JP4680988B2 - 実質的に直線状のコントラストエッジの高精度検知の方法と装置及び前記コントラストエッジの追従と固定のためのシステム - Google Patents

実質的に直線状のコントラストエッジの高精度検知の方法と装置及び前記コントラストエッジの追従と固定のためのシステム Download PDF

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Description

本発明は実質的に直線状のコントラストエッジの高精度光学的検知方法、装置及び前記コントラストエッジの少なくとも1つを含む目標物を取得し、トラッキングするためのシステムに関する。
画像の技術分野において、高解像度イメージセンサを得るための方法は高密度のピクセルを持つセンサを適正な光学システムに関連付ける技術に関わる。高度の高密度化の外に、この解決方法は極めて高価である。
別の解決法は、イメージセンサをミクロステップで移動させ、各ミクロ移動の間に得られた部分的画像を基にして最終画像を再構成する方法である。ミクロステップとは、後者のピクセル間のスペースを複数に分割(sub-multiple)した長さである。このタイプの解決法では大容量メモリ並びにイメージ再構成アルゴリズム(これは特に強力で、時間と計算機資源の点で効果がある)を使用する。
船舶又は航空機の自動ステアリングと安定化のための、水平の検知に関する技術分野においては、慣性システムを使用する方法に加え、光学的検知方法が提案されてきた。前記光学検知方法は基本的に、天空と大地との間の赤外線及び/又は可視線放射強度の違いに基づくものである。
又、別の実験システムが提案されてきた。このタイプのシステムは、適正な精度で水平線を求めるために、CCDセンサとイメージ処理アルゴリズムを使う。しかしながら、このタイプのシステムは高輝度と大きな処理パワーを必要とする。
スチールケーブル及び、比較的遠距離の小型目的物のような妨害物を検出するために、電磁波又はレーダによる検知が行われている。
ミリ波レーダシステムでは直径6ミリのスチールケーブルを25m離れて検知することができる。又、超広帯域レーダシステムでは前記同一直径のスチールケーブルを80m離れて検知することができる。
しかしながら、スキャニングレーザを使う方法では、同一分野において、同様な直径のケーブルを6mまでの距離で検知することができる。対応するスキャニングレーザタイプの検出器は、図体が大きく、重い(6−8kg)。
最近、マイクロスキャンによる電子アイ(electronic eye)を使った検出手順については、CNES/Universite de la Mediterranee31(住所 Chemin Jeseph Aiguier 13402 Marseille Cedex 20)のEquipe Microrobotique UMR Mouvement et Perception のStephane ViolletとNicolas Franceschiniにより、フランスのRenneのIrisa and ENS Cachan , Antenne de Bretagne で、2002年11月6,7日に開催された、マイクロロボットポールの第5回ワークショップとマイクロロボットRTPの第1回ワークショップにおいて説明されている。マイクロスキャンは実質的に直線のコントラストエッジに関係して回転するものである。
これらワークショップで公表された記事A1には“neuromimetic”可視センサとして公知の特殊な可視センサの設計と製造及び、同センサの動作原理が生物界から直接着想を得たことについて記載されている。同センサ(OSCAR(Optical Scanner for the Control of Autonomous Robots)として知られている)は、離れて設けられた2つのフォトダイオードを使って、実質的に直線のエッジを表すコントラストの角度位置を決定できる。その際、回転のマイクロスキャン周期を用いるが、これは飛ぶ蝿の網膜の観察から着想を得たものである。
視覚環境の相対運動の測定、即ち、実質的に直線のエッジの測定は、基本的動き検出器回路(an elementary movement detector:EMD)を使って行われる。同回路の使用と原理は蝿の動きの検知ニューロンの観察から着想を得たものである。
可変速度の回転スキャンに関して、2つのフォトダイオードからEMD回路により与えられる信号の振幅は、2つのフォトダイオードで構成されるセンサの視界の全視野の平均方向に対するコントラストエッジの角度位置に依存している。
このOSCARセンサについての詳細については、これら2つのワークショップに関連して公表された記事A1に説明されている。
この記事を参照すると、このOSCARセンサは次のものを生成することがdきると記載されている。特に、
―視軸(visual axes)を隔てる角度Δφより,より高い精度;前記視軸はセンサの全 視野角を決める2つのフォトダイオードの最大感度軸である;このセンサは角度Δφ の2.5%と同等である回転に反応する。
―前記角度Δφより精度の高い可視最小値(a visible minimum);このセンサは、2 00cmの距離で、1cmの広さの黒いバーを容易に検出する;このバーは角度0.28° を結ぶものであり、全視野角Δφに対しこの角度は7.8%を占める。
このタイプのセンサは、十分な精度の可視能力を備えており、visuo-motorサーボ制御ループにおいて完全な視覚を可能にする;センサの静的ゲインは、対象の特性に従って、そのコントラストとその距離を最小限度に変化させる。
本発明は高精度のタイプの実質的に直線のコントラストエッジの検出のための方法と装置の実施を関する。これは同様な原理にもとづくものであるが、その方法によると、検出装置の高密度化、質量(mass)、慣性、消費電力の問題が、従来技術のOSCARセンサと比べて実質的に減少し、本発明によるスキャン操作の反復性の意味で高精度型検出装置の信頼性を向上させ、大きく改善させる。
本発明の別の目的は、実質的に直線の光変化領域を有し、本発明に従って、高精度型検出装置が向く方向のモニタと安定化を可能にする、少なくともコントラストエッジを有する目標物の固定とトラッキングのため(for the fixing and fine tracking of a target)のシステムの実装に関するものである。このシステムの性能は、VOR(Vestibulo Ocular reflex)方法のパフォーマンスと、少なくとも質的に、対比される。VOR方法は、本発明の対象である、高精度タイプの検出方法と前記VOR方法により示唆された急速制御との組合せに基づいて、目、人の視線を安定化するとして知られている。
最後に、本発明は、本発明に基づいてコントラストエッジを検出する方法と装置の応用に関係する。又、目標物の固定化と高精度トラッキングのシステム応用に関係する。例えば、
―航空機、宇宙船、海洋船又は航空機器を安定化させるための水平線検知と位置決め;
―航空機又は他の車両(vehicle)による、ケーブル、ポスト、レール及び他の薄又はfiliform障害物の検出;
―制限領域における、制御される(steered)又はリモコン制御されるヘリコプタ飛行装置の安定化及び/又は航行への補助;
―アンテナ、又は高精度、高安定のvisuo-motor loopを使って制御又はリモコン制御される他の機器に搭載して使用することによる、高圧電線、電話線等のメンテナンスに対する補助;
―光学的検出による、自由航行する又は、地上に設けられた固定目標物に束縛される航空機の安定化;
―固定光学マーカーに関係するプラットフォームの安定化(機器、機械的支持部材、海洋プラットフォーム等);
―画像センサの安定化(カメラ、写真撮影機器);
―微細欠陥等を検出するための、光学マスクのような、1次元又は2次元コントラストを有する目標物の高精度差分ミクロ ポジショニング;
―超遠距離コントラスト構成のための受動型テオドライト(passive theodolite);
―超低振幅の動きの長距離検出。特に保護区域に入ろうとする侵入者について;
―カメラ又は写真撮影機器による行為者(航空機、鳥等)の光学的トラッキング;
―移動方向に近い障害物の検出に基づく航行補助、特に地上、空中、宇宙及び/又は海中ロボティクスにおける航行補助
本発明による、所定方向における実質的にリニアである光コントラスト領域を持つコントラストエッジを検出する方法と装置は重要である。それらは、所定方向を横切る別の方向において、第1と第2の光学センサの全視野角の周期的位置スキャンを実施できるからである。
このスキャンは、第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリの相対的平行移動と、
少なくとも周期的なスキャンの周期の一部分に対し、一様ではないスキャンに対応する周期的スキャンの法則、第1と第2の光学センサの平均的観察方向により制限される全視野角と、
第1と第2の光学センサにより与えられる信号を基礎として、スキャン規則(scanning law)に基づいてレファレンス方向を形成する全視野角の平均方向に関係する、光コントラスト領域の角度位置にリンクされる信号間の時間差の測定(前記レファレンス方向はこの時間差の特定にリンクされている)と、により実施できる。
本発明による、コントラストエッジ検出のための方法と装置は、少なくとも1つのコントラストエッジを持つ目標物の固定化と高精度のトラッキングのためのシステムの産業的実施に使用される。発明において、この方法と装置の高精度、高速度、装置の超小型化、超軽量化(その超低イナーシャは、特に注目すべき方法で、このような実施化を可能にする)のおかげで、人の視線のVORプロセスに類似する視線を補償する方法を用いることができる。
コントラストエッジ検出のための方法と装置、及び本発明による、少なくとも1つのコントラストエッジを持つ目標物の固定化と高精度トラッキングのためのシステム、についての詳細については、以下、図面と共に説明する。
図1及び他の図面に基づいて、コントラストエッジを検出ための方法について説明する。本発明に従うと、前記コントラストエッジは、所与の方向において実質的に直線である光コントラスト領域を有している。
図1を参照すると、光コントラスト領域、光変化領域及び、特にコントラストエッジは、図1を含む紙面に実質的に直交する方向に直線である。前記所与の方向は例えば、1,2,3と連続した位置で表示される板PのエッジEの方向である。
本発明による方法は、少なくとも板PのエッジEに対応する所与の方向を横切る別の方向において、D1とD2と符号をつけた第1第2センサの全視野角Δφの角度位置(angular position)の周期的なスキャンを実行することを含む。
図1を参照すると、全視野角の周期的位置スキャンは図1の面における位置の角度スキャンに関係する。前記全視野角は、第1の光学センサD1の視軸O11と第2の光学センサD2の視軸O22の2つの方向により与えられている。
限定されない実施例において、全視野角は、凸レンズLにより形成されることができる。光学センサD1、D2は、前記レンズLの像焦点面(image focal plane)に実質的に配置される。
本発明による方法の注目すべき側面によると、全視野角Δφの周期的位置スキャンは前記別の方向における、第1、第2の光学センサD1,D2により形成されるアセンブリ及びレンズLに対する平行移動(translation)により行われる。図1における、前記別の方向とはこの図を含む平面に含まれる。平行移動によるスキャンにはSの記号をつけ、矢印で表示する。
周期的スキャンの法則は、周期的スキャンの少なくとも各期間の一部分の間の一様ではない(non-uniform)スキャンに対応する。全視野角(Δφ=(O11、O22))は第1と第2の光学センサD1,D2の平均観察方向により限定される。
本発明の方法は、第1と第2の光学センサD1,D2によって与えられる複数信号の時間差を検出することを含む。時間差Δtは、レファレンス方向に対する光コントラスト領域、即ち、板PのエッジEの角度位置に関係している。レファレンス方向は方向MOY12であると有利である。方向MOY12は、第1と第2の光学センサD1、D2の指向方向の間の2等分線の平均時間方向に対応する方向である。
このようにして、例えば、平行移動Sのスキャンに従って、第1と第2の光学センサにより形成されたアセンブリに適用される振幅εのリニア変位は、全視野角Δφの回転を伴い、観察方向OY1、OY2の方向を角度Δξだけ回転させる。
スキャンの規則(scanning law)Ωに基づいて、レファレンス方向MOY12に対する光コントラスト領域の角度位置の画像及び、時間差Δtの測定のプロセスを、図2aないし2hを参照して説明する。
図2aは、全視野角Δφの角度位置の周期的スキャンのプロセスを示す。特に、全視野角は方向OY1、OY2により制限される。これら方向は、光学センサD1,D2の最大感度に関係する。OX,OY面、図1の面における後者の感度曲線は、従来の鐘型曲線に対応する。
図2aにおいて、板Pは図1の位置1,2,3を占める。これら位置は後記するプロセスを説明するために任意に選択される。
角速度Ωのスキャンは、コントラストエッジEの全視野角Δφの角度により可変でありえる。図2aにおいて、コントラストエッジEは軸OXに平行な実質的に直線の光コントラスト領域を有している。このコントラストエッジは、前記図の位置1,2,3に位置している。角速度Ωのスキャンは、“板Pのコントラストエッジが位置1,2,3に位置するか否かに依存して、全視野角のスキャンの角速度Ω(t)は異なる”ことを意味している。なお、全視野角のスキャン速度Ω(t)は光学センサD1とD2の対により測定され、1/Δtで表示される。
図2bには、時間的に一様でないスキャンに対応する周期的スキャンの規則を示す。時間の関数であるスキャンの規則Ωは図2bに示されている。又、角度ψも、時間と方向OY1(全視野角を制限する)の関数である。図2bのx軸の単位は秒である。スキャンの規則のためのy軸の単位はs-1又は角ψにおける角度である。
図2c、2d、2eは、図1、2a、2bにおいて示される位置1,2,3に対するスキャン操作の期間にコントラストエッジEの位置に依存して、光学センサD1、D2により与えられる出力信号を示す。
前記出力信号はオーダ1のハイパスフィルタでフィルタすると有利である。これにより前記信号の閾値化が可能になり、図2f、2g、2hに示すように、時間差Δtを測定できる。図2f、2g、2hは、それぞれ図2c、2d、2eに対応し、位置1、2、3に対応するものである。
センサD1,D2により与えられるフィルタを通った信号の時間差Δtは、コントラストエッジEの位置1,2,3により変化する:前記プロセスにより、時間差により角度位置をコード化することが可能になるという重要な結果が得られる。
図2cないし2hのx軸の単位は時間、つまり秒である。y軸の単位は光学検出器D1、D2により、又は図2fないし2hに対するフィルタプロセスにより与えられる信号の、0から1の相対的振幅である。
本発明の方法について、第1光学センサD1と第2光学センサD2により構成されるアセンブリの平行移動Sによるスキャンを、レンズLに対して行うことは可能である。又、位置の周期的なスキャンのこのステップはレンズを平行移動させることに有利に対応している。但し、この場合、振幅は同一であるが、方向は固定される光学的第1センサと第2センサに対して反対である。
このような条件下で、図2cないし2eにおける、第1光学センサと第2光学センサD1、D2により与えられる信号の間の遅れΔtの規則は、図2a、2bで説明したスキャン法則Ωにおいて、図1に示されるレファレンス方向MOY12の周辺で実行される周期的なスキャンに関連することが分かる。
限定しないやり方で、図1と図2aの面に直交するコントラストエッジEの方向と、図1と2aの方向OXに対応する、全視野角の角位置のスキャンの横方向とは直交することが好ましい。
図2aないしhとの関係で示される遅れΔtの測定プロセスの実装に関して、この測定方法は限定されないやり方で従来技術の検出装置によって実行することができる。この点については、CNRS Laboratoire de Neurobiologie, LNB 3,31(住所:chemin Joseph Aiguier 13402 MARSEILLE CEDEX France)の Stephane VIOLLET et Nicolas FRANCESCHINIにより公表され、SPIE Conference on Sensor Fusion and Decentralised Control in Robotic Systems II, Boston, Massachussetts, September 1999 : SPIE Vol. 3839.0277-78 6X/99.により編集された, "Visual Servo System based on a biologically-inspired Scanning Sensor"というタイトルのA2の記事に記載されている。
本発明による方法を実施するための特に有利なプロセスについて、第1と第2光学センサD1,D2により構成されるアセンブリとこれらに対するレンズLとの何れかは、それらが固定しているとき、その角度位置に応じて、例えば、第1と第2のセンサD1、D2により構成されるアセンブリの角スキャンの法則に対応して、全視野角Δφの角度位置のスキャン規則の実行が可能になる。このことは前記文献A2に記載されている。
他方、本発明の方法の注目すべき側面によると、角度位置スキャンの場合、処理プロセスは前記文献に記載されたものと実質的に同一である。そこに記載されたスキャンはレンズ+光学センサD1、D2からなるアセンブリの全回転により達成されてはいるが実質的に同一である。
コントラストエッジ検出装置は、本発明の対象に一致する所定方向に実質的に直線である光コントラスト領域を有するものであるが、この検出装置については、図3a、3b及び続く図面と共に説明する。
勿論、本発明による装置は少なくとも、図1の第1と第2の光学センサD1、D2と光学的中心を有するレンズLを有する。光学センサD1、D2は、全視野角Δφを持つもので、前記の通り定義される。
第1と第2の光学センサD1、D2は実質的にレンズLの像焦点面に設けられる。第1と第2の光学センサD1、D2の平均観察方向は実質的にライン(O1OY1、O2OY2)に対応する。同ラインは第1と第2の光学センサの中心とレンズLの光学的中心とを結んでいる。特に、これを図1に示す。
図3aに示されるように、本発明による装置は、光学コントラスト領域(即ち、前記コントラストエッジの所定方向を横切る別の方向に向かう領域)に対し、第1と第2の光学センサD1、D2により形成されるアセンブリの相対的平行移動的変位(translational displacement)のための手段(resources)を有する。この変位は、周期的角度スキャンの規則に従う前記全視野角Δφの周期的角度スキャンによる変位である。該周期的角度スキャンの規則は、図2a、2bに表わされているように、少なくとも各スキャン周期の少なくとも一部に関して一様ではない。
相対的な平行移動的変位手段は、図3aのA,1で表わされている。本発明によるコントラストエッジ検出装置は検出回路2を有する。該検出装置は第1と第2の光学センサD1、D2により与えられる信号から、光コントラスト領域の角度位置の関数としての時間差Δt、コントラストエッジE(レファレンス方向に対する)、全視野角Δφに含まれる方向MOY12(この方向はスキャンの規則Ωに基づいて実行される)を測定する。
好ましい限定されない実施例において、第1と第2の光学センサD1.D2はフォトエレクトリックダイオードのようなフォトエレクトリックセンサで構成されている。そのスペクトル感度は可視領域又は紫外線領域、あるいは、例えば夜間の検出のために赤外領域に選定されることができる。
前記フォトダイオードの最大感度の波長は、本発明によるコントラストエッジ検出装置の応用に従って選択される。
検出回路2の実装に関して、同検出回路は、分離増幅器(separating amplifier)20(トランスインピーダンス増幅器ともいう)、基本的動き検出装置回路(EMD;elementary movement detector circuit)21からなる。前記分離増幅器20による増幅の後、該EMD回路は第1と第2の光学センサD1.D2により与えられる信号を受け取り、時間遅れΔtと一様ではないスキャンの規則Ωに基づいて出力信号V(時間差Δtの逆数1/Δtに実質的に比例し、レファレンス方向MOY12に対して光コントラスト領域の角度位置に実質的に比例する)の出力を可能にする。
基本的動き検出装置回路21については、同回路は実質的に前記文献A2(1999年編集された)に記載された回路に対応する。同文献の、特に、その第3章の“Measuring angular speed With An LMD”に、同回路が詳述されている。
図3bには、基本動き検出装置回路21により与えられる出力信号Vが示されている。図3bのx軸の単位はセンサの方向MOY12に対するコントラストエッジEの角度位置の正又は負の角度である。y軸の単位は回路21から与えられる信号Vの正又は負の相対的振幅の大きさである。
角度位置オフセットが−2°と+2°の場合、この信号の値は実質的にリニアである。
第1と第2の光学センサD1、D2により構成されるアセンブリの平行変位手段について、又は、光コントラスト領域Eに関するレンズLについては、図3aに関連する、図4aないし4eを参照しながら説明する。
例えば、図4a、4bに示されるように、レンズLが固定しているとき、平行移動的変位手段は、変形可能な支持要素A(a deformable support element)を有する。同要素の一端部は固定レファレンス機械的支持部材(a stationary reference mechanical support)と一体であり、別の端部は第1と第2の光学センサD1、D2を搭載する。
前記手段は変形可能な支持部材Aに適用する回路を含む。支持部材Aは、固定レファレンス機械的支持部材に対するスキャンの規則に従って、第1と第2の光学センサD1、D2により形成されるアセンブリの、別の方向(スキャン方向)における周期的平行移動的変位を生成するための周期的変位制御応力(a periodic displacement control stress)のアクチュエータを形成する。
図3a、4a、4b、4c及び4dにおいて、固定レファレンス支持部材はハッチングで表わされている。
図4a又は4bに示されているように、アクチュエータAは光学センサD1とD2のアセンブリを、その端部で支持することが好ましい。別の端部は例えば、固定機械的レファレンスに固定することができる。前記アセンブリは炭素から形成されるチューブ形状のエンクロージャに包むと有利である。例えば、図4aにおいて、チューブ形状のエンクロージャの前端部にはレンズLがある。他方、チューブ形状のチャンバーの回転表面に形成されるウインドウはレンズLの取り付けを可能にする。図4bに示すように、このレンズは光学センサD1、D2の反対側に設けられる。
平行移動的変位を生成するアクチュエータAについて図4cと4dを使って詳述する。これは、光学センサD1、D2のアセンブリ又はレンズLに対し相対的変位を適用することには依存しないものである。
図4c及び4dに示されるように、アクチュエータAは2つのピエゾエレクトリックブレード(blade)A1,A2により構成されている。これらはその端部の固定支持部材に固定されている。図4cに示されるように、別の端部は光学センサD1,D2,…Dnのアセンブリを有する。又は、図4dに示されるように、レンズLを有する。
特に、ピエゾエレクトリックブレードは、2つの対のバイモーフィック(bimorphic)又はモノモーフィックなピエゾエレクトリックブレードから構成されている、または、1つのピエゾエレクトリックブレードとスプリングブレード(spring blade)から、又は同等な手段から、非限定的な仕方で構成されている。図4cと4dに示されるように、このような条件の下で、前記スキャンの規則に従って適合された電圧の印加により、スキャン方向Sの周期的な変位を制御するための応力を印加することができる。
変形例として、2つのピエゾエレクトリックブレードの内の1つは、図4cのフォトダイオードD1とD2のための位置センサとして使用することができる。又は図4dのレンズLの位置センサとして使用することができる。このセンサはフォトダイオード又は、レンズの位置サーボ制御のためのループに含めてもよい。同じ目的で、応力ゲージ(stress gauges)を使った、第1と第2の光学センサD1、D2の、又は、レンズLの測定回路が、変形可能な支持部材の変形に基づいて設けられると有利である。
図3aに示されているように、手段1は変位を制御する応力を印加することを可能にするものである。この手段1はスキャン生成器10(スキャン電圧を与える)、波形整形回路11(スキャン電圧を受け取り、中間スキャン制御信号を与える)、及び、高圧発生装置13を介して直流を供給される高圧増幅器回路12を有している。周期的な変位制御電圧を与えるために、該高圧増幅器回路は、波形整形回路11から与えられる中間スキャン制御信号により制御される。前記周期的な変位制御電圧は図4aと4bにおけるアクチュエータAに印加される。特に図4cと4dにおけるピエゾエレクトリックブレードA1、A2に与えられる。
前記の変位制御応力の印加については、この変位応力は1999年編集の文献A2に記載されている各変位のキャリブレーションに遡る技術である。図1に示されるように、平行移動変位ξは全視野角Δφ又は、全視野角Δφの半分の回転Δξと同一視することができる(be assimilated)。全視野角Δφの半分は、光学センサD1とD2を分離する中心O1とO2の距離の半分と、レンズの焦点距離との比により実質的に与えられる。
図4eに示される変形例によれば、必要に応じて、パノラマになるまで検出装置の全視野を拡大するために、前記図面に関連して記載した複数の装置を設けることができる。基本装置を構成する各装置は、L1ないしL3で表わす固定レンズを有する。これは非限定的な例示である。これら基本的装置は実質的に共通の中心を有する球表面上に設けられる。取得システム(the acquisition system)にとって、この共通の中心は、各装置の全視野角の全体に広げられた全視野角の光学的中心となる。
図4eでは、図面を増やさないために、基本装置の数を、例えば3に限定している。
この条件の下に、レンズL1、L2,L3のための第1と第2のセンサの各ペアO11,O12;O21、O22,O31、O32は基本的動き検出装置に接続することができる。該基本的動き検出装置は基本装置のための検出回路(20−21で表わす)を有している。各V1、V2とV3により与えられる出力信号は次のデジタル処理のためにサンプリングすることができる。
本発明に従うコントラストエッジ検出装置の特に有利な実施例については、図5aと5bに関連して説明する。
コントラストエッジEに対する、第1と第2の光学センサD1、D2により構成されるアセンブリの平行移動周期的なスキャンが行われる方向をSとすると、一般的に、方向Sは理論的にはどの方向であってもよい。非限定的な実施例において、このスキャンが単一コントラストエッジEを検出する目的で行われるとき、この方向は前記コントラストエッジEが延長する所与の方向に垂直であることが好ましい。
この動作モードは、レンズLの焦点面に実質的に対応する面にスキャン方向Sを方向付けすることにより容易に実施できる。
この目的で、本発明による検出装置の有利な実施例に従って、図5aと5bに示される検出装置は変形可能な支持要素Aより構成されるアセンブリ又は第1と第2の光学センサD1、D2と固定レファレンス機械的支持部材のアセンブリの方向付け装置を有している。該方向付け装置は、第1と第2の光学センサD1、D2の周期的平行移動的変位Sの方向を、該別の方向(実質的に直線の光コントラスト領域、コントラストエッジEの所与の方向を横切る)に方向付けすることを可能にする。
図5aにおいて、レンズLはチューブ形状のエンクロージャの前部にある。前記エンクロージャはダイオードD1,D2とアクチュエータAのアセンブリを有している。同図において、支持部材(support)はマイクロモータμMにより駆動されるプラットフォームであることができる。同マイクロモータμMは、アクチュエータA,ダイオードD1,D2及び固定支持部材からなるアセンブリを同アセンブリの縦軸の回りに、2重の矢印で表わすように、回転させるものである。その効果はスキャンSの方向を変更することである。
スキャン方向SはコントラストエッジEの方向に対して向けられる(図示しない)。
他方、仮に図5bのように、光学センサD1、D2により構成されるアセンブリが固定レンズLに対向して設けられるとき、アクチュエータAは、移動円形クラウン(CCで表わす)上に搭載されると有利である。これはボールベアリングの上に置かれる。前記ボールベアリングの軸は、例えば円形ガイドレールの形状の固定支持部材SFに対しレンズLの軸と一体とされる。図5bにおいて、アクチュエータA即ちA1,A2の円形クラウンCCのアセンブリとダイオードD1とD2のアセンブリは、マイクロモータμMにより方向付けされる(図示しない)。こうして新たなスキャン方向Sを与える。
最後に、少なくとも2つのコントラストエッジを有する2次元目標物を検出するために、本発明によるコントラストエッジの検出装置は、図6に示すように、第1と第2の検出装置(例えば、図4aないし4cに関連して本書に記載しているように)と、第1と第2の検出装置の第1と第2の光学センサD1、D2、を含む。前記検出装置の周期的相対的変位の方向は実質的に垂直(perpendicular)である。
図6aと6bに示される非限定的な実施例において、2つの光学センサD1,D2はマトリックス状のフォトダイオードのような光学的検出装置により置換されると有利である。各々はピクセルDiを構成し、ダイオードの長方形マトリックスはこのように二次元の網膜を形成する。
この条件の下で、周期的な変位の2つの方向は実質的に垂直で、図6aにおいてSV,SHと表わしている。ダイオードのマトリックスはこのように堅固なフレームを形成するフレームFに搭載され、バネSPにより吊り下げられ、バネはフレームに対して、このように形成されたダイオードマトリックスに対し、適度なサスペンションを提供する。アクチュエータはアクチュエータA1、A2であり、図4aないし4cに関連して記載されたものと同様なやり方で搭載される。例えば、マイクロビードを使って、それぞれ垂直方向Sv、水平方向SHのスキャンを実行する。
図6bに示すように、このタイプの装置は、2次元の変位応力を、フォトダイオードモザイクDiに対してではなく、固定ダイオードマトリックスの前部に設けられるレンズLを支持するフレームに印加することにより達成されることが好ましい。レンズは光学軸に垂直な面でフォトダイオードから一定距離で移動する。
本発明による検出装置の特別な実施例によると、このような条件の下で、水平スキャンSH又は垂直スキャンSVを実行するのに、垂直の周期的なスキャンと水平の周期的なスキャンが交互に実行される。検出は垂直スキャンと水平スキャンと同期して実行することができる。
一例として、本発明によるコントラストエッジ検出装置において、光学センサの全視野角の回転スキャンは、2つのダイオード(焦点距離f=8.5mmのレンズの焦点面に設けられる)の直線的平行移動で得られるが、この検出装置は次の結果を与える。
Figure 0004680988
500Hzの広い帯域幅を有し、1.4gの重さのピエゾエレクトリックタイプのアクチュエータを使うと、オープンループで、低応答時間の1mmの振幅の平行移動を行う。
本発明によるテスト済み検出装置の焦点距離8.5mmより50倍大きい焦点距離のレンズLを使うと、50mm幅の黒色バー(電線用の高圧ケーブル)を500m離れた位置で検出することが可能になる。又は、トラムウェイの空中ケーブルのような直径100mmの黒色バーを1km離れた位置で検出することが可能になる。
光コントラスト領域を有する、少なくとも1つのコントラストエッジを有する目標物の固定と高精度のトラッキングのためのシステムについて、図7aと7bを使って以下説明する。光コントラスト領域は実質的に、同コントラストエッジEを形成する所定の方向に直線的である。
図7aは、本発明によるシステムであって、視線の安定化と、少なくともコントラストエッジEを有する目標物の高精度のトラッキングとのためのシステムを構成するアセンブリを上から見た平面図である。
前記のシステムは、図1ないし4e特に4bに関連して説明した検出装置DDと、同検出器の方向を決める機械的支持部材ETとを有している。
前記図において、ETはハウジングを意味している。これは人間の頭の空間的レファレンスを象徴的に表わしている。装置DDはその軌道(orbit)を移動する人間の目に忠実に似せて構成している。本発明に従って、外部ハウジングETに対して、電子的マイクロモータμMEを使って、検出装置Dの方向を決めることができる。この際スクリューネジV,リンクB,遊びのないクランクMを介して方向を決める。電子的マイクロモータμMEは人間の頭における目玉の動きに対応する動きを可能にしている。
絶対マーカー(absolute marker)におけるハウジングETの角度位置にθhと符号をつけている。ハウジングETと比べて検出装置DDの視線(図1における軸MOY1)にθehと符号をつけている。また、絶対方向OYと比べてθgと符号をつけている。この後者の角度はθeh+θhの和に厳密に対応する。コントラストエッジEに関しては、絶対マーカー(O,X,Y)における、その角度位置にθtと符号をつけている。
図7aを参照すると、制御信号Ueで駆動されるステッピングモータμMEの回転は、スクリューネジーリンクークランクシステムBを介して、検出装置DDを回転させ、方向を決める。検出装置DDはハウジングETの内部で回転自在である。結果、コントロール信号UeはモータμMEのシャフト位置を駆動し、方向を、つまり、検出装置DDの視線(レファレンス方向MOY12)を直接的にモニタする。
図7aのシステムを使うと、検出装置DDの視線が常にコントラストエッジEに維持することが可能であり、従って、このコントラストエッジが固定状態にあると、このコントラストエッジの検出装置DDにより“固定化”がもたらされる。仮にコントラストエッジが変位するときには“高精度のトラッキング”が行われる。
支持部材ETに回転の乱れが起こっても、本発明によるシステムが機能することは注目すべきである。人間においては、目の視線は頭の動きにより頻繁に乱される。この乱れはvestibulo-ocular反射(VOR)により補正される。頭により生成された回転の乱れがあっても、この反射により視線は一定方向に保持される。
図7bは、本発明による視線の安定化と高精度のトラッキングとのためのシステムのブロックダイアグラムである。
図7bを参照すると、本発明によるシステムは、機械的支持部ETの回転速度を測定するための手段H(p)を有している。同手段は、ハウジングETと一体化されるジャイロメータで構成すると有利である。これを図7aに示す。
本発明によるシステムは、検出装置DDのレファレンス方向の方向付けのオープンループ制御信号に基づく直接制御手段を有している。同手段は、機械的支持部材ETの回転速度Ωhの測定に基づき、直接制御信号Uvorを与える。
最後に、本発明によるシステムは、目標物の少なくとも1つのコントラストエッジの検出方向θtに対する、レファレンス方向MOY12の視覚サーボ制御ループを有している。この視覚サーボ制御ループは検出装置DD、インバータInv、非線形回路ZSL、及び補正装置(corrector)とから構成されており、制御信号Uvを出力する。
最後に、合成手段を使うと、直接制御信号Uvorと制御信号Uvの線形結合が可能になる。図7bを参照すると、該合成手段は引き算器(substractor)STで構成されている。直接制御信号Uvorはサーボ直接制御信号Uvから引かれている。
θgとθtとの差分はエラー信号で、検出装置DDにより測定される。電子的マイクロモータμMEの制御信号Ueは最終的に、各時点で、検出装置DDに基づく視覚サーボ制御ループからの制御信号Uvと、補正装置Cvorからの制御信号Uvorとの差である。なお、補正装置Cvorの入力はジャイロメータH(p)を使って測定したハウジングETの角速度である。
ハウジングの角度位置θnは、次の2つを構成している。
―視覚ループのための乱れ;これはそれ自身検出装置DD、非線形リミッターZSL及び補正装置CV(p)=Kv/pの伝達関数により構成されている。
―補正装置フィルタCvorにより生成される制御信号Uvorを介する視覚ループのための制御。
ハウジングETが回転すると、検出装置DDが回転する。従って、θgとθtの角度差を導く。この差は補正装置Cvにより補償されるが、ゆっくりしたものである。検出装置DDのスキャン周波数により限定されるからである。視覚ループだけが、振幅2°に対し最大周波数0.4Hzを持つ回転の乱れだけを除去することができる。乱れθhの除去処理を加速するために、制御信号Uvorが制御信号Uv(極めて緩慢な処理に関係する)に加えられたのである。制御信号Uvorの機能は、乱れθh(直接制御)の角速度の直接測定に基づいて検出装置DDの方向決めをすることである。
理想的なケースでは、CvorはOPとH(p)により導入される動力学(dynamics)を完璧に補償するように計算される。
Cvor(p)=1/(H(p)Ke)
よって、Uv=0のとき、次式が得られる。
θeh=−θh
これは、支持部材ETの回転が、同一振幅で反対方向の、検出装置DDの回転により完全に補償されることを意味する。
しかしながら、伝達関数Cvorは、十分に安定していないので、直接使うことは出来ない。従って、理論的伝達関数は次の伝達関数により近似されていた。
Cvor(p)=K(p+a/bp+1)(−p+c/p+c)
但しK=0.011、a=140rad/s、b=5 rad/s、c=0.45 rad/s
こうして形成されるフィルタは擬似積分器(pseudo-integrator)により構成されている。同擬似積分器は全帯域通過フィルタでカスケード構成され、擬似積分器のゲイン曲線を変更せずに負の位相を提供する。
最終的に、図7bのシステムを使うと、固定化とコントラストエッジの高精度トラッキングを扱う緩慢な視覚ループに、検出装置DDが支持部材ETに加わわる回転の乱れに対し迅速に反応する処理を結びつけることができる。つまり、同システムを使うと、2つのサブシステムが極めて相補的なやり方で、組み合わされ共存することが可能になる。これら2つのサブシステムは各々自分の貢献をおこなっている。
即ち
―第1サブシステムは緩慢であるが高精度である、なぜなら高い精度が与えられているからである。:視覚ループは検出装置DDに基づくサーボ制御ループにより形成される。
―第2サブシステムは高速であるが、精度が高くない(ジャイロメータにより導入されるドリフトのために):VORシステム
本発明による検出装置システムDDとジャイロシステムとの前記の組合せは本発明の主要な構成である。
図7aに示すオキュロモータ(oculomotor)システムは、上記組合せのお陰で目標物を完璧に追跡することができることが実験で確認されている。前記目標物はサイン形状の規則θt(t)(振幅4°、周波数0.2Hz)に従って移動する。この時、回転の乱れθhは除去される。この回転の乱れの振幅は同様に4°であるが、周波数は2Hzであり、10倍高い。
図7bに示すこのようにモデル化したシステムについて、外部ハウジングETに加えられる2つのタイプの乱れがあっても、固定視線を維持するために、頭(即ち外部ハウジングET)の動きの乱れの除去のテストを行った。
・急激な回転(スケール3°)θh、これは急激で反復されるものである。又は、本書で説明した、高精度のトラッキングを起こす回転θt。
前記のテストは次のことを証明した。即ち、外部ハウジングETの角度θhの回転に対応する乱れの導入は、視覚補正装置Cv及び補正装置Cvorの乱れを起こした。この乱れは2つの部分に分けることができる。
―システムVORの慣性的応答に対応する遷移部分。その応答時間は単に約10msである。
―実質的に視覚応答に対応する連続部分、その応答は、より長い応答時間、約100ms持続する。この期間、検出装置DDが長期間に亘って正確に安定的に効率的に機能する。
実験室で行ったテストは、図7bのブロックダイアグラムの完全なシステムを使用して、視線θgが実質的に空間で固定されることを実証した。
この動作モードは人間の視線の補償と比較して、特に有利である。テストによれば、視覚制御信号Uvと慣性制御信号Uvorとを組合せたために、外部ハウジングETの方向付けに加えられた、振幅3°のスケールインターバルタイプ(scale interval type)の乱れが30ms間、最終値の90%で除去されることが実証された。
・テストの第2シリーズが、外部ハウジングETの方向付けの、実質的にサイン形状の ハーモニックな乱れに対応する乱れに対して行われた。換言すれば、頭の乱れである 。この乱れがoculomotor装置に加えられた。
テストは、外部ハウジングETに加えられる2Hzにおける急速な周波数の、実質的にサイン形状の乱れが存在するとき、この乱れは直ちに検出装置DD(目を表す)の逆位相の、逆回転により補償される。この補償の効果は、視線の角度θgにおける僅かなズレを引き起こす。有効値θgは0.32°で評価されたもので、頭をシミュレートする外部ハウジングETに加えられるpeak−to-peak乱れ6°より更に19倍小さい。
最後に、外部ハウジングETに加えられたハーモニック乱れについてのテストが異なる周波数で実施された。これら乱れの周波数は0.5と6Hzの間から選択された。
これらの条件下で、視線θgの変化は、前記最大周波数6Hzに至るまで、決して0.55°を超えなかった。
比較として、ハウジングに加えられるpeak−to-peak振幅6°に対して、乱れの最大周波数は0.4Hzに限定される。この乱れに対しては唯一視覚レトロアクションループ(つまり、直接制御ループVORとの組合せの無い)だけが除去することが可能である。
本発明による視線の安定化と、目標物の高精度トラッキングのためのシステムのパフォーマンスは注目すべきである。実際の大きさのヘリコプターに搭載されるとき、前記システムは前記の通り、メインロータが引き起こす約5Hzの信号の基本モードを補償することができるからである。
コントラストエッジを検出するための方法と装置について説明してきた。これらは、本発明の装置が人間又は哺乳動物の目の視覚と視線の振舞いを再現するシステムを使用できる範囲で、特に有効である。
特に本発明及び対応するシステムによるコントラストエッジを検出する方法と装置は、前記方法と装置を用いるものであって、本書の序論で述べたように広く変形して応用できるものである。
特に、図5a又は5bに示した、本発明によるコントラストエッジ検出のための装置は航空機(例えば、直接制御、又はリモコン制御されるヘリコプター)の航行の補助として直接応用することができる。特にヘリコプターが飛行困難な状況の中で移動しなければならないときに、そして特に、両側がせまった谷、市街エリアで、又は高圧線のような線形状物体がある時に応用できる。
本発明によるコントラストエッジ検出のための方法のブロックダイアグラムである。 図1の方法の実施のためのサブステップを表わす図である。これらサブステップは、スキャン法則と光コントラストエッジ領域に関して第1と第2の光学センサの角度位置の関数である時間差Δtに基づいて、特に、平均方向に対して、コントラストエッジの光コントラスト領域の角度位置の検出を可能にする。上記時間差は、この光遷移に対して第1と第2の光学センサの観察の平均方向の不ぞろいを引き起こすものである。 本発明によるコントラストエッジ検出装置のブロックダイアグラムである。 本発明による検出装置の静的入出力特性(ボルト/1度)の例である。コントラストエッジ(C1)又は幅1cmの黒色バー(C2)の前で得られる。両者は本検出装置から130cmに設けられる。 図4aないし4eは、図3で示す、又は第1、2、3、4、4の変形例で示す、本発明による検出装置の特殊な実施例である。 図5aと5bは、非限定的な例として示す、本発明による検出装置の非限定的な変形例である。特定の応用のために、光学センサに適用される平行移動スキャン方向はコントラストエッジに実質的に垂直な方向に調整することができる。 図6aと6bは、非限定的な例として示す、本発明による更に2つの検出装置である。特に、2次元スキャンに使うことができ、2次元目標物に適用することができる。 前記図面において、ビジュアルな固定化と高精度トラッキングのコンテキストにおいて動作パラメータを規定するための、本発明によるビジュアルな固定化と高精度トラッキングのブロックダイアグラムである。 本発明による検出装置がビジュアルな固定化と高精度トラッキングのためのシステムを構成し、人の視覚の視線を安定化するために、ビジュアルな固定化と高精度トラッキングがVORプロセスに対応する第2のシステムにより補助されるときに、図7aにおいて示されるパラメータ又は状態変数を規定するための、本発明によるビジュアルな固定化と高精度トラッキングのブロックダイアグラムである。

Claims (16)

  1. 所定方向において実質的に直線である光コントラスト領域を持ち、異なる輝度の2つの領域に分離するコントラストエッジの検出方法であって、次のものを有する装置を使う方法。
    第1と第2の光学センサの平均観察方向により制限される全視野角を有する、第1と第2の光学センサにより形成される少なくとも1つのアセンブリ
    前記アセンブリと光コントラスト領域との間の光学的中心を持つ1つのレンズ、但し前記第1と第2の光学センサは、実質的にこのレンズの画像焦点面に設けられる、
    但し、この方法は、少なくとも次のステップを有している。
    ― 前記所定の方向を横切る別の方向において、この別の方向における第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリの相対的な平行移動により第1と第2の光学センサの全視野角の周期的な位置スキャンを実行するステップ。但し、全視野角は周期的なスキャンの規則は少なくとも周期的なスキャンの期間の一部分において一様ではないスキャンに対応し、前記第1と第2の光学センサの平均観察方向により限定されるものである;
    ― 第1と第2の光学センサにより与えられる信号に基づいて、スキャン規則に基づいて、前記全視野角に含まれるレファレンス方向に対し、前記光コントラスト領域の角度位置に依存する時間差を測定するステップ。但し、前記レファレンス方向は前記時間差の特定値にリンクしている。
  2. 前記所定の方向と、前記所定方向を横切る前記別の方向は直交することを特徴とする請求項に記載の方法。
  3. 所定方向において実質的に直線である光コントラスト領域を持つコントラストエッジの検出装置であって、
    前記検出装置は、第1と第2の光学センサの平均観察方向により制限される全視野角を有する、少なくとも第1と第2の光学センサ、及び光学中心を有するレンズとを有し、前記第1と第2の光学センサは実質的に前記レンズの画像焦点面に設けられ、前記第1と第2の光学センサの平均観察方向は、前記第1と第2の光学センサの中心と前記レンズの光学的中心を結ぶラインに実質的に対応するものであって、前記第1と第2の光学センサは検出信号を出力するものであって
    前記装置は更に次の手段を有することを特徴とする検出装置。
    ― 各周期的スキャン期間の少なくとも1部分に対して一様ではない周期的スキャンの規則に従う全視野角の周期的位置スキャンを持つ、前記所定の方向を横切る別の方向において、“レンズに対する、前記第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリの並行移動のための”、又は、“前記第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリに対する、レンズの平行移動のため”の手段
    ― 前記検出信号に基づいて、前記スキャン規則に基づいて前記全視野角において含まれるレファレンス方向に関連する前記光コントラスト領域の角度位置にリンクする複数の信号の間の時間差を測定する手段。但し、前記レファレンス方向は前記時間差の特定値にリンクしている。
  4. 前記第1と第2の光学センサは各々フォトエレクトリックセンサにより構成されている、請求項に記載の装置。
  5. 前記レンズが固定の場合、前記‘相対的な平行移動のための手段’は次のものを有する請求項又は請求項に記載の装置。
    ―変形可能な支持要素であって、一方で前記第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリと、他方で、固定レファレンス機械的支持部材と一体である支持要素;
    ― 前記固定機械的レファレンス支持部材に対し、前記スキャン規則に従う第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリの前記別の方向に周期的な平行移動的変位を生成するために、前記変形可能な支持部材に周期的変位を制御するための応力を加える手段;
    ― 前記変形可能な支持部材の変形に基づいて前記第1と第2の光学センサ又はレンズの線形的位置を測定するための手段。
  6. 前記‘相対的な平行移動のための手段’は、前記第1と第2の光学センサにより構成される前記アセンブリが固定のとき、
    ― 変形可能な支持要素であって、一方で前記第1と第2の光学センサにより構成されるアセンブリと、他方で、固定レファレンス機械的支持部と一体である支持要素;
    ― 前記固定機械的レファレンス支持部材に対し、前記スキャン規則に従う前記レンズの別の方向に周期的な平行移動的変位を生成するために、前記支持部材に周期的変位を制御するための応力を加える手段、を有する請求項またはに記載の装置。
  7. 前記‘変位制御のための応力を加える手段が、少なくとも、
    ― スキャン電圧を与えるスキャン生成装置;
    ― 一様ではないスキャン規則に従って、前記スキャン電圧を受取り、中間スキャン制御信号を出力する整形回路;
    ― 直流を供給され、前記中間スキャン制御信号により制御され、変位の周期的制御のための電圧を出力する増幅回路;
    ― 周期的制御電圧に感応する電気機械的アクチュエータ
    を有する請求項又は請求項に記載の装置。
  8. 光コントラスト領域の角度位置を測定する前記手段は、少なくとも、
    ― 前記第1と第2の光学センサにより与えられる信号を受取り、増幅された信号を出力する分離増幅器;
    ― 前記レファレンス方向に対して、前記時間差と一様ではないスキャン規則とに基づいて、前記光コントラスト領域の角度位置に実質的にリニアに依存する信号の出力を可能にする前記増幅された信号を受取る基本的動き検出モジュール、
    を有する請求項ないしの何れか一項に記載の装置。
  9. 前記所定の方向と、前記所定の方向を横切る別の方向とは直交する、請求項ないしのいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記レンズの、又は、実質的にリニアな光コントラスト領域の前記所定方向を横切る別の方向に光学センサのアセンブリの周期的な平行移動的変位の方向を方向付けるために、更に、変形可能な支持要素、前記レンズ又は前記第1と第2の光学センサのアセンブリ、固定機械的レファレンス支持部材により構成されるアセンブリの方向付け手段を有する、請求項ないしのいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記第1と第2の光学センサが矩形のフォトダイオード マトリックスにより構成され、第1と第2の検出装置の、及びその相対的周期的変位の方向のための手段が次のものにより構成される請求項ないし10のいずれか一項に記載の装置。
    ― 実質的に矩形のフレーム;
    ― フォトダイオードマトリックスを前記フレームに弾性的に結合する手段;
    ― 前記フレームに垂直な第1と第2の方向に、前記フォトダイオードマトリックス又は、前記レンズの周期的な変位を交互に生成するための電気機械的手段。
  12. 請求項ないし10の何れか一項に記載された複数の装置であって、各装置は共通中心点を有する球面上に実質的に設けられた固定レンズを有し、前記共通中心点は、各装置の全視野角が合成されて構成される全視野角の光学的中心点である、請求項ないし11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 少なくとも光コントラスト領域を持つコントラストエッジを有する、目標物の視覚固定化と高精度トラッキングのためのシステムであって、前記光コントラスト領域は、前記コントラストエッジを形成する所定の方向において実質的にリニアであって、
    前記システムは少なくとも、
    ― 請求項ないし12のいずれか一項に記載の検出装置(DD);
    ― 前記検出装置が方向付けされることができる機械的支持部材(ET);
    ― 前記機械的支持部材(ET)の回転速度を測定する手段H(p);
    ― 前記検出装置のレファレンス方向の方向付けのオープンーループ制御手段;前記制御手段は、前記機械的支持部材(ET)の回転速度の測定に基づいて直接制御信号(Uvor)を出力する、
    ― 少なくとも、目標物に属するコントラストエッジの検出された方向にレファレンス方向を制御するための視覚サーボ制御ループを形成する手段;
    ― 前記直接制御信号(Uvor)及び視覚サーボ制御信号をリニア結合で組合せる手段、
    を有することを特徴とするシステム。
  14. 前記機械的支持部材の回転速度に基づいて前記検出装置のレファレンス方向の方向付けの直接制御のための手段が、反対位相で、前記機械的支持部材の角度位置に対し実質的に1(unitary)であるゲインで、検出装置(DD)のレファレンス方向を制御することができる相関器(Cvor(p))を有することを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  15. 前記‘視覚サーボ制御ループを形成する手段’が少なくとも、
    ― 前記検出装置(DD)、
    ― 前記検出装置により与えられる出力信号のための極性反転スイッチ(Inv);
    ― 非線形回路(ZSL);
    補正装置(Cv)
    を有する請求項13又は14に記載されたシステム。
  16. 請求項13ないし15の何れか一項に記載された目標物の視覚固定化と高精度トラッキングのためのシステムであって、
    前記組合せる手段が、前記直接制御手段により与えられる出力信号と前記視覚サーボ制御信号とを受け取る減算器(St)により構成されることを特徴とするシステム。
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