部から延出形成された上方壁部7aと、リム部3の下縁部から延出形成された下方壁部7bとを備え、これら壁部をリム部3に沿って連続的に形成して構成されている。
【0044】
図3及び図4に示すように、上記上方壁部7a及び上記下方壁部7bは、幅方向外方に向けて高さが減少するテーパ状に形成されており、使用者の目尻部近傍に対応する幅方向位置まで、使用者の顔面Fに当接するように設定されている。
【0045】
また、本実施の形態では、上記ブリッジ部4の背面において使用者の鼻に当接して顔面Fとレンズ6,6との間の距離を決定する凹状の鼻当て部4aを、上記風防部7と一体的に形成している。また、上記鼻当て部4aは、装着状態で風防部7が使用者の目の周囲の顔面に当接できるようにその高さが設定されている。
【0046】
上記鼻当て部4aは、上記風防部7が、使用者の目頭部の幅方向内側から目尻部の幅方向位置に対応する上下縁部までの間において眼鏡の内面と顔面との間に形成される隙間を封鎖する。これにより、高速移動等にともなって生じる使用者の顔面に沿う気流の流路が変更され、上記気流が上記眼鏡と顔面との間に流入して、目に作用することがなくなる。この結果、涙の流れが阻害されて目が乾いたり、炎症が生じるのを防止することができる。
【0047】
一方、図1及び図2に示すように、上記風防部7は、リム部3,3の内側に形成されているため、眼鏡の正面外観は従来とほとんど変わらない。このため、眼鏡の見栄えが大きく低下することもない。
【0048】
しかも、リム部3,3の幅方向外側部には壁部が設けられていないため、内部空間が外気に開放されている。したがって、眼鏡と顔面との間の換気が行われ、レンズ内側の曇りを防止することもできる。しかも、従来の眼鏡と全く同様に着脱できるため、使い勝手もよい。
【0049】
さらに、本実施の形態に係るフレーム本体2の上記リム部3,3及びブリッジ部4を着色したアセテート樹脂で形成する一方、上記風防部7,7を透明なアセテート樹脂で形成している。
【0050】
上記風防部7,7を透明な樹脂から形成することにより、風防部7,7が目立たなくなる。このため、風防部7,7がリム部3,3から突出している外観を緩和して、デザイン性を大幅に高めることができる。
【0051】
また、上記風防部から眼鏡の内面に光が入って顔面を照らすため、風防部のない通常の眼鏡を装着したと同様の外観を備える。したがって、対面する者に違和感を与えることも少ない。
【0052】
さらに、図3及び図5に示すように、上記リム部3と上記風防部7の上縁部における境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝10を形成している。上記境界溝10は、図5に示すように、透明樹脂で形成された風防部側を断面三角状に切除することによりV字状に形成されている。
【0053】
上記境界溝10を形成することにより、上記風防部7,7と上記リム部3,3とを明確に識別することができる。このため、リム部3,3が太い印象を与えることがなくなり、風防部がさらに目立たなくなる。一方、上記風防部7,7を透明樹脂で形成しているため、上記境界溝10部分において光が屈折して一種のプリズム効果が表れる。このプリズム効果は、上記風防部7,7の幅を狭く見せるように作用する。このため、従来にない外観を付与できるとともに、上記フレーム本体2の外観デザインを向上させる。
【0054】
次に、図6ないし図14に基づいて、上記フレーム本体2の製造方法を説明する。
【0055】
まず、図6に示すように、着色アセテート樹脂板11と透明アセテート樹脂板12とをアセテート樹脂を溶着させる溶剤を用いて一体的に積層して2層の樹脂積層体13を形成する。実施の形態では、厚さ8mmの着色アセテート樹脂板11と厚さ7mmの透明アセテート樹脂板12とを積層して接合し、厚さ15mmの樹脂積層体13を形成している。二枚のアセテート樹脂板11,12は、樹脂自体を溶解する溶剤によって接合されているため、樹脂組織的にも一体化させられている。
【0056】
次に、図示しない金型を用いて、上記樹脂積層体13を加熱プレス成形する。上記加熱プレス成形は、上記樹脂積層体の変形温度以上に上昇させた加熱状態で行われる。この加熱プレス工程を経て、図7に示す中間体14が形成される。
【0057】
上記中間体14は、削り出されるフレーム本体2の輪郭を含むように構成されており、この中間体14に切削加工又は/及び研削加工を施すことにより、上記フレーム本体2が削り出される。
【0058】
上記中間体14の形態を図8ないし図13に示す。これらの図に示すように、上記中間体14は、リム削り出し部23,23及びブリッジ削り出し部24に着色樹脂板11が位置する一方、風防削り出し部27,27に透明樹脂板12が位置するように加熱プレス成形される。
【0059】
上記中間体14をミリングマシン等を用いて切削することにより、図14に示すフレーム本体2が形成される。また、上記削り出し工程の最終段階において、あるいは仕上げ研削工程において、フレーム本体2の上縁部外面における上記リム部3,3と風防部7,7の境界部に、境界溝10を形成する。上記境界溝10は、境界部の風防部7,7側をV字状に切削あるいは研削して、形成されており、表面が透明に仕上げられている。
【0060】
左右の風防部7,7の間には、鼻当て部4aが形成される。上記鼻当て部4aは、左右の風防部7,7の間の樹脂を鼻の輪郭に対応する凹状に切除して形成されている。したがって、上記鼻当て部4aと顔面との隙間から、眼鏡内側に気流が流入することがなく、風防部7,7の風避け機能を高めることができる。
【0061】
本願発明の範囲は上述の実施の形態に限定されることはない。実施の形態では、着色アセテート樹脂板と透明アセテート樹脂板とを積層接合し、これを一体的に削り出すことによりフレーム本体2を形成したが、リム部3,3及びブリッジ部4と、風防部7,7とを別途に形成した後に、接着により接合して風防部を設けることもできる。
【0062】
また、実施の形態では、上記左右の風防部の間に凹状の鼻当て部を設けたが、別途に従来用いられている鼻当てパッドを設けてもよい。なお、上記鼻当てパッドの高さを調節可能にして、上記風防部の縁部を顔面に当接して保持できるように構成するのが望ましい。
【0063】
また、実施の形態では、2枚のアセテート樹脂板を接合した積層体から中間体を形成したが、3枚以上のアセテート樹脂板を接合した積層体から中間体を形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る風防付き眼鏡フレームを備える眼鏡の正面図である。
【図2】図1に示す眼鏡の右側面図である。
【図3】図1に示す眼鏡の平面図である。
【図4】図1におけるIV−IV線に沿うフレーム本体の断面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】樹脂中間体を形成するための樹脂積層体の斜視図である。
【図7】樹脂中間体の全体斜視図である。
【図8】樹脂中間体の正面図である。
【図9】樹脂中間体の平面図である。
【図10】樹脂中間体の右側面である。
【図11】樹脂中間体の背面図である。
【図12】樹脂中間体の底面図である。
【図13】図8におけるXIII−XIII線に沿う断面図である。
【図14】仕上げ加工を行う前のフレーム本体の全体斜視図である。
【符号の説明】
2フレーム本体
6レンズ
7風防部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a spectacle frame with a windshield and a method for manufacturing the same. Specifically, when riding on a motorcycle or performing sports such as skiing, the glasses frame with a windshield integrally provided with a windshield capable of reducing the airflow entering the inside of the glasses or preventing the intrusion of the airflow and its It relates to a manufacturing method.
[0002]
[Prior art]
Sunglasses are often worn when riding a motorcycle or an open car, or performing outdoor sports such as skiing. By wearing sunglasses, not only can the eyes be protected from ultraviolet rays, but also the wind generated by high-speed movement can be prevented from directly hitting the eyes.
[0003]
In addition, goggles are provided in which a peripheral wall that prevents intrusion of wind and dust is provided at the entire peripheral edge of the frame or lens. Since the goggles can completely block the gap between the edge of the lens and the face around the eyes, the wind does not enter the inside of the lens or the frame, and the airflow does not act on the eyes.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The lacrimal glands that supply tears to the eyes are located at the upper outer sides in the width direction of the left and right eyeballs, that is, above the corners of the eyes. Therefore, tears flow from the upper part of the corner of the eye toward the eyes, keep the eyes moist, and protect the eyes from various stimuli.
[0005]
On the other hand, when the face moves at a high speed in the direction of travel, the air current collides with the face, and the air current branches left and right at the nose line, and an air flow is generated sideways along the face. The airflow along the face flows into the gap between the glasses and the face even when wearing glasses. Moreover, the airflow acts on the surface of the eyeball in the direction opposite to the direction in which the tear flows. For this reason, even when wearing glasses, the tear flow is disturbed and the eyes dry out, often causing inflammation. Therefore, when running on a motorcycle or skiing, conventional sunglasses and glasses often do not function as wind evasion. In order to alleviate the above problem, spectacles configured to bring the lens and frame of the spectacles as close to the face as possible are provided.
[0006]
However, the airflow flowing along the face cannot be prevented from entering the inside of the glasses only by bringing the lens and the frame close to the face. In addition, if the lens is too close to the face, the user's eyelashes often hit the inner surface of the lens and often stain or damage the lens surface.
[0007]
On the other hand, since the goggles include a peripheral wall that surrounds the entire circumference of the eyes, airflow along the face can be completely prevented from entering the inner space of the glasses. However, since the peripheral wall is provided, the appearance of the user's face changes greatly. For this reason, there is resistance to always wear like glasses. Moreover, since it has to be worn while being pressed against the face using a rubber band or the like, it is troublesome to attach and detach. In addition, the inner surface of the lens of the goggles is easily cloudy because it is blocked from the outside air.
[0008]
Further, when a peripheral wall such as goggles is fixedly provided on the spectacle frame, the lens or rim portion protrudes from the face, and it is difficult to provide a good-looking appearance design.
[0009]
The present invention has been conceived in order to solve the above-mentioned problem, and it is possible to prevent the flow of tears from being disturbed by preventing the airflow along the face from acting from the eyes to the corners of the eyes. It is an object of the present invention to provide an eyeglass frame with a windshield that is easy to attach and detach, and that is excellent in design, and a method for manufacturing the same.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention takes the following technical means.
[0011]
According to the first aspect of the present invention, the gap between the face and the lens edge or / and the face in the region from the inner edge in the width direction of the frame body holding the left and right lenses to the middle in the width direction of the upper and lower edges. And a windshield spectacle frame integrally provided with left and right windshield portions that reduce or block the gap between the frame body edge and the windshield portion using the material different in color from the frame body. The present invention relates to a structure in which a boundary groove extending along the boundary portion is formed on the outer surface of the boundary portion between the frame main body and the windshield portion while being integrally formed with the frame main body .
[0012]
In the present invention, an unprecedented windshield is integrally provided in a spectacle frame. The frame body in the present invention is not only a frame body having a rim portion arranged so as to surround the lens, but also a frame body configured to hold the left and right lenses so as to be suspended along the eyebrows. Applicable. Moreover, if the frame main body and the windshield portion can be integrally joined, the material and form of the members constituting them are not particularly limited.
[0013]
The windshield portion according to the present invention is a gap between the face and the lens edge or / and the face in a portion from the inner edge in the width direction of the frame body holding the left and right lenses to the middle portion in the width direction of the upper and lower edges. And a gap between the frame main body edge and the frame main body. In other words, the windshield portion is integrally extended from the inner surface of the frame body so as to surround the upper and lower edges of the eye and the eyes. In the eyeglass frame that holds the left and right lenses so as to hang along the eyebrows, a windshield portion extending from the frame body along the edge of the left and right lenses can be formed.
[0014]
The left and right windshield portions are preferably provided so as to surround a portion from the inner side in the width direction of the eye head to the upper and lower edge portions corresponding to the position in the width direction of the outer corner of the eye. By providing the upper and lower windshield portions up to the portion corresponding to the corner of the eye corner, the airflow acting on the eyes can be completely blocked. On the other hand, it is not necessary to block the outer side of the outer corner in the width direction. Depending on the purpose of use, the strength of the airflow acting on the face, etc., a sufficient effect can be exhibited even by a windshield that does not reach the corner of the eye.
[0015]
Further, it is only necessary to prevent the airflow from entering between the inner surface of the lens and the face, and the left and right windshield portions can be provided independently or continuously. When the left and right windshield portions are provided continuously, it is desirable to partition the left and right windshield portions in order to prevent airflow flowing in the width direction of the face.
[0016]
By providing the windshield portion, the flow path is changed so that the airflow flowing through the face extends along the outside of the windshield portion, and it is possible to prevent the airflow from flowing between the inner surface of the glasses and the face. In particular, it is possible to effectively prevent the airflow flowing along the face from acting from the head of the eye toward the corner of the eye. For this reason, the flow of tears is not disturbed, and it is possible to effectively prevent the eyes from drying up due to the airflow and causing inflammation, or the entry of foreign substances into the eyes. Further, even if there is a slight gap between the windshield portion and the face, it is possible to greatly relieve the effect of weakening the airflow and acting on the eyes.
[0017]
The windshield portion is formed inside the frame body in the normal form and at the center in the width direction, so that the appearance of the wearer's face or glasses is not greatly changed in the worn state. On the other hand, when the frame main body and the windshield portion are integrally formed of the same material, the frame main body and the windshield portion cannot be distinguished from each other, and the appearance of the glasses having a frame that is much thicker than a normal frame is obtained. In addition, since light does not enter through the gap between the inner surface of the glasses and the face, the surroundings of the eyes are darkened, and there is a possibility of giving a strange feeling to the person facing. Furthermore, it cannot be said that it is excellent in a desan-in manner.
[0018]
In the present invention, in order to avoid the inconvenience, the windshield portion is formed using a material having a color different from that of the frame body. By making the color of the windshield different from the color of the frame main body, it is possible to make the viewer distinguish the frame main body from the windshield, and alleviate or eliminate the above-mentioned uncomfortable feeling. Further, by recognizing the form of the windshield part, it is possible to give the spectacle frame an unprecedented appearance design. Further, even if the windshield portion is integrally formed with the frame body, the design is not lowered, and various designs can be applied to the windshield portion.
[0019]
The method for integrally forming the windshield portion on the frame body is not particularly limited. For example, the frame main body and the windshield portion can be integrally cut out from a laminated plate material obtained by laminating and joining resin plates of different colors. In addition, after the frame body and the windshield portion are separately formed from materials having different colors, they may be joined together by using an adhesive or the like. Furthermore, it is possible to integrally mold the resin with different colors by injecting it into a molding die capable of integrally molding the windshield frame.
[0020]
As in the invention described in
[0021]
Furthermore, in this invention, the boundary groove | channel extended along the said boundary part is formed in the boundary part outer surface of the said frame main body and the said windshield part .
[0022]
By forming the boundary groove, the frame main body and the windshield portion can be reliably identified. For this reason, it is possible to further reduce the influence on the appearance of the windshield portion. In addition, by forming the windshield portion with a transparent resin and providing the groove, light is refracted at the boundary groove portion, and a kind of prism effect is given to constitute an unprecedented frame design. The boundary groove is desirably provided along at least the upper edge portion of the windshield portion. This is because the upper edge of the windshield is the most prominent part of the spectacle frame.
[0023]
The invention described in
[0024]
In the invention described in
[0025]
Acetate resin, which is a cellulosic resin, is a resin material widely used for spectacle frames and can be easily molded and joined. On the other hand, the windshield portion according to the present invention has a thickness (extended height) equivalent to that of the rim portion, and is provided in a wide range along the inner surface of the glasses. For this reason, when it is formed by retrofitting, it is often limited by strength, design, and the like. Further, in the post-processing, it is necessary to devise for securing the adhesive strength and the like. In the present invention, in order to avoid the above disadvantages, the frame main body and the windshield portion are integrally formed from a resin plate in which a colored acetate resin constituting the frame main body and a transparent acetate resin constituting the windshield portion are laminated in advance. It is what was carved into.
[0026]
The invention described in
[0027]
In the invention described in
[0028]
If the resin laminated body formation process can integrate the resin board from which a color differs, a various method is employable. They can be joined simply by thermal processing, or can be integrated using a solvent or an adhesive . The number of resin plates to be laminated is at least two. However, when a special design or the like is added or the thickness of the windshield portion is increased, three or more resin plates can be laminated.
[0029]
The intermediate body forming step is a step of giving a rough shape of the spectacle frame to the laminated body, and increases the efficiency of the subsequent cutting step. Moreover, since the rough curved surface form of spectacles can be provided, the thickness of a laminated body can be reduced and material used can also be reduced.
[0030]
The cut-out forming step is a step of forming a spectacle frame main body by cutting or / and grinding the intermediate body. Various mechanical devices can be used to perform the above-described cutting process. Further, the frame can be formed using not only a mechanical device using a cutting blade but also various processing devices such as a laser processing machine.
[0031]
By cutting out the frame main body from the laminated resin plates, it becomes possible to form a frame main body and a windshield portion that have different colors and are completely integrated. Moreover, even if the thickness (height) of the windshield portion is increased, it can be easily coped with only by changing the thickness of the laminated resin plates.
[0032]
Further, in the above Symbol boundary groove forming step, the boundary outer surface of the frame body and the windshield portion, forming the boundary groove extending along said boundary.
[0033]
The method for forming the boundary groove is not particularly limited . It can be formed by cutting or grinding, or can be formed by pressing a heated mold.
[0034]
Invention of
[0035]
The method for forming the upper nose pad is not particularly limited. It can be formed by cutting or grinding as in the boundary groove forming step. Moreover, you may join other nose pad members, such as a nose pad, to a windshield part or a frame main body, and form a nose pad part.
[0036]
In the invention described in
[0037]
In the invention described in this claim, a frame main body and a windshield portion are separately formed, and these are joined to form a frame with a windshield.
[0038]
The method for forming the frame body and the windshield is not particularly limited. In addition to cutting and grinding, injection molding or the like can also be used.
[0039]
The method of joining the frame main body and the windshield portion is not limited, and screwing or the like can be employed in addition to adhesion.
[0040]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0041]
1 to 5 show an embodiment of glasses with windshield according to the present invention.
[0042]
As shown in these drawings, the
[0043]
In the
[0044]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0045]
Further, in the present embodiment, the concave
[0046]
The
[0047]
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 2, the
[0048]
And since the wall part is not provided in the width direction outer side part of the rim |
[0049]
Further, the
[0050]
By forming the
[0051]
Moreover, since light enters the inner surface of the spectacles from the windshield portion and illuminates the face, it has the same appearance as when wearing normal glasses without the windshield portion. Therefore, it is less likely to give a strange feeling to those who meet.
[0052]
Further, as shown in FIGS. 3 and 5, a
[0053]
By forming the
[0054]
Next, a method for manufacturing the
[0055]
First, as shown in FIG. 6, the colored
[0056]
Next, the
[0057]
The
[0058]
The form of the
[0059]
By cutting the
[0060]
A
[0061]
The scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment. In the embodiment, the colored acetate resin plate and the transparent acetate resin plate are laminated and joined, and the
[0062]
In the embodiment, the concave nose pad is provided between the left and right windshields, but a conventionally used nose pad may be provided separately. It is desirable that the height of the nose pad is adjustable so that the edge of the windshield can be held in contact with the face.
[0063]
In the embodiment, the intermediate body is formed from a laminate in which two acetate resin plates are joined. However, the intermediate body can be formed from a laminate in which three or more acetate resin plates are joined.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of eyeglasses including a windshield eyeglass frame according to the present invention.
FIG. 2 is a right side view of the glasses shown in FIG.
FIG. 3 is a plan view of the glasses shown in FIG.
4 is a cross-sectional view of the frame body taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
FIG. 6 is a perspective view of a resin laminate for forming a resin intermediate.
FIG. 7 is an overall perspective view of a resin intermediate.
FIG. 8 is a front view of a resin intermediate.
FIG. 9 is a plan view of a resin intermediate.
FIG. 10 is a right side surface of the resin intermediate.
FIG. 11 is a rear view of the resin intermediate.
FIG. 12 is a bottom view of a resin intermediate.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
FIG. 14 is an overall perspective view of the frame main body before finishing.
[Explanation of symbols]
2
Claims (8)
上記風防部を、上記フレーム本体と色彩の異なる材料を用いて上記フレーム本体に一体的に延出形成するとともに、
上記フレーム本体と上記風防部との境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成した、風防付き眼鏡フレーム。Reduces the gap between the face and the lens edge or / and the gap between the face and the frame body edge in the region from the inner edge in the width direction of the frame body holding the left and right lenses to the middle in the width direction of the upper and lower edges. A glasses frame with a windshield integrally provided with left and right windshield portions to be sealed or sealed,
The windshield portion is integrally extended to the frame body using a material having a color different from that of the frame body, and
An eyeglass frame with a windshield in which a boundary groove extending along the boundary portion is formed on an outer surface of the boundary portion between the frame body and the windshield portion .
色彩の異なる複数枚の樹脂板を積層して一体化する樹脂積層体形成工程と、
上記樹脂積層体を加熱プレス成形して、フレーム中間体を形成する中間体形成工程と、
上記中間体に切削加工又は/及び研削加工を施すことにより、フレーム本体と風防部とを異なる樹脂板部分から一体形成する削り出し成形工程と、
上記フレーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する境界溝形成工程を含む、風防付き眼鏡フレームの製造方法。A gap between the face and the lens edge or / and a gap between the face and the frame body edge at a portion from the inner edge in the width direction of the frame body holding the left and right lenses to the middle portion in the width direction of the upper and lower edges. A method for manufacturing a glass frame with a windshield integrally provided with left and right windshield parts to be reduced or blocked,
A resin laminate forming step of laminating and integrating a plurality of resin plates of different colors;
An intermediate forming step of forming the frame intermediate by hot press molding the resin laminate,
A cutting process for integrally forming the frame main body and the windshield portion from different resin plate portions by cutting or / and grinding the intermediate body ,
A method for manufacturing a spectacle frame with a windshield , comprising a boundary groove forming step of forming a boundary groove extending along the boundary portion on an outer surface of the boundary portion between the frame body and the windshield portion .
着色樹脂材料を成形してフレーム本体を形成するフレーム本体形成工程と、
上記フレーム本体と異なる色彩の樹脂材料を成形して、左右の風防部を形成する風防形成工程と、
上記フレーム本体の内面に上記風防を接合して一体化する接合工程と、
上記フレーム本体と上記風防部の境界部外面に、上記境界部に沿って延びる境界溝を形成する境界溝形成工程を含む、風防付き眼鏡フレームの製造方法。In the region from the widthwise inner edge of the frame body holding the left and right lenses to the widthwise middle part of the upper and lower edges, the gap between the face and the lens edge or / and between the face and the frame body edge A method for manufacturing a glass frame with a windshield integrally provided with left and right windshield portions for reducing or blocking a gap,
A frame body forming step of forming a frame body by molding a colored resin material;
Molding a resin material of a color different from that of the frame main body to form a windshield forming step on the left and right,
A joining step of joining and integrating the windshield to the inner surface of the frame body ;
A method for manufacturing a spectacle frame with a windshield , comprising a boundary groove forming step of forming a boundary groove extending along the boundary portion on an outer surface of the boundary portion between the frame body and the windshield portion .
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