JP4674566B2 - Sink mounting structure on wooden kitchen counter - Google Patents
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Description
本願発明は、木製キッチンカウンターに耐水性を付与してシンクを取り付けるための構造に関する。 The present invention relates to a structure for attaching a sink by providing water resistance to a wooden kitchen counter.
木製キッチンカウンターにシンクを取り付ける際には、木製キッチンカウンターに形成されたシンク取付け用の開口内にシンクを落とし込み、シンクのフランジをシンク取付け用の開口の周縁に載置して結合している。そして、シンクのフランジを伝って木製キッチンカウンターに向かう水がシンク取付け用の開口の周縁にしみ込み、木製キッチンカウンターを腐敗させたり、カビなどが発生したりすることがないように、シンク取付け用の開口の周縁を防水性の樹脂で被覆することが行われている(特許文献1)。
しかしながら、防水性の樹脂による被覆は、シンク取付け用の開口の周縁表面のみであり、開口周縁の木口は考慮されていない。開口周縁の木口の水濡れからの保護は、木製キッチンカウンターへの耐水性の付与をより確実とするために重要である。また、特許文献1に記載された防水性の樹脂による被覆は、プロセスがやや煩雑であり、コストに反映するため、簡便に木製キッチンカウンターに防水性を付与することが望まれる。
However, the coating with the waterproof resin is only the peripheral surface of the opening for attaching the sink, and the cuff of the peripheral edge of the opening is not considered. The protection of the mouth of the opening edge from water wetting is important to ensure the water resistance of the wooden kitchen counter. In addition, the coating with the waterproof resin described in
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、木製キッチンカウンターへの防水性の付与をより確実にし、しかも防水性の付与を簡便に実現することができる木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造を提供することを課題としている。 The present invention has been made in view of such circumstances, and it is possible to more reliably provide waterproofing to a wooden kitchen counter, and moreover, a sink to a wooden kitchen counter that can easily achieve waterproofing. It is an object to provide a mounting structure.
本願発明は、上記の課題を解決するために、第1に、木製キッチンカウンターに形成されたシンク取付け用の開口の周縁に、表面から木口にかけて防水テープが貼り付けられ、シンク取付け用の開口の周縁に載置されるシンクのフランジと防水テープとの間に止水部材が介設されることを特徴としている。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention firstly, a waterproof tape is attached to the periphery of the opening for attaching the sink formed on the wooden kitchen counter from the surface to the end of the sink. A water stop member is interposed between the flange of the sink placed on the periphery and the waterproof tape.
本願発明は、第2に、止水部材の隣のシンク取付け用の開口寄りに弾性止水部材が並設され、弾性止水部材は、シンクのフランジと防水テープとの間に介在することを特徴としている。 In the present invention, secondly, an elastic water-stop member is juxtaposed near the opening for attaching the sink next to the water-stop member, and the elastic water-stop member is interposed between the flange of the sink and the waterproof tape. It is a feature.
本願の第1の発明によれば、シンク取付け用の開口の周縁に表面から木口にかけて防水テープが貼り付けられるため、シンク取付け用の開口の周縁木口も保護され、木口に防水性が付与される。そして、シンク取付け用の開口の周縁に載置されるシンクのフランジとの間に止水部材が介設されるので、防水テープとの併用により、木製キッチンカウンターへの防水性の付与がより確実となり、しかも防水性の付与が簡便に実現される。 According to the first invention of the present application, since the waterproof tape is attached to the periphery of the opening for attaching the sink from the surface to the end of the sink, the peripheral end of the opening for attaching the sink is also protected, and waterproofness is imparted to the end of the sink. . And since a water stop member is interposed between the sink flange mounted on the peripheral edge of the sink mounting opening, waterproofing to the wooden kitchen counter can be more surely combined with waterproof tape. In addition, waterproofing can be easily achieved.
本願の第2の発明によれば、止水部材の隣のシンク取付け用の開口寄りに弾性止水部材が並設され、弾性止水部材は、シンクのフランジと防水テープとの間に介在するため、木製キッチンカウンターに付与される防水性が一層高まるとともに、弾性止水部材は、温度、湿度などの周囲の環境変化に容易に追随することができるので、防水性が長期間にわたって安定に保持される。 According to the second invention of the present application, the elastic water blocking member is arranged in parallel near the opening for mounting the sink next to the water blocking member, and the elastic water blocking member is interposed between the flange of the sink and the waterproof tape. As a result, the waterproofing provided to the wooden kitchen counter is further enhanced, and the elastic waterproofing member can easily follow changes in the surrounding environment such as temperature and humidity, so that the waterproofness is stably maintained over a long period of time. Is done.
図1は、本願発明の木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造の一実施形態を示した平面図である。図2は、図1図中のA−A断面図である。 FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a structure for attaching a sink to a wooden kitchen counter of the present invention. 2 is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
木製キッチンカウンター1には、シンク取付け用の略矩形形状を有する開口2が形成されている。シンク3は、開口2内に落とし込まれ、外周の外側にのびるフランジ31が開口2の周縁に載置されて木製キッチンカウンター1に結合されている。
The
フランジ31は、図2に示したように、外周端において斜め下方に折れ曲がり、傾斜部32を形成し、傾斜部32から裏に回り込んで二重に重なり、傾斜部32の内側において下方に垂下し、連結片33を形成している。フランジ31の木製キッチンカウンター1への結合は、連結片33を介して行われる。
As shown in FIG. 2, the
木製キッチンカウンター1には、開口2の周縁木口に対向して配置されるバネ片41および挟持片42を備えた支持具4が配設されている。支持具4においてバネ片41は、挟持片42よりわずかに外側に配置されており、バネ片41と挟持片42との間に部材の差込みが可能とされ、差し込まれた部材に対してバネ片41が有する弾性力を作用させ、バネ片41と挟持片42との間に部材を挟持するようになっている。このような支持具4は、固定具5によって木製キッチンカウンター1に固定されている。
The
すなわち、支持具4は、バネ片41および挟持片42の下端から略直角にのびる接続片43を備えてもおり、接続片43には、ボルト孔44が形成され、ボルト孔44とネジ穴を同軸上に配置してナット45が固定されている。
That is, the support 4 includes a
固定具5は、断面略コ字型の形状を有し、互いに対向する上片51、下片52のそれぞれに同軸上にボルト孔が形成されている。下片52は、上片51に比べ幅広としており、略中央部から斜め上方に傾斜し、先端に略直角に立ち上がる引っ掛け部53を有している。
The
支持具4の取付けに際しては、まず、固定具5の下片52の引っ掛け部53を開口2の周縁の木製キッチンカウンター1の裏面に引っ掛け、固定具5を開口2の内側に配置する。次いで、支持具4の接続片43を固定具5の上片51と下片52との間に配置するとともに、バネ片41および挟持片42を開口2の周縁木口に対向配置する。この後、ボルト6を固定具5の下片52の下側から挿入し、支持具4の接続片43に固定されたナット45のネジ穴にねじ込み、上端部を上片51から上側に貫通させる。こうして、支持具4は、開口2の内側に配置されて木製キッチンカウンター1に固定される。
When attaching the support tool 4, first, the
なお、固定具5の下片52は、木製キッチンカウンター1が配設されるキャビネット本体の収納スペースに入り込まないように、木製キッチンカウンター1の下端より下方に突出しないことが好ましい。このために、木製キッチンカウンター1の開口2の周縁裏面部には切欠11を形成しておくことができる。
The
シンク3は、連結片33を、以上のようにして木製キッチンカウンター1に取り付けられた支持具4のバネ片41と挟持片42との間に差し込み、バネ片41に発生する弾性力により挟持片42との間に挟持させることによって、木製キッチンカウンター1に十分な結合力で結合される。
In the
そして、図1および図2に示した木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造では、開口2の周縁に表面から木口にかけて防水テープ7が貼り付けられる。防水テープ7には、たとえばアクリル樹脂製などの防水性を有するテープが使用可能である。エースクロス071粗面用(光洋化学製)などが具体的に例示される。防水テープ7の貼付は支持具4の取付け以前に行われる。このように、開口2の周縁に表面から木口にかけて防水テープ7が貼り付けられるため、開口2の周縁木口も保護され、木口にも防水性が付与される。
And in the attachment structure of the sink to the wooden kitchen counter shown to FIG. 1 and FIG. 2, the
また、図1および図2に示した木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造では、開口2の周縁に載置されるシンク3のフランジ31と防水テープ7との間に止水部材8が介設される。止水部材8は、たとえばブチルゴムなどの防水性を有する素材から形成されたものが使用可能である。サンタックシーラφ3(早川ゴム製)などが具体的に例示される。止水部材8の配設は、木製キッチンカウンター1にシンク3を結合する際に行う。また、止水部材8の配設位置は、フランジ31を伝って流れる水が裏側に回りこんで開口2の周縁に向かうのを阻止するために、フランジ31の外周端に位置する傾斜部32の内側とするのが適当である。
1 and FIG. 2, the
このような開口2の周縁に表面から木口にかけて貼り付けられた防水テープ7と、開口2の周縁に載置されるシンク3のフランジ31との間に介設される止水部材8とによって、図1および図2に示した木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造では、木製キッチンカウンター1への防水性の付与がより確実となり、しかも防水性の付与が簡便に実現される。
By the
なお、図1および図2に示した木製キッチンカウンターへのシンクの取付構造では、止水部材8の隣の開口2寄りに弾性止水部材9を並設することができる。弾性止水部材9も、シンク3のフランジ31を木製キッチンカウンター1に結合する際に、防水テープ7との間に介在させることができる。弾性止水部材9は、たとえばスポンジ状などの弾性を有する防水性の部材であり、エプトシーラーEP−1010(日東電工製)などが具体的に例示される。弾性止水部材9によって、木製キッチンカウンター1に付与される防水性が一層高まるとともに、弾性止水部材9は、温度、湿度などの周囲の環境変化に容易に追随することができるので、防水性が長期間にわたって安定に保持される。
In addition, in the attachment structure of the sink to the wooden kitchen counter shown in FIG. 1 and FIG. 2, the elastic
木製キッチンカウンター1は、たとえば合板12の表裏面に突板が貼着され、木口に無垢材13が貼着されたものとすることができる。このような木製キッチンカウンター1では、シンク3のフランジ31を伝って木製キッチンカウンター1の表面を流れ、裏面に水が回り込むのを防止するために、前端裏面部に凹溝14を刻設することができる。この場合、凹溝14の刻設によって合板12が露出することになるので、凹溝14には、断面略コ字型の形状を有するアルミニウムなどの軽量金属から形成された止水桟10を嵌め込むことができる。
For example, the
1 木製キッチンカウンター
11 切欠
12 合板
13 無垢材
14 凹溝
2 開口
3 シンク
31 フランジ
32 傾斜部
33 連結片
4 支持具
41 バネ片
42 挟持片
43 接続片
44 ボルト孔
45 ナット
5 固定具
51 上片
52 下片
53 引っ掛け部
6 ボルト
7 防水テープ
8 止水部材
9 弾性止水部材
10 止水桟
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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