JP4687449B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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本発明は、複数の画像から物体の3次元形状を生成する画像処理装置および画像処理方法に関する。
複数の異なる方向から撮像されたステレオ画像から、物体の3次元形状を自動生成する技術が従来から提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術では、まず、複数の異なる方向から撮像されたステレオ画像から3次元輪郭線を復元するとともに、該ステレオ画像に基づいて3次元領域を復元する。そして、これら復元された3次元輪郭線および3次元領域の情報を、3次元モデルの3次元輪郭線および3次元領域の情報と位置合わせをして統合し、物体の3次元形状を生成する。
特開2000−99760号公報
しかしながら、上述した技術では、3次元輪郭線および3次元領域の情報の位置合わせを行うときの計算負荷が非常に高く、リアルタイム処理が要求されるアプリケーションに適用することが困難であった。そのため、物体の3次元形状を生成する処理の高速化が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、複数の撮像画像から物体の3次元形状を高速に生成することが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、周囲を撮像して第1撮像画像を取得する第1撮像手段と、周囲を撮像して第2撮像画像を取得する第2撮像手段と、物体の3次元モデルを生成する3次元モデル生成手段と、第1撮像画像と3次元モデルとから第1の3次元形状を生成し、該第1の3次元形状を第1撮像手段と第2撮像手段との間の位置に仮想的に設けられた仮想撮像手段の撮像面に投射して第1仮想画像を生成する第1仮想画像生成手段と、第2撮像画像と3次元モデルとから第2の3次元形状を生成し、該第2の3次元形状を仮想撮像手段の撮像面に投射して第2仮想画像を生成する第2仮想画像生成手段と、第1仮想画像と第2仮想画像との差分を取得する差分取得手段とを備え、上記3次元モデル生成手段は、差分取得手段により取得された差分が小さくなるように3次元モデルを修正することを特徴とする。
また、本発明に係る画像処理方法は、第1撮像手段で周囲を撮像して第1撮像画像を取得する第1撮像ステップと、第2撮像手段で周囲を撮像して第2撮像画像を取得する第2撮像ステップと、物体の3次元モデルを生成する3次元モデル生成ステップと、第1撮像画像と3次元モデルとから第1の3次元形状を生成し、該第1の3次元形状を第1撮像手段と第2撮像手段との間の位置に仮想的に設けられた仮想撮像手段の撮像面に投射して第1仮想画像を生成する第1仮想画像生成ステップと、第2撮像画像と3次元モデルとから第2の3次元形状を生成し、該第2の3次元形状を仮想撮像手段の撮像面に投射して第2仮想画像を生成する第2仮想画像生成ステップと、第1仮想画像と第2仮想画像との差分を取得する差分取得ステップとを備え、上記3次元モデル生成ステップでは、差分取得ステップにおいて取得された差分が小さくなるように3次元モデルを修正することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置または画像処理方法によれば、第1撮像画像と3次元モデルとから生成される第1の3次元形状が仮想の撮像面に投射されて第1仮想画像が生成されるとともに、第2撮像画像と3次元モデルとから生成される第2の3次元形状が仮想の撮像面に投射されて第2仮想画像が生成される。そして、第1仮想画像と第2仮想画像との差分が小さくなるように3次元モデルが修正される。そのため、物体の3次元形状を生成する際に、3次元モデルと撮像画像との位置合わせを行う必要がないため、計算負荷を低減することができる。その結果、処理時間が短縮され、物体の3次元形状を高速に生成することが可能となる。
上記第1仮想画像生成手段および第2仮想画像生成手段は、3次元形状を生成するときに、3次元モデルを構成する部分の位置情報から、該部分に対応する撮像画像中の被撮像物が有する撮像画像面に対する傾きを演算し、該傾きを考慮して、3次元モデルを構成する部分に該部分に対応する撮像画像を貼り付けることが好ましい。
また、上記第1仮想画像生成ステップおよび第2仮想画像生成ステップでは、3次元形状を生成するときに、3次元モデルを構成する部分の位置情報から、該部分に対応する撮像画像中の被撮像物が有する撮像画像面に対する傾きを演算し、該傾きを考慮して、3次元モデルを構成する部分に該部分に対応する撮像画像を貼り付けることが好ましい。
この場合、物体の撮像画像面に対する傾きを考慮して、すなわち物体の奥行きを考慮して、3次元モデルを構成する部分に該部分に対応する撮像画像が貼り付けられるため、撮像画像の貼り付けをより高精度に行うことが可能となる。
上記第1の仮想画像生成手段および第2の仮想画像生成手段は、3次元形状を生成するときに、3次元モデルを2次元平面に投影して、3次元モデルを構成する部分を特定するための識別情報を有する2次元画像を生成し、該2次元画像が有する識別情報に基づいて、該識別情報により特定される3次元モデルを構成する部分の位置情報を探索し、3次元モデルを構成する部分に対応する撮像画像中の部分の位置情報を取得することが好ましい。
また、上記第1の仮想画像生成ステップおよび第2の仮想画像生成ステップでは、3次元形状を生成するときに、3次元モデルを2次元平面に投影して、3次元モデルを構成する部分を特定するための識別情報を有する2次元画像を生成し、該2次元画像が有する識別情報に基づいて、該識別情報により特定される3次元モデルを構成する部分の位置情報を探索し、3次元モデルを構成する部分に対応する撮像画像中の部分の位置情報を取得することが好ましい。
この場合、識別情報と3次元モデルを構成する部分の位置情報とが関係付けられており、識別情報を特定することによって対応部分の3次元の位置情報を得ることができる。ここで、識別情報は2次元画像に付加されているので、位置情報を取得したい撮像画像中の部分に対応する識別情報を該2次元画像から取得することにより、3次元の位置情報を取得することができる。そのため、3次元モデル上で撮像画像と対応する位置を探索する必要がなく、撮像画像中の部分の位置情報を高速に取得することができる。
本発明によれば、第1撮像画像と3次元モデルとから生成される第1の3次元形状を仮想の撮像面に投射して第1仮想画像を生成するとともに、第2撮像画像と3次元モデルとから生成される第2の3次元形状を仮想の撮像面に投射して第2仮想画像を生成し、第1仮想画像と第2仮想画像との差分が小さくなるように3次元モデルを修正する構成としたので、複数の撮像画像から物体の3次元形状を高速に生成することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。
まず、図1を用いて、実施形態に係る画像処理装置1の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る画像処理装置1の全体構成を示すブロック図である。画像処理装置1は、周囲の風景を撮像して画像を取得する第1カメラ(第1撮像手段)10および第2カメラ(第2撮像手段)11と、第1カメラ10により撮像された画像(以下「第1撮像画像」という)と第2カメラ11により撮像された画像(以下「第2撮像画像」という)とから、物体の3次元形状を生成する画像処理用電子制御装置(以下「画像処理ECU」という)20とを備えている。
第1カメラ10および第2カメラ11は、CCDカメラである。両カメラは、水平(左右)方向に所定距離(例えば100mm)離間して設置されている。また、両カメラの光軸は略平行で、かつ撮像面の水平軸が同一線上に揃うように配置されている。第1カメラ10および第2カメラ11は、それぞれ周囲の風景を撮像して画像を取得し、取得した画像を画像処理ECU20に出力する。
画像処理ECU20は、データの演算などを行うCPU(Central Processing Unit)、3次元グラフィックスの表示に必要な計算処理を行うGPU(Graphic Processing Unit)、CPUやGPUに各処理を実行させるためのプログラムやデータなどを記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、およびバッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAMなどにより構成されている。
上記構成により、画像処理ECU20には、第1仮想画像生成部21、第2仮想画像生成部22、3次元モデル生成部23、および差分取得部24が構築されている。
第1仮想画像生成部21は、3次元モデル生成部23から入力される3次元モデルに第1カメラ10から入力される第1撮像画像を貼り付けることにより第1の3次元形状を生成し、該第1の3次元形状を第1カメラ10と第2カメラ11との中間位置に仮想的に設けられた仮想カメラ(仮想撮像手段)の撮像面に投射して第1仮想画像を生成する。生成された第1仮想画像は、差分取得部24に出力される。第1仮想画像生成部21は、特許請求の範囲に記載の第1仮想画像生成手段として機能し、第1仮想画像生成ステップを実行する。
第2仮想画像生成部22は、3次元モデル生成部23から入力される3次元モデルに第2カメラ11から入力される第2撮像画像を貼り付けることにより第2の3次元形状を生成し、該第2の3次元形状を上記仮想カメラの撮像面に投射して第2仮想画像を生成する。生成された第2仮想画像は、差分取得部24に出力される。第2仮想画像生成部22は、特許請求の範囲に記載の第2仮想画像生成手段として機能し、第2仮想画像生成ステップを実行する。
差分取得部24は、第1仮想画像生成部21から入力される第1仮想画像と、第2仮想画像生成部22から入力される第2仮想画像との差分を求めるとともに、該差分を小さくする3次元モデルの修正データを取得する。取得された3次元モデルの修正データは3次元モデル生成部23に出力される。
3次元モデル生成部23は、物体の3次元モデルを生成するとともに、差分取得部24から入力される3次元モデルの修正データに基づいて、第1仮想画像と第2仮想画像との差異が小さくなるように3次元モデルを修正する。
画像処理装置1は、上記一連の処理(第1仮想画像の生成、第2仮想画像の生成、第1仮想画像と第2仮想画像との差分取得、および3次元モデルの修正など)を繰り返して実行することにより物体の3次元形状を生成し、その3次元形状および/または3次元モデルを外部に出力する。なお、出力としての3次元形状および/または3次元モデルは、例えば、ロボットの制御や車両の自動走行などに利用される。より具体的な例を挙げると、ロボット制御において、物体を避けて移動する経路を演算する際や、物体を越えて物をつかみに行くときなどに、3次元形状の生成結果を用いることができる。
次に、図2〜9を併せて参照して、画像処理装置1の動作および画像処理方法について説明する。図2は、画像処理装置1による3次元形状生成処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、画像処理装置1の電源がオンされてからオフされるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
ステップS100では、第1カメラ10から第1撮像画像(以下「左画像」ということもある)が読み込まれるとともに、読み込まれた左画像に対して前処理が施される。ここで、左画像に施される前処理は、後の処理を容易にするために行われるものである。前処理としては、例えば、読み込まれた左画像を第1カメラ10が第2カメラ11と平行に取り付けられていると仮定した場合に得られる画像に変換する処理や、レンズの歪みを補正する処理などが挙げられる。
続いて、ステップS102では、第2カメラ11から第2撮像画像(以下「右画像」ということもある)が読み込まれるとともに、この右画像に対して前処理が施される。ここで、右画像に施される前処理は、上述した左画像に施される前処理と同一または同様である。
続くステップS104では、左画像および右画像を構成する各ピクセルが有する色のRGB値が、次式により重み付きRGB値(R’、G’、B’)に変換される。
R’=0.2989×R ・・・(1)
G’=0.5866×G ・・・(2)
B’=0.1145×B ・・・(3)
ここで、各係数は、CCDカメラを構成するRGBそれぞれの素子数の比率に応じて定められる。
次に、ステップS106では、ステップS100で読み込まれ、前処理が施された左画像(以下、画像を「テクスチャ」ということもある)が、物体の3次元モデルに貼り付けられ(以下「テクスチャマッピング」ということもある)第1の3次元形状(テクスチャド3次元モデル)が生成される。ここで、図3および図4を併せて参照して、左画像の貼り付け方法について詳細に説明する。図3は、画像の貼り付け処理の処理手順を示すフローチャートである。図4は、画像の貼り付け方法を説明するための図である。なお、ここでは、撮像画像中の家の屋根Rr部分を3次元モデルの屋根Rm部分に貼り付ける場合を例にして説明する。
まず、ステップS200では、3次元モデルから屋根Rm部分に含まれる点Pmの奥行き距離zが取得される。次に、ステップS202において、図4の上側に示されるように、点Pmの属する面(屋根Rm部分)の角度φ、すなわち点Pmの属する面の傾きが、点Pmにおける法線ベクトルから求められる。
続いて、ステップS204では、奥行き距離zおよび面の角度φに基づいて、撮像画像中の点Pr(3次元モデルの点Pmに対応する点)を含む屋根Rr部分のテクスチャが変換される。より詳細には、奥行き距離zおよび面の角度φに基づいて、カメラから遠い部分はテクスチャの密度が大きくなるように、すなわちテクスチャが細かくなるように変換される。逆に、カメラから近い部分はテクスチャの密度が小さくなるように、すなわちテクスチャが粗くなるように変換される。
ステップS206では、図4の下側に示されるように、テクスチャが変換された後の屋根Rr部分の画像が、3次元モデルの屋根Rm部分に貼り付けられる。他の部分も同様にして、奥行き距離zおよび面の角度φに基づいてテクスチャが変換されて3次元モデルに貼り付けられ、テクスチャ付き3次元モデル、すなわち3次元形状が生成される。
図2のフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS108では、ステップS102で読み込まれ、前処理が施された右画像が、物体の3次元モデルに貼り付けられ第2の3次元形状が生成される。ここで、右画像の貼り付け方法は、上述した左画像の場合と同一または同様であるので、ここでは説明を省力する。
次に、ステップS110では、図5に示されるように、ステップS106で生成された第1の3次元形状が第1カメラ10と第2カメラ11との中間位置に仮想的に設けられた仮想カメラの撮像面Cvに投射されて、第1仮想画像が生成される。また、ステップS108で生成された第2の3次元形状が仮想カメラの撮像面Cvに投射されて、第2仮想画像が生成される。
続いて、ステップS112では、第1仮想画像および第2仮想画像それぞれについて、画像を構成する各ピクセルの輝度値Yが、次式により求められる。
Y=R’+G’+B’ ・・・(4)
次に、ステップS114では、ピクセルごとに輝度値Yを比較し、その比較結果をすべて合計することによって、図6に示されるように、第1仮想画像と第2仮想画像との差分が取得される。また、差分の前回値と今回値との差が求められる。また、3次元モデルを構成する部分(以下「メッシュ」ということもある)の面の滑らかさを考慮するために、隣り合うピクセルの差も求められる。
さらに、ステップS114では、各ピクセルがどのメッシュに属しているかを高速に探索するためのルックアップテーブル(参照表)が作成され、ピクセルと該ピクセルが属するメッシュの頂点との関係(距離や角度など)が求められる。ここで、図7〜9を併せて参照して、各ピクセルが属するメッシュの頂点情報取得処理について説明する。図7は、頂点情報取得処理の処理手順を示すフローチャートである。図8は、ID(identification)画像の取得方法を説明するための図である。また、図9は、ルックアップテーブル(参照表)の一例を示す図である。
まず、図8に示されるように、7つの頂点1〜7により形成されるメッシュA〜Fから構成される3次元モデルが2次元平面に投影されて、各メッシュA〜Fを特定するための識別情報(以下「ID番号」ということもある)を有する2次元画像(「ID画像」ということもある)が生成される(ステップS300)。2次元画像上の各頂点1’〜7’に囲まれた部分A’〜F’それぞれを構成するピクセルには、対応する3次元モデルのID番号が関係付けられている。
続いて、ID画像中のピクセルが選択され(ステップS302)、ID画像からID番号が取得される(ステップS304)。次に、ID番号とメッシュの頂点番号とを関連付けたルックアップ・テーブル(図9参照)から、ID番号に対応する頂点番号が取得される(ステップS306)。そして、各頂点の3次元座標に基づいて、頂点間の関係が演算される(ステップS308)。なお、本処理は、上述したステップS200において奥行き情報を取得する場合や、ステップS202において角度情報を取得するときなどに好適に用いられる。
ステップS310では、ID画像中の全ピクセルが選択されたか否かについての判断が行われる。ここで、全てのピクセルが選択された場合には、本処理から一旦抜ける。一方、まだ選択されていないピクセルが残っている場合には、全てのピクセルが選択されるまで、ステップS300〜ステップS310が繰り返し実行される。
図2のフローチャートに戻って説明を続ける。ステップS116では、まず、3次元モデルを構成するメッシュの頂点ごとに、重みが設定される。その際、各頂点から近いピクセルはウエイトが高く、遠いピクセルはウエイトが低くなるように重み付けがなされる。そして、重み付けされたピクセルの輝度値Yが評価関数に入力され、評価関数を最小化する3次元モデルの修正データが取得される(ステップS118)。ここで、重みは、評価関数を最小化する際に、そのピクセルを重視する程度を示すものである。重み付けを行うことによって、評価値を適切に収束させることができる。
ステップS120では、評価値が収束したか否かについての判断が行われる。ここで、第1仮想画像と第2仮想画像との差分が小さくなり、例えば、評価値の前回値と今回値との減少幅が所定値以下になった場合に評価値が収束したと判断される。評価値が収束したと判断された場合には、生成された3次元モデルおよび/または3次元形状が出力された後、本処理から抜ける。一方、まだ評価値が充分に収束していないと判断された場合には、ステップS122に処理が移行される。
ステップS122では、取得された修正データに基づいて3次元モデルが更新される。なお、3次元モデルの初期値としては、例えば、平面や球などが用いられる。モデル更新後、ステップS106に処理が移行し、評価値が収束したと判断されるまで、上述したステップS106〜ステップS120の処理、すなわち3次元モデルの修正および評価が繰り返し行われることによって、適切な形状の3次元モデルが生成される。
本実施形態によれば、第1撮像画像と3次元モデルとから生成される第1の3次元形状が仮想の撮像面Cvに投射されて第1仮想画像が生成されるとともに、第2撮像画像と3次元モデルとから生成される第2の3次元形状が仮想の撮像面Cvに投射されて第2仮想画像が生成され、第1仮想画像と第2仮想画像との差分が小さくなるように3次元モデルが修正される。そのため、物体の3次元形状を生成する際に、3次元モデルと撮像画像との位置合わせを行う必要がなくなり、計算負荷が低減される。その結果、処理時間が短縮され、物体の3次元形状を高速に生成することが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1仮想画像と第2仮想画像との差分を取る際に、第1カメラ10と第2カメラ11との真中に仮想カメラが設置されているため、投影時の変換距離が小さい。そのため、3次元形状を撮像面Cvに投影したときの歪みを小さくできるので、差分を取得する際の精度を向上することが可能となる。
画像は、手前にあるものは粗く、遠くにあるものは細かく表現されるので、3次元形状もこれに合わせる必要がある。本実施形態によれば、3次元モデルを構成するメッシュの面が傾いている場合であっても、奥行き情報や角度情報を用いて、カメラから遠いところはテクスチャの密度が大きく、近いところは密度が小さくされて3次元モデルのメッシュに貼り付けられるので、差分をとる際の比較精度を向上することができ、3次元形状の復元精度を向上させることが可能となる。
本実施形態によれば、重み付きRGB値を用いてテクスチャマッピングが行われるので、輝度値変換後にテクスチャマッピングを行う場合と比較して、用いられる情報量が多く、より高精度な処理を行うことができる。また、重み付きRGB値への変換が、3次元モデルの更新・評価のループ外で行われるため、ループ内で行う場合と比較して、計算負荷を低減することができ、処理速度を向上させることができる。
従来の3次元モデルは、ピクセルがどのメッシュに属しているかという情報を持っていないため、ピクセルが属するメッシュを演算するための計算負荷が大きかった。本実施形態によれば、ID番号とメッシュの頂点番号とがルックアップ・テーブルにより関係付けられており、ID番号を特定することによってメッシュの3次元座標を得ることができる。一方、ID番号はID画像に付加されているので、3次元座標を取得したい被撮像物に対応するID番号をID画像から取得することにより、被撮像物の3次元座標を取得することができる。そのため、3次元モデル上で撮像画像との対応位置を探索する必要がなく、撮像画像中の被撮像物の3次元座標を高速に取得することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、3次元モデルの初期値として平面や球などの形状を用いたが、他のセンサを用いておおよその3次元形状を検出し、その3次元形状を初期値として用いることもできる。また、使用するカメラの台数は、2台以上であってもよい。
上記実施形態では、3次元モデルに第1撮像画像が貼り付けられ生成された第1の3次元形状が仮想カメラの撮像面Cvに投射されて得られる第1仮想画像と、3次元モデルに第2撮像画像が貼り付けられ生成された第2の3次元形状が仮想カメラの撮像面Cvに投射されて得られる第2仮想画像との差分が小さくなるように3次元モデルを更新したが、3次元モデルに第1撮像画像が貼り付けられ生成された第1の3次元形状が第2カメラ11の撮像面に投射されて得られる画像と、第2撮像画像との差分が小さくなるように3次元モデルを更新するような構成としてもよい。同様に、3次元モデルに第2撮像画像が貼り付けられ生成された第2の3次元形状が第1カメラ10の撮像面に投射されて得られる画像と、第1撮像画像との差分が小さくなるように3次元モデルを更新する構成としてもよい。
実施形態に係る画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る画像処理装置による3次元形状生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 3次元形状生成処理におけるテクスチャマッピング処理の処理手順を示すフローチャートである。 テクスチャマッピング処理の処理方法を説明するための模式図である。 仮想画像の取得方法を説明するための図である。 差分画像の取得方法を説明するための模式図である。 3次元形状生成処理における頂点情報取得処理の処理手順を示すフローチャートである。 ID画像の取得方法を説明するための図である。 ルックアップテーブル(参照表)の一例を示す図である。
符号の説明
1…画像処理装置、10…第1カメラ、11…第2カメラ、20…画像処理ECU、21…第1仮想画像生成部、22…第2仮想画像生成部、23…3次元モデル生成部、24…差分取得部。

Claims (2)

  1. 周囲を撮像して第1撮像画像を取得する第1撮像手段と、
    周囲を撮像して第2撮像画像を取得する第2撮像手段と、
    物体の3次元モデルを生成する3次元モデル生成手段と、
    前記第1撮像画像と前記3次元モデルとから第1の3次元形状を生成し、該第1の3次元形状を前記第1撮像手段と前記第2撮像手段との間の位置に仮想的に設けられた仮想撮像手段の撮像面に投射して第1仮想画像を生成する第1仮想画像生成手段と、
    前記第2撮像画像と前記3次元モデルとから第2の3次元形状を生成し、該第2の3次元形状を前記仮想撮像手段の撮像面に投射して第2仮想画像を生成する第2仮想画像生成手段と、
    前記第1仮想画像と前記第2仮想画像との差分を取得する差分取得手段と、を備え、
    前記第1仮想画像生成手段および前記第2仮想画像生成手段は、3次元形状を生成するときに、前記3次元モデルを構成する部分の位置情報から、該部分に対応する前記撮像画像中の被撮像物が有する撮像画像面に対する傾きを演算し、該傾きを考慮して、前記3次元モデルを構成する部分に該部分に対応する撮像画像を貼り付け、前記3次元モデルを2次元平面に投影して、前記3次元モデルを構成する部分を特定するための識別情報を有する2次元画像を生成し、該2次元画像が有する識別情報に基づいて、該識別情報により特定される前記3次元モデルを構成する前記部分の位置情報を探索し、前記3次元モデルを構成する前記部分に対応する前記撮像画像中の部分の位置情報を取得し、
    前記3次元モデル生成手段は、前記差分取得手段により取得された前記差分の前回値と今回値との減少幅が所定値以下になるように前記3次元モデルを修正することを特徴とする画像処理装置。
  2. 第1撮像手段で周囲を撮像して第1撮像画像を取得する第1撮像ステップと、
    第2撮像手段で周囲を撮像して第2撮像画像を取得する第2撮像ステップと、
    物体の3次元モデルを生成する3次元モデル生成ステップと、
    前記第1撮像画像と前記3次元モデルとから第1の3次元形状を生成し、該第1の3次元形状を前記第1撮像手段と前記第2撮像手段との間の位置に仮想的に設けられた仮想撮像手段の撮像面に投射して第1仮想画像を生成する第1仮想画像生成ステップと、
    前記第2撮像画像と前記3次元モデルとから第2の3次元形状を生成し、該第2の3次元形状を前記仮想撮像手段の撮像面に投射して第2仮想画像を生成する第2仮想画像生成ステップと、
    前記第1仮想画像と前記第2仮想画像との差分を取得する差分取得ステップと、を備え、
    前記第1仮想画像生成ステップおよび前記第2仮想画像生成ステップでは、3次元形状を生成するときに、前記3次元モデルを構成する部分の位置情報から、該部分に対応する前記撮像画像中の被撮像物が有する撮像画像面に対する傾きを演算し、該傾きを考慮して、前記3次元モデルを構成する部分に該部分に対応する撮像画像を貼り付け、前記3次元モデルを2次元平面に投影して、前記3次元モデルを構成する部分を特定するための識別情報を有する2次元画像を生成し、該2次元画像が有する識別情報に基づいて、該識別情報により特定される前記3次元モデルを構成する前記部分の位置情報を探索し、前記3次元モデルを構成する前記部分に対応する前記撮像画像中の部分の位置情報を取得する、
    前記3次元モデル生成ステップでは、前記差分取得ステップにおいて取得された前記差分の前回値と今回値との減少幅が所定値以下になるように前記3次元モデルを修正することを特徴とする画像処理方法。
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