JP4673496B2 - Pneumatic tire - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、低燃費性を維持しながら、操縦安定性及びロードノイズ性能を改善した空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】
近年、地球環境改善の一環として、タイヤの転がり抵抗を低減した低燃費タイヤの開発が強く要求されている。
【0003】
この低燃費タイヤは、タイヤ重量の低減およびタイヤの撓みに伴う発熱を抑えるため、タイヤ各部のゴム厚さが非常に薄く設計されるとともに、使用されるゴム材料も耐久性や発熱性の観点から、比較的柔らかいゴム配合のものが使用されている。その結果、ロードノイズ等の振動吸収性に劣るとともに、タイヤの縦剛性や横剛性が低くなるなど操縦安定性を損ねるという問題がある。
【0004】
なおタイヤでは、荷重負荷時、剛性の低いサイドウォール部のタイヤ最大巾点付近で最も撓みが大きいが、このタイヤ最大巾点付近ではゴム厚さが非常に薄いため、転がり抵抗への寄与は小さく、逆にバットレス側部分やビード側部分では撓みは小さいもののゴム厚さが大であるため、転がり抵抗への寄与は非常に大きいことが知られている。
【0005】
そこで、本発明者は、剛性の低い前記タイヤ最大巾点付近をそのままにして、前記バットレス側部分又はビード側部分を、比較的高硬度でかつ低発熱性のゴム層で補強することを提案した。これにより、補強された前記バットレス側部分又はビード側部分の撓みが減少し、サイドウォール中央の撓みが増加する。
【0006】
このとき、前記ゴム層の材質、厚さ、配置位置などを最適に設定することにより、タイヤ全体としての転がり抵抗の増加を最小限に止める、或いは場合によっては若干の転がり抵抗の低減を達成しながら、前記補強効果による剛性アップによって、操縦安定性の向上を同時に実現しうることを見出し得た。
【0007】
又前記ゴム層を、カーカスの内側に配することにより、このゴム層に沿う部分でのカーカスの内圧分担が軽減され、その結果、カーカスコードの張力が部分的に低くなることによって振動減衰性が改善され、ロードノイズ性能が向上されることも究明し得た。
【0008】
即ち本発明は、前記ゴム層の材質、厚さ、配置位置などを特定することにより、転がり抵抗への犠牲を最小限に止める、或いは若干の転がり抵抗の低減を達成しながら、操縦安定性とロードノイズ性能とを向上でき、低燃費タイヤとして好適な空気入りタイヤの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスを具える空気入りタイヤであって、前記サイドウォール部に、前記カーカスの内面に沿いかつタイヤ最大巾点を中心としたタイヤ最大巾領域よりも半径方向外方で延在する外の補強ゴム層又は半径方向内方で延在する内の補強ゴム層を設けるとともに、前記補強ゴム層は、損失正接(tan δ)が0.1以下かつゴム硬度が50度以上のゴムからなり、かつ最大厚さTMが1.0〜5.0mmの断面三日月状をなすとともに、この補強ゴム層の内面に沿った層巾W1を70mm以下とし、しかも5%内圧状態において、前記カーカスの輪郭形状は、前記補強ゴム層の最大厚さTMをなす頂点である最大厚さ点Kにおいて、タイヤ外方に向かってく字状に折れ曲がって突出する屈曲部分を有することを特徴としている。
【0010】
又請求項2の発明では、前記タイヤ最大巾領域は、タイヤ最大巾点を中心とした半径方向長さLyが10mmの領域であることを特徴としている。
【0011】
又請求項3の発明では、タイヤ子午断面において、前記サイドウォール部の外面は、
前記外の補強ゴム層の最大厚さ点の近傍に、タイヤ最大巾点とトレッド外縁点とを通る円弧からなるサイドウォール上基準線からタイヤ外方に突出する凸部を具える、又は前記内の補強ゴム層の最大厚さ点の近傍に、ビード部の外面がリムフランジと離間する離間点とタイヤ最大巾点とを通る円弧からなるサイドウォール下基準線からタイヤ外方に突出する凸部を具えることを特徴としている。又請求項4の発明では、前記屈曲部分の曲率半径RAは、この屈曲部分と隣接する部分の曲率半径RBの0.1倍以下であることを特徴としている。又請求項4の発明では、前記サイドウォール部のタイヤ内腔面が、前記5%内圧状態においては、前記タイヤ最大巾点Pを通るタイヤ軸方向線上に中心を有する円弧状曲線に近似して滑らかに湾曲することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明のタイヤが、低燃費タイヤであり、正規リムにリム組されつ正規内圧の5%内圧を付加した状態(5%内圧状態)を示す子午断面図である。
【0013】
なお、前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤサイズ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。又前記「正規内圧」とは、前記規格が定める空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" を意味し、乗用車用タイヤの場合には200kPaとしている。
【0014】
図において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3へてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の外側に配されるベルト層7とを具える。
【0015】
又前記サイドウォール部3には、前記カーカス6の内面に沿ってタイヤ最大巾領域Yよりも半径方向外方で延在する外の補強ゴム層9、又は半径方向内方で延在する内の補強ゴム層10を設けている。なお「タイヤ最大巾領域Y」とは、タイヤ最大巾点Pを中心とした半径方向長さLyが10mmの領域であり、荷重負荷時、最も撓みが大きい部位である。
【0016】
前記ベルト層7は、スチールコード等の高弾性のベルトコードをタイヤ赤道Cに対して例えば10〜35度の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。このベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードがプライ間相互で交差するように向きを違えて重置され、これによってベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して補強する。
【0017】
又前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90度の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成され、カーカスコードとして、例えばナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維コードが好ましく採用される。又カーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨る本体部の両端に、ビードコア5の廻りで折返される折返し部を具えるとともに、この本体部と折返し部との間には、ビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。
【0018】
該ビードエーペックスゴム8は、ビードコア5から半径方向外方にのびる断面三角形状をなし、ゴム硬度が80〜98度の硬質のゴムによって形成することにより、必要なビード剛性を付与する。ビードエーペックスゴム8のビードベースラインBLからの半径方向高さH1は、ビード耐久性や低燃費性の観点から25〜45mmの範囲が好ましい。
【0019】
又本例では、前記カーカスプライ6Aのトッピングゴムに低空気透過性ゴム組成物を用い、カーカスプライ6Aに空気圧保持力を持たせることにより、従来的なインナーライナゴムを排除した所謂インナーライナレスタイヤとして形成した場合を例示している。これによって、タイヤのいっそうの軽量化が図られ、低燃費タイヤとしてさらに好ましいものとなる。
【0020】
ここで、低空気透過性ゴム組成物として、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、及びイソブチレン・パラメチルスチレン共重合体のハロゲン化物等である低空気透過性ゴムを、ゴム基材中に25重量%以上含んだものが好適に使用できる。なお市販のイソブチレン・パラメチルスチレン共重合体のハロゲン化物としては、例えばエクソン化学社製のEXXPRO90−10、EXXPRO89−4、EXXPRO93−5などがある。また前記ゴム基材の残部としては、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴムなどのジエン系ゴムを、単独或いは組み合わせて使用できる。
【0021】
なお前記トッピングゴムとしては、タイヤ内腔側のみを低空気透過性ゴム組成物で形成し、外側を例えばジエン系ゴムで形成した所謂二層構造とすることもできる。
【0022】
そして、本実施形態では、サイドウォール部3に、前記外の補強ゴム層9、又は内の補強ゴム層10の少なくとも一方を形成し、転がり抵抗を低く維持しながら、操縦安定性とロードノイズ性能とを向上している。なお本例では、外の補強ゴム層9、及び内の補強ゴム層10の双方が形成される好ましい場合を例示している。
【0023】
前記外の補強ゴム層9は、前記カーカス6の内面に沿い、前記タイヤ最大巾領域Yよりも半径方向外方で延在することにより、サイドウォール部3のバットレス側部分を補強する。
【0024】
この外の補強ゴム層9は、図2に拡大して示すように、最大厚さTMaを有する中央部から両側に向かって厚さを漸減させた断面三日月状をなし、その内面9Sに沿った層巾W1aを70mm以下に、又前記最大厚さTMaを1.0〜5.0mmの範囲に規制している。
【0025】
なお、外の補強ゴム層9では、その半径方向外方端9Uを、前記ベルト層7外端のタイヤ軸方向内側で終端せしめ、このベルト層7との間に0〜30mmのタイヤ軸方向巾W2の重なり部11を形成することが、補強効果を高める上で好ましい。このとき、前記内面9Sから最も隔たることにより前記最大厚さTMをなす頂点K(最大厚さ点K)を、前記タイヤ最大巾点Pから半径方向に20mm以上の距離L1aを隔てて設定することが望ましい。なお外の補強ゴム層9の半径方向内方端9Lの、前記タイヤ最大巾点Pからの半径方向距離L2aは、当然ではあるが5mmより大であり、8mm以上が望ましい。
【0026】
又外の補強ゴム層9は、損失正接(tan δ)が0.1以下、かつゴム硬度が50度以上の、比較的硬質かつ低発熱のゴムから形成する。この損失正接(tan δ)は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて、温度70℃、周波数10Hz、初期歪10%、動歪±1%の条件で測定した値であり、又ゴム硬度は、JIS−K6253に基づいて測定したデュロメータA硬さを意味する。
【0027】
次に、前記内の補強ゴム層10は、前記カーカス6の内面に沿って、前記タイヤ最大巾領域Yよりも半径方向内方で延在することによってサイドウォール部3のビード側部分を補強する。
【0028】
この内の補強ゴム層10は、図3に拡大して示すように、外の補強ゴム層9と同様に、最大厚さTMbを有する中央部から両側に向かって厚さを漸減させた断面三日月状をなし、その内面10Sに沿った層巾W1bを70mm以下に、又最大厚さTMbを1.0〜5.0mmの範囲に規制している。
【0029】
なお、本例では、内の補強ゴム層10の半径方向内方端10Lが、前記ビードエーペックスゴム8の外端近傍で終端した場合を例示しており、又前記内面10Sから最も隔たる最大厚さ点Kの、前記タイヤ最大巾点Pからの半径方向距離L1bを20mm以上としている。なお半径方向外方端10Uの、前記タイヤ最大巾点Pからの半径方向距離L2bは、当然ではあるが5mmより大であり、8mm以上が望ましい。
【0030】
この内の補強ゴム層10も同様に、損失正接(tan δ)が0.1以下、かつゴム硬度が50度以上の、比較的硬質かつ低発熱のゴムから形成する。なお損失正接(tan δ)及びゴム硬度が前記範囲であるならば、外内の補強ゴム層9、10は、互いにゴム組成を違えても良い。
【0031】
そして、本実施形態では、前記内面9S、10Sを含むサイドウォール部3のタイヤ内腔面TSが、前記5%内圧状態においては、従来的なタイヤと同様に、前記タイヤ最大巾点Pを通るタイヤ軸方向線上に中心を有する円弧状曲線に近似して滑らかに湾曲する。従って、カーカス6の輪郭形状は、従来とは異なり、前記補強ゴム層9、10の最大厚さ点Kにおいて、タイヤ外方に向かってく字状に折れ曲がって突出する屈曲部分12を形成している。なお該屈曲部分12の曲率半径RAは、この屈曲部分12と隣接する部分の曲率半径RBより充分小さく、本例では、曲率半径RBの0.1倍以下とした好ましい場合を例示している。
【0032】
このようなタイヤ1は、内圧が充填された際、前記補強ゴム層9、10が圧力の一部を支承しカーカス6の内圧分担が部分的に軽減される。即ちカーカスコードの張力が部分的に減少し、振動減衰性が改善される結果、ロードノイズ性能が向上する。特に、前記屈曲部分12の形成により、振動伝達特性が大きく変化するため、ロードノイズ性能の向上効果はいっそう高められる。
【0033】
他方、前記補強ゴム層9、10では、カーカス6の内側に配されているため、荷重負荷時のタイヤの撓みを、この補強ゴム層9、10の圧縮剛性によって担持することができるようになる。従って、より少ないゴムボリュームで、タイヤの撓みを効率よく軽減でき、重量増加を抑えつつタイヤ剛性を高め操縦安定性を向上できる。特にこの補強ゴム層9、10を前述の比較的硬質かつ低発熱のゴムで形成しているため、転がり抵抗への犠牲を最小限に止める、或いは場合によっては若干の転がり抵抗の低減を達成しながら、補強効果による剛性アップによって、操縦安定性の向上を同時に達成できる。
【0034】
ここで、もしタイヤ最大巾領域Yに補強ゴム層を設けた場合には、タイヤ最大巾点で応力が集中するため、撓みを抑えることが難しく、むしろゴム厚さの増加によって発熱が過大となり、転がり抵抗の大巾な上昇を招いてしまう。
【0035】
なお前記補強ゴム層9、10の損失正接(tan δ)が0.1を越えると、転がり抵抗の過度の増加を招き、低燃費タイヤとして不適となる。又ゴム硬度が50度未満では、補強効果が不十分となって操縦安定性の向上が充分達成できなくなる。なお損失正接(tan δ)が0.03未満では、必要な弾性力を確保しながら50度以上のゴム硬度を得ることが難しく、逆にゴム硬度が90度を越えると、必要な弾性力を確保しながら0.1以下の損失正接(tan δ)を得ることが難しい。従って、損失正接(tan δ)としては、好ましくは、0.03〜0.1の範囲であり、又ゴム硬度としては、好ましくは、50〜90度の範囲である。
【0036】
又前記補強ゴム層9、10の最大厚さTMが1.0mm未満では、補強効果が不十分である。又最大厚さTMが5.0mmより大、及び層巾W1が70mmより大では、重量及び発熱が上がり、転がり抵抗を不必要に増加する。又補強効果をバランス良くうるために、前記層巾W1を最大厚さTMの5〜20倍の範囲とするのが好ましい。
【0037】
次に、サイドウォール部3をなすサイドウォールゴム13は、前記カーカス6の外面に沿ってビード部4から半径方向外方にのび、その外端部13Eは、本例では、カーカス6とベルト層7の外端部との間に挟まれて終端している。
【0038】
このとき、サイドウォールゴム13は、前記カーカス6の屈曲部分12、12の間では、略一定の厚さTを有して延在しており、従って、前記サイドウォール部3の外面3Sには、前記屈曲部分12、12に臨む位置に、タイヤ外方に突出する凸部15、15が形成される。
【0039】
言い換えると、前記外の補強ゴム層9の最大厚さ点Kの近傍に、サイドウォール上基準線Jaからタイヤ外方に突出する凸部15aを具える。又前記内の補強ゴム層10の最大厚さ点Kの近傍に、サイドウォール下基準線Jbからタイヤ外方に突出する凸部15bを具えている。
【0040】
ここで前記「サイドウォール上基準線Ja」とは、タイヤ最大巾点Pとトレッド外縁点TEとを通る円弧であって、前記タイヤ最大巾点Pを通るタイヤ軸方向線上にその中心を有している。又前記「サイドウォール下基準線Jb」とは、ビード部4の外面がリムフランジと離間する離間点P1とタイヤ最大巾点Pとを通る円弧であって、前記タイヤ最大巾点Pを通るタイヤ軸方向線上にその中心を有している。
【0041】
又各凸部15の頂部は、本例では、最大厚さ点Kを通って補強ゴム層9、10の内面9S、10Sに直交する最大厚さ線Xからの距離L3を10mm以下としている。
【0042】
なお前記凸部15は、タイヤの金型の当該部分に、この凸部15に合う凹み部を設けることにより形成される。加硫時には、風船状に脹らむブラダー等のよってタイヤ内腔面TSが押し圧されるため、金型に前記凹み部があると、カーカス6は、補強ゴム層9、10により押出され易くなり、前記屈曲部分12を容易に形成することができる。このとき、前記サイドウォールゴム13の前記厚さTを均一に保つことができ、又タイヤ表面の歪みも分散されるので、転がり抵抗や耐久性の面からも有利となる。
【0043】
なお前記サイドウォールゴム13は、低燃費性を確保するため、前記厚さTを0.5〜3.0mmの範囲、好ましくは1.0〜2.0mmの範囲とするのが良く、又損失正接(tan δ)を0.15以下、好ましくは0.06〜0.12の範囲とするのが良い。
【0044】
なお本発明では、内外の補強ゴム層9、10のうち、何れか一方のみ形成しても良く、特に外の補強ゴム層9は、内外の補強ゴム層10に比して、操縦安定性への向上効果が高く好ましい。又、カーカス6の内側にインナーライナゴムを設けても良く、係る場合には、前記補強ゴム層9、10は、インナーライナゴムの内側に配しても、又インナーライナゴムとカーカス6との間に配することもできる。
【0045】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0046】
【実施例】
タイヤサイズが195/65R15でありかつ図1に示す構成を有する低燃費タイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの転がり抵抗、操縦安定性、乗り心地性、ロードノイズ性能を測定し、その結果を表1に示す。テスト条件は次の通り。
【0047】
(1)転がり抵抗
転動抵抗試験機を用い、リム(15×6JJ)、内圧(200kPA)、荷重(4kN)の条件で転がり抵抗を測定し、従来例を100とする指数で示した。数値が小さいほど、転がり抵抗が少なく良好である。
【0048】
(2)操縦安定性及び乗心地性
試供タイヤを、リム(15×6JJ)、内圧(200kPA)の条件で乗用車両(2000cc)の全輪に装着するとともに、テストコースのドライアスファルト路面上にて走行させ、操縦安定性及び乗り心地性をドライバーの官能評価により従来例を6とする10点法で評価した。数値が大きいほど良好である。
【0049】
(3)ロードノイズ性能
前記乗用車両を用い、スムース路面を速度50km/hにて走行させ、運転席左耳許にてオーバーオールの騒音レベルdB(A)を測定した。
【0050】
【表1】
【0051】
実施例のタイヤは、低燃費性を維持しながら、操縦安定性及びロードノイズ性能を向上しうるのが確認できる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は叙上の如く構成しているため、転がり抵抗への犠牲を最小限に止める、或いは若干の転がり抵抗の低減を達成しながら、操縦安定性とロードノイズ性能とを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】外の補強ゴム層を拡大して示す断面図である。
【図3】内の補強ゴム層を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
9 外の補強ゴム層
10 内の補強ゴム層
15、15a、15b 凸部
K 最大厚さ点
Ja サイドウォール上基準線
Jb サイドウォール下基準線
P タイヤ最大巾点
P1 離間点
TE トレッド外縁点
Y タイヤ最大巾領域[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pneumatic tire having improved steering stability and road noise performance while maintaining low fuel consumption.
[0002]
[Background Art and Problems to be Solved by the Invention]
In recent years, as part of improving the global environment, development of fuel-efficient tires with reduced tire rolling resistance has been strongly demanded.
[0003]
This low fuel consumption tire is designed to have a very thin rubber thickness in each part of the tire in order to reduce the tire weight and suppress the heat generation due to the deflection of the tire, and the rubber material used is also from the viewpoint of durability and heat generation A relatively soft rubber compound is used. As a result, there are problems in that the vibration absorption such as road noise is inferior and the steering stability is deteriorated such that the longitudinal rigidity and lateral rigidity of the tire are lowered.
[0004]
The tire has the largest deflection near the tire maximum width point of the low-stiffness sidewall when the load is applied, but the rubber thickness is very thin near the tire maximum width point, so the contribution to rolling resistance is small. On the contrary, it is known that the buttress side portion and the bead side portion have a small rubber thickness but a large rubber thickness, so that the contribution to the rolling resistance is very large.
[0005]
Therefore, the present inventor proposed that the buttress side portion or the bead side portion be reinforced with a rubber layer having a relatively high hardness and a low heat generation property while leaving the vicinity of the tire maximum width point having low rigidity as it is. . Thereby, the bending of the reinforced buttress side portion or the bead side portion is reduced, and the deflection at the center of the sidewall is increased.
[0006]
At this time, by optimally setting the material, thickness, arrangement position, etc. of the rubber layer, the increase in rolling resistance of the entire tire is minimized, or in some cases, a slight reduction in rolling resistance is achieved. However, it has been found that improvement in steering stability can be realized at the same time by increasing rigidity due to the reinforcing effect.
[0007]
Also, by arranging the rubber layer on the inside of the carcass, the internal pressure sharing of the carcass along the rubber layer is reduced, and as a result, the tension of the carcass cord is partially reduced, thereby reducing vibration damping. It was also found that road noise performance was improved.
[0008]
That is, the present invention specifies steering rubber stability while minimizing the sacrifice of rolling resistance or achieving a slight reduction in rolling resistance by specifying the material, thickness, arrangement position, etc. of the rubber layer. The object is to provide a pneumatic tire that can improve road noise performance and is suitable as a fuel-efficient tire.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of
[0010]
In the invention of
[0011]
In the invention of
Provided in the vicinity of the maximum thickness point of the outer reinforcing rubber layer is a protrusion protruding outward from the tire from a reference line on the sidewall formed by an arc passing through the tire maximum width point and the tread outer edge point, or the inner In the vicinity of the maximum thickness point of the reinforcing rubber layer, a convex portion that protrudes outwardly from the sidewall lower reference line formed by an arc passing through a separation point where the outer surface of the bead portion is separated from the rim flange and the tire maximum width point It is characterized by comprising. According to a fourth aspect of the present invention, the radius of curvature RA of the bent portion is not more than 0.1 times the radius of curvature RB of the portion adjacent to the bent portion. In the invention of claim 4, the tire lumen surface of the sidewall portion approximates an arcuate curve having a center on a tire axial line passing through the tire maximum width point P in the 5% internal pressure state. It is characterized by a smooth curve.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a meridional sectional view showing a state (5% internal pressure state) in which a tire according to the present invention is a fuel-efficient tire and a rim is assembled to a normal rim and an internal pressure of 5% of the normal internal pressure is applied.
[0013]
The “regular rim” is a rim determined for each tire size in a standard system including a standard on which a tire is based. For example, a standard rim for JATMA and a “Design Rim” for TRA. Or ETRTO means "Measuring Rim". The “regular internal pressure” is the air pressure defined by the above standard. If it is JATMA, it is the maximum air pressure. "INFLATION PRESSURE" means 200 kPa in the case of passenger car tires.
[0014]
In the figure, a
[0015]
Further, the
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
Further, in this example, a so-called inner linerless tire in which the conventional inner liner rubber is eliminated by using a low air-permeable rubber composition for the topping rubber of the
[0020]
Here, as the low air permeability rubber composition, butyl rubber, halogenated butyl rubber, and low air permeability rubber such as isobutylene / paramethylstyrene copolymer halide are contained in a rubber base material in an amount of 25% by weight or more. Can be preferably used. Examples of the commercially available halide of isobutylene / paramethylstyrene copolymer include EXXPRO90-10, EXXPRO89-4 and EXXPRO93-5 manufactured by Exxon Chemical. Further, as the balance of the rubber base material, diene rubbers such as natural rubber, butadiene rubber, styrene / butadiene rubber, isoprene rubber, chloroprene rubber, acrylonitrile butadiene rubber can be used alone or in combination.
[0021]
The topping rubber may have a so-called two-layer structure in which only the tire lumen side is formed of a low air permeability rubber composition and the outside is formed of, for example, a diene rubber.
[0022]
In the present embodiment, at least one of the outer reinforcing
[0023]
The outer reinforcing
[0024]
As shown in an enlarged view in FIG. 2, the outer reinforcing
[0025]
In the outer reinforcing
[0026]
The outer reinforcing
[0027]
Next, the inner reinforcing
[0028]
As shown in the enlarged view of FIG. 3, the reinforcing
[0029]
In this example, the case where the radially
[0030]
Similarly, the reinforcing
[0031]
In the present embodiment, the tire lumen surface TS of the
[0032]
In such a
[0033]
On the other hand, since the reinforcing
[0034]
Here, if a reinforcing rubber layer is provided in the tire maximum width region Y, stress concentrates at the tire maximum width point, so it is difficult to suppress bending, but rather heat generation becomes excessive due to an increase in rubber thickness, This will cause a significant increase in rolling resistance.
[0035]
If the loss tangent (tan δ) of the reinforcing
[0036]
If the maximum thickness TM of the reinforcing
[0037]
Next, the
[0038]
At this time, the
[0039]
In other words, in the vicinity of the maximum thickness point K of the outer reinforcing
[0040]
Here, “the reference line Ja on the sidewall” is an arc passing through the tire maximum width point P and the tread outer edge point TE, and has its center on the tire axial line passing through the tire maximum width point P. ing. The "side wall lower reference line Jb" is an arc passing through the separation point P1 where the outer surface of the bead portion 4 is separated from the rim flange and the tire maximum width point P, and the tire passes through the tire maximum width point P. It has its center on an axial line.
[0041]
In addition, in this example, the top portion of each
[0042]
In addition, the said
[0043]
The
[0044]
In the present invention, only one of the inner and outer reinforcing
[0045]
As mentioned above, although especially preferable embodiment of this invention was explained in full detail, this invention is not limited to embodiment of illustration, It can deform | transform and implement in a various aspect.
[0046]
【Example】
A fuel-efficient tire with a tire size of 195 / 65R15 and the configuration shown in FIG. 1 is prototyped based on the specifications in Table 1, and the rolling resistance, steering stability, riding comfort, and road noise performance of each sample tire are measured. The results are shown in Table 1. The test conditions are as follows.
[0047]
(1) Rolling resistance Using a rolling resistance tester, rolling resistance was measured under the conditions of a rim (15 × 6JJ), internal pressure (200 kPA), and load (4 kN). The smaller the value, the less rolling resistance and the better.
[0048]
(2) Steering stability and riding comfort test tires are mounted on all wheels of a passenger vehicle (2000cc) under the conditions of rim (15 × 6JJ) and internal pressure (200kPA), and on the dry asphalt road surface of the test course. The vehicle was allowed to run, and the handling stability and ride comfort were evaluated by a 10-point method with the conventional example 6 based on the sensory evaluation of the driver. The larger the value, the better.
[0049]
(3) Road noise performance Using the passenger vehicle, a smooth road surface was run at a speed of 50 km / h, and the overall noise level dB (A) was measured at the left seat of the driver's seat.
[0050]
[Table 1]
[0051]
It can be confirmed that the tires of the examples can improve steering stability and road noise performance while maintaining low fuel consumption.
[0052]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it is possible to improve steering stability and road noise performance while minimizing the sacrifice of rolling resistance or achieving a slight reduction in rolling resistance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a tire according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged cross-sectional view showing an outer reinforcing rubber layer.
FIG. 3 is an enlarged sectional view showing an inner reinforcing rubber layer.
[Explanation of symbols]
2 Tread
Claims (5)
前記サイドウォール部に、前記カーカスの内面に沿いかつタイヤ最大巾点を中心としたタイヤ最大巾領域よりも半径方向外方で延在する外の補強ゴム層又は半径方向内方で延在する内の補強ゴム層を設けるとともに、
前記補強ゴム層は、損失正接(tan δ)が0.1以下かつゴム硬度が50度以上のゴムからなり、かつ最大厚さTMが1.0〜5.0mmの断面三日月状をなすとともに、この補強ゴム層の内面に沿った層巾W1を70mm以下とし、
しかも5%内圧状態において、前記カーカスの輪郭形状は、前記補強ゴム層の最大厚さTMをなす頂点である最大厚さ点Kにおいて、タイヤ外方に向かってく字状に折れ曲がって突出する屈曲部分を有することを特徴とする空気入りタイヤ。A pneumatic tire having a carcass extending from the tread portion through the sidewall portion to the bead core of the bead portion,
An inner side extending along the inner side of the carcass and extending outward in the radial direction from the tire maximum width region centered on the tire maximum width point or extending radially inward along the inner surface of the carcass. While providing a reinforcing rubber layer,
The reinforcing rubber layer is made of a rubber having a loss tangent (tan δ) of 0.1 or less and a rubber hardness of 50 degrees or more, and has a crescent cross section with a maximum thickness TM of 1.0 to 5.0 mm. The layer width W1 along the inner surface of this reinforced rubber layer is 70 mm or less ,
In addition, in the 5% internal pressure state, the contour shape of the carcass is a bent portion that is bent into a square shape and protrudes outward from the tire at the maximum thickness point K that is the apex forming the maximum thickness TM of the reinforcing rubber layer. a pneumatic tire characterized by having a.
前記外の補強ゴム層の最大厚さ点の近傍に、タイヤ最大巾点とトレッド外縁点とを通る円弧からなるサイドウォール上基準線からタイヤ外方に突出する凸部を具える、
又は前記内の補強ゴム層の最大厚さ点の近傍に、ビード部の外面がリムフランジと離間する離間点とタイヤ最大巾点とを通る円弧からなるサイドウォール下基準線からタイヤ外方に突出する凸部を具えることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。In the tire meridian cross section, the outer surface of the sidewall portion is
In the vicinity of the maximum thickness point of the outer reinforcing rubber layer, a convex portion protruding outward from the tire from the reference line on the sidewall formed by an arc passing through the tire maximum width point and the tread outer edge point is provided.
Alternatively, in the vicinity of the maximum thickness point of the inner reinforcing rubber layer, the outer surface of the bead portion protrudes outward from the sidewall lower reference line formed by an arc passing through a separation point where the bead portion is separated from the rim flange and the tire maximum width point. The pneumatic tire according to claim 1, further comprising a convex portion that performs the above operation.
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