JP4683208B2 - Digital mixer - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、ディジタルミキサに関し、特にユーザ鍵を格納した着脱可能な記憶媒体をミキサ本体に装着してログインする機能を有するディジタルミキサに関する。 The present invention relates to a digital mixer, and more particularly to a digital mixer having a function of logging in by attaching a removable storage medium storing a user key to a mixer body.
従来より、ログイン機能を持ったディジタルミキサが知られている(例えば、非特許文献1)。これは、ユーザIDとパスワードを入力してログインしたユーザに対して、ミキサの各種機能を提供するようにしたものである。この場合、各ユーザ毎に、ユーザが使用できる機能を制限することができるものもある。また、ログイン機能を持ったディジタルミキサの中には、ユーザIDとパスワードを入力しないと操作できないようにロックする機能を持つものがある。 Conventionally, a digital mixer having a login function is known (for example, Non-Patent Document 1). This is to provide various functions of the mixer to a user who logs in by entering a user ID and password. In this case, for each user, there are those that can limit the functions that can be used by the user. Some digital mixers having a log-in function have a function of locking so that they cannot be operated unless a user ID and a password are input.
さらに、コンピュータシステムには、着脱可能なUSBメモリなどの記憶媒体にユーザの認証情報(ユーザ鍵)を格納し、そのユーザがその記憶媒体をコンピュータシステムに装着してログインした場合のみ、ログインを許可するものがあった。
ところで、上述した着脱可能なUSBメモリにユーザ鍵を格納しそのUSBメモリをコンピュータシステムに装着してログインする方式では、操作上は、USBメモリをシステムに装着した後、ユーザIDやパスワードを入力しなければならず、ログイン操作が面倒である。 By the way, in the method of storing the user key in the removable USB memory described above and mounting the USB memory in the computer system and logging in, the user ID and password are input after the USB memory is installed in the system. The login operation is troublesome.
本発明は、ユーザ鍵を記憶するUSBメモリを装着してログインすることにより各種の音響信号処理機能を提供するディジタルミキサにおいて、より手軽にログインしたいという要望に応えることができるようにすることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a digital mixer that provides various acoustic signal processing functions by installing a USB memory for storing a user key and logging in, so that it is possible to respond to a desire to log in more easily. And
上記目的を達成するため、本発明に係るディジタルミキサでは、USBメモリなどの着脱可能な記憶媒体の装着部を備えるようにし、該記憶媒体が装着されたことを検出したとき、その記憶媒体にユーザ鍵が入っていれば、それらのユーザ鍵のユーザでログインするためのログイン画面を自動的に表示し、簡単にログインできるようにしたものである。また、該記憶媒体のユーザ鍵に対応するユーザでログインしている場合、その記憶媒体が取り外されると、該ユーザが自動的にログアウトする。さらに、そのログアウトの後、自動的にゲストユーザに切り替わるようにする。 In order to achieve the above object, the digital mixer according to the present invention includes a mounting unit for a removable storage medium such as a USB memory, and when it is detected that the storage medium is mounted, If a key is entered, a login screen for logging in with the user of those user keys is automatically displayed so that the user can log in easily. Further, when logged in as a user corresponding to the user key of the storage medium, the user automatically logs out when the storage medium is removed. In addition, after the log out, you like to automatically switch to a guest user.
また、上記のように記憶媒体の装着と取り外しによりログイン/ログアウトする場合、記憶媒体の装着部はログイン/ログアウト専用になってしまい、記憶媒体に新規作成したユーザ鍵を格納したり、記憶媒体内のユーザ鍵の編集ができなくなってしまう。そこで、本発明では、記憶媒体が装着されたとき、ユーザ鍵の新規作成・編集中か否かを判定し、そうであるときは上記の自動的なログインを行わないようにしたものである。新規作成・編集したユーザ鍵が記憶媒体に書き込まれたときには、そのユーザ鍵のユーザで自動ログインし、作成・編集したユーザ鍵のアカウントの動作を確認できるようにするとよい。 In addition, when logging in / out by attaching and removing a storage medium as described above, the storage medium attachment section is dedicated to login / logout, and a newly created user key is stored in the storage medium or stored in the storage medium. The user key cannot be edited. Therefore, in the present invention, when a storage medium is loaded, it is determined whether or not a new user key is being created / edited. If so, the above automatic login is not performed. When a newly created / edited user key is written in a storage medium, it is preferable to automatically log in with the user of the user key so that the operation of the created / edited user key account can be confirmed.
また、前記ユーザ鍵でログインできるユーザには、ユーザ鍵の編集権限を持つ特定ユーザが含まれており、該特定ユーザのユーザ鍵を格納した記憶媒体が前記装着手段に装着され、該特定ユーザでログインしているときにユーザ鍵の編集指示があった場合には、自動的にログアウトする手段は、該記憶媒体が該装着手段から取り外されたことが検出されても、該特定ユーザのユーザ鍵の編集権限を維持するようにしてもよい。 The user who can log in with the user key includes a specific user who has the authority to edit the user key, and a storage medium storing the user key of the specific user is mounted on the mounting unit. If there is an instruction to edit the user key while logged in, the means for automatically logging out is the user key of the specific user even if it is detected that the storage medium has been removed from the mounting means. The editing authority may be maintained.
本発明によれば、USBメモリなどの記憶媒体の装着と取り外しで、ログイン/ログアウトを行うことができるので、ログイン/ログアウト操作が簡単である。また、ユーザがユーザ鍵の新規作成・編集を行って記憶媒体に書き込むときには、そのユーザの記憶媒体が取り外されても、その書き込みが終わるまではアカウントが切り替わらないようにしたので、作成・編集したユーザ鍵を任意の記憶媒体に書き込むことができる。その書き込みの直後は、作成・編集した新たなユーザのアカウントに切り替わるので、そのアカウントの動作を直ちに確認することができる。また、記憶媒体を取り外したときにログアウトする仕様であっても、他の記憶媒体のユーザ鍵を編集できる。 According to the present invention, since login / logout can be performed by attaching and detaching a storage medium such as a USB memory, the login / logout operation is simple. Also, when a user creates / edits a new user key and writes it to a storage medium, even if the user's storage medium is removed, the account is not switched until the writing is completed. The user key can be written to any storage medium. Immediately after the writing, the account is switched to the newly created / edited user account, so that the operation of the account can be confirmed immediately. Moreover, even if the specification is such that the user logs out when the storage medium is removed, the user key of another storage medium can be edited.
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、この発明の一実施形態に係るディジタルミキサのブロック構成図である。このミキサ100は、中央処理装置(CPU)101、フラッシュメモリ102、ランダムアクセスメモリ(RAM)103、表示器104、電動フェーダ105、操作子106、波形I/O(入出力インターフェース)107、信号処理部108、USB(Universal Serial Bus)I/O109、その他I/O111、およびバスライン112を備える。
FIG. 1 is a block diagram of a digital mixer according to an embodiment of the present invention. The
CPU101は、このミキサの全体の動作を制御する処理装置である。フラッシュメモリ102は、CPU101が実行する各種の制御プログラムや処理に使用する各種のデータなどを格納した不揮発性メモリ(書き換えが可能で、電源を切っても記憶された情報が失われないもの)である。RAM103は、CPU101が実行するプログラムのロード領域やワーク領域に使用する揮発性メモリである。表示器104は、このミキサの外部パネル上に設けられた各種の情報を表示するためのドットマトリクス方式のディスプレイである。電動フェーダ105は、このミキサの外部パネル上に設けられた各種パラメータの値設定用の操作子である。操作子106は、このミキサの外部パネル上に設けられた各種の操作子である。
The
波形I/O107は、各種の入出力機器(例えば、マイクロフォンなどの入力機器から入力したアナログ音響信号をアナログ/ディジタル変換して入力するAD変換カードや、本ミキサから出力されるディジタル音響信号をディジタル/アナログ変換してサウンドシステムに出力するDA変換カードなど)やレコーダなどとの間の入出力インターフェースである。信号処理部108は、波形I/O107経由で入力したディジタル音響信号を複数の入力ch(チャンネル)に任意に割当て、複数のミキシングバスにより各入力chの音響信号を任意にミキシングし、出力ch経由で出力する処理を行うDSP(ディジタル信号処理装置)である。各入力chや各出力chでは、フェーダ105を用いた音量レベルの制御、周波数特性の制御(イコライザ)、各種波形変形処理(コンプレッサなど)、及び効果付与処理(エフェクタ)などを行うことができる。これにより、マイクなどの入力機器から入力した音響信号に対しDSP108でミキシング・レベル設定・効果付与などの処理を施して録音したり放音するなどの処理が可能である。
The waveform I /
USB I/O109は、USBメモリ110を接続(挿入)するためのインターフェースである。USBメモリ110の挿入口は、外部パネル上でユーザがUSBメモリ110の抜き挿しがし易い位置に設けてある。USBメモリ110がUSB I/O109に挿入されたり取り外されたりしたとき、CPU101はそれらのイベントを検出することができる。接続されたUSBメモリ110は、CPU101からデータの書き込み及び読み出しが可能である。ただし、USBメモリ110は、本ミキサから適正にアクセスする場合以外は読み書きできないようにするのがよい。その他I/O111は、本ミキサを外部からコントロールするコンピュータなどの各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。
The USB I /
図2は、図1のディジタルミキサ100の外部パネル上の外観を示す。図1の表示器104、フェーダ105、及び操作子106が配置されている。201は10個の画面選択スイッチ、202はドットマトリクス表示部、203は割当chストリップ部、211〜214は上下左右のカーソル移動ボタン、215はDECボタン、216はINCボタン、217はエンターキー、218はホイールである。割当chストリップ部203は、8本の割当chストリップ203−1〜203−8を備える。1本の割当chストリップ(例えば、203−1)は、CUEスイッチ231、電動フェーダ232、ONスイッチ233、及びSELスイッチ234を備える。他の割当chストリップ203−2〜203−8も同様の構成である。
FIG. 2 shows the external appearance of the
画面選択スイッチ201のうち何れかをオンすると、そのスイッチに対応する画面が表示され、割当chストリップ203−1〜203−8は、表示された画面に応じた機能に割り当てられる。例えば、第1〜第8入力ch選択スイッチをオンすると、第1〜第8入力chのパラメータ設定状況が表示部202に表示され各割当chストリップ203−1〜203−8はそれぞれ第1〜第8入力chのパラメータ設定を行う操作子として割り当てられる。第9ch以降の入力chや出力chなどについても、同様に、各chを割当chストリップ203−1〜203−8に割当ててパラメータ設定が行える。電動フェーダ232は、その割当chストリップに割り当てられたchのレベル制御用のフェーダである。ONスイッチ233は、当該chの信号のオン/オフを切り替えるスイッチである。SELスイッチ234は、ミキサの複数の入力chおよび出力chの中から、1つのchを選択chとして選択するためのスイッチである。表示部202には、既に述べた各chの音響信号の様々な処理のうちの各処理ブロックについて、選択chとして選択されたchの処理のパラメータを、詳細に表示し設定するための各処理ブロックの詳細パラメータ設定画面を表示可能であり、画面選択スイッチ201には、そのような詳細パラメータ設定画面を表示させるためのスイッチが含まれる。
When any one of the
詳細パラメータ設定画面上にはカーソルが表示され、カーソルがセットされているパラメータが、選択状態のパラメータである。カーソル移動ボタン211〜214を用いて、画面上に表示されているカーソルを所望のパラメータにセットし、DECボタン215、INCボタン216、及びホイール218を操作して、そのパラメータの値を変更し、エンターキー217で決定することができる。
A cursor is displayed on the detailed parameter setting screen, and the parameter on which the cursor is set is a selected parameter. Using the cursor movement buttons 211 to 214, the cursor displayed on the screen is set to a desired parameter, and the
以上のように、画面選択スイッチ201により画面を切り換え、割当chストリップの機能をその画面に応じて切り換えながら各chに関するパラメータ設定・変更を行い、あるいは、詳細パラメータ設定画面上でカーソルを移動してパラメータを選択し操作子215〜218を用いて当該選択状態のパラメータ設定・変更を行うことができる。このような操作で設定・変更するパラメータは、カレントメモリ上のパラメータである。カレントメモリはRAM103上に設けられており、本ミキサのその時どきにおける動作は該カレントメモリ上のパラメータ設定状態により規定される。
As described above, the screen is switched by the
221〜225は、シーンに関連する表示部及び操作子である。シーン(シーンデータ)とは、ミキサの信号処理部108における各種処理(後述するミキシング処理304)を制御するパラメータデータ(例えば、入力ラインと入力chとの結線状態、出力chと出力ラインとの結線状態、各chにおけるパラメータ設定状態など)の組合せである。本ミキサはフラッシュメモリ102上にシーンメモリを備えており、カレントメモリ上のパラメータデータは、シーン番号を付けてシーンメモリに保存(ストア)し、逆にシーン番号を指定してシーンメモリからカレントメモリにシーンを呼び出す(リコール)ことができる。具体的な操作方法としては、アップボタン223及びダウンボタン224を用いてシーン番号表示部221に表示されるシーン番号を変更し、リコールボタン225をオンすることによりその番号のシーンをリコールする。また、シーン番号を指定してストアボタン222をオンすることにより、現在のカレントメモリ上のパラメータ設定状態を、そのシーン番号のシーンとしてストアする。シーン番号表示部221は、通常は、現在カレントメモリ上に呼び出されているシーンの番号を表示する。
本ミキサを使用するユーザは、予めユーザ名とパスワードなどを登録しておく必要がある。また、ユーザ名毎にユーザ権限が設定されており、ログインユーザ(カレントユーザ)は、そのユーザ権限の範囲内で操作を行うことができる。特別なユーザ名として「アドミニストレーター」と「ゲスト」がある(英字で「Administrator」及び「Guest」でもよい)。「アドミニストレーター」と「ゲスト」は、本ミキサの出荷時に既にファクトリプリセットされているユーザ名であり、削除することができない。「ゲスト」にはパスワードを設定できない。本ミキサの電源をオンすると、何らの操作無しに、本ミキサは自動的に「ゲスト」でログインして起動する。他のユーザ名でログインしたい場合、外部パネル上のログインボタン251をオンすると、ログイン処理が起動し画面上にユーザ選択画面が表示されるので、該画面でユーザを選択し、パスワードを入力するなどの操作でログインする。
A user who uses this mixer needs to register a user name and a password in advance. User authority is set for each user name, and the login user (current user) can perform operations within the range of the user authority. Special user names include "Administrator" and "Guest" (Also can be "Administrator" and "Guest" in English). “Administrator” and “Guest” are user names that are already factory preset when the mixer is shipped, and cannot be deleted. You cannot set a password for "Guest". When the mixer power is turned on, the mixer automatically logs in and starts as “guest” without any operation. If you want to log in with another user name, when you turn on the
ログアウトボタン252をオンすると、ログアウト処理が起動し、所定のログアウト確認画面が表示されるので、該画面でユーザがログアウトして良いことを指示操作すると、ログアウトする。ログアウトしたときには、自動的に「ゲスト」でのログイン処理が実行される。従って、本ミキサでは電源がオンされている限り、必ず誰かがユーザとしてログインしている状態にある。また、「ゲスト」以外のユーザがログアウトしたときには、「ゲスト」に戻る。「ゲスト」からログアウトすることはできない。
When the
ユーザ設定操作子群253は、ログインしているユーザ自らが任意に機能を設定することができる複数の操作子が配置されている領域である。
The user
図3は、本実施形態のミキサにおける処理がカレントメモリの設定情報に基づいて制御される様子を示す概念図である。上述したように、カレントメモリ303はRAM103内に設けられている。カレントメモリ303に設定されている各種のパラメータ値に基づいて、DSP108におけるミキシング処理304が実行される。操作子・フェーダ301は、図2に示した操作子やフェーダに対応する。操作子・フェーダ301の操作は、CPU101が実行している操作検出処理302で検出され、検出された操作に応じてカレントメモリ303のパラメータ値が設定・変更(編集)される。パラメータ値の設定・変更は、DSP108におけるミキシング処理304に反映される。
FIG. 3 is a conceptual diagram showing how the processing in the mixer of this embodiment is controlled based on the setting information in the current memory. As described above, the
カレントメモリ303は、システム設定情報格納領域、各種パラメータ値格納領域、及び、ユーザ設定情報格納領域を持つ。システム設定情報格納領域は、本ミキサシステムが動作する上での基本的な設定情報であるシステム設定情報を設定する領域である。各種パラメータ値格納領域に設定されるデータは、主としてDSP108がミキシング処理を行う際に使用する係数データなどのパラメータの値である。ユーザ設定情報格納領域に設定されるデータは、ログインしているユーザに固有の設定情報である。ユーザ設定情報およびシステム設定情報はシーンデータに含まれない情報であり、カレントメモリ上のユーザ設定情報およびシステム設定情報は、シーンデータのリコールによって上書きされない。
The
ユーザ鍵ファイル310は、各ユーザ毎に設けられるファイルであり、各ユーザに固有の設定情報、すなわち当該ユーザがミキサにログインする際に必要な情報(後述するユーザ名や当該ユーザの権限データなど)を格納している。「アドミニストレーター」と「ゲスト」のユーザ鍵ファイル310は、フラッシュメモリ102内にそれぞれ1つずつ格納されている。その他のユーザのユーザ鍵ファイル310は、そのユーザ名のアカウントが新規作成されたときUSBメモリ110に格納される。「アドミニストレーター」と「ゲスト」以外のユーザは、USBメモリ110に格納して自分のユーザ鍵ファイル310を所持するので、当該ユーザ名でログインできるのは基本的に自分だけとなり、他人が自分のユーザ名で不正にログインすることを防止できる。1つのUSBメモリ110内に複数のユーザのユーザ鍵ファイル310を格納してもよい。
The user
ユーザ鍵ファイル310は、このファイルがユーザ鍵ファイルであることを特定する識別子であるUヘッダ311、Uアカウントデータ312、U定義SWデータ313、及びUプレファレンスデータ314を備える。なお、少なくともUアカウントデータ312は暗号化されており、システムの適正な処理を介さずにユーザが参照することはできないものとする。
The user
Uアカウントデータ312は、(1)当該ユーザのユーザ名、(2)ユーザパスワード(ユーザ名が「ゲスト」のときはNULL)、(3)設定ファイル名、(4)認証ID、及び(5)権限データを備える。(3)の設定ファイル名は、当該ユーザ名でログインされたときに読み込む設定ファイルのファイル名である。設定ファイルは、ユーザ鍵ファイルに含まれるUアカウントデータ、U定義SWデータ、及びUプレファレンスデータを除く、ミキサの全設定状態を規定する情報を保持するファイルである(図の設定ファイル330を参照して詳述する)。(5)の権限データは、当該ユーザの権限、すなわち当該ユーザにどのような機能が使用許可(あるいは使用禁止)されているかを示すデータである。
The
(4)の認証IDは、このユーザ名のユーザが使用するミキサの管理者である「アドミニストレーター」のパスワードであり、「アドミニストレーター」のユーザ鍵ファイル310内の(2)ユーザパスワードと同じデータである。認証IDは、このユーザがミキサにログインするとき、当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワード(詳しく言えば、当該ミキサの「アドミニストレーター」のユーザ鍵ファイル310内に保持されている(2)パスワード)と一致しているかがチェックされる。一致していないときは、その「アドミニストレーター」のパスワードの入力を促し、それが入力されればログインできるが、入力されないときはログインが拒否されるようにしている。
The authentication ID (4) is the password of the “administrator” who is the administrator of the mixer used by the user with this user name, and the same data as the (2) user password in the user
U定義SWデータ313は、図2で説明したユーザ設定操作子群253の各操作子の機能を定義するデータである。Uプレファレンスデータ314は、例えばパラメータ変更を行ったときにその書き込みの確認画面を出すか否かなど、当該ユーザの好みのオプション設定のデータである。
The U
ログイン処理により当該ユーザが正式にログインしたときには、そのユーザのユーザ鍵ファイル310がロードされ、カレントメモリ303のユーザ設定情報格納領域に設定される。また、Uアカウントデータ312中の(3)設定ファイル名の設定ファイル330(後述)が当該ログインユーザの権限の範囲内でロードされる。以降は、ユーザ設定情報格納領域に設定された権限データに基づいて、当該ユーザに許可されている権限の範囲内で処理が行われ、また、ロードされたU定義SWデータ313及びUプレファレンスデータ314に基づいてユーザ設定操作子群253の各操作子の機能やユーザの好みのオプション設定が決定される。権限については、図12などを参照して後述する。
When the user is officially logged in by the login process, the user
次に、シーンメモリ320について説明する。シーンメモリ320は、図2で説明したシーンデータを保持するメモリ領域であり、フラッシュメモリ102上に確保されている。1〜Nはシーン番号を示す。図2で説明した操作で、シーンデータをリコール/ストアできる。シーンデータをリコールすると、そのシーンデータが読み込まれてカレントメモリ303の各種パラメータ値格納領域に格納され、そのシーンデータのパラメータ値に基づいてミキシング処理が行われるようになる。シーン番号nを指定してシーンデータのストアを指示すると、カレントメモリ303の各種パラメータ値格納領域のデータがシーンメモリ320のシーンデータnに書き込まれる。
Next, the
上記はシーンメモリ320についての説明であるが、ライブラリについても同様である。ライブラリとは、複数のパラメータ項目(シーンデータの一部分といえる)を一括して設定するパラメータ値の組データを集めたものである。例えば、イコライザ(EQ)のライブラリ、コンプレッサのライブラリ、エフェクタのライブラリ、というようなライブラリが用意される。例えば、320がエフェクタのライブラリであるとすると、データnをカレントメモリ303にリコールすることにより、DSP108で実現しているミキサのエフェクタのパラメータを一括して設定できる。逆に、ライブラリ内のデータの位置を指定して、現在カレントメモリ303上に設定されているエフェクタの設定をライブラリのデータnとしてストアできる。図3では、ライブラリAとBがRAM103上に用意されているとして図示してある。
The above is the description of the
次に、設定ファイル330について説明する。設定ファイル330は、各ユーザがログインするときにミキサに読み込む情報である。上述したように、ログインユーザのユーザ鍵ファイル310に設定ファイル名が記載されている設定ファイル330を読み込む。設定ファイル330には、ミキサ全体をどのように設定するかを規定する設定情報が格納されている。また、設定ファイル330は、それを読み込むユーザのユーザ鍵ファイル310が格納されている記憶媒体と同じ記憶媒体に格納される。すなわち、「アドミニストレーター」と「ゲスト」は、ユーザ鍵ファイル310がフラッシュメモリ102に格納されているので、読み込む設定ファイル330もフラッシュメモリ102に格納されている。その他のユーザは、ユーザ鍵ファイル310がUSBメモリ110に格納されているので、読み込む設定ファイル330もUSBメモリ110に格納されている。
Next, the setting file 330 will be described. The setting file 330 is information read into the mixer when each user logs in. As described above, the setting file 330 in which the setting file name is described in the user
設定ファイル330は、Sヘッダ331、システム設定領域332、カレントメモリ領域333、シーンメモリ領域334、ライブラリA領域335、ライブラリB領域336、及びその他領域337を備える。システム設定領域は、カレントメモリ303上のシステム設定情報格納領域に格納するシステム設定情報を保持する領域である。カレントメモリ領域333は、カレントメモリ303上の各種パラメータ値格納領域に格納する各種パラメータ値情報を保持する領域である。カレントメモリ303はユーザ設定情報格納領域も持つが、該ユーザ設定情報格納領域に格納されるユーザ設定情報は、設定ファイル330ではなく、ユーザ鍵ファイル310に保持される。シーンメモリ領域334は、ミキサのフラッシュメモリ102のシーンメモリ320に格納されるシーンデータを保持する領域である。ライブラリA領域335とライブラリB領域336は、フラッシュメモリ102のライブラリA及びB(320)に格納されるライブラリデータを保持する領域である。その他領域337は、その他のデータを保持する領域である。すなわち、設定ファイル330が本ミキサにロードされる際には、システム設定領域332およびカレントメモリ領域333のデータがRAM103上のカレントメモリ303の領域に、シーンメモリ領域334のデータがフラッシュメモリ102上のシーンメモリ320の領域に、ライブラリA領域335およびライブラリB領域336のデータが、フラッシュメモリ102上のライブラリA及びB(320)の領域にそれぞれ展開され、それらの展開されたデータによりミキサの動作が制御される。
The setting file 330 includes an
図3の点線305〜307は、それぞれのデータのストア/リコールまたはセーブ/ロードの実行が、カレントユーザにその権限がある場合のみ可能であることを示すものである。ただし、ユーザ鍵ファイル310のカレントメモリ303(のユーザ設定情報格納領域)へのロードは、当該ユーザがログインするときには必ず読み込まれるものであるから、常に該ロードは許可に設定されている。
The
ここで、本ミキサを使用するユーザとその権限(権限の詳細な項目は図12で後述する)について説明しておく。上述したように、規定のユーザとして「アドミニストレーター」と「ゲスト」が本体内に登録されている。「アドミニストレーター」は最上位の権限を持つユーザであり、「ゲスト」は不特定の者でもとりあえずミキサを使えるように用意してあるユーザである。「ゲスト」の権限は「アドミニストレーター」のみが設定・変更できる。「アドミニストレーター」の権限は最上位の権限で固定されているので、自分自身でも権限の変更はできない。「ゲスト」は、自分自身を含めて権限の設定・変更を全く行うことができない。「アドミニストレーター」は、「一般ユーザ」と「パワーユーザ」のアカウントを新規登録できる。「一般ユーザ」と「パワーユーザ」はグループ名であり、個々のユーザ名を登録するときにそれが「一般ユーザ」か「パワーユーザ」かを指定できる。「アドミニストレーター」は、「一般ユーザ」または「パワーユーザ」である個々のユーザの権限を設定・変更できる。「パワーユーザ」は、自分自信と一般ユーザの権限を設定・変更できる(ただし、自分に与えられている権限の範囲内に限る)。一般ユーザは、自分自身の権限を参照はできるが変更はできず、また他ユーザの権限は参照もできない。なお、一般ユーザとパワーユーザとの違いはユーザの権限が設定・変更できるか否かの点だけであり、その他の権限については、権限データ内のそれ以外の権限設定項目に従う。 Here, the user who uses this mixer and the authority (detailed items of authority will be described later with reference to FIG. 12) will be described. As described above, “administrator” and “guest” are registered in the main body as specified users. “Administrator” is a user having the highest authority, and “Guest” is a user who is prepared so that an unspecified person can use the mixer for the time being. “Guest” can only be set / changed by “Administrator”. Since the “Administrator” authority is fixed at the highest authority, the authority cannot be changed by itself. “Guest” cannot set or change authority at all, including himself. The “administrator” can newly register “general user” and “power user” accounts. “General user” and “power user” are group names, and when registering each user name, it can be specified whether it is “general user” or “power user”. The “administrator” can set and change the authority of individual users who are “general users” or “power users”. The “power user” can set and change the self-confidence and the authority of the general user (however, it is limited to the scope of authority given to the user). A general user can refer to his own authority but cannot change it, nor can he refer to the authority of other users. Note that the only difference between a general user and a power user is whether or not the user's authority can be set / changed, and the other authority follows the other authority setting items in the authority data.
以上のように、ユーザごとに権限に従って許可/禁止する機能を制御しているので、スキルの低いユーザの誤動作を抑制したり、外部エンジニア(ゲストエンジニア)が操作できる範囲を制限することができ、多くの人が交代で使うケースなどで特定の担当者以外が特定のパラメータを勝手に操作するのを防ぐことができる。また、ユーザごとの好みの設定を簡単に切り替えることができる。さらに、ログオン時に、特定の設定ファイルが自動的に読み込まれるので、ログオンしたユーザは、ミキサの直前の設定がどうだったかに煩わされることなく操作を開始することができる。 As described above, the function to allow / prohibit according to the authority for each user is controlled, so it is possible to suppress malfunctions of low-skilled users, or to limit the range that external engineers (guest engineers) can operate, It is possible to prevent a person other than a specific person from operating a specific parameter without permission in a case where a large number of people use it alternately. In addition, it is possible to easily switch the preference setting for each user. Furthermore, since a specific setting file is automatically read at the time of logon, the logged-on user can start the operation without being bothered by the setting immediately before the mixer.
次に、本実施形態のミキサにおけるユーザのログインの仕方についてまとめておく。本ミキサでは、上述したように、電源をオンすると自動的に「ゲスト」でログインして起動する。他のユーザ名でログインしたい場合は、ログインボタン251をオンし、ユーザ選択画面でユーザを選択してログインする。ログアウトボタン252をオンすると、ログアウトするが、このとき自動的に「ゲスト」でのログイン処理が実行される。従って、本ミキサでは、必ず誰かがユーザとしてログインしている状態にあり、「ゲスト」以外のユーザがログアウトしたときには「ゲスト」に戻る。
Next, the user login method in the mixer of this embodiment will be summarized. In this mixer, as described above, when the power is turned on, the mixer is automatically logged in and activated. In order to log in with another user name, the
ログインボタン251とログアウトボタン252を用いる代りに、USBメモリ110の抜き挿しでログイン/ログアウトを行うことができる。すなわち、USBメモリ110を挿したとき、その中にユーザ鍵ファイルが記憶されていれば、そのユーザ鍵ファイルのユーザの一覧を画面表示し、その中からログインユーザを選択してログインできる。USBメモリ110を抜くと、自動的にログアウトする。なお、「パワーユーザ」は、USBメモリ110上でユーザ鍵ファイル310を新規作成したり編集することができるが、そのときには自分のユーザ鍵ファイル310が記憶されたUSBメモリ110が挿入口に挿してあり、そのUSBメモリ110を抜いて、ユーザ鍵ファイル310を新規作成・編集する対象のUSBメモリ110に挿し替えたい場合がある。しかし、上記USBメモリ110の抜き挿しでログイン/ログアウトを行う機能があるので、USBメモリ110を挿し替えるとカレントユーザがログアウトし、挿し替えたUSBメモリ110のユーザでログインしてしまう。そこで、「パワーユーザ」がユーザ鍵ファイル310の作成・編集を行っているときには、USBメモリ110を抜いてもログアウトせず、また新規作成・編集対象のUSBメモリ110が挿されたときもログインせずに、該「パワーユーザ」がカレントユーザの状態のままとしている。
Instead of using the
次に、ログイン時の処理における本ミキサの特徴点について説明する。上述したように本ミキサでは、ログイン時に、当該ユーザのユーザ鍵ファイル310内の認証IDが当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワードと一致していることをチェックする。これにより、あるユーザが自分のユーザ鍵ファイル310をUSBメモリ110に格納して所持していれば、そのユーザは、そのユーザ鍵ファイル310内の認証IDで特定される「アドミニストレーター」の管理下にある(すなわちその「アドミニストレーター」のパスワードを保持している)ミキサであればログインして使用することができる。逆に言えば、そのユーザは、前記認証IDで特定される「アドミニストレーター」以外の「アドミニストレーター」の管理下にあるミキサにはログインできない。このような管理をすることにより、同じ「アドミニストレーター」のパスワードが設定されている1台以上のミキサとそのパスワードを認証IDとして持つ1人以上のユーザとを1グループに括ることができ、あるグループに属するユーザがそのグループに属するミキサのみを使用できるように(すなわち別のグループに属するミキサは使用不可であるように)管理できる。ミキサの管理者を変更する場合、そのミキサが保持する「アドミニストレーター」のユーザ鍵ファイル310の(2)パスワードを変更すれば、それだけで新たな「アドミニストレーター」のグループに属するユーザのみが使用できるミキサにすることができる。
Next, characteristic points of the mixer in the login process will be described. As described above, at the time of login, this mixer checks that the authentication ID in the user
また、ログイン時には、ログインするユーザのユーザ鍵ファイル310中の設定ファイル名の設定ファイルを自動で読み込んでミキサに設定するので、そのユーザに見合ったミキサの環境が即時に再現できる。また、設定ファイルの読み込みは、そのログインユーザの権限に応じて行われる。すなわち、設定ファイルに記載してあるデータでも、ログインユーザにそのデータのロード(またはリコール)の権限が与えられていないデータは読み込まれることがない。これにより、同じ設定ファイルを、異なる権限を持つユーザで共有することができ、共有してもそれぞれの権限に従った環境が再現されることになる。
At the time of login, the setting file having the setting file name in the user
図4(a)は、本ミキサの電源がオンされたとき、CPU101が実行する処理の流れを示す。ステップ401で、初期設定を行い、ステップ402で「ゲスト」のアカウントを有効化する。この処理は、「ゲスト」のユーザ鍵ファイル310を読み出し、図3で説明したように当該ユーザ鍵ファイル310の各種のデータをカレントメモリ303にロードする処理である。次にステップ403で、読み込んだユーザ鍵ファイル310のUアカウントデータ312中に設定ファイル名が記載されており、かつ、その設定ファイルがフラッシュメモリ102中に存在するか確認する。記載されていない、または、存在しないときは、ステップ404で予め決められている初期設定ファイル330(予め所定のファイル名でフラッシュメモリ102内に格納されているものとする)の全項目を図3で説明したようにカレントメモリ303などにロードする。「ゲスト」のユーザ鍵ファイル310に設定ファイル名の記載があり、かつ、その設定ファイルが存在するときは、ステップ405で、その設定ファイルの全項目をカレントメモリ303などにロードする。
FIG. 4A shows the flow of processing executed by the
次にステップ406で、各種のイベントの発生を待ち、ステップ407で発生したイベントに応じた処理を行う。イベントの発生がないとき、またはステップ407の後、ステップ408でその他の処理を行い、再びステップ406に戻る。処理を行うイベントとしては、例えばUSBメモリの挿入イベント若しくは取り外しイベント、フェーダ105の操作イベント、操作子106の操作イベント、各種の外部機器との間の通信イベント、タイマイベント、ユーザの切り替えイベントなどがある。
Next, in
以上の処理により電源投入時には何らのログイン操作を行うことなしに「ゲスト」にて自動的なログインが実行される。 With the above processing, when the power is turned on, automatic login is executed at the “guest” without performing any login operation.
図4(b)は、図2のログインボタン251のオンイベントまたはUSBメモリ110の挿入イベントがあったときにCPU101が実行する処理の流れを示す。まず、ログインボタン251のオンイベントのときは、ステップ414からの処理を行う。ステップ414では、ユーザ選択処理を行う。図8(a)に、ステップ414で表示するユーザ選択画面801を示す。ミキサ本体のフラッシュメモリ102にユーザ鍵ファイル310が格納されているユーザである「アドミニストレーター」が、811に示すようにラジオボタン付きで表示されている。「ゲスト」は表示されない。ログインボタン251のオンによりログインするのは「ゲスト」以外のユーザだからである(ミキサの操作者からみた場合、「ゲスト」にログインするという概念はない)。さらに、この時点で接続されているUSBメモリ110内にあるユーザ鍵ファイル310のユーザ名の一覧が、812に示すようにラジオボタン付きで表示される。813はOKボタンであり、814は閉じるボタンである。ユーザは、表示されたユーザの中からログインするユーザをラジオボタンで選択し、OKボタン813のオンによりユーザ選択処理を終える。閉じるボタン814がオンされたときは、ユーザ選択がキャンセルされたものとみなし、これ以降の処理は行わずに現ログインユーザのログイン状態のままとする。
FIG. 4B shows a flow of processing executed by the
ステップ414の後、ステップ415で、現在のログインユーザがログインしたときに読み込んだ設定ファイルの設定状態から何らかの変更があったかを判別し、変更があったときは、ステップ416で設定ファイルのセーブ処理を行う。この処理については図5(b)で詳しく説明する。ステップ415で設定ファイルからの変更がないとき、またはステップ416の後、ステップ417で、新たに選択されたユーザのユーザ鍵ファイル310内の認証IDと当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワードの一致を判別する。一致していたら、当該ミキサの適正なユーザであるから、ステップ418で、その選択ユーザのパスワード認証を行う。
After
図9(a)に、選択ユーザのパスワード認証画面901を示す。選択されたユーザのユーザ名が911に示すように表示され、パスワード入力領域912、OKボタン913、及び閉じるボタン914が表示されている。ユーザがパスワード入力領域912にパスワードを入力し、OKボタン913をオンすると、パスワード認証が実行される。ステップ418の処理の詳細は図5(a)で説明する。
FIG. 9A shows a
ステップ417で当該ユーザの認証IDが当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワードと異なる場合は、ステップ419でそのアドミニストレーターのパスワード認証処理を行い、ステップ420で認証ID更新処理を行った後、ステップ418に進む。
If the authentication ID of the user is different from the “administrator” password of the mixer in
図9(b)は、ステップ419で表示するアドミニストレーターのパスワード認証画面902を示す。認証IDが異なるので、当該ミキサの正式のユーザであることを確認するため、当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワードの入力を要求するメッセージ921が表示されている。ユーザは、パスワード入力領域922に、当該ミキサの「アドミニストレーター」のパスワードを入力し、OKボタン923をオンする。正しいパスワードが入力されたときは、ステップ420で当該ユーザのユーザ鍵ファイル310内の認証IDの領域を、領域922に入力された新たな「アドミニストレーター」のパスワードに更新する処理を行う。これにより、他のミキサで作られたユーザ鍵を、必要に応じて、当該ミキサのユーザ鍵として使えるようになる。その後、ステップ418に進んで選択ユーザのパスワード認証を行う。なお、ステップ420では当該ユーザの認証IDを書換えているが、ユーザに認証IDの書換えを行うか否かを選択させてもよい。書換えを行わない場合であっても、今回は正しいアドミニストレーターのパスワードが入力されているので、認証IDのチェックはOKとしてステップ418に進むようにする。
FIG. 9B shows an administrator
ステップ418の後、ステップ421で、選択ユーザのアカウントを有効化する。これは、選択ユーザのユーザ鍵ファイル310の情報をカレントメモリ303のユーザ設定情報格納領域にロードする処理である。次にステップ422で、当該選択ユーザの権限データに設定ファイルのロード許可があることを確認した上で、当該ユーザのユーザ鍵ファイル310内に設定ファイル名が記載されており、かつ、ユーザ鍵ファイル310と同じ記録媒体(フラッシュメモリ又はUSBメモリ)上にその設定ファイルが存在するときは、ステップ423でその設定ファイル名の設定ファイルをロードして終了する。ステップ422で設定ファイルロードの権限がないとき、設定ファイル名の記載がないとき、または上記同じ記録媒体上にその設定ファイルが存在しないときは、そのまま終了する。設定ファイルのロード処理については図5(b)で詳しく説明する。
After
USBメモリ110の挿入イベントがあったときCPU101が実行する処理も同様である。まずステップ411で、ユーザ鍵の作成または編集中であるか否か判定し、そうであるときはそのまま処理を終了する。ログインしているユーザがアドミニストレーターまたはパワーユーザであるときは、ユーザ鍵の新規作成や編集が可能であり、そのため編集しようとするユーザ鍵の入ったUSBメモリに差し替えたり、新規作成するユーザ鍵を入れるためのUSBメモリに差し替える場合がある。この場合は、USBメモリ110の挿入をログインのし直しの指示と見なさずに、ステップ411から処理を終了する。ステップ411でユーザ鍵の作成または編集中でないときは、ステップ412で、挿入されたUSBメモリ110中にユーザ鍵ファイル310が存在するか判定し、存在しないときは、ステップ413でその他の処理を行い処理を終了する。ユーザ鍵ファイル310があるときは、ステップ414に進む。これ以降の処理は上述した通りである。なお、このUSBメモリ110の挿入の場合のステップ414で表示されるユーザ選択画面は、図8(b)の画面802のようなものである。USBメモリ110を挿入したということは、そのUSBメモリ110のユーザでログインすることの意志表示と見なすことができるので、画面802では、822に示すようにUSBメモリ110内のユーザのみ一覧表示している。
The same processing is performed by the
図5(a)は、ステップ418の選択ユーザのパスワード認証処理の手順を示す。ステップ501で、図9(a)で説明したパスワード認証画面901を表示する。ステップ502で、文字入力操作があれば、ステップ503で入力された文字をパスワード入力領域912に設定する。ステップ504でボタン操作を検出する。ボタン操作がなければ、ステップ502に戻る。閉じるボタン914がオンされたときは、キャンセルされたものとして、ステップ505でログイン処理を中止する。この場合は、呼び出し元のステップ418以降の処理も全てキャンセルし、元の状態に戻るものとする。なお、自動的にゲストのアカウントに移行するようにしてもよい。
FIG. 5A shows the procedure of password authentication processing for the selected user in
ステップ504でOKボタン913がオンされたときは、ステップ506でそれまでに入力されているパスワードが当該ユーザのユーザ鍵ファイル310のユーザパスワードと一致しているか判別し、一致していないときはステップ507でエラー表示し、ステップ502に戻る。パスワードが一致したときは、ステップ508でパスワード認証画面901を消去して処理を終了する。
When the
図4(b)のステップ419のアドミニストレーターのパスワード認証処理も、図5(a)の処理と同様のものである。ただし、ステップ501で表示するのは、図9(b)のアドミニストレーターのパスワード認証画面902であるものとする。
The administrator password authentication process in
図5(b)は、図4(b)のステップ416の設定ファイルのセーブ処理の手順を示す。まずステップ511で、図10(a)の設定ファイルセーブ画面1001を表示する。この画面1001には、設定ファイル330(図3)のどの項目をセーブするかを指定するチェックボックスが表示される。例えば、「システム設定」のチェックボックス1011はチェックされ、「シーンメモリ」のチェックボックス1012はチェックされていないので、カレントメモリのシステム設定情報格納領域のシステム設定情報は設定ファイル330のシステム設定情報332にセーブされ、一方、シーンメモリ320は設定ファイル330のシーンメモリ334にセーブされないことになる。また、ログインユーザがセーブの権限を持たない項目はグレーアウト表示される。例えば、「ライブラリA」のチェックボックス1013がグレーアウト表示されているのは、現ログインユーザがライブラリAのセーブ権限を持っていないことを示している。1014はOKボタン、1015は閉じるボタンである。
FIG. 5B shows the procedure of the setting file saving process in
ステップ511の後、ステップ512で、各項目のチェックボックスのオン/オフ指示操作があるか判別し、ある場合は、ステップ513で、指示された項目のチェックボックスの選択状態を反転する。次にステップ514でボタン操作の検出を行う。ボタン操作がないときは、ステップ512に戻る。閉じるボタン1015がオンされたときは、ステップ515をスキップして、ステップ516に進む。OKボタン1014がオンされたときは、ステップ515でチェックがオンされた項目のデータを設定ファイル330にセーブし、ステップ516に進む。なお、セーブ先の設定ファイル330は、当該ログインユーザのユーザ鍵ファイル310の設定ファイル名で特定される設定ファイルである。後述するアカウント設定処理で設定ファイル名を書き替えておけば、ログインしたときに読み込んだ設定ファイルではなく、書き替えた設定ファイル名で設定ファイルのセーブを行うこともできる。
After
上記では図5(b)をセーブ処理として説明したが、図4(b)のステップ423の設定ファイルのロード処理も同様の手順である。ただしロード処理では、ステップ511で図10(b)の設定ファイルロード画面1002が表示される。この画面1002には、設定ファイル330のどの項目をロードするかを指定するチェックボックスが表示される。例えば、1021のようにチェックされた項目のデータは、設定ファイル330からカレントメモリ303などにロードされる。ログインユーザがロードの権限を持たない項目はグレーアウト表示される(例えば1023)。1024はOKボタン、1025は閉じるボタンである。また、ステップ515ではチェックオンされた項目のデータをロードする処理を行い、ステップ516では図10(b)の画面1002を消去する処理を行う。
In the above description, FIG. 5B has been described as the save process, but the setting file load process in
図5(b)の設定ファイルセーブ及びロード処理は、ログインやログアウトのときだけでなく、ユーザが明示的に指示して行うこともできる。 The setting file saving and loading process of FIG. 5B can be performed not only when logging in or logging out, but also by a user explicitly instructing.
図6(a)は、図2のログアウトボタン252がオンされたとき実行されるログアウト操作イベント処理の流れを示す。ステップ601で、ログアウト画面を表示する。ログアウト画面は図示しないが、ログアウトしてよいかどうかを確認するメッセージとOKボタンを表示する画面である。ステップ602でボタン操作の有無を検出する。閉じるボタンがオンされたときは、ログアウトをキャンセルしたものとして、処理を終了する。OKボタンがオンされたときは、ステップ603で、現ログインユーザがログインしたときに読み込んだ設定ファイルのデータから何らかの設定状態の変更があったかをチェックする。変更があれば、ステップ604で設定ファイルのセーブ処理(図5(b))を実行する。次に、ステップ605で「ゲスト」のアカウントを有効化する。ステップ606で、「ゲスト」の権限データに設定ファイルのロード許可があることを確認した上で、「ゲスト」のユーザ鍵ファイル310内に設定ファイル名が記載されており、かつ、そのユーザ鍵ファイル310と同じ記録媒体(ここではフラッシュメモリ102)上にその設定ファイルが存在するかをチェックする。権限があり、設定ファイル名の記載があり、かつ、その設定ファイルがあるときは、ステップ607で設定ファイルのロード処理(図5(b))を行った後、処理を終了する。権限がないとき、設定ファイル名の記載がないとき、または上記フラッシュメモリ102上にその設定ファイルが存在しないときは、そのまま処理を終了する。
FIG. 6A shows a flow of logout operation event processing executed when the
図6(b)は、USBメモリ110の取り外しイベントがあったときに実行される処理の流れを示す。ステップ611で、現ログインユーザが、取り外されたUSBメモリのユーザ鍵ファイルからログインしたユーザであるか判別する。そうでないときは処理を終了する。そうであるときは、ステップ612で、ユーザ鍵作成または編集中であるか判別する。そうであるときは、作成または編集中のユーザ鍵ファイル310が格納されているUSBメモリへの挿し替えと判断し、そのまま処理を終了する。ステップ612でユーザ鍵ファイルの作成または編集中でないときは、現ログインユーザのログアウトが指示されたものと見なし、ステップ613で「ゲスト」のアカウントを有効化し、ステップ614で「ログアウトしました」のメッセージを含むダイアログを表示する。ステップ615でダイアログ中のOKボタンの操作を待ち、OKボタンがオンされたら、ステップ616および617で上述したステップ606および607と同じ処理を実行して終了する。
FIG. 6B shows the flow of processing executed when there is a
図7(a)は、ユーザ鍵作成処理及びユーザ鍵アカウント設定処理の流れを示す。この処理の前提として、所定の操作により図11に示すカレントユーザ&ユーザ鍵管理画面1000が表示されているものとする。 FIG. 7A shows the flow of user key creation processing and user key account setting processing. As a premise of this processing, it is assumed that the current user & user key management screen 1000 shown in FIG. 11 is displayed by a predetermined operation.
まず、図11の画面1101について説明する。アカウント設定ボタン1111は、カレントユーザ(ログインしているユーザ)に関するパスワードや設定ファイル名及び権限の設定・変更を行うことを指示するボタンである。プレファレンス設定ボタン1112は、カレントユーザのユーザ鍵ファイル310のUプレファレンスデータ314の設定・変更を行うことを指示するボタンである。ユーザ定義SW設定ボタン1113は、カレントユーザのユーザ鍵ファイル310のU定義SWデータ313の設定・変更を行うことを指示するボタンである。ユーザ鍵作成ボタン1114は、現在接続されているUSBメモリ110内に新たなユーザのユーザ鍵ファイル310を新規作成することを指示するボタンである。ユーザ鍵アカウント設定ボタン1115は、フラッシュメモリ102内または現在接続されているUSBメモリ110内のユーザ鍵ファイル310のアカウント設定に関する設定・変更を行うことを指示するボタンである。ユーザ切換ボタン1116は、カレントユーザを切り換えるとき(ログインのし直し)を行うことを指示するボタンである。
First, the
なお、この画面1101に表示されている各ボタンは、カレントユーザの権限に応じて有効/無効化される。少なくともボタン1111〜1113はカレントユーザが自己に関するデータの参照・設定・変更を行うためのボタンであるので、有効に表示される。ただし、これらのボタンをオンしたときに表示される画面(例えば後述の図12)では、参照は許可するが設定・変更は許可しない場合がある。ユーザ切換ボタン1116も同様である。カレントユーザが新規ユーザ鍵の作成を許されていないユーザであるときは、ボタン1114はグレーアウト表示される。同様に、カレントユーザが他ユーザのユーザ鍵ファイルのアカウント設定の設定・変更を許可されていない場合は、ボタン1115はグレーアウト表示される。
Each button displayed on the
図7(a)の「ユーザ鍵作成」以降の処理は、図11の画面1101でボタン1114がオンされたときに実行される処理の流れを示す。まずステップ701で、新規作成するユーザ名を入力する。次にステップ702で、入力されたユーザ名のユーザに関するアカウント設定画面(図12)を表示する。なお、「パワーユーザ」がユーザ鍵作成する場合は、ステップ701で、現在挿してあるUSBメモリを抜いて、書き込むべきUSBメモリを挿すことを促すメッセージを表示し、ユーザは、該メッセージに従って、現在挿してある自分のUSBメモリを抜き、新たに作成したユーザ鍵ファイルを格納するUSBメモリに挿し替える。この抜き挿しを行っても、上記ステップ411,612によりログアウト/ログインすることはない。また、パワーユーザについては、新規作成できるユーザが一般ユーザに制限されており、新規のパワーユーザを作成することはできない。
The processing after “user key creation” in FIG. 7A shows the flow of processing executed when the
図12に、アカウント設定画面1201の例を示す。アカウント設定画面1201は2つのタブ1210及び1220を有し、タブ1210を指定することにより表示される図12(a)の権限設定画面では、当該ユーザの権限を設定できる。タブ1220を指定することにより表示される図12(b)のパスワード等設定画面では、パスワードや設定ファイル名を設定・変更することができる。
FIG. 12 shows an example of the
図12(a)の権限設定画面では、パワーユーザ指定ボタン1202が表示される。このボタンをオンすると当該ユーザはパワーユーザとなり、オフすると一般ユーザとなる。パワーユーザボタン1202をオンオフする権限を持つのは「アドミニストレーター」のみとし、他のユーザはこのボタン1202を操作できない(グレーアウト表示されている)。1211〜1215は、当該ユーザの権限を設定する各項目である。例えば、1211のユーザ設定情報に関する各項目では、「ユーザ設定セーブ」が○になっているので、当該ユーザはユーザ鍵ファイル310へのセーブが許可されている。×が設定されている項目は、当該ユーザには許可されていない権限を示す。○と×の切り替えは、このアカウント設定を実行しているログインユーザの権限に応じて許可/不許可される。すなわち、パワーユーザは、自身に権限のない項目について設定を行うことができない。
In the authority setting screen of FIG. 12A, a power
タブ1220を指定すると、図12(b)のパスワード等設定画面が表示される。1221は当該ユーザのパスワード入力領域(2つあるのは確認用に再度入力させるためである)、1222は設定ファイル名入力領域である。「ゲスト」以外であれば、各ユーザは自分のパスワードを変更できる。なお、設定ファイル名の変更はその権限があるユーザに限定される。また、設定ファイルの存在場所は、ユーザ鍵ファイルが記憶されているのと同じ記憶媒体に限定し、設定ファイル名によるサーチもその範囲で行うようにすればよい。そうすれば、そのユーザ鍵ファイルでのログイン時に、意図した設定ファイルを確実に読み込むことができる。逆に、複数のUSBメモリに記憶された複数のユーザ鍵ファイルで同じ設定ファイルを使用するという目的で、設定ファイル名にフラッシュメモリ102内の設定ファイルの名前を設定することも考えられるが、その場合、設定ファイル名が示すフラッシュメモリ内の設定ファイルの管理を厳密に行わないと、その設定ファイルがフラッシュメモリから消されたり、設定内容が改変されてしまう可能性がある。
When the
以上のように権限やパスワードや設定ファイル名を設定・変更した後、実行ボタン1216をオンすると、当該ユーザのアカウント設定が実行される。閉じるボタン1217をオンすると、キャンセルと見なして処理を終了する。
When the
再び図7(a)に戻って、ステップ702で、図12に示したアカウント設定画面を表示した後、ステップ703で当該画面上での設定操作の有無をチェックし、操作があれば、ステップ704で表示の切り替え(タブ1210や1220の操作の場合)や、各項目の設定変更(権限の○×の変更など)を行う。ステップ705でボタン操作の有無をチェックし、操作がなければステップ703に戻る。閉じるボタン1217がオンされたときは、そのまま終了する。実行ボタン1216がオンされたときは、ステップ706で、作成/編集したユーザ鍵ファイル310の情報を保存する。具体的には、ユーザ鍵ファイル310のうち、Uアカウントデータ312の(1)ユーザ名はステップ701で入力されたユーザ名とし、(2)ユーザパスワードと(3)設定ファイル名は図12(b)の画面で入力されたデータとする。(4)の認証IDは、アドミニストレーターのパスワード(すなわち、本ミキサのフラッシュメモリ102に格納されているアドミニストレーターのユーザ鍵ファイル310の(2)ユーザパスワード)とする。(5)の権限データは、図12(a)の画面で入力されたデータとする。U定義SWデータ313とUプレファレンス314は、ユーザが設定するデータであるのでNULLを初期値としてもよいし、予め定められたデフォルトのU定義SWデータとUプレファレンスを設定することとしてもよい。なお、(4)の認証IDは、所定の画面を表示して、このユーザ鍵の作成/編集の操作を行っているユーザが手入力で入力できるようにしてもよい。
Returning to FIG. 7A again, after the account setting screen shown in FIG. 12 is displayed in
次にステップ707で、カレントユーザがアドミニストレーターか判別する。そうでないときは、ステップ708で、いま作成・編集したユーザのログイン処理を行い、カレントユーザを切り替えて処理を終了する。なお、このログイン処理でログインが中止されたとき(ステップ505)には、元のUSBメモリは装着されていないので、元のパワーユーザのアカウントに戻すのではなく、必ずゲストのアカウントに移行せねばならない。ステップ708では、作成した新たなユーザのアカウントに自動的に切り替わるので、そのユーザアカウントの動作を直ちに確認可能である。
In
図11の画面1101で、ユーザ鍵アカウント設定ボタン1115がオンされたときは、図7(a)の「ユーザ鍵アカウント設定」以降の処理が実行される。まずステップ709で、ユーザ選択処理が実行される。これは、いま本ミキサに接続されているUSBメモリ110内にユーザ鍵ファイル310が格納されているユーザを図8(c)のユーザ選択画面803のように一覧表示し、その中からアカウント設定の対象となるユーザを選択させる処理である。選択されたユーザに関して、ステップ702以降の処理を実行する。これにより、図12(a)及び(b)の画面による変更が、選択されたユーザのユーザ鍵ファイル310に反映される。なお、ユーザ鍵ファイル310のUアカウントデータ312の(4)認証IDとしては、本ミキサのフラッシュメモリ102に格納されているアドミニストレーターのユーザ鍵ファイル310の(2)ユーザパスワードを書き込むものとする。これにより、当該ユーザが使用可能なミキサを簡単に切り替えられる。
When the user key
なお、USBメモリ110のユーザだけでなく「アドミニストレーター」や「ゲスト」のアカウント設定を行う場合もあるので、図8(c)では本体とUSBメモリ110のユーザを831,832のように一覧表示している。なお、「アドミニストレーター」と「ゲスト」のアカウント設定を行う権限を持つのは「アドミニストレーター」のみであるので、カレントユーザがパワーユーザの場合は、本体側の一覧表示831はグレーアウトしている。833はOKボタン、834は閉じるボタンである。
In addition, since not only the user of the
図7(b)は、図11の画面1101でカレントユーザのアカウント設定ボタン1111がオンされたときの処理を示す。ステップ711で、ステップ702〜706と同様の処理、すなわち図12で説明したアカウント設定画面を表示して各種の設定変更を受け付ける処理を行う。ステップ712で、それらの設定変更を、カレントメモリ内の現アカウント情報に反映し、処理を終了する。
FIG. 7B shows processing when the
なお、上記実施の形態では、設定ファイルをセーブするとき(図10(a))とロードするとき(図10(b))の両方で、設定ファイルの項目を選択できるようになっていたが、何れか一方だけで項目を選択できるようにしてもよい。何れか一方だけにするのであれば、ロードするときのみ項目を選択できるようにするのが好適である。また、設定ファイルをセーブするとき、ないし、ロードするときに選択するのではなく、図12(b)の設定ファイル名を設定する画面で、どの項目をセーブするのか、ないし、どの項目をロードするのかを予め設定し、セーブ時、ないし、ロード時には、ユーザに問合せることなくその設定に従ってセーブないしロードを行うようにしてもよい。着脱可能な記憶媒体は、USBメモリに限らず、コンパクトフラッシュ、SDカード(商標)、MMCカード(商標)などの不揮発かつ書き換え可能な任意の記録媒体であってよい。パワーユーザによるアカウント設定では、設定できる項目を自身の権限がある項目に制限していたが、その制限を外し自身の権限に関わらず全項目の設定ができるようにしてもよい。 In the above embodiment, the setting file item can be selected both when saving (FIG. 10 (a)) and when loading (FIG. 10 (b)). You may enable it to select an item only in any one. If only one of them is selected, it is preferable that an item can be selected only when loading. In addition, when saving or loading a setting file, it is not selected when loading, but on the screen for setting the setting file name in FIG. 12B, which item is saved or which item is loaded. It may be set in advance, and when saving or loading, saving or loading may be performed according to the setting without inquiring of the user. The removable storage medium is not limited to a USB memory, and may be any nonvolatile and rewritable recording medium such as a compact flash, an SD card (trademark), and an MMC card (trademark). In the account setting by the power user, the items that can be set are limited to the items that have their own authority. However, it is possible to remove the restriction so that all items can be set regardless of their own authority.
100…ミキサ、101…中央処理装置(CPU)、102…フラッシュメモリ、103…ランダムアクセスメモリ(RAM)、104…表示器、105…電動フェーダ、106…操作子、107…波形I/O(入出力インターフェース)、108…信号処理部、109…USB(Universal Serial Bus)I/O、111…その他I/O、112…バスライン。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
着脱可能な記憶媒体を装着する装着手段と、
該装着手段に記憶媒体が装着されたこと、及び装着されている記憶媒体が取り外されたことを、検出する検出手段と、
前記装着手段に記憶媒体が装着されたことが検出されたとき、該装着された記憶媒体にユーザ鍵が格納されているかを判別し、格納されていたら、それらのユーザに関するログイン画面を表示する手段と、
前記装着手段に装着されている記憶媒体に格納されているユーザ鍵に対応するユーザでログインしている場合、当該記憶媒体が取り外されたことが検出されたら、自動的にログアウトする手段と、
前記記憶媒体の取り外しによるログアウトの後、自動的にゲストユーザに切り替える手段と
を備えたことを特徴とするディジタルミキサ。 A digital mixer that provides an acoustic signal processing function to a user who logs in by inputting an appropriate user password, within the range of authority permitted to the user,
A mounting means for mounting a removable storage medium;
Detecting means for detecting that a storage medium is attached to the attachment means and that the attached storage medium is removed;
When it is detected that a storage medium is attached to the attachment means, it is determined whether or not a user key is stored in the attached storage medium, and if stored, means for displaying a login screen regarding those users When,
Means for automatically logging out when it is detected that the storage medium has been removed when logging in as a user corresponding to the user key stored in the storage medium attached to the attachment means ;
A digital mixer comprising: means for automatically switching to a guest user after logout by removing the storage medium .
着脱可能な記憶媒体を1つだけ装着できる装着手段と、
該装着手段に記憶媒体が装着されたこと、及び装着されている記憶媒体が取り外されたことを、検出する検出手段と、
ユーザ鍵の新規作成ないし編集を行う手段と、
前記装着手段に記憶媒体が装着されたことが検出されたとき、ユーザ鍵の新規作成・編集中か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段でユーザ鍵の新規作成・編集中でなかったときは、前記装着された記憶媒体にユーザ鍵が格納されているかを判別し、格納されていたら、それらのユーザに関するログイン画面を表示する手段と、
前記判定手段でユーザ鍵の新規作成・編集中であったときは、現ログインユーザでのログイン状態を継続し、前記装着された記憶媒体を、新規作成・編集したユーザ鍵を格納する記憶媒体として取り扱う手段と
を備えたことを特徴とするディジタルミキサ。 A digital mixer that provides an acoustic signal processing function to a user who logs in by inputting an appropriate user password, within the range of authority permitted to the user,
A mounting means for mounting only one removable storage medium;
Detecting means for detecting that a storage medium is attached to the attachment means and that the attached storage medium is removed;
Means for creating or editing a user key;
A determination means for determining whether or not a new user key is being created / edited when it is detected that a storage medium is attached to the attachment means;
If the user key is not being newly created or edited by the determination means, it is determined whether or not the user key is stored in the attached storage medium, and if it is stored, a login screen relating to those users is displayed. Means,
When a new user key is being created / edited by the determination means, the login state of the currently logged-in user is continued, and the attached storage medium is used as a storage medium for storing the newly created / edited user key. A digital mixer comprising: means for handling.
前記新規作成・編集したユーザ鍵を前記装着された記憶媒体に格納した後、その新規作成・編集したユーザ鍵で自動的にログインする手段を、さらに備えたことを特徴とするディジタルミキサ。 The digital mixer according to claim 2 , wherein
A digital mixer further comprising means for automatically logging in with the newly created / edited user key after storing the newly created / edited user key in the attached storage medium.
前記ユーザ鍵でログインできるユーザには、ユーザ鍵の編集権限を持つ特定ユーザが含まれており、
該特定ユーザのユーザ鍵を格納した記憶媒体が前記装着手段に装着され、該特定ユーザでログインしているときにユーザ鍵の編集指示があった場合には、前記自動的にログアウトする手段は、該記憶媒体が該装着手段から取り外されたことが検出されても、該特定ユーザのユーザ鍵の編集権限を維持することを特徴とするディジタルミキサ。 The digital mixer according to claim 1, wherein
Users who can log in with the user key include specific users who have user key editing authority,
When the storage medium storing the user key of the specific user is mounted on the mounting unit and there is an instruction to edit the user key while logged in as the specific user, the unit for automatically logging out A digital mixer characterized in that even if it is detected that the storage medium is removed from the mounting means, the editing authority of the user key of the specific user is maintained.
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