JP4688943B2 - Slide mechanism - Google Patents
Slide mechanism Download PDFInfo
- Publication number
- JP4688943B2 JP4688943B2 JP2009092492A JP2009092492A JP4688943B2 JP 4688943 B2 JP4688943 B2 JP 4688943B2 JP 2009092492 A JP2009092492 A JP 2009092492A JP 2009092492 A JP2009092492 A JP 2009092492A JP 4688943 B2 JP4688943 B2 JP 4688943B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side plate
- slide
- wires
- wire
- slide mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims description 65
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 11
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 8
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 8
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 8
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 229920006351 engineering plastic Polymers 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
Description
本発明はスライド機構に係り、特にベース側プレート上をスライド側プレートがスライドするスライド機構に関する。 The present invention relates to a slide mechanism, and more particularly to a slide mechanism in which a slide side plate slides on a base side plate.
例えば、テンキー等が配設された第1の筐体に対して液晶表示装置等が配設された第2の筐体をスライド可能な構成とした携帯電話機が提供されている。この種の携帯電話機には、筐体のスライド動作を可能とするためにスライド機構が内設されている。この種のスライド機構としては、例えば特許文献1に開示された機構が知られている。
For example, a mobile phone having a configuration in which a second housing in which a liquid crystal display device or the like is disposed is slidable with respect to a first housing in which a numeric keypad or the like is disposed is provided. In this type of mobile phone, a sliding mechanism is provided in order to allow the casing to slide. As this type of slide mechanism, for example, a mechanism disclosed in
特許文献1に開示されたスライド機構は、ベース部材と、スライダーと、トーションバネとを有した構成とされている。スライダーはベース部材に対して移動可能な構成とされており、またトーションバネはベース部材とスライダーとの間に設けられている。
The slide mechanism disclosed in
このトーションバネは、スライダーの移動に伴い弾性力を蓄成しながらベース部材上を回転移動し、所定位置を越えた時点で蓄成された弾性力によりスライダーを移動付勢する構成とされている。これにより、上記所定位置以降は、スライダーはトーションバネの弾性力によりスライドアシストされ、よってスライダーを自動的に移動させることができる。 The torsion spring is configured to rotate and move on the base member while accumulating elastic force as the slider moves, and to move and urge the slider by the accumulated elastic force when the predetermined position is exceeded. . Thereby, after the predetermined position, the slider is assisted by the elastic force of the torsion spring, so that the slider can be automatically moved.
しかしながら、上記した従来のスライド機構は、スライダーの移動に伴いトーションバネが大きくベース部材上を回転移動する構成であったため、スライド機構内にトーションバネの移動する移動領域を設けておく必要がある。このため、このスライド機構ではトーションバネの移動領域に他の部品等を配設することができず、またスライド機構が大型化してしまうという問題点があった。 However, the above-described conventional slide mechanism has a configuration in which the torsion spring largely rotates on the base member as the slider moves, and therefore it is necessary to provide a moving region in which the torsion spring moves in the slide mechanism. For this reason, this slide mechanism has a problem that other parts or the like cannot be disposed in the moving region of the torsion spring, and the slide mechanism becomes large.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、搭載される装置・機器の小型化を図りうるスライド機構を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above points, and it is an object of the present invention to provide a slide mechanism capable of reducing the size of a mounted device / equipment.
上記の課題は、第1の観点からは、
ベース側プレートと、
該ベース側プレート上をスライドするスライド側プレートと、
前記ベース側プレート又は前記スライド側プレートのいずれか一方に、離間配設された一対の取付ピンと、
該取付ピンに両端部が固定されており、該両端部の間に山型に屈曲形成された屈曲部が前記ベース側プレートの外側に向け凸となるよう配設されたばね材よりなるワイヤーと、
前記ベース側プレート又は前記スライド側プレートのいずれか他方に配設されており、前記ワイヤーに係合することにより前記スライド側プレートのスライドに伴い前記ワイヤーを変形付勢し、また変形した前記ワイヤーから復元力が印加されるローラーとを有し、
前記ワイヤーの端部が、前記取付ピンに対して内側から外側に向け巻き付けられて固定された構成としたことを特徴とするスライド機構により解決することができる。
From the first point of view, the above problem is
A base side plate;
A slide side plate that slides on the base side plate;
A pair of mounting pins spaced apart on either the base side plate or the slide side plate;
Both ends are fixed to the mounting pin, and a wire made of a spring material disposed so that a bent portion formed in a mountain shape between the both ends protrudes toward the outside of the base side plate;
From the base side plate or the slide side plate, the wire is deformed and energized as the slide side plate slides by engaging with the wire, and the deformed wire A roller to which a restoring force is applied,
The problem can be solved by a slide mechanism characterized in that the end of the wire is fixed by being wound around the mounting pin from the inside to the outside.
開示のスライド機構によれば、ワイヤー外側に向け凸となるよう配設しても、ワイヤーの端部を取付ピンに対して内側から外側に向け巻き付けられて固定された構成としているため、ワイヤーの端部を取付ピンに対して外側から内側に向け巻き付けた構成に比べ、スライド機構の小型化を図ることができる。 According to the disclosed slide mechanism, even if it is arranged so as to be convex toward the outside of the wire, the end of the wire is wound around the mounting pin from the inside to the outside and is fixed. The slide mechanism can be reduced in size as compared with the configuration in which the end portion is wound around the mounting pin from the outside to the inside.
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1乃至図3は、本発明の第1実施例であるスライド機構30Aを示している。尚、図1はスライド機構30Aの平面図及び正面図であり、図2はスライド機構30Aの分解斜視図であり、図3は図1(B)に矢印Bで示す領域を拡大して示す図である。
1 to 3 show a
スライド機構30Aは、大略するとベース側プレート31、スライド側プレート32、ワイヤー33,34、ローラー35,36、及びガイド37,38等により構成されている。
The
ベース側プレート31は、金属板材(例えば、ステンレス等)をプレス加工により成形したものであり、平面視で略長方形状を有している。またベース側プレート31は、底板部39の長辺側の両側部に折曲部41,42が形成されている(図2及び図3に詳しい)。
The
折曲部41,42は、正面視で略コ字状に成形されている。この折曲部41,42は、長手方向に部分的に切り欠き部45,46が形成されている。また折曲部41,42には、後述するようにガイド37,38が配設される。更に、底板部39の略中央位置には、開口部40が形成されている。この開口部40は、図2に示すようにフレキシブル配線基板(以下、FPCという)60が装着される。
The
スライド側プレート32は、金属板材(例えば、ステンレス等)をプレス加工することにより、基部49の両側部にエッジ部50,51を形成した構成とされている。このエッジ部50,51は、基部49の両側部に若干段差を形成するよう設けられている。
The
また、エッジ部50は前記した折曲部41に配設されるガイド37に摺接し、エッジ部51は前記した折曲部42に配設されるガイド38に摺接する。これによりスライド側プレート32はガイド37,38にガイドされ、図中矢印X1,X2方向にスライド可能な構成となる。
Further, the
ここで主に図3を用い、スライド側プレート32がベース側プレート31にスライド可能に支持される構造について説明する。尚、図示の便宜上、図3にはガイド38側のみを示している。
Here, a structure in which the
前記のように、ベース側プレート31の両側縁には折曲部41,42が形成されており、折曲部41にはガイド37が、また折曲部42にはガイド38が配設されている。このガイド37,38は、ポリアセタール樹脂等の樹脂材により形成されている。ポリアセタール樹脂は、非晶部分と結晶部分が混在するために、強度、弾性率、耐衝撃性、摺動特性等に優れたエンジニアリング・プラスチックである。
As described above, the
このガイド37,38は、周知の成形方法(例えば、モールド成形法)を用いて成形することができる。また、ガイド37,38は、スライド側プレート32に対してインサート成型することも可能である。インサート成型した場合には、ガイド37,38を折曲部41,42内に取り付ける作業が不要となるため、スライド機構30Aの組み立て工程の簡単化を図ることができる。
The
また、ガイド37,38は、所定の間隔で係合凸部58,59が形成されている。この係合凸部58,59の形成位置は、折曲部41,42に形成された切り欠き部45,46の形成位置と対応するよう構成されている。そして、ガイド37,38を折曲部41,42に取り付けた状態において、係合凸部58,59は切り欠き部45,46と係合するよう構成されている。
The
更に、ガイド37,38には、長手方向にスライド溝47,48が形成されている(図2及び図3に詳しい)。このスライド溝47,48の幅W(図3に矢印で示す)は、エッジ部50,51の厚さよりも若干大きく設定されている。スライド側プレート32がベース側プレート31に取り付けられた際、スライド側プレート32のエッジ部50,51はガイド37,38のスライド溝47,48内に挿入される。これにより、スライド側プレート32のエッジ部50,51は、ガイド37,38を介してベース側プレート31に支持された構成となる。
Furthermore,
エッジ部50,51は、スライド溝47,48内で矢印X1,X2方向に摺動可能な構成となっている。よって、スライド側プレート32はベース側プレート31に対してスライド可能な状態となる。この際、前記のようにガイド37,38は摺動特性等に優れたエンジニアリング・プラスチックであるポリアセタール樹脂製であるため、金属製のエッジ部50,51がスライド溝47,48内を摺動しても耐久性は良好である。
The
また、エッジ部50,51がスライド溝47,48内を摺動する際、ガイド37,38には図中矢印X1,X2方向に力が印加される。しかしながら、ガイド37,38に一体的に形成された係合凸部58,59が切り欠き部45,46に係合しているため、ガイド37,38がX1,X2方向に移動するようなことはない。このため、ガイド37,38がベース側プレート31から離脱するようなことはなく、スライド機構30Aの信頼性を高めることができる。
Further, when the
ワイヤー33,34は線状のばね材であり、本実施例ではピアノ線を用いている。このワイヤー33,34の図中矢印X1方向側の端部33B,34Bは、ワイヤー取付ピン54A,55Aに取り付けられることによりベース側プレート31に固定されている。また、ワイヤー33,34の図中矢印X2方向側の端部33C,34Cは、ワイヤー取付ピン54B,55Bに取り付けられることによりベース側プレート31に固定されている。
The
この際、本実施例では、ワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bに対して端部33B,33C,34B,34Cを内側から外側に向け巻き付けて取り付けている。具体的には、端部33Bはワイヤー取付ピン54Aに対して矢印r1で示す方向(図1における時計方向)に巻回することにより、端部33Bを内側から外側に向け巻き付けて固定した構成としている。同様に、端部33Cはワイヤー取付ピン54Bに対して矢印r2で示す方向(図1における反時計方向)に巻回することにより、端部33Cを内側から外側に向け巻き付けて固定した構成としている。
At this time, in this embodiment, the
また、端部34Bはワイヤー取付ピン55Aに対して矢印r3で示す方向(図1おける反時計方向)に巻回することにより、端部34Bを内側から外側に向け巻き付けて固定した構成としている。同様に、端部34Cはワイヤー取付ピン55Bに対して矢印r4で示す方向(図1における時計方向)に巻回することにより、端部34Cを内側から外側に向け巻き付けて固定した構成としている。尚、各取付ピン54A,54B,55A,55Bは、底板部39に予め形成された小孔に挿入された後、溶接等により底板部39に固定される。
Further, the
ワイヤー取付ピン54A,55Aとワイヤー取付ピン54B,55Bは、矢印X1,X2方向に離間している。また、各取付ピン54A,55A,54B,55Bの配設位置は、ベース側プレート31の長手方向縁部31A,31Bに近い位置に設定されている。
The wire attachment pins 54A and 55A and the wire attachment pins 54B and 55B are separated in the directions of the arrows X1 and X2. The mounting positions of the mounting pins 54A, 55A, 54B, and 55B are set at positions close to the
ワイヤー33,34は、ベース側プレート31に取り付けられた状態において、平面視で略く字状を有した構成とされている。具体的には、ワイヤー33,34の端部33B,34Bと端部33C,34Cとの略中央位置に山型に屈曲形成された屈曲部33A,34Aが形成されている。そしてこの各屈曲部33A,34Aは外側に向け凸となるようベース側プレート31に配設されている。
The
これにより、対向配設された一対のワイヤー33,34は、各端部33B,34B及び端部33C,34Cから中央に位置に向けて漸次その離間距離(図1における、一対のワイヤー33,34間の左右方向の距離)が漸次広くなり、屈曲部33A,34Aが対向する位置にて最も広くなる。
As a result, the pair of
また、ワイヤー33,34は、ベース側プレート31の底板部39と略接するように配設されている。このワイヤー33,34は、ベース側プレート31とスライド側プレート32との離間部分に配設されるものであるが、ワイヤー33,34を底板部39に近接配置したことにより、スライド機構30Aの薄型化を図ることができる。
Further, the
尚、本明細書の説明において、「内側」とはある基準位置に対してベース側プレート31のX1,X2方向に延在する中央線(図1に矢印STで示す)側であると定義し、「外側」とは当該基準位置に対して中央線側とは反対側であると定義する。
In the description of the present specification, “inner side” is defined as a center line (indicated by arrow ST in FIG. 1) extending in the X1 and X2 directions of the
具体的には、基準位置をワイヤー取付ピン54Bとした場合、このワイヤー取付ピン54Bに対する内側は、図1におけるワイヤー取付ピン54Bより左側となる。また、ワイヤー取付ピン54B(基準位置)に対する外側は、図1におけるワイヤー取付ピン54Bより右側となる。同様に、ワイヤー取付ピン55B(基準位置)に対する内側は、図1におけるワイヤー取付ピン55Bより右側となる。更に、ワイヤー取付ピン55B(基準位置)に対する外側は、図1におけるワイヤー取付ピン55Bより左側となる。
Specifically, when the reference position is the
ここで、再びスライド機構30Aの構成説明に戻る。ローラー35,36は、ローラー取付ピン52,53を用いてスライド側プレート32の背面(底板部39と対向する側の面)に配設されている。従って、ローラー35,36は、スライド側プレート32の移動(スライド)に伴って一体的に移動する。
Here, the description returns to the configuration of the
このローラー35,36は、前記したガイド37,38と同様に耐衝撃性、摺動特性等に優れたポリアセタール樹脂により形成されている。また、ローラー35,36の外周部分には、内側に向け所定の曲率で湾曲形状に窪んだ湾曲凹部56,57が形成されている(図3に詳しい)。この湾曲凹部56,57の曲率は、ワイヤー33,34の半径と対応するよう設定されている。
The
このローラー35,36は、スライド側プレート32がベース側プレート31に装着された状態でワイヤー33,34の外側に係合する。そして、スライド側プレート32の移動に伴い、ローラー35,36は、ワイヤー33,34の外側を転動する。
The
この際、前記のようにローラー35,36の外周にはワイヤー33,34の半径と対応した曲率の湾曲凹部56,57が形成されているため、ローラー35,36がワイヤー33,34から離脱することを有効に防止することができる。また、ローラー35,36は耐衝撃性、摺動特性等に優れたポリアセタール樹脂により形成されているため、ローラー35,36の長寿命化を図ることができる。
At this time, as described above, the
続いて、上記構成とされたスライド機構30Aの動作について、図1及び図4乃至図8を用いて説明する。
Next, the operation of the
図1及び図4は、スライド側プレート32がベース側プレート31上において矢印X1方向端部に位置した状態(以下、この状態を第1の停止状態という)を示している。この第1の停止状態では、ワイヤー33,34は、ローラー35,36に弾性力を付勢している。
1 and 4 show a state in which the
この際、ワイヤー33,34は山型に屈曲された屈曲部33A,34Aが外側に向け凸となる形状とされているため、ワイヤー33,34からの弾性力は矢印X1方向の力と、これに直交して内側に向かう力に分力される。そして、スライド側プレート32は、このワイヤー33,34からのX1方向に作用する分力により矢印X1方向に付勢されている。このため、スライド側プレート32がベース側プレート31に対してスライドする(開いてしまう)ことを防止している。
At this time, since the
第1の停止状態からスライド側プレート32をスライドさせるには、ベース側プレート31に対してスライド側プレート32を矢印X2方向に移動させる。この時、操作者がスライド側プレート32をスライドさせる力をF0とする。この力F0が前記したワイヤー33,34からのX1方向への分力よりも大きい場合、スライド側プレート32は矢印X2方向に移動を開始する。
To slide the
図5及び図6は、ローラー35,36がワイヤー33,34の屈曲部33A,34Aの位置まで移動した状態(以下、中立状態という)を示している。この中立状態では、ワイヤー33,34の弾性力はローラー35,36を外側方向に作用しており、矢印X1,X2方向に対する分力は発生しない。
5 and 6 show a state in which the
この中立状態から、操作者がスライド側プレート32をX2方向に移動させると、ローラー35,36は屈曲部33A,34Aの位置よりも矢印X2方向側においてワイヤー33,34と係合することとなる。ワイヤー33,34は、山形の形状であるため、ワイヤー33,34がローラー35,36に対して付勢する弾性力の分力は、反転して矢印X2方向となる。
When the operator moves the
従って、この反転状態となる位置までスライド側プレート32を移動させると、その後は操作者がスライド側プレート32をX2方向にスライド付勢しなくても(即ち、操作者がスライド側プレート32から手を離しても)、スライド側プレート32はワイヤー33,34の弾性力(弾性復元力)により自動的にX2方向に移動する。尚、このワイヤー33,34の弾性力により、スライド側プレート32が自動的に移動する動作をスライドアシスト動作というものとする。
Therefore, when the
図7及び図8は、スライド側プレート32がベース側プレート31上において矢印X2方向端部に位置した状態(以下、この状態を第2の停止状態という)を示している。この第2の停止状態においてもワイヤー33,34はローラー35,36に弾性力を付勢しており、その分力F2によりスライド側プレート32は矢印X2方向に付勢されている。従って、この矢印F2で示す分力により、ベース側プレート31に対してスライド側プレート32がX2方向端部に移動した状態を維持し、容易に移動することを防止している。
7 and 8 show a state in which the
このように、本実施例に係るスライド機構30Aは、ベース側プレート31に対してスライド側プレート32を移動させる際、中立状態よりも若干先の位置までベース側プレート31を移動すれば、後はスライドアシスト動作が行われ、自動的にスライド側プレート32を移動することができる。よって、スライド側プレート32のスライド動作を容易に行うことができ、操作性を向上させることができる。
Thus, when the
また、本実施例に係るスライド機構30Aでは、ワイヤー33,34の略中央位置に山型に屈曲形成された屈曲部33A,34Aが形成されており、この各屈曲部33A,34Aが外側に向け凸となるよう構成されているため、中央部に比較的広い空間を形成することができる。このように、スライド機構30Aの中央部に比較的広い空間が形成されることにより、FPC60等のスライド機構30Aに配設される他の部品及び装置等の配設位置に自由度を持たせることが可能となる。
Further, in the
また、ワイヤー33,34の屈曲部33A,34Aが外側に向け凸となるよう構成されることにより、ローラー35,36はワイヤー33,34の外側でガイド37,38の近傍に配置される。このため、ローラー35,36は、ワイヤー33,34を挟んでFPC60等の他の部品及び装置等が配設される領域の外側で移動することとなり、よってローラー35,36とFPC60等の他の部品及び装置等が干渉することを防止できる。
Further, the
図9は、上記した第1実施例に係るスライド機構30Aの変形例であるスライド機構30Bを示している。尚、図9において、図1乃至図8に示した構成と同一構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
FIG. 9 shows a slide mechanism 30B which is a modification of the
上記した第1実施例に係るスライド機構30Aは、中央線STを挟んでワイヤー33とワイヤー34を対称となるよう配置した構成とした。これに対して本変形例では、1本のワイヤー33のみを配設したことを特徴としている。尚、図9では、平面視で右側に位置するワイヤー33のみを配設した構成を示したが、ワイヤー34のみを配設したスライド機構30Bとすることも可能である。
The
このように、1本のワイヤー33又はワイヤー34を設けたスライド機構30Bにおいても、スライド側プレート32に対してスライドアシスト動作を行わせることが可能である。また、本変形例に係るスライド機構30Bは、2本のワイヤー33,34を有したスライド機構30Aに比べ、部品点数の削減及び小型化を図ることができる。
Thus, even in the slide mechanism 30 </ b> B provided with one
次に、本発明の第2実施例について説明する。図10乃至図17は、第2実施例であるスライド機構130Aを説明するための図である。尚、図10乃至図17において、図1乃至図9に示した第1実施例に係るスライド機構30A,30Bの構成と同一構成については同一符号を付して、その説明を省略するものとする。
Next, a second embodiment of the present invention will be described. 10 to 17 are views for explaining a
本実施例に係るスライド機構130Aも、大略するとベース側プレート31、スライド側プレート32、ワイヤー133,134、ローラー35,36、及びガイド37,38等により構成されている。
The
ベース側プレート31は、底板部39の長辺側の両側部に折曲部41,42が形成されており、この折曲部41,42には切り欠き部45,46が形成されている。また折曲部41,42には、ガイド37,38が配設される。また、底板部39の略中央位置には、FPC60が装着される開口部40が形成されている。
The
スライド側プレート32は基部49の両側部にエッジ部50,51を形成しており、このエッジ部50は折曲部41に配設されるガイド37に摺接し、またエッジ部51は折曲部42に配設されるガイド38に摺接される。これによりスライド側プレート32は、ガイド37,38にガイドされることにより、図中矢印X1,X2方向にスライド可能な構成となっている。
The
ワイヤー133,134は、第1実施例と同様にピアノ線等よりなる線状のばね材である。このワイヤー133,134の図中矢印X1方向側の端部33B,34Bはワイヤー取付ピン54A,55Aに取り付けられることによりベース側プレート31に固定される。また、ワイヤー133,134の図中矢印X2方向側の端部33C,34Cはワイヤー取付ピン54B,55Bに取り付けられることによりベース側プレート31に固定される。
The
尚、各端部33B,33C,34B,34Cの各取付ピン54A,54B,55A,55Bへの具体的な取付構造については、説明の便宜上、後述するものとする。
A specific structure for attaching the
ワイヤー取付ピン54A,55Aとワイヤー取付ピン54B,55Bは、矢印X1,X2方向に離間しており、また各取付ピン54A,55A,54B,55Bの配設位置は、ベース側プレート31の長手方向縁部31A,31Bに近い位置に設定されている。よって、ワイヤー取付ピン54Aとワイヤー取付ピン55Aとの離間距離、及びワイヤー取付ピン54Bとワイヤー取付ピン55Bとの離間距離(図10に矢印L3で示す)は、比較的長く離間した構成とされている。
The
ワイヤー133,134は、ベース側プレート31に取り付けられた状態において、平面視で略く字状を有した構成とされている。具体的には、ワイヤー133,134の端部33B,34Bと端部33C,34Cとの略中央位置に山型に屈曲形成された屈曲部133A,134Aが形成されており、各屈曲部133A,134Aは内側に向け凸となるよう配設されている。これにより、対向配設された一対のワイヤー133,134は、各端部33B,34B及び端部33C,34Cから中央に位置に向けて漸次その離間距離(図10における、一対のワイヤー133,134間の左右方向の距離)が漸次狭くなり、屈曲部133A,134Aが対向する位置にて最も狭くなる(この離間距離L4を図10に矢印で示す)。
The
ローラー35,36は、ローラー取付ピン52,53を用いてスライド側プレート32の背面(底板部39と対向する側の面)に配設されている。このローラー35,36は、スライド側プレート32がベース側プレート31に装着された状態でワイヤー133,134の内側に係合する。そして、スライド側プレート32の移動に伴い、ローラー35,36は、ワイヤー133,134の内側上を転動する。
The
更に、一対のローラー取付ピン52,53の離間距離L1(図10に矢印で示す)は、ワイヤー取付ピン54Aとワイヤー取付ピン55Aとの離間距離、及びワイヤー取付ピン54Bとワイヤー取付ピン55Bとの離間距離L3よりも短く、屈曲部33Aと屈曲部34Aとの離間距離L4よりも大きくなるよう設定されている(L3>L1>L4)。
Further, the separation distance L1 (indicated by an arrow in FIG. 10) between the pair of roller attachment pins 52 and 53 is the separation distance between the
この各離間距離L1,L3,L4は、上記の条件を満たせば適宜変更することが可能である。そして、この調整により、スライド側プレート32を移動させる際に必要となる力F0(図13,図14等に示す)を調整することができる。
The separation distances L1, L3, and L4 can be changed as appropriate as long as the above conditions are satisfied. And by this adjustment, it is possible to adjust the force F 0 (shown in FIGS. 13, 14, etc.) required when the
具体例を挙げると、ローラー取付ピン53,54の離間距離L1に対し、屈曲部133A,134A間の離間距離L4を大きくすることにより、ワイヤー133,134のばね力を弱くすることができ、よってスライド側プレート32の移動に要する力を小さくすることができる。しかしながら、後述するスライドアシスト動作の力も小さくなる。
For example, the spring force of the
続いて、上記構成とされたスライド機構130Aの動作について、図13乃至図17を用いて説明する。
Next, the operation of the
図13(A)及び図14は、スライド側プレート32がベース側プレート31上において矢印X1方向端部に位置した状態(第1の停止状態)を示している。この第1の停止状態では、ワイヤー133,134は、ローラー35,36に弾性力を付勢する。
FIGS. 13A and 14 show a state where the
この際、ワイヤー133,134は屈曲部133A,134Aを有し、内側から外側へく字状に斜めに延出した形状となっている。このため、ワイヤー133,134からの弾性力は、矢印X1方向の力(図13(A)中、矢印F1で示す)と、これに直交して内側に向かう力(図示せず)とに分力される。
At this time, the
そして、スライド側プレート32は、この矢印F1で示す分力により矢印X1方向に付勢されている。従って、この矢印F1で示す分力がスライド側プレート32に作用することにより、スライド側プレート32がベース側プレート31に対してスライドすることを防止している。
The slide-
停止状態からスライド側プレート32をスライドさせるには、ベース側プレート31に対してスライド側プレート32を矢印X2方向に移動させる。この時、操作者がスライド側プレート32をスライドさせる力をF0とするとF0>2×F1である場合、スライド側プレート32は矢印X2方向に移動を開始する。
To slide the
即ち、スライド側プレート32をX2方向にスライドさせる場合、操作者はワイヤー133,134のばね力(2×F1)に抗して第1の筐体10をスライドさせる。尚、このワイヤー133,134の弾性力の分力F1が矢印X1方向に作用する状態を第1の反転状態という。
That is, when the
図13(B)及び図15は、ローラー35,36がワイヤー133,134の屈曲部133A,134Aの位置まで移動した状態(以下、中立状態という)を示している。この中立状態では、ワイヤー133,134はローラー35,36を外側に向け弾性力を付勢するため、矢印X1,X2方向に対する分力は発生しない。
FIGS. 13B and 15 show a state in which the
この中立状態から操作者がスライド側プレート32をX2方向に移動させると、ローラー35,36は屈曲部133A,134Aの位置よりも矢印X2方向側においてワイヤー133,134と係合することとなる。ワイヤー133,134がローラー35,36に付勢する弾性力の分力は、図13(C)に示すように反転して矢印X2方向となる。尚、このワイヤー133,134の弾性力の分力F2が矢印X2方向に作用する状態を第2の反転状態という。
When the operator moves the
従って、第2の反転状態となる位置までスライド側プレート32を移動させると、その後は操作者がスライド側プレート32をX2方向にスライド操作しなくても、ワイヤー133,134の弾性力の分力(2×F2)により、スライド側プレート32は自動的にX2方向に移動(スライドアシスト動作)する。
Therefore, when the
図13(D)及び図16は、スライド側プレート32がベース側プレート31上において矢印X2方向端部に位置した状態(第2の停止状態)を示している。この第2の停止状態においてもワイヤー133,134はローラー35,36に弾性力を付勢しており、その分力F2によりスライド側プレート32は矢印X2方向に付勢されている。従って、この矢印F2で示す分力により、スライド側プレート32がX2方向端部に移動した状態を維持し、容易に移動することを防止している。
FIGS. 13D and 16 show a state in which the
このように、本実施例に係るスライド機構130Aにおいても、ベース側プレート31に対してスライド側プレート32を移動させる際、中立状態よりも若干先の位置までベース側プレート31を移動すればスライドアシスト動作が行われる。このため、ベース側プレート31に対するスライド側プレート32のスライド動作を容易に行うことができ、操作性の向上を図ることができる。
As described above, also in the
次に、主に図10及び図17を用いて、ワイヤー133,134の端部33B,33C,34B,34Cをワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bに固定する構造について説明する。
Next, a structure for fixing the
前記したようにワイヤー133,134はピアノ線等の線状のばね材を用いている。そして、ワイヤー133,134の各端部33B,33C,34B,34Cをワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bに取り付けることにより、ワイヤー133,134をベース側プレート31に配設する構成としている。この際、本実施例では、ワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bに対して端部33B,33C,34B,34Cを外側から内側に向け巻き付けて取り付けることを特徴としている。
As described above, the
具体的には、端部33Bはワイヤー取付ピン54Aに対して矢印R1で示す方向(図10,図17における反時計方向)に巻回することにより、端部33Bを外側から内側に向け巻き付けて固定した構成としている。同様に、端部33Cはワイヤー取付ピン54Bに対して矢印R2で示す方向(図10,図17における時計方向)に巻回することにより、端部33Cを外側から内側に向け巻き付けて固定した構成としている。
Specifically, the
また、端部34Bはワイヤー取付ピン55Aに対して矢印R3で示す方向(図17における時計方向)に巻回することにより、端部34Bを外側から内側に向け巻き付けて固定した構成としている。同様に、端部34Cはワイヤー取付ピン55Bに対して矢印R4で示す方向(図10,図17における反時計方向)に巻回することにより、端部34Cを外側から内側に向け巻き付けて固定した構成としている。
Further, the
この構成とすることにより、山型に屈曲形成された屈曲部133A,134Aを有するワイヤー133,134を、その屈曲部133A,134Aがベース側プレート31の内側に向け凸となるよう配設しても、ベース側プレート31の中央部に比較的広い空間を形成することができる。
With this configuration, the
ここで比較例として、ワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bに対し、ワイヤー133,134の端部33B,33C,34B,34Cを内側から外側に向け巻き付けて取り付けた場合、即ち本実施例と反対方向に各端部33B,33C,34B,34Cを取り付けた場合を図17に一点鎖線で示す。
Here, as a comparative example, when the
具体的には、比較例では端部33Bはワイヤー取付ピン54Aに対して矢印S1で示す方向(図17における時計方向)に巻回され、端部33Cはワイヤー取付ピン54Bに対して矢印S2で示す方向(図17における反時計方向)に巻回される。
Specifically, in the comparative example, the
また、端部34Bはワイヤー取付ピン55Aに対して矢印S3で示す方向(図17における反時計方向)に巻回され、端部34Cはワイヤー取付ピン55Bに対して矢印S4で示す方向(図17における時計方向)に巻回される。
The
図17から明らかなように、各端部33B,33C,34B,34Cを内側から外側に向け巻き付けて取り付ける比較例では、ワイヤー133(一点鎖線で示す)の位置が、本実施例におけるワイヤー133(実線で示す)の位置に比べ、図中矢印ΔLで示す分だけ内側の位置となる。またこれに伴い、ローラー35,36の離間距離も、本実施例の場合ではL1であったものが、比較例ではこれより狭いL2となってしまう(L2<L1)。このように、比較例の構成ではワイヤー133,134の屈曲部133A,134Aがベース側プレート31の中央近傍まで突出してしまい、この中央領域の有効利用を図ることができない。
As is clear from FIG. 17, in the comparative example in which the
これに対して本実施例の構成では、ワイヤー取付ピン54A,54B,55A,55Bの配設位置が同一位置でありながら、ベース側プレート31の中央位置に広い空間を形成することができる。これにより、本実施例では開口部40を広く設定でき、よって幅広のFPC60を用いることが可能になる。また、中央位置の空間が広がることにより、他の部品を配設することも可能となる。
On the other hand, in the configuration of this embodiment, a wide space can be formed at the center position of the
図18は、上記した第2実施例に係るスライド機構130Aの変形例であるスライド機構130Bを示している。尚、図18において、図10乃至図17に示した構成と同一構成については、同一符号を付して、その説明を省略する。
FIG. 18 shows a slide mechanism 130B which is a modification of the
上記した第2実施例に係るスライド機構130Aは、中央線STを挟んでワイヤー133とワイヤー134を対称となるよう配置した構成とした。これに対して本変形例では、1本のワイヤー133のみを配設したことを特徴としている。尚、図18では、平面視で右側に位置するワイヤー133のみを配設した構成を示したが、ワイヤー134のみを配設したスライド機構130Bとすることも可能である。
The
このように、1本のワイヤー133又はワイヤー134を設けたスライド機構130Bとしても、前記した図9に示したスライド機構30Bと同様に、スライド側プレート32に対してスライドアシスト動作を行わせることができる。また、本変形例に係るスライド機構130Bは、2本のワイヤー133,134を有したスライド機構130Aに比べ、部品点数の削減及び小型化を図ることができる。
In this way, even with the slide mechanism 130B provided with one
30A,30B,130A,130B スライド機構
31 ベース側プレート
32 スライド側プレート
33,34,133,134 ワイヤー
33A,34A,133A,134A 屈曲部
33B,33C,34B,34C 端部
35,36 ローラー
37,38 ガイド
47,48 スライド溝
50,51 エッジ部
52,53 ローラー取付ピン
54A,54B,55A,55B ワイヤー取付ピン
56,57 湾曲凹部
58,59 係合凸部
30A, 30B, 130A,
Claims (3)
該ベース側プレート上をスライドするスライド側プレートと、
前記ベース側プレート又は前記スライド側プレートのいずれか一方に、離間配設された一対の取付ピンと、
該取付ピンに両端部が固定されており、該両端部の間に山型に屈曲形成された屈曲部が前記ベース側プレートの外側に向け凸となるよう配設されたばね材よりなるワイヤーと、
前記ベース側プレート又は前記スライド側プレートのいずれか他方に配設されており、前記ワイヤーに係合することにより前記スライド側プレートのスライドに伴い前記ワイヤーを変形付勢し、また変形した前記ワイヤーから復元力が印加されるローラーとを有し、
前記ワイヤーの端部が、前記取付ピンに対して内側から外側に向け巻き付けられて固定された構成としたことを特徴とするスライド機構。 A base side plate;
A slide side plate that slides on the base side plate;
A pair of mounting pins spaced apart on either the base side plate or the slide side plate;
Both ends are fixed to the mounting pin, and a wire made of a spring material disposed so that a bent portion formed in a mountain shape between the both ends protrudes toward the outside of the base side plate;
From the base side plate or the slide side plate, the wire is deformed and energized as the slide side plate slides by engaging with the wire, and the deformed wire A roller to which a restoring force is applied,
A slide mechanism characterized in that an end portion of the wire is wound around and fixed from the inner side to the outer side of the mounting pin.
前記ローラーを前記スライド側プレートに対向するよう2個配設したことを特徴とする請求項1記載のスライド機構。
Two wires are arranged to face the base side plate,
The slide mechanism according to claim 1, wherein two rollers are arranged to face the slide side plate.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092492A JP4688943B2 (en) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | Slide mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009092492A JP4688943B2 (en) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | Slide mechanism |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006355812A Division JP4316608B2 (en) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | Slide mechanism |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009153221A JP2009153221A (en) | 2009-07-09 |
JP4688943B2 true JP4688943B2 (en) | 2011-05-25 |
Family
ID=40921680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009092492A Active JP4688943B2 (en) | 2009-04-06 | 2009-04-06 | Slide mechanism |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4688943B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110009804A (en) * | 2009-07-23 | 2011-01-31 | 한 상 이 | Slide device, elastic module and portable electronic apparatus utilizing the device or the elastic module |
JP2011109354A (en) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Fujitsu Toshiba Mobile Communications Ltd | Mobile terminal |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005135417A (en) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Lg Electronics Inc | Slide type mobile terminal and sliding mechanism for use in the same |
JP2005210649A (en) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Kato Electrical Mach Co Ltd | Sliding mechanism of mobile terminal |
-
2009
- 2009-04-06 JP JP2009092492A patent/JP4688943B2/en active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005135417A (en) * | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Lg Electronics Inc | Slide type mobile terminal and sliding mechanism for use in the same |
JP2005210649A (en) * | 2004-01-26 | 2005-08-04 | Kato Electrical Mach Co Ltd | Sliding mechanism of mobile terminal |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009153221A (en) | 2009-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5085343B2 (en) | Mobile device slide mechanism and portable device | |
JP4341925B2 (en) | SLIDING DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE USING SLIDING DEVICE | |
JP2009032098A (en) | Slide mechanism, electronic apparatus and portable device | |
JP2008196525A (en) | Hinge mechanism and portable terminal | |
JP4688943B2 (en) | Slide mechanism | |
JP2015167299A (en) | Image reading device | |
JP4316608B2 (en) | Slide mechanism | |
JP4865886B2 (en) | Slide unit mechanism | |
KR101446260B1 (en) | Spring unit and sliding mechanism | |
KR101487470B1 (en) | Sliding device for electronic apparatus | |
JP3159545U (en) | Sliding spring mechanism for electronic equipment | |
JP6489246B2 (en) | Image reading device | |
EP2005603B1 (en) | Slide type personal portable device | |
KR20130041079A (en) | Sliding device for electronic apparatus | |
JP3164371U (en) | Slide device | |
JP5007324B2 (en) | Curve slide mechanism for mobile devices | |
JP6769505B2 (en) | Image reader | |
JP6962423B2 (en) | Image reader | |
JP3148087U (en) | Slide unit and portable product | |
JP4871931B2 (en) | Sliding mobile terminal | |
JP4580962B2 (en) | SLIDING DEVICE AND ELECTRONIC DEVICE USING SLIDING DEVICE | |
KR101000001B1 (en) | Sliding module of mobile phone | |
JP2019080346A (en) | Image reader | |
JP2019106728A (en) | Image reading device | |
JP2007143061A (en) | Slide device and electronic instrument |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110125 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4688943 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |