JP4676842B2 - Brush cutter - Google Patents
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Description
本発明は、刈払機に関する。 The present invention relates to a brush cutter.
従来、動力部の回転駆動力により刈刃を駆動する刈払機が知られている。(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a brush cutter that drives a cutting blade by a rotational driving force of a power unit is known. (For example, refer to Patent Document 1).
この特許文献1に記載のものは、エンジンが設けられた動力部と刈刃が設けられる歯車筐とを内部に伝動軸が設けられたアウターパイプで接続し、その伝達軸を介してエンジンの動力を刈刃に伝達させて回転駆動させる刈払機である。この刈払機の動力部の前方には、前記アウターパイプが挿通される被覆体が設けられている。この被覆体の前端(刈刃側)には、アウターパイプを挿通した状態で固定する接合片が突出して設けられており、被覆体の後方(エンジン側)には、挿通されたアウターパイプとの間に防振体が設けられている。 In the device disclosed in Patent Document 1, a power unit provided with an engine and a gear housing provided with a cutting blade are connected by an outer pipe provided with a transmission shaft, and the power of the engine is connected via the transmission shaft. Is a brush cutter that is rotated by being transmitted to the cutting blade. A covering body through which the outer pipe is inserted is provided in front of the power unit of the brush cutter. At the front end (cutting blade side) of the covering body, a joining piece that is fixed in a state in which the outer pipe is inserted protrudes, and the rear side (engine side) of the covering body is connected to the inserted outer pipe. A vibration isolator is provided between them.
ところで、特許文献1のような従来の構成では、被覆体の前端に突出する接合片にてアウターパイプを締め付けて固定している。このため、この接合片とアウターパイプとの接触部分に応力が集中してしまい、アウターパイプが破損または切損する可能性がある。 By the way, in the conventional structure like patent document 1, the outer pipe is fastened and fixed by the joining piece which protrudes to the front end of a covering. For this reason, stress concentrates on the contact portion between the joining piece and the outer pipe, and the outer pipe may be damaged or broken.
本発明は、アウターパイプが外れたり破損または切損したりするのを良好に防止できる刈払機を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide a brush cutter that can favorably prevent the outer pipe from being detached, broken or broken.
本発明の請求項1に係る刈払機は、一端に刈刃取付部が設けられるとともに他端に動力部が設けられるアウターパイプと、このアウターパイプおよび前記動力部を接続するハウジングとを備えた刈払機であって、前記ハウジングは、前記動力部に固定されるハウジング本体と、前記アウターパイプの軸方向と同軸となる円筒状に形成されるとともに、前記アウターパイプが挿入された状態で前記ハウジング本体内に収容されるクランプ部材と、を備えて構成され、前記クランプ部材は、前記軸方向の両端部に亘って形成された直線上のスリットと、このスリットを挟む位置にそれぞれ設けられる一対の固定片と、を備えるとともに、前記一対の固定片は、前記クランプ部材の軸方向の両端部間の領域で、かつ、これらの固定片を互いに近接する方向に締付けることで、締付けによる応力を当該クランプ部材の軸方向の両端側の双方向に向かって分散可能な位置に設けられることを特徴とする。 A brush cutter according to claim 1 of the present invention includes an outer pipe having a cutting blade mounting portion provided at one end and a power portion provided at the other end, and a housing connecting the outer pipe and the power portion. A housing, wherein the housing is formed in a cylindrical shape that is coaxial with an axial direction of the outer pipe and a housing main body fixed to the power unit, and the housing main body is inserted in the outer pipe. A clamp member housed in the clamp member, and the clamp member includes a linear slit formed across the axial end portions and a pair of fixed members provided at positions sandwiching the slit. And the pair of fixed pieces is a region between both end portions in the axial direction of the clamp member, and these fixed pieces are close to each other. By tightening direction, characterized in that provided in the dispersible located towards the stress by tightening the two-way both end sides in the axial direction of the clamping member.
本発明の請求項2に係る刈払機は、請求項1に記載の刈払機において前記クランプ部材は、その全体が前記ハウジング本体内に収納されていることを特徴とする。
The brush cutter according to
請求項1の発明によれば、ハウジング本体は、クランプ部材でのハウジング本体内に収容されている部位であり、クランプ部材の軸心方向の両端部間の領域に設けられる一対の固定片を締め付けて、アウターパイプを挟持する。このとき、アウターパイプに作用する応力が軸方向の両端側の双方向に分散するため、アウターパイプの応力による破損や切損を防止できる。 According to the present invention, the housing body is a part which is accommodated in the housing body of the clamp member, the pair of fixing tabs provided in a region between the ends of the axial direction of the clamp member Tighten and pinch the outer pipe . At this time, since the stress acting on the outer pipe is dispersed in the axial direction of both ends bidirectional, thereby preventing damage or Setsuson due to stress of the outer pipe.
請求項2の発明によれば、クランプ部材全体がハウジング本体内に設けられているため、このハウジング本体の前方にクランプ部材が突出せず、ハウジングの軸方向の長さを短縮できる。従って、この短縮した分の長さだけハウジングの前方に設けられるグリップなどの取付位置を動力部側に近付けて配置することができ、動力部の重量の影響を緩和させることができ、刈払機の操作性を向上させることができる。 According to the second aspect of the present invention, since the entire clamp member is provided in the housing body, the clamp member does not protrude in front of the housing body, and the axial length of the housing can be shortened. Accordingly, the mounting position of the grip or the like provided in front of the housing by the shortened length can be disposed close to the power unit side, and the influence of the weight of the power unit can be reduced. Operability can be improved.
以下、本発明における一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る刈払機を示す全体斜視図である。図2は、本実施形態の取付ハウジングの斜視図である。図3は、本実施形態の取付ハウジングの側面図である。図4は、本実施形態の取付ハウジングを軸方向に沿って断面した際の断面図である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an overall perspective view showing the brush cutter according to the present embodiment. FIG. 2 is a perspective view of the mounting housing of the present embodiment. FIG. 3 is a side view of the mounting housing of the present embodiment. FIG. 4 is a cross-sectional view of the mounting housing according to the present embodiment taken along the axial direction.
図1において、刈払機1は、アウターパイプ1Aの一端側に設けられた動力部2により、他端側の取付部3に取り付けられる図示略の刈刃やナイロンカッタを駆動する構成であり、アウターパイプ1Aの内部には動力部2からの動力を伝達するシャフトが挿通されている。また、アウターパイプ1Aの途中には、作業者によって把持されるループハンドル4およびグリップ5が設けられている。
In FIG. 1, a brush cutter 1 is configured to drive a not-illustrated cutting blade or nylon cutter attached to an
アウターパイプ1Aの他端部に設けられる動力部2は、複数のカバーで覆われた図示しないエンジンを備えている。また、動力部2には、アウターパイプ1Aを接続する取付ハウジング6が固定され、エンジンの駆動軸には、遠心クラッチが接続されている。取付ハウジング6の構成については後述する。
The
遠心クラッチは、エンジンの駆動力により回転し、所定回転速度以上でクラッチドラム21に回転駆動力を伝達する。クラッチドラム21には、取付ハウジング6内のベアリング611で受けられる駆動伝達軸22が設けられており、この駆動伝達軸22には、中心軸に沿ってシャフト孔221が形成されている。このシャフト孔221には、前記シャフトが嵌合されて固定されており、エンジンの駆動力が遠心クラッチを介してシャフトに伝達され、シャフトが回転する。
The centrifugal clutch is rotated by the driving force of the engine and transmits the rotational driving force to the
また、グリップ5は、取付ハウジング6に隣接してアウターパイプ1A上に取り付けられている。このグリップ5は、作業者が刈払機1を操作する際に握られる位置に設けられ、このグリップ5を握ることで動力部2の重量を支えることが可能となる。また、このグリップ5の近傍には、セーフティレバー8を握りながら動力部2の出力操作を行うアクセルレバー7が設けられている。
The
〔取付ハウジングの構成〕
次に、動力部2にアウターパイプ1Aを取り付けるための取付ハウジング6について詳細に説明する。
[Configuration of mounting housing]
Next, the
図2ないし図4において、動力部2に固定される取付ハウジング6は、略筒状に形成されたハウジング本体61と、ハウジング本体61の内周側に設けられるクランプ部材62とを備えている。
2 to 4, the
ハウジング本体61は、動力部2のエンジンを構成する例えばクランクケースにボルト締めなどにより固定されている。このハウジング本体61の動力部2側の開口部には、前述したクラッチドラム21が収容されている。そして、ハウジング本体61内には、クラッチドラム21の駆動伝達軸22を受ける前述したベアリング611が設けられており、駆動伝達軸22が回転可能に保持されている。また、ハウジング本体61のグリップ5側の開口には、内周面に沿ってスナップリング63が嵌めこまれている。
The
また、ハウジング本体61の側面には、外部と内部を連通する一対の連通孔61A,61Bがそれぞれ異なる位置に形成されている。
In addition, a pair of
クランプ部材62は、略円筒状に形成されている。このクランプ部材62の周面の一部には、円筒両端部に亘って直線状のスリット621が形成されている。また、このスリット621の略中心位置には、スリット621を挟んで互いに対向する一対の固定片622が設けられている。この固定片622には、ハウジング本体61の一方の連通孔61Aと対応する位置にボルト締付孔623が形成されており、アウターパイプ1Aをクランプ部材62の筒内部に挿通させた状態で、連通孔61Aからボルト締付孔623にボルト623Aを挿通させ、対向する固定片622同士を締め付けてアウターパイプ1Aを挟持している。
The
また、クランプ部材62の周面において、ハウジング本体61の他方の連通孔61Bに対応する位置にも、別のボルト締付孔624が形成されている。また、アウターパイプ1Aにも、これら連通孔61Bおよびボルト締付孔624と対向する位置に図示しないねじ孔が形成されており、連通孔61Bを通してボルト締付孔624に挿通されるボルト624Aをねじ孔に螺合させることで、アウターパイプ1Aがクランプ部材62から抜け出さないように位置決めされている。
In addition, another
さらに、クランプ部材62とハウジング本体61との間には、固定片622を挟んで動力部2側およびグリップ5側にそれぞれ環状の防振体64が設けられ、クランプ部材62およびハウジング本体61に密着している。この防振体64は、例えば合成ゴムなどの弾性部材にて形成され、クランプ部材62の振動を防止するとともに、クランプ部材62をハウジング本体61内に保持している。また、固定片622を挟んで動力部2側に設けられる防振体64の幅寸法と、グリップ5側に設けられる防振体64の幅寸法とは、略同程度に形成されている。そして、クランプ部材62の外周面には、径方向に突出する位置決め突起625が周方向に亘って形成されており、防振体64にはこの位置決め突起625と係合するリング状の嵌合部641が形成されている。これらの位置決め突起625および嵌合部641により、クランプ部材62に対して防振体64が位置決めされている。
Further, an
そして、この防振体64のグリップ5側には、ハウジング本体61に固定されたスナップリング63との間に金属製で環状のバックアップリング65が設けられている。つまり、このバックアップリング65により、防振体64ひいてはクランプ部材62がスナップリング63で良好に押さえ込まれることとなり、ハウジング本体61から抜け出るのを確実に防止している。
An
〔実施形態の作用効果〕
上述したように、本実施形態の刈払機1では、クランプ部材62の両端部に亘って形成されるスリット621の略中心位置に互いに対向する固定片622が設けられ、ハウジング本体61は、固定片622に対応した位置でクランプ部材62を締め付ける構成になっている。このため、作業者はハウジング本体61の外部から、クランプ部材62の軸心方向の略中心位置で、このクランプ部材62を締め付けることができ、アウターパイプ1Aをクランプできる。従って、このような位置に設けられた固定片622を締め付けることでアウターパイプ1Aに作用する応力を分散でき、過度の応力集中によるアウターパイプ1Aの破損や切損などを防止できる。
[Effects of Embodiment]
As described above, in the brush cutter 1 of the present embodiment, the fixing
そして、クランプ部材62はハウジング本体61内に収納されて端部がハウジング本体61の端部から突出しない。このため、取付ハウジング6の軸方向の寸法を小さくできる。従って、取付ハウジング6の軸方向の寸法が小さくなる分、グリップ5を動力部2側に近接させることができ、このようなグリップ5を握ることで、動力部2の重量の影響を軽減できる。よって、刈払機1をバランスよく扱え、操作性を向上させることができる。
The
また、この防振体64は、軸方向に沿って一対並設されているため、防振体64をハウジング本体61およびクランプ部材62に対して大きな面積で密着させることができ、クランプ部材の防振性をより向上させることができるとともに、ハウジング61の内周面との摩擦により、クランプ部材62をハウジング本体61内に確実に保持できる。
Further, since the
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。
[Modification of Embodiment]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and includes the following modifications as long as the object of the present invention can be achieved.
例えば、前記実施形態において、固定片622は、防振体64を2等分する位置に設けられている例を示したが、これに限らない。固定片622が設けられる位置は、応力集中が生じ易くならない範囲で、動力部2側またはグリップ5側に多少ずれていてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the fixed
また、防振体64は、固定片622の動力部2側およびグリップ5側にそれぞれ配置されている例を示したが、クランプ部材62の固定片622の形成位置以外の部分で、両方の防振体64が連結されて一体に形成されている構成としてもよい。このような構成では、さらに防振性を良好にできる。
In addition, although the example in which the
さらに、クランプ部材62のボルト締付孔624に対向してアウターパイプ1Aにねじ孔が形成される例を示したが、アウターパイプ1Aにはねじ孔が形成されない構成であってもよい。例えば、クランプ側位置決め孔からボルトを挿通し、アウターパイプ1Aを押圧することで位置決めする構成としてもよい。
Furthermore, although the example in which the screw hole is formed in the
そして、クランプ部材62の略中心位置において、一対の固定片622が形成される例を示したが、固定片622が複数対形成される構成としてもよい。例えばスリット621に沿って2対の固定片622を設けてもよく、このような構成では、より確実にアウターパイプ1Aを固定することができる。
And although the example in which a pair of fixed
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。 In addition, the specific structure and procedure for carrying out the present invention can be changed as appropriate to other structures and the like within the scope of achieving the object of the present invention.
本発明は、アウターパイプの一端に動力部が設けられた刈払機に利用できる。 The present invention can be used for a brush cutter in which a power unit is provided at one end of an outer pipe.
1…刈払機,1A…アウターパイプ,2…動力部,3…刈刃取付部,5…グリップ,6…取付ハウジング本体,61…ハウジング本体,61B…ボルト挿通孔としてのクランプ孔,62…クランプ部材,64…防振体,65…バックアップリング,622…固定片,624…位置決め孔としてのクランプ側位置決め孔。
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Brush cutter, 1A ... Outer pipe, 2 ... Power part, 3 ... Cutting blade attaching part, 5 ... Grip, 6 ... Mounting housing main body, 61 ... Housing main body, 61B ... Clamp hole as bolt insertion hole, 62 ...
Claims (2)
前記ハウジングは、
前記動力部に固定されるハウジング本体と、
前記アウターパイプの軸方向と同軸となる円筒状に形成されるとともに、前記アウターパイプが挿入された状態で前記ハウジング本体内に収容されるクランプ部材と、
を備えて構成され、
前記クランプ部材は、前記軸方向の両端部に亘って形成された直線上のスリットと、
このスリットを挟む位置にそれぞれ設けられる一対の固定片と、を備えるとともに、
前記一対の固定片は、前記クランプ部材の軸方向の両端部間の領域で、かつ、これらの固定片を互いに近接する方向に締付けることで、締付けによる応力を当該クランプ部材の軸方向の両端側の双方向に向かって分散可能な位置に設けられる
ことを特徴とする刈払機。 A brush cutter comprising: an outer pipe provided with a cutting blade mounting portion at one end and a power portion provided at the other end; and a housing connecting the outer pipe and the power portion;
The housing is
A housing body fixed to the power unit;
A clamp member that is formed in a cylindrical shape that is coaxial with the axial direction of the outer pipe, and that is housed in the housing body with the outer pipe inserted.
Configured with
The clamp member is a slit on a straight line formed across both ends in the axial direction;
A pair of fixed pieces provided at positions sandwiching the slit, and
The pair of fixed pieces is an area between both end portions in the axial direction of the clamp member, and by tightening the fixed pieces in directions close to each other, stress due to tightening is applied to both end sides in the axial direction of the clamp member. The brush cutter is provided at a position dispersible toward both directions .
前記クランプ部材は、その全体が前記ハウジング本体内に収納されている
ことを特徴とする刈払機。 The brush cutter according to claim 1,
The brush cutter is characterized in that the entire clamp member is housed in the housing body.
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