JP4686698B2 - Gas type determination method - Google Patents
Gas type determination method Download PDFInfo
- Publication number
- JP4686698B2 JP4686698B2 JP2001234615A JP2001234615A JP4686698B2 JP 4686698 B2 JP4686698 B2 JP 4686698B2 JP 2001234615 A JP2001234615 A JP 2001234615A JP 2001234615 A JP2001234615 A JP 2001234615A JP 4686698 B2 JP4686698 B2 JP 4686698B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- determination method
- gas type
- condensation
- type determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス燃焼器具に供給されることの予想される複数種類の燃料ガスのうち、特定の燃料ガスが供給されたことを判定するガス種判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、家庭用ガス燃焼器具へ供給するガス種としては、主に都市ガスとLPガス(プロパンを主成分とした液化石油ガスで、以下、LPGと呼ぶ)とが知られているが、LPGはやや高価である。そこで、最近、安価なジメチルエーテル(以下、DMEと呼ぶ)をLPGの代替燃料として使用することが検討されている。
また、DMEの供給は現在のところ十分なものではないので、常にDMEを使い続けることができる保障もなく、DMEの供給が滞った場合には、LPGを使う必要があり、今後LPGをDMEに置き換えるようにしても、当面の間はDMEとLPGとの並行使用をすることも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、DMEとLPGとはウォッベ指数(WI)が大幅に異なるため、LPG用の燃焼器具にそのままDMEを供給すると、単位時間当たりの発熱量(インプット)が大幅に変化して燃焼器具の燃焼や出力などの特性が悪化してしまうので、供給ガスがDMEかLPGかを判別する必要がある。
そこで、本発明のガス種判定方法は上記課題を解決し、燃料ガスの種類を容易に判別する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガス種判定方法は、
ガス燃焼器具に供給されることの予想される複数種類の燃料ガスのうち、特定の燃料ガスが供給されたことを判定するガス種判定方法であって、
上記特定の燃料ガスは、その中に異物を混入した状態にてガス供給路に供給し、上記供給された燃料ガスから上記異物を検出した場合に、その燃料ガスが上記特定ガスであると判定することを要旨とする。
【0005】
また、本発明の請求項2記載のガス種判定方法は、上記請求項1記載のガス種判定方法において、
上記異物を水蒸気としたことを要旨とする。
【0006】
また、本発明の請求項3記載のガス種判定方法は、上記請求項2記載のガス種判定方法において、
上記供給される燃料ガスを露点以下の所定温度に冷却させ、その時の水蒸気の結露の発生の有無により特定ガスの判別を行うことを要旨とする。
【0007】
また、本発明の請求項4記載のガス種判定方法は、上記請求項3記載のガス種判定方法において、
上記結露の発生の有無を、結露発生面における電気抵抗値に基づき判断することを要旨とする。
【0008】
また、本発明の請求項5記載のガス種判定方法は、上記請求項3記載のガス種判定方法において、
上記結露の発生の有無を、結露発生面における光の反射状況に基づいて判断することを要旨とする。
【0009】
また、本発明の請求項6記載のガス種判定方法は、上記請求項3記載のガス種判定方法において、
上記燃料ガスの冷却は、ペルチェ素子により行なうことを要旨とする。
【0010】
また、本発明の請求項7記載のガス種判定方法は、上記請求項1記載のガス種判定方法において、
上記ガス燃焼器具に供給されることの予想される燃料ガスをジメチルエーテルとLPガスとして、該ジメチルエーテルとLPガスとの何れか一方にのみ上記異物を混入したことを要旨とする。
【0011】
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガス種判定方法は、特定の燃料ガスのみ、その中に異物を混入させておき、ガス供給路に供給された燃料ガス内の異物の有無を検出する。
異物を検出した場合には、その燃料ガスが特定ガスであると判定し、異物を検出しなかった場合には、その燃料ガスが特定ガス以外のガスであると判定する。
ガス種を判別する場合、通常その化学的特性を捉えて行うが、ガス種毎の化学的特性の相違をうまく捉えられない場合には、異物検出により容易にガス種を判別することができる。
【0012】
また、本発明の請求項2記載のガス種判定方法は、特定ガスに水蒸気を混入して、燃料ガス中に水蒸気が含まれるか否かを検出する。水蒸気が検出されれば、ガス供給路中に特定の燃料ガスが供給されていることが判定される。
【0013】
また、本発明の請求項3記載のガス種判定方法は、燃料ガスを露点以下の所定温度に冷却し、この燃料ガスが特定ガスである場合には、混入された水蒸気が結露する。特定ガス以外のガスが供給される場合には、水蒸気を含まないため露点以下まで冷却されても結露しない。この結露の発生の有無から特定ガスの判別を行う。
【0014】
また、本発明の請求項4記載のガス種判定方法は、結露発生面における電気抵抗値に基づいて結露の有無を判断してガス種を判別する。
例えば、結露面上に二つの電極を設け、この電極間の電気抵抗値の低下により、結露したことを検出して、ガス種を判別する。
【0015】
また、本発明の請求項5記載のガス種判定方法は、結露発生面に結露が発生していれば、照射光の反射角度や反射光強度が変化することを利用して、結露発生面へ照射した光の反射状況に基づいて結露の有無を判断して特定ガスの判別を行う。
【0016】
また、本発明の請求項6記載のガス種判定方法は、ペルチェ素子に直流電流を流して吸熱面を露点以下の所定温度まで冷却させる。特定ガスが供給される場合には、その吸熱面に水蒸気が結露するので、結露の有無から特定ガスの判別を行う。
【0017】
また、本発明の請求項7記載のガス種判定方法は、異物検出によりDMEとLPGとを判別する。DMEは、LPGと同様にガスボンベに液化封入して供給できるため、LPGの代替燃料として使うことができる。しかも、そのガス種を判別できるため、それに合わせてガス供給量や空気供給量を調整することでガス燃焼器具を適切に使用できる。
【0018】
【発明の実施形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガス種判定方法の好適な実施形態を説明する。
《第1実施形態》
図1は、本発明の第1実施形態として、家庭用ガス引込口に供給される燃料ガスの種類を判別する方法を、給湯器へのガス燃料供給システムに適用した例を表す。
この給湯器10は、屋外設置タイプで、器具本体12内に燃焼室20が設けられ、その下方に設けられた給気ファン36により燃焼用空気が取り込まれる。
【0019】
給湯器10の器具本体12内には燃焼室20が設けられ、その下方に設けられた給気ファン36により燃焼用空気が取り込まれる。
【0020】
燃焼室20内には、下から順に、燃料ガスと給気ファン36からの一次空気との混合ガスを燃焼するバーナ22と、バーナ22の燃焼熱により通水を加熱するフィンチューブ式熱交換器18とが設けられる。燃焼室20の上部には、熱交換器18で熱交換後の燃焼排気を器体外へ排出する排気口44が形成される。
【0021】
器具本体12内に設けられる通水管は、上流から順に、燃焼室20を外側で巻回する給水管14,熱交換器18に設けられる伝熱管18a,出湯管16からなる。この給水管14には、水流センサや水ガバナを備える水側制御ユニット50と、入水温サーミスタ13とが設けられ、また、出湯管16には出湯温サーミスタ15が設けられる。
【0022】
また、器具本体12のガス接続口26からバーナ22へのガス管52には、上流から順に、燃料ガスの種類を判別するガス種判別装置70,ガスガバナ24,主電磁弁54,ガス比例弁56が設けられる。
器具本体12のガス接続口26には、屋内に配設されたガス配管51が接続され、家庭用ガス引込口53に接続されたガスボンベから燃料ガスが供給される。ガスボンベとしては、LPG(本実施形態では純プロパン)が封入されたLPGボンベ65か、DMEが封入されたDMEボンベ60の何れかが使用される。
【0023】
このDMEボンベ60は、ガスバルブ64を備えた第1パイプ62と接続され、その下流に、所定レベルまで水(液体)を入れた水タンク61,家庭用ガス引込口53と接続した第2パイプ63とが設けられる。この第1パイプ62の先端開口が水タンク61の底面近傍に配置されると共に、第2パイプ63の先端開口が水タンク61の天井面近傍に配置され、DMEが水タンク61内の水に接触してからガス配管51へ流れるように構成される。
また、LPGボンベ65には、第3ガスパイプ66が直接接続され、ガスバルブ64を介して家庭用ガス引込口53に接続される。
【0024】
また、水側制御ユニット50内の水流センサや、主電磁弁54、ガス比例弁56、ガス種判別装置70等は、この給湯器10の燃焼を制御する器具コントローラ58に電気的に接続されている。
また、給湯器10は、器具コントローラ58を遠隔制御するリモコン30を備え、このリモコン30には、各種設定スイッチ、表示器の他、ガス種判別装置70の判別結果を点灯により報知するLPGランプ31,DMEランプ32が設けられる。
【0025】
ガス管52に設けられたガス種判別装置70は、図3に示されるように、絶縁基板上に2本の導線71a,71bを互いに接触しない程度に接近した状態で全体に渡って配置した結露板72と、結露面の温度を検出する温度センサ78と、図2に示されるように、結露板72の下面に吸熱面を当接させたペルチェ素子73と、これらを収納する結露ケース74と、図1に示されるように、結露ケース74の外面に設けられ供給ガス種を報知するLPGランプ75,DMEランプ76と、判別コントローラ77とを備える。
【0026】
判別コントローラ77は、図6に示されるように、主にマイコンにより構成される主制御部77aと、結露板72を冷却するためにペルチェ素子73への通電量を調整する駆動回路77bと、各ランプ75,76を点灯制御する駆動回路77cと、温度センサ78から結露板72の温度を検出する温度検出回路77dと、導線71a,71bのab間の電気抵抗を検出する電気抵抗検出回路77eと、器具コントローラ58の制御信号を入力し、ガス種判別信号を出力する入出力インターフェース77fと、器具コントローラ58からの電力供給を受ける電源部77gとからなる。
【0027】
こうした構成の判別コントローラ77は、導線71a,71bのab間の抵抗値を検出して、燃料ガスの種類を判別する。導線71a,71bは、互いに接触していないため、両者が短絡しない限り電流が流れず、ab間の抵抗値が非常に大きい。
また、給湯器10のフロントケースには表示窓が設けられ、LPGランプ75,DMEランプ76が表示されるようになっている。
【0028】
このように構成されたガス種判別装置70を内蔵した給湯器10の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
先ず、図示しない給湯栓を開くことにより給水管14に水(図中破線矢印)が流れると、水側制御ユニット50内の水流センサからの検知信号により器具コントローラ58が制御動作を行い、給気ファン36を駆動してプリパージを開始すると共に、器具コントローラ58から判別コントローラ77へガス種判別指令を出力する。
この指令を受けて判別コントローラ77は、温度センサ78の検出値が5℃となるようにペルチェ素子73への直流電流を制御して結露板72を冷却し、結露ケース74内の燃料ガスを結露板72上で冷却させる(S1)。
【0029】
この結露ケース74内にLPGが存在する場合には、プロパンの凝縮点が−42.0℃であることから、結露板72上でプロパンが凝縮することはない。仮にLPGにブタンが混入されていても、その凝縮点が−0.5℃であるため、いずれにせよ冷却温度(5℃)よりも低く、ブタンが凝縮することはない。
これに対して、DMEは、凝縮点が−25.1℃であるためLPGと同じく凝縮しないが、ガスボンベ60からガス配管52へ流れる際に、水タンク61内の水に接触して水蒸気(凝縮点100℃)を含むため、結露ケース74内にDMEが存在する場合には、水蒸気が結露板72上で結露する。
従って、結露板72上の液体の有無により、ガス種を判別することができる。
【0030】
結露板72上で結露していれば、結露した液体(つまり、水)により導線71aと71bとが短絡して判別コントローラ77の検出する電気抵抗値が大幅に低下し、結露していなければ、電気抵抗値が変化しないため、この電気抵抗値に基づいて結露の有無を検知する(S2)。
【0031】
結露有りと判断した場合には、供給された燃料ガスがDMEであると判定し(S3,S4)、結露無しと判断した場合には、LPGであると判定して(S3,S5)、この判定結果を判別信号として判別コントローラ77から器具コントローラ58へ出力し(S6)、ガス種判別装置70およびリモコン30にそれぞれに設けられたランプ31,32,75,76のうち、供給ガスに対応するランプを点灯して報知する(S7)。つまり、LPGと判定されれば、LPGランプ31,75を点灯し、DMEと判定されれば、DMEランプ32,76を点灯する。
そして、ステップ2へ戻って同様の制御を繰り返し、常時ガス種を判断する。
【0032】
器具コントローラ58は、判別コントローラ77からの判別信号を入力して、以下の燃焼制御を行う。
先ず、判別されたガス種に対応する空燃比制御データを選択する。この空燃比制御データは、各ガス種毎に、要求インプットIp(後述する)に対するガス比例弁電流I(図5参照)と給気ファン36の回転数との目標制御値を表すもので不揮発性メモリに記憶されている。
【0033】
次に、リモコン30で設定された出湯温度と入水温サーミスタ13で検出された入水温度との温度差に入水流量を乗じて要求インプットIpを算出し、選択された空燃比制御データに基づいてフィードフォーワード燃焼制御を開始する。この燃焼制御中に、出湯温サーミスタ15で検出される湯温と設定温度とに温度差があると、熱交換器18の出口温度を一定に保たせるように比例弁電流Iを連続的に補正すると共に、常にガス量と給気量とが所定の関係に保たれるように給気ファン36の回転数も補正するフィードバック燃焼制御を行う。
つまり、ガス種が変更されたことを判定した場合には、自動的にその変更後のガス種に適した空燃比制御データに切り替えてフィードフォワード燃焼制御およびフィードバック燃焼制御を行う。
【0034】
上述した給湯器10では、例えば、DMEガスボンベ60からLPGガスボンベ65に交換した直後には、給湯器10の使用開始時に、ガス配管51,結露ケース74,ガス管52内にLPGが溜まっている場合があり、結露ケース74内にある燃料ガス、つまりDMEが供給ガスとして判別される。そして、バーナ22の燃焼により、ガス配管51中に残存していたDMEが消費されるに伴って、新しいガスボンベ65内のLPGが、給湯器10側へ送られ、結露ケース74に到達して供給ガスとして判別され、LPG仕様で燃焼される。
【0035】
この場合、ガス種判別装置70が給湯器10から遠く離れた位置、例えば家庭用ガス引込口53近傍に設けられていると、給湯器10の使用中にガス種判別装置70内の燃料ガスがDMEからLPGに切り替わり、実際には残存DMEをバーナ22で燃焼しようとしているのに、給湯器10は、判別された燃料ガス(LPG)の仕様に変更してしまい、このアンマッチ(不一致)により異常燃焼してしまう。
これに対して、本実施形態では、ガス種判別装置70が給湯器10に内蔵されてバーナ22と非常に近い位置にあるため、ガス種判別装置70で判別された種類の燃料ガスは、すぐにバーナ22へ噴出され、判別されたガス種通りの仕様で正常に燃焼することができ、安全である。
【0036】
また、ガス種変更を検知すると、そのガス種の仕様に自動的に変更して燃焼制御を行うため、常に適切な仕様で燃焼できて安全である。
しかも、使用者あるいは作業者がわざわざ手動で器具の設定仕様を切り替える必要がなく便利である。
更に、手動切替の場合は、切り替え終わるまで給湯器10の燃焼を停止する必要があるが、本実施形態では自動切替であるため、給湯器10の燃焼をわざわざ停止しなくてもよく、そのまま使用できて便利である。
【0037】
また、ガス種判別を常時行っているため、上述のようにガスボンベの交換後に、給湯器10を使用している途中でガス配管51中のガス種が切り替わってもガス種変更を迅速に検知でき、速やかに器具の仕様を変更して対応ができる。
【0038】
DMEは、ガスボンベに液化封入できるため、ガスボンベという供給形態を採っているLPGの代替燃料として用いることができ、しかもLPGより安価である。給湯器10は、ガス種判別装置70を備えているため、LPGとこの安価なDMEを並行使用しても正常に燃焼できて安全である。また、DMEの供給事情に合わせてLPGに切り替えてもLPG用の仕様に変更されるため、給湯器10を安全に運転することができる。
【0039】
また、この給湯器10は、例えば密度等の物性がよく似たLPGとDMEとを、それぞれの凝縮点と水の凝縮点との大きな違いを利用して容易に判別することができる。
燃料ガスの冷却温度をLPGの凝縮点(−42℃)とDMEの凝縮点(−25.1℃)との間の温度(例えば−30℃)にして、燃料ガス自体の凝縮によりガス種を判定することも考えられるが、燃料ガスよりもはるかに高い凝縮点を持つ水を片方の燃料ガスにだけ混入することにより、結露板72の冷却温度が比較的高くても(例えば5℃)、容易かつ正確にガス種を判別できる。しかも、大きな冷却能力を必要としないので、ペルチェ素子73の消費電力も少なくて済む。
加えて、ペルチェ素子73により露点以下まで結露板72を簡単に冷却することができ、しかも、ガス種判別装置70のコンパクト化を図ることができる。
【0040】
更に、燃料ガスは、文字通り気体なので、どの種類の燃料ガスでも、水蒸気を結露させる程度の冷却温度では凝縮することがなく、燃料ガスの種類に合わせて冷却温度を調整する必要が無い。このため、1種類のガス種判別装置で様々な燃料ガスの判定に適用でき、ガス種判別装置の製造コストが安価となる。
【0041】
また、水は人体に無害であるため、結露ケース74からドレン管79を介して水を排出する際に特別な処理をする必要が無い。しかも水蒸気を含んだまま燃料ガスを燃焼させても問題はなく、かえって水蒸気により燃焼ガスの温度が下がり、排気口44から排出される燃焼排気中のNoxの量を低減できる。
しかも、結露面での導線71a,71b間の電気抵抗値を検出するという簡単な構成でガス種を判別できるため安価である。
【0042】
特に、本実施形態では、ガス種変更を検知すると、使用者による切替操作なしで器具の仕様が自動切替されるためガス種変更に気付きにくいが、リモコン30のランプ31,32の何れかの点灯により結露ケース74内の燃料ガスの種類を把握できる。
【0043】
《第2実施形態》
次に、第2実施形態としてのガス種判別方法を説明する。
第2実施形態では、結露面での電気抵抗に基づいてガス種を判別するガス種判別装置70の判別処理方法を変えたものであり、結露面での光の反射具合に基づいてガス種を判別する。
【0044】
第2実施形態のガス種判別方法を実施するガス種判別装置80は、図7に示すように、上面が平滑な結露板82と、結露板82の下面に吸熱面を当接したペルチェ素子83と、これらを収納する結露ケース84と、結露ケース84の外側上部に固設され一定の強度の光Aを発する光源85と、同じく結露ケース84の外側上部に固設され光を検知する光センサ86と、判別コントローラ87と、ドレン管89とを備える。
【0045】
この結露板82は、光源85からの光Aが当たる中央部に水平に設けられ鏡面を形成した反射部82aと、反射部82aに向かって下り傾斜をした傾斜部82bとからなる。
また、光センサ86は、光源85からの光Aが全反射した場合、つまり、結露板82で入射角Pと反射角Qとが等しい状態で反射した場合に、その反射光Bを最大強度として検知する位置に設けられる。
【0046】
判別コントローラ87は、図8に示されるように、主にマイコンにより構成される主制御部77aと、結露板82を冷却するためにペルチェ素子83への通電量を調整する駆動回路77bと、各ランプ75,76を点灯制御する駆動回路77cと、温度センサ78から結露板82の温度を検出する温度検出回路77dと、光源85を点灯制御する駆動回路87hと、光センサ86で反射光を検出する光検出回路87iと、器具コントローラ58からの制御信号を入力し、ガス種判別信号を出力する入出力インターフェース77fと、器具コントローラ58から電力供給を受ける電源部77gとからなる。
【0047】
こうした構成のガス種判別装置80では、図4のフローチャートのステップ2の結露の有無の検知を以下のように行う。
光源85から一定強度の光Aを所定角度Pで照射させ、光センサ86によってその反射光の強度を検知する。
【0048】
燃料ガスがLPGの場合には、結露板82で結露せず、光センサ86の検出する光Bの強度は、結露判断値以上となる。
一方、燃料ガスがDMEの場合には、ペルチェ素子83により冷却されて結露板82上で水蒸気が水となり、傾斜部82bを滑り落ちながら中央の反射部82aに溜まる。そして、光源85からの光Aが結露した水に当たって、光の一部が水に入る時と出る時に2回屈折するため、反射角度Qが入射角度Pからずれると共に反射光強度が弱まり、光センサ86の検出する光Cの強度は、結露判断値を下回る。
このように反射光の強度に基づいて結露の有無を判断して、燃料ガスの種類を判別する。
【0049】
上述のガス種判別装置80によれば、結露板82上で結露した水により反射された光は、強度と反射角度の両方が変化するため、結露をより正確に捉えることができ、確実にガス種を判定できる。
また、結露板82の反射部82aの周囲となる傾斜部82bが反射部82aに向かって下り勾配となっているため、反射部82aですぐに結露しなくても傾斜部82bで結露すればその水が反射部82aに集まるため、結露の発生を迅速に検出することができる。
【0050】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本発明は、給湯器に供給される燃料ガスの判定に限定されず、風呂釜付き給湯器や、ガスこんろ、ガス暖房器等の家庭用ガス燃焼器具に供給される燃料ガスを判定してもよく、また、家庭用ガス引込口に供給されるガスを一括判定するようにして、つまり、家庭用ガス配管途中に判別装置を配置して各燃焼器具にその判定信号を送るようにしてもよい。
また、器具の設定仕様の自動切替の際に、一旦燃焼を停止して仕様を変更した後で再点火してもよく、より安全となる。
【0051】
また、ガス種の判定結果の報知は、ランプ表示に限らず、音声ガイダンスや文字表示等により行ってもよい。
また、燃料ガス中の水蒸気の有無を湿度センサを用いて判断してもよい。
また、判別する燃料ガスは、LPGやDMEに限定されない。
また、器具コントローラ58に判別コントローラ77の機能を備えさせてもよい。
【0052】
また、燃焼器具の器具コントローラに判別信号の入力端子を設けてガス種判別装置を燃焼器具の外部に配置してもよい。この場合には、将来LPG,DMEを並行使用するようになった時に、ガス種判別装置を設けてその判別信号を入力するようにできるので、供給ガス種に仕様を切り替えて安全に燃料ガスを燃焼させることができる。しかも、ガス種判別装置のみ追加するため、コストが安価となり経済的である。
加えて、将来DMEだけでなく他の特殊なガスが供給されるようになっても、そのガス種に対応するガス種判別装置を追加するだけで、その新ガス種を精度よく判別して対応できる。
また、外付けのガス種判別装置をガス配管51に1つ備えるだけで、複数の燃焼器具に対応でき、燃焼器具の台数だけガス種判別装置を設ける必要が無く、コストを低減できる。
また、外付けされたガス種判別装置に報知ランプ75,76を設けてもよく、この場合には、外部から容易に報知内容を確認できる。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のガス種判定方法によれば、判定される燃料ガス同士の物性が似通っていても、特定の燃料ガス中に異物を混入して特定の燃料ガスが供給されたことを判定するため、簡単にしかも精度よくガス種を判別できる。
この結果、複数種類の燃料ガスが切替供給されるという環境になっても、このガス種判別方法により適切な対応を取ることができ、燃焼器具の仕様にガス種が適合しないまま燃焼させてしまうといった不具合を未然に防止でき、安全性を向上させることができる。
また、判別対象のガス種毎に判別装置を作り変える必要が無く、製造コストが安価となる。
【0054】
また、請求項2記載のガス種判定方法によれば、混入する異物を水蒸気としたため、異物の混入も異物の検出も容易で、しかも燃焼に悪影響とならない。更に、異物を回収する場合に特別な処理をする必要が無く人体に無害である。
しかも、水蒸気を特定ガスに混入したまま燃焼させても、水蒸気により燃焼ガスの温度が下がり、燃焼排気中のNoxの量を低減し一層安全となる。
【0055】
また、請求項3記載のガス種判定方法によれば、水蒸気の結露の有無という明確な事象を捉えているため、ガス種を容易にかつ正確に判別できる。
燃料ガスを露点まで冷却するだけで、どの種類の燃料ガスに対しても特定の燃料ガスを判別でき、判別対象のガス種毎に冷却温度を変更する必要が無く、判別装置の製造コストが安価となる。
【0056】
また、請求項4記載のガス種判定方法によれば、結露発生面における電気抵抗値という数値に基づいて燃料ガスの結露状態を判断するため、ガス種を非常に正確に判別でき、しかも、簡単な装置で判別できるため低コストである。
【0057】
また、請求項5記載のガス種判定方法によれば、結露発生面における光の反射状況に基づいて燃料ガスの結露状態を判断するため、ガス種を非常に正確に判別できる。特に、反射状況は、反射角度や反射光の強度を反映するため、結露の発生をより正確に捉えることができる。
【0058】
また、請求項6記載のガス種判定方法によれば、ペルチェ素子を用いることにより簡単な方法で冷却でき、更にガス種判定装置のコンパクト化を図ることができる。
【0059】
また、請求項7記載のガス種判定方法によれば、LPGと同様にガスボンベに液化封入できるDMEを将来LPGと並行使用するようになっても、ガス種を判別できるため、判別したガス種に適した仕様に切り替えることで安全に燃焼させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の強制燃焼式給湯器の概略図である。
【図2】第1実施形態のガス種判別装置を側面からみた断面図である。
【図3】第1実施形態のガス種判別装置を上面からみた断面図である。
【図4】第1実施形態の給湯器の作動制御を示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態の給湯器のインプットに対する比例弁電流の関係を示すグラフである。
【図6】第1実施形態のガス種判別装置を示す概略構成図である。
【図7】第2実施形態のガス種判別装置を側面からみた断面図である。
【図8】第2実施形態のガス種判別装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10…給湯器、20…燃焼室、22…バーナ、30…リモコン、31,32,33,75,76…ランプ、52…ガス管、54…主電磁弁、56…ガス比例弁、58…器具コントローラ、60,65…ガスボンベ、70、80…ガス種判別装置、71a,71b…導線、72,82…結露板、73,83…ペルチェ素子、74,84…結露ケース、85…光源、86…光センサ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gas type determination method for determining that a specific fuel gas is supplied among a plurality of types of fuel gas expected to be supplied to a gas combustion appliance.
[0002]
[Prior art]
Currently, city gas and LP gas (liquefied petroleum gas mainly composed of propane, hereinafter referred to as LPG) are known as gas species to be supplied to household gas combustion appliances. Slightly expensive. Therefore, recently, the use of inexpensive dimethyl ether (hereinafter referred to as DME) as an alternative fuel for LPG has been studied.
In addition, since the supply of DME is not sufficient at present, there is no guarantee that DME can always be used, and when the supply of DME is stagnant, it is necessary to use LPG, and LPG will be transferred to DME in the future. Even if it replaces, it is also considered to use DME and LPG in parallel for the time being.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the Wobbe index (WI) is significantly different between DME and LPG, if DME is supplied to the LPG combustion appliance as it is, the calorific value (input) per unit time will change significantly, and the combustion of the combustion appliance will Since characteristics such as output deteriorate, it is necessary to determine whether the supply gas is DME or LPG.
In view of the above, an object of the present invention is to solve the above problems and to provide a method for easily discriminating the type of fuel gas.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The gas type determination method according to claim 1 of the present invention for solving the above-described problem is
A gas type determination method for determining that a specific fuel gas is supplied among a plurality of types of fuel gas expected to be supplied to a gas combustion appliance,
The specific fuel gas is supplied to the gas supply path in a state where foreign matter is mixed therein, and when the foreign matter is detected from the supplied fuel gas, it is determined that the fuel gas is the specific gas. The gist is to do.
[0005]
Moreover, the gas type determination method according to claim 2 of the present invention is the gas type determination method according to claim 1,
The gist is that the foreign matter is water vapor.
[0006]
A gas type determination method according to
The gist is that the supplied fuel gas is cooled to a predetermined temperature below the dew point, and the specific gas is discriminated based on the presence or absence of condensation of water vapor at that time.
[0007]
A gas type determination method according to claim 4 of the present invention is the gas type determination method according to
The gist is to determine the presence or absence of the occurrence of the condensation based on the electrical resistance value on the condensation occurrence surface.
[0008]
Moreover, the gas type determination method according to
The gist is to determine the presence or absence of the occurrence of the condensation based on the state of light reflection on the condensation occurrence surface.
[0009]
A gas type determination method according to claim 6 of the present invention is the gas type determination method according to
The gist of the cooling of the fuel gas is that it is performed by a Peltier element.
[0010]
A gas type determination method according to
The gist is that the fuel gas expected to be supplied to the gas combustion appliance is dimethyl ether and LP gas, and the foreign matter is mixed in only one of the dimethyl ether and LP gas.
[0011]
The gas type determination method according to claim 1 of the present invention having the above-described configuration detects foreign matter in the fuel gas supplied to the gas supply path by mixing only a specific fuel gas with foreign matter therein. To do.
If a foreign object is detected, it is determined that the fuel gas is a specific gas. If no foreign object is detected, it is determined that the fuel gas is a gas other than the specific gas.
When the gas type is discriminated, the chemical characteristics are usually captured. However, when the difference in the chemical characteristics for each gas type cannot be captured well, the gas type can be easily discriminated by detecting foreign matter.
[0012]
The gas type determination method according to claim 2 of the present invention detects whether or not water vapor is included in the fuel gas by mixing water vapor into the specific gas. If water vapor is detected, it is determined that a specific fuel gas is being supplied into the gas supply path.
[0013]
In the gas type determination method according to
[0014]
In the gas type determination method according to claim 4 of the present invention, the gas type is determined by determining the presence or absence of dew condensation based on the electric resistance value on the dew condensation generation surface.
For example, two electrodes are provided on the dew condensation surface, and by detecting the dew condensation due to a decrease in the electric resistance value between the electrodes, the gas type is determined.
[0015]
In the gas type determination method according to
[0016]
In the gas type determination method according to claim 6 of the present invention, a direct current is passed through the Peltier element to cool the endothermic surface to a predetermined temperature below the dew point. When the specific gas is supplied, water vapor is condensed on the endothermic surface, so the specific gas is determined based on the presence or absence of condensation.
[0017]
In the gas type determination method according to
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In order to further clarify the configuration and operation of the present invention described above, a preferred embodiment of the gas type determination method of the present invention will be described below.
<< First Embodiment >>
FIG. 1 shows an example in which a method for determining the type of fuel gas supplied to a household gas inlet is applied to a gas fuel supply system to a water heater as a first embodiment of the present invention.
This
[0019]
A
[0020]
In the
[0021]
The water flow pipe provided in the appliance
[0022]
Further, in the
A
[0023]
The
Further, the
[0024]
The water flow sensor in the water-
The
[0025]
As shown in FIG. 3, the gas
[0026]
As shown in FIG. 6, the
[0027]
The discriminating
The front case of the
[0028]
The operation of the
First, when water (not shown) flows through the
Upon receipt of this command, the
[0029]
When LPG is present in the
On the other hand, DME does not condense like LPG because its condensation point is −25.1 ° C., but when it flows from the
Therefore, the gas type can be determined based on the presence or absence of the liquid on the
[0030]
If there is condensation on the
[0031]
When it is determined that there is condensation, it is determined that the supplied fuel gas is DME (S3, S4). When it is determined that there is no condensation, it is determined that it is LPG (S3, S5). The determination result is output as a determination signal from the
Then, returning to step 2, the same control is repeated, and the gas type is always determined.
[0032]
The
First, air-fuel ratio control data corresponding to the determined gas type is selected. This air-fuel ratio control data represents the target control value of the gas proportional valve current I (see FIG. 5) with respect to the required input Ip (described later) and the rotation speed of the
[0033]
Next, the required input Ip is calculated by multiplying the temperature difference between the hot water temperature set by the
That is, when it is determined that the gas type has been changed, the feedforward combustion control and the feedback combustion control are performed by automatically switching to the air-fuel ratio control data suitable for the changed gas type.
[0034]
In the
[0035]
In this case, if the gas
On the other hand, in this embodiment, since the gas
[0036]
Further, when a gas type change is detected, it is automatically changed to the specification of the gas type and combustion control is performed, so that it is always safe to burn with an appropriate specification.
Moreover, it is convenient because the user or the operator does not have to manually switch the setting specification of the instrument.
Further, in the case of manual switching, it is necessary to stop the combustion of the
[0037]
Further, since the gas type discrimination is always performed, even if the gas type in the
[0038]
Since DME can be liquefied and sealed in a gas cylinder, it can be used as an alternative fuel for LPG, which is a gas cylinder, and is cheaper than LPG. Since the
[0039]
In addition, the
The fuel gas cooling temperature is set to a temperature (for example, −30 ° C.) between the LPG condensation point (−42 ° C.) and the DME condensation point (−25.1 ° C.). Although it is conceivable, even if the cooling temperature of the
In addition, the
[0040]
Furthermore, since the fuel gas is literally a gas, any type of fuel gas will not condense at a cooling temperature that can condense water vapor, and there is no need to adjust the cooling temperature according to the type of fuel gas. For this reason, it can apply to determination of various fuel gas with one type of gas type discrimination device, and the manufacturing cost of a gas type discrimination device becomes low.
[0041]
Further, since water is harmless to the human body, it is not necessary to perform special treatment when discharging water from the
In addition, the gas type can be determined with a simple configuration of detecting the electrical resistance value between the
[0042]
In particular, in the present embodiment, when the gas type change is detected, the specification of the instrument is automatically switched without a switching operation by the user, so it is difficult to notice the gas type change, but either of the
[0043]
<< Second Embodiment >>
Next, a gas type discrimination method as the second embodiment will be described.
In the second embodiment, the discrimination processing method of the gas
[0044]
As shown in FIG. 7, a gas
[0045]
The
The
[0046]
As shown in FIG. 8, the
[0047]
In the gas
The
[0048]
When the fuel gas is LPG, no condensation occurs on the
On the other hand, when the fuel gas is DME, it is cooled by the
In this way, the presence or absence of condensation is determined based on the intensity of the reflected light, and the type of fuel gas is determined.
[0049]
According to the gas
In addition, since the
[0050]
As mentioned above, although embodiment of this invention was described, this invention is not limited to such embodiment at all, Of course, it can implement in a various aspect in the range which does not deviate from the meaning of this invention.
For example, the present invention is not limited to the determination of the fuel gas supplied to the water heater, but determines the fuel gas supplied to a household gas combustion appliance such as a hot water heater with a bathtub, a gas stove, or a gas heater. Alternatively, the gas supplied to the home gas inlet may be judged at once, that is, a judgment device is arranged in the middle of the home gas pipe and the judgment signal is sent to each combustion appliance. May be.
In addition, when the setting specification of the instrument is automatically switched, it may be re-ignited after the combustion is stopped and the specification is changed, so that it is safer.
[0051]
The notification of the gas type determination result is not limited to lamp display, and may be performed by voice guidance, character display, or the like.
Further, the presence or absence of water vapor in the fuel gas may be determined using a humidity sensor.
Further, the fuel gas to be discriminated is not limited to LPG or DME.
Further, the
[0052]
Further, the gas controller may be provided outside the combustion appliance by providing an input terminal for a discrimination signal in the appliance controller of the combustion appliance. In this case, when LPG and DME are to be used in parallel in the future, a gas type discriminating device can be provided and the discrimination signal can be input, so the fuel gas can be safely switched by switching the specification to the supply gas type. Can be burned. In addition, since only the gas type discrimination device is added, the cost is low and it is economical.
In addition, not only DME but also other special gases will be supplied in the future, just by adding a gas type discriminator corresponding to the gas type, the new gas type can be accurately discriminated. it can.
Further, by providing only one external gas type discriminating device in the
In addition,
[0053]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the gas type determination method according to claim 1 of the present invention, even if the physical properties of the fuel gases to be determined are similar to each other, foreign substances are mixed in the specific fuel gas and Since it is determined that the fuel gas has been supplied, the gas type can be determined easily and accurately.
As a result, even if an environment in which a plurality of types of fuel gas is switched and supplied, it is possible to take appropriate measures by this gas type discrimination method, and combustion is performed without matching the gas types with the specifications of the combustion appliance. Such a problem can be prevented and safety can be improved.
In addition, it is not necessary to change the discriminator for each gas type to be discriminated, and the manufacturing cost is reduced.
[0054]
Further, according to the gas type determination method of the second aspect, since the foreign substance to be mixed is water vapor, it is easy to mix the foreign substance and detect the foreign substance, and it does not adversely affect the combustion. Furthermore, it is harmless to the human body because there is no need for special processing when collecting foreign matter.
Moreover, even if the water vapor is burned while being mixed with the specific gas, the temperature of the combustion gas is lowered by the water vapor, and the amount of Nox in the combustion exhaust gas is reduced, so that it becomes safer.
[0055]
In addition, according to the gas type determination method of the third aspect, since a clear phenomenon of the presence or absence of condensation of water vapor is captured, the gas type can be easily and accurately determined.
By simply cooling the fuel gas to the dew point, it is possible to discriminate a specific fuel gas for any type of fuel gas, and there is no need to change the cooling temperature for each gas type to be discriminated, and the manufacturing cost of the discriminator is low. It becomes.
[0056]
Further, according to the gas type determination method of the fourth aspect, since the dew condensation state of the fuel gas is determined based on the numerical value of the electric resistance value on the dew generation surface, the gas type can be determined very accurately and easily. Since it can be discriminated with a simple device, the cost is low.
[0057]
Further, according to the gas type determination method of the fifth aspect, since the dew condensation state of the fuel gas is determined based on the light reflection state on the dew generation surface, the gas type can be determined very accurately. In particular, since the reflection state reflects the reflection angle and the intensity of the reflected light, the occurrence of condensation can be captured more accurately.
[0058]
In addition, according to the gas type determination method of the sixth aspect, by using the Peltier element, it is possible to cool by a simple method, and it is possible to further downsize the gas type determination device.
[0059]
Further, according to the gas type determination method of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a forced combustion water heater according to a first embodiment.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the gas type identification device of the first embodiment as viewed from the side.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the gas type discrimination device of the first embodiment as viewed from above.
FIG. 4 is a flowchart showing operation control of the water heater according to the first embodiment.
FIG. 5 is a graph showing the relationship of the proportional valve current with respect to the input of the water heater of the first embodiment.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram showing a gas type discrimination device according to the first embodiment.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a gas type identification device according to a second embodiment as viewed from the side.
FIG. 8 is a schematic configuration diagram showing a gas type discrimination device according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
上記特定の燃料ガスは、その中に異物を混入した状態にてガス供給路に供給し、上記供給された燃料ガスから上記異物を検出した場合に、その燃料ガスが上記特定ガスであると判定することを特徴とするガス種判定方法。A gas type determination method for determining that a specific fuel gas is supplied among a plurality of types of fuel gas expected to be supplied to a gas combustion appliance,
The specific fuel gas is supplied to the gas supply path in a state where foreign matter is mixed therein, and when the foreign matter is detected from the supplied fuel gas, it is determined that the fuel gas is the specific gas. A gas type determination method characterized by:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234615A JP4686698B2 (en) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | Gas type determination method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234615A JP4686698B2 (en) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | Gas type determination method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003042986A JP2003042986A (en) | 2003-02-13 |
JP4686698B2 true JP4686698B2 (en) | 2011-05-25 |
Family
ID=19066197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001234615A Expired - Fee Related JP4686698B2 (en) | 2001-08-02 | 2001-08-02 | Gas type determination method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4686698B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4883513B2 (en) * | 2001-08-02 | 2012-02-22 | 株式会社パロマ | Gas type identification device |
JP4685513B2 (en) * | 2005-05-31 | 2011-05-18 | 株式会社山武 | Mirror surface cooling type sensor |
JP5407052B2 (en) | 2005-08-17 | 2014-02-05 | 昭和電工ガスプロダクツ株式会社 | Refrigerant composition |
JP5407053B2 (en) | 2005-09-27 | 2014-02-05 | 昭和電工ガスプロダクツ株式会社 | Refrigerant composition |
CN103207213A (en) * | 2013-03-21 | 2013-07-17 | 王競逸 | Moisture condensation detecting device |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01311260A (en) * | 1988-06-08 | 1989-12-15 | Figaro Eng Inc | Gas detecting device |
JPH0560690A (en) * | 1991-09-03 | 1993-03-12 | Tdk Corp | Dew formation sensor |
JPH05126773A (en) * | 1991-10-31 | 1993-05-21 | Fuji Electric Co Ltd | Method and apparatus for monitoring moisture in gas insulating apparatus |
JP2000035388A (en) * | 1998-05-12 | 2000-02-02 | Honda Motor Co Ltd | Exhaust gas sampling apparatus |
-
2001
- 2001-08-02 JP JP2001234615A patent/JP4686698B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01311260A (en) * | 1988-06-08 | 1989-12-15 | Figaro Eng Inc | Gas detecting device |
JPH0560690A (en) * | 1991-09-03 | 1993-03-12 | Tdk Corp | Dew formation sensor |
JPH05126773A (en) * | 1991-10-31 | 1993-05-21 | Fuji Electric Co Ltd | Method and apparatus for monitoring moisture in gas insulating apparatus |
JP2000035388A (en) * | 1998-05-12 | 2000-02-02 | Honda Motor Co Ltd | Exhaust gas sampling apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003042986A (en) | 2003-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7112059B2 (en) | Apparatus and method for shutting down fuel fired appliance | |
JP4250127B2 (en) | Hot water supply apparatus and freeze prevention method thereof | |
JP4686698B2 (en) | Gas type determination method | |
US20030170578A1 (en) | Damper control device | |
JP4883513B2 (en) | Gas type identification device | |
CN110608532B (en) | Heat exchange device and gas water heater | |
JP4654460B2 (en) | Household gas burning appliance | |
KR100406472B1 (en) | Air proportionality type boiler using air pressure sensor | |
JPS6244171B2 (en) | ||
EP3832224B1 (en) | Gas-fired heating appliance with harmful gas detection | |
JP4604271B2 (en) | Gas combustion system | |
JPH11304144A (en) | Open type gas combustor | |
JP4654461B2 (en) | Gas combustion system | |
JPS6069429A (en) | Combustion control device for water heater | |
JP4604272B2 (en) | Gas burning appliances | |
KR102635259B1 (en) | Method of controlling max calorie combustion of combustion facilities | |
JP2006010093A (en) | Combustion device | |
JPH08170826A (en) | Gas water heater | |
JP3673362B2 (en) | Combustion equipment | |
JP2022098720A (en) | Hot water supply device | |
JP2023009946A (en) | Burning device | |
EP2902709B1 (en) | Multiphase method for controlling an air flow into the hearth of a fireplace for solid fuels, especially wood | |
JP2022098719A (en) | Hot water supply device | |
JPH08226703A (en) | Controller for bath boiler | |
JP2000018580A (en) | Combustion apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080723 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101217 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110104 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110120 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4686698 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |